JP4271832B2 - 順送りプレス加工における被加工材の反り矯正・修正機構 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、プレス打ち抜き加工における被加工材の反り矯正・修正機構に関し、更に詳しくは、帯板状の被加工材を順送りプレス型で順次打ち抜き加工していく段階で生じる打ち抜き加工製品の反りや捩れを矯正あるいは修正するプレス打ち抜き加工における反り矯正・修正機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばプリント回路基板に装着される回路基板用コネクタ70は、図7にその概略構成を示したように、そのプリント基板(PCB)72に取り付けられるコネクタハウジング74に複数本(多数本)のプリント基板接続端子(PCB接続ターミナル)76,76・・・が装着され、コネクタハウジング74より突出されるこれらのPCB接続ターミナル76,76・・・の先端をアライメントプレート78に形成される各位置決め孔80,80・・・に嵌挿してこのアライメントプレート78をコネクタハウジング74に取り付け、その嵌挿された各PCB接続ターミナル76,76・・・の先端をプリント基板72の各接続孔82,82・・・に嵌入してハンダ付け84,84・・・により接続されている。
【0003】
このプリント基板用コネクタ70に装着されるPCB接続ターミナル76,76・・・は、一般に帯板状の金属板を順送りプレス金型により順次打ち抜き加工することにより製造されるものであるが、この順送りプレス金型により打ち抜き加工して最終的に得られるターミナル製品に反りや捩れが生じることがある。
【0004】
そこでこれを回避するためプレス金型の打ち抜き加工工程におけるダイとパンチとの間のクリアランスの加減の設定をしたり、あるいは打ち抜き工程を複数段階に分けて、いわゆるアイドルステージを設けたりするなどの方策が採られてきた。
【0005】
また例えば、金属板の打ち抜き加工で生じる反りなどを解決する技術として、例えば、特開昭55−128330号公報には、集積回路リードフレームなどの電子製品を帯板状の金属板の順送りプレス金型により打ち抜き加工した際、一側端が継ぎ材により連なったリードフレーム列がその打ち抜き力の影響を受けて扇状に変形するのを回避するため、リードフレーム列の両側端にも継ぎ材を設けた技術内容が開示されている。
【0006】
また例えば、特開昭55−36024号公報には、帯板状の金属板の順送りプレス金型による打ち抜き加工において、打ち抜き加工によって生じる曲がりと反対方向に適当な曲げの予ひずみを付与し、その際一定長さ加工した時点で曲がり量を検出し、その検出値に基づいて曲げの予ひずみ量を可変制御する技術が開示されている。
【0007】
更に例えば、特開昭62−13223号公報には、上方に湾曲したクラウン形状を有する下型曲げダイ上に載置される金属板を下型抜きダイの側方に配置される上型抜き曲げポンチにより押圧し、下型抜きダイによるカッティングと上型抜き曲げポンチによる抜き曲げ加工を同時に行う技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の打ち抜き加工工程におけるダイとパンチとの間のクリアランスの設定により材料の反りを矯正しようとする場合、製品上別の影響、例えば寸法精度に誤差が生じたり、カット面にいわゆるダレが生じたりすることがある。またこのようなクリアランスの設定では対応できないような場合もある。
【0009】
また、打ち抜き工程を複数に分ける、いわゆる加工工程の分割化により対処する場合には、このように打ち抜き工程を複数工程に分割しても対応できない場合があり、金型製作上、あるいは加工レイアウト的にそのような方策がとれない場合もある。
【0010】
更に前述の各種公報に示される技術をもってしても、例えば、前述のPCB用コネクタに装着されるPCB接続ターミナルのように最終的に打ち抜きカット(切り離し)される製品の場合には、どうしてもその打ち抜きカット面に反りが生じてしまうことがある。
【0011】
そのためにそのようなPCB接続ターミナル製品のような場合には特に、アセンブル作業においてコネクタハウジングに取り付けられるアライメントプレートの各位置決め孔にPCB接続ターミナルを正確に挿通できなかったり、あるいは回路基板の接続孔にうまく嵌入されなかったりして、製品歩留の低下やアセンブル作業の中断などの問題を生じさせることとなっていた。
【0012】
本発明の解決しようとする課題は、帯板状の被加工材を順送りプレス金型による打ち抜き加工において生じる打ち抜き加工製品の反りや捩れ等をその打ち抜き加工工程後の最終加工段階で矯正する反り矯正・修正機構を提供することにある。これにより打ち抜き加工におけるクリアランスの設定や打ち抜き工程の分割化を不要ならしめ、反りのない寸法精度に優れたプレス打ち抜き製品を生産性良く製造しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明に係る順送り加工における被加工材の反り矯正・修正機構は、請求項1に記載のように、帯板状の被加工材を順送りプレス金型により順次打ち抜き加工していく後続加工工程において、被加工材の打ち抜き加工によって生じる反りと反対方向に曲げ応力を付与するクラウン、および該クラウンの両側に形成されたストレート面を有するダイ側パーツと、該ダイ側パーツのクラウン部分に対向する位置に形成された凹窪み部、および該凹窪みの両側に形成され前記ダイ側パーツ上に載置される被加工材を前記ストレート面において該ダイ側パーツに向けて挾圧固定する挟圧部を有するパンチ側パーツとを備えることを要旨とするものである。
【0014】
上記構成を有する反り矯正・修正機構によれば、順送りプレス金型における途中の打ち抜き加工段階でパンチとダイのクリアランスの加減設定によらなくても最終製品の寸法精度は良好であり、カット面にダレなどのない良品質のものが得られる。また、途中打ち抜き工程を分割した、いわゆるアイドリングスペースを設ける必要もない。
【0015】
また、請求項2に記載のように、ダイ側パーツとパンチ側パーツのいずれか一方、又は両方に被加工材の反り矯正・修正代を調整するパーツ間ギャップ調整機構を設けるようにすれば、プレス諸条件の変更にも十分対応でき、反りのない打ち抜き加工製品が得られることとなる。
【0016】
さらに、請求項3に記載のように、ダイ側パーツのクラウン部分を分割型とし、クラウン部分がダイ側パーツ本体に対して昇降動自在に設けられておれば、反りの矯正はさらに精度良く行われることとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
帯状の金属板(被加工材)を順送りプレス金型により順次プレス打ち抜き加工していって最終製品として前述したプリント回路基板(PCB)用コネクタに装着されるプリント基板用接続端子(PCB接続ターミナル)を製造する過程を説明するために図1にそのサンプル図を示す。
【0018】
順送りプレス金型によるPCB接続ターミナルの製造において、その加工工程としては、
▲1▼帯板状の金属板Wにおける相手側端子との接続側(コネクタ側)の位置決め用打ち抜き加工、
▲2▼プリント回路基板取付側(PCB側)の位置決め用打ち抜き加工、
▲3▼キャリア用パイロット穴開け、
▲4▼コネクタ側外形打ち抜き、
▲5▼コネクタ側タブ曲げ、
▲6▼PCB側打ち抜き加工、
▲7▼リール巻き方向の湾曲修正、
▲8▼PCB接続ターミナルの長手方向の反り矯正・修正、
等の各種工程からなるものである。
【0019】
そしてこの実施例では、いわゆる2個取りとなっており、▲1▼▲1▼▲2▼▲2▼・・・▲5▼▲5▼▲6▼▲6▼・・・の順に打ち抜き加工などが進められ、最終的にはPCB接続ターミナルが列設された状態で本発明の反り矯正・修正機構へ送られることとなる。
【0020】
図2には、この順送りプレス金型による打ち抜き加工工程を経て最終的に反り矯正・修正機構へ搬送された位置での状態を拡大して示したものである。図示されるように、このPCB接続ターミナル10,10・・・はコネクタ側端子部(コネクタ側ターミナル部)12と、プリント基板側端子部(PCB側ターミナル部)14とからなり、各PCB接続ターミナル10,10・・・は、PCB側ターミナル部14,14・・・の一端縁がキャリア部材16により連なり、またコネクタ側ターミナル部12とPCB側ターミナル部14との境界部分が、中間キャリア部材18により連なったターミナル列を構成している。尚、キャリア部材16には、パーフォレーション機構によりこの被加工材Wを一定間隔で搬送するためのパイロットホール20,20・・・が形成されている。
【0021】
図3は、本発明の一実施例としての反り矯正・修正機構を示したものである。この反り矯正・修正機構30は、順送りプレス金型による打ち抜き加工の最終段階の加工工程において設けられ、この実施例が2個取りであることから、2本ずつPCB接続ターミナルの反り矯正が行われるようになっている。
【0022】
すなわち、図示されるように、被加工材Wの下側に配置され2本分のPCB接続ターミナル10,10・・・が載置されるダイ側パーツ32と、ダイ側パーツ32上に位置して上下方向に可動されるパンチ側パーツ34とにより構成される。
【0023】
そしてダイ側パーツ32の上面中央には、被加工材Wの幅方向、つまりPCB接続ターミナル10の長手方向に膨出状に湾曲したクラウン36が形成され、これに対応してパンチ側パーツ34の下面、すなわちクラウン36との対向面側には、PCB接続ターミナル10の矯正加工時にそのダイ側パーツ30のクラウン36とその上に載置される被加工材を受け入れる凹窪み部38が設けられる。
【0024】
また、ダイ側パーツ32のクラウン36部分の両サイドはストレートに形成され、そのストレート面40,40においてPCB接続ターミナル10のPCB側ターミナル部14のキャリア部材16に近い部分と中間キャリア部材18に近い部分をそれぞれ挾圧する挾圧部42,42がパンチ側パーツ34の凹窪み部38の両縁部分に形成されている。
【0025】
而して、この実施例における順送りプレス金型による打ち抜き加工では、PCB接続ターミナル10の寸法の長いPCB側ターミナル部14に主に反りが生じる。そして、このPCB側ターミナル部14ではこの端子部外周部分を打ち抜きパンチで打ち抜くため、通常パンチ側に反りが生じる。
【0026】
この実施例では、そのパンチ側に生じる反りを矯正・修正するため打ち抜き加工後最終段階の反り矯正・修正工程において、その反り方向と逆方向にPCB側ターミナル部14に曲げ応力が印加されるようダイ側パーツ32にクラウン36を設け、クラウン36部分の両サイドのストレート面40,40でPCB側ターミナル部14の両端部をパンチ側パーツ34の挾圧部42,42により挾圧するようにしたものである。これは、いわゆる3点曲げの原理で反り方向と逆方向に被加工材Wの塑性加工を行い、被加工材の内部応力分布状態を補正することにより、反りの矯正・修正を行うものである。
【0027】
この時変形するための空間がとれるようPCB接続ターミナル10が接触するダイ側パーツ32のクラウン36形成部分と、両パーツ32,34によるPCB接続ターミナル10の挾圧部分の各接触部位の3点間は滑らかなRを基調とするパーツ形状であることが必要である。
【0028】
また、3点曲げ引張りの原理により、反りの矯正・修正を行うためには矯正・修正部位においてPCB接続ターミナル10が弾性変形領域を越えて塑性変形するようにパーツ寸法が設定されていることが必要である。
【0029】
更にPCB接続ターミナル10のコネクタ側ターミナル部12,及びパイロットホール20のあるキャリア部材16の部分に関しては矯正・修正の必要が無く、PCB側ターミナル部14に対する矯正・修正加工の影響を受けないよう逃し等を取り、塑性変形を被らないようにすることが望ましい。
【0030】
尚、PCB接続ターミナル10の反り矯正・修正量を調整するためにダイ側パーツ32とパンチ側パーツ34とにそれぞれこれらのパーツ部材の昇降動の機構を備えられるようにするとよい。
【0031】
図4は、その概略構成を示したものであり、テーブル44上にダイ側パーツ32を昇降動させる楔形状の昇降台46が装着され、昇降台46の一側に設けられる送りねじ部材48の調整によりダイ側パーツ32が上下方向に高さ調整がなされるようになっている。
【0032】
また、パンチ側パーツ34についても詳しい構成は省略するが、楔形状の昇降台50が配設され、昇降台50を送りねじ部材52により進退動させることによりパンチ側パーツ34も上下方向の高さ調整がなされ、これによりダイ側パーツ32とパンチ側パーツ34との間のクリアランス(ギャップ)が調整されるようになっている。尚、この図ではダイ側パーツ32及びパンチ側パーツ34のガイド材、あるいはパンチ側パーツ34をPCB接続ターミナル10の反り矯正のため昇降動させるシリンダ機構などについては省略してある。
【0033】
またもっと簡単な構成としては、図5に示したように、ダイ側パーツ32とパンチ側パーツ34の裏側に0.10mmt、0.20mmt、0.25mmt等のシム板(はさみ金)54を挟み込み、反り矯正・修正量が少ないときにはダイ側パーツ32のシム板を抜いてパンチ側パーツ34のシム板を追加し、逆に反り矯正・修正量が多いときにはパンチ側パーツ34のシム板を抜いてダイ側パーツ32のシム板を追加することで反り矯正・修正量を調整することもできる。
【0034】
さらにまた、図6に示したように、ダイ側パーツ32とパンチ側パーツ34は固定とし、ダイ側パーツ32に設けられるクラウン部分だけを別パーツとして割り昇降動させる機構とすることも可能である。この図では、ダイ側パーツ32本体部分32aの中央空間部にクラウンパーツ36aが楔形状の昇降台56を介して昇降動自在に配設され、昇降台56の一側に設けられる送りねじ部材58により昇降台56を進退動させることによりクラウンパーツ36aがダイ側パーツ32の本体部分32aの中央空間部内を昇降動され、PCB接続ターミナル10の湾曲量を調整することにより反り矯正・修正量が調整される。
【0035】
尚、この実施例では、PCB接続ターミナル10の製造に際し2個送りの例を示しているが、それぞれの打ち抜き具合が異なる場合がある。このような場合には、反り矯正工程にそれぞれのPCB接続ターミナルに対して調整ができるよう、それぞれのターミナル部材に対する調整機構を別個に設けるようにしてもよい。そうすれば、1個置きに反りのある不良品が発生するというようなことは回避される。2個以上の多数個送りの場合には、その個数に応じた反り矯正機構を設ければ足りる。
【0036】
以上、各種実施例について説明したが、順送りプレス金型による打ち抜き加工ラインにおいて上記実施例のように、反り矯正・修正機構を設けることにより反りのない打ち抜き加工品が得られるし、反り矯正のためのダイ側パーツやパンチ側パーツの高さ調整を行うことができるようになれば、プレス諸条件の変更に対しても容易に対応できることとなる。
【0037】
また、反りを考慮した打ち抜き工程でのクリアランス設定が不要となるため、カット面にダレのないストレートな切り口の製品が得られ、クリアランス設定などでは対応できない場合への適応も可能となる。
【0038】
本発明は上記した実施例の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。例えば、上記実施例では、いわゆるPCB接続ターミナルの形態としてベンドタイプのもの、つまりコネクタ側ターミナル部がPCB側ターミナル部に対してある角度をもって屈曲されている形状のものについて説明したが、そのほかに図示しないがストレートタイプのもの、つまりコネクタ側ターミナル部とPCB側ターミナル部とが同一平面上にあるものなど各種の形態のものに適用される。
【0039】
また、本発明は必ずしもPCB接続ターミナルの製造に限定されるものではなく、例えば、集積回路(IC)リードフレームなど各種の製品に適用されることは勿論であり、要するに順送りプレス型の打ち抜き加工により製造されるものに適用すれば、本発明の要旨に含まれるものである。
【0040】
【発明の効果】
本発明に係る順送りプレス型打ち抜き加工における反り矯正・修正機構によれば、順送りプレス型による帯板状の被加工材の打ち抜き加工によって製品に反りや捩れ等の塑性変形を及ぼす内部応力が生じてもそれによって生じる反りや捩れをその順送りプレス型における加工工程の最終段階で矯正あるいは修正するものであるから、反りや捩れ等のない寸法精度に優れた打ち抜き製品が得られる。
【0041】
従って、この反り矯正・修正機構を例えば、PCB接続ターミナルの製造ラインに適用すれば、反りや捩れ等のないターミナル製品が得られるために、PCB用コネクタへのアセンブル作業においてアライメントプレートの位置決め孔や回路基板の接続孔への挿通不良が生じるといったことが回避され、PCB用コネクタのアセンブル作業の改善並びに製造歩留の向上などにも寄与するものである。
【0042】
そしてこの反り矯正・修正機構を、プレス条件などによって反りや捩れの度合いが変化することに対応してダイ側パーツとパンチ側パーツの高さ調整あるいはダイ側パーツに設けられるクラウンの高さ調整ができるようにすれば、更に反りや捩れの矯正・修正が精度良く行えるものであり、その実用性は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】帯板状の金属板を順送りプレス金型により打ち抜き加工してプリント回路基板(PCB)用ターミナルを製造する加工工程を説明するために示したサンプル図である。
【図2】その順送りプレス金型による打ち抜き加工の最終段階での反り矯正・修正機構を上から見た図、つまりその最終段階でのPCB用ターミナルと反り矯正・修正機構の位置関係を平面的に示した図である。
【図3】その反り矯正・修正機構の断面形態を正面から見た図である。
【図4】その反り矯正・修正機構におけるダイ側パーツ及びパンチ側パーツの高さ調整機構を説明するために示した図である。
【図5】その反り矯正・修正機構におけるダイ側パーツ及びパンチ側パーツの高さ調整機構の他の実施形態を示した図である。
【図6】さらにその反り矯正・修正機構の他の実施形態を示した図で、(a)は正面から見た図、(b)は(a)のA−A線断面矢示図である。
【図7】本発明の適用製品の一例としてプリント基板用コネクタに装着されるPCB接続ターミナルの使用状態を示した図である。
【符号の説明】
W:被加工材
10:PCB接続ターミナル
12:コネクタ側ターミナル部
14:PCB側ターミナル部
16:キャリア部材
18:中間キャリア部材
20:パイロットホール
30:反り矯正・修正機構
32:ダイ側パーツ
34:パンチ側パーツ
36:クラウン
36a:クラウンパーツ
38:凹窪み部
40,40:ストレート面
42,42:挾圧部
Claims (3)
- 帯板状の被加工材を順送りプレス金型により順次打ち抜き加工していく後続加工工程において、被加工材の打ち抜き加工によって生じる反りと反対方向に曲げ応力を付与するクラウン、および該クラウンの両側に形成されたストレート面を有するダイ側パーツと、該ダイ側パーツのクラウン部分に対向する位置に形成された凹窪み部、および該凹窪みの両側に形成され前記ダイ側パーツ上に載置される被加工材を前記ストレート面において該ダイ側パーツに向けて挾圧固定する挟圧部を有するパンチ側パーツとを備えることを特徴とするプレス打ち抜き加工における反り矯正・修正機構。
- 前記ダイ側パーツ及び/又はパンチ側パーツには、被加工材の反り矯正・修正代を調整するため両パーツ間のギャップ調整機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の反り矯正・修正機構。
- 前記ダイ側パーツのクラウン部分を分割型とし、該クラウン部分が該ダイ側パーツ本体に対して昇降動自在に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の反り矯正・修正機構。
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