JP4282921B2 - 送風装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井裏空間等に設置され室内の換気や暖房等を行なう送風装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
住宅構造のユニット化に伴い浴室や洗面所といったサニタリーゾーンの多機能化が進んでいる。そうした中で、例えば特開昭63―77498号公報や特開平4―240495号公報に示されているように、例えば浴室の浴室としての快適性の向上を図るとともに、浴室を乾燥雰囲気にして衣類等の乾燥室としても利用できるようにした送風装置が開発されている。この種の送風装置の中には、特開平11―63607号公報に示されているように、浴室の乾燥の他、洗面所やトイレなど、多室の換気も行なうことができるものもある。
【0003】
これらの送風装置の多くは、天井裏の空間等狭隘な場所にアンカーボルト等を使って吊固定されるため、メンテナンスをし易くするための構造上の工夫が払われている。例えば、特開平11―63607号公報に示されている送風装置では図11に示すように、箱形のケーシング101に送風機102を組付けた枠体103が水平方向に抜差し可能に構成され、天井等に設けた点検口から、枠体103ごと送風機102をケーシング101から引抜いてメンテナンスできるようになっている。枠体103は、ケーシング101に内接する構成で、送風機102をケーシング101内において安定に支持する必要があるため、上下に摺接面をもつH形や、両側に摺接面をもつ矩形など、高強度の断面形状の剛構造体となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の送風装置において、枠体103に送風機102を組付け、枠体103ごとケーシング101に横方向から挿脱できるようにしたものでは、枠体103がケーシング101に当接することにより上下方向及び横方向の移動が規制され、送風機102が安定状態に措かれるものであるため、枠体103の平面積や嵩、質量が大きくなり、メンテナンスにあたっては扱い難いといった問題点があるうえ、形状も複雑なためコストも高くつくといった問題もある。
また、室内に吸込部や吹出部が臨む送風装置では、吸込部や吹出部を開放させ、取付状態のまま高所で送風機やその他の機能部品のメンテナンスを行なわなければならず、作業し辛くメンテナンス性は良くない。
【0005】
本発明は上記した従来の問題点を解消するためになされたもので、その課題とするところは、メンテナンスがし易く構成の簡素な送風装置を得ることであり、その送風装置の機能の向上を推し進めることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために請求項1の発明は、換気機能を果たす換気送風部と循環機能を果たす循環送風部とからなり、全体が天井裏の空間等に固定される送風装置について、その換気送風部を、送風機を有する本体構造と、当該本体構造を収める、上側の開放したコ状の外殻構造とにより構成し、循環送風部を、送風機を有する本体構造と、当該本体構造を収める、開放部分を下方に向けた固定枠体とにより構成し、換気送風部の本体構造を、モーター及びファンケーシングとともにファンベースに支持させた構成とし、外殻構造の内側に前記ファンベースの一端縁をスライド可能に支持する第1の支持部材と、ファンケーシングの下端をスライド可能に受け支持する第2の支持部材とを対角状に設け、第1の支持部材及び第2の支持部材によって換気送風部の本体構造を外殻構造に対して室内側から略水平方向への挿抜によって着脱できるようにし、循環送風部の本体構造を、開放部分を下方に向けた固定枠体に対して開放部分から略垂直方向への挿抜によって室内側から着脱できるようにする手段を採用する。
【0007】
前記課題を達成するために請求項2の発明は、請求項1に係る前記手段における循環送風部の本体構造に循環気流を昇温する加熱手段を組込み、その一部を不燃材料で構成し、固定枠体についても不燃材料で構成し、本体構造の固定枠体への装着によって循環送風部の不燃材料による外殻が構成されるようにする手段を採用する。
【0008】
前記課題を達成するために請求項3の発明は、請求項1に係る前記手段における循環送風部の本体構造に循環気流を昇温する加熱手段を組込み、本体構造の外殻を不燃材料で構成し、固定枠体についてはプラスチックで構成する手段を採用する。
【0010】
前記課題を達成するために請求項4の発明は、請求項2又は請求項3のいずれかに係る前記手段における循環送風部の本体構造を、同一平面上に並ぶ二機の送風機と、これらの各送風機に対応して設けた二つの加熱手段によって構成する手段を採用する。
【0011】
前記課題を達成するために請求項5の発明は、請求項2又は請求項3のいずれかに係る前記手段における循環送風部の本体構造に、送風機の吹出側の風路を構成する風路構造部材を設け、この風路構造部材に水密構造部を構成して、水密構造部に加熱手段の充電部を収める手段を採用する。
【0012】
前記課題を達成するために請求項6の発明は、請求項1〜請求項5までのいずれかに係る前記手段における循環送風部の固定枠体に、高さ調節の可能な吊金具を設け、この吊金具によって固定枠を設置構造に吊固定する手段を採用する。
【0015】
前記課題を達成するために請求項7の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに係る前記手段における換気送風部の送風機のモーターを、ファンベースにファンベースの面より下がった位置で固定する手段を採用する。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図8によって示す本実施の形態は、天井裏空間等に設置して室内の換気や乾燥あるいは暖房を行なう送風装置に関するものであり、建物の主としてサニタリーゾーンにおいて機能するように構成されている。この送風装置は、図1及び図2に示すように換気機能を果たす換気送風部1と、循環機能を果たす循環送風部2とが横並びに連接した構成が採られ、全体が例えば浴室等の天井裏の空間にアンカーボルト3により吊金具4を介して吊り固定される。換気送風部1は、送風機5を主体とする本体構造6とこれを収める外殻構造7とから構成されている(図3,図4参照)。循環送風部2は、二機の送風機8,9と二個のヒーター10,11とを主体とする本体構造12とこれを収める固定枠体13とから構成されている(図2,図5参照)。
【0018】
換気送風部1の外殻構造7は、図3に示すように上側の開放したコ状の基体部分14と、基体部分14の両側の開放部分に着脱可能に装着された二つの側板部分15,16とから構成され、全体は上面の開放した略六面体の箱形に構成されている。基体部分14の前面には二個の吸込口17がダクト接続可能に横並びに設けられ、背面中央には一個の吹出口18がダクト接続可能に設けられている。基体部分14の前面と背面の上縁には、それぞれ内向きのフランジ19が形成され、前面のフランジ19の下部にはこのフランジ19と対向して内向きのチャンネル部20を構成するアングル形の支持部材21が固着されている。基体部分14の背面の内側にも、吹出口18の下縁に沿って同じ形状の支持部材21が固着されている。側板部分15,16はそれぞれ、基体部分14の両側にネジによりフランジ接合されるが、一方の側板部分15は基体部分14の側部を閉止するが、もう一方の側板部分16は基体部分14の側部の上側を閉止し、下側については吸込連絡口22として開放する。各側板部分15,16の上縁には、図3に示すように、それぞれ内向きのフランジ19が形成され、それらフランジ19の下部にはフランジ19と対向して内向きのチャンネル部20を構成するアングル形の支持部材21が固着されている。
【0019】
換気送風部1の本体構造6は、外殻構造7の内壁面で画成される平面形状に略等しい形状寸法の剛直な平板で構成されたファンベース23に、モーター24及びファンケーシング25を組付けた構成である。モーター24は、ファンベース23の略中央に開けられた取付孔に凹状に絞り加工された取付部品26を介してファンベース23の上面側に取付けられている。凹状の取付部品26によってモーター24のファンベース23の上面からの突出量は小さくなっている。ファンケーシング25はファンベース23の下面側に固定され、下部中央に吸込口27が、スクロールの端にファンベース23の背面側端縁に沿う位置に吹出口28が臨んでいる。ファンベース23の厚みは、外殻構造7のフランジ19と支持部材21により構成されたチャンネル部20に摺動可能に嵌まりうる寸法になっていて、一方の側板部分15を外した状態でモーター24を上にしてファンベース23の前縁を正面側上部のチャンネル部20に嵌め、水平に保ちながら押込むことによって、外殻構造7に本体構造6を装着することができる。
【0020】
ファンベース23の押込み途中で、ファンケーシング25の吹出口28の下部口縁が支持部材21に受られ、チャンネル部20と支持部材21によって図4に示すように対角状に支持され、本体構造6を支える必要はなくなる。側板部分16に突当るまで押込み、一側を側板部分15で閉止すれば、換気送風部1は完結形態となる。この状態では、アァンベース23の背後側と両側が外殻構造7のチャンネル部20に嵌まり、ファンケーシング25の下部が支持部材21に受承され、本体構造6は外殻構造7内に安定状態におかれる。そして、ファンケーシング25の吹出口28と外殻構造7の吹出口18とは整合し、外殻構造7の各吸込口17と吸込連絡口22とは外殻構造7の下部の空間を通じてファンケーシング25の吸込口27に連絡する。外殻構造7は循環送風部2にその吸込連絡口22が連通するように連結される(図5参照)。この結合構造は各側板部分15,16のフランジ接合による取付構造と共通構造となっており、側板部分15,16の付換えが可能なため水平面内で180度回転した状態でも循環送風部2に装着することができる。なお、吸込連絡口22にはこれを開閉するダンパー(図示しない)が備えられている。
【0021】
循環送風部2の本体構造12は、二機の送風機8,9とヒーター10,11とを組付けた投影平面形状が方形のユニットとして構成されている。二機の送風機8,9は、不燃材料で構成された上面構造29の下面側に各吸込口を下向きにして横並びに構成されている。各送風機8,9の吹出側の風路は、図7に示すように上下二部品の接合による風路構造部材30により独立状態に形成され、風路構造部材30の下向きに開口した二つの開口部31が各送風機8,9の実質的な吹出口となっている。
【0022】
この風路構造部材30には中央に風路とは隔壁で画成され、凹凸嵌合による接合面には耐熱性のあるシール部材32が挟着された水密構造部33が設けられ、この水密構造部33に接続端子部分である充電部34を収めた状態で各風路を横断する形態にヒーター10,11が装架されている。この構成により、吹出し気流を効率よく昇温させることができ、充電部34への水の侵入もしっかりと防ぐことができる。
【0023】
循環送風部2の固定枠体13は、不燃材料又は難燃材料で本体構造12が垂直方向から挿抜できる角形の枠体として構成され、浴室等の天井面に下側の開放部分が臨むように吊金具4によって天井裏の空間に垂下されたアンカーボルト3に吊固定される。固定枠体13の一側には換気送風部1の吸込連絡口22と連絡する連絡口35が開設されていて、吸込連絡口22と連絡口35とが連通する状態に換気送風部1が横並びに連結される(図5参照)。固定枠体13の対向する側面には図6に示すように仮止めのためのスリット36が設けられていて、本体構造12の両側に形成された突起37が本体構造12の挿入によって突入して仮止めできるようになっている。
【0024】
本体構造12を、吊固定した固定枠体13に室内側からその上面構造29を上にして垂直方向に持ち上げてスリット36に突起37が突入する位置まで挿入し、固定枠体13にネジ締めし、固定枠体13の下側の開放部に化粧パネル38を装着することによって循環送風部2が完結形態となる。循環送風部2に連結された換気送風部1も循環送風部2の吊金具4によって支持される。.
【0025】
この送風装置は、図8に示すように浴室等の天井裏空間に設置し、循環送風部2の吸込口と吹出口を室内に臨ませ、換気送風部1の吹出口18をダクト39を介して屋外へ、各吸込口17をダクト39を介して洗面所やトイレ等の室内へ連絡させることによって、設置場所の浴室等と他の部屋の換気が換気送風部1の運転によって行なうことができる。設置場所の浴室等については、循環送風部2の単独運転により温風による暖房を行なうことや、換気送風部1との連動により乾燥雰囲気を形成することができる。乾燥運転では循環送風部2の送風機8,9が並列に二機設けられているため、広い範囲に温風を吹出すことができ、衣類等を効果的に乾燥させることができる。また、嵩の小さい少量の衣類の乾燥には送風機8,9のうちの一機を運転させることによって、電力消費を抑えた衣類乾燥が実施できる。
【0026】
換気送風部1については、本体構造6を外殻構造7から水平方向に抜取って、下に降ろして低所で送風機5等のメンテナンスを行なうことができ、循環送風部2についても、本体構造12を固定枠体13から垂直方向に抜取って、下に降ろして低所で送風機8,9等のメンテナンスを行なうことができる。循環送風部2の本体構造12を抜取れば、固定枠体13は、上下の開放した角枠となるため、ここから換気送風部1のダクト接続部などのメンテナンスも可能である。換気送風部1についても循環送風部2についても本体構造6,12の上部が組付けにより外殻構造7や固定枠体13の一部を構成するため、外殻構造7や固定枠体13の構造を簡素なものにすることができる。特に、ヒーター10,11を持つ循環送風部2については、固定枠体13を不燃材料で構成し、本体構造12の上面構造29を不燃材料とすることによって、本体構造12を被覆する不燃材料による外殻が構成できることになり、メンテナンス性を損なうことなく安全性能を向上させることができる。本体構造12を不燃材料で構成すれば、固定枠体13については強化プラスチックで構成することもでき、軽量化を推進することも可能である。
【0027】
換気送風部1の本体構造6のファンベース23は、自体に安定化のための構造を持たないため単純な平板態でよく、本体構造6の嵩も質量も小さくなりメンテナンス時の取扱いがし易い。そして、組付け状態ではチャンネル部20により三方において上下方向及び水平方向の動きが拘束され、支持部材21により対角状に支持されるので本体構造6の安定度は頗る高い。また、本体構造6を外殻構造7の側部のいずれの方向からも挿抜できるので、設置状態に応じてメンテナンスし易い挿抜方向に設定することができ、循環送風部2との連結形態も水平面で180度回転させた形態が採れるため、図8に示すように鏡面対称形態をとることの多い集合住宅に対しても一機種で対応することができる。
【0028】
実施の形態2.
図9と図10に示す本実施の形態は、実施の形態1で示した送風装置の吊金具4に高さ調整機能を持たせたものであり、吊金具4以外の構成は実施の形態1のものと同じである。従って、実施の形態1のものと同じ部分については実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0029】
この送風装置の吊金具4は、図9に示すように固定枠体13に固着するコの字型の固定金具40と、固定金具40にネジ41により連結される可動金具42とから構成されている。固定金具40の対向するフランジ部43の一方にはネジ41を挿通する挿通孔44が設けられ、ウェブ部45には挿通孔44の無いフランジ部43に向って縦に開口部46が形成されている。可動金具42は、柄部47の両端に対向状にフック部48を設けた構成で、一方のフック部48にはアンカーボルト3を挿通するボルト挿通孔49が、他方のフック部48にはネジ41をネジ嵌めできるネジ孔50が設けられている。固定枠体13の外側に挿通孔44のあるフランジ部43を下にして固着された固定金具40に、可動金具42が開口部46からネジ孔50のあるフック部48を入れて挿通孔44からネジ41がネジ孔50にネジ嵌めされている(図10参照)。
【0030】
この構成によりネジ41の締め増し、緩めの操作によって可動金具42が上下方向に動き、アンカーボルト3にこの吊金具4で吊固定した固定枠体13の上下方向の位置を調節することができる。従って、設置時には天井板との固定枠体13の位置調整が可能になる。ダクト39との接続をしない循環送風部単独の構成で送風装置を構成した場合では、送風装置のメンテナンス時には天井板から少し全体を下げ、作業し易い位置にして作業することができる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、メンテナンスがし易く、循環送風部の本体構造を低所に降ろしてメンテナンスを行なうことができ、換気送風部のメンテナンスがし易くなり、換気送風部の構成が簡素になり、その質量も嵩も小さくなりメンテナンス時の取扱いが容易になる送風装置が得られる。
【0032】
請求項2の発明によれば、請求項1に係る前記効果とともに構成の簡素な防火性能の高い温風生成機能を持つ送風装置が得られる。
【0033】
請求項3の発明によれば、請求項1に係る前記効果とともに防火性能の高い軽量な温風生成機能を持つ送風装置が得られる。
【0035】
請求項4の発明によれば、請求項2又は請求項3のいずれかに係る前記効果とともに温風の片寄りを少なくすることや、温風の吹出しの絞り込みが可能になる。
【0036】
請求項5の発明によれば、請求項2又は請求項3のいずれかに係る前記効果とともに気流を効果的に昇温でき、充電部への水の侵入によるトラブルを回避することができる。
【0037】
請求項6の発明によれば、請求項1〜請求項5までのいずれかに係る前記効果とともに天井面との位置合わせが容易になる。
【0040】
請求項7の発明によれば、請求項1〜請求項6までのいずれかに係る前記効果とともにモーターの突出量を少なくすることができ、狭隘な場所への対応性が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の送風装置を取付状態で示す正面図である。
【図2】 実施の形態1の送風装置を取付状態で示す底面図である。
【図3】 実施の形態1の送風装置の換気送風部を示す分解斜視図である。
【図4】 実施の形態1の送風装置の換気送風部を示す側面図である。
【図5】 実施の形態1の送風装置を示す分解斜視図である。
【図6】 実施の形態1の循環送風部の仮止め構造を示す部分拡大断面図である。
【図7】 実施の形態1の送風装置の風路構造部材を示す分解斜視図である。
【図8】 実施の形態1の送風装置の設置形態を示す説明図である。
【図9】 実施の形態2の送風装置の吊金具を示す分解斜視図である。
【図10】 実施の形態2の送風装置の吊金具を示す斜視図である。
【図11】 従来の送風装置を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 換気送風部、 2 循環送風部、 4 吊金具、 5 送風機、 6 本体構造、 7 外殻構造、 8,9 送風機、 10,11 ヒーター、 12本体構造、 13 固定枠体、 20 チャンネル部、 21 支持部材、 23 ファンベース、 24 モーター、 25 ファンケーシング、 26 取付部品、 30 風路構造部材、 32 シール部材、 33 水密構造部、34 充電部、 40 固定金具、 41 ネジ、 42 可動金具。
Claims (7)
- 換気機能を果たす換気送風部と循環機能を果たす循環送風部とからなり、全体が天井裏の空間等に固定される送風装置であって、
前記換気送風部を、送風機を有する本体構造と、当該本体構造を収める、上側の開放したコ状の外殻構造とにより構成し、
前記循環送風部を、送風機を有する本体構造と、当該本体構造を収める、開放部分を下方に向けた固定枠体とにより構成し、
前記換気送風部の本体構造を、モーター及びファンケーシングとともにファンベースに支持させた構成とし、
前記外殻構造の内側に前記ファンベースの一端縁をスライド可能に支持する第1の支持部材と、前記ファンケーシングの下端をスライド可能に受け支持する第2の支持部材とを対角状に設け、
前記第1の支持部材及び前記第2の支持部材によって前記換気送風部の本体構造を前記外殻構造に対して室内側から略水平方向への挿抜によって着脱できるようにし、
前記循環送風部の本体構造を、開放部分を下方に向けた前記固定枠体に対して前記開放部分から略垂直方向への挿抜によって室内側から着脱できるようにした送風装置。 - 請求項1に記載の送風装置であって、
循環送風部の本体構造に循環気流を昇温する加熱手段を組込むとともに、その一部を不燃材料で構成し、
固定枠体についても不燃材料で構成し、
前記本体構造の前記固定枠体への装着によって前記循環送風部の不燃材料による外殻が構成されるようにした送風装置。 - 請求項1に記載の送風装置であって、
循環送風部の本体構造に循環気流を昇温する加熱手段を組込むとともに、本体構造を不燃材料で構成し、
固定枠体についてはプラスチックで構成した送風装置。 - 請求項2又は請求項3のいずれかに記載の送風装置であって、
循環送風部の本体構造を、同一平面上に並ぶ二機の送風機と、これらの各送風機に対応して設けた二つの加熱手段によって構成した送風装置。 - 請求項2又は請求項3のいずれかに記載の送風装置であって、
循環送風部の本体構造に送風機の吹出側の風路を構成する風路構造部材を設け、この風路構造部材に水密構造部を構成して、
この水密構造部に加熱手段の充電部を収めた送風装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の送風装置であって、
循環送風部の固定枠体に高さ調節の可能な吊金具を設け、
この吊金具によって固定枠を設置構造に吊固定した送風装置。 - 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の送風装置であって、
換気送風部の送風機のモーターをファンベースにファンベースの面より下がった位置で固定した送風装置。
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