JP2016073918A - 気体溶解装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】溶解タンクの内部を洗浄し、溶解タンクの内部に発生し得る微生物等を除去し、溶解タンクの内部を清潔に保つことができる気体溶解装置を提供すること。【解決手段】気体溶解装置1は、ポンプ2および溶解タンク3を備え、ポンプ2に設けられた吐出部4から溶解タンク3の底部に設けられた流入部5を通して溶解タンク3の内部に流入する流体が気体と混合され、気体が溶解した液体が生成され、この液体は、溶解タンク3に設けられた流出部6から溶解タンク3の外部に流出する。ポンプ2は、切替弁7を有する吸込部8を備え、吸込部8には、少なくとも、流体を供給する吸込配管9が接続され、流体と溶解タンク3の内部を洗浄する洗浄液とが、切替弁7によって切り替え可能に溶解タンク3に供給される。【選択図】図1
Description
本発明は、水等の溶媒に空気等の気体を溶解させる気体溶解装置に関する。
本出願人は、気体を液体中に溶解させ、気体が溶解した液体を生成する溶解タンクにおいて、未溶解の気体の分離が可能であり、設置のレイアウトが容易な構成を提案している(特許文献1)。
しかしながら、このような溶解タンクにおいては、溶解タンクの内部に液体が残留することで、微生物等が発生する可能性があることが懸念されるようになっていた。そして、溶解タンクの内部に微生物等が発生した状態で溶解タンクの使用を継続すると、気体が溶解した液体と一緒に微生物等が溶解タンクの外部に流出すると考えられるため、このような観点からさらなる改良の余地があった。
本発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、溶解タンクの内部を洗浄し、溶解タンクの内部に発生し得る微生物等を除去し、溶解タンクの内部を清潔に保つことができる気体溶解装置を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明の気体溶解装置は、
ポンプおよび溶解タンクを備え、前記ポンプに設けられた吐出部から前記溶解タンクの底部に設けられた流入部を通して溶解タンクの内部に流入する流体が気体と混合され、気体が溶解した液体が生成され、この液体は、前記溶解タンクに設けられた流出部から溶解タンクの外部に流出する気体溶解装置であって、
前記ポンプは、切替弁を有する吸込部を備え、
前記吸込部には、少なくとも、前記流体を供給する吸込配管が接続され、
前記流体と溶解タンクの内部を洗浄する洗浄液とが、前記切替弁によって切り替え可能に前記溶解タンクに供給される
ことを特徴とする。
ポンプおよび溶解タンクを備え、前記ポンプに設けられた吐出部から前記溶解タンクの底部に設けられた流入部を通して溶解タンクの内部に流入する流体が気体と混合され、気体が溶解した液体が生成され、この液体は、前記溶解タンクに設けられた流出部から溶解タンクの外部に流出する気体溶解装置であって、
前記ポンプは、切替弁を有する吸込部を備え、
前記吸込部には、少なくとも、前記流体を供給する吸込配管が接続され、
前記流体と溶解タンクの内部を洗浄する洗浄液とが、前記切替弁によって切り替え可能に前記溶解タンクに供給される
ことを特徴とする。
本発明によれば、溶解タンクの内部を洗浄し、溶解タンクの内部に発生し得る微生物等を除去し、溶解タンクの内部を清潔に保つことができる気体溶解装置が提供される。
以下、本発明の気体溶解装置の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の気体溶解装置の第一の実施形態を概略的に示した断面図である。図1に示した気体溶解装置1は、ポンプ2および溶解タンク3を備え、ポンプ2に設けられた吐出部4から溶解タンク3の底部に設けられた流入部5を通して溶解タンク3の内部に流入する流体が気体と混合され、気体が溶解した液体が生成される。この液体は、溶解タンク3に設けられた流出部6から溶解タンク3の外部に流出し、ポンプ2は、切替弁7を有する吸込部8を備えている。吸込部8には、少なくとも、流体を供給する吸込配管9が接続され、流体と溶解タンク3の内部を洗浄する洗浄液とが、切替弁7によって切り替え可能に溶解タンク3に供給される。
より具体的には、第一の実施形態の気体溶解装置1では、ポンプ2の上に溶解タンク3が取り付けられている。ポンプ2は、気液混合流体や洗浄液を加圧下に溶解タンク3に供給するものであり、気液混合流体や洗浄液を取り込むための吸込部8を備えている。また、ポンプ2は、上端部に上方に突出する吐出部4を備えている。
吸込部8には、少なくとも、流体を供給する吸込配管9が接続される。本実施形態では、吸込配管9が、気液混合流体を供給する第1吸込配管9a、および洗浄液を供給する第2吸込配管9bからなり、気液混合流体と洗浄液とが、切替弁7によって切り替え可能にポンプ2に供給され、溶解タンク3に供給される。
溶解タンク3は、図1に示したように、縦長の形状を有し、底部に、流入部5を備えている。流入部5には、ポンプ2の吐出部4が挿入されている。ポンプ2により送給される流体は、溶解タンク3の底部から溶解タンク3の内部に流入する。なお、溶解タンク3の流入部5とポンプ2の吐出部4とは、流入管(図示せず)を介して接続されていてもよい。
また、溶解タンク3は、溶解タンク3の内部で生成される液体の流れに関して下流側の側面部に流出部6を備えている。流出部6は、溶解タンク3において流入部5と離間して配置されている。流出部6は、溶解タンク3の内部で生成される液体が溶解タンク3から外部の浴槽等の供給先に流出する部位である。流出部6には、流出配管(図示せず)が接続される。また、流出部6は、流出弁10を備えており、流出弁10によって溶解タンク3から外部への液体の流出を調節することができる。
そして、溶解タンク3は、上部に、洗浄液供給部11を備えている。溶解タンク3は、溶解タンク3の内部で生成される液体の流れに関して下流側に位置する気液分離槽12(後記)に対応する上部に、洗浄液供給部11を備えていることが好ましい。洗浄液供給部11と吐出部4とは、洗浄液供給弁13を備えた洗浄液供給配管14を通じて連結されており、洗浄液は、洗浄液供給配管14を通じて洗浄液供給部11から溶解タンク3の内部に供給される。なお、洗浄液供給部11は、洗浄液を霧状に噴霧可能とするように、さらに、霧化部(図示せず)を備えていてもよい。
洗浄液供給配管14は、洗浄液供給弁13によって開閉可能に構成されている。溶解タンク3の内部で気体が溶解した液体を生成する場合には、洗浄液供給弁13は閉鎖状態にある。一方、溶解タンク3の内部を洗浄する場合には、洗浄液供給弁13を開放状態にすることによって、ポンプ2の吐出部4から送給された洗浄液が、洗浄液供給配管14および洗浄液供給部11を通じて、溶解タンク3の内部に供給される。
さらに、溶解タンク3は、流入部5および流出部6と異なる位置の底部に洗浄液排出部15を備えている。洗浄液排出部15は、洗浄液を溶解タンク3から外部に排出する部位である。洗浄液排出部15は1箇所であっても、2箇所以上であってもよい。洗浄液排出部15には、排出配管(図示せず)が接続される。また、洗浄液排出部15は、洗浄液排出弁16を備えており、洗浄液排出弁16によって溶解タンク3から外部への洗浄液の排出を調節することができる。
気体溶解装置1では、図1に示したように、溶解タンク3の内部に、2つの仕切り壁、すなわち、第1仕切り壁17および第2仕切り壁18が設けられている。そして、溶解タンク3の内部は、第1仕切り壁17および第2仕切り壁18によって、3つの室、すなわち、第1室19、第2室20および第3室21が形成されている。
第1室19は、溶解タンク3の内部で生成される液体の流れに関し最も上流側に位置している。第2室20は、第1室19に隣接して配置されている。第3室21は、液体の流れに関し最も下流側に位置し、第2室20に隣接している。
第1仕切り壁17は、溶解タンク3の流入部5側に配置され、溶解タンク3の内部の上面部から垂下して設けられている。第1仕切り壁17の下端は、溶解タンク3の内部の底面までは達しておらず、溶解タンク3の内部の底面との間に隙間が形成されている。この隙間を液体の流路として、第1室19と第2室20は互いに連通している。
第2仕切り壁18は、溶解タンク3の流出部6側に配置され、溶解タンク3の内部の底面部から垂直上方に立設されている。第2仕切り壁18の上端は、溶解タンク3の内部の上面までは達しておらず、溶解タンク3の内部の上面との間に隙間が形成されている。この隙間を液体の流路として、第2室20と第3室21は互いに連通している。
このような溶解タンク3では、気液混合流体が供給されると、第1室19が、気液混合槽22として機能し、第2室20および第3室21が、気液分離槽12として機能する。すなわち、ポンプ2の作動によって第1吸込配管9aから供給された気液混合流体が溶解タンク3に供給されると、気液混合流体は、流入部5を通じて第1室19に、溶解タンク3の底部から上方に向かって噴出して流入する。このとき、気液混合流体は、溶解タンク3の内部の上面や第1仕切り壁17に衝突し、跳ね返り、次第に第1室19の底部に溜まっていく。また、溶解タンク3の内部の上面や第1仕切り壁17に衝突し、跳ね返る気液混合流体は、溶解タンク3の底部から上方に向かって噴出する気液混合流体に衝突し、しかも、第1室19に貯留する気液混合流体の液面に衝突して気液混合流体を撹拌する。このとき、気液混合流体に気泡として混合されていた気体および第1室19にあらかじめ貯留していた気体が、気液混合流体中の水等の溶媒と激しく混合され、また、気液混合流体は撹拌され、気体が溶媒中に加圧下で溶解し、気体が溶解した液体が生成される。これは、撹拌や衝突圧による剪断によって気液混合流体に気泡として混合される気体が細分化され、溶媒と接触する表面積が大きくなり、また、液面付近における気体の溶解濃度が撹拌による均一化によって低減され、気体の溶媒への溶解速度が上昇することによる。
このようにして生成した液体は、第1仕切り壁17の下端と溶解タンク3の内部の底面との間の隙間を通って第2室20に流出し、第2仕切り壁18の上端と溶解タンク3の内部の上面との間の隙間を通って第3室21に流出する。
第2室20および第3室21の気液分離槽12では、液体に溶解し切れない気体を気泡として液体から分離する。溶解タンク3では、第2仕切り壁18によって、気体が溶解した液体が第2室20から第3室21に流出する前に、気体が溶解した液体の流れが気液界面である液面付近にまで持ち上げられるので、気泡は、浮力によって上方へ移動する。そして、気体が溶解した液体の流れは、第2仕切り壁18の上端を乗り越える流れとなるため、液面を通過する流れとなり、気体が溶解した液体が第2仕切り壁18を乗り越えるときに気液分離が促進される。このようにして気液分離が行われた後の気体が溶解した液体は、溶解タンク3の流出部6を通じて溶解タンク3の外部に流出し、取り出される。取り出された気体が溶解した液体は、大きな気泡の混入が抑制された品質に優れたものとして浴槽等の供給先へ送り出される。
溶解タンク3では、気液分離槽12に対応して、第2室20または第3室21の上部に、気体放出弁23を備えた排気部24が設けられている。例えば、気体放出弁23は、気液分離槽12における液体の液面の高さに追随して浮沈し、上下方向に移動可能なフロートを有している。液体の液面の高さの変化にともないフロートが上下動することによって、気体放出弁23は、気液分離槽12(第2室20と第3室21)の上部に貯留する気体の放出と停止を行う。
このような気体溶解装置1では、溶解タンク3の内部を洗浄する際には、流出弁10を閉鎖状態にすることで、液体の供給先である浴槽等に洗浄液が流出しないようにする。そして、切替弁7によって、吸込部8から取り込む流体を第1吸込配管9aから第2吸込配管9bに切り替え、ポンプ2に洗浄液を取り込む。また、洗浄液供給弁13を開放状態として、洗浄液供給部11から溶解タンク3の内部への洗浄液の供給を可能にする。この洗浄液としては、洗剤やオゾン等の酸化剤を含有した水が挙げられる。また、気泡を含まない水を洗浄液として使用することもできる。
ポンプ2の作動によって洗浄液が溶解タンク3に供給されると、洗浄液は、流入部5を通じて第1室19に、溶解タンク3の底部から上方に向かって噴出して流入する。このとき、洗浄液は、溶解タンク3の内部の上面、側面および第1仕切り壁17に衝突し、跳ね返りながら溶解タンク3の内部を洗浄し、次第に第1室19の底部に溜まっていく。また、溶解タンク3の内部の上面、側面および第1仕切り壁17に衝突し、跳ね返る洗浄液は、溶解タンク3の底部から上方に向かって噴出する洗浄液に衝突する。さらに、このようにして跳ね返る洗浄液は、第1室19に貯留する洗浄液の液面にも衝突して洗浄液を撹拌しながら、溶解タンク3の内部を洗浄する。そして、洗浄液は、第1仕切り壁17の下端と溶解タンク3の内部の底面との間の隙間を通って第2室20に流出し、第2仕切り壁18の上端と溶解タンク3の内部の上面との間の隙間を通って第3室21に流出しながら、溶解タンク3の内部を洗浄する。
さらに、ポンプ2の作動によって供給される洗浄液は、吐出部4から洗浄液供給配管14および洗浄液供給部11を通じて、溶解タンク3の上部から下方に向かって噴出して流入する。溶解タンク3では、洗浄液供給部11が第3室21の上部に設けられているので、洗浄液は溶解タンク3の内部の底面、側面、第1仕切り壁17および第2仕切り壁18に衝突し、跳ね返りながら溶解タンク3の内部を洗浄する。そして、洗浄液は、次第に第3室21および第2室20の底部に溜まっていく。また、溶解タンク3の内部の底面、側面、第1仕切り壁17および第2仕切り壁18に衝突し、跳ね返る洗浄液は、溶解タンク3の上部から下方に向かって噴出する洗浄液に衝突する。さらに、このようにして跳ね返る洗浄液は、第3室21および第2室20に貯留する洗浄液の液面に衝突して洗浄液を撹拌しながら、溶解タンク3の内部を洗浄する。
なお、溶解タンク3を洗浄する際には、ポンプ2の圧力を調節して、洗浄液をより高圧下で溶解タンク3の内部に供給するようにしてもよい。
また、洗浄液供給部11は、溶解タンク3の第2室20の上部に設けることも可能である。この場合、溶解タンク3の上部から下方に向かって噴出して流入する洗浄液は、第2仕切り壁18ばかりでなく、第1仕切り壁17にも衝突する。
このようにして溶解タンク3の内部を洗浄した後の洗浄液は、洗浄液排出弁16を開放状態にすることで、溶解タンク3の外部に排出される。
このように、気体溶解装置1では、第1吸込配管9aから供給される気液混合流体と第2吸込配管9bから供給される洗浄液とが、切替弁7によって切り替え可能に溶解タンク3に供給されるので、溶解タンク3の内部を洗浄することができる。これにより、溶解タンク3の内部に発生し得る微生物等を除去し、溶解タンク3の内部を清潔に保つことができる。
また、溶解タンク3は上部に洗浄液供給部11を備えており、溶解タンク3の上部から洗浄液が供給されるので、溶解タンク3の内部の全体に渡ってより効果的に洗浄することができる。特に、気体放出弁23を備えた排気部24が溶解タンク3の上部に設けられている場合、流入部5から流入する洗浄液だけでは排気部24の洗浄が不十分となりやすい。この点、気体溶解装置1では、洗浄液供給部11が、気液分離槽12に対応する上部に設けられているので、排気部24にも直接的に洗浄液を供給することができるので、効果的に洗浄することができる。
そして、溶解タンク3は、洗浄液排出部15を備えているので、洗浄後の洗浄液を溶解タンク3の外部へ排出し、溶解タンク3の内部に洗浄液が残ることに起因する微生物等の再発生をより効果的に防止することができる。また、溶解タンク3の上部に気体放出弁23を備えた排気部24が設けられているので、溶解タンク3の内部の洗浄中または洗浄後に、溶解タンク3の内部に滞留する気体を外部に排出し、溶解タンク3の内部を換気することができる。
このような気体溶解装置1では、さらに、溶解タンク3の内部の洗浄を適切なタイミングで実施することを可能とする制御プログラム(図示せず)を設けてもよい。例えば、気体溶解装置1の使用後や使用前に、洗浄時間、洗浄液の水流強度等を設定した洗浄プログラムを実行することで、より効果的に溶解タンク3の内部を清潔に保つことができる。
図2は、本発明の気体溶解装置の第二の実施形態を概略的に示した断面図である。
第二の実施形態において、図1に示した第一の実施形態と共通する部位には同一の符号を付し、以下ではその説明を省略する。
図2に示した気体溶解装置1aでは、吸込配管9は、洗浄液の供給も可能とされ、吸込部8には、気体を供給する気体吸込配管25も接続されている。気体溶解装置1aでは、切替弁7が開放状態のときには、気体がポンプ2に供給され、吸込配管9を通じて供給される流体と混合されて気液混合流体が生成され、溶解タンク3に供給される。一方、切替弁7が閉鎖状態のときには、洗浄液が吸込配管9を通じてポンプ2に供給され、溶解タンク3に供給される。
より具体的には、第二の実施形態の気体溶解装置1aでは、ポンプ2の吸込部8は、吸込配管9から供給される水等の溶媒または洗浄液を吸い込むための第1吸込部8a、および気体を吸い込むための第2吸込部8bからなる。
第2吸込部8bには、気体吸込配管25が接続されている。また、第2吸込部8bは、切替弁7としての気体吸込切替弁7aを備えており、気体吸込切替弁7aによって気体吸込配管25が開閉可能に構成されている。気体吸込切替弁7aが開放状態のときには、気体吸込配管25から気体がポンプ2に供給され、吸込配管9を通じて供給される水と混合されて気液混合流体が生成され、溶解タンク3に供給される。一方、気体吸込切替弁7aが閉鎖状態のときには、洗浄液として気泡を含まない水が吸込配管9を通じてポンプ2に供給され、溶解タンク3に供給される。
気体吸込配管25には、吸込方向の上流端に、気体吸込部(図示せず)が接続されている。ポンプ2の作動により生じる負圧によって、空気等の気体が気体吸込部から吸引され、気体吸込配管25を通じてポンプ2の第2吸込部8bに送り込まれる。第2吸込部8bに送り込まれた気体は、ポンプ2の内部で水等の溶媒中に気泡として混合され、気液混合流体が生成される。この気液混合流体が、吐出部4および流入部5を通じて溶解タンク3の内部に供給される。
このような気体溶解装置1aでは、溶解タンク3を洗浄する際には、流出弁10を閉鎖状態とすることで、液体の供給先である浴槽等に洗浄液が流出しないようにする。また、気体吸込切替弁7aを閉鎖状態にすることによって、気体がポンプ2の第2吸込部8bに送り込まれるのを停止する。そして、吸込配管9からポンプ2に洗浄液を供給し、洗浄液供給弁13を開放状態として、洗浄液供給部11からの洗浄液の供給を可能にする。
このように、気体溶解装置1aでは、ポンプ2の構成が第一の実施形態と異なっているが、第一の実施形態の気体溶解装置1と同様な機能および効果を実現することができる。
以上、本発明の実施形態を詳述してきたが、具体的な形態はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、洗浄液供給配管14を設けずに、流入部5から噴出して流入する洗浄液のみで溶解タンク3の内部を洗浄するようにしてもよい。また、第1吸込配管9aと第2吸込配管9bにそれぞれポンプ2を設け、切替弁7の切り替えと合わせてポンプ2の動作を切り替えるようにしてもよい。また、溶解タンク3の内部には、第1仕切り壁17や第2仕切り壁18を設けず、一つの槽として形成してもよく、3つ以上の仕切り壁で分離するようにしてもよい。
1、1a 気体溶解装置
2 ポンプ
3 溶解タンク
4 吐出部
5 流入部
6 流出部
7 切替弁
8 吸込部
9 吸込配管
9a 第1吸込配管
9b 第2吸込配管
11 洗浄液供給部
12 気液分離槽
14 洗浄液供給配管
15 洗浄液排出部
2 ポンプ
3 溶解タンク
4 吐出部
5 流入部
6 流出部
7 切替弁
8 吸込部
9 吸込配管
9a 第1吸込配管
9b 第2吸込配管
11 洗浄液供給部
12 気液分離槽
14 洗浄液供給配管
15 洗浄液排出部
Claims (6)
- ポンプおよび溶解タンクを備え、前記ポンプに設けられた吐出部から前記溶解タンクの底部に設けられた流入部を通して溶解タンクの内部に流入する流体が気体と混合され、気体が溶解した液体が生成され、この液体は、前記溶解タンクに設けられた流出部から溶解タンクの外部に流出する気体溶解装置であって、
前記ポンプは、切替弁を有する吸込部を備え、
前記吸込部には、少なくとも、前記流体を供給する吸込配管が接続され、
前記流体と溶解タンクの内部を洗浄する洗浄液とが、前記切替弁によって切り替え可能に前記溶解タンクに供給される
ことを特徴とする気体溶解装置。 - 前記吸込配管が、気液混合流体を供給する第1吸込配管、および前記洗浄液を供給する第2吸込配管からなり、
前記気液混合流体と前記洗浄液とが、前記切替弁によって切り替え可能に前記ポンプに供給され、前記溶解タンクに供給される
ことを特徴とする請求項1に記載の気体溶解装置。 - 前記吸込配管は、前記洗浄液の供給も可能とされ、前記吸込部には、前記気体を供給する気体吸込配管も接続され、
前記切替弁が開放状態のとき、前記気体が前記ポンプに供給され、前記流体と混合されて気液混合流体が生成されて、前記溶解タンクに供給され、
前記切替弁が閉鎖状態のとき、前記洗浄液が前記ポンプに供給され、前記溶解タンクに供給される
ことを特徴とする請求項1に記載の気体溶解装置。 - 前記溶解タンクは、上部に、洗浄液供給部を備えており、前記洗浄液供給部と前記吐出部は、洗浄液供給弁を備えた洗浄液供給配管を通じて連結されており、
前記洗浄液は、前記洗浄液供給配管を通じて前記洗浄液供給部から前記溶解タンクの内部に供給される
ことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の気体溶解装置。 - 前記溶解タンクは、前記溶解タンクの内部で生成される液体の流れに関して下流側に位置する気液分離槽に対応する上部に、前記洗浄液供給部を備えていることを特徴とする請求項4に記載の気体溶解装置。
- 前記溶解タンクは、洗浄液排出部を備えており、前記洗浄液は、前記洗浄液排出部から溶解タンクの外部に排出されることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の気体溶解装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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TWI687259B (zh) * | 2016-06-13 | 2020-03-11 | 日商松下知識產權經營股份有限公司 | 氣體溶解裝置 |
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2014
- 2014-10-06 JP JP2014205915A patent/JP2016073918A/ja active Pending
Cited By (1)
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TWI687259B (zh) * | 2016-06-13 | 2020-03-11 | 日商松下知識產權經營股份有限公司 | 氣體溶解裝置 |
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