JP4277322B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4277322B2
JP4277322B2 JP07449998A JP7449998A JP4277322B2 JP 4277322 B2 JP4277322 B2 JP 4277322B2 JP 07449998 A JP07449998 A JP 07449998A JP 7449998 A JP7449998 A JP 7449998A JP 4277322 B2 JP4277322 B2 JP 4277322B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
game ball
storage
gaming machine
pachinko gaming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07449998A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11267316A (ja
Inventor
正博 竹内
芳生 若菜
誠 田結
英勝 竹内
Original Assignee
株式会社竹屋
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社竹屋 filed Critical 株式会社竹屋
Priority to JP07449998A priority Critical patent/JP4277322B2/ja
Publication of JPH11267316A publication Critical patent/JPH11267316A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4277322B2 publication Critical patent/JP4277322B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
遊技球が上皿に入りきらない状態でさらに払い出された場合に、払い出しを一時停止し、払い出されていない遊技球の数を記憶装置に記憶し、上皿の遊技球が減少してから随時払い出すものが知られている(特開平3−193076号公報参照)。
【0003】
しかし、例えば、万一停電が発生した場合、記憶内容が変更あるいは消去されてしまうおそれがあり、信頼性に問題がある。また、信頼性を確保するため、補助電源を備えることによって記憶内容を保持することも考えられるが、製造コストの上昇を招くので、好ましくない。
【0004】
そこで、本発明は、停電の影響を受けることなく上皿に払いだされていない遊技球を貯留することができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】
この様な目的を達成するため、本発明にかかるパチンコ遊技機は、遊技球が入賞口に入賞した場合に所定数の遊技球を払い出す賞品球排出装置と、該賞品球排出装置から払い出された遊技球を受け入れるための上皿と、前記上皿に入りきらない遊技球を一時的に貯留するために前記賞品球排出装置から前記上皿への遊技球供給経路に設けられた貯留部と、前記貯留部に貯留可能な遊技球の最大量を外部から調整可能な容量調整手段とを備えることを特徴とする。
【0006】
本発明にかかるパチンコ遊技機では、上皿に払い出されていない遊技球を物理的に貯留するので、停電等の影響を受けることがない。このため、遊技者は安心して遊技を行うことができる。
また、本発明にかかるパチンコ遊技機では、容量調整手段を用いることにより、遊技者自身が貯留部に貯留することができる遊技球の最大量を自由に設定することができる。このため、この値を小さく設定すれば遊技球の浪費を防止することができ、大きく設定すれば遊技球を上皿へ移す煩わしさを軽減することができる。この様に構成されている場合には、貯留を行うか行わないかだけでなく、貯留量をどの程度にするのかを設定することができるので、遊技者の要求に対してより的確に応えることができる。
【0007】
次に、請求項2に記載のパチンコ遊技機は、前記賞品球排出装置から払い出された遊技球を受け入れるための下皿と、前記貯留部に入りきらない遊技球を前記下皿へ導くために当該貯留部の上部に開口する第1開口部と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかるパチンコ遊技機では、例えば大当りが発生した場合に払い出される大量の遊技球の内、上皿に入りきらない分はまず貯留部に貯留され、貯留部にも入りきらない遊技球が貯留部の上部に設けられている第1開口部を経由して下皿に導かれる。そして、その後遊技を続けて遊技球が消費されると、貯留部に貯留されている遊技球が随時上皿へ供給される。
