JP2005072729A - 電子カメラ及び画像撮影方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】動画と静止画の撮影を可能とする電子カメラにおいて、明るく見やすい且つノイズのない好印象のインデックス画像を得ることができるようにする。
【解決手段】録画開始ボタンの操作があると、動画撮影に先立って静止画撮影用の撮影条件を設定して静止画撮影を行い、得られた静止画データを圧縮して画素数を減少させた縮小画像であるインデックス画像データを生成する。そして、生成したインデックス画像データを動画撮影において得られた動画データに関連付けてメモリ・カード12に記録する。これにより、動画から直接インデックス静止画を抽出する従来技術と比べて明るく見やすい且つノイズのない好印象のインデックス画像を得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画撮影と静止画撮影を可能とする電子カメラ及び画像撮影方法に関する。
従来、デジタルカメラやビデオカメラ等の電子カメラにおいては、静止画の撮影に加えて動画の撮影を可能としたものがある。また、この種の電子カメラには、動画における所定位置(先頭、中間、末尾)のフレーム画像や、ズーム操作があった位置のフレーム画像をその動画を示す代表画像(以下、インデックス静止画像という)として抽出し、抽出したインデックス静止画像をモニタ表示することによって、撮影した動画の内容を利用者に知らせる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−28250号公報(第7頁、第7図)
しかしながら、上述した従来の電子カメラにおいては、動画から直接インデックス静止画を抽出するようにしているが、動画撮影の場合は静止画撮影の場合と比べて露光時間が短いことから、動画から直接抽出した静止画は暗く黒っぽい画像になってしまい、印象の良い画像が得られないという問題がある。なお、静止画を撮影する際に映像信号増幅用の増幅器の増幅率を高めることで明るい静止画を得ることが可能である。しかしながら、映像信号増幅用の増幅器の増幅率を高めることでノイズも同時に増幅してしまうため、明るい静止画が得られるものの、画質が悪化することになる。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、明るく見やすく且つノイズのない好印象の動画のインデックス画像を得ることができる電子カメラ及び画像撮影方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために請求項1に係る発明の電子カメラは、動画撮影の開始を指示する指示手段と、前記指示手段により動画撮影の開始が指示されると静止画撮影用の撮影条件を設定して静止画撮影を行い、静止画撮影を行った後に動画撮影用の撮影条件を設定して動画撮影を行う撮影手段と、前記撮影手段の静止画撮影及び動画撮影において得られた画像データを記録するためのデータ記録手段と、前記撮影手段の静止画撮影において得られた静止画データと前記撮影手段の動画撮影において得られた動画データとを関連付けて前記データ記録手段に記録するデータ記録制御手段と、を具備することを特徴とする。
かかる構成によれば、動画撮影を開始する前に静止画撮影用の撮影条件を設定して静止画撮影し、これにより得られた静止画データを、静止画撮影後の動画撮影にて得られる動画データのインデックスとして、その動画データに関連付けて記録するので、動画から直接インデックス静止画を抽出する従来技術と比べて明るく見やすい且つノイズのない好印象のインデックス画像が得られる。
また、請求項2に係る発明の電子カメラは、請求項1に係る発明の電子カメラにおいて、前記撮影手段の静止画撮影において得られた静止画データから画素数を減少させた縮小画像であるインデックス画像データを生成するインデックス画像データ生成手段を具備し、前記データ記録制御手段は、前記インデックス画像データ生成手段で生成されたインデックス画像データと前記撮影手段の動画撮影において得られた動画データとを関連付けて前記データ記録手段に記録することを特徴とする。
かかる構成によれば、静止画データから画素数を減少させた縮小画像であるインデックス画像データを生成し、このインデックス画像データを静止画撮影後の動画撮影にて得られる動画データのインデックスとして使用するので、データ記録手段の効率の良い使用が可能となる。
また、請求項3に係る発明の電子カメラは、請求項2に係る発明の電子カメラにおいて、前記データ記録制御手段は、前記データ記録手段に前記撮影手段の動画撮影において得られた動画データを含む動画ファイルと前記インデックス画像データ生成手段にて生成されたインデックス画像データを含むインデックスファイルを生成するとともに、前記インデックスファイルを前記動画ファイルに関連付けて前記データ記録手段に記録することを特徴とする。
かかる構成によれば、動画データとインデックス画像データとを別々に記録するので、動画データとインデックス画像データそれぞれの管理が容易になる。また、動画ファイル中にインデックス画像を含める必要がなくなるので、動画ファイルのデータ量を削減できる。
また、請求項4に係る発明の電子カメラは、請求項2に係る発明の電子カメラにおいて、前記データ記録制御手段は、前記データ記録手段に前記撮影手段の動画撮影において得られた動画データと前記インデックス画像データ生成手段にて生成されたインデックス画像データとを含む動画ファイルを生成し、この動画ファイルを前記データ記録手段に記録することを特徴とする。
かかる構成によれば、インデックス画像データを動画ファイル中に埋め込むので、インデックス画像データと動画データの関連付けを行う必要がない分、管理が容易になる。
