JP4267520B2 - ミシンの送り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主送り歯と差動送り歯を備えたミシンの送り装置に関する。
この種ミシンの送り装置として下記特許文献1には、主軸に連動して揺動し、主送り歯を前後動させる主送り軸と、主送り軸に連動して揺動し、差動送り歯を前後動させる差動送り軸を有し、主軸から主送り軸への伝動機構に主送り軸の揺動量を調節し、これにより主送り歯の送り量(以下、主送り量という)を調節する主送り調節機構を設けると共に、主送り軸から差動送り軸への伝動機構に差動送り軸の揺動量を調節し、これにより差動送り歯の送り量(以下、差動送り量という)を調節する差動送り調節機構を設けた送り装置が開示されている。
この送り装置では、主送り量を変えると、差動送り量も変わり、差動送り量を変えないで主送り量のみを変えることができなかった。また差動送り量と主送り量の比である差動比率が例えば1以上、すなわち差動送り量/主送り量>1に設定した状態で主送り量を増加させると、それに伴い差動送り量も増加することから、差動送り歯が針板の送り歯用溝の溝端に干渉することがあり、そのため、所定の差動比を設定することができなかった。
下記特許文献2に開示される送り装置では、主送り歯の前後動機構と差動送り歯の前後動機構がそれぞれ送り軸と、該送り軸に固着したアームと、回転軸の偏心体に嵌着して支持される送りロッドと、該送りロッドとアームを連結するリンクを有している。
特開2002−239276号 特公昭56−1118号
特許文献2に開示される送り装置では、主送り歯の前後動機構と差動送り歯の前後動機構がそれぞれ偏心体を有するが、この偏心体は主送り歯の前後動機構と差動送り歯の前後動機構にそれぞれ個別に設けられていた。
また、上述する従来の送り装置では、主送り量の調節と差動送り量の調節が別々の箇所で行われるようになっている。
本発明の主たる目的は、主送り歯の前後動機構と差動送り歯の前後動機構の偏心体を共通にして構成を簡単にし、装置をコンパクトにしたミシンの送り装置を提供しようとするものであり、その他の目的は、主送り量と差動送り量の調節が一箇所で行われるようにしたミシンの送り装置を提供しようとするものである。
請求項1に係る発明は、主送り歯を固着した主送り台と、該主送り台に並設され、差動送り歯を固着した差動送り台と、主軸に連動して上記両送り台を共に上下動させる上下動機構と、主軸に連動して主送り台を前後動させる主送り台用前後動機構と、同じく主軸に連動して差動送り台を前後動させる差動送り台用前後動機構を有し、主送り台用前後動機構と差動送り台用前後動機構がそれぞれ、送り軸と、該送り軸に固着したアームと、主軸の偏心部に嵌着して支持される送りロッドと、上記アームと送りロッドを連結する第1のリンクを有し、しかも上記主送り台用前後動機構と差動送り台用前後動機構がそれぞれ主送り台と差動送り台の前後動量を調節するための送り量調節機構を個別に設けたミシンの送り装置において、主送り台用前後動機構の送りロッドと差動送り台用前後動機構の送りロッドが共に主軸の同じ偏心部に嵌着されることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係わる発明において、主送り台の前後動量を調節するための送り量調節機構が第1の調節軸を、差動送り台の前後動量を調節するための送り量調節機構が第2の調節軸をそれぞれ有し、第1及び第2の調節軸は、一方の調節軸が筒状をなして他方の調節軸に嵌挿される二重軸構造をなし、各調節軸にはそれぞれ手動操作手段が連結され、該手動操作手段の操作により第1又は第2の調節軸を回動させて主送り台又は差動送り台の前後動量を調節することを特徴とする。
ここで、手動操作手段としては、例えばダイヤル、レバー等を用いることができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、第1又は第2の調節軸に固着のレバーに一端を軸着した第2のリンクの他端が上記送りロッドと第1のリンクに同軸によって軸着されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明において、第2の調節軸に手動操作手段の差動送りレバーが固着され、該差動送りレバーが第1の調節軸に固着される手動操作手段の主送りレバーに第1の止ネジにより位置調整可能に止着されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、主送りレバーがミシン機枠に第2の止ネジにより位置調整可能に止着されることを特徴とする。
請求項1に係る発明によると、主送り量と差動送り量はそれぞれ個別に調節することができ、差動送り量を変えないで主送り量のみを変えることができるため、差動比率を設定した状態で主送り量或いは差動送り量を変えることにより差送り歯或いは主送り歯が針板の送り歯用溝の溝端に干渉する、といった問題を解消することができること、主送り歯の前後動機構と差動送り歯の前後動機構は、送りロッドがそれぞれ同じ偏心部に嵌着され、偏心部を共通にするため構成が簡単となり、装置をコンパクトにすることができること等の効果を奏する。
請求項2に係る発明によると、第1及び第2の調節軸が二重軸構造になっているためコンパクトで、設置スペースが少なくてすみ、しかも送り量調節が一か所にまとめられているため主送り量や差動送り量調節の作業性がよくなり、各送り量の確認が容易にできる。
請求項3に係る発明によると、手動操作手段の操作により調節軸を回動させると、調節軸と一体のレバーも回動し、第2のリンクとの軸着点が変位する。これにより主軸の偏心部の回転により揺動する第2のリンクの揺動範囲が変化し、第2のリンクの揺動範囲の変化により主送り軸又は差動送り軸の揺動量が変化して主送り量又は差動送り量が変化する。このように送り量の調節がリンク機構によりリンクの支点位置を変えることによって行われるため、円弧溝と該溝にスライド可能に嵌合するスライダーよりなり、円弧溝に沿ってスライダーを位置調整することにより送り量が調節される送り量調節装置に比べ、磨耗が少なく、構造も簡単となって安価に製造することができる。
請求項4に係る発明によると、第1の止ネジによって差動送りレバーを主送りレバーに固定することで、主送り量と差動送り量を共に調節することができる。
請求項5に係る発明によると、主送りレバーを第2の止ネジによってミシン機枠に固定することで、差動送りレバーのみを操作して差動送り量のみを調節することが確実に行えるようになる。
以下、本発明の実施形態のミシンの送り装置について図面に基づいて説明する。
図1は、ミシンの送り装置を前側から見た斜視図であり、図2は同装置を後側から見た斜視図である。
主送り歯1を固着した主送り台2と、差動送り歯3を固着した差動送り台4が左右に並設され、各送り台2、4はそれぞれ前後が二又に形成されている。そして各送り台2、4の後側の二又2a、4aに主軸5端の偏心ピン(図示しない)に回転可能に軸支された角駒6が前後方向にスライド可能に装着され、また各送り台2、4の前側の二又2b、4bには上下送り軸7端のアーム8より側方に突出するクランクピン(図示しない)に回転可能に軸支された角駒11がスライド可能に装着されている。
上述する上下送り軸7は、主軸5と平行をなして、上下送り軸7に固着のアーム9が主軸5の偏心体(図示しない)に嵌着して支持される上下送りロッド12と連結されており、これにより上下送り軸7は主軸5の回転に連動して揺動する。こうして両送り台2、4の前後の二又2a、4aと2b、4bに装着される角駒6、11が主軸5の回転と、該主軸5に連動する上下送り軸7の揺動により両送り台2、4を上下動させるようになっており、上述する主軸5、該主軸5の回転により、上下送りロッド12及びアーム9を介して揺動する上下送り軸7、両送り台2、4の前後の二又2a、4a及び2b、4bに装着される角駒6、11等が主送り台2及び差動送り台4の上下動機構を構成している。
次に上記主送り台2及び差動送り台4の前後動機構について説明する。
主送り台2の前後動機構は、主軸5と平行な主送り前後軸14を有し、主軸5と主送り前後軸14とは、図3及び図4に示されるように、主軸5に固着の偏心部としての偏心体15に嵌着支持される主送りロッド16と、主送り前後軸14に固着のアーム17と、主送りロッド16とアーム17を連結する第1のリンク18よりなるリンク機構によって連結され、また主送りロッド16と第1のリンク18を軸着するピン19には更に第2のリンク21が軸着され、筒状の第1の調節軸22に固着されるレバー23と上記第2のリンク21とがピン24によって軸着されている。
上述の主送り前後軸14にはまた、図1及び図2に示されるように、軸端にアーム26が固着され、該アーム26はリンク27を介して主送り台2に連結されている。
主送り台2の前後動機構は以上のように構成され、偏心体15が回転すると、第2のリンク21がピン24を支点として揺動しながらアーム17が主送り前後軸14と共に揺動し、これによりアーム26も共に揺動して主送り台2を前後動させる。
図5及び図6は、第1の調節軸22の手動操作手段を示すもので、レバー23及び第2のリンク21と共に主送り量の調節機構を構成する第1の調節軸22には、ミシン機枠29より突出する軸端に主送りレバー31が固着されている。
ミシン機枠29にカラー32を介してネジ33により止着される表示板34には内円弧溝35と外円弧溝36が形成され、上記主送りレバー31の端部に止着される段付ネジ37は、表示板34の外円弧溝36に沿ってスライド可能に案内され、第2の止ネジとしての調節ナット38により表示板34に固定されるようになっており、第2の止ネジとしての調節ナット38が主送りレバー31と共に調節軸22の手動操作手段を構成している。
主送り量の調節は、後述する段付ネジ55を弛めて調節ナット55aを弛緩させた状態で調節ナット38を外円弧溝36に沿って操作することにより行う。すなわち調節ナット38を外円弧溝36に沿って動かすと、主送りレバー31と共に第1の調節軸22が回動し、リンク21の支点であるピン24の位置が第1の調節軸22を曲率中心とする円弧上を移動する。これにより偏心体15の回転によって揺動する第2のリンク21の揺動範囲が変化し、リンク21の揺動範囲の変化によってアーム17及び主送り前後軸14の揺動範囲が変化する。そして主送り前後軸14の揺動範囲の変化によって主送り台2の前後動量が変化する。
差動送り台4の前後動機構は、主軸5と平行な差動送り前後軸41を有し、主軸5と差動送り前後軸41とは、図3及び図7に示すように、主軸5に固着の偏心体15に主送りロッド16と並んで嵌着支持される差動送りロッド42と、差動送り前後軸41に固着のアーム43と、差動送りロッド42とアーム43を連結する第1のリンク44よりなるリンク機構によって連結され、また差動送りロッド42と第1のリンク44を軸着するピン45には更に第2のリンク46が軸着され、上述の筒状をなす第1の調節軸22に回動可能に嵌挿されて二重軸構造をなす第2の調節軸47に固着のレバー48と第2のリンク46とがピン49によって軸着されている。なお両送りロッド16、42は、ミシン機枠に支持されたブッシュ5aと主軸5に固着されたバランサー5bとの間に配置され、主軸5に回転自在に支持された座金5cは主送りロッド16とブッシュ5aとの間に配置されている。これにより、単一の偏心体15に嵌合する両送りロッド16、42の円筒部が主軸5の軸方向において座金5cとバランサー5bとの間に案内され支持される。また、このような構成にすることにより、主軸5から両送りロッド16、42の円筒部を挿入したり引き出すのが容易行えるようになり、ミシンの組立及び分解が迅速に行えると共に、各円筒部を分割構造とする必要がなくなり、加工コストが安くなる。
上述の差動送り前後軸41にはまた、図1及び図2に示されるように、軸端にアーム51が固着され、該アーム51はリンク52を介して差動送り台4に連結されている。
差動送り台4の前後動機構は以上のように構成され、偏心体15が回転すると、第2のリンク46がピン49を支点として揺動しながらアーム43が差動送り軸41と共に揺動し、これによりアーム51も揺動して差動送り台4を前後動させる。
レバー48及び第2のリンク46と共に差動送り量の調節機構を構成する第2の調節軸47には、図5及び図6に示されるように、第1の調節軸22より突出する軸端に差動送りレバー54が固着されている。
差動送りレバー54の端部には、段付ネジ55が挿通され、差動送りレバー54より突出する段付ネジ55の先端部は、主送りレバー31の円弧溝30に案内されながら調節ナット55a(第1のネジ)に止着され、調節ナット55aとで挟持したときに主送りレバー31と差動送りレバー54が固定される一方、段付ネジ55を弛めて主送りレバー31への固定を解除すると差動送りレバー54が主送りレバー31に対し、回動しうるようになっている。調節ナット55aと差動送りレバー54が第2の調節軸47の手動操作手段を構成するものである。
差動送り量の調節は、段付ネジ55を弛めて主送りレバー31への固定を解除させた状態で段付ネジ55を内円弧溝35に沿って操作することにより行う。すなわち段付ネジ55を表示板34の円弧溝35及び主送りレバー31の円弧溝30に沿って動かすと、差動送りレバー54と共に第2の調節軸47が回動し、上述の第2のリンク46の揺動支点であるピン49が第2の調節軸47を曲率中心とする円弧上を移動する。これにより偏心体15の回転によって揺動する第2のリンク46の揺動範囲が変化し、リンク46の揺動範囲の変化によってアーム43及び差動送り前後軸41の揺動範囲が変化する。そして差動送り前後軸41の揺動範囲の変化によって差動送り台4の前後動量が変化する。
調節ナット38と段付ネジ55を弛めた状態では、上述するように、主送りレバー31及び差動送りレバー54は、それぞれ単独で回動操作することが可能であり、主送り量及び差動送り量を単独で調節することができるが、段付ネジ55と調節ナット55aとで挟持された状態では差動送りレバー54は主送りレバー31に固定され、調節ナット38を操作すると、差動送りレバー54及び主送りレバー31が共に回動され、主送り量及び差動送り量が変化する。
図8及び図9は、手動操作手段の別の例を示すもので、ベッドB下の筒状の第1の調節軸22に固着されて横向きに延びる主送りレバー61には、内外周に第1の調節軸22を中心とする円弧溝62、63が形成してあり、主送りレバー61は、該レバー61より突出する指針64がミシン機枠65に固定される表示板66の裏側に伸び、指針64に止着された段付ネジ61aは、表示板66に形成される円弧溝67を通して段付ネジ61aに捩込まれる調節ナット68の捩込みにより表示板66に固定される一方、第2の止ネジとしての調節ナット68を弛めることにより第1の調節軸22と共に回動可能となっている。
第1の調節軸22に嵌挿される第2の調節軸47に固着される差動送りレバー69は円弧孔62を通って折り曲げられ、その一側が主送りレバー61の表側に位置すると共に、他側が主送りレバー61の裏側に伸び、他側に止着された段付ネジ69aは円弧溝63を通して差動送りレバー69に捩込まれる第1の止ネジとしての調節ナット71の捩込みにより主送りレバー61に固定される一方、調節ナット71を弛めることにより差動送りレバー69が単独で第2の調節軸47と共に回動可能となっている。
差動送りレバー69にはまた第2の調節軸47を挟んで反対側にストッパー72が突設され、ミシン機枠65には、ストッパー72の両側にストッパー72の可動範囲を規制するストッパーピン73が配置されている。図中、Fは布送り方向を示すもので、以下の図においても同様である。
上述する実施形態の手動操作手段では、調節ナット38、68、71がミシン側面の第1及び第2の調節軸22、47の片側、すなわち第1及び第2の調節軸22、47の手前或いは後方に偏って配置されているが、調節ナット38、68、71の一部又は全部をミシン前面側に配置してもよいし、調節ナット38、68、71を第1及び第2の調節軸22、47の両側に配置してもよい。
図10に示す実施形態は、主送りレバー75及び差動送りレバー76を共に直角に折り曲げてミシン側面よりミシン前面に向け、主送りレバー75の前面側に取付けた調節ナット77の捩込みにより主送りレバー75をミシン機枠に固定する一方、第2の止ネジとしての調節ナット77を弛めて縦孔78に沿い移動させることにより主送りレバー75を第1の調節軸22の周りを回動させるようになっている。また差動送りレバー76の前面側に形成した縦孔79を通して主送りレバー75に捩込まれる第1の止ネジとしての調節ナット81の捩込みにより差動送りレバー76を主送りレバー75に固定する一方、調節ナット81を弛めると、差動送りレバー76が単独で回動可能となっている。図中、82は、送り量を表示する目盛である。
図11は、目盛を表示した縦孔を差動送りレバーに形成する代わりに主送りレバーに形成した例を示すものである。すなわち、主送りレバー84には目盛85を表示した縦孔86が形成され、差動送りレバー87に捩込まれる第1の止ネジとしての調節ナット88の捩込みにより差動送りレバー87を主送りレバー84に固定する一方、調節ナット88を弛めて、縦孔86に沿い移動させることにより差動送りレバー87が単独で回動可能となっている。図中、89は、主送りレバー84をミシン機枠に固定するための第2の止ネジとしての調節ナットである。
上記各実施形態の手動操作手段は、主送りレバー31、61、75、84を操作する調節ナット38、68、77、89と差動送りレバー54、69、76、87を操作する調節ナット71、81、88を、いずれもミシン側面又はミシン前面の一方側に設けた例を示すものであるが、主送りレバーに設けられる調節ナットと差動送りレバーに設けられる調節ナットのうち、一方をミシン側面、他方をミシン前面側に設けてもよい。
図12は、主送りレバー91の一端をミシン前面側に折り曲げ、該折り曲げ部分に第2の止ネジとしての調節ナット92を取付けると共に、差動送りレバー93に取付けた第1の止ネジとしての調節ナット94をミシン側面側に配置した例を示すものであり、図13は、図12に示される円弧溝95を差動送りレバー側に設けたもの、すなわち差動送りレバー97に円弧溝98を形成した例を示すものである。
上記各実施形態の手動操作手段は、いずれも主送りレバーに設けた第2の止ネジとしての調節ナットと差動送りレバーに設けた第1の止ネジとしての調節ナットを第1及び第2の調節軸の一方の側に設けた例を示すが、図14に示す例では、主送りレバー101を止着する調節ナット102と、差動送りレバー103を主送りレバー101に止着する調節ナット104が調節軸の両側に設けられている。図中、一点鎖線は調節軸の軸線を示している。図10〜図13においても同様、一点鎖線が調節軸の軸線を示している。
本発明に係るミシンの送り装置を前面から見た斜視図。 同送り装置を背後から見た斜視図。 同送り装置の要部の部分断面正面図。 主送り台の前後動機構を示す側面図。 送り量を調節する手動操作手段と、その関連部材の分解斜視図。 同断面図。 差動送り台の前後動機構を示す側面図。 送り歯を調節する手動操作手段の側面図。 図8に示す手動操作手段の断面図。 手動操作手段の別の例を示す斜視図。 手動操作手段の更に別の例を示す斜視図。 手動操作手段の更に別の例を示す斜視図。 手動操作手段の更に別の例を示す斜視図。 手動操作手段の他の例を示す斜視図。
符号の説明
1・・主送り歯
2・・主送り台
3・・差動送り歯
4・・差動送り台
5・・主軸
6、11・・角駒
7・・上下送り軸
8、9、17、26、43、51・・アーム
12・・上下送りロッド
14・・主送り前後軸
15・・偏心体
16・・主送りロッド
18、44・・第1のリンク
19、24、45、49・・ピン
21、46・・第2のリンク
22・・第1の調節軸
27、52・・リンク
29、65・・ミシン機枠
31、61、75、84、91、101・・主送りレバー
34・・表示板
35・・内円弧溝
36・・外円弧溝
38、68、71、77、81、88、89、92、94、102、104・・調節ナット
41・・差動送り前後軸
42・・差動送りロッド
47・・第2の調節軸
48・・レバー
54、69、76、87、93、97、103・・差動送りレバー
62、63、67、95、98・・円弧溝
66・・表示板
79、86・・縦孔

Claims (5)

  1. 主送り歯を固着した主送り台と、該主送り台に並設され、差動送り歯を固着した差動送り台と、主軸に連動して上記両送り台を共に上下動させる上下動機構と、主軸に連動して主送り台を前後動させる主送り台用前後動機構と、同じく主軸に連動して差動送り台を前後動させる差動送り台用前後動機構を有し、主送り台用前後動機構と差動送り台用前後動機構がそれぞれ、送り軸と、該送り軸に固着したアームと、主軸の偏心部に嵌着して支持される送りロッドと、上記アームと送りロッドを連結する第1のリンクを有し、しかも上記主送り台用前後動機構と差動送り台用前後動機構がそれぞれ主送り台と差動送り台の前後動量を調節するための送り量調節機構を個別に設けたミシンの送り装置において、主送り台用前後動機構の送りロッドと差動送り台用前後動機構の送りロッドが共に主軸の同じ偏心部に嵌着されることを特徴とするミシンの送り装置。
  2. 主送り台の前後動量を調節するための送り量調節機構が第1の調節軸を、差動送り台の前後動量を調節するための送り量調節機構が第2の調節軸をそれぞれ有し、第1及び第2の調節軸は、一方の調節軸が筒状をなして他方の調節軸に嵌挿される二重軸構造をなし、各調節軸にはそれぞれ手動操作手段が連結され、該手動操作手段の操作により第1又は第2の調節軸を回動させて主送り台又は差動送り台の前後動量を調節することを特徴とする請求項1記載のミシンの送り装置。
  3. 第1又は第2の調節軸に固着のレバーに一端を軸着した第2のリンクの他端が上記送りロッドと第1のリンクに同軸によって軸着されることを特徴とする請求項2記載のミシンの送り装置。
  4. 第2の調節軸に手動操作手段の差動送りレバーが固着され、該差動送りレバーが第1の調節軸に固着される手動操作手段の主送りレバーに第1の止ネジにより位置調整可能に止着されることを特徴とする請求項2記載のミシンの送り装置。
  5. 主送りレバーがミシン機枠に第2の止ネジにより位置調整可能に止着されることを特徴とする請求項4記載のミシンの送り装置。
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