JP4263075B2 - 音声通信装置 - Google Patents

音声通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4263075B2
JP4263075B2 JP2003377698A JP2003377698A JP4263075B2 JP 4263075 B2 JP4263075 B2 JP 4263075B2 JP 2003377698 A JP2003377698 A JP 2003377698A JP 2003377698 A JP2003377698 A JP 2003377698A JP 4263075 B2 JP4263075 B2 JP 4263075B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice
voice packet
packet
communication partner
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003377698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005142871A (ja
Inventor
幹恵 阪中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2003377698A priority Critical patent/JP4263075B2/ja
Publication of JP2005142871A publication Critical patent/JP2005142871A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4263075B2 publication Critical patent/JP4263075B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

この発明は、音声通信装置に関し、特にたとえば、音声パケットの送受信によって音声通信を行う、音声通信装置に関する。
従来のこの種の音声通信装置の一例が、特許文献1に開示されている。
特許文献1の音声通信装置としてのIP電話機では、音声パケットのエラー率を監視することによって、通話元から通話先への音声パケットの到達程度を通話先で知ることが可能である。このことによって音声品質の悪さがIP電話機の不具合のためではなく通信経路の問題であることをユーザに認識させることができる。
特開2002−232475[H04L 12/56 H04M 3/00 11/06]
特許文献1の従来技術では、相手の声が自分側にどの程度届いているかを知ることができるのみである。したがって、自分の声が相手に届いているかどうかを確認することは不可能であり、自分の声が相手に届いていないにもかかわらず、一方的に話し続けてしまい、コミュニケーションが取れていない状況に気がつかない事態が発生するという問題がある。
IP電話機では音声をRTP(Real Time Protocol)というプロトコルに従った音声パケットにして送受信を行っており、RTCP(RTP Control Protocol)というプロトコルによって音声パケットの通話先への到達率を知ることができる。しかし、RTCPを用いた方法では、図4に示すように、IP電話機60間で通話を行う際に、音声パケット70と音声パケット70の到達率の情報をもつRTCPパケット80とが回線上を流れるためにネットワークに負担がかかるという問題がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、ネットワークに負担をかけずに、通話先への音声の到達程度を通話元で知ることが可能な、音声通信装置を提供することである。
請求項1の発明は、通信相手から送信された音声パケットを受信する受信手段、通信相手から送信された音声パケットの受信手段による受信率を特定する特定手段、通信相手に送信する音声パケットに受信率を示す程度情報を付加する第1付加手段、程度情報が付加された音声パケットを通信相手に送信する送信手段、特定手段によって特定された受信率が所定の割合以下であるときに送信手段によって送信される音声パケットに警告音を含ませる警告手段、および受信手段によって受信された音声パケットに含まれる程度情報に基づいて自機から送信した音声パケットの通信相手への到達状況を表示する表示手段を備えることを特徴とする、音声通信装置である。
請求項1の発明では、受信手段が通信相手から送信された音声パケットを受信し、特定手段が通信相手から送信された音声パケットの受信手段による受信率を特定する。第1付加手段が通信相手に送信する音声パケットに受信率を示す程度情報を付加し、送信手段が程度情報が付加された音声パケットを通信相手に送信する。警告手段が特定手段によって特定された受信率が所定の割合以下であるときに送信手段によって送信される音声パケットに警告音を含ませる。表示手段がおよび受信手段によって受信された音声パケットに含まれる程度情報に基づいて自機から送信した音声パケットの通信相手への到達状況を表示する。したがってこの発明によれば、ユーザは自分の声がどの程度相手に伝わっているかを知ることができる。また、程度情報は音声パケットに含まれるので通信に利用するネットワークに過剰な負担をかけることもない。さらに、ユーザは自分の声が通信相手に伝わっていないことを聴覚を通して認識することができる。
請求項2の発明は、特定手段は、音声パケットのシーケンス番号に基づいて受信率を算出する算出手段を含む、請求項1記載の音声通信装置である。
請求項2の発明では、算出手段が、音声パケットがもともと保持している音声パケットのシーケンス番号に基づいて音声パケットの受信率を算出する。したがって、ユーザは自分の音声がどの程度通信相手に伝わっているかを具体的な数値で知ることができる。
請求項3の発明は、通信相手から送信された音声パケットを受信する受信手段、通信相手から送信された音声パケットの受信手段による受信率を音声パケットのシーケンス番号に基づいて算出して特定する特定手段、通信相手に送信する音声パケットに受信率を示す程度情報を付加する第1付加手段、程度情報が付加された音声パケットを通信相手に送信する送信手段、特定手段によって特定された受信率が所定の割合以下であるときに送信手段によって送信される音声パケットに警告音を含ませる警告手段、および受信手段によって受信された音声パケットに含まれる程度情報に基づいて自機から送信した音声パケットの通信相手への到達状況を表示する表示手段を備えることを特徴とする、音声通信装置である。
請求項3の発明では、受信手段が通信相手から送信された音声パケットを受信し、特定手段が通信相手から送信された音声パケットの受信手段による受信率を音声パケットのシーケンス番号に基づいて算出して特定する。第1付加手段が通信相手に送信する音声パケットに受信率を示す程度情報を付加し、送信手段が程度情報が付加された音声パケットを通信相手に送信する。警告手段が特定手段によって特定された受信率が所定の割合以下であるときに送信手段によって送信される音声パケットに警告音を含ませる。表示手段がおよび受信手段によって受信された音声パケットに含まれる程度情報に基づいて自機から送信した音声パケットの通信相手への到達状況を表示する。したがってこの発明によれば、ユーザは自分の声がどの程度相手に伝わっているかを具体的な数値で知ることができる。また、程度情報は音声パケットに含まれるので通信に利用するネットワークに過剰な負担をかけることもない。さらに、ユーザは自分の声が通信相手に伝わっていないことを聴覚を通して認識することができる。
請求項の発明は、表示手段は、到達状況を文字によって表示する文字表示手段を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の音声装置である。
請求項の発明では、文字表示手段が到達状況を文字によって表示する。したがって、ユーザは自分の声が相手にどの程度伝わっているかを文字によって認識することができる。
請求項の発明は、表示手段は、到達状況を画像によって表示する画像表示手段をさらに含む、請求項1ないしのいずれかに記載の音声通信装置である。
請求項の発明では、画像表示手段が到達状況を画像によって表示する。したがって、ユーザは自分の声がどの程度通信相手に伝わっているかを画像によって直感的に認識することができる。
請求項の発明は、画像は、様相の異なる顔の表情を含む、請求項記載の音声通信装置。
請求項の発明では、画像には様相の異なる顔の表情が含まれる。したがって、ユーザは自分の声が通信相手にどの程度伝わっているかを顔の表情によって認識することができる。
請求項の発明は、画像は、ゲージ表現を含む、請求項またはに記載の音声通信装置である。
請求項の発明では、画像にはゲージ表現が含まれる。したがって、ユーザは自分の声がどの程度通信相手に伝わっているかを計器を表現した画像によって認識することができる。
請求項の発明は、表示手段は、程情報に基づいて通信相手から送信された音声パケットの自機においての受信状況を表示する、請求項1ないしのいずれかに記載の音声通信装置である。
請求項の発明では、表示手段が程情報にも基づいて通信相手から送信された音声パケットの自機における受信状況を表示する。したがって、ユーザは通信相手の声が自分にどの程度届いているかを知ることができる。
請求項9の発明は、受信手段によって受信された音声パケットに基づいて通信相手の装置種別を判断する判断手段、および判断手段の判断結果に応じて警告手段を能動化する能動化手段をさらに備える、請求項1ないし8のいずれかに記載の音声通信装置である。
請求項9の発明では、判断手段が、受信手段によって受信された音声パケットに基づいて通信相手の装置種別を判断し、能動化手段が、判断手段の判断結果に応じて警告手段を能動化する。したがって、通信相手が表示手段を備えていない音声通信装置であったり、表示手段を備えていても通話時に表示手段を目視することができない構造の音声通信装置である場合に、音声パケットの受信率が所定の割合以下になったことを通信相手に警告音によって知らせることができる。
請求項10の発明は、送信手段が送信する音声パケットに自機の装置種別を示す種別情報を付加する第2付加手段をさらに備え、判断手段は、種別情報に基づいて通信相手の装置種別を判断する、請求項9記載の音声通信装置である。
請求項10の発明では、第2付加手段が、送信手段が送信する音声パケットに自機の装置種別を示す種別情報を付加する。そして、判断手段は、種別情報の有無および種別情報の内容に基づいて通信相手の装置種別を判断する。したがって、種別情報に基づいてより詳細に通信相手の装置種別を判断することができる。
この発明によれば、ネットワークに過剰な負担をかけることなく、自分の声が通話相手にどの程度届いているのかを知ることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1に示すように、この発明が適用された音声通信装置としてのIP電話機10は、インターネット網を含むIP網によって互いに接続される。IP電話機10はこの発明が適用されていない図示しないIP電話機,一般固定電話機,携帯電話機などとも通話が可能である。この発明が適用されていないものを含め、IP電話機10同士で通話を行う場合には、RTPに従った音声パケット(以下、単に“パケット”と呼ぶ)によって音声が送受信される。IP電話機10と一般固定電話機などとの間で通話を行う場合には、IP網と一般電話回線網(電話交換網)との間にVoIP(Voice Over IP)ゲートウェイが配置され、IP電話機10とVoIPゲートウェイとの間でのみRTPに従ったパケットが送受信される。つまり、VoIPゲートウェイは、IP電話機10から送信されたパケットを受け取り、受け取ったパケットをアナログ音声データに変換して一般固定電話機などに送信する。VoIPゲートウェイはまた、一般固定電話機などから送信されたアナログ音声データを受け取り、受け取ったアナログ音声データをパケットに変換してIP電話機10に送信する。
IP電話機10は、具体的には、図2に示すように構成される。図2からわかるように、IP電話機10はCPU12を含んでいる。CPU12には、DSP14,ディスプレイ16,キーパッド18,フラッシュメモリ20,RAM22およびネットワークコントローラ24が接続される。DSP14は、D/A変換器28を介して受話器36に設けられたスピーカ30と接続され、また、A/D変換器32を介して同じく受話器36に設けられたマイク34と接続される。
ネットワークコントローラ24は通信コネクタ26に接続されており、通信コネクタ26は所定のケーブルによってIP網と接続される。したがって、CPU12はネットワークコントローラ24および通信コネクタ26を介してIP網にデータを送信したり受信したりすることが可能である。
図1に示したように、この発明が適用される電話機としては、固定型のIP電話機(親機)10の他に、親機(IP電話機)10に対するコードレス子機10aや携帯型IP電話機10bなどがある。単にIP電話機10と表記したときには、これらコードレス子機10aおよび携帯型IP電話機10bを含むものとする。
従来のIP電話機において送受信されるパケット70は、図3(A)に示すように、IPヘッダ50a,UDP(User Datagram Protocol)ヘッダ50b、RTPヘッダ50cおよび音声データ50eから構成されていた。
この実施例のIP電話機10では、図3(B)に示すように、RTPヘッダ50cにRTP拡張ヘッダ50dを設けたパケット50が生成される。固定型IP電話機10同士で通話を行う場合、固定型IP電話機10では受信したパケット50のRTPヘッダ50cに含まれるパケット50のシーケンス番号を基に、相手の固定型IP電話機10から送信されたパケット50の受信率を計算する。そして、相手に送信するパケット50(自分の声のデータ)のRTP拡張ヘッダ50dに、計算した受信率を受信状況情報50dr(程度情報)として追加する。また、固定型IP電話機10は自機が固定型IP電話機10,コードレス子機10aおよび携帯型IP電話機10bのいずれであるかを示す情報を端末種別情報50dkとしてRTP拡張ヘッダ50dに追加する。なお、受信状況情報50drは、受信率そのものでなく、受信率に基づいて決定される、“A”,“B”,“C”などのような離散的な段階を示す情報であってもよい。このようなパケット50が固定型IP電話機10間で送受信されるので、パケット50を受信した固定型IP電話機10では、受信状況情報50drに基づいて自分の声が相手にどの程度届いているかを知ることができる。
図4に示した従来のIP電話機60のように音声データを含むパケット70と受信率の情報を含むRTCPパケット80とを別個に送信する場合と異なり、この実施例のIP電話機10では、受信率を保持するRTP拡張ヘッダ50d(図1参照)が付加されたパケット50が送受信される。したがって、パケット50の数が音声データの数以上に増えないのでネットワークに過剰な負担をかけることがない。
固定型IP電話機10のディスプレイ16には、受信したパケット50に含まれる受信状況情報50drおよび受信したパケット50のシーケンス番号から計算した受信率に基づいて、図1に示すような表示が行われる。図1に示すように、ディスプレイ16には、フェイスマーク16a,パーセント表示16bおよびゲージ表示16cによって、自分の声が相手にどの程度届いているかが表示される。この表示は受信したパケット50に含まれる受信状況情報50drに基づいて行われる。また、同様にフェイスマーク16d,パーセント表示16eおよびゲージ表示16fによって、相手の声が自分にどの程度届いているかが表示される。この表示は受信したパケット50のシーケンス番号から計算される受信率に基づいて行われる。
フェイスマーク16aは、パケット50の到達状況(自分からのパケット50の相手への到達状況)をたとえば3段階程度のモデル化された顔の表情を画像で表したものであり、到達率が高いときには朗らかな表情が表示され、到達率が低くなると曇った表情が表示される。フェイスマーク16dは、パケット50の受信状況(相手からのパケット50の受信状況)をたとえば3段階程度のモデル化された顔の表情を画像で表したものであり、受信率が高いときには朗らかな表情が表示され、受信率が低くなると曇った表情が表示される。画像に示される顔はフェイスマークのようにモデル化されたものでなく、実在の人間の顔であってもよい。パーセント表示16bおよび16eはそれぞれ、パケット50の到達状況および受信状況をパーセントを示す数字であらわしたものである。そして、ゲージ表示16cおよび16fはそれぞれ、パケット50の到達状況もしくは受信状況をゲージ内を網掛け部分が占有する割合で表したものであり、到達率および受信率が高いほど網掛け部分の占有率も高くなる。このゲージ表示は針によって程度を示す計器類の表示であってもよい。
以上の説明は固定型IP電話10同士の場合である。通話する一方の機器が、コードレス子機10aや携帯型IP電話機10bの場合には、ディスプレイ16にパケット50の到達状況や受信状況を表示しても通話時に表示を見ることができない。そのため、コードレス子機10aや携帯型IP電話機10bの場合には、受信状況情報50drを含むパケット50を受信しても到達状況の表示や受信状況の表示を行わない。ただし、通話元がこの発明が適用されたIP電話機10であり、通話先がコードレス子機10aや携帯型IP電話機10bである場合には、通話元では、通話先からのパケット50の受信率を計算し、受信率がたとえば50%以下であれば、パケット50に音声データの代わりに警告音データを付加して通話先のコードレス子機10aや携帯型IP電話機10bに送信する。これによって、コードレス子機10aや携帯型IP電話機10bにおいても、自分の声が相手に届いていないことを知ることができる。なお、この場合にもコードレス子機10aや携帯型IP電話機10bからは受信状況情報50drを含むパケット50が送信されるので他方の固定型IP電話機10のディスプレイ16には到達状況および受信状況が表示される。
固定型IP電話機10とこの発明が適用されていない電話機との通話の場合には、固定型IP電話機10が受信するパケット50には受信状況情報50drが含まれていないので到達状況の表示は行わない。しかし、パケット50には先述のVoIPゲートウェイによってシーケンス番号が割り振られているのでシーケンス番号に基づいて受信率を計算し、受信状況の表示を行う。また、受信率が50%以下となった場合には、警告音データを含むパケット50を送信する。
コードレス子機10aや携帯型IP電話機10bとこの発明が適用されていない電話機との通話の場合には、コードレス子機10aや携帯型IP電話機10bにおけるパケット50の受信率が50%以下となった場合の警告音データの送信のみを行う。
以下に、図5および図6のフロー図を用いて通話時のIP電話機10のCPU12の動作について説明する。なお、パケット受信処理とパケット送信処理とを別々のフロー図で説明するが、パケット受信処理とパケット送信処理とは同時に並行して実行される。
図5のステップS1において、通話相手の音声データが含まれるパケット50を受信すると、ステップS3において、パケット50のRTPヘッダ50cからシーケンス番号を取得してRAM22に記録する。そして、ステップS5では受信したパケット50にRTP拡張ヘッダ50cが存在するか否か、つまり相手がこの発明が適用されたIP電話機10であるか否かを判断する。
ステップS5においてNOと判断すると、ステップS25において、通信相手の端末の種類を示す相手種別を、この発明が適用されていない機器であることを示す“11”としてRAM22に記録する。そして、ステップS13に進む。
一方、ステップS5においてYESと判断すると、ステップS7では、パケット50から端末種別情報50dkを取得してRAM22に記録する。なお、端末種別情報50dkは、通信相手が固定型IP電話機10の場合には2進数の“00”であり、コードレス子機10aの場合には“01”であり、携帯型IP電話機10bの場合には“10”となって送られてくる。この端末種別情報50dkの基となる値(“00”,“01”もしくは“10”であり、単に“自機種別”と呼ぶ)は、パケット50の送信元のIP電話機10のフラッシュメモリ20に記録されている。
ステップS9では、フラッシュメモリ20に記録された自機種別を参照して自機が親機(固定型IP電話機)10であるかどうか、つまり、自機種別が“00”であるかどうかを判断する。ステップS9においてYESと判断すると、ステップS11において、受信したパケット50のRTP拡張ヘッダ50dから受信状況情報50drを取得し、取得した受信状況情報50drに基づいて自機から相手へのパケット50の到達状況(フェイスマーク16a,パーセント表示16dおよびゲージ表示16c)をディスプレイ16に表示する。
ステップS9においてNOと判断すると、通話相手はコードレス子機10aもしくは携帯型IP電話機10bであるので、ステップS11の到達状況表示をスキップしてステップS13に進む。
ステップS13では、受信したパケット50から取得されてRAM22に記録されているシーケンス番号に基づいて、パケット50の受信率を計算し、計算した受信率をRAM22に記録する。この受信率は後述するパケット送信処理において利用される。受信率の計算は、たとえば、RAM22に順次記録蓄積されるシーケンス番号のうちの最新の100個(パケット50がロストされて受信していないものを含めて)のシーケンス番号に基づいて行われる。つまり、最新のシーケンス番号から数えて100個分のシーケンス番号をさかのぼり、100個のシーケンス番号のうちRAM22上に存在しているシーケンス番号の割合を受信率とする。100個以上のシーケンス番号は古いものから順次RAM22より消去するとよい。
ステップS15では、フラッシュメモリ20に記録された自機種別を再び参照して、自機が親機(固定型IP電話機)10であるかどうかを判断する。ステップS15において、YESと判断すると、RAM22に記録された受信率に基づいて、相手から自機へのパケット50の受信状況(フェイスマーク16d,パーセント表示16eおよびゲージ表示16f)をディスプレイ16に表示する。
ステップS15においてNOと判断すると、自機はコードレス子機10aもしくは携帯型IP電話機10bであるので、ステップS17における受信状況表示をスキップしてステップS19に進む。
ステップS19では受信したパケット50から音声データ50eを抽出し、ステップS21において音声データ50eの再生をDSP14に命令する。そして、ステップS23では、通話が終了したかどうかを判断する。ステップS23においてNOと判断するとステップS1に戻って再びパケット50を受信する。一方、ステップS23においてYESと判断するとパケット受信処理を終了する。このようにしてパケット50の受信が行われる。
パケット送信処理では、まず、図6のステップS31において、マイク30からの出力(音声データ)が取り込まれる。そして、ステップS33では、取り込んだマイク30の出力が無音であるかどうか、つまり、音声として認識できるほどの音が含まれているかどうかを判断する。ステップS33においてNOと判断するとステップS37に進む。一方、ステップS33においてYESと判断すると、ステップS35において無音の期間が一定の期間継続したかどうかを判断する。
ステップS35においてNOと判断するとステップS31に戻って再びマイク30からの出力を取り込む。一方、ステップS35においてYESと判断するとステップS37に進む。以上の処理によって、マイク30への入力がない場合には送信するパケット50の生成が行われず、マイク30への入力のない状態がある一定期間続くとパケット50の生成が行われる。こうすることによって、無駄なパケット50の送信を控えてネットワークへの負担を軽減する。このような処理は無音圧縮と呼ばれる。
ステップS37では、図5のパケット受信処理のステップS7もしくはステップS25においてRAM22に記録された相手種別(“00”,“01”,“10”および“11”)を参照して通話相手が親機(固定型IP電話機)10であるかどうか、つまり、相手種別が“00”であるかどうかを判断する。
ステップS37においてYESと判断するとステップS39に進む。一方、ステップS37においてNOと判断すると、ステップS47において、図5のパケット受信処理のステップS13においてシーケンス番号に基づいて計算されてRAM22に記録されたパケット50の受信率を参照して、受信率が50%以下であるかどうかを判断する。
ステップS47においてYESと判断すると、ステップS49において、あらかじめフラッシュメモリ20に記録されているデータに基づいて警告音データを生成し、ステップS51において、生成した警告音データを音声データと入れ替える。警告音データは“ピ、ピ、ピ”というような単発音でもよいし、“相手への音声の到達率が低下しています”というような音声データでもよい。
ステップS39では、フラッシュメモリ20から自機種別を読み出して端末種別情報50dkを作成するとともに、RAM22から最新の受信率を読み出して受信状況情報50drを作成し、これら端末種別情報50dkおよび受信状況情報50drを音声データに追加してRTP拡張ヘッダ50dを作成する。
ステップS41では、RTP拡張ヘッダ50dが付加された音声データにRTPヘッダ50c,UDPヘッダ50bおよびIPヘッダ50aを付加して送信用パケット50を生成する。そして、ステップS43では、生成したパケット50を通話相手に向けて送信する。
ステップS45では通話が終了したかどうかを判断する。ステップS45においてNOと判断するとステップS31に戻ってマイク30からの出力を再び取得する。一方、ステップS45においてYESと判断するとパケット送信処理を終了する。このようにしてパケット50の送信が行われる。
以上に説明したように、この実施例のIP電話機10では、受信したパケット50に含まれるシーケンス番号からパケット50の受信率を計算し、受信率を示す受信状況情報50drを相手に送信する音声データ50eを含むパケット50に付加して送り返す。そして、受信したパケット50に付加された受信状況情報50drに基づいて自機から相手へのパケット50の到達率をディスプレイ16に表示する。したがって、IP電話機10のユーザは自分の声がどの程度相手に伝わっているのかを知ることができるし、ネットワークに過剰な負担をかけることもない。
なお、上述の実施例は適宜変更することが可能である。たとえば、上述の実施例では、音声通信装置としてIP電話機10を例として説明したが、音声通信装置はIP電話機10に限らず音声パケットの送受信を行う機器であればよく、電話機とIP網との間に接続して使用されるIPアダプタなどであってもよい。
この発明の一実施例の全体構成を示す図解図である。 IP電話機の構成例を示すブロック図である。 (A)は従来のパケットのデータ構成を示す図解図であり、(B)は図1の実施例におけるパケットのデータ構成を示す図解図である。 従来のIP電話機におけるパケットの送受信の様子を示す図解図であれる。 図1の実施例におけるIP電話機のCPUのパケット受信処理の動作を示すフロー図である。 図1の実施例におけるIP電話機のCPUのパケット送信処理の動作を示すフロー図である。
符号の説明
10 …IP電話機(固定型IP電話機/親機)
10a …コードレス子機
10b …携帯型IP電話機
12 …CPU
16 …ディスプレイ
50 …パケット
50d …RTP拡張ヘッダ
50dk …端末種別情報
50dr …受信状況情報
50e …音声データ
50h …ヘッダ

Claims (10)

  1. 通信相手から送信された音声パケットを受信する受信手段、
    前記通信相手から送信された音声パケットの前記受信手段による受信率を特定する特定手段、
    前記通信相手に送信する音声パケットに前記受信率を示す程度情報を付加する第1付加手段、
    前記程度情報が付加された音声パケットを前記通信相手に送信する送信手段、
    前記特定手段によって特定された前記受信率が所定の割合以下であるときに前記送信手段によって送信される音声パケットに警告音を含ませる警告手段、および
    前記受信手段によって受信された音声パケットに含まれる前記程度情報に基づいて自機から送信した音声パケットの前記通信相手への到達状況を表示する表示手段を備えることを特徴とする、音声通信装置。
  2. 前記特定手段は、音声パケットのシーケンス番号に基づいて前記受信率を算出する算出手段を含む、請求項1記載の音声通信装置。
  3. 通信相手から送信された音声パケットを受信する受信手段、
    前記通信相手から送信された音声パケットの前記受信手段による受信率を音声パケットのシーケンス番号に基づいて算出して特定する特定手段、
    前記通信相手に送信する音声パケットに前記受信率を示す程度情報を付加する第1付加手段、
    前記程度情報が付加された音声パケットを前記通信相手に送信する送信手段、
    前記特定手段によって特定された前記受信率が所定の割合以下であるときに前記送信手段によって送信される音声パケットに警告音を含ませる警告手段、および
    前記受信手段によって受信された音声パケットに含まれる前記程度情報に基づいて自機から送信した音声パケットの前記通信相手への到達状況を表示する表示手段を備えることを特徴とする、音声通信装置。
  4. 前記表示手段は、前記到達状況を文字によって表示する文字表示手段を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の音声通信装置。
  5. 前記表示手段は、前記到達状況を画像によって表示する画像表示手段をさらに含む、請求項1ないしのいずれかに記載の音声通信装置。
  6. 前記画像は、様相の異なる顔の表情を含む、請求項5記載の音声通信装置。
  7. 前記画像は、ゲージ表現を含む、請求項5または6に記載の音声通信装置。
  8. 前記表示手段は、前記程度情報に基づいて前記通信相手から送信された音声パケットの自機においての受信状況を表示する、請求項ないし7のいずれかに記載の音声通信装置。
  9. 前記受信手段によって受信された音声パケットに基づいて前記通信相手の装置種別を判断する判断手段、および前記判断手段の判断結果に応じて前記警告手段を能動化する能動化手段をさらに備える、請求項1ないし8のいずれかに記載の音声通信装置。
  10. 前記送信手段が送信する音声パケットに自機の装置種別を示す種別情報を付加する第2付加手段をさらに備え、
    前記判断手段は、種別情報に基づいて前記通信相手の装置種別を判断する、請求項9記載の音声通信装置。
JP2003377698A 2003-11-07 2003-11-07 音声通信装置 Expired - Fee Related JP4263075B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003377698A JP4263075B2 (ja) 2003-11-07 2003-11-07 音声通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003377698A JP4263075B2 (ja) 2003-11-07 2003-11-07 音声通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005142871A JP2005142871A (ja) 2005-06-02
JP4263075B2 true JP4263075B2 (ja) 2009-05-13

Family

ID=34688303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003377698A Expired - Fee Related JP4263075B2 (ja) 2003-11-07 2003-11-07 音声通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4263075B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4656075B2 (ja) * 2007-03-15 2011-03-23 パナソニック株式会社 ネットワーク接続状態表示装置
JP2011220647A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Yazaki Corp 削減燃料費算出装置及び太陽熱給湯システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005142871A (ja) 2005-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3133297B2 (ja) 通信装置
US6876648B1 (en) Internet based telephone apparatus
JP2012142679A (ja) テレビ電話装置
JP2008109595A (ja) 通話方法自動切替システム、サーバ、方法およびプログラム
CN114422984A (zh) 车载通话方法和车载设备
JP5028784B2 (ja) 無線lan電話システム、無線lan電話システム親機、無線lan電話システム子機、無線lan電話通信方法、無線lan電話通信プログラム、および、記録媒体
JP2004328181A (ja) 電話機及び電話網システム
JP4263075B2 (ja) 音声通信装置
JP4232453B2 (ja) 通話音声のテキスト変換システム
JP2001244928A (ja) 通信システム
JP4784314B2 (ja) 電話通信システム
JP4788553B2 (ja) ネットワーク接続装置
JP2000286952A (ja) 多チャンネルフックスイッチが装着のインターネット電話装置およびインターネット電話通話方法
JP2005073181A (ja) Ip電話機
KR20010081872A (ko) 무선 단말기의 음성 통화방법 및 이를 제공하는 방법
JP2004274372A (ja) 通信端末装置
KR100377989B1 (ko) 인터넷을 통한 데이터 송수신 장치 및 데이터 통신 방법
JP2007134862A (ja) Ip通信端末およびip通信方法
JP4301930B2 (ja) インターネット電話の端末装置
JP2008109555A (ja) 無線電話端末および終話制御方法
JP2004229213A (ja) 携帯通信端末
KR100639252B1 (ko) 이동통신단말기에서 가상 화상 통화를 수행하기 위한 방법
JP2007324838A (ja) 電話機、電話番号変換方法及び電話番号変換処理プログラム
JP2004289317A (ja) Ip端末装置
JP2006180008A (ja) 電話装置およびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080610

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080806

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080806

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090127

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090210

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees