JP4270692B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中間転写体を有するプリンタ装置、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関し、特に、中間転写体上に複数の色を重ねて転写することが可能なカラー画像形成装置において、中間転写体の回転精度を向上させることを可能としたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー画像形成装置では、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、黒(K)、等の各色毎に設けた各感光体ドラム等の像担持体上に形成されたトナー像は、一旦、中間転写体に重なるように転写された後、転写紙等の転写材に転写される。
以下、図を用いて、従来の中間転写体を用いる画像形成装置の構成及び動作について説明する。
図5は、従来の中間転写体を用いる画像形成装置の概略構成を示す図である。図6は、従来の中間転写体上に転写されるトナー像および基準位置を示すマークの位置関係を示す図である。図6(a)は、黒(K)一色により画像形成を行う場合のトナー像とマークとの位置関係を示す図であり、図6(b)は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の内の2色以上の色を用いて画像形成を行う場合のトナー像とマークとの位置関係を示す図である。
像担持体1は、感光層を外周表面に形成したドラム形状であり、その表面上にはトナー像を形成、担持して→方向に回転する。帯電部2は、像担持体1表面の感光層を一様な極性に帯電させる。書き込み部3は、レーザー光等の光学的な画像情報を用いて予め帯電した像担持体1上に静電潜像を書き込む。現像装置4は、像担持体1上の静電潜像をトナーを用いて現像し、トナー像45を形成する。カラー画像形成装置によりフルカラー画像を形成する場合には、現像装置4からはシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の4色のカラートナーが順次供給される。また、上記した帯電部2、書き込み部3および現像装置4にて、トナー像形成手段を構成している。
像担持体1上に形成されたトナー像45は、一次転写位置5において弾性体ベルト等からなる中間転写体11上に転写される。中間転写体11は、像担持体1から一次転写位置5においてトナー像45の転写を受けてからトナー像45を二次転写位置22まで移動させることができ、図6(a)、(b)に示した転写可能領域11bの一周の経路長(一周期長60)が基準画像寸法の2倍以上の経路長である。基準画像寸法は、画像形成装置にて画像形成が可能な転写材(例えば、A4サイズの転写紙)の横寸法あるいは縦寸法である。また、中間転写体11は、駆動ローラ12と、ローラ13、ローラ14、第1転写ローラ15により回転可能に支持され、且つ、駆動ローラ12により回転駆動される。駆動ローラ12の回転速度は、駆動制御部18(駆動制御手段)により制御される。また、画像形成処理に係る各部及び各手段の動作は、制御装置51(制御手段)により制御される。
【0003】
中間転写体11上の画像形成領域外11aには、トナー像形成手段(帯電部2、書き込み部3および現像部4)により画像形成するタイミングを得るための基準位置マーク41が設けられている。
基準位置マーク41の通過経路と対向する位置には、基準位置マーク41を読み取るための読み取り部16(読み取り手段)が設けられる。読み取り部16は、例えば発光装置及び受光装置からなり、基準位置マーク41を読み取った信号(パルス信号)をマーク間隔判定装置17に送出する。マーク間隔判定装置17では、第1回目の基準位置マーク41を検出した時刻のパルス信号から第2回目の基準位置マーク41を検出した時刻のパルス信号までの時間を計時して制御装置51に送出する。制御装置51では、マーク間隔判定装置17から受信した計時結果と中間転写体11上の一周期長60に基づいて演算した移動速度と、駆動ローラ12の単位時間当りの回転数から演算した中間転写体11の移動速度と、の誤差を演算し、駆動制御部18に対して誤差を補正するように指示を出力する。
一方、制御装置51は、基準位置マーク41を検出した場合、中間転写体11上の一周期長60内にトナー像が収まるタイミングにて転写されるように、トナー像形成手段に対して像担持体1上にトナー像45を形成する指示を出力する。転写可能領域11bの一周の経路長(一周期長60)が基準画像寸法の2倍以上であって、一色のみのトナー像45を中間転写体11上に転写する場合には、図6(a)に示したように、中間転写体11上の一周期長60内に2画像を転写することができる。フルカラー画像等の二色以上のトナー像55を中間転写体11上に転写する場合には、図6(b)に示したように、中間転写体11上の一周期長60内に1画像を転写する。これは、次の理由による。即ち、図6(a)に示す一画像目トナー像45aのリード長61に対して二画像目トナー像45bのリード長71は長くなるので誤差が発生しやすくなる。トナー像が一色の場合には、リード長71の誤差が顕著になっても転写紙等の転写媒体に二画像目トナー像45bが転写される位置がずれるのみであるので、画像形成結果が見苦しくなることはない。しかし、図6(b)に示すように最初の色のトナー像55に次の色のトナー像55’を重ねる場合には、リード長61を長くすると各色毎に転写されるトナー像に色ズレが発生し、転写媒体に転写されるトナー像が見苦しくなるので、一つの周期長60内に二画像目のトナー像を転写できなかった。
一次転写ローラ15は、例えばローラー形状の転写手段であり、一次転写位置5において中間転写体11を像担持体1に圧接させると共に、像担持体1上のトナー像45または55に一次転写バイアス電圧を印加し、トナー像45または55を中間転写体11上に転写させる。駆動ローラ14は、ローラー形状であって、駆動ローラ14にモーター等から動力が伝達されることにより、中間転写体11を回転駆動する。
【0004】
中間転写体クリーニング装置19は、中間転写体11上に転写されたトナー像45、55が転写紙に転写された後に中間転写体11上に残るトナーを除去する。中間転写体クリーニング装置接離装置20は、中間転写体クリーニング装置19を中間転写体11に接離させることが可能な装置であり、例えばカラー画像形成装置において、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の4色のカラートナー像55等を中間転写体11上に重ねる際に、全ての色を重ねて2次転写が終了するまで中間転写体クリーニング装置17を中間転写体11から離間させる装置である。
給紙部31は、中間転写体11上のトナー像45あるいはカラートナー像55が二次転写位置に到達するタイミングに合わせて転写紙を二次転写位置に搬送する。二次転写ローラ32は、例えばローラー形状の転写手段であり、二次転写位置22において転写紙を中間転写体11に圧接させると共に、中間転写体11上のトナー像45、55に二次転写バイアス電圧を印加し、トナー像45、55を転写紙上に転写させる。二次転写部接離装置33は、二次転写ローラ32を中間転写体11に接離させることが可能な装置であり、例えばカラー画像形成装置において、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の4色のカラートナー像を中間転写体11上に重ねる際に、全ての色を重ねるまで二次転写ローラ32を中間転写体11から離間させておき、4色重ねたカラートナー像を転写紙に転写する二次転写時に二次転写ローラ32を中間転写体11に接触させる装置である。定着部34は、例えばヒーター等により加熱しながら圧力を加えてトナー像45、55を転写紙上に定着させる。排紙部35は、トナー像45、55が定着された転写紙を画像形成装置外に排出する。制御部51は、例えばマイクロプロセッサ等からなり、上記各部および各装置による画像形成処理あるいは動作タイミング等を制御する。
【0005】
次に、従来例の画像を形成する動作について、図7に示した従来例の画像形成動作を示すフローチャートに加え、図5、6を参照しつつ説明する。
例えば、スタート信号(複写動作においては、例えば図示しない操作部等に設けられたスタートボタンが操作者により押されたことにより発生する信号であり、プリンタ動作においては、例えば図示しないホスト装置から送信されるプリント要求信号等である。)を画像形成装置が受信することにより、画像形成装置内で画像を形成する動作が始まる。
従来の画像形成装置の制御部51は、スタート信号を受信した場合に、形成する画像が一色であるか二色以上であるかを判断する(ステップS1)。一色である場合(ステップS1:No)には、中間転写体11にカラートナー像を重ねる必要がないので、中間転写体11上の基準位置マーク41の検出タイミングにとらわれずに書き込み部3により像担持体1上への書き込み処理(プロセス)を実行させる(ステップS2)。像担持体1上に一色のトナー像が形成された後、該トナー像が中間転写体11上に転写されて二次転写位置22に到達するタイミングに合わせて、給紙部31により転写紙を給紙させる(ステップS3)。トナー像が転写紙に転写された後、必要枚数だけ転写が終了したか否かを判断する(ステップS4)。必要枚数だけ転写が終了した場合(ステップS4:Yes)には、画像形成処理を終了し、必要枚数だけ転写が終了していない場合(ステップS4:No)には、再度ステップS2の書き込み処理を書き込み部3により実行させる。
一方、二色以上である場合(ステップS1:Yes)には、画像形成装置の制御部51は、中間転写体11上の基準位置マーク41を検出(ON)したか否かを判断する(ステップS5)。基準位置マーク41を検出できない場合(ステップS5:No)には、再度ステップS5の判断を行い、基準位置マーク41を検出できた場合(ステップS5:Yes)には、画像形成装置が複写機である場合の図示しない複写原稿読み取り部もしくは画像形成装置がプリンタ装置である場合のホスト装置等から、画像データの転送を開始させる。その後、書き込み部3により像担持体1上への画像データの書き込み処理(プロセス)を実行させる(ステップS6)。次に、制御部51は、例えば、フルカラーの場合にはシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の4色の全ての色について、書き込み部3により像担持体1上への書き込み処理(プロセス)が終了したか否かを判断する(ステップS7)。全ての色の書き込み処理が終了していない場合(ステップS7:No)には、再度ステップS5の判断を行い、全ての色の書き込み処理が終了している場合(ステップS7:Yes)には、全ての色のトナー像が重ねられて中間転写体11上の二次転写位置22に到達するタイミングに合わせて、給紙部31により転写紙を給紙させる(ステップS8)。トナー像が転写紙に転写された後、必要枚数だけ転写が終了したか否かを判断する(ステップS9)。必要枚数だけ転写が終了した場合(ステップS9:Yes)には、画像形成処理を終了し、必要枚数だけ転写が終了していない場合(ステップS9:No)には、再度ステップS5の判断を行う。
【0006】
上記したようにトナー像形成手段によりトナーを2色以上用いて像担持体1上にトナー像55、55’等を各色毎に形成し、中間転写体11上に各色のトナー像55、55’等を転写する場合には、転写体11上に各色毎のトナー像55、55’等をずれなく重ねて転写するために基準位置マーク41を用いる必要がある。そこで、制御部51は、中間転写体11面上から離間させて対向配置された読み取り部16により、この基準位置マーク41を検出し、その検出した信号(パルス信号)の発生タイミングを基準にして、トナー像形成手段にトナー像55、55’等を形成させる。すなわち、制御部51は、2色の場合には、基準位置マーク41の検出タイミングを基準にして中間転写ベルトが2回転する間に2色のトナー像55、55’等を中間転写体11上に重ねて転写させ、3色の場合には、基準位置マーク41の検出タイミングを基準にして中間転写ベルトが3回転する間に3色のトナー像55、55’等を中間転写体11上に重ねて転写させ、4色の場合には、基準位置マーク41の検出タイミングを基準にして中間転写ベルトが4回転する間に4色のトナー像55、55’等を中間転写体11上に重ねて転写させる。このように、中間転写体11上に設けられた基準位置マーク41を検出した信号のタイミングに基づいてトナー像55、55’等を形成することにより、中間転写体11上に位置ずれのないトナー像55’等を得ることができる。
また、制御装置51は、上記のように画像形成のタイミングを制御する一方で、中間転写体11が安定した速度にて移動するように駆動制御部18を介して駆動ローラ12の回転速度を制御している。中間転写体11の移動速度は、第1回目の基準位置マーク41を検出した時刻のパルス信号から第2回目の基準位置マーク41を検出した時刻のパルス信号までの時間と、中間転写体11上の一周期長60とに基づいて制御装置5にて演算される。その後、制御装置51では、演算結果と基準速度とを比較することにより誤差を検出して、誤差を補正するための補正指示が駆動制御部18に出力される。そして、一般的には、駆動制御部18にて駆動ローラ12を回転駆動する不図示のモータのクロックを変更することにより、中間転写体11の移動速度の誤差を補正する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像形成装置における中間転写体11の移動速度の補正方法では、1個の読み取り部16により1個の基準位置マーク41を検出していたので、中間転写体11上の一周期長60の間に発生する細かい移動速度の変動には対応できない。その場合、中間転写体11が転写紙と接触することによる転写負荷の変動、中間転写体11のベルト伸び等の経時変化により、中間転写体11の移動速度に変動が生じることから、転写紙に転写されるトナー像55等の画像長さが変わってしまうという不具合がある。また、連続して画像形成を行う場合に、途中で中間転写体11の移動速度に変動が生じても、中間転写体11が一周するまでは検出されないので、各転写紙毎に通紙スピードが変わってしまうという不具合がある。
本発明は、上述した如き従来の問題を解決するためになされたものであって、転写負荷の変動や一周期長の経時変化による中間転写体の移動速度変化が少なく、連続して画像を形成する時に各転写紙毎に通紙スピードが変わらない画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、請求項1の本発明の画像形成装置は、像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、像担持体から一次転写位置においてトナー像の転写を受けてから該トナー像を二次転写位置まで移動させることができる中間転写体と、該中間転写体を回転駆動する駆動ローラと、該駆動ローラの回転速度を制御する駆動制御手段と、前記各手段の動作を制御する制御手段と、を有し、前記中間転写体上の画像形成領域外に前記トナー像形成手段により画像形成するタイミングを得るための基準位置マークを設けると共に、前記中間転写体上の前記基準位置マークの通過経路と対向する位置に該基準位置マークを読み取るための読み取り手段を設け、前記制御手段は、前記読み取り手段が基準位置マークを読み取った信号に基づいて、前記中間転写体に転写されるトナー像が前記中間転写体上の前記基準位置マークから所定長後方までの範囲内に転写されるように、前記トナー像形成手段を用いて像担持体上にトナー像を形成するように制御を行う画像形成装置において、前記基準位置マークと前記読み取り手段は、前記信号がそれぞれ異なるタイミングで発生するような配置で共に少なくとも2個以上設けられ、前記制御手段は、あらかじめ転写材の寸法と前記転写材に対して1画像使用長及びリード長を必要最小限の長さにする前記信号の組み合わせとを対応づけてテーブルに保持しておき、前記テーブルに保持された寸法の転写材が選択された場合には、前記テーブルに保持された前記信号の組み合わせを使用して、前記中間転写体の1回転周期内に複数の画像形成を行うように制御することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示した実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態の画像形成装置の中間転写体の構成を示す斜視図であり、図2は、本実施形態の中間転写体上に転写されるトナー像および基準位置を示すマークの位置関係を示す図である。
尚、図1及び図2において、図5及び図6に示した従来の画像形成装置と同じ機能の部分については同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示す様に、本実施形態の画像形成装置では、中間転写体11上の画像形成領域外(幅方向端縁に沿った領域)11aに、トナー像形成手段(帯電部2、書き込み部3および現像部4)により画像形成するタイミングを得るための4個の基準位置マーク41a、41b、41c、41dを等間隔となるように設けている。また、基準位置マーク41a〜dの通過経路と対向する各位置には、各基準位置マーク41a〜dを各々読み取るための4個の読み取り部16a〜d(読み取り手段)が設けられる。
読み取り部16a〜dは、例えば発光素子及び受光素子からなり、基準位置マーク41a〜dを読み取った信号(パルス信号)をマーク間隔判定装置21に送出する。マーク間隔判定装置21では、基準位置マーク41a〜dの中から任意に決定した1個の第1のマークを読み取り部16a〜dのうちの1個の第1の読み取り部により検出した時刻を示す第1のパルス信号から、基準位置マーク41a〜dの中から任意に決定した1個の第2のマークを読み取り部16a〜dのうちの1個の第2の読み取り部により検出した時刻を示す第2のパルス信号までの間の時間を計時して制御装置51に送出する。制御装置51では、マーク間隔判定装置21から受信した計時結果と中間転写体11上の一周期長60(図2)に基づいて演算した移動速度と、駆動ローラ12の単位時間当りの回転数(rpm)から演算した中間転写体11の移動速度と、の誤差を演算し、駆動制御部18に対して誤差を補正するように指示を出力する。
【0011】
図2に示したように、本実施形態の各読み取り部16a〜d間の間隔は、各基準位置マーク41a〜d間の間隔よりも短くなるように配置されている。このように、読み取り部16a〜dの配置間隔と、基準位置マーク41a〜d配置間隔とを異ならせることにより、中間転写体11を一回転させる間に、より多くのタイミングにてパルス信号(検出信号)を発生させることができるようになる。
図3は、本実施形態の基準位置マーク41a〜dを読み取り部16a〜dにより検出した場合のタイミングチャートの一例である。
図3中の縦列のセンサ1〜センサ4が各々読み取り部16a〜dにて検出したパルス信号を示しており、マークA〜マークDの列(横列)が各々基準位置マークa〜dを検出したタイミングを示している。また、FGATEは、トナー像55a、55bに対応する画像領域信号の発生タイミングを示している。例えば、読み取り部(センサ1)16a により基準位置マーク(マークA)41a を読み取った(検出した)タイミングを示すパルス信号が、センサ1による検出結果であるマークAのパルス信号(本実施形態にて選択した基準1)であり、同様にして読み取り部(センサ3)16c により基準位置マーク(マークC)41cを読み取ったタイミングを示すパルス信号が、センサ3による検出結果であるマークCのパルス信号(本実施形態にて選択した基準2)である。本実施形態では、図3に示したように、1個の基準位置マーク41a を中間転写体11の回転経路上の異なる位置に配置された全ての読み取り部16a〜d により読み取るので、異なるタイミングにてパルス信号を発生させることができる。
従って、本実施形態の制御装置51では、中間転写体11の1回転周期(1周期80)内に読み取り部16a〜dが読み取った複数のパルス信号の内から任意の2信号を選択して判定されたマーク間隔81、82等を用いて基準速度との誤差を判定し、駆動制御部18に対して中間転写体11の速度補正指示を出力することができる。マーク間隔81、82等は、1周期80に比べて充分に短い時間であるので、中間転写体11の速度制御を細かい単位時間毎に実行することができることから、転写負荷の変動や一周期長60の経時変化による中間転写体11の移動速度変化を少なくすることができる。また、同じ理由から、連続して画像を形成する時には、各転写紙毎に通紙スピードが変わらないようにすることができる。
【0012】
また、本実施形態では、基準位置マーク41a〜dおよび読み取り部16a〜dの双方とも複数構成であるが、中間転写体11の1回転周期(1周期80)内のパルス信号を複数タイミングにて得られるようにするには、基準位置マーク41a〜dか読み取り部16a〜dの何れか一方のみを複数にする構成としてもよい。
また、本実施形態では、図2および図3に示したように、2色以上にて画像形成する場合であっても、一周期長60の中に2画面を形成できるが、その場合には、制御装置51は、読み取り部16a〜dが読み取った複数のパルス信号の内から最も適切な2個のパルス信号の組を選択し、トナー像形成手段に指示を出力することができる。最も適切なパルス信号とは、例えば、図2に示した1画像使用長63、64及びリード長61、62を必要最小限の長さにするパルス信号であり、図3中に1画像使用時間73、74及びリード時間71、72として各々示されたパルス信号である。そのようなパルス信号を選択することにより、1画像使用長63、64及びリード長61、62が最小限の長さになることから、誤差が減少し、転写負荷の変動や一周期長60の経時変化による中間転写体11の移動速度変化を少なくすることができる。
また、A4、B5等の規定寸法の紙サイズについては、予め各紙サイズに最も適切な間隔を有したパルス信号をテーブルにして制御装置51内等に保持し、紙サイズが選択されたときにどのマークとセンサを用いるかを決めておくことにより、演算時間を短縮することができる。
【0013】
次に、本実施形態の画像を形成する動作について、図4に示した本実施形態の画像形成動作を示すフローチャートに加え、図1〜3を参照しつつ説明する。
図4は、本実施形態の画像形成動作を示すフローチャートである。
操作者により図3に示した何れかのパルス信号の組が選択されることにより、画像形成処理のタイミングとして何れの読み取り部16a〜dおよび何れの基準位置マーク41a〜dを使用するかが選択される(ステップS11)。センサ1(読み取り部16a)がマークA(基準位置マーク41a:選択した基準1)の最初のパルス信号を検出(ON)する(ステップS12)。センサ3(読み取り部16C)がマークC(基準位置マーク41c:選択した基準2)の最初のパルス信号を検出(ON)する(ステップS13)。マーク間隔判定装置21がステップS12にて検出したパルス信号からステップS13にて検出したパルス信号までの時間間隔を測定する(ステップS14)。制御装置51は、ステップS14にて測定した時間間隔と誤差等が無い場合の規定値と比較して中間転写体11の移動速度変化(変動、誤差)量を演算し、その移動速度変化量を補正する指示を駆動制御部18に出力して駆動ローラの回転数を変更する。
制御部51は、スタート信号を受信した場合に、形成する画像が一色であるか二色以上であるかを判断する(ステップS16)。一色である場合(ステップS16:No)のステップS17からステップS19は、図7に示した従来例におけるステップS2からステップS4と同様であるので、重複する記載を省略する。
一方、二色以上である場合(ステップS16:Yes)には、画像形成装置の制御部51は、中間転写体11上のマークA(基準位置マーク41a)をセンサ1により検出(選択した基準1:ON)したか否かを判断する(ステップS20)。基準位置マーク41aを検出できない場合(ステップS20:No)には、再度ステップS20の判断を行い、基準位置マーク41aを検出できた場合(ステップS20:Yes)には、画像形成装置が複写機である場合の図示しない複写原稿読み取り部もしくは画像形成装置がプリンタ装置である場合のホスト装置等から、1画像目の画像データの転送を開始させる。その後、書き込み部3により像担持体1上への1画像目の画像データの書き込み処理(プロセス)を実行させる(ステップS21)。
【0014】
次に、画像形成装置の制御部51は、中間転写体11上のマークC(基準位置マーク41c)をセンサ3により検出(選択した基準2:ON)したか否かを判断する(ステップS22)。基準位置マーク41cを検出できない場合(ステップS22:No)には、再度ステップS22の判断を行い、基準位置マーク41cを検出できた場合(ステップS22:Yes)には、複写原稿読み取り部もしくはホスト装置等から、2画像目の画像データの転送を開始させる。その後、書き込み部3により像担持体1上への2画像目の画像データの書き込み処理(プロセス)を実行させる(ステップS23)。
次に、制御部51は、例えば、フルカラーの場合にはシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の4色の全ての色について、書き込み部3により像担持体1上への書き込み処理(プロセス)が終了したか否かを判断する(ステップS24)。全ての色の書き込み処理が終了していない場合(ステップS24:No)には、再度ステップS20の判断を行い、全ての色の書き込み処理が終了している場合(ステップS24:Yes)には、全ての色のトナー像が重ねられて中間転写体11上の二次転写位置22に到達するタイミングに合わせて、給紙部31により転写紙を給紙させる(ステップS25)。トナー像が転写紙に転写された後、必要枚数だけ転写が終了したか否かを判断する(ステップS26)。必要枚数だけ転写が終了した場合(ステップS26:Yes)には、画像形成処理を終了し、必要枚数だけ転写が終了していない場合(ステップS26:No)には、再度ステップS20の判断を行う。
本実施形態の制御装置51は、上記のように画像形成のタイミングを制御する一方で、上記した細分されたタイミングでの信号を用いて、中間転写体11が安定した速度にて移動するように駆動制御部18を介して駆動ローラ12の回転速度を制御する。中間転写体11の移動速度は、選択した基準1(基準位置マーク41aを読み取り部16aにて検出)のパルス信号から、、選択した基準2(基準位置マーク41cを読み取り部16cにて検出)のパルス信号までの時間と、基準位置マーク41aから基準位置マーク41cまでの規定長とに基づいて制御装置5にて演算される。その後、制御装置51では、演算結果と基準速度とを比較することにより誤差を検出して、誤差を補正するための補正指示が駆動制御部18に出力される。
このように、本実施形態では、基準位置マーク41、読み取り部16、あるいは、基準位置マーク41と読み取り部16との両方を複数設置することにより、中間転写体11の1回転周期(1周期80)内のパルス信号を複数タイミングにて得られるようにし、中間転写体11の速度制御を細かい単位時間毎に実行することができることから、転写負荷の変動や一周期長60の経時変化による中間転写体11の移動速度変化を少なくすることができる。また、連続して画像を形成する時には、各転写紙毎に通紙スピードが変わらないようにすることができる。
【0015】
【発明の効果】
上記のように本発明では、中間転写体の1回転周期内のパルス信号を複数タイミングにて得られるようにし、パルス信号を選択することにより、誤差が減少し、転写負荷の変動や一周期長の経時変化による中間転写体の移動速度変化を少なくすることができる。また、連続して画像を形成する時には、予め各紙サイズに最も適切な間隔を有したパルス信号をテーブルにして制御装置内等に保持し、紙サイズが選択されたときにどのマークとセンサを用いるかを決めておくことにより、演算時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の画像形成装置の中間転写体の構成を示す斜視図である。
【図2】本実施形態の中間転写体上に転写されるトナー像および基準位置を示すマークの位置関係を示す図である。
【図3】本実施形態の基準位置マークを読み取り部により検出した場合のタイミングチャートの一例を示す図である。
【図4】本実施形態の画像形成動作を示すフローチャートである。
【図5】従来の中間転写体を用いる画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図6】(a)は黒(K)一色により画像形成を行う場合のトナー像とマークとの位置関係を示す図であり、(b)はシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の内の2色以上の色を用いて画像形成を行う場合のトナー像とマークとの位置関係を示す図である。
【図7】従来例の画像形成動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・像担持体、2・・・帯電部、3・・・書き込み部、4・・・現像部、5・・・一次転写位置、11・・・中間転写体、12・・・駆動ローラ、13、14・・・ローラ、15・・・第1転写ローラ、16a〜d・・・読み取り部、17、21・・・マーク間隔判定装置、18・・・駆動制御部、19・・・クリーニング部、20・・・クリーニング部接離装置、31・・・給紙部、32・・・第2転写ローラ、33・・・二次転写ローラ接離装置、34・・・定着部、35・・・排紙部、41a〜d・・・基準位置マーク、45、55・・・トナー像

Claims (1)

  1. 像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、像担持体から一次転写位置においてトナー像の転写を受けてから該トナー像を二次転写位置まで移動させることができる中間転写体と、該中間転写体を回転駆動する駆動ローラと、該駆動ローラの回転速度を制御する駆動制御手段と、前記各手段の動作を制御する制御手段と、を有し、
    前記中間転写体上の画像形成領域外に前記トナー像形成手段により画像形成するタイミングを得るための基準位置マークを設けると共に、前記中間転写体上の前記基準位置マークの通過経路と対向する位置に該基準位置マークを読み取るための読み取り手段を設け、前記制御手段は、前記読み取り手段が基準位置マークを読み取った信号に基づいて、前記中間転写体に転写されるトナー像が前記中間転写体上の前記基準位置マークから所定長後方までの範囲内に転写されるように、前記トナー像形成手段を用いて像担持体上にトナー像を形成するように制御を行う画像形成装置において、
    前記基準位置マークと前記読み取り手段は、前記信号がそれぞれ異なるタイミングで発生するような配置で共に少なくとも2個以上設けられ、
    前記制御手段は、あらかじめ転写材の寸法と前記転写材に対して1画像使用長及びリード長を必要最小限の長さにする前記信号の組み合わせとを対応づけてテーブルに保持しておき、前記テーブルに保持された寸法の転写材が選択された場合には、前記テーブルに保持された前記信号の組み合わせを使用して、前記中間転写体の1回転周期内に複数の画像形成を行うように制御することを特徴とする画像形成装置。
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