JPH11258923A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11258923A
JPH11258923A JP10073515A JP7351598A JPH11258923A JP H11258923 A JPH11258923 A JP H11258923A JP 10073515 A JP10073515 A JP 10073515A JP 7351598 A JP7351598 A JP 7351598A JP H11258923 A JPH11258923 A JP H11258923A
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JP
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toner image
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JP10073515A
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English (en)
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Kazunari Yamada
一成 山田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体上に形成されたトナー像を中間転写体
に一次転写し、そのトナー像を転写紙に二次転写する画
像形成装置において、中間転写体の抵抗値が経時的に変
化し、また温度と湿度が変化しても、高品質な画像が得
られるようにする。 【解決手段】 電流検出回路25によって、中間転写体
9に流れる電流を検出することにより、その中間転写体
の抵抗値を検出すると共に、温度センサ26と湿度セン
サ27によって温度と湿度を検出し、その抵抗値と、温
度及び湿度に適した電圧をバイアスローラ3と転写ロー
ラ13にそれぞれ印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体表面にト
ナー像を形成し、そのトナー像を中間転写体に一次転写
すると共に、中間転写体表面に転写されたトナー像を記
録媒体に二次転写する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ又はそ
の少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成
される上記形式の画像形成装置は、像担持体表面に形成
されたトナー像を中間転写体表面に一次転写し、次いで
このトナー像を記録媒体に二次転写するので、中間転写
体表面に単色トナー像を形成し、これを記録媒体に二次
転写することにより単色画像を得たり、中間転写体表面
に複数の色のトナー像を重ねて一次転写し、これを記録
媒体に一括して二次転写することにより、記録媒体上に
2色以上の画像を形成することが可能である。
【0003】像担持体表面のトナー像を中間転写体に一
次転写するとき、第1の電圧印加手段により一次転写手
段に所定の極性の一次転写電圧を印加し、また中間転写
体表面のトナー像を記録媒体に二次転写するときも、第
2の電圧印加手段によって二次転写手段に所定の極性の
二次転写電圧を印加する。
【0004】かかる画像形成装置において使用される中
間転写体の抵抗値は、経時的に変化したり、その製造時
のばらつきなどによって個々の中間転写体によって多少
相違する。このような中間転写体に対し、一次転写手段
と二次転写手段のそれぞれに画一的な大きさの一次転写
電圧と二次転写電圧を印加したとすると、中間転写体の
抵抗値の変化によって、記録媒体に最終的に二次転写さ
れたトナー像の画質が変動し、その画像品質が劣化する
おそれがある。また、画像形成動作時の温度や湿度の変
化によっても、一次転写手段と二次転写手段にそれぞれ
印加する最適な一次転写電圧と二次転写電圧の値は変化
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した新
規な認識に基づきなされたものであり、その目的とする
ところは、中間転写体の抵抗値が、経時的に変化した
り、その製造時のばらつきによって変動したり、或いは
温度と湿度が変化したときも、常に高品質な画像を形成
できる画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、表面にトナー像が形成される像担持体と、
該トナー像が一次転写される中間転写体と、像担持体表
面のトナー像を中間転写体表面に一次転写させるための
一次転写手段と、像担持体表面のトナー像を中間転写体
表面に一次転写させるべく、前記一次転写手段に一次転
写電圧を印加する第1の電圧印加手段と、前記中間転写
体表面に一次転写されたトナー像を記録媒体に二次転写
させるための二次転写手段と、中間転写体表面のトナー
像を記録媒体に二次転写させるべく、前記二次転写手段
に二次転写電圧を印加する第2の電圧印加手段と、前記
中間転写体の抵抗値を検出する抵抗検出手段と、温度と
湿度を検出する温湿度検出手段と、前記抵抗検出手段に
より検出された抵抗値と前記温湿度検出手段により検出
された温度及び湿度とに対応した適切な一次転写電圧と
二次転写電圧が前記一次転写手段と二次転写手段にそれ
ぞれ印加されるように前記第1の電圧印加手段と第2の
電圧印加手段を制御する印加電圧制御手段とを具備する
画像形成装置を提案する(請求項1)。
【0007】その際、前記抵抗検出手段は、中間転写体
に流れる電流値を検出する電流検出手段を具備すると有
利である(請求項2)。
【0008】また、上記請求項1に記載の画像形成装置
において、前記抵抗検出手段は、中間転写体に接触して
所定の電圧を印加された一次転写手段と中間転写体に接
触するアース部材との間の中間転写体部分に流れる電流
値を検出する電流検出手段と、該電流検出手段により検
出された電流値から中間転写体の抵抗値を算出する演算
手段とを具備すると有利である(請求項3)。
【0009】さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記抵抗検出手段は、中
間転写体の全周の平均抵抗値を検出するように構成され
ていると有利である(請求項4)。
【0010】また、上記請求項1乃至4のいずれかに記
載の画像形成装置において、nを2以上の整数とし、S
を中間転写体の周方向の長さとしたとき、前記抵抗検出
手段は、中間転写体のS/nずつの各中間転写体部分の
平均抵抗値をそれぞれ検出し、前記印加電圧制御手段
は、その各中間転写体部分にトナー像が一次転写される
とき、その各中間転写体部分の平均抵抗値と温度及び湿
度に対応した適切な一次転写電圧が前記一次転写手段に
それぞれ印加されると共に、各中間転写体部分に一次転
写された各トナー像が各記録媒体にそれぞれ二次転写さ
れるとき、その各中間転写体部分の平均抵抗値と温度及
び湿度に対応した適切な二次転写電圧が前記二次転写手
段にそれぞれ印加されるように、第1及び第2の電圧印
加手段を制御すると有利である(請求項5)。
【0011】さらに、上記請求項2乃至5のいずれかに
記載の画像形成装置において、電流検出手段による第1
の検出動作時に検出された電流値をI1、次の第2の検
出動作時に検出された電流値をI2としたとき、両電流
値の差の絶対値|I1−I2|を算出し、かつその算出結
果が予め定められた基準電流値よりも大きくなったと
き、表示装置に警告表示をなすべく、該表示装置を制御
する表示制御手段を設けると有利である(請求項6)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0013】図1は本発明に係る画像形成装置の一例を
示す概略説明図であり、ここに示した画像形成装置は、
単色画像、2色以上の画像及びフルカラー画像のいずれ
も形成できるように構成されている。ここでは、先ずフ
ルカラー画像を形成するときの動作を説明しながら、本
例の画像形成装置の構成を明らかにする。
【0014】図1において、図示していない画像形成装
置本体の機枠には、ドラム状の感光体1として構成され
た像担持体が回転自在に支持され、この感光体1は画像
形成動作時に反時計方向に回転駆動される。このとき、
感光体表面は帯電装置2によって所定の極性、図の例で
はマイナス極性に一様に帯電される。この帯電面には、
書込み光学ユニット14より成る露光装置から出射する
光変調されたレーザ光Lが照射され、これによって感光
体上に第1の静電潜像が形成される。本例では、レーザ
光の照射された感光体部分の表面電位の絶対値が低下
し、ここが静電潜像となるが、逆に光の当てられなかっ
た感光体の表面部分を静電潜像とする画像形成装置にも
本発明を適用できる。このように、本例では、帯電装置
2と露光装置によって感光体1より成る像担持体の表面
に静電潜像を形成する潜像形成手段が構成される。
【0015】この静電潜像は、現像装置4を通るとき、
そのブラック現像器4BKの現像ローラ19BK上に担
持されたマイナス極性のブラックトナーによってブラッ
クトナー像として可視像化される。このとき、現像ロー
ラ19BKにはマイナス極性のバイアス電圧が印加され
ている。ここに示した現像装置4は回転型現像装置とし
て構成され、上記ブラック現像器4BKのほかに、シア
ン現像器4C、マゼンタ現像器4M及びイエロー現像器
4Yを有し、現像装置4が回転して各現像器が感光体1
に対向し、その現像器が上述の現像動作を実行する。
【0016】一方、転写手段の一例であるバイアスロー
ラ3と、後述するアースローラ8と、駆動ローラを含む
他のローラ5,6,7に巻き掛けられた可撓性の無端ベ
ルトより成る中間転写体9が感光体表面に対置され、こ
の中間転写体9は、矢印方向に回転駆動されながら、バ
イアスローラ3とアースローラ8との間の部分が感光体
1の表面に当接し、その当接部において、感光体表面の
線速と同一線速で、感光体表面の移動方向と同じ方向へ
移動する。中間転写体9は中抵抗体より成る。
【0017】上記バイアスローラ3には、図2に示した
高圧電源16によって、感光体表面に形成されたトナー
像のトナー帯電極性と逆極性、図の例ではプラス極性の
直流電圧が印加されている。このため、感光体上に形成
された前述のブラックトナー像が感光体1と中間転写体
9の当接部に至ると、その感光体1上のブラックトナー