このため、本発明にかかるパチンコ遊技機によれば、上皿の遊技球が消費され続けても、貯留部に遊技球が貯留されている間は、下皿やドル箱から上皿へ遊技球を移さなくても遊技を続けることができる。従って、遊技球を下皿やドル箱から上皿へ移す煩わしさを軽減することができる。
【0008】
ところで、容量調整手段としては、例えば貯留部の側壁面を前後左右に移動させ、貯留部の容積を増減させることによって、貯留部に貯留させることができる遊技球の最大量を調整するものを挙げることができる。しかし、この様に構成するためには、多数の部材と複雑な機構が必要となるので、容量調整手段の大型化及び複雑化を招くおそれがある。
そこで、前記容量調整手段は、請求項3に記載した様に、前記第1開口部の開口下端位置を上下に調整するための下端調整部材と、外部から前記下端調整部材を操作し、前記第1開口部の開口下端位置を上下に調整するための調整部材操作手段とによって構成されているとよい。この様に構成されている場合には、容量調整手段の大型化及び複雑化を招くことなく、貯留部に貯留させることができる遊技球の最大量を調整することができる。
なお、貯留部に貯留させることができる遊技球の最大量の調整は、前述した様に遊技者が自由に行うことができる様に構成してもよいし、パチンコ遊技場の店員だけが行うことができる様に構成し、パチンコ遊技場の経営方針に基づいて設定する様にしてもよい。
【0009】
次に、請求項4に記載のパチンコ遊技機は、賞品球排出装置から払い出された遊技球を受け入れるための下皿と、貯留部内の遊技球を前記下皿へ導くために貯留部の下部に開口する第2開口部と、第2開口部の開閉を切り換えるための開閉切換部材と、外部から開閉切換部材を操作し、第2開口部の開閉を切り換えることにより貯留部への貯留の可否を切り換えるための切換部材操作手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
遊技者の中には、大当りが発生したら遊技球をあまり浪費しない内に遊技を終了する者や、払い出された遊技球をドル箱に入れて、目で見ること、あるいは手で触れることを楽しむ者もいるので、遊技球を貯留することが好まれない場合もある。
しかし、本発明にかかるパチンコ遊技機では、切換部材操作手段によって開閉切換部材を操作して貯留部の下部に設けられた第2開口部を開口させると、上皿に入りきらない分は、貯留部には貯留されず、第2開口部から下皿へ導かれる様になるので、この様な遊技者にも対応することができる。
【0011】
ところで、従来のパチンコ遊技機では、上皿が満杯になった後で遊技球が入賞口に入賞して賞品球排出装置から遊技球が払い出された場合には、払い出された遊技球は下皿へ導かれるが、本発明にかかるパチンコ遊技機では、上皿が満たされてから貯留部が満たされるまでの間は、賞品球排出装置から遊技球が払い出されたとしても、パチンコ遊技機の外部即ち下皿には何等変化がない。極希に、賞品球排出装置の上流に設けられているタンクや、賞品球排出装置の直前で遊技球が詰まり、賞品球排出装置から正しく遊技球が払い出されなくなることがあるが、本発明にかかるパチンコ遊技機では上記の様な理由から、遊技球の払い出しが正しく行われているのか否かを外部から識別することはできない。このため、万一、賞品球排出装置から正しく遊技球が払い出されなくなった場合には、遊技者がそのことに気付かないおそれがある。なお、従来のパチンコ遊技機は、賞品球排出装置から正しく遊技球が払い出されなくなると、例えばパチンコ遊技機上方のランプが点灯する様に構成されているが、遊技に集中している場合には、ランプが点灯していても気付かないおそれがある。さらに、この様なランプは、形状、位置、点灯方法等が統一されていないので、遊技者がランプの点灯に気付いても、何を報知するために点灯しているのかを理解することができないおそれもある。
【0012】
そこで、請求項5に記載した様に、本発明にかかるパチンコ遊技機は、遊技球が入賞口に入賞したにもかかわらず前記賞品球排出装置から正しく遊技球が払い出されない状態を検出する排出異常検出手段と、該排出異常検出手段により異常が検出された場合に前記切換部材操作手段の操作状態にかかわらず前記開閉切換部材を操作して前記第2開口部を強制的に開口させる強制開口手段とを備えているとさらによい。
【0013】
本発明にかかるパチンコ遊技機がこの様に構成されている場合には、遊技球が入賞口に入賞したにもかかわらず賞品球排出装置から正しく遊技球が払い出されない場合には、排出異常検出手段がその旨を検出し、それに伴って強制開口手段が開閉切換部材を操作して第2開口部を強制的に開口させる。すると、貯留部に貯留されているはずの遊技球が突然下皿へ導かれるので、遊技者は、遊技に集中していたとしても、パチンコ遊技機に何等かの異常が発生していることに気付く。
【0014】
ところで、本発明にかかるパチンコ遊技機において、第2開口部を閉口させて遊技を行うと、貯留部の容量の範囲内で遊技球の量が増減している場合には、遊技者は、所持している遊技球の量がどの程度であるのかを把握し難いので、遊技を終了するきっかけを逸し、遊技球を消費し続けてしまうおそれがある。特に、貯留部が大容量であると、気が付かない間に大量の遊技球を消費してしまうおそれがある。
【0015】
そこで、請求項6に記載した様に、本発明にかかるパチンコ遊技機は、前記貯留部に貯留されている遊技球の量を検出するための貯留量検出手段と、該貯留量検出手段により検出された遊技球の貯留量を報知するための貯留量報知手段とを備えているとよい。
本発明にかかるパチンコ遊技機がこの様に構成されている場合には、遊技者は、貯留部に貯留されている遊技球の量を把握することができるので、遊技を続けるか否かの判断基準とすることができる。このため、気が付かない間に遊技球を浪費してしまうことがなくなる。
【0016】
尚、請求項7に記載したように、貯留部に接続された遊技球供給経路を構成する連通路は、断面四角形状のパイプ状に形成され、貯留部は、パイプより大径に形成された箱状物に形成してもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、本実施例のパチンコ遊技機の構成について説明する。
図1は、本実施例のパチンコ遊技機の構造を説明するための模式的な斜視図であり、図2は、貯留部の構造を説明するための模式的な斜視図であり、図3は、第1開口部及び第1操作部の構造を説明するための斜視図(a)、及び第1操作部の構造を説明するための裏面図(b)であり、図4は、第2開口部及び第2操作部の構造を説明するための斜視図(a)、及び第1操作部及び第2操作部の設置状態を説明するための正面図(b)であり、図5は、第3開口部の構造を説明するための斜視図である。
【0021】
図1〜5に示す様に、本実施例のパチンコ遊技機Pは、上皿Aと、下皿Bと、貯留部1と、排出装置連通路2と、上皿連通路3と、下皿連通路4と、球抜用下皿連通路5と、第1操作部6と、第2操作部7と、第3操作部8とを備える。
貯留部1は、図2に示す様に、排出装置連通路2及び上皿連通路3と接続されている。また、貯留部1の側壁面には、第1開口部1a及び第2開口部1bが設けられており、これらの開口部によって下皿連通路4と接続されている。さらに、貯留部1の底面には第3開口部1cが設けられており、球抜用下皿連通路5と接続されている。さらにまた、貯留部1の側壁面には、前述した貯留量検出手段として機能する貯留量センサ1dが3つ取り付けられている。貯留量センサ1dは、近接センサによって構成されており、貯留部1内に積み上げられている遊技球の高さを検出することによって、貯留されている遊技球のおおよその量を検出するものである。なお、各貯留量センサ1dによって検出される遊技球の量は、各々2000発、3000発、4000発であり、前述した貯留量報知手段として機能する図示しない表示ランプが点灯することによって随時その数が表示される。
【0022】
排出装置連通路2は、図示しない賞品球排出装置から払い出される遊技球を貯留部1に導くためのものであり、上皿連通路3は、貯留部1内の遊技球を上皿Aに導くためのものである。
下皿連通路4は、貯留部1内の遊技球を第1開口部1aあるいは第2開口部から取り込み、下皿Bに導くためのものであり、球抜用下皿連通路5は、貯留部1内の遊技球を第3開口部1cから取り込み、下皿連通路4に導くためのものである。
【0023】
第1開口部1aは、図3(a)に示す様に、上部約3分の1は横長の長方形状に形成され、その下は幅が狭く形成されており、全体として略T字状になっている。そして、幅が狭い部分には、ガイドギア4b、駆動ギア4c及びガイドローラ4dによって左右から支持される開口量調整弁4aが備えられている。開口量調整弁4aは、貯留部壁面4e及び下皿連通路壁面4fによって前後からも支持されている。そして、開口量調整弁4aの右側面には、ガイドギア4b及び駆動ギア4cと噛合する歯が形成されており、開口量調整弁4aは、駆動ギア4cが回転するに連れて上下に移動する様に構成されており、図3(a)に示す状態において駆動ギア4cが左回りに3回転すると、開口量調整弁4aは最下部まで移動する様に構成されている。駆動ギア4cは、外筒4hに覆われたワイヤ4gを介して第1操作部6のハンドル6aに固定されており、ハンドル6aが1回転すると駆動ギア4cも1回転する。なお、本実施例においては、第1開口部1a及び開口量調整弁4aに遊技球が詰まらない様にするため、第1開口部1aの幅が狭い部分は、遊技球の直径の3倍より広くかつ4倍より狭く形成され、また、下端部が円弧状に形成され、さらに、開口量調整弁4aに半円状の切欠部が形成されている。
【0024】
第1操作部6は、図3(a)、(b)及び図4(b)に示す様に、ハンドル6aと、指示リング6bと、指示部6cと、ハンドル軸ギア6dと、第1大ギア6eと、第1小ギア6fと、第2大ギア6gと、第2小ギア6hと、第3ギア6iと、第4ギア6jとを備える。ハンドル軸ギア6dは、ハンドル6aに固定されており、ハンドル6aと共に回転する。また、第1大ギア6eは第1小ギア6fに固定され、第2大ギア6gは第2小ギア6hに固定されている。そして、ハンドル軸ギア6dが回転すると、回転は第1大ギア6eへ伝わり、さらに第1小ギア6fから第2大ギア6gへ、第2小ギア6hから第3ギア6i、第4ギア6jへと伝わり、第4ギア6jから指示リング6bに伝わる様に構成されている。そして、第1大ギア6eの径は第1小ギア6fの径の4倍、第2大ギア6gの径は第2小ギア6hの径の3倍となる様に選択されており、ハンドル6aが3回転すると指示リング6bが4分の1回転する。なお、開口量調整弁4aが、前述した下端調整部材に該当し、駆動ギア4c、ワイヤ4g及び第1操作部6が、前述した調整部材操作手段に該当する。
【0025】
第2開口部1bは、図4(a)に示す様に、窓4jを有する貯留切換弁4iによって覆われており、貯留切換弁4iは、第1腕4k及び第2腕4lを介して第2操作部7と接続されている。第1腕4kは、一端を貯留切換弁4iに回動自在に固定されている。第2腕4lはL字状に形成されており、一端を第1腕4kに回動自在に固定され、他端を第2操作部7に固定されている。第2操作部7は、図4(a)及び(b)に示す様に、指示部7aを備える。そして、図に示す状態から第2操作部7が左回りに4分の1回転すると、第2腕4lが第1腕4k及び貯留切換弁4iを左方向へ引き、貯留切換弁4iの窓4jが第2開口部1bに重なる。すると、貯留部1内の遊技球は、第2開口部1bから下皿連通路4へ移動することができる様になる。一方、図4(a)に示す状態では、貯留切換弁4iによって第2開口部1bが閉塞されており、貯留部1内の遊技球は、第2開口部1bを通過することができない。なお、貯留切換弁4iは、プランジャ4mとも接続されている。そして、プランジャ4mは、図示しない電磁ソレノイドに通電されると、第2操作部7が図4(a)に示す状態であっても、強制的に貯留切換弁4iを左方向へ引く(電磁ソレノイドに通電する条件については後述する。)。なお、貯留切換弁4iが、前述した開閉切換部材に該当し、第1腕4k、第2腕4l及び第2操作部7が、前述した切換部材操作手段に該当する
第3開口部1cは、図5に示す様に、窓5bを有する球抜切換弁5aによって覆われており、球抜切換弁5aは、第1腕5c、第2腕5d及び第3腕5eを介して第3操作部8と接続されている。第1腕5cは、一端を球抜切換弁5aに回動自在に固定され、他端を第2腕5dに回動自在に固定されている。第3腕5eは一端を第2腕5dに回動自在に固定され、他端を第3操作部8に固定されている。また、第2腕は、固定支点5fにおいてパチンコ遊技機Pのフレームに回動自在に固定されている。また、球抜切換弁5aには、スプリング5gが取り付けられている。そして、図5に示す状態から第3操作部8を操作して右方向に移動させると、第1腕5cは左方向に押され、球抜切換弁5aの窓5bが第3開口部1cに重なる。すると、貯留部1内の遊技球は、第2開口部1bから下皿連通路4へ移動することができる様になる。そして、第3操作部8から手を放すと、スプリング5gの付勢力によって、図5に示す状態に戻される。なお、図示しないが、第3操作部8は、遊技終了時に上皿Aの遊技球を下皿Bに導くための周知の上部遊技球抜き部材としての構成も有している。
【0026】
また、本実施例のパチンコ遊技機Pは、賞品球排出装置、賞品球排出装置の上流に設けられるタンク等における球詰まり等の異常事態の発生を検出するための各種センサ(図示せず)を備えており、検出内容はマイクロコンピュータ(図示せず)によって処理される。図6は、マイクロコンピュータのCPUが行う異常事態対策処理の流れを表すフローチャートである。この処理は、図示しない電源装置からパチンコ遊技機Pに電力が供給されると開始され、以後1秒周期で繰り返し行われる。まず、CPUは、各種センサの検出内容を取得する(S10)。そして、異常事態の発生が検出されていない場合には(S20において「NO」)、処理を終了する。逆に、異常事態の発生が検出されている場合には(S20において「YES」)、異常事態の発生が5秒継続して検出されているか否か、即ち異常事態の発生が5回連続で検出されているか否かを判断する(S30)。そして、5秒継続している場合には(S30において「YES」)、図示しない報知ランプを点灯させて遊技者に報知する(S40)と共に、前述した電磁ソレノイドに3秒間通電し、第2開口部1bを開口させ(S50)、処理を終了する。なお、この各種センサが、前述した排出異常検出手段に該当し、電磁ソレノイド、プランジャ4m及び図6のフローチャートに示す処理を行うマイクロコンピュータが、前述した強制開口手段に該当する。
【0027】
次に、本実施例のパチンコ遊技機Pで、実際に遊技者が遊技を行う場合の具体的な動作内容について一例を挙げて説明する。
まず、遊技者は、第2操作部7を操作して貯留の可否を設定し、さらに第1操作部6を操作して貯留部1に貯留させることができる遊技球の最大量を設定する。なお、遊技中に第1操作部6及び第2操作部7を操作して、設定を変更することができる。ここでは、例えば図3、4に示す様な状態に設定された場合について説明する。このように設定されている状態で、遊技者が遊技を開始して遊技球が所定の入賞口に入賞すると、賞品球排出装置から払い出された遊技球は、排出装置連通路2、貯留部1及び上皿連通路3を経由して上皿Aへ流れる。その後、例えば大当りが発生して賞品球排出装置から大量の遊技球が払い出されると、上皿Aに入りきらない分は貯留部1に貯留される。そして、貯留部1に貯留されている遊技球が約2000発、3000発及び4000発に達すると、各貯留量センサ1dがその旨を検出し、表示ランプが点灯することによってその数が表示される。その後、遊技を続けて遊技球が消費されると、貯留部1に貯留されている遊技球が随時上皿Aへ供給されると共に、表示ランプの点灯状態が変化する。なお、貯留部1が満杯になってさらに払い出される遊技球は、第1開口部1a及び下皿連通路4を経由して下皿Bに導かれる。そして、遊技を終了する場合には、第3操作部8を操作して、第3開口部1cを開口させる。すると、遊技球は、第3開口部1c、球抜用下皿連通路5及び下皿連通路4を経由して下皿Bに導かれる。また、遊技者が、遊技中に第2操作部7を操作して、第2開口部1bを開口させた場合、即ち貯留を解除した場合には、上皿Aに入りきらない遊技球は、貯留部1に貯留されずに第2開口部1b及び下皿連通路4を経由して下皿Bに導かれる。
【0028】
そして、例えば賞品球排出装置に遊技球が詰まり、さらにその状態が5秒以上継続すると(S20及びS30において「YES」)、報知ランプが点灯する(S40)と共に、第2開口部1bが開口(S50)して貯留部1に貯留されている遊技球が強制的に下皿Bに排出される。
【0029】
次に、本実施例のパチンコ遊技機の効果について説明する。
本実施例のパチンコ遊技機Pでは、上皿Aに入りきらない遊技球はまず貯留部1に貯留され、貯留部1にも入りきらない遊技球が第1開口部1a及び下皿連通路4を経由して下皿Bに導かれる。このため、上皿Aの遊技球が消費され続けても、貯留部1に遊技球が貯留されている間は、下皿Bやドル箱から上皿Aへ遊技球を移さなくても遊技を続けることができる。従って、遊技球を下皿Bやドル箱から上皿Aへ移す煩わしさを軽減することができる。また、遊技球を物理的に貯留するので、停電等の影響を受けることがない。このため、遊技者は安心して遊技を行うことができる。
【0030】
また、第2操作部を操作することによって第2開口部1bを開口させると、上皿Aに入りきらない遊技球は、第2開口部1bから下皿Bに導かれるので、遊技球の貯留を好まない遊技者にも対応することができる。
また、貯留量センサ1dが貯留部1に貯留されている遊技球の量を検出して、表示ランプの点灯によって遊技者に報知するので、遊技者は、遊技を続けるか否かを容易に判断することができる。このため、気が付かない間に遊技球を浪費してしまうことがなくなる。
【0031】
また、第1操作部6によって、遊技者自身が貯留部1に貯留することができる遊技球の最大量を任意に設定することができるので、遊技者の要求に対してより的確に応えることができる。
また、遊技球が入賞口に入賞したにもかかわらず賞品球排出装置から正しく遊技球が払い出されない場合には、第2開口部1bが強制的に開口され、貯留部1に貯留されているはずの遊技球が突然下皿Bへ導かれるので、遊技者は、遊技に集中していたとしても、パチンコ遊技機Pに何等かの異常が発生していることに容易に気付く。
【0032】
また、第3操作部8を操作することによって第3開口部1cを開口させると、上皿A及び貯留部1に貯留されている遊技球をまとめて下皿Bに導くことができる。このため、遊技を終了した後、遊技球を下皿Bへ導き、さらにドル箱へ移す作業を容易に行うことができる。
【0033】
以上、本発明の実施の形態を説明するために一実施例を挙げたが、本発明は、上記実施例に何等限定されるものではなく、さらに種々なる態様において実施してもよいことはもちろんである。例えば、上記実施例では第2開口部1bと第3開口部1cとを分けているが、1つの開口部にまとめてもよい。また、上記実施例では、下皿連通路4は、貯留部1の背面から貯留部1の下方を通って下皿Bに至る様に設けられているが、貯留部1の側方に設けられていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ遊技機の構造を説明するための模式的な斜視図である。
【図2】 貯留部の構造を説明するための模式的な斜視図である。
【図3】 第1開口部及び第1操作部の構造を説明するための説明図である。
【図4】 第2開口部及び第2操作部の構造と第1操作部及び第2操作部の設置状態とを説明するための説明図である。
【図5】 第3開口部の構造を説明するための斜視図である。
【図6】 異常事態対策処理の流れを表すフローチャートである。
【符号の説明】
P…パチンコ遊技機 A…上皿 B…下皿 1…貯留部 1a…第1開口部 1b…第2開口部 1c…第3開口部 1d…貯留量センサ
2…排出装置連通路 3…上皿連通路 4…下皿連通路 4a…開口量調整弁 4b…ガイドギア 4c…駆動ギア 4d…ガイドローラ 4e…貯留部壁面 4f…下皿連通路壁面 4g…ワイヤ 4h…外筒 4i…貯留切換弁 4j…窓 4k…第1腕 4l…第2腕 4m…プランジャ 5…球抜用下皿連通路 5a…球抜切換弁 5b…窓 5c…第1腕 5d…第2腕 5e…第3腕 5f…固定支点 5g…スプリング 6…第1操作部 6a…ハンドル 6b…指示リング 6c…指示部 6d…ハンドル軸ギア 6e…第1大ギア 6f…第1小ギア
6g…第2大ギア 6h…第2小ギア 6i…第3ギア 6j…第4ギア
7…第2操作部 7a…指示部 8…第3操作部。

Claims (7)

  1. 遊技球が入賞口に入賞した場合に所定数の遊技球を払い出す賞品球排出装置と、
    該賞品球排出装置から払い出された遊技球を受け入れるための上皿と、
    前記上皿に入りきらない遊技球を一時的に貯留するために前記賞品球排出装置から前記上皿への遊技球供給経路に設けられた貯留部と、
    前記貯留部に貯留可能な遊技球の最大量を外部から調整可能な容量調整手段と
    を備えることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記賞品球排出装置から払い出された遊技球を受け入れるための下皿と、
    前記貯留部に入りきらない遊技球を前記下皿へ導くために当該貯留部の上部に開口する第1開口部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記容量調整手段は、
    前記第1開口部の開口下端位置を上下に調整するための下端調整部材と、
    外部から前記下端調整部材を操作し、前記第1開口部の開口下端位置を上下に調整するための調整部材操作手段と
    によって構成されることを特徴とする請求項2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記賞品球排出装置から払い出された遊技球を受け入れるための下皿と、
    前記貯留部内の遊技球を前記下皿へ導くために当該貯留部の下部に開口する第2開口部と、
    該第2開口部の開閉を切り換えるための開閉切換部材と、
    外部から前記開閉切換部材を操作し、前記第2開口部の開閉を切り換えることにより前記貯留部への貯留の可否を切り換えるための切換部材操作手段と
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
  5. 遊技球が入賞口に入賞したにもかかわらず前記賞品球排出装置から正しく 遊技球が払い出されない状態を検出する排出異常検出手段と、
    該排出異常検出手段により異常が検出された場合に前記貯留切換手段の操作状態にかかわらず前記開閉切換部材を操作して前記第2開口部を強制的に開口させる強制開口手段と
    を備えることを特徴とする請求項4に記載のパチンコ遊技機。
  6. 前記貯留部に貯留されている遊技球の量を検出するための貯留量検出手段と、
    該貯留量検出手段により検出された遊技球の貯留量を報知するための貯留量報知手段と
    を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
  7. 前記貯留部に接続された前記遊技球供給経路を構成する連通路は、断面四角形状のパイプ状に形成され、
    前記貯留部は、前記パイプより大径に形成された箱状物であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
JP07449998A 1998-03-23 1998-03-23 パチンコ遊技機 Expired - Fee Related JP4277322B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07449998A JP4277322B2 (ja) 1998-03-23 1998-03-23 パチンコ遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07449998A JP4277322B2 (ja) 1998-03-23 1998-03-23 パチンコ遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11267316A JPH11267316A (ja) 1999-10-05
JP4277322B2 true JP4277322B2 (ja) 2009-06-10

Family

ID=13549074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07449998A Expired - Fee Related JP4277322B2 (ja) 1998-03-23 1998-03-23 パチンコ遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4277322B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5243068B2 (ja) * 2008-03-13 2013-07-24 ダイコク電機株式会社 パチンコ遊技機

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02191481A (ja) * 1989-01-19 1990-07-27 Takeya:Kk パチンコ機の景品球管理装置
JPH087902Y2 (ja) * 1990-01-19 1996-03-06 ダイコク電機株式会社 パチンコゲーム機
JP2580924Y2 (ja) * 1991-07-05 1998-09-17 株式会社竹屋 パチンコ島台におけるパチンコ球循環装置
JPH0522096U (ja) * 1991-09-09 1993-03-23 ダイワ化成株式会社 合併処理し尿浄化槽の流量調整機構
JPH0631042A (ja) * 1992-07-14 1994-02-08 Ace Denken:Kk パチンコゲーム機
JP3656659B2 (ja) * 1995-01-23 2005-06-08 株式会社竹屋 パチンコ島台
JP2720337B2 (ja) * 1996-03-08 1998-03-04 株式会社ソフィア 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11267316A (ja) 1999-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6240826B2 (ja) 遊技機
JP5598008B2 (ja) 遊技機
JP4860304B2 (ja) 遊技機
JP2000189618A5 (ja)
JP4277322B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2006000313A (ja) 遊技機
JP2008142375A (ja) 遊技機
JP3824558B2 (ja) 遊技機
JPH0447587B2 (ja)
JP2009017898A (ja) 遊技機
JP2935701B1 (ja) パチンコ遊技機
JPH0249751B2 (ja)
JP4449548B2 (ja) 遊技機
JPH063656Y2 (ja) パチンコ機
JP2679950B2 (ja) パチンコ島のパチンコ玉平均化装置
JPS5822231B2 (ja) 自動玉貸装置
JP3789983B2 (ja) 遊技機
JP6503039B2 (ja) 遊技機
JP5114966B2 (ja) 遊技機情報表示システム
JP6532501B2 (ja) 遊技機
JP6657318B2 (ja) 遊技機
JP4265138B2 (ja) 遊技機
JP4216757B2 (ja) スロットマシン及び遊技機
JPH04364876A (ja) 弾球遊技機
JP4730460B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090217

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090302

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees