JPH0683159B2 - ステレオコンポジット信号の復調回路 - Google Patents

ステレオコンポジット信号の復調回路

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JPH0683159B2
JPH0683159B2 JP23123188A JP23123188A JPH0683159B2 JP H0683159 B2 JPH0683159 B2 JP H0683159B2 JP 23123188 A JP23123188 A JP 23123188A JP 23123188 A JP23123188 A JP 23123188A JP H0683159 B2 JPH0683159 B2 JP H0683159B2
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洋史 勝本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はLチャンネルとRチャンネルの音声信号Lと
Rの和差成分を含むステレオコンポジット信号の復調回
路に係り、とくにディジタル信号系によるステレオコン
ポジット信号の復調回路に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
近年、FM信号の復調を行う復調回路として、S/N比や直
線性、温度特性の良好さなどからディジタル形式のもの
が注目されている(例えば,小林;「ディジタル信号処
理技術を用いたクォドラチャ型FM復調器の特性」,電子
通信学会論文集(B),J65−B,7,PP:890〜897<昭和57
年7月>、或いは、荻原,中川;「ディジタル信号処理
技術を用いた改良型TAN形式FM復調器の特性」,電子通
信学会論文集(B),J67−B,5,PP:545〜551<昭和59年
5月>)。
けれども、これらの従来技術では、LチャンネルとRチ
ャンネルの音声信号LとRの和差成分を含むディジタル
ステレオコンポジット信号の復調してL,RcHの分離を行
うことは考慮されていない。
ディジタルステレオコンポジット信号からのL,RcHのデ
ィジタル復調は、例えばアナログ形式によるサンプリン
グ・ホールドMPXを単純にディジタル形式に置換して行
うことが考えられるが、この方法ではパイロット信号の
抽出が必要となる上、パイロット信号の位相を考慮した
ディジタル信号処理を行わなければならず、回路の実現
に困難が予想される。
この発明は、かかる従来技術の問題に鑑み、簡単な構成
のディジタル信号系でのステレオコンポジット信号の復
調回路を提供することを、その目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明では、LチャンネルとRチャンネルの音声信号
LとRの和差成分を含むディジタルステレオコンポジッ
ト信号のうち、(L+R)の成分を取り出す第1のロー
パスフィルタと、第1のローパスフィルタの出力を、所
定数分の1に間引く第1のデシメータと、Lチャンネル
とRチャンネルの音声信号LとRの和差成分を含むディ
ジタルステレオコンポジット信号のうち、(L−R)の
成分と、(L−R)成分の下側側波帯とを取り出す第2
のローパスフィルタと、第2のローパスフィルタの出力
を、所定数分の1に間引きし、L成分を取り出す第2の
デシメータと、第1のデシメータの出力と第2のデシメ
ータの出力のL成分が同じとなるように調整するレベル
調整手段と、レベル調整後の第1のデシメータ出力から
第2のデシメータ出力を減算してR成分を取り出す減算
手段と、を備えたことを特徴としている。
〔実施例〕
次にこの発明の1つの実施例を第1図を参照して説明す
る。
第1図は、この発明に係るステレオコンポジット信号の
復調回路である。
入力端子INに、アナログFMステレオ信号から適当な回路
でディジタル検波されたLチャンネルとRチャンネルの
音声信号LとRの和差成分を含むディジテルステレオコ
ンポジット信号が入力されている。
このディジタルステレオコンポジット信号の周波数スペ
クトラムを第2図の(1)に示す。
この実施例では、0〜15kHzの範囲の(L+R)成分
と、19kHzのパイロット信号と、23kHz〜53kHzの間の
(L−R)成分と、59〜75kHzの副音声成分とが含まれ
ているものとする。
また、ディジタルステレオコンポジット信号のサンプリ
ング周波数はfs=152kHzとする。
入力端子INは2系統に分けられており、一方は第1のLP
F(ディジタル)10と接続されて、fs/8=19kHz以上の成
分が取り除かれる。
この結果、第1のLPF10の出力は(L+R)成分だけと
なる(第2図の(2)参照)。
この第1のLPF10の出力側には、データを1/4に間引きす
る第1のデシメータ12が接続されており、サンプリグン
周波数がfs/4=38kHzに変換される。
このとき、予め第1のLPF10で19kHz以上の成分が取り除
かれているため、周波数スペクトラムで見た0〜19kHz
の範囲に、エイリアスで他の信号成分が重なることはな
い。
一方、入力端子INには他方の系統として第2のLPF16が
接続されており、fs/4=38kHz以上の成分が取り除かれ
る(第2図の(3)参照)。
この結果、LPF16の出力は、(L+R)成分と、(L−
R)成分の下側側波帯とになる。
第2のLPF16はまたレベル調整手段としての機能を有し
ており、第1のデシメータ12と後述する第2のデシメー
タの出力のL成分が同じとなるように、第2のLPF16と
利得は第1のLPF10の利得の1/2に設定されている。
この第2のLPF16の出力側には、データを1/4に間引きす
る第2のデシメータ18が接続されており、サンプリング
周波数がfs/4=38kHzに変換されるとともに、エイリア
スにより、周波数スペクトラムで見た0〜38kHzまでの
信号成分が38〜0kHzに折り返される。
この結果、周波数スペクトラムの0〜15kHzの範囲の信
号成分は、(L+R)成分と(L−R)成分の和の半分
となり、L成分が得られることになる(第2図(4)参
照)。
第1のデシメータ12の出力側は減算手段としての減算器
14と接続されており、第1のデシメータ12の出力から第
2のデシメータ18の出力が減算される。
従って、減算器14の出力は、周波数スペクトラムで見た
0〜15kHzの範囲が(L+R)成分からL成分を引いた
R成分だけとなる(第2図の(5)参照)。
このようにして、2つの第1,第2のLPF10,16と、2つの
第1,第2のデシメータ12,18と、減算器14という比較的
簡単な構成でディジタルステレオコンポジット信号から
L,RcHのディジタル信号を分離することができる。
なお、第2のデシメータ18の出力と、減算器14の出力に
は19kHz以上の成分が含まれているが、LPFを通すなどし
て19kHzより下の周波数だけ有効成分として取り扱えば
よい。
また、上記実施例では副音声を含むディジタルステレオ
コンポジット信号を対象としたが、副音声を含まない信
号を対象としてもよい。
〔発明の効果〕
この発明に係るステレオコンポジット信号の復調回路に
よれば、LチャンネルとRチャンネルの音声信号LとR
の和差成分を含むディジタルステレオコンポジット信号
のうち、(L+R)の成分を取り出す第1のローパスフ
ィルタと、第1のフィルタの出力を、所定数分の1に間
引く第1のデシメータと、LチャンネルとRチャンネル
の音声信号LとRの和差成分を含むディジタルステレオ
コンポジット信号のうち(L+R)成分と、(L−R)
成分の下側側波帯とを取り出す第2のローパスフィルタ
と、第2のローパスフィルタの出力を所定数分の1に間
引きし、L成分を取り出す第2のデシメータと、第1の
デシメータの出力と第2のデシメータの出力のL成分が
同じとなるように調整するレベル調整手段と、レベル調
整後の第1のデシメータ出力から第2のデシメータ出力
を減算してR成分を取り出す減算手段と、を備えたこと
により、簡単な構成でディジタルステレオコンポジット
信号からL,RcHのディジタル信号の復調を行えるステレ
オコンポジット信号の復調回路が得られるという優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るステレオコンポジッ
ト信号の復調回路を示すブロック図、第2図は第1図の
動作を説明する周波数スペクトラムの線図である。 主な符号の説明 10:第1のLPF、12:第1のデシメータ、14:減算器、16:
第2のLPF、18:第2のデシメータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】LチャンネルとRチャンネルの音声信号L
    とRの和差成分を含むディジタルステレオコンポジット
    信号のうち、(L+R)の成分を取り出す第1のローパ
    スフィルタと、 第1のローパスフィルタの出力を、所定数分の1に間引
    く第1のデシメータと、 LチャンネルとRチャンネルの音声信号LとRの和差成
    分を含むディジタルステレオコンポジット信号のうち、
    (L+R)成分と、(L−R)成分の下側側波帯とを取
    り出す第2のローパスフィルタと、 第2のローパスフィルタの出力を、所定数分の1に間引
    きし、L成分を取り出す第2のデシメータと、 第1のデシメータの出力と第2のデシメータの出力のL
    成分が同じとなるようにレベル調整するレベル調整手段
    と、 レベル調整後の第1のデシメータ出力から第2のデシメ
    ータ出力を減算してR成分を取り出す減算手段と、 を備えたことを特徴とするステレオコンポジット信号の
    復調回路。
JP23123188A 1988-09-14 1988-09-14 ステレオコンポジット信号の復調回路 Expired - Lifetime JPH0683159B2 (ja)

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JPH0279530A JPH0279530A (ja) 1990-03-20
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