像が中間転写体9の表面に静電的に転写される。
【0018】ここで、上述のようにバイアスローラ3に
印加される電圧を一次転写電圧と称し、その作用によっ
て感光体1上のトナー像が中間転写体9に転写されるこ
とを一次転写と称すると共に、図2に示した電源16を
一次転写用高圧電源と称することにする。
【0019】上述のようにしてトナー像を一次転写した
後の感光体の表面には転写残トナーが付着しているが、
かかるトナーは、図1に示したクリーニング装置10を
通るとき、そのクリーニング部材11によって感光体表
面から除去され、次いでその感光体表面は除電ランプ1
2により光を照射されてその表面電位が基準値に下げら
れる。
【0020】次に、上述したところと全く同様にして、
感光体上に第2の静電潜像が形成され、この潜像は、現
像装置4の回転によって感光体1に対向したシアン潜像
器4Cの現像ローラ19Cに担持されたシアントナーに
よってシアントナー像として可視像化される。このトナ
ー像も、バイアスローラ3に印加された一次転写電圧の
作用によって、先に転写されたブラックトナー像の上か
ら重ね合せ状態で中間転写体9の表面に一次転写され
る。トナー像転写後の感光体表面がクリーニング装置1
0によって清掃され、除電ランプ12によって除電作用
を受けることも先の動作時と変りはない。
【0021】さらに、上述したところと全く同様に、感
光体1上に順次形成される第3及び第4の静電潜像が、
現像装置4のマゼンタ現像器4Mとイエロー現像器4Y
の各現像ローラ19M,19Yに担持されたマゼンタト
ナーとイエロートナーとによって、マゼンタトナー像と
イエロートナー像として順次可視像化され、これらが、
中間転写体表面に、先に転写されたトナー像の上から重
ねた状態で順次一次転写される。このようにして、中間
転写体表面には4色のトナー像が重ね合された状態で形
成される。
【0022】上述のように現像装置4は、感光体1より
成る像担持体に形成された静電潜像をトナー像として可
視像化すべく、互いに色の異なった現像剤を収容した複
数の現像器を有しており、中間転写体9は、像担持体表
面に形成された異なった色のトナー像を重ねて一次転写
される。
【0023】一方、中間転写体9を巻き掛けたローラ6
に対向して、転写手段の一例である転写ローラ13が対
向配置され、この転写ローラ13は、中間転写体9に一
次転写されたトナー像が乱されないように、通常、図1
に鎖線で示したように中間転写体9の表面から離間して
いる。
【0024】一方、図示していない給紙装置からは、記
録媒体の一例である転写紙Pが給送され、この転写紙P
は、レジストローラ対15の回転によって、中間転写体
9上のトナー像に整合するタイミングで、転写ローラ1
3とこれに対向したローラ6との間に矢印Aで示すよう
に送り込まれる。転写紙Pの先端が転写ローラ13と対
向ローラ6の間に至ったとき、或いはその直前に転写ロ
ーラ13は図1に実線で示した位置を占める。このよう
にして、転写ローラ13は、ローラ6に巻き掛けられた
中間転写体9の部分に転写紙Pを介して当接する。この
とき、転写ローラ13には、図2に示した高圧電源17
によって、中間転写体9上のトナーの帯電極性とは逆極
性、図の例ではプラス極性の直流電圧が印加され、これ
によって中間転写体表面の重ね合せトナー像が一括して
転写紙P上に転写される。このときの転写を二次転写と
称し、このとき転写ローラ13に印加される電圧を二次
転写電圧と称することにすると共に、図2に示した高圧
電源17を二次転写用高圧電源と称することにする。
【0025】トナー像を転写された転写紙Pは、搬送ベ
ルト18の上に担持されて搬送され、定着装置20を通
るとき、熱と圧力の作用で転写紙P上のトナー像がその
転写紙表面に定着される。次いで、その転写紙Pは最終
コピー紙として機外に排出される。
【0026】トナー像を転写紙Pに転写した後の中間転
写体表面に付着する転写残トナーは、クリーニング装置
21のクリーニング部材22によって中間転写体表面か
ら除去される。このクリーニング部材22は、二次転写
される前の中間転写体9上のトナー像がここを通ると
き、中間転写体表面から離間している。転写紙P上への
トナー像の二次転写を終えると、転写ローラ13は図1
に鎖線で示した位置に退避し、次の二次転写動作に備え
る。
【0027】以上は、4色のフルカラー画像を得る多色
作像モードであるが、3色の重ね合わせトナー像、又は
2色の重ね合わせトナー像を得る多色作像モードのとき
は、指定された色とその色数の分について前述の動作が
行われる。
【0028】また単色作像モードの場合には、その指定
された色の現像器だけで感光体上にトナー像を形成し、
そのトナー像を中間転写体9に一次転写し、これを転写
紙に二次転写する。このときは、クリーニング装置21
のクリーニング部材22を中間転写体表面へ接触させた
ままとしてよい。
【0029】上述のように、本例の画像形成装置は、表
面にトナー像が形成される感光体1として構成された像
担持体と、そのトナー像が一次転写される中間転写体9
と、像担持体表面のトナー像を中間転写体表面に一次転
写させるためのバイアスローラ3として構成された一次
転写手段と、像担持体表面のトナー像を中間転写体表面
に一次転写させるべく、一次転写手段に一次転写電圧を
印加する一次転写用高圧電源16として構成された第1
の電圧印加手段と、中間転写体表面に一次転写されたト
ナー像を転写紙Pより成る記録媒体に二次転写させるた
めの転写ローラ13として構成された二次転写手段と、
中間転写体表面のトナー像を記録媒体に二次転写させる
べく、二次転写手段に二次転写電圧を印加する二次転写
用高圧電源17として構成された第2の電圧印加手段と
を具備している。
【0030】ところで、この形式の画像形成装置によっ
て、前述のように感光体1の表面に2色以上のトナー像
を順次形成し、その各トナー像を順次中間転写体9の表
面に重ね合せて一次転写する場合、その各トナー像を中
間転写体表面に正しく重ね合せる必要がある。従って、
感光体1上にトナー像を形成し始めるタイミングと、中
間転写体9の回転タイミングを整合させなければならな
い。このため、図示した画像形成装置においては、図1
及び図3に示すように、中間転写体9の表面に基準位置
マークMが形成されていると共に、図1乃至図3に示す
ように、このマークMを検知するマークセンサ23より
成るマーク検知手段が設けられている。この基準位置マ
ークMの検知は、前述の多色作像モード時に行われ、単
色作像モード時には行われない。図4はこのときのシー
ケンスの一例を示している。
【0031】図4において、スタート信号によってこの
画像形成装置における画像形成動作のサイクルが開始さ
れる。図1に示していない画像読取部によって原稿画像
を読み取り、その原稿画像を複写するときは、図示して
いない操作部のスタートボタンが押下されることにより
スタート信号が生ぜしめられ、また図示していないパー
ソナルコンピュータ、ワードプロセッサ又はファクシミ
リなどの外部装置からの画像情報に基づいて画像を形成
するときは、これらの外部装置からのプリント要求がス
タート信号となる。
【0032】スタート信号がきて、書込み光学ユニット
14に転送するデータが1色か又は2色以上かをコマン
ドにより判別する(図4S1)。1色の場合、基準位置
マークMを検知する必要はないので、上述した画像読取
部又は外部装置より、画像データの転送を開始する。そ
のデータに対応して、書込み光学ユニット14によっ
て、前述の如く感光体1上にレーザ光Lを照射し、これ
によって静電潜像を形成し、これを所定の色のトナーに
よって可視像化する。すなわち、感光体1への書込みプ
ロセスを実行するのである(図4S2)。このトナー像
は中間転写体9上に一次転写され、この転写されたトナ
ー像の先端に合せて、レジストローラ対15から転写紙
Pが給送され(図4S3)、前述のように、その転写紙
P上にトナー像が二次転写され、この転写紙は定着装置
20を通った後、機外に排出される。
【0033】中間転写体9上に転写されるトナー像が2
色以上であるときは、その各トナー像を中間転写体9上
にずれることなく二次転写する必要があるため、感光体
1への書込みプロセスの開始に先立って、マークセンサ
23により、基準位置マークMが検知され(図4S
4)、この検知信号を基準として書込みプロセスが実行
される(図4S5)。すなわち、2色のトナー像を中間
転写体9に重ね合せて転写すべきときは、中間転写体9
は2回転され、その1回目の回転時に基準位置マークM
がマークセンサ23により検知されると、これを基準と
して画像読取部又は外部装置より画像データの転送が開
始される。これによって、前述のように書込み光学ユニ
ット14により感光体1へのレーザ光の照射が行われ、
これにより形成された静電潜像が現像装置4によって所
定の色のトナー像として可視像化される。また、中間転
写体9の2回目の回転時にも、同じくマークセンサ23
によって基準位置マークMが検知され、これを基準とし
て上述したところと同様にして書込みプロセスが実行さ
れ、別の色のトナー像が感光体1上に形成され、これが
中間転写体9上に一次転写される。このとき、上述のよ
うに基準位置マークMの検知を基準として感光体1上に
各色のトナー像が順次形成されるので、中間転写体9上
に各色のトナー像がずれることなく重ね合せられて一次
転写される。
【0034】同様に、中間転写体9に一次転写されるト
ナー像が3色又は4色のときは、中間転写体9が3回転
又は4回転され、その各回転時に基準位置マークMがマ
ークセンサ23によって上述のように検知され、これを
基準として書込みプロセスが実行されるので、中間転写
体9上には色ずれのない多色トナー像が一次転写され
る。
【0035】全ての色のトナー像が中間転写体9に一次
転写されると、そのトナー像の先端に合せて転写紙Pの
給紙が開始され(図4S6,S7)、その転写紙上に多
色トナー像が一括して二次転写されることは先に説明し
た通りである。
【0036】上述のように、図示した画像形成装置は、
中間転写体9に異なった色のトナー像を一次転写したと
き、その各トナー像の位置ずれが生じないように、感光
体1より成る像担持体上に各色のトナー像を形成し始め
るタイミングを制御するための基準位置マークMが中間
転写体9に形成されていると共に、これを検知するマー
クセンサ23として構成されたマーク検知手段が設けら
れ、しかもその検知に基づいて感光体1上に静電潜像を
形成し始める画像形成開始信号発生手段が設けられてい
る。図示した例では、図2に示したメイン制御装置24
によって、その画像形成開始信号発生手段が構成されて
いる。
【0037】以上説明した例は、中間転写体9に1枚分
のトナー像を形成するものであるが、中間転写体9の表
面に、その周方向に複数のトナー像を順次連続的に形成
するように構成することもできる。この場合には、中間
転写体9の周方向の長さを、最大サイズのトナー像の長
さの少なくとも2倍に設定し、これによって中間転写体
9上に複数のトナー像をその中間転写体9の周方向に連
続的に形成し、その各トナー像を別々の転写紙に二次転
写する。又は、中間転写体9の周方向の長さを、基準と
なるサイズのトナー像(例えばA4横サイズ)の長さの
少なくとも2倍に設定し、図示していない転写紙サイズ
検知装置によって転写紙のサイズを検知し、これによっ
て中間転写体9の周方向に連続して複数のトナー像を形
成できるか否かを判断し、これが可能であるときは、中
間転写体9上の周方向に2以上のトナー像を連続して形
成し、その各トナー像を別々の転写紙にそれぞれ二次転
写する。このように構成することによって、画像形成ス
ピードを高めることができる。
【0038】ところで、先に説明したように、上述した
中間転写体9の抵抗値は、経時的に変化し、またその製
造時のばらつきによって、中間転写体毎に多少変動する
こともある。従って、感光体1上のトナー像を中間転写
体9に一次転写し、又はそのトナー像を転写紙Pに二次
転写するとき、バイアスローラ3と転写ローラ13にそ
れぞれ常に一定の値の転写電圧を印加したとすると、転
写紙P上に形成された画像の画質が劣化するおそれがあ
る。
【0039】また、前述のように中間転写体9に基準位
置マークMを設け、これを検知して、常に中間転写体9
上の一定の画像形成開始位置からトナー像を一次転写し
始めるようにすると、その開始位置よりも上流側と下流
側の中間転写体部分にトナー像が一次転写される頻度が
異なるため、その各部分の抵抗値が経時的に変化する。
さらに、中間転写体9上に連続して複数のトナー像を順
次形成できるように構成すると、中間転写体の各部分に
トナー像が形成される頻度が異なるため、その各部分の
抵抗値に相違が生じるおそれもある。さらに、温度と湿
度の変動によっても、バイアスローラ3と転写ローラ1
3のそれぞれに印加する最適の一次及び二次転写電圧の
値は変化する。従って、バイアスローラ3と転写ローラ
13のそれぞれに常に一定の一次及び二次転写電圧を印
加したとすると、完成した転写紙上の画像に濃度むらや
色違いなどを生じ、その画像品質が悪化するおそれがあ
る。特にカラー画像の場合、その濃度と色に変動が生じ
ると、画質が著しく低下する。
【0040】そこで、本例の画像形成装置においては、
画像形成装置の電源がオンされ、次いで、所定の画像動
作を行える状態となった後、すなわちウォームアップ終
了後に、抵抗検出手段によって中間転写体9の抵抗値を
検出すると共に、温湿度検出手段によって温度と湿度を
検出し、その検出された中間転写体9の抵抗値と、検出
された温度及び湿度に対応した適切な一次転写電圧と二
次転写電圧をバイアスローラ3と転写ローラ13にそれ
ぞれ印加してトナー像をそれぞれ一次及び二次転写し、
もって、中間転写体9の抵抗値がいかなるときも、また
温度と湿度がいかなるときも、高い転写効率が得られ、
転写されたトナー像の画質が高められるように構成され
ている。
【0041】上記抵抗検出手段と、温湿度検出手段と、
これらに関連する構成の具体例は以下の通りである。
【0042】図1及び図2に示すように、中間転写体9
の裏面には、前述のアースローラ8より成るアース部材
とバイアスローラ3とが、中間転写体9の移動方向に所
定の間隔をあけて配置され、これらのローラ8,3は中
間転写体9に接触している。画像形成装置のウォームア
ップ終了後であって、前述のように感光体1上に静電潜
像を形成するタイミングを検出すべく、基準位置マーク
Mをマークセンサ23で検知する前に、感光体1と中間
転写体9を図1の矢印方向にそれぞれ回転駆動し、基準
位置マークMをマークセンサ23が検知した時点を基準
として、図2に示したメイン制御装置24によって一次
転写用高圧電源16を制御しつつ、予め定められた所定
の直流電圧Vをバイアスローラ3に印加する。例えば、
マークセンサ23によって基準位置マークMを検知した
のと同時に、バイアスローラ3に上記所定電圧Vを印加
し始める。すると、バイアスローラ3から中間転写体9
を通してアースローラ8に電流が流れ、その電流値I
が、図2及び図5に示した電流検出回路25より成る電
流検出手段によって検出される。このとき、転写ローラ
13は中間転写体9から離しておく。電流検出回路25
は、アースローラ8とメイン制御装置24との間に介設
されている。
【0043】一方、バイアスローラ3への所定電圧Vの
印加開始と同時にメイン制御装置24のカウンタがカウ
ントを開始し、その開始時から中間転写体9が1回転す
るだけのカウント値Nをカウントしたとき、カウンタが
初期化されると共に、バイアスローラ3への電圧Vの印
加が停止される。このようにして中間転写体9が1周分
だけ回転する間に、メイン制御装置24では、カウンタ
のカウント値に同期して、電流検出回路25により検出
