JP2003336591A - ウエスコ式ポンプ - Google Patents

ウエスコ式ポンプ

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JP2003336591A
JP2003336591A JP2002178991A JP2002178991A JP2003336591A JP 2003336591 A JP2003336591 A JP 2003336591A JP 2002178991 A JP2002178991 A JP 2002178991A JP 2002178991 A JP2002178991 A JP 2002178991A JP 2003336591 A JP2003336591 A JP 2003336591A
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Japan
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pump flow
impeller
flow path
discharge port
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Application number
JP2002178991A
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English (en)
Inventor
Satoshi Miura
聡 三浦
Masanori Iketani
昌紀 池谷
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/18Rotors
    • F04D29/188Rotors specially for regenerative pumps

Abstract

(57)【要約】 【課題】 脈動に起因するポンプ騒音を低減させる。 【解決手段】 本発明に係るウエスコ式ポンプは、周方
向に並ぶ複数の羽根溝12を表裏両面に備えており、か
つ回転駆動されるインペラ10と、インペラ10の表側
の羽根溝12に対応して形成されており、吸入口と吐出
口21pとを備える第1ポンプ流路21と、インペラ1
0の裏側の羽根溝12に対応して形成されており、吸入
口と吐出口22pとを備える第2ポンプ流路22と、イ
ンペラ10を貫通して形成されており、第1ポンプ流路
21と第2ポンプ流路22とを連通させる連通孔18
と、第1ポンプ流路21の吐出口21pと第2ポンプ流
路22の吐出口22pとから吐出された流体を合流させ
る合流路とを有しており、インペラ10における表側の
羽根溝12と裏側の羽根溝12とは、第1ポンプ流路2
1から吐出される流体の脈動位相と第2ポンプ流路22
から吐出される流体の脈動位相とがほぼ1/2周期ずれ
るように、周方向に位置ずれした状態で形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエスコ式ポンプ
(摩擦再生ポンプ、カスケードポンプ、円周流ポンプ等
の別名がある)に関する。なお本発明は、例えば、車両
用燃料ポンプに好適なウエスコ式ポンプである。
【0002】
【従来の技術】従来には、例えば、特開平3−1868
8号公報により開示されたウエスコ式ポンプがある。そ
の公報のウエスコ式ポンプは、周方向に並ぶ羽根溝を有
しかつ回転駆動されるインペラと、インペラの羽根溝に
対応するポンプ流路を形成しかつそのポンプ流路に連通
する吸入口及び吐出口を有するポンプケーシングとを備
えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウエスコ式
ポンプは、一般的に、ギヤ式ポンプ、ベーン式ポンプ、
トロコイド式ポンプ等の容積型ポンプに比べると、静粛
性の高いポンプとして選定されている。これは、ウエス
コ式ポンプの脈動が、原理的に、間欠的な流量変化(交
流成分いわゆる変動成分に相当する)だけでなく、一定
の流量(直流成分いわゆる定常成分に相当する)が重畳
されることによる。なお、「脈動」とは、ポンプの作動
にともなう圧力の周期的な変動である。
【0004】しかしながら、従来のウエスコ式ポンプで
は、インペラの回転に基づいて、半間欠的な流量の吸入
及び吐出を行うポンプ行程となる。このため、吐出口か
ら吐出される流体に圧力の変動(脈動という)が少なか
らず発生し、ひいては騒音(ポンプ騒音という)が生じ
ていた。また、近年における自動車の低騒音化にともな
い、燃料ポンプとして使用されるウエスコ式ポンプにお
いても、ポンプ騒音を改善する要求がでてきている。そ
こで、本発明は、ウエスコ式ポンプのポンプ騒音を更に
改善しようとするものである。
【0005】本発明が解決しようとする課題は、吐出口
から吐出される流体の脈動を低減し、その脈動に起因す
るポンプ騒音を低減することのできるウエスコ式ポンプ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、各請求
項の発明によって解決される。請求項1の発明は、周方
向に並ぶ複数の羽根溝を表裏両面に備えており、かつ回
転駆動されるインペラと、前記インペラの表側の羽根溝
に対応して形成されており、吸入口と吐出口とを備える
第1ポンプ流路と、前記インペラの裏側の羽根溝に対応
して形成されており、吸入口と吐出口とを備える第2ポ
ンプ流路と、前記インペラを貫通して形成されており、
前記第1ポンプ流路と第2ポンプ流路とを連通させる連
通孔と、第1ポンプ流路の吐出口と第2ポンプ流路の吐
出口とから吐出された流体を合流させる合流路とを有し
ており、前記インペラにおける表側の羽根溝と裏側の羽
根溝、及び/又は、前記第1ポンプ流路の吐出口と第2
ポンプ流路の吐出口とは、前記第1ポンプ流路から吐出
される流体の脈動位相と第2ポンプ流路から吐出される
流体の脈動位相とがほぼ1/2周期ずれるように、周方
向に位置ずれした状態で形成されていることを特徴とす
る。
【0007】本発明によると、第1ポンプ流路と第2ポ
ンプ流路とは、インペラを貫通して形成された連通孔に
より連通されているため、第1ポンプ流路内の流体と第
2ポンプ流路内の流体とはほぼ等しい圧力になる。さら
に、インペラにおける表側の羽根溝と裏側の羽根溝、及
び/又は、前記第1ポンプ流路の吐出口と第2ポンプ流
路の吐出口とは、第1ポンプ流路から吐出される流体の
脈動位相と第2ポンプ流路から吐出される流体の脈動位
相とがほぼ1/2周期(約180°)ずれるように、周方
向に位置ずれした状態で形成されている。このため、第
1ポンプ流路から吐出された流体と第2ポンプ流路から
吐出された流体とを合流路で合流させることにより、そ
れぞれの流体の脈動をほぼ相殺できるようになる。これ
によって、流体の脈動に起因するポンプの騒音が低減す
る。
【0008】請求項2の発明は、周方向に並ぶ複数の羽
根溝を表裏両面に備えており、かつ同軸に配置された状
態で回転駆動される複数組のインペラと、各々の前記イ
ンペラの表側の羽根溝に対応して形成されており、吸入
口と吐出口とを備える複数の第1ポンプ流路と、各々の
前記インペラの裏側の羽根溝に対応して形成されてお
り、吸入口と吐出口とを備える複数の第2ポンプ流路
と、前記インペラを貫通して形成されており、前記第1
ポンプ流路と第2ポンプ流路とを連通させる連通孔と、
各々の第1ポンプ流路の吐出口と各々の第2ポンプ流路
の吐出口とから吐出された流体を合流させる合流路とを
有しており、前記インペラにおける表側の羽根溝と裏側
の羽根溝、及び/又は、前記第1ポンプ流路の吐出口と
第2ポンプ流路の吐出口とは、前記第1ポンプ流路から
吐出される流体の脈動位相と第2ポンプ流路から吐出さ
れる流体の脈動位相とがほぼ所定周期ずれるように、周
方向に位置ずれした状態で形成されており、さらに、一
のインペラに対応する第1ポンプ流路の吐出口と、その
インペラに隣合う他のインペラに対応する第1ポンプ流
路の吐出口とは、それぞれの第1ポンプ流路から吐出さ
れる流体の脈動位相がほぼ1/2周期ずれるように、周
方向に位置ずれした状態で形成されていることを特徴と
する。
【0009】本発明によると、例えば、一段目のインペ
ラに対応する第1ポンプ流路から吐出される流体の脈動
位相(以下、一段目の第1ポンプ流路の流体の脈動位相
という)を基準にすると、二段目の第1ポンプ流路の流
体の脈動位相と、…N段目の第1ポンプ流路の流体の脈
動位相とは順番にほぼ1/2周期(約180°)づつずれ
るようになる。さらに、各インペラに対応する第1ポン
プ流路の流体の脈動位相と第2ポンプ流路の流体の脈動
位相とはほぼ所定周期ずれるため、一段目の第2ポンプ
流路の流体の脈動位相と、二段目の第2ポンプ流路の流
体の脈動位相と、…N段目の第2ポンプ流路の流体の脈
動位相とは順番にほぼ1/2周期(約180°)づつずれ
るようになる。このため、各々の第1ポンプ流路から吐
出された流体と、各々の第2ポンプ流路から吐出された
流体とを合流路で合流させることにより、それぞれの流
体の脈動をほぼ相殺できるようになる。
【0010】また、請求項3に示すように、連通孔を、
インペラにおける表側の羽根溝と裏側の羽根溝とを連通
させる位置に形成しても良いし、請求項4に示すよう
に、インペラの羽根溝と干渉しない位置に形成しても良
い。なお、表側の各々の羽根溝と裏側の各々の羽根溝と
を全て連通孔で連通させても良いし、一部の羽根溝のみ
相互に連通させても良い。また、羽根溝と干渉しない位
置に多数の連通孔を形成しても良いし、単一の連通孔を
形成しても良い。また、請求項5に示すように、羽根溝
の開口面積に対する連通孔の開口面積の比率を1%〜70
%に設定するのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下、図1から図
6に基づいて本発明の実施形態1に係るウエスコ式ポン
プの説明を行う。本実施形態に係るウエスコ式ポンプ
は、自動車用燃料ポンプとして利用されるもので、燃料
タンク内に配設されるウエスコ式ポンプを例示する。こ
こで、図1はウエスコ式ポンプのインペラ等の拡大縦断
面図等、図2はインペラの平面図、縦断面図等、図3は
ポンプ部の模式縦断面、ポンプ流路図である。また、図
4はウエスコ式ポンプの全体縦断面図、図5は流体の脈
動等を表すグラフである。
【0012】ウエスコ式ポンプは、図4に示すように、
ポンプ部1と、そのポンプ部1のインペラ10を回転駆
動するモーター部2とから構成されている。モーター部
2は、ブラシ付きの直流モーターであって、ほぼ円筒形
状のポンプハウジング3内にマグネット4及びアーマチ
ャ5を配置している。アーマチャ5はシャフト5aを有
している。
【0013】ポンプハウジング3の一端部(図4におい
て下端部)には、ポンプケーシング6が設けられてい
る。ポンプケーシング6には、アーマチャ5のシャフト
5aの下端部が回転可能に支持されている。また、ポン
プハウジング3の他端部(図4において上端部)には、
モーターカバー7が設けられている。モーターカバー7
には、アーマチャ5のシャフト5aの上端部が回転可能
に支持されている。
【0014】モーターカバー7には、モーター部2の内
部空間2aをポンプ外部に開口する送出口8が形成され
ている。なお、送出口8には、エンジンにつながる燃料
供給配管(図示省略)が接続される。
【0015】モーター部2は、モーターカバー7に設け
られた端子(図示省略)を介してアーマチャ5のコイル
(図示省略)に通電することにより、アーマチャ5を回
転させる。なお、モーター部2におけるその他の構成に
ついては周知であるから、その説明は省略する。また、
モーター部2には、その他の形式のものを利用すること
ができる。
【0016】次に、ウエスコ式ポンプのポンプ部1の構
成を説明する。ポンプ部1は、図3(A)に示すよう
に、ポンプケーシング6内に1枚のインペラ10を備え
ている。なお、ポンプケーシング6の構成は周知である
から、その説明は省略する。また、ポンプケーシング6
は、周知のように、例えば、軸方向(図3において上下
方向)に2個以上に分割されたケーシング要素を組合わ
せることによって、1つのインペラ収容室(符号省略)
を形成する。
【0017】ポンプケーシング6の前記インペラ収容室
には、インペラ10が回転可能に収容されている。イン
ペラ10は、一定厚み寸法で円板状に形成されており、
その中心部にはほぼ「D」字形の軸孔10cが形成され
ている(図2(C)参照)。そして、その軸孔10cに
アーマチュア5のシャフト5aが係合されている。この
構造により、モーター部2のアーマチュア5が回転する
ことにより、インペラ10が共に軸回りに回転するよう
になる。
【0018】ここで、図2(C)は、インペラ10の裏
面図(下面図)を表しており、図2(A)は、図2
(C)のA矢視拡大図を表している。また、図2(B)
は、図2(A)のB−B矢視断面図であり、図中の白抜
き矢印はインペラ10の回転方向を表している。
【0019】インペラ10の表面外周部及び裏面外周部
には、所定数の凹溝状をなす羽根溝12が周方向に一定
間隔(一定ピッチ)で並んで形成されている。また、イ
ンペラ10の表面の羽根溝12と裏面の羽根溝12と
は、図2(B)に示すように、ほぼ半ピッチ分だけ周方
向に位置ずれした状態で形成されている。羽根溝12の
開口13は、図2(A)に示すように、回転方向前側の
前縁部13fと、回転方向後側の後縁部13bと、半径
方向内側の内縁部13e及び半径方向外側の外縁部13
rとから構成されており、隣り合う縁部13f,13
e,13b,13rの間が円弧状縁部13aによって接
続されている。
【0020】開口13の前縁部13fと後縁部13bと
は、内縁部13e側でほぼインペラ10の半径方向に沿
って形成されており、外縁部13r側で前方に湾曲する
ように形成されている。また、羽根溝12の開口13か
らその羽根溝12の底部14までの側壁15は、図2
(B)に示すように、開口13の後縁部13bにおいて
段差状に形成されており、前縁部13fにおいて断面略
円弧形状に形成されている。即ち、羽根溝12の深さ寸
法は、後縁部13bの位置及びその近傍で最大となる。
【0021】また、インペラ10の表面側の羽根溝12
と裏面側の羽根溝12とは、連通孔18によって連通さ
れている。連通孔18の開口面積S1は、羽根溝12の
開口13の面積S0に対して約1%〜約70%の値に設定
される。なお、後記するように、S1/S0を約3%〜
約18%の間に設定するのがさらに好ましい。
【0022】前述のポンプケーシング6におけるインペ
ラ収容室の上壁面には、インペラ10の表面側(上側)
の羽根溝12に対応してほぼ円弧形状の第1流路溝21
が形成されている(図3(A)(B)参照)。ここで、
図3(A)は、ポンプ部1の縦断面図であり、図3
(B)は、図3(A)におけるB矢視断面図である。ま
た、図3(C)は、図3(A)におけるC矢視断面図で
ある。前述の第1流路溝21は、インペラ10の羽根溝
12に対応する第1ポンプ流路21を形成する。以下、
第1流路溝21を第1ポンプ流路21と呼ぶ。
【0023】第1ポンプ流路21の始端部には第1吸入
口21eが形成されており、その第1ポンプ流路21の
終端部に第1吐出口21pが形成されている。第1吸入
口21eと第1吐出口21pとの間はポンプケーシング
6の第1仕切壁6mによって仕切られている。
【0024】また、ポンプケーシング6におけるインペ
ラ収容室の下壁面には、インペラ10の裏面側(下側)
の羽根溝12に対応してほぼ円弧形状の第2流路溝22
が形成されている(図3(A)(C)参照)。第2流路
溝22は、インペラ10の羽根溝12に対応する第2ポ
ンプ流路22を形成する。以下、第2流路溝22を第2
ポンプ流路22と呼ぶ。第2ポンプ流路22の始端部に
は第2吸入口22eが形成されており、その第2ポンプ
流路22の終端部に第2吐出口22pが形成されてい
る。第2吸入口22eと第2吐出口22pとの間はポン
プケーシング6の第2仕切壁6qによって仕切られてい
る。
【0025】図4に示すように、ポンプケーシング6に
は、吸入路24が形成されており、その吸入路24の上
流端がポンプケーシング6の下端部に形成された燃料吸
入口25に接続されている。また、吸入路24の下流端
は上部分岐流路24aと下部分岐流路24bとに分けら
れており、上部分岐流路24aが第1ポンプ流路21の
第1吸入口21eに接続されている。また、下部分岐流
路24bが第2ポンプ流路22の第2吸入口22eに接
続されている。ここで、第1吸入口21eと第2吸入口
22eとは平面視において同位置に配置されている。
【0026】第1ポンプ流路21の第1吐出口21pに
はポンプケーシング6内に形成された上部吐出路26a
の上流端が接続されており、第2ポンプ流路22の第2
吐出口22pに下部吐出路26bの上流端が接続されて
いる。上部吐出路26aと下部吐出路26bとは各々の
下流端が合流路26に接続されており、その合流路26
の下流端がポンプケーシング6の上端部に形成された燃
料吐出口27に接続されている。ここで、第1吐出口2
1pと第2吐出口22pとは平面視において同位置に配
置されている(図1(A)等参照)。燃料吐出口27
は、図4に示すように、前述のモーター部2の内部空間
2aに開口されている。即ち、上部吐出路26a、下部
吐出路26b及び合流路26が本発明の合流路に相当す
る。
【0027】次に、上記したウエスコ式ポンプの作動に
ついて説明する。図4において、モーター部2のアーマ
チャ5のコイル(図示省略)に対する通電によって、ア
ーマチャ5が回転されると、アーマチャ5のシャフト5
aと一体的にインペラ10が所定の方向(図1、図2に
おいて白抜き矢印方向)に回転される。これによって、
ポンプ作用が生じ、燃料タンク(図示省略)内の燃料が
燃料吸入口25から吸入路24に吸込まれ、上部分岐流
路24aと下部分岐流路24bとに分岐された後、各吸
入口21e,22eから第1ポンプ流路21、第2ポン
プ流路22に導入される。
【0028】第1ポンプ流路21及び第2ポンプ流路2
2に導入された燃料は、インペラ10の各羽根溝12に
より運動エネルギーを受けて各々のポンプ流路21,2
2内を各吐出口21p,22pに向けて圧送される。前
述のように、インペラ10の表面側に形成された羽根溝
12と裏面側に形成された羽根溝12とは連通孔18に
よって連通されている。このため、第1ポンプ流路21
と第2ポンプ流路22とが前記連通孔18を介して連通
されている。したがって、第1ポンプ流路21内の燃料
圧力と第2ポンプ流路22内の燃料圧力とはほぼ等しい
圧力になる。さらに、インペラ10の表面側の羽根溝1
2と裏面側の羽根溝12とはほぼ半ピッチ分だけ周方向
に位置ずれした状態で形成されている。
【0029】このため、図1に示すように、第1ポンプ
流路21の第1吐出口21pから吐出された燃料の脈動
と、第2ポンプ流路22の第2吐出口22pから吐出さ
れた燃料の脈動とは、位相がほぼ1/2周期(約180
°)前後ずれるようになる。ここで、図1(B)の上側
のグラフは、第1ポンプ流路21の第1吐出口21pか
ら吐出された燃料の脈動の様子を模式的に表すグラフP
1であり、下側のグラフは、第2ポンプ流路22の第2
吐出口22pから吐出された燃料の脈動の様子を模式的
に表すグラフP2である。なお、グラフの縦軸が燃料圧
力、横軸が時間を表している。
【0030】第1ポンプ流路21の第1吐出口21pか
ら吐出された燃料は上部吐出路26aを通って合流路2
6に流入し、第2ポンプ流路22の第2吐出口22pか
ら吐出された燃料が下部吐出路26bを通って合流路2
6に流入する。前述のように、上部吐出路26aから合
流路26に流入した燃料の脈動と、下部吐出路26bか
ら合流路26に流入した燃料の脈動とは位相がほぼ1/
2周期(約180°)ずれているため、各々の燃料が合流
路26で合流することにより、脈動成分がほぼ相殺され
る。これによって、燃料の脈動に起因するポンプの騒音
を低減させることができる。
【0031】合流路26で合流された燃料は、図4に示
すように、燃料吐出口27からモーター部の内部空間2
aに吐出される。その後、燃料は、モーター部2の内部
空間2aを経て、モーターカバー7の送出口8から燃料
供給配管(図示省略)へ送出される。なお、図4には、
燃料の流れが矢印で示されている。このように、本実施
形態に係るウエスコ式ポンプによると、第1ポンプ流路
21の吐出口21pから吐出される燃料の脈動位相と、
第2ポンプ流路22の吐出口22pから吐出される燃料
の脈動位相とがほぼ1/2周期ずれるようになるため、
それらの燃料を合流路26で合流させることにより、脈
動をほぼ相殺できるようになる。
【0032】ここで、図5(A)は、第1ポンプ流路2
1の吐出口21pから吐出される燃料の圧力を測定した
グラフ(脈動成分のみ表している)である。また、図5
(B)は、第2ポンプ流路22の吐出口22pから吐出
される燃料の圧力を測定したグラフ(脈動成分のみ表し
ている)である。また、図5(C)は、合流路26にお
ける燃料の圧力を測定したグラフ(脈動成分のみ表して
いる)である。前述のように、合流路26において第1
ポンプ流路21からの燃料の脈動と第2ポンプ流路22
からの燃料の脈動とをほぼ相殺できるため、図5(C)
に示すように、合流路26における燃料の脈動振幅を2
kPa程度に抑えることができる。
【0033】図5(D)は、羽根溝12の開口面積S0
に対する連通孔18の開口面積S1の比率(S1/S
0)%と、脈動振幅(kPa)との関係を表すグラフで
ある。前記グラフによると、S1/S0を約3%から約
18%の間に設定すれば、脈動振幅を2kPa程度に抑
えることができる。また、S1/S0を約1%から約7
0%の間に設定すれば、脈動振幅を4.5kPa程度に抑
えることができる。なお、従来は、脈動振幅が8kPa
程度であったため、S1/S0を約1%から約70%の間
に設定しても、脈動の抑制効果は大きい。
【0034】ここで、本実施形態では、図1等に示すよ
うに、インペラ10の表面側の羽根溝12と裏面側の羽
根溝12とをほぼ半ピッチ分だけ周方向にずらすこと
で、第1ポンプ流路21から吐出された燃料の脈動位相
と、第2ポンプ流路22から吐出された燃料の脈動位相
とをほぼ1/2周期ずらす例を説明した。しかし、図6
(a)に示すように、インペラ10の表面側の羽根溝1
2と裏面側の羽根溝12とを平面視においてほぼ同位置
に配置し、第1ポンプ流路21の吐出口21pと第2ポ
ンプ流路22の吐出口22pとを羽根溝12のほぼ半ピ
ッチ分だけ周方向にずらしても良い。このようにするこ
とで、図6(B)に示すように、第2ポンプ流路22か
ら吐出された燃料の脈動位相とをほぼ1/2周期(約18
0°)ずらすことが可能になる。
【0035】また、インペラ10における羽根溝12の
開口13の前縁部13fと後縁部13bとは、内縁部1
3e側でほぼインペラ10の半径方向に沿って形成され
ており、外縁部13r側で前方に湾曲するように形成さ
れているため、ポンプ効率が向上する。なお、羽根溝1
2の開口13が略四角形のインペラを有するウエスコ式
ポンプに本発明を応用することも可能である。
【0036】(実施形態2)以下、図7から図17に基
づいて本発明の実施形態2に係るウエスコ式ポンプの説
明を行う。本実施形態に係るウエスコ式ポンプは、実施
形態1に係るウエスコ式ポンプの連通孔18の形成数量
及び形成位置を変更したものであり、その他の構造につ
いては実施形態1に係るウエスコ式ポンプと同様であ
る。
【0037】本実施形態に係るウエスコ式ポンプのイン
ペラ40には、図7等に示すように、一部の羽根溝42
を除き、表面側の羽根溝42と裏面側の羽根溝42とを
連通させる連通孔48が形成されている。このため、イ
ンペラ40の上側に形成された第1ポンプ流路51(例
えば、図10(C)参照)と、そのインペラ40の下側
に形成された第2ポンプ流路52(図10(C)参照)
とは、それらの連通孔48を介して連通される。ここ
で、図7(C)は、インペラ40の全体平面図を表して
おり、図7(A)は、図7(C)のA矢視拡大図、図7
(B)は、図7(A)のB−B矢視断面図である。図7
(C)に示すように、連通孔48が形成されている羽根
溝42(以下、孔付羽根溝Rという)の数を、連通孔4
8が形成されていない羽根溝42(以下、孔無し羽根溝
Sという)の数(図7(C)では、例えば、三個)より
多く設定し、孔無し羽根溝Sをインペラ40を周方向に
ほぼ等間隔で配置するのがバランス上から好ましい。
【0038】また、図8(A)に示すように、孔付羽根
溝Rと孔無し羽根溝Sとを周方向に互い違い配置するこ
とも可能である。また、図8(B)(D)に示すよう
に、孔無し羽根溝Sの数を孔付羽根溝Rの数(例えば、
四個,八個)よりも多く設定し、孔付羽根溝Rをインペ
ラ40を周方向にほぼ等間隔で配置しても良い。また、
図8(C)に示すように、孔付羽根溝Rを一個形成し、
その他を全て孔無し羽根溝Sとすることも可能である。
【0039】図9(A)は、インペラ40の表面側(あ
るいは裏面側)に形成された羽根溝42の数に対する連
通孔48の数の比と、脈動振幅(kPa)との関係を表
すグラフである。なお、前記グラフのデータは、羽根溝
42の開口面積S0に対する連通孔48の開口面積S1
の比(S1/S0)が約5%に設定されたときのもので
ある。図9(A)のグラフから明らかなように、連通孔
数/羽根溝数が1のとき、即ち、全ての羽根溝42を孔
付羽根溝Rとしたときに、脈動振幅が最も小さくなる。
【0040】図9(B)は、羽根溝42の開口面積S0
に対する連通孔48の開口面積S1の比率(S1/S
0)%と、脈動振幅(kPa)との関係を表すグラフで
ある。ここで、実線Rは、連通孔数/羽根溝数が1のと
きのグラフであり、点線Fは、連通孔数/羽根溝数が0.
5のときのグラフである。図9(A)のグラフと、図9
(B)のグラフとから、全ての羽根溝42を孔付羽根溝
Rとし、さらに羽根溝42の開口面積S0に対する連通
孔48の開口面積S1の比率(S1/S0)%を約5%
に設定したときに、脈動振幅(kPa)を最も低く抑え
ることができる。
【0041】なお、本実施形態に係るウエスコ式ポンプ
では、インペラ40の羽根溝42の内側に連通孔48を
形成する例を示したが、図10に示すように、羽根溝4
2の内周縁に連通孔48を形成することも可能である。
ここで、図10(A)は、インペラ40の全体平面図、
図10(B)は、図10(A)のB矢視拡大図、図10
(C)は、図10(B)のC−C矢視断面図である。ま
た、図10では、一個の羽根溝42の内周縁に連通孔4
8を形成する例を示したが、全ての羽根溝42の内周縁
に連通孔48を形成することも可能であるし、所定の羽
根溝42の内周縁に連通孔48を形成することも可能で
ある。また、図10では、インペラ40の羽根溝42の
内周縁に連通孔48を形成する例を示したが、図11に
示すように、羽根溝42の外周縁に連通孔48を形成す
ることも可能である。
【0042】また、図12に示すように、インペラ40
の表面側と裏面側とに羽根溝42の内周縁につながる浅
い凹部42hを形成し、それらの凹部42hの位置に連
通孔48を形成することも可能である。これによって、
インペラ40の上側に形成された第1ポンプ流路51
と、そのインペラ40の下側に形成された第2ポンプ流
路52とが、連通孔48及び凹部42hを介して連通さ
れる。なお、図12では、一個の羽根溝42に凹部42
hと連通孔48とを形成する例を示したが、全ての羽根
溝42に凹部42hと連通孔48とを形成することも可
能であるし、所定の羽根溝42に凹部42hと連通孔4
8とを形成することも可能である。また、図12では、
インペラ40の羽根溝42の内周縁につながる浅い凹部
42hに連通孔48を形成する例を示したが、図13に
示すように、羽根溝42の外周縁につながる浅い凹部4
2hに連通孔48を形成することも可能である。
【0043】また、図14〜図17に示すように、イン
ペラ40の羽根溝42の外周縁近傍あるいは内周縁近傍
に羽根溝42と干渉しないように連通孔48を形成し、
第1ポンプ流路51で表面側の羽根溝42と連通孔48
の開口とを覆い、第2ポンプ流路52で裏面側の羽根溝
42と連通孔48の開口とを覆うように構成しても良
い。このように構成することで、連通孔48により、第
1ポンプ流路51と第2ポンプ流路52とを連通させる
ことができる。
【0044】ここで、第1ポンプ流路51及び第2ポン
プ流路52で連通孔48の開口を覆う方法として、図1
4(C)、図15(C)に示すように、第1ポンプ流路
51と第2ポンプ流路52との外周縁あるいは内周縁に
浅い張出縁部51f,52fを形成し、それらの張出縁
部51f,52fにより連通孔48の開口を覆うように
しても良い。また、図16(C)、図17(C)に示す
ように、第1ポンプ流路51と第2ポンプ流路52との
幅を広く設定し、第1ポンプ流路51と第2ポンプ流路
52とで直接的に連通孔48の開口を覆うようにしても
良い。
【0045】なお、図14〜図17では、連通孔48を
一個形成する例を示したが、全ての羽根溝42に対応す
る位置に連通孔48を形成することも可能であるし、所
定の羽根溝42に対応する位置に連通孔48とを形成す
ることも可能である。また、一個所の羽根溝42に対し
て一つの連通孔48とを形成する例を示したが、一個所
の羽根溝42に対して複数個の連通孔48とを形成する
ことも可能である。
【0046】(実施形態3)以下、図18から図20に
基づいて本発明の実施形態3に係るウエスコ式ポンプの
説明を行う。本実施形態に係るウエスコ式ポンプは、イ
ンペラを二枚備える二段式のポンプであり、実施形態1
及び実施形態2のウエスコ式ポンプとポンプ部の構造が
若干異なっている。本実施形態に係るウエスコ式ポンプ
は、図18(A)に示すように、ポンプケーシング6内
に二枚のインペラ60を備えている。二枚のインペラ6
0は、等しい構造であり、アーマチュア5(図4参照)
のシャフト5aに同軸に固定されている。
【0047】各々のインペラ60の表面外周部及び裏面
外周部には、所定数の凹溝状をなす羽根溝62が周方向
に一定間隔(一定ピッチ)で並んで形成されている。ま
た、インペラ60の裏面側の羽根溝62が、図18
(B)に示すように、表面側の羽根溝62より1/4ピ
ッチ分だけ進行方向前側に位置するように、表面側と裏
面側との羽根溝62が周方向に位置ずれした状態で形成
されている。ここで、羽根溝62は、実施形態1で説明
した羽根溝12と等しい構造のため、説明を省略する。
また、前記インペラ60の表面側の所定の羽根溝62と
裏面側の所定の羽根溝62とは、連通孔68によって連
通されている。なお、実施形態2で説明したように、全
ての羽根溝62に対応する位置に連通孔68を形成する
ことも可能である。
【0048】また、上側のインペラ60(以下、一段目
のインペラ60という)に対応する第1ポンプ流路71
の吐出口71pと、一段目のインペラ60に対応する第
2ポンプ流路72の突出口72pとは平面視において同
位置に配置されている。上記構成により、一段目のイン
ペラ60に対応する第2ポンプ流路72から吐出される
燃料の脈動位相(一段目の第2ポンプ流路72の燃料の
脈動位相P2という)は、図18(C)に示すように、
一段目の第1ポンプ流路71の燃料の脈動位相P1より
もほぼ1/4周期だけ進むようになる。
【0049】下側のインペラ60(以下、二段目のイン
ペラ60という)に対応する第1ポンプ流路73の吐出
口73pと、二段目のインペラ60に対応する第2ポン
プ流路74の突出口74pとは平面視において同位置に
配置されている。さらに、二段目のインペラ60に対応
する第1ポンプ流路73の吐出口73pは、一段目のイ
ンペラ60に対応する第1ポンプ流路71の吐出口71
pよりも、1/2ピッチ分だけ上流側に位置するよう
に、各々の第1ポンプ流路71,73の吐出口71p,
73pは周方向に位置ずれした状態で形成されている。
【0050】このため、二段目の第1ポンプ流路73の
燃料の脈動位相P3は、一段目の第1ポンプ流路71の
燃料の脈動位相P1よりもほぼ1/2周期だけ進むよう
になる。さらに、二段目の第2ポンプ流路74の燃料の
脈動位相P4は、二段目の第1ポンプ流路73の燃料の
脈動位相P3よりもほぼ1/4周期だけ進むようにな
る。したがって、一段目の第1ポンプ流路71の燃料の
脈動位相P1を基準にすると、一段目の第2ポンプ流路
72の燃料の脈動位相P2、二段目の第1ポンプ流路7
3の燃料の脈動位相P3、二段目の第2ポンプ流路74
の燃料の脈動位相P4は順番にほぼ1/4周期づつずれ
るようになる。
【0051】即ち、一段目の第1ポンプ流路71の燃料
の脈動位相P1と、二段目の第1ポンプ流路73の燃料
の脈動位相P3とがほぼ1/2周期ずれ、一段目の第2
ポンプ流路72の燃料の脈動位相P2と、二段目の第2
ポンプ流路74の燃料の脈動位相P4とがほぼ1/2周
期ずれるようになる。このため、各々の第1ポンプ流路
71,73から吐出された燃料と各々の第2ポンプ流路
73,74から吐出された燃料とを合流路75で合流さ
せることにより、それぞれの燃料の脈動をほぼ相殺でき
るようになる。
【0052】なお、本実施形態では、インペラ60の表
面側と裏面側との羽根溝62とを1/4ピッチ分だけ周
方向に位置ずれさせる例を示したが、図19(A)に示
すように、表面側と裏面側との羽根溝62とを平面視に
おいて同位置に配置し、各々のポンプ流路71,72,
73,74の吐出口71p,72p,73p,74pの
みを1/4ピッチ分だけ周方向に位置ずれさせる構成で
も可能である。
【0053】即ち、図19(A)に示す構成では、一段
目のインペラ60に対応する第2ポンプ流路72の突出
口72pが第1ポンプ流路71の吐出口71pよりも1
/4ピッチ分だけ上流側に配置されている。また、二段
目のインペラ60に対応する第1ポンプ流路73の吐出
口73pが、一段目のインペラ60に対応する第2ポン
プ流路72の吐出口72pよりも1/4ピッチ分だけ上
流側に配置されている。さらに、二段目のインペラ60
に対応する第2ポンプ流路74の吐出口74pが、二段
目のインペラ60に対応する第1ポンプ流路73の吐出
口73pよりも1/4ピッチ分だけ上流側に配置されて
いる。
【0054】これによって、一段目の第1ポンプ流路7
1の燃料の脈動位相P1を基準にすると、一段目の第2
ポンプ流路72の燃料の脈動位相P2、二段目の第1ポ
ンプ流路73の燃料の脈動位相P3、二段目の第2ポン
プ流路74の燃料の脈動位相P4は順番にほぼ1/4周
期づつずれるようになる。したがって、各々の第1ポン
プ流路71,73から吐出された燃料と各々の第2ポン
プ流路73,74から吐出された燃料とを合流路75で
合流させることにより、それぞれの燃料の脈動をほぼ相
殺できるようになる。
【0055】また、図19(B)に示すように構成する
ことも可能である。即ち、図19(B)に示す構成で
は、各々のインペラ60の表面側の羽根溝62が裏面側
の羽根溝62より1/2ピッチ分だけ進行方向前側に位
置するように、表面側と裏面側の羽根溝62が周方向に
位置ずれした状態で形成されている。また、インペラ6
0の表面側の所定の羽根溝62と裏面側の所定の羽根溝
62とは、連通孔68によって連通されている。また、
一段目のインペラ60に対応する第1ポンプ流路71の
吐出口71pと第2ポンプ流路72の突出口72pとは
平面視において同位置に配置されている。上記構成によ
り、一段目の第1ポンプ流路71の燃料の脈動位相P1
は、一段目の第2ポンプ流路72の燃料の脈動位相P2
よりもほぼ1/2周期だけ進むようになる。
【0056】下側のインペラ60(以下、二段目のイン
ペラ60という)に対応する第1ポンプ流路73の吐出
口73pと、二段目のインペラ60に対応する第2ポン
プ流路74の突出口74pとは平面視において同位置に
配置されている。さらに、二段目のインペラ60に対応
する第1ポンプ流路73の吐出口73pは、一段目のイ
ンペラ60に対応する第1ポンプ流路71の吐出口71
pよりも、1/4ピッチ分だけ下流側に位置するように
配置されている。このため、二段目の第1ポンプ流路7
3の燃料の脈動位相P3は、一段目の第1ポンプ流路7
1の燃料の脈動位相P1よりもほぼ1/4周期だけ遅れ
るようになる。さらに、二段目の第2ポンプ流路74の
燃料の脈動位相P4は、二段目の第1ポンプ流路73の
燃料の脈動位相P3よりもほぼ1/2周期だけ遅れるよ
うになる。
【0057】したがって、一段目の第1ポンプ流路71
の燃料の脈動位相P1を基準にすると、二段目の第1ポ
ンプ流路73の燃料の脈動位相P3、一段目の第2ポン
プ流路72の燃料の脈動位相P2、二段目の第2ポンプ
流路74の燃料の脈動位相P4は順番にほぼ1/4周期
づつずれるようになる。したがって、各々の第1ポンプ
流路71,73から吐出された燃料と各々の第2ポンプ
流路73,74から吐出された燃料とを合流路75で合
流させることにより、それぞれの燃料の脈動をほぼ相殺
できるようになる。
【0058】図20(A)(B)は、上側のインペラ6
0と下側のインペラ80とを異なる種類のインペラで構
成したウエスコ式ポンプであり、上側の第1ポンプ流路
71及び上側の第2ポンプ流路72と下側の第1ポンプ
流路81及び下側の第2ポンプ流路82とが直列に接続
されている。上側のインペラ60は、図19(B)で説
明したインペラ60と等しい構造であり、表面の羽根溝
62と裏面の羽根溝62とが1/2ピッチ分だけインペ
ラ60の周方向に位置ずれした状態で形成されている。
【0059】下側のインペラ80は、図20(B)に示
すように、表面側の羽根溝84と裏面側の羽根溝84と
が平面視において同位置に形成されており、表面側の羽
根溝84と裏面側の羽根溝84とが中央の流路84tに
よって連通する構成である。第2ポンプ流路82側の吸
入口82eから流入した燃料は、裏面側の羽根溝84に
よってその第2ポンプ流路82内を圧送されるととも
に、流路84tを通過した燃料が表面側の羽根溝84に
よって第1ポンプ流路81内を圧送される。そして、第
1ポンプ流路81内を吐出口81pまで圧送された燃料
がその吐出口81pから吐出され、第2ポンプ流路82
内を圧送された燃料が流路84tを介して前記吐出口8
1pから吐出される。
【0060】前記吐出口81pから吐出された燃料は、
下部分岐流路84と上部分岐流路85とに分岐された
後、第1吸入口71e、第2吸入口72eからそれぞれ
上側の第1ポンプ流路71、第2ポンプ流路72に導入
される。第1ポンプ流路71及び第2ポンプ流路72に
導入された燃料は、インペラ60の各羽根溝62(図1
9(B)参照)により運動エネルギーを受けて各々のポ
ンプ流路71,72内を各吐出口71p,72pに向け
て圧送される。前述のように、インペラ60の表面側の
羽根溝62と裏面側の羽根溝62とはほぼ半ピッチ分だ
け周方向に位置ずれした状態で形成されている。このた
め、第1ポンプ流路71の第1吐出口21pから吐出さ
れた燃料の脈動と、第2ポンプ流路72の第2吐出口7
2pから吐出された燃料の脈動とは、位相がほぼ1/2
周期ずれるようになる。したがって、第1ポンプ流路7
1から吐出された燃料と第2ポンプ流路72から吐出さ
れた燃料とを合流路75で合流させることにより、それ
ぞれの燃料の脈動をほぼ相殺できるようになる。
【0061】なお、本実施形態では、インペラを二枚備
えるポンプを例に説明をしたが、インペラの数をさらに
増設することも可能である。また、本実施形態では、一
段目の第1ポンプ流路71の燃料の脈動位相P1と第2
ポンプ流路72の燃料の脈動位相P2とをほぼ1/4周
期ずらし、二段目の第1ポンプ流路73の燃料の脈動位
相P3と第2ポンプ流路74の燃料の脈動位相P4とを
ほぼ1/4周期ずらす例を示したが、前記脈動位相P1
と脈動位相P3との位相差がほぼ1/2周期、脈動位相
P2と脈動位相P4との位相差がほぼ1/2周期になる
のであれば、脈動位相P1と脈動位相P2の位相差及び
脈動位相P3と脈動位相P4の位相差は1/4周期に限
定されない。なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る変更が可能である。例えば、本発明は、自動車用燃料
ポンプに限らず、その他の流体のポンプにも広く適用す
ることができる。
【0062】
【発明の効果】本発明のウエスコ式ポンプによれば、各
々のポンプ流路から吐出される流体の脈動が合流によっ
て相殺されるものであるから、吐出口から吐出される流
体の脈動を低減し、その脈動に起因するポンプ騒音を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るウエスコ式ポンプの
インペラ等の拡大縦断面図(A図)及び第1ポンプ流
路、第2ポンプ流路から吐出された燃料の脈動の様子を
模式的に表すグラフ(B図)である。
【図2】インペラの拡大平面図(A図(図2(C)のA
矢視拡大図))、A図のB−B矢視断面図(B図)及び
インペラの全体平面図(C図)である。
【図3】ポンプ部の模式縦断面(A図)、A図のB矢視
平断面図(B図)及びA図のC矢視平断面図(C図)で
ある。
【図4】ウエスコ式ポンプの全体縦断面図である。
【図5】第1ポンプ流路から吐出される燃料の圧力を測
定したグラフ(A図)、第2ポンプ流路から吐出される
燃料の圧力を測定したグラフ(B図)、及び合流路にお
ける燃料の圧力を測定したグラフ(C図)である。ま
た、羽根溝の開口面積に対する連通孔の開口面積の比率
と脈動振幅との関係を表すグラフである(D図)。
【図6】インペラ等の変更例を表す拡大縦断面図(A
図)及び第1ポンプ流路、第2ポンプ流路から吐出され
た燃料の脈動の様子を模式的に表すグラフ(B図)であ
る。
【図7】本発明の実施形態2に係るウエスコ式ポンプの
インペラの拡大平面図(A図(図7(C)のA矢視拡大
図))、A図のB−B矢視断面図(B図)及びインペラ
の全体平面図(C図)である。
【図8】インペラの変更例を表す全体平面図(A図、B
図、C図、D図)である。
【図9】インペラに形成された羽根溝の数に対する連通
孔の数の比と、脈動振幅との関係を表すグラフ(A
図)、及び羽根溝の開口面積に対する連通孔の開口面積
の比率と脈動振幅との関係を表すグラフ(B図)であ
る。
【図10】インペラの変更例を表す全体平面図(A
図)、A図のB矢視拡大図(B図)及びB図のC−C縦
断面図(C図)である。
【図11】インペラの変更例を表す全体平面図(A
図)、A図のB矢視拡大図(B図)及びB図のC−C縦
断面図(C図)である。
【図12】インペラの変更例を表す全体平面図(A
図)、A図のB矢視拡大図(B図)及びB図のC−C縦
断面図(C図)である。
【図13】インペラの変更例を表す全体平面図(A
図)、A図のB矢視拡大図(B図)及びB図のC−C縦
断面図(C図)である。
【図14】インペラの変更例を表す全体平面図(A
図)、A図のB矢視拡大図(B図)及びB図のC−C縦
断面図(C図)である。
【図15】インペラの変更例を表す全体平面図(A
図)、A図のB矢視拡大図(B図)及びB図のC−C縦
断面図(C図)である。
【図16】インペラの変更例を表す全体平面図(A
図)、A図のB矢視拡大図(B図)及びB図のC−C縦
断面図(C図)である。
【図17】インペラの変更例を表す全体平面図(A
図)、A図のB矢視拡大図(B図)及びB図のC−C縦
断面図(C図)である。
【図18】本発明の実施形態3に係るウエスコ式ポンプ
のポンプ部の模式縦断面(A図)、インペラ等の拡大縦
断面図(B図)及び一段目の第1ポンプ流路と第2ポン
プ流路との脈動位相、二段目の第1ポンプ流路と第2ポ
ンプ流路との脈動位相を模式的に表すグラフ(C図)で
ある。
【図19】インペラ等の変更例を表す拡大縦断面図(A
図、B図)である。
【図20】ウエスコ式ポンプのポンプ部の変更例を表す
模式縦断面(A図)、二段目のインペラ等の拡大縦断面
図(B図)である。
【符号の説明】
10 インペラ 12 羽根溝 18 連通孔 21 第1ポンプ流路 21e 第1吸入口 21p 第1吐出口 22 第2ポンプ流路 22e 第2吸入口 22p 第2吐出口 26 合流路 26a 上部吐出路(合流路) 26b 下部吐出路(合流路) 40 インペラ 42 羽根溝 48 連通孔 60 インペラ 62 羽根溝 68 連通孔 80 インペラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に並ぶ複数の羽根溝を表裏両面に
    備えており、かつ回転駆動されるインペラと、 前記インペラの表側の羽根溝に対応して形成されてお
    り、吸入口と吐出口とを備える第1ポンプ流路と、 前記インペラの裏側の羽根溝に対応して形成されてお
    り、吸入口と吐出口とを備える第2ポンプ流路と、 前記インペラを貫通して形成されており、前記第1ポン
    プ流路と第2ポンプ流路とを連通させる連通孔と、 第1ポンプ流路の吐出口と第2ポンプ流路の吐出口とか
    ら吐出された流体を合流させる合流路とを有しており、 前記インペラにおける表側の羽根溝と裏側の羽根溝、及
    び/又は、前記第1ポンプ流路の吐出口と第2ポンプ流
    路の吐出口とは、前記第1ポンプ流路から吐出される流
    体の脈動位相と第2ポンプ流路から吐出される流体の脈
    動位相とがほぼ1/2周期ずれるように、周方向に位置
    ずれした状態で形成されていることを特徴とするウエス
    コ式ポンプ。
  2. 【請求項2】 周方向に並ぶ複数の羽根溝を表裏両面に
    備えており、かつ同軸に配置された状態で回転駆動され
    る複数組のインペラと、 各々の前記インペラの表側の羽根溝に対応して形成され
    ており、吸入口と吐出口とを備える複数の第1ポンプ流
    路と、 各々の前記インペラの裏側の羽根溝に対応して形成され
    ており、吸入口と吐出口とを備える複数の第2ポンプ流
    路と、 前記インペラを貫通して形成されており、前記第1ポン
    プ流路と第2ポンプ流路とを連通させる連通孔と、 各々の第1ポンプ流路の吐出口と各々の第2ポンプ流路
    の吐出口とから吐出された流体を合流させる合流路とを
    有しており、 前記インペラにおける表側の羽根溝と裏側の羽根溝、及
    び/又は、前記第1ポンプ流路の吐出口と第2ポンプ流
    路の吐出口とは、前記第1ポンプ流路から吐出される流
    体の脈動位相と第2ポンプ流路から吐出される流体の脈
    動位相とがほぼ所定周期ずれるように、周方向に位置ず
    れした状態で形成されており、 さらに、一のインペラに対応する第1ポンプ流路の吐出
    口と、そのインペラに隣合う他のインペラに対応する第
    1ポンプ流路の吐出口とは、それぞれの第1ポンプ流路
    から吐出される流体の脈動位相がほぼ1/2周期ずれる
    ように、周方向に位置ずれした状態で形成されているこ
    とを特徴とするウエスコ式ポンプ。
  3. 【請求項3】 請求項1、請求項2のいずれかに記載の
    ウエスコ式ポンプであって、 連通孔は、インペラにおける表側の羽根溝と裏側の羽根
    溝とを連通させる位置に形成されていることを特徴とす
    るウエスコ式ポンプ。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2のいずれかに記載の
    ウエスコ式ポンプであって、 連通孔は、インペラの羽根溝と干渉しない位置に形成さ
    れていることを特徴とするウエスコ式ポンプ。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のウエスコ式ポンプであって、 羽根溝の開口面積に対する連通孔の開口面積の比率は1
    %〜70%に設定されていることを特徴とするウエスコ式
    ポンプ。
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