JP4274088B2 - 蓋体装置 - Google Patents

蓋体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4274088B2
JP4274088B2 JP2004267336A JP2004267336A JP4274088B2 JP 4274088 B2 JP4274088 B2 JP 4274088B2 JP 2004267336 A JP2004267336 A JP 2004267336A JP 2004267336 A JP2004267336 A JP 2004267336A JP 4274088 B2 JP4274088 B2 JP 4274088B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
closed
housing structure
lid body
moves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004267336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006082615A (ja
Inventor
勝広 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2004267336A priority Critical patent/JP4274088B2/ja
Priority to US11/218,522 priority patent/US7578406B2/en
Publication of JP2006082615A publication Critical patent/JP2006082615A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4274088B2 publication Critical patent/JP4274088B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R7/00Stowing or holding appliances inside vehicle primarily intended for personal property smaller than suit-cases, e.g. travelling articles, or maps
    • B60R7/04Stowing or holding appliances inside vehicle primarily intended for personal property smaller than suit-cases, e.g. travelling articles, or maps in driver or passenger space, e.g. using racks
    • B60R7/06Stowing or holding appliances inside vehicle primarily intended for personal property smaller than suit-cases, e.g. travelling articles, or maps in driver or passenger space, e.g. using racks mounted on or below dashboards

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、収容構造体の開口を開閉するための蓋体装置に関する。
収容構造体の開口を開閉するための蓋体装置としては種々のものが知られているが、収容構造体の種類によっては蓋体の開閉操作が利用者に負担を与える場合がある。例えば、車両に配設されるグラブボックス等の収容構造体では、利用者は狭い空間で開閉操作を行う必要があるため、開閉操作を行い難い場合がある。したがって、従来より、蓋体を容易に開閉するための蓋体装置が開発されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示される蓋体装置では、先ず手動にて蓋体に開操作力または閉操作力を加えることでモータを始動し、しかる後にモータにより蓋体の開閉を駆動する。このような蓋体装置では、利用者の簡単な操作によって蓋体の開閉操作ができ、利用者に負担を与えることなく開閉操作をおこなうことができる。しかし、一方、モータは高価であるために、蓋体装置の製造コストが高くなる問題もある。
他方、バネ等の付勢部材を蓋体の開閉方向に伸縮するよう配設し、開操作や閉操作を行う際に付勢部材を伸長あるいは圧縮させて付勢力を蓄積しておき、蓄積された付勢力で蓋体の開閉を付勢するものもある。しかし、このような蓋体装置では、蓋体の開閉方向がバネの伸長方向や圧縮方向に限られるために、蓋体の形状や収容構造体の形状、蓋体の開閉方向等、蓋体装置や収容構造体の設計の自由度が大きく制約される問題があった。
特開平2−267038号公報
本発明は開動作や閉動作を容易に行うことができ、安価に製造でき、設計の自由度を制約しない蓋体装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の蓋体装置は、収容構造体の開口を開閉する蓋体と、収容構造体に形成され少なくとも一部が蓋体が開閉する方向と交叉する方向に延びるガイド部と、一端である固定端が蓋体に固定されて蓋体に保持されるとともに他端である係合端がガイド部に係合して案内され、蓋体の開閉移動に伴って伸縮し付勢力を蓄積し、 付勢力により蓋体の開動作と閉動作との少なくとも一方付勢する付勢部材と、を備え、ガイド部は、蓋体が閉位置に配置される際に係合端が配置される閉端部と、蓋体が開位置に配置される際に係合端が配置される開端部と、閉端部と開端部とを連絡する連絡部と、を持ち、蓋体は、収容構造体に枢支される枢支部を持ち、枢支部を中心に回動し、固定端が移動する軌跡は枢支部を中心とした円弧を描き、連絡部は、閉端部と開端部とを連絡し蓋体が閉位置から開位置にまで移動する際に係合端を案内する第1連絡部と、閉端部と開端部とを連絡し蓋体が開位置から閉位置にまで移動する際に係合端を案内する第2連絡部と、を持ち、開端部と閉端部との一方は、固定端が移動する軌跡への最短距離が他方よりも長くなっていることを特徴とする。
