JP6621024B2 - 気体溶解装置 - Google Patents

気体溶解装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6621024B2
JP6621024B2 JP2016117152A JP2016117152A JP6621024B2 JP 6621024 B2 JP6621024 B2 JP 6621024B2 JP 2016117152 A JP2016117152 A JP 2016117152A JP 2016117152 A JP2016117152 A JP 2016117152A JP 6621024 B2 JP6621024 B2 JP 6621024B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
float chamber
liquid
dissolution
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016117152A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017221869A (ja
Inventor
前田 康成
康成 前田
伊藤 良泰
良泰 伊藤
一成 川原
一成 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016117152A priority Critical patent/JP6621024B2/ja
Priority to PCT/JP2017/018005 priority patent/WO2017217157A1/ja
Priority to TW106118959A priority patent/TWI687259B/zh
Publication of JP2017221869A publication Critical patent/JP2017221869A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6621024B2 publication Critical patent/JP6621024B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F35/00Accessories for mixers; Auxiliary operations or auxiliary devices; Parts or details of general application
    • B01F35/71Feed mechanisms
    • B01F35/717Feed mechanisms characterised by the means for feeding the components to the mixer
    • B01F35/7176Feed mechanisms characterised by the means for feeding the components to the mixer using pumps
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D19/00Degasification of liquids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F21/00Dissolving
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F25/00Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
    • B01F25/20Jet mixers, i.e. mixers using high-speed fluid streams
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F35/00Accessories for mixers; Auxiliary operations or auxiliary devices; Parts or details of general application
    • B01F35/71Feed mechanisms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F35/00Accessories for mixers; Auxiliary operations or auxiliary devices; Parts or details of general application
    • B01F35/71Feed mechanisms
    • B01F35/712Feed mechanisms for feeding fluids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F35/00Accessories for mixers; Auxiliary operations or auxiliary devices; Parts or details of general application
    • B01F35/75Discharge mechanisms
    • B01F35/754Discharge mechanisms characterised by the means for discharging the components from the mixer
    • B01F35/7547Discharge mechanisms characterised by the means for discharging the components from the mixer using valves, gates, orifices or openings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/12Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid
    • F16K31/18Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid actuated by a float

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Float Valves (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Description

本発明は、気体溶解装置に関する。
従来の気体溶解装置には、気体と液体を混合して気体を液体に溶解させる気体溶解装置がある(例えば、特許文献1)。
特許文献1の気体溶解装置は、気体を液体に溶解させるための溶解タンクを備える。溶解タンクの内部は複数の空間に仕切られており、液体と気体を混合した気液混合流体がこれらの空間を流れる過程で、気体が溶解した液体が生成される。このような構成において、特許文献1の気体溶解装置は、溶解タンクにおける未溶解の気体を外部に排出するためのフロート室が設けられている。
特開2013−66815号公報
しかしながら、昨今では、気体溶解装置の信頼性を向上させることが求められている。特許文献1の気体溶解装置は、長期間使用する場合には、フロートを収容するフロート室内に汚れが溜まり、フロートの動作不良が生じるおそれがある等、気体溶解装置の信頼性を向上させるという観点では改善の余地があるといえる。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、信頼性を向上させた気体溶解装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の気体溶解装置は、液体に気体を混合した気液混合流体を流入させる流入口と、流入口から流入した気液混合流体の流路であって液体に気体を溶解させる溶解流路と、気体が溶解した液体を溶解流路から流出させる流出口とを有する溶解タンクと、流入口に接続され、溶解タンクに気液混合流体を流入させる流入路と、流出口に接続され、気体が溶解した液体を流出させる流出路と、溶解流路に連通し、溶解流路内の未溶解の気体を外部に排出するためのフロート室と、フロート室と溶解流路が連通する連通箇所とは別の箇所における溶解流路、又は、流入路若しくは流出路と、フロート室とを接続するバイパス流路と、を備える。
本発明の気体溶解装置によれば、信頼性を向上させることができる。
実施形態1にかかる気体溶解装置の概略図 実施形態1の変形例にかかる気体溶解装置の概略図 実施形態2にかかる気体溶解装置の概略図 実施形態2にかかる気体溶解装置の制御例を示す図 実施形態3にかかる気体溶解装置の概略図 実施形態3にかかる気体溶解装置の制御例を示す図 実施例にかかる気体溶解装置の溶解タンクの一部分解斜視図(表側) 実施例にかかる気体溶解装置の溶解タンクの一部分解斜視図(裏側) 実施例にかかる気体溶解装置の溶解タンクの平面図 実施例にかかる気体溶解装置の溶解タンクの縦断面図(図9のA−A断面図) 実施例にかかる気体溶解装置の溶解タンクの縦断面図(図10のB−B断面図)
以下に、本発明にかかる実施形態1−3および実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1にかかる気体溶解装置2の概略構成を示す図である。
図1に示す気体溶解装置2は、液体(例えば水)と気体(例えば空気)を混合した気液混合流体を流すとともに、後述する溶解タンク10により液体に気体を溶解させる装置である。気体溶解装置2は、液体に溶解した気体を後述する減圧装置14を用いて減圧することにより、微細気泡として発生させて、微細気泡を含む液体を浴槽等に供給するものである。
図1に示すように、実施形態1の気体溶解装置2は、流入路4と、気体供給機構6と、ポンプ8と、溶解タンク10と、流出路12と、減圧装置14と、フロート室16と、バイパス流路18とを備える。このような構成において、液体と気体を混合した気液混合流体を流入路4から溶解タンク10に流入させ、溶解タンク10において気体を液体に溶解させる。その後、気体が溶解した液体を流出路12へ流出するとともに、減圧装置14により減圧することで微細気泡として発生させる。溶解タンク10においては、液体に溶解しなかった未溶解の気体はフロート室16に溜められ、溶解タンク10外部に排出される。
実施形態1の気体溶解装置2では特に、フロート室16内に流体を流入するためのバイパス流路18を設けている。バイパス流路18を設けることにより、流体の流れが通常生じないフロート室16内に混合流体を流し、フロート室16内を洗浄可能としている。これにより、フロート室16内のフロート26がフロート室16内の汚れによって動作不良となることを防ぎ、気体溶解装置2の信頼性を向上させるものである。以下、気体溶解装置2の各構成について順に説明する。
流入路4は、溶解タンク10に気液混合流体を流入するための流路である。流入路4は例えば配管により構成される。流入路4の上流側は液体の供給源(図示せず)に接続されており、流入路4内に液体を供給可能に構成される。流入路4の下流側は溶解タンク10の流入口20に接続されている。流入路4の途中には、気体供給機構6およびポンプ8が設けられている。
気体供給機構6は、流入路4内に気体を供給する機構である。気体供給機構6は例えば配管などを含んで構成されるが、実施形態1では、気体供給機構6の構成を簡略化して説明する。気体供給機構6は流入路4内に気体を供給することで、液体と気体を混合した気液混合流体を生成する。
ポンプ8は、気体供給機構6の下流側に設けられたポンプである。ポンプ8は、流入路4内の気液混合流体を溶解タンク10の流入口20に向けて圧送する。ポンプ8の運転は後述する制御装置によって制御される。ポンプ8の回転数を制御することで、溶解タンク10に供給する気液混合流体の流量を調整可能である。
溶解タンク10は、流入路4から供給されてくる気液混合流体を収容して気体を液体に溶解させるための容器である。溶解タンク10は、前述した流入口20と、溶解流路22と、流出口24とを有する。溶解流路22は、流入口20から流入した気液混合流体を流すための流路であり、溶解タンク10の内壁によって形成されている。溶解流路22は複数の空間によって構成されており、詳細な構成については後述する。溶解流路22の上流端は流入口20から始まり、溶解流路22の下流端は流出口24で終了する。流出口24は、溶解流路22において気体が溶解した液体を溶解タンク10から流出するための出口である。流入口20および流出口24はともに溶解タンク10の底部における開口として形成される。
流出路12は、溶解タンク10からの流体を浴槽などに流出するための流路である。流出路12は例えば配管により構成される。流出路12の上流端は溶解タンク10の流出口24に接続されており、下流端は浴槽などに接続されている。流出路12における流出口24に隣接する位置には減圧装置14が設けられている。
減圧装置14は、溶解タンク10の流出口24から流出してきた液体を減圧する装置である。減圧装置14が液体を減圧することにより、液体に溶解していた気体を流出路12において微細気泡として発生させることができる。減圧装置14および流出路12により、液体に溶解した気体を微細気泡化する微細化部が構成される。
フロート室16は、溶解タンク10において液体に溶解しなかった未溶解の液体を外部に排出するための機構である。実施形態1では、フロート室16は溶解タンク10内の溶解流路22に連通するように、溶解タンク10の上部に取り付けられている。フロート室16は、溶解タンク10内の溶解流路22における下流側に連通させることが好ましい。本実施形態1では、図1に示すように、フロート室16は、溶解タンク10内の最も下流側の空間(後述する気液分離室40)に連通するように設けられている。
フロート室16は、フロート26と、弁体28と、排出口30とを備える。フロート26は、フロート室16内の液面に浮かぶ部材である。フロート26は、フロート室16内の液面の高さ(水位)に準じて上下に移動する。フロート26は、弁体28に接続されている。弁体28は、排出口30を開閉可能に閉じる部材である。排出口30は、フロート室16内の気体を外部に排出するための開口部である。排出口30はフロート室16の上面に設けられており、フロート室16の内部と外部とを連通する。このような構成において、フロート室16内の水位が所定水位よりも高い場合には、弁体28によって排出口30が閉じられ、フロート室16内の水位が所定水位よりも低い場合には、排出口30が開かれるように機能する。フロート室16の詳細な機能については後述する。
バイパス流路18は、フロート室16内に流体を供給する流路である。バイパス流路18はフロート室16内部に流体の流れを形成することで、フロート室16内部に汚れがつくことを防止する、あるいは付着した汚れを洗浄するものである。実施形態1におけるバイパス流路18は、フロート室16の側壁と、フロート室16よりも上流側における溶解タンク10の外壁とを連通するように設けられている。フロート室16とバイパス流路18が接続される箇所(フロート室16の側壁)は、フロート室16が溶解タンク10と連通する連通箇所(フロート室16の底壁開口部(図示せず))とは別の箇所である。本実施形態1では、図1に示すように、バイパス流路18は、溶解タンク10内の最も上流側の空間(後述する気液混合室36)に連通するように接続される。
次に、溶解タンク10の内部構成について説明する。
溶解タンク10は、複数の壁によって内部空間が仕切られている。具体的には、実施形態1における溶解タンク10は、2つの仕切り壁32、34を備える。第1仕切り壁32は、溶解タンク10の内壁上端部から下方に延びる壁である。第1仕切り壁32は溶解タンク10の内壁下端部には到達しておらず、内壁下端部との間に隙間としての第1連通口33を形成する。第2仕切り壁34は、溶解タンク10の内壁下端部から上方に延びる壁である。第2仕切り壁34は溶解タンク10の内壁上端部には到達しておらず、内壁上端部との間に隙間としての第2連通口35を形成する。このような第1仕切り壁32および第2仕切り壁34によって、溶解タンク10内の空間が複数の空間に仕切られている。当該空間によって溶解流路22が形成されている。このような構成によれば、溶解タンク10内の溶解流路22として、第1仕切り壁32の上流側の空間(気液混合室36)と、第1仕切り壁32と第2仕切り壁34の間の空間(中間室38)と、第2仕切り壁34の下流側の空間(気液分離室40)とに区画される。気液混合室36と中間室38は第1連通口33にて連通し、中間室38と気液分離室40は第2連通口35にて連通する。気液混合室36の上流端は流入口20に接続し、気液分離室40の下流端は流出口24に接続する。また、気液混合室36にはバイパス流路18の上流端部が接続され、気液分離室40にはフロート室16が連通する。
このような構成を有する溶解タンク10の内部における気液混合流体の作用について説明する。
まず、ポンプ8が作動することにより、液体と気体が混合された気液混合流体が溶解タンク10に供給される。気液混合流体は流入口20を通じて気液混合室36に入る。気液混合室36に入った気液混合流体は、溶解タンク10の内壁底部から上方に向かって噴出する。気液混合流体は、溶解タンク10の内壁上端部や第1仕切り壁32に衝突し、跳ね返る。溶解タンク10の内壁上端部や第1仕切り壁32に衝突し、跳ね返る気液混合流体は、気液混合室36内の気液混合流体を撹拌する。このとき、気体供給機構6を通じて混合された気体および気液混合室36にあらかじめ貯留していた気体が、溶媒である液体と激しく混合される。気液混合流体は撹拌され、加圧下で気体が液体中に溶解することで、気体が溶解した液体が生成される。このような気体の溶解は、撹拌による剪断によって、気液混合流体に気泡として混合されている気体が細分化され、液体と接触する表面積が大きくなることによって促進される。さらに、撹拌による均一化によって、液面付近における気体の溶解濃度が低減され、液体への気体の溶解速度が上昇することによっても促進される。
生成された気液混合流体は、第1仕切り壁32の下端と溶解タンク10の内壁底部との間の第1連通口33を通って中間室38に流出する。中間室38に流出した液体は、第2仕切り壁34の上端部から第2連通口35を越流して気液分離室40に流出する。気液分離室40は、液体に溶解し切れない気体を気泡として液体から分離する空間である。気液界面である液面付近にまで液体の流れが持ち上げられるので、気泡は浮力によって上方へ移動し、フロート室16に流入する。一方、気液分離室40に流出した液体は、流出口24を通じて流出路12に流出する。流出口24は気液分離室40の底部に設けられているので、液面付近に存在する大きな気泡の外部への流出は防止される。
フロート室16に流入した気体は、フロート室16内の空間に溜まっていく。ポンプ8の運転が継続するにつれて、フロート室16内に溜まる気体の量が増加し、それに伴いフロート室16内の液面が下がる。フロート室16内の液面の低下に応じてフロート26も下降する。フロート26に接続されている弁体28は、フロート26の高さ位置に応じて排出口30の開閉を切り替える。具体的には、フロート室16内の水位が高く、フロート26の位置が所定位置よりも上方にあるときは、弁体28は排出口30を閉じる。一方で、フロート室16内の水位が低くなり、フロート26の位置が所定位置よりも下方にあるときは、弁体28は排出口30を開く。
このようなフロート26および弁体28の制御によれば、フロート室16内に未溶解の気体が溜まり始めるうちは、排水口30を通じて気体を排出せず、気体を溜めるように制御される。時間の経過とともにフロート室16内に気体が溜まり、フロート室16内の水位が下がると、フロート26も下降する。フロート26が所定位置まで下がると、弁体28は排出口30を開く。これにより、排出口30を通じて気体が排出される。気体が排出されると、フロート室16内の水位は再び上昇し、フロート26も上方に移動する。これにより、排出口30は再度閉じられる。このような動作により、気体を溜める動作と、気体を排出する動作とが交互に繰り返され、未溶解の気体をフロート室16から間欠的に排出することができる。
さらに実施形態1では、フロート室16と溶解タンク10内の空間(気液混合室36)とを接続するバイパス流路18を設け、フロート室16内に気液混合流体を流入可能としている。バイパス流路18が設けられていない場合には、フロート室16内において液面の上下動はあるものの液体の流れは基本的に生じない。このため、フロート室16内部は汚れが溜まりやすく、例えば液体中の菌が死んでゼリー状の塊となったものがフロート室16の側壁やフロート26に付着する等、フロート26の動作を妨げる場合がある。特に、気体溶解装置2が「浴槽」に液体を供給するために使用される場合には、液体にオイルなどの添加物を添加する場合があり、そのような場合にはフロート室16内部がより汚れやすくなる。これを受けて、実施形態1ではバイパス流路18を設け、フロート室16内に気液混合流体を流入させる構成としている。これにより、フロート室16に気液混合流体を流してフロート室16内を洗浄することができ、フロート室16内の壁面の汚れなどによってフロート26が動作不良を起こすことを防止することができ、気体溶解装置2の信頼性を向上させることができる。
上述したように、実施形態1では、バイパス流路18を溶解タンク10内における最も上流側の空間である気液混合室36と接続している。このため、気液混合室36とフロート室16との圧力差を利用して、上流側における圧力の高い気液混合流体をフロート室16内に流入させることができ、フロート室16に強い流れを生じさせることができる。これにより、フロート室16を洗浄する洗浄力が向上し、気体溶解装置2の信頼性を向上させることができる。
さらに、実施形態1では、フロート室16を溶解タンク10内における最も下流側の空間である気液分離室40と連通している。このため、バイパス流路18における上流側と下流側で流体の圧力差が生じやすくなり、フロート室16へより確実に気液混合流体を流すことができる。
(変形例)
実施形態1では、バイパス流路18が気液混合室36とフロート室16を接続する場合について説明したが、このような場合に限らない。例えば、図2に示すような位置にバイパス流路52を設けてもよい。図2に示す気体溶解装置50におけるバイパス流路52は、フロート室16と気液分離室40とを連通するように設けられている。より具体的には、フロート室16と気液分離室40が連通する連通箇所(フロート室16の底壁開口部)よりも下流側の地点において、バイパス流路52を気液分離室40と連通するように接続している。このような場合であっても、フロート室16と気液分離室40との圧力差を利用して、圧力の高いフロート室16から圧力の低い気液分離室40へ気液混合流体を流すことができる。これにより、フロート室16内に気液混合流体の流れを生じさせ、フロート室16内を洗浄することができる。
前述した実施形態1では、バイパス流路18においてフロート室16が低圧側であり、溶解タンク10内の空間(気液混合室36)が高圧側である。よって、バイパス流路18を通じてフロート室16に常時流体を供給し、フロート室16の洗浄が常時可能である。また、バイパス流路18の高圧側は気液混合室36に接続されているため、気体と液体が激しく混ざり合う気液混合室36から、気泡を多く含む気液混合流体がフロート室16に供給される。一方、上記変形例では、バイパス流路52におけるフロート室16が高圧側であり、溶解タンク10内の空間(気液分離室40)が低圧側である。よって、フロート室16内においてバイパス流路18の高さ位置まで水位が上がったときのみ、バイパス流路52に流体が流れる。このように、フロート室16の洗浄を常時行うものではなく、また、バイパス流路52を流れる液体には気泡はほとんど含まれない。
上述した実施形態1および変形例で示すように、バイパス流路18、52は、溶解タンク10における複数の空間のうち、最も上流側の空間(気液混合室36)又は最も下流側の空間(気液分離室40)とフロート室16とを接続する。このような構成によれば、バイパス流路18、52に流れる流体に圧力差が生じやすくなり、フロート室16に強い流れを生じさせることができる。これにより、フロート室16を洗浄する洗浄力が向上し、気体溶解装置2、50の信頼性を向上させることができる。
なお、実施形態1および変形例では、バイパス流路18、52をそれぞれ気液混合室36および気液分離室40と接続する場合について説明したが、このような場合に限らない。フロート室16と溶解流路22が連通する連通箇所とは別の箇所であれば、任意の位置にフロート室16を接続してもよい。これにより、バイパス流路18、52の上流側と下流側で圧力差が生じるため、バイパス流路18、52を通じて流体を流し、フロート室16を洗浄することができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2にかかる気体溶解装置60について、図3を用いて説明する。実施形態1および変形例では、バイパス流路18、52をフロート室16と溶解タンク10内の空間とを接続するように設けたが、実施形態2では、溶解タンク10内の空間ではなく流入路4にバイパス流路62を接続するものである。以下、実施形態1との相違点を中心に説明する。
図3に示すように、気体溶解装置60は、流入路4とフロート室16とを接続するバイパス流路62を備える。バイパス流路62の上流側は、流入路4におけるポンプ8の下流側の位置に接続される。バイパス流路62の下流側は、実施形態1と同様にフロート室16の側壁に接続される。
気体溶解装置60はさらに、バイパス流路62の途中に設けられる構成として、開閉弁64と、逆止弁66とを備える。気体溶解装置60はさらに、制御装置68と、スイッチ69とを備える。
開閉弁64は、バイパス流路62の開閉を切り替える弁(バイパス流路開閉弁)である。開閉弁64としては例えば、電磁弁あるいは電動弁が用いられる。バイパス流路62における開閉弁64の下流側に逆止弁66が設けられている。逆止弁66はバイパス流路62内の逆流を防止する弁であり、流入路4からフロート室16に向かって流れる方向にのみ気液混合流体を流すように作用する。
制御装置68は、開閉弁64およびポンプ8などの運転を制御するための装置である。制御装置68は例えばマイクロコンピュータなどにより構成される。制御装置68には、スイッチ69が接続されている。スイッチ69は、気体溶解装置60の運転のON/OFFなどをユーザが操作するための部材である。
このような構成において、制御装置68によるポンプ8および開閉弁64の制御方法の一例を図4に示す。
図4に示す制御方法によれば、スイッチ69によって気体溶解装置2のON信号が入力されることに応じて、ポンプ8の運転を開始する。具体的には、ポンプ8の回転数を所定回転数まで増加させるように運転し、その後、所定回転数にて維持するように制御する(第1運転)。この間、開閉弁64は閉じた状態とする。すなわち、バイパス流路62には気液混合流体を流さずに、流入路4から溶解タンク10にのみ気液混合流体を流すように制御する。これにより、スイッチ69による気体溶解装置2のOFF信号の入力を受信するまで、フロート室16の洗浄を行わず、溶解タンク10により液体に気体を溶解して減圧装置14および流出路12により微細気泡を発生させる第1運転を行う。
第1運転におけるポンプ8の始動時には、図4に示すように、時間の経過とともに徐々にポンプ8の回転数を増加させるように制御している。これにより、ポンプ8が大量の気体を急激に取り込まないように制御している。
その後、スイッチ69から気体溶解装置2のOFF信号を受信すると、制御装置68はポンプ8の運転を停止する。具体的には、ポンプ8の回転数を減少させながら、ポンプ8が停止するまで運転を行う(第2運転)。ここで、第2運転の間に開閉弁64を開くように制御する。すなわち、気体溶解装置60の運転が終了する直前にフロート室16の洗浄を行う。このような制御によれば、微細気泡を発生させる第1運転では、フロート室16には気液混合流体を供給せずに、第1運転後の第2運転においてポンプ8の回転数が減少している最中に洗浄を行う。これにより、微細気泡を発生させる第1運転では、所望の流量の気液混合流体を溶解タンク10に供給しつつ、第1運転の終了に応じて、第1運転には影響しないフロート室16の洗浄を実施することができる。このようにして、微細気泡を発生させる第1運転と、フロート室16内の洗浄を行う第2運転とを効率良く両立させることができる。
なお、第1運転直後の溶解タンク10内においては気体が圧縮されて液体の圧力が高くなっている状態であり、第2運転においてポンプ8の回転数を急激に低下させると、溶解タンク10において気体が急激に膨張する。この場合、フロート室16ではなく、流出路12へ気体が流れこむ可能性がある。これを受けて、図4に示すように、第2運転においても、時間の経過とともにポンプ8の回転数を徐々に減少させるように制御している。これにより、前述した現象の発生を防止するようにしている。なお、図4に示す制御例では、第1運転の始動時におけるポンプ8の回転数の増加速度よりも、第2運転におけるポンプ8の回転数の減少速度を遅く制御している。これにより、前述した現象をより効果的に防止することができる。
上述したように、実施形態2における気体溶解装置60は、バイパス流路62を開閉する開閉弁(バイパス流路開閉弁)64を備えている。これにより、所望の場合にバイパス流路62に流体を流すという制御が可能となる。
また、実施形態2における気体溶解装置60では、ポンプ8は、所定の回転数で運転される第1運転と、第1運転からポンプ8の回転数を減少させながら停止するまで運転される第2運転とを実行するように制御される。開閉弁64は、ポンプ8の第2運転中に開くように制御される。このように、ポンプ8の第2運転の間に開閉弁64を開いてフロート室16の洗浄を実施することで、フロート室16の洗浄に伴う第1運転への流量等の影響を低減することができる。これにより、気体溶解装置60をより安定的に稼働させることができ、気体溶解装置60の信頼性を向上させることができる。
また、実施形態2における気体溶解装置60では、バイパス流路62は、流入路4におけるポンプ8よりも下流側の位置とフロート室16とを接続する。流入路4におけるポンプ8よりも下流側の位置からフロート室16に流体を流すことで、ポンプ8による推進力を受けてフロート室16に確実に流体を流すことができる。
(実施形態3)
次に、実施形態3にかかる気体溶解装置70について、図5を用いて説明する。実施形態3では、気体供給機構6の詳細な構成として、気体供給路72と、開閉弁74と、逆止弁76とを備える。その他の構成については実施形態2と共通するため、説明を省略する。
気体供給路72は、流入路4に気体を供給するための気体の流路である。気体供給路72は例えば配管により構成される。気体供給路72の上流側は気体の供給源(図示せず)に接続されており、気体供給路72の下流側は流入路4に接続されている。図5に示すように、気体供給路72はポンプ8よりも上流側の位置で流入路4に接続されている。気体供給路72の途中には、開閉弁74と、逆止弁76とが設けられている。