された電流値の情報を、記憶格納手段、例えば不揮発R
AMに読み込んで記憶格納し、これを平均化して平均電
流値Iを求め、その値と前述の所定電圧Vとから中間転
写体9の抵抗値Rを算出する(R=V/I)。
【0044】一方、画像形成装置の内部又は外部、例え
ば図2に示すように中間転写体9の近傍に、温度センサ
26と湿度センサ27が設けられ、これらによって画像
形成装置本体内の温度と湿度がそれぞれ検出される。温
度センサ26と湿度センサ27は、温度と湿度を検出す
る温湿度検出手段の一例を構成し、その検出信号がメイ
ン制御装置24に入力され、メイン制御装置24では、
その温湿度情報を記憶格納手段、例えば不揮発RAMに
記憶格納する。
【0045】上述のように算出された中間転写体9の平
均抵抗値Rと、検出された温度及び湿度に基づいて、こ
れらに対応する最適な一次及び二次転写電圧、すなわち
転写されたトナー像の画質が最良となる電圧値を、メイ
ン制御装置24内の不揮発RAM或いはROMの制御テ
ーブルから選択する。そして、メイン制御装置24より
成る印加電圧制御手段の制御により、感光体1上のトナ
ー像を中間転写体9に一次転写するとき、一次転写用高
圧電源16から、選択された一次転写電圧をバイアスロ
ーラ3に印加すると共に、中間転写体上のトナー像を転
写紙P上に二次転写するとき、二次転写用高圧電源17
から、選択された二次転写電圧を転写ローラ13に印加
する。その印加される電圧値は、次の中間転写体の抵抗
値の検知と温度及び湿度の検知が行われるまでの画像形
成動作時に維持される。
【0046】このようにして、中間転写体9の抵抗値が
経時的に変化し、或いは製造時のばらつきで個々の中間
転写体9の抵抗値が相違しているときも、また温度や湿
度が変化しても、最適な条件下で、感光体1上のトナー
像を中間転写体9上に一次転写し、かつそのトナー像を
転写紙P上に二次転写することができ、常に高品質な画
質を得ることができる。
【0047】なお、上述した中間転写体の抵抗値の検出
と温度及び湿度の検出を、画像形成装置の電源オン毎に
行ってもよいが、このようにすると、操作者の待ち時間
が多くなる。そこで、何回かの画像形成を行う毎に、中
間転写体の抵抗値を検出すると共に温度と湿度を検出
し、これに対応した正しい一次及び二次転写電圧をバイ
アスローラ3と転写ローラ13にそれぞれ印加するよう
にしてもよい。中間転写体9の経時的な変化は、例えば
500回程の画像形成動作を行うことによって生じるの
が普通であるため、例えば、50乃至100回の画像形
成動作を行う毎に、1回、上述の検知動作を実行するだ
けであっても、通常、問題はない。
【0048】この場合には、例えば、一次転写回数、又
は二次転写回数、或いはその両者の回数をカウンタで積
算し、これが所定回数に達したとき、メイン制御送置2
4より成る制御手段の制御によって、前述の中間転写体
9の抵抗値の検出と、温度及び湿度の検出を実行し、こ
れに対応した適切な電圧をバイアスローラ3と転写ロー
ラ13にそれぞれ印加する。これにより、操作者に多大
な待ち時間を与えず、しかも中間転写体9の経時劣化に
対応することができる。
【0049】以上のように、本例の画像形成装置は、中
間転写体9の抵抗値を検出する抵抗検出手段と、温度と
湿度を検出する温湿度検出手段と、抵抗検出手段により
検出された抵抗値と温湿度検出手段により検出された温
度及び湿度とに対応した適切な一次転写電圧と二次転写
電圧が一次転写手段の一例であるバイアスローラ3と、
二次転写手段の一例である転写ローラ13にそれぞれ印
加されるように一次転写用高圧電源16より成る第1の
電圧印加手段と、二次転写用高圧電源17より成る第2
の電圧印加手段を制御する印加電圧制御手段とを具備し
ており、メイン制御装置24がその印加電圧制御手段の
一例を構成している。
【0050】しかも、本例の画像形成装置においては、
上述の抵抗検出手段が、中間転写体9に流れる電流値を
検出する電流検出回路25より成る電流検出手段を具備
している。より具体的には、抵抗検出手段が、中間転写
体9に接触して所定の電圧Vを印加されたバイアスロー
ラ3より成る一次転写手段と、中間転写体9に接触する
アース部材の一例であるアースローラ8との間の中間転
写体部分に流れる電流値を検出する電流検出回路25と
して構成された電流検出手段と、その電流検出手段によ
り検出された電流値から中間転写体9の抵抗値を算出す
る演算手段とを具備している。図の例では、メイン制御
装置24により演算手段が構成されている。このように
して、簡単に抵抗検出手段を構成することができる。
【0051】また、本例の抵抗検出手段は、前述のよう
に、中間転写体9の全周の平均抵抗値を検出するように
構成されており、これによって中間転写体9の抵抗値を
正しく把握し、適正な一次転写電圧と二次転写電圧をバ
イアスローラ3と転写ローラ13にそれぞれ印加し、高
品質な画像を得ることができる。
【0052】ところで、先に説明したように、中間転写
体9に複数のトナー像をその周方向に連続的に形成する
場合には、温度と湿度を検出すると共に、その各トナー
像が一次転写される中間転写体の部分毎に、その抵抗値
をそれぞれ検出し、その中間転写体部分に感光体1から
トナー像を一次転写するとき、その中間転写体部分の抵
抗値と、温度及び湿度に適した一次転写電圧をバイアス
ローラ3に印加すると共に、その各中間転写体部分に転
写された各トナー像を転写紙Pに二次転写するときに
も、その中間転写体部分の抵抗値と、温度及び湿度に適
した二次転写電圧を転写ローラ13に印加することが好
ましい。
【0053】例えば、中間転写体9の表面に、その周方
向に沿って2つのトナー像を形成する場合には、基準位
置マークMをマークセンサ23が検出した時点を基準と
してバイアスローラ3に所定の直流電圧Vを印加し始
め、この時点から、カウンタのカウント値が中間転写体
9の半周分、すなわちN/2となるまでに電流検出回路
25によって検出された第1の中間転写体部分を流れる
電流値の第1の平均値I1を求める。同様に、カウント
値がN/2からNになるまでに電流検出回路25によっ
て検出された第2の中間転写体部分を流れる電流値の第
2の平均値I2を求める。そして、その各平均値I1,
I2と電圧Vの値から、第1及び第2の中間転写体部分
の各平均抵抗値をそれぞれ算出し、これらと、そのとき
の温度及び湿度に対する最適な一次及び二次転写電圧値
を制御テーブルから選択する。
【0054】次いで、上記第1の中間転写体部分に感光
体1からトナー像を一次転写するとき、選択された一次
転写電圧を一次転写用高圧電源16からバイアスローラ
3に印加する。同様に第2の中間転写体部分に感光体1
からトナー像を一次転写するときも、その中間転写体部
分の抵抗値と、そのときの温度及び湿度に適した一次転
写電圧を一次転写用高圧電源16によってバイアスロー
ラ3に印加する。同様に、第1及び第2の中間転写体部
分にそれぞれ一次転写された各トナー像を転写紙Pに二
次転写するときも、その各中間転写体部分の抵抗値と、
温度及び湿度に対応した最適の二次転写電圧を転写ロー
ラ13にそれぞれ印加するのである。これは、中間転写
体の周方向に所定間隔をあけて連続して3以上のトナー
像を順次形成するときも同様である。
【0055】一般的に示すと、前述の各構成において、
nを2以上の整数とし、Sを中間転写体の周方向の長さ
としたとき、前述の抵抗検出手段は、中間転写体のS/
nずつの各中間転写体部分の平均抵抗値をそれぞれ検出
し、前述の印加電圧制御手段は、その各中間転写体部分
にトナー像が一次転写されるとき、その各中間転写体部
分の平均抵抗値と温度及び湿度に対応した適切な一次転
写電圧が一次転写手段の一例であるバイアスローラ3に
それぞれ印加されると共に、各中間転写体部分に一次転
写された各トナー像が転写紙Pより成る各記録媒体にそ
れぞれ二次転写されるとき、その各中間転写体部分の平
均抵抗値と温度及び湿度に対応した適切な二次転写電圧
が二次転写手段の一例である転写ローラ13にそれぞれ
印加されるように、一次転写用高圧電源16と二次転写
用高圧電源17より成る第1及び第2の電圧印加手段を
制御するのである。
【0056】かかる構成により、中間転写体9上にその
周方向に複数のトナー像を順次形成し、これらを別々の
転写紙Pに二次転写するとき、そのいずれのトナー像の
画質をも一定に保つことができる。
【0057】ところで、中間転写体9は経時的に劣化
し、その抵抗値が変化するが、その劣化が著しくなった
ときは、新たな中間転写体と交換する必要がある。この
ように中間転写体9が寿命となるときは、その抵抗値が
急激に変化する。そこで、前述のように電流検出回路2
5によって中間転写体9に流れる電流値を検出したとき
の値をそれぞれ例えば不揮発メモリより成る記憶手段に
記憶格納しておき、或る電流検出時に検出された電流値
と、次の電流検出時に検出された電流値が、ほぼ同一の
温湿度条件下で著しく異なった場合には、中間転写体9
が寿命に達したと判断し、その事実を図示していない表
示装置に表示して操作者に中間転写体9を交換すべきこ
とを報せるようにすると、劣化した中間転写体9を使用
し続ける不具合や、その交換を忘れてしまう不具合を防
止できる。
【0058】より一般的に示せば、前述の各構成におい
て、電流検出回路25より成る電流検出手段による第1
の検出動作時に検出された電流値をI1、次の第2の検
出動作時に検出された電流値をI2としたとき、両電流
値の差の絶対値|I1−I2|を算出し、かつその算出結
果が予め定められた基準電流値よりも大きくなったと
き、表示装置に警告表示をなすべく、該表示装置を制御
する表示制御手段を設けるのである。この場合も、図2
に示したメイン制御装置24が、その表示制御手段を構
成する。この場合、第1の検出動作時と、第2の検出動
作時における温度と湿度の差が或る一定の値以下にある
ときにだけ、上述した表示をなすようにすれば、中間転
写体9の寿命をより正しく操作者に報せることができ
る。
【0059】本発明は、図示した形式以外の各種画像形
成装置にも適用でき、例えばベルトより成る像担持体を
用いる画像形成装置、或いはドラムより成る中間転写体
を用いる画像形成装置などにも広く適用可能である。
【0060】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成装置によれ
ば、中間転写体の抵抗値が経時的に変化したり、中間転
写体毎或いは画像形成装置毎に相違しているとき、或い
は温度と湿度が変化したときも、常に高品質な画像を得
ることができる。
【0061】請求項2及び3に記載の画像形成装置によ
れば、抵抗検出手段を低コストでかつ簡単に構成するこ
とができる。
【0062】請求項4に記載の画像形成装置によれば、
中間転写体の抵抗値を正しく検出することができる。
【0063】請求項5に記載の画像形成装置によれば、
中間転写体表面に複数のトナー像をその周方向に順次形
成するときも、その各トナー像が形成される中間転写体
部分の抵抗値に合せた一次転写電圧と二次転写電圧をそ
れぞれ一次転写手段と二次転写手段に印加することがで
き、これによって高品質な画像を得ることができる。
【0064】請求項6に記載の画像形成装置によれば、
操作者が判断しにくい中間転写体の交換時期を、中間転
写体の実際の特性劣化に対応する特性値で判断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す概略説明図である。
【図2】図1に示した画像形成装置の制御ブロック図で
ある。
【図3】中間転写体に形成された基準位置マークと、こ
れを検知するマークセンサを示す斜視図である。
【図4】図1に示した画像形成装置の基本動作を明らか
にするフローチャートである。
【図5】電流検出回路の一例を示す図である。
【符号の説明】
9 中間転写体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にトナー像が形成される像担持体
    と、該トナー像が一次転写される中間転写体と、像担持
    体表面のトナー像を中間転写体表面に一次転写させるた
    めの一次転写手段と、像担持体表面のトナー像を中間転
    写体表面に一次転写させるべく、前記一次転写手段に一
    次転写電圧を印加する第1の電圧印加手段と、前記中間
    転写体表面に一次転写されたトナー像を記録媒体に二次
    転写させるための二次転写手段と、中間転写体表面のト
    ナー像を記録媒体に二次転写させるべく、前記二次転写
    手段に二次転写電圧を印加する第2の電圧印加手段と、
    前記中間転写体の抵抗値を検出する抵抗検出手段と、温
    度と湿度を検出する温湿度検出手段と、前記抵抗検出手
    段により検出された抵抗値と前記温湿度検出手段により
    検出された温度及び湿度とに対応した適切な一次転写電
    圧と二次転写電圧が前記一次転写手段と二次転写手段に
    それぞれ印加されるように前記第1の電圧印加手段と第
    2の電圧印加手段を制御する印加電圧制御手段とを具備
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記抵抗検出手段は、中間転写体に流れ
    る電流値を検出する電流検出手段を具備する請求項1に
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記抵抗検出手段は、中間転写体に接触
    して所定の電圧を印加された一次転写手段と中間転写体
    に接触するアース部材との間の中間転写体部分に流れる
    電流値を検出する電流検出手段と、該電流検出手段によ
    り検出された電流値から中間転写体の抵抗値を算出する
    演算手段とを具備する請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記抵抗検出手段は、中間転写体の全周
    の平均抵抗値を検出する請求項1乃至3のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 nを2以上の整数とし、Sを中間転写体
    の周方向の長さとしたとき、前記抵抗検出手段は、中間
    転写体のS/nずつの各中間転写体部分の平均抵抗値を
    それぞれ検出し、前記印加電圧制御手段は、その各中間
    転写体部分にトナー像が一次転写されるとき、その各中
    間転写体部分の平均抵抗値と温度及び湿度に対応した適
    切な一次転写電圧が前記一次転写手段にそれぞれ印加さ
    れると共に、各中間転写体部分に一次転写された各トナ
    ー像が各記録媒体にそれぞれ二次転写されるとき、その
    各中間転写体部分の平均抵抗値と温度及び湿度に対応し
    た適切な二次転写電圧が前記二次転写手段にそれぞれ印
    加されるように、第1及び第2の電圧印加手段を制御す
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 電流検出手段による第1の検出動作時に
    検出された電流値をI1、次の第2の検出動作時に検出
    された電流値をI2としたとき、両電流値の差の絶対値
    |I1−I2|を算出し、かつその算出結果が予め定めら
    れた基準電流値よりも大きくなったとき、表示装置に警
    告表示をなすべく、該表示装置を制御する表示制御手段
    を設けた請求項2乃至5のいずれかに記載の画像形成装
    置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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