JP6025382B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、転写部の下流で像担持体に残留した転写残トナーを静電クリーニングする画像形成装置、詳しくは像担持体の静電クリーニングに伴って取得した電気的情報を転写部に印加する転写電圧にフィードバックする制御に関する。
像担持体(感光体又は中間転写体)に形成したトナー像を、転写部で転写媒体(中間転写体又は記録材)へ電気的に転写し、最終的にトナー像が転写された記録材を定着装置で加熱加圧して画像を記録材に定着させる画像形成装置が広く用いられている。転写部を通過した像担持体の表面には若干の転写残トナーが付着しているため、転写部の下流に静電クリーニング装置を配置して転写残トナーを回収するようにした画像形成装置が実用化されている(特許文献1)。
転写部へ印加する転写電圧は、通常、適正な転写電流が転写部に流れるように、画像形成の開始時に調整されて、定電流制御又は定電圧制御される。しかし、環境条件、トナーの劣化、記録材のばらつき等によって転写電流が適正な範囲を外れると、転写効率が低下して出力画像の品質が低下するため、画像形成の開始後に、転写部へ印加する転写電圧が再調整される(特許文献2)。
特許文献2では、像担持体に転写ローラを当接させた転写部において、画像形成の開始前に、転写ローラに複数段階の電圧を印加して電圧−電流特性を測定して、記録材が無い状態で規定の転写電流が流れる基準電圧を求める。そして、画像形成時には、記録材の種類ごとに予め設定された記録材分担電圧を基準電圧に加算した定電圧が転写ローラに印加される。しかし、予め設定された記録材分担電圧が不適切な場合もあるため、画像形成の開始後に転写ローラに流れる電流を検知して、規定の転写電流の許容範囲を外れている場合には、一定電圧幅ずつ定電圧を増減する補正を行っている。
特開2011−248128号公報 特開2000−330401号公報
トナーの転写効率は、上述したように様々な要因が複合的に影響しているため、特許文献2の制御では、規定の転写電流それ自体が転写効率のピークとは限らない。このため、記録材にトナー像を転写している状態で転写ローラに流れる電流を規定の転写電流に合わせ込んだことによって、かえって転写効率が低下して出力画像の品質が低下する可能性もある。
しかし、画像形成の開始前に、転写電流を複数段階に異ならせて実際の記録材にパッチ画像を形成して画像濃度を測定し、測定結果から転写効率がピークとなる転写電流を求めて既定の転写電流を補正することは、時間がかかり過ぎて現実的でない。
ところで、転写効率ηは、像担持体に担持されたトナー像の総トナー量M0のうち記録材(又は中間転写体)に転写されたトナー量M1が占める割合η=M1/M0である。したがって、転写部を通過して像担持体に残留した転写残トナー量M2=M0−M1を測定できれば、記録材にパッチ画像を形成することなく転写効率η=(M0−M2)/M0を測定できる。また、転写効率ηを求めるまでもなく、転写残トナーが最少になる転写電圧は、転写効率のピークである。
本発明は、像担持体上の転写残トナーを測定対象として転写電圧の適否を判断して、画像形成中の転写電圧をリアルタイムに適正化することにより、転写効率を高く安定して維持できる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、像担持体と、電圧が印加されて前記像担持体に担持されたトナー像が転写媒体へ転写される転写部と、トナーの帯電極性と同極性の電圧が印加された第一導電性部材を前記像担持体の表面に接触させて前記転写部を通過した転写残トナーを回収する第一静電クリーニング部と、トナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加された第二導電性部材を前記像担持体の表面に接触させて前記転写部を通過した転写残トナーを回収する第二静電クリーニング部とを備えるものである。そして、前記第一導電性部材を流れる電流に対応する第一情報を出力する第一検出手段と、前記第二導電性部材を流れる電流に対応する第二情報を出力する第二検出手段と、所定枚数の画像形成ごとのタイミングで前記第一情報及び前記第二情報を取得し、前回と今回の前記第一情報の差分量と、前回と今回の前記第二情報の差分量と、に基づいて、前記第一導電性部材を流れる電流の減少量が前記第二導電性部材を流れる電流の減少量よりも多くなると低くし、前記第二導電性部材を流れる電流の減少量が前記第一導電性部材を流れる電流の減少量よりも多くなると高くするように、前記転写部に印加する電圧を制御する制御手段とを備える。
本発明の画像形成装置では、転写残トナーの帯電極性のバランスが転写効率のピーク前後で異なってくる現象を利用して、現在の転写電圧が転写効率のピークの前か後かを判定する。そして、判定結果に基づいて、転写電圧をリアルタイムに補正することで、転写部におけるトナー像の転写効率をピークに近付ける。
すなわち、転写効率のピークの転写電圧よりも低い電圧範囲では、転写残トナーの大部分はトナーの帯電極性と同極性に帯電しているため、逆極性の定電圧が印加された第二電極部材に転写残トナーが捕捉されて第二電極部材の接触抵抗を高くする。一方、転写効率のピークの転写電圧よりも高い電圧範囲では、トナーの帯電極性と逆極性に帯電した転写残トナーが支配的になるため、同極性の定電圧が印加された第一電極部材に転写残トナーが捕捉されて第一電極部材の接触抵抗を高くする。そして、第一電極部材及び第二電極部材の接触抵抗は、第一導電性部材及び前記第二導電性部材に流れる電流の変化をもたらす。
したがって、第一導電性部材及び前記第二導電性部材に流れる電流を測定することで、現在の転写電圧が転写部における転写効率のピークの転写電圧よりも高いか低いかをリアルタイムに正確に判断して転写電圧を調整できる。像担持体上の転写残トナーを測定対象として転写電圧の適否を判断して、画像形成中の転写電圧をリアルタイムに適正化することにより、転写効率を高く安定して維持できる。
画像形成装置の全体構成の説明図である。 ベルトクリーニング装置の構成の説明図である。 下流側のファーブラシのトナー蓄積量と金属ローラに流れる電流の関係の説明図である。 トナー使用量の少ない画像の転写残トナーの帯電極性の説明図である。 トナー使用量の多い画像の転写残トナーの帯電極性の説明図である。 実施例1の転写電圧制御のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明は、像担持体上の転写残トナーの極性バランスに応じて、転写部に印加する電圧(電流)を調整する限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、像担持体は、感光体の他に、中間転写体、記録材搬送体、転写ベルトを含む。像担持体に接触させる電極部材は、ファーブラシに限らず、磁気ブラシ、板状電極、金属ローラ、導電性ゴムローラを含む。画像形成装置は、フルカラー/モノクロ、1ドラム型/タンデム型、記録材搬送方式/中間転写方式、像担持体の種類、帯電方式、露光方式、転写方式、定着方式によらず実施できる。本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
<画像形成装置>
図1は画像形成装置の全体構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置1は、中間転写ベルト16に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部10a、10b、10c、10dを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。
画像形成部10aでは、感光ドラム11aにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト16に転写される。画像形成部10bでは、感光ドラム11bにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト16に転写される。画像形成部10c、10dでは、それぞれ感光ドラム11c、11dにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト16に転写される。中間転写ベルト16に転写された四色のトナー像は、二次転写部T2へ搬送されて、記録材Pへ二次転写される。
給送ユニット30に収納された記録材Pは、給送分離部32により一枚ずつに分離して給送搬送ユニット33によりレジストユニット34へ搬送される。レジストユニット34は、中間転写ベルト16上のトナー画像と同期させて、記録材Pを二次転写部T2へ送り込む。
トナー像が二次転写された記録材Pは、定着前搬送ユニット36によって定着ユニット37へと搬送され、定着ユニット37で加熱加圧を受けて画像を定着される。
片面プリントの場合、記録材Pは、排出ユニット38によって搬送されて排出トレイ39へ排出される。一方、両面プリントの場合、記録材Pは、反転ユニット40へ搬送され、表裏を反転された後、両面搬送ユニット41、給送搬送ユニット33を経てレジストユニット34へ搬送される。そして、裏面の画像を転写、定着された後に排出トレイ39へ排出される。
画像形成部10a、10b、10c、10dは、現像装置13a、13b、13c、13dで用いるトナーの色が異なる以外は、ほぼ同一に構成される。以下では、画像形成部10aについて説明し、画像形成部10b、10c、10dについては、画像形成部10aの区別を表す符号末尾のaをb、c、dに読み替えて説明されるものとする。
画像形成部10aは、感光ドラム11aの周囲に、コロナ帯電器22a、露光装置12a、現像装置13a、一次転写ローラ15a、ドラムクリーニング装置14aを配置している。感光ドラム11aは、アルミニウムシリンダの外周面に感光層が形成され、矢印R1方向に回転する。コロナ帯電器22aは、感光ドラム11aの表面を一様な負極性の暗部電位VDに帯電させる。露光装置12aは、レーザービームを回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム11aの表面に画像の静電像を書き込む。現像装置13aは、トナーとキャリアを含む現像剤を用いて静電像を現像して感光ドラム11aの表面にトナー像を形成する。
一次転写ローラ15aは、中間転写ベルト16の内側面を押圧して、感光ドラム11aと中間転写ベルト16との間に一次転写部を形成する。一次転写ローラ15aに正極性の直流電圧を印加することにより、感光ドラム11aに担持された負極性のトナー像が中間転写ベルト16へ一次転写される。ドラムクリーニング装置14aは、感光ドラム11aに残った転写残トナーを回収する。
制御部(コントローラ)51は、画像形成装置1の本体各部を制御して画像形成を実行する。制御部51には、作業用のメモリとして使われるRAM52、実行するプログラムや各種データが格納されたROM53、取得したデータなどをバックアップするバックアップRAM54が接続されている。
<中間転写ベルト>
中間転写ベルト16は、テンションローラ17、駆動ローラ18、及び二次転写内ローラ19に張架され、テンションローラ17によって所定の張力が与えられる。駆動ローラ18は、中間転写ベルト16を矢印R2方向に回転させる。中間転写ベルト16の回転速度は、300mm/secである。
中間転写ベルト16は、樹脂製のベルト基材の表面を弾性のゴム層で覆ったいわゆる弾性ベルトである。基材の材質には、ポリイミド、PET、PVDF等の樹脂材料が用いられ、弾性層の材質には、シリコンゴム、ウレタンゴム等が用いられる。弾性層は、二次転写部T2において安定した転写ニップを形成して、種々の記録材Pに対して高品位なトナー像の転写を可能にする。
中間転写ベルト16は、トナー像を保持して記録材Pにトナー像を転写した後に、トナー像の一部が転写されずに転写残トナーとして表面に残留するので、次回の画像形成に供する前に、表面のクリーニングを行う必要がある。しかし、弾性ベルトは、クリーニングブレードを当接させると、ブレードエッジが表層に喰い込んで接触抵抗が大きくなるため、クリーニングブレードを用いるベルトクリーニング装置を採用しにくい。そのため、画像形成装置1では、回転駆動されるブラシ部材のファーブラシを用いて電気的に転写残トナーを回収する静電ファーブラシクリーニング方式のベルトクリーニング装置116を採用している。また、ベルトクリーニング装置116の下流には、不織布のウエブでトナーを拭き取るウエブクリーニング装置60を配置している。
<ベルトクリーニング装置>
図2はベルトクリーニング装置の構成の説明図である。図2に示すように、第一静電クリーニング部116aは、ファーブラシ117aと、回転駆動されてファーブラシ117aに当接する第一金属ローラ118aと、第一金属ローラ118aに当接する第一クリーニングブレード119aとを有する。第一静電クリーニング部116aは、トナーの帯電極性と同極性の電圧が印加された第一導電性部材の一例であるファーブラシ117aを中間転写ベルト16の表面に接触させて二次転写部T2を通過した転写残トナーを回収する。第二静電クリーニング部116bは、回転駆動されるブラシ部材のファーブラシ117bと、回転駆動されてファーブラシ117bに当接する第二金属ローラ118bと、第二金属ローラ118bに当接する第二クリーニングブレード119bとを有する。第二静電クリーニング部116bは、トナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加された第二導電性部材の一例であるファーブラシ117bを中間転写ベルト16の表面に接触させて二次転写部T2を通過した転写残トナーを回収する。
第一静電クリーニング部116aは、ファーブラシ117a、対向ローラ21a、金属ローラ(バイアスローラ)118a、及びクリーニングブレード119aを備え、ファーブラシ117aにトナーの帯電極性と同極性の電圧を印加する。第二静電クリーニング部116bは、ファーブラシ117b、対向ローラ21b、金属ローラ118b、及びクリーニングブレード119bを備え、ファーブラシ117aにトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加する。
ファーブラシ117a、117bは、長さが340mm、中間転写ベルト16に対して約1.0mmの侵入量を保って配置され、50mm/secの周速度で、中間転写ベルト16の進行方向に対してカウンタ方向に回転駆動される。ファーブラシ117a、117bは、金属ローラ118a、118bに直接に接触させて回転させた際の総抵抗値が10MΩ、カーボン分散型ナイロンの繊維太さが6デニールの毛体を植毛密度50万本/inch2で金属芯金上に植毛している。ファーブラシ117aは直径15mm、芯金直径6mm、毛長4.5mmである。ファーブラシ117bは、直径18mm、芯金直径8mm、毛長5mmである。
中間転写ベルト16を挟んでファーブラシ117a、117bに対向する位置に対向ローラ21a、21bが配置される。対向ローラ21a、21bは、中間転写ベルト16の内面側に当接して接地電位に接続される。
金属ローラ118a、118bは、表面が硬質アルマイト処理を施されたアルミニウム製金属ローラである。金属ローラ118a、118bは、ファーブラシ117a、117bに対して約1.0mmの侵入量を保って配置され、ファーブラシ117a、117bと同等の速度で、ファーブラシ117aに対して順方向に回転駆動される。クリーニングブレード119a、119bは、ウレタンゴムからなり、金属ローラ118a、118bに対して約1.0mmの侵入量を保って配置される。
電源121aは、金属ローラ118aに負極性の直流電圧を印加する。印加する直流電圧の値は、画像形成ジョブの開始前に、電流検知回路123aに流れる電流量が−35μAになるよう設定される。クリーニング電流量は、少なすぎるとトナー回収能力が低下し、多すぎると中間転写ベルト16とファーブラシ117a間で放電が増えてトナー回収能力が低下する。第一静電クリーニング部116aでは、これらのバランスから、最適値として−35μAが設定されている。
中間転写ベルト16上の正極性に帯電した転写残トナーは、ファーブラシ117aを経由して金属ローラ118aへ静電的に移動した後に、クリーニングブレード119aによって装置ハウジング120に掻き落される。
電源121bは、金属ローラ118bに正極性の直流電圧を印加する。印加する直流電圧の値は、画像形成ジョブの開始前に、電流検知回路123bに流れる電流量が+35μAになるよう設定される。電流量は少なすぎるとトナー回収能力が低下し、多すぎると中間転写ベルト16とファーブラシ117b間で放電が増えてトナー回収能力が低下する。第二静電クリーニング部116bでは、これらのバランスから最適値として+35μAが設定されている。
ファーブラシ117aで中間転写ベルト16上の転写残トナーをクリーニングしても中間転写ベルト16上には未帯電トナーや、正規極性(−)に帯電した転写残トナーが残っている。未帯電トナーは、ファーブラシ117aに印加される(−)の直流電圧によって電荷注入を受けて、次第に(−)に帯電される。正規極性(−)に帯電した転写残トナーは、(+)の直流電圧が印加されたファーブラシ117bに付着して中間転写ベルト16から除去する。中間転写ベルト16上の負極性に帯電した転写残トナーは、ファーブラシ117bを経由して金属ローラ118bへ静電的に移動して、クリーニングブレード119bによって装置ハウジング120に掻き落される。
ベルトクリーニング装置116は、二次転写部T2で転写しきれずに中間転写ベルト16に残った転写残トナーを、ファーブラシ117a、117bを用いて、その極性によらずクリーニングすることが可能である。しかし、ベルトクリーニング装置116の設計上の最大処理能力は、0.2mg/cmである。中間転写ベルト16上のトナー密度が0.2mg/cmを超えると、1回ではトナー像をクリーニングできなくなる。
また、ファーブラシ117a、117bのクリーニング能力には限界がある。金属ローラ118a、118bへ移転する以上のトナーが中間転写ベルト16からファーブラシ117a、117bへ移転し続けると、ファーブラシ117a、117bにトナーが蓄積してクリーニング性能が次第に低下する。ファーブラシ117a、117bに蓄積した総トナー量が2.2gを超えると、ファーブラシ117a、117bが中間転写ベルト16から回収するトナー量よりも中間転写ベルト16へこぼれて移転するトナー量のほうが多くなる。そのため、記録材のジャム等で大量のトナーが中間転写ベルト16に残った場合には、ベルトクリーニング装置116は、事実上、クリーニング性能を失ってしまう。
そのため、そのような場合には、中間転写ベルト16及びベルトクリーニング装置116の空回転を行って、ファーブラシ117a、117bに蓄積したトナーを金属ローラ118a、118bへ移転して回収する必要がある。このようにして、ファーブラシ117a、117bに蓄積した総トナー量が1.5gを超えないように保った状態でベルトクリーニング装置116が運転されている。
ファーブラシ117a、117bの大型化、金属ローラ118a、118bの回転速度上昇によってトナー回収能力を上げることも可能である。しかし、クリーニングブレード119a、119bの耐久寿命、摩擦熱、大型化等の問題があるため、上記設定としている。
<転写残トナー量とクリーニング電流の関係>
図3は下流側のファーブラシのトナー蓄積量と金属ローラに流れる電流の関係の説明図である。図2を参照して図3に示すように、初期状態からファーブラシ117bが使用されてトナー蓄積量が増加するに伴って、ファーブラシ117bを流れる電流の減少量が増加する。転写残トナーがファーブラシ117bに移転して蓄積された総トナー量が増えると、中間転写ベルト16に対するファーブラシ117bの接触抵抗が増加して、電源121bから金属ローラ118bへ流れ込む電流が減少する。ファーブラシ117bに付着した高抵抗のトナーが中間転写ベルト16とファーブラシ117bの間の導電を妨げる。トナー及びトナーに外添されるシリカ等がファーブラシ117bに付着すると、中間転写ベルト16とファーブラシ117bのナイロン繊維との接触面積が減少して、電荷の授受が行われ難くなる。
そして、ファーブラシ117bの蓄積トナー量が2.2gを超えると電流の減少量は増加しなくなる。このとき、ファーブラシ117bのトナー蓄積量が既に飽和しており、上述したように、ファーブラシ117bのクリーニング性能が損なわれてクリーニング不良が発生している。図3の関係は、上流側のファーブラシ117aでも電流の極性を反転して同様に成立している。
以上をふまえ、画像形成装置1では、ファーブラシ117a、117bのそれぞれの蓄積トナー量が1.5g以下になるように制御を行っている。つまり、図3のグラフから、初期状態からのクリーニング電流の減少量が2μA以下になるように制御を行っている。
<ATVC制御>
図2に示すように、転写部の一例である二次転写部T2は、電圧が印加されて像担持体の一例である中間転写ベルト16に担持されたトナー像が転写媒体の一例である記録材へ転写される。二次転写部T2は、転写ローラと中間転写体の一例である中間転写ベルト16の間で記録材を挟持搬送する。二次転写ローラ35は、対向ローラ19に支持された中間転写ベルト16に当接して二次転写部T2を形成する。電源58は、記録材を挟持搬送する二次転写部T2に定電圧を印加して中間転写ベルト16から記録材Pへトナー像を転写させる。
制御部51は、本体電源ON時及び画像形成ジョブの開始前に、二次転写ローラ35に複数段階の電圧を印加して二次転写部T2のV/I特性を取得する。そして、取得されたV/I特性から50μAの転写電流に相当する電圧を、画像形成時に印加する定電圧として決定し、画像形成中はその電圧で定電圧制御している。
制御部51は、トナーの帯電特性に応じた転写電圧の設定を行うために、本体内の環境温度湿度に応じた目標電流値(It)のテーブルを有している。本体立ち上げ時のATVC制御では、記録材の非通紙状態で、環境温度湿度に応じて予め設定された2つの電圧値を印加し、その際に得られた電流値からV/I特性を取得し、目標電流が得られる電圧値を演算する。
<転写残トナー量と転写電流の関係>
図4はトナー使用量の少ない画像の転写残トナーの帯電極性の説明図である。図5はトナー使用量の多い画像の転写残トナーの帯電極性の説明図である。
電子写真方式の画像形成装置は、近年、画像品位が格段に向上して軽印刷市場への参入が行われ、その規模が年々拡大してきている。電子写真方式の印刷装置は、従来のインクを用いる印刷装置と比較して装置が小さいこともあり、軽印刷用途のマシンでもオフィス環境下に置かれる。オフィス環境下では、従来のインクを用いる印刷装置が置かれる環境と比較して、空調設備が整っていない場合が多く、使用時の環境変化が大きい。使用時の環境変化に伴い記録材の状態も変化する。電子写真システムは、静電気を利用する方式であるため、温度、湿度、記録材等の変化に対して出力画像の画像濃度が大きく変化する。電子写真システムは、適切な転写電圧の設定が行えないと、二次転写されずに中間転写ベルト16上に残る転写残トナーが多くなり、ベルトクリーニング装置116の回収能力を上回るトナーが来ると、クリーニング不良が発生する。
図2に示すように、画像形成装置1の場合、非画像形成時にATVC制御を行って転写電圧を設定しているが、画像形成時のトナー像の転写時に、その転写電圧が最適であるとは限らない。軽印刷用の高精度高速度の機種では、数時間の連続出力が行われるため、少しのずれがあるだけでも転写残トナーがファーブラシ117a、117bに蓄積されて、ベルトクリーニング装置116に大きな負荷を与えることがある。
二次転写部T2に印加される転写電圧が過小な場合、中間転写ベルト16に担持されたトナー像を十分に記録材へ移転させることができないため、トナー像の転写効率が低下する。しかし、二次転写部T2に印加される転写電圧が過剰になると、記録材へ移転したトナーに(+)の電荷注入がされる等してトナーが逆極性に帯電し、記録材から中間転写ベルト16へ再移転して転写残トナーとなる現象が支配的になる。
そして、どのようなトナー載り量の画像においても転写残トナー量が最小になるような転写電流の設定は、電荷の授受によって転写を行う電子写真システムにおいては困難である。記録材へトナー像を転写する二次転写工程においては、記録材のLOTや保存状態においても最適な転写電圧がそれぞれ異なるため、最初から最後まで同じ転写電圧を適用して、安定して最適な二次転写性を確保し続けることは難しい。
最適な転写電圧と、転写電流が最適の場合よりも5μA多くなる過剰な転写電圧と、転写電流が最適の場合よりも5μA少なくなる過小な転写電圧とで、画像形成を行い、転写残トナーの帯電極性を調べた。温度23℃、湿度50%の環境下で50%Dutyの画像(図4)と200%Dutyの画像(図5)とで画像形成を行った。それぞれ二次転写部T2の下流で中間転写ベルト16上の転写残トナーを回収して、(+)帯電のポジトナー量と(−)帯電のネガトナー量の重量を測定した。
Dutyとは、単色画像における紙上の最大反射濃度D=1.2を得るためのトナー量を100%とした時の比率である。紙上の最大濃度の測定には、X−rite社製、MODEL504の反射濃度計を使用した。50%Dutyはブラック単色画像であるが単色ハーフトーン画像の中間階調を想定している。200%Dutyは、マゼンタ100%とシアン100%を重ねて転写したもので、4色フルカラー画像の最大トナー載り量を想定している。
回収したトナーの帯電電荷量分布の測定には、ホソカワミクロン株式会社のEspartアナライザーを使用した。Espartアナライザーは、電場と音響場を同時に形成させた検知部(測定部)に帯電したトナーを導入し、レーザードップラー法で粒子の移動速度を測定する。そして、Espartアナライザーは、トナー粒子ごとに粒径と帯電量を測定して、両者の組み合わせの区分ごとに検出個数をカウント集計する。
最適な二次転写電流は、二次転写電流を5μA刻みで変化させて実際の記録材に画像形成を行い、定着画像の反射濃度を測定して最大濃度となる二次転写電流を選択して求めた。その結果、50%Dutyの画像形成における二次転写電流値最適値は40μA、50%Dutyの画像形成における二次転写電流値最適値は45μAであった。
図4の(a)に示すように、トナー載り量が少ない画像では、二次転写電流設定が最適な40μA時に転写残トナーは最も少なくなる。そして、図4の(b)に示すように、二次転写電流設定が最適値よりも5μA多い45μAの場合、ネガ化した転写残トナー量は変化せず、ポジ化した転写残トナー量だけが増加する。一方、図4の(c)に示すように、二次転写電流設定が最適値よりも5μA少ない35μAの場合、ポジ化した転写残トナー量は変化せず、ネガ化した転写残トナー量だけが増加する。
図5の(a)に示すように、トナー載り量が多い画像では、トナー載り量が少ない画像よりも転写残トナー量が増えるものの、二次転写電流設定が最適な45μAの時に最大の転写残トナーは最も少なくなる。そして、図5の(b)に示すように、二次転写電流設定が最適値よりも5μA多い50μAの場合、ネガ化した転写残トナー量が少し減少して、ポジ化した転写残トナー量が増加する。一方、図5の(c)に示すように、二次転写電流設定が最適値よりも5μA少ない40μAの場合、ポジ化した転写残トナー量は減少して、ネガ化した転写残トナー量は大幅に増加する。
図4と図5を比較すると、画像のトナー載り量が多い場合と少ない場合のどちらにおいても、二次転写電流設定が最適値よりも多い場合ではポジ化したトナー量が増加するが、ネガ化したトナー量は減少する。逆に二次転写電流設定が最適値よりも少ない場合にはネガ化したトナー量が増加するがポジ化したトナー量は減少する。また、MとCをそれぞれ100%重ねた(合わせて200%)画像の方が、50%の画像よりも中間転写ベルト16上のトナー載り量が多いため、二次転写電流設定のずれに対する転写残トナー量の感度が高い。
図4と図5を比較すると、転写残トナー量は画像のトナー載り量に応じて変化するため、転写残トナーの絶対量だけでは、二次転写電流設定が最適値なのか、過剰なのか、過小なのかを判別することはできない。しかし、ポジ化した転写残トナー量とネガ化した転写残トナー量のどちらが多いかを判断すれば、少なくとも、二次転写電流設定が、過剰なのか、過小なのかを判別することができる。
そこで、以下の実施例では、所定の期間ごとにクリーニング電流を検知して転写電圧が適正か否かを確認している。ポジ化したトナーが付着するファーブラシ117aとネガ化したトナーが付着するファーブラシ117bとで所定期間のトナー蓄積量を比較して転写電圧が過剰か不足かを判断している。そして、過剰な場合には1μAずつ二次転写電流設定を下げ、不足の不足には1μAずつ二次転写電流設定を上げている。これにより、記録材やトナー状態、設置環境が変化しても、長期に渡りクリーニングシステムを安定動作させることを可能にしている。
<実施例1>
図6は実施例1の転写電圧制御のフローチャートである。実施例1では、図4、図5に示す転写残トナーを回収したファーブラシ117a、117bの蓄積トナー量とクリーニング電流変化の関係を利用して、転写電圧を最適化する。
図2に示すように、第一検出手段の一例である電流測定回路123aは、ファーブラシ117aを流れる電流に対応する第一情報を出力する。電流測定回路123aは、ファーブラシ117aの接触抵抗に応じた第一情報を出力する。電流測定回路123aは、ファーブラシ117aに捕捉される「トナーの帯電極性と逆極性に帯電した転写残トナー量」に応じた第一情報を出力する。第二検出手段の一例である電流測定回路123bは、ファーブラシ117bを流れる電流に対応する第二情報を出力する。電流測定回路123bは、ファーブラシ117bの接触抵抗に応じた第二情報を出力する。電流測定回路123bは、ファーブラシ117bに捕捉される「トナーの帯電極性と同極性に帯電した転写残トナー量」に応じた第二情報を出力する。電流測定回路123a、123bは、それぞれファーブラシ117a、117bを通じて中間転写ベルト16との間で流れる電流を、0.2μAの精度で検出可能である。
制御手段の一例である制御部51は、第一情報及び第二情報に基づいて二次転写部T2に印加する電圧を制御する。制御部51は、所定枚数の画像形成ごとのタイミングで第一情報及び第二情報を取得して、二次転写部T2に印加する電圧を制御する。制御部51は、前回と今回の第一情報の差分量と、前回と今回の第二情報の差分量と、に基づいて、二次転写部T2に印加する電圧を制御する。
制御部51は、ファーブラシ117aを流れる電流の減少量がファーブラシ117bを流れる電流の減少量よりも多くなると画像形成時の転写部に印加する電圧を一単位だけ低くする。制御部51は、ファーブラシ117aの接触抵抗の増加量がファーブラシ117bの接触抵抗の増加量よりも多くなると画像形成時の転写部に印加する電圧を一単位だけ低くする。制御部51は、ファーブラシ117aに捕捉される転写残トナー量がファーブラシ117bに捕捉される転写残トナー量よりも多くなると画像形成時の転写部に印加する電圧を一単位だけ低くする。
制御部51は、ファーブラシ117bを流れる電流の減少量がファーブラシ117aを流れる電流の減少量よりも多くなると画像形成時の転写部に印加する電圧を一単位だけ高くする。制御部51は、ファーブラシ117bの接触抵抗の増加量がファーブラシ117aの接触抵抗の増加量よりも多くなると画像形成時の転写部に印加する電圧を一単位だけ高くする。制御部51は、ファーブラシ117bに捕捉される転写残トナー量がファーブラシ117aに捕捉される転写残トナー量よりも多くなると画像形成時の転写部に印加する電圧を一単位だけ高くする。
図2を参照して図6に示すように、制御部51は、外部入力端末56を通じたプリント開始指示もしくは操作パネル55に表示したプリントボタンをタッチすることで、プリンタ動作を開始する(S1)。
制御部51は、プリンタ動作の開始前に画像形成装置50を起動して、各種高圧等の設定を行う(S2)。
制御部51は、本体立ち上げ時に実施されたATVC制御結果に基づき、二次転写部T2において目標電流値(It)が得られる電圧値を設定する。ここで、目標電流値(It)は23℃、50%の環境下では45μAとしている。制御部51は、プリント時の制御では、ATVC制御結果に基づく電圧値に、通紙する記録材に応じて予め設定された記録材分担電圧を加算した電圧値を、定電圧制御にて印加する。
制御部51は、本体立ち上げ時の第一静電クリーニング部116aにおいて、金属ローラ118aに二段階の定電圧を印加してファーブラシ117aと中間転写ベルト16の接触状態に関するV/I特性を測定する。そして、求めたV/I特性に基づいて、−35μAのクリーニング電流が得られるように、金属ローラ118aに印加する定電圧V1aを設定する。制御部51は、本体立ち上げ時の第二静電クリーニング部116bにおいて、金属ローラ118bに二段階の定電圧を印加してファーブラシ117bと中間転写ベルト16の接触状態に関するV/I特性を測定する。そして、求めたV/I特性に基づいて、35μAのクリーニング電流が得られるように、金属ローラ118bに印加する定電圧V1bを設定する。画像形成装置1では、上流−35μA、下流+35μAのクリーニング電流を設定しているが、この値に限るものではなく、トナーの帯電特性等によって異なる値を採用することができる。
制御部51は、A4サイズ横送り換算で10枚の画像形成ごとに、電流測定回路123a、123bを用いて、第一静電クリーニング部116a及び第二静電クリーニング部116bにそれぞれ流れるクリーニング電流値(I1b、I2b)を測定する(S3)。ここで、10枚の画像形成ごとにタイミングを選んだ理由は、これまでの検討結果から、転写電圧の設定が最適値とずれる最大の場合でも、30枚まではファーブラシ117a、117bが転写残トナーを吸収してクリーニング不良は発生しないためである。しかし、10枚ごとに限られるものではなく、使用する記録材の種類や環境温度湿度等で変更してもよい。
制御部51は、10枚ごとのタイミングで測定したクリーニング電流値(I1b、I2b)とプリント開始時に測定したクリーニング電流値(I1a、I2a)との差分(I1c、I2c)を次式(1)、(2)に基づき演算する(S4)。ポジ化した転写残トナーを回収する第一静電クリーニング部116aのクリーニング電流の差分値I1cと、ネガ化した転写残トナーを回収する第一静電クリーニング部116aのクリーニング電流の差分値I1cとを演算する。
I1c=I1a−I1b ・・・(1)
I2c=I2a−I2b ・・・(2)
制御部51は、第一静電クリーニング部116aのクリーニング電流の差分値I1cと第二静電クリーニング部116bのクリーニング電流の差分値I2cのうちどちらが小さいかを判断する(S5)。ポジ化したトナーの蓄積とネガ化したトナーの蓄積とのうちどちらが多いかを比較する。ポジ化したトナーによるファーブラシ117aの接触抵抗の増加量とネガ化したトナーによるファーブラシ117bの接触抵抗の増加量とのうちどちらが大きいかを判断する。
比較の結果、第一静電クリーニング部116aのクリーニング電流の減少量I1cが第二静電クリーニング部116bのクリーニング電流の減少量I2cよりも大きい場合、制御部51は、転写電流が「1μA」少なくなるように転写電圧を変更する(S6)。転写電圧の変更量は、バックアップRAM(54:図1)に記憶させた、本体立ち上げ時に取得したV/I特性に基づいて演算する。第一静電クリーニング部の電流変化量の方が大きいということは、二次転写部T2を通過した中間転写ベルト16上には、ポジ化したトナーの方が多いことを意味している。これは、現在プリント出力している記録材と画像の組み合わせにおいては、二次転写電流値が多すぎるためである。従って、二次転写電流値の設定値を下げている。
比較の結果、第二静電クリーニング部116bのクリーニング電流の減少量I2cが第一静電クリーニング部116aのクリーニング電流の減少量I1cよりも大きい場合、制御部51は、転写電流が「1μA」多くなるように転写電圧を変更する(S7)。第二静電クリーニング部の電流変化量の方が大きいということは、二次転写部T2を通過した中間転写ベルト16上には、ネガ化したトナーの方が多いことを意味している。これは、現在プリント出力している記録材と画像の組み合わせにおいては、二次転写電流値が少なすぎるためである。従って、二次転写電流値の設定値を上げている。
