JP4280207B2 - 車両用水封装置 - Google Patents

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本発明は、鉄道車両内の洗面台などの排水管にS型トラップと、フロートによって排水管を遮断するフロート室とを設けることにより、小さな水位差でも大きな気圧変動に対する車内の気密を保つことができるようにコンパクトに構成された車両用水封装置に関し、特にフロート室内のフロートに動作不良が生じた場合でも適切に機能するようにした車両用水封装置に関する。
高速鉄道車両では、対向車両とすれ違う場合、或いはトンネルへ進入する場合やトンネルから出る場合、車体周りの気圧が大きく変動するが、そうした気圧変動が生じた場合であっても車内の気圧変化を極力少なくするために気密構造になっている。しかし、洗面所等で使用した水は車外に排出するため、排水管を通して車内と車外とが連通している。そこで、この排水管には水封装置が設けられ、そこには常時水が滞留することによって車体の内と外とが遮断され、車内の気密性が保たれるようになっている。そうした車両用水封装置には、下記特許文献1に記載されたものを従来例として挙げることができる。図4は、当該特許文献1に記載された車両用水封装置を示した断面図である。
洗面台等の排水管に形成された車両用水封装置100は、上部排水管101と下部排水管102との間にフロート室110が接続され、下部排水管102にはS字を横向きにしたような形で屈曲するS型トラップ120が形成されている。フロート室110は、上部排水管101及び下部排水管102よりも大径の円筒部分と、その円筒部分から上部排水管101又は下部排水管102に連続したテーパ部分が形成されている。その中にはゴム球で形成されたフロート115が入れられ、上下のテーパ部分がそれぞれ上部弁座111と下部弁座112となっている。そして、このフロート室110では、フロート115が上部弁座111または下部弁座112に着座することにより、上部排水管101側又は下部排水管102側において排水管が遮断されるようになっている。
S型トラップ120は、U字状に屈曲された下部トラップ121と上部トラップ122とが連続し、上部トラップ122は、その有効高さがフロート室110の中央部の位置と略同一の高さに設定されている。従って、この車両用水封装置100では、フロート室110の中央部から上部トラップ122までの間が排水Wによって水封されることになる。
そこで、車体の内外で微少な気圧差が生じた場合には、排水Wが気圧によってS型トラップ120内を移動して生じる下部トラップ121の前後の水位差による抵抗によって止められる。一方、車体の内外で大きな気圧差が生じた場合には、排水Wの水位が大きく上昇又は下降してフロート115がフロート室110の上部弁座111又は下部弁座112に着座する。それによって、例えば、車体外側の圧力が急激に高くなったような場合には、フロート115が上部弁座111に着座して車内の気密性を保つとともに、排水が車内へ吹き出すことを防止することができる。
従って、こうした従来の車両用水封装置100では、車体の内外に大きな気圧差が生じても、フロート室110内のフロート115によって気密が保たれるので、例えば、車体内外の気圧差が1000mmAqの場合でも、下部トラップ121からフロート室110までの高さH´は1000mm以下でよく、従来の気密構造に較べて小型で軽量にできる。
実用新案登録第2587794号公報(第2頁、図1)
しかしながら、前述した車両用水封装置100では、次に述べるようにフロート115が、それ自身の機能を発揮できない動作不良状態に陥ってしまい、車内の気密性が確保できなくなったり、洗面所で使用した水の排水ができなくなるなどの問題が起こり得る構造であった。図5及び図6は、それぞれトラブルが生じた場合の車両用水封装置100を概念的に示した図である。
先ずは、車内側の気圧が高くなってフロート115が下部弁座112に密着してしまった場合である(図5(a))。この場合、洗面所で使用した水が上部排水管110からフロート室110に流れ込み、その水頭によってフロート115の浮力を超えた水圧がかかってしまうと、その後に気圧差が無くなってもフロート115は浮き上がらず、下部排水管102への流れが遮断されてしまう(図5(b))。そのため、下部排水管102の気圧が上部排水管101の水圧を超えない間に、車内側からの水の流入が続けば、やがて水が排出されずに洗面台から溢れ出てしまう。
次に、従来の車両用水封装置100では、特に下部弁座112とフロート115との密着度が極めて重要であるため、ゴムパッキンなどを使用して密着度を高めている。しかし、それでも万が一密着度が不十分な状態になってしまったような場合には(図6(a))、車内側で気圧の高い状態が続けば、フロート115が下部弁座112に当接していても隙間から車内側の空気が流れ出し、それによって加圧されたS型トラップ120内の排水が流失してしまうことになる。
そして、例えばS型トラップ120内から約半分もの排水が流失してしまった場合に、大きな気圧変動によって車外の気圧が高くなると(図6(b))、S型トラップ120内の水が不足しているため、フロート115は上部の弁座111に密着できない。従って、外側から加圧されたS型トラップ120内の排水が下部トラップ121の最下端にまで押し上げられ、外の空気が車体内側に入って車内の気圧変動を引き起こしてしまう。
一方で、一旦S型トラップ120内の水が流失してしまうと、フロート115は自重によって下部の弁座112に密着してしまう(図6(c))。この状態で上部排水管101から水が流れてきても、その排水の水頭による水圧を超える圧力が車外側からかからない限りは、フロート115は下部弁座112に密着した閉弁状態になり、やがては水が排出されずに洗面台から溢れ出てしまう。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、フロート室内のフロートに動作不良が生じても適切に機能する車両用水封装置を提供することを目的とする。
本発明の車両用水封装置は、車内と車外とをつなぐ排水管にS型トラップとフロートを収納したフロート室とが形成され、そのS型トラップに滞留する排水によって水封し、フロート室内の排水に浮かぶフロートが水位の変動によって大きく昇降した場合には、そのフロートがフロート室に形成された上部弁座や下部弁座に当接して排水管を遮断するものであって、前記下部弁座に着座した前記フロートによって排水管が遮断された場合に、前記フロート室内の加圧された排水や空気が前記S型トラップの最下端位置より下流側に流出するように、前記フロート室と前記S型トラップとを接続する細径のバイパス管を有し、前記S型トラップ側に接続された当該バイパス管の接続口が、そのS型トラップを構成する上流側の下部トラップから下流側の上部トラップまでの立ち上がり部分に位置するようにしたものであることを特徴とする。
また、本発明の車両用水封装置は、前記バイパス管が、前記フロート室に接続された上部接続口が前記フロート室の中央より下側に形成され、前記S型トラップに接続された下部接続口が前記S型トラップを構成する下部トラップの屈曲部近くであって、同じく前記S型トラップを構成する上部トラップ側に形成されたものであることを特徴とする。
本発明の車両用水封装置によれば、バイパス管がフロート室とS型トラップとに接続され、下部弁座に着座したフロートによって排水管が遮断された場合にでも、フロート室内の加圧された排水や空気がS型トラップの最下端位置より下流側に流出するように構成されているので、例えば車内の気圧が高くなってフロートが下部弁座に密着したまま排水管を遮断してしまっても、洗面台で使われた水は、閉弁された下部弁座部分をバイパス管によって回避してフロート室に滞留することなく流れ出るため、排水口から水が溢れ出るようなことはない。そして、逆に車外の気圧が高くなることで下部弁座からフロートが外れてその動作不良を改善して適切に機能するようになる。
次に、本発明に係る車両用水封装置の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、実施形態の車両用水封装置を示した断面図である。
本実施形態の車両用水封装置1は、前記従来例と同様、高速鉄道車両の洗面台において排水を車外に排出するための排水管に形成されたものである。
車両用水封装置1は、上部排水管2と下部排水管3との間にフロート室4が設けられ、下部排水管3にはS字を横向きにしたような形で屈曲するS型トラップ5が形成されている。
上部排水管2は、車内に設けられた洗面台の排水口につながっており、下部排水管3は、車両の底に突き出していて、洗面台で流れた水がこの上部排水管2から下部排水管3を通って車外に排出されるようになっている。すなわち、この排水管によって車内と車外とが連通した状態になっている。ところが、車内の気圧変化を極力少なくするためには車体を気密構造にする必要があるため、下部排水管3にはS型トラップ5による水封装置が形成されている。S型トラップ5は、U字状に屈曲した下部トラップ11と上部トラップ12とが連続し、そこに滞溜する排水によって車内と車外とを遮断した状態にしている。
そして、このS型トラップ5よりも車内側にあって、上部排水管2と下部排水管3との間にはフロート室4が設けられている。フロート室4は、上部排水管2及び下部排水管3よりも大径の円筒部13と、その円筒部13からテーパ状になって上部排水管2又は下部排水管3に連続する上部弁座14と下部弁座15とから構成されている。そして、その中には上部排水管2や下部排水管3よりも径の大きいゴム球で形成されたフロート6が入れられている。フロート6は、円筒部13よりも径が小さいためそこを自由に上下動するが、テーパ状の弁座14,15に対しては当接して着座し、上部排水管2側又は下部排水管3側をそれぞれ遮断する弁として機能するようなっている。そして、こうして形成されたフロート室4に対し、上部トラップ12は、その有効高さがフロート室4の中央位置と略同一の高さに設定されている。
更に、本実施形態の車両用水封装置1では、このフロート室4と下部トラップ11とがバイパス管7によって接続されている。すなわち、車両用水封装置1では、バイパス管7を設けることで、フロート6が下部弁座15に当接して排水管を遮断した場合にでも、フロート室4内の排水や空気が下部排水管3側へと送られるように構成されている。具体的には、バイパス管7の上部接続口17は、フロート室4の中央より下側の位置で円筒部13に形成され、他方の下部接続口18は、下部トラップ11の屈曲部より上部トラップ12側への立ち上がり部分19に形成されている。
下部接続口18は、こうして下部トラップ11の最下端位置よりも下流側にあって、特に、下部接続口18は、立ち上がり部分19内の排水の水面高さよりも必ず低い位置になるようにするため、立ち上がり部分19の極力低い位置に設けられている。下部接続口18が排水の水面よりも高くなってしまったのでは外気が車内に流れ込むようになってしまい、車内の気密性を阻害するからである。
ただし、このバイパス管7によって車内の空気が車外へ流れ出るようになるため気密性が若干損なわれるが、その内径を排水中の混入物によってもつまらない程度に小さくすることで、車内の気圧変動に大きく影響しないようになっている。例えば本実施形態では、上部排水管2と下部排水管3との内径が48mmであるのに対し、バイパス管7の内径は8mmである。
こうして構成された車両用水封装置1では、車内の洗面台で水が流されると排水口から上部排水管2に流れ、フロート室4及び下部排水管3を通って車外へ流れ出る。排水は全て流れ出てしまうわけではなく、S型トラップ5によって図示するようにフロート室4から上部トラップ12にかけてU字状になったところに滞溜する。こうしてフロート室4の中央部から上部トラップ12までの間が排水Wによって水封される。
そこで、高速鉄道車両が走行する中、車内と車外との間で微少な気圧差が生じた場合には、車内の上部排水管2側から、或いは車外の下部排水管3側から水封した排水Wに圧力がかかる。このとき排水Wが加圧方向に押されることで下部トラップ11の前後に水位差が生じる。そして、その水位差の抵抗によって車体内外の気圧差が吸収され、車内の気圧変化が抑えられる。
一方、高速鉄道車両同士が対向車とすれ違ったり、高速で勢い良くトンネルの出入りが行われる場合には、車体周りの気圧変化によって車内との気圧差が大きくなる。そうした車体の内外で大きな気圧変動が生じた場合には排水Wの水位が大きく上下し、フロート6がフロート室4の上部弁座11又は下部弁座12に押し付けられて着座する。
例えば車外の気圧が高くなった場合には、排水Wは上部排水管2側に押し戻されてフロート室4内の水面が上がってフロート6も上昇する。そして、そのフロート6が上部弁座14に押し当てられて着座し、上部排水管2側が遮断される。そのため、車外の気圧が急激に高くなったような場合でも、それ以上排水Wは上昇することなく排水の車内への逆流が防止されるとともに車内の気密性が保たれる。
逆に、外の気圧が下がって車内の気圧の方が高くなった場合には、排水Wは上部排水管2側から加圧されてフロート室4内の水面が下がることでフロート6が下降する。そして、そのフロート6が下部弁座15に押し当てられて着座し、下部排水管3側を遮断する。そのため、車外の圧力が急激に低くなったような場合でも、それ以上排水Wは流れ出すことなく排水Wが大量に吹き出してしまうことを防止され、車内の気密性も保たれる。
従って、車両用水封装置1は、車体の内外に大きな気圧差が生じてもフロート室4内のフロート6によって気密性が保たれるので、下部トラップ12からフロート室4までの高さの短い水位の低いものでも大きな気圧変化に対処して車内の気圧変化が抑えられる。
しかし、これはフロート6が正常に機能している場合であって、前記課題でも述べたように大きな気圧差によってフロート6が下部弁座15にはまり込んで浮き上がらなくなることがある。本実施形態の車両用水封装置1では、そうしたトラブルが生じた場合でもバイパス管7によって水封装置としての機能を自ら回復させることができる。
ここで、図2及び図3は、トラブル発生時における車両用水封装置1の自己回復作用を概念的に示した図である。
先ず、図2に示す第1のトラブルとしては、車内側の気圧が高くなった場合にフロート6が上からの圧力によって下部弁座15に密着し、同時に排水が流れ込んでフロート6の浮力を超えた水圧がかかってしまい、そのフロート6が排水管を遮断する栓のようになってしまった場合である。こうしたトラブルが起きた場合、本実施形態の車両用水封装置1では、気圧の高い車内側から気圧の低い外側に向けてフロート室4内に溜まった排水がバイパス管7を通って下部排水管3へ流れる。