上記課題を解決する本発明の第2の蓋体装置は、収容構造体の開口を開閉する蓋体と、収容構造体に形成され少なくとも一部が蓋体が開閉する方向と交叉する方向に延びるガイド部と、一端である固定端が蓋体に固定されて蓋体に保持されるとともに他端である係合端がガイド部に係合して案内され、蓋体の開閉移動に伴って伸縮し付勢力を蓄積し、 付勢力により蓋体の開動作と閉動作との少なくとも一方を付勢する付勢部材と、を備え、さらに、収容構造体に形成され収容構造体の内部中空側から開口に向けて延びているスライドレールを持ち、蓋体は、スライドレールと係合するスライド軸部を持ち、スライドレールに沿ってスライドし、ガイド部は、蓋体が閉位置に配置される際に係合端が配置される閉端部と、蓋体が開位置に配置される際に係合端が配置される開端部と、閉端部と開端部とを連絡する連絡部と、を持ち、固定端が移動する軌跡は、スライドレールに沿った形状を描き、連絡部は、閉端部と開端部とを連絡し蓋体が閉位置から開位置にまで移動する際に係合端を案内する第1連絡部と、閉端部と開端部とを連絡し蓋体が開位置から閉位置にまで移動する際に係合端を案内する第2連絡部と、を持ち、開端部と閉端部との一方は、固定端が移動する軌跡への最短距離が他方よりも長くなっていることを特徴とする。
この場合、下記(1)または(2)の構成にすることが好ましい。
(1)上記付勢部材は圧縮して付勢力を蓄積し第1連絡部と第2連絡部との一方は、上記固定端が移動する軌跡への最短距離が上記ガイド部のうち最短となる変曲点を持つ。
(2)上記付勢部材は伸長して付勢力を蓄積し第1連絡部と第2連絡部との一方は、上記固定端が移動する軌跡への最短距離が上記ガイド部のうち最長となる変曲点を持つ。
本発明の蓋体装置において、上記蓋体はその下端部に上記収容構造体に枢支される枢支部を持つとともに枢支部を中心に自重で下方に回動して開位置または閉位置にまで移動し、上記付勢部材の付勢力は、上記蓋体の下方への回動を停止させず、かつ、上記蓋体の閉動作または開動作を付勢できる大きさであることが好ましい。
また、上記課題を解決する本発明の第3の蓋体装置は、収容構造体の開口を開閉する蓋体と、収容構造体に形成され少なくとも一部が蓋体が開閉する方向と交叉する方向に延びるガイド部と、一端である固定端が蓋体に固定されて蓋体に保持されるとともに他端である係合端がガイド部に係合して案内され、蓋体の開閉移動に伴って伸縮し付勢力を蓄積し、 付勢力により蓋体の開動作と閉動作との少なくとも一方を付勢する付勢部材と、を備え、さらに、収容構造体に形成され収容構造体の内部中空側から開口に向けて延びているスライドレールを持ち、蓋体は、スライドレールと係合するスライド軸部を持ち、スライドレールに沿ってスライドし、ガイド部は、蓋体が閉位置に配置される際に係合端が配置される閉端部と、蓋体が開位置に配置される際に係合端が配置される開端部と、閉端部と開端部とを連絡する連絡部と、を持ち、固定端が移動する軌跡は、スライドレールに沿った形状を描き、付勢部材は伸長して付勢力を蓄積し、連絡部は、固定端が移動する軌跡への最短距離がガイド部のうち最長となる変曲点を持つことを特徴とする。
本発明の蓋体装置では、蓋体を開閉移動させることで付勢部材に付勢力を蓄積する。そして蓄積された付勢力によって、蓋体の開動作と閉動作との少なくとも一方を付勢する。このように、予め蓄積された付勢力により蓋体の開動作や閉動作を付勢することで、モータ等を別途設けることなく蓋体の開閉移動を容易におこなうことができ、蓋体装置を安価に製造することができる。
ここで、付勢部材は蓋体に保持され、その一端である係合端がガイド部と係合している。このため、付勢部材は蓋体の開閉移動に伴って移動するとともに一端である係合端がガイド部に案内されガイド部上を移動する。ガイド部はその少なくとも一部が蓋体が開閉する方向と交叉する方向に延びているために、付勢部材のうち蓋体に固定されている固定端と係合端との距離は、蓋体の移動位置とガイド部の形状とに応じて変化する。そして、この距離に応じて付勢部材は伸長あるいは圧縮して付勢力を蓄積する。ところで、付勢力が蓄積された付勢部材は再度元の形状に戻ろうとするため、圧縮して付勢力が蓄積されている付勢部材であれば伸びる方向に、伸長して付勢力が蓄積されている付勢部材であれば圧縮する方向に再度変形しようとする。上述したように、付勢部材は固定端と係合端との距離に応じて伸長あるいは圧縮する。このため、付勢部材の係合端は固定端との距離が長く(または短く)なる方向にガイド部上を移動し、固定端もまた係合端との距離が長く(または短く)なる方向に移動する。そして、固定端に固定されている蓋体もまた固定端とともに移動するために、蓋体の動作が付勢される。
また、本発明の蓋体装置においては、付勢部材は蓋体に保持され蓋体の開閉移動に伴って移動するとともに、蓋体が開閉する方向と交叉する方向に延びるガイド部に案内され伸縮する。このため、付勢部材の伸縮方向もまた蓋体が開閉する方向と交叉する方向となる。したがって、蓋体の開閉方向はガイド部の延びる方向に応じて決定され、ガイド部材の延びる方向、すなわち、ガイド部の形状を適宜設定すれば、蓋体装置の開閉方向を所望する方向に設定できる。このため、種々の形状の収容構造体および蓋体に適用でき、設計の自由度が高くなる。
さらに、付勢部材の付勢力の大きさや付勢力を蓄積するタイミング、蓄積された付勢力を放出するタイミング等もまた、ガイド部の形状によって決定される。このため、蓋体の開閉移動を付勢する強さやタイミング等を所望のとおりに設定でき、設計の自由度はより一層高くなる。
なお、本発明の蓋体装置では、付勢部材が蓋体とガイド部とを連絡し、付勢部材自体も蓋体とともに移動するために、蓋体が滑らかに開閉する利点もある。
本発明の蓋体装置において、ガイド部として閉端部と開端部と連絡部とを持つものを用い、開端部と閉端部との一方から固定端が移動する軌跡への最短距離(以下、単に軌跡までの距離と略する)が他方から軌跡までの距離よりも長くなるようにした場合には、蓋体装置を簡単な構造で構成することができる。
