JP4283254B2 - ガス化溶融システムの運転制御方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、都市ごみや産業廃棄物等の廃棄物を処理するためのガス化溶融システムの運転を制御する技術に関するものである。
従来、廃棄物を処理するための手段として、流動化ガスにより流動層が形成される流動床式ガス化炉と、その後段の溶融炉とを備えたガス化溶融システムが知られている。前記流動床式ガス化炉は、その流動層に投入された廃棄物を燃焼させて熱分解ガスを生成し、前記溶融炉は、前記流動床式ガス化炉により生成された熱分解ガスをさらに燃焼させて同ガス中の灰分を溶融させることにより溶融スラグを生成し、排出する。この溶融炉で生成された高温燃焼ガスは、後段のボイラで熱回収処理された後、減温塔やバグフィルタ等に順次送られた後に系外に排出される。
ところで、このようなガス化溶融システムでは、その運転状態を安定化(例えば流動床式ガス化炉の流動層温度や溶融炉の運転温度を安定化)させるべく、前記廃棄物の投入量を制御することが求められる。その手段として、特許文献1では、前記溶融炉からの熱排出流量として前記ボイラの蒸気流量を監視し、その蒸気流量を一定にするように給じん量を操作する制御技術が開示されている。
特開2004−20049号公報
前記システムが導入される廃棄物処理施設のうち、例えば人口の少ない地方都市に設けられるような小規模の廃棄物処理施設においては、前記ボイラを省略して、前記溶融炉を含む高温燃焼装置とその後段の減温塔とを例えばダクトを介して接続するシステムが採用されることがある。このようにボイラを有しないシステムでは、前記特許文献1に記載される制御技術を適用することができない。
本発明は、このような事情に鑑み、ガス化溶融システムにおいて、ボイラの有無にかかわらず、その運転状態を安定させるための適正な制御を行うことを可能にする技術の提供を目的とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、被処理物を熱分解して熱分解ガスを生成するガス化炉と、このガス化炉内に前記被処理物を搬入する被処理物搬入手段と、このガス化炉で生成された熱分解ガス中の可燃成分を燃焼させて同ガス中の灰分を溶融させる溶融炉を含む高温燃焼装置と、この高温燃焼装置から排出されるガスに冷却水を供給して当該ガスの温度を低下させる減温塔とを備えたガス化溶融システムにおいて、前記減温塔の出口温度が予め設定された目標値に近づくように当該減温塔における冷却水の供給流量を操作する減温塔制御手段と、この減温塔制御手段により操作される冷却水供給流量が予め設定された目標値に近づくように前記被処理物搬入手段における搬入速度を操作するシステム制御手段とを備え、このシステム制御手段は、前記冷却水供給流量の目標値を当該ガス化溶融システムの運転状態から推測される前記被処理物の単位重量当たりの発熱量が大きいほど増大させる補正をするものである。
また本発明は、被処理物を熱分解して熱分解ガスを生成するガス化炉と、このガス化炉内に前記被処理物を搬入する被処理物搬入手段と、このガス化炉で生成された熱分解ガス中の可燃成分を燃焼させて同ガス中の灰分を溶融させる溶融炉を含む高温燃焼装置と、この高温燃焼装置から排出されるガスに冷却水を供給して当該ガスの温度を低下させる減温
塔とを備えたガス化溶融システムの運転を制御する方法であって、前記減温塔の出口温度が予め設定された目標値に近づくように当該減温塔における冷却水の供給流量を操作する一方、その操作する冷却水供給流量が予め設定された目標値に近づくように前記被処理物搬入手段における搬入速度を操作し、かつ、前記冷却水供給流量の目標値を当該ガス化溶融システムの運転状態から推測される前記被処理物の単位重量当たりの発熱量が大きいほど増大させる補正をするものである。
これらの構成によれば、前記減温塔においてその出口温度が予め設定された目標値に近づくように冷却水の供給流量を操作する制御が行われるので、高温燃焼装置から前記減温塔への排出熱流量が増えると、前記冷却水の供給流量も増大することになる。よって、この冷却水供給流量を予め設定された目標値に近づけるように被処理物搬入手段における搬入速度を操作することにより、ボイラの有無に関係無く、ガス化溶融システムの運転状態を効果的に安定化させる制御を行うことが可能になる。
ここで、前記減温塔制御手段は、冷却水供給源とこの冷却水供給源から供給される冷却水を塔内に噴霧する冷却水噴霧部との間に設けられ、前記冷却水供給源から前記冷却水噴霧部への冷却水の供給流量を変化させるバルブと、前記減温塔の出口温度が予め設定された目標値に近づくように前記バルブを操作する流量操作手段とを含むものが好適である。この場合、前記バルブの開度を前記冷却水供給流量に対応する値として制御対象に設定するようにしてもよいが、当該バルブの開度と冷却水供給流量との対応は厳密には必ずしも一定していない。これに対し、前記冷却水供給源と前記冷却水噴霧部との間に当該バルブから当該冷却水噴霧部への冷却水供給流量を検出する流量検出手段を設け、この流量検出手段により検出される冷却水供給流量が予め設定された目標値に近づくように前記被処理物搬入手段による搬入速度を操作すれば、より適正な制御を実現することができる。
また、複数の減温塔が配置されたガス化溶融システムにおいては、前記各減温塔について、その出口温度が予め設定された目標値に近づくように当該減温塔における冷却水の供給流量を操作する一方、当該各減温塔で操作する冷却水供給流量の総和が予め設定された目標値に近づくように前記被処理物搬入手段における搬入速度を操作し、かつ、前記冷却水供給流量の総和の目標値を当該ガス化溶融システムの運転状態から推測される前記被処理物の単位重量当たりの発熱量が大きいほど増大させる補正をするようにしてもよい。その装置構成としては、前記各減温塔に設けられ、当該減温塔の出口温度が予め設定された目標値に近づくように当該減温塔における冷却水の供給流量を操作する減温塔制御手段と、これらの減温塔制御手段によりそれぞれ操作される冷却水供給流量の総和が予め設定された目標値に近づくように前記被処理物搬入手段における搬入速度を操作するシステム制御手段とを備え、このシステム制御手段が、前記冷却水供給流量の総和の目標値を当該ガス化溶融システムの運転状態から推測される前記被処理物の単位重量当たりの発熱量が大きいほど増大させる補正をするものとしてもよい。
この場合も、前記各減温塔制御手段は、冷却水供給源とこの冷却水供給源から供給される冷却水を塔内に噴霧する冷却水噴霧部との間に設けられ、前記冷却水供給源から前記冷却水噴霧部への冷却水の供給流量を変化させるバルブと、前記減温塔の出口温度が予め設定された目標値に近づくように前記バルブを操作する流量操作手段とを含み、かつ、前記各冷却水供給源と前記各冷却水噴霧部との間には当該バルブから当該冷却水噴霧部への冷却水供給流量を検出する流量検出手段が設けられ、前記システム制御手段は、前記各流量検出手段により検出される冷却水供給流量の総和が予め設定された目標値に近づくように前記被処理物搬入手段による搬入速度を操作するものが、好適である。
また本発明は、被処理物を熱分解して熱分解ガスを生成するガス化炉と、このガス化炉内に前記被処理物を搬入する被処理物搬入手段と、このガス化炉で生成された熱分解ガス中の可燃成分を燃焼させて同ガス中の灰分を溶融させる溶融炉を含む高温燃焼装置とを備えたガス化溶融システムの運転を制御する方法であって、前記高温燃焼装置から排出されるガスの温度及び前記高温燃焼ガスからのガス排出流量に相当する値を検出し、これらの検出値から求められる熱流量が予め設定された目標値に近づくように前記被処理物搬入手段における搬入速度を操作し、かつ、前記熱流量の目標値を当該ガス化溶融システムの運転状態から推測される前記被処理物の単位重量当たりの発熱量が大きいほど増大させる補正をするものである。
また本発明は、被処理物を熱分解して熱分解ガスを生成するガス化炉と、このガス化炉内に前記被処理物を搬入する被処理物搬入手段と、このガス化炉で生成された熱分解ガス中の可燃成分を燃焼させて同ガス中の灰分を溶融させる溶融炉を含む高温燃焼装置とを備えたガス化溶融システムにおいて、前記高温燃焼装置から排出されるガスの温度を検出する温度検出手段と、前記高温燃焼ガスからのガス排出流量に相当する値を検出する排出流量検出手段と、前記温度検出手段及び前記排出流量検出手段の検出値から求められる熱流量が予め設定された目標値に近づくように前記被処理物搬入手段における搬入速度を操作するシステム制御手段とを備え、このシステム制御手段は、前記熱流量の目標値を当該ガス化溶融システムの運転状態から推測される前記被処理物の単位重量当たりの発熱量が大きいほど増大させる補正をするものである。
この装置においても、ボイラの有無にかかわらず、前記温度検出手段及び前記排出流量検出手段の検出値から求められる熱流量が予め設定された目標値に近づくように前記被処理物搬入手段における搬入速度を操作することによって、システムの運転状態を安定化させる制御を実現することができる。
ここで、前記排出流量検出手段は、高温燃焼装置から排出される高温ガスの排出流量を直接検出するものでもよいが、前記高温燃焼装置の下流側に、当該高温燃焼装置の排出ガスの温度を低下させる減温塔が設けられている場合には、この減温塔により減温された後のガスの流量を検出する位置に前記排出流量検出手段を設けることにより、当該排出流量検出手段が高熱によりダメージを受けるのを回避することができる。
前記各方法及び装置では、冷却水供給流量や熱流量の目標値当該ガス化溶融システムの運転状態から推測される前記被処理物の単位重量当たりの発熱量が大きいほど増大させる補正をするので、当該発熱量の大小にかかわらず一定以上の被処理物の搬入速度すなわち一定以上の単位時間当たりの被処理物の処理量を確保することが可能である。
以上のように、本発明によれば、減温塔制御手段により操作される冷却水供給流量や、高温燃焼装置の排出ガス温度及びガス排出流量から求められる熱流量を制御量として設定することにより、ボイラの有無にかかわらず、ガス化溶融システムの運転状態を安定化させるための適正な制御を行うことができる効果がある。また、冷却水供給流量や熱流量の目標値を当該ガス化溶融システムの運転状態から推測される前記被処理物の単位重量当たりの発熱量が大きいほど増大させる補正をすることにより、当該発熱量の大小にかかわらず一定以上の被処理物の搬入速度すなわち一定以上の単位時間当たりの被処理物の処理量を確保することができる。
本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すガス化溶融システムは、その前段側から順に、給じん機10と、流動床式ガス化炉12と、高温燃焼装置14と、第1減温塔16Aと、空気予熱装置18と、第2減温塔16Bと、バグフィルタ22と、誘引送風機24と、煙突26とを備えている。
前記給じん機10は、ごみホッパ11を有し、このごみホッパ11に投入されたごみをスクリュコンベアの回転駆動によって流動床式ガス化炉12に搬入する被処理物搬入手段を構成する。
この流動床式ガス化炉12の炉床には、砂等の流動粒子による流動層28が形成され、この流動層28の温度を例えば450〜650℃に維持しながら、当該流動層28に投入されたごみを低温熱分解すなわち一次燃焼させる運転が行われる。前記ごみに含まれる不燃物は前記流動粒子とともに炉底より抜き出され、その後段で前記流動粒子と分離される。分離された流動粒子は前記流動層28に戻されて再利用される。
前記高温燃焼装置14は、縦方向に延びる溶融炉30と、その後段の二次燃焼室32及び二次空気予熱器34とが並設された構成となっている。
前記溶融炉30では、前記流動床式ガス化炉12から送られてくる熱分解ガスがさらに燃焼処理される。具体的には、前記溶融炉30内に燃焼用空気による旋回流が形成されて例えば約1300℃での高温燃焼が行われ、その熱により前記熱分解ガス中の灰分が炉壁上で溶融してスラグとなり、当該炉壁を伝って高温燃焼装置14の底部の出滓口36から排出される。この溶融スラグは、スラグ水冷装置38等により冷却処理を受けた後、特定箇所へ回収される。
前記二次燃焼室32は、前記出滓口36を挟んで前記溶融炉30と反対の側に設けられ、この溶融炉30から導入されるガスをさらに二次燃焼させる役割を担う。前記二次空気予熱器34は、前記二次燃焼室32の下流側であってその上側に配置され、二次燃焼室32から上昇するガスを後述の空気予熱装置18から送られてくる空気と熱交換させることにより、前記ガスを減温させるとともに前記空気を昇温させて二次空気とする役割を担う。ここで昇温された二次空気は前記流動床式ガス化炉12や溶融炉30の適所に供給される。これら二次燃焼室32及び二次空気用予熱器34においても、その内壁面に接触した灰分は溶融してスラグ化する可能性があるが、そのスラグも当該内壁面を伝って前記出滓口36から排出される。
なお、本発明において前記二次空気用予熱器34は適宜省略が可能である。
図示の高温燃焼装置14では、前記二次空気用予熱器34の下流側、すなわち上側に、ガス排出口40が設けられ、このガス排出口40と前記第1減温塔16Aの塔頂のガス入口42とがダクト58を介して接続されている。
前記第1減温塔16Aは、前記ガス入口42から導入される高温燃焼ガスを塔内に噴霧される冷却水と接触させながら流下させることにより例えば約300℃〜400℃まで減温させ、空気予熱装置側に排出する。
空気予熱装置18は、その上流側(図例では下側)から順に、二次空気予熱器44、押込空気予熱器46、及び白煙防止用空気加熱器48を備え、前記第1減温塔16Aから排出されるガスと供給される空気との熱交換により、前記ガスの温度を降下させるとともに供給空気を予熱するように構成されている。
前記二次空気予熱器44には、二次送風機50から送出される空気が導入され、この空気は前記二次空気予熱器44で予熱されてから前記高温燃焼装置14の二次空気予熱器34に送り込まれる。同様に押込空気予熱器46には、押込送風機52から送出される空気が導入され、この空気は前記押込空気予熱器46で予熱されてから前記流動床式ガス化炉12の炉底に押込空気(流動化用ガス)として送り込まれる。また、前記白煙防止用空気加熱器48には白煙防止用送風機54から送出される空気が導入され、この空気は空気再加熱器56で再加熱された後に前記煙突26の下部に導入される。
前記空気予熱装置18を通過したガスは、第2減温塔16Bでさらに150℃〜200℃程度まで冷却された後、バグフィルタ22に送られ、前記誘引送風機24から前記煙突26を通じて系外に排出される。
なお、本発明において前記空気予熱装置18や第2減温塔16Bも必ずしも要さず、例えば前記第1減温塔16Aにおいてガス温度を十分降下させることが可能であれば当該第1減温塔16Aに直接バグフィルタ22を接続するようにしてもよい。
次に、このガス化溶融システムに設けられる運転制御装置を図2を参照しながら説明する。
前記各減温塔16A,16Bにおいては、冷却水供給源60から供給される冷却水を塔内に噴霧するノズル62A,62Bがそれぞれ設けられるとともに、減温塔制御手段として、前記冷却水供給源60と各ノズル62A,62Bとの間にそれぞれ介在するバルブ64A,64Bと、各減温塔16A,16Bの出口温度を検出する出口温度センサ66A,66Bと、マイクロコンピュータ等からなる流量操作手段68A,68Bとが設けられている。各流量操作手段68A,68Bは、前記各出口温度センサ66A,66Bによりそれぞれ検出される減温塔出口温度が予め設定された目標値に近づくように前記各バルブ64A,64Bの開度を変化させて前記冷却水供給源60から各ノズル62A,62Bへの冷却水供給流量の操作を行う。すなわち、前記流量操作手段68A,68Bは、前記減温塔出口温度を目標値に近づけるためのフィードバック制御(例えばPID制御)を実行する。
さらに、前記各減温塔16A,16Bにおけるバルブ64A,64Bとノズル62A,62Bとの間にはそれぞれ流量計70A,70Bが設けられている。これらの流量計70A,70Bは、前記バルブ64A,64Bから前記ノズル62A,62Bへの冷却水の供給流量をそれぞれ検出するものであり、例えば電磁式流量計が好適であるが、他の流量計例えばオリフィス式流量計の適用も可能である。これらの流量計70A,70Bにより生成される流量検出信号がシステム制御手段72に入力されるようになっている。
システム制御手段72は、マイクロコンピュータ等で構成され、前記流量計70A,70Bによりそれぞれ検出される冷却水供給流量の総和が予め設定された目標値に近づくように、前記給じん機10に設けられた搬入駆動モータ74の回転速度を変化させる。すなわち、このシステム制御手段72は、前記給じん機10による廃棄物の搬入駆動速度を操作することにより、前記冷却水供給流量の総和を一定の目標値に近づける制御を実行する。
この制御は、一般的なフィードバック制御(例えばPID制御)であってもよいが、前記搬入駆動速度と冷却水供給流量の関係のようにむだ時間がある場合には、未来の挙動を予測して制御するモデル予測制御を行うことが好ましい。
その例を図3及び図4を参照しながら説明する。ただし、以下の説明では、その説明の簡略化のため、むだ時間を0とした場合について説明する。
図3に示すフローチャートは、一定のサンプリング周期毎に繰り返される演算制御動作を示したものであり、その内容は次のとおりである。
ステップS1:現時点から遡って過去n回にわたり設定した搬入駆動速度と、その応答出力である冷却水供給流量(すなわち現時点から遡って過去n回の冷却水供給流量)の総和のモデル予測値とから、現在の搬入駆動速度を維持した場合すなわち搬入駆動速度を変更しない場合の冷却水供給流量の予測値を演算する。この予測値は、例えば次式に示すような予測モデルの式に基づき算出される。
(k)=a(k−1)+a(k−2)+…+a(k−n)
+bu(k−1)+bu(k−2)+…+bu(k−n)
ここで、kは制御開始から現時点までのサンプリング回数、y(k)はk回目すなわち現時点での制御出力(すなわち冷却水供給流量)のモデル予測値、y(k−m)は現時点からm回前の制御出力(すなわち冷却水供給流量)のモデル予測値、u(k−m)は現時点からm回前の制御入力(すなわち搬入駆動速度)の値、a〜a及びb〜bは適当なモデル係数である。
このような予測モデルに基づき、現時点からp回目に至るまでのモデル予測値y(k),y(k+1),…,y(k+p)を演算する。
ステップS2:現時点での冷却水供給流量の総和の実測値y(k)と、前記ステップS1で求めた現時点でのモデル予測値y(k)との差を演算し、これを予測誤差(図4)とする。
ステップS3:前記予測誤差に基づいて予測値を修正する。すなわち、図4に示すように、前記ステップS1で求めた予測値を前記予測誤差分だけシフトする。この操作により、流量計70A,70Bにより検出された冷却水供給流量を加味した制御が実現される。
ステップS4:現時点での実際の冷却水供給流量を現時点からp回目に至るまでの期間で目標値に近づけるための目標軌道を生成する。この目標軌道は、例えば図4に示すように漸次的に目標値に近づく軌道とする。
ステップS5:前記目標軌道と前記ステップS3で修正した後の予測値との差を求め、その差を埋めるための搬入駆動速度を決定する。この搬入駆動速度は、例えば最小自乗法による数値計算により求めることが可能である。
以上示したステップS1〜S5の動作をサンプリング周期毎に繰り返すことにより、むだ時間を考慮できる運転制御を行うことが可能になる。
このような運転制御装置によれば、ガス化溶融システムがボイラを具備するか否かに関係なく、各減温塔において操作される冷却水供給流量を目標値に近づける制御を実行することにより、ガス化溶融システムの運転状態を効果的に安定させることができる。
図5は、給じん機10の搬入駆動速度、冷却水供給流量の総和、流動床式ガス化炉12における流動層(砂層)28の温度、及び溶融炉30の温度の時間変化を示したグラフであり、このうち、同図前半部は給じん機10の搬入駆動速度を手動操作で調節したときの時間変化を示し、同図後半部は前記冷却水供給流量を目標値に近づけるための運転制御(モデル予測制御)を実行したときの時間変化を示したものである。
図示のように、給じん機10を手動操作する場合に比べ、前記の運転制御を実行することにより砂層温度及び溶融炉温度の変動は著しく低減しており、システム運転状態が安定化していることが理解できる。
なお、図1に示すガス化溶融システムは、2つの減温塔16A,16Bを具備するものとなっているが、3つ以上の減温塔を具備するシステムにおいても、それらの減温塔における冷却水供給流量の総和を制御量として設定するようにすればよい。逆に、冷却水供給流量がガス化溶融運転状態にあまり影響を受けない減温塔(一般には後段側の減温塔;図1では第2減温塔16B)が存する場合には、特定の減温塔の冷却水供給流量のみを制御用に採択してもよい。単一の減温塔のみを具備するシステムにおいては当該減温塔の冷却水供給流量を用いればよいことはいうまでもない。
また、このような冷却水供給流量の他、高温燃焼装置14の排出熱流量を検出してその検出値が目標値に近づくように廃棄物の搬入駆動速度を操作する制御を行うようにしても、前記と同様にシステムの運転状態を安定化させることが可能である。
前記排出熱流量としては、例えば、前記高温燃焼装置14の排出ガスの温度と、当該排出ガスの排出流量との積を取り込むようにすればよい。ここで、後者の排出流量については、前記高温燃焼装置14から排出されるガスの流量を直接検出する(例えばダクト58における流量を検出する)ようにしてもよいが、一般に前記排出ガスは高温(例えば800℃〜900℃)であって当該排出ガスに流量センサが直接接触すると当該流量センサがダメージを受け易いので、当該流量センサの配設位置は例えば減温塔16A,16Bにより冷却された後のガス流量を検出する位置に設定するのが、より好ましい。図1に示すシステムの場合、誘引送風機24から吐出されるガスの流量を検出する位置に流量センサを設けるようにすれば、当該吐出ガスは低温であるのに加えてそのガス中の異物がバグフィルタ22で除去された状態にあるため、流量センサのさらなる延命を図ることが可能になる。
このような構成を具備する制御装置の例を図6に示す。図示の排出ガス温度センサ(温度検出手段)76は、高温燃焼装置14のすぐ下流側の位置、例えばダクト58の適所に設けられ、当該位置における排出ガスの温度を検出する。また、排出流量センサ(排出流量検出手段)78は、前記誘引送風機24と煙突26との間に配設され、その配設位置における排出ガスの流量を検出する。この排出流量センサ78としてはピトー管を含んだもの等が好適である。
システム制御手段72は、前記排出ガス温度センサ76による排出ガス温度の検出値と、前記排出流量センサ78による排出ガス流量の検出値との積を高温燃焼装置14の排出熱流量に対応するパラメータとして演算し、その演算値が予め設定された目標値に近づくように搬入駆動モータ74の回転速度を操作する制御を行う。この制御としては、前記図2に示した実施形態と同様、むだ時間の考慮が可能なモデル予測制御を行うようにしてもよいし、単純なフィードバック制御(例えばPID制御)を実行するようにしてもよい。
なお、以上示した各制御において用いられる目標値(冷却水供給流量の目標値や排出熱流量に対応するパラメータの演算値の目標値)は、終始一定の値に固定するようにしてもよいが、システムの運転状態に応じて適宜補正するようにしてもよい。
例えば、前記冷却水供給流量は、ごみの投入量が同じであってもそのごみの単位重量当たりの発熱量によって変わる(当該発熱量が大きいほど冷却水供給流量が増大する)ため、その単位重量当たりのごみの発熱量にかかわらず単位時間当たりのごみの処理量を一定以上確保するためには、前記目標値を、排ガス温度や排ガス流量といったプラントの運転状態を示すパラメータから推測されるごみの発熱量に応じて自動的に補正する(すなわち単位重量当たりのごみの発熱量が大きいほど前記目標値を増大させる)ことが、より好ましい。
具体的には、例えば特開2004−37049号公報に示されるように、高温燃焼装置14の排出ガスの流量と、当該排出ガスの温度と、当該排ガスの比熱との積に基づいてごみの発熱量を演算し、これを例えばクレーンによるごみ掴み量で除することにより単位重量当たりのごみの発熱量の推測値を演算し、その推測した発熱量が大きいほど前記目標値を増大させるような補正をすればよい。
また、前記溶融炉30において図1に示すバーナ31による補助燃焼運転を行う場合、当該バーナ31への補助燃料(例えば重油)の供給量が増えると、廃棄物搬入量が少なくても減温塔16A,16Bの冷却水供給流量や高温燃焼装置14の排出熱流量は増えることになるので、前記補助燃料供給量の増大に伴って前記目標値を増大させる補正を行うようにすればよい。あるいは、逆に、補助燃料供給量の増大に伴って制御量(冷却水供給流量や熱流量)を減少させる補正を行うようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係るガス化溶融システムの全体構成図である。 前記ガス化溶融システムに設けられる運転制御装置の構成を示す図である。 前記運転制御装置において行われる制御動作を示すフローチャートである。 前記運転制御装置において行われるモデル予測制御の内容を説明するためのグラフである。 前記運転制御装置による運転制御が行われる前と行われた後での運転状態の時間変化を示すグラフである。 本発明の別の実施の形態に係るガス化溶融システムの運転制御装置の構成を示す図である。
符号の説明
10 給じん機(被処理物搬入手段)
12 流動床式ガス化炉
14 高温燃焼装置
16A 第1減温塔
16B 第2減温塔
24 誘引送風機
28 流動層
30 溶融炉
40 ガス排出口
60 冷却水供給源
62A,62B ノズル
64A,64B バルブ
66A,66B 出口温度センサ
68A,68B 流量操作手段
70A,70B 流量計(流量検出手段)
72 システム制御手段
74 搬入駆動モータ
76 排出ガス温度センサ(温度検出手段)
78 排出流量センサ(排出流量検出手段)

Claims (9)

  1. 被処理物を熱分解して熱分解ガスを生成するガス化炉と、このガス化炉内に前記被処理物を搬入する被処理物搬入手段と、このガス化炉で生成された熱分解ガス中の可燃成分を燃焼させて同ガス中の灰分を溶融させる溶融炉を含む高温燃焼装置と、この高温燃焼装置から排出されるガスに冷却水を供給して当該ガスの温度を低下させる減温塔とを備えたガス化溶融システムの運転を制御する方法であって、前記減温塔の出口温度が予め設定された目標値に近づくように当該減温塔における冷却水の供給流量を操作する一方、その操作する冷却水供給流量が予め設定された目標値に近づくように前記被処理物搬入手段における搬入速度を操作し、かつ、前記冷却水供給流量の目標値を当該ガス化溶融システムの運転状態から推測される前記被処理物の単位重量当たりの発熱量が大きいほど増大させる補正をすることを特徴とするガス化溶融システムの運転制御方法。
  2. 被処理物を熱分解して熱分解ガスを生成するガス化炉と、このガス化炉内に前記被処理物を搬入する被処理物搬入手段と、このガス化炉で生成された熱分解ガス中の可燃成分を燃焼させて同ガス中の灰分を溶融させる溶融炉を含む高温燃焼装置と、この高温燃焼装置から排出されるガスに冷却水を供給して当該ガスの温度を低下させる減温塔とを備えたガス化溶融システムにおいて、前記減温塔の出口温度が予め設定された目標値に近づくように当該減温塔における冷却水の供給流量を操作する減温塔制御手段と、この減温塔制御手段により操作される冷却水供給流量が予め設定された目標値に近づくように前記被処理物搬入手段における搬入速度を操作するシステム制御手段とを備え、このシステム制御手段は、前記冷却水供給流量の目標値を当該ガス化溶融システムの運転状態から推測される前記被処理物の単位重量当たりの発熱量が大きいほど増大させる補正をするものであることを特徴とするガス化溶融システムの運転制御装置。
  3. 請求項記載のガス化溶融システムの運転制御装置において、前記減温塔制御手段は、冷却水供給源とこの冷却水供給源から供給される冷却水を塔内に噴霧する冷却水噴霧部との間に設けられ、前記冷却水供給源から前記冷却水噴霧部への冷却水の供給流量を変化させるバルブと、前記減温塔の出口温度が予め設定された目標値に近づくように前記バルブを操作する流量操作手段とを含み、かつ、前記冷却水供給源と前記冷却水噴霧部との間には当該バルブから当該冷却水噴霧部への冷却水供給流量を検出する流量検出手段が設けられ、前記システム制御手段は、前記流量検出手段により検出される冷却水供給流量が予め設定された目標値に近づくように前記被処理物搬入手段による搬入速度を操作することを特徴とするガス化溶融システムの運転制御装置。
  4. 被処理物を熱分解して熱分解ガスを生成するガス化炉と、このガス化炉内に前記被処理物を搬入する被処理物搬入手段と、このガス化炉で生成された熱分解ガス中の可燃成分を燃焼させて同ガス中の灰分を溶融させる溶融炉を含む高温燃焼装置とを備え、この高温燃焼装置の下流側に、前記高温燃焼装置から排出されるガスに冷却水を供給して当該ガスの温度を低下させる複数の減温塔が配置されたガス化溶融システムの運転を制御する方法であって、前記各減温塔について、その出口温度が予め設定された目標値に近づくように当該減温塔における冷却水の供給流量を操作する一方、当該各減温塔で操作する冷却水供給流量の総和が予め設定された目標値に近づくように前記被処理物搬入手段における搬入速度を操作し、かつ、前記冷却水供給流量の総和の目標値を当該ガス化溶融システムの運転状態から推測される前記被処理物の単位重量当たりの発熱量が大きいほど増大させる補正をすることを特徴とするガス化溶融システムの運転制御方法。
  5. 被処理物を熱分解して熱分解ガスを生成するガス化炉と、このガス化炉内に前記被処理物を搬入する被処理物搬入手段と、このガス化炉で生成された熱分解ガス中の可燃成分を燃焼させて同ガス中の灰分を溶融させる溶融炉を含む高温燃焼装置とを備え、この高温燃焼装置の下流側に、前記高温燃焼装置から排出されるガスに冷却水を供給して当該ガスの温度を低下させる複数の減温塔が配置されたガス化溶融システムにおいて、前記各減温塔に設けられ、当該減温塔の出口温度が予め設定された目標値に近づくように当該減温塔における冷却水の供給流量を操作する減温塔制御手段と、これらの減温塔制御手段によりそれぞれ操作される冷却水供給流量の総和が予め設定された目標値に近づくように前記被処理物搬入手段における搬入速度を操作するシステム制御手段とを備え、このシステム制御手段は、前記冷却水供給流量の総和の目標値を当該ガス化溶融システムの運転状態から推測される前記被処理物の単位重量当たりの発熱量が大きいほど増大させる補正をするものであることを特徴とするガス化溶融システムの運転制御装置。
  6. 請求項記載のガス化溶融システムの運転制御装置において、前記各減温塔制御手段は、冷却水供給源とこの冷却水供給源から供給される冷却水を塔内に噴霧する冷却水噴霧部との間に設けられ、前記冷却水供給源から前記冷却水噴霧部への冷却水の供給流量を変化させるバルブと、前記減温塔の出口温度が予め設定された目標値に近づくように前記バルブを操作する流量操作手段とを含み、かつ、前記各冷却水供給源と前記各冷却水噴霧部との間には当該バルブから当該冷却水噴霧部への冷却水供給流量を検出する流量検出手段が設けられ、前記システム制御手段は、前記各流量検出手段により検出される冷却水供給流量の総和が予め設定された目標値に近づくように前記被処理物搬入手段による搬入速度を操作することを特徴とするガス化溶融システムの運転制御装置。
  7. 被処理物を熱分解して熱分解ガスを生成するガス化炉と、このガス化炉内に前記被処理物を搬入する被処理物搬入手段と、このガス化炉で生成された熱分解ガス中の可燃成分を燃焼させて同ガス中の灰分を溶融させる溶融炉を含む高温燃焼装置とを備えたガス化溶融システムの運転を制御する方法であって、前記高温燃焼装置から排出されるガスの温度及び前記高温燃焼ガスからのガス排出流量に相当する値を検出し、これらの検出値から求められる熱流量が予め設定された目標値に近づくように前記被処理物搬入手段における搬入速度を操作し、かつ、前記熱流量の目標値を当該ガス化溶融システムの運転状態から推測される前記被処理物の単位重量当たりの発熱量が大きいほど増大させる補正をすることを特徴とするガス化溶融システムの運転制御方法。
  8. 被処理物を熱分解して熱分解ガスを生成するガス化炉と、このガス化炉内に前記被処理物を搬入する被処理物搬入手段と、このガス化炉で生成された熱分解ガス中の可燃成分を燃焼させて同ガス中の灰分を溶融させる溶融炉を含む高温燃焼装置とを備えたガス化溶融システムにおいて、前記高温燃焼装置から排出されるガスの温度を検出する温度検出手段と、前記高温燃焼ガスからのガス排出流量に相当する値を検出する排出流量検出手段と、
    前記温度検出手段及び前記排出流量検出手段の検出値から求められる熱流量が予め設定された目標値に近づくように前記被処理物搬入手段における搬入速度を操作するシステム制御手段とを備え、このシステム制御手段は、前記熱流量の目標値を当該ガス化溶融システムの運転状態から推測される前記被処理物の単位重量当たりの発熱量が大きいほど増大させる補正をするものであることを特徴とするガス化溶融システムの運転制御装置。
  9. 請求項記載のガス化溶融システムの運転制御装置において、前記高温燃焼装置の下流側に、当該高温燃焼装置の排出ガスの温度を低下させる減温塔が設けられるとともに、前記排出流量検出手段は前記減温塔により減温された後のガスの流量を検出する位置に設けられていることを特徴とするガス化溶融システムの運転制御装置。
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