JP4285178B2 - 画像再生装置、画像編集方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents
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Description
次に、ダビングを開始し、記憶した編集リストに基づいてマスタVTRおよびスレーブVTRの動作を制御して、指定した動画がスレーブVTR側にダビングされる。すなわち編集リストの一組目から順番に再生し、スレーブVTRにマスタVTRの再生画像を録画する。このようにして動画の編集が行われる。
画面上にはいくつかのウインドウがある。第1のウインドウ(プロジェクトウインドウ)には、複数の画像クリップが一覧表示できるように、各画像クリップの見出し画面とその内容を示すタイトルが表示される。第2のウインドウ(コンストラクションウインドウ)には、横軸に時間軸をとったトラックと呼ばれるエリアが、複数トラックを上下に重ねるように表示される。
一方、画像クリップの長さを調整するには、その画像クリップ中の編集イン点、編集アウト点を指定して、画像クリップの中から必要な範囲のみを選択する操作を行う。コンストラクションウインドウに配置された画像クリップは、時間軸に沿う大きさでその長さを表す。このとき、動画のフレームが時間軸のスケールに応じて引かれ、トラックに沿って整列表示される。このため操作者は、編集イン点、編集アウト点の画像を確認しながら調整することができる。
操作者は、トラックに表示された画像クリップの開始点または終了点の境界を、時間軸に沿って引き延ばしまたは縮小することで、画像クリップの開始点または終了点の位置を変更することができる。そして同時に、ハードディスクから画像クリップのデータが検索され、トラックの静止画フレームの表示が再構築される。以上のようにして画像クリップの順番および長さを指定することができる。
このようにして編集操作が行われると、操作者が再生を指示したとき、指定された長さと順番でハードディスクから画像クリップのデータが検索され、表示ウインドウに画像が表示され、編集結果を確認することができる。
さらには、画像の編集作業には複数の画像再生装置やPC等が必要となり、画像再生装置の単体での編集作業を行うことはできなかった。
また、他の目的は、記録、再生、画像編集を単体で行うことができるとともに、所望の画像を簡便かつ直感的な操作だけで選択して画像編集することが可能な画像再生装置を提供することにある。
また、画像データ記録手段と地図情報記録手段とは、同一の記録部材に配設されることを特徴とすることができる。画像データ記録手段および/または地図情報記録手段は、リムーバブルディスクであることを特徴とすることもできる。
さらにまた、指定受付手段によって指定が受け付けられた特定のサムネイルの順序付けを行う順序付け手段をさらに備え、画像データ読み出し手段は、この順序付け手段による順序に従って特定のサムネイルに対応する画像データを画像データ記録手段から読み出すこともできる。特に、表示手段は、順序付け手段によって決定された順序に従って、指定受付手段によって受け付けられた特定のサムネイルを表示する領域を有する構成とすることもできる。
なお、この記録媒体としては、例えばDVDやCD−ROM媒体等が該当し、DVDやCD−ROM読取装置等によってプログラムが読み取られ、フラッシュROM等にこのプログラムが格納されて実行される。
図1は本発明の一実施の形態である画像再生装置としてのビデオカメラ装置の回路ブロック図である。図1に示すように、本実施の形態のビデオカメラ装置は、画像データ出力手段の一例としての画像データ出力部10、表示手段の一例としての表示部20、ビデオカメラ装置の傾き角を検出するジャイロ検出手段の一例としてのジャイロ部30、ビデオカメラ装置の現在位置に関する情報を取得するための位置データ計測手段の一例としてのGPS受信部40、ビデオカメラ装置のシステム全体を制御するシステムコントロールマイコン50、システムコントロールマイコン50の作業用メモリ等として使用されるバッファRAM60、記録部70によって主要部が構成されている。そして、画像データ出力部10、ジャイロ部30、GPS受信部40、バッファRAM60、記録部70はシステム内部バス80によってシステムコントロールマイコン50に接続されている。
表示部20は、画像を表示する液晶ディスプレイ等で構成されるLCD表示パネル21、LCD表示パネル21への画像信号を制御するLCD制御部22で構成されている。
さらに記録部70における記録ディスク71は、本発明の一実施の形態としての記録媒体で構成することもでき、本発明のプログラムの一実施の形態としての制御プログラムを記憶しており、システムコントロールマイコン50がこの制御プログラムを読み込み実行することによって、本実施の形態の画像再生装置の各処理が行われるようになっている。
MPEG2コーデック部13においては、DSP12を介してCCD撮像部11から連続的に入力される画像データをMPEG2形式で圧縮符号化する。MPEG2は、フレーム内符号化モードとフレーム間符号化モードとを併せ持つ符号化形式であり、動きベクトル検出による動き補償予測技術が用いられている。動きベクトル検出では、入力フレーム内の注目ブロック毎に参照フレームの中から最も近似するブロックを探索するというブロック探索処理が行われる。探索されたブロックと注目ブロックとの空間的なずれ量が動きベクトルとして求められる。そして、この動きベクトルを基に参照フレームから入力フレームの画像が予測され、その予測画像と入力画像との誤差信号に対して直交変換、量子化、可変長符号化処理が施される。この動き補償予測技術により、フレーム間の相関を利用した高能率の圧縮符号化が実現されている。
また、再生動作のデータの流れは、モータに装着された記録ディスク71のデータを、ヘッド部72により読み取り、R/W回路73、信号処理回路74を介して、記録部70よりデジタルデータとして出力され、システムコントロールマイコン50の制御により、表示部20に出力される。
さらに、このバッファRAM60に1フレーム画像が記録された時点での、GPS受信部40によって測定された位置データや時刻データも、このフレーム画像に対応付けてバッファRAM60に記録する。
なお、サムネイルの作成は、位置データや時刻データ等と対応付けられて記録ディスク71に記録された画像データから、後段で述べるLCD表示パネル21に地図情報にマッピングさせて表示する際に、行うように構成することも可能である。
図3は、システムコントロールマイコン50が行う画像再生における処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、システムコントロールマイコン50は、読み出し手段、地図情報読み出し手段、画像読み出し手段として機能する。
まずシステムコントロールマイコン50は、記録ディスク71のデータ記録エリア71cからサムネイルに付加された位置データを読み出し、撮影画像が存在する位置の情報を取得する。そして、その取得した位置情報に基づいて、撮影画像が存在する位置を含む所定範囲の地図情報を記録ディスク71のプリレコードエリア71bから検索して読み出し、LCD表示パネル21に表示する(ステップS101)。その際に、LCD表示パネル21に表示される地図情報の一例を図4に示す。図4に示すように、LCD表示パネル21に表示される地図上には、撮影画像が存在する位置領域も同時に表示する。図4では、斜線で表示した領域が撮影画像の存在する位置領域を示している。
なお、LCD表示パネル21に表示する地図の範囲は任意に設定できるように構成することもでき、例えば、地図の縮尺を操作キー16等から指定することによって表示する地図の範囲を変更することができるように構成することもできる。
図5は、図4における表示された地図情報の中の破線で示した領域Xをズームアップした表示画像を示している。図5に示した表示画像では、地図情報が拡大され、その位置領域に含まれ、読み出された位置情報に基づいてマッピングされたサムネイルが地図情報上に表示される。図5に示したように、同じ場所で撮影した画像が多い場合等には、近接する位置領域においてサムネイルの数が多く存在することになるので、サムネイルが重なって表示される場合もある。
そして、再度、ステップS102において再生したい画像が含まれる位置領域が存在す領域を探索してズームアップするかどうかを判断し、ステップS103によって表示された地図情報の中に再生したい画像が含まれる位置領域における地図データをズームアップ処理して、再生したい画像に関するサムネイルを指定することができる。
これによって、撮影場所の詳細な情報を取得することができるので、撮影中であればその後の行動計画を容易に立てることができ、また、撮影後であれば、撮影した画像の詳細な検証を行うことも可能となる。
図7は、システムコントロールマイコン50が行う画像編集における処理の流れを示すフローチャートである。ここでのシステムコントロールマイコン50は、読み出し手段、地図情報読み出し手段、画像読み出し手段に加えて、指定受付手段、順序付け手段としても機能する。
そして、ステップS202で得られたジャイロ情報に基づいて、LCD表示パネル21に表示されているサムネイルを重ねた地図を上下左右にスクロールする(ステップS203)。例えば、ビデオカメラ装置を上側に振った場合には、地図を上側にスクロールする。また、ビデオカメラ装置を右側に振った場合には、地図を右側にスクロールする。このようにして、地図上にマッピングされたサムネイルの中から再生させたい画像クリップに関するサムネイルを含んだエリアを探すことができる。
例えば、ビデオカメラ装置が上側に振られた場合には、ジャイロ情報に応じて、画面Qは画面P上を相対的に上側に移動する。このように、ビデオカメラ装置を上下左右に振ることによって、画面Qを画面P上の任意の位置に移動させることが可能である。
続けて再生させたい画像クリップに関するサムネイルをタイムライン上に登録する場合は、図9に示したように、ステップS202からステップS205までの処理を繰り返し、タイムライン上にサムネイルを加えていく。図9では、サムネイルF、G、H、Iを加えた場合を示している。なお、すでにタイムライン上に登録されたサムネイルは、画面Pに表示させないように設定しておく。図9では、先にタイムライン上に登録されたサムネイルA、B、C、D、Eは、画面Pに表示されない。このように、すでにタイムライン上に登録されたサムネイルを表示させないことにより、重複してサムネイルが選択されることを防ぐことができる。
図10は、画面Pをズームアップして、画面Qに表示されるサムネイルの縮尺を拡大しながらサムネイルを選択する場合を示している。この場合は、画面QにおいてサムネイルF、Hが選択され、すでにタイムライン上に登録されているサムネイルA、B、D、C、Eに続けて、撮影した経路順にサムネイルF→Hと登録される。
また、図11は、画面Pをズームダウンして、画面Qに表示されるサムネイルの縮尺を縮小しながらサムネイルを選択する場合を示している。この場合は、画面QにおいてサムネイルF、G、H、I、J、K、Lが選択され、すでにタイムライン上に登録されているサムネイルA、B、D、C、Eに続けて、撮影した経路順にサムネイルF→G→H→I→J→K→Lと登録される。
そして、図12に示したように、LCD表示パネル21上のタイムラインには、選択されたサムネイルが撮影した経路順(時系列)に整列されて表示される。
そして、操作キー16の任意のボタンを押すことによって(ステップS208)、タイムラインに登録されたサムネイルの順序に従い、そのサムネイルが作成された画像クリップが再生される(ステップS209)。
このように、本実施の形態のビデオカメラ装置では、地図情報と撮影された画像データとを有機的に結び付けながら、再生させたい画像を選択することができる。
なお、ステップS207において画像データとともに編集データを記録ディスク71に記録しておくことによりライブラリ化を図ることも可能である。そして、この画像データとともに編集データが記録された記録ディスク71をビデオカメラ装置に装填するだけで、記録された編集データに基づき、何度でも編集された画像を再生することもできる。
さらに、画像の撮影、再生、および編集がビデオカメラ装置単体で行うことができるので、シームレスな操作ができ、利便性の向上を図ることも可能となった。
Claims (11)
- 撮影された画像データが記録されるとともに当該画像データが撮影された際の位置に関するデータが記録される画像データ記録手段から、当該位置に関するデータと当該画像データの中のサムネイルとを読み出す読み出し手段と、
地図情報が記録された地図情報記録手段から地図情報を読み出す地図情報読み出し手段と、
前記地図情報読み出し手段から読み出された前記地図情報に前記読み出し手段により読み出された複数の前記サムネイルをマッピングさせて表示する表示手段と、
前記表示手段によって前記地図上にマッピングさせて表示された前記複数のサムネイルの中から特定のサムネイルに対する指定を受け付ける指定受付手段と、
前記指定受付手段によって指定が受け付けられた複数の前記特定のサムネイルを時系列に沿って並べ替える並べ替え手段と、
前記指定受付手段によって受け付けられた指定順で、かつ各指定における複数の前記特定のサムネイルを前記並べ替え手段による並べ替えに従って、前記表示手段に表示させる指示手段と、
前記指示手段によって前記表示手段に表示されるサムネイルの順番に従って、当該サムネイルに対応する画像データを、前記画像データ記録手段から読み出す画像データ読み出し手段と
を備えたことを特徴とする画像再生装置。 - 前記表示手段は、前記地図上にマッピングさせて表示された前記複数のサムネイルのうち、前記指定受付手段によって指定が受け付けられた前記特定のサムネイルを当該地図上から消去することを特徴とする請求項1記載の画像再生装置。
- 前記指示手段による前記サムネイルの表示の順番のデータを前記画像データ記録手段に書き込む書き込み手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像再生装置。
- 被写体からの光学情報に基づき画像データを出力する画像データ出力手段と、前記位置に関するデータを計測する位置データ計測手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像再生装置。
- 撮影された画像データが記録されるとともに当該画像データが撮影された際の位置に関するデータが記録される画像データ記録手段から、当該位置に関するデータと当該画像データの中のサムネイルとを読み出す読み出しステップと、
地図情報が記録された地図情報記録手段から地図情報を読み出す地図情報読み出しステップと、
前記地図情報読み出しステップにおいて読み出された前記地図情報に前記読み出しステップにおいて読み出された複数の前記サムネイルをマッピングさせて表示する表示ステップと、
前記表示ステップによって前記地図上にマッピングさせて表示された前記複数のサムネイルの中から特定のサムネイルに対する指定を受け付ける指定受付ステップと、
前記指定受付ステップによって指定が受け付けられた複数の特定のサムネイルを時系列に沿って並べ替える並べ替えステップと、
前記指定受付ステップによって受け付けられた指定順で、かつ各指定における複数の前記特定のサムネイルを前記並べ替えステップによる並べ替えに従って、表示させる指示ステップと、
前記指示ステップによって表示されるサムネイルの順番に従って、当該サムネイルに対応する画像データを前記画像データ記録手段から読み出す画像データ読み出しステップと
を含むことを特徴とする画像編集方法。 - 前記地図上にマッピングさせて表示された前記複数のサムネイルのうち、前記指定受付ステップによって指定が受け付けられた前記特定のサムネイルを当該地図上から消去する消去ステップをさらに含むことを特徴とする請求項5記載の画像編集方法。
- 前記指示ステップによる前記サムネイルの表示の順番のデータを前記画像データ記録手段に書き込む書き込みステップをさらに含むことを特徴とする請求項5記載の画像編集方法。
- コンピュータを制御して画像再生を行うプログラムであって、
撮影された画像データが記録されるとともに当該画像データが撮影された際の位置に関するデータが記録される画像データ記録手段から、当該位置に関するデータと当該画像データの中のサムネイルとを読み出す処理と、
地図情報が記録された地図情報記録手段から地図情報を読み出す処理と、
前記地図情報に複数の前記サムネイルをマッピングさせて表示する処理と、
前記地図情報上にマッピングさせて表示された前記複数のサムネイルの中から特定のサムネイルに対する指定を受け付ける処理と、
指定が受け付けられた複数の特定のサムネイルを時系列に沿って並べ替える処理と、
前記指定を受け付ける処理によって受け付けられた指定順で、かつ各指定における複数の前記特定のサムネイルを前記並べ替える処理に従って、表示する処理と、
前記表示する処理における前記サムネイルの表示の順番に従って、当該サムネイルに対応する画像データを前記画像データ記録手段から読み出す処理と
を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 前記地図情報上にマッピングさせて表示された前記複数のサムネイルのうち、前記指定を受け付ける処理によって指定が受け付けられた前記特定のサムネイルを当該地図上から消去する処理をさらに前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項8記載のプログラム。
- 前記表示する処理による前記サムネイルの表示の順番のデータを前記画像データ記録手段に書き込む処理をさらに前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項8記載のプログラム。
- コンピュータが読み取り可能なプログラムを記録した記録媒体であって、
前記プログラムが、
撮影された画像データが記録されるとともに当該画像データが撮影された際の位置に関するデータが記録される画像データ記録手段から、当該位置に関するデータと当該画像データの中のサムネイルとを読み出す処理と、
地図情報が記録された地図情報記録手段から地図情報を読み出す処理と、
前記地図情報に複数の前記サムネイルをマッピングさせて表示する処理と、
前記地図情報上にマッピングさせて表示された前記複数のサムネイルの中から特定のサムネイルに対する指定を受け付ける処理と、
指定が受け付けられた複数の特定のサムネイルを時系列に沿って並べ替える処理と、
前記指定を受け付ける処理によって受け付けられた指定順で、かつ各指定における複数の前記特定のサムネイルを前記並べ替える処理に従って、表示する処理と、
前記表示する処理による前記サムネイルの表示の順番に従って、当該サムネイルに対応する画像データを前記画像データ記録手段から読み出す処理と
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする記録媒体。
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