JP4272032B2 - 円板状刃を備えた手工具 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータリカッタなどの円板状刃を備えた手工具に関する。
従来、ロータリカッタの一例としては、図9(a)に示すようなものがある。図示されたロータリカッタBは、略直線状に延びた柄部90aを有するボディ90の先端部に、切断用の円板状刃91と、この円板状刃91の外周の刃先をカバーするためのカバー体92とが取り付けられた構成を有している。円板状刃91は、図示されていない固定軸により支持されており、その固定軸周りに回転可能である。これに対し、カバー体92は、その後部に操作部92aが形成された構成を有しており、この操作部92aを指で操作することにより、柄部90aの長手方向に往復動可能である。
このロータリカッタBの不使用時には、同図(a)に示すように、カバー体92を前進させておく。この状態においては、円板状刃91の半径方向において、円板状刃91の全体のいずれの部分についてもカバー体92からはみ出さないようにすることができる。したがって、ユーザの指が円板状刃91の刃先に誤って触れる虞れが少なくなる。これに対し、同図(b)に示すように、操作部92aを操作することにより、カバー体92を後退させると、円板状刃91の一部分(寸法s1の部分)がカバー体92よりも前方にはみ出すこととなる。したがって、円板状刃91を利用して所望の部材を切断することが可能となる。
実公昭57−54780号公報
上記従来技術において、カバー体92を後退させたときには、円板状刃91のうち、ロータリカッタBの最先端に相当する部分が、カバー体92からはみ出すこととなる。このため、上記はみ出し寸法s1が比較的小さい場合には、図10に示すように、このロータリカッタBを使用して所望の切断対象部材99を切断する際に、柄部90aを切断対象部材99に対して垂直に近い角度で起立させなければならない。円板状刃91のうち、ロータリカッタBの最先端に相当する部分以外の箇所は、カバー体92からはみ出しておらず、またはそのはみ出し寸法が不足した状態となっており、柄部90aを水平に近い角度に寝かせたのでは、切断作業が困難となる。これでは、ロータリカッタBの使い勝手が悪い。ロータリカッタの使用に際しては、定規を併用し、この定規に沿ってロータリカッタを移動させていく場合が多い。この場合、ロータリカッタを移動方向に沿って傾かせた姿勢にすることが好ましい。ところが、上記したように柄部90aを傾かせると切断作業に支障が生じたのでは、そのような好ましい使い方ができず、使い勝手が一層悪くなる。
一方、円板状刃91のはみ出し寸法s1が大きい場合には、上記したような不具合は解消される。ところが、上記はみ出し寸法s1を大きくすると、円板状刃91のうち、ロータリカッタBの最先端に相当する部分以外の広範囲の部分が、カバー体92から不必要にはみ出てしまう。これでは、切断作業時にユーザの指などが上記円板状刃91の刃先に誤って触れる虞れが大きくなり、適切でない。また、上記はみ出し寸法s1を大きくするには、操作部92aの操作量も大きくする必要が生じるため、その操作性も悪くなる。
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、円板状刃がカバー体からはみ出す量をさほど大きくするようなことなく、使い勝手を良好にすることが可能な円板状刃を備えた手工具を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される円板状刃を備えた手工具は、一定方向に延びた柄部を有するボディと、このボディの先端部分に支持された回転可能な円板状刃と、少なくとも一部分が上記円板状刃に対してその厚み方向に重なるように配されたカバー体と、上記一定方向への往復操作が可能な操作部と、を備えており、上記操作部の往復操作に伴って上記カバー体が移動を行なうことにより、上記カバー体が上記円板状刃の外周縁全周のはみ出しを阻止する第1の状態と、この第1の状態のときよりも上記カバー体が上記柄部の後部寄りに後退して上記外周縁の一部をはみ出させる第2の状態との切り替えが自在とされている、円板状刃を備えた手工具であって、上記カバー体は、上記操作部に対して上記円板状刃の回転軸と平行な軸を中心として揺動可能に連結されているとともに、上記第1の状態から上記第2の状態への切り替えがなされるように上記操作部が操作されるときに、上記カバー体を上記操作部に対して揺動させつつ上記一定方向に対して傾斜した方向に後退させ、当該傾斜方向上において上記カバー体の周縁から上記円板状刃の上記外周縁の一部をはみ出させるガイド機構を備えていることを特徴としている。
本発明においては、上記操作部を操作して上記第2の状態にすると、上記円板状刃の外周縁のうち、上記カバー体が斜めに後退するときのその移動経路の延長線上の部分が上記カバー体から最も大きくはみ出すこととなり、それに伴って手工具の最先端に相当する部分なども上記カバー体からはみ出した状態とすることができる。したがって、手工具を使用する際には、柄部を作業対象物に対して略直立させた姿勢にした場合に上記円板状刃の外周縁を上記作業対象物に接触させることができることに加え、柄部を比較的大きな角度で傾かせた場合にも、上記円板状刃の外周縁を上記作業対象物に接触させることが可能となる。したがって、使用時に柄部の角度を気にする必要が無くなり、従来技術よりも使い勝手が良好となる。また、本発明においては、上記円板状刃のカバー体からのはみ出し寸法をさほど大きくすることなく、上記した効果が得られる。このため、円板状刃の外周縁の広範囲の部分がカバー体から不必要にはみ出さないようにすることも可能となる。したがって、使用時にユーザの指などが上記円板状刃の外周縁に誤って触れる虞れを無くし、または少なくすることもできる。さらに、上記はみ出し寸法をさほど大きくする必要がないために、上記操作部の操作量についても大きくする必要がなくなり、その操作性は良好となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記ガイド機構は、上記一定方向に対して斜めに傾いた角度で上記カバー体に形成された長孔と、上記カバー体が移動するときに上記長孔の内壁面と接触することにより上記カバー体の移動方向を規制するように上記長孔内に進入し、かつ一定位置に固定されている固定部と、を有している。上記長孔と上記固定部との組み合わせ構造は、カム機構の一種に相当しており、このような構成によれば、ガイド機構の構造の簡素化を図りつつ、本発明が意図するカバー体の動作を円滑に、かつ正確に得ることが可能となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記長孔は、上記カバー体の厚み方向に貫通しており、上記カバー体は、上記円板状刃と重なる位置への着脱が自在であるとともに、その装着時には表裏の反転が可能とされ、かつこの表裏の反転により、上記長孔の傾斜の向きが変更されるように構成されている。このような構成によれば、上記カバー体の表裏を反転させることによって上記長孔の傾斜の向きを変更することができるために、手工具を上記第1の状態から上記第2の状態に設定するときの上記カバー体が後退する方向を切り替え、上記カバー体から上記円板状刃がはみ出す位置を変更することが可能となる。このような円板状刃のはみ出し位置の変更は、ユーザが右利き、左利きのいずれであるかによって選択的に行なえばよく、さらに使い勝手が良くなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記円板状刃は、切断用、ミシン目形成用、または印付け用のものである。このことから理解されるように、本発明においては、上記円板状刃としては、種々のものを用いることができる。
本発明のその他の特徴および利点については、以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図8は、本発明が適用されたロータリカッタの一例を示している。図1(a),(b)によく表われているように、本実施形態のロータリカッタAは、ボディ1、円板状刃2、カバー体3、および操作部4を備えている。また、このロータリカッタAは、図2および図3に示すように、カバー体3に貫通して形成された長孔30に、ボディ1に一体的に設けられた固定部10が進入した構造をもつガイド機構Cを備えている。
ボディ1は、合成樹脂製のアッパ部材11aとロア部材11bとを接合することによりやや細長状に形成されたものであり、このボディ1の長手方向中間部および後部寄り領域は、ユーザが手で握るための柄部12となっている。この柄部12は、一定方向に延びた形態を有している。柄部12をこのような形態にすると、ロータリカッタA全体の嵩張りが抑制され、保管収納や携帯に際して便利となる。
円板状刃2は、ステンレス鋼やその他の硬質の金属からなる薄肉の円板であり、この円板状刃2の外周縁の全周は、鋭利な切断用の刃先部20として形成されている。この円板状刃2は、後述するようにボルト50Aを用いてボディ1の先端部に取り外し可能に取り付けられており、ボルト50Aの軸部周りに回転可能である。
操作部4は、カバー体3を移動させるための部分であり、柄部12に設けられた長孔状の開口部12a内において柄部12の長手方向に往復操作可能な操作用摘まみとして構成されている。この操作部4は、ボディ1内にスライド可能に収容された可動体40と一体または別体に形成されている。可動体40は、ロア部材11bの内面に摺接するベース部40aと、このベース部40aの後部に設けられた立ち上がり部40bと、この立ち上がり部40bに支持された補助片部40cとを有しており、操作部4は、この補助片部40cと一体または別体に形成されている。操作部4の下側裏面部分とベース部40aとの間には、弾発力Fを発生するバネ41が設けられている。この弾発力Fにより、補助片部40cの上面はアッパ部材11aの内面に押し付けられるとともに、ベース部40aの下面はロア部材11bの内面に押し付けられる。この押し付け力により、可動体40は柄部12の長手方向に不用意に位置ずれすることが防止され、操作部4を適度な節度感をもって往復操作可能となっている。可動体40の位置ずれ防止をより徹底する手段として、可動体40とボディ1とに係脱可能な係合部を設けておき、操作部4を弾発力Fに抗してボディ1内に向けて押し下げると、上記係合部の係合が解除され、その結果可動体40のスライド動作が許容されるといった構成を採用してもかまわない。
カバー体3は、円板状刃2の刃先部20にユーザの指などが不用意に触れることを防止するためのものである。このカバー体3は、合成樹脂製であり、円板状刃2よりも大径の円板部31と、この円板部31の後部に連設された突片部32とを有している。円板部31の外周縁のうち、柄部12寄りの部分には、円板状刃2の刃先部20をガードするための略円弧状のリブ31aが設けられている。後述するように、このカバー体3は、表裏反転して使用可能であり、これに対応すべくリブ31aは円板部31の表裏両面のそれぞれに設けられている。
カバー体3は、円板状刃2と同様に、ボルト50Aによってボディ1の先端部に取り外し可能に取り付けられている。より具体的には、このカバー体3は、円板部31がボディ1の先端部の一側面上に重ねられ、かつこの円板部31上に円板状刃2がさらに重ねられた構造とされている。カバー体3の長孔30と円板状刃2の中央部に設けられた貫通孔には、ボルト50Aが挿通しており、このボルト50Aがナット50Bに螺合して締め付けられていることによって、カバー体3および円板状刃2は、ボディ1の先端部とボルト50Aの頭部およびワッシャ51との間に保持されている。ナット50Bは、ボディ1に対して相対回転可能に取り付けられた回転操作用部材52の内部に固定されている。したがって、ボルト50Aを締め付ける操作および緩める操作は、この回転操作用部材52を指で摘んで回転させることによって簡単に行なうことが可能である。もちろん、その回転操作を行なう際にはボルト50Aの空転を防止する必要があり、そのための手段として、たとえばボルト50Aの軸部は、断面非円形状に形成されるなどして、ボディ1に設けられたボルト挿通孔に対して相対回転不能となっている。
カバー体3の突片部32には、貫通孔32aが形成されており、かつこの貫通孔32aには可動体40の凸部42が嵌入している。このことにより、カバー体3は、可動体40に対し、凸部42を中心として揺動可能に連結されており、可動体40のスライド動作に伴って移動する。ただし、その移動方向は、後述するように、ガイド機構Cにより規制されている。
図2によく表われているように、カバー体3の長孔30は、柄部12の中心線CLに対して適当な角度θだけ傾いた角度に形成されている。角度θは、たとえば30〜60°の範囲である。固定部10は、長孔30の短手方向の幅よりも僅かに小径の円筒状であり、カバー体3が移動するときには、長孔30の内壁面に摺接することによりカバー体3の移動方向を規制し、そのガイドを行なう役割を果たす。本実施形態においては、ボディ1の一部分が固定部10として構成されているが、本発明はこれに限定されず、たとえばボディ1に別体の部材を取り付けることにより固定部10を設けてもかまわない。
次に、上記したロータリカッタAの作用ならびに使用例について説明する。
まず、ロータリカッタAの不使用時には、図1〜図3に示すように、操作部4を開口部12aの前端部に配置させておく。この状態においては、可動体40およびカバー体3は最も前進した位置にあり、カバー体3の円板部31と円板状刃2とのそれぞれの中心が一致した状態にある。このため、円板状刃2の全体がカバー体3と重なり、円板状刃2の刃先部20のいずれの箇所もカバー体3からはみ出さない状態となる。したがって、ユーザの指が刃先部20に誤って接触することが防止される。
次いで、ロータリカッタAを使用する際には、図4および図5に示すように、操作部4を後方に移動させて開口部12aの後端部に配置させる。この操作により、可動体40およびカバー体3は後退する。ただし、その際カバー体3は、長孔30と固定部10との作用によってその移動方向が規制され、操作部4に対して凸部42を中心として揺動しつつ、長孔30が延びる方向、すなわち図4の矢印N1に示すように、柄部12の中心線CLに対して傾いた軸線L1の方向に後退する。すると、円板状刃2の刃先部20のうち、軸線L1上の部分n1およびその近傍部分がカバー体3からはみ出すこととなる。この場合、軸線L1上の部分n1のカバー体3からのはみ出し寸法s2をさほど大きくしなくても、刃先部20のうち、このロータリカッタAの最先端に相当する部分n2(中心線CL上の部分)をカバー体3からはみ出させた状態とすることが可能である。ただし、図面においては、理解の容易のため、はみ出し寸法s2を比較的大きくした場合を示している。
上記したような刃先部20のはみ出し状態によれば、図6に示すように、切断対象物99を切断するときに、柄部12を大きく傾かせた場合であっても、刃先部20を切断対象物99に接触させることができ、切断作業が的確に行なわれる。勿論、同図仮想線に示すように、柄部12を切断対象物99に対して略直角に起立させた状態においても、その切断作業を的確に行なうことが可能となる。したがって、ユーザは柄部12の角度を気にすることなく、ロータリカッタAを使用することが可能となり、便利となる。
このロータリカッタAにおいては、既述したとおり、カバー体3からの円板状刃2のはみ出し寸法s2をさほど大きくすることなく、円板状刃2のうちの切断に必要な部分n1,n2およびその近傍部分をカバー体3から適切にはみ出させることができる。はみ出し寸法s2を大きくすると、円板状刃2の刃先部20の広範囲の部分がカバー体3から不必要にはみ出すこととなるが、このロータリカッタAにおいては、そのようなことを回避可能である。したがって、使用の際にユーザの指などが刃先部20に誤って触れる虞れがその分だけ少なくなる。さらに、はみ出し寸法s2をさほど大きくする必要がなければ、操作部4の操作量を大きくする必要もなくなり、その操作ストロークは短くてよいため、操作部4の操作性も良好となる。
また、このロータリカッタAによれば、カバー体3をボディ1から一旦取り外すことにより、このカバー体3の表裏を反転させるようにしてボディ1に取り付け直すことができる。このようにカバー体3を反転させると、図7(a)に示すように、長孔30の向きが先に説明した場合とは相違することとなる。この場合において、同図(b)に示すように、カバー体3を後退させると、円板状刃2のうち、カバー体3からはみ出す部分も先に説明した場合とは相違することとなり、図4に示した部分n1に対して柄部12の中心線CLを挟んだ反対の部分n1'が最もはみ出し寸法の大きい箇所となる。
上記の状態に設定すると、図8に示すように、このロータリカッタAを使用して切断対象物99を切断する場合において、柄部12を大きく傾かせることが可能な方向は、図6に示した場合とは反対となる。ロータリカッタAを片手で把持して使用する場合、円板状刃2がボディ1よりもユーザ寄りに位置し、円板状刃2が見易いようにすることが望まれる。この観点からすると、図8に示したロータリカッタAの仕様は、左利きのユーザに最適であり、また図6に示したロータリカッタAの仕様は、右利きのユーザに最適である。このロータリカッタAは、カバー体3の表裏を反転させるだけで、左利き用と右利き用とのいずれにも変更することが可能であり、より便利となる。
本発明は、上記した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る円板状刃を備えた手工具の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明に係る手工具は、ロータリカッタ以外の手工具として構成することもできる。たとえば、円板状刃として、その外周縁に複数の凸状の刃先部が間隔を隔てて設けられたものを用いれば、この円板状刃を利用してミシン目線を刻設可能な手工具となる。また、切断に適する鋭利な刃先に代えて、それよりも鋭利ではない刃先をもつものとすれば、印付け用の手工具となる。この場合、連続した線を付す場合と、ミシン目線状の印を付す場合とのいずれのタイプのものとしても構成することができる。さらに、ロータリカッタとして構成する場合においても、たとえば刃先部を波状に形成することにより、切断線が波線状となるものに構成することもできる。
本発明におけるガイド機構は、要は、カバー体が後退するときに、カバー体を柄部が延びる方向に対して斜めに傾いた方向にガイドする機能を有していればよく、長孔に固定部を進入させた構造とは異なる構造を採用することが可能である。柄部が延びる方向に対する傾き角度も限定されない。ただし、30〜60°の範囲内にすることが好ましい。
ボディの具体的な形状や材質なども限定されない。ボディの柄部は、大略的に一定方向に延びた形状を有していればよく、真直状でなくてもよい。また、ボディには、柄部に対して交差する角度で繋がった他の付属部分が設けられていてもかまわない。操作部は、ユーザが操作する部分であり、操作し易い構成とすることが望まれるが、やはりその具体的な形状、材質、配置なども限定されるものではない。
(a)は、本発明が適用されたロータリカッタの一例を示す平面図であり、(b)は、その側面図である。 図1に示すロータリカッタの一部断面平面図である。 図1(a)のIII −III 断面図である。 図1に示すロータリカッタの動作状態を示す一部断面平面図である。 図1に示すロータリカッタの動作状態を示す要部断面図である。 図1に示すロータリカッタの使用状態の一例を示す側面図である。 (a),(b)は、図1に示すロータリカッタの仕様を変更した場合の動作状態を示す一部断面平面図である。 図7に示すロータリカッタの使用状態の一例を示す側面図である。 (a),(b)は、従来技術を示す平面図である。 図9に示す従来技術の作用説明図である。
符号の説明
A ロータリカッタ
C ガイド機構
1 ボディ
2 円板状刃
3 カバー体
4 操作部
10 固定部
12 柄部
30 長孔

Claims (4)

  1. 一定方向に延びた柄部を有するボディと、このボディの先端部分に支持された回転可能な円板状刃と、少なくとも一部分が上記円板状刃に対してその厚み方向に重なるように配されたカバー体と、上記一定方向への往復操作が可能な操作部と、を備えており、
    上記操作部の往復操作に伴って上記カバー体が移動を行なうことにより、上記カバー体が上記円板状刃の外周縁全周のはみ出しを阻止する第1の状態と、この第1の状態のときよりも上記カバー体が上記柄部の後部寄りに後退して上記外周縁の一部をはみ出させる第2の状態との切り替えが自在とされている、円板状刃を備えた手工具であって、
    上記カバー体は、上記操作部に対して上記円板状刃の回転軸と平行な軸を中心として揺動可能に連結されているとともに、
    上記第1の状態から上記第2の状態への切り替えがなされるように上記操作部が操作されるときに、上記カバー体を上記操作部に対して揺動させつつ上記一定方向に対して傾斜した方向に後退させ、当該傾斜方向上において上記カバー体の周縁から上記円板状刃の上記外周縁の一部をはみ出させるガイド機構を備えていることを特徴とする、円板状刃を備えた手工具。
  2. 上記ガイド機構は、
    上記一定方向に対して斜めに傾いた角度で上記カバー体に形成された長孔と、
    上記カバー体が移動するときに上記長孔の内壁面と接触することにより上記カバー体の移動方向を規制するように、上記長孔内に進入し、かつ一定位置に固定されている固定部と、
    を有している、請求項1に記載の円板状刃を備えた手工具。
  3. 上記長孔は、上記カバー体の厚み方向に貫通しており、
    上記カバー体は、上記円板状刃と重なる位置への着脱が自在であるとともに、その装着時には表裏の反転が可能とされ、かつこの表裏の反転により、上記長孔の傾斜の向きが変更されるように構成されている、請求項2に記載の円板状刃を備えた手工具。
  4. 上記円板状刃は、切断用、ミシン目形成用、または印付け用のものである、請求項1ないし3のいずれかに記載の円板状刃を備えた手工具。
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