JP4259568B2 - 情報処理装置およびそのプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、ネットワーク上に接続され、各種のハードウェア資源あるいはソフトウェア資源を管理する管理プログラムおよび管理情報を備えた情報処理装置に関する。
従来、ネットワーク上に接続されているパーソナルコンピュータ等の複数台の情報処理装置においては、様々なハードウェア資源やソフトウェア資源を備えており、利用者やアプリケーションプログラムに対し、これらの資源を用いて、例えば、障害通報管理サービスやFAXサービス等のような各種のサービスを提供するようにしている。この場合、これらのサービスは、資源別にモジュール化された資源管理部によって管理、制御されている。この資源管理部は、資源を管理する情報の他に、動作モード等を定義する設定情報を含む管理情報を有しており、この設定情報は、情報処理装置毎に任意にカスタマイズすることが可能となっている。
しかしながら、動作モード等を定義する設定情報をカスタマイズする為の各種の設定操作は、個々の情報処理装置毎に異なっており、例えば、部署単位で略同じ設定を行う場合でも、その設定操作が情報処理装置毎に異なる為に、部署内の各情報処理装置に対する設定には、多くの時間と手間を要していた。このことは、ネットワーク上の何れかの情報処理装置を処理対象として任意に選択して、設定/操作を行わせる場合であっても同様であり、各資源管理部毎にその操作内容が別々である為、各資源管理部毎に設定/操作を指示する場合も、多くの時間と手間を要していた。更に、同一の情報処理装置に対して資源別に異なる設定/操作を繰り返し行わせる場合に、その処理対象が同一であっても、その都度、処理対象を選択指定する為の作業を行う必要がある為、多くの時間と手間を要すると共に、その選択を間違える危険性があった。
本発明の課題は、各種のハードウェア資源あるいはソフトウェア資源に対応する管理プログラムおよび管理情報を有する環境下において、各資源共通のメッセージを使用して、個々の情報処理装置が持つ様々な資源の管理プログラムに対する設定/操作を他の任意の情報処理装置から自由に指示できるようにすることである。
本発明の情報処理装置は、ネットワーク上に接続され、各種のハードウェア資源あるいはソフトウェア資源を管理する管理プログラムを有する個々の情報処理装置であって、ネットワーク上に接続されている各情報処理装置をホスト装置としホスト名によりツリー構造で表示すると共に各情報処理装置内での各種サービスを実行するための管理プログラムの管理情報を表示する表示手段と、前記表示手段で表示されているホスト名を指定すると共に前記表示手段に表示されている前記管理プログラムの管理情報を指定する指定手段と、ネットワーク上の他の情報処理装置に対し設定/操作を行わせる場合に、前記指定手段で指定されたホスト名を示す指定情報と、前記指定手段で指定された前記管理プログラムを示す指定情報と、設定/操作の処理内容とを含み、前記管理プログラムの管理情報に共通する共通形式のメッセージを作成するメッセージ作成手段と、このメッセージ作成手段によって作成されたメッセージをネットワーク上に送信する送信手段と、ネットワーク上のメッセージを取得し、それが自己宛のホスト名のメッセージである場合には、このメッセージ内に含まれている前記管理プログラムの指定情報に基づいて該当する管理プログラムを起動させて、メッセージ内の設定/操作の処理内容にしたがった前記管理プログラムの管理情報の更新を行う制御手段とを具備するものである。
なお、本発明は次のようなものであってもよい。ネットワーク上に接続されている個々の情報処理装置をその分類に基づいてグループ化して登録するグループ登録手段と、このグループ登録手段によって登録されたグループに属する複数の情報処理装置を一括してアドレス指定する為のマルチキャストアドレスを記憶するアドレス記憶手段と、を設け、前記送信手段は、前記メッセージ作成手段によって作成されたメッセージをグループ別に送信する際に、当該グループ対応の前記マルチキャストアドレス宛に送信する。したがって、この発明によれば、処理対象として指定されたグループに対して共通形式のメッセージを1回送信するだけで、そのグループに属する複数の情報処理装置に対する設定/操作を一括して行わせることができる。
前記資源別の管理プログラムは、メモリ上に常駐され、利用者やアプリケーションプログラムからの要求に応じてサービスを提供するサービスプログラムであり、前記メッセージが前記管理プログラムの起動を示す指示要求であれば、当該管理プログラムをメモリ上に常駐させてサービスを提供可能な状態に設定し、前記管理プログラムの停止を示す指示要求であれば、当該管理プログラムをメモリ上から解放する。したがって、各情報処理装置が持つ様々な資源の管理プログラムに対する起動/停止を他の任意の情報処理装置から自由に指示することができる。
本発明によれば、ネットワーク上の他の情報処理装置に対し設定/操作を行わせる場合に、各情報処理装置を示すホスト名をツリー構造で表示すると共に各情報処理装置内での各種サービスを実行するための管理プログラムの管理情報を表示して、所望のホスト名及び管理情報を指定することにより、各管理プログラムの管理情報に共通するメッセージを送受信するようにしたから、共通形式のメッセージを使用し、各情報処理装置が持つ様々な資源の管理プログラムに対する設定/操作を他の任意の情報処理装置からホスト名のツリー構造の表示及び各管理プログラムの管理情報の表示を基に自由に指示することができ、情報処理装置毎や管理プログラム毎に個別の操作を行なう必要もなく、設定の操作性を大幅に向上させることが可能となる。
以下、図1〜図23を参照してこの発明の一実施形態を説明する。
図1は、この実施形態における情報処理システムの全体構成を示したブロック図である。
この情報処理システムは、複数のLAN(構内情報通信網)を接続してなる広域通信のネットワークシステムを構成するもので、会社組織においてLAN1は、本社側に構築されているネットワークであり、LAN2は、工場側構築されているネットワークで、各LAN1、2は、複数台の情報処理装置(以下、ホスト装置と称する)3を有し、ルータ4を介してWAN(広域通信網:インターネット)5に接続されているネットワーク環境(イントラネット環境)となっている。
なお、図中、A、B、C、‥‥は、各ホスト装置3に対応する「ホスト名」を示している。
この情報処理システムは、ネットワーク上の各ホスト装置3を任意にグループ化し、マルチキャストグループ送信技術を用いて、何れかのホスト装置3からの指示によって同一グループに属する複数のホスト装置3に対して各種の設定/操作を一括して行わせることができるようにしたものである。
この情報処理システムを構成する個々のホスト装置3は、各種のハードウェア資源、ソフトウェア資源を管理する管理プログラムおよび管理情報を資源別にモジュール化した各種の管理モジュールを有し、各ホスト装置3間において、同一の管理モジュール同士でメッセージ(処理要求)をやり取りする為に、そのメッセージ体系を整え、共通形式のメッセージ情報を送受信して、各種の設定/操作をホスト単位/グループ単位で行うようにしている。
なお、この実施形態においては、例えば、TCP/IP通信プロトコルを利用したHTTPプロトコル等によって、各ホスト装置3間でデジタル化(パケット化)された情報の送受信を行うようにしている。
ネットワーク上の各ホスト装置3をグループ化する場合、この実施形態においてはLAN1が構築されている「本社」を基本グループとし、LAN2が構築されている「工場」を他の基本グループとして設定されており、各基本グループには、任意に区分した複数の論理グループが設定登録されている。例えば、本社の基本グループは、「管理部門」、「生産部門」等に対応して複数の論理グループに区分され、更に、各部門毎も「人事」、「給与」等のように複数の論理グループに区分されている。つまり、本社の基本グループは、階層的に複数の論理グループに分けられている。
このような論理グループの登録は、個々のホスト装置3によって任意に設定可能であり、何れかのホスト装置3で論理グループの登録更新が行われた場合には、他の全てのホスト装置3に対して論理グループの更新内容を一括送信して設定するようにしている。
なお、基本グループを複数の論理グループに区分する場合、その区分の仕方によっては、あるホスト装置3が複数の論理グループに属するようになるが、この実施形態においては、複数グループの重複設定も許容するようにしている。言換えれば、ホスト装置3をどのような体系でグループ化するかを問わず、自由なグループ分けを可能としている。
図2は、ホスト装置3の基本的構成要素を示したブロック図である。