すなわち、フロート6が排水管を遮断してしまっても、その原因となった車内側の高い気圧によってバイパス管7を排水が流れることになるため、洗面台で水を使ってもフロート室4で排水が滞留し続けることなく流れ出ることになる。そして、内外の気圧差が逆転したりすると、下部弁座15にはまり込むように着座していたフロート6が外れ、図1に示すようにフロート室4内で排水中に浮いた正常な状態に戻ることになる。
次に、図3に示す第2のトラブルとしては、下部弁座15に対するフロート6の密着度が不十分な場合である。このとき車内側の気圧が高い状態が続くと、従来の車両用水封装置100ではS型トラップ120内の水が車内側の気圧に押されるようにして流れ出して流失してしまっていた(図6(c)参照)。
しかし、本実施形態の車両用水封装置1では、車内側に高い気圧がかかった状態になった場合、フロート室4内に流入した空気は、フロート6の密着度が不十分であっても下部弁座15を通って排水を加圧することなく、バイパス管7を通って外へ出ようとする。従って、車内の空気は、バイパス管7を通って排水管の立ち上がり部分19から漏れ出し、気泡となって上部トラップ12側から車外へと送り出される。
従って、フロート6の密着度が不十分な場合に、S型トラップ5内の水を流失させる原因となる車内の気圧は空気が車外に放出されトラブルを回避できる。なお、径の細いバイパス管7を大量に空気が流れることはないため、車内の気圧変動に大きく影響を与えることはない。そして、車内と車外との気圧差が小さくなれば、排水がフロート室4内に戻ってバイパス管7の上部接続口17が塞がれ、車内空気の流れ出しが止められる。
よって、本実施形態の車両用水封装置1によれば、バイパス管7を設けたことにより前述した第1、第2トラブルのような状態になっても、そうした状況を回避してその後も車内と車外とで圧力差を大きくなった場合にフロート室4内のフロート6が適切に機能して車内の気密性を保つことができるようになった。従って、フロート6が下部弁座15に着座したままになってしまって、排水口から水が溢れ出すようなこともなくなった。
以上、本発明の車両用水封装置について一実施形態を示して説明したが、本発明はこの実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施形態でバイパス管7の径を8mmとしたが、これは車内気密性能の要求値、および排水の汚損度により適正な管径を選択することができる。
車両用水封装置の一実施形態を示した断面図である。 第1トラブル発生時における実施形態に係る車両用水封装置の自己回復作用を概念的に示した図である。 第2トラブル発生時における実施形態に係る車両用水封装置の自己回復作用を概念的に示した図である。 従来の車両用水封装置を示した断面図である。 トラブル発生時における従来の車両用水封装置概念的に示した図である。 別のトラブル発生時における従来の車両用水封装置概念的に示した図である。
符号の説明
1 車両用水封装置
2 上部排水管
3 下部排水管
4 フロート室
5 S型トラップ
6 フロート
7 バイパス管
11 下部トラップ
12 上部トラップ
13 円筒部
14 上部弁座
15 下部弁座
17 上部接続口
18 下部接続口
19 立ち上がり部分

Claims (2)

  1. 車内と車外とをつなぐ排水管にS型トラップとフロートを収納したフロート室とが形成され、そのS型トラップに滞留する排水によって水封し、フロート室内の排水に浮かぶフロートが水位の変動によって大きく昇降した場合には、そのフロートがフロート室に形成された上部弁座や下部弁座に当接して排水管を遮断する車両用水封装置において、
    前記下部弁座に着座した前記フロートによって排水管が遮断された場合に、前記フロート室内の加圧された排水や空気が前記S型トラップの最下端位置より下流側に流出するように、前記フロート室と前記S型トラップとを接続する細径のバイパス管を有し、
    前記S型トラップ側に接続された当該バイパス管の接続口が、そのS型トラップを構成する上流側の下部トラップから下流側の上部トラップまでの立ち上がり部分に位置するようにしたものであることを特徴とする車両用水封装置。
  2. 請求項1に記載する車両用水封装置において、
    前記バイパス管は、前記フロート室に接続された上部接続口が前記フロート室の中央より下側に形成され、前記S型トラップに接続された下部接続口が前記S型トラップを構成する下部トラップの屈曲部近くであって、同じく前記S型トラップを構成する上部トラップ側に形成されたものであることを特徴とする車両用水封装置。
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