JP4277523B2 - 撮像記録装置及び撮像記録制御プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、動画撮影を継続しつつ静止画撮影を実行可能な撮像記録装置及び撮像記録制御プログラムに関する。
【0003】
【従来の技術】
【0004】
従来、動画撮影を継続しつつ静止画撮影を実行可能な撮像記録装置が提案されるに至っている。この撮像記録装置は、ムービー用のCCD及び信号処理回路と、スチル用のCCD及び信号処理回路とを備える。したがって、ムービー用のCCD及び信号処理回路を連続的に動作させて動画撮影を行い、これにより取得する動画データを記録媒体に記録させることができるとともに、この動画撮影中におけるシャッター操作に応じて、スチル用のCCD及び信号処理回路を駆動することにより、静止画データを取得して記録媒体に記録させることができる。よって、動画撮影を継続しつつ適宜の時点での静止画撮影が可能となるものである(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平4−324789号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、このように動画撮影を継続しつつ適宜の時点での静止画撮影を行うと、この静止画撮影がストロボ発光を伴う場合には、継続中の動画撮影により取得した動画データには、ストロボの閃光が撮影された動画データが含まれてしまうことになる。したがって、この動画データを再生した際には、瞬間的な閃光画面が生じて動画の明暗が不自然に変化したり、閃光により明瞭に視認できない画像が瞬間的に生ずる等の不具合が発生し、静止画撮影時のストロボ発光による影響のない動画を再生することができない。 本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、動画撮影の継続中に実行された静止画撮影時のストロボ発光による影響のない動画を再生できるように動画データを記録することのできる撮像記録装置及び撮像記録制御プログラムを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために請求項1に係る発明にあっては、動画撮影と並行して静止画撮影を実行可能であって、動画撮影により取得する動画データと静止画撮影により取得する静止画データとを各々記録する撮像記録装置において、前記動画撮影中における静止画撮影がストロボ発光を伴うか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によりストロボ発光を伴わないと判断された場合に、前記動画撮影を停止させずに前記静止画撮影を行ない、前記判断手段によりストロボ発光を伴うと判断された場合、少なくともストロボ発光している間、前記動画撮影を一時停止させて前記静止画撮影を行う撮影制御手段とを備える。
【0010】
したがって、記録された動画データには、少なくともストロボ発光している間の動画データが存在しないこととなる。よって、この記録された動画データを再生した場合、瞬間的な閃光画面が生じて動画の明暗が不自然に変化したり、閃光により明瞭に視認できない画像が瞬間的に生ずる等の不具合が発生することはない。
【0011】
また、請求項2の発明に係る撮像記録装置にあっては、前記動画撮影を一時停止させた際と再開させた際との少なくとも一方において取得した各動画データを用い、その間の補間動画データを生成する補間データ生成手段を更に備える。したがって、動画撮影を一時停止させた際と再開させた際との間において欠落した動画データが、補間されて記録される。よって、静止画撮影時のストロボ発光による影響のない動画を再生することができるのみならず、撮影時において時間的に欠落した動画部分に関してもスムーズな動作を伴う動画再生が可能となる。
【0030】
また、請求項14の発明に係る撮像記録制御プログラムにあっては、動画撮影と並行して静止画撮影を実行可能であって、動画撮影により取得する動画データと静止画撮影により取得する静止画データとを各々記録する撮像記録装置が有するコンピュータを、前記動画撮影中における静止画撮影がストロボ発光を伴うか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によりストロボ発光を伴わないと判断された場合に、前記動画撮影を停止させずに前記静止画撮影を行ない、前記判断手段によりストロボ発光を伴うと判断された場合、少なくともストロボ発光している間、前記動画撮影を一時停止させて前記静止画撮影を行う撮影制御手段として機能させる。したがって、前記コンピュータがこのプログラムに従って処理を実行することにより、請求項1記載の発明と同様の作用効果を奏する。
【0036】
【発明の実施の形態】
【0037】
以下、本発明の一実施の形態を図にしたがって説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の各実施の形態に共通する撮像記録装置であるデジタルカメラ1の概略構成を示すブロック図である。このデジタルカメラ1は、動画撮影を継続しつつ静止画撮影を実行可能であって、ムービー用CCD2とスチル用CCD22及びDSP/CPU3とを有している。DSP/CPU3は、画像データの圧縮・伸張、音声データの処理を含む各種のデジタル信号処理機能を有するとともにデジタルカメラ1の各部を制御するワンチップマイコンである。なお、ムービー用CCD2としては画素数が少なくても感度が高いもの(ムービー撮影(スルー画表示)に適したもの)を、また、スチル用CCD22としては感度が低くても画素数が多いもの(スチル撮影に適したもの)を用いるのが望ましい。
【0038】
DSP/CPU3には、ムービー用CCD2を駆動するTG(Timing Generator)4と、スチル用CCD22を駆動するTG24とが接続されている。これらTG4、24には、各CCD2、22から出力される被写体の光学像に応じたアナログの撮像信号が入力するユニット回路5、25が各々接続されている。各ユニット回路5、25は、入力した撮像信号を保持するCDSと、その撮像信号を増幅するゲイン調整アンプ(AGC)、増幅された撮像信号をデジタルの撮像信号に変換するA/D変換器(AD)から構成されており、各CCD2、22の出力信号はユニット回路5、25を経て各々デジタル信号としてDSP/CPU3に送られる。
【0039】
DSP/CPU3には、表示装置6、キー入力部7、時計部8、音声処理部9、及びストロボ回路14が接続されるとともに、アドレス・データバス10を介してバッファメモリ(DRAM)11、内蔵フラッシュメモリ12、保存メモリ13が接続されている。バッファメモリ11は、両CCD2、22により撮像された後デジタル化された被写体の画像データ等を一時保存するバッファであるとともに、DSP/CPU3のワーキングメモリとしても使用される。バッファメモリ11に一時保存された画像データは、DSP/CPU3により圧縮(符号化)が行われ、最終的には所定のフォーマット(JPEG方式等)を備えた静止画データや動画データとして保存メモリ13に記録される。内蔵フラッシュメモリ12には、DSP/CPU3の動作プログラムや各部の制御に使用する各種データが記憶されており、DSP/CPU3は、前記動作プログラムに従い動作することにより、判断手段、撮影制御手段、補間データ生成手段、特定情報記録手段、再生制御手段、削除手段、画像処理手段、発光制御手段等として機能する。
【0040】
表示装置6は、カラーLCDとその駆動回路とを含み、撮影待機状態にあるときにはスチル用CCD22によって撮像された被写体画像をスルー画像として表示し、記録画像の再生時には保存メモリ13から読み出され伸張された動画又は静止画を表示する。キー入力部7は、シャッターボタン、ストロボモード設定キー、録画開始ボタン及び録画終了ボタン、再生キー、電源キー、MENUキー、十字キー等の複数の操作キーを含み、使用者によるキー操作に応じたキー入力信号をDSP/CPU3に出力する。時計部8は日付及び時刻をカウントするカレンダー機能と時計機能とを有しており、撮影動作時等に必要に応じて日付データ及び時刻データをDSP/CPU3へ送る。
【0041】
音声処理部9は、内蔵マイク、アンプ、A/D変換器、内蔵スピーカ、D/A変換器等を含み、音声付き撮影モードでの撮影時に内蔵マイクに入力した音声をデジタル信号に変換してDSP/CPU3へ送る。DSP/CPU3へ送られた音声データは所定のフォーマットで動画データとともに保存メモリ13に記録される。音声データは動画データとともに再生され、アナログ信号に変換して内蔵スピーカから音声出力される。ストロボ回路14は、ストロボ管を発光手段として備え、シャッターキーの操作に応答したDSP/CPU3からの指示信号に基づきストロボ管を発光動作させるものである。なお、両CCD2、22は、図示しない同一の光学系により被写体像が結像される。但し、CCD2用の光学系とCCD22用の光学系を設けるようにしてもよい。
【0042】
次に、以上の構成からなるデジタルカメラ1における本発明の動作を説明する。撮影モードが設定されると、DSP/CPU3は、前記プログラムに基づき図2に示すフローチャートに従った処理を実行する。すなわち、ムービー用CCD2によって撮像された被写体画像をスルー画像として表示装置6に表示する(ステップS101)次に、録画開始ボタンとシャッターボタンのいずれかが押下されるまで待機する(ステップS102、S103)。
【0043】
そして、録画開始ボタンが操作されずに、シャッターキーが押下された場合には、ストロボモードが設定されているか否かを判断する(ステップS104)。ストロボ発光モードが設定されている場合には、ストロボ回路14に指示してストロボ発光させるとともに、スチル用CCD22を用いてストロボ発光を伴う静止画撮影を実行して、被写体の静止画データをバッファメモリ11に一時保存し、必要な処理を行って、最終的に所定のフォーマットで静止画データを保存メモリ13に記録保存する(ステップS105)。また、ステップS104での判断の結果、ストロボ発光モードが設定されていない場合には、ストロボ発光させることなく、スチル用CCD22を用いて静止画撮影を実行し、同様にして被写体の静止画データを保存メモリ13に記録する(ステップS106)。
【0044】
一方、ステップS102で録画開始ボタンがオン操作されたと判断された場合には、ムービー用CCD2を用いて動画撮影を開始し、且つ音声処理部9に指示して内蔵マイクに入力した音声をデジタル信号に変換する処理を開始させ、動画データと音声データとをバッファメモリ11に一時保存し、必要な処理を行って保存メモリ13に記録保存する処理を開始する(ステップS107)。
【0045】
次に、シャッターボタンが操作されたか否かを判断し(ステップS108)、操作されない場合には後述するステップS114に進む。また、シャッターボタンが操作された場合には、ストロボモードが設定されているか否かを判断する(ステップS109)。ストロボモードが設定されていない場合には、そのままスチル用CCD22を用いて静止画撮影を実行し、被写体の静止画データを保存メモリ13に記録する(ステップS110)。このとき、動画撮影は継続中であるが、このステップS110での静止画撮影時には、ストロボ発光を伴わないことから、継続中の動画撮影により保存メモリ13に記録保存される動画データに、ストロボの閃光が撮影された動画データが含まれてしまうことはない。
【0046】
他方、ステップS109での判断の結果、ストロボモードが設定されている場合には、動画撮影処理を一時停止して直前のフレームデータを繰り返し使用する記録処理に切り換える(ステップS111)。すなわち、ムービー用CCD2側からのデータ入力を一時停止させて動画撮影処理を停止させるとともに、バッファメモリ11に残されている一時停止した直前のフレームデータを繰り返し使用して、該バッファメモリ11内で補間動画データを生成し、これを音声処理部9で取得した音声データとともに保存メモリ13に記録させていく。
【0047】
引き続き、ストロボ回路14に指示してストロボ発光させるとともに、スチル用CCD22を用いてストロボ発光を伴う静止画撮影を実行し、被写体の静止画データを保存メモリ13に記録保存する(ステップS112)。そして、このようにして、静止画の撮影・記録処理が終了したならば、動画撮影・記録処理を再開して、ムービー用CCD2側から取得した動画データを保存メモリ13に記録保存する処理を再開する(ステップS113)。
【0048】
次に、録画終了ボタンが操作されたか否かを判断し(ステップS114)、録画終了ボタンが操作されるまで、ステップS108〜S114のループを繰り返す。そして、録画終了ボタンが操作されたならば、動画撮影・記録処理、音声録音処理を停止して(ステップS115)、動画データと音声データとの保存メモリ13への記録保存を停止する。
【0049】
したがって、本実施の形態においては、保存メモリ13に記録された動画データにストロボ発光を伴う静止画撮影開始から当該静止画撮影の終了までの動画データは存在しない。よって、この記録された動画データを再生した場合、瞬間的な閃光画面が生じて動画の明暗が不自然に変化したり、閃光により明瞭に視認できない画像が瞬間的に生ずる等の不具合が発生することはなく、静止画撮影時のストロボ発光による影響のない動画を再生することができなる。しかも、ステップS111での処理により、静止画撮影開始から当該静止画撮影の終了までの時間的に欠落した動画データが補間されることから、この時間的に欠落した動画部分に関してもスムーズな動作を伴う動画再生が可能となる。
【0050】
なお、この実施の形態においては、ステップS111での処理により、動画撮影を一時停止した直前のフレームデータを繰り返し使用して、補間動画データを生成するようにした。しかし、動画撮影を再開した直後フレームデータのみ、あるいは動画撮影を一時停止した直前のフレームデータと再開した直後のフレームデータとを用いて、補間動画データを生成し、時間的に欠落した部分に生成した補間動画データを挿入するようにしてもよい。
【0051】
また、この実施の形態においては、ステップS109でストロボモードが設定されているか否か、すなわちストロボの強制発光モードが設定されているか否かを判断するようにしたが、ステップS109でムービー用CCD2側から取得した動画データ(フォトセンサ出力を用いてもよい)に基づいて周囲の明るさを判断し、暗いと判断された場合にステップS111に進み、明るいと判断された場合にステップS110に進むようにしてもよい。また、ステップS109でストロボモードとして強制発光が設定されていると判断された場合、あるいはストロボモードとしてオートが設定されていて且つ周囲が暗いと判断された場合にステップS111に進むようにしてもよい。
【0052】
(第1の実施の形態の変形例1)
図3、4は、本発明の第1の実施の形態の変形例1における処理手順を示すフローチャートである。すなわち、撮影モードが設定されると、DSP/CPU3は、前記プログラムに基づき図3に示すフローチャートに従った処理を実行する。このフローチャートにおいて、ステップS201〜S210までの処理は、前述した図2のフローチャートにおけるステップS101〜S110の処理と同様である。
【0053】
そして、ステップS209に続くステップS211においては、動画撮影を継続したまま、ストロボ回路14に指示してストロボ発光させるとともに、スチル用CCD22を用いてストロボ発光を伴う静止画撮影を実行し、被写体の静止画データを保存メモリ13に記録保存する。また、このストロボ発光を伴う静止画撮影時において動画撮影されて取得した動画データを保存メモリ13に記録保存する際に、動画データにフラグ情報を付加して記録する(ステップS212)。すなわち、ストロボ発光を伴う静止画撮影を開始してから終了するまでに、動画撮影されて保存メモリ13に記録保存される動画データの各フレームにフラグ情報を付加し、あるいはストロボ発光直前からストロボからの光が消失する時点までに動画撮影されて保存メモリ13に記録保存される動画データの各フレームにフラグ情報を付加する。
【0054】
次に、録画終了ボタンが操作されたか否かを判断し(ステップS213)、録画終了ボタンが操作されるまで、ステップS208〜S213のループを繰り返す。そして、録画終了ボタンが操作されたならば、動画撮影・記録処理、音声録音処理を停止して(ステップS214)、動画データと音声データとの保存メモリ13への記録保存を停止する。
【0055】
また、再生モードが設定されると、DSP/CPU3は、前記プログラムに基づき図4に示すフローチャートに従った処理を実行する。すなわち、ユーザが、保存メモリ13に記録保存されているいずれかの動画像を選択する操作をキー入力部7で行うと、この操作に対応する動画像を選択する(ステップS301)。さらに、この選択した動画像の動画データを順次読み出して、再生を開始し(ステップS302)、これにより、表示装置6には、順次読み出される動画データに基づく動画が表示される。
【0056】
この動画再生中において、DSP/CPU3は、保存メモリ13から読み出される動画データにフラグ情報が付加されているか否かを常時チェックする(ステップS303)。フラグ情報が付加されていない場合には、キー入力部7での操作による動画再生終了指示があったか否かを判断し(ステップS305)、動画再生終了指示があるまで、ステップS303〜S305の処理を繰り返して、動画再生を継続する。
【0057】
そして、このように動画再生を継続している状態において、保存メモリ13から読み出される動画データにフラグ情報が付加されている場合には(ステップS303;YES)、フラグ情報が付加されているフレームによる画像再生を禁止し、このフラグ情報が付加されている前後のフレームの画像を再生する(ステップS304)。したがって、前述の図3に示したフローチャートに従った処理により、動画データにストロボ発光を伴う静止画撮影時に記録したフレームが含まれていても、これが再生されることはなく、瞬間的な閃光画面が生じて動画の明暗が不自然に変化したり、閃光により明瞭に視認できない画像が瞬間的に生ずる等の不具合が発生することもない。
【0058】
なお、ステップS304の処理に代えて、再生画像に対して明るさを低減させる画像処理を実行した上で画像再生させることにより、前後の再生画像と同等の明るさになるようにしてもよい。この場合、フラグ情報が付加されている再生画像とその画像の前後のフラグ情報が付加されていない再生画像とを比較して輝度差を得て、この輝度差に基づいて再生画像の明るさを調整するか、あるいはフラグ情報が付加されている再生画像の前後の再生画像の輝度値を得て、この輝度値となるように再生画像の明るさを調整するのが望ましい。このように構成すれば、動画データを補間する必要がなくなるのでより一層スムーズな動作を伴う動画再生が可能となる。
【0059】
(第1の実施の形態の変形例2)
図5は、本発明の第1の実施の形態の変形例2における処理手順を示すフローチャートである。すなわち、撮影モードが設定されると、DSP/CPU3は、前記プログラムに基づき図5に示すフローチャートに従った処理を実行する。このフローチャートにおいて、ステップS401〜S414の処理は、前述した図3のフローチャートにおけるステップS201〜S214の処理と同様である。
【0060】
そして、ステップS414に続くステップS415においては、今回の動画撮影により保存メモリ13に記録された動画データから、ステップS412の処理によりフラグ情報が付加されている画像(フレーム)を検索する。さらに、この検索した画像(フレーム)を保存メモリ13から削除処理する(ステップS416)。次に、この削除処理した画像の前後の画像(フレーム)から補間画像を作成して、その画像データを前記ステップS416で削除した動画データの部分に挿入する処理を実行する(ステップS417)。
【0061】
したがって、ステップS416での削除処理により、保存メモリ13に記録された動画データにはストロボ発光を伴う静止画撮影開始から当該静止画撮影の終了までの動画データが存在しないこととなる。よって、この記録された動画データを再生した場合、瞬間的な閃光画面が生じて動画の明暗が不自然に変化したり、閃光により明瞭に視認できない画像が瞬間的に生ずる等の不具合が発生することはない。また、ステップS417での処理により、前記削除処理によって時間的に欠落した動画データも補間されることとなり、スムーズな動作を伴う動画再生が可能となる。
【0062】
なお、ステップS412の処理を行わずにステップS415において前後の画像と比較して著しく明るい画像を検出するようにしてもよい。
【0063】
また、ステップS416、S417の処理に代えて、検索した画像に対して明るさを低減させる画像処理を実行することにより、検索した画像の前後の画像と同等の明るさになるようにしてもよい。この場合、検索した画像とその画像の前後の画像とを比較して輝度差を得て、この輝度差に基づいて検索した画像の明るさを調整するか、あるいは検索した画像の前後の画像の輝度値を得て、この輝度値となるように検索した画像の明るさを調整するのが望ましい。このように構成すれば、動画データを補間する必要がなくなるのでより一層スムーズな動作を伴う動画再生が可能となる。
【0064】
また、動画撮影終了後、ストロボの閃光が撮影された動画データを検索し、検索した画像に対して明るさを低減させる画像処理を実行するのではなく、ストロボ発光を伴う静止画撮影処理中、動画撮影処理に係る露出値(絞り値、シャッタースピード値、ゲイン値等)を変更制御して、この撮影タイミングの動画像の明るさを他の撮影タイミングの動画像と同等になるようにしてもよい。この場合、ストロボ発光量や被写体距離等に基づいて変更する露出値を決定するのが望ましい。
【0065】
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の第2の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。すなわち、撮影モードが設定されると、DSP/CPU3は、前記プログラムに基づき図6に示すフローチャートに従った処理を実行する。このフローチャートにおいて、ステップS501〜S506までの処理は、前述した図2のフローチャートにおけるステップS101〜S106の処理と同様である。
【0066】
そして、ステップS502で、録画開始ボタンがオン操作されたと判断されると、如何なる条件下でシャッターボタンが操作されてもストロボ回路14を動作させないストロボ発光禁止モードを設定する(ステップS507)。引き続き、ムービー用CCD2を用いて動画撮影を開始し、且つ音声処理部9に指示して内蔵マイクに入力した音声をデジタル信号に変換する処理を開始させ、動画データと音声データとをバッファメモリ11に一時保存し、必要な処理を行って保存メモリ13に記録保存する処理を開始する(ステップS508)。
【0067】
次に、シャッターボタンが操作されたか否かを判断し(ステップS509)、操作されない場合には後述するステップS511に進む。また、シャッターボタンが操作された場合には、スチル用CCD22を用いて静止画撮影を実行し、被写体の静止画データを保存メモリ13に記録する(ステップS510)。このとき、動画撮影は継続中であるが、このステップS510での静止画撮影時には、シャッターボタンが操作されもストロボ発光を伴わないことから、継続中の動画撮影により保存メモリ13に記録保存される動画データに、ストロボの閃光が撮影された動画データが含まれてしまうことはない。しかも、保存メモリ13に記録保存された動画データには時間的に欠落した部分も生じはいない。
【0068】
さらに、録画終了ボタンが操作されたか否かを判断し(ステップS511)、録画終了ボタンが操作されるまでステップS509〜S511の処理を繰り返す。そして、録画終了ボタンが操作されたならば、動画撮影・記録処理、音声録音処理を停止して(ステップS512)、動画データと音声データとの保存メモリ13への記録保存を停止する。また、ストロボ発光禁止モードを解除し、シャッターボタンが操作された際には、発光条件に応じてストロボ回路14の動作が許容される状態に復帰させておく。
【0069】
なお、前記第1及び第2の実施の形態においては、スチル用の撮像素子とムービー用の撮像素子とが設けられているデジタルカメラに本発明の適用した場合について説明したが、スチル・ムービー兼用の撮像素子が1つだけ設けられているデジタルカメラに本発明を適用してもよい。
【0070】
また、前記第1及び第2の実施の形態にあっては、動画撮影においては照明無しで撮影を行う場合について説明したが、動画撮影用のライト装置を設け、このライト装置を点灯した状態で動画撮影している際中にストロボ発光を伴う静止画撮影を行う場合にも本発明を適用することができる。
【0071】
また、前記第1及び第2の実施の形態にあっては、いずれも本発明をデジタルカメラに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、他にもカメラ付き携帯電話端末、カメラ付きPDA(Personal Digital Assistants:携帯情報端末)、カメラ付きパーソナルコンピュータ、等に適用することも容易に可能であり、要は動画撮影中に静止画撮影が可能な装置であればいずれにも適用できる。
【0072】
【発明の効果】
【0073】
以上説明したように請求項1及び3に係る発明によれば、記録された動画データにはストロボ発光を伴う静止画撮影開始から当該静止画撮影の終了までの動画データが存在しないこととなる。よって、この記録された動画データを再生した場合、瞬間的な閃光画面が生じて動画の明暗が不自然に変化したり、閃光により明瞭に視認できない画像が瞬間的に生ずる等の不具合が発生することはなく、静止画撮影時のストロボ発光による影響のない動画を再生することができなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施の形態に共通する電子スチルカメラのブロック図である。
【図2】第1の実施の形態における撮影モード時の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態の変形例1における撮影モード時の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】同変形例における再生モード時の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施の形態の変形例2における撮影モード時の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態における撮影モード時の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
2 ムービー用CCD
3 DSP/CPU
4 TG
5 ユニット回路
6 表示装置
7 キー入力部
8 時計部
9 音声処理部
10 データバス
11 バッファメモリ
12 内蔵フラッシュメモリ
13 保存メモリ
14 ストロボ回路
22 スチル用CCD
24 TG
25 ユニット回路
Claims (3)
- 動画撮影と並行して静止画撮影を実行可能であって、動画撮影により取得する動画データと静止画撮影により取得する静止画データとを各々記録する撮像記録装置において、
前記動画撮影中における静止画撮影がストロボ発光を伴うか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によりストロボ発光を伴わないと判断された場合に、前記動画撮影を停止させずに前記静止画撮影を行ない、前記判断手段によりストロボ発光を伴うと判断された場合、少なくともストロボ発光している間、前記動画撮影を一時停止させて前記静止画撮影を行う撮影制御手段と
を備えることを特徴とする撮像記録装置。 - 前記動画撮影を一時停止させた際と再開させた際との少なくとも一方において取得した各動画データを用い、その間の補間動画データを生成する補間データ生成手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の撮像記録装置。
- 動画撮影と並行して静止画撮影を実行可能であって、動画撮影により取得する動画データと静止画撮影により取得する静止画データとを各々記録する撮像記録装置が有するコンピュータを、
前記動画撮影中における静止画撮影がストロボ発光を伴うか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によりストロボ発光を伴わないと判断された場合に、前記動画撮影を停止させずに前記静止画撮影を行ない、前記判断手段によりストロボ発光を伴うと判断された場合、少なくともストロボ発光している間、前記動画撮影を一時停止させて前記静止画撮影を行う撮影制御手段と
して機能させることを特徴とする撮像記録制御プログラム。
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