また、請求項5に係る発明の電子カメラは、請求項1から請求項4のいずれに係る発明の電子カメラにおいて、前記撮影手段は、静止画撮影時にはシャッタースピードを長くし且つ映像信号の増幅利得を下げ、動画撮影時にはシャッタースピードを短くし且つ映像信号の増幅利得を上げることを特徴とする。
かかる構成によれば、静止画と動画それぞれにおいて最適な撮影が可能となり、綺麗な画像を得ることができる。すなわち、動画撮影に先立って静止画撮影を行うようにしても、動画と静止画それぞれに見合ったシャッタースピード及び映像信号の増幅利得を調整するので、常に明るく見やすく且つノイズのない綺麗な画像が得られる。
また、請求項6に係る発明の電子カメラは、請求項1から請求項5のいずれに係る発明の電子カメラにおいて、前記撮影手段は、絞り、ズーム、色調度、強調度、ホワイトバランスを含む動画撮影と静止画撮影に共通する撮影条件については、静止画撮影から動画撮影に移行した祭に動画撮影条件として活用することを特徴とする。
かかる構成によれば、静止画撮影から動画撮影に移行した祭に、静止画撮影時に使用した撮影条件のうち、動画撮影と共通するものを引き継ぐようにしたので、動画撮影開始までの時間の短縮化が図れる。
また、請求項7に係る発明の電子カメラは、請求項1から請求項6のいずれに係る発明の電子カメラにおいて、前記指示手段は、静止画撮影の開始を指示する手段を含み、前記撮影手段は、動画撮影用の撮影条件を設定して動画撮影を行っている期間中に前記指示手段により静止画撮影の開始が指示されると静止画撮影用の撮影条件を設定して静止画撮影を行う手段を含み、前記データ記録制御手段は、動画撮影期間中に静止画撮影が行われた場合、前記撮影手段の動画撮影期間中における静止画撮影において得られた静止画データと前記撮影手段の動画撮影において得られた動画データとを関連付けて前記データ記録手段に記録することを特徴とする。
かかる構成によれば、動画撮影期間中に静止画撮影の開始が指示されると、静止画撮影用の撮影条件を設定して静止画撮影し、これにより得られた静止画データを動画撮影において得られた動画データと関連付けて記録するので、動画撮影期間中でも静止画撮影ができ、しかも静止画撮影用の撮影条件で静止画撮影を行うことから、明るく見やすい且つノイズのない好印象の静止画が得られる。なお、動画撮影から静止画撮影に移行する際に、動画撮影用の撮影条件で静止画撮影用の撮影条件と共通するものについてはそのまま活用するようにしても良い。
また、請求項8に係る発明の電子カメラは、請求項7に係る発明の電子カメラにおいて、画像データを一時的に保持するためのデータ一時記録手段を具備し、前記データ記録制御手段は、動画撮影開始に先立って行われた静止画撮影により得られた静止画データを前記データ一時記録手段に保持し、動画撮影に先立つ静止画撮影が終了して動画撮影に移行し、動画撮影期間中に静止画撮影が行われた場合、その静止画撮影によって得られた静止画データを前記データ一時記録手段に保持されている静止画データに上書きし、その後、動画撮影が終了するまでの間に繰り返し静止画撮影が行われた場合にはその都度前回の静止画データに上書きして保存することを特徴とする。
かかる構成によれば、動画撮影に先立って動画のインデックス用として静止画の撮影を行っても、動画撮影途中で静止画が撮影された場合に、その静止画が動画のインデックスとなるので、利用者の好みの映像をインデックス用として使用することができる。すなわち、利用者の好みに応じたインデックス画像を得ることができる。
また、請求項9に係る発明の電子カメラは、請求項7に係る発明の電子カメラにおいて、画像データを一時的に保持するためのデータ一時記録手段を具備し、前記データ記録制御手段は、前記データ一時記録手段に静止画データを保持するための領域を2つ設け、第1の記録領域には、動画撮影に先立って行われた静止画撮影による静止画データを保持し、第2の記録領域には、動画撮影期間中に行われた静止画撮影による静止画データを保持し、さらに動画撮影終了までの間に繰り返し静止画撮影が行われた場合にはその都度前回の静止画データに上書きして保持することを特徴とする。
かかる構成によれば、動画撮影に先立って撮影された静止画を保持しておくようにしたので、動画撮影期間中に静止画撮影が行われても、動画撮影に先立って撮影された静止画を動画のインデックス用として使用することが可能となる。また、その静止画を動画の再生時に先頭画像として利用することもできる。
また、請求項10に係る発明の電子カメラは、請求項9に係る発明の電子カメラにおいて、前記データ一時記録手段の前記第1の記録領域と前記第2の記録領域の双方に記録された静止画データのうち一方を利用者が任意に選択できる選択手段を具備することを特徴とする。
かかる構成によれば、動画撮影に先立って撮影された静止画と、動画撮影期間中に撮影された静止画のうち、利用者が希望する方を動画のインデックス画像として選択することができる。
また、請求項11に係る発明の画像撮影方法は、動画撮影を開始する毎に静止画撮影用の撮影条件を設定して静止画撮影を行い、静止画撮影を行った後には動画撮影用の撮影条件を設定して動画撮影を行い、静止画撮影により得られた静止画データと動画撮影により得られた動画データとを関連付けて記録することを特徴とする。
この方法によれば、動画撮影を開始する前に静止画撮影用の撮影条件を設定して静止画撮影し、これにより得られた静止画データを静止画撮影後の動画撮影にて得られる動画データのインデックスとして、その動画データと共に記録するので、動画から直接インデックス静止画を抽出する従来技術と比べて明るく見やすい且つノイズのない好印象のインデックス画像が得られる。
また、請求項12に係る発明の画像撮影プログラムは、動画撮影指示入力がある毎に静止画撮影用の撮影条件を設定して静止画撮影を行う静止画撮影処理と、静止画撮影が行われた後に動画撮影用の撮影条件を設定して動画撮影を行う動画撮影処理と、静止画撮影によって得られた静止画データと動画撮影によって得られた動画データとを関連付けて記録媒体に記録するデータ記録処理と、を含み、コンピュータに前記各処理を実行させることを特徴とする。
このプログラムによれば、動画撮影を開始する前に静止画撮影用の撮影条件を設定して静止画撮影し、これにより得られた静止画データを静止画撮影後の動画撮影にて得られる動画のインデックスとして、その動画データと共に記録するので、動画から直接インデックス静止画を抽出する従来技術と比べて明るく見やすい且つノイズのない好印象のインデックス画像を得ることができる。
本発明は、動画撮影を開始する前に静止画撮影用の撮影条件を設定して静止画撮影し、これにより得られた静止画を動画撮影によって得られる動画のインデックスとしてその動画に関連付けて記録するので、動画から直接インデックス静止画を抽出する従来技術と比べて明るく見やすい且つノイズのない好印象のインデックス画像を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る電子カメラの概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る電子カメラ1は、通常の静止画撮影機能と動画撮影機能を備えるとともに、動画撮影中に静止画撮影が可能となっている。また、動画撮影機能には、動画撮影に先立って静止画撮影用の撮影条件を設定して静止画撮影し、これにより得られた静止画を動画のインデックスとして用いる機能を備えている。
図1において、本実施の形態に係る電子カメラ1は、CCD(Charge Coupled Device)2と、DSP(Digital Signal Processor)/CPU(Central Processing Unit、データ記録制御手段、インデックス画像データ生成手段)3と、TG(Timing Generator)4と、ユニット回路5と、表示装置6と、キー入力部(指示手段)7と、音声処理部8と、アドレス・データバス9と、DRAM(Dynamic Random Access Memory、データ一時記録手段)10と、内蔵フラッシュメモリ11と、カードI/F(インターフェイス)12と、メモリ・カード(データ記録手段)13と、レンズ14と、モータ駆動ブロック15と、ストロボ部16とを備えて構成される。なお、CCD2、DSP/CPU3、TG4及びユニット回路5は撮影手段を構成する。
DSP/CPU3は、画像データの圧縮・伸張処理を含む各種のデジタル信号処理機能を有するとともに、電子カメラ1の各部を制御するワンチップマイコンである。特に、DSP/CPU3には、キー入力部7の録画開始ボタン/終了ボタン(後述する)の操作による動画撮影指示入力があると、動画撮影に先立って静止画撮影用の撮影条件(AF(オートフォーカス制御)、AE(自動露出制御)、シャッタースピード、絞り、ズーム、感度、色調度、強調色、コントラスト、ホワイトバランスなど)を設定し、さらに必要な場合にはストロボを使って静止画撮影を行い、静止画撮影終了後、動画撮影用の撮影条件に設定し直して動画撮影を開始する。
ここで、撮影条件の1つであるオートフォーカスは、静止画撮影時にはフォーカスレンズを可動範囲の端から端まで動かし、そのときのCCD(撮像素子)のコントラストを電気信号に変換し、その波形を解析して高周波成分が最も大きくなるレンズの位置にレンズを合わせてピント調整を行う。ピント調整が行われた後に静止画撮影が行われる。一方、動画撮影時のオートフォーカスは、動画撮影開始前の撮影待機状態で既にフォーカスレンズが合焦位置付近にあることから、一定のタイミング(時間変化、信号成分の変化等によるタイミング)でピント調整が行われる。すなわち、装置に電源を投入した際に静止画撮影と同様のフォーカス制御が行われて、ピント調整がされるので、動画撮影時には一定のタイミングでピントの微調整を行うだけである。
また、他の撮影条件であるシャッタースピードと感度は、静止画撮影時にはシャッタースピードを遅くすると共に感度を下げ、動画撮影時にはシャッタースピードを速くすると共に感度を上げる。なお、感度は、後述するゲイン調整アンプの利得を調整することで設定できる。
また、静止画撮影特有の撮影条件であるストロボ発光は、周囲の明るさ或いはスルー画像の輝度が所定の閾値を下回った場合、又は利用者が予めストロボ強制発光モードを設定していた場合に発光させる。これにより特に周囲が暗い場合は動画と比較して明るくノイズの少ない静止画が得られる。
また、動画撮影と静止画撮影とで共通する撮影条件即ち、絞り、ズーム、色調度、強調度、ホワイトバランスなどについては、静止画撮影から動画撮影に移行した際に動画撮影条件として引き継ぐようにしている。共通する撮影条件を静止画と動画とで共用することで動画撮影開始までの時間の短縮化が図れる。
DSP/CPU3には、CCD2を駆動するTG4が接続されており、このTG4にはCCD2から出力される被写体の光学像に応じたアナログの撮像信号が入力されるユニット回路5が接続されている。ユニット回路5は、CCD2から出力される撮像信号を相関二重信号サンプリングして保持するCDS(Correlated Double Sampling)回路、その撮像信号を増幅するゲイン調整アンプ(AGC)、増幅後の撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器(AD)から構成されており、CCD2の出力信号はユニット回路5を経てデジタル信号としてDSP/CPU3に送られる。
DSP/CPU3には、表示装置6、キー入力部7、音声処理部8が接続されるとともに、アドレス・データバス9を介してDRAM10、内蔵フラッシュメモリ11、カードI/F12がそれぞれ接続されており、カードI/F12には、デジタルカメラ1の本体の図示しないスロットルに装着された着脱可能なメモリ・カード13が接続される。メモリ・カード13には、撮影された静止画や動画のデータが記録される。
表示装置6は、カラーLCDとその駆動回路とを含み、撮影待機状態にあるときにはCCD2によって撮像された被写体画像をスルー画像として表示し、記録画像の再生時には保存メモリであるメモリ・カード13から読み出され伸張された記録画像(静止画又は動画)を表示する。また、後述するマルチ再生モードでは、メモリ・カード13に記録されている画像の一覧をサムネイル表示する。
キー入力部7はシャッターボタン、動画撮影に使用する録画開始/終了ボタン、記録画像の再生時に使用される画像選択キー、電源キー、MENU(メニュー)キー等の複数の操作キーを含み、使用者によるキー操作に応じたキー入力信号をDSP/CPU3へ出力する。
音声処理部8は、内蔵マイク、アンプ、A/D変換器、内蔵スピーカ、D/A変換器等を含み、音声付きの静止画又は動画の撮影時には、内蔵マイクに入力した音声をデジタル信号に変換してDSP/CPU3へ送る。DSP/CPU3へ送られた音声データはDRAM10に順次蓄積され、最終的には、DSP/CPU3によって生成された画像データと共にメモリ・カード13に記録される。また、音声処理部8は、音声付きの静止画又は動画の再生時には、各画像に付属する音声データに基づく音声を再生して内蔵スピーカから音声出力する。また、必要に応じて、内蔵スピーカにより各種の報知音を放音する。
DRAM10は、CCD2により撮像された後、デジタル化された被写体の画像データ等を一時記憶するバッファメモリであるとともに、DSP/CPU3のワーキングメモリとしても使用される。DRAM10に一時記憶された画像データは、例えばシャッターボタンが押された静止画撮影時には、DSP/CPU3により圧縮・伸張処理を含む各種のデジタル信号処理が行われた後、最終的には、JPEG等の所定のフォーマット形式の画像ファイルとしてメモリ・カード13に記録される。内蔵フラッシュメモリ11には、DSP/CPU3による各部の制御に必要な制御プログラム、すなわちAF(オートフォーカス制御)やAE(自動露出制御)等を含む各種の制御に必要なプログラム及び各制御に必要なデータが記録されており、DSP/CPU3は前記プログラムに従い動作する。
レンズ14は、図示せぬフォーカスレンズ及びズームレンズを備えている。モータ駆動ブロック15は、レンズ14のフォーカスレンズ、ズームレンズを光軸方向に移動させるフォーカスモータ及びズームモータ(共に図示略)と、DSP/CPU3から入力される制御信号に従ってフォーカスモータ及びズームモータをそれぞれ動かすモータドライバ(図示略)とを備えて構成される。ストロボ部16は、DSP/CPU3から入力される制御信号に従ってストロボ発光させる。この場合、DSP/CPU3は、静止画撮影モード時において、図示せぬ光センサにより検出された輝度あるいはスルー画像の輝度が所定の閾値を下回った場合、又は利用者にて予めストロボ強制発光モードが設定されていた場合に、シャッタボタンが押されるタイミングで制御信号を出力する。これにより特に周囲が暗い場合は動画と比較して明るくノイズの少ない静止画が得られる。
次に、以上の構成からなる電子カメラ1における動作を説明する。
図2〜図4は、利用者がMENUキーの操作によって所定の撮影モードを設定したときのDSP/CPU3の処理手順を示すフローチャートである。
DSP/CPU3は、上記撮影モードが設定されると、CCD2による撮像を開始して被写体のスルー画像を表示部6に表示させ(ステップSA1)、録画開始ボタンの操作や、シャッターボタンの操作があるまでの間、スルー画像の表示処理を繰り返す(ステップSA2とステップSA3が共にNO)。
そして、その間にシャッターボタンが押されると(ステップSA2でNO、ステップSA3でYES)、通常の静止画撮影モードに移行し、静止画撮影用の撮影条件を設定する。撮影条件としては、AF(オートフォーカス制御)、AE(自動露出制御)、シャッタースピード、絞り、ズーム、感度、色調度、強調色、コントラスト、ホワイトバランスなどがある。特に、静止画の撮影条件は、以下の点で、動画撮影の撮影条件と大きく異なる。静止画撮影においては、画質のよい画像を撮影するためである。AFにおいては、フォーカスレンズを可動範囲のレンズ端からレンズ端まで動かし、そのときのCCD2のコントラストを電気信号に変換し、その波形を解釈して高周波成分の最も大きくなるレンズの位置にレンズを合わせる。これにより、ピントのあった画像を確実に撮影することが可能となる。また、シャッタースピードを遅くすることにより、ゲインを増幅する(感度を上げる)ことなく撮影を行うことができ、さらに、画質の低下を防ぐことも可能となる。
そしてこれらの静止画撮影の撮影条件を設定した後、必要な場合、すなわち図示せぬ光センサにより検出された輝度あるいはステップSA1で取り込まれたスルー画像の輝度が所定の閾値を下回った場合、又は利用者が予めストロボ強制発光モードを設定していた場合にはストロボ発光を伴う静止画撮影処理を開始する(ステップSA4)。係る処理が完了したら(ステップSA5でYES)、ここで取得した静止画データに基づきバッファメモリ(DRAM10)上でインデックス画像のデータを作成する(ステップSA6)。インデックス画像は、後述する再生モードでの再生画像の選択操作や、記録画像の確認操作に応じて表示部6に画面表示される画像であり、一般にサムネイル画像と呼ばれる画素数を減少させた縮小画像である。
しかる後、作成したインデックス画像を含むjpeg形式等の静止画ファイルを生成して、それをメモリ・カード13に記録する(ステップSA7)。図5(a)は、ここで記録する静止画ファイル101を示した図である。静止画ファイル101は、静止画ファイル名101aと、圧縮データであるインデックス画像データ101bと、圧縮データである静止画データ101cとから構成される。この静止画ファイル101をメモリ・カード13に記録した後、ステップSA1へ戻り、スルー画像を表示する。
また、スルー画像を表示している間に録音開始ボタンが押された場合(ステップSA2でYES)、動画撮影指示が入力されるが、直ぐには動画撮影処理に移行せず、これから撮影する動画のインデックス画像を生成するために静止画撮影処理を開始し、ステップSA4での処理と同様に、静止画撮影用の撮影条件(AF(オートフォーカス制御)、AE(自動露出制御)、シャッタースピード、絞り、ズーム、感度、色調度、強調色、コントラスト、ホワイトバランスなど)を設定し、さらに必要な場合、すなわち図示せぬ光センサにより検出された輝度あるいはステップSA1で取り込まれたスルー画像の輝度が所定の閾値を下回った場合、又は利用者が予めストロボ強制発光モードを設定していた場合にはストロボ発光を伴う静止画撮影処理を開始する(ステップSA8)。この場合も、上述したように、AFはレンズ端からレンズ端までフォーカスレンズを移動させてAF処理を行い、動画撮影時よりもシャッタースピードを遅くし、また感度を下げる。次に、係る処理が完了したら(ステップSA9でYES)、ここで取得した静止画データを専用に保持しておくために、バッファメモリ(DRAM10)に記録領域MAを確保し、そこに一時的に保持する(ステップSA10)。
動画用のインデックスとなる静止画の撮影を行った後、動画撮影処理を開始し、動画撮影用の撮影条件(AF(オートフォーカス制御)、AE(自動露出制御)、シャッタースピード、絞り、ズーム、感度、色調度、強調色、コントラスト、ホワイトバランス、音声記録など)を設定する。この場合のAFは、静止画撮影のようにレンズ端からレンズ端までフォーカスレンズを動かすという動作はせずに、一定のタイミング(時間変化、信号成分の変化等によるタイミング)で行い、また、静止画撮影時よりもシャッタースピードを速くし、その代わり感度を上げる(ゲインを増幅させる)という動作が行われる。つまり、静止画撮影の場合は、撮影時間より画質を優先し、これとは反対に動画撮影の場合は、複数の画像を短時間に撮影しなければならないので、画質より撮影時間を優先させるのである。また、静止画撮影と共通する撮影条件即ち、絞り、ズーム、色調度、強調度、ホワイトバランスなどについては、静止画撮影時に設定された値をそのまま使用する。動画撮影用の撮影条件の設定後、動画撮影処理を開始する(図3のステップSA11)。
なお、動画撮影処理における動画フレームの撮影に際しては、CCD2に比較的短い出力タイミングで1画面中の奇数ラインの画素信号のみを出力させ、その奇数ラインの画素データをバッファメモリ(DRAM10)に取り込み、取り込んだ画像データを所定の画素数に間引く処理を行う。以後、シャッターボタンが押されたり、録画終了ボタンが押されるまでは動画記録処理を継続する(ステップSA12、ステップSA18が共にNO)。
そして、上記の動画記録処理を行っている間にシャッターボタンが押された場合には(ステップSA12でYES)、割込み処理による静止画撮影処理を開始し、以下に述べるステップSA16までの処理を実行する。まずシャッターボタンが押された時点で通常の動画記録処理を一時停止して、直前のフレーム画像を繰り返し使用する動画記録処理に切り替える(ステップSA13)。つまり後述する割り込みによる静止画撮影処理を行うまでの間、所定のフレームレートでバッファメモリ(DRAM10)に蓄積すべきフレームデータを、撮像により得られるフレームデータから、シャッターボタンが押される直前に蓄積したフレームデータのコピーである代替フレームとする動画記録処理に切り替える。
そして、前述したステップSA8〜ステップSA10と同様の静止画撮影処理を行い、取得した静止画データを保持する(ステップSA14〜ステップSA16)。この場合、取得した静止画データを専用に保持しておくために、バッファメモリ(DRAM10)に記録領域MBを確保し、そこで一時的に保持する。このときの静止画撮影も、静止画撮影用の撮影条件(フォーカスレンズをレンズ端からレンズ端まで動かすAF処理、遅いシャッタースピード)で静止画撮影を行う。静止画撮影処理を行った後、通常の動画撮影処理を再開する(ステップSA17)。このときも動画撮影用の撮影条件に設定する。以後、動画撮影処理を継続する間に(ステップSA18でNO)、シャッターボタンが押される毎にステップSA13〜ステップSA16の処理を繰り返し行い、その都度得られた静止画データを前回の静止画データに上書きする。つまり、記憶領域MBに上書きする。
やがて、録画終了ボタンが押されたら(ステップSA18でYES)、動画撮影処理を停止する(ステップSA19)。そして、バッファメモリの記録領域MBに静止画データが保持されているかどうかを判定し(ステップSA20)、記録領域MBに静止画データが保持されている場合は、当該静止画データに基づきバッファメモリ(DRAM10)上でインデックス画像のデータを作成する(ステップSA21)。しかる後、バッファメモリ(DRAM10)にインデックス画像用の記録領域MCを確保し、そこにステップSA21で作成したインデックス画像を保持する(ステップSA22)。
一方、バッファメモリの記録領域MBに静止画データが保持されていなかった場合は、バッファメモリの記録領域MAに保持されている静止画データ即ち動画撮影に先立って撮影された静止画データに基づきバッファメモリ(DRAM10)上でインデックス画像のデータを作成する(ステップSA23)。しかる後、作成したインデックス画像データを専用に保持しておくために、バッファメモリ(DRAM10)に記録領域MCを確保し、そこにステップSA23で作成したインデックス画像を保持する(ステップSA22)。
そして、バッファメモリの前述した記録領域MCに保持されているインデックス画像、つまりステップSA22で保持しているインデックス画像を含むmotion−jpeg形式等の動画ファイルを生成して、それをメモリ・カード13に記録し(ステップSA24)、動画撮影処理を完了する。
図5(b)は、ここで記録する動画ファイル102を示した図である。動画ファイル102は、動画ファイル名102aと、圧縮データであるインデックス画像データ102bと、圧縮データである動画データ102cとから構成される。そして、以上のように動画撮影処理が完了したら、ステップSA1へ戻り、スルー画像を表示し、以後、前述した処理を繰り返す。
また、図6は、利用者がMENUキーの操作によって所定のマルチ再生モードを設定したときのDSP/CPU3の処理手順を示すフローチャートである。
DSP/CPU3は、マルチ再生モードが設定されると、メモリ・カード13に記録されている画像を利用者に選択させるための選択画面G(図7)を表示部6の画面上に表示させる。すなわち、メモリ・カード13に記録されている1つ又は複数の動画ファイル102からインデックス画像データ102bを読出し、それに基づくインデックス画像を所定のムービーマークと共に表示部6の画面上に表示させるとともに、メモリ・カード13に記録されている1つ又は複数の静止画ファイル101からインデックス画像データ101bを読出し、それに基づくインデックス画像を所定のスチルマークと共に表示部6の画面上に表示させる(ステップSB1)。
特に、図7はステップSB1が実行されたときの表示部6における選択画面Gの一例を示す図であり、この図では、動画のインデックス画像m1,m2,m3,・・・と静止画のインデックス画像s1,s2,s3,・・・とを横4×縦3で配置したマルチ表示を行っている。なお、図中の[ムービー]が上述したムービーマークであり、[スチル]が上述したスチルマークであり、各インデックス画像の並び順は左上から右下に向かう撮影順(記録順)である。例えば、動画撮影中に静止画撮影が行われていなければ、インデックス画像m1〜m3は動画撮影開始に先立って静止画撮影された動画のインデックス画像である。また、動画撮影中に静止画撮影が行われた場合は、動画撮影開始に先立って静止画撮影された静止画はインデックスとして採用されず、動画撮影中に撮影された静止画の中で最後に撮影された静止画がインデックスとして採用される。いずれにしても、これらのインデックス画像m1〜m3は、動画撮影によって得られた動画から静止画を抽出する場合と比べて、明るく見やすい好印象の画像となる。
DSP/CPU3は、1画面に収まらない数の画像(動画、静止画)がメモリ・カード13に記録されている場合には、選択画面Gの表示している間、利用者によるカーソル移動に応じてインデックス画像のスクロール表示等を行う。やがて利用者によりいずれかの画像が選択されると(図6のステップSB2でYES)、選択された動画又は静止画のファイルをメモリ・カード13から読出し、動画データ又は静止画データをバッファメモリ上に展開し、それに基づく画像の再生を開始する(ステップSB3)。その後、選択された画像の再生が終了したかどうかを判定し(ステップSB4)、再生が終了していなければそれが終了するまでステップSB4の判定を繰り返し行う。そして、再生が終了すると、利用者による再生画像の消去操作があるかどうかを判定し、再生画像の消去操作がなければその操作があるまでステップSB5の判定を繰り返し、再生画像の消去操作があると(ステップSB5でYES)、1回の再生処理を終えてステップSB1へ戻り、再び利用者に画像選択を行わせる。
画像選択操作とマルチ再生モード終了操作がない場合(ステップSB2、ステップSB6共にNO)、ステップSB1に戻る。画像選択操作がなくて、マルチ再生モード終了操作がある場合(ステップSB2がNO、ステップSB6がYES)は、マルチ再生モードを抜ける。なお、ステップSB5では利用者による終了操作を待たずに、例えば静止画の場合には所定時間の経過とともに、また動画の場合には全ての動画フレームを表示した時点で、それぞれ自動的に再生を終了するようにしてもよい。
このように、本実施の形態に係る電子カメラ1によれば、録画開始ボタンの操作があると、動画撮影に先立って静止画撮影用の撮影条件を設定して静止画撮影を行い、得られた静止画データを圧縮して画素数を減少させた縮小画像であるインデックス画像データを生成し、生成したインデックス画像データを動画撮影において得られた動画データに関連付けてメモリ・カード13に記録するので、動画から直接インデックス静止画を抽出する従来技術と比べて明るく見やすい且つノイズのない好印象のインデックス画像を得ることができる。
また、静止画撮影時にはシャッタースピードを長くし且つ映像信号の増幅利得を下げ、動画撮影時にはシャッタースピードを短くし且つ映像信号の増幅利得を上げるので、静止画と動画それぞれにおいて最適な撮影が可能となり、綺麗な画像を得ることができる。
また、動画撮影に先立って静止画を撮影するので、動画撮影中に静止画撮影が行われたか否かにかかわらず、常に綺麗なインデックス画像を作成することができる。
さらに、動画撮影に先立って、動画のインデックス用として静止画の撮影を行っても動画撮影途中で静止画が撮影された場合にその静止画を動画のインデックスとするので、利用者の好みの映像をインデックス用として使用することができる。
なお、本実施の形態では、静止画撮影を行って得られた静止画からインデックス画像データを生成し、それを動画ファイル102中に組み込んでメモリ・カード13に記録するようにしたが、メモリ・カード13上にインデックス画像データを含むインデックスファイル(図示略)を作成しておいて、そのインデックスファイルを動画ファイル102に関連付けて記録するようにしても良い。つまり、インデックス画像データ専用のファイル(インデックス画像データと静止画データを含む静止画ファイル101でもよい。)を用意し、そのファイルにインデックス画像データと、それに関連する動画データが記録された動画ファイル名と同じファイル名を記録するようにする。
また、本実施の形態では、動画撮影に先立って撮影した静止画データを保持する記録領域MAと、動画撮影中に撮影した静止画データを保持する記録領域MBの2つの記録領域を確保するようにしたが、1つの記録領域に静止画データを保持するようにしても良い。この場合には、静止画撮影が行なわれるたびに1つの記憶領域に保持されている静止画データが上書きされる。つまり、動画撮影に先立って撮影された静止画データを1つの記憶領域に保持しておき、動画撮影中に静止画が撮影された場合には、該記憶領域に上書きを行う。
また、動画撮影に先立って撮影された静止画撮影、動画撮影中に撮影された静止画撮影は、静止画撮影が終了したと同時に、直ぐに静止画ファイルを生成するようにしてもよい。
さらに、動画撮影中に撮影され作成された静止画ファイルがないと判断した場合には、動画撮影に先立って撮影され作成された静止画ファイルのインデックス画像を動画インデックス画像として使用するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、動画撮影期間中に静止画撮影が行われた場合、その静止画撮影により得られた最後の静止画をインデックス画像として採用して、動画撮影に先立って撮影した静止画をインデックス画像として採用しないようにしたが、動画撮影に先立って撮影された静止画や動画撮影中の所定回数目に撮影された静止画をインデックス画像として、ユーザが任意に選択することができるようにしてもよい。また、静止画撮影が行われる度に静止画ファイルを作成した場合には、作成された静止画ファイルの中でユーザが動画のインデックス画像として使用したい静止画ファイルのインデックス画像を選択するようにしてもよい。これにより、ユーザの気に入った静止画ファイルのインデックス画像を動画のインデックス画像として使用することも可能となる。
また、本実施の形態では、動画撮影に先立って撮影した静止画データを保持しておいて、動画撮影終了後にインデックス画像データを生成するようにしたが、静止画撮影して静止画データが得られた時点でインデックス画像データを生成するようにしても良い。動画撮影中に撮影した静止画データについても同様の処理を行っても良い。
また、本実施の形態では、動画撮影前又は撮影中に撮影した静止画をインデックス画像としてのみ使用するようにしたが、動画の再生時には、動画開始に先立って撮影して得られた静止画データから生成したインデックス画像については動画の先頭画像として使用するようにしてもよいし、動画撮影期間中に撮影して得られた静止画データから生成したインデックス画像については、その撮影のタイミングに応じた位置の画像として使用するようにしてもよい。
さらに、このインデックス画像を動画データの中に組み込んで動画再生時に動画とともに再生するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、動画撮影中に静止画撮影を行う手法として、動画撮影中に静止画撮影が指示された場合に動画撮影処理を一時中断して静止画撮影処理を実行する(割込み撮影を行う)ことにより同時撮影を可能にする手法を用いた場合について説明したが、動画撮影処理を中断することなく静止画撮影処理を並行して実行する手法を用いても良い。動画撮影処理と静止画撮影処理を並行して実行する手法の一例としては、動画撮影中に静止画撮影が指示された場合に指示タイミングのフレーム画像を動画中から抽出して静止画として記録することにより同時撮影を可能にするカメラや、静止画撮影用の撮像素子と動画撮影用の撮像素子とを別個に設けることにより同時撮影を可能にするカメラが考えられる。
また、本実施の形態では、動画撮影開始時に静止画撮影を行うことからその分動画撮影開始が若干遅くなるが、2つのCCD(撮像素子)を備えているカメラ(所謂ツインカメラ)に本発明を適用すれば、動画撮影開始時に一方のCCDで静止画撮影を行うことで動画撮影の開始の遅れを解消できる。本発明はこのようなツインカメラを持つカメラへの適用が特に有効であると言える。
また、本実施の形態では、本発明をデジタルカメラやビデオカメラ等の電子カメラに適用した場合について説明したが、カメラ付き携帯電話機やカメラ付きPDA(Personal Digital Assistant)に適用してもよく、要は動画撮影機能と静止画撮影機能を備えた機器であれば本発明を適用することができる。
本発明は、デジタルカメラやビデオカメラ等の電子カメラに適用が可能である。
電子カメラの概略構成を示すブロック図である。 電子カメラの撮影モードでの動作を示すフローチャートである。 電子カメラの撮影モードでの動作を示すフローチャートである。 電子カメラの撮影モードでの動作を示すフローチャートである。 撮影モードで記録される静止画ファイル(a)と、動画ファイル(b)のデータ構造を示す模式図である。 電子カメラのマルチ再生モードでの動作を示すフローチャートである。 マルチモードが設定されたときの表示部で表示する選択画面の一例を示す図である。
符号の説明
1 電子カメラ
2 CCD
3 DSP/CPU
4 TG
5 ユニット回路
6 表示装置
7 キー入力部
8 音声処理部
9 アドレス・データバス
10 DRAM
11 内蔵フラッシュメモリ
12 カードI/F
13 メモリ・カード
14 レンズ
15 モータ駆動ブロック
16 ストロボ部
102 動画ファイル
102b インデックス画像データ
102c 動画データ

Claims (12)

  1. 動画撮影の開始を指示する指示手段と、
    前記指示手段により動画撮影の開始が指示されると静止画撮影用の撮影条件を設定して静止画撮影を行い、静止画撮影を行った後に動画撮影用の撮影条件を設定して動画撮影を行う撮影手段と、
    前記撮影手段の静止画撮影及び動画撮影において得られた画像データを記録するためのデータ記録手段と、
    前記撮影手段の静止画撮影において得られた静止画データと前記撮影手段の動画撮影において得られた動画データとを関連付けて前記データ記録手段に記録するデータ記録制御手段と、
    を具備することを特徴とする電子カメラ。
  2. 前記撮影手段の静止画撮影において得られた静止画データから画素数を減少させた縮小画像であるインデックス画像データを生成するインデックス画像データ生成手段を具備し、
    前記データ記録制御手段は、前記インデックス画像データ生成手段で生成されたインデックス画像データと前記撮影手段の動画撮影において得られた動画データとを関連付けて前記データ記録手段に記録することを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  3. 前記データ記録制御手段は、前記データ記録手段に前記撮影手段の動画撮影において得られた動画データを含む動画ファイルと前記インデックス画像データ生成手段にて生成されたインデックス画像データを含むインデックスファイルを生成するとともに、前記インデックスファイルを前記動画ファイルに関連付けて前記データ記録手段に記録することを特徴とする請求項2に記載の電子カメラ。
  4. 前記データ記録制御手段は、前記データ記録手段に前記撮影手段の動画撮影において得られた動画データと前記インデックス画像データ生成手段にて生成されたインデックス画像データとを含む動画ファイルを生成し、この動画ファイルを前記データ記録手段に記録することを特徴とする請求項2に記載の電子カメラ。
  5. 前記撮影手段は、静止画撮影時にはシャッタースピードを長くし且つ映像信号の増幅利得を下げ、動画撮影時にはシャッタースピードを短くし且つ映像信号の増幅利得を上げることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれに記載の電子カメラ。
  6. 前記撮影手段は、絞り、ズーム、色調度、強調度、ホワイトバランスを含む動画撮影と静止画撮影に共通する撮影条件については、静止画撮影から動画撮影に移行した祭に動画撮影条件として活用することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれに記載の電子カメラ。
  7. 前記指示手段は、静止画撮影の開始を指示する手段を含み、
    前記撮影手段は、動画撮影用の撮影条件を設定して動画撮影を行っている期間中に前記指示手段により静止画撮影の開始が指示されると静止画撮影用の撮影条件を設定して静止画撮影を行う手段を含み、
    前記データ記録制御手段は、動画撮影期間中に静止画撮影が行われた場合、前記撮影手段の動画撮影期間中における静止画撮影において得られた静止画データと前記撮影手段の動画撮影において得られた動画データとを関連付けて前記データ記録手段に記録することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれに記載の電子カメラ。
  8. 画像データを一時的に保持するためのデータ一時記録手段を具備し、
    前記データ記録制御手段は、動画撮影開始に先立って行われた静止画撮影により得られた静止画データを前記データ一時記録手段に保持し、動画撮影に先立つ静止画撮影が終了して動画撮影に移行し、動画撮影期間中に静止画撮影が行われた場合、その静止画撮影によって得られた静止画データを前記データ一時記録手段に保持されている静止画データに上書きし、その後、動画撮影が終了するまでの間に繰り返し静止画撮影が行われた場合にはその都度前回の静止画データに上書きして保存することを特徴とする請求項7に記載の電子カメラ。
  9. 画像データを一時的に保持するためのデータ一時記録手段を具備し、
    前記データ記録制御手段は、前記データ一時記録手段に静止画データを保持するための領域を2つ設け、第1の記録領域には、動画撮影に先立って行われた静止画撮影による静止画データを保持し、第2の記録領域には、動画撮影期間中に行われた静止画撮影による静止画データを保持し、さらに動画撮影終了までの間に繰り返し静止画撮影が行われた場合にはその都度前回の静止画データに上書きして保持することを特徴とする請求項7に記載の電子カメラ。
  10. 前記データ一時記録手段の前記第1の記録領域と前記第2の記録領域の双方に記録された静止画データのうち一方を利用者が任意に選択できる選択手段を具備することを特徴とする請求項8に記載の電子カメラ。
  11. 動画撮影を開始する毎に静止画撮影用の撮影条件を設定して静止画撮影を行い、
    静止画撮影を行った後には動画撮影用の撮影条件を設定して動画撮影を行い、
    静止画撮影により得られた静止画データと動画撮影により得られた動画データとを関連付けて記録することを特徴とする画像撮影方法。
  12. 動画撮影指示入力がある毎に静止画撮影用の撮影条件を設定して静止画撮影を行う静止画撮影処理と、
    静止画撮影が行われた後に動画撮影用の撮影条件を設定して動画撮影を行う動画撮影処理と、
    静止画撮影によって得られた静止画データと動画撮影によって得られた動画データとを関連付けて記録媒体に記録するデータ記録処理と、を含み、
    コンピュータに前記各処理を実行させることを特徴とする画像撮影プログラム。
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