JP2006251616A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クリーニング手段として2本のブラシローラを有するものを用い、ベルト状転写体上のトナー像の転写材への転写が常に良好に実現される画像形成装置の提供。
【解決手段】 ベルト状転写体上に形成されたトナー像を静電的に転写させる転写手段と、残留トナーを除去するクリーニング手段とを具え、クリーニング手段は、導電性対向ローラと、各々ベルト状転写体を介してこれに押圧された2本の導電性ブラシローラとを有し、導電性対向ローラは接地電位に維持され、一方の導電性ブラシローラにトナーと逆極性のクリーニング電圧を印加し、他方の導電性ブラシローラにトナーと同極性のクリーニング電圧を印加し、一方の導電性ブラシローラに流れる逆極性クリーニング電流の大きさと、他方の導電性ブラシローラに流れる同極性クリーニング電流の大きさとに基づいて、転写手段における転写条件が変更されるよう制御されることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子写真方式による画像形成装置に関する。
例えば、複写機、プリンタなどにおいて用いられる電子写真方式によるカラー画像形成方法においては、一般に、感光体上やベルト状転写体上などにおいてトナー像形成手段によりトナー像を形成させ、次いでこのトナー像を転写手段により転写材に転写させ、その後、転写材に対して定着処理を行うことによって可視画像が形成され、転写後において転写されずにベルト状転写体上の残留した残留トナーは、クリーニング手段により除去されることが行われている。
このようなクリーニング手段としては、例えば、導電性ブラシローラなどのバイアスローラによって静電的にトナーを除去するものがある。しかし、通常の場合、トナー像形成手段中の例えば現像器中におけるトナーの帯電極性が負極性であっても、ベルト状転写体上の残留トナーには、負極性に帯電したものおよび正極性に帯電したものが混在している。これは、転写手段に転写電流が供給されることにより形成される転写電界の作用により、トナーが現像器中の帯電極性と逆極性に帯電されることがあるという理由による。従って、このようなクリーニング手段においては1本のブラシローラによって両方の帯電極性の残留トナーを共に除去することは困難である、という問題がある。
このような問題を解決するために、例えば、2本のブラシローラを併用し、2本のブラシローラにそれぞれ正極性のクリーニング電圧および負極性のクリーニング電圧を印加する構成のクリーニング手段が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
一方、転写手段においてはトナー像を転写するための転写条件、例えば転写電流の大きさが適正な大きさであることが必要であるが、この適正な転写電流の大きさは経時的に変化するものであるにもかかわらず、転写性能に応じた制御がなされていない。
特開平6−130875号公報 特開平6−332342号公報
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、ベルト状転写体に対するクリーニング手段として2本のブラシローラを有するものを用いた画像形成装置において、転写手段において常に好適な転写性能が発揮されてベルト状転写体上のトナー像の転写材への転写が常に良好に実現され、その結果、画像欠陥のない画像が得られる画像形成装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、回転駆動されるベルト状転写体と、このベルト状転写体上に帯電されたトナーによりトナー像を形成するトナー像形成手段と、ベルト状転写体上のトナー像を転写領域において静電的に転写させる転写手段と、ベルト状転写体上における残留トナーをクリーニングするクリーニング手段とを具える画像形成装置であって、
クリーニング手段は、ベルト状転写体の内周面に接する導電性対向ローラと、各々ベルト状転写体を介して当該導電性対向ローラに押圧された2本の導電性ブラシローラとを有してなり、
導電性対向ローラは接地電位に維持されると共に、一方の導電性ブラシローラにトナー像形成手段におけるトナーの帯電極性と逆極性の逆極性クリーニング電圧を印加するクリーニング電圧印加用電源が設けられ、他方の導電性ブラシローラにトナー像形成手段におけるトナーの帯電極性と同極性の同極性クリーニング電圧を印加するクリーニング電圧印加用電源が設けられ、
一方の導電性ブラシローラに流れる逆極性クリーニング電流の大きさと、他方の導電性ブラシローラに流れる同極性クリーニング電流の大きさとに基づいて、転写手段における転写条件が変更されるよう制御されることを特徴とする。
この画像形成装置において、前記転写手段は、ベルト状転写体上のトナー像をトナーと逆極性の転写電流により転写させるものであって、
転写手段における転写条件の制御は、一方の導電性ブラシローラに流れる逆極性クリーニング電流の大きさの初期値からの変位量が、他方の導電性ブラシローラに流れる同極性クリーニング電流の大きさの初期値からの変位量に比して大きい場合に転写電流が大きくなり、小さい場合に転写電流が小さくなるよう、行われることが好ましい。
本発明の画像形成装置においては、クリーニング手段における2本の導電性ブラシローラに接して、それぞれ別個にトナー回収ローラが設けられていることが好ましい。
本発明の画像形成装置によれば、クリーニング手段の2本の導電性ブラシローラは、ベルト状転写体上の残留トナーを、その帯電極性にかかわらず除去するものであるが、各々の導電性ブラシローラに流れるクリーニング電流の大きさを比較して得られる電気抵抗の大きさのバランスが、転写手段における転写電流の適正な転写電流の大きさからの変位量に対応したものとなるため、この変位量に応じて転写手段の転写条件を変更することによって、転写手段において常に好適な転写性能が発揮される状態を得ることができ、従って、ベルト状転写体上のトナー像の転写材への転写が常に良好に実現され、その結果、画像欠陥のない画像が得られる。
以下、本発明について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の構成の一例を示す説明図である。
この画像形成装置は、例えばカラー画像を形成する画像形成装置であって、複数の像担持体に形成される互いに異なる色のトナー像を、共通のベルト状転写体に順次に1次転写することにより当該ベルト状転写体上で各色のトナー像を重ね合わせ、このベルト状転写体上において形成されたカラートナー像を転写材に一括して転写することにより転写材P上において中間トナー像を形成する、いわゆる中間転写方式のものである。
この画像形成装置は、無端状のベルトからなり図1において矢印方向に循環移動されるベルト状転写体17を具えており、このベルト状転写体17の外周面領域に設けられたトナー像形成ユニット配置領域には、ベルト状転写体17の移動方向に沿って、各々、イエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像およびブラックトナー像を形成する4つのトナー像形成ユニット30Y、30M、30C、30Kが順次に互いに離間して並ぶよう設けられている。ベルト状転写体17は、各々のトナー像形成ユニット30Y、30M、30C、30Kにおける1次転写手段14Y、14M、14C、14Kによって像担持体10Y、10M、10C、10Kの各々に対接されながら循環移動されるよう、後述する導電性対向ローラ(以下、単に「対向ローラ」ともいう。)17a、およびローラ17b、17c、17dよりなるローラ群に張架された状態とされている。
ベルト状転写体17は、例えば体積低効率が1×108 〜1×1010Ωcm、表面抵抗率が1×104 〜1×1012Ω/□である半導電性を有する無端状のベルトにより構成されている。表面抵抗率は、抵抗測定器「ハイレスターIP」(油化電子社製)を用い、常温常湿(温度20±1℃、湿度50±2%)環境下において、電圧100Vを10秒間印加することにより計測した値である。
このベルト状転写体17は、例えば、熱硬化ポリイミド、変性ポリイミドなどのポリイミドにより形成されていることが好ましい。
また、このベルト状転写体17の移動速度は、例えば200〜500mm/secとされる。
イエロートナー像に係るトナー像形成ユニット30Yにおいては、回転されるドラム状の感光体よりなる像担持体10Yを具え、この像担持体10Yの外周面領域において、各々、像担持体10Yの回転方向に対して、帯電装置11Y、露光装置12Yおよびイエロートナー像に係る現像剤により現像を行う現像器13Yがこの順に並ぶよう配設されており、像担持体10Yの回転方向における現像器13Yより下流の位置に具えられた1次転写手段14Yの下流の位置には、像担持体クリーニングブレードを具えた像担持体クリーニング手段18Yが設けられている。
像担持体10Yは、例えば、ドラム状金属基体の外周面に有機光導電体を含有させた樹脂よりなる感光層を有するものであり、図1においては紙面に垂直な方向に伸びる状態で配設されている。
帯電装置11Yは、例えばグリッド電極と放電電極とを有するスコロトロン帯電器よりなり、露光装置12Yは、例えばレーザ照射装置よりなるものとされる。
現像器13Yは、例えば、マグネットを内蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブおよび像担持体10Yとこの現像スリーブとの間に直流および/または交流バイアス電圧を印加する電圧印加手段(図示せず)が設けられてなるものである。
1次転写手段14Yは、ベルト状転写体17を介して像担持体10Yの表面に押圧された状態で1次転写領域を形成するよう配設された1次転写ローラ141Yと、この1次転写ローラ141Yに接続された、例えば定電流電源よりなる転写電流供給装置(図示せず)とにより構成されており、転写電流供給装置によって1次転写ローラ141Yに電流が供給されることにより、像担持体10Y上におけるイエロートナー像をベルト状転写体17に静電的に転写する、いわゆる接触転写方式のものである。
像担持体クリーニング手段18Yの像担持体クリーニングブレードは、例えば、ウレタンゴムなどの弾性体よりなり、その基端部分が支持部材によって支持されると共に、先端部分が像担持体10Yの表面に当接されるよう設けられており、像担持体クリーニングブレードの基端側から伸びる方向は、当接箇所における像担持体10Yの回転による移動方向と反対方向である、いわゆるカウンター方向とされている。
他のトナー像形成ユニット30M、30C、30Kの各々についても、現像剤がイエロートナーの代わりにそれぞれマゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナーを含むものである他は、イエロートナー像に係るトナー像形成ユニット30Yと同様の構成とされている。ここに、トナー像形成ユニット30Y、30M、30C、30Kとにより、トナー像形成手段が構成されている。
ベルト状転写体17の移動方向におけるブラックトナーに係るトナー像形成ユニット30Kより下流側の位置には、転写手段14Sが設けられており、この転写手段14Sは、ベルト状転写体17を介してローラ17dを押圧して転写領域を形成する転写ローラ141Sと、この転写ローラ141Sに接続された、転写電流供給装置142Sとにより構成されており、転写電流供給装置142Sによって転写ローラ141Sに転写電流が供給されることにより転写領域において形成される転写電界の作用によって、ベルト状転写体17上に形成されたカラートナー像を、搬送されてきた転写材Pに転写して当該転写材P上に中間トナー像を形成する、いわゆる接触転写方式のものである。
この転写電流供給装置142Sに供給される転写電流の大きさは、後述する制御部31により、例えば標準転写電流値、この標準転写電流値よりも大きい大転写電流値、および標準転写電流値よりも小さい小転写電流値の3段階の間で切換え可能とされている。
ベルト状転写体17の移動方向における転写手段14Sより下流側の位置には、ベルト状転写体17上における残留トナーを除去するクリーニング手段18Sが設けられている。このクリーニング手段18Sは、図2に示すように、ベルト状転写体17の内周面に接する状態に対向ローラ17aが設けられると共に、ベルト状転写体17の外周面に接触された第1の導電性ブラシローラ(以下、「第1ブラシローラ」ともいう。)22、この第1ブラシローラ22に接触して設けられたトナー回収ローラを構成する第1フリッカー棒23、およびこの第1フリッカー棒23に接触して設けられたスクレーパ24よりなる第1のブラシローラ系21と、第1ブラシローラ22よりもベルト状転写体17の移動方向の上流側において当該ベルト状転写体17の外表面に接触された第2の導電性ブラシローラ(以下、「第2ブラシローラ」ともいう。)26、この第2ブラシローラ26に接触して設けられたトナー回収ローラである第2フリッカー棒27、およびこの第2フリッカー棒27に接触して設けられた板状のスクレーパ28よりなる第2のブラシローラ系25とが設けられて構成されている。
対向ローラ17aは、ベルト状転写体17を張架するためのローラとしても機能しており、アルミニウム芯金よりなるハードローラよりなり、例えばその外径は20〜40mmである。
第1ブラシローラ22は、ベルト状転写体17を介して対向ローラ17aに押圧された状態に設けられている。この第1ブラシローラ22は、例えば導電性ナイロンなどよりなるブラシ繊維がローラ基体の外周面に高密度に植設されてなるものであり、このブラシ繊維の繊維径は例えば5〜8デニール、ブラシ繊維の毛長は例えば2〜5mm、ブラシ繊維の電気抵抗値は例えば1×109 〜1×1011Ω、ブラシ繊維のヤング率は例えば4900〜9800N/mm2 、植設密度(単位面積当たりのブラシ繊維数)は例えば50〜200k本/inch2 である。
第1ブラシローラ22は、ベルト状転写体17に対する食い込み量が1mmとなるように設定されている。ここで、「ベルト状転写体に対する食い込み量」とは、ベルト状転写体17が存在しなかったときの、第1ブラシローラ22に植設されたブラシ繊維の先端がベルト状転写体内に入り込む最大値である。
第1のブラシローラ系21の第1フリッカー棒23は、第1ブラシローラ22からトナーを除去するためのものであり、例えばその外径が10〜20mmである、例えばステンレス製のものとされる。この第1フリッカー棒23は、第1ブラシローラ22に対する食い込み量が1mmとなるように設定されている。ここで、「第1ブラシローラに対する食い込み量」とは、第1フリッカー棒23が存在しなかったときの、第1ブラシローラ22に植設されたブラシ繊維の先端が第1フリッカー棒23内に入り込む最大値である。
また、スクレーパ24は、当該第1フリッカー棒23に付着したトナーを機械的に除去するための板状のものであり、例えばその厚さは0.05mmである。
第2ブラシローラ26は、ベルト状転写体17を介して対向ローラ17aに押圧された状態に設けられている。
第2のブラシローラ系25の第2ブラシローラ26、第2フリッカー棒27およびスクレーパ28は、それぞれ第1のブラシローラ系21の第1ブラシローラ22、第1フリッカー棒23、およびスクレーパ24と同様の材料よりなるものであり、第2ブラシローラ26のベルト状転写体17に対する食い込み量が1mm、第2フリッカー棒27の第2ブラシローラ26に対する食い込み量が1mmとなるように設定されている。
ブラシローラ22、26は、各々、ベルト状転写体17との当接箇所において当該ベルト状転写体17の移動方向と逆方向(図2において時計方向)に移動するよう例えば200〜500mm/secの回転速度で回転され、フリッカー棒23、27は、ブラシローラ22、26と同方向(図2においては反時計方向)に回転される。
このクリーニング手段18Sにおいては、第1ブラシローラ22にトナー像形成手段の現像器13Y、13M、13C、13Kにおけるトナーの帯電極性(以下、「トナーの現像極性」ともいう。)と逆極性、例えば正極性の逆極性クリーニング電圧を印加するクリーニング電圧印加用電源29aが第1フリッカー棒23を介して設けられていると共に、第2ブラシローラ26にトナーの現像極性と同極性、例えば負極性の同極性クリーニング電圧を印加するクリーニング電圧印加用電源29bが第2フリッカー棒27を介して設けられ、さらに、対向ローラ17aは接地電位とされている。これにより、このクリーニング手段18Sにおいては、クリーニング電圧印加用電源29aにより逆極性クリーニング電圧が印加されることによって第1ブラシローラ22および対向ローラ17aをこの順に逆極性クリーニング電流が流れる電流路33a、並びに、クリーニング電圧印加用電源29bにより同極性クリーニング電圧が印加されることによって、各々導電性の対向ローラ17aおよび第2ブラシローラ26をこの順に同極性クリーニング電流が流れる電流路33bが形成される。
ブラシローラ22、26は、ベルト状転写体17上の残留トナーを摺擦または接触して静電的に吸引して掻き取るためのものであり、例えば用いるトナーの現像極性が負極性であるとき、第1のブラシローラ22はベルト状転写体17上の残留トナーのうち負極性に帯電されたトナーを除去する機能を有し、一方、第2のブラシローラ26はベルト状転写体17上の残留トナーのうち正極性に帯電されたトナーを除去する機能を有する。
クリーニング電圧印加用電源29aによって第1ブラシローラ22に印加される逆極性クリーニング電圧の大きさは、例えばトナーの現像極性が負極性である場合に、例えば+100〜+800Vとされ、クリーニング電圧印加用電源29bによって第2ブラシローラ26に印加される同極性クリーニング電圧の大きさは、例えばトナーの現像極性が負極性である場合に、例えば−100〜−800Vとされる。
そして、この画像形成装置においては、電流路33aに、逆極性クリーニング電流の大きさ(以下、「クリーニング電流値」ともいう。)Iaを検出するクリーニング電流検出器32aが設けられると共に、電流路33bに、同極性クリーニング電流値Ibを検出するクリーニング電流検出器32bが設けられており、逆極性クリーニング電圧が印加されることによって電流路33aに流れるクリーニング電流値Iaと、同極性クリーニング電圧が印加されることによって電流路33bに流れるクリーニング電流値Ibとに基づいて、転写手段14Sにおける転写条件が変更されるよう、制御部31により制御される。
ここに、「転写条件」とは、転写手段14Sの転写性能に直接的に影響を与える条件であり、この例の画像形成装置においては、転写条件として転写電流の大きさが選ばれ、制御部31により、この供給される転写電流の大きさが変更されることとされる。
具体的には、ブラシローラ22に流れるクリーニング電流値Iaの初期値Ia0 、およびブラシローラ26に流れるクリーニング電流値Ibの初期値Ib0 が、それぞれ制御部31において記憶されており、第1ブラシローラ22に流れるクリーニング電流値Iaの初期値Ia0 からの差の大きさ、すなわち変位量が、第2ブラシローラ26に流れるクリーニング電流値Ibの初期値Ib0 からの変位量よりも大きい場合、すなわち第1ブラシローラ22の電気抵抗の大きさが第2ブラシローラ26のそれよりも大きい場合には転写手段14Sに供給される転写電流が大転写電流値とされ、一方、第1ブラシローラ22に流れるクリーニング電流値Iaの初期値Ia0 からの変位量が、第2ブラシローラ26のクリーニング電流値Ibの初期値Ib0 からの変位量よりも小さい場合、すなわち第1ブラシローラ22の電気抵抗の大きさが第2ブラシローラ26のそれよりも小さい場合には、転写手段14Sに供給される電流が小転写電流値とされる。
なお、第1ブラシローラ22に流れるクリーニング電流値Iaの初期値Ia0 からの差の大きさと、第2ブラシローラ26に流れるクリーニング電流値Ibの初期値Ib0 からの差の大きさとが略同等である場合には、転写手段14Sに供給される転写電流は標準転写電流値とされる。
クリーニング手段18Sの初期値Ia0 は、例えば+16μAとされ、初期値Ib0 は、例えば−16μAとされる。
また、転写手段14Sの標準転写電流値は、例えば50μAとされ、このとき、例えば大転写電流値が60μA、小転写電流値が40μAとされる。
<トナー>
以上の画像形成装置において用いられるトナーは、重量平均粒径が4〜7μmの範囲のものが好ましい。重量平均粒径が4〜7μmの範囲であるトナーを用いることにより、図示しない定着装置における定着工程において、転写材Pに対する付着性の過度なトナーや付着力の弱いトナーなどの存在を減らすことができ、安定した現像性を長期間にわたって得ることができると共に、高い転写効率が得られてハーフトーンの画質が向上し、細線やドットなどの微細画の画質が向上した可視画像が形成される。
ここに、トナーの体積平均粒径は、「コールターカウンターTA−II」または「コールターマルチサイザー」(いずれもコールター社製)を用いて測定した値である。
このようなトナーは、重合性単量体を水系媒体中で重合させて得られるものであり、例えば懸濁重合法や、必要な添加剤の乳化液を加えた液中にて単量体を乳化重合し、微粒の重合体粒子を製造し、その後に、有機溶媒、凝集剤などを添加して会合する方法で製造することができる。また、単量体とトナーの構成に必要な離型剤や着色剤などの分散液とを混合して会合させる方法や、単量体中に離型剤や着色剤などのトナー構成成分を分散した上で乳化重合する方法などにより製造することもできる。ここで、「会合」とは樹脂粒子および着色剤粒子が複数個融着することを示す。また本発明でいうところの水系媒体とは、少なくとも水が50質量%以上含有されたものを示す。
このようなトナーを製造する方法の一例を示せば、重合性単量体中に着色剤や必要に応じて離型剤、荷電制御剤、さらに重合開始剤などの各種構成材料を添加し、ホモジナイザー、サンドミル、サンドグラインダー、超音波分散機などで重合性単量体に各種構成材料を溶解あるいは分散させる。この各種構成材料が溶解あるいは分散された重合性単量体を分散安定剤を含有した水系媒体中にホモミキサーやホモジナイザーなどを使用しトナーとしての所望の大きさの油滴に分散させる。その後反応装置へ移し、加熱することで重合反応を進行させる。反応終了後、分散安定剤を除去し、濾過、洗浄し、さらに乾燥することでトナーを調製する。
以上のようなトナーの球形化度が、0.94〜0.98であることが好ましい。トナーの球形化度は、例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)により500倍に拡大したトナー粒子像を500個無作為にサンプリングして画像解析装置「SCANNING IMAGE ANALYSER」(日本電子社製)によってトナー粒子像の解析を行い、下記式(1)によって算出されるものである。
式(1);球形化度=円相当径から求めた円の周囲長/粒子投影像の周囲長
球形化度が0.94よりも小さいトナーは、粒子の凹凸が大きくなり、機械内での圧力により破壊されやすく、また現像器13Y、13M、13C、13Kにおいてトナー粒子が一様に帯電されないため、良好な可視画像を形成することができない。一方、球形化度が0.98よりも大きいトナーは、粒子が真球に近すぎるものであるため、クリーニング性が劣ったものとなる。
本発明の画像形成装置においては、以上説明したような方法によって製造される、その形状が特定の条件を満たす小径の球形のトナーを含有する現像剤を用いることにより、ハーフトーンの画質が向上し、細線やドットなどの微細画の画質が向上した画質の可視画像を形成することができる。
以上説明したようなトナーは、一成分現像剤として用いても、二成分現像剤として用いてもよい。
一成分現像剤として用いる場合は、非磁性一成分現像剤、あるいはトナー中に0.1〜0.5μm程度の磁性粒子を含有させ磁性一成分現像剤としたものが挙げられ、いずれも使用することができる。
また、キャリアと混合して二成分現像剤として用いる場合は、キャリアの磁性粒子として、鉄、フェライト、マグネタイトなどの金属、それらの金属とアルミニウム、鉛などの金属との合金などの従来より好適に利用されている材料を用いることができ、特にフェライト粒子が好ましい。上記磁性粒子は、その体積平均粒径が15〜100μmのものであることが好ましく、より好ましくは25〜80μmのものである。
キャリアの体積平均粒径の測定は、代表的には湿式分散機を備えたレーザ回折式粒度分布測定装置「ヘロス(HELOS)」(シンパティック(SYMPATEC)社製)により測定することができる。
この画像形成装置においては、次のようにして画像形成動作が行われる。すなわち、トナー像形成ユニット30Y、30M、30C、30Kの各々において、像担持体10Y、10M、10C、10Kが回転駆動され、この像担持体10Y、10M、10C、10Kが帯電装置11Y、11M、11C、11Kによって所定の極性、例えば負極性に帯電され、次いで、像担持体の表面においてトナー像が形成されるべき画像形成領域に、露光装置12Y、12M、12C、12Kによって露光されることにより、照射箇所(露光領域)の電位が低下されて原稿画像に対応した静電潜像が像担持体10Y、10M、10C、10K上に形成され、現像器13Y、13M、13C、13Kにより像担持体10Y、10M、10C、10Kの表面電位と同じ極性、例えば負極性に帯電されたトナーが像担持体10Y、10M、10C、10Kの静電潜像に付着して反転現像が行われ、これにより各色のトナー像が形成される。
さらに、1次転写手段14Y、14M、14C、14Kによりそれぞれの1次転写領域において各色のトナー像が、順次に1次転写されて重ね合わせられることにより、ベルト状転写体17上にカラートナー像が形成される。
その後、制御部31により適正な大きさに制御された転写電流が、転写電流供給装置142Sによって転写手段14Sの転写ローラ141Sに供給されて、転写領域において転写電界が形成され、この転写電界の作用によって、ベルト状転写体17上のカラートナー像が搬送されてきた転写材Pに転写され、その後、定着装置による定着工程が行われ、これによりカラー画像が形成される。
トナー像形成ユニット30Y、30M、30C、30Kにおいては、1次転写領域を通過して像担持体10Y、10M、10C、10K上に残留する残留トナーが、像担持体クリーニング手段18Y、18M、18C、18Kの像担持体クリーニングブレードにより除去される。
転写領域を通過してベルト状転写体17上に残留する残留トナーは、クリーニング手段18Sにより除去される。
具体的には、クリーニング電圧印加用電源29aにより電流路33aに同極性クリーニング電流が流されると共に、クリーニング電圧印加用電源29bにより電流路33bに逆極性クリーニング電流が流されることにより、第1ブラシローラ22においては負極性に帯電されたトナーが静電的に除去され、一方、第2ブラシローラ26においては正極性に帯電されたトナーが静電的に除去される。
第1ブラシローラ22および第2ブラシローラ26によって除去されたトナーは、フリッカー棒23、27によって掻き落とされ、このフリッカー棒23、27に付着したトナーは、スクレーパ24、28によって掻き落とされ、掻き落とされたトナーは、図示しない回収トレーにより回収されてリサイクルされる。
そして、クリーニング手段18Sにおいては、制御部31により、転写手段14Sの転写電流の大きさが、クリーニング電流検出器32a、32bによって検出されたクリーニング電流値Ia、Ibに基づいて、第1ブラシローラ22に流れるクリーニング電流値Iaの初期値Ia0 からの変位量が、第2ブラシローラ26に流れるクリーニング電流値Ibの初期値Ib0 からの変位量よりも大きく、すなわち第1ブラシローラ22の電気抵抗の大きさが第2ブラシローラ26のそれよりも大きい場合には、転写電流の大きさの程度が補償されるよう大転写電流値とされ、第1ブラシローラ22に流れるクリーニング電流値Iaの初期値Ia0 からの変位量が、第2ブラシローラ26のクリーニング電流値Ibの初期値Ib0 からの変位量よりも小さく、すなわち第1ブラシローラ22の電気抵抗の大きさが第2ブラシローラ26のそれよりも小さい場合には、転写電流の大きさが補償されるよう小転写電流値とされ、さらに、第1ブラシローラ22に流れるクリーニング電流値Iaの初期値Ia0 からの変位量が、第2ブラシローラ26に流れるクリーニング電流値Ibの初期値Ib0 からの変位量と略同等である場合には、標準転写電流値とされるよう制御され、その後、次の画像形成動作が開始される。
第1ブラシローラ22に流れるクリーニング電流値Iaの初期値Ia0 からの変位量が、第2ブラシローラ26に流れるクリーニング電流値Ibの初期値Ib0 からの変位量よりも大きい場合、すなわち第1ブラシローラ22の電気抵抗の大きさが第2ブラシローラ26のそれよりも大きくて第1ブラシローラ22における汚れ具合が第2ブラシローラ26のそれよりも大きい場合には、転写電流が大きくなるので、転写手段14Sにおけるトナーの現像極性と同極性のトナーの転写材Pへの転写が促進される。
一方、第1ブラシローラ22に流れるクリーニング電流値Iaの初期値Ia0 からの変位量が、第2ブラシローラ26に流れるクリーニング電流値Ibの初期値Ib0 からの変位量よりも小さい場合、すなわち第1ブラシローラ22の電気抵抗の大きさが第2ブラシローラ26のそれよりも小さくて第1ブラシローラ22における汚れ具合が第2ブラシローラ26のそれよりも小さい場合には、転写電流が小さくなるので、転写手段14Sにおけるトナーの現像極性と同極性のトナーの転写材Pへの転写が抑制される。
以上の画像形成装置によれば、第1ブラシローラ22に流れるクリーニング電流値Iaから求められる電気抵抗の大きさ、および第2ブラシローラ26に流れるクリーニング電流値Ibから求められる電気抵抗の大きさのバランスが、転写手段14Sにおいて実際上供給された転写電流の、供給されるべき適正な転写電流の大きさからの変位量に対応したものとなるため、ブラシローラ22、26における電気抵抗の大きさのバランスに基づいて、転写手段14Sの転写電流を、第1ブラシローラ22の電気抵抗が大きい場合には大転写電流値とし、第2ブラシローラ26の電気抵抗が大きい場合には小転写電流値とし、ブラシローラ22、26における電気抵抗の大きさが略同等である場合には標準転写電流値とするよう制御することによって、当該転写手段14Sにおいて常に好適な転写性能が発揮される状態を得ることができ、従って、ベルト状転写体17上のトナー像の転写材Pへの転写が常に良好に実現され、その結果、画像欠陥のない画像が得られる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本実施の形態はこれに限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
例えば、第1ブラシローラ22に対してトナーの現像極性と同極性の同極性クリーニング電圧が印加され、第2ブラシローラ26に対してトナーの現像極性と逆極性の逆極性クリーニング電圧が印加される構成とされてもよい。
以下に、本発明の効果を確認するために行った実施例について説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
<実施例1〜3>
図1の構成に従って本発明に係る画像形成装置を製造した。この画像形成装置(「8050」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社製)の改造機)の具体的な構成は以下に示す通りである。
(1)現像器としては、2成分現像方式のものを用いた。
(2)現像剤としては、負帯電特性を有するトナーが含有されたものを用いた。
(3)ベルト状転写体としては、表面抵抗率が1×1011Ω/□、体積抵抗率が1×109 Ωcm、その周長が861mmであるポリイミドよりなる無端状の半導電性樹脂ベルトよりなるものを用い、ベルトの移動速度を220mm/sec、このベルトの張力(テンション)を49Nに設定した。
(4)クリーニング手段としては、ベルト状転写体の内周面に接する状態に対向ローラが設けられると共に、ベルト状転写体を介してこの対向ローラに押圧された第1ブラシローラ、この第1ブラシローラに接触して設けられた第1フリッカー棒、およびこの第1フリッカー棒に接触して設けられた板状のスクレーパよりなる第1のブラシローラ系と、第1ブラシローラよりもベルト状転写体の移動方向の上流側において当該ベルト状転写体を介して対向ローラに押圧された第2ブラシローラ、この第2ブラシローラに接触して設けられた第2フリッカー棒、およびこの第2フリッカー棒に接触して設けられたスクレーパよりなる第2のブラシローラ系と、第1のブラシローラ系に接続された正極性のクリーニング電圧を印加するクリーニング電圧印加用電源、および第2のブラシローラ系に接続された負極性のクリーニング電圧を印加するクリーニング電圧印加用電源とを有し、対向ローラが接地電位に維持された構成のものを用いた。これらの構成部材の詳細な構成は以下の通りである。
(4−1)クリーニング手段の対向ローラとしては、その外径が30mmである、アルミニウム芯金よりなるハードローラよりなり、接地電位に維持されたものを用いた。
(4−2)クリーニング手段の第1ブラシローラおよび第2ブラシローラとしては、ブラシ繊維の繊維径が6デニール、ブラシ繊維の電気抵抗値が1×1010Ω、毛長が5mm、ヤング率が9800N/mm2 である導電性ナイロンよりなるブラシ繊維が、植設密度が100k本/inch2 でローラ基体の外周面に高密度に植設されてなるものを用い、各々のベルト状転写体に対する食い込み量を1mmに設定した。
(4−3)クリーニング手段の第1フリッカー棒および第2フリッカー棒としては、その外径が16mmであるステンレス製のものを用い、その回転速度を220mm/sec、各々の第1ブラシローラおよび第2ブラシローラに対する食い込み量を1mmに設定した。
(4−4)クリーニング手段のスクレーパとしては、厚さ0.05mmのステンレス製の板を用いた。
以上のような画像形成装置を用いて、第1ブラシローラに+500Vの逆極性クリーニング電圧を印加し、第2ブラシローラに−500Vの同極性クリーニング電圧を印加し、制御部により、それぞれのブラシローラに流れる逆極性クリーニング電流値Iaおよび同極性クリーニング電流値Ibの大きさに基づいて下記表1の通りに転写電流の大きさを変更するよう制御した状態で、下記の実写テストを行った。結果を表1に示す。
〔実写テスト〕
A4サイズの転写材を用い、各々のトナー像形成ユニットにおける非露光領域における有機感光体の表面電位を−700V、露光領域における有機感光体の表面電位を−100Vに設定し、それぞれ低温低湿環境下(温度10℃、湿度20%)、常温常湿環境下(温度20℃、湿度50%)、高温高湿環境下(温度30℃、湿度80%)において、各々印字率40%の原稿画像を用いて2000枚の可視画像を連続して出力し、得られた可視画像について画質を目視にて観察した。
<比較例1〜2>
制御部を設けず、転写電流の大きさを常に50μAと設定したことの他は実施例1と同様の構成の画像形成装置を用いて、それぞれ低温低湿環境下(温度10℃、湿度20%)、高温高湿環境下(温度30℃、湿度80%)において実施例1と同様の実写テストを行った。結果を表1に示す。
Figure 2006251616
表1の結果から明らかなように、制御部が設けられてそれぞれのブラシローラに流れる逆極性クリーニング電流値および同極性クリーニング電流値の大きさに基づいて転写電流の大きさが変更された実施例に係る画像形成装置においては、形成された可視画像について、濃度ムラ、文字散りなどの画像欠陥は観察されず、転写手段においてトナー像が良好に転写材に転写されていることが理解される。
これに対して、制御部が設けられずに転写電流の大きさが常に50μAと設定され、低温低湿環境下(温度10℃、湿度20%)において実写テストが行われた比較例1に係る画像形成装置においては、転写電流過少であることによると推察される濃度ムラが観察された。さらに、制御部が設けられずに転写電流の大きさが常に50μAと設定され、高温高湿環境下(温度30℃、湿度80%)において実写テストが行われた比較例2に係る画像形成装置においては、転写電流過多であることによると推察される文字散りが観察された。
本発明の画像形成装置の構成の一例を示す説明図である。 図1の画像形成装置におけるクリーニング手段の周辺を拡大して示す説明図である。
符号の説明
10Y、10M、10C、10K 像担持体
11Y、11M、11C、11K 帯電装置
12Y、12M、12C、12K 露光装置
13Y、13M、13C、13K 現像器
14Y、14M、14C、14K 1次転写手段
141Y、141M、141C、141K 1次転写ローラ
14S 転写手段
141S 転写ローラ
142S 転写電流供給装置
17 ベルト状転写体
17a 対向ローラ
17b、17c、17d ローラ
18Y、18M、18C、18K 像担持体クリーニング手段
18S クリーニング手段
21 第1のブラシローラ系
22 第1ブラシローラ
23 第1フリッカー棒
24 スクレーパ
25 第2のブラシローラ系
26 第2ブラシローラ
27 第2フリッカー棒
28 スクレーパ
29a、29b クリーニング電圧印加用電源
30Y、30M、30C、30K トナー像形成ユニット
31 制御部
32a、32b クリーニング電流検出器
33a、33b 電流路

Claims (3)

  1. 回転駆動されるベルト状転写体と、このベルト状転写体上に帯電されたトナーによりトナー像を形成するトナー像形成手段と、ベルト状転写体上のトナー像を転写領域において静電的に転写させる転写手段と、ベルト状転写体上における残留トナーをクリーニングするクリーニング手段とを具える画像形成装置であって、
    クリーニング手段は、ベルト状転写体の内周面に接する導電性対向ローラと、各々ベルト状転写体を介して当該導電性対向ローラに押圧された2本の導電性ブラシローラとを有してなり、
    導電性対向ローラは接地電位に維持されると共に、一方の導電性ブラシローラにトナー像形成手段におけるトナーの帯電極性と逆極性の逆極性クリーニング電圧を印加するクリーニング電圧印加用電源が設けられ、他方の導電性ブラシローラにトナー像形成手段におけるトナーの帯電極性と同極性の同極性クリーニング電圧を印加するクリーニング電圧印加用電源が設けられ、
    一方の導電性ブラシローラに流れる逆極性クリーニング電流の大きさと、他方の導電性ブラシローラに流れる同極性クリーニング電流の大きさとに基づいて、転写手段における転写条件が変更されるよう制御されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写手段は、ベルト状転写体上のトナー像をトナーと逆極性の転写電流により転写させるものであって、
    転写手段における転写条件の制御は、一方の導電性ブラシローラに流れる逆極性クリーニング電流の大きさの初期値からの変位量が、他方の導電性ブラシローラに流れる同極性クリーニング電流の大きさの初期値からの変位量に比して大きい場合に転写電流が大きくなり、小さい場合に転写電流が小さくなるよう、行われることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. クリーニング手段においては、2本の導電性ブラシローラに接して、それぞれ別個にトナー回収ローラが設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
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