JP4274814B2 - 半導体集積回路の設計方法、設計装置、セルライブラリのデータ構造および自動レイアウトプログラム - Google Patents

半導体集積回路の設計方法、設計装置、セルライブラリのデータ構造および自動レイアウトプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スタンダードセルを用いた自動配置による、異なる設計基準が適用される複数種類のトランジスタを同一チップ上に集積する半導体集積回路の設計方法、設計装置、自動レイアウトを行うためのセルライブラリのデータ構造および自動レイアウトプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、設計のレイアウト設計の効率化のためスタンダードセルを用いた自動配置、自動配線が行われている。(例えば、特許文献1参照。)スタンダードセルを用いた自動配置による設計方法、設計装置、自動レイアウトを行うためのセルライブラリのデータ構造および自動レイアウトプログラムにおいては、異なる設計基準が適用される複数の種類のトランジスタを同一チップ上に集積する場合、次のような方法が取られていた。
図13のフローを用いて、従来手法を用いたときの異なる設計基準が適用される複数の種類のトランジスタを同一チップ上に集積する設計方法、設計装置、自動レイアウトを行うためのセルライブラリのデータ構造および自動レイアウトプログラムについて説明する。
【0003】
まず、高速で動作しなければならないタイミングクリティカルな回路部分を高速タイプのセルを用いて設計しようとした場合、全体のネットリスト1301に対して、タイミングクリティカルな部分と、その他の部分にモジュールを分割する。(ステップ1302)ここで、高速タイプのセルとは、その他のセルとレイアウト上の違いはないが、その他のセルとは拡散工程でのドーズ量が異なるセルのことを言う。以降、高速タイプのセルを高速セル、その他のセルを低リークセルと呼ぶことにする。さらに、高速セルの含まれるライブラリを高速セルライブラリ1305、低リークセルの含まれるライブラリを低リークライブラリ1310と定義する。分割されたタイミングクリティカルモジュール1303はフロアプランデータ1304および高速セルライブラリ1305を用いて、一般的な配置工程を実施し(ステップ1306)、タイミングクリティカルモジュールライブラリ1307として設計される。モジュール分割1302で残ったトップモジュール1308はフロアプランデータ1309および低リークセルライブラリ1310を用いて、配置工程が実施され(ステップ1311)、1チップのレイアウトデータ1312が作成される。こうした設計フローでは図14に示すような配置の1チップレイアウトデータを得ることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−87533公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、高速セルマクロのようなタイミングクリティカルな回路と、その他の回路との間には、拡散工程上一定の距離をおいて形成する必要がある。これは、高速セルマクロのような回路とその他の回路とでは、レイアウト上の違いはないものの、先に述べたように、拡散領域のイオン注入のドーズ量が異なるのでマスクを使い分ける必要があり、目合わせのためのマージンが必要だからである。
【0006】
このため、前述の従来手法では、階層的に設計されるマクロの外形は矩形の組み合わせで構成される一つの塊となってしまい、かつ、トップレベルでの配置においては残りの回路部分の配置品質を上げるため、タイミングクリティカルな回路(図13での高速セルマクロ)がチップや他のマクロの周辺に配置される場合が多くなる。しかし、タイミングクリティカルな回路をチップや他のマクロの周辺に配置したのでは無駄な信号の往復が発生するために、性能向上を見込めなくなり、高速なセルライブラリで設計する意義を見出せないことが多い。
【0007】
このように従来の設計手法では、異なる設計基準が適用される複数のトランジスタを用いたライブラリを混在させて設計する場合には、無駄な信号の往復のため、配線長が延びるなどの無駄が生じるために最適な性能の向上を得ることができない。前述の従来例においては、高速セルと低リークセルが別々の塊として自動レイアウトされていたことに対して、本発明は、複数の種類のトランジスタセル、たとえば高速セルと低リークセルとが混在した自動レイアウトを可能とするセルライブラリの作成方法および配置方法を用いた半導体集積回路の設計方法、設計装置、自動レイアウトを行うためのセルライブラリのデータ構造および自動レイアウトプログラムを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願の半導体集積回路の設計方法、設計装置、自動レイアウトを行うためのセルライブラリのデータ構造および自動レイアウトプログラムにおいては、2種類以上のセルライブラリをを有する半導体集積回路の設計方法において、少なくとも1種類のセル境界枠の拡大処理工程を行った後に、配置を行うことを特徴としており、特に、前記拡大処理を行うセルが高速セルであることを特徴としている。このようにすることにより、高速セルが低リークセルに囲まれた形の混在したレイアウトに配置され、かつ、高速セルと低リークセルとの間に、拡散工程上必要な一定の間隔を確保することができる。
【0009】
また、本願の半導体集積回路の設計方法、設計装置、自動レイアウトを行うためのセルライブラリのデータ構造および自動レイアウトプログラムにおいては、トランジスタの種別を論理属性として論理ライブラリに格納し、前記属性に対応した複数のセル境界枠を物理ライブラリとして格納することを特徴とし、さらに、第1のセル境界と、第2のセル境界とを有する複数のセルを有し、前記セルが同一属性であるときには、第1のセル境界の重なりを許可しつつ、第2のセル境界の重なりを除く処理を行い、前記セルが異属性であるときには、第1のセル境界の重なりを取り除く配置工程を備えることを特徴としている。このことにより、低リークセルと高速セルとの間に拡散工程上必要な間隔が確保された上で、高速セルが低リークセルに囲まれた混在したレイアウトの配置とし、かつ、高速セル同士も隣接した配置とすることができる。
【0010】
さらに、本願の半導体集積回路の設計方法、設計装置、自動レイアウトを行うためのセルライブラリのデータ構造および自動レイアウトプログラムにおいては、前記セルが同一属性であり、かつ、横方向に接することなく所定の間隔以下となる際に、フィルセルを用いることを特徴としている。このことにより、高速セルが低リークセルに囲まれた混在したレイアウトの配置となり、かつ、高速セル同士も隣接した配置を確保した上で、設計ルール違反を訂正することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施例)
図1を用いて本願の第1の実施例について説明する。第一の高速セルライブラリ101および低リークセルライブラリ104には単一のセル境界をもつセルのみ存在する。すなわち、図2を参照してセルの構造を説明すると、電源端子201、グランド端子2020および信号端子203を囲む第1のセル境界205をもつセルのみ存在する。ここで、ウェル204は、隣接するセルとの接続を考慮し、第1のセル境界205をはみ出す形で破線に示すような形に形成される。第1の高速セルライブラリ101に対しては、セル枠拡大処理工程102を行って、図2の第2のセル境界206を設け、第2の高速セルライブラリ103を形成する。このセル枠拡大処理工程102では、矩形のセルの4方向各々に、一定寸法を拡大する。この一定寸法とは、種類の異なるトランジスタのセルを作り分ける際に、拡散工程などで必要になるマスクのマージンを十分確保できる寸法のことである。
次に、第2の高速セルライブラリ103、低リークセルライブリラリ104、前記ライブラリを用いて記述された接続記述ネットリスト105、回路の動作タイミングを規定するタイミング制約106および配置可能領域を示すフロアプラン107を用いて、配置工程108を行い、最終的に1チップレイアウトデータ109を得る。配置工程108の詳しいフローチャートを図3に示す。まず、配置工程の概略配置301を行う。次に、第2の高速セルライブラリ103および低リークセルライブラリ104に含まれるセルの最外郭のセル境界、すなわち低リークセルにおいては第1のセル境界、高速セルにおいては第2のセル境界が重なっているかどうかを判断する。(ステップ302)ここで、重なっているセル境界が無ければ要求タイミングを満たしているかの確認工程305に進む。重なっているセル境界が存在した場合には、最外郭のセル境界が重ならなくて、かつ、近隣の配置可能位置に移動する(ステップ303)。次に、これらの判断を全てのセルについてチェックしたかを判断する(ステップ304)。ステップ302および303を、全てのセルについて判断した場合には要求タイミングを満たしているかの確認工程305に進む。ここでいう、要求タイミングの確認とは、配置の段階で配線長を推測してタイミングを計算することをいう。このようなタイミングの計算は、配置後に行う自動配線工程は処理時間が長いため、自動配線工程まで終えてからタイミングの計算を行うと、フィードバックに多くの時間がかかるので、設計の初期の段階の配置工程でタイミングを考慮するために行う。全てのセルについて判断していない場合には、最外郭のセル境界がかさなっているかどうかを判断するステップ(ステップ302)に戻る。以上のステップが終了したら、システムの要求タイミングを満たしているかどうか判断し(ステップ305)、満たしていない場合は、タイミング最適化306を行った後、概略配置301の直後に戻り、要求タイミングを満たしている場合には配置工程を終了する。
【0012】
以上のフローを経て得られた1チップレイアウトデータの配置図を図4に示す。図4において、低リークセル境界402は、低リークセルにおける第1のセル境界であり、高速セル境界404は、高速セルにおける第2のセル境界を示している。図4から、明らかなように、高速セルが、低リークセルに囲まれた形の混在したレイアウトに配置されており、かつ、高速セルと低リークセルとの間には、拡散工程上必要な一定の間隔が確保されていることがわかる。
(第2の実施例)
第1の実施例において、すべての高速セルに対して第2のセル境界を設け、これを最外郭のセル境界としているので、高速セル同士にも一定の間隔が確保されるが、本来であれば高速セル同士は隣接配置が可能である。このことを実現することにより、次の第2の実施例では、より好適なチップレイアウトの配置を行うことができる。
【0013】
図5は本願の第2の実施例のフロー図である。図5を参照すると本実施例は物理ライブラリ501と、論理ライブラリ502と、前記ライブラリを用いて記述された接続記述ネットリスト503と、配置可能領域を示すフロアプラン504と、回路の動作タイミングを規定するタイミング制約505を入力とし、概略配置工程506と、詳細配置工程507と、タイミング判定工程508と、タイミング最適化工程509を備える。図6に示すように、物理ライブラリ501は信号端子などの物理形状のほかに、セル同士の重なりを制御するセル境界を備え、論理ライブラリ502にはセルの動作の記述のほかにトランジスタの種類を区別する属性情報をもつ。接続記述ネットリスト503を構成する各セルはタイミング制約505から得られるタイミング情報とフロアプラン504から得られる混雑度を考慮しながら概略配置工程506において概略の配置を得る。その後、詳細配置工程507において、セルの重なりを取り除きながら、最終的な1チップレイアウトデータ510を得る。前記詳細配置工程507における重なり判定において、異属性のセルの隣接に関しては同一属性のセルの隣接と異なる基準で重なり判定をおこない、異属性セル間で必要な設計ルールを満たすようセル間隔を確保する。詳細配置507完了後にタイミング判定工程508で要求タイミングを満たしているかを確認し、満たしていない場合はタイミング最適化工程509においてセルの移動や変換によりタイミング改善をおこない、概略配置506および詳細配置507を繰り返す。
【0014】
次に図6から図10をもちいて、本願の第2の実施例の動作についてさらに詳細に説明する。図6において、論理ライブラリ601には、セルの論理的な属性であるファンクション、タイミング、パワーの情報が格納されるとともに、トランジスタの種別を示すセル属性を格納する。このセル属性には、高速セルタイプや低リークセルタイプなどの情報が含まれ、同一論理・物理構造であっても異なる種別のセルを区別するために用いられる。
【0015】
物理ライブラリ602にはセルに含まれる端子図形などの物理情報が格納される。その他に物理ライブラリ601に格納されたセルには、第1の実施例で、高速セルに対して行ったセル枠の拡大が、全てのセルについて行われており、物理ライブラリ601に格納された全てのセルは、第1のセル境界と第2のセル境界を有する。ここで、第1のセル境界は、同一属性セルどうしの重なりを判定するために用いられ、第2のセル境界は、異属性セル間での重なりを判定するために用いられる。
【0016】
図5における詳細配置工程507について図7をもちいて詳細に説明する。図5の概略配置工程506の結果において、第2のセル境界を用いて互いに重なっているセルが存在するかをチェックする(ステップ701)。セルの重なりが存在しない場合は、詳細配置工程を終了する(ステップ702)。次に、第2のセル境界におけるセルの重なりが存在する場合、重なっているセル群が同一属性をもつセルかを判定する(ステップ703)。同一属性のセル同士の重なりであった場合には、さらに、第1のセル境界をもちいて再度、セルの重なりを検証する(ステップ704)。ここで、第1のセル境界での重なりが生じている場合、第1のセル境界が重ならない範囲で近隣の配置可能位置に当該セルを移動させ、セルの重なりを解消させる。また、第1のセル境界での重なりが生じていない場合には、そのままにしておく。一方、ステップ703において異属性セルとの重なりが生じていた場合には、第2のセル境界が重ならない範囲で近隣の配置可能位置に該当セルを移動させ、セルの重なりを解消させる(ステップ706)。これらステップ701からステップ706までをすべてのセルの重なりがなくなるまで、全てのセルについて繰り返す。(ステップ707)
図8、図9、図10をもちいて本実施例で得られるセルの配置を示す。
図8は同一属性セル(この場合、第1の低リークセルと第2の低リークセル)の隣接配置の様子であり、第2のセル境界は重なった状態で第1のセル境界が隣接するように配置されている。図8から明らかなように、第1の低リークセルの第2のセル境界802と第2の低リークセルの第2のセル境界804は重なっており、第1の低リークセルの第1のセル境界801と第2の低リークセルの第1のセル境界803は隣接している。
図9は異属性セルの隣接配置の様子であり、第2のセル境界が隣接するよう配置されることで、必要な設計間隔901を自動的に確保することができる。すなわち、高速セルの第2のセル境界903と低リークセルの第2のセル境界905を隣接するように配置することによって、高速セルの第1のセル境界902と低リークセルの第1のセル境界904との間に必要な設計間隔901を確保している。
図10は、異なる属性のセルを含む全体の配置を示す図であり、異属性セル間には必要とされる設計間隔を保ちつつ、同一属性セル間は必要最小限の間隔となることで緻密な配置を得ることができる。図10より明らかなように、低リークセル1001と高速セル1002との間には、第2のセル境界1003によって、拡散工程上必要な間隔が確保された上で、高速セルが低リークセルに囲まれた混在したレイアウトの配置となり、かつ、高速セル同士も隣接した配置となっていることがわかる。
(第3の実施例)
図11、図12をもちいて、本願の第3の実施例について説明する。図11は第3の実施例のフローチャートである。第2の実施例との違いは、第2の実施例と同様に詳細配置をおこなったのち、スリット埋め工程1110を有することである。
図12をもちいてスリット埋め工程について説明する。第2の実施例にて述べた詳細配置工程で同属性のセルの配置をおこなった際に横方向に第2のセル境界が重なっているが、第1のセル境界は接していない配置となる場合が存在する(1201)。ここで、横方向とは、図2で示す電源端子201またはグランド端子202が延びる方向のことをいう。こうしたスリットは設計ルール違反となるため、該当する間隔の幅をもつフィルセル(1202)を用意し該当箇所に配置する。先に説明した詳細配置と同様にフィルセルにもセル属性を付加することで同一種類のフィルセルのみを当該領域にのみ配置することができる(1203)。すなわち、図12に示すように、第1の低リークセルの第2のセル境界1206と第2の低リークセルの第2のセル境界1208は重なっているが、第1の低リークセルの第1のセル境界1205と第2の低リークセルの第1のセル境界1207とは接しておらず、スリット1204が存在する。このスリットを埋め込むため、スリット埋めデータ1209とフィルセルの第2の境界1210を持つフィルセル1202を用意し、フィルセル配置工程1211を行い、スリット1204をフィルセル1202で埋め込んだ配置1203を得る。このようにすることで、高速セルが低リークセルに囲まれた混在したレイアウトの配置となり、かつ、高速セル同士も隣接した配置を確保した上で、設計ルール違反を訂正することができる。
【0017】
以上詳述した設計方法は、前記各々の手順をコンピュータで実行するためのプログラムとすることができ、また、前記プログラムを実行するための装置、例えば、メモリ、演算装置、データバス等を備えた半導体集積回路の自動レイアウトを行う設計装置とすることができ、さらに、前記コンピュータを用いて半導体集積回路の自動レイアウトを行うためのセルライブラリのデータ構造であって、隣接するセルが同種のセルである場合に前記隣接する同種セルとの境界となる第1のセル境界枠と、前記第1のセル境界枠より外側の境界枠であって隣接するセルが異種セルである場合に前記隣接する異種セルとの境界となる第2のセル境界枠とを、各々のセル毎に有することを特徴とする半導体集積回路の自動レイアウトを行うためのセルライブラリのデータ構造を特徴としている。
【0018】
【発明の効果】
高速動作向けのセルライブラリと低リーク電力向けのセルライブラリなど複数の異なる特性をもつトランジスタから構成されるセルライブラリをもちいた混在したレイアウトの自動配置が可能となり、高速動作と低リーク電力を兼ね備えたLSIを短TATで開発できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の第1の実施例のフローを示す図面である。
【図2】本願の第1の実施例の高速セルを示す図面である。
【図3】本願の第1の実施例の配置フローチャートを示す図面である。
【図4】本願の第1の実施例のできあがりのレイアウトデータの配置を示す図面である。
【図5】本願の第2の実施例のフローを示す図面である。
【図6】本願の第2の実施例のライブラリを説明する図面である。
【図7】本願の第2の実施例の詳細配置のフローを示す図面である。
【図8】本願の第2の実施例の同一種類のセルの隣接配置結果を示す図面である。
【図9】本願の第2の実施例の異種類のセルの隣接配置結果を示す図面である。
【図10】本願の第2の実施例のできあがりのレイアウトデータの配置を示す図面である。
【図11】本願の第3の実施例のフローを示す図面である。
【図12】本願の第3の実施例のフィルセルを説明する図面である。
【図13】本願の従来例のフローを示す図面である。
【図14】本願の従来例のできあがりのレイアウトデータの配置を示す図面である。
【符号の説明】
101 第1の高速セルライブラリ
102 セル拡大処理工程
103 第2の高速セルライブラリ
104 低リークセルライブラリ
105、503 ネットリスト
106、505 タイミング制約
107、504 フロアプランデータ
108 配置工程
109 1チップレイアウトデータ
201、603 電源端子
202、604 グラウンド端子
203、605 信号端子
204、606 ウェル
205、607 第1のセル境界
206、608、1003 第2のセル境界
401、1001 低リークセルトランジスタ領域
402、1002 低リークセル境界
403 高速セルトランジスタ領域
404 高速セル境界
501、601 物理ライブラリ
502、602 論理ライブラリ
506 概略配置
507 詳細配置
508 要求タイミングの判断工程
801、1205 第1の低リークセルの第1のセル境界
802、1206 第1の低リークセルの第2のセル境界
803、1207 第2の低リークセルの第1のセル境界
804、1208 第2の低リークセルの第2のセル境界
901 設計間隔
902 高速セルの第1のセル境界
903 高速セルの第2のセル境界
904 低リークセルの第1のセル境界
905 低リークセルの第2のセル境界
1110 スリットセルのフィルセル埋め込み工程
1201 スリットの生じる配置結果
1202 フィルセル
1203 スリットをフィルセルで埋めた配置結果
1204 スリット
1209 スリット埋めデータ
1210 フィルセルの第2のセル境界
1211 フィルセル配置工程

Claims (7)

  1. 第1のセル境界を示す第1の枠と、前記第1の枠の中に設けられ半導体集積回路の構成に必要となる所定の図形と、前記第1の枠を囲むと共に第2のセル境界を示す第2の枠とを備える第1のセル、および、前記第1のセル境界を示す第3の枠と、前記第3の枠の中に設けられ半導体集積回路の構成に必要となる所定の図形と、前記第3の枠を囲むと共に前記第2のセル境界を示す第4の枠とを備える第2のセル、を格納する物理ライブラリと、
    前記第1のセルに含まれるトランジスタの種別を示す第1のセル属性および前記第2のセルに含まれるトランジスタの種別を示す第2のセル属性を格納する論理ライブラリと、
    前記第1のセル属性と前記第2のセル属性が同一である場合、前記第2のセルの前記第3の枠が、少なくとも前記第1のセルの前記第1の枠と前記第2の枠の間に含まれるように、前記第1および第2のセルを配置すると共に、
    前記第1のセル属性と前記第2のセル属性が異なる場合、前記第1のセルの前記第2の枠と前記第2のセルの前記第4の枠とが重ならないように、前記第1および第2のセルを配置する配置手段と、
    を有することを特徴とする半導体集積回路の設計装置。
  2. 前記配置手段は、前記第1のセル属性と前記第2のセル属性が同一である場合、前記第1のセルの前記第1の枠と前記第2のセルの前記第3の枠が隣接するように前記第1および第2のセルを配置することを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路の設計装置。
  3. 前記配置手段は、前記第1のセル属性と前記第2のセル属性が異なる場合、前記第1のセルの前記第2の枠と前記第2のセルの前記第4の枠とが隣接するように前記第1および第2のセルを配置することを特徴とする請求項に記載の半導体集積回路の設計装置。
  4. 前記配置手段は、前記第1のセル属性と前記第2のセル属性が同一である場合に、前記第1のセルの前記第1の枠と、前記第2のセルの前記第3の枠の間をフィルセルで埋めることを特徴とする請求項に記載の半導体集積回路の設計装置。
  5. 前記フィルセルは、前記第1のセル属性および前記第2のセル属性と同じセル属性を有することを特徴とする請求項に記載の半導体集積回路の設計装置。
  6. 前記第1のセルおよび前記第2のセルのそれぞれは、前記第1および第3の枠が囲む領域内に、それぞれ所定の端子を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路の設計装置。
  7. 前記第1のセルおよび前記第2のセルのそれぞれは、前記第1および第3の枠が囲む領域内に、それぞれ電源端子、グランド端子、および信号端子を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路の設計装置。
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