JP4261435B2 - 設備点検支援システム - Google Patents

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本発明は、店舗内の各種設備機器の点検作業における支援システムに関する。
店舗内に存する設備の中には、定期的に点検を要するものが存する。そのため、設備を点検する点検作業員が定期的に店舗内の設備を点検に巡回し、その点検結果を紙のチェックシートに記載している。このような点検作業を行なうためには、専門的知識が要求されるため、多くの場合においては、専門の点検業者に委託して行なわれている。点検業者が点検作業を行なった場合には、点検結果を紙のチェックシートに記載した後、その本紙と写しに店舗責任者の確認印を押印してもらい、両者がそれぞれ本紙と写しを保管している。このチェックシートは、点検後に設備が故障するなどの問題が生じた場合において、点検業者が適切に設備点検をしたことなどを示す証拠となる。
特開2000−90147 特開2004−133671 特開2002−215375 特開2002−140660 特開2001−159916
ところで、1つの店舗において点検すべき設備数は一般的に極めて多く、設備数に点検個所を乗じた数は、数千件を超えることがある。そして、点検業者は、設備点検すべき客先店舗を数千店以上保有している場合がある。そうすると点検すべき総設備数は、膨大な数になることも稀ではない。
また、点検業者は、点検作業を担当する1人1人の点検作業員に対して、当該点検作業員が担当すべき店舗、設備および点検内容などを指示しなければならないが、点検作業員数が多くなった場合には、点検作業員ごとの担当点検作業内容を管理するだけでも極めて煩雑な作業となる。
さらに、点検内容自体が、たとえば、次に述べる理由により、大変複雑であることが指摘される。
第1に、要求される点検の頻度は設備ごとに異なる。たとえば、ある設備は2ヶ月に1回点検しなければならないが、ある設備は1年に1回点検すれば済む。このような違いを正確に把握する必要がある。
第2に、1つの店舗内には、点検を要する設備とそうでない設備が存する。たとえば点検業者が店舗から点検作業を請け負った場合、店舗との契約により点検をしなければならない設備と、他の業者が点検作業をするなどの理由により点検が不要な設備が存する。点検の要否を正確に判別する必要が存する。
第3に、設備の点検内容は、それぞれに固有の技術面から決定される。点検作業員が点検を行うには、設備のどの項目を抽出して点検するのかを判断する必要がある。この判断等が不正確になると、点検漏れを来たすことにもなり兼ねない。
第4に、点検作業員が点検したデータの中には、それぞれ定量的な公差が存することがあるが、それを正確に把握する必要がある。
以上のように、点検業者において把握しておくべき設備点検に関するデータ量が膨大であり、しかもそれらが複雑な組合せからなることなどの要因により、信頼に足る点検作業を行うためには大変な労力、時間を要する。また、その裏付けを取ることは、大変困難である。
本発明の目的は、このような大変な労力や時間をかけずに、設備点検を行うことが可能な設備点検支援システムを提供することにある。
上述の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、店舗の設備点検を依頼された点検業者側に保持され、設備点検に関する設備点検関連情報を蓄積したデータベースを有するホストコンピュータと、前記ホストコンピュータとの間で前記設備点検関連情報の全部または一部を送受信でき、かつ、設備に付された被読取部の設備識別情報を読み取る読取装置を備えた携帯端末と、店舗側に保持され、前記ホストコンピュータから設備点検結果に関する設備点検結果情報を受信できる顧客端末とを備え、
前記ホストコンピュータを通じて前記設備点検関連情報の中から設備点検の巡回作業に必要となる設備点検巡回作業必要情報が直接又は間接的に前記携帯端末に伝えられ、点検作業員の操作する前記携帯端末により設備に付された被読取部の設備識別情報が読み取られ、読み取られた設備識別情報に基づき前記携帯端末により当該設備固有の点検内容を示す設備固有点検内容情報が自動抽出され、これに基づいて点検作業員により設備点検が行われてその点検結果が前記携帯端末に入力されると当該設備において未実施の点検項目がある場合には次に点検すべき点検項目が前記携帯端末により自動的に表示され、点検作業が終了した後に設備点検結果に関する設備点検結果情報が点検作業員の操作する前記携帯端末から前記ホストコンピュータに送信され、前記ホストコンピュータによりその設備点検結果情報がデータベースに保存されると共にその設備点検が行われた店舗を認識して前記設備点検結果情報の全部又は一部に基づく点検結果報告書が画像データとして前記顧客端末に送信され、前記顧客端末では前記ホストコンピュータから受信した点検結果報告書が客先保存用と点検業者保管用とに用紙にプリントされる構成としたことを特徴とする設備点検支援システムにしている。
このように構成される請求項1に係る発明では、点検作業をすべき店舗(その他工場・事務所等を含む「建物」)の住所、店舗名など店舗に関するデータおよび店舗において点検作業をすべき設備の名称、設置場所、点検頻度、点検内容、点検結果の数値の公差など点検設備に関するデータなどのデータベースを備えるホストコンピュータから、点検作業員が携帯する携帯端末に対して、それぞれの設備点検の巡回作業に必要となる設備点検巡回作業必要情報を前記データベース中から抽出して伝えられ、点検作業員はこれを参照して点検すべき店舗を巡回し、店舗内で点検すべき設備を見つけ出し、設備に付されたバーコードなどの被読取部に携帯端末に付されたバーコードリーダーなどの読取装置を当てて被読取部の設備識別情報を読み取り、読み取られた設備識別情報に基づき前記携帯端末によって当該設備固有の点検内容を示す設備固有点検内容情報が自動抽出され、これに基づいて点検作業員が設備の点検を行い、点検終了後に設備点検結果に関する設備点検結果情報を前記ホストコンピュータに送信し、ホストコンピュータから顧客のコンピュータまたはファクシミリといった顧客端末に設備点検結果情報の全部または一部を送信する構成となっている。このような一連の作業を行なうことによって、点検作業に要する労力や時間が従来よりも少なく抑えることが可能となる。
また、前記ホストコンピュータから前記顧客端末に送信される前記設備点検結果情報の全部または一部に基づく点検結果報告書が画像データとして送信されるので、前記設備点検結果情報が簡単にデータ編集されるおそれを排除することができる。
また、前記携帯端末は、点検作業員の操作によってすべての点検作業が終了しないうちに前記設備点検結果情報をホストコンピュータに送信しようとすると、当該送信を拒否する制御構成としてもよい。これにより、点検設備の点検漏れを防止することができ、点検作業員が点検しないまま退店することの歯止めにもなる。
なお、点検作業員が携帯端末に付されたバーコードリーダーなどの読取装置をバーコードなどの被読取部に当てた際、同時に携帯端末内のクロックにより点検開始時刻が自動的に記録されることから、点検作業の管理に用いることも可能である。また、ホストコンピュータは、データベースに点検結果を保存することができる。これを随時引き出し加工し、点検月報や信頼性工学情報の点検まとめレポートを作成することも可能である。
以上のように、本発明によれば、携帯端末によって点検設備に付された被読取部の設備識別情報を読み取り、当該設備固有の点検内容を示す設備固有点検内容情報に基づいて点検作業員が設備の点検を行えるようにしたので、点検作業に要する労力や時間が従来よりも少なく抑えることが可能となる。
また、点検作業員の行った点検内容が正しく反映された点検結果報告書を客先に提出することができ、設備点検の品質や信頼性を確保することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態による設備点検支援システムの全体構成を示す。
図1に示すように、設備点検支援システムは、そのハードウエア構成として、設備点検関連情報を蓄積したデータベースを有し、点検業者の監視する中央のホストコンピュータ1と、各建物(以下「店舗」という。)4の点検設備6を点検する各点検作業員Mがそれぞれ所持し、前記ホストコンピュータ1との間で通信でき、かつ、バーコード71を読み取るバーコードリーダー(読取装置)を有する携帯端末2と、各店舗4にそれぞれ保持され、前記ホストコンピュータ1から設備点検結果情報を受信し、用紙に印刷する顧客端末3とを備える。
また、各点検設備6には、当該設備の設備固有点検内容情報と関連付けられた設備管理コード70およびそのバーコード71(被読取部)を付した設備管理ラベル7が貼付されている。なお、この設備管理ラベル7には、設備異常等の緊急事態の対応のため、電話番号を含む点検業者の連絡先72等も記してある。
そして、この設備点検支援システムは、前記ホストコンピュータ1から設備点検巡回作業必要情報を前記携帯端末2に予め送信し、点検作業員Mの操作する前記携帯端末2が点検設備6に付されたバーコード71を読み取り、読み取られたバーコード71に対応する設備識別情報に基づき前記携帯端末2において前記設備点検巡回作業必要情報の中から当該点検設備6に固有の設備固有点検内容情報を表示させ、これに基づいて点検作業員Mが点検設備6の点検を行った点検結果を前記携帯端末2に入力し、点検終了後、点検作業員Mの操作するこの携帯端末2から前記ホストコンピュータ1に対して前記点検結果に基づく設備点検結果情報を送信し、この設備点検結果情報を受信したホストコンピュータ1から前記顧客端末3に設備点検結果情報に基づく報告書を2部送信するようにしたものである。
なお、上述のホストコンピュータ1と携帯端末3との間、ホストコンピュータ1と顧客端末3との間における通信は、インターネット、電話回線、専用回線等の回線を利用して無線または有線の形式で行うことができる。
次に、前記ハードウエアの各部を説明する。
前記ホストコンピュータ1は、例えば、パーソナルコンピュータ等が使用され、図2に示すように、CRT等による表示部10と、キーボード等による入力部11と、これら表示部10及び入力部11と接続された制御部12とを備える。
前記制御部12は、各種の設備点検関連情報や各種アプリケーションソフト等を格納したデータベース13と、各点検作業員Mが所持する携帯端末2や各店舗4の顧客端末3(例えば、ファクシミリ装置)と通信を行う通信部14と、これらデータベース13や通信部14と接続されて所望の演算処理を行うための中央演算処理部15とを備える。
そして、前記データベース13には、設備点検関連情報として、設備情報ファイル131、点検情報ファイル132、店舗群情報ファイル133、店舗内情報ファイル134、その他情報ファイル135等が保存される。
設備情報ファイル131は、点検設備6に関して、例えば、大分類、中分類、小分類等に区分されたデータファイルである。大分類データとして、例えば、「空調設備」「電気設備」「食品設備」等の機能別に区分され、中分類データとして、例えば、大分類データの「空調設備」では、「空調機械室設備」「畜熱設備」「空調用ポンプ設備」等の機能別に区分され、小分類データとして、例えば、中分類データの「空調機械室設備」では、「冷温水発生機保守点検整備業務」「空調設備用温水ボイラー保守点検整備業務」等の業務・商品別に区分されている。また、この設備情報ファイル131には、その他に前記各設備ごとの製造メーカ、取扱説明書番号、製造メーカ連絡先等の付属情報が記録されていてもよい。
点検情報ファイル132は、点検業務に関して、例えば、「受変電設備」等の点検設備6を示す点検箇所データ、「表示物目視点検」「ブレーカー点検」等の点検作業員Mが点検すべき内容を示す点検項目データ、「表示物が所定通りに掲示されているか」「ケーブルの損傷がないか」等の点検作業員Mが行う実点検内容を示すチェック項目データ、「10秒」「120秒」等の点検に要する時間を示す点検時間データ、「毎月」「年2回」「年1回」等の点検周期を示す点検頻度データ等に区分されたデータファイルである。
店舗群情報ファイル133は、点検設備6が設置された各店舗4間の巡回ルートを示す地図からなる店舗群点検順路のデータや、各店舗4間における距離、自動車等による移動速度及び移動時間を示すテーブル等を有するデータファイルである。
店舗内情報ファイル134は、店舗4内の各点検設備6の配置及び点検巡回ルートを示す地図からなる店舗内点検順路等を有するデータファイルである。
また、前記データベース13には、入力部11からの操作や表示部10への画面表示等を通じて、前記の設備点検関連情報等の作成、編集、閲覧、他のデータ(点検結果報告書、マネージメントレポート等)への加工等の動作、通信部14における携帯端末2との通信動作、通信部14における顧客端末3との通信動作等を行わせる各種のアプリケーションソフト136等が格納されている。
前記通信部14は、個々の点検作業員Mがそれぞれ所持する携帯端末2と通信を行う送受信部141と、各店舗4にそれぞれ保持する顧客端末3にFAX送信を行うFAX送信部142とを有する。送受信部141は、データベース13に格納された設備点検関連情報(各データファイル131〜135)から抽出された設備点検巡回作業必要情報を各携帯端末2に送信し、また、各携帯端末2からそれぞれ送信されてきた設備点検結果情報を受信する機能部分である。また、FAX送信部142は、携帯端末2からホストコンピュータ1に送信された特定の店舗4の設備点検結果情報をその店舗4に備えた顧客端末3に点検結果報告書として2部FAX送信する機能部分である。
前記中央演算処理部15は、CPU等で構成され、入力部11からの操作や表示部10への画面表示等を通じて、データベース13や通信部14等に対する動作処理を行う機能部分である。
前記携帯端末2は、例えば、PDA、ポケットPC等が使用され、図3、図8に示すように、バーコードリーダー20、表示部211、入力部212、送受信部22、記憶部23、中央演算処理部24等を備える。バーコードリーダー20は、点検設備6に貼付された設備管理ラベル7のバーコード71を読み取る部分である。表示部211は、設備点検に際して所望の画面表示を行う部分である。入力部212は、点検作業員Mの操作によって携帯端末2に記号や文字等を入力する部分である。なお、これら表示部211、入力部212は、別々に構成されていてもよいし、例えば、図3中の二点鎖線で示すように、GUI等を利用したタッチパネル21として一体に構成(入力部212の一部がタッチパネル21として表示部211に組み込まれる場合も含む。)されていてもよい。また、送受信部22は、設備点検巡回作業必要情報をホストコンピュータ1から受信すると共に、1つの店舗4のすべての点検設備6を点検した後に点検結果を含む設備点検結果情報をホストコンピュータ1に送信する機能部分である。記憶部23は、表示画面データ、設備点検巡回作業必要情報、設備固有点検内容情報、設備点検結果情報等を保存する部分である。中央演算処理部24は、入力部212からの操作によって、表示部211、バーコードリーダー20、送受信部22、記憶部23等での演算処理を実行する部分である。
前記顧客端末3は、例えば、ファクシミリ装置、パーソナルコンピュータ(プリンタ付き)、携帯型プリンタ等が使用され、ホストコンピュータ1からの設備点検結果情報に基づく指定帳票の点検結果報告書をFAX信号で受信し、これを用紙にプリントする装置である。
次に、この設備点検支援システムの動作を説明する。
図4〜図8は、この設備点検支援システムにおいて主に人間の作業手順に着目したフローチャートを示す。図4は、初動オペレーションおよび定期オペレーションにおけるフローチャートであり、図7は、巡回オペレーションにおけるフローチャートであり、図8は、緊急オペレーションにおけるフローチャートである。
A.初動オペレーション
初動オペレーションは、点検業者がホストコンピュータ1のデータベース13を構築し、各点検設備6を識別する設備管理ラベル7や各店舗4を識別する店舗管理ラベル等を準備する作業である。
図4を参照して、まず、点検業者は、顧客から依頼を受ける点検設備6や点検内容が決定されると、ホストコンピュータ1を操作して設備情報ファイルや点検情報ファイルを作成する(S1)。次に、点検業者は、店舗4の建築図等に基づいてその店舗4における各点検設備6の設置場所や点検巡回ルートを決定し、ホストコンピュータ1を操作して店舗内点検順路を示した店舗内情報ファイルを作成する(S2、S3)。そして、点検業者は、巡回点検すべき複数の店舗4が特定されると、周辺地図等に基づいて各店舗4を集約した店舗群の配置や巡回ルートを決定し、ホストコンピュータ1を操作して店舗群情報ファイルを作成する(S2、S3)。また、点検業者は、すべての点検設備6に対して各点検設備6を識別するための固有の設備管理コード70を決定し、この設備管理コード70を示すバーコード71を付した設備管理ラベル7を手配または作成すると共にそれぞれの点検設備6に貼付する(S4)。これによって、全国数十万単位の設備1点1点が固有の番号(設備管理コード70)で関係者すべてに識別されることととなる。
さらに、点検業者は、すべての店舗4に対して各店舗4を識別するための固有の店舗管理コードを決定し、この店舗管理コードを示すバーコードを印刷した店舗管理ラベルを手配または作成すると共にそれぞれの店舗4に貼付する(S4)。なお、この店舗管理ラベルは、前記設備管理ラベル7中に組み込まれていてもよいし、前記設備管理ラベル7とは別に形成されていてもよい。
そして、点検業者は、ホストコンピュータ1を操作して前記設備管理コード70や前記店舗管理コードと関連付けられた設備点検関連情報、すなわち前記設備情報131、前記点検情報132、前記店舗群情報133、前記店舗内情報134等の各データファイルをデータベース13に格納させる(S5)。
また、点検業者は、ホストコンピュータ1を操作して設備点検巡回作業必要情報を携帯端末2に対して送信する(S6)。すなわち、点検業者のキー操作等によってホストコンピュータ1は、データベース13に格納した設備点検関連情報に基づいて設備点検巡回作業必要情報を抽出してすべての携帯端末2に対して送信する。すると、各携帯端末2は、送信された設備点検巡回作業必要情報を記憶部23に保存させる。ここで、設備点検巡回作業必要情報としては、例えば、店舗群点検順路、店舗内点検順路、店舗管理コード、設備管理コード70、点検設備6における点検項目やチェック項目等が挙げられる。なお、ホストコンピュータ1は、すべての点検設備6における設備点検巡回作業必要情報をすべての携帯端末2に送信するのではなく、それぞれの携帯端末2に対してその携帯端末2における点検エリア内の点検設備6に限ってそれら点検設備6の設備点検巡回作業必要情報のみを送信する。
上述のように、前記設備管理コード70は、前記ホストコンピュータ1のデータベース13に格納した設備点検関連情報および前記携帯端末2に記憶された設備点検巡回作業必要情報に関連付けられている。これによって、携帯端末2は、設備管理コード70(バーコード71)に基づいて当該点検設備6における設備点検巡回作業必要情報から設備固有点検内容情報を自動抽出することができる。
また、前記設備管理コード70は、前記ホストコンピュータ1のデータベース13に格納した設備点検関連情報に関連付けられているので、点検業者においては、設備管理コード70からデータベース13にアクセスすることで、設備位置、設備取扱説明書、メーカ問合せ先、メーカ担当者名等を瞬時に同定できるため、顧客サービスが飛躍的に向上する。また、各点検設備6には、前記設備管理コード70を付した設備管理ラベル7が貼付されているので、契約設備が明確になり、点検作業員Mにおいては、契約外の設備点検作業の回避や、契約した設備点検作業の責任意識の向上を図ることができる。
B.定期オペレーション
定期オペレーションは、例えば、毎月、毎週等の定期的に、ホストコンピュータ1から携帯端末2に対して設備点検巡回作業必要情報の最新情報を送信する作業である。
すなわち、図4を参照して、点検業者は、例えば、月間の点検スケジュールを作成すると、ホストコンピュータ1を操作して月間点検スケジュールと共に設備点検巡回作業必要情報の最新情報をすべての携帯端末2に毎月送信する(S7)。これによって、点検作業員Mが持ち歩く携帯端末2には、設備点検巡回作業必要情報が定期的に更新されるため、常に最新の標準化された情報が維持される。
C.巡回オペレーション
巡回オペレーションは、点検作業員Mが携帯端末2を用いて各店舗4の点検設備6を点検する作業である。図7は、巡回オペレーションに際しての、携帯端末2およびホストコンピュータ1における動作のフローチャートを示す。また、図8および図9は、携帯端末2における表示状態を示す。以下、図5および図7を主に参照しつつ説明する。
点検作業員Mは、保守点検スケジュールを確認し、店舗群点検順路・店舗内点検順路と共に携帯端末2を持って点検現場に向かう(図5のS8)。
点検作業員Mは、店舗群点検順路に基づき点検店舗4に到着すると、店長(店舗責任者、設備責任者等でもよい。)に点検開始を報告すると共に、例えば、その店舗4の入口等の貼付された店舗管理ラベルに付されたバーコードを携帯端末2のバーコードリーダー20で読み取らせる(図5のS9、図7のS101)。なお、店舗管理ラベルにおける店舗管理コードを示すバーコードが各点検設備6に貼付された設備管理ラベル7内に付されている場合には、点検作業員Mは、最初に点検する点検設備の設備管理ラベル7から当該店舗の店舗管理コードを示すバーコードを携帯端末2のバーコードリーダー20で読み取らせるようにする。すると、携帯端末2においては、その店舗4におけるすべての点検設備6に対する点検項目の一覧211が読み出されて表示部211に表示されると共に(図8参照。)、このすべての点検項目が記憶部23に登録される(図7のS102)。なお、このとき、その店舗4の点検開始時刻が携帯端末2に具備するクロック(時計部)から読み取られて記憶部23に記録される。これにより、その店舗4の点検開始時刻が明確となる。
点検作業員Mは、店舗内点検順路に基づいて、その店舗内の点検設備6に向い、点検設備6に貼付された設備管理ラベル7のバーコード71を携帯端末2のバーコードリーダー20で読み取らせる(図5のS10、図7のS103)。すると、携帯端末2は、表示部211に当該点検設備6の名称、点検項目、点検基準等を表示する(図7のS104、図9参照)。このとき、その設備の点検作業開始時刻が携帯端末2に具備するクロック(時計部)から読み取られて記憶部23に記録される。
なお、点検設備6は、例えば、天井部位に設置されるなど、必ずしも容易に手の届く場所に設置されているとは限られず、そのような点検設備6では、携帯端末2のバーコードリーダー20を近づけて設備管理ラベル7のバーコード71を読み取らせるのが困難となる。そこで、そのような場合は、その点検設備6とバーコード71(設備管理コード70)とが1対1の関係であることが不明確にならないように、例えば、紙ベースの店舗内点検順路に該当点検設備6を示した位置にその設備管理ラベル7を貼付してバーコード71を読み取るようにしてもよいし、また、そのような点検設備6の操作部(スイッチ等)や操作リモコン等に設備管理ラベル7を貼付してそのバーコード71を読み取るようにしてもよい。
点検作業員Mは、携帯端末2に表示されたその点検設備6の点検項目、点検基準を示すチェック項目を参照して実点検作業を行う(図5のS11)。
点検作業員Mは、携帯端末2の入力部212を通して、点検項目ごとに、「結果」欄には、○(良)、×(否)、△(注意)等の記号を選択し、「備考」欄には点検状況の簡単な説明文を入力する(図5のS12、図7のS105、図9参照。)。なお、点検状況の説明文を入力する際は、表示部211の画面上に文字入力画面を表示させてこれより入力する。この「結果」「備考」の内容が当該点検設備6の点検結果を示す。この点検結果に加えて、店舗管理コード、設備管理コード70、点検項目、点検日、点検作業の開始・終了時刻等を含めた情報が設備点検結果情報を構成する。ここで、携帯端末2のクロック機能より点検作業の開始・終了時刻が記録されることから、当該点検設備6での実点検時間が明確となる。これにより、当該点検設備6の点検に要すると考えられる標準時間(データベース13に蓄積された設備点検関連情報に含まれる。)と、点検作業者の前記実点検時間とを比較することで、点検作業が作業マニュアル等の手順に従って正常に行われていたのか、設備トラブル等のため実点検時間が標準時間より大幅にオーバーしていたのか等の点検状況を伺い知れる。よって、点検業者と点検設備を備えた店舗を管理する客先との間等で、点検の品質を高レベルに確保することができる。
そして、この点検結果の入力を済ませると表示部211に表示されている点検完了ボタン212(図9参照。)をタッチ入力する(図5のS12、図7のS106、図9参照。)。このとき、当該点検設備6において未実施の点検項目がある場合は、点検完了ボタン212を入力すると、次に点検すべき点検項目が自動的に表示される(図5のS13、図7のS107→S104)。これにより、点検作業員Mは、順次に表示された点検項目に従って実点検作業を行って点検結果を入力することとなる(図5のS11→S12、図7のS105→S106)。すなわち、当該点検設備6についてすべての点検作業が完了するまでは次々に点検項目が表示されるので、その点検設備6に対する点検漏れを防止することができる。
そして、当該点検設備6のすべての点検項目の点検結果が入力され、点検完了ボタン212を入力すると、表示部211には点検項目の一覧211が表示され、このとき、点検済みの点検項目には、点検設備6の危険度等をランク付けした”1〜3”等の数値が同時に表示される(図8参照。)。従って、この数値が点検項目と一緒に表示されることで、点検済みの点検項目か否かを瞬時に見分けることができるから、この点検項目の一覧画面から点検済みの点検設備6と未点検の点検設備6とを確認でき、点検設備6に対する点検漏れを防止することができる。なお、前記ランク付けの数値として、例えば、”1”は、「危険な状態(否)」、すなわち速にメンテナンス等しないと設備損傷等のおそれがある旨を示し、”2”は、「注意を要する状態(注意)」、すなわち直ちにメンテナンス等を要しないが放置すると設備損傷等のおそれがある旨を示し、”3”は、「良好な状態(良)」、すなわち良好に設備が稼動している旨を示すものとしてもよい。そして、このランク付けの数値は、点検作業員Mが点検結果と一緒に直接数値入力するようにしてもよいし、上述した「結果」欄に入力された「○(良)」、「×(否)」、「△(注意)」を認識し、例えば、前記「結果」が「×」の場合はランク付け数値を”1”とし、前記「結果」が「△」の場合はランク付け数値を”2”とし、前記「結果」が「○」の場合はランク付け数値を”3”とする等の如く、前記「結果」と前記ランク付け数値とを関連付けて携帯端末2の中央演算処理部24による処理にて自動的に付与するようにしてもよい。
点検作業員Mは、店舗内順路に沿って次の点検設備6についても前記同様の手順で点検作業を行って点検結果を入力して行く(図5のS10→S13、図7のS102→S107)。そして、その店舗4のすべての点検設備6の点検作業が完了すると、設備点検結果情報をホストコンピュータ1に送信するための送信画面を表示させ、送信ボタンをタッチ入力する(図7のS108)。このとき、未点検の設備があれば、設備点検結果情報の送信が拒否される(図5のS14、図7のS109→S110)。設備点検結果情報の送信が拒否された場合、再度点検設備6の一覧画面を表示させ、未点検の点検設備6を特定し、前記の要領で点検作業を行う(図5のS10、図7のS102)。
このように、未点検の点検設備6があれば設備点検結果情報の送信が拒否されることにより、点検設備6の点検漏れを防止することができる。また、設備点検結果情報が送信されないと、ホストコンピュータ1から当該店舗4の客先店舗4の顧客端末3に指定帳票の点検結果報告書が送信されることがないため、点検作業員Mは、当該店舗4に対して作業完了報告が行えず、当該店舗4の者に点検作業が完了したことを認めてもらえないため、退店できない。これにより、点検設備6の点検漏れを防止することができ、点検作業員Mが点検しないまま退店することの歯止めにもなる。
なお、例えば、店舗4において勝手に設備管理ラベル7が貼付された点検設備6を処分し新規の設備に入れ換えられているような場合でも、上述の点検作業が行えないことから、最終的に設備点検結果情報の送信が拒否されることとなる。このような場合、点検作業者Mにとっては当該店舗4の作業完了報告が行えなくなるので、例えば、点検作業者Mは店舗責任者からの依頼に基づいて点検業者に連絡して前記新規設備に対する点検業務を請負い、事前に所持していた管理ラベル発行器(例えば、ラベルプリンター等)によって当該新規設備に対する臨時の設備管理ラベル7を発行して当該新規設備に貼付し、上述の点検作業を行うようにしてもよい。また、新規設備に対する点検業務を請負えないような場合や、単に点検設備6が廃棄処分されただけの場合は、点検作業員Mは、前記管理ラベル発行器によって仮の設備管理ラベル(例えば、廃棄された点検設備6の設備管理ラベル7と同等のもの等)を発行し、仮の点検結果を携帯端末2に入力し、携帯端末2からホストコンピュータ1に対して設備点検結果情報を送信できるようにしてもよい。
そして、その店舗4のすべての点検設備6の点検作業が真に完了し、送信画面から送信ボタンを入力すると、その店舗4のすべての点検設備6の設備点検結果情報がホストコンピュータ1に送信される(図5のS15、図7のS111)。
携帯端末2からホストコンピュータ1に設備点検結果情報が送信されると、点検業者は、ホストコンピュータ1を操作して、その設備点検結果情報をデータベース13に保存させると共に、FAXアプリケーションを起動させて設備点検結果情報の全部または一部を指定帳票の点検結果報告書にして客先店舗4の顧客端末3に2部自動送信する(図5のS16、図7のS201→S203)。
なお、点検業者がホストコンピュータ1を操作することなく、携帯端末2から設備点検結果情報が受信されると、ホストコンピュータ1が自動的にその設備点検結果情報をデータベース13に保存させ、店舗管理番号等からその店舗4を認識してFAXアプリケーションを起動させて点検結果を指定帳票の点検結果報告書にして客先店舗4の顧客端末3に2部自動送信するようにしてもよい。また、データベース13に蓄積された設備点検結果情報は、定期的に加工されてプロパティマネジメントレポートとして客先本社に提出するようにしてもよい。
点検作業員Mは、客先店舗4の顧客端末3にFAX受信された2部の点検結果報告書に自分の印鑑を押し、この点検結果報告書に基づいて店舗4の店長に説明を行い、先方確認欄に当該店舗4側の印鑑をもらう(図5のS17、S18)。そして、点検作業員Mは、指定帳票の結果報告書の1部を店長に客先保存用として渡し、もう1部を保管用として持ち帰る(図5のS19)。従って、点検作業員Mは、ホストコンピュータ1から客先店舗4の顧客端末3に点検結果を示した点検結果報告書がFAX送信されてこない限り退店することができず、点検を完了しないまま退店することの歯止めにもなる。なお、点検結果を、現場で点検直後に説明し、証拠となる印鑑を交わし、同じ帳票を持ち合うことにより、事後に発生し得るトラブルに対し、責任の所在が明確になる。また、点検作業員Mが持ち帰ってきた店長印のある紙ベースの点検結果報告書は、点検業者においてファイリングして一定期間保管する。
また、前記ホストコンピュータ1は、前記点検結果報告書を客先店舗4の顧客端末3にFAX送信するのは、例えば、前記点検結果報告書を点検作業員Mが所持する携帯端末2に送信した場合に、ホストコンピュータ1から送信された点検結果報告書の内容を当該携帯端末2のデータ編集機能によって編集されるおそれを完全に排除するためであり、これによって、点検作業員Mの行った点検内容が正しく前記点検結果報告書に反映されることとなり設備点検の品質や信頼性を確保することができる。しかも、前記点検結果報告書をFAX信号(画像データ)にて送信することで簡単にデータ編集されるおそれをより確実に排除することが可能となる。また、客先店舗4に提出された点検結果報告書の点検内容が正しく報告されているか否かは、ホストコンピュータ1のデータベース13に保存されている設備点検結果情報と照合することで確認することが可能であるが、前記点検結果報告書を客先店舗4の顧客端末3にFAX送信し点検作業員Mの行った点検内容が正しく前記点検結果報告書に反映されることで、点検結果報告書の点検内容とデータベースの設備点検結果情報とが不整合となる等のトラブルも未然に防止することができる。
点検作業員Mは、当該店舗4の点検作業が完了すると、店舗群点検順路に基づいて次の店舗4に移動し、上記同様の作業を繰り返す(図5のS20)。なお、点検作業員Mは、前日の作業状況を把握しているため、雨天等の影響による点検スケジュールの変更を、日々スケジュールに反映させることができる。そして、その結果を設備点検結果情報として携帯端末2およびホストコンピュータ1を通じて点検業者に送信するため、点検業者がスケジュール情報を集中管理でき、先々日程変更が生じる可能性のある客先の店舗4に対しては、予め点検日の変更予告を出すことができ、サービス性の向上だけでなく、点検作業員Mを装った犯罪者の入り込む余地を無くすことができる。
C.緊急オペレーション
緊急オペレーションは、設備異常の際に店舗側からの問合わせに対して点検業者がその復旧作業を遠隔から指示する作業である。
図6を参照して、客先店舗4の店長・店員が設備異常を知ると(S21)、店長・店員は、当該点検設備6に貼付されている設備管理ラベル7(図1を参照。)に記載された点検業者のコールセンタ等の連絡先72を見て電話をかけ、当該設備管理ラベル7に記載された設備管理コード70を連絡する(S22)。すなわち、当該点検設備6に貼付してある設備管理ラベル7に点検業者のコールセンタ等の連絡先72が記載されているので、事務所に戻ってコールセンタ等の連絡先を調べて電話をするという時間と労力のロスを省くことができる。
すると、点検業者は、連絡を受けた設備管理コード70よりホストコンピュータ1のデータベース13にアクセスして設備点検関連情報からその設備の取扱説明書番号を検索し、当該取扱説明書を確認して応急処置を店舗4側に指示する(S23)。このように店舗4側にとっては、設備の前で携帯電話等によって点検業者のコールセンタ等に電話連絡すれば、点検業者は、正確な設備異常の症状を聞けるのでより的確なアドバイスが可能になる。そして、軽度の故障でも即時に手が打てるようになり、ひいては、重大事故を未然に防ぐことも可能となる。なお、このときの応急処置の結果も、ホストコンピュータ1のデータベース13に蓄積し、以後の点検項目等に活用することができる。
店舗4側においての応急処置によって設備異常が復旧すれば緊急オペレーションが終了され、通常作業に戻るが(S24、S27)、それでも設備異常が復旧しない場合は、点検業者は、設備管理コード70より設備点検関連情報から製造メーカ番号・担当者を検索し、製造メーカの担当者を現場に急行させる。なお、必要によっては点検作業員Mも現場に急行させる(S24、S25)。このとき、製造メーカに問合わせる際、設備点検関連情報に基づくことから、設備型式・製造年月・シリアル番号が明確なため、製造メーカも特定が容易となる。また、店舗群点検順路や店舗内点検順路等のデータファイル等を参照することで、現場の詳細な設備位置も連絡でき、結果として迅速な対応ができる。
そして、製造メーカ担当者等による処置によって設備異常が復旧すれば緊急オペレーションが終了され、通常作業に戻るが(S26、S27)、依然として設備異常が復旧しない場合は、当該店舗において対策本部を設置し、当該設備の取扱い等を検討することとなる(S26、S28)。
以上のように、前記実施の形態によれば、携帯端末2によって点検設備6に付されたバーコード71の設備識別情報を読み取り当該点検設備6に固有の点検内容を示す設備固有点検内容情報に基づいて点検作業員Mが点検設備6の点検を行えるようにしたので、点検作業に要する労力や時間が従来よりも少なく抑えることが可能となる。
なお、本発明は、前記実施の形態のみに限定されず、例えば、設備点検巡回作業必要情報は、予めホストコンピュータ1から各携帯端末2に送信するようにしているが、ホストコンピュータ1から各携帯端末2を所持する点検作業員Mの管理するパーソナルコンピュータ等に送信するようにし、このパーソナルコンピュータから携帯端末2に転送するようにしたり、このパーソナルコンピュータから通信ケーブルや記録媒体等を介して読出したり等するようにしてもよい。また、前記設備点検巡回作業必要情報を前記ホストコンピュータ1から通信ケーブルや記録媒体等を介して読出して携帯端末2に保存するようにしてもよい。さらに、点検作業員Mが点検設備6のある店舗4に到着した時点あるいは点検設備6の配置場所に到着した時点等の点検作業前の時点で、点検作業員Mの操作より携帯端末2からホストコンピュータ1に対して設備点検巡回作業必要情報の読出し要求(信号等)を発信し、この読出し要求を受けたホストコンピュータ1が当該要求に基づく設備点検巡回作業必要情報を当該携帯端末2に対して当該要求の都度送信するようにしてもよい。
本発明の実施の形態による設備点検支援システムの全体構成を示す模式図である。 ホストコンピュータの内部構成を示すブロック図である。 携帯端末の内部構成を示すブロック図である。 本設備点検支援システムにおいて主に人間の作業手順に着目したフローチャートであり、同図は、初動オペレーション及び定期オペレーションの作業手順を示すフローチャートである。 本設備点検支援システムにおいて主に人間の作業手順に着目したフローチャートであり、同図は、巡回オペレーションの作業手順を示すフローチャートである。 本設備点検支援システムにおいて主に人間の作業手順に着目したフローチャートであり、同図は、緊急オペレーションの作業手順を示すフローチャートである。 本設備点検支援システムにおいて携帯端末およびホストコンピュータの動作に着目したフローチャートである。 携帯端末の外観を示す平面図であり、そのタッチパネル上に点検項目の一覧が表示された状態を示している。 携帯端末の外観を示す平面図であり、そのタッチパネル上にバーコードを読み取った点検設備の設備固有点検内容情報が表示された状態を示している。
符号の説明
1 ホストコンピュータ
2 携帯端末
3 顧客端末
4 店舗
6 点検設備
7 設備管理ラベル
10 ホストコンピュータの表示部
11 ホストコンピュータの入力部
12 制御部
13 データベース
14 通信部
15 ホストコンピュータの中央演算処理部
20 バーコードリーダー(読取装置)
21 タッチパネル
22 送受信部
23 記憶部
24 携帯端末の中央演算処理部
70 設備管理コード
71 バーコード(被読取部)
72 点検業者連絡先
131 設備情報ファイル
132 点検情報ファイル
133 店舗群情報ファイル
134 店舗内情報ファイル
135 その他データファイル
141 送受信部
142 FAX送信部
211 携帯端末の表示部
212 携帯端末の入力部
M 点検作業員

Claims (2)

  1. 店舗の設備点検を依頼された点検業者側に保持され、設備点検に関する設備点検関連情報を蓄積したデータベースを有するホストコンピュータと、前記ホストコンピュータとの間で前記設備点検関連情報の全部または一部を送受信でき、かつ、設備に付された被読取部の設備識別情報を読み取る読取装置を備えた携帯端末と、店舗側に保持され、前記ホストコンピュータから設備点検結果に関する設備点検結果情報を受信できる顧客端末とを備え、
    前記ホストコンピュータを通じて前記設備点検関連情報の中から設備点検の巡回作業に必要となる設備点検巡回作業必要情報が直接又は間接的に前記携帯端末に伝えられ、点検作業員の操作する前記携帯端末により設備に付された被読取部の設備識別情報が読み取られ、読み取られた設備識別情報に基づき前記携帯端末により当該設備固有の点検内容を示す設備固有点検内容情報が自動抽出され、これに基づいて点検作業員により設備点検が行われてその点検結果が前記携帯端末に入力されると当該設備において未実施の点検項目がある場合には次に点検すべき点検項目が前記携帯端末により自動的に表示され、点検作業が終了した後に設備点検結果に関する設備点検結果情報が点検作業員の操作する前記携帯端末から前記ホストコンピュータに送信され、前記ホストコンピュータによりその設備点検結果情報がデータベースに保存されると共にその設備点検が行われた店舗を認識して前記設備点検結果情報の全部又は一部に基づく点検結果報告書が画像データとして前記顧客端末に送信され、前記顧客端末では前記ホストコンピュータから受信した点検結果報告書が客先保存用と点検業者保管用とに用紙にプリントされる構成としたことを特徴とする設備点検支援システム。
  2. 請求項1に記載の設備点検支援システムにおいて、
    前記携帯端末は、点検作業員の操作によってすべての点検作業が終了しないうちに前記設備点検結果情報をホストコンピュータに送信しようとすると、当該送信を拒否する制御構成としたことを特徴とする設備点検支援システム。
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