この場合、例えば閉端部から軌跡までの距離が開端部から軌跡までの距離よりも長くなる場合、付勢部材は、係合端が閉端部から開端部に向けて移動することで圧縮(または伸長)して付勢力を蓄積する。そして、圧縮(または伸長)して付勢力が蓄積された付勢部材は、係合端が閉端部に向けて移動することで伸長(または圧縮)するために、蓋体の閉動作が付勢される。また、例えば開端部から軌跡までの距離が閉端部から軌跡までの距離よりも長くなる場合には、蓋体の閉動作に伴って付勢力が蓄積され、開動作が付勢される。
また、この場合、付勢部材として圧縮して付勢力が蓄積されるものを用い、連絡部を第1連絡部と第2連絡部とから構成し、第1連絡部と第2連絡部との一方に軌跡までの距離がガイド部のうち最短となる変曲点を設けることで、より大きな付勢力を得ることができ、蓋体の重量が大きい場合などにも蓋体を充分に付勢して移動させることができる。すなわち、先ず、開動作(または閉動作)のときに付勢部材を圧縮して所定量の付勢力を蓄積し、次いで係合端が変曲点に到達する位置まで閉動作(または開動作)を行うことでさらに付勢部材を圧縮して付勢力をさらに蓄積する。そして、係合端が変曲点を超えた位置からあとの閉動作(または開動作)を蓄積された付勢力で付勢する。このとき、蓄積される付勢力の大きさは、開動作(または閉動作)で蓄積された付勢力と、係合端が変曲点に到達するまでの閉動作(または開動作)で蓄積された付勢力の和となるため、より大きな付勢力を得ることが可能となる。
そして、この場合には、変曲点の位置を適宜設定することで、蓄積される付勢力の大きさや閉動作(または開動作)を付勢するタイミング等を所望の通りに設定することができるために、蓋体装置の設計の自由度がさらに高くなる。
付勢部材として伸長して付勢力が蓄積されるものを用い、連絡部を第1連絡部と第2連絡部とから構成し、第1連絡部と第2連絡部との一方に軌跡までの距離が最長となる変曲点を設ける場合にも、上述と同様に、より大きな付勢力を得ることができる。
本発明の蓋体装置において、蓋体の下端部に収容構造体に枢支される枢支部を設け、蓋体を枢支部を中心に自重で下方に回動して開位置または閉位置にまで移動する構成とし、さらに、付勢部材の付勢力を、この蓋体の下方への回動を停止させず、かつ、蓋体の閉動作または開動作を付勢できる大きさとする場合には、蓋体の開動作(または閉動作)を蓋体の自重により自動的に行い、かつ、このときに蓄積された付勢部材の付勢力により蓋体の閉動作(または開動作)を付勢することができるため、蓋体をより容易に開閉移動させることができる。
本発明の蓋体装置は、例えば、車両に配設されるグラブボックス等に代表される狭い空間で用いられる収容構造体の開口を開閉するための装置として好ましく用いられるが、これに限らず、種々の家具や家電製品を収容構造体とし、これらの開口を開閉するための装置として用いることもできる。例えば、戸棚を収容構造体とする場合には、戸棚の扉や引き出しが蓋体となる。さらに、例えば引き出しテーブルなどを収容構造体とする場合には、引き出しテーブル自体が蓋体となる。
以下、本発明の蓋体装置の例を図示し、図に基づいて本発明の蓋体装置を説明する。
(実施例1)
本実施例の蓋体装置は、車両の車室内に配設されるグラブボックスの一部を構成するものであり、側壁に開口を持つ箱状のグラブボックス本体からなる収容構造体の開口を開閉する。本実施例の蓋体装置を模式的に表す図を図1〜図4に示す。
本実施例の蓋体装置は、蓋体1と、ガイド部2と、付勢部材3とを備えている。
蓋体1は下端に枢支部10を持ち、枢支部10は収容構造体5の下端に枢支されている。そして蓋体1は枢支部10を中心に回動して開口50を開閉する。この蓋体1の開閉方向は、図1中矢印A方向となる。
ガイド部2は溝状に形成されており、収容構造体5の側壁に収容構造体5と一体に形成されている。このガイド部2は、開口50側の下方の位置に開端部20を持ち、開口50から離れた上方の位置に閉端部21を持つ。閉端部21から枢支部10までの距離は、開端部20から枢支部10までの距離よりも長くなっている。閉端部21と開端部20とは第1連絡部22と第2連絡部23とで連絡されている。第1連絡部22は閉端部21と開端部20とを連絡し、閉端部21から開端部20に向けて枢支部10までの最短距離が徐々に短くなる弧状に形成されている。第2連絡部23は、開端部20と閉端部21とを連絡し、開端部20側の部分である導入部25と、導入部25に連続する押圧部26と、押圧部26に連続し閉端部21に連絡する解除部27と、から構成されている。導入部25は、枢支部10まで最短距離が一定となる弧状に形成されている。押圧部26は、枢支部10までの最短距離が徐々に短くなる弧状に形成されている。解除部27は、枢支部10までの最短距離が徐々に長くなる弧状に形成されている。そして、押圧部26と解除部27との間に枢支部10までの距離が最も短くなる変曲点28が設けられている。
本実施例では、蓋体1は枢支部10を中心に回動するために、蓋体1が開閉する方向(A方向)は枢支部10を中心とした正円弧を描く。一方、ガイド部2の延びる方向は、導入部25以外の部分では、枢支部10との距離が一定となる方向ではない。したがって、ガイド部2の延びる方向は蓋体1が開閉する方向と交叉する方向になっている。
蓋体1には、枢支端側の部分から蓋体1表面に交叉する方向に延びる脚部11が設けられている。そして、この脚部11には付勢部材3が保持されている。
付勢部材3は、図4に示されるように、コイルバネからなるバネ部30と、バネ部30の一端に取付されている連結部31と、連結部31に保持されているピン部32と、を持つ。この付勢部材3は、中空に形成されている規制部材6の内部に保持されている。規制部材6は長尺の箱状に形成され、一の長尺面が開口している。そして規制部材6の箱内部もまた長尺状に設けられている。連結部31は規制部材6よりも短尺の枠状に形成され、一の長尺面と、この長尺面に連続する一の短尺面とが開口している。連結部31は規制部材6の箱内部を長尺方向に移動できるよう、規制部材6に保持されている。バネ部30は一端が連結部31の枠内部に固定され、他端である固定端33が枠状の連結部31外部に表出して規制部材6に固定されている。そしてバネ部30は、伸縮する方向が規制部材6に形成された箱内部の長尺方向と一致するように連結部31とともに規制部材6の箱内部に保持されている。連結部31には孔部35が形成されている。そして、この孔部35には、ピン部32が挿通されている。ピン部32は一端がガイド部2の溝内部に挿入されてガイド部2と係合し、ガイド部2上を移動できるようになっている。そして、他端にはコイルバネからなる第2のバネ部36が取付されている。第2のバネ部36は、ピン部32に取付されている側と逆側の端部が連結部31に固定されている。
本実施例の蓋体装置では、規制部材6が蓋体1の脚部11に固定されている。そして付勢部材3のうちバネ部30の固定端33が規制部材6に固定されている。したがって、付勢部材3の固定端33は規制部材6を介して蓋体1に固定され、付勢部材3は規制部材6を介して蓋体1に保持されている。なお、付勢部材3は固定端33を枢支部10側に向けて蓋体1に保持されている。また、付勢部材3は、バネ部30の固定端33と逆側の端部であるピン部32がガイド部2に係合してガイド部2に案内される。したがって、本実施例の蓋体装置では、このピン部32が付勢部材3の係合端となる。なお、本実施例の蓋体装置では、付勢部材3は、その伸縮する方向が規制部材6に形成された箱内部の長尺方向と一致するように、規制部材6の箱内部に保持されている。このため、付勢部材3の伸縮方向は、規制部材6により一方向に規制されている。さらに、係合端であるピン部32は、第2のバネ部36によって押圧されてガイド部2の溝内部に圧接している。
ガイド部2のうち第2連絡部23は、開端部20から閉端部21に向けて溝の深さが徐々に深くなるように形成されている。そして、閉端部21はその溝深さが第2連絡部23の隣接する部分よりも一段低く形成されている。第1連絡部22のうち閉端部21に隣接する部分には段差が形成され、溝の深さが一気に浅くなって開端部20と同じ深さになっている。
閉端部21の上方には収容構造体5の上端に連通するスライド溝51が穿設されている。このスライド溝51は、閉端部21の溝深さと同じ深さに形成されて閉端部21に連通している。スライド溝51のうち表面側(収容構造体5の側面側)は閉口している。
スライド溝51には、板状のロック解除部材52が挿通されている。ロック解除部材52は、スライド溝51をスライドし、その一端である解除端部53が閉端部21に出入可能になっている。解除端部53は、先端に位置する薄肉部55と、薄肉部55に連続する傾斜部56と、傾斜部56に連続する厚肉部57とからなる。薄肉部55の肉厚は、閉端部21の溝深さと閉端部21に隣接する第2連絡部23の溝深さとの差の大きさになっている。厚肉部57の肉厚は、閉端部21の溝深さと開端部20の溝深さとの差の大きさになっている。傾斜部56は、薄肉部55と厚肉部57とを滑らかに連続するテーパ形状になっている。
ロック解除部材52は、スライドして、解除端部53の薄肉部55が閉端部21に表出するロック位置(図4)と、薄肉部55および傾斜部56が閉端部21に表出する解除位置とを移動する。ロック解除部材52は、解除端部53に連続する操作部(図示せず)を持つ。操作部は、スライド溝51を経て収容構造体5の開口50側に表出している。そして、ロック解除部材52は、操作部を操作することでロック位置と解除位置をの間を移動するようになっている。
本実施例の蓋体装置は、以下のように動作する。
図1に示すように、蓋体1が閉位置に配置された状態では、付勢部材3のピン部32(係合端)はガイド部2の閉端部21に配置されている。そして付勢部材3のバネ部30は僅かに圧縮しており、このとき付勢部材3には僅かに付勢力が蓄積されている。
このときロック解除部材52の解除端部53は図4に示されるロック位置に配置されており、閉端部21には薄肉部55のみが表出している。そしてピン部32は、解除端部53の薄肉部55に乗り上げるとともに第2のバネ部36の付勢力で薄肉部55に圧接した状態になっている。このとき、薄肉部55と第1連絡部22との間の段差により、ピン部32は閉端部21にロックされている。
先ず、蓋体1を図1に示す閉位置から図2に示す開位置にまで移動させる際には、ロック解除部材52の操作部を操作して、解除端部53を解除位置にスライド移動させる。すると、閉端部21に傾斜部56が表出し、傾斜部56によって閉端部21と第1連絡部22とが滑らかに連続される。
ここで、蓋体1の下端には枢支部10が設けられ、蓋体1は枢支部10を中心に自重で下方に回動するようになっている。このため、閉端部21と第1連絡部22とが滑らかに連続されると、蓋体1が自重で下方に回動しようとする力によって、係合端は第1連絡部22方向に引っ張られる。係合端は第2のバネ部36の付勢力で解除端部53に圧接しているため、傾斜部56に乗り上げて第1連絡部22に進入する。そして、蓋体1の自重により係合端がさらに引っ張られて開端部20方向に移動する。
第1連絡部22は開端部20に向けて枢支部10までの最短距離が徐々に短くなる弧状に形成されている。一方、付勢部材3の固定端33は蓋体1に固定されているために、固定端33が移動する軌跡は枢支部10を中心とした正円弧を描く。このため、付勢部材3の固定端33と第1連絡部22との最短距離は、蓋体1の開位置への回動に伴って徐々に短くなる。換言すると、付勢部材3の固定端33が移動する軌跡と第1連絡部との最短距離は開方向に向けて徐々に短くなる。したがって、蓋体1の開位置への回動に伴ってピン部32が第1連絡部22に押圧され、バネ部30が圧縮して、付勢部材3に付勢力が蓄積される。なお、本実施例の蓋体装置では、閉端部21と枢支部10との距離は開端部20と枢支部10との距離よりも長くなっていることから、固定端33が移動する軌跡から閉端部21までの最短距離は、固定端33が移動する軌跡から開端部20までの最短距離よりも長くなっている。
蓋体1を図2に示す開位置から閉位置にまで移動させる際には、先ず、手動にて蓋体1を閉方向に回動させる。ここで、第2連絡部23の溝深さは開端部20から閉端部21に向けて徐々に深くなっており、係合端は第2のバネ部36に押圧されてガイド部2の溝内部に圧接しているために、係合端は開端部20から第2連絡部23に誘導されて第1連絡部22には逆走しないようになっている。第2連絡部23に移動したピン部32は、導入部25を経て押圧部26に進入する。押圧部26は枢支部10までの最短距離(固定端33が移動する軌跡までの最短距離)が徐々に短くなる弧状に形成されているために、係合端が押圧部26に進入すると、付勢部材3はさらに圧縮して、さらに付勢力が蓄積される。付勢力は係合端が変曲点28に達するまで継続して蓄積される。なお、変曲点28は枢支部10までの最短距離(固定端33が移動する軌跡までの最短距離)が最短となる部分であり、図3に示すように、ピン部32が変曲点28に達すると、バネ部30はガイド部2によって極小にまで圧縮される。
ピン部32は、変曲点28を超えると解除部27に進入する。解除部27は、枢支部10までの最短距離(固定端33が移動する軌跡までの最短距離)が閉端部21に向けて徐々に長くなる弧状に形成されているため、ピン部32は蓄積された付勢力によって閉端部21方向に移動する。そしてこのとき、付勢部材3が固定されている蓋体1もまた付勢部材3に引っ張られて閉位置に移動する。従って蓋体1は、係合端が変曲点28を超える位置から閉位置にまで付勢されて移動する。
本実施例の蓋体装置では、蓋体1の開動作と閉動作の一部とで付勢部材3に付勢力を蓄積し、残りの閉動作を付勢部材3に蓄積された付勢力で付勢している。このため、蓋体1の閉動作の一部を自動的に行うことができ、蓋体1の開閉操作が容易になる。また、開動作と閉動作の一部とで付勢力を蓄積しているため、付勢部材3には大きな付勢力が蓄積される。このため、蓄積された付勢力で蓋体1を確実に閉じることができる。また、この蓋体装置には高価なモータ等を要しないために、安価に製造することが可能である。さらに本実施例の蓋体装置では、蓋体1は自重で開動作する。このため、開動作もまた自動的に行われ、蓋体1の開閉操作はより容易になる。
本実施例の蓋体装置では、蓋体1の回動角度に対する枢支部10までの最短距離の変化量(以下、ガイド率と呼ぶ)は、第1連絡部22では開端部20に近くなる程大きくなっている。そして、第2連絡部23の導入部25ではガイド率は一定であり、押圧部26および解除部27では閉端部21に近くなる程大きくなっている。このため、本実施例の蓋体装置では、蓋体1の開閉操作で最も大きな力を要する開動作開始時と閉動作開始時とに、過大な力を必要としない。また、一旦開動作または閉動作が開始すると、蓋体1の回動には慣性が働くため、付勢部材3への付勢力の蓄積は容易に行うことができる。そして、解除部27では閉端部21に近くなる程ガイド率が大きくなっているために、閉動作の終期に最も大きな付勢力が働き、蓋体1を確実に閉位置にまで移動させることができる。
なお、本実施例の蓋体装置では、付勢部材3の付勢力は蓋体1の自重での回動を停止させない程度に小さく、かつ、係合端が変曲点28を超えたところから閉端部21に達するまでの蓋体1の動作を付勢できる程度の大きさである。したがって、蓋体1の自重による開動作が付勢部材3の付勢力によって干渉されることはなく、かつ、蓄積された付勢力によって蓋体1が確実に閉じるようになっている。
さらに、本実施例では、ガイド部2は収容構造体5に一体に形成されているが、収容構造体5と別体で形成された後に収容構造体5に固定され一体化されてもよい。さらに、付勢部材3にコイルバネを用いているが、これに限らず板バネやゴム等に代表される伸長または圧縮によって付勢力を蓄積するものを用いることができる。そして、付勢部材3には、バネ部30の伸縮方向を一方向に規制するための規制部材6を取付しているが、一方向のみに伸縮する構造のものをバネ部30として用いる場合には、規制部材6を取付しなくてもよい。
また、本実施例では蓋体1が閉位置に配置された状態(図1)では付勢部材3に付勢力が僅かに蓄積されているが、この状態で付勢部材3が伸長も圧縮もせず、付勢部材3に付勢力が蓄積されていなくても良い。
その他、付勢部材3のピン部32に既知構造のダンパを取付してもよい。この場合には、付勢による急激な閉動作が緩和されて、蓋体1の開閉動作が動的意匠性に優れたものとなり、さらに、ダンパにより蓋体1がより確実に閉じる効果もある。
本実施例では、ガイド部2の連絡部を第1連絡部22と第2連絡部23とから構成したが、例えば蓋体1の重量が軽い場合などには、連絡部を第1連絡部22と同形状のもののみから構成してもよい。この場合、蓋体1が開動作する際にも閉動作する際にも、係合端は同じ連絡部上を移動する。そして、蓋体1の開動作によって付勢力が蓄積され、蓋体1の閉動作が蓄積された付勢力により付勢される。この場合には、蓋体1を閉位置でロックするロック手段と、開位置でロックするロック手段との2つのロック手段を設ければよい。
(実施例2)
実施例2の蓋体装置は、付勢部材3の取付方向と、蓋体1に対する付勢部材3の取付位置以外は実施例1と同じものである。実施例2の蓋体装置を模式的に表す図を図5〜図7に示す。
実施例2の蓋体装置では、バネ部30は、ピン部32が閉端部21に配置されている状態(図5)で伸長も圧縮もしていない状態となる。そして、ピン部32が開端部20に向けて移動するとともにバネ部30が伸長して付勢部材3に付勢力が蓄積され(図6)、ピン部32が変曲点28に達するとバネ部30の伸長は最大となって付勢部材3に蓄積された付勢力は極大になる(図7)。そして、係合端が変曲点28を超え解除部27に進入すると、ピン部32は蓄積された付勢力によって閉端部21方向に移動し、付勢部材3が固定されている蓋体1もまた付勢部材3に引っ張られて閉位置に移動する。従って蓋体1は、係合端が変曲点28を超えたのち、閉端部21に配置されるまでの間、自動的に移動して閉位置に配置される。
本実施例2の蓋体装置は付勢部材3が伸長して付勢力を蓄積するものであるが、実施例1の蓋体装置と同様に蓄積された付勢力により蓋体1の閉動作が付勢され、実施例1のものと同様の効果が発揮される。
(実施例3)
実施例3の蓋体装置は、蓋体1がスライドして開閉すること以外は実施例1と同じものである。実施例3の蓋体装置を模式的に表す図を図8〜図9に示す。
実施例3の蓋体装置では、収容構造体5の下端側には内部空間側から開口50に向けて延びるスライドレール500が設けられ、蓋体1の下端にはこのスライドレール500と係合するスライド軸部12が設けられている。そして、蓋体1はスライドレール500の配設方向に沿って外方にスライドし、図8に示される閉位置から図9に示される開位置にまで移動する。
本実施例の蓋体装置では、実施例1のものと同様に、蓋体1の開方向への移動に伴って付勢部材3が圧縮されて付勢力を蓄積する。そして、蓄積された付勢力で蓋体1の閉方向への移動が付勢される。
本実施例2の蓋体装置は付勢部材3が伸長して付勢力を蓄積するものであるが、実施例1の蓋体装置と同様に蓄積された付勢力により蓋体1の閉動作が付勢され、実施例1のものと同様の効果が発揮される。なお、本実施例の蓋体装置では蓋体1の開動作と閉動作の一部とで蓄積された付勢力によって蓋体1の閉動作を付勢したが、ガイド部2の配設方向を逆方向にする(図8に示されるガイド部2を左右逆の線対称となる形状に設ける)ことで、閉動作と開動作の一部とで付勢力を蓄積し、蓋体1の残りの開動作を蓄積された付勢力で付勢する事もできる。
(実施例4)
実施例4の蓋体装置は、ガイド部2の形状以外は実施例3と同じものである。実施例4の蓋体装置を模式的に表す図を図10〜12に示す。
実施例4の蓋体装置では、スライドレール500とガイド部2の閉端部21との最短距離(すなわち、付勢部材3の固定端33が移動する軌跡と閉端部21との最短距離)と、スライドレール500とガイド部2の開端部20との最短距離(すなわち、付勢部材3の固定端33が移動する軌跡と開端部20との最短距離)とが同じ長さになっている。そして、開端部20と閉端部21とは一の連絡部200によって連結され、連絡部200の途中にはスライドレール500との最短距離(すなわち、付勢部材3の固定端33が移動する軌跡との最短距離)が最長となる変曲点28が設けられている。なお、付勢部材3は図10に示されるようにピン部32が閉端部21に配置されている状態で伸長も圧縮もしていない状態である。
実施例4の蓋体装置では、蓋体1を図10に示される閉位置から図11に示される中間位置にまで移動させる際には、付勢部材3が伸長して付勢力が蓄積される。そして、蓋体1を図11に示される中間位置から図12に示される開位置に移動させる際には、蓋体1は蓄積された付勢力で付勢されて自動的に移動する。
さらに、蓋体1を開位置から閉位置に移動させる際には、蓋体を中間位置にまで移動させると、付勢部材3に付勢力が蓄積されてそののち中間位置から閉位置までは、蓋体は蓄積された付勢力によって付勢され、自動的に移動する。
この場合にも、実施例1の蓋体装置と同様に蓄積された付勢力により蓋体1の閉動作が付勢され、実施例1のものと同様の効果が発揮される。
実施例1の蓋体装置を模式的に表す図である。 実施例1の蓋体装置を模式的に表す図である。 実施例1の蓋体装置を模式的に表す図である。 実施例1の蓋体装置のうち、付勢部材、閉端部およびロック解除部材を模式的に表す要部拡大図である。 実施例2の蓋体装置を模式的に表す図である。 実施例2の蓋体装置を模式的に表す図である。 実施例2の蓋体装置を模式的に表す図である。 実施例3の蓋体装置を模式的に表す図である。 実施例3の蓋体装置を模式的に表す図である。 実施例4の蓋体装置を模式的に表す図である。 実施例4の蓋体装置を模式的に表す図である。 実施例4の蓋体装置を模式的に表す図である。
符号の説明
1:蓋体 2:ガイド部 3:付勢部材 5:収容構造体 50:開口 20:開端部

Claims (6)

  1. 収容構造体の開口を開閉する蓋体と、
    該収容構造体に形成され少なくとも一部が該蓋体が開閉する方向と交叉する方向に延びるガイド部と、
    一端である固定端が該蓋体に固定されて該蓋体に保持されるとともに他端である係合端が該ガイド部に係合して案内され、該蓋体の開閉移動に伴って伸縮し付勢力を蓄積し、 該付勢力により該蓋体の開動作と閉動作との少なくとも一方付勢する付勢部材と、を備え、
    該ガイド部は、該蓋体が閉位置に配置される際に該係合端が配置される閉端部と、該蓋体が開位置に配置される際に該係合端が配置される開端部と、該閉端部と該開端部とを連絡する連絡部と、を持ち、
    該蓋体は、該収容構造体に枢支される枢支部を持ち、該枢支部を中心に回動し、
    該固定端が移動する軌跡は該枢支部を中心とした円弧を描き、
    該連絡部は、該閉端部と該開端部とを連絡し該蓋体が閉位置から開位置にまで移動する際に該係合端を案内する第1連絡部と、該閉端部と該開端部とを連絡し該蓋体が開位置から閉位置にまで移動する際に該係合端を案内する第2連絡部と、を持ち、
    該開端部と該閉端部との一方は、該固定端が移動する軌跡への最短距離が他方よりも長くなっていることを特徴とする蓋体装置。
  2. 収容構造体の開口を開閉する蓋体と、
    該収容構造体に形成され少なくとも一部が該蓋体が開閉する方向と交叉する方向に延びるガイド部と、
    一端である固定端が該蓋体に固定されて該蓋体に保持されるとともに他端である係合端が該ガイド部に係合して案内され、該蓋体の開閉移動に伴って伸縮し付勢力を蓄積し、 該付勢力により該蓋体の開動作と閉動作との少なくとも一方を付勢する付勢部材と、を備え、
    さらに、該収容構造体に形成され該収容構造体の内部中空側から開口に向けて延びているスライドレールを持ち、
    該蓋体は、該スライドレールと係合するスライド軸部を持ち、該スライドレールに沿ってスライドし、
    該ガイド部は、該蓋体が閉位置に配置される際に該係合端が配置される閉端部と、該蓋体が開位置に配置される際に該係合端が配置される開端部と、該閉端部と該開端部とを連絡する連絡部と、を持ち、
    該固定端が移動する軌跡は、該スライドレールに沿った形状を描き、
    該連絡部は、該閉端部と該開端部とを連絡し該蓋体が閉位置から開位置にまで移動する際に該係合端を案内する第1連絡部と、該閉端部と該開端部とを連絡し該蓋体が開位置から閉位置にまで移動する際に該係合端を案内する第2連絡部と、を持ち、
    該開端部と該閉端部との一方は、該固定端が移動する軌跡への最短距離が他方よりも長くなっていることを特徴とする蓋体装置。
  3. 前記付勢部材は圧縮して付勢力を蓄積し、
    前記第1連絡部と前記第2連絡部との一方は、前記固定端が移動する軌跡への最短距離が前記ガイド部のうち最短となる変曲点を持つ請求項1または請求項2に記載の蓋体装置。
  4. 前記付勢部材は伸長して付勢力を蓄積し、
    前記第1連絡部と前記第2連絡部との一方は、前記固定端が移動する軌跡への最短距離が前記ガイド部のうち最長となる変曲点を持つ請求項1または請求項2に記載の蓋体装置。
  5. 前記蓋体はその下端部に前記収容構造体に枢支される枢支部を持つとともに該枢支部を中心に自重で下方に回動して開位置または閉位置にまで移動し、
    前記付勢部材の付勢力は、前記蓋体の下方への回動を停止させず、かつ、前記蓋体の閉動作または開動作を付勢できる大きさである請求項1記載の蓋体装置。
  6. 収容構造体の開口を開閉する蓋体と、
    該収容構造体に形成され少なくとも一部が該蓋体が開閉する方向と交叉する方向に延びるガイド部と、
    一端である固定端が該蓋体に固定されて該蓋体に保持されるとともに他端である係合端が該ガイド部に係合して案内され、該蓋体の開閉移動に伴って伸縮し付勢力を蓄積し、 該付勢力により該蓋体の開動作と閉動作との少なくとも一方を付勢する付勢部材と、を備え、
    さらに、該収容構造体に形成され該収容構造体の内部中空側から開口に向けて延びているスライドレールを持ち、
    該蓋体は、該スライドレールと係合するスライド軸部を持ち、該スライドレールに沿ってスライドし、
    該ガイド部は、該蓋体が閉位置に配置される際に該係合端が配置される閉端部と、該蓋体が開位置に配置される際に該係合端が配置される開端部と、該閉端部と該開端部とを連絡する連絡部と、を持ち、
    該固定端が移動する軌跡は、該スライドレールに沿った形状を描き、
    該付勢部材は伸長して付勢力を蓄積し、
    該連絡部は、該固定端が移動する軌跡への最短距離が該ガイド部のうち最長となる変曲点を持つことを特徴とする蓋体装置。
JP2004267336A 2004-09-14 2004-09-14 蓋体装置 Expired - Fee Related JP4274088B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004267336A JP4274088B2 (ja) 2004-09-14 2004-09-14 蓋体装置
US11/218,522 US7578406B2 (en) 2004-09-14 2005-09-06 Cover

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004267336A JP4274088B2 (ja) 2004-09-14 2004-09-14 蓋体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006082615A JP2006082615A (ja) 2006-03-30
JP4274088B2 true JP4274088B2 (ja) 2009-06-03

Family

ID=36032802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004267336A Expired - Fee Related JP4274088B2 (ja) 2004-09-14 2004-09-14 蓋体装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7578406B2 (ja)
JP (1) JP4274088B2 (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4583195B2 (ja) * 2005-02-03 2010-11-17 株式会社ニフコ 可動体の動作機構
JP4251498B2 (ja) * 2005-06-03 2009-04-08 豊田合成株式会社 蓋体装置
KR100832230B1 (ko) 2006-10-12 2008-05-23 가부시키가이샤 니프코 가동체의 동작장치 및 리드장치
JP4969295B2 (ja) * 2007-04-05 2012-07-04 株式会社ニフコ 蓋体開閉装置
TR200703047A2 (tr) * 2007-05-04 2007-10-22 Temsa Global Sanayi̇ Ve Ti̇caret A.Ş. Şoför ve hostes bagajlarında ters amortisör kullanılması
US20100148531A1 (en) * 2008-09-12 2010-06-17 Evans Gregg S Automotive glove box hinge mechanism
US8911011B2 (en) 2010-03-03 2014-12-16 Lear Corporation Armrest assembly having beverage holder
US8573552B2 (en) 2010-09-29 2013-11-05 Lear Corporation Cup holder assembly having a pair of lids and a single release button
US8708408B2 (en) 2011-10-03 2014-04-29 Lear Corporation Armrest assembly having beverage holder
JP6061525B2 (ja) * 2012-07-06 2017-01-18 矢崎総業株式会社 車両用表示装置
US20140265365A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Faurecia Interior Systems, Inc. Push-push latch arrangement
JP6129653B2 (ja) * 2013-06-12 2017-05-17 小島プレス工業株式会社 車両用開閉ボックス
EP2815853B1 (en) * 2013-06-20 2018-02-07 The Stanley Works Israel Ltd. Tool organiser
US9714531B2 (en) 2013-08-02 2017-07-25 Faurecia Interior Systems, Inc. Push-push latch arrangement
FR3010957B1 (fr) * 2013-09-20 2017-07-07 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif de verrouillage d'une plaque coulissante par rapport a un element, et systeme associe
WO2015053763A1 (en) 2013-10-09 2015-04-16 Johnson Controls Technology Company Console assembly
DE102016001095B4 (de) * 2016-02-01 2023-02-16 Audi Ag Handschuhfach für ein Kraftfahrzeug und zugehöriges Kraftfahrzeug
FR3070340B1 (fr) * 2017-08-24 2020-11-20 Faurecia Interior Systems India Private Ltd Mecanisme de verrouillage de boite a gants
EP3898335A4 (en) * 2018-12-18 2022-09-14 Shanghai Yanfeng Jinqiao Automotive Trim Systems Co. Ltd VEHICLE INTERIOR PART
US11124125B2 (en) * 2019-02-06 2021-09-21 GM Global Technology Operations LLC Vehicle storage compartment having a dampener and vehicle incorporating the vehicle storage compartment
KR20220039047A (ko) 2020-09-21 2022-03-29 현대모비스 주식회사 차량용 글로브 박스 어셈블리
KR20220039048A (ko) 2020-09-21 2022-03-29 현대모비스 주식회사 차량용 글로브 박스 어셈블리
KR20230022025A (ko) * 2021-08-06 2023-02-14 현대모비스 주식회사 글로브 박스
KR102553354B1 (ko) * 2021-08-06 2023-07-07 현대모비스 주식회사 글로브 박스
KR102553355B1 (ko) * 2021-08-06 2023-07-07 현대모비스 주식회사 글로브 박스

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2691441B2 (ja) 1989-02-03 1997-12-17 株式会社ニフコ スライダの格納装置
JP2653875B2 (ja) 1989-04-07 1997-09-17 日本プラスト株式会社 収納箱開閉制御装置
JPH0576894A (ja) 1991-09-20 1993-03-30 Hitachi Kiden Kogyo Ltd 排水の処理方法
JPH06247203A (ja) 1993-02-22 1994-09-06 Nifco Inc 収納装置
DE4443521C1 (de) 1994-12-07 1996-01-04 Daimler Benz Ag Abdeckbarer Behälter für Fahrzeuge
JP2002193293A (ja) 2000-12-22 2002-07-10 Toyota Motor Corp 蓋体開閉装置
JP3953770B2 (ja) * 2001-10-11 2007-08-08 株式会社ニフコ 開閉部材の制動機構、これを備えた容器ホルダー及び自動車用扉

Also Published As

Publication number Publication date
US7578406B2 (en) 2009-08-25
US20060054630A1 (en) 2006-03-16
JP2006082615A (ja) 2006-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4274088B2 (ja) 蓋体装置
US7703623B2 (en) Lid Device
JP4806609B2 (ja) 引き込みユニット
RU2673995C2 (ru) Шарнир
WO2006025149A1 (ja) 引戸の戸閉装置
WO2008100035A1 (en) Free hinge for opening and closing door
US6938302B2 (en) Door closing mechanism
JP2021536540A (ja) スライド式パネルおよびドアのための衝撃吸収制動装置
JP2007255797A (ja) 扉自閉装置
JP2007126016A (ja) 蓋体装置
KR102643168B1 (ko) 슬라이딩 도어의 개폐 조절을 위한 링크모듈
JP2022529014A (ja) 自動一時停止制御リセット機構
JP2016125205A (ja) 車両ドア開閉力調整装置
CN110998051B (zh) 用于对用于家具件等的门翼的打开/闭合进行控制的设备
JP2006327329A (ja) アームレスト
JP2007333970A (ja) 原稿圧着板の開閉装置
JP7174971B2 (ja) ウイング扉の係止装置
CN111379490B (zh) 门体的开闭机构
CN113660886B (zh) 用于可移动部件的缩回装置
JP3168532B2 (ja) 引き戸開閉用ダンパー
KR200456509Y1 (ko) 창호의 열림각도 조절장치
JP2018131020A (ja) 車両用サンルーフ装置
JP2579808Y2 (ja) 可動発音玩具
JP2006342552A (ja) 引戸用引手
WO2015194331A1 (ja) 張力付与装置、ドラム装置及び車両用開閉体駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140313

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees