JP4260097B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP4260097B2
JP4260097B2 JP2004312964A JP2004312964A JP4260097B2 JP 4260097 B2 JP4260097 B2 JP 4260097B2 JP 2004312964 A JP2004312964 A JP 2004312964A JP 2004312964 A JP2004312964 A JP 2004312964A JP 4260097 B2 JP4260097 B2 JP 4260097B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
acceleration
tub
outer tub
displacement amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004312964A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006122239A (ja
Inventor
雅弘 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2004312964A priority Critical patent/JP4260097B2/ja
Publication of JP2006122239A publication Critical patent/JP2006122239A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4260097B2 publication Critical patent/JP4260097B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Description

本発明は、脱水動作時の洗濯物の片寄りにより発生する外槽の異常振動を検出することができる洗濯機に関する。
外槽内にて回転自在に支持された洗濯槽をモータにより回転駆動し、回転により生じた遠心力を利用して、洗濯槽内の洗濯物を脱水する洗濯機が広く使用されている。
しかし、洗濯機の脱水動作時に洗濯槽内に収容した洗濯物が片寄っている場合、洗濯槽及び外槽が異常振動を起こすことがある。洗濯槽及び外槽の異常振動により、洗濯機から大きな騒音が発生し、また異常振動の程度によっては、洗濯機が損傷する可能性があるという問題があった。
この問題を解決するために、指向性がある光を発信する光発信器及び光発信器から発信された光を受信する光受信器を外槽を収容している外箱に配設し、また、光発信器と光受信器との間の光を遮断する光遮断部を外槽に配設し、外槽の振動による変位量が許容量以上になった場合に、光遮断部が光を遮断することで外槽の異常振動を検出することができる洗濯機が提案されている(特許文献1参照)。この洗濯機においては、上下方向及び左右方向の2方向の異常振動を検出できるよう光発信器等を配設し、異常振動を検出した場合には脱水動作を停止する構成となっている。
また、光発信器、光受信器及び光遮断部により検出した外槽の振動の周期により振動の種類を判定し、脱水動作を中止して再び給水を行って洗濯物の片寄りをなくす、または脱水動作の初期段階のみ洗濯槽の回転速度を低くする、等の動作を判定結果に応じて行うことができる洗濯機が提案されている(特許文献2参照)。
一方、加速度センサにより検知された外槽の振動の加速度及び回転速度検知手段により検知された洗濯槽の回転速度から外槽の振動による変位量を計算し、外槽の変位量と予め設定された判定基準量とを比較することで外槽の異常振動を検出する洗濯機が提案されている(特許文献3参照)。この洗濯機においては、回転速度検知手段が検知した洗濯槽の回転速度によって、異なる判定基準量を用いて外槽が異常振動していると判断する。
特開平4−122289号公報 特開平5−261198号公報 特開平3−264088号公報
洗濯機の脱水動作における初期段階では、洗濯槽が低速回転している場合に外槽が大きく振動し、その後洗濯槽が高速回転すると振動しなくなることがある。洗濯槽が低速回転している場合の振動では洗濯機の損傷等の可能性は低いため、洗濯槽が低速回転している場合と、高速回転している場合とで、外槽が異常振動していると判定する判定基準を別にすることが望ましい。また、異常振動によって脱水動作の反復が多数回起こることで、洗濯槽内の洗濯物の種類によっては布傷み等を発生する可能性があるため、使用者が洗濯物の種類により設定する洗濯の条件によっても異常振動の判定基準を別にすることが望ましい。
しかしながら、特許文献1に開示された洗濯機においては、光発信器と光受信器との間の光を外槽の異常振動によって光遮断部が遮断するという構成で外槽が異常振動しているか否かの検出を行っているため、洗濯槽の回転速度又は洗濯物の種類に応じた判定基準量で、外槽の異常振動を判定することが難しいという問題がある。特許文献2に開示された洗濯機においては、検出される外槽の振動の周期に応じて洗濯機の動作を変更することができるが、振動の周期から判断する構成となっているため、少なくとも数周期分の振動の情報が必要であり、判断に相応の時間を要するという問題がある。
また、特許文献3に開示された洗濯機においては、加速度センサにより検知される外槽の振動による加速度に応じた電圧値から、演算回路により外槽の変位量を算出し、算出された変位量と判定基準量とを比較するという構成で外槽が異常振動しているか否かの検出を行っているため、条件に応じた判定基準量を用いて外槽の異常振動を判定できるが、加速度センサが1方向の振動による加速度のみ検知する構成であるため、複数方向の成分を有する複合的な振動を検出することが難しいという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、洗濯槽の回転軸方向と、この回転軸方向に対する垂直方向との二方向について、外槽の加速度及び洗濯槽の回転速度に基づいて変位量検出手段が外槽の変位量を検出し、各方向の変位量の合成値から外槽の最大変位量を算出し、比較手段が最大変位量と所定の判定基準量とを比較することで、複数方向の振動から外槽の異常振動を検出できる洗濯機を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、洗濯槽の回転軸方向と、この回転軸方向に対する垂直方向との二方向について、外槽の加速度及び洗濯槽の回転速度に基づいて変位量検出手段が外槽の変位量を検出し、比較手段が各方向の変位量と各方向について定めた判定基準量とを比較することで、複数方向の振動から外槽の異常振動を検出できる洗濯機を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、直交する2方向の加速度が検知できる加速度センサを1個配置し、2方向の振動の加速度を検知することで、加速度センサの取り付け作業が単純化できる洗濯機を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、1方向の加速度を検知する加速度センサを2個、それぞれの検知方向が略垂直方向となり、それぞれ検知する感度が最も高くなる位置に配置し、2方向の振動の加速度を検知することで、各方向の振動を検出する感度がより高い洗濯機を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、洗濯動作開始前に外槽の各方向の加速度を記憶しておき、変位量算出手段が加速度検知手段から得られた加速度を基に外槽の変位量を算出する際に、外槽の洗濯動作時における振動の加速度と記憶しておいた洗濯動作開始前の加速度との差分から変位量を算出することで、加速度検知手段の個体差又は取り付け誤差等の影響を低減できる洗濯機を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、条件に応じた判定基準量を用いて比較手段が比較を行い、外槽が異常振動しているか否かの判定を行うことで、洗濯物の種類に応じて使用者が設定する洗濯の条件及び洗濯槽の回転速度に適した外槽の異常振動の判定を行うことができる洗濯機を提供することにある。
本発明に係る洗濯機は、洗濯物を収容する洗濯槽と、前記洗濯槽を回転自在に支持し、前記洗濯槽を内部に収容する外槽と、前記外槽の振動による変位量を検出する変位量検出手段とを備える洗濯機において、前記洗濯槽の回転軸方向、及び、該回転軸方向に対する垂直方向の二方向について、前記外槽の振動による加速度を検知する加速度検知手段と、前記洗濯槽の回転速度を検知する回転速度検知手段とを備え、前記変位量検出手段は、前記加速度検知手段が検知した前記二方向の加速度、及び前記回転速度検知手段が検知した回転速度を基に、前記外槽の前記二方向の変位量を検出するようにしてあり、前記変位量検出手段が検出した各方向の変位量の合成した値から前記外槽の最大変位量を算出する演算手段と、前記演算手段が算出した最大変位量と所定の判定基準量とを比較する比較手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、洗濯槽の回転軸方向及びこれに対する垂直方向の二方向について外槽の振動による加速度を検知する。また、洗濯槽の回転速度を検知し、外槽の二方向の加速度及び洗濯槽の回転速度に基づいて変位量検出手段が外槽の二方向の変位量を検出する。変位量の合成値を算出する演算手段が各方向の変位量から外槽の最大変位量を算出し、比較手段が最大変位量と所定の判定基準量とを比較して、複数方向の振動から外槽の異常振動を判定する。外槽の加速度から演算手段が演算により各方向の変位量を検出するため、外槽の振動を即時的に判定し、異常振動に即座に対処できる。
また本発明に係る洗濯機は、洗濯物を収容する洗濯槽と、前記洗濯槽を回転自在に支持し、前記洗濯槽を内部に収容する外槽と、前記外槽の振動による変位量を検出する変位量検出手段とを備える洗濯機において、前記洗濯槽の回転軸方向、及び、該回転軸方向に対する垂直方向の二方向について、前記外槽の振動による加速度を検知する加速度検知手段と、前記洗濯槽の回転速度を検知する回転速度検知手段とを備え、前記変位量検出手段は、前記加速度検知手段が検知した前記二方向の加速度、及び前記回転速度検知手段が検知した回転速度を基に、前記外槽の前記二方向の変位量を検出するようにしてあり、前記変位量検出手段が検出した各方向の変位量と各方向について予め定めた判定基準量とを比較する比較手段を備えることを特徴とする。
この発明においては、洗濯槽の回転軸方向及びこれに対する垂直方向の二方向について外槽の振動による加速度を検知する。また、洗濯槽の回転速度を検知し、外槽の二方向の加速度及び洗濯槽の回転速度に基づいて変位量検出手段が外槽の二方向の変位量を検出する。比較手段が各方向の変位量と各方向について定めた判定基準量とを比較して、複数方向の振動から外槽の異常振動を判定する。外槽の加速度から演算手段が演算により各方向の変位量を検出するため、外槽の振動を即時的に判定し、異常振動に即座に対処できる。
また本発明に係る洗濯機は、前記加速度検知手段が、直交する2方向の加速度を検知する加速度センサであることを特徴とする。
この発明においては、加速度検知手段を、直交する2方向の加速度が検知できる加速度センサを1個配置することで実現し、加速度センサの取り付け作業を単純化する。
また本発明に係る洗濯機は、前記加速度検知手段が、1方向の振動の加速度を検知する加速度センサ2個よりなり、該2個の加速度センサの各検知方向が略垂直方向となるよう配置してあることを特徴とする。
この発明においては、1方向の加速度を検知する加速度センサを2個、それぞれの検知方向が略垂直方向となり、それぞれ検知する感度が最も高くなる位置に配置し、各方向の振動を検出する感度がより高くなるよう加速度検知手段を実現する。
また本発明に係る洗濯機は、前記変位量検出手段が、洗濯動作開始前における前記外槽の各方向の加速度を記憶し、洗濯動作時の前記外槽の振動による各方向の加速度と記憶した洗濯動作開始前の各方向の加速度との差分から、前記外槽の変位量を計算するようにしてあることを特徴とする。
この発明においては、洗濯動作開始前に外槽の各方向の加速度を記憶しておき、変位量算出手段が加速度検知手段から得られた加速度を基に外槽の変位量を算出する際に、外槽の洗濯動作時における振動の加速度と記憶しておいた洗濯動作開始前の加速度との差分から変位量を算出し、加速度検知手段の個体差又は取り付け誤差等の影響を低減する。
また本発明に係る洗濯機は、前記洗濯槽の回転速度を検知する回転速度検知手段及び洗濯の条件を設定する洗濯条件設定手段を備え、前記比較手段は、前記回転速度検知手段が検知した回転速度及び洗濯条件設定手段が設定した洗濯の条件に応じた判定基準量を記憶してあり、該判定基準量を用いて回転速度及び洗濯の条件に応じた比較を行うようにしてあることを特徴とする。
この発明においては、条件に応じた判定基準量を用いて比較手段が比較を行い、外槽が異常振動しているか否かの判定を行い、洗濯物の種類に応じて使用者が設定する洗濯の条件及び洗濯槽の回転速度に適した外槽の異常振動の判定を行う。
本発明による場合は、洗濯槽の回転軸方向及びこれに対する垂直方向の二方向について、外槽の加速度及び洗濯槽の回転速度を基に変位量を検出し、その変位量の合成値を算出する演算手段が各方向の変位量から外槽の最大変位量を算出し、比較手段が最大変位量と所定の判定基準量とを比較する構成としたため、複数方向の振動から外槽の異常振動を判定できる。
また、本発明による場合は、洗濯槽の軸方向及びこれに対する垂直方向の二方向について、外槽の加速度及び洗濯槽の回転速度を基に変位量を検出し、比較手段が各方向の変位量と所定の各方向についての判定基準量とを比較する構成としたため、複数方向の振動から外槽の異常振動を判定できる。
また、本発明による場合は、直交する2方向の加速度が検知できる加速度センサを1個配置し、2方向の振動の加速度を検知する構成としたため、加速度センサの取り付け作業を単純化できる。
また、本発明による場合は、1方向の加速度を検知する加速度センサを2個、それぞれの検知方向が略垂直方向となり、それぞれ検知する感度が最も高くなる位置に配置し、2方向の振動の加速度を検知する構成としたため、各方向の振動を検出する感度をより高くできる。
また、本発明による場合は、洗濯動作開始前に外槽の各方向の加速度を記憶しておき、変位量算出手段が加速度検知手段から得られた加速度を基に外槽の変位量を算出する際に、外槽の洗濯動作時における振動の加速度と記憶しておいた洗濯動作開始前の加速度との差分から変位量を算出する構成としたため、加速度検知手段の個体差又は取り付け誤差等の影響を低減することができる。
更に、本発明による場合は、条件に応じた判定基準量を用いて比較手段が比較を行い、外槽が異常振動しているか否かの判定を行う構成としたため、洗濯物の種類に応じて使用者が設定した洗濯の条件及び洗濯機の動作状況に適した判定を行い、洗濯物の布傷みの発生を抑え、脱水動作の反復による洗濯時間の遅延を防ぐことができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る洗濯機の外観斜視図である。図において1は、洗濯機の外箱であり、外箱1は前面にドア2及び操作部3を備え、ドア2を開閉して、後述する洗濯槽内に洗濯物を投入する。洗濯機の運転操作を行うための操作部3は、電源投入及び洗濯の条件設定等を行うための入力キー及び洗濯状況を表示する表示部等を有する。なお、本実施の形態においては、使用者が設定する洗濯の条件は、洗濯機の騒音を抑えることができる静音洗濯、洗濯物の量が少なく、洗濯物の布傷みを抑えることができるドライ洗濯及び標準洗濯の3種類としているが、これに限定されるものではなく、その他にも汚れの多い洗濯物向けの念入り洗濯または洗濯時間が短い高速洗濯等の条件を加えてもよい。洗濯の条件を複数用意することで、使用者は洗濯物の汚れ及び素材等に適した洗濯を行うことができる。
図2は、本発明に係る洗濯機の側面断面図であり、図3は正面断面図である。図において10は、洗濯時の水をためておくための外槽であり、外槽10は外箱1の内部で上部からバネ12により吊り下げられ、また、下部からダンパー13により支持されており、洗濯動作に伴う振動を吸収し軽減する構成となっている。外槽10内には洗濯槽11が納めてあり、回転自在に支持されている。外箱1の後部には駆動用のモータ15が配設してあり、洗濯槽11は外槽10の後面中心部の貫通孔に挿通された回転軸14を介してモータ15と接続され、モータ15により回転駆動される。洗濯槽11の側面には多数の脱水孔16が穿設してあり、内周面には複数の攪拌体17が形成してある。
外槽10は下部に洗濯後の水を排水するための排水口を有し、排水口から排水管18を介して排水ポンプ19が接続してある。排水管18は排水経路中に濾過部20を有し、濾過部20はフィルタにより糸くず等を捕集する。濾過部20に備えられるフィルタは外箱1の前面下部から取り外して交換することができる。また、濾過部20にはエアートラップ21、導圧パイプ22及び水位センサ23を備えており、エアートラップ21内の気圧が導圧パイプ22を介して水位センサ23に伝わり、水位センサ23は伝えられた圧力から外槽10内の水位を検知する。
外槽10は上部に給水口26を備え、洗剤ケース27及び給水管25を介して給水弁24に接続してある。給水弁24は外部の水道等から外槽10内に流れ込む水の量を制御する。洗剤ケース27には洗濯用の洗剤を入れておくことができる。
外槽10の上部側面に配設してある加速度センサ50は、直交する2方向の加速度を検知するセンサであり、外槽10の左右方向及び前後方向の2方向について振動の加速度を検知するよう姿勢を決めてある。加速度センサ50は、検知した加速度に応じた電圧値を外箱1の上部に配置された制御部28へ送る。
また、モータ15の近傍には洗濯槽11の回転速度を検知するための回転速度検知手段29を備え、回転速度検知手段29は、洗濯槽11の回転速度に応じた電気信号を、外箱1の上部に配設された制御部28へ送る。回転速度検知手段29は、例えばホールセンサ又はタコジェネレータ等で構成することができる。制御部28は、加速度センサ50、回転速度検知手段29及び水位センサ23等からの情報を基にモータ15、排水ポンプ19及び給水弁24等を制御し、洗濯槽11内の洗濯物の洗濯動作を行う。
図4は、本発明に係る洗濯機の構成を示すブロック図である。制御部28は、マイクロコンピュータ100、電源回路101、リセット回路102、状態検知回路103、入力キー判定回路104、表示部駆動回路105、ブザー駆動回路106及び負荷駆動回路107を備えている。電源回路101は定電圧をマイクロコンピュータ100に供給しており、マイクロコンピュータ100のVdd端子とVss端子に接続してある。リセット回路102の出力はマイクロコンピュータ100のRESET端子に接続してあり、リセット回路102は電源投入時のマイクロコンピュータの初期化及び電源電圧低下時の誤動作回避等を行う。
マイクロコンピュータ100は、CPU108、RAM109、ROM110、タイマ111及び複数のI/Oポート112を備えている。CPU108、RAM109、ROM110及びI/Oポート112はバス114を介して相互に接続してあり、タイマ111は直接CPU108に接続してある。CPU108は、変位量演算及び変位量の合成演算等の各種演算を行う。各種演算結果及び各センサ等からの情報に基づき、CPU108はI/Oポート112を通じて各駆動回路に制御信号を送り、洗濯動作を制御する。ROM110は、マスクROM又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ素子で構成してあり、CPU108で実行されるプログラム及び条件毎の判定基準値等を記憶する。RAM109は、DRAM等の揮発性メモリ素子又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ素子のどちらで構成しても良く、CPU108の演算結果及び状態検知回路103からの検知情報等を記憶し、また、RAM109は使用者が設定した洗濯の条件を記憶する。タイマ111は洗濯時間の計時及びエラー発生時のタイムアウト処理等に用いられる。
加速度センサ50、回転速度検知手段29及び水位センサ23は、制御部28内の状態検知回路103に接続してあり、洗濯機各部の動作情報を状態検知回路103が集め、I/Oポート112を介してマイクロコンピュータ100内のCPU108又はRAM109へ送る。操作部3内に配設される入力キー152は制御部28内の入力キー判定回路104に接続してあり、入力キー判定回路104は入力されたキーの種類及び入力された回数等の情報をI/Oポート112を介してCPU108又はRAM109へ送る。操作部3内に配設される表示部153は、制御部28内の表示部駆動回路105に接続してあり、表示部駆動回路105は、I/Oポート112を介してCPU108から送られて来る表示命令に従って表示部153に洗濯機の洗濯動作状況等を表示する。ブザー154は、制御部28内のブザー駆動回路106に接続してあり、ブザー駆動回路106はI/Oポート112を介してCPU108から送られて来る命令に従ってブザー154を鳴らす。ブザー154は、洗濯の終了及び異常発生時等に鳴らす事で、使用者に洗濯機の動作状況を確実に伝えることができる。モータ15、排水ポンプ19及び給水弁24は、制御部28内の負荷駆動回路107に接続してある。負荷駆動回路107はI/Oポート112を介してCPU108より送られて来る駆動命令に従って、モータ15、排水ポンプ19及び給水弁24を駆動し洗濯動作を行う。
以上のように構成された洗濯機において、ドア2から洗濯物を洗濯槽11へ投入し、操作部3にて洗濯の条件を設定し、洗濯を開始する。洗濯が開始されると、給水弁24が開かれ、給水管25、洗剤ケース27を経由した水が、洗剤ケース27内の洗剤を溶かしながら、給水口26から外槽10及び洗濯槽11内に給水される。十分な量の水が給水された後、給水弁24を閉じて給水を停止し、モータ15を回転させて洗い動作を開始する。モータ15の回転により、回転軸14を介して洗濯槽11が回転し、攪拌体17が洗濯物を持ち上げ、洗濯物が自重により落下することを繰り返して洗い動作が行われる。洗い動作終了後、排水ポンプ19が排水管18から外槽10及び洗濯槽11内の水を排水する。排水の終了後、再び給水を行い、洗濯物のすすぎ動作を行う。すすぎ動作の原理は洗い動作と同じである。すすぎ動作終了後に排水を行い、脱水動作へ移行する。脱水動作では、洗濯槽11をモータ15によって高速回転させることで発生する遠心力を利用し、脱水孔16から洗濯物の水分を排出して脱水を行う。
脱水動作において、洗濯槽11内に収容した洗濯物に片寄りがある場合、外槽10が振動する。外槽10に配設された加速度センサ50は、外槽10の前後方向及び左右方向それぞれの振動の加速度を検知し、検知した加速度に応じた電圧値を状態検知回路103に伝達する。また、回転速度検知手段29は洗濯槽11の回転速度を検知し、状態検知回路103に伝達する。状態検知回路103は、これらの情報をI/Oポート112を介してマイクロコンピュータ100内のCPU108へ送り、CPU108にて、各方向の加速度及び洗濯槽11の回転速度から、外槽10の各方向の変位量が計算される。
外槽10の変位量Aは、加速度センサ50により外槽10の振動による加速度を電圧値に変換した値をVg、洗濯槽11の回転速度をNとすると、以下で表される式より計算することができる。ただし、Kは定数である。
Figure 0004260097
本実施例においては、更に、外槽10が停止している状態での振動の加速度に応じた電圧値V0を記憶しておき、変化量Aの計算に(1)式を変形した以下の式を用いる。
Figure 0004260097
変位量の計算に、外槽10の停止時の加速度を考慮に入れることによって、加速度センサの個体差及び加速度センサの取り付け位置による誤差等を低減することができる。
CPU108では、計算した外槽10の各方向の変位量から、更に、最大変位量を計算する。各方向の変位量をAx、Ayとし、最大変位量をAmaxとすると、最大変位量Amaxは以下の式より計算することができる。
Figure 0004260097
RAM109またはROM110には、CPU108にて算出された最大変位量Amaxに対して、外槽10が異常振動していると判定するための判定基準量Ahが記憶されており、CPU108は判定基準量Ahを読み出して最大変位量Amaxと比較し、Amax>Ahである場合は外槽10が異常振動していると判断し、脱水動作を中止する等の制御を行う。判定基準量Ahは、使用者が設定した洗濯の条件及び洗濯槽11の回転速度等に最適の基準で判定できるよう、RAM109またはROM110に条件別に複数の値が記憶してある。
図5は本発明に係る洗濯機の脱水動作時におけるCPU108の制御手順を示すフローチャートである。洗い動作及びすすぎ動作の終了後、脱水動作へと移行し、CPU108は、まず、RAM109から洗濯の条件の読み出しを行う(ステップS1)。読み出した洗濯の条件が静音洗濯であるか否かを判断し(ステップS2)、静音洗濯が設定されている場合(S2:YES)、外槽10の異常振動を判定する判定基準量Ahとして静音洗濯に最適な値Ah1をRAM109又はROM110から読み出す(ステップS3)。静音洗濯が設定されていない場合(S2:NO)、洗濯の条件がドライ洗濯であるか否かを判断し(ステップS4)、ドライ洗濯が設定されている場合(S4:YES)、判定基準量Ahとしてドライ洗濯に最適な値Ah2を読み出す(ステップS5)。ドライ洗濯が設定されていない場合(S4:NO)、判定基準量Ahとしてその他の洗濯の条件に最適な値Ah3を読み出す(ステップS6)。それぞれの判定基準量は、例えば、Ah1<Ah2<Ah3の関係を持つ値が実測及びシミュレーション等により予め決められている。
洗濯条件に静音洗濯及びドライ洗濯が設定されていない場合は、更に、回転速度検知手段29が検知した洗濯槽11の回転速度が150rpm以上であるか否かを比較する(ステップS7)。洗濯槽11の回転速度が150rpm以上である場合(S7:YES)、更に洗濯槽11の回転速度が300rpm以下であるか否かを比較する(ステップS8)。洗濯槽11の回転速度が300rpm以下である場合(S8:YES)、即ち洗濯槽11の回転速度が150rpm以上かつ300rpm以下である場合、異常振動を判定する判定基準量Ahとして回転速度に最適な値Ah4を読み出す(ステップS9)。本実施例において回転速度を150rpm以上かつ300rpm以下の条件で比較を行っているが、この回転速度は一例であり、これに限定されるものではない。洗濯槽11の回転速度が150rpm以上でない場合(S7:NO)及び300rpm以下でない場合(S8:NO)は、異常振動を判定する判定基準量Ahは、以前に読み出したAh3を用いる。それぞれの判定基準量は、例えば、Ah3<Ah4の関係を持つ値が実測及びシミュレーション等により予め決められている。
判定基準量Ahの値を読み出した後、加速度センサ50が検知した外槽10の各方向の加速度及び回転速度検知手段29が検知した洗濯槽11の回転速度を取り込んで、外槽10の変位量Ax、Ayを(2)式により算出し(ステップS10)、算出した変位量Ax、Ayから外槽10の最大変位量Amaxを(3)式により算出する(ステップS11)。算出した最大変位量Amaxと読み出した判定基準量Ahとを比較し(ステップS12)、比較結果がAmax>Ahである場合(S12:YES)、外槽10は異常振動していると判断し、異常振動処理を行う(ステップS13)。
図6は、ステップS13の異常振動処理のサブルーチンの制御手順を示すフローチャートである。CPU108は、外槽10が異常振動していると判断した場合、モータ15の回転を停止する(ステップS50)。回転速度検知手段29が検知する洗濯槽11の回転速度が0rpmであるか否か、即ち洗濯槽11の回転が停止しているか否か、を判断し(ステップS51)、洗濯槽11の回転が停止していない場合(S51:NO)、洗濯槽11の回転が停止するまで待ち、洗濯槽11の回転が停止している場合(S51:YES)、再びモータ15の回転を開始して(ステップS52)、脱水動作を再開し、ステップS1へ戻る。本図に示す異常振動処理の制御手順は一例であり、これに限るものではない。
ステップS12において、最大変位量Amaxと判定基準量Ahとの比較結果がAmax>Ahでない場合(S12:NO)、外槽10は異常振動していないと判断し、タイマ111によって計時された脱水時間等から脱水動作を終了させるかどうかを判断する(ステップS14)。脱水動作を終了しないと判断した場合は(S14:NO)、ステップS1に戻って脱水動作を繰り返し、脱水動作を終了すると判断した場合は(S14:YES)、モータ15を停止し洗濯槽11の回転を止め、ブザー154を鳴らして使用者に洗濯終了を伝え、洗濯動作を終了する。
以上のように外槽11の異常振動を判定する判定基準量を変えることで、例えば布傷みを起こさないことが重要であるドライ洗濯が設定された場合は、判定基準量を大きな値に設定し、異常振動判定により脱水動作の反復が多数回起こり、洗濯物の布傷みが起こることを防ぐことができる。また、夜間の洗濯において騒音を抑えることが重要である静音洗濯が設定された場合は、判定基準量を小さな値に設定し、異常振動によって大きな騒音が発生することを防ぐことができる。また、低速回転時に起こる共振による一時的な振動を異常振動と判定しないように、洗濯槽11が特定の回転速度で回転している場合には判定基準量を大きい値に設定することで、共振による誤判定で脱水動作が反復され洗濯時間の遅延が起こることを防ぐことができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、各方向の変位量Ax、Ayから最大変位量Amaxを計算し、最大変位量Amaxと判定基準量Ahとを比較して外槽10の異常振動を判定したが、実施の形態2に係る洗濯機では、各方向に対して判定基準量Ahx、Ahyを用意し、各方向ごとに変位量Ax、Ayと判定基準量Ahx、Ahyとを比較して外槽10が異常振動しているか否かを判定する。
算出された各方向の変位量Ax、Ayに対する各方向の判定基準量Ahx、AhyはそれぞれRAM109またはROM110に記憶してあり、CPU108はこの判定基準量Ahx、Ahyを読み出して比較し、Ax>AhxかつAy>Ahyが成立する場合は外槽10が異常振動していると判断し、脱水動作を中止する等の制御を行う。判定基準量Ahx、Ahyは、使用者が設定した洗濯の条件及び洗濯槽11の回転速度等に最適の値で判定できるよう、RAM109またはROM110に条件別に複数の値がそれぞれ記憶してある。
図7は、実施の形態2に係る洗濯機の脱水動作時におけるCPU108の制御手順を示すフローチャートである。CPU108は、図5に示すステップS3、S5、S6及びS9の処理に代えて、図7に示すステップS21、S22、S23及びS24の処理を行う。つまり、ステップS2の条件が成立した場合(S2:YES)はステップS3の処理を行わずステップS21の処理を行い、ステップS4の条件が成立した場合(S4:YES)はステップS5の処理を行わずステップS22の処理を行い、ステップS4の条件が成立しない場合(S4:NO)はステップS6の処理を行わずステップS23の処理を行い、ステップS8の条件が成立した場合(S8:YES)はステップS9の処理を行わずステップS24の処理を行う。また、図5に示すステップS10の処理を終えた後、ステップS11及びS12を行わず、ステップS25の処理を行う。図7において、使用者が静音洗濯を設定していた場合(S2:YES)、各方向の判定基準量Ahx、Ahyとして静音洗濯に最適な値Ahx1、Ahy1をRAM109又はROM110から読み出す(ステップS21)。静音洗濯が設定されておらず(S2:NO)、ドライ洗濯が設定されている場合(S4:YES)、各方向の判定基準量Ahx、Ahyとしてドライ洗濯に最適な値Ahx2、Ahy2を読み出す(ステップS22)。静音洗濯及びドライ洗濯が設定されていない場合(S4:NO)、各方向の判定基準量Ahx、Ahyとしてその他の洗濯に適した値Ahx3、Ahy3を読み出し(ステップS23)、更に、洗濯槽11の回転速度が150rpm以上(S7:YES)かつ300rpm以下である場合(S8:YES)、回転速度に最適な値Ahx4、Ahy4を読み出す(ステップS24)。
判定基準量Ahx、Ahyの値を読み出した後、加速度センサ50が検知した外槽10の各方向の加速度及び回転速度検知手段29が検知した洗濯槽11の回転速度を取り込んで、外槽10の変位量Ax、Ayを(2)式により算出し(ステップS10)、算出した変位量Ax、Ayと読み出した判定基準量Ahx、Ahyとを比較し(ステップS25)、比較結果がAx>AhxかつAy>Ahyである場合(S25:YES)、外槽10が異常振動していると判断し、異常振動処理を行う(ステップS13)。異常振動処理のサブルーチンについては実施の形態1(図6)と同様の処理であるので、説明を省略する。ステップS25においてAx>AhxかつAy>Ahyが成立しない場合(S25:NO)、外槽は異常振動していないと判断する。
なお、本実施の形態においては、Ax>AhxかつAy>Ahyという条件で外槽10の異常振動を判断しているが、Ax>AhxまたはAy>Ahyという条件で異常振動を判断してもよい。
実施の形態2に係る洗濯機のその他の構成は、実施の形態1に係る洗濯機の構成と同様であるため、同様の箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
実施の形態1及び実施の形態2では、直交する2方向の加速度を検知する加速度センサを1個用いて外槽10の振動の加速度を検知しているが、実施の形態3に係る洗濯機においては、1方向の加速度を検知する加速度センサを2個用いて外槽10の振動の加速度を検知する。
図8は、実施の形態3に係る洗濯機の側面断面図である。図2と同様の部分については同じ符号を付し、説明を省略する。図において50aは加速度センサであり、加速度センサ50a,50aはそれぞれ1方向の加速度を検知する。加速度センサ50a、50aは、それぞれの検知方向が略垂直方向となり、また、それぞれの検知方向についての検知感度が最大となる位置に配設してある。加速度センサ50a、50aは検知した加速度に応じた電圧値を外箱1の上部に配設された制御部28へ送る。
本実施の形態においては、それぞれの方向についての検知感度が最大となる位置に加速度センサを配置する構成となっているため、外槽10の各方向の振動を検出する感度をより高くすることができる。
実施の形態3に係る洗濯機のその他の構成は、実施の形態1に係る洗濯機の構成と同様であるため、同様の箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態1乃至実施の形態3においては、外槽10の前後方向及び左右方向の2方向の異常振動を検出する構成となっているが、上下方向及び左右方向、または上下方向及び前後方向の2方向の異常振動を検出するよう加速度センサを配設してもよい。また、加速度センサを追加して、3方向以上について外槽10の振動の加速度を検知できるよう構成することもできる。
本発明に係る洗濯機の外観斜視図である。 本発明に係る洗濯機の側面断面図である。 本発明に係る洗濯機の正面断面図である。 本発明に係る洗濯機の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る洗濯機の脱水動作時におけるCPUの制御手順を示すフローチャートである。 本発明に係る洗濯機の異常振動処理のサブルーチンの制御手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る洗濯機の脱水動作時におけるCPUの制御手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る洗濯機の側面断面図である。
符号の説明
1 外箱
3 操作部
10 外槽
11 洗濯槽
15 モータ
16 脱水孔
28 制御部
29 回転速度検知手段
50、50a 加速度センサ
100 マイクロコンピュータ
108 CPU

Claims (6)

  1. 洗濯物を収容する洗濯槽と、
    前記洗濯槽を回転自在に支持し、前記洗濯槽を内部に収容する外槽と、
    前記外槽の振動による変位量を検出する変位量検出手段と
    を備える洗濯機において、
    前記洗濯槽の回転軸方向、及び、該回転軸方向に対する垂直方向の二方向について、前記外槽の振動による加速度を検知する加速度検知手段と、
    前記洗濯槽の回転速度を検知する回転速度検知手段と
    を備え、
    前記変位量検出手段は、前記加速度検知手段が検知した前記二方向の加速度、及び前記回転速度検知手段が検知した回転速度を基に、前記外槽の前記二方向の変位量を検出するようにしてあり、
    前記変位量検出手段が検出した各方向の変位量の合成した値から前記外槽の最大変位量を算出する演算手段と、
    前記演算手段が算出した最大変位量と所定の判定基準量とを比較する比較手段と
    を備えることを特徴とする洗濯機。
  2. 洗濯物を収容する洗濯槽と、
    前記洗濯槽を回転自在に支持し、前記洗濯槽を内部に収容する外槽と、
    前記外槽の振動による変位量を検出する変位量検出手段と
    を備える洗濯機において、
    前記洗濯槽の回転軸方向、及び、該回転軸方向に対する垂直方向の二方向について、前記外槽の振動による加速度を検知する加速度検知手段と、
    前記洗濯槽の回転速度を検知する回転速度検知手段と
    を備え、
    前記変位量検出手段は、前記加速度検知手段が検知した前記二方向の加速度、及び前記回転速度検知手段が検知した回転速度を基に、前記外槽の前記二方向の変位量を検出するようにしてあり、
    前記変位量検出手段が検出した各方向の変位量と各方向について予め定めた判定基準量とを比較する比較手段
    を備えることを特徴とする洗濯機。
  3. 前記加速度検知手段は、直交する2方向の加速度を検知する加速度センサである請求項1又は請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記加速度検知手段は、1方向の振動の加速度を検知する加速度センサ2個よりなり、該2個の加速度センサの各検知方向が略垂直方向となるよう配置してある請求項1又は請求項2に記載の洗濯機。
  5. 前記変位量検出手段は、洗濯動作開始前における前記外槽の各方向の加速度を記憶し、洗濯動作時の前記外槽の振動による各方向の加速度と記憶した洗濯動作開始前の各方向の加速度との差分から、前記外槽の変位量を計算するようにしてある請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の洗濯機。
  6. 前記洗濯槽の回転速度を検知する回転速度検知手段及び洗濯の条件を設定する洗濯条件設定手段を備え、
    前記比較手段は、前記回転速度検知手段が検知した回転速度及び洗濯条件設定手段が設定した洗濯の条件に応じた判定基準量を記憶してあり、該判定基準量を用いて回転速度及び洗濯の条件に応じた比較を行うようにしてある請求項1から請求項5までのいずれか1つに記載の洗濯機。
JP2004312964A 2004-10-27 2004-10-27 洗濯機 Expired - Fee Related JP4260097B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004312964A JP4260097B2 (ja) 2004-10-27 2004-10-27 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004312964A JP4260097B2 (ja) 2004-10-27 2004-10-27 洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006122239A JP2006122239A (ja) 2006-05-18
JP4260097B2 true JP4260097B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=36717521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004312964A Expired - Fee Related JP4260097B2 (ja) 2004-10-27 2004-10-27 洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4260097B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007319184A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Sharp Corp ドラム式洗濯機
JP4963210B2 (ja) * 2006-10-20 2012-06-27 シャープ株式会社 ランドリー機器
JP4756054B2 (ja) * 2008-03-13 2011-08-24 パナソニック株式会社 ドラム式洗濯機
JP5810269B2 (ja) * 2008-09-01 2015-11-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
JP2010119417A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Panasonic Corp 洗濯機
KR20100106154A (ko) * 2009-03-23 2010-10-01 엘지전자 주식회사 감지모듈 및 이를 구비한 의류처리장치
JP2011083465A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Panasonic Corp 洗濯機
CN104532514A (zh) * 2014-12-15 2015-04-22 南京创维电器研究院有限公司 一种波轮洗衣机的不平衡检测方法及系统
JP7089884B2 (ja) * 2018-01-25 2022-06-23 株式会社久保田製作所 遠心分離機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006122239A (ja) 2006-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4580813B2 (ja) ドラム式洗濯機におけるアンバランス位置検知方法及びアンバランス位置検知可能なドラム式脱水機
JP4257312B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP4943772B2 (ja) 洗濯機及び布量算出方法
US20130118210A1 (en) Washing machine having vibration reducing apparatus and vibration reducing method using the same
WO2012114716A1 (ja) ドラム式洗濯機
JP4260097B2 (ja) 洗濯機
KR20110116794A (ko) 세탁기 및 그 제어방법
KR20060120934A (ko) 드럼 세탁기의 세탁방법
JP4511490B2 (ja) ドラム式洗濯機またはドラム式洗濯乾燥機
JP2008246230A (ja) 洗濯乾燥機
JP2006296540A (ja) 洗濯機
JP3522996B2 (ja) 全自動洗濯機
JP4726818B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP5380320B2 (ja) 洗濯機
JP7126068B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP4803610B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2008054825A (ja) ドラム式洗濯機
CN113167004B (zh) 洗衣机
JP5060437B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP7442126B2 (ja) ドラム式洗濯機
KR100557036B1 (ko) 진동감지장치를 구비한 세탁기 및 그 진동감지방법
JP2013013603A (ja) 洗濯機
WO2023053815A1 (ja) 洗濯機
JP2000342884A (ja) 洗濯機
JP2003245490A (ja) 洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080527

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090203

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4260097

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees