JP4272071B2 - 信号経路を備える受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、以下の要素を有する信号経路を備える受信機に関し、該要素は、チューニング装置、ベースバンドステレオ和信号(L+R)と19kHzステレオパイロットとブランクされた38kHz副搬送波に両側帯波振幅変調されたステレオ差信号(L−R)とを含むステレオ多重信号を供給する復調器回路、アナログ信号を時間離散的信号に変換するサンプリング装置、及びフィルタと発振器を有するフェイズロックループとを備えるステレオデコーダである。
このような受信機は、欧州特許第EP 0512606 B1号から知られている。88−108MHzのUHF帯域において、RF信号は周波数変調された信号として送信される。ほとんどの局がステレオ信号を送信している。周波数変調されたRF信号を復調すると、15kHz帯域におけるベースバンドステレオ和信号(L+R)と、ブランクされた38kHz副搬送波に両側帯波振幅変調されたステレオ差信号(L−R)とを含むステレオ多重信号が得られる。前記和信号(L+R)は、モノラル信号とも呼ばれる。ステレオ差信号(L−R)を復調するには、多数の回路要素を有する受信機が必要である。受信機は、前記ステレオパイロットによって制御されるフェイズロックループを含む。送信機の周波数が変化するとき、ステレオパイロットもまた変化する。受信機内の復調器は再調整される。これらの不所望な周波数変化のために、サンプリングレートコンバータ(略称SRC)が、ステレオデコーダに前置される。第2サンプリングレートコンバータが、ステレオデコーダに後置される。これらのコンバータは、精巧なものである。
従って、本発明の目的は、簡単なステレオデコーダを提供することにある。
この目的は、請求項1に記載される特徴的なフィーチャによって解決される。
本発明によれば、フィルタ処理を複素領域において実行することができる。周波数応答の端部は、0Hz付近の複素領域内にある。実入力信号の、期間内に実行されるコサイン波との乗算は、周波数帯域内の両側に向かってずれを生じさせる、即ち搬送波周波数付近における変調+/−φがされる。
Figure 0004272071
搬送波周波数φを有するコサイン波による変調によって発生される出力信号は、興味のある部分に、+/−2φ付近の入力スペクトルの不所望な部分が補足されたものである。このことは、+/−2φ付近のスペクトルにおける不所望な部分を抑圧するプレフィルタによって防ぐことができる。同様のことが、サイン波による変調にも当てはまる。
実又は複素信号の複素指数関数eiθn、即ち虚数指数関数を用いた乗算は、周波数帯域における一方へのずれにしかつながらないので、プレフィルタは何も使用されない。
Figure 0004272071
ステレオデコーダにおいては、複素変調が、発振器によって供給される信号cos(nφ)及びsin(nφ)によって、実現される。非再帰型の半帯域フィルタ、即ち有限インパルス応答フィルタ(略称FIR)は、π/2位相シフトの特性を持つ。このπ/2位相シフトは、位相直交(phase quadrature)又は直交ミラー(quadratic mirroring)とも呼ばれる。直交ミラーという用語は、このタイプのフィルタの伝達関数H(f)が、以下の式によって、サンプリング周波数の4分の1(F/4)だけミラーリングされることができることを示している。
Figure 0004272071
半帯域という用語は、FIRフィルタの第2特性、即ちこれらのフィルタが低減及び/又は補間の働きをするという事実を指している。FIRフィルタは、係数の半分がゼロであるという面白い特性を有する。低減に使用された場合、これは、デジタル技法において、テーブル内の2つおきの値が除去されることを意味する。補間に使用された場合、これは、第2の値即ち先行する値がテーブル内の各値の後に挿入されることを意味する。二重低減は、2によるダウンサンプリングとも呼ばれる。
FIRフィルタの第3の興味深い特性は、その長さが奇数であるように選択されると、遅延が、サンプリングの整数倍となることである。これらFIRフィルタが、複素変調に関連して使用される場合、ステレオデコーダ内の複素変調が異なる時間において同相となるように、簡単な遅延素子が挿入されるだけで良い。ステレオデコーダ内で複素信号に使用されるFIRフィルタの伝達関数は、周波数帯域がサンプリング周波数の4分の1だけシフトさせられるので、遷移帯域(以下、スロープとも呼ぶ)は、0Hzの周波数付近、即ちf=0付近を中心とするようになり、これらのフィルタが使用された場合、同様にf=0付近を中心とし得るL+R及びL−Rのスペクトルと重なる。f=0の値は、印加電圧について周波数が0である直流から類推して、DCとも呼ばれる。ミラーリング特性よって、L+R及びL−R信号は、これら信号の実部を結合することで取り出すことができる。
FIRフィルタの伝達関数の周波数帯域が、サンプリング周波数の4分の1だけシフトすることは、実FIRフィルタの係数が以下の方法で変更されることを意味する。
Figure 0004272071
この係数の変更は、FIRフィルタの実現についてこれ以上の結果はもたらさない。
複素変調と組み合わせてのFIRフィルタのこれら3つの特性は、ステレオデコーダに対する明解な解決策への鍵である。
本発明のこれら及び他の見地は、本明細書に記載される実施例を参照することによって明らかになり、説明されるであろう。
図1は、ステレオデコーダ1を示しており、該ステレオデコーダ1は、有限インパルス応答即ちFIRフィルタ2、複素変調器3、第2FIRフィルタ4、第2複素変調器5、1/2ダウンサンプリングフィルタ(down−sampling−by−2 filter)6、2つのFIRフィルタ8及び9を有する回路7と、第3及び第4変調器10及び11、更に2つの1/2ダウンサンプリングフィルタ12及び13、2つのコンバータ14及び15、楕円ローパスフィルタ16、制御経路17、二重補間フィルタ18、発振器19、遅延素子20、第5の1/2ダウンサンプリング21、第2遅延素子22、第6の1/2ダウンサンプリングフィルタ23、並びに第3遅延素子24を有する。入力信号は、ステレオデコーダ1内の導電性接続部25を介して、FIRフィルタ2に供給される。2つの更なる導電性の接続部26は、FIRフィルタ2から変調器3までを接続しており、FIRフィルタ2からの信号を変調器3へ供給する。変調器3からの信号は、2つの導電性信号接続部27を介して、第2FIRフィルタ4に供給される。信号は、更なる信号接続部27から36までを介すと共に、FIRフィルタ4、変調器5、FIRフィルタ8及び9、変調器10及び11、1/2ダウンサンプリングフィルタ12及び13、並びにコンバータ14及び15を経て、出力37及び38に供給される。接続部26から36は、それぞれが信号を伝達する2つの平行な接続部である。
発振器19は、離散的に制御された発振器であって、略してDCOと呼ばれている。DCO19には3つの出力端子があり、該出力端子はそれぞれ2つの導電性信号接続部39から41を有し、該接続部は複素変調器3へとつながるもの、遅延素子20と更なる接続部42とを介して変調器5へとつながると共に、1/2ダウンサンプリングフィルタ21と第2遅延素子22と更なる接続部43及び44とを介して変調器10へとつながるもの、並びにFIRフィルタ4と、1/2ダウンサンプリングフィルタ23と第3遅延要素24と更なる接続部45、46及び47とを介して変調器11へとつながるものがある。DCO19は、出力の一方の信号接続部上にコサイン信号、他方の信号接続部上にサイン信号を発生する。前記信号は、接続部39上では38kHz周波数、接続部40、45、46及び47上では+19kHzの周波数、接続部41、42、43、及び44上では−19kHzの周波数を持つ。
アンテナ50を有するチューニング装置49、周波数変調器51及びA/Dコンバータ52は、ステレオデコーダ1の入力48に配されている。前記コンバータは、4×44.1kHzのサンプリングレートFsで、時間分割多重信号をサンプリングする。チューニング装置49は、接続部53を介して制御される。ステレオデコーダ1の出力37及び38に配されているのは、コンバータ54であり、これは、モノラル信号L+R及び差信号L−Rから、左右のステレオ信号を生成し、これらのステレオ信号は、ラウドスピーカ55及び56によって、音響信号として再生される。ステレオデコーダ1、チューニング装置49、周波数変調器51、A/Dコンバータ52及びコンバータ54は、受信機を構成している。
複素変調器と共に、FIRフィルタ2、4、7、8及び9が、ステレオデコーダ1に対する明解な解決策への鍵であって、この機能が、以下、図2から15までを参照して説明されるであろう。
図2は、ステレオデコーダ1に供給された多重信号のスペクトルを示しており、該信号は接続部25上に存在し、4×44.1kHzのサンプリングレートFsでサンプリングされる。このスペクトルは、RDS、ARI及びSCA信号は除いて示されている。ゼロから開始して、ベースバンドを有するベースバンドステレオ和信号L+R57と、19kHzにおけるパイロット58と、その次に、38kHz副搬送波で両側帯波振幅変調された2つの側帯波59及び60を有するステレオ差信号L−Rとが、スペクトルの右半分に広がっている。周波数領域内の対称性により、前記帯域及びパイロット57−60は、ゼロに対してミラーリングされ、前記スペクトルの左半分に、帯域及びパイロット61、62、63及び64として、反転態様で生じる。
図3は、対称FIRローパスフィルタ2の周波数応答65を示しており、該周波数応答65は、0交点から見て、Fs/4、即ち44.1kHzだけ右側にシフトしている。従って、L+R信号は、遷移帯域(transmission band)66(以下スロープとも呼ぶ)内にある。フィルタ2は複素型であり、複素態様で動作し、複素出力信号を供給する。
図4は、フィルタ2によるフィルタリングの後の複素出力信号のスペクトルを示している。L+R信号は、スロープ66内のスロープ値によってフィルタリングされるので、L+R信号に関して、関連するスロープ値に依存して低減された値が得られる。L+R信号の側帯波67及び68は、低減される。フィルタ2の複素出力信号は、接続部26上に存在する。
図5は、変調器3による変調の後のスペクトルを示している。前記信号は、変調器3において−38kHzで複素変調される、即ち前記スペクトルは、左側に−38kHzだけずらされる。従って、このスペクトルのL−R信号は、ゼロ、即ちDCを中心としている。ここで、ゼロはL−R信号の2つの側帯波59及び60の間にある。変調器3の出力信号は、接続部27上に供給される。
図6は、中心に合わされたL−R信号を示しており、該信号は、ここで、対称FIRフィルタ4へと供給される。前記フィルタは、Fs/4、即ち44.1kHzだけ左側にずれている。Fs/4だけ右側にずれている対称FIRハイパスフィルタも可能である。従って、L−R信号、即ちL−R信号の2つの側帯波は、第2周波数応答70の第2遷移帯域69(以下、スロープとも呼ぶ)内に位置されている。
図7は、フィルタ4によるフィルタリングの後のスペクトルを示している。ステレオ差信号L−Rは、スロープ69内のスロープ値によってフィルタリングされるので、L−R信号に関して、関連するスロープ値に依存して低減された値が得られる。低減された側帯波71及び72を有する関連する信号は、接続部28上に供給され、変調器5に供給される。
図8は、変調器5において19kHzで複素変調され、右側に19kHzだけずらされたスペクトルを示している。複素変調の周波数が、元のパイロット周波数の正確な倍数である場合、該パイロットは、今や、ゼロ交点に位置される。前記信号は、1/2ダウンサンプリングフィルタ6において、2によってダウンサンプリングされる。接続部30から、前記複素信号は、2つの異なる分岐を経て通過される。一方の分岐においては、信号は、音声処理のためにフィルタ回路7に供給され、他方の分岐においては、信号は、楕円フィルタ16、即ちパイロット58及び62を抽出するための小さい帯域幅を有するバンドパスフィルタに供給される。パイロット58は、今やDCの近くであって、複素変調を制御するDCO19を制御するために使用される。
図9は、フィルタ回路7における信号を示している。周波数応答73を有するFIRフィルタ8が、左側部分に示されており、周波数応答74を有するFIRフィルタ9が右側部分に示されている。前記フィルタ回路は、(Fs/2)/4=22.05kHzだけ左側にずれている対称FIRハイパス及びローパスフィルタであるので、これによりL+R及びL−R信号が分離される。
図10は、FIRローパスフィルタ8によって接続部32上に供給される出力信号のスペクトルを示している。この信号は、スロープ66によって複素フィルタリングされたL+Rモノラル信号であって、2つの低減された側帯波67及び68を有する。
図11は、FIRフィルタ9によって接続部31上に供給される出力信号のスペクトルを示している。この信号は、スロープ69によって複素フィルタリングされたL−Rステレオ差信号であって、2つの低減された側帯波71及び72を有する。
図12は、ローパスフィルタ16の後のスペクトルを示している。パイロット58がDCにある。
図13は、変調器10の後のL+Rモノラル信号のスペクトルを示している。変調器10において、前記信号は19kHzで変調され、即ち19Hzだけ右側にずれるので、スペクトルの低減された2つの側帯波67及び68は、DCを中心とする。
図14は、変調器11の後の、L−R差信号のスペクトルを示している。変調器11において、L−R信号は−19kHzで変調され、即ち−19kHzだけ左側にずれるので、スペクトルの低減された2つの側帯波71及び72は、DCを中心とする。
図15は、コンバータ14の後の、元の側帯波75及び76を有するL+R信号のスペクトルを示している。コンバータ14は、複素L+R信号から実部をフィルタリングするので、元のL+R信号が得られる。
図16は、コンバータ15の後の、元の側帯波77及び78を有するL−R信号のスペクトルを示している。コンバータ15は、複素L−R信号からの実部をフィルタリングするので、元のL−R信号が得られる。
図17は、フェイズロックループ、即ちPLL80を示しており、これは、変調器3、FIRフィルタ4、第2変調器5、1/2ダウンサンプリングフィルタ6、楕円ローパスフィルタ16、制御経路17、補間フィルタ18、DCO19、及び遅延素子20を有する。制御経路17は、係数aの増幅器81、フォワード制御84における遅延素子82及び係数bの第2増幅器83、フィードバック制御86における遅延素子85、並びに2つの加算器87及び88を有する。PLL80は、以下のように動作する。
DCO19がパイロットと同じ周波数及び位相同期状態でクロックされる場合のみ、元のL−R信号は正確に再生され、L+R信号と同相となることができる。これは複素信号が、楕円ローパスフィルタ16の後はDC部のみを有する、即ち該信号の虚部がゼロであることを意味する。ゼロからのずれは、DCO19をパイロットと位相同期するように制御するために、PLL80によって使用される。
初期位相及び周波数のずれから開始してオフセットがゼロに設定されるべき場合、比例及び積分制御経路16が、位相及び周波数の両方において階段状である入力信号がオフセットをゼロにして同期するために必要である。
複素変調後の虚部のみ、即ち実際には位相認識のみが、PLLのフィードバックループに利用され、DCO19を制御するために使用される。
応答時間及び減衰のような、過渡応答の特性は、制御経路17における増幅器81及び83の乗算係数a及びbを調整することによって、調整することが可能である。
発振器19の入力信号は、パイロットと、DCO19からの出力信号との間の位相の不整合を補正する。
図18は、DCO19を示しており、これは、4つの演算増幅器90、91、92及び93、2つの遅延素子94及び95、並びに2つの加算器96及び97を備えている。複素発振器19は、第1出力98にコサイン信号を、第2出力99にサイン信号を発生する。演算増幅器90及び92の係数c、並びに演算増幅器91及び93の係数s及び−sは、以下のようにして算出される。
Figure 0004272071
遅延回路94及び95における元の値は、0及び1に設定されるべきである。不整合を補正する制御経路の出力信号は、係数c及びsを、εnを制御経路17の出力信号とする線形Taylor級数によって適応させるために使用され、これはDCO19を制御する。
Figure 0004272071
発振周波数Θを有する複素発振器19は、限界安定発振フィルタ(limit−stable oscillating filter)として、ソフトウェアの様態で形成される。
図1は、ステレオデコーダを含む受信機のブロック図である。 図2は、ステレオデコータの入力における第1周波数スペクトルを示している。 図3は、第1スペクトルと、第1半帯域、又はFIRフィルタの周波数応答を示している。 図4は、第1FIRフィルタの出力における第2スペクトルを示している。 図5は、第1変調器の出力における第3スペクトルを示している。 図6は、前記第3スペクトルと、第2FIRフィルタの周波数応答とを示している。 図7は、第2FIRフィルタの出力における第4スペクトルを示している。 図8は、第2変調器の出力における第5スペクトルを示している。 図9は、第5スペクトルと、対称FIRハイパス及びローパスフィルタの2つの別個の周波数応答とを示している。 図10は、対称FIRハイパス及びローパスフィルタの第1出力における第6スペクトルを示している。 図11は、対称FIRハイパス及びローパスフィルタの第2出力における第7スペクトルを示している。 図12は、楕円フィルタの出力におけるパイロットを示している。 図13は、第3変調器の出力における複素L+R信号に関する第8スペクトルを示している。 図14は、第4変調器の出力における複素L−R信号についての第9スペクトルを示している。 図15は、第1コンバータの出力における実L+R信号の第10スペクトルを示している。 図16は、第2コンバータの出力における実L−R信号の第11スペクトルを示している。 図17は、フェイズロックループのブロック図である。 図18は、発振器のブロック図である。
符号の説明
1 ステレオデコーダ
2 FIRフィルタ
3 複素変調器
4 第2FIRフィルタ
5 複素変調器
6 1/2ダウンサンプリングフィルタ
7 フィルタ回路
8,9 FIRフィルタ
10,11 複素変調器
12,13 1/2ダウンサンプリングフィルタ
14,15 コンバータ
16 ロ―パスフィルタ
17 制御経路
18 補間フィルタ
19 発振器
20 遅延素子
21 1/2ダウンサンプリングフィルタ
22 第2遅延素子
23 1/2ダウンサンプリングフィルタ
24 第3遅延素子
25,26,27,
28,29,30,
31,32,33,
34,35,36 信号接続部
37,38 出力
39,40,41 信号接続部
42,43,44,
45,46,47 接続部
48 入力
49 チューニング装置
50 アンテナ
51 周波数変調器
52 A/Dコンバータ
53 接続部
54 コンバータ
55,56 ラウドスピーカ
57 L+R信号
58 パイロット
59 L−R信号第1側帯波
60 L−R信号第2側帯波
61 反転したL+R信号
62 反転したパイロット
63 反転したL−R信号第1側帯波
64 反転したL−R信号第2側帯波
65 周波数応答
66 スロープ
67 低減されたL+R側帯波
68 低減された第2L+R側帯波
69 第2スロープ
70 第2周波数応答
71 低減されたL−R側帯波
72 低減された第2L−R側帯波
73,74 周波数応答
75,76 実L+R側帯波
77,78 実L−R側帯波
79
80 フェイズロックループ
81 増幅器
82 遅延素子
83 増幅器
84 フォワード制御
85 遅延素子
86 フィードバック
87,88 加算器
89
90,91,
92,93 演算増幅器
94,95 遅延素子
96,97 加算器
98,99 出力

Claims (17)

  1. ベースバンドステレオ和信号と、19kHzのステレオパイロット信号と、ブランクされた38kHz副搬送波に両側帯波振幅変調されたステレオ差信号とを含む時間離散的ステレオ多重信号を、デコードするためのステレオデコーダであって、
    複素変調信号を供給する発振器を有するフェイズロックループと、
    前記ステレオ多重信号をフィルタリングする第1のフィルタであって、前記ベースバンドステレオ和信号またはステレオ差信号のいずれか一方がスロープによって複素フィルタリングされて、第1のフィルタされた信号を得る第1のフィルタと、
    前記第1のフィルタされた信号を複素変調して第1の変調された信号を得る第1の変調器と、
    前記第 1 の変調された信号をフィルタリングする第2のフィルタであって、前記ベースバンドステレオ和信号および前記ステレオ差信号のうちの複素フィルタリングされていない方のステレオ信号がスロープによって複素フィルタリングされて、第2のフィルタされた信号を得る第2のフィルタと、
    前記第2のフィルタされた信号を複素変調して第2の変調された信号を得る第2の変調器と、
    前記第2の変調された信号から、前記発振器を制御するための前記パイロット信号を抽出する抽出器と、
    前記第2の変調された信号から、前記ベースバンドステレオ和信号と前記ステレオ差信号とを分離するフィルタ回路と、
    前記ベースバンドステレオ和信号と前記ステレオ差信号とを複素変調して複素ステレオ信号を得る第3の変調器と、
    前記複素ステレオ信号を複素信号から実信号へ変換する変換器と
    を備えることを特徴とするステレオデコーダ。
  2. 請求項1に記載のステレオデコーダにおいて、前記各フィルタおよび前記フィルタ回路が有限インパルス応答フィルタであることを特徴とするステレオデコーダ。
  3. 請求項2に記載のステレオデコーダにおいて、前記フィルタ回路は、前記ベースバンドステレオ和信号と前記ステレオ差信号とを分離するように左に22.05kHzずれている、対称FIRハイパス及びローパスフィルタとして適用されることを特徴とするステレオデコーダ。
  4. 請求項1に記載のステレオデコーダにおいて、前記発振器が離散的に制御されることを特徴とするステレオデコーダ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のステレオデコーダにおいて、前記発振器がコサイン信号及びサイン信号を供給することを特徴とするステレオデコーダ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のステレオデコーダにおいて、前記発振器が、限界安定発振フィルタを有することを特徴とするステレオデコーダ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のステレオデコーダにおいて、前記発振器が、前記変調器を制御することを特徴とするステレオデコーダ。
  8. 請求項7に記載のステレオデコーダにおいて、前記変調器が乗算素子を有することを特徴とするステレオレコーダ。
  9. 請求項1に記載のステレオデコーダにおいて、前記抽出器が0Hz付近の周波数応答を有する楕円フィルタとして適用されることを特徴とするステレオデコーダ。
  10. 請求項1に記載のステレオデコーダにおいて、前記フェイズロックループが増幅器を備える制御経路を有することを特徴とするステレオデコーダ。
  11. 信号経路を有する受信機であって、前記信号経路は、
    チューニング装置と、
    ベースバンドステレオ和信号、19kHzのステレオパイロット信号およびブランクされた38kHz副搬送波に両側帯波振幅変調されたステレオ差信号を含むステレオ多重信号を供給する復調回路と、
    アナログ信号を時間離散的信号に変換するサンプリング装置と、
    請求項1〜10のいずれか一項に係るステレオデコーダと
    を備え
    前記チューニング装置、前記復調回路、及び、前記サンプリング装置が順次接続され、前記ステレオデコーダの入力に配されていることを特徴とする受信機。
  12. 請求項11に記載の受信機において、前記サンプリング装置が固定クロックで動作することを特徴とする受信機。
  13. 請求項11に記載の受信機において、前記固定クロックが、4×20kHz及び4×80kHzの間にあり、有利には4×32kHz及び4×64kHzの間にあり、特には4×44.1kHzにあることを特徴とする受信機。
  14. ベースバンドステレオ和信号と、19kHzのステレオパイロット信号と、ブランクされた38kHz副搬送波に両側帯波振幅変調されたステレオ差信号とを含む時間離散的ステレオ多重信号を、受信機のデコーダ内でデコードする方法であって、
    前記ステレオ多重信号を第1のフィルタによってフィルタリングするステップであって、前記ベースバンドステレオ和信号および前記ステレオ差信号のいずれか一方がスロープによって複素フィルタリングされて第1のフィルタされた信号を得るステップと、
    前記第1のフィルタされた信号を第1の変調器により複素変調して、第1の変調された信号を得るステップと、
    前記第1の変調された信号を第2のフィルタによってフィルタリングするステップであって、前記ベースバンドステレオ和信号および前記ステレオ差信号のうち複素フィルタリングされていない方のステレオ信号がスロープによって複素フィルタリングされて第2のフィルタされた信号を得るステップと、
    前記第2のフィルタされた信号を第2の変調器により複素変調して、第2の変調された信号を得るステップと、
    抽出器により、前記第2の変調された信号から、前記パイロット信号を抽出するステップと、
    フィルタ回路により、前記第2の変調された信号から、前記ベースバンドステレオ和信号と、前記ステレオ差信号とを分離するステップと、
    第3の変調器により、前記ベースバンドステレオ和信号と、前記ステレオ差信号とを変調して複素ステレオ信号を得るステップと、
    変換器により、前記複素ステレオ信号を複素信号から実信号へと変換するステップと
    を有することを特徴とする方法。
  15. 請求項14に記載の方法において、前記第2の変調された信号が、2によってダウンサンプリングされることを特徴とする方法。
  16. 請求項14に記載の方法において、前記分離された前記ベースバンドステレオ和信号と、前記ステレオ差信号とが、2によってダウンサンプリングされることを特徴とする方法。
  17. 請求項14に記載の方法において、前記実信号が、左右のステレオ信号に分離されることを特徴とする方法。
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