JP2003287213A - ごみ焼却炉の燃焼制御装置 - Google Patents
ごみ焼却炉の燃焼制御装置Info
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- JP2003287213A JP2003287213A JP2002093532A JP2002093532A JP2003287213A JP 2003287213 A JP2003287213 A JP 2003287213A JP 2002093532 A JP2002093532 A JP 2002093532A JP 2002093532 A JP2002093532 A JP 2002093532A JP 2003287213 A JP2003287213 A JP 2003287213A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ごみの供給量の変動に対応して、ごみの供給
量および燃焼空気の供給量を速やかに適正な量に変更す
る。 【解決手段】 熱分解炉3の温度が設定値に保持される
ように熱分解炉3に対するごみの供給量を制御するとと
もに、熱分解炉3の出口における所定のガスの濃度が設
定値に保持されるように熱分解炉3に対する空気の供給
量を制御する燃焼制御装置であって、熱分解炉3に対す
るごみの供給量を検出するごみ供給量検出手段21と、
ごみ供給量検出手段21で検出されるごみの供給量が異
常であることを判定する異常判定手段200,201
と、ごみ供給量の異常が判定された場合に、この異常に
対応して前記ごみの供給量および前記空気の供給量を変
更する変更手段とを備える。
量および燃焼空気の供給量を速やかに適正な量に変更す
る。 【解決手段】 熱分解炉3の温度が設定値に保持される
ように熱分解炉3に対するごみの供給量を制御するとと
もに、熱分解炉3の出口における所定のガスの濃度が設
定値に保持されるように熱分解炉3に対する空気の供給
量を制御する燃焼制御装置であって、熱分解炉3に対す
るごみの供給量を検出するごみ供給量検出手段21と、
ごみ供給量検出手段21で検出されるごみの供給量が異
常であることを判定する異常判定手段200,201
と、ごみ供給量の異常が判定された場合に、この異常に
対応して前記ごみの供給量および前記空気の供給量を変
更する変更手段とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみ等のごみ
を熱処理するごみ焼却炉の燃焼制御装置に関するもので
ある。
を熱処理するごみ焼却炉の燃焼制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】都市ごみ等のごみを熱分解してガス化す
る熱分解炉を備えたごみ焼却炉やストーカ式のごみ焼却
炉においては、炉内温度に従うように、また、ボイラが
設置されている場合はその蒸発量が設定値に従うように
ごみ供給量を操作し、さらに、炉出口のO2濃度、CO
濃度、DXNs濃度、NOx濃度等の指標に基づいて必
要な燃焼空気を投入している。
る熱分解炉を備えたごみ焼却炉やストーカ式のごみ焼却
炉においては、炉内温度に従うように、また、ボイラが
設置されている場合はその蒸発量が設定値に従うように
ごみ供給量を操作し、さらに、炉出口のO2濃度、CO
濃度、DXNs濃度、NOx濃度等の指標に基づいて必
要な燃焼空気を投入している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ごみの供給量は、ごみ
の性状や形状の変動等のために、まれに急激に変動する
場合がある。しかし、このようにごみの供給量が急激に
変動しても、その変動の影響が上記炉内温度や蒸発量あ
るいは炉出口のO2濃度、CO濃度、DXNs濃度、N
Ox濃度等に現れるまでに時間を要する。そのため、従
来、ごみ供給量の操作や燃焼空気量の操作に遅れが生じ
て、CO、DXNの大量発生や炉温度、蒸発量の大きな
変化等の好ましくない現象を生じることがあった。
の性状や形状の変動等のために、まれに急激に変動する
場合がある。しかし、このようにごみの供給量が急激に
変動しても、その変動の影響が上記炉内温度や蒸発量あ
るいは炉出口のO2濃度、CO濃度、DXNs濃度、N
Ox濃度等に現れるまでに時間を要する。そのため、従
来、ごみ供給量の操作や燃焼空気量の操作に遅れが生じ
て、CO、DXNの大量発生や炉温度、蒸発量の大きな
変化等の好ましくない現象を生じることがあった。
【0004】本発明は、このような状況に鑑み、ごみ供
給量を直接検出して、このごみ供給量に急激な変動が発
生した場合に、この変動に対応して前記ごみの供給量お
よび燃焼空気の供給量を変更することができるごみ焼却
炉の燃焼制御装置を提供することにある。
給量を直接検出して、このごみ供給量に急激な変動が発
生した場合に、この変動に対応して前記ごみの供給量お
よび燃焼空気の供給量を変更することができるごみ焼却
炉の燃焼制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ごみを熱分解
してガス化する熱分解炉を備えたごみ焼却炉に適用さ
れ、前記熱分解炉の温度が設定値に保持されるように該
熱分解炉に対するごみの供給量を制御するとともに、前
記熱分解炉の出口における所定のガスの濃度が設定値に
保持されるように該熱分解炉に対する空気の供給量を制
御する燃焼制御装置であって、前記熱分解炉に対するご
みの供給量を検出するごみ供給量検出手段と、前記ごみ
供給量検出手段で検出されるごみの供給量が異常である
ことを判定する異常判定手段と、前記ごみ供給量の異常
が判定された場合に、この異常に対応して前記ごみの供
給量および前記空気の供給量を変更する変更手段と、を
備えることを特徴としている。
してガス化する熱分解炉を備えたごみ焼却炉に適用さ
れ、前記熱分解炉の温度が設定値に保持されるように該
熱分解炉に対するごみの供給量を制御するとともに、前
記熱分解炉の出口における所定のガスの濃度が設定値に
保持されるように該熱分解炉に対する空気の供給量を制
御する燃焼制御装置であって、前記熱分解炉に対するご
みの供給量を検出するごみ供給量検出手段と、前記ごみ
供給量検出手段で検出されるごみの供給量が異常である
ことを判定する異常判定手段と、前記ごみ供給量の異常
が判定された場合に、この異常に対応して前記ごみの供
給量および前記空気の供給量を変更する変更手段と、を
備えることを特徴としている。
【0006】また、本発明は、ごみを熱分解してガス化
する熱分解炉と、該熱分解炉の下流側に設けられる灰溶
融炉と、該灰溶融炉から排出される排ガスを燃焼する二
次燃焼室とを備えたごみ焼却炉に適用され、前記熱分解
炉の温度、前記灰溶融炉の温度および前記二次燃焼室の
温度のうちの少なくとも1つを検出して、その検出した
温度が設定値に保持されるように該熱分解炉に対するご
みの供給量を制御するとともに、前記二次燃焼室の出口
における所定のガスの濃度を検出して、その検出したガ
スの濃度が設定値に保持されるように、前記熱分解炉に
対する空気の供給量、前記灰溶融炉に対する空気の供給
量および前記二次燃焼室に対する空気の供給量のうちの
少なくとも1つを制御する燃焼制御装置であって、前記
熱分解炉に対するごみの供給量を検出するごみ供給量検
出手段と、前記ごみ供給量検出手段で検出されるごみの
供給量が異常であることを判定する異常判定手段と、前
記ごみ供給量の異常が判定された場合に、この異常に対
応して前記ごみの供給量および前記空気の供給量を変更
する変更手段と、を備えることを特徴としている。
する熱分解炉と、該熱分解炉の下流側に設けられる灰溶
融炉と、該灰溶融炉から排出される排ガスを燃焼する二
次燃焼室とを備えたごみ焼却炉に適用され、前記熱分解
炉の温度、前記灰溶融炉の温度および前記二次燃焼室の
温度のうちの少なくとも1つを検出して、その検出した
温度が設定値に保持されるように該熱分解炉に対するご
みの供給量を制御するとともに、前記二次燃焼室の出口
における所定のガスの濃度を検出して、その検出したガ
スの濃度が設定値に保持されるように、前記熱分解炉に
対する空気の供給量、前記灰溶融炉に対する空気の供給
量および前記二次燃焼室に対する空気の供給量のうちの
少なくとも1つを制御する燃焼制御装置であって、前記
熱分解炉に対するごみの供給量を検出するごみ供給量検
出手段と、前記ごみ供給量検出手段で検出されるごみの
供給量が異常であることを判定する異常判定手段と、前
記ごみ供給量の異常が判定された場合に、この異常に対
応して前記ごみの供給量および前記空気の供給量を変更
する変更手段と、を備えることを特徴としている。
【0007】前記ごみ供給量検出手段は、前記熱分解炉
に移送されるごみの表面にレーザを投射して該ごみの表
面の高さを検出するレーザ距離計を備えることができ
る。そして、前記所定のガスは、DXN、COおよびO
2のいずれかである。
に移送されるごみの表面にレーザを投射して該ごみの表
面の高さを検出するレーザ距離計を備えることができ
る。そして、前記所定のガスは、DXN、COおよびO
2のいずれかである。
【0008】本発明は、ストーカ式のごみ焼却炉に適用
され、燃焼炉の温度が設定値に保持されるように該燃焼
炉に対するごみの供給量を制御するとともに、前記燃焼
炉の出口における所定のガスの濃度が設定値に保持され
るように該燃焼炉に対する空気の供給量を制御する燃焼
制御装置であって、前記ストーカへのごみの供給量を検
出するごみ供給量検出手段と、前記ごみ供給量検出手段
で検出されるごみの供給量が異常であることを判定する
異常判定手段と、前記ごみ供給量の異常が判定された場
合に、この異常に対応して前記ごみの供給量および前記
空気の供給量を変更する変更手段と、を備えることを特
徴としている。
され、燃焼炉の温度が設定値に保持されるように該燃焼
炉に対するごみの供給量を制御するとともに、前記燃焼
炉の出口における所定のガスの濃度が設定値に保持され
るように該燃焼炉に対する空気の供給量を制御する燃焼
制御装置であって、前記ストーカへのごみの供給量を検
出するごみ供給量検出手段と、前記ごみ供給量検出手段
で検出されるごみの供給量が異常であることを判定する
異常判定手段と、前記ごみ供給量の異常が判定された場
合に、この異常に対応して前記ごみの供給量および前記
空気の供給量を変更する変更手段と、を備えることを特
徴としている。
【0009】また、本発明は、ストーカ式のごみ焼却炉
に適用され、燃焼炉に併設されたボイラの蒸発量が設定
値に保持されるように該燃焼炉に対するごみの供給量を
制御するとともに、前記燃焼炉の出口における所定のガ
スの濃度が設定値に保持されるように該燃焼炉に対する
空気の供給量を制御する燃焼制御装置であって、前記ス
トーカへのごみの供給量を検出するごみ供給量検出手段
と、前記ごみ供給量検出手段で検出されるごみの供給量
が異常であることを判定する異常判定手段と、前記ごみ
供給量の異常が判定された場合に、この異常に対応して
前記ごみの供給量および前記空気の供給量を変更する変
更手段と、を備えることを特徴としている。
に適用され、燃焼炉に併設されたボイラの蒸発量が設定
値に保持されるように該燃焼炉に対するごみの供給量を
制御するとともに、前記燃焼炉の出口における所定のガ
スの濃度が設定値に保持されるように該燃焼炉に対する
空気の供給量を制御する燃焼制御装置であって、前記ス
トーカへのごみの供給量を検出するごみ供給量検出手段
と、前記ごみ供給量検出手段で検出されるごみの供給量
が異常であることを判定する異常判定手段と、前記ごみ
供給量の異常が判定された場合に、この異常に対応して
前記ごみの供給量および前記空気の供給量を変更する変
更手段と、を備えることを特徴としている。
【0010】前記ごみ供給量検出手段は、ホッパに投入
されたごみの表面にレーザを投射して該ごみの表面の高
さを検出するレーザ距離計を備えることができる。そし
て、前記所定のガスは、DXN、COおよびO2のいず
れかである。
されたごみの表面にレーザを投射して該ごみの表面の高
さを検出するレーザ距離計を備えることができる。そし
て、前記所定のガスは、DXN、COおよびO2のいず
れかである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る燃焼制御装置が適用されたごみ焼却炉の概略図で
ある。この図1に示すごみ焼却炉は、熱分解化ガス溶融
炉としての構成を有する。すなわち、ごみ1を熱分解し
てガス化する熱分解炉3と、この熱分解炉3の下流側に
設けられる灰溶融炉5と、この灰溶融炉5から排出され
る排ガス7を燃焼する二次燃焼室9とを備えている。
に係る燃焼制御装置が適用されたごみ焼却炉の概略図で
ある。この図1に示すごみ焼却炉は、熱分解化ガス溶融
炉としての構成を有する。すなわち、ごみ1を熱分解し
てガス化する熱分解炉3と、この熱分解炉3の下流側に
設けられる灰溶融炉5と、この灰溶融炉5から排出され
る排ガス7を燃焼する二次燃焼室9とを備えている。
【0012】上記熱分解炉3の側方には、ごみ供給装置
11が配設されている。このごみ供給装置11は、ごみ
1が投入されるホッパ13と、モータ15で回転駆動さ
れてごみ1を搬送するスクリュー17と、ごみ1を熱分
解炉3の投入口へガイドするシュート部19とを有す
る。そして、このごみ供給装置11のシュート部19に
は、ごみ1の供給量を検出するためのごみ供給量検出セ
ンサ21が設けられている。
11が配設されている。このごみ供給装置11は、ごみ
1が投入されるホッパ13と、モータ15で回転駆動さ
れてごみ1を搬送するスクリュー17と、ごみ1を熱分
解炉3の投入口へガイドするシュート部19とを有す
る。そして、このごみ供給装置11のシュート部19に
は、ごみ1の供給量を検出するためのごみ供給量検出セ
ンサ21が設けられている。
【0013】熱分解炉3は、その上部が管路23を介し
て灰溶融炉5に連通され、かつ、その内部に砂層25の
温度を検出する砂層温度検出センサ27が配設されてい
る。また、この熱分解炉3は、その底部に流量調整用ダ
ンパ29を介して一次空気が供給されるとともに、その
フリーボード部31に流量調整用ダンパ33を介して二
次空気が供給される。
て灰溶融炉5に連通され、かつ、その内部に砂層25の
温度を検出する砂層温度検出センサ27が配設されてい
る。また、この熱分解炉3は、その底部に流量調整用ダ
ンパ29を介して一次空気が供給されるとともに、その
フリーボード部31に流量調整用ダンパ33を介して二
次空気が供給される。
【0014】上記灰溶融炉5は、管路23を介して熱分
解炉3から送給される熱分解ガス、未分解残渣、チャ
ー、灰等の混合物を高温燃焼して灰を溶融するものであ
り、その底部に設けられた出滓口35から溶融スラグ3
7が取り出される。なお、溶融スラグ37は、図示して
いないスラグ冷却槽などを経て外部に排出される。この
灰溶融炉5には、内部温度を検出する灰溶融炉温度検出
センサ39が設けられ、かつ、ダンパ41を介して燃焼
空気が供給される。
解炉3から送給される熱分解ガス、未分解残渣、チャ
ー、灰等の混合物を高温燃焼して灰を溶融するものであ
り、その底部に設けられた出滓口35から溶融スラグ3
7が取り出される。なお、溶融スラグ37は、図示して
いないスラグ冷却槽などを経て外部に排出される。この
灰溶融炉5には、内部温度を検出する灰溶融炉温度検出
センサ39が設けられ、かつ、ダンパ41を介して燃焼
空気が供給される。
【0015】上記二次燃焼室9は、灰溶融炉5から排出
される排ガス7を再度燃焼すべく、該灰溶融炉5の下流
側に配設されている。この二次燃焼室9には、その内方
上部に内部温度を検出する二次燃焼室温度検出センサ4
3が配設され、かつ、ダンパ45を介して燃焼空気が供
給される。また、この二次燃焼室9は、その頂部出口に
O2,CO,NOx,DXN等の排ガスを下流側の排ガ
ス処理設備(図示せず)に導く管路47が接続されてい
る。そして、管路47の途中には二次燃焼室9の出口に
おける上記排ガスの濃度を検出する二次燃焼室出口排ガ
ス濃度検出センサ49が設けられている。
される排ガス7を再度燃焼すべく、該灰溶融炉5の下流
側に配設されている。この二次燃焼室9には、その内方
上部に内部温度を検出する二次燃焼室温度検出センサ4
3が配設され、かつ、ダンパ45を介して燃焼空気が供
給される。また、この二次燃焼室9は、その頂部出口に
O2,CO,NOx,DXN等の排ガスを下流側の排ガ
ス処理設備(図示せず)に導く管路47が接続されてい
る。そして、管路47の途中には二次燃焼室9の出口に
おける上記排ガスの濃度を検出する二次燃焼室出口排ガ
ス濃度検出センサ49が設けられている。
【0016】上記ごみ供給量検出センサ21は、図3に
その構成の一例を示すように、ごみ1の表面にレーザを
投射して該表面までの距離を測定する複数(この例で
は、3個)のレーザ距離計21aを備え、これらをごみ
1の流れを横断する方向に所定の間隔で配列した構成を
有する。なお、各レーザ距離計21aは前記シュート部
19の上面に固定されている。各レーザ距離計21aの
出力は、ごみ供給量演算部51に入力される。ごみ供給
量演算部51は、各レーザ距離計21aで計測される距
離の情報(ごみ1の高さの情報)を積分して、ごみ1の
供給量をリアルタイムで演算し、その演算結果を制御部
53に出力する。
その構成の一例を示すように、ごみ1の表面にレーザを
投射して該表面までの距離を測定する複数(この例で
は、3個)のレーザ距離計21aを備え、これらをごみ
1の流れを横断する方向に所定の間隔で配列した構成を
有する。なお、各レーザ距離計21aは前記シュート部
19の上面に固定されている。各レーザ距離計21aの
出力は、ごみ供給量演算部51に入力される。ごみ供給
量演算部51は、各レーザ距離計21aで計測される距
離の情報(ごみ1の高さの情報)を積分して、ごみ1の
供給量をリアルタイムで演算し、その演算結果を制御部
53に出力する。
【0017】上記砂層温度検出センサ27、灰溶融炉温
度検出センサ39、二次燃焼室温度検出センサ43およ
び出口ガス濃度検出センサ49は、いずれも上記制御部
53に接続されている。そして、制御部53は、これら
のセンサ27,39,43および49の出力と、ごみ供
給量演算部51の出力とに基づいて、図2に示す手順を
実行する。
度検出センサ39、二次燃焼室温度検出センサ43およ
び出口ガス濃度検出センサ49は、いずれも上記制御部
53に接続されている。そして、制御部53は、これら
のセンサ27,39,43および49の出力と、ごみ供
給量演算部51の出力とに基づいて、図2に示す手順を
実行する。
【0018】ごみの供給量は、ごみの性状や形状の変動
等のために、まれに急激に変動する場合がある。図2に
示すステップ100では、上記ごみ供給量演算部51で
演算されたごみ供給量の現在値とごみ供給量の異常減少
を判定するための基準値との比較によって、ゴミ供給量
が異常に小さいか否かが判断され、また、次のステップ
101では、上記ごみ供給量の現在値とごみ供給量の異
常増加を判定するための基準値との比較によって、ゴミ
供給量が異常に大きいか否かが判断される。
等のために、まれに急激に変動する場合がある。図2に
示すステップ100では、上記ごみ供給量演算部51で
演算されたごみ供給量の現在値とごみ供給量の異常減少
を判定するための基準値との比較によって、ゴミ供給量
が異常に小さいか否かが判断され、また、次のステップ
101では、上記ごみ供給量の現在値とごみ供給量の異
常増加を判定するための基準値との比較によって、ゴミ
供給量が異常に大きいか否かが判断される。
【0019】ステップ100,101の判断結果が共に
noである場合には、つまり、ごみ供給量が異常に変動
していない場合には、センサ39で検出される灰溶融炉
5の温度が設定値以上であるか否かという判断と、セン
サ43で検出される二次燃焼室9の温度が設定値以上で
あるか否かという判断と、センサ27で検出される熱分
解炉3の砂層25の温度が設定値以上であるか否かとい
う判断が順次実行される(ステップ102,103,1
04)。そして、それらの判断の結果がいずれもyes
の場合(高負荷運転状態にある場合)には、ゴミ供給量
を減少させるように前記スクリュー17の回転数が低下
され(ステップ105)、逆に、それらの判断の結果が
いずれもnoの場合(軽負荷運転状態にある場合)に
は、ゴミ供給量を増加させるように前記スクリュー17
の回転数が増加される(ステップ106)。
noである場合には、つまり、ごみ供給量が異常に変動
していない場合には、センサ39で検出される灰溶融炉
5の温度が設定値以上であるか否かという判断と、セン
サ43で検出される二次燃焼室9の温度が設定値以上で
あるか否かという判断と、センサ27で検出される熱分
解炉3の砂層25の温度が設定値以上であるか否かとい
う判断が順次実行される(ステップ102,103,1
04)。そして、それらの判断の結果がいずれもyes
の場合(高負荷運転状態にある場合)には、ゴミ供給量
を減少させるように前記スクリュー17の回転数が低下
され(ステップ105)、逆に、それらの判断の結果が
いずれもnoの場合(軽負荷運転状態にある場合)に
は、ゴミ供給量を増加させるように前記スクリュー17
の回転数が増加される(ステップ106)。
【0020】また、ステップ100,101において、
ごみ供給量が異常に変動していないことが判断された場
合には、センサ49で検出される二次燃焼室9の出口で
のDXN濃度が設定値以下であるか否かという判断と、
上記出口でのCO濃度が設定値以下であるか否かという
判断と、上記出口でのO2濃度が設定値以上であるか否
かという判断が順次実行される(ステップ107,10
8,109)。
ごみ供給量が異常に変動していないことが判断された場
合には、センサ49で検出される二次燃焼室9の出口で
のDXN濃度が設定値以下であるか否かという判断と、
上記出口でのCO濃度が設定値以下であるか否かという
判断と、上記出口でのO2濃度が設定値以上であるか否
かという判断が順次実行される(ステップ107,10
8,109)。
【0021】そして、それらの判断の結果がいずれもy
esの場合には、熱分解炉3への一次空気供給量、該熱
分解炉3への二次空気供給量、灰溶融炉5への燃焼空気
供給量および二次燃焼室9への空気供給量がそれぞれ低
減されるように、ダンパ29,33,41および45が
制御され(ステップ110)、逆に、上記各判断の結果
がいずれもnoの場合には、熱分解炉3への一次空気供
給量、該熱分解炉3への二次空気供給量、灰溶融炉5へ
の燃焼空気供給量および二次燃焼室9への空気供給量が
それぞれ増加されるように、ダンパ29,33,41お
よび45が制御される(ステップ111)。
esの場合には、熱分解炉3への一次空気供給量、該熱
分解炉3への二次空気供給量、灰溶融炉5への燃焼空気
供給量および二次燃焼室9への空気供給量がそれぞれ低
減されるように、ダンパ29,33,41および45が
制御され(ステップ110)、逆に、上記各判断の結果
がいずれもnoの場合には、熱分解炉3への一次空気供
給量、該熱分解炉3への二次空気供給量、灰溶融炉5へ
の燃焼空気供給量および二次燃焼室9への空気供給量が
それぞれ増加されるように、ダンパ29,33,41お
よび45が制御される(ステップ111)。
【0022】一方、ステップ100においてごみ供給量
の異常減少が判断された場合には、手順がステップ10
6,110に移行されて、これらのステップの処理が直
ちに実行され、また、ステップ101においてごみ供給
量の異常増加が判断された場合には、手順がステップ1
05,111に移行されて、これらのステップの処理が
直ちに実行される。
の異常減少が判断された場合には、手順がステップ10
6,110に移行されて、これらのステップの処理が直
ちに実行され、また、ステップ101においてごみ供給
量の異常増加が判断された場合には、手順がステップ1
05,111に移行されて、これらのステップの処理が
直ちに実行される。
【0023】この第1の実施形態よれば、ごみ供給量の
異常な増減が検出されないときには、灰溶融炉5の温
度、二次燃焼室9の温度および熱分解炉3の砂層25の
温度が設定値に維持されるようにスクリュー17の回転
数(モータ15の回転数)が制御されるとともに、二次
燃焼室9の出口でのDXN濃度、CO濃度およびO2濃
度が設定値に維持されるようにダンパ29,33,41
および45の開度が制御される。
異常な増減が検出されないときには、灰溶融炉5の温
度、二次燃焼室9の温度および熱分解炉3の砂層25の
温度が設定値に維持されるようにスクリュー17の回転
数(モータ15の回転数)が制御されるとともに、二次
燃焼室9の出口でのDXN濃度、CO濃度およびO2濃
度が設定値に維持されるようにダンパ29,33,41
および45の開度が制御される。
【0024】そして、ごみ供給量の異常な増減が検出さ
れた場合には、モータ15の回転数およびダンパ29,
33,41および45の開度がスクリュー17の回転数
がごみ供給量の異常な増減に適応するように制御され
る。上記ごみ供給量の異常な増減は、ごみ供給量検出セ
ンサ21の出力に基づいてが速やかに検出されるので、
この増減に対処する制御も迅速に実行される。それゆ
え、制御遅れに起因したCO、DXNの大量発生や炉内
温度の大きな変化等が確実に防止される。
れた場合には、モータ15の回転数およびダンパ29,
33,41および45の開度がスクリュー17の回転数
がごみ供給量の異常な増減に適応するように制御され
る。上記ごみ供給量の異常な増減は、ごみ供給量検出セ
ンサ21の出力に基づいてが速やかに検出されるので、
この増減に対処する制御も迅速に実行される。それゆ
え、制御遅れに起因したCO、DXNの大量発生や炉内
温度の大きな変化等が確実に防止される。
【0025】なお、上記ステップ102〜104の判断
の内、いずれか1つの判断のみを実行してもよく、ある
いは、それらの内の任意の2つの判断を選択して実行し
ても良い。同様に、上記ステップ107〜109の判断
の内、いずれか1つの判断のみを実行してもよく、ある
いは、それらの内の任意の2つの判断を選択して実行し
ても良い。
の内、いずれか1つの判断のみを実行してもよく、ある
いは、それらの内の任意の2つの判断を選択して実行し
ても良い。同様に、上記ステップ107〜109の判断
の内、いずれか1つの判断のみを実行してもよく、ある
いは、それらの内の任意の2つの判断を選択して実行し
ても良い。
【0026】上記焼却炉は、熱分解炉3に灰溶融炉およ
び二次燃焼室9を付加した構成を有するが、熱分解炉3
のみを用いたごみ焼却炉も構成可能である。この場合、
図2におけるステップ102,103の判断が不要にな
る。また、ステップ107,108および109の判断
が熱分解炉3の出口のDXN濃度、CO濃度およびO 2
濃度に基づいて実行され、さらに、ステップ110,1
11では、熱分解炉3の一次空気および二次空気のみが
制御されることになる。
び二次燃焼室9を付加した構成を有するが、熱分解炉3
のみを用いたごみ焼却炉も構成可能である。この場合、
図2におけるステップ102,103の判断が不要にな
る。また、ステップ107,108および109の判断
が熱分解炉3の出口のDXN濃度、CO濃度およびO 2
濃度に基づいて実行され、さらに、ステップ110,1
11では、熱分解炉3の一次空気および二次空気のみが
制御されることになる。
【0027】図4は、本発明の第2の実施形態に係る燃
焼制御装置が適用されたごみ焼却炉の概略図である。こ
の図4に示すごみ焼却炉は、ストーカ式のごみ焼却炉で
あり、燃焼炉55と、この燃焼炉55の下方に設置され
たストーカ部57とを備えている。上記燃焼炉55の側
方には、ごみ供給装置59が配設されている。このごみ
供給装置59は、ごみ1が投入されるホッパ61と、こ
のホッパ61内に投入されたごみ1をストーカ部57側
に押し出すプッシャ63とを有する。そして、このごみ
供給装置59のホッパ61の投入口上方には、ごみ1の
供給量を検出するためのごみ供給量検出センサ65が設
けられている。
焼制御装置が適用されたごみ焼却炉の概略図である。こ
の図4に示すごみ焼却炉は、ストーカ式のごみ焼却炉で
あり、燃焼炉55と、この燃焼炉55の下方に設置され
たストーカ部57とを備えている。上記燃焼炉55の側
方には、ごみ供給装置59が配設されている。このごみ
供給装置59は、ごみ1が投入されるホッパ61と、こ
のホッパ61内に投入されたごみ1をストーカ部57側
に押し出すプッシャ63とを有する。そして、このごみ
供給装置59のホッパ61の投入口上方には、ごみ1の
供給量を検出するためのごみ供給量検出センサ65が設
けられている。
【0028】燃焼炉55およびストーカ部57には、ダ
ンパ67を介して燃焼空気が供給される。そして、燃焼
炉55には、その上部出口の温度を検出する出口温度検
出センサ69と、この出口におけるO2,CO,NOXお
よびDXNの濃度を検出する出口濃度検出センサ71と
が配設され、また、図示していないボイラが燃焼炉55
の出口側に併設される場合には、このボイラの蒸発量を
検出するボイラ蒸発量検出センサ73が配設される。
ンパ67を介して燃焼空気が供給される。そして、燃焼
炉55には、その上部出口の温度を検出する出口温度検
出センサ69と、この出口におけるO2,CO,NOXお
よびDXNの濃度を検出する出口濃度検出センサ71と
が配設され、また、図示していないボイラが燃焼炉55
の出口側に併設される場合には、このボイラの蒸発量を
検出するボイラ蒸発量検出センサ73が配設される。
【0029】上記ごみ供給量検出センサ65は、図6に
その構成の一例を示すように、ホッパ61の開口上方か
らごみ1の上面にレーザを投射して該表面までの距離を
測定する複数(この例では、3個)のレーザ距離計65
aを備え、これらをごみ1の上面に沿う方向に所定の間
隔で配列した構成を有する。ごみ供給量演算部75は、
図1に示したごみ供給量演算部51と同様に、各レーザ
距離計65aで計測される距離の情報(ごみ1の高さの
情報)を積分して、ごみ1の供給量をリアルタイムで演
算し、その演算結果を制御部77に出力する。
その構成の一例を示すように、ホッパ61の開口上方か
らごみ1の上面にレーザを投射して該表面までの距離を
測定する複数(この例では、3個)のレーザ距離計65
aを備え、これらをごみ1の上面に沿う方向に所定の間
隔で配列した構成を有する。ごみ供給量演算部75は、
図1に示したごみ供給量演算部51と同様に、各レーザ
距離計65aで計測される距離の情報(ごみ1の高さの
情報)を積分して、ごみ1の供給量をリアルタイムで演
算し、その演算結果を制御部77に出力する。
【0030】上記出口温度検出センサ69、出口濃度検
出センサ71およびボイラ蒸発量検出センサ73は、い
ずれも上記制御部77に接続されている。そして、制御
部53は、これらのセンサ27,39,43および49
の出力と、ごみ供給量演算部75の出力とに基づいて、
図5に示す手順を実行する。
出センサ71およびボイラ蒸発量検出センサ73は、い
ずれも上記制御部77に接続されている。そして、制御
部53は、これらのセンサ27,39,43および49
の出力と、ごみ供給量演算部75の出力とに基づいて、
図5に示す手順を実行する。
【0031】上記ストーカ式ごみ焼却炉においても、ご
み1の性状や形状の変動等のために、ごみ供給量がまれ
に急変動する場合がある。図5に示すステップ200で
は、上記ごみ供給量演算部77で演算されたごみ供給量
の現在値とごみ供給量の異常減少を判定するための基準
値との比較によって、ゴミ供給量が異常に小さいか否か
が判断され、また、次のステップ201では、上記ごみ
供給量の現在値とごみ供給量の異常増加を判定するため
の基準値との比較によって、ゴミ供給量が異常に大きい
か否かが判断される。
み1の性状や形状の変動等のために、ごみ供給量がまれ
に急変動する場合がある。図5に示すステップ200で
は、上記ごみ供給量演算部77で演算されたごみ供給量
の現在値とごみ供給量の異常減少を判定するための基準
値との比較によって、ゴミ供給量が異常に小さいか否か
が判断され、また、次のステップ201では、上記ごみ
供給量の現在値とごみ供給量の異常増加を判定するため
の基準値との比較によって、ゴミ供給量が異常に大きい
か否かが判断される。
【0032】ステップ200,201の判断結果が共に
noである場合には、つまり、ごみ供給量が異常変動し
ていない場合には、上記温度検出センサ69で検出され
る炉55の出口温度(ボイラ設置プラントでは、ボイラ
蒸発量検出センサ73で検出される蒸発量)が設定値以
上であるか否かが判断される(ステップ202)。そし
て、ステップ202の判断の結果がyesの場合(高負
荷運転状態にある場合)には、ゴミ供給量を減少させる
ように前記ごみ供給装置(フィーダ)59のプッシャ6
3が制御され(ステップ203)、逆に、その判断の結
果がnoの場合(軽負荷運転状態にある場合)には、ゴ
ミ供給量を増加させるようにプッシャ63が制御される
(ステップ204)。
noである場合には、つまり、ごみ供給量が異常変動し
ていない場合には、上記温度検出センサ69で検出され
る炉55の出口温度(ボイラ設置プラントでは、ボイラ
蒸発量検出センサ73で検出される蒸発量)が設定値以
上であるか否かが判断される(ステップ202)。そし
て、ステップ202の判断の結果がyesの場合(高負
荷運転状態にある場合)には、ゴミ供給量を減少させる
ように前記ごみ供給装置(フィーダ)59のプッシャ6
3が制御され(ステップ203)、逆に、その判断の結
果がnoの場合(軽負荷運転状態にある場合)には、ゴ
ミ供給量を増加させるようにプッシャ63が制御される
(ステップ204)。
【0033】また、ステップ200,201において、
ごみ1の供給量が異常に変動していないことが判断され
た場合には、上記濃度検出センサ71で検出される炉5
5の出口でのDXN濃度が設定値以下であるか否かとい
う判断と,上記出口でのCO濃度が設定値以下であるか
否かという判断と、上記出口でのO2濃度が設定値以上
であるか否かという判断が順次実行される(ステップ2
05,206,207)。
ごみ1の供給量が異常に変動していないことが判断され
た場合には、上記濃度検出センサ71で検出される炉5
5の出口でのDXN濃度が設定値以下であるか否かとい
う判断と,上記出口でのCO濃度が設定値以下であるか
否かという判断と、上記出口でのO2濃度が設定値以上
であるか否かという判断が順次実行される(ステップ2
05,206,207)。
【0034】そして、それらの判断の結果がいずれもy
esの場合には、ストーカ部57および燃焼炉55への
燃焼空気の供給量がそれぞれ低減されるようにダンパ6
7が制御され(ステップ208)、逆に、上記各判断の
結果がいずれもnoの場合には、上記燃焼空気の供給量
が増加されるようにダンパ67が制御される(ステップ
209)。
esの場合には、ストーカ部57および燃焼炉55への
燃焼空気の供給量がそれぞれ低減されるようにダンパ6
7が制御され(ステップ208)、逆に、上記各判断の
結果がいずれもnoの場合には、上記燃焼空気の供給量
が増加されるようにダンパ67が制御される(ステップ
209)。
【0035】一方、ステップ200においてごみ供給量
の異常減少が判断された場合には、手順がステップ20
4,208に移行されて、これらのステップの処理が直
ちに実行され、また、ステップ201においてごみ供給
量の異常増加が判断された場合には、手順がステップ2
03,209に移行されて、これらのステップの処理が
直ちに実行される。
の異常減少が判断された場合には、手順がステップ20
4,208に移行されて、これらのステップの処理が直
ちに実行され、また、ステップ201においてごみ供給
量の異常増加が判断された場合には、手順がステップ2
03,209に移行されて、これらのステップの処理が
直ちに実行される。
【0036】なお、上記ステップ205〜207の判断
の内、いずれか1つの判断のみを実行してもよく、ある
いは、それらの内の任意の2つの判断を選択して実行し
ても良い。
の内、いずれか1つの判断のみを実行してもよく、ある
いは、それらの内の任意の2つの判断を選択して実行し
ても良い。
【0037】この第2の実施形態よれば、ごみ供給量の
異常な増減が検出されないときには、燃焼炉55の出口
温度(ボイラ設置プラントでは、ボイラの蒸発量)が設
定値に維持されるようにごみ供給装置59のプッシャ6
3が制御されるとともに、燃焼炉55の出口でのDXN
濃度、CO濃度およびO2濃度が設定値に維持されるよ
うにダンパ67が制御される。
異常な増減が検出されないときには、燃焼炉55の出口
温度(ボイラ設置プラントでは、ボイラの蒸発量)が設
定値に維持されるようにごみ供給装置59のプッシャ6
3が制御されるとともに、燃焼炉55の出口でのDXN
濃度、CO濃度およびO2濃度が設定値に維持されるよ
うにダンパ67が制御される。
【0038】そして、ごみ供給量の異常な増減が検出さ
れた場合には、ごみ供給装置59のプッシャ63および
ダンパ67がごみ供給量の異常な増減に適応するように
制御される。上記ごみ供給量の異常な増減は、ごみ供給
量検出センサ65の出力に基づいてが速やかに検出され
る。したがって、この第2の実施形態においても、上記
ごみ供給量の異常な増減に対処する制御が迅速に実行さ
れて、制御遅れに起因したCO、DXNの大量発生や炉
内温度の大きな変化等が確実に防止される。
れた場合には、ごみ供給装置59のプッシャ63および
ダンパ67がごみ供給量の異常な増減に適応するように
制御される。上記ごみ供給量の異常な増減は、ごみ供給
量検出センサ65の出力に基づいてが速やかに検出され
る。したがって、この第2の実施形態においても、上記
ごみ供給量の異常な増減に対処する制御が迅速に実行さ
れて、制御遅れに起因したCO、DXNの大量発生や炉
内温度の大きな変化等が確実に防止される。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る焼
却炉の燃焼制御装置によれば、ごみの供給量が急激に変
動した場合に、その変動に対応するようにごみ供給量や
燃焼空気量が速やかに変更される。したがって、CO、
DXN等の大量発生や炉温度、蒸発量の大きな変化等を
防止して、焼却炉を適正に運転することができる。
却炉の燃焼制御装置によれば、ごみの供給量が急激に変
動した場合に、その変動に対応するようにごみ供給量や
燃焼空気量が速やかに変更される。したがって、CO、
DXN等の大量発生や炉温度、蒸発量の大きな変化等を
防止して、焼却炉を適正に運転することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態が適用されるごみ焼
却炉の構成を示す要部概念図である。
却炉の構成を示す要部概念図である。
【図2】第1の実施の形態において実行される制御手順
の一例を示すフローチャートである。
の一例を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態で使用したごみ供給量検出セ
ンサの概略構成を示す斜視図である。
ンサの概略構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態が適用されるごみ焼
却炉の構成を示す要部概念図である。
却炉の構成を示す要部概念図である。
【図5】第2の実施の形態において実行される制御手順
の一例を示すフローチャートである。
の一例を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態で使用したごみ供給量検出セ
ンサの概略構成を示す斜視図である。
ンサの概略構成を示す斜視図である。
1 ごみ
3 熱分解炉
5 灰溶融炉
7 排ガス
9 二次燃焼室
11,59 ごみ供給装置
15 モータ
21,65 ごみ供給量検出センサ
27 砂層温度検出センサ
29,33,67,41,45,67 ダンパ
39 灰溶融炉温度検出センサ
43 二次燃焼室温度検出センサ
49 濃度検出センサ
51,75 ごみ供給量演算部
53,77 制御部
55 燃焼炉
57 ストーカ部
69 出口温度検出センサ
71 濃度検出センサ
73 蒸発量検出センサ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
F23G 5/027 F23G 5/14 F
5/14 5/46 A
5/46 B09B 3/00 303L
Fターム(参考) 3K061 AA01 AA16 AB01 AB02 AB03
AC01 BA02 BA04 DA12 DB01
DB16 DB17 FA03 FA10 FA21
FA25 FA26
3K062 AA01 AA16 AB01 AB02 AB03
AC01 BA02 CA01 CA06 CB01
CB03 CB05 CB06 CB08 DA01
DA16 DA21 DA23 DA24 DA32
DB01 DB07 DB08
3K065 AA01 AA16 AB01 AB02 AB03
AC01 BA02 BA04 JA05 JA18
3K078 AA02 AA04 BA08 CA03 CA12
CA21
4D004 AA36 AA46 CA27 CA29 CB05
CB31 CB42 DA01 DA02 DA04
DA06 DA10 DA11
Claims (8)
- 【請求項1】 ごみを熱分解してガス化する熱分解炉を
備えたごみ焼却炉に適用され、前記熱分解炉の温度が設
定値に保持されるように該熱分解炉に対するごみの供給
量を制御するとともに、前記熱分解炉の出口における所
定のガスの濃度が設定値に保持されるように該熱分解炉
に対する空気の供給量を制御する燃焼制御装置であっ
て、 前記熱分解炉に対するごみの供給量を検出するごみ供給
量検出手段と、 前記ごみ供給量検出手段で検出されるごみの供給量が異
常であることを判定する異常判定手段と、 前記ごみ供給量の異常が判定された場合に、この異常に
対応して前記ごみの供給量および前記空気の供給量を変
更する変更手段と、を備えることを特徴とするごみ焼却
炉の燃焼制御装置。 - 【請求項2】 ごみを熱分解してガス化する熱分解炉
と、該熱分解炉の下流側に設けられる灰溶融炉と、該灰
溶融炉から排出される排ガスを燃焼する二次燃焼室とを
備えたごみ焼却炉に適用され、前記熱分解炉の温度、前
記灰溶融炉の温度および前記二次燃焼室の温度のうちの
少なくとも1つを検出して、その検出した温度が設定値
に保持されるように該熱分解炉に対するごみの供給量を
制御するとともに、前記二次燃焼室の出口における所定
のガスの濃度を検出して、その検出したガスの濃度が設
定値に保持されるように、前記熱分解炉に対する空気の
供給量、前記灰溶融炉に対する空気の供給量および前記
二次燃焼室に対する空気の供給量のうちの少なくとも1
つを制御する燃焼制御装置であって、 前記熱分解炉に対するごみの供給量を検出するごみ供給
量検出手段と、 前記ごみ供給量検出手段で検出されるごみの供給量が異
常であることを判定する異常判定手段と、 前記ごみ供給量の異常が判定された場合に、この異常に
対応して前記ごみの供給量および前記空気の供給量を変
更する変更手段と、を備えることを特徴とするごみ焼却
炉の燃焼制御装置。 - 【請求項3】 前記ごみ供給量検出手段が、前記熱分解
炉に移送されるごみの表面にレーザを投射して、該ごみ
の表面の高さを検出するレーザ距離計を備えることを特
徴とする請求項1または2に記載のごみ焼却炉の燃焼制
御装置。 - 【請求項4】 前記所定のガスが、DXN、COおよび
O2のいずれかである請求項2に記載のごみ焼却炉の燃
焼制御装置。 - 【請求項5】 ストーカ式のごみ焼却炉に適用され、燃
焼炉の温度が設定値に保持されるように該燃焼炉に対す
るごみの供給量を制御するとともに、前記燃焼炉の出口
における所定のガスの濃度が設定値に保持されるように
該燃焼炉に対する空気の供給量を制御する燃焼制御装置
であって、 前記ストーカへのごみの供給量を検出するごみ供給量検
出手段と、 前記ごみ供給量検出手段で検出されるごみの供給量が異
常であることを判定する異常判定手段と、 前記ごみ供給量の異常が判定された場合に、この異常に
対応して前記ごみの供給量および前記空気の供給量を変
更する変更手段と、を備えることを特徴とするごみ焼却
炉の燃焼制御装置。 - 【請求項6】 ストーカ式のごみ焼却炉に適用され、燃
焼炉に併設されたボイラの蒸発量が設定値に保持される
ように該燃焼炉に対するごみの供給量を制御するととも
に、前記燃焼炉の出口における所定のガスの濃度が設定
値に保持されるように該燃焼炉に対する空気の供給量を
制御する燃焼制御装置であって、 前記ストーカへのごみの供給量を検出するごみ供給量検
出手段と、 前記ごみ供給量検出手段で検出されるごみの供給量が異
常であることを判定する異常判定手段と、 前記ごみ供給量の異常が判定された場合に、この異常に
対応して前記ごみの供給量および前記空気の供給量を変
更する変更手段と、を備えることを特徴とするごみ焼却
炉の燃焼制御装置。 - 【請求項7】 前記ごみ供給量検出手段が、ホッパに投
入されたごみの表面にレーザを投射して該ごみの表面の
高さを検出するレーザ距離計を備えることを特徴とする
請求項5または6に記載のごみ焼却炉の燃焼制御装置。 - 【請求項8】 前記所定のガスが、DXN、COおよび
O2のいずれかである請求項5または6に記載のごみ焼
却炉の燃焼制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002093532A JP2003287213A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | ごみ焼却炉の燃焼制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002093532A JP2003287213A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | ごみ焼却炉の燃焼制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003287213A true JP2003287213A (ja) | 2003-10-10 |
Family
ID=29237949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002093532A Withdrawn JP2003287213A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | ごみ焼却炉の燃焼制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003287213A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100385169C (zh) * | 2006-01-05 | 2008-04-30 | 河北农业大学 | 一种垃圾焚烧热气流发电装置 |
JP2008298352A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Hitachi Zosen Corp | ごみ焼却設備における燃焼空気の制御方法および制御装置 |
JP2009058216A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-03-19 | Mhi Environment Engineering Co Ltd | ガス化溶融システムの燃焼制御方法及び該システム |
JP2010511852A (ja) * | 2006-12-07 | 2010-04-15 | ウェイストツーエナジー テクノロジーズ インターナショナル リミテッド | バッチ式廃棄物ガス化工程 |
JP4516319B2 (ja) * | 2004-01-07 | 2010-08-04 | 株式会社タクマ | 熱分解装置及びその制御方法 |
JP2011021834A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Nippon Steel Engineering Co Ltd | 廃棄物溶融炉の蒸気量制御方法及び廃棄物溶融炉設備の蒸気量制御装置 |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002093532A patent/JP2003287213A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2010511852A (ja) * | 2006-12-07 | 2010-04-15 | ウェイストツーエナジー テクノロジーズ インターナショナル リミテッド | バッチ式廃棄物ガス化工程 |
KR101503783B1 (ko) * | 2006-12-07 | 2015-03-18 | 더블유티이 웨이스트 투 에너지 캐나다, 인코포레이션 | 회분 쓰레기의 가스화 공정 |
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JP2013190204A (ja) * | 2007-08-06 | 2013-09-26 | Mitsubishi Heavy Industries Environmental & Chemical Engineering Co Ltd | ガス化溶融システムの燃焼制御方法及び該システム |
JP2011021834A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Nippon Steel Engineering Co Ltd | 廃棄物溶融炉の蒸気量制御方法及び廃棄物溶融炉設備の蒸気量制御装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |