JP4263653B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒューズキャビティが形成された電気接続箱に関するものである。
近年、多くの車両内には、車両のワイヤハーネスの接続処理用の部品や、ヒューズ、リレー、電子制御ユニット等の電気部品を収容するために、ジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックス等の電気接続箱が用いられている。この電気接続箱は、車両の各種メータと共に、インストルメントパネル内に配置されることが多い。
しかも、上記電気接続箱と各種メータとは各々、インストルメントパネルの別々の場所に配置され、電気接続箱には、ステアリングコラムに取り付けられたターンスイッチ及びワイパスイッチやインストルメントパネルに取り付けられた他の各種スイッチ類も含め各々の部品がライン結合されている。
そのため、車両製造時の組み付け作業回数が多く、またラインでの作業ができる方向からの固定構造に限定されており、従って、メータや電気接続箱の交換作業性及び解体作業性が悪いという問題があった。このような問題を解決するために、ステアリングコラムの上にメータを搭載し、このメータの背面に電気接続箱を設けることが提案されている(特許文献1)。
このように、電気接続箱をステアリングコラムの上に搭載されたメータの背面に設けることにより、メータや、ステアリングコラムに設けられるターンスイッチ、ワイパスイッチといったスイッチ類のコネクタを、W/Hを使うことなく、電気接続箱に設けたコネクタに直結することができる。これにより、車両製造時の組み付け作業回数の低減、メータや電気接続箱の交換作業性及び解体作業性の向上を図ることができる。
ところで、通常、電気接続箱には、ヒューズを差し込むヒューズキャビティを設けられている。従来のように、電気接続箱をインストルメントパネルに設けた場合、電気接続箱正面にヒューズキャビティを設け、ヒューズのメンテナンスが行い易いようにしていた。
しかしながら、上述したステアリングコラムの上面に搭載されたメータの背面に電気接続箱を設ける場合は、電気接続箱の正面にはメータが配置されているため、正面にヒューズキャビティを設けるとメータと電気接続部との接続をはずす必要があり、メンテナンス性が悪い。
そこで、電気接続箱の側面にヒューズキャビティを設けることが考えられる。しかしながら、従来では、ヒューズキャビティを側面に設けた場合であっても、構造がコンパクトであり、しかも組み付けを容易に行えるような電気接続箱は確立されていない。
特開2003−146223号公報
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、側面にヒューズキャビティを設ける場合であっても、構造をコンパクト化し、しかも組み付けを容易に行えることができる電気接続箱を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、絶縁板と前記絶縁板の両面に形成されたバスバーとから構成されたバスバー基板と、前記バスバー基板の端部に形成したヒューズキャビティと、前記絶縁板の一面側のバスバーに設けられた一対のヒューズ端子のうち一方と嵌合するキャビティ端子と、前記絶縁板の他面側のバスバーに設けられた前記一対のヒューズ端子のうち他方と嵌合するキャビティ端子と、前記バスバー基板及び前記ヒューズキャビティが収容されると共に前記バスバー基板に対して平行な一面が開口された受皿状の収容ボックスと前記収容ボックスの開口部を覆うカバーとから構成された収容ケースと、を備え、前記バスバー基板と垂直な前記収容ボックスの側面に設けた側面開口部から前記ヒューズキャビティを露出させた電気接続箱において、前記側面開口部に前記収容ボックスの側面に沿って立設されるように前記収容ボックス及び前記カバーの何れか一方から突出して設けられた複数のボスと、前記収容ボックス及び前記カバーの他方に設けた前記ボスと嵌合する穴と、前記ボスと前記ボスとの間に一つずつヒューズが収められるように、前記収容ボックス及び前記絶縁板の一面に互いに対向してそれぞれ設けられたヒューズを収容する溝と、前記ボスと前記ボスとの間に一つずつヒューズが収められるように、前記カバー及び前記絶縁板の他面に互いに対向してそれぞれ設けられたヒューズを収容する溝と、前記絶縁板に設けた前記ヒューズ端子を前記キャビティ端子に導く第1ガイド面と、を備え、前記第1ガイド面が前記ボスにおいて前記ボス同士が対向する面に連結するように設けられていることを特徴とする電気接続箱に存する。
請求項1記載の発明によれば、バスバー基板の端部にヒューズキャビティが形成されている。このヒューズキャビティが、バスバー基板と垂直な収容ボックス側面、に設けた側面開口部から露出している。従って、バスバー基板にヒューズキャビティを形成することにより、バスバー基板とヒューズキャビティとを別々に設け、別々に組み付ける必要がなくなる。また、収容ケースの側面開口部に、収容ケース側面に沿って立設された複数のボスが設けられている。そして、ボスとボスとの間にヒューズが治められる。従って、収容ケースの側面開口部において、ヒューズとヒューズとの間にボスを設けることにより、収容ケース側面に開口部を設けた場合であっても、ヒューズの挿入が妨げられることなく、全体的な剛性の向上を図ることができる。また、収容ケースが、バスバー基板と平行な一面が開口された受皿状の収容ボックスと、害収容ボックスの開口部を覆うカバーと空構成され、収容ボックス又はカバーの何れか一方に、ボスが形成され、他方にボスと勘合する穴が形成されている。従って、収容ボックスに対するカバーの取り付けを、ボスを流用して行うことができる。さらに、絶縁板には、ヒューズ端子を、キャビティ端子に導く第1ガイド面が設けられている。第1ガイド面は、ボスにおいて、ボス同士が対向する面に連結するように設けられる。従って、ボス同士が対向する面に沿ってキャビティ端子を挿入すれば、このボスと連結するように設けられた第1ガイド面に導かれる。その後、第1ガイド面に沿ってヒューズ端子を挿入すれば、ヒューズ端子がキャビティ端子に導かれる。
請求項記載の発明は、請求項記載の電気接続箱であって、前記ボスと前記穴との嵌合を固定したことを特徴とする電気接続箱に存する。
請求項記載の発明によれば、ボスと穴との嵌合が固定されている。従って、ボスと穴との嵌合の強度の向上を図ることができる。
請求項記載の発明は、請求項1又は2記載の電気接続箱であって、前記収容ケースには、前記ヒューズ端子を、前記ボス同士が対向する面に導く第2ガイド面が設けられていることを特徴とする電気接続箱に存する。
請求項記載の発明によれば、収容ケースには、ヒューズの端子を、ボス同士が対向する面に導く第2ガイド面が設けられている。従って、第2ガイド面に沿ってキャビティ端子を挿入すれば、ボス同士が対向する面に導かれる。
請求項記載の発明は、請求項1〜3何れか1項に記載の電気接続箱であって、前記絶縁板において、前記キャビティ端子に挟まれている部分は、他の部分より厚いことを特徴とする電気接続箱に存する。
請求項記載の発明によれば、絶縁板において、キャビティ端子に挟まれている部分は、他の部分より厚い。従って、絶縁板のキャビティ端子に挟まれている部分のみをヒューズの端子間距離と等しくすればよく、絶縁板のキャビティ端子に挟まれていない他の部分については、薄くすることができる。
請求項記載の発明は、請求項1〜3何れか1項に記載の電気接続箱であって、前記絶縁板において、前記キャビティ端子に挟まれている部分は、両面のうち、一面のみが突起して、他の部分より厚くなっていることを特徴とする電気接続箱に存する。
請求項記載の発明によれば、絶縁板のキャビティ端子に挟まれている部分は、両面のうち、一面のみが突起して、他の部分より厚くなっている。従って、絶縁板の他面を平らにした状態で、絶縁板を厚くすることができ、他面に設けたバスバーの形状が複雑になることがない。
請求項記載の発明は、請求項4又は5記載の電気接続箱であって、前記収容ケース内には、前記バスバー基板に積層された状態で、基板がさらに収容され、前記基板は、前記キャビティ端子と対向する部分が切り欠かれていることを特徴とする電気接続箱に存する。
請求項記載の発明によれば、収容ボックスには、バスバー基板に積層した状態で、基板がさらに収容される。基板は、キャビティ端子が設けられている部分と対向する部分が切り欠かれている。従って、基板を切り欠くことにより、基板を、バスバー基板の薄い他の部分のすぐ背面または正面に配置することができる。
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、バスバー基板にヒューズキャビティを形成することにより、バスバー基板とヒューズキャビティとを別々に設け、別々に組み付ける必要がなくなるので、側面にヒューズキャビティを設ける場合であっても、構造をコンパクト化し、しかも組立を容易に行えることができる電気接続箱を得ることができる。また、収容ボックスの側面開口部において、ヒューズとヒューズとの間にボスを設けることにより、収容ボックス側面に開口部を設けた場合であっても、ヒューズの挿入が妨げられることなく、全体的な剛性の向上を図ることができる電気接続箱を得ることができる。また、収容ボックスに対するカバーの取り付けを、ボスを流用して行うことができるので、構成が簡単となり、コストダウンを図った電気接続箱を得ることができる。さらに、ボス同士が対向する面に沿ってキャビティ端子を挿入すれば、このボスと連結するように設けられた第1ガイド面に導かれる。その後、第1ガイド面に沿ってヒューズ端子を挿入すれば、ヒューズ端子がキャビティ端子に導かれるので、ヒューズ端子の挿入がスムースに行える電気接続箱を得ることができる。
請求項記載の発明は、ボスと穴との嵌合の強度の向上を図ることができるので、ボスと穴との嵌合がガタつくことにより発生する異音を防止することができる電気接続箱を得ることができる。
請求項記載の発明によれば、第2ガイド面に沿ってキャビティ端子を挿入すれば、ボス同士が対向する面に導かれるので、ヒューズ端子の挿入がスムースに行える電気接続箱を得ることができる。
請求項記載の発明によれば、絶縁板のキャビティ端子に挟まれている部分のみをヒューズの端子間距離と等しくすればよく、絶縁板のキャビティ端子に挟まれていない他の部分については、薄くすることができるので、コンパクト化を図った電気接続箱を得ることができる。
請求項記載の発明によれば、絶縁板の他面を平らにした状態で、絶縁板を厚くすることができ、他面に設けたバスバーの形状が複雑になることがないので、コストダウンを図った電気接続箱を得ることができる。
請求項記載の発明によれば、基板を切り欠くことにより、基板を、バスバー基板の薄い他の部分のすぐ背面または正面に配置することができるので、コンパクト化を図った電気接続箱を得ることができる。
以下、本発明について、図面を参照して以下説明する。図1は、本発明の電気接続箱を組み込んだステアリングコラム周辺の概観を示す斜示図である。図2は、図1の電気接続箱の配置をより詳細に示す図である。図3は、図1の電気接続箱の分解斜視図である。
図1に示すように、電気接続箱1は、ステアリングコラム2の上にはめ込まれた計器21の背面に配置される。ステアリングコラム2の外形は、ステアリングコラム2の正面側コラムカバー22、背面側コラムカバー23(図2参照)及び下側コラムカバー24から基本構成される。
ステアリングコラム2の側面には、ターンスイッチ25やワイパスイッチ26、イグニッションスイッチ27が設けられ、正面には、ステアリングホイール28が取り付けられている。計器21は、ここでは、速度計を基本とする単眼メータを例示しているが、速度計、回転計、水温計等を含む周知のコンビネーションメータであってもよい。
図2に示すように、上記ステアリングコラム2にはめ込まれた計器21は、周知のように、所定の速度値を指示する指針21a、指針21aを回動させるムーブメント21b、ムーブメント21bやマイコンなどの電子部品21c及び図示しない光源素子などを搭載する基板21d、速度値などの指標が形成された文字板21e、光源素子からの光を文字板21eに効率的に導くための導光板21f、文字板21eの正面側に取り付けられる見返し21g、文字板21eの前方に覆設される表ガラス21h及びケース21iから構成される。
また、図1に示すように、上述した計器21の背面には、電気接続箱1が取り付けられている。電気接続箱1は、図3に示すように、コネクタC1(図2参照)が設けられたアンダーカバー11及びコネクタC2が設けられたメインカバー12(カバー)から基本構成されている。上述したアンダーカバー11は、コネクタC1のハウジングが設けられ、開口部が正面側に向けられる受皿状のカバー基台111と、バスバーユニット13(バスバー基板)及び布線ユニット14(基板)などが積層されて収容され、開口部が背面側に向けられる受皿状の収容室112(収容ボックス)とから構成されている。なお、メインカバー12と収容室112とが、請求項中の収容ケースを構成している。
上記コネクタC1は、計器21の背面に設けられた図示しないコネクタ受部に嵌合するようになっており、これにより電気接続箱1が計器21の背面に取り付けられる。また、上記バスバーユニット13の左右方向Y1の端部には、ヒューズキャビティHCが設けられている。収容室112の左右方向Y1の側面には、側面開口部112aが設けられており、収容室112内にバスバーユニット13を収容すると、図2に示すように、この側面開口部112aからヒューズキャビティHCが露出するように構成されている。
以上のように、バスバーユニット13にヒューズキャビティHCを設けることにより、バスバーユニット13とヒューズキャビティHCとを別々に設け、別々に組み付ける必要がなくなり、構造をコンパクト化し、しかも組立を容易に行えることができる。
また、図3に示すように、収容室112の側面開口部112aには、収容室112の側面に沿って立設するボス112bが複数形成されている(本実施形態の場合は6つ)。メインカバー12の左右側端部には、上述したボス112bと嵌合する嵌合穴が設けられた嵌合部121が設けられており、この嵌合穴にボス112bを嵌合することにより、メインカバー12が、収容室112の背面側開口部112aを塞ぐように取り付けられる。
また、上述したボス112bは、図2に示すように、ボス112bとボス112との間に、ヒューズHが填められるように設けられている。言い換えると、収容室112の側面開口部112aにおいて、ヒューズHとヒューズHとの間にボス112bが設けられている。これにより、収容室112b側面に側面開口部112aを設けた場合であっても、ヒューズHの挿入が妨げられることなく、全体的な剛性の向上を図ることができる。しかも、ボス112bを流用して、収容室112に対するメインカバー12の取り付けも行うことができる。
次に、上述したバスバーユニット13の詳細な構成について、図4〜図6を参照して説明する。図4(a)は、バスバーユニット13の正面図であり、(b)は、バスバーユニット13の左右側面図であり、(c)は、バスバーユニット13の背面図である。図5は、バスバーユニット13の部分断面図である。図6は、バスバーユニット13の斜示図である。
上述したバスバーユニット13は、図4(a)〜(c)に示すように、バスバーホルダ131(絶縁板)と、このバスバーホルダ131の両面に設けられた導電性金属板であるバスバー132、133とから構成されている。バスバーホルダ131の背面側に設けられたバスバー132には、ヒューズHの一端と嵌合するタブ状の雌型のキャビティ端子T1が複数(図4では7つ)、形成され、バスバーユニット132の左右側端部に沿って、そのキャビティ端子T1の挿入口が並べられている。
また、バスバー132には、背面側に向かって立設された端子T3が形成され、この端子T3がコネクタC2の端子となる。バスバー132にはさらに、バスバーホルダ131を貫通して正面側に向かって立設された端子T4が形成され、この端子T4が布線ユニット14に接続される。
また、バスバーホルダ131の正面側に設けられたバスバー133には、ヒューズHの他端と嵌合するタブ状の雌型のキャビティ端子T2が複数(図4では7つ)、形成されている。図5に示すように、バスバーホルダ131の左右側端部には、正面側に突起した凸部131aが設けられており、中央部に比べて厚みがある。
上述したバスバー133は、この凸部131aに沿って、正面側に立ち上がった後、再びバスバーホルダ131と水平になり、その先にキャビティ端子T2が形成される。つまり、バスバー133の端部は、断面階段状に形成されている。また、キャビティ端子T2は、凸部131aの端部に沿って、その挿入口が並べられる。
また、バスバー133には、図4に示すように、バスバーホルダ131を貫通して背面側に向かって立設された端子T5が形成され、この端子T5もコネクタC2の端子となる。バスバー133にはさらに、正面側に向かって立設された端子T6が形成され、この端子T6が布線ユニット14に接続される。
上述したように凸部131aを設けることにより、バスバーホルダ131において、キャビティ端子T1及びT2が形成されている部分を、他の部分より厚くすることができる。これにより、バスバーホルダ131の凸部131aのみをヒューズHの端子間距離L(図5参照)と等しくすればよく、バスバーホルダ131全体の厚みを、ヒューズHの端子間距離Lと等しくする必要がない。
しかも、バスバーホルダ131において、正面側のみに凸部131aを設けることにより、背面側は平らにすることができ、背面側に設けたバスバー132については、正面側のバスバー133のように階段状に形成する必要がなく、バスバー132の形状が複雑になることがない。
また、バスバーホルダ131には、図6に示すように、キャビティ端子T1を一つずつ仕切る仕切板131bと、キャビティ端子T1の挿入溝に沿って形成される溝131cと、仕切板131bの端部に一体形成され、ヒューズHの端子をキャビティ端子T1に導くガイド面131d(第1ガイド面)が設けられている。このようにバスバーホルダ131にガイド面131dを設けることにより、ヒューズHの端子がガイド面131dに沿って、キャビティ端子T1の挿入溝に近づくため、ヒューズHの挿入を簡単に行うことができる。
上述したバスバーユニット13によれば、バスバーホルダ131を挟んでヒューズHの一方と嵌合するキャビティ端子T1と、ヒューズの他方と嵌合するキャビティ端子T2とを形成することができ、バスバーホルダ131の厚さ分、コンパクト化を図ることができる。
次に、布線ユニット14について説明する。布線ユニット14は、図3に示すように、布線ホルダー141及びこの正面側に配索される配線(図示せず)から基本構成される。布線ホルダー141は、樹脂などの絶縁性を有する部材である。また、布線ホルダー141は、上述したバスバーホルダ13に設けた凸部131aに対向する部分が切り欠かれており、この結果、平面視略T字状となっている。
ところで、切り欠きがない場合、布線ユニット14は、バスバーユニット13において凸部131aの正面側に配置する必要があり、布線ユニット14とバスバーユニット13において凸部131aが形成されていない部分との間にデッドスペースができてしまう。しかしながら、上述したように布線ホルダー14に切り欠きを設けることにより、バスバーユニット13の凸部131a正面側に布線ユニット14を配置する必要がなく、凸部131aが形成されていない薄い部分のすぐ正面側に布線ユニット14を配置することができ、これによりコンパクト化を図ることができる。
次に、アンダーカバー11の詳細な構成について、図7を参照して説明する。図7は、アンダーカバー11の部分斜示図である。図8は、アンダカバー11の収容室112にバスバーユニット13を収容した状態での部分背面図である。同図に示すように、上述したアンダカバー11の収容室112の左右側側面には、側面開口部112aが設けられており、この開口部112aからバスバーユニット13に設けたヒューズキャビティHCが露出することになる。
また、開口部112aには、図8に示すように、上述した仕切板131bの延長線状に、上述したボス112bが設けられている。本実施形態では、7つの端子を仕切る6枚の仕切板131bに対応して設けられているため、ボス112bは6本設けられている。
また、ボス112bの根元から収容室112の左右側端部に向かって凸部112cが設けられており、これによりヒューズHの端子をボス112b同士が対向する面112b−1に導くためのガイド面112c−1(第2ガイド面)が形成される。さらに、上述したバスバーホルダ131に設けたガイド面131dは、上記ボス112b同士が対向する面112b−1に連結するように設けられている。
以上の構成により、ヒューズHの一端を、収容室112の端部からガイド面112c−1→面112b−1→ガイド面131dに沿って挿入すれば、容易にヒューズHの一端をキャビティ端子T2内に挿入することができる。
また、アンダーカバー11には、図7に示すように、バスバーホルダ131内の溝131cと対向する位置に溝112fが設けられている。この溝112fは、溝112fの周縁を突起させることによって形成されている。以上のような構成によれば、バスバーホルダ131に設けた溝131cと、アンダカバー11に設けた溝112fとが合わさり穴が形成され、この穴に、キャビティ端子T2とヒューズH端子が嵌合した状態で、ヒューズH端子を収容することができる。
次に、アンダーカバー11の蓋となるメインカバー12の詳細な構成について、図9及び図10を参照して以下説明する。図9は、メインカバー12の正面図である。図10は、電気接続箱1の部分断面図である。同図に示すように、メインカバー12の左右側側面には、上述したボス112bと嵌合する嵌合穴121aが設けられた嵌合部121が設けられている。
また、嵌合穴121aから左右側端部に向かって凸部121bが設けられており、これにより、図10に示すように、ヒューズHの端子をボス112b同士が対向する面112b−1に導くためのガイド面121b−1(第2ガイド面)が形成される。さらに、上述したように、バスバーホルダ131に設けたガイド面131dは、上記ボス112b同士が対向する面112b−1に連結するように設けられている。
以上の構成により、ヒューズHの他端を、メインカバー12の端部からガイド面121b−1→面112b−1→ガイド面131dに沿って挿入すれば、容易にヒューズHの他端をキャビティ端子T1内に挿入することができる。
また、メインカバー12にも、図9に示すように、バスバーホルダ131内の溝131cと対向する位置に溝121cが設けられている。この溝121cは、溝121cの周縁を突起させることによって形成されている。以上のような構成によれば、バスバーホルダ131に設けた溝131cと、メインカバー12に設けた溝112fとが合わさり穴が形成され、この穴に、キャビティ端子T1とヒューズH端子が嵌合した状態で、ヒューズH端子を収容することができる。
さらに、上述したボス112bと嵌合穴121aとの嵌合は、例えば、熱加締めや、圧入によって、固定される。これにより、ボス112bと嵌合穴121aとの嵌合の強度向上を図ることができ、ボス112bと嵌合穴121aとの嵌合がガタつくことにより発生する異音を防止することができる。
なお、上述した実施形態では、収容室112にボス112bを形成し、メインカバー12に嵌合穴121aを形成していたが、逆に、メインカバー12にボス112bを形成し、収容室112に嵌合穴121aを形成する構成としても良い。
本発明の電気接続箱1を組み込んだステアリングコラム2周辺の概観を示す斜示図である。 図1の電気接続箱1の配置をより詳細に示す図である。 図1の電気接続箱1の簡略分解斜視図である。 (a)はバスバーユニット13の正面図であり、(b)は、バスバーユニット13の左右側側面図であり、(c)は、バスバーユニット13の背面図である。 バスバーユニットの部分断面図である。 バスバーユニット13の部分斜示図である。 アンダーカバー11の斜示図である。 アンダカバー11の収容室112にバスバーユニット13を収容した状態での部分背面図である。 メインカバー12の正面図である。 図1の電気接続箱の部分断面図である。
符号の説明
12 メインカバー(カバー)
13 バスバーユニット(バスバー基板)
14 布線ユニット(基板)
112 収容室(収容ボックス)
112a 側面開口部
112b ボス
121a 嵌合穴
121b−1 ガイド面(第2ガイド面)
112b−1 ガイド面(第2ガイド面)
131 バスバーホルダ(絶縁板)
131d ガイド面(第1ガイド面)
132 バスバー
133 バスバー
HC ヒューズキャビティ
T1 キャビティ端子
T2 キャビティ端子

Claims (6)

  1. 絶縁板と前記絶縁板の両面に形成されたバスバーとから構成されたバスバー基板と、前記バスバー基板の端部に形成したヒューズキャビティと、前記絶縁板の一面側のバスバーに設けられた一対のヒューズ端子のうち一方と嵌合するキャビティ端子と、前記絶縁板の他面側のバスバーに設けられた前記一対のヒューズ端子のうち他方と嵌合するキャビティ端子と、前記バスバー基板及び前記ヒューズキャビティが収容されると共に前記バスバー基板に対して平行な一面が開口された受皿状の収容ボックスと前記収容ボックスの開口部を覆うカバーとから構成された収容ケースと、を備え、前記バスバー基板と垂直な前記収容ボックスの側面に設けた側面開口部から前記ヒューズキャビティを露出させた電気接続箱において、
    前記側面開口部に前記収容ボックスの側面に沿って立設されるように前記収容ボックス及び前記カバーの何れか一方から突出して設けられた複数のボスと、
    前記収容ボックス及び前記カバーの他方に設けた前記ボスと嵌合する穴と、
    前記ボスと前記ボスとの間に一つずつヒューズが収められるように、前記収容ボックス及び前記絶縁板の一面に互いに対向してそれぞれ設けられたヒューズを収容する溝と、
    前記ボスと前記ボスとの間に一つずつヒューズが収められるように、前記カバー及び前記絶縁板の他面に互いに対向してそれぞれ設けられたヒューズを収容する溝と、
    前記絶縁板に設けた前記ヒューズ端子を前記キャビティ端子に導く第1ガイド面と、を備え、
    前記第1ガイド面が前記ボスにおいて前記ボス同士が対向する面に連結するように設けられている
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 請求項1記載の電気接続箱であって、
    前記ボスと前記穴との嵌合を固定したことを特徴とする電気接続箱。
  3. 請求項1又は2記載の電気接続箱であって、
    前記収容ケースには、前記ヒューズ端子を、前記ボス同士が対向する面に導く第2ガイド面が設けられていることを特徴とする電気接続箱。
  4. 請求項1〜3何れか1項に記載の電気接続箱であって、
    前記絶縁板において、前記キャビティ端子に挟まれている部分は、他の部分より厚いことを特徴とする電気接続箱。
  5. 請求項1〜3何れか1項に記載の電気接続箱であって、
    前記絶縁板において、前記キャビティ端子に挟まれている部分は、両面のうち、一面のみが突起して、他の部分より厚くなっていることを特徴とする電気接続箱。
  6. 請求項4又は5記載の電気接続箱であって、
    前記収容ケース内には、前記バスバー基板に積層された状態で、基板がさらに収容され、前記基板は、前記キャビティ端子と対向する部分が切り欠かれていることを特徴とする電気接続箱。
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