なお、この実施形態におけるホスト装置3の特徴部分を詳述する前に、この実施形態のハードウェアの構成について以下、説明しておく。
CPU31は、記憶装置2内のオペレーティングシステムや各種アプリケーションソフトにしたがってこのホスト装置3の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶装置32は、オペレーティングシステムや各種アプリケーションソフトを記憶するプログラム記憶領域32aの他、データベース、文字フォントの各種のデータを記憶するデータ記憶領域32bを有し、磁気的、光学的、半導体メモリ等によって構成されている。この記録装置32はハードディスク等の固定的なメモリの他、CD−ROM、DVD等の着脱自在な記憶媒体を装着可能な構成であってもよい。この記憶装置32内のプログラムやデータは、必要に応じてRAM(例えば、スタティックRAM)33にロードされたり、RAM33内のデータが記憶装置32にセーブされる。なお、RAM33内には、プログラム実行領域33aと作業領域33bとを有している。
更に、CPU31は通信装置34を介して他の電子機器のプログラム/データを直接アクセスして使用したり、他の電子機器から通信装置34を介してダウンロード受信することもできる。一方、CPU31にはその入出力周辺デバイスである通信装置34、入力装置35、表示装置36、印字装置37がバスラインを介して接続されており、入出力プログラムにしたがってCPU31はそれらの動作を制御する。
通信装置34は、通信モデムを含む有線の通信インターフェイスである。入力装置35はキーボードやタッチパネルあるいはマウスやタッチ入力ペン等のポインティングデバイスを構成する操作部であり、表示装置36は、フルカラー表示を行う液晶表示装置やCRTあるいはプラズマ表示装置などである。
図3は、表示装置36の画面内容を示した図で、ネットワークビューワ対話画面NBと、システム管理ツール対話画面SMとに分割表示されている状態を示している。なお、ネットワークビューワ対話画面とシステム管理ツール対話画面とは、基本的に非同期で表示される画面である。
ネットワークビューワ対話画面NBは、資源別の各種管理モジュールに対して汎用的に使用される共通画面であると共に、他の1または2以上のホスト装置3に対して各種の設定/操作を行わせる為に、その処理対象としてのグループ/ホストを任意に選択する為の処理対象選択用のメニュー画面である。
この対話画面NBには、ネットワーク上に接続されている各ホスト装置3を示す「ホスト名」と、各ホスト装置3をグループ化した基本グループや論理グループを示す「グループ名」の一覧がツリー構造で表示される。なお、この対話画面NB内には、ホスト名・グループ名に対応づけて「チェックボックス」が設けられており、処理対象を選択する場合には、このボックス内にチェックを入れるようにしている。また、この対話画面NB内には、以前に選択された処理対象が輝度変化や反転表示等によって識別表示されている。
システム管理ツール対話画面SMは、目的別に異なる内容の専用画面がボタン操作に応じて切り換え表示されるもので、各種のハードウェア資源、ソフトウェア資源を管理する資源別のシステム管理ツールに対応して、各種の設定/操作を入力する為の入力画面が切り換え表示される。この場合、システム管理ツール対話画面SMの上部側に配置されている各種のツール切換選択ボタンB1が押下される毎に、対応するツール設定用入力画面に切り換えられる。
なお、各ツール切換選択ボタンB1は、各種の管理ツール、例えば、グループ管理ツール、障害通報管理ツール‥‥に1対1に対応付けられている。
システム管理ツール対話画面SM内には、更新ボタンB2、送信ボタンB3が配置され、また、システム管理ツール対話画面SMの上部側には、終了ボタンB4が配置されている。
更新ボタンB2は、この対話画面SMに現在表示中のツールに対応して、ネットワーク上の他のホスト装置3側に設定されている当該ツール対応の設定データを取得し、この設定データを自己の対話画面SMに表示させて閲覧可能とする為のボタンである。つまり、この実施形態においては、ネットワークビューワ対話画面NB内で選択した処理対象ホストを取得対象として指定し、そのホスト装置3側に設定されている当該ツール対応の設定データを取り寄せて自由に閲覧できるようにしており、他のホスト装置3から取り寄せた設定データをシステム管理ツール対話画面SM内に表示させてその画面内容を更新すべきことを指示するボタンである。
送信ボタンB3は、システム管理ツール対話画面SM内に入力されたデータをネットワークビューワ対話画面内で選択された処理対象ホストへ送信すべきことを指示すると共に、そのデータを処理対象ホスト側のシステム管理ツール内に設定すべきことを指示するボタンである。これによって、例えば、何れかのホスト装置3からの要求にしたがって他のホスト装置3の動作環境をカスタマイズすることができるようになっている。
終了ボタンB4は、ネットワークビューワ対話画面NBの消去やシステム管理ツール対話画面SMの消去を指示するボタンである。
図4は、図1で示した処理ブロックMB内において実行される各種の機能を機能ブロック別に説明する為のブロック図である。
すなわち、図1の破線で囲んだ部分は、各種の機能を実行するハードウェア上の構成要素(CPU31、記憶装置32、RAM34)を示す処理ブロックMBであり、図3で示した処理ブロックMBは、CPU31が実行する各種の機能を機能別に示したブロックである。
各ホスト装置3のブロックMBを機能別に分けると、この機能ブロックMB内には、後述するネットワークビューワ対話画面処理部301、メッセージ送信処理部302、メッセージ振り分け処理部303、ネットワーク管理部304を有する構成となっている。
また、各ホスト装置3のブロックMBには、各種のハードウェア資源、ソフトウェア資源を管理する資源別のシステム管理ツール、例えば、障害通報管理ツール、スケジュール管理ツール、グループ管理ツール‥‥に対応してそれらをモジュール化した障害通報管理モジュールM1、スケジュール管理モジュールM2、グループ管理モジュールM3‥‥を有し、利用者やアプリケーションプログラムに対して各種のサービスを提供するようにしている。
各管理モジュールM1、M2、M3‥‥は、管理プログラムおよび管理情報を有し、各管理プログラムは、メモリ(RAM34)上に常駐され、利用者やアプリケーションプログラムからの要求に応じて各種のサービスを何時でも提供可能なサービスプログラムであり、各ホスト装置3は、自己宛のメッセージが管理プログラムの起動を示す指示要求であれば、この管理プログラムをメモリ上に常駐させてサービスを提供可能な状態に設定し、自己宛のメッセージが管理プログラムの停止を示す指示要求であれば、この管理プログラムをメモリ上から解放するようにしている。
障害通報管理モジュールM1は、障害通報設定対話画面処理部X1、障害通報管理部Y1、障害通報管理情報Z1を有している。
障害通報管理モジュールM1は、このネットワークシステムの駆動状態、例えば、CPU負担、ディスク容量等のシステムパフォーマンスを監視し、障害の発生を検知した際に、他のホスト装置3へ障害通報を行うシステム管理ツールであり、障害の監視や通報に関しての監視項目毎の詳細設定は、ホスト装置3毎にカスタマイズすることができる他、他の何れかのホスト装置3から監視項目毎に送信されて来る詳細設定のメッセージ情報にしたがってカスタマイズすることができるようになっている。つまり、ネットワーク上の各ホスト装置3をグループ化し、マルチキャストグループ送信技術を用いて、何れかのホスト装置3からの指示によって同一グループに属する複数のホスト装置3に対し、障害監視や通報に関しての詳細設定を一括してカスタマイズすることができるようになっている。
図5は、障害通報管理情報Z1を示した図で、この障害通報管理情報Z1は、各種の管理項目(監視項目)に対応して「設定データ」、「取得データ」、「要求データ」の各領域を有する構成となっている。すなわち、監視の種類を示す分類項目として「プロセッサ使用率」、「プロセッサ温度」、「CPU・FAN回転速度」‥‥が設定されている。また、分類項目別に、障害監視や通報に関しての詳細な判定条件を示す詳細項目が設定されており、例えば、「プロセッサ使用率」の詳細項目として「監視(する/しない)」、「監視間隔([ ]秒毎)」、「他のコンピュータへの通報の通知(する/しない)」、「制限値([ ]%」‥‥「他のコンピュータ(ホスト)からの通報の受信(する/しない)」が設定されている。そして、各詳細項目に対応して、障害通報管理情報Z1には「設定データ」、「取得データ」、「要求データ」の各領域が設けられている。
ここで、各詳細項目に対応して設けられている「設定データ」の領域は、現在、自己のホストに設定されている障害通報管理モジュールM1の設定情報(既定値)がセットされる領域であり、障害通報管理モジュールM1は、この「設定データ」にしたがって項目毎に各種の動作を制御する。
「取得データ」の領域は、ネットワーク上の他のホスト装置3側に設定されている当該障害通報管理モジュール対応の「設定データ」を取得して記憶保持するワーク領域であり、他のホスト装置3から取得した「取得データ」は、ボタン操作に応じてシステム管理ツール対話画面SMに表示され、閲覧可能となる。
「要求データ」の領域は、システム管理ツール対話画面SMに入力された設定情報(入力情報)を一時記憶する為のワーク領域である。この「要求データ」は、その確定に応じて「設定データ」の領域に転送されたり、他のホスト装置3に送信される。
障害通報設定対話画面処理部X1は、管理プログラムの起動にしたがって障害通報設定対話画面に関する動作を制御するもので、このシステム管理ツール対話画面SM内に項目毎に入力されたその動作内容に関する情報を取り込んで、障害通報管理情報Z1内の「要求データ」の領域に項目毎にセットする処理を行ったり、この対話画面内に配置されている更新ボタンB2、送信ボタンB3が押下される毎に、操作されたボタンに応じた処理を行うものである。
障害通報管理部Y1は、管理プログラムの起動にしたがって動作するもので、上述したように、ネットワークシステムの駆動状態を監視し、障害の発生を検知した際に、他のホスト装置3へ障害通報を行う他、更に、この実施形態においては、他のホスト装置3から送信されて来たメッセージ情報の処理要求を解析して、その要求に応じた処理を実行するようにしている。この場合、他のホスト装置3から送信されて来た設定情報を障害通報管理情報Z1内の「設定データ」の領域に管理項目別にセットしてその内容を更新したり、障害通報管理情報Z1内の「取得データ」をネットワーク上に送信する等の処理を行う。
なお、他のスケジュール管理モジュールM2、グループ管理モジュールM3‥‥も、障害通報管理モジュールM1と同様の構成となっており、上述した障害通報管理モジュールM1内の対話画面処理部X1、管理部Y1、管理情報Z1に相当する対話画面処理部、管理部、管理情報とを有する構成となっている。
なお、スケジュール管理モジュールM2、グループ管理モジュールM3の基本的な機能については、後述する図21〜23のフローチャートを参照して説明する。
図6は、スケジュール管理モジュールM2内の管理情報を示し、このスケジュール管理情報Z2も、各種の管理項目に対応して「設定データ」、「取得データ」、「要求データ」の各領域を有する構成となっている。すなわち、分類項目として「システム全体」、「サービス」、「アプリケーション」‥‥が設定されている。
また、分類項目別の詳細項目として、例えば、「システム全体」には、「起動時刻」、「終了時刻」が設定され、「サービス」には「障害通報管理サービス」、「グループ管理サービス」、「FAXサービス」‥‥が設定されていると共に、各サービス別に「自動起動」、「起動時刻」、「終了時刻」が設定されている。そして、各詳細項目に対応して「設定データ」、「取得データ」、「要求データ」の各領域が設けられている。なお、「自動起動」は、電源投入時に当該サービスを自動実行するか否かを示し、「起動時刻」、「終了時刻」は、当該サービスを任意の時間帯に実行させる為のスケジュール時刻である。
図7は、グループ管理モジュールM3内の管理情報を示した図で、このホスト/グループ管理情報Z3も、各種の管理項目に対応して「設定データ」、「取得データ」、「要求データ」の各領域を有する構成となっている。
この場合、分類項目として「基本グループ(1)」、「基本グループ(2)」、‥‥、「論理グループ(1)」、「論理グループ(2)」‥‥、「ホスト(1)」、「ホスト(2)」‥‥が設定されている。また、各「基本グループ」の詳細項目として「グループ名」、「マルチキャストグループアドレス」、「所属グループ/ホスト」が設定されている。この場合、「基本グループ(1)」の「グループ名:本社」、「基本グループ(2)」の「グループ名:工場」がセットされている。「マルチキャストグループアドレス」は、その基本グループに属する全てのホスト装置3を一括指定する為のネットワークアドレスである。「所属グループ/ホスト」には、その基本グループに属する全ての論理グループとホスト装置3を示す論理グループ名、ホスト名がセットされている。
また、各「論理グループ」の詳細項目としては、「グループ名」、「所属ホスト」が設定されている。なお、図示の例では、「論理グループ(1)」の「グループ名:人事」、「論理グループ(2)」の「グループ名:給与」がセットされている場合を示している。「所属ホスト」には、その論理グループに属する全てのホスト装置3を示すホスト名がセットされている。この例では、「論理グループ(1)」の「所属ホスト:ホストA、B‥‥」、「論理グループ(2)」の「所属ホスト:ホストD、E‥‥」がセットされている。
更に、各「ホスト」の詳細項目として「ホスト名」、「IPアドレス」、「所属グループ」、「稼動状態」が設定されている。「IPアドレス」は各ホスト装置3を個別に指定するアドレスである。「所属グループ」は、そのホスト装置3が属する基本グループ/論理グループを示し、「稼動状態」は、当該ホスト装置3の現時点における稼動状態を示す。そして、各詳細項目に対応して「設定データ」、「取得データ」、「要求データ」の各領域が設けられている。
なお、以下、障害通報管理モジュールM1、スケジュール管理モジュールM2、グループ管理モジュールM3、‥‥を「システム管理ツールM」として総称し、各モジュール内の対話画面処理部X1、‥‥を「システム管理ツール対話画面処理部X」として総称し、各モジュール内の管理部Y1、‥‥を「システム管理部Y」として総称し、各モジュール内の管理情報Z1、Z2、Z3、‥‥を「システム管理情報Z」として総称する。
システム管理ツール対話画面処理部Xは、システム管理ツール対話画面SM内の各項目に入力された情報を当該システム管理情報Z内の「要求データ」の領域にセットする処理を行うが、その際、この対話画面内に配置されている送信ボタンB3(図3参照)が押下されると、このシステム管理情報Z内の「要求データ」を取得し、この「要求データ」を送信メッセージ情報TM内にセットし、メッセージ送信処理部302に対して送信依頼を通知する。
図8は、この送信メッセージ情報TMのフォーマット構成を示した図である。
この送信メッセージ情報TMは、ネットワーク上の他のホスト装置3に対し設定/操作を行わせる為のメッセージであり、処理対象のホスト/グループを指定する指定情報と、システム管理ツールMを指定する指定情報と、設定/操作の処理内容とを含み、各種のシステム管理ツールMに共通する共通形式のメッセージ形態となっている。すなわち、この送信メッセージ情報TMは、「送信先IPアドレス」、「処理対象指定情報」、「メッセージコード」、「メッセージパラメータ」、‥‥を有する構成となっている。
この送信メッセージ情報TMを構成する各項目のうち、「メッセージコード」、「メッセージパラメータ」は、送信ボタンB3の押下時にシステム管理ツール対話画面処理部Xの動作に応じてセットされる。「処理対象指定情報」は、メッセージ送信処理部302、「送信先IPアドレス」は、ネットワーク管理部304の動作に応じてセットされる。
「送信先IPアドレス」には、送信先が自己の場合にはセットされないが、ホスト装置3の場合には、そのホストアドレス、基本グループ/論理グループの場合には、マルチキャストグループアドレスがセットされる。
「処理対象指定情報」は、「識別フラグ」、「処理対象名(1)」、「処理対象名(2)」、‥‥の項目を有し、「識別フラグ」には、送信先に応じて「01:基本グループ」、「02:論理グループ」、「03:ホスト」の識別フラグがセットされ、「処理対象名(1)」、「処理対象名(2)」、‥‥には、送信先に応じてグループ名、ホスト名がセットされる。この場合、複数のホスト、論理グループを送信先として一括指定することができるようになっている。
「メッセージコード」は、「モジュールID」、「サービスID」の項目を有している。
図9は、システム管理ツールM別の「モジュールID」、「サービスID」、「メッセージパラメータ」を説明する為の図である。
「モジュールID」は、障害通報管理モジュールM1、スケジュール管理モジュールM2、グループ管理モジュールM3‥‥を識別する情報で、各モジュールに対応する「モジュールID」として、「01」、「02」、「03」、‥‥が定義されている。
「サービスID」は、各モジュール別に提供するサービスを識別する為の情報で、例えば、各モジュールに対応する「01:指定情報設定要求」、「02:設定情報通知」、「03:設定情報取得要求」は、ホスト装置3間で情報の送受信を行う場合にセットされる。
すなわち、「01:指定情報設定要求」は、システム管理ツール対話画面SM内に入力した情報を他のホスト装置3へ設定する場合の処理要求であり、送信ボタンB3が押下された際にセットされる。「02:設定情報通知」は、他のホスト装置3から送信されて来たネットワーク上の設定情報取得要求に応答してその要求元へ自己の設定情報を返信する場合(閲覧させる場合)にセットされる。「03:設定情報取得要求」は、他のホスト装置3に設定されている設定情報を閲覧する為にその設定情報の取得を要求するもので、更新ボタンB2が押下された際にセットされる。
「01:指定情報設定要求」、「02:設定情報通知」に対応する「メッセージパラメータ」には、項目別にその設定値が順次セットされ、「03:設定情報取得要求」に対応する「メッセージパラメータ」には、要求項目が順次セットされる。
スケジュール管理モジュールM2の「サービスID」として定義されている「04:起動要求」、「05:停止要求」は、起動対象であるシステム/サービス/アプリケーションに対して、その起動/停止を要求するもので、この「04:起動要求」、「05:停止要求」に対応する「メッセージパラメータ」には、起動対象としてのシステム/サービス/アプリケーションがセットされる。グループ管理モジュールM3の「サービスID」として定義されている「06:起動状態取得要求」は、任意のホスト装置3に対して現在の起動状態の送信を要求するもので、この「06:起動状態取得要求」に対応する「メッセージパラメータ」には、要求先がセットされる。この場合、取得した起動状態は、ホスト/グループ管理情報Z3内において当該ホスト対応の「稼動状態」の項目に対応して、その「取得データ」の領域にセットされる。
ネットワークビューワ対話画面処理部301は、グループ管理モジュールM3内のホスト/グループ管理情報Z3をアクセスして、その設定内容をネットワークビューワ対話画面NBにツリー構造で表示させると共に、この対話画面で選択された内容を取り込んで、それをホスト/グループ選択情報STとしてセットする。
図10は、ホスト/グループ選択情報STの内容を示した図で、このホスト/グループ選択情報STは、種別(基本グループ、論理グループ、ホスト)に対応してセットされているホスト/グループ名毎に、選択情報がセットされるもので、“1”は、選択、“0”は非選択を示している。
メッセージ送信処理部302は、ホスト/グループ管理情報Z3、ホスト/グループ選択情報STの内容解析し、送信メッセージ情報TM内の「処理対象指定情報」に「識別フラグ」、「処理対象名」をセットして、メッセージ振り分け処理部303に送信メッセージ情報TMを転送する処理を行う。
メッセージ振り分け処理部303は、送信メッセージ情報TM内の「処理対象指定情報」、ホスト/グループ管理情報Z3を参照して、メッセージ送信処理部302またはネットワーク管理部304から送られて来たメッセージ情報が自己宛か他のホスト宛かに応じてメッセージ情報の処理を振り分けるもので、自己宛のメッセージであれば、送信メッセージ情報TM内の「モジュールID」に対応するシステム管理ツールMを指定して、そのシステム管理部Yへ送信メッセージ情報TMを転送し、他のホスト宛であれば、ネットワーク管理部304に対してメッセージの送信依頼を行う。
ネットワーク管理部304は、ONMS(オープン・ネットワーク・マルチキャスト・システム)を構成してメッセージ情報の送受信を管理するものである。
ネットワーク管理部304は、メッセージ振り分け処理部303からメッセージ情報が転送されて来た場合には、そのメッセージ情報内に「送信先IPアドレス」をセットするが、その際、メッセージ内の「識別フラグ」に応じて指定ホストのIPアドレス/基本グループのマルチキャストアドレスをセットする。また、ネットワーク網、通信装置34を介して他のホスト装置3からメッセージ情報が送信されて来た場合に、そのメッセージ内の「モジュールID」に対応するシステム管理ツールMを指定し、そのシステム管理部Yに対してメッセージ情報を転送する。
次に、この実施形態におけるホスト装置3の動作アルゴリズムを図11〜図24に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作を逐次実行する。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードにしたがった動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行することもできる。
図11は、画面表示の全体動作を示したフローチャートである。
先ず、ネットワークビューワ対話画面処理部301を起動させることにより、図12のフローチャートにしたがった対話画面処理を実行させる(ステップA1)。この状態において、ツール切換選択ボタンB1が押下されたかをチェックし(ステップA2)、そのボタン押下によってツール切換が指示された場合には、操作されたツール切換選択ボタンB1に対応のシステム管理ツールMを指定し、そのシステム管理ツール対話画面処理部Xを起動させることにより、図13に示したツール対話画面処理を実行させる(ステップA3)。
以下、終了ボタンB4が押下されるまで(ステップA4)、ツール切換指示がある毎に(ステップA2)、対応するシステム管理ツールMを指定し、そのシステム管理ツール対話画面処理部Xを起動させる(ステップA3)。ここで、終了ボタンB4が押下されると、ネットワークビューワ対話画面処理部301およびシステム管理ツール対話画面処理部Xの動作を終了させる(ステップA5)。
図12は、ネットワークビューワ対話画面処理部301の起動によって実行開始される対話画面処理を示したフローチャートである。
先ず、対話画面処理部301は、表示画面内の指定領域(左側領域)に、ネットワークビューワ対話画面NBを表示させると共に(ステップB1)、グループ管理モジュールM3内のホスト/グループ管理情報Z3をアクセスし、各グループ/ホスト名を読み込み(ステップB2)、ネットワークビューワ対話画面NB内にグループ/ホスト名を階層構造でツリー表示させる(ステップB3)。
次に、ホスト/グループ選択情報STをアクセスして「選択情報」を読込み(ステップB4)、前回の選択情報にしたがってツリー表示の対応するグループ/ホスト名を識別表示させる(ステップB5)。つまり、ホスト/グループ選択情報STには、以前に選択した選択情報が保持されているので、この選択情報を参照して、以前の選択状況をツリー表示内に識別表示させる。
オペレータは、その識別表示を参照して以前の選択状況を変更する必要があるかを確認し、変更がなければ、終了ボタンB4を押下するが、前回の選択状況を変更する場合には、所望の「グループ名」/「ホスト名」に対応するチェックボックス内にチェックを入れる。ここで、対話画面NB内には、「グループ名」に対応して「グループ開閉ボタン」が設けられており、この開閉ボタンが操作されると(ステップB6)、ツリー表示状態を変更させる(ステップB7)。つまり、指定グループに属する「所属グループ/ホスト」を読み出し、全体のツリー表示から指定グループ対応のツリー表示に切り換える。
また、処理対象を選択する為に所望の「グループ名」/「ホスト名」がチェックされると、ステップB8で選択指定有りが検出されてステップB9に移り、選択された「グループ名」/「ホスト名」を識別表示させる。この選択指定に基づいてホスト/グループ選択情報STを更新する(ステップB10)。この場合、処理対象は1つに限らず、複数同時に選択することができる。例えば、全ての基本グループ、1つの基本グループおよび他の基本グループに属する論理グループ/ホスト、複数の論理グループ、複数のホスト等のように任意に選択可能である。以下、終了ボタンB4が操作されるまで(ステップB11)、グループ開閉指定/選択指定に応じた処理が繰り返される(ステップB6〜B11)。ここで、終了ボタンB4が操作されると、ネットワークビューワ対話画面NBを消去する(ステップB12)。
図13は、システム管理ツール対話画面処理部Xの起動によって実行開始されるツール対話画面処理を示したフローチャートである。
先ず、システム管理ツール対話画面処理部Xは、表示画面内の指定領域に、システム管理ツール対話画面SMを表示させる(ステップC1)。そして、当該対話画面処理部Xに対応するシステム管理情報Zをアクセスし、その管理項目(詳細項目)を読込み(ステップC2)、これらの項目オブジェクトをシステム管理ツール対話画面SM内に表示させる(ステップC3)。この対話画面表示領域SM内には、各項目オブジェクト毎に、データ入力用の入力項目が割当表示される。次に、当該システム管理情報Z内の「要求データ」を読込み(ステップC4)、この「要求データ」を対応する入力項目位置に表示させる(ステップC5)。
このシステム管理情報Z内の「要求データ」には、以前、入力した入力情報が保持されているので、オペレータは、この入力情報の表示内容を参照して以前の入力データを変更する必要があるか否かを確認し、変更がなければ、終了ボタンB4を押下するが、変更する場合には、新たにデータ入力を行うと(ステップC6)、入力されたデータは、対応する入力項目内に表示される(ステップC7)。そして、ツール対話画面処理部Xは、入力データに基づいてシステム管理情報Z内の対応項目の「要求データ」を更新する(ステップC8)。以下、終了ボタンB4が操作されるまで(ステップC9)、入力された項目データに応じた処理が繰り返される(ステップC6〜C9)。ここで、終了ボタンB4が操作されると、システム管理ツール対話画面SMを消去する(ステップC10)。
図14は、送信ボタンB3が押下された場合に実行開始されるシステム管理ツール対話画面処理部Xの動作(送信ボタン押下処理)を示したフローチャートである。
先ず、ツール対話画面処理部Xは、当該システム管理ツール(自己)の「モジュールID」を取得して、送信メッセージ情報TM内に設定すると共に(ステップD1)、「01:指定情報設定要求」を「サービスID」として送信メッセージ情報TM内に設定する(ステップD2)。そして、自己のシステム管理情報Zを検索し、「要求データ」が設定されていれば、その設定項目と設定値とを項目毎に取得し(ステップD3)、それを列記したデータを「メッセージパラメータ」として送信メッセージ情報TM内に設定する(ステップD4)。
このようにして「モジュールID」、「サービスID」、「メッセージパラメータ」を設定した送信メッセージ情報TMをメッセージ送信処理部302に送り、メッセージ送信依頼を行う(ステップD5)。
図15は、メッセージ送信処理部302の動作(メッセージ送信処理)を示したフローチャートである。
メッセージ送信処理部302は、ホスト/グループ管理情報Z3、ホスト/グループ選択情報STの内容解析し、送信メッセージ情報TM内の「処理対象指定情報」に「識別フラグ」、「処理対象名」をセットする処理を基本グループ単位毎に行う。
すなわち、メッセージ送信処理部302は、ホスト/グループ管理情報Z3をアクセスして、着目する基本グループを1つ選択し(ステップE1)、この基本グループは、処理対象かをホスト/グループ選択情報STを参照することによって判別する(ステップE2)。
いま、着目中の基本グループが処理対象として選択されている場合には(ステップE2)、「処理対象識別フラグ“01”:基本グループ」を送信メッセージ情報TM内に設定すると共に(ステップE3)、その基本グループ名を送信メッセージ情報TM内に設定する(ステップE4)。
そして、この基本グループに属する全ての論理グループおよびホストを送信済みにする(ステップE5)。つまり、基本グループが処理対象として選択されている場合には、それに属する全ての論理グループ、ホストに対して同一の設定情報を送信する必要が無い為、それらを以降の処理の対象外とする。
このようにして「処理対象指定情報」を設定した送信メッセージ情報TMをメッセージ振り分け処理部303に転送する(ステップE6)。
次に、他の未処理の基本グループが有るかを調べ(ステップE7)、有れば、ステップE1に戻り、以下、上述の動作を繰り返す。
一方、選択した基本グループが処理対象ではなければ(ステップE2)、ホスト/グループ管理情報Z3をアクセスし、当該基本グループに属する未送信論理グループを1つ選択する(ステップE8)。この場合、当該基本グループが処理対象ではなければ、それに属する全ての論理グループは、未送信論理グループであるから、ステップE9に移り、ホスト/グループ選択情報STを参照することによって論理グループは処理対象かを判別する。いま、処理対象外であれば、ステップE12に移り、当該基本グループに属する他の未送信論理グループが有るかをチェックし、有れば、ステップE8に戻る。
ここで、この論理グループが処理対象であれば(ステップE9)、その論理グループ名を送信メッセージ情報TM内に設定する(ステップE10)。
そして、当該論理グループおよびそれに属する全てのホストを送信済みにする(ステップE11)。以下、当該基本グループに属する全ての論理グループに対する処理が終わるまで上述の動作を繰り返す。ここで、ステップE12で論理グループ無しが検出されると、処理対象の論理グループが1でも存在しているかを調べ(ステップE13)、1つでも有れば、「処理対象識別フラグ“02”:論理グループ」を送信メッセージ情報TM内に設定する(ステップE14)。そして、送信メッセージ情報TMをメッセージ振り分け処理部303に転送する(ステップE15)。
このようにして当該基本グループに属する各論理グループに対する処理が終了すると、ホストに関する処理に移る。すなわち、ホスト/グループ管理情報Z3をアクセスし、当該基本グループに属する未送信ホストを1つ選択する(ステップE16)。この場合、当該基本グループが処理対象でなければ、それに属する全てのホストは、未送信ホストであるから、ステップE17に移り、この論理グループは、処理対象かをホスト/グループ選択情報STを参照することによって判別する。いま、処理対象外であれば、ステップE21に移り、当該基本グループに属する他の未送信ホストが有るかをチェックし、有れば、ステップE16に戻る。
ここで、ホストが処理対象であれば(ステップE17)、「処理対象識別フラグ“03”:ホスト」を送信メッセージ情報TM内に設定すると共に(ステップE18)、そのホスト名を送信メッセージ情報TM内に設定する(ステップE19)。そして、この送信メッセージ情報TMをメッセージ振り分け処理部303に転送する(ステップE20)。
この結果、着目中の基本グループに属する全ての論理グループおよびホストに対する処理が終了すると(ステップE20)、他の基本グループを1つ選択する処理に戻る(ステップE1)。
図16は、メッセージ振り分け処理部303の動作を示したフローチャートである。
先ず、メッセージ振り分け処理部303は、メッセージ送信処理部302またはネットワーク管理部304からメッセージ情報が送られて来たかを監視しており(ステップF1)、メッセージ情報を受取った場合には、送信メッセージ情報TM内の「処理対象指定情報」、ホスト/グループ管理情報Z3を参照して、処理対象ホストを判別し、自己宛か他のホスト宛かをチェックする(ステップF2、F3、F5)。いま、メッセージ送信処理部302からメッセージ情報が送られて来た場合であるから、他のホスト宛のメッセージであり(ステップF5)、かつ、他のホストからの受信メッセージではないので(ステップF6)、メッセージ送信処理部302から受取った送信メッセージ情報TMをネットワーク管理部304に転送してメッセージ送信依頼を行う(ステップF7)。
図17は、ネットワーク管理部304が実行する送受信処理のうち、ネットワーク送信処理を示したフローチャートである。
ネットワーク管理部304は、メッセージ振り分け処理部303からメッセージ情報が転送されて来た場合には、そのメッセージ情報内の「識別フラグ」を取得し(ステップG1)、グループ指定(01:基本グループ、02:論理グループ)かをチェックする(ステップG2)。いま、「識別フラグ」がホスト指定(03:ホスト)であれば、指定ホストの「IPアドレス」を取得して、送信メッセージ情報TM内の「送信先IPアドレス」に設定するが(ステップG7)、グループ指定の場合には(ステップG2)、指定グループ対応の基本グループを取得すると共に(ステップG3)、この基本グループのマルチキャストアドレスを取得し(ステップG4)、送信メッセージ情報TM内の「送信先IPアドレス」に設定する(ステップG5)。このようなアドレス設定処理が終了すると、送信メッセージ情報TMをネットワーク上に送信する(ステップG6)。
このようにして何れかのホスト装置3からメッセージをネットワーク上に送信している状態において、他のホスト装置3側においては、図18に示すネットワーク受信処理を行う。図18は、ネットワーク管理部304が実行するネットワーク受信処理を示したフローチャートである。
ネットワーク管理部304は、ネットワーク上にメッセージ情報が有るかを常時監視しており(ステップH1)、メッセージ情報が有れば、そのメッセージ情報内の「送信先IPアドレス」を取得し、自ホストが対象のマルチキャストアドレス/IPアドレスかをチェックし(ステップH2)、自ホスト宛であれば、メッセージ振り分け処理部303に受信メッセージを転送する(ステップH3)。
この場合、メッセージ振り分け処理部303は、上述した図16で示したメッセージ振り分け処理を開始するが、その際、ステップF2においては、受信したメッセージ情報内から全ての「論理グループ名」を取得し、自ホストが属する論理グループ名が1つでも存在しているかを調べ、自ホスト対応のマルチキャストアドレスであり、かつ、論理グループ名の中に1つでも自己に該当する論理グループ名が含まれている場合には、自己宛のメッセージであると判断する(ステップF3)。すると、受信メッセージ情報から「モジュールID」を取得し、この「モジュールID」対応のシステム管理ツールMを指定し、そのシステム管理部Yに受信メッセージ情報を転送して、メッセージ解析処理を実行させる(ステップF4)。
図19は、メッセージ振り分け処理部303からの指示にしたがってシステム管理部Yが行うメッセージ解析処理を示したフローチャートである。
システム管理部Yは、メッセージ情報内の「サービスID」を取得し、それが「01:指定情報設定要求」かを調べるが(ステップJ1)、いま、「01:指定情報設定要求」であるので、指定された設定項目の「設定データ」を更新する処理を行う(ステップJ2)。すなわち、受信メッセージ情報内から「メッセージパラメータ」を取得し、この「メッセージパラメータ」内の項目別設定値に基づいてシステム管理情報Z内の対応項目の「設定データ」を更新する。
次に、システム管理ツール対話画面SMに現在表示中のツールに対応して、ネットワーク上の他のホスト装置3側に設定されている当該ツール対応の「設定データ」を取得し、この設定データを自己の対話画面SMに表示させて閲覧する場合の動作を説明する。
この場合、更新ボタンB2を押下すると、当該システム管理ツール対話画面処理部Xは、図20のフローチャートに示した更新ボタン押下処理を開始する。
先ず、ツール対話画面処理部Xは、当該システム管理ツールMの「モジュールID」を取得して送信メッセージ情報TM内に設定すると共に(ステップK1)、「03:設定情報取得要求」を「サービスID」として送信メッセージ情報TM内に設定する(ステップK2)。そして、メッセージ送信処理部302に送信メッセージ情報TMを転送してメッセージ送信依頼を行った後(ステップK3)、ネットワーク管理部304、メッセージ振り分け処理部303を介して他のホスト装置3から送信されて来るメッセージ情報(取得データ)が当該システム管理情報Z内にセットされるまで待機状態となる(ステップK4)。
メッセージ送信処理部302は、メッセージ送信処理を開始するが、この場合も上述した図15のフローチャートにしたがったメッセージ送信処理を行い、ホスト/グループ管理情報Z3、ホスト/グループ選択情報STの内容に基づいて送信メッセージ情報TM内に「識別フラグ」、「処理対象名」をセットした後、メッセージ振り分け処理部303に送信メッセージ情報TMを転送する。
以下、メッセージ振り分け処理部303、ネットワーク管理部304も、上述と同様の処理を行う。これによって設定情報取得要求を示すメッセージ情報がネットワーク上に送信される。この場合、ホスト/グループ選択情報STの内容にしたがって設定情報の取得対象ホストが指定されるが、取得対象を新たに選択する場合には、上述のネットワークビューワ対話画面NB内で所望する取得対象を選択すればよい。
上述のような取得要求のメッセージ情報がネットワーク上に送信されると、他の各ホスト装置3側において、そのネットワーク管理部304は、図18で示したネットワーク受信処理を実行するが、この場合、自ホストが対象のマルチキャスト/IPアドレスであれば(ステップH1、H2)、メッセージ振り分け処理部303に受信メッセージを転送する(ステップH3)。
すると、メッセージ振り分け処理部303は、上述した図16で示したメッセージ振り分け処理を開始するが、その際、ステップで自ホストが処理対象であることが判別されるので(ステップF3)、該当するシステム管理部Yに受信メッセージ情報を転送して、メッセージ解析処理を実行させる(ステップF4)。
すると、システム管理部Yは、図19のメッセージ解析処理を実行し、メッセージ情報内の「サービスID」を取得して、「01:指定情報設定要求」か(ステップJ1)、「02:設定情報通知」か(ステップJ3)、「03:設定情報取得要求」か(ステップJ5)、その他の制御要求かを調べるが(ステップJ13)、いま、「03:設定情報取得要求」であるので(ステップJ5)、自己のシステム管理ツールMの「モジュールID」を送信メッセージ情報内に設定すると共に(ステップJ6)、「02:設定情報通知」を「サービスID」として送信メッセージ情報内に設定する(ステップJ7)。
更に、システム管理情報Z内の各項目対応の「設定データ」を取得し(ステップJ8)、通知項目と設定値を項目毎に列記したデータを「メッセージパラメータ」として送信メッセージ情報内に設定する(ステップJ9)。そして、取得要求元のホストを処理対象として、メッセージ送信処理部302にメッセージ情報を転送して、メッセージ送信依頼を行うが(ステップJ12)、この場合、システム管理部Yは、取得要求元のホストを処理対象とする為に、ホスト/グループ選択情報STをコピーすると共に(ステップJ10)、コピーしたホスト/グループ選択情報STを取得要求元のホストを選択対象とする内容に変更する(ステップJ11)。つまり、オリジナルのホスト/グループ選択情報STを保持したまま取得要求元のホストを処理対象とする処理を行う。
そして、上述と同様、メッセージ送信処理部302、メッセージ振り分け処理部303、ネットワーク管理部304を経由して、取得要求元のホスト装置3に対し当該メッセージ情報が送信される。この場合、メッセージ送信処理部302は、コピーしたホスト/グループ選択情報STに基づいて上述した図15の処理を行う。
なお、他の制御要求であれば(ステップJ13)、要求にしたがった処理、例えば、障害通報メッセージであれば、この障害通報メッセージを画面の所定領域に表示させる等の処理を行う(ステップJ14)。
一方、取得要求元のホストとして指定されたホスト装置3は、上述した一連のメッセージの受信に関する処理を経由して、要求元のシステム管理ツールMが当該メッセージを受取った場合には、そのシステム管理部Yは、図19のメッセージ解析処理において、「02:設定情報通知」であることが判別される結果(ステップJ3)、取得データの更新処理を行う(ステップJ4)。すなわち、受信メッセージ情報内から「メッセージパラメータ」を取得し、この「メッセージパラメータ」内の項目別設定値に基づいてシステム管理情報Z内の対応項目の「取得データ」を更新する。
また、ツール対話画面処理部Xは、システム管理情報Z内に新規な「取得データ」が有れば(図20のステップK4)、それをシステム管理ツール対話画面SMに表示出力させて閲覧可能とする(ステップK5)。
なお、図21および図22は、スケジュール管理モジュールM2内のスケジュール管理部の動作を示し、図21は、電源投入時に実行開始される自動起動処理を示したフローチャート、図22は、タイマー割り込み時に実行開始されるスケジュール処理を示したフローチャートである。
先ず、スケジュール管理部は、電源が投入されると、スケジュール管理情報Z2(図6参照)に登録されている「サービス」を1つ選択し(ステップL1)、その「自動起動」に対応する「設定データ」を参照して、自動起動の有無をチェックし(ステップL2)、“有り”の場合には、当該サービスを自動起動させる(ステップL3)。以下、スケジュール管理情報Z2内に登録されている他の全ての登録サービスに対して上述の動作を行う(ステップL1〜L4)。
その後、スケジュール管理部は、タイマー割り込み毎に、図22のスケジュール処理を開始する。すなわち、スケジュール管理部は、スケジュール管理情報Z2に登録されている「サービス」を1つ選択し(ステップM1)、そのスケジュール時刻「起動時刻」、「終了時刻」を読み込み(ステップM2)、現在のシステム時刻と比較して、「起動時刻」に到達したかを監視し(ステップM3)、「起動時刻」になった場合には、当該サービスを起動させ(ステップM4)、「終了時刻」になった場合には(ステップM5)、当該サービスを停止させる(ステップM6)。以下、スケジュール管理情報Z2内に登録されている他の全ての登録サービスに対して上述の動作を行う(ステップM1〜M7)。
図23は、グループ管理モジュールM3のグループ管理部が実行する起動状態確認処理を示したフローチャートである。すなわち、この起動状態確認処理は、ネットワーク上の全てのホスト装置3を対象として、各ホストの現時点における稼動状態を取得する為にその取得要求を行う処理である。
グループ管理部は、送信メッセージ情報内にグループ管理モジュールを示す「モジュールID」を設定すると共に(ステップN1)、その「サービスID」として「起動状態取得要求」を設定する(ステップN2)。更に、グループ管理部は、上述した場合と同様、オリジナルのホスト/グループ選択情報STを保持する為に、ホスト/グループ選択情報STをコピーし(ステップN3)、コピーしたホスト/グループ選択情報STを全ての基本グループを選択対象とする内容に変更する(ステップN4)。そして、このメッセージ情報をメッセージ送信処理部302に転送して、メッセージ送信依頼を行う(ステップN5)。
メッセージ送信処理部302、メッセージ振り分け処理部303、ネットワーク管理部304は、上述と同様の処理を行う結果、起動状態取得要求のメッセージ情報がネットワーク上に送信される。
グループ管理部は、起動状態の取得要求を行った後、一定時間(例えば、1時間)経過したかを監視し(ステップN6)、一定時間が経過するまで待機状態となるが(ステップNや)、一定時間の経過を検出する毎に、上述の動作を繰り返す(ステップN1〜N5)。
この場合、一定時間が経過するまでの待機状態において、他のホスト装置3から自己の起動状態を含むメッセージ情報を受信する毎に、グループ管理部は、ホスト/グループ管理情報Z3内の各ホストに対応する「取得データ」に稼動中か否かを示す情報を設定する。
以上のように、この実施形態においては、ネットワークビューワ対話画面NBと、システム管理ツール対話画面SMとを使用して所望するホスト装置3に対して設定/操作を行わせる場合に、この対話画面NB内で選択された処理対象をホスト/グループ選択情報STとして保持するようにしたから、利用者は対話画面NBに明示されている処理対象を確認し、それを変更する必要がある場合に限って処理対象を更新する作業を行えばよく、同一の処理対象に対して異なる設定/操作を繰り返し送信する場合には、処理対象の選択をその都度行う必要はなく、操作性を大幅に向上させることができる。また、1回の選択で済む為、選択ミスの危険性が少なくなり、安全性を高めることも可能となる。この場合、対話画面NB内には以前選択した処理対象が明示されているので、利用者は処理対象を変更する必要があるかを容易に確認することができ、処理対象の選択を誤ることもない。
所望するホスト装置3に対して設定/操作を行わせる場合に、システム管理ツール対話画面SMに入力されたデータをシステム管理情報Z内の「要求データ」として保持するようにしたから、利用者は、システム管理ツール対話画面SMに明示されている当該ツールの「要求データ」を確認し、それを変更する必要がある場合に限って「要求データ」を更新する作業を行えばよく、同一の「要求データ」を異なるホスト装置3に対して繰り返し送信する場合には、対話画面SMへの入力作業をその都度行う必要がないので、操作性を大幅に向上させることができると共に、1回の入力で済む為、入力ミスの危険性が少なくなり、安全性を高めることも可能となる。この場合、システム管理ツール対話画面SMを各資源に共通の画面として利用することができるので、各資源毎に異なる操作を行うことなく、共通した操作環境を提供することが可能となる。
ネットワークビューワ対話画面NB内の論理グループが選択された場合に、その論理グループを含むマルチキャストアドレス宛にシステム管理ツール対話画面SMに入力された情報を一括して送信するようにしたから、所望する論理グループを選択するだけで、この論理グループに属する全てのホスト装置3を処理対象として一括指定することができ、個々のホストを個別に指定する必要がない為、その作業を容易かつ短時間に行なうことが可能となる。
複数のホスト装置3を処理対象として一括指定して設定/操作を行わせる為に、処理対象として複数の論理グループが選択指定された場合には、その複数の論理グループ名と、その設定/操作のメッセージパラメータとを含むメッセージ情報をネットワーク上に送信し、このメッセージ情報をネットワーク上から取得した他のホスト装置3は、このメッセージ情報中に含まれている複数の論理グループ名の中に自己が属する論理グループ名が含まれている場合には、自己宛のメッセージであると認識して、このメッセージ情報に基づいて設定/操作を行うようにしたから、処理対象として指定されたホスト装置3が2以上の論理グループに重複していても、グループの重複に影響されることなく処理することができ、ネットワーク上の複数のホスト装置3を任意にグループ化する場合に、何れかのホスト装置3が例え2以上の論理グループに重複しているかを意識することなく自由にグループ化することができる。また、ネットワークビューワ対話画面への選択作業とシステム管理ツール対話画面への入力作業を1度行い、それに応じて作成されたメッセージ情報を1度送信するだけで、所望する複数のホスト装置3に対して設定/操作を一括して実行させることができる。この場合、基本グループに属する複数の論理グループをマルチキャストアドレスによって一括指定することができ、個々の論理グループを個別に処理対象として指定するよりも、作業効率および送信効率を高めることが可能となる。
送信メッセージ情報TMは、グループ/ホスト識別フラグおよびグループ名/ホスト名の処理対象名を含む「処理対象指定情報」と、モジュールIDおよびサービスIDを含む「メッセージコード」と、「メッセージパラメータ」等からなり、各種の資源に共通する形式のフォーマット構成としたから、この共通形式のメッセージ情報を使用して、各ホスト装置3が持つ様々な資源に対する設定/操作を他の任意のホスト装置3から自由に指示することができ、ホスト別・資源別に、個別の操作を行う必要がないので、操作性を大幅に向上させることが可能となる。
資源別の管理プログラムは、メモリ(RAM)上に常駐され、利用者やアプリケーションプログラムからの要求に応じてサービスを提供するサービスプログラムであり、メッセージ情報が管理プログラムの起動を示す指示要求であれば、当該管理プログラムをメモリ上に常駐させてサービスを提供可能な状態に設定し、管理プログラムの停止を示す指示要求であれば、当該管理プログラムをメモリ上から解放するようにしたから、各ホスト装置3が持つ様々な資源の管理プログラムに対する起動/停止を他の任意のホスト装置3から自由に指示することができる。
ネットワーク上のメッセージ情報を受信した各ホスト装置3は、自己宛のメッセージ情報である場合に、そのメッセージ内の指示内容が設定データの取得要求であれば、当該システム管理情報Z内に含まれている自己の「設定データ」を読み出して、その要求元に閲覧させる為のデータとしてその要求元のホスト装置3へ送信するようにしたから、各ホスト装置3が持つ様々な資源の「設定データ」を他の任意のホスト装置3が自由に閲覧することができ、必要に応じて「設定データ」の利用やその変更を行うことが可能となる。すなわち、他のホスト装置3側の「設定データ」を取得して閲覧することにより、その「設定データ」を自己のデータとして設定したり、この「設定データ」を編集してその取得先に再設定させることも可能となる。
なお、上述した実施形態においては、ネットワークビューワ対話画面と、システム管理ツール対話画面とを所定領域に表示するようにしたが、表示切り換えによって各対話画面を独立して全面表示するようにしてもよい。また、ネットワークビューワ対話画面の内容はツリー表示に限らず、リスト表示であってもよい。
また、上述した実施形態においては、各ツールに1対1に対応して複数のツール切換ボタンB1を設けたが、単一のツール切換ボタンによって各ツールをサイクリックに切り換えるようにしてもよい。
上述した実施形態においては、ネットワーク上の各ホスト装置3をグループ化する場合に、論理グループを2階層としたが、3階層以上にグループ化するようにしてもよい。また、ネットワーク上の各ホスト装置3をグループ化して登録する機能を各ホスト3に設けたが、ネットワーク上の何れかのホスト装置3のみにグループ登録機能を持たせ、このホスト装置3によって登録されたグループ登録情報を他の全てのホスト装置3へ配信して設定させるようにしてもよい。
他のホスト装置3に対して設定/操作を行わせる場合に、その担当者は、一定の権限を持った担当者かを認識して設定/操作を許可するようにしてもよい。また、他のホスト装置から「設定データ」の閲覧が要求された場合、当該ホスト装置は、閲覧要求が有った旨をその利用者あるいは管理者に案内表示するようにしてもよい。
その他、広域通信システムに限らず、構内通信システムであってもよく、更に、無線LANに適用してもよい。
一方、コンピュータに対して、上述した各手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フロッピィデスク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。
すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、ネットワーク上に接続されている個々の情報処理装置に対応する識別情報を選択候補群とし、この選択候補群の中から任意の情報処理装置を処理対象として選択する選択画面表示機能と、前記選択画面内で任意に選択された処理対象を保持させる機能と、前記保持されている処理対象が前記選択画面内に明示されている状態において、当該処理対象を変更する必要がある場合に、前記選択画面内で処理対象を任意に選択して当該保持手段の内容を更新する機能と、前記処理対象の情報処理装置に処理させる為の処理内容を入力する入力画面表示機能と、記保持されている処理対象を読み出し、その情報処理装置へ前記入力画面に入力された処理内容を送信する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、ネットワーク上の他の情報処理装置に対し設定/操作を行う場合に、当該情報処理装置を指定する指定情報と、各種のハードウェア資源あるいはソフトウェア資源を管理する管理プログラムのうち、任意の管理プログラムを指定する指定情報と、設定/操作の処理内容とを含み、前記各資源に共通する共通形式のメッセージを作成する機能と、作成されたメッセージをネットワーク上に送信する機能と、ネットワーク上のメッセージを取得し、それが自己宛のメッセージである場合には、このメッセージ内に含まれている前記管理プログラム指定情報に基づいて該当する管理プログラムを起動させて、メッセージ内の設定/操作の処理内容にしたがった動作を行う機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、ネットワーク上の他の情報処理装置に対して資源別に所望の処理を行わせる場合に、当該情報処理装置を指定する指定情報と、各種のハードウェア資源あるいはソフトウェア資源を管理する管理プログラムのうち、任意の管理プログラムを指定する指定情報と、データの設定要求/取得要求とを含むメッセージを作成する機能と、このメッセージ作成手段によって作成されたメッセージをネットワーク上に送信する機能と、ネットワーク上のメッセージを取得し、自己宛のメッセージか否かを判別すると共に、自己宛のメッセージであれば、そのメッセージが前記設定要求か取得要求かを判別する機能と、自己宛のメッセージであることが判別された場合に、当該メッセージ内の管理プログラム指定情報にしたがって該当する資源をアクセスすると共に、そのメッセージが設定要求であれば、このメッセージ内のデータを当該資源内の前記管理情報に設定する設定処理を実行し、自己宛のメッセージが取得要求であれば、当該資源内の前記管理情報内に含まれている自己の設定データを要求元に閲覧させる為のデータとして読み出して要求元の情報処理装置へ送信する送信処理を実行する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
情報処理システムの全体構成を示したブロック図。 ホスト装置3の基本的構成要素を示したブロック図。 表示装置36の画面内容を示した図。 図1で示した処理ブロックMB内において実行される各種の機能を機能ブロック別に説明する為のブロック図。 障害通報管理モジュールM1内の障害通報管理情報Z1を示した図。 スケジュール管理モジュールM2内のスケジュール管理情報Z2を示した図。 グループ管理モジュールM3内のホスト/グループ管理情報Z3を示した図。 送信メッセージ情報TMのフォーマット構成を示した図。 システム管理ツールM別の「モジュールID」、「サービスID」、「メッセージパラメータ」を説明する為の図。 ホスト/グループ選択情報STの内容を示した図。 画面表示の全体動作を示したフローチャート。 ネットワークビューワ対話画面処理部301の起動によって実行開始される対話画面処理を示したフローチャート。 システム管理ツール対話画面処理部Xの起動によって実行開始されるツール対話画面処理を示したフローチャート。 送信ボタンB3が押下された場合に実行開始されるシステム管理ツール対話画面処理部Xの動作(送信ボタン押下処理)を示したフローチャート。 メッセージ送信処理部302の動作(メッセージ送信処理)を示したフローチャート。 メッセージ振り分け処理部303の動作を示したフローチャート。 ネットワーク管理部304が実行する送受信処理のうち、ネットワーク送信処理を示したフローチャート。 ネットワーク管理部304が実行するネットワーク受信処理を示したフローチャート。 メッセージ振り分け処理部303からの指示にしたがってシステム管理部Yが行うメッセージ解析処理を示したフローチャート。 更新ボタンB2が押下された際に、システム管理ツール対話画面処理部Xが実行開始する更新ボタン押下処理を示したフローチャート。 電源投入時にスケジュール管理部が実行開始する自動起動処理を示したフローチャート。 タイマー割り込み時にスケジュール管理部が実行開始するスケジュール処理を示したフローチャート。 グループ管理モジュールM3のグループ管理部が実行する起動状態確認処理を示したフローチャート。
符号の説明
1、2 LAN
3 ホスト装置
5 WAN
31 CPU
32 記憶装置
34 通信制御装置
35 入力装置
36 表示装置
301 ネットワークビューワ対話画面処理部
302 メッセージ送信処理部
303 メッセージ振り分け処理部
304 ネットワーク管理部
NB ネットワークビューワ対話画面
SM システム管理ツール対話画面
M1 障害通報管理モジュール
M2 スケジュール管理モジュール
M3 グループ管理モジュール
ST ホスト/グループ選択情報
TM 送信メッセージ情報
X1 障害通報設定対話画面処理部
Y1 障害通報管理部
Z1 障害通報管理情報
Z2 スケジュール管理情報
Z3 ホスト/グループ管理情報

Claims (2)

  1. ネットワーク上に接続され、各種のハードウェア資源あるいはソフトウェア資源を管理する管理プログラムを有する個々の情報処理装置であって、
    ネットワーク上に接続されている各情報処理装置をホスト装置としホスト名によりツリー構造で表示すると共に各情報処理装置内での各種サービスを実行するための管理プログラムの管理情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段で表示されているホスト名を指定すると共に前記表示手段に表示されている前記管理プログラムの管理情報を指定する指定手段と、
    ネットワーク上の他の情報処理装置に対し設定/操作を行わせる場合に、前記指定手段で指定されたホスト名を示す指定情報と、前記指定手段で指定された前記管理プログラムを示す指定情報と、設定/操作の処理内容とを含み、前記管理プログラムの管理情報に共通する共通形式のメッセージを作成するメッセージ作成手段と、
    このメッセージ作成手段によって作成されたメッセージをネットワーク上に送信する送信手段と、
    ネットワーク上のメッセージを取得し、それが自己宛のホスト名のメッセージである場合には、このメッセージ内に含まれている前記管理プログラムの指定情報に基づいて該当する管理プログラムを起動させて、メッセージ内の設定/操作の処理内容にしたがった前記管理プログラムの管理情報の更新を行う制御手段と、
    を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  2. コンピュータを、
    ネットワーク上に接続されている各情報処理装置をホスト装置としホスト名によりツリー構造で表示すると共に各情報処理装置内での各種サービスを実行するための管理プログラムの管理情報を表示する表示手段、
    前記表示手段で表示されているホスト名を指定すると共に前記表示手段に表示されている前記管理プログラムの管理情報を指定する指定手段、
    ネットワーク上の他の情報処理装置に対し設定/操作を行わせる場合に、前記指定手段で指定されたホスト名を示す指定情報と、前記指定手段で指定された前記管理プログラムを示す指定情報と、設定/操作の処理内容とを含み、前記管理プログラムの管理情報に共通する共通形式のメッセージを作成するメッセージ作成手段、
    このメッセージ作成手段によって作成されたメッセージをネットワーク上に送信する送信手段、
    ネットワーク上のメッセージを取得し、それが自己宛のホスト名のメッセージである場合には、このメッセージ内に含まれている前記管理プログラムの指定情報に基づいて該当する管理プログラムを起動させて、メッセージ内の設定/操作の処理内容にしたがった前記管理プログラムの管理情報の更新を行う制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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