JP6779807B2 - 液封式真空ポンプ - Google Patents

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本発明は、円形ケーシングと、円形ケーシングの中心に対し偏心して取り付けられた羽根車と、羽根車を支持する主軸がケーシングを貫通する部分に設置された軸封部とを備えた液封式真空ポンプに関するものである。
円形ケーシングと円形ケーシングの中心に対し偏心して取り付けられた羽根車とを備え、ケーシング内に水その他の液体を封入し、羽根車の回転による遠心力によりケーシング内壁に沿って液膜を形成し、液膜と隣接する2枚の羽根とによって形成される羽根室の容積変化を利用してポンプ作用を行う液封式真空ポンプが知られている。液封式真空ポンプは、別置きの電動機の主軸と接続されて駆動されるか、直動型モータの主軸に前記羽根車を取りつけて駆動される。また、羽根車を支持する主軸が排気側のケーシングを貫通する部分には、軸シールを行うためのメカニカルシール等の軸封部品が設置されている。
真空ポンプは、高速化を図ることにより羽根車径を小さくでき、小型・軽量化が可能であることは知られている。例えば、真空ポンプを駆動する電動機を4極のものから2極のものに代えると、2極の電動機は4極の電動機に対して回転速度が増加するため、軸動力が過大とならないよう、4極に対し羽根車径を小さく設計する。羽根車径を小さくしながらも、隣接する2枚の羽根によって形成される羽根室の容積を極力大きく確保するため、羽根車のボス径も小さくする。液封式真空ポンプは、羽根車とケーシングと液膜とによって形成された空間の気体を吸排気するため、羽根車とケーシング間のサイドクリアランスを狭くして液膜を形成させる必要がある。
特開2015−175322号公報
上述したように真空ポンプの高速化を図る場合に、運転時の羽根室内の圧力変動や、回転体の自重による主軸のたわみによってケーシングと羽根車が接触することを防止するため、主軸径には余裕を持たせ極力太くする。軸封部品(メカニカルシール等)の寸法は主軸径によって決定される。よって、上述したように、主軸径を極力太くする設計を行うと、排気ケーシングの軸封部品収容空間の内径が排気側の羽根車のボス径を上回り、軸封部品収容空間を通り、各羽根室が連通してしまうため、密閉された空間としての羽根室を形成することができないという問題があった。
図5は、従来の液封式真空ポンプの主要構成を示す模式図である。図5に示すように、吸気側の第1段羽根車4と排気側の第2段羽根車5とを支持する主軸7が排気ケーシング9を貫通する部分には、軸シールを行うためのメカニカルシール等の軸封部品10が設置されている。主軸7は、運転時の羽根室内の圧力変動や、回転体の自重による主軸のたわみによってケーシングと羽根車が接触することを防止するため、主軸径には余裕を持たせ極力太くしている。そのため、排気ケーシング9における軸封部品10の収容空間の内径D1が排気側の第2段羽根車5のボス径D2を上回り、軸封部品10の収容空間を通り、ケーシング両側壁と液膜と隣接する2枚の羽根によって形成される各羽根室が互いに連通してしまうため、密閉された空間としての各羽根室を形成することができないという問題があった。
上記の問題を解決するため、従来は排気ケーシングの分割化、主軸径を細くする、羽根車ボス径を太くする、軸封部品収容空間に別部品を挿入するなどの設計を行う必要があった。しかし、部品点数やポンプ寸法の増加、強度不足による共振、排気速度の低下などの欠点があった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、排気ケーシングの分割化、主軸を細くする、羽根車ボス径を太くする、といった設計を行うことなく、軸封部品収容空間を介して各羽根室が互いに連通してしまうことを防止することができ、羽根車に密閉された空間としての羽根室を形成することができる液封式真空ポンプを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、封液を収容するケーシングと、前記ケーシング内に収容される少なくとも1つの羽根車と、前記ケーシングの後端部を閉塞する排気ケーシングとを備えた液封式真空ポンプにおいて、前記羽根車を支持する主軸が前記排気ケーシングを貫通する部分に軸封部品を設け、前記羽根車は、前記主軸が挿通される孔を有した円筒状のボス部と、前記ボス部から半径方向外方に延びる複数の羽根と、前記軸封部品に面する側において前記ボス部の外周から半径方向外方に延びる円環状の側板とを備え、前記側板の外径は、前記ケーシングに形成された軸封部品収容空間の内径より大きく、前記側板の外周は、前記排気ケーシングに形成された排気ポートよりも、前記羽根車の半径方向において内側にあることを特徴とする液封式真空ポンプ。
である。
本発明の好ましい態様は、前記側板は、端面の少なくとも一方が、前記主軸の軸方向と直交する面と平行になっていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記側板は、前記各羽根の幅方向端面および半径方向内端に接続されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記ボス部と前記複数の羽根と前記側板とを有した前記羽根車は、鋳造により一体成形されることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記複数の羽根を隣接する羽根間で互いに連結する円環状の連結リングを備え、前記連結リングは、前記各羽根の幅方向端部に位置し、かつ前記側板の外周側に位置していることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記連結リングの幅は、前記各羽根の幅よりも小さいことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記連結リングは、前記各羽根の幅方向端部側から幅方向内方に向かって先細になった断面形状を有することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記ボス部の外径は、前記軸封部品収容空間の内径より小さいことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記液封式真空ポンプは、吸気側の第1段羽根車と排気側の第2段羽根車とを備えた2段液封式真空ポンプからなり、前記側板は前記第2段羽根車に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、排気ケーシングの分割化、主軸を細くする、羽根車ボス径を太くする、といった設計を行うことなく、軸封部品収容空間を介して各羽根室が互いに連通してしまうことを防止することができ、羽根車に密閉された空間としての各羽根室を形成することができる。
図1は、本発明に係る液封式真空ポンプの実施形態を示す模式的断面図である。 図2は、第2段ポンプ室および第2段ポンプ室内に配置された第2段羽根車の詳細を示す図であり、図1のII−II線断面図である。 図3(a),(b)は、図1および図2に図示された本発明の第2段羽根車(図3(a))と、図5に図示された従来の第2段羽根車(図3(b))とを示す斜視図である。 図4(a)は、本発明の第2段羽根車の他の実施形態を示す斜視図であり、図4(b)は図4(a)のA部の断面形状を示す模式図であり、図4(c)は図4(a)のB部の断面形状を示す模式図である。 図5は、従来の液封式真空ポンプの主要構成を示す模式図である。
以下、本発明に係る液封式真空ポンプの実施形態を図1乃至図4を参照して説明する。図1乃至図4において、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、本発明に係る液封式真空ポンプの実施形態を示す模式的断面図である。図1においては、液封式真空ポンプの一例として、2段液封式真空ポンプを図示している。図1に示すように、2段液封式真空ポンプは、第1段ポンプ室1と第2段ポンプ室2とを内部に形成するケーシング3を備えている。第1段ポンプ室1には吸気側の第1段羽根車4が設けられ、第2段ポンプ室2には排気側の第2段羽根車5が設けられている。第1段羽根車4と第2段羽根車5とは、直動型モータ6の同一の主軸(回転軸)7に固定されている。ケーシング3の中央部には、半径方向内方に延びる仕切壁3pが形成されており、この仕切壁3pによって第1段ポンプ室1と第2段ポンプ室2とを仕切っている。仕切壁3pには、第1段ポンプ室1の排気ポートPdと第2段ポンプ室2の吸気ポートPsとが形成されており、排気ポートPdと吸気ポートPsとにより第1段ポンプ室1と第2段ポンプ室2とを連通させている。
ケーシング3の前端側の開口部は吸気側カバー8によって閉塞されており、この吸気側カバー8により密閉された空間としての第1段ポンプ室1を形成している。ケーシング3の後端側の開口部は排気ケーシング9によって閉塞されており、この排気ケーシング9により密閉された空間としての第2段ポンプ室2を形成している。吸気側カバー8には吸気口8sが形成されており、吸気口8sから気体(たとえば、空気)を第1段ポンプ室1内に吸入するようになっている。排気ケーシング9には第2段ポンプ室2の排気ポートPdが形成されている。また、排気ケーシング9には排気口9dが形成されており、第2段ポンプ室2から排気ポートPdを介して排出された気体を排気ケーシング9の排気口9dから外部に排出するようになっている。主軸7が排気ケーシング9を貫通する部分には、軸シールを行うためのメカニカルシール等の軸封部品10が装着されている。排気ケーシング9の開口部はモータフランジ12によって閉塞されている。
図1に示すように、第1段羽根車4および第2段羽根車5は、それぞれ円筒形のボス部41と、ボス部41から等間隔に放射状に延びる複数の羽根42とを備えている。排気側の第2段羽根車5のボス部41には、軸封部品10の収容空間に面する側に、ボス部41の外周から半径方向外方に延びる円環状の側板43が形成されている。側板43の外径D3は、軸封部品10の収容空間の内径D1より大きく設定されている。すなわち、第2段羽根車5における軸封部品10の収容空間の内径D1と第2段羽根車5のボス径D2と側板43の外径D3との関係は、D3>D1>D2に設定されている。したがって、液膜と隣接する2枚の羽根42によって形成される各羽根室における軸封部品10の収容空間に面する側およびボス部側(基部側)は、軸封部品10の収容空間の内径D1より大きな外径D3を有する側板43によって閉塞されている。したがって、ケーシング両側壁と液膜と隣接する2枚の羽根42によって形成される各羽根室が軸封部品10の収容空間を介して互いに連通してしまうことはなく、密閉された空間としての各羽根室を形成することができる。
図1に示すように、第1段羽根車4と第2段羽根車5はモータ6の主軸7の軸端部に取り付けられている。第1段羽根車4と第2段羽根車5とを支持する主軸7は、モータ6のモータケーシング13に設けられた軸受14によって片持ち構造(オーバーハング構造)で支持されている。図1では、第1段羽根車4と第2段羽根車5とを収容するケーシングを単一のケーシング3として図示しているが、第1段羽根車4と第2段羽根車5とをそれぞれ個別のケーシングに収容してもよい。
図2は、第2段ポンプ室2および第2段ポンプ室2内に配置された第2段羽根車5の詳細を示す図であり、図1のII−II線断面図である。図2に示すように、ケーシング3は内部に円形の内部空間を有し、この内部空間が第2段ポンプ室2になっている。主軸7には第2段羽根車5が固定されており、第2段羽根車5はケーシング3の円形の内部空間(第2段ポンプ室2)に対して偏心している。第2段羽根車5は、円筒形のボス部41と、ボス部41から等間隔に放射状に延びる複数の羽根42とを備えている。図2において、ケーシング3の内部空間には、その約半分の容積を満たす量の液体(例えば、水)が供給される。第2段羽根車5が回転すると、複数の羽根42が第2段羽根車5の外周方向に液体を掻き出し、液体は、遠心力によってケーシング3の内面に沿って周回し、環状の液膜(液環)LFを形成する。第2段ポンプ室2では、ケーシング両側壁と液膜LFと隣接する2枚の羽根42とによって形成される各羽根室Rbの容積変化を利用して気体を圧縮しポンプ作用を行う。
図3(a),(b)は、図1および図2に図示された本発明の第2段羽根車5(図3(a))と、図5に図示された従来の第2段羽根車5(図3(b))とを示す斜視図である。
図3(a)に示すように、本発明の第2段羽根車5は、円筒形のボス部41と、ボス部41から等間隔に放射状に延びる複数の羽根42と、ボス部41から半径方向外方に延びる円環状の側板43とを備えている。ボス部41、複数の羽根42および側板43を備えた第2段羽根車5は、鋳造によって一体成形される。側板43は、軸封部品10の収容空間に面する側であってボス部41の端部に設けられており、また側板43は、各羽根42の幅方向端面42aおよび半径方向内端42bに接続されている(図1参照)。また、ボス部41には、主軸7を嵌合するための貫通孔41hやキーを挿入するためのキー溝41k等が形成されている。
図3(b)に示す従来の第2段羽根車5は、図5にも図示したように側板43を備えていないが、隣接する2枚の羽根42同士を連結するための円環形状に形成された連結リング44を備えている。連結リング44は、各羽根42の先端部で幅方向の中央部に設けられている。従来の第2段羽根車5は、側板43を備えていない点と連結リング44を備えている点が図3(a)示す本発明の第2段羽根車5と異なっている。
従来の第2段羽根車5においては、連結リング44は各羽根42の剛性を高めるために設けられているが、本発明の第2段羽根車5においては、側板43により各羽根42の剛性を高めることができるために連結リング44を省略したものである。
図4(a)は、本発明の第2段羽根車5の他の実施形態を示す斜視図であり、図4(b)は図4(a)のA部の断面形状を示す模式図であり、図4(c)は図4(a)のB部の断面形状を示す模式図である。
図4(a)に示すように、本実施形態の第2段羽根車5は、隣接する2枚の羽根42同士を連結するために円環状に形成された連結リング44を備えている。すなわち、本実施形態の第2段羽根車5は、連結リング44と側板43とを併用している。連結リング44は、各羽根42の先端部で各羽根42の幅方向端部に位置し、かつ側板43の外周側に位置している。図4(a)に示す第2段羽根車5におけるその他の構成は、図3(a)に示す第2段羽根車5と同様である。
図4(b)は連結リング44の断面形状を示す図である。図4(b)に示すように、連結リング44の断面形状は、半円(左端)、三角(左から2番目)、台形(左から3番目)、鉛直方向に長軸がある半楕円(左から4番目)、水平方向に長軸がある半楕円(右端)等である。連結リング44の断面形状は、いずれも、羽根42の幅方向端部側(図4(b)において左側)から幅方向内方(図4(b)において右側)に向かって先細になっている。
図4(c)は側板43の断面形状を示す図である。図4(c)に示すように、側板43の断面形状は、長方形(左側)、台形(右側)等である。右側の図で示す側板43の断面形状は、ボス部41から羽根42の外周側に向かって先細になっている。
次に、図3(b)に示す従来の第2段羽根車5と、図4(a)に示す本発明の第2段羽根車5とについて鋳造の観点から説明する。
従来の羽根車は、図3(b)に示すように、主軸7の軸方向と直交する面と平行、かつ幅方向中心に連結リング44が配置されており、上型と下型の分割面をリング部に設定し鋳造を行っていた。
連結リング44と側板43を併用する場合、従来の羽根車のような幅方向中心に連結リングが形成されていると、型の分割面を設定できず製作が難しくなる。そこで、図4(a)に示す本発明の羽根車のように、側板43と連結リング44を第2段羽根車5の排気側に設け、かつ連結リング44の断面形状を半円にすることで、型の分割を行うことができる。連結リング44の断面形状は、図4(b)に示すように、三角,台形などの多角形、半楕円など、型の分割が可能となる断面形状であれば任意に設定可能である。
実施形態においては、2段の羽根車を備えた2段液封式真空ポンプを説明したが、1段の羽根車を備えた液封式真空ポンプにも本発明が適用されることは勿論である。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内において、種々の異なる形態で実施されてよいことは勿論である。
1 第1段ポンプ室
2 第2段ポンプ室
3 ケーシング
3p 仕切壁
4 第1段羽根車
5 第2段羽根車
6 モータ
7 主軸
8 吸気側カバー
8s 吸気口
9 排気ケーシング
9d 排気口
10 軸封部品
12 モータフランジ
13 モータケーシング
14 軸受
41 ボス部
41h 貫通孔
41k キー溝
42 羽根
42a 幅方向端面
42b 半径方向内端
43 側板
44 連結リング
D1 軸封部品の収容空間の内径
D2 第2段羽根車のボス径
D3 側板の外径
LF 液膜(液環)
Pd 排気ポート
Ps 吸気ポート
Rb 羽根室

Claims (9)

  1. 封液を収容するケーシングと、前記ケーシング内に収容される少なくとも1つの羽根車と、前記ケーシングの後端部を閉塞する排気ケーシングとを備えた液封式真空ポンプにおいて、
    前記羽根車を支持する主軸が前記排気ケーシングを貫通する部分に軸封部品を設け、
    前記羽根車は、前記主軸が挿通される孔を有した円筒状のボス部と、前記ボス部から半径方向外方に延びる複数の羽根と、前記軸封部品に面する側において前記ボス部の外周から半径方向外方に延びる円環状の側板とを備え、
    前記側板の外径は、前記ケーシングに形成された軸封部品収容空間の内径より大きく、前記側板の外周は、前記排気ケーシングに形成された排気ポートよりも、前記羽根車の半径方向において内側にあることを特徴とする液封式真空ポンプ。
  2. 前記側板は、端面の少なくとも一方が、前記主軸の軸方向と直交する面と平行になっていることを特徴とする請求項1記載の液封式真空ポンプ。
  3. 前記側板は、前記各羽根の幅方向端面および半径方向内端に接続されていることを特徴とする請求項1または2記載の液封式真空ポンプ。
  4. 前記ボス部と前記複数の羽根と前記側板とを有した前記羽根車は、鋳造により一体成形されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液封式真空ポンプ。
  5. 前記複数の羽根を隣接する羽根間で互いに連結する円環状の連結リングを備え、
    前記連結リングは、前記各羽根の幅方向端部に位置し、かつ前記側板の外周側に位置していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の液封式真空ポンプ。
  6. 前記連結リングの幅は、前記各羽根の幅よりも小さいことを特徴とする請求項5記載の液封式真空ポンプ。
  7. 前記連結リングは、前記各羽根の幅方向端部側から幅方向内方に向かって先細になった断面形状を有することを特徴とする請求項5または6記載の液封式真空ポンプ。
  8. 前記ボス部の外径は、前記軸封部品収容空間の内径より小さいことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の液封式真空ポンプ。
  9. 前記液封式真空ポンプは、吸気側の第1段羽根車と排気側の第2段羽根車とを備えた2段液封式真空ポンプからなり、
    前記側板は前記第2段羽根車に設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の液封式真空ポンプ。
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