制御部51は、その後、プリント出力が10枚以上に渡って継続されるか否かを確認する(S8)。10枚以上継続されない場合には、以降の変更作業は行わずプリントが停止されると共に制御を終了する(S9)。10枚以上継続する場合には、前回の調整タイミングから10枚経た後に、再び、第一静電クリーニング部116aと第二静電クリーニング部116bのクリーニング電流を検知する(S3)。第一静電クリーニング部116aと第二静電クリーニング部116bの転写残トナー蓄積量のバランスの変化に基づいて、二次転写部T2に印加する転写電圧を制御する。
実施例1の制御によれば、画像形成中にトナーの状態、記録材の状態、プリント画像のトナー載り量が変化して転写効率の高い転写電圧の範囲から外れたとしても、転写効率の高い転写電圧の範囲へ1μAずつ近付けて復帰させることができる。最適な二次転写高圧の設定が可能となり、長期に渡り安定した転写クリーニングシステムを構築することが可能になる。
実施例1の制御によれば、画像出力中における第一静電クリーニング部116aと第二静電クリーニング部116bとに流れるクリーニング電流の変化量に基づき、二次転写部T2の高圧条件を変更することができる。記録材やトナー状態、設置環境がどのように変化しても、長期に渡りクリーニングシステムを安定動作させることが可能である。
<実施例2>
実施例1では、いかなる環境温度湿度においても二次転写高圧補正量は電流値換算で1μAずつとしているが、実施例2では、二次転写高圧補正量をトナー帯電量の環境特性に応じて変化させる。制御部51は、装置本体の設置環境の湿度が高いほど、転写電圧の一単位の調整量を少なくする。
図2に示すように、制御部51は、低湿度環境では、トナー帯電量が高くなるため、二次転写高圧補正量を電流値換算で1.2μAずつとし、高湿度環境では、トナー帯電量が低くなるため、二次転写高圧補正量を電流値換算で0.8μAずつとする。これにより、画像濃度の調整感度を低湿度環境〜中湿度環境〜高湿度環境にわたって揃えることができる。
<実施例3>
実施例1では、画像形成ジョブの開始時にATVC制御を実行したが、実施例3では、A4サイズ横送り換算で500枚の画像形成ごとのタイミングでも、画像形成を中断してATVC制御を実行する。ATVC制御後、記録材分担電圧をクリーニング電流の検出結果に応じて修正する。
図2に示すように、実行手段の一例である制御部51は、所定期間ごとの非画像形成時に電圧調整モードの一例であるATVC制御を実行する。上述したように、ATVC制御では、二次転写部T2へ複数段階の電圧を印加してV/I特性を求め、V/I特性に従って所定の転写電流が流れるように二次転写部T2へ印加する電圧を調整する。
制御手段の一例である制御部51は、第一情報及び第二情報に基づいてATVC制御に用いる所定の転写電流を制御する。接触抵抗の増加に伴ってファーブラシ117aを流れる電流の減少量がファーブラシ117bを流れる電流の減少量よりも多くなると所定の転写電流を少なくする。接触抵抗の増加に伴ってファーブラシ117bを流れる電流の減少量がファーブラシ117aを流れる電流の減少量よりも多くなると所定の転写電流を多くする。
二次転写部T2は、画像形成時には、転写媒体としての記録材を二次転写部T2へ給送しない状態で所定の転写電流が流れるように設定された定電圧に記録材ごとに設定された記録材分担電圧を加算した電圧を印加される。制御部51は、定電圧を変更することなく記録材分担電圧を変更する。制御部51は、装置本体の設置環境の湿度が高いほど、所定の転写電流を減らす量及び所定の転写電流を増やす量を少なくする。
実施例3の制御によれば、ポジ及びネガの転写残トナーの発生量が最少状態に調整された画像形成時のトナー像の転写効率が高い二次転写の転写電圧がATVC制御の制御結果に反映される。したがって、ATVC制御によって、転写電圧が急変したり、ATVC制御前の電圧値よりも転写効率の低い電圧値に調整されたりすることが無い。
<実施例4>
実施例1では、二次転写部に印加する転写電圧をベルトクリーニング装置のネガ/ポジ・クリーニング電流バランスに応じて調整した。これに対して、実施例4では、ドラムクリーニング装置におけるネガ/ポジ・クリーニング電流バランスに応じて、一次転写部に印加する転写電圧を調整する。
すなわち、感光ドラムのクリーニングを行うドラムクリーニング装置において二段のファーブラシクリーニング装置が採用されている。制御部は、実施例1と同様に、二段のファーブラシからそれぞれ取得した第一情報と第二情報とに基づいて、転写部に印加する電圧を調整する。転写残トナーという転写効率に直接関連する情報を取得して転写電圧を最適化する。転写媒体は、中間転写ベルトであってもよく、記録材搬送ベルトに担持された記録材であってもよく、単独で1枚ずつ給送される記録材であってもよい。
10a、10b、10c、10d 画像形成部
11a、11b、11c、11d 感光ドラム
13a、13b、13c、13d 現像装置
15a、15b、15c、15d 一次転写ローラ
16 中間転写ベルト、19 対向ローラ、35 二次転写ローラ
51 制御部、55 操作パネル、56 外部入力端末、58 電源
116 ベルトクリーニング装置、116a 第一静電クリーニング部
116b 第二静電クリーニング部、117a、117b ファーブラシ
118a、118b 金属ローラ、119a、119b クリーニングブレード
120 クリーニング容器、121a、121b 電源
123a、123b 電流測定回路、T2 二次転写部

Claims (7)

  1. 像担持体と、
    電圧が印加されて前記像担持体に担持されたトナー像が転写媒体へ転写される転写部と、
    トナーの帯電極性と同極性の電圧が印加された第一導電性部材を前記像担持体の表面に接触させて前記転写部を通過した転写残トナーを回収する第一静電クリーニング部と、
    トナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加された第二導電性部材を前記像担持体の表面に接触させて前記転写部を通過した転写残トナーを回収する第二静電クリーニング部と、
    前記第一導電性部材を流れる電流に対応する第一情報を出力する第一検出手段と、
    前記第二導電性部材を流れる電流に対応する第二情報を出力する第二検出手段と、
    所定枚数の画像形成ごとのタイミングで前記第一情報及び前記第二情報を取得し、前回と今回の前記第一情報の差分量と、前回と今回の前記第二情報の差分量と、に基づいて、前記第一導電性部材を流れる電流の減少量が前記第二導電性部材を流れる電流の減少量よりも多くなると低くし、前記第二導電性部材を流れる電流の減少量が前記第一導電性部材を流れる電流の減少量よりも多くなると高くするように、前記転写部に印加する電圧を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第一導電性部材は、回転駆動されるブラシ部材であって、前記第一静電クリーニング部は、回転駆動されて前記第一導電性部材に当接する第一金属ローラと、前記第一金属ローラに当接する第一クリーニングブレードと、を有し、
    前記第二導電性部材は、回転駆動されるブラシ部材であって、前記第二静電クリーニング部は、回転駆動されて前記第二導電性部材に当接する第二金属ローラと、前記第二金属ローラに当接する第二クリーニングブレードと、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記像担持体は、中間転写体であって、
    前記転写部は、転写ローラと前記中間転写体の間で記録材を挟持搬送する二次転写部であって、画像形成時には、転写媒体としての記録材を前記二次転写部へ給送しない状態で所定の転写電流が流れるように設定された定電圧に記録材ごとに設定された記録材分担電圧を加算した電圧を印加され、
    前記制御手段は、前記定電圧を変更することなく、前記記録材分担電圧を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 像担持体と、
    電圧が印加されて前記像担持体に担持されたトナー像が転写媒体へ転写される転写部と、
    トナーの帯電極性と極性の電圧が印加された第一導電性部材を前記像担持体の表面に接触させて前記転写部を通過した転写残トナーを回収する第一静電クリーニング部と、
    トナーの帯電極性と極性の電圧が印加された第二導電性部材を前記像担持体の表面に接触させて前記転写部を通過した転写残トナーを回収する第二静電クリーニング部と、
    前記第一導電性部材を流れる電流に対応する第一情報を出力する第一検出手段と、
    前記第二導電性部材を流れる電流に対応する第二情報を出力する第二検出手段と、
    所定期間ごとの非画像形成時に前記転写部へ電圧を印加して所定の転写電流が流れるように前記転写部へ印加する電圧を調整する電圧調整モードを実行する実行手段と、
    所定枚数の画像形成ごとのタイミングで前記第一情報及び前記第二情報を取得し、前回と今回の前記第一情報の差分量と、前回と今回の前記第二情報の差分量と、に基づいて、前記第一導電性部材を流れる電流の減少量が前記第二導電性部材を流れる電流の減少量よりも多くなると少なくし、前記第二導電性部材を流れる電流の減少量が前記第一導電性部材を流れる電流の減少量よりも多くなると増やすように、前記所定の転写電流を変更する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、装置本体の設置環境の湿度が高いほど、前記所定の転写電流を減らす量及び前記所定の転写電流を増やす量を少なくすることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 像担持体と、
    電圧が印加されて前記像担持体に担持されたトナー像が転写媒体へ転写される転写部と、
    前記転写部を通過した前記像担持体の表面に接触してトナーの帯電極性と同極性の定電圧が印加される第一導電性部材と、
    前記転写部を通過した前記像担持体の表面に接触してトナーの帯電極性と逆極性の定電圧が印加される第二導電性部材と、
    前記第一導電性部材の接触抵抗に応じた第一情報を出力する第一検出手段と、
    前記第二導電性部材の接触抵抗に応じた第二情報を出力する第二検出手段と、
    所定枚数の画像形成ごとのタイミングで前記第一情報及び前記第二情報を取得し、前回と今回の前記第一情報の差分量と、前回と今回の前記第二情報の差分量と、に基づいて、前記第一導電性部材の接触抵抗の増加量が前記第二導電性部材の接触抵抗の増加量よりも多くなると低くし、前記第二導電性部材の接触抵抗の増加量が前記第一導電性部材の接触抵抗の増加量よりも多くなると高くするように、前記転写部に印加する電圧を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 像担持体と、
    電圧が印加されて前記像担持体に担持されたトナー像が転写媒体へ転写される転写部と、
    前記転写部を通過した前記像担持体の表面に接触してトナーの帯電極性と同極性の定電圧が印加される第一導電性部材と、
    前記転写部を通過した前記像担持体の表面に接触してトナーの帯電極性と逆極性の定電圧が印加される第二導電性部材と、
    前記第一導電性部材に捕捉されるトナーの帯電極性と逆極性に帯電した転写残トナー量に応じた第一情報を出力する第一検出手段と、
    前記第二導電性部材に捕捉されるトナーの帯電極性と同極性に帯電した転写残トナー量に応じた第二情報を出力する第二検出手段と、
    所定枚数の画像形成ごとのタイミングで前記第一情報及び前記第二情報を取得し、前回と今回の前記第一情報の差分量と、前回と今回の前記第二情報の差分量と、に基づいて、前記第一導電性部材に捕捉される転写残トナー量が前記第二導電性部材に捕捉される転写残トナー量よりも多くなると低くし、前記第二導電性部材に捕捉される転写残トナー量が前記第一導電性部材に捕捉される転写残トナー量よりも多くなると高くするように、前記転写部に印加する電圧を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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