JP4271501B2 - 燃料ポンプ - Google Patents

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガソリン等の燃料を吸引して昇圧し、昇圧した燃料を吐出する燃料ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料ポンプは、特許文献1に開示されているように、ケーシング内で回転する略円板状のインペラを備えている。図9に示すように、略円板状インペラ36の外周36dから半径方向内側に第1所定距離Aを隔てて周方向に伸びる領域(その半径方向の長さをBとする)には、隔壁36bを隔てて周方向に繰り返す凹所群36a,36a・・がインペラ36の表裏両面に形成されている。
図10と図11に示すように、表裏両面に形成された凹所36a,36aの底部同士は、凹所36a内の半径方向外側の領域において連通している。底部同士を連通させる連通口36cの半径方向の距離を第3所定距離Cとし、凹所36aが半径方向に伸びる長さを第2所定距離Bとすると、第3所定距離Cは第2所定距離Bの半径方向外側の領域に形成されている。
略円板状インペラ36を収容するケーシングの内面には、凹所群36a,36a・・に対向する領域において、インペラ36の回転方向に沿って上流端から下流端まで連続して伸びる溝が形成されており、上流端には吸引口が連通し、下流端には吐出口が連通している。
ケーシング内でインペラ36が回転すると、燃料は吸入口からケーシング内に吸引され、ケーシング内を周方向に流れるうちに昇圧され、昇圧された燃料が吐出口から吐出される。
【0003】
【特許文献1】
国際公開 WO99−07990号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
底部同士が連通する凹所が表裏両面に形成されているインペラを利用する燃料ポンプの場合、底部同士を連通させる連通口を燃料がスムーズに流れることが好ましい。燃料が連通口を通過しづらいと、ケーシング内に吸引した燃料にベーパが発生しやすくなってしまう。ベーパが発生すると、昇圧能力や吐出量が不足しやすい。燃料が高温であるとベーパが発生しやすいことから、高温時には燃料が連通口を通過しづらいことが深刻な影響を引き起こす。
本発明は、表裏両面に形成されている凹所を連通する連通口を燃料がスムーズに通過することができる燃料ポンプを提供するものである。本発明の燃料ポンプは、高温時にポンプ特性が低下することに対して有効に対策することができる。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用】
本発明者は、図9〜図11に示した従来のインペラを詳細に検討した結果、表裏両面に形成されている凹所を連通する連通口を燃料がよりスムーズに通過できるように改善する余地があり、改善することでポンプ性能(特に高温時のベーパ対策)が向上することを見出した。
図9に示した従来のインペラ36は、図10と図11に示すように、連通口36cが凹所36a内の半径方向外側の領域に形成されている。図12に示すように、凹所36aはインペラ36の半径方向に第2所定距離Bに亘って伸びているために、インペラ36が回転するときの凹所36aの半径方向外側eでの回転速度Eは、半径方向内側fでの回転速度Fに比して速い。凹所36a内に燃料が流れ込むと、インペラ36の回転によって凹所36a内で燃料の旋回流が生じる。凹所36a内の燃料は旋回しながら連通口36cを通過する。このとき、連通口36cが回転速度の速い凹所内の半径方向外側の領域に形成されていると、連通口36cを燃料が通過しづらいことを見出した。
本発明は、その知見に基づいて創作されたものであり、連通口36cを回転速度が遅い凹所36a内の半径方向内側の領域に形成すると、連通口36cを燃料がスムーズに通過し、ベーパが発生しづらくなる現象を利用する。
【0006】
本発明の燃料ポンプは、ケーシング内で回転する略円板状のインペラを備えている。略円板状インペラの外周から半径方向内側に第1所定距離を隔てて周方向に伸びる領域には、隔壁を隔てて周方向に繰り返す凹所群がインペラの表裏両面に形成されている。各凹所は、インペラの半径方向に第2所定距離に亘って伸びている。表裏両面に形成された凹所の底部同士を連通する連通口が設けられている。各凹所の半径方向内側の壁面は、インペラの半径に沿って断面視したときに、インペラを厚み方向に二分する中央線に向かって直線状に形成されている。各凹所の半径方向内側の壁面は、インペラの半径方向に対して垂直方向又はインペラの半径方向外側に向かって傾斜している。各凹所の半径方向外側の壁面は、インペラの半径に沿って断面視したときに、曲線状に形成されている。凹所の半径方向内側端部から連通口の半径方向内側端部までの半径方向の距離が、凹所の半径方向外側端部から連通口の半径方向外側端部までの半径方向の距離より短くされている。
【0007】
本発明の燃料ポンプでは、インペラの表裏両面に形成された凹所の底部同士を連通する連通口が、凹所内の半径方向内側の領域に形成されていることから、半径方向内側の領域に形成されているときに比して、連通口の回転速度が遅い。これによって、連通口近傍での燃料の旋回速度が遅くなり、燃料が連通口を通過しやすくなる。燃料がスムーズに連通口を通過するために、燃料ポンプ内でベーパが発生しづらくなる。ベーパが発生しやすい高温時のポンプ性能を安定化させることができる。
【0008】
本発明の燃料ポンプは、インペラの表裏両面に形成された凹所の底部同士がインペラの半径方向に第3所定距離に亘って連通しており、第3所定距離が第2所定距離の4分の1以上で4分の3以下に設定されていることが好ましい。
本発明者の研究によると、連通口の半径方向の長さ(16c1:図3等参照)を、凹所の半径方向の長さ(16a1:図3等参照)の4分の1以上4分の3以下にすることで、凹所内に入った燃料の旋回流を発生させやすく、且つ連通口の大きさも確保することができる。
【0009】
本発明の燃料ポンプのインペラの凹所内の半径方向外側の領域において表裏両面に形成された凹所の底部同士を分離する壁面は、インペラの半径に沿って断面視したときに、インペラを厚み方向に二分する中央線に接する曲線に沿っていることが好ましい。
表裏の凹所内に発生する燃料の旋回流は連通口で合流する。表裏の凹所の底部同士を分離する壁面が、インペラを厚み方向に二分する中央面に接するように形成されていることによって、凹所の内壁面に沿って燃料が流れるため、凹所の連通口で表裏の燃料の流れが衝突することなく平行となる。これによって、連通口での表裏の燃料の流れの衝突が抑制され、流れの衝突によるエネルギーの損失や流れの乱れを低減させることができる。
【0010】
本発明の燃料ポンプのインペラの各凹所の半径方向内側の壁面が、底部に向かって半径方向外側へ傾斜していることが好ましい。
インペラの多くは形抜きによる樹脂成形品である。このように凹所を形成すれば、凹所の半径方向内側の内壁に形成された勾配を抜き勾配として利用することができる。凹所の成形性を向上させることができると同時に、凹所内で燃料の旋回流をさらにスムーズに発生させることができる。
【0011】
本発明の燃料ポンプのインペラの各凹所の半径方向内側の壁面に、底部に向かって半径方向外側へ傾斜する曲面が形成されていることが好ましい。
このように凹所内を形成すれば、凹所の半径方向外側と内側の両方の内壁の形状によって、燃料の旋回流をよりスムーズに発生させることができる。
【0012】
本発明の燃料ポンプのインペラの表裏両面において凹所が半径方向に伸びる距離を第2所定距離としたときに、凹所の半径方向内側端部から連通口の半径方向内側端部までの半径方向の距離が、第2所定距離の8分の1を超えないことが好ましい。
連通口が狭いほど、燃料が吸入口側から吐出口側へ通過しにくくなる。本発明者の研究によると、連通口が凹所の半径方向内側端部から第2所定距離の8分の1を超えない領域に形成されることで、凹所内に入った燃料の旋回流を発生させやすくし、且つ連通口の大きさも確保することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。
(形態1) 本発明の燃料ポンプのインペラの凹所内の半径方向外側の領域において表裏両面に形成された凹所の底部同士を分離する壁面の延長面は、インペラの半径に沿って断面視したときに、インペラを厚み方向に二分する中央線に接する曲線に沿っており、凹所の底部同士を分離する壁の厚みは所定の厚み以上であることが好ましい。
表裏の凹所の底部同士を分離する壁面を、インペラを厚み方向に二分する中央面に接するように形成しようとすると、この壁は底部に向かって無限に薄くなる形状となる。しかし、このように加工すると、底部の薄い部分の強度を確保することができずに変形し、燃料のスムーズな旋回流の妨げになる恐れがある。
表裏の凹所の底部同士を分離する壁面が、インペラの半径に沿って断面視したときに、インペラを厚み方向に二分する中央線に接する曲線に沿って伸び、表裏の凹所の底部同士を分離する壁の厚みが所定の厚みまで薄くなったところでこの壁が切断され、連通口の壁面となる端面が形成されている。表裏の凹所の底部同士を分離する壁をこのように形成しても、凹所の連通口での表裏の燃料の平行な流れの発生を妨げず、流れの衝突によるエネルギーの損失や流れの乱れを低減させることができる。この壁面の強度を確保することができ、連通口の大きさも確保することができ、むしろ、燃料が連通口を通過しやすくなる。
【0014】
【実施例】
本発明を具現化した第1実施例を図1から図5を用いて説明する。図1は本実施例の燃料ポンプの断面図であり、図2は同燃料ポンプのインペラの端面図であり、図3は同インペラの端面の要部断面図であり、図4は同燃料ポンプの要部断面図である。なお、本実施例の説明に用いる符号は、従来例と共通する部分については同一の符号を付してある。
本実施例の燃料ポンプは、自動車用の燃料ポンプであり、燃料タンク内で用いられ、自動車のエンジンヘ燃料を供給するために利用される。図1に示すように、燃料ポンプは、ポンプ部1と、そのポンプ部1を駆動するモータ部2とから構成されている。モータ部2は、ブラシ付きの直流モータであり、ほぼ円筒形状のハウジング4内にマグネット5を配置し、このマグネット5と同心状に回転子6を配置している。
【0015】
回転子6のシャフト7の下部は、ハウジング4の下端部に取り付けられたポンプカバー9にベアリング10を介して回転可能に支持されている。また、シャフト7の上端部は、ハウジング4の上端部に取り付けられたモータカバー12にベアリング13を介して回転可能に支持されている。
【0016】
モータ部2は、モータカバー12に設けられた端子(図示省略)を介して回転子6のコイル(図示省略)に通電することにより、その回転子6を回転させる。なお、このようなモータ部2の構成は周知であるから、詳しい説明は省略する。また、図示した形式以外のモータ部を利用することもできる。
【0017】
モータ部2によって駆動されるポンプ部1の構成を説明する。ポンプ部1は、ポンプカバー9とポンプボディ15とインペラ16等から構成されている。ポンプカバー9とポンプボディ15は、例えばアルミのダイカスト成形により形成されており、両者が組み合わされることによって、内部にインペラ16を収容するケーシング17が構成される。
【0018】
インペラ16は樹脂成形により形成され、図2に示すように略円板状であり、インペラ外周面16dから内側に第1所定距離Aを隔てた位置を周方向に伸びる領域(その半径方向長さB)において、凹所16a群が形成されている。隣接する凹所16a同士は、半径方向に伸びる隔壁16bによって隔てられている。凹所16aは周方向に繰り返されて凹所16a群を形成している。凹所16a群は、インペラ16の表裏両面に形成されており、表裏の凹所16aの底部同士は連通しており、連通口16cが形成されている。
図2、図3に示すように、連通口16cは、凹所16aの半径方向内側の領域に形成されている。
【0019】
インペラ16の中心には、ほぼD字形の係合孔16nが形成されている。係合孔16nに、シャフト7の下端部の断面D字形の係合軸部7aが係合している。これにより、インペラ16がシャフト7に対し追従回転可能で軸方向に僅かに移動可能に連結されている。インペラ16の外周面16dは凹凸のない円周面となっている。
【0020】
図1と図4に示すように、ポンプカバー9の下面には、インペラ16の上面の凹所16a群に対向する領域において、インペラ回転方向に沿って上流端から下流端まで連続して伸びる溝31が形成されており、溝31の下流端からポンプカバー9の上面に至る吐出口24が形成されている。吐出口24は、ケーシング17の内部と外部(モータ部2の内部空間2a)を連通させている。
ポンプカバー9の周壁9bの内周面9cは、全周に亘って、インペラ外周面16dに微小なクリアランスを隔てて向い合う。図示の明瞭化のために、このクリアランスは拡大されて表示されている。
ポンプカバー9の溝31は、下流端近傍において、吐出口24に近づくにつれて徐々に溝の深さが深くなっており、下流端に向かってインペラ外周面16dの範囲内で半径方向外側に変位している。吐出口24の終端部は、インペラ16の凹所16a群に対向する領域の半径方向外側に形成されている。
【0021】
図1と4に示すように、ポンプボディ15の上面には、インペラ16の下面の凹所16a群に対向する領域内において、インペラ回転方向に沿って、上流端から下流端まで連続して伸びる溝20が形成されており、溝20の上流端からポンプボディ15の下面に至る吸入口22が形成されている。吸入口22と溝20は図示しない断面において連通している。吸入口22は、ケーシング17の内部と外部を連通させている。溝20は、下流端近傍において、下流端に近づくにつれて徐々に溝の深さが浅くなっている。なお、溝20は、インペラ16の凹所16a群に対向する領域内に留まっている。
ポンプボディ15は、ポンプカバー9に重ねた状態でハウジング4の下端部にかしめ付け等により固定されている。ポンプボディ15の中心部にスラストベアリング18が固定されている。スラストベアリング18によって、シャフト7のスラスト荷重が受けられる。
【0022】
図4では、図示の明瞭化のために、各所のクリアランスが拡大されて表示されている。ポンプボディ15の溝20は、直接的には吐出口24に連通していない。ポンプカバー9の周壁9bは、吐出口24の位置においてもインペラ外周面16dに近接しており、インペラ外周面16dの外側では、溝20と吐出口24は実質的には連通していない。溝20と吐出口24はインペラ16の連通口16cによって連通されている。
【0023】
ポンプカバー9の周方向に伸びる溝31と、ポンプボディ15の周方向に伸びる溝20は、インペラ16の回転方向に沿って、吸入口22から吐出口24に至るまで伸びている。インペラ16が回転すると、燃料タンク内の燃料は吸入口22からケーシング17内に吸入される。吸入口22から吸入された燃料の一部は、溝20に沿って流れる。吸入口22から吸入された燃料の残部は、インペラ16の凹所16aに入り、凹所16a内で旋回流を発生させながら連通口16cを通過して溝31に入り、溝31に沿って流れる。溝20,31に沿って燃料が流れるうちに燃料は昇圧される。溝31を流れて昇圧された燃料は、吐出口24からモータ部2に送り出される。溝20を流れて昇圧された燃料は、インペラ16の連通口16cを通過して溝31で昇圧された燃料と合流する。合流後に、吐出口24からモータ部2に送り出される。モータ部2に送り出された高圧燃料は吐出口28からポンプ外に送り出される。
【0024】
なお、連通口16cの半径方向の長さ(16c1:図3参照)は、凹所16aの半径方向の長さ(16a1:図3参照)の4分の1以上4分の3以下になるように形成されていることが望ましい。本発明者の研究により導き出された大きさであり、連通口16cをこの大きさに形成しておくと、凹所16a内に燃料の旋回流が発生しやすく、且つ燃料がスムーズに連通口16cを通過しやすい。
【0025】
インペラ16の回転方向に沿って吐出口24から吸入口22に至るまでの間には、溝31,20が形成されていない。ポンプボディ15の溝20は、下流端に向かって徐々に浅くなって閉じられているため、溝20を流れてきた燃料はインペラ16の連通口16cへ押出されやすい。また、ポンプカバー9の溝31は、下流端に向かって徐々に深くなって吐出口24に連続しているため、昇圧された燃料はスムーズに吐出口24から吐出され、ポンプ作動音は静粛化される。インペラ外周面16dとポンプカバー内周面9cの間のクリアランスは全周に亘って非常に小さいために、昇圧された燃料はこのクリアランスに入り込まず、インペラ16の連通口16cを通過する。
【0026】
本実施例の燃料ポンプは、インペラ16の表裏両面の凹所16a間を連通する連通口16cによって吐出口24に連通している。そしてこの連通口16cは、凹所16aの半径方向内側に形成されている。このことによって、連通口16cが半径方向外側に形成されているときに比して連通口16c部分の回転速度が遅くなる。これによって、凹所16a内の連通口16c近傍の燃料の旋回速度が遅くなり、燃料が連通口16cを通過しやすくなる。燃料がスムーズに連通口16cを通過することができるため、燃料ポンプ内に発生するベーパの量を低減することができ、ポンプ効率を向上させることができる。高温時も性能を安定化させることができる。
【0027】
なお、インペラの表裏両面に形成される凹所の開口の形状については、図2に示す形状のほか、図5に示す形状でも実施することできる。図5に示すインペラ116では図2に示したインペラ16と同様に、表裏両面の凹所116a間を連通する連通口116cが凹所116aの半径方向内側に形成されており、上記の効果を得ることができる。図5に示す凹所116aは、半径方向に伸びる開口縁部が湾曲している。この形状で実施することにより、燃料が凹所116aに入りやすくなり、ポンプ効率をより向上させることができる。この凹所116aの開口の形状については、以下に示す第2実施例から第4実施例においても同様に実施することができる。
【0028】
本発明を具現化した第2実施例を図6を用いて説明する。図6はインペラの要部拡大図である。なお、本実施例の燃料ポンプは、第1実施例の燃料ポンプとほぼ同様の構成であるが、インペラの形状のみが異なっている。従って、ここでは第1実施例との相違点についてのみ説明し、同様の部分についての説明を省略する。
図6に示すインペラ66には、その端面の表裏に凹所66a群が形成されている。表裏の凹所66aの底部同士は連通しており、連通口66cが形成されている。連通口66cは、凹所66aの半径方向内側の領域に形成されている。表裏の凹所66aの底部は仕切り部66hによって仕切られている。仕切り部66hは、表裏の凹所66aの半径方向外側の内壁66g1,66g2から形成され、インペラ66の厚み方向の中央部に形成されている。表裏の凹所66aの半径方向外側のそれぞれの内壁面66g1,66g2は曲面であり、各内壁面66g1,66g2を底部に向かって延長させた面は、仕切り部66hの厚み66h1を二分する面66iに接する。この仕切り部66hの厚み66h1を二分する面66iは、インペラ66を厚み方向に二分する面と一致する。仕切り部66hは各内壁面66g1,66g2を底部に向かって延長させて、端部を切断した形状となっている。この仕切り部66hの端面は連通口66cの壁面となっている。
【0029】
表裏の凹所66a内に発生する燃料の旋回流は連通口66cで合流する。上記のように凹所66a内の内壁に仕切り部66hを形成することによって、燃料は各内壁面66g1,66g2の曲面に沿って流れるため、凹所66aの連通口66cで表裏の燃料の流れが衝突することなく平行となる。これによって、連通口66cでの流れの衝突によるエネルギーの損失や流れの乱れを低減させることができる。燃料がスムーズに連通口66cを通過することができるため、燃料ポンプ内に発生するベーパの量を低減することができ、ポンプ効率を向上させることができる。高温時も性能を安定化させることができる。
【0030】
表裏の凹所66aの内壁面66g1,66g2を、仕切り部66hの厚み66h1を二分する面66iに接するように形成しようとすると、この仕切り部66hは底部に向かって無限に薄くなる形状となる。しかし、このように加工すると、底部の薄い部分の強度を確保することができずに変形し、かえって燃料のスムーズな旋回流の妨げになる恐れがある。本実施例のように、内壁面66g1,66g2を面66iまで延長させることなく、仕切り部66hに端面を形成しても、凹所66aの連通口66cでの表裏の燃料の平行な流れを発生させることを妨げることはない。この壁面の強度を確保することができ、連通口66cの大きさも確保することができ、むしろ、燃料が連通口66cを通過しやすくなる。
【0031】
本発明を具現化した第3実施例を図7を用いて説明する。図7はインペラの要部拡大図である。なお、本実施例の燃料ポンプも、第1実施例の燃料ポンプとほぼ同様の構成であるが、インペラの形状のみが異なっている。従って、ここでも第1実施例との相違点についてのみ説明し、同様の部分についての説明を省略する。
図7に示すインペラ76には、その端面の表裏に凹所76a群が形成されている。表裏の凹所76aの底部同士は連通しており、連通口76cが形成されている。連通口76cは、凹所76aの半径方向内側の領域に形成されている。表裏の凹所76aの底部は仕切り部76hによって仕切られている。仕切り部76hは、表裏の凹所76aの半径方向外側の内壁に形成されている。表裏の凹所76aの半径方向外側のそれぞれの内壁面は曲面であり、各内壁面を底部に向かって延長させた面は、仕切り部76hの厚みを二分する面(図示省略)となる。以上のインペラ76の形状は、第2実施例の燃料ポンプのインペラ66と同様である。
【0032】
本実施例の燃料ポンプのインペラ76に形成されている凹所76aの半径方向内側の表裏の内壁には、底部に向かって半径方向外側へ傾斜する傾斜面76jが形成されている。この点において、第2実施例の燃料ポンプのインペラ66と相違している。
【0033】
インペラ76は形抜きによる樹脂成形品である。上記のように凹所76aを形成することによって、凹所76aの半径方向内側の内壁に形成された傾斜面76jを、抜き勾配として利用することができる。凹所76aの成形性を向上させると同時に、燃料の旋回流をさらにスムーズに発生させることができる。燃料がスムーズに連通口76cを通過することができるため、燃料ポンプ内に発生するベーパの量を低減することができ、ポンプ効率を向上させることができる。高温時も性能を安定化させることができる。
【0034】
本発明を具現化した第4実施例を図8を用いて説明する。図8はインペラの要部拡大図である。なお、本実施例の燃料ポンプも、第1実施例の燃料ポンプとほぼ同様の構成であるが、インペラの形状のみが異なっている。従って、ここでも第1実施例との相違点についてのみ説明し、同様の部分についての説明を省略する。
図8に示すインペラ86には、その端面の表裏に凹所86a群が形成されている。表裏の凹所86aの底部同士は連通しており、連通口86cが形成されている。連通口86cは、凹所86aの半径方向内側の領域に形成されている。表裏の凹所86aの底部は仕切り部86hによって仕切られている。仕切り部86hは、表裏の凹所86aの半径方向外側の内壁に形成されている。表裏の凹所86aの半径方向外側のそれぞれの内壁面は曲面であり、各内壁面を底部に向かって延長させた面は、仕切り部86hの厚みを二分する面(図示省略)となる。以上のインペラ86の形状は、第2実施例の燃料ポンプのインペラ86と同様である。
【0035】
本実施例の燃料ポンプのインペラ86に形成されている凹所86aの半径方向内側の表裏の内壁には、底部に向かって半径方向外側へ移行する曲面86kが形成されている。またこの内壁には凸部86mが形成されている。各曲面86kを底部に向かって延長させた面は、凸部86mの厚みを二分する面(図示省略)となり、この面は仕切り部86hの厚みを二分する面と一致する。これらの点において、第2実施例の燃料ポンプのインペラ66と相違している。
【0036】
凹所86aの半径方向外側の内壁と半径方向内側の内壁86kはともに曲面であり、凹所86aの底部に角部を形成しないため、燃料の旋回流を妨げない。本実施例のように凹所86aを形成すれば、燃料の旋回流をよりスムーズに発生させることができる。燃料がスムーズに連通口86cを通過することができるため、燃料ポンプ内に発生するベーパの量を低減することができ、ポンプ効率を向上させることができる。高温時も性能を安定化させることができる。
なお、この凸部86mの半径方向の長さ86m1は、凹所86aの半径方向の長さ86a1の8分の1以下になるように形成されていることが望ましい。本発明者の研究により導き出された大きさであり、凸部86mをこの大きさに形成しておくと、凹所86a内に燃料の旋回流が発生しやすく、且つ燃料がスムーズに連通口86cを通過しやすい。
【0037】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の燃料ポンプの断面図。
【図2】 本実施例の燃料ポンプのインペラの端面図。
【図3】 同インペラの端面の要部拡大断面図。
【図4】 同燃料ポンプの要部断面図。
【図5】 別のインペラの端面図。
【図6】 第2実施例の燃料ポンプのインペラの要部拡大断面図。
【図7】 第3実施例の燃料ポンプのインペラの要部拡大断面図。
【図8】 第4実施例の燃料ポンプのインペラの要部拡大断面図。
【図9】 従来の燃料ポンプのインペラの端面図。
【図10】 同インペラの端面の要部拡大図。
【図11】 同インペラの要部拡大断面図。
【図12】 同インペラの要部端面図。
【符号の説明】
1:ポンプ部
2:モータ部、
9:ポンプカバー
15:ポンプボディ
16:インペラ、16a:凹所、16c:連通口
17:ケーシング
20:溝
22:吸入口
24:吐出口
31:溝
66:インペラ、66a:凹所、66c:連通口、66h:仕切り部
76:インペラ、76a:凹所、76c:連通口、76h:仕切り部、76j:傾斜面
86:インペラ、86a:凹所、86c:連通口、86h:仕切り部、86k:曲面、86m:凸部

Claims (5)

  1. ケーシング内で回転する略円板状のインペラを備え、
    その略円板状インペラの外周から半径方向内側に第1所定距離を隔てて周方向に伸びる領域には、隔壁を隔てて周方向に繰り返す凹所群がインペラの表裏両面に形成されており、
    各凹所は、インペラの半径方向に第2所定距離に亘って伸びており、
    表裏両面に形成された凹所の底部同士を連通する連通口が設けられており
    凹所の半径方向内側の壁面は、インペラの半径に沿って断面視したときに、インペラを厚み方向に二分する中央線に向かって直線状に形成されているとともにインペラの半径方向に対して垂直方向又はインペラの半径方向外側に向かって傾斜しており、
    各凹所の半径方向外側の壁面は、インペラの半径に沿って断面視したときに、曲線状に形成されており、
    凹所の半径方向内側端部から連通口の半径方向内側端部までの半径方向の距離が、凹所の半径方向外側端部から連通口の半径方向外側端部までの半径方向の距離より短く、かつ、第2所定距離の8分の1を超えないことを特徴とする燃料ポンプ。
  2. 表裏両面に形成された凹所の底部同士がインペラの半径方向に第3所定距離に亘って連通しており、第3所定距離が第2所定距離の4分の1以上で4分の3以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプ。
  3. 凹所内の半径方向外側の領域において表裏両面に形成された凹所の底部同士を分離する壁面は、インペラの半径に沿って断面視したときに、インペラを厚み方向に二分する中央線に接する曲線に沿っていることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料ポンプ。
  4. 各凹所の半径方向内側の壁面が、底部に向かって半径方向外側へ傾斜していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料ポンプ。
  5. 各凹所の半径方向内側の壁面に、底部に向かって半径方向外側へ傾斜する曲面が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料ポンプ。
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