開閉弁74は、気体供給路72の開閉を切り替える弁(気体供給路開閉弁)である。開閉弁74としては例えば、電磁弁あるいは電動弁が用いられる。気体供給路72における開閉弁74の上流側に逆止弁76が設けられている。逆止弁76は、気体供給路72内の逆流を防止する弁であり、気体の供給源から流入路4に向かって流れる方向にのみ気体を流すように作用する。
このような構成において、制御装置68は、ポンプ8および開閉弁64に加えて開閉弁74を制御する。制御装置68によるポンプ8、開閉弁64および開閉弁74の制御方法の一例を図6に示す。
図6に示す制御方法は、ポンプ8および開閉弁64の制御については実施形態2と共通し、開閉弁74の制御のみが実施形態2と相違する。以下、相違点を中心に説明する。
図6に示すように、制御装置68は、第1運転時には開閉弁74を開くように制御する。一方で、第2運転時には開閉弁74を閉じるように制御する。すなわち、微細気泡を発生させる運転である第1運転時には、流入路4に気体を供給して気液混合流体を生成する。また、フロート室16の洗浄を行う第2運転時には、流入路4に気体を供給せずにバイパス流路62に主に液体のみを供給するようにしている。このような制御方法によれば、第1運転時には所望の量の気体を含んだ気液混合流体を溶解タンク10に供給しつつ、第2運転時には流入路4に気体を供給しないことで、気体が含まれることによるポンプ8の圧送性能の低下を防ぐことができる。これにより、第2運転時において、バイパス流路62へ所望の流量の液体を供給することができ、フロート室16の洗浄をより確実に実施することができる。
上述したように、実施形態3における気体溶解装置70は、流入路4におけるポンプ8よりも上流側の位置に気体を供給する気体供給路72と、気体供給路72を開閉する開閉弁である開閉弁(気体供給路開閉弁)74とを備える。開閉弁74は、ポンプ8が第1運転の間に開き、第2運転の間に閉じるように制御される。このような制御によれば、第1運転時には気体を混合させて気液混合流体を供給する一方で、第2運転時には気体を混合させないことで、ポンプ8による出力を上昇させることができ、バイパス流路62を通じてより強い流れを生じさせることができる。これにより、フロート室16を洗浄する洗浄力が向上し、気体溶解装置70の信頼性を向上させることができる。
なお、上述の実施形態2、3では、バイパス流路62を流入路4と接続する場合について説明したが、このような場合に限らず、流出路12と接続してもよい。このような場合であっても、バイパス流路の上流側と下流側で圧力差が生じるため、バイパス流路を通じて流体を流し、フロート室16を洗浄することができる。
以上、実施形態1−3によれば、フロート室16に流体の流れを生じさせるバイパス流路を形成するには、実施形態1のように、フロート室16と溶解流路22が連通する連通箇所とは別の箇所における溶解流路22とフロート室16を接続してもよい。また、実施形態2、3のように流入路4とフロート室16とを接続する、あるいは、流出路12とフロート室16とを接続するようにしてもよい。
(実施例)
次に、本発明の実施例について、図7−図11を用いて説明する。図7―図11に示す実施例は、上述した実施形態1に基づく実施例である。図7、図8は、溶解タンク10の一部分解斜視図(表側、裏側)であり、図9は、溶解タンク10の平面図である。図10は、図9におけるA−A断面図であり、図11は、図10におけるB−B断面図である。
図7などに示すように、実施例における溶解タンク10では、溶解タンク10の外壁上面にフロート室16が設けられるとともに、フロート室16の側壁に接触するように、接触壁78が設けられている。接触壁78は、図10に示すように、溶解タンク10内の気液混合室36を形成する外壁上面79の一部である。このような構成により、フロート室16と気液混合室36とが接触壁78を介して隣接する。
なお、溶解タンク10内の中間室38は、図9のA−A断面とは異なる位置に設けられているため、図10では図示されておらず、気液混合室36および気液分離室40のみが図示されている。
本実施例では、フロート室16と接触壁78を貫通する貫通孔が設けられている。貫通孔はフロート室16と接触壁78の側壁を横方向に貫通するものであり、当該貫通孔によってバイパス流路18が形成される。図10では、フロート室16内の一時的な液面80が図示されており、バイパス流路18は液面80付近に設けられている。
このような構成において、気液混合室36とフロート室16では流体の圧力差が存在し、圧力の高い気液混合室36から圧力の低いフロート室16への流れが生じる。これにより、バイパス流路18を通じてフロート室16へ気液混合流体を流し、フロート室16内を洗浄することができる。図10の矢印で示すように、フロート室16内に流れ込んだ気液混合流体は、フロート26とフロート室16の内壁との間の空間を周方向に旋回するように流れている。
本実施例による気体溶解装置2によれば、溶解タンク10における最も上流側の空間(気液混合室36)を構成する溶解タンク10の外壁(外壁上面79)は、フロート室16と接触する接触壁78を有する。また、接触壁78とフロート室16を連通する貫通孔によってバイパス流路18が形成される。このように、接触壁78とフロート室16を連通する貫通孔によってバイパス流路18を形成することで、配管等の別部品を設けることなくバイパス流路18を形成できるため、簡単な構成を採用して気体溶解装置2の製造コストを低減することができる。
以上、上述の実施形態1−3および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態1−3に限定されない。例えば、実施形態1−3では、バイパス流路をフロート室16の側壁部分に接続する場合について説明したが、このような場合に限らない。フロート室16内を洗浄するように流体を噴出できる位置であれば、任意の位置にバイパス流路を接続してもよい。なお、フロート室16内においては、液面80付近に汚れが最も付着しやすいため、バイパス流路をフロート室16の側壁に接続して液面80の近傍に流体を噴出するようにすることで、フロート室16内をより効率的に洗浄することができる。
実施形態1−3では、溶解タンク10の内部空間が2つの仕切り壁32、34によって仕切られ、溶解流路22が3つの空間(気液混合室36、中間室38、気液混合室40)によって形成される場合について説明したが、このような場合に限らない。溶解タンク10の溶解流路22において液体に気体を溶解させることができる構成であれば、任意の構造を採用してもよい。
また実施形態1−3では、フロート室16を溶解タンク10の最も下流側の空間である気液分離室40に連通するように設ける場合について説明したが、このような場合に限らず、気液混合室36よりも下流側であれば任意の位置に設けてもよい。
また実施形態1−3では、気体が溶解した液体を減圧して微細気泡を発生させる減圧装置14を設ける場合について説明したが、減圧装置14を設けない場合であってもよい。すなわち、微細気泡を発生させずに、気体が溶解した液体を生成しその液体を供給する用途にも気体溶解装置は適用可能である。例えば、物体を洗浄するための洗浄液を生成する手段として、あるいは、健康用途に用いる液体などを生成する手段として、気体溶解装置を利用することもできる。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、気体を液体に溶解させる気体溶解装置であれば適用可能である。
2 気体溶解装置
4 流入路
6 気体供給機構
8 ポンプ
10 溶解タンク
12 流出路
14 減圧装置
16 フロート室
18 バイパス流路
20 流入口
22 溶解流路
24 流出口
26 フロート
28 弁体
30 排出口
32 第1仕切り壁
33 第1連通口
34 第2仕切り壁
35 第2連通口
36 気液混合室
38 中間室
40 気液分離室
60 気体溶解装置
62 バイパス流路
64 開閉弁(バイパス流路開閉弁)
66 逆止弁
68 制御装置
69 スイッチ
70 気体溶解装置
72 気体供給路
74 開閉弁(気体供給路開閉弁)
76 逆止弁
78 接触壁
79 外壁上面
80 液面

Claims (10)

  1. 液体に気体を混合した気液混合流体を流入させる流入口と、流入口から流入した気液混合流体の流路であって液体に気体を溶解させる溶解流路と、気体が溶解した液体を溶解流路から流出させる流出口とを有する溶解タンクと、
    流入口に接続され、溶解タンクに気液混合流体を流入させる流入路と、
    流出口に接続され、気体が溶解した液体を流出させる流出路と、
    溶解流路に連通し、溶解流路内の未溶解の気体を外部に排出するためのフロート室と、
    フロート室と溶解流路が連通する連通箇所とは別の箇所における溶解流路、又は、流入路若しくは流出路と、フロート室とを接続するバイパス流路と、
    を備える、気体溶解装置。
  2. 溶解タンクの内部は、溶解流路を形成するように互いに連通する複数の空間によって区画されており、
    バイパス流路は、溶解タンクにおける複数の空間のうち、最も上流側又は最も下流側の空間とフロート室とを接続する、請求項1に記載の気体溶解装置。
  3. フロート室は、溶解タンクにおける複数の空間のうち、最も下流側の空間と連通しており、
    バイパス流路は、溶解タンクにおける複数の空間のうち、最も上流側の空間とフロート室とを接続する、請求項2に記載の気体溶解装置。
  4. 溶解タンクにおける最も上流側の空間を構成する溶解タンクの外壁は、フロート室と接触する接触壁を有し、接触壁とフロート室を連通する貫通孔によってバイパス流路が形成される、請求項3に記載の気体溶解装置。
  5. バイパス流路を開閉する開閉弁をさらに備える、請求項1から3のいずれか1つに記載の気体溶解装置。
  6. 流入路の途中に設けられ、流入口に向けて気液混合流体を送るポンプをさらに備え、
    バイパス流路は、流入路におけるポンプよりも下流側の位置とフロート室とを接続する、請求項1に記載の気体溶解装置。
  7. バイパス流路を開閉する開閉弁であるバイパス流路開閉弁と、
    バイパス流路開閉弁およびポンプの運転を制御する制御装置とをさらに備え、
    制御装置は、ポンプを、所定の回転数で運転する第1運転と、第1運転からポンプの回転数を減少させながら停止するまで運転する第2運転とを実行するように制御し、かつ、バイパス流路開閉弁を、ポンプの第2運転の間に開くように制御する、請求項6に記載の気体溶解装置。
  8. 流入路におけるポンプよりも上流側の位置に気体を供給する気体供給路と、
    気体供給路を開閉する開閉弁であり、制御装置によって運転を制御される気体供給路開閉弁と、をさらに備え、
    制御装置は、気体供給路開閉弁をポンプの第1運転の間に開き、第2運転の間に閉じるように制御する、請求項7に記載の気体溶解装置。
  9. フロート室は、フロート室内の気体を排出する排出口と、排出口を開閉可能に閉じる弁体と、弁体に連結されたフロートとを有する、請求項1から8のいずれか1つに記載の気体溶解装置。
  10. 液体に溶解した気体を減圧して流出路において微細気泡として発生させる減圧装置をさらに備える、請求項1から9のいずれか1つに記載の気体溶解装置。
JP2016117152A 2016-06-13 2016-06-13 気体溶解装置 Active JP6621024B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016117152A JP6621024B2 (ja) 2016-06-13 2016-06-13 気体溶解装置
PCT/JP2017/018005 WO2017217157A1 (ja) 2016-06-13 2017-05-12 気体溶解装置
TW106118959A TWI687259B (zh) 2016-06-13 2017-06-08 氣體溶解裝置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016117152A JP6621024B2 (ja) 2016-06-13 2016-06-13 気体溶解装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017221869A JP2017221869A (ja) 2017-12-21
JP6621024B2 true JP6621024B2 (ja) 2019-12-18

Family

ID=60663504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016117152A Active JP6621024B2 (ja) 2016-06-13 2016-06-13 気体溶解装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6621024B2 (ja)
TW (1) TWI687259B (ja)
WO (1) WO2017217157A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7260429B2 (ja) * 2019-07-19 2023-04-18 株式会社荏原製作所 ガス溶解液製造装置
CN111534329A (zh) * 2020-05-25 2020-08-14 盘锦浩业化工有限公司 一种汽油加氢脱烯烃处理方法及装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS491985U (ja) * 1972-04-06 1974-01-09
ZA835729B (en) * 1982-08-20 1984-09-26 Sodastream Ltd Liquid aerating apparatus
JP2000252269A (ja) * 1992-09-21 2000-09-14 Mitsubishi Electric Corp 液体気化装置及び液体気化方法
JP2002256284A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Sanyo Chem Ind Ltd 水洗トイレの水垢防止洗浄液
JP4280207B2 (ja) * 2004-06-24 2009-06-17 日本車輌製造株式会社 車両用水封装置
JP5022415B2 (ja) * 2008-08-26 2012-09-12 パナソニック株式会社 気体溶解装置と微細気泡発生機能付き浴槽
WO2010024253A1 (ja) * 2008-08-26 2010-03-04 パナソニック電工株式会社 空気溶解水生成装置
JP2010119811A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Viita Kk 炭酸泉生成方法および装置
JP2010227784A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Panasonic Electric Works Co Ltd 気体溶解装置
JP2011173048A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Panasonic Electric Works Co Ltd 溶解タンク
JP5620288B2 (ja) * 2011-01-20 2014-11-05 パナソニック株式会社 気体溶解装置の設置構造
JP5870262B2 (ja) * 2012-03-08 2016-02-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 気体溶解タンク
JP5887555B2 (ja) * 2012-03-08 2016-03-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 気体溶解タンク
JP6368080B2 (ja) * 2013-10-22 2018-08-01 パナソニック株式会社 微小気泡発生装置および気泡径制御方法
JP2016073918A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 気体溶解装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017221869A (ja) 2017-12-21
TWI687259B (zh) 2020-03-11
WO2017217157A1 (ja) 2017-12-21
TW201742666A (zh) 2017-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4552930B2 (ja) 洗浄水吐出装置及びこれを備えた水洗便器
JP4895032B2 (ja) 微細気泡発生装置
KR20050055702A (ko) 발포 세정액 분배 시스템
JP6621024B2 (ja) 気体溶解装置
JP2009022841A (ja) 洗浄装置
JP4470936B2 (ja) 薬液混入水吐出装置および水洗便器装置
JP4895033B2 (ja) 微細気泡発生装置
CN217527059U (zh) 微纳米气泡液体生成系统及热水器
JP5601502B2 (ja) 微細泡沫群生成装置および微細泡沫群入浴システム
KR101741610B1 (ko) 위생 세정 장치
KR101860324B1 (ko) 미세기포 발생 장치
WO2015151456A1 (ja) 洗濯機
JP2001279787A (ja) 水洗便器
JP2006081724A (ja) 浴室洗浄装置
CN112899990A (zh) 洗涤设备的进水方法及使用该进水方法的洗涤设备
JP2008274615A (ja) トイレ装置
JP2020096665A (ja) 浴槽洗浄装置
JP7188048B2 (ja) 浴槽洗浄装置
JP3578170B2 (ja) 水洗便器
JP2018053602A (ja) 便器装置
JP2002336323A (ja) 複合ノズルユニットおよび浴槽システム
JP7155863B2 (ja) 洗浄装置
JP4215114B2 (ja) 洗浄水吐出装置及びこれを備えた水洗便器
JP2013036298A (ja) 便器洗浄装置
JP5134336B2 (ja) 泡洗剤吐出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191108

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6621024

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151