JP2003090574A - 送風装置 - Google Patents

送風装置

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JP2003090574A
JP2003090574A JP2001282520A JP2001282520A JP2003090574A JP 2003090574 A JP2003090574 A JP 2003090574A JP 2001282520 A JP2001282520 A JP 2001282520A JP 2001282520 A JP2001282520 A JP 2001282520A JP 2003090574 A JP2003090574 A JP 2003090574A
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air
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンスがし易く構成の簡素
な送風装置を得る。 【解決手段】 換気機能を果たす換気送風部1と
循環機能を果たす循環送風部2とからなり、全体が天井
裏の空間等に固定される送風装置について、その換気送
風部1を、送風機を主体とする本体構造6とこれを収め
る外殻構造7とにより構成し、循環送風部2を、送風機
8,9を主体とする本体構造12とこれを収める固定枠
体13とにより構成し、換気送風部1の本体構造6を外
殻構造7に対して室内側から略水平方向に着脱できるよ
うに構成し、循環送風部2の本体構造12を固定枠体1
3に対して室内側から略垂直方向に着脱できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井裏空間等に設
置され室内の換気や暖房等を行なう送風装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】住宅構造のユニット化に伴い浴室や洗面
所といったサニタリーゾーンの多機能化が進んでいる。
そうした中で、例えば特開昭63―77498号公報や
特開平4―240495号公報に示されているように、
例えば浴室の浴室としての快適性の向上を図るととも
に、浴室を乾燥雰囲気にして衣類等の乾燥室としても利
用できるようにした送風装置が開発されている。この種
の送風装置の中には、特開平11―63607号公報に
示されているように、浴室の乾燥の他、洗面所やトイレ
など、多室の換気も行なうことができるものもある。
【0003】これらの送風装置の多くは、天井裏の空間
等狭隘な場所にアンカーボルト等を使って吊固定される
ため、メンテナンスをし易くするための構造上の工夫が
払われている。例えば、特開平11―63607号公報
に示されている送風装置では図11に示すように、箱形
のケーシング101に送風機102を組付けた枠体10
3が水平方向に抜差し可能に構成され、天井等に設けた
点検口から、枠体103ごと送風機102をケーシング
101から引抜いてメンテナンスできるようになってい
る。枠体103は、ケーシング101に内接する構成
で、送風機102をケーシング101内において安定に
支持する必要があるため、上下に摺接面をもつH形や、
両側に摺接面をもつ矩形など、高強度の断面形状の剛構
造体となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の送
風装置において、枠体103に送風機102を組付け、
枠体103ごとケーシング101に横方向から挿脱でき
るようにしたものでは、枠体103がケーシング101
に当接することにより上下方向及び横方向の移動が規制
され、送風機102が安定状態に措かれるものであるた
め、枠体103の平面積や嵩、質量が大きくなり、メン
テナンスにあたっては扱い難いといった問題点があるう
え、形状も複雑なためコストも高くつくといった問題も
ある。また、室内に吸込部や吹出部が臨む送風装置で
は、吸込部や吹出部を開放させ、取付状態のまま高所で
送風機やその他の機能部品のメンテナンスを行なわなけ
ればならず、作業し辛くメンテナンス性は良くない。
【0005】本発明は上記した従来の問題点を解消する
ためになされたもので、その課題とするところは、メン
テナンスがし易く構成の簡素な送風装置を得ることであ
り、その送風装置の機能の向上を推し進めることであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、換気機能を果たす換気送風部と循
環機能を果たす循環送風部とからなり、全体が天井裏の
空間等に固定される送風装置について、その換気送風部
を、送風機を主体とする本体構造とこれを収める外殻構
造とにより構成し、循環送風部を、送風機を主体とする
本体構造とこれを収める固定枠体とにより構成し、換気
送風部の本体構造を外殻構造に対して室内側から着脱で
きるように構成し、循環送風部の本体構造を固定枠体に
対して室内側から着脱できるようにする手段を採用す
る。
【0007】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、請求項1に係る前記手段における循環送風部の本体
構造に循環気流を昇温する加熱手段を組込み、その一部
を不燃材料で構成し、固定枠体についても不燃材料で構
成し、本体構造の固定枠体への装着によって循環送風部
の不燃材料による外殻が構成されるようにする手段を採
用する。
【0008】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、請求項1に係る前記手段における循環送風部の本体
構造に循環気流を昇温する加熱手段を組込み、本体構造
の外殻を不燃材料で構成し、固定枠体についてはプラス
チックで構成する手段を採用する。
【0009】前記課題を達成するために請求項4の発明
は、請求項1〜請求項3までのいずれかに係る前記手段
における循環送風部の本体構造を、固定枠体に対して室
内側から略垂直方向への挿抜によって着脱できるように
する手段を採用する。
【0010】前記課題を達成するために請求項5の発明
は、請求項2又は請求項3のいずれかに係る前記手段に
おける循環送風部の本体構造を、同一平面上に並ぶ二機
の送風機と、これらの各送風機に対応して設けた二つの
加熱手段によって構成する手段を採用する。
【0011】前記課題を達成するために請求項6の発明
は、請求項2又は請求項3のいずれかに係る前記手段に
おける循環送風部の本体構造に、送風機の吹出側の風路
を構成する風路構造部材を設け、この風路構造部材に水
密構造部を構成して、水密構造部に加熱手段の充電部を
収める手段を採用する。
【0012】前記課題を達成するために請求項7の発明
は、請求項1〜請求項6までのいずれかに係る前記手段
における循環送風部の固定枠体に、高さ調節の可能な吊
金具を設け、この吊金具によって固定枠を設置構造に吊
固定する手段を採用する。
【0013】前記課題を達成するために請求項8の発明
は、請求項1〜請求項7までのいずれかに係る前記手段
における換気送風部の本体構造を、その外殻構造に室内
側から略水平方向への挿抜によって着脱できるようにす
る手段を採用する。
【0014】前記課題を達成するために請求項9の発明
は、請求項8に係る前記手段における換気送風部の本体
構造を、モーター及びファンケーシングとともにファン
ベースに支持させた構成とし、外殻構造の内側にファン
ベースの一端縁をスライド可能に支持する支持部材と、
ファンケーシングの下端をスライド可能に受け支持する
支持部材とを設け、これらの各支持部材によって本体構
造を対角状に支持させる手段を採用する。
【0015】前記課題を達成するために請求項10の発
明は、請求項9に係る前記手段における換気送風部の送
風機のモーターを、ファンベースにファンベースの面よ
り下がった位置で固定する手段を採用する。
【0016】前記課題を達成するために請求項11の発
明は、送風機を主体とする本体構造とこれを収める外殻
構造とからなり全体が天井裏の空間等に固定される送風
装置について、その本体構造を、モーター及びファンケ
ーシングとともにファンベースに支持させた構成とし、
外殻構造の内側にファンベースの一端縁をスライド可能
に支持する支持部材と、ファンケーシングの下端をスラ
イド可能に受け支持する支持部材とを対角状に設け、こ
れらの各支持部材によって本体構造を外殻構造に室内側
からの略水平方向への挿抜によって着脱できるようにす
る手段を採用する。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図8によっ
て示す本実施の形態は、天井裏空間等に設置して室内の
換気や乾燥あるいは暖房を行なう送風装置に関するもの
であり、建物の主としてサニタリーゾーンにおいて機能
するように構成されている。この送風装置は、図1及び
図2に示すように換気機能を果たす換気送風部1と、循
環機能を果たす循環送風部2とが横並びに連接した構成
が採られ、全体が例えば浴室等の天井裏の空間にアンカ
ーボルト3により吊金具4を介して吊り固定される。換
気送風部1は、送風機5を主体とする本体構造6とこれ
を収める外殻構造7とから構成されている(図3,図4
参照)。循環送風部2は、二機の送風機8,9と二個の
ヒーター10,11とを主体とする本体構造12とこれ
を収める固定枠体13とから構成されている(図2,図
5参照)。
【0018】換気送風部1の外殻構造7は、図3に示す
ように上側の開放したコ状の基体部分14と、基体部分
14の両側の開放部分に着脱可能に装着された二つの側
板部分15,16とから構成され、全体は上面の開放し
た略六面体の箱形に構成されている。基体部分14の前
面には二個の吸込口17がダクト接続可能に横並びに設
けられ、背面中央には一個の吹出口18がダクト接続可
能に設けられている。基体部分14の前面と背面の上縁
には、それぞれ内向きのフランジ19が形成され、前面
のフランジ19の下部にはこのフランジ19と対向して
内向きのチャンネル部20を構成するアングル形の支持
部材21が固着されている。基体部分14の背面の内側
にも、吹出口18の下縁に沿って同じ形状の支持部材2
1が固着されている。側板部分15,16はそれぞれ、
基体部分14の両側にネジによりフランジ接合される
が、一方の側板部分15は基体部分14の側部を閉止す
るが、もう一方の側板部分16は基体部分14の側部の
上側を閉止し、下側については吸込連絡口22として開
放する。各側板部分15,16の上縁には、図3に示す
ように、それぞれ内向きのフランジ19が形成され、そ
れらフランジ19の下部にはフランジ19と対向して内
向きのチャンネル部20を構成するアングル形の支持部
材21が固着されている。
【0019】換気送風部1の本体構造6は、外殻構造7
の内壁面で画成される平面形状に略等しい形状寸法の剛
直な平板で構成されたファンベース23に、モーター2
4及びファンケーシング25を組付けた構成である。モ
ーター24は、ファンベース23の略中央に開けられた
取付孔に凹状に絞り加工された取付部品26を介してフ
ァンベース23の上面側に取付けられている。凹状の取
付部品26によってモーター24のファンベース23の
上面からの突出量は小さくなっている。ファンケーシン
グ25はファンベース23の下面側に固定され、下部中
央に吸込口27が、スクロールの端にファンベース23
の背面側端縁に沿う位置に吹出口28が臨んでいる。フ
ァンベース23の厚みは、外殻構造7のフランジ19と
支持部材21により構成されたチャンネル部20に摺動
可能に嵌まりうる寸法になっていて、一方の側板部分1
5を外した状態でモーター24を上にしてファンベース
23の前縁を正面側上部のチャンネル部20に嵌め、水
平に保ちながら押込むことによって、外殻構造7に本体
構造6を装着することができる。
【0020】ファンベース23の押込み途中で、ファン
ケーシング25の吹出口28の下部口縁が支持部材21
に受られ、チャンネル部20と支持部材21によって図
4に示すように対角状に支持され、本体構造6を支える
必要はなくなる。側板部分16に突当るまで押込み、一
側を側板部分15で閉止すれば、換気送風部1は完結形
態となる。この状態では、アァンベース23の背後側と
両側が外殻構造7のチャンネル部20に嵌まり、ファン
ケーシング25の下部が支持部材21に受承され、本体
構造6は外殻構造7内に安定状態におかれる。そして、
ファンケーシング25の吹出口28と外殻構造7の吹出
口18とは整合し、外殻構造7の各吸込口17と吸込連
絡口22とは外殻構造7の下部の空間を通じてファンケ
ーシング25の吸込口27に連絡する。外殻構造7は循
環送風部2にその吸込連絡口22が連通するように連結
される(図5参照)。この結合構造は各側板部分15,
16のフランジ接合による取付構造と共通構造となって
おり、側板部分15,16の付換えが可能なため水平面
内で180度回転した状態でも循環送風部2に装着する
ことができる。なお、吸込連絡口22にはこれを開閉す
るダンパー(図示しない)が備えられている。
【0021】循環送風部2の本体構造12は、二機の送
風機8,9とヒーター10,11とを組付けた投影平面
形状が方形のユニットとして構成されている。二機の送
風機8,9は、不燃材料で構成された上面構造29の下
面側に各吸込口を下向きにして横並びに構成されてい
る。各送風機8,9の吹出側の風路は、図7に示すよう
に上下二部品の接合による風路構造部材30により独立
状態に形成され、風路構造部材30の下向きに開口した
二つの開口部31が各送風機8,9の実質的な吹出口と
なっている。
【0022】この風路構造部材30には中央に風路とは
隔壁で画成され、凹凸嵌合による接合面には耐熱性のあ
るシール部材32が挟着された水密構造部33が設けら
れ、この水密構造部33に接続端子部分である充電部3
4を収めた状態で各風路を横断する形態にヒーター1
0,11が装架されている。この構成により、吹出し気
流を効率よく昇温させることができ、充電部34への水
の侵入もしっかりと防ぐことができる。
【0023】循環送風部2の固定枠体13は、不燃材料
又は難燃材料で本体構造12が垂直方向から挿抜できる
角形の枠体として構成され、浴室等の天井面に下側の開
放部分が臨むように吊金具4によって天井裏の空間に垂
下されたアンカーボルト3に吊固定される。固定枠体1
3の一側には換気送風部1の吸込連絡口22と連絡する
連絡口35が開設されていて、吸込連絡口22と連絡口
35とが連通する状態に換気送風部1が横並びに連結さ
れる(図5参照)。固定枠体13の対向する側面には図
6に示すように仮止めのためのスリット36が設けられ
ていて、本体構造12の両側に形成された突起37が本
体構造12の挿入によって突入して仮止めできるように
なっている。
【0024】本体構造12を、吊固定した固定枠体13
に室内側からその上面構造29を上にして垂直方向に持
ち上げてスリット36に突起37が突入する位置まで挿
入し、固定枠体13にネジ締めし、固定枠体13の下側
の開放部に化粧パネル38を装着することによって循環
送風部2が完結形態となる。循環送風部2に連結された
換気送風部1も循環送風部2の吊金具4によって支持さ
れる。.
【0025】この送風装置は、図8に示すように浴室等
の天井裏空間に設置し、循環送風部2の吸込口と吹出口
を室内に臨ませ、換気送風部1の吹出口18をダクト3
9を介して屋外へ、各吸込口17をダクト39を介して
洗面所やトイレ等の室内へ連絡させることによって、設
置場所の浴室等と他の部屋の換気が換気送風部1の運転
によって行なうことができる。設置場所の浴室等につい
ては、循環送風部2の単独運転により温風による暖房を
行なうことや、換気送風部1との連動により乾燥雰囲気
を形成することができる。乾燥運転では循環送風部2の
送風機8,9が並列に二機設けられているため、広い範
囲に温風を吹出すことができ、衣類等を効果的に乾燥さ
せることができる。また、嵩の小さい少量の衣類の乾燥
には送風機8,9のうちの一機を運転させることによっ
て、電力消費を抑えた衣類乾燥が実施できる。
【0026】換気送風部1については、本体構造6を外
殻構造7から水平方向に抜取って、下に降ろして低所で
送風機5等のメンテナンスを行なうことができ、循環送
風部2についても、本体構造12を固定枠体13から垂
直方向に抜取って、下に降ろして低所で送風機8,9等
のメンテナンスを行なうことができる。循環送風部2の
本体構造12を抜取れば、固定枠体13は、上下の開放
した角枠となるため、ここから換気送風部1のダクト接
続部などのメンテナンスも可能である。換気送風部1に
ついても循環送風部2についても本体構造6,12の上
部が組付けにより外殻構造7や固定枠体13の一部を構
成するため、外殻構造7や固定枠体13の構造を簡素な
ものにすることができる。特に、ヒーター10,11を
持つ循環送風部2については、固定枠体13を不燃材料
で構成し、本体構造12の上面構造29を不燃材料とす
ることによって、本体構造12を被覆する不燃材料によ
る外殻が構成できることになり、メンテナンス性を損な
うことなく安全性能を向上させることができる。本体構
造12を不燃材料で構成すれば、固定枠体13について
は強化プラスチックで構成することもでき、軽量化を推
進することも可能である。
【0027】換気送風部1の本体構造6のファンベース
23は、自体に安定化のための構造を持たないため単純
な平板態でよく、本体構造6の嵩も質量も小さくなりメ
ンテナンス時の取扱いがし易い。そして、組付け状態で
はチャンネル部20により三方において上下方向及び水
平方向の動きが拘束され、支持部材21により対角状に
支持されるので本体構造6の安定度は頗る高い。また、
本体構造6を外殻構造7の側部のいずれの方向からも挿
抜できるので、設置状態に応じてメンテナンスし易い挿
抜方向に設定することができ、循環送風部2との連結形
態も水平面で180度回転させた形態が採れるため、図
8に示すように鏡面対称形態をとることの多い集合住宅
に対しても一機種で対応することができる。
【0028】実施の形態2.図9と図10に示す本実施
の形態は、実施の形態1で示した送風装置の吊金具4に
高さ調整機能を持たせたものであり、吊金具4以外の構
成は実施の形態1のものと同じである。従って、実施の
形態1のものと同じ部分については実施の形態1のもの
と同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0029】この送風装置の吊金具4は、図9に示すよ
うに固定枠体13に固着するコの字型の固定金具40
と、固定金具40にネジ41により連結される可動金具
42とから構成されている。固定金具40の対向するフ
ランジ部43の一方にはネジ41を挿通する挿通孔44
が設けられ、ウェブ部45には挿通孔44の無いフラン
ジ部43に向って縦に開口部46が形成されている。可
動金具42は、柄部47の両端に対向状にフック部48
を設けた構成で、一方のフック部48にはアンカーボル
ト3を挿通するボルト挿通孔49が、他方のフック部4
8にはネジ41をネジ嵌めできるネジ孔50が設けられ
ている。固定枠体13の外側に挿通孔44のあるフラン
ジ部43を下にして固着された固定金具40に、可動金
具42が開口部46からネジ孔50のあるフック部48
を入れて挿通孔44からネジ41がネジ孔50にネジ嵌
めされている(図10参照)。
【0030】この構成によりネジ41の締め増し、緩め
の操作によって可動金具42が上下方向に動き、アンカ
ーボルト3にこの吊金具4で吊固定した固定枠体13の
上下方向の位置を調節することができる。従って、設置
時には天井板との固定枠体13の位置調整が可能にな
る。ダクト39との接続をしない循環送風部単独の構成
で送風装置を構成した場合では、送風装置のメンテナン
ス時には天井板から少し全体を下げ、作業し易い位置に
して作業することができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、メンテナンス
がし易く構成の簡素な送風装置が得られる。
【0032】請求項2の発明によれば、請求項1に係る
前記効果とともに構成の簡素な防火性能の高い温風生成
機能を持つ送風装置が得られる。
【0033】請求項3の発明によれば、請求項1に係る
前記効果とともに防火性能の高い軽量な温風生成機能を
持つ送風装置が得られる。
【0034】請求項4の発明によれば、請求項1〜請求
項3までのいずれかに係る前記効果とともに循環送風部
の本体構造を低所に降ろしてメンテナンスを行なうこと
ができる。
【0035】請求項5の発明によれば、請求項2又は請
求項3のいずれかに係る前記効果とともに温風の片寄り
を少なくすることや、温風の吹出しの絞り込みが可能に
なる。
【0036】請求項6の発明によれば、請求項2又は請
求項3のいずれかに係る前記効果とともに気流を効果的
に昇温でき、充電部への水の侵入によるトラブルを回避
することができる。
【0037】請求項7の発明によれば、請求項1〜請求
項6までのいずれかに係る前記効果とともに天井面との
位置合わせが容易になる。
【0038】請求項8の発明によれば、請求項1〜請求
項7までのいずれかに係る前記効果とともに換気送風部
のメンテナンスがし易くなる。
【0039】請求項9の発明によれば、請求項8に係る
前記効果とともに換気送風部の構成が簡素になり、その
質量も嵩も小さくなりメンテナンス時の取扱いが容易に
なる。
【0040】請求項10の発明によれば、請求項9に係
る前記効果とともにモーターの突出量を少なくすること
ができ、狭隘な場所への対応性が増す。
【0041】請求項11の発明によれば、構成が簡素で
メンテナンス時の取扱いが容易な低コストの送風装置が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の送風装置を取付状態で示す正
面図である。
【図2】 実施の形態1の送風装置を取付状態で示す底
面図である。
【図3】 実施の形態1の送風装置の換気送風部を示す
分解斜視図である。
【図4】 実施の形態1の送風装置の換気送風部を示す
側面図である。
【図5】 実施の形態1の送風装置を示す分解斜視図で
ある。
【図6】 実施の形態1の循環送風部の仮止め構造を示
す部分拡大断面図である。
【図7】 実施の形態1の送風装置の風路構造部材を示
す分解斜視図である。
【図8】 実施の形態1の送風装置の設置形態を示す説
明図である。
【図9】 実施の形態2の送風装置の吊金具を示す分解
斜視図である。
【図10】 実施の形態2の送風装置の吊金具を示す斜
視図である。
【図11】 従来の送風装置を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 換気送風部、 2 循環送風部、 4 吊金具、
5 送風機、 6 本体構造、 7 外殻構造、 8,
9 送風機、 10,11 ヒーター、 12本体構
造、 13 固定枠体、 20 チャンネル部、 21
支持部材、23 ファンベース、 24 モーター、
25 ファンケーシング、 26取付部品、 30
風路構造部材、 32 シール部材、 33 水密構造
部、34 充電部、 40 固定金具、 41 ネジ、
42 可動金具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L058 BD01 BE05 3L113 AB01 AC08 AC48 AC49 AC51 AC63 AC64 AC65 AC76 DA01 DA06 DA11 DA14 DA15 DA17 DA21 DA22

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 換気機能を果たす換気送風部と循環機能
    を果たす循環送風部とからなり、全体が天井裏の空間等
    に固定される送風装置であって、前記換気送風部を、送
    風機を主体とする本体構造とこれを収める外殻構造とに
    より構成し、前記循環送風部を、送風機を主体とする本
    体構造とこれを収める固定枠体とにより構成し、前記換
    気送風部の本体構造を前記外殻構造に対して室内側から
    着脱できるように構成し、前記循環送風部の本体構造を
    前記固定枠体に対して室内側から着脱できるようにした
    送風装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の送風装置であって、循
    環送風部の本体構造に循環気流を昇温する加熱手段を組
    込むとともに、その一部を不燃材料で構成し、固定枠体
    についても不燃材料で構成し、前記本体構造の前記固定
    枠体への装着によって前記循環送風部の不燃材料による
    外殻が構成されるようにした送風装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の送風装置であって、循
    環送風部の本体構造に循環気流を昇温する加熱手段を組
    込むとともに、本体構造を不燃材料で構成し、固定枠体
    についてはプラスチックで構成した送風装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3までのいずれかに記
    載の送風装置であって、循環送風部の本体構造を固定枠
    体に対して室内側から略垂直方向への挿抜によって着脱
    できるようにした送風装置。
  5. 【請求項5】 請求項2又は請求項3のいずれかに記載
    の送風装置であって、循環送風部の本体構造を、同一平
    面上に並ぶ二機の送風機と、これらの各送風機に対応し
    て設けた二つの加熱手段によって構成した送風装置。
  6. 【請求項6】 請求項2又は請求項3のいずれかに記載
    の送風装置であって、循環送風部の本体構造に送風機の
    吹出側の風路を構成する風路構造部材を設け、この風路
    構造部材に水密構造部を構成して、この水密構造部に加
    熱手段の充電部を収めた送風装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6までのいずれかに記
    載の送風装置であって、循環送風部の固定枠体に高さ調
    節の可能な吊金具を設け、この吊金具によって固定枠を
    設置構造に吊固定した送風装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7までのいずれかに記
    載の送風装置であって、換気送風部の本体構造をその外
    殻構造に室内側から略水平方向への挿抜によって着脱で
    きるようにした送風装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の送風装置であって、換
    気送風部の本体構造を、モーター及びファンケーシング
    とともにファンベースに支持させた構成とし、外殻構造
    の内側にこのファンベースの一端縁をスライド可能に支
    持する支持部材と、前記ファンケーシングの下端をスラ
    イド可能に受け支持する支持部材とを設け、これらの各
    支持部材によって前記本体構造を対角状に支持させた送
    風装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の送風装置であって、
    換気送風部の送風機のモーターをファンベースにファン
    ベースの面より下がった位置で固定した送風装置。
  11. 【請求項11】 送風機を主体とする本体構造とこれを
    収める外殻構造とからなり全体が天井裏の空間等に固定
    される送風装置であって、その本体構造を、モーター及
    びファンケーシングとともにファンベースに支持させた
    構成とし、外殻構造の内側にこのファンベースの一端縁
    をスライド可能に支持する支持部材と、前記ファンケー
    シングの下端をスライド可能に受け支持する支持部材と
    を対角状に設け、これらの各支持部材によって前記本体
    構造を前記外殻構造に室内側からの略水平方向への挿抜
    によって着脱できるようにした送風装置。
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