JP4113635B2 - 画像形成方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、詳しくは、電子写真方式により像担持体上に画像を形成し、温湿度等の作像環境条件に基づいて決定された転写バイアスが印加される転写手段により、転写部位に位置した転写材上に像担持体上に形成された画像を転写する画像形成方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像形成方法(装置)は、一般的に、ドラム状あるいはベルト状の感光体や中間転写体などの像担持体上に、電子写真方式による周知の作像プロセスにより画像(トナー画像)を形成し、所定の転写バイアスが印加された転写チャージャや転写ローラなどの転写手段と該像担持体との間の転写部位に、OHPシートやコピー紙などの転写材を給送して、該転写手段により該像担持体上に形成された画像を該転写材上に転写した後、該転写材上に転写された画像を定着手段により定着するように構成されている。
なお、転写材上にフルカラー画像を形成する画像形成方法(装置)としては、▲1▼、該転写材を転写ドラムなどの転写材担持体に保持させた状態で、潜像担持体としての感光体上に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像(トナー像)を、転写手段により該転写材上に順次重ね合わせて転写した後、該転写材担持体から転写材を剥離して、該転写材上に転写されたフルカラー画像を定着手段によって定着するもの。
▲2▼、潜像担持体(感光体)上に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像(トナー像)を、直接転写材に転写せず、一旦、像担持体としての中間転写体上に順次重ね合わせて転写し、該中間転写体と転写手段との間の転写部位に転写材を給送して、該転写手段により該中間転写体上に転写されたフルカラー画像を該転写材上に一括転写した後、該転写材上に転写されたフルカラー画像を定着手段により定着するもの。
等が知られている。
後者の画像形成方法(装置)においては、転写材を転写材担持体に保持させる必要がないので、小サイズ紙(例えば官製はがき)や、厚紙(例えば200g/m紙)、封筒などの転写材にも画像形成(プリント)することが可能となり、転写材の汎用性が高くなる利点を有している。
【0003】
ところで、上述のように、感光体や中間転写体などの像担持体上に形成された画像を転写材に転写する転写工程では、上記転写手段により該転写材の裏面に転写バイアスが印加されることにより、該転写バイアスで形成された靜電界の作用によって、像担持体上に形成された画像(トナー像)が転写材側に移動することで、該転写材への画像転写が行われる。
この転写工程において印加される転写バイアス値を制御する方法として定電流制御が知られている。この定電流制御は、転写材の種類にかかわらず、常に一定の電流値で転写バイアスを印加する方法である。また他の制御方法として定電圧制御があり、これは常に一定の電圧で転写バイアスを印加する方法である。
【0004】
ところが、前述したような転写バイアス値の制御方法では、次のような問題があった。
すなわち、前記定電流制御では、転写材の種類によらず常に一定の電流値を印加するため、例えば、OHPシートのような厚み方向の抵抗が非常に高い転写材の場合には、高電圧の転写バイアスが印加される。このため、この定電流制御では、転写画像に放電リークによる画像抜けが発生し易くなる。このような放電リークによる画像抜けは、低湿度環境において特に顕著である。
一方、前記定電圧制御でも、定電流制御の場合と同様に、転写材によらず常に一定の電圧値の転写バイアスを印加するため、転写材が薄紙(例えば52g/m紙)の場合には、該転写材に過剰に電流が流れてしまって、転写画像の低濃度部における転写効率が低下する。また、転写材が厚紙(例えば200g/m紙)の場合には、転写材が薄紙の場合とは逆に、該転写材に流れる電流不足によって、転写画像の高濃度部における転写効率が低下してしまう。
更に、このような制御方法では、転写材の種類が同一の場合であっても、転写手段(例えば転写ローラ)の、製造段階での抵抗値のバラツキや、転写手段のトナー付着などによる経時的な抵抗値の変動によって、画像転写時の電流値に過不足が発生するため、転写不良が生じてしまうことがある。
【0005】
このような定電圧制御(定電流制御)の欠点を改善するために、例えば、特開平2−123385号公報記載の制御方法が提案されている。この制御方法は、非転写動作時の転写部位に定電流を供給して、該転写部位の抵抗値を電圧によって測定し、転写材への画像転写時に該抵抗値に応じて転写手段に印加する転写電圧を変化させるという定電圧制御(定電流制御)(ATVC:Active Trancsfer Voltage Control)である。
しかしながら、画像転写時に、転写材への転写電荷はほとんど放電によって与えられるが、転写部位で測定された抵抗値は、像担持体が抵抗体の場合、放電よりも接触導電の割合が多くなる。また、放電は絶対温度によって影響を受けるが、接触導電は絶対温度によって影響されない。
従って、転写部位の抵抗値と最適な転写電圧との関係は、温度や湿度などの作像環境条件により変化する。
このため、上述のように、転写部位の抵抗値に応じて転写手段に印加する転写電圧を変化させただけでは、最適な転写電圧を決定することができない。
こうしたことから、従来、放電を予測するパラメータとしての絶対温度などの環境条件を考慮して転写電圧を決定するような画像形成装置が提案されている(特開平10−133495号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前述のように、絶対温度などの環境条件を考慮して転写電圧を決定するような画像形成装置においても、最適な転写結果を得ることができないことがある。
すなわち、転写手段としての転写ローラの電圧−電流特性は、周知のように、設置された環境の温湿度によって大きく変化する。従って、該転写ローラの抵抗値は、温度、湿度のいづれの影響も受けることになる。
このため、上述のように、絶対温度などの環境条件を考慮して転写電圧を決定するようにしても、転写材が吸湿して低抵抗化した場合や、転写材が乾燥して高抵抗化した場合などには、印加された転写バイアス値が転写材の抵抗値変動に追随できず、画像転写時の電流値に過不足が生じて、転写不良が発生することがある。
【0007】
具体的には、転写材が検出された温湿度環境に十分さらされた状態ではなく、例えば、転写材が密封された包装紙より開封された直後のものであったり、転写材が画像形成装置の設置場所とは別の場所に開封状態で保管されて乾燥又は吸湿しているものであったりした場合、更には、画像形成装置自体が温湿度環境の明らかに違う場所から移動されたことにより転写ローラが設置された温湿度環境に十分になじんでおらず、検出された温湿度から得られる転写ローラの抵抗値と実際の抵抗値との間に著しい乖離がある場合などである。
このような場合には、画像転写時の温湿度環境と、そこから得られる転写ローラの抵抗値から転写バイアスを予め決定しても、実際の画像転写時における転写材の状態などによって該転写ローラの抵抗値が変化してしまうため、予め決定された転写バイアス値が、必ずしも最適な転写バイアス値とはなり得ず、実際に印加される転写バイアスが過多又は不足した状態になって、転写材への画像転写効率が低下する不具合を招く。
【0008】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、転写材の種類や使用環境、及び、転写材の乾燥又は吸湿状態などにかかわらず、品質の良好な画像を得ることができる画像形成方法及び装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、電子写真方式により像担持体上に画像を形成し、作像環境条件に基づいて決定された転写バイアスが印加される転写手段により、転写部位に位置した転写材上に像担持体上に形成された画像を転写する画像形成方法であって、上記転写材への画像転写開始後の転写部位における転写電圧又は転写電流を検出し、該転写部位における転写電圧又は転写電流の検出値と予め記憶しておいた該転写部位における転写電圧又は転写電流の作像環境条件に応じた最適値とを比較して、該検出値と該最適値とに差がある場合に該転写手段に印加する転写バイアスの補正を行うものであり、非画像形成時に、作像環境条件に基づいて決定された転写バイアスを該転写手段に印加して該転写手段の抵抗値を検出し、該非画像形成時に検出した転写手段の抵抗値に基づいて該最適値を補正することを特徴とするものである。
【0010】
この画像形成方法においては、上記転写手段により、転写部位に位置した転写材上に像担持体上に形成された画像の転写が開始された際に、該転写部位における転写電圧又は転写電流が検出される。この転写部位における転写電圧又は転写電流の検出値は、実際に画像が転写される転写材の乾燥状態や吸湿状態などに基づいた転写電圧値又は転写電流値となる。従って、この検出値に基づいて、上記転写手段に印加する転写バイアスを適正範囲に収まるように補正することによって、転写材の種類や使用環境、及び、転写材の乾燥又は吸湿状態などにかかわらず、品質の良好な画像を得ることができるようになる。また、予め記憶されている上記転写部位における転写電圧又は転写電流の作像環境条件に応じた最適値と、上記転写部位における転写電圧又は転写電流の検出値とが比較され、上記検出値と上記最適値とに差がある場合に、上記転写手段に印加する転写バイアスが補正される。これにより、何らかの原因により作像環境条件に急激な変化が生じた場合でも、画像転写率の良好な転写画像を得ることができるようになる。さらに、上記転写手段の抵抗値が非画像形成時に検出されることによって、作像環境条件に応じて予め記憶されている転写部位における転写電圧又は転写電流の最適値が補正される。これにより、上記転写手段の抵抗値が、転写手段の耐久性の低下や、転写手段へのトナー付着などによる転写部位の抵抗値の経時的な変動に左右されることなく、常に転写率の良好な転写画像を得ることができるようになる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の画像形成方法において、上記転写部位における転写電圧又は転写電流の検出値が、適正範囲の転写電圧値又は転写電流値から外れている場合に、該転写部位に印加する転写電圧値又は転写電流値を、該適正範囲の転写電圧値又は転写電流値の中心値とほぼ一致するように補正することを特徴とするものである。
【0012】
この画像形成方法においては、上記転写部位における転写電圧又は転写電流の検出値が、適正範囲の転写電圧値又は転写電流値から外れている場合に、該転写部位に印加する転写電圧値又は転写電流値が、該適正範囲の転写電圧値又は転写電流値の中心値とほぼ一致するように補正される。この画像形成方法は、適正範囲の転写電圧値又は転写電流値の中心値を転写材の種類別に設定することができるので、例えば、転写材の種類が操作者によって予め入力されている場合、又は、転写材の種類を識別する識別手段によって転写材の種類が予め判明している場合に適している。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1の画像形成方法において、上記転写部位における転写電圧又は転写電流の検出値が、適正範囲の転写電圧値又は転写電流値の下限値を下回っている場合に、該転写部位に印加する転写電圧値又は転写電流値を、該下限値とほぼ一致するように補正することを特徴とするものである。
【0014】
この画像形成方法においては、上記転写部位における転写電圧又は転写電流の検出値が、適正範囲の転写電圧値又は転写電流値の下限値を下回っている場合に、該転写部位に印加する転写電圧値又は転写電流値が、該下限値とほぼ一致するように補正される。この画像形成方法は、転写材の種類が判明していない場合に有効である。つまり、上記検出値が上記下限値を下回っている場合には、転写材が抵抗値が高く電流の流れにくい素材(例えばOHPシート)であることが考えられる。このような素材からなる転写材に画像を転写する際に、請求項2に記載したように、転写部位に印加する転写電圧値又は転写電流値を、該適正範囲の転写電圧値又は転写電流値の中心値とほぼ一致するように補正すると、高電圧印加によるリークによって転写画像に白抜けが発生することがある。このような転写画像の白抜けの発生は低湿環境で特に顕著である。これに対し、この画像形成方法では、適正範囲の転写電圧値又は転写電流値の下限値とほぼ一致するように、転写部位に印加する転写電圧値又は転写電流値が補正されるので、印加電圧のリークによる転写画像の白抜けの発生が防止される。従って、この画像形成方法においては、転写材の種類を識別する識別手段を持たない画像形成装置であっても、転写材の種類を特定することなく、良好な転写画像を得ることが可能となる。
【0015】
請求項4の発明は、請求項1の画像形成方法において、上記転写部位における転写電圧又は転写電流の検出値が、適正範囲の転写電圧値又は転写電流値の上限値を上回っている場合に、該転写部位に印加する転写電圧値又は転写電流値を、該上限値とほぼ一致するように補正することを特徴とするものである。
【0016】
この画像形成方法においては、上記転写部位における転写電圧又は転写電流の検出値が、適正範囲の転写電圧値又は転写電流値の上限値を上回っている場合に、該転写部位に印加する転写電圧値又は転写電流値が、該上限値とほぼ一致するように補正される。この画像形成方法は、高温高湿の環境下で転写材への画像転写が行われる場合に有効である。つまり、高温高湿の環境下では、転写材の吸湿により電流が流れ易い状態となっているため、上記検出値が上記上限値を上回った状態となる可能性が高い。また、このような高温高湿の環境下では、転写手段としての転写ローラの抵抗値も低下しているため、転写電圧が元来低く設定された状態になっている。このため、このような高温高湿の環境下において、請求項2又は3に記載したように、転写部位に印加する転写電圧値又は転写電流値を、該適正範囲の転写電圧値又は転写電流値の中心値あるいは下限値とほぼ一致するように補正すると、転写電圧が下がり過ぎて、十分な転写電界が得られなくなり、その結果、転写不良を招くことがある。これに対し、この画像形成方法では、適正範囲の転写電圧値又は転写電流値の上限値とほぼ一致するように、転写部位に印加する転写電圧値又は転写電流値が補正されるので、転写電圧が必要以上に低下されない。従って、この画像形成方法においては、高温高湿下で転写材が吸湿しているような場合においても、十分な転写電界が得られるようになり、良好な転写画像を得ることが可能となる。
【0019】
請求項の発明は、請求項1、2、3または4の画像形成方法において、上記転写部位における転写電圧又は転写電流の作像環境条件に応じた最適値は、作像環境の温湿度と、上記転写手段の抵抗値と、上記転写材の種類と、のうちの少なくとも1つの条件によって設定されていることを特徴とするものである。
【0020】
この画像形成方法においては、予め記憶されている作像環境条件に応じた最適値が、作像環境の温湿度と、上記転写手段の抵抗値と、上記転写材の種類と、のうちの少なくとも1つの条件によって設定されているので、画像転写に関わる各条件のうち、どのような条件の変化によって上記検出値と上記最適値とに差が生じたかを認識することが可能となり、画像転写率のより良好な転写画像を得るように制御することができるようになる。
【0021】
請求項の発明は、請求項1、2、3、4または5の画像形成方法において、上記転写手段を、作像環境の温湿度によって抵抗値が変化する中抵抗の弾性ローラとしたことを特徴とするものである。
【0022】
この画像形成方法においては、上記転写手段が中抵抗の弾性ローラからなり、その抵抗値が作像環境の温湿度によって変化するので、温湿度環境の変化による転写手段の抵抗値の認識が可能となる。
【0025】
請求項の発明は、像担持体上に画像を形成する作像手段と、像担持体上に形成された画像を転写部位に位置した転写材に転写する転写手段と、該転写手段に転写バイアスを印加する転写バイアス印加手段と、該転写バイアス印加手段により印加される転写バイアス値を制御する転写バイアス値制御手段と、作像環境の温湿度を検出する温湿度検出手段と、該温湿度検出手段によって検出された温湿度に基づいて該転写手段に印加する転写バイアス値を決定する転写バイアス値決定手段と、該転写材への画像転写開始後の転写部位における転写電圧又は転写電流を検出する転写電流/電圧検出手段とを有し、該転写電流/電圧検出手段により検出した転写電圧値又は転写電流値に基づいて、該転写バイアス値制御手段により、該転写バイアス印加手段から印加される転写バイアス値を制御して、該転写手段に印加する転写バイアスを補正する画像形成装置において、該転写部位における転写電圧又は転写電流の作像環境条件に応じた最適値を予め記憶した記憶手段を有し、該転写電圧値又は該転写電流値と該最適値とを比較して、該転写電圧値又は該転写電流値と該最適値とに差がある場合に該転写手段に印加する転写バイアスの補正を行うものであり、非画像形成時に、作像環境条件に基づいて決定された転写バイアスを該転写手段に印加して該転写手段の抵抗値を検出し、該非画像形成時に検出した転写手段の抵抗値に基づいて該最適値を補正することを特徴とするものである。
【0026】
この画像形成装置においては、上記転写電流/電圧検出手段により検出された転写電圧値又は転写電流値に基づいて、上記転写バイアス値制御手段により、上記転写バイアス印加手段から印加される転写バイアス値が制御されることによって、上記転写手段に印加する転写バイアスが適正範囲に収まるように補正される。上記転写電流/電圧検出手段により検出された転写電圧値又は転写電流値は、実際に画像が転写される転写材の乾燥状態や吸湿状態などに基づいた転写電圧値又は転写電流値となる。従って、この検出値に基づいて、上記転写手段に印加する転写バイアスが適正範囲に収まるように補正されることによって、転写材の種類や使用環境、及び、転写材の乾燥又は吸湿状態などにかかわらず、品質の良好な画像を得ることができるようになる。また、予め記憶されている上記転写部位における転写電圧又は転写電流の作像環境条件に応じた最適値と、上記転写部位における転写電圧又は転写電流の検出値とが比較され、上記検出値と上記最適値とに差がある場合に、上記転写手段に印加する転写バイアスが補正される。これにより、何らかの原因により作像環境条件に急激な変化が生じた場合でも、画像転写率の良好な転写画像を得ることができるようになる。さらに、上記転写手段の抵抗値が非画像形成時に検出されることによって、作像環境条件に応じて予め記憶されている転写部位における転写電圧又は転写電流の最適値が補正される。これにより、上記転写手段の抵抗値が、転写手段の耐久性の低下や、転写手段へのトナー付着などによる転写部位の抵抗値の経時的な変動に左右されることなく、常に転写率の良好な転写画像を得ることができるようになる。
【0027】
請求項の発明は、上記像担持体は、感光体であることを特徴とするものである。
【0028】
この画像形成装置においては、上記像担持体が感光体であるので、転写画像の作像プロセスを簡素化することが可能となり、画像形成速度が速く、且つ、転写材の種類や使用環境、及び、転写材の乾燥又は吸湿状態などにかかわらず、品質の良好な画像を得ることができる画像形成装置が提供される。
【0029】
請求項の発明は、上記像担持体は、複数色のトナー像を担持する中間転写体であることを特徴とするものである。
【0030】
この画像形成装置においては、上記像担持体が複数色のトナー像を担持する中間転写体であるので、転写材の種類や使用環境、及び、転写材の乾燥又は吸湿状態などにかかわらず、品質の良好なフルカラー画像を得ることができる画像形成装置が提供される。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、画像形成装置としてのプリンタに適用した一実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係るプリンタの画像形成部を示す。図1において、矢印方向に回転する像担持体としての感光体ドラム1の回りには、感光体クリーニングユニット2、感光体クリーニングユニット2のゴムブレード3、帯電器4、露光手段5(本例ではレーザー光学ユニット)、現像器6などの各作像機器が配設されている。
このプリンタの現像方式は、非磁性一成分トナーを用いた反転現像で、トナーの帯電極性はマイナス帯電(−8μC/g)である。また、本プリンタでは、感光体ドラム1として、外径30mmの有機感光体を用いた。
感光体ドラム1は、周速65mm/sで図示しないメインモータにより等速回転され、帯電器4によって−550Vに一様に帯電された後、露光手段4によって所定の画像光が露光されることにより、その表面に該画像の静電潜像が形成される。この感光体ドラム1の表面に形成された静電潜像は、現像器6から供給されるトナーによって現像されて顕像化(トナー像化される。この感光体ドラム1上に形成されたトナー像が、転写手段としての転写ローラ27と感光体ドラム1とのニップによって形成される転写部位に到達するタイミングを見計らって、レジストローラ21によって転写材22が該転写部位に搬送される。転写ローラ27には、高圧電源100によりトナーと逆極性の転写バイアスが印加されている。そして、この転写バイアスが転写部位に搬送された転写材22転写材の裏面に印加されることにより、該転写バイアスで形成された靜電界の作用によって、感光体ドラム1上に形成された画像(トナー像)が転写材22側に移動することで、該転写材22への画像転写が行われる。このようにしてトナー像が転写された転写材22は、定着手段17によってトナー像が定着された後、プリンタ本体の機外に設けられた図示しない排紙トレー上に排出される。一方、転写材22にトナー像が転写された後、感光体ドラム1上に残留した未転写トナーは、感光体クリーニングユニット2のゴムブレード3によって、感光体ドラム1上から除去される。このような一連の作像動作(プリント動作)は、該プリンタの制御装置のROM102(図2参照)に書き込まれた作像プログラムに基づいて、上記各作像機器の動作が該制御装置のCPU104によりコントロールされることによって実行される。
【0032】
上述のように構成されたプリンタには、プリンタ本体内の温度及び湿度を検出するための温湿度検出手段としての温湿度センサ26が配設されている。この温湿度センサ26は、該プリンタのプリント動作開始時にプリンタ本体内の温湿度を検出し、その検出結果をCPU104に与える。CPU104は、図2に示すように、温湿度センサ26から与えられた温湿度検出値をRAM103に記憶保持する。
【0033】
ところで、上記転写ローラ27の電圧−電流特性(以下、V−I特性という)は、図3のグラフに示されるように、プリンタ本体内の温湿度によって大きく変化する。すなわち、転写ローラ27のV−I特性は、プリンタ本体内の温湿度が高温高湿(例えば30℃、90%RH)の場合には曲線a、中温中湿(例えば23℃、55%RH)の場合には曲線c、低温低湿(例えば10℃、15%RH)の場合には曲線eで示すように変化する。図4は、この転写ローラ27のV−I特性から転写ローラ27の抵抗値と温度及び湿度の関係(温湿度特性)を示したグラフである。図4において、曲線a’は高湿時、曲線e’は低湿時であることを示しており、この図から本プリンタに用いた転写ローラ27の抵抗値は、温度及び湿度のいづれの影響も受けることが明らかである。
【0034】
このように、この種のプリンタにおいては、プリンタ本体内の温湿度によって、転写ローラ27のV−I特性が変化するため、この転写ローラ27の抵抗値の温湿度特性を、ROM102に予め記憶保持しておく。そして、この予め記憶保持されている転写ローラ27の抵抗値の温湿度特性と、前述したRAM103に記憶保持された温湿度センサ26の温湿度検出値とから、CPU104により転写材22に与える転写バイアスを決定し、この決定された転写バイアスを、高圧電源100により転写ローラ27に印加する。
【0035】
しかしながら、この種のプリンタにおいては、上述のような方法によって転写材22に与える転写バイアスを決定して、転写材22へのトナー像の転写を実行しても、最適な転写結果を得られない場合がある。それは、温湿度センサ26により検出されたプリンタ本体内の温湿度環境に転写材22が十分に晒された状態ではなく、例えば転写材22が密封された包装紙より開封された直後の状態である場合、また、転写材22がプリンタの画像形成部とは別の場所に開封状態で保管されていて、転写材22が乾燥または吸湿している状態である場合、更には、プリンタ自体が温湿度環境の明らかに違う場所から移動されたことにより、転写ローラ27が設置部位の温湿度環境に十分に馴染んでおらず、温湿度センサ26によって検出された温湿度検出値から得られる転写ローラ27の抵抗値と、実際の転写ローラ27の抵抗値との間に著しい乖離がある場合などである。
【0036】
上述したような場合においては、予め検出したプリンタ本体内の温湿度と、この温湿度検出値から得られる転写ローラ27の抵抗値から転写バイアスを決定しても、このようにして決定された転写バイアスが、必ずしも最適な転写バイアスとはなり得ず、転写バイアスの過多や不足によって転写材22へのトナー像の転写効率が低下する不具合を招くことがある。
【0037】
そこで、本実施形態に係るプリンタにおいては、転写材22へのトナー像の転写が開始された直後に、転写部位に流れる転写電流(又は転写電圧)を、図4に示す転写電流検出手段(又は転写電圧検出手段)としての電流計(又は電圧計)105により検出し、その検出値をCPU104に与える。そして、この電流計(又は電圧計)105の検出値に基づいて、CPU104により、転写材22に与えらた転写バイアスが最適範囲を超えていると判断された場合にのみ、転写バイアスの補正制御を行う。これにより、実際にトナー像が転写される転写材22の状態やプリンタ本体の設置環境に応じて補正された最適な転写バイアスによって、転写材22へのトナー像の転写が行われるようになり、転写バイアスの過多や不足によって転写材22へのトナー像の転写効率が低下する不具合が解消される。
【0038】
図5に示すグラフは、中温中湿環境において転写ローラ27に印加される転写電圧に対する最適な転写電流の中心値(実線C)、最適な転写電流の上限値(点線C1)、及び、最適な転写電流の下限値(点線C2)を示すもので、斜線部が適正な転写電流値の範囲である。
図5に示す点i1、i2は、ある転写材22にトナー像を転写した際の転写電流が適正範囲外になっていることを示しており、このままの転写電流では転写不良を招くことになる。また、図5に示す点VTは、この時の最適な転写電圧値で、この点VTから伸ばした垂線と実線Cとの交点i3が、この転写材22に対する最適な転写電流の中心値となる。
この点i1、i2のように、上記電流計(又は電圧計)105の検出値に基づいて、CPU104により、転写材22に与えらた転写バイアスが最適範囲を超えていると判断された場合には、この点i1又はi2が点i3と略一致するように、高圧電源100を介して転写ローラ27に印加される転写電圧値を補正制御する。
なお、図5に示したような転写材22に対する最適な転写電流の中心値は、転写材22の種類によって異なった値となる。従って、このプリンタにおいては、例えば、ROM102に転写材22の種類に対応した最適な転写電流の中心値を予め記憶させておき、プリンタのコントロールパネル(不図示)に設けた用紙選択キーなどにより使用される転写材22の種類を操作者が予め入力したり、又は、転写材種類識別手段(不図示)によって転写材22の種類を識別したりして、CPU104により転写材22の種類に応じた最適な転写電流の中心値を選択できるようにする。
【0039】
このように、転写材22の種類が予め判明している場合には、図5に示したような方法により、転写材22に対する最適な転写電流の中心値(実線C)を、転写材22の種類別に設定できるが、転写材22の種類を特定できないようなプリンタにおいては、次のような方法により転写材22に対する最適な転写電流値を設定することが好ましい。
図6に示す方法は、例えば、上記点i2のように、上記電流計(又は電圧計)105の検出値が最適な転写電流の下限値(点線C1)を下回っているような場合に有効な方法である。
つまり、上記点i2のように、上記電流計(又は電圧計)105の検出値が最適な転写電流の下限値(点線C1)を下回る場合は、転写材22として、例えばOHPシートのように抵抗が高く電流の流れにくいものが用いられていることが考えられる。このような転写材22の場合には、図5に示した方法のように、その転写時の転写電流値i2を、点VTから伸ばした垂線と最適な転写電流の中心値(実線C)との交点i3になるように補正制御すると、高電圧印加によるリークによって転写画像に白抜けが発生することがある。このような転写画像の白抜けの発生は低湿環境で特に顕著である。
そこで、このように、点i2が最適な転写電流の下限値(点線C1)を下回った場合には、図6に示すように、点VTから伸ばした垂線と最適な転写電流の下限値(点線C1)との交点i4とほぼ一致するように、転写電流値を補正制御する。これにより、転写電圧が必要以上に高くならないので、印加電圧のリークによる転写画像の白抜けの発生が防止される。従って、この方法においては、転写材22の種類を識別する識別手段を持たないプリンタであっても、転写材22の種類を特定することなく、良好な転写画像を得ることが可能となる。
【0040】
一方、作像環境が高温高湿な環境の場合には、図7に示す方法が好ましい。つまり、高温高湿の環境下では、転写材22の吸湿により電流が流れ易い状態となっているため、上記点i1のように、上記電流計(又は電圧計)105の検出値が最適な転写電流の上限値(点線C2)を上回った状態となる可能性が高い。また、このような高温高湿の環境下では、転写手段としての転写ローラ27の抵抗値も低下しているため、転写電圧が元来低く設定された状態になっている(本プリンタでは、30℃、90%RH時で550V)。このため、このような高温高湿の環境下において、図5又は図6に示した方法のように、適正範囲の転転写電流値の中心値(点線C)あるいは下限値(点線C1)とほぼ一致するように転写電流値を補正すると、転写電圧が下がり過ぎて、十分な転写電界が得られなくなり、その結果、転写不良を招くことがある。
そこで、このように、点i1が最適な転写電流の上限値(点線C2)を上回った場合には、図7に示すように、転写電流値を、点VTから伸ばした垂線と最適電流上限(点線C2)との交点i5と略一致するよう補正制御する。これにより、転写電圧が必要以上に低下することことがなくなり、高温高湿下で転写材22が吸湿しているような場合においても、十分な転写電界が得られるようになり、良好な転写画像を得ることが可能となる。
【0041】
ここで、上述したような転写電流値の補正制御は、少なくとも1回の電流値検出によって行われ、補正回数も少なくとも1回行なうが、2回以上(好ましくは5回以上)の電流値検出を行なった結果の平均値を用いて、2回以上の補正を行なうことが望ましい。
また、ここでは、転写電圧の補正方法として、図5乃至図7に示すようなグラフに基づく比例式により演算にて求める方法を示した、その他の転写電圧の補正方法としては、例えば、ROM102に、予め複数の電圧−電流値表を記憶保持しておき、検出された電流値から該表上の電圧値を求めて、転写電圧の補正を行なうようにしてもよい。
【0042】
ところで、転写ローラ27の抵抗値の温湿度特性は、上述したように常に一定ではなく、転写ローラ27の経時的な劣化やトナー付着などの耐久性によって変化してしまう。
そこで、この種のプリンタにおいては、図8に示すように、その非画像形成時(例えば、プリンタの電源投入時)に、転写ローラ27に所定の電圧を印加し、その時に流れる電流値から検出した転写ローラ27のV−I特性と、同時期に温湿度センサ26によって検出された温湿度検出値との情報を基に、CPU104により予めROM102に記憶保持されている転写ローラ27の抵抗値の温湿度特性との比較を行ない、この比較結果に差異がある場合に、図9に破線C’で示すように、転写ローラ27の抵抗値の温湿度特性を補正する。
なお、図9に示す実線Cは、中温中湿環境での印加電圧に対する最適な電流値の中心値、点線C’は転写ローラ27の抵抗値の温湿度特性の変動を検出した後の補正値である。
ここで、転写ローラ27に印加する電圧値は、簡易的には1つでも可能であるが、好ましくは、図8に示すように、複数の電圧値を印加することによって、転写ローラ27の抵抗値の温湿度特性をより正確に補正することができる。 このような補正により、劣化やトナー付着などによる転写ローラ27の経時的な抵抗値変動に左右されることなく、常に高い転写率の転写画像を得ることが可能となる。
【0043】
図10に、上記感光体ドラム1を潜像担持体とし、像担持体として中間転写ベルト10からなる中間転写体を用いたカラー画像形成装置の一例を示す。
図10において、矢印方向に回転する感光体ドラム1の回りには、感光体クリーニングユニット2、感光体クリーニングユニット2のゴムブレード3、帯電器4、露光手段5、中間転写ベルト10、現像手段としての現像ユニット60などが配設されている。現像ユニット60は、回転型の現像装置であって、イエロートナーが収容されたイエロー現像器61、マゼンタトナーが収容されたマゼンタ現像器62、シアントナーが収容されたシアン現像器63、ブラックトナーが収容されたブラック現像器64の4個の現像器が搭載されている。
【0044】
このカラー画像形成装置を用いてフルカラー画像を形成する場合には、まず、感光体ドラム1上に、露光手段5に内蔵された色分解フィルタにより、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に色分解された各色画像に対応する各色の静電潜像が、前記プリンタの場合と同様にして、順次形成される。この各静電潜像は、現像ユニット60が回転移動し、各静電潜像に対応した色のトナーが収容された各現像器61、62、63、64が、感光体ドラム1に対向する所定の現像位置で順次停止することによって、各現像器61、62、63、64から供給される各色のトナーにより、イエロー、マゼンタ、シアン、 ブラックの順に顕像化(トナー像化)される。次いで、感光体ドラム1上に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、 ブラックの各色のトナー画像が、中間転写ベルト10上に順次重ね合わされて転写される。これにより、中間転写ベルト10上に各色のトナー画像からなるフルカラー画像が形成される。
【0045】
中間転写ベルト10は、ベルト転写バイアスローラ11、従動ローラ12a,12b、及び、駆動ローラ13により、回転自在に張架されており、図示しない駆動モータによって矢印方向に駆動されるようになっている。この中間転写ベルト10の周囲には、二次転写ユニット14、及び、中間転写ベルト10に対して接離可能なベルトクリーニングユニット18が配設されている。
【0046】
ベルトクリーニングユニット18は、クリーニングブラシ19、及び、該クリーニングブラシ19を中間転写ベルト10に対して接離させる接離機構20などで構成されている。このベルトクリーニングユニット18のクリーニングブラシ19は、1色目のイエロー画像が中間転写ベルト10上に転写された後、2色目、3色目、4色目の各色のトナー画像が中間転写ベルト10上に転写される間は、接離機構20によって中間転写ベルト10の表面から離間した位置に退避される。また、中間転写ベルト10の端部には、ベルト位置検出マーク23が設けられており、このベルト位置検出マーク23がマークセンサ24によって検出されたタイミングで、各色の画像の作像プロセスが開始されることにより、中間転写ベルト10上での各色のトナー画像の正確な色重ねが可能となっている。
【0047】
二次転写ユニット14は、二次転写バイアスローラ15、及び、該二次転写バイアスローラ15を中間転写ベルト10に対して接離させる接離機構16などで構成されている。二次転写バイアスローラ15は、通常、中間転写ベルト10の表面から離間しているが、中間転写ベルト10上に形成された4色のフルカラー画像を転写材22に一括転写するときに、中間転写ベルト10の表面に転写材22を押圧するように、接離機構16により所定のタイミングを取って接離駆動される。そして、二次転写バイアスローラ15は、中間転写ベルト10の表面に転写材22を押圧した状態で、所定のバイアス電圧が印加されることにより、中間転写ベルト10上に重ね合わせて形成されたフルカラー画像を転写材22上に一括転写する。
【0048】
転写材22は、給紙ローラ25、レジストローラ21によって、中間転写ベルト10の表面のフルカラー画像の先端部が、二次転写バイアスローラ15に対向する転写部位に到達するタイミングに合わせて給紙される。このようにしてフルカラー画像が転写された転写材22は、定着手段17によってフルカラー画像が定着された後、装置本体の機外に設けられた図示しない排紙トレー上に排出される。
一方、中間転写ベルト10上に各色のトナー画像が転写された後、感光体ドラム1上に残留した未転写トナーは、感光体クリーニングユニット2のゴムブレード3によって、感光体ドラム1上から除去される。また、転写材22上にフルカラー画像が転写された後、中間転写ベルト101上に残留した未転写トナーは、ベルトクリーニングユニット18のクリーニングブラシ19によって、中間転写ベルト10上から除去される。
なお、このカラー画像形成装置においては、感光体ドラム1上に形成された静電潜像を、各現像器61、62、63、64のうちの1つの現像器のみを使用して現像することにより、転写材22上に単色の画像を形成することも可能である。
【0049】
上記カラー画像形成装置において、複数のカラー画像を連続的にプリントする時には、転写材22の後端が二次転写バイアスローラ15を十分通過するタイミングで、上記バイアス電圧がオフされ、その後、次に形成された中間転写ベルト10上の他のカラー画像が二次転写バイアスローラ15に付着しないようにさせるために、二次転写バイアスローラ15が接離機構16によって中間転写ベルト10より離間される。
また、このカラー画像形成装置においては、単数あるいは連続プリント時の最終画像のプリント終了時には、二次転写バイアスローラ15を中間転写ベルト10の表面から離間させず、該転写バイアスとは逆極性のクリーニングバイアス(本装置では、−1kV)を、一定時間(本装置では、二次転写バイアスローラ15の4回転に相当する時間)だけ印加し、更に、該転写バイアスと同極性のバイアス(本装置では、1kV)を、一定時間(本装置では、二次転写バイアスローラ15の2回転に相当する時間)続けて印加した後、二次転写バイアスローラ15を中間転写ベルト10の表面から離間させる。これにより、二次転写バイアスローラ15の表面に付着したトナーが中間転写ベルト10側に転移されて、二次転写バイアスローラ15の表面のクリーニングが行われる。ここで、転写バイアスと同極性のバイアスを印加する理由は、帯電電荷量の少ないトナーや、逆極性に帯電したトナーをクリーニングするためである。なお、上述のプロセスにより中間転写ベルト10に転移したトナーは、ベルトクリーニングユニット18のクリーニングブラシ19により中間転写ベルト10の表面から除去回収される。上述のような一連のプリント動作が終了した後、モーターの回転が停止されてプリント待機状態となる。
【0050】
以上説明したようなカラー画像形成装置においても、前述したプリンタの場合と同様に、温湿度環境の変化に応じた転写バイアス制御と、転写材22への画像転写時の補正制御とを行うことにより、転写率の高い良好な画像を得られる。但し、このカラー画像形成装置では、例えば、OHPシートや厚紙などの転写材22への画像定着時に、十分な加熱が必要となるため、その定着速度を、普通紙からなる転写材22への画像定着時における定着速度の1/2〜1/3の速度に設定している。このため、この種のカラー画像形成装置では、使用される転写材22の種類が、操作者によって予め入力されたり、又は、転写材種類識別手段によって予め識別されている場合が多い。
従って、この種のカラー画像形成装置においては、その温湿度環境、転写材22の種類、及び、転写材22上に形成される画像が単色であるか複数色であるか、といった条件から、転写バイアスの決定を行うことで、より正確な転写バイアス制御が可能となる。
【0051】
図11は、フルカラー画像形成時の、ある温湿度環境における転写材の種類(普通紙、厚紙、OHPシート)毎の、適正な転写電圧に対する最適な転写電流の中心値を示したものである。各転写材の種類には、図示しない適性な転写電流値の範囲が設定されており、このフルカラー画像形成時においても、前記プリンタの場合と同様に、転写電流が適性な転写電流値の範囲から外れないように、転写電圧の補正制御を行なうことで、常に転写率の高い転写画像を得ることが可能となる。
また、前記プリンタの場合と同様に、非画像形成時(例えば、電源投入時)に、二次転写バイアスローラ15に所定の電圧を印加し、その時に流れる電流値から検出したV−I特性と、同時期に温湿度センサ26によって検出された温湿度情報を基に、予めROM102に記憶保持されている転写部位の抵抗値の温湿度特性との比較を行ない、該比較結果に差異がある場合に、二次転写バイアスローラ15の抵抗値の温湿度特性を補正することで、中間転写ベルト10の抵抗値の変動に影響されることなく、常に転写率の高い転写画像を得ることが可能となる。
【0052】
なお、上述の実施形態に係るプリンタあるいはカラー画像形成装置における構成部材は、図示の部材に限定されるものではない。例えば、本実施形態においては、前記プリンタの像担持体、及び、前記カラー画像形成装置の潜像担持体として感光体ドラム1を用いて説明したが、これらは、ドラム状の感光体に限定されるものではなく、ベルト状の感光体であってもよい。また、前記カラー画像形成装置においては、中間転写体として中間転写ベルト10を用いて説明したが、中間転写体はこれに限定されるものではなく、ドラム状の中間転写体も適用可能である。
更に、本実施形態に係るプリンタあるいはカラー画像形成装置では、転写バイアスを定電圧印加制御に基づいて説明したが、定電流制御によって電圧を検出し、補正制御を行なうことも可能である。
また、本実施形態に係るプリンタでは、転写ローラ27として、温湿度環境による抵抗値変動の大きな材質の転写ローラを用いたが、温湿度環境による抵抗値変動の小さい材質を用いた転写ローラの場合でも、本発明の方法により、常に転写率の高い転写画像を得ることが可能である。
【0053】
【発明の効果】
請求項1乃至の発明によれば、転写材の種類や使用環境、及び、転写材の乾燥又は吸湿状態などにかかわらず、品質の良好な画像を得ることができるという優れた効果がある。また、何らかの原因により作像環境条件に急激な変化が生じた場合でも、画像転写率の良好な転写画像を得ることができるという優れた効果がある。さらに、上記転写手段の抵抗値が非画像形成時に検出されることによって、作像環境条件に応じて予め記憶されている転写部位における転写電圧又は転写電流の最適値が補正されるので、上記転写手段の抵抗値が、転写手段の耐久性の低下や、転写手段へのトナー付着などによる転写部位の抵抗値の経時的な変動に左右されることなく、常に転写率の良好な転写画像を得ることができるという優れた効果がある。
【0054】
特に、請求項2の発明によれば、適正範囲の転写電圧値又は転写電流値の中心値を転写材の種類別に設定することができるので、例えば、転写材の種類が操作者によって予め入力されている場合、又は、転写材の種類を識別する識別手段によって転写材の種類が予め判明している場合に適した画像を得ることができるという優れた効果がある。
【0055】
また、請求項3の発明によれば、転写材の種類を識別する識別手段を持たない画像形成装置であっても、転写材の種類を特定することなく、良好な転写画像を得ることが可能となるという優れた効果がある。
【0056】
また、請求項4の発明によれば、高温高湿下でかつ転写材が吸湿している場合においても、十分な転写電界が得られるようになり、良好な転写画像を得ることが可能となるという優れた効果がある。
【0058】
また、請求項の発明によれば、予め記憶されている作像環境条件に応じた最適値が、作像環境の温湿度と、上記転写手段の抵抗値と、上記転写材の種類と、のうちの少なくとも1つの条件によって設定されているので、画像転写に関わる各条件のうち、どのような条件の変化によって上記検出値と上記最適値とに差が生じたかを認識することが可能となり、画像転写率のより良好な転写画像を得るように制御することができるという優れた効果がある。
【0059】
また、請求項の発明によれば、上記転写手段が中抵抗の弾性ローラからなり、その抵抗値が作像環境の温湿度によって変化するので、温湿度環境の変化による転写手段の抵抗値の認識が可能となるという優れた効果がある。
【0061】
請求項の発明によれば、上記転写電流/電圧検出手段により検出された転写電圧値又は転写電流値は、実際に画像が転写される転写材の乾燥状態や吸湿状態などに基づいた転写電圧値又は転写電流値となるので、この検出値に基づいて、上記転写手段に印加する転写バイアスが適正範囲に収まるように補正されることによって、転写材の種類や使用環境、及び、転写材の乾燥又は吸湿状態などにかかわらず、品質の良好な画像を得ることができるという優れた効果がある。また、何らかの原因により作像環境条件に急激な変化が生じた場合でも、画像転写率の良好な転写画像を得ることができるという優れた効果がある。さらに、上記転写手段の抵抗値が非画像形成時に検出されることによって、作像環境条件に応じて予め記憶されている転写部位における転写電圧又は転写電流の最適値が補正されるので、上記転写手段の抵抗値が、転写手段の耐久性の低下や、転写手段へのトナー付着などによる転写部位の抵抗値の経時的な変動に左右されることなく、常に転写率の良好な転写画像を得ることができるという優れた効果がある。
【0062】
請求項の発明によれば、上記像担持体が感光体であるので、転写画像の作像プロセスを簡素化することが可能となり、画像形成速度が速く、且つ、転写材の種類や使用環境、及び、転写材の乾燥又は吸湿状態などにかかわらず、品質の良好な画像を得ることができる画像形成装置を提供できるという優れた効果がある。
【0063】
請求項の発明によれば、上記像担持体が複数色のトナー像を担持する中間転写体であるので、転写材の種類や使用環境、及び、転写材の乾燥又は吸湿状態などにかかわらず、品質の良好なフルカラー画像を得ることができる画像形成装置を提供できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプリンタの概略構成図。
【図2】上記プリンタにおける転写バイアス制御手段の一例を示すブロック図。
【図3】上記プリンタにおける転写ローラのV−I特性と温湿度環境との関係を示すグラフ。
【図4】上記プリンタにおける転写ローラの抵抗値と温湿度環境との関係を示すグラフ。
【図5】上記プリンタにおける電流値の補正制御の一例を説明するためのグラフ。
【図6】上記プリンタにおける電流値の補正制御の他の例を説明するためのグラフ。
【図7】上記プリンタにおける電流値の補正制御の更に他の例を説明するためのグラフ。
【図8】上記プリンタにおける転写ローラのV−I特性を検出する時の電圧印加方法を説明するためのグラフ。
【図9】記憶保持されている転写ローラの抵抗値の温湿度特性を補正する方法を説明するためのグラフ。
【図10】本発明の実施形態に係るカラー画像形成装置の概略構成図。
【図11】実施形態に用いられる転写材の種類ごとの最適な転写電流の中心値を示すグラフ。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
2 感光体クリーニングユニット
4 帯電器
5 露光手段
6 現像器
10 中間転写ベルト
11 ベルト転写バイアスローラ
14 二次転写ユニット
15 二次転写バイアスローラ
16,20 接離機構
17 定着手段
18 ベルトクリーニングユニット
21 レジストローラ
22 転写材
23 ベルト位置検出マーク
24 マークセンサ
25 給紙ローラ
26 温湿度センサ
27 転写ローラ
60 現像ユニット
61 イエロー現像器
62 マゼンタ現像器
63 シアン現像器
64 ブラック現像器
100 高圧電源
102 ROM
103 RAM
104 CPU
105 電流計(又は電圧計)

Claims (9)

  1. 電子写真方式により像担持体上に画像を形成し、作像環境条件に基づいて決定された転写バイアスが印加される転写手段により、転写部位に位置した転写材上に像担持体上に形成された画像を転写する画像形成方法であって、
    転写材への画像転写開始後の転写部位における転写電圧又は転写電流を検出し、該転写部位における転写電圧又は転写電流の検出値と予め記憶しておいた該転写部位における転写電圧又は転写電流の作像環境条件に応じた最適値とを比較して、該検出値と該最適値とに差がある場合に該転写手段に印加する転写バイアスの補正を行うものであり、
    非画像形成時に、作像環境条件に基づいて決定された転写バイアスを該転写手段に印加して該転写手段の抵抗値を検出し、該非画像形成時に検出した転写手段の抵抗値に基づいて該最適値を補正することを特徴とする画像形成方法。
  2. 請求項1の画像形成方法において、
    上記転写部位における転写電圧又は転写電流の検出値が、適正範囲の転写電圧値又は転写電流値から外れている場合に、該転写部位に印加する転写電圧値又は転写電流値を、該適正範囲の転写電圧値又は転写電流値の中心値とほぼ一致するように補正することを特徴とする画像形成方法。
  3. 請求項1の画像形成方法において、
    上記転写部位における転写電圧又は転写電流の検出値が、適正範囲の転写電圧値又は転写電流値の下限値を下回っている場合に、該転写部位に印加する転写電圧値又は転写電流値を、該下限値とほぼ一致するように補正することを特徴とする画像形成方法。
  4. 請求項1の画像形成方法において、
    上記転写部位における転写電圧又は転写電流の検出値が、適正範囲の転写電圧値又は転写電流値の上限値を上回っている場合に、該転写部位に印加する転写電圧値又は転写電流値を、該上限値とほぼ一致するように補正することを特徴とする画像形成方法。
  5. 請求項1、2、3または4の画像形成方法において、
    上記転写部位における転写電圧又は転写電流の作像環境条件に応じた最適値は、作像環境の温湿度と、上記転写手段の抵抗値と、上記転写材の種類と、のうちの少なくとも1つの条件によって設定されていることを特徴とする画像形成方法。
  6. 請求項1、2、3、4または5の画像形成方法において、
    上記転写手段を、作像環境の温湿度によって抵抗値が変化する中抵抗の弾性ローラとしたことを特徴とする画像形成方法。
  7. 像担持体上に画像を形成する作像手段と、
    像担持体上に形成された画像を転写部位に位置した転写材に転写する転写手段と、
    該転写手段に転写バイアスを印加する転写バイアス印加手段と、該転写バイアス印加手段により印加される転写バイアス値を制御する転写バイアス値制御手段と、
    作像環境の温湿度を検出する温湿度検出手段と、
    該温湿度検出手段によって検出された温湿度に基づいて該転写手段に印加する転写バイアス値を決定する転写バイアス値決定手段と、
    該転写材への画像転写開始後の転写部位における転写電圧又は転写電流を検出する転写電流/電圧検出手段とを有し、
    転写電流/電圧検出手段により検出した転写電圧値又は転写電流値に基づいて、該転写バイアス値制御手段により、該転写バイアス印加手段から印加される転写バイアス値を制御して、該転写手段に印加する転写バイアスを補正する画像形成装置において
    該転写部位における転写電圧又は転写電流の作像環境条件に応じた最適値を予め記憶した記憶手段を有し、該転写電圧値又は該転写電流値と該最適値とを比較して、該転写電圧値又は該転写電流値と該最適値とに差がある場合に該転写手段に印加する転写バイアスの補正を行うものであり、非画像形成時に、作像環境条件に基づいて決定された転写バイアスを該転写手段に印加して該転写手段の抵抗値を検出し、該非画像形成時に検出した転写手段の抵抗値に基づいて該最適値を補正することを特徴とする画像形成装置。
  8. 上記像担持体は、感光体であることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  9. 上記像担持体は、複数色のトナー像を担持する中間転写体であることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
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