JP2003143179A - 情報処理装置および情報処理システム - Google Patents

情報処理装置および情報処理システム

Info

Publication number
JP2003143179A
JP2003143179A JP2001342249A JP2001342249A JP2003143179A JP 2003143179 A JP2003143179 A JP 2003143179A JP 2001342249 A JP2001342249 A JP 2001342249A JP 2001342249 A JP2001342249 A JP 2001342249A JP 2003143179 A JP2003143179 A JP 2003143179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
message
group
information processing
network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001342249A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Watanabe
裕昭 渡辺
Tsuyoshi Okuma
剛志 大隈
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2001342249A priority Critical patent/JP2003143179A/ja
Publication of JP2003143179A publication Critical patent/JP2003143179A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】処理対象を選択する為の対話画面に以前選択し
た処理対象が識別表示されている状態において、利用者
はその画面内容を確認し、同じ処理対象に対して異なる
処理内容を繰り返し送信する場合には処理対象の選択操
作を省略できるようにする。 【解決手段】ネットワークビューワ対話画面NBと、シ
ステム管理ツール対話画面SMとを使用して所望するホ
スト装置3に対して設定/操作を行わせる場合に、ネッ
トワークビューワ対話画面処理部301は、この対話画
面NB内で選択された内容をホスト/グループ選択情報
STとして記憶保持させると共に、ホスト/グループ選
択情報STを読み出し、以前に選択された処理対象を対
話画面NBに識別表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワーク上
に接続されている情報処理装置、情報処理システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワーク上に接続されている
パーソナルコンピュータ等の複数台の情報処理装置にお
いては、様々なハードウェア資源やソフトウェア資源を
備えており、利用者やアプリケーションプログラムに対
し、これらの資源を用いて、例えば、障害通報管理サー
ビスやFAXサービス等のような各種のサービスを提供
するようにしている。この場合、これらのサービスは、
資源別にモジュール化された資源管理部によって管理、
制御されている。この資源管理部は、資源を管理する情
報の他に、動作モード等を定義する設定情報を含む管理
情報を有しており、この設定情報は、情報処理装置毎に
任意にカスタマイズすることが可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、動作モ
ード等を定義する設定情報をカスタマイズする為の各種
の設定操作は、個々の情報処理装置毎に異なっており、
例えば、部署単位で略同じ設定を行う場合でも、その設
定操作が情報処理装置毎に異なる為に、部署内の各情報
処理装置に対する設定には、多くの時間と手間を要して
いた。このことは、ネットワーク上の何れかの情報処理
装置を処理対象として任意に選択して、設定/操作を行
わせる場合であっても同様であり、各資源管理部毎にそ
の操作内容が別々である為、各資源管理部毎に設定/操
作を指示する場合も、多くの時間と手間を要していた。
更に、同一の情報処理装置に対して資源別に異なる設定
/操作を繰り返し行わせる場合に、その処理対象が同一
であっても、その都度、処理対象を選択指定する為の作
業を行う必要がある為、多くの時間と手間を要すると共
に、その選択を間違える危険性があった。
【0004】第1の発明の課題は、ネットワーク上の所
望する情報処理装置を処理対象として選択し、その情報
処理装置に対して任意に入力した処理内容を送信して処
理させる場合、利用者が選択画面に明示されている処理
対象を確認し、同じ処理対象に対して異なる処理内容を
繰り返して送信する際には、処理対象の選択操作を省略
できるようにすることである。第2の発明の課題は、ネ
ットワーク上の複数の情報処理装置をグループ化する場
合に、複数のグループに重複可能に登録することがで
き、グループ重複の情報処理装置が存在していても、グ
ループ重複に影響されることなく、処理対象として選択
された情報処理装置に対して指示した設定/操作を実行
させることができるようにすることである。第3の発明
の課題は、各種のハードウェア資源あるいはソフトウェ
ア資源に対応する管理プログラムおよび管理情報を有す
る環境下において、各資源共通のメッセージを使用し
て、個々の情報処理装置が持つ様々な資源の管理プログ
ラムに対する設定/操作を他の任意の情報処理装置から
自由に指示できるようにすることである。第4の発明の
課題は、各種のハードウェア資源あるいはソフトウェア
資源に対応する管理プログラムおよび管理情報を有する
環境下において、個々の情報処理装置が持つ各資源の管
理プログラム対してデータの設定を他の任意の情報処理
装置から自由に指示できると共に、個々の情報処理装置
が持つ様々な資源の設定データを他の任意の情報処理装
置から自由に閲覧して利用できるようにすることであ
る。
【0005】この発明の手段は、次の通りである。請求
項1記載の発明(第1の発明)は、ネットワーク上に接
続されている個々の情報処理装置に対応する識別情報を
選択候補群として一覧表示し、この選択候補群の中から
任意の情報処理装置を処理対象として選択する選択画面
表示手段と、前記選択画面内で任意に選択された処理対
象を保持する処理対象保持手段と、この保持手段内に保
持されている処理対象が前記選択画面内に明示されてい
る状態において、当該処理対象を変更する必要がある場
合に、前記選択画面内で処理対象を任意に選択して当該
保持手段の内容を更新する処理対象更新手段と、前記処
理対象の情報処理装置に処理させる為の処理内容を入力
する入力画面表示手段と、前記保持手段から処理対象を
読み出し、その情報処理装置へ前記入力画面に入力され
た処理内容を送信する送信手段とを具備するものであ
る。更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記
載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラ
ムを提供する(請求項4記載の発明)。
【0006】したがって、請求項1、4記載の発明にお
いて、利用者は、前記選択画面に明示されている処理対
象を確認し、それを変更する必要がある場合に限って処
理対象を更新する作業を行えばよく、同一の処理対象に
対して異なる処理内容を繰り返し送信する場合には、処
理対象の選択をその都度行う必要がないので、操作性を
大幅に向上させることができると共に、1回の選択で済
む為、選択ミスの危険性が少なくなり、安全性を高める
ことも可能となる。この場合、選択画面内には以前選択
した処理対象が明示されているので、利用者は、処理対
象を変更する必要があるかを容易に確認することがで
き、処理対象の選択を誤ることもない。
【0007】なお、この第1の発明は次のようなもので
あってもよい。前記入力画面内に任意に入力された処理
内容を保持する処理内容保持手段と、この保持手段内に
保持されている処理内容が前記入力画面内に明示されて
いる状態において、当該処理内容を変更する必要がある
場合に、前記入力画面内で処理内容を任意に入力して当
該保持持手段の内容を更新する処理内容更新手段とを設
け、前記送信手段は、前記処理対象保持手段および前記
処理内容保持手段の内容を読み出し、この処理対象の情
報処理装置へその処理内容を送信する(請求項2記載の
発明)。
【0008】したがって、請求項2記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、利
用者は、前記入力画面に明示されている処理内容を確認
し、それを変更する必要がある場合に限って処理内容を
更新する作業を行えばよく、同一の処理内容を異なる情
報処理装置に対して繰り返し送信する場合には、処理内
容の入力をその都度行う必要がないので、操作性を大幅
に向上させることができると共に、1回の入力で済む
為、入力ミスの危険性が少なくなり、安全性を高めるこ
とも可能となる。この場合、入力画面内には以前入力し
た処理内容が明示されているので、利用者は、処理内容
を変更する必要があるかをその画面を開くだけで容易に
確認することができ、処理内容の入力を誤ることもな
い。更に、利用者は、選択画面や入力画面の内容を確認
しながら、処理対象の選択作業を省略するか、処理内容
の入力を省略するかを選択することが可能となる。
【0009】複数の論理グループを設定するグループ設
定手段と、ネットワーク上に接続されている個々の情報
処理装置を前記グループ設定手段によって設定されてい
る何れかの論理グループに対応づけて割当て登録する登
録手段と、複数の論理グループを一括してアドレス指定
する為のマルチキャストアドレスを記憶するアドレス記
憶手段とを設け、前記選択画面表示手段は、個々の情報
処理装置に対応する識別情報の他に、前記所属グループ
を識別するグループ識別情報を一覧表示し、前記送信手
段は、前記選択画面内のグループ識別情報が選択された
場合に、その論理グループを含むマルチキャストアドレ
スを前記アドレス記憶手段から読み出し、このマルチキ
ャストアドレス宛に前記入力画面内に入力された処理内
容を一括して送信する(請求項3記載の発明)。
【0010】したがって、請求項3記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、前
記選択画面内の論理グループが選択された場合に、その
論理グループを含むマルチキャストアドレス宛に前記入
力画面に入力された処理内容を一括して送信するように
したから、所望する論理グループを選択するだけで、こ
の論理グループに属する複数の情報処理装置を処理対象
として一括指定することができ、個々の情報処理装置を
個別に指定する必要がない為、その作業を容易かつ短時
間に行なうことが可能となる。
【0011】請求項5記載の発明(第2の発明)は、ネ
ットワーク上に複数の情報処理装置が接続されている情
報処理システムであって、ネットワーク上に接続されて
いる複数の情報処理装置を予め設定されている論理グル
ープに対応づけて登録するグループ登録手段と、何れか
の情報処理装置において、前記グループ登録手段によっ
て論理グループの登録情報の更新があった場合に、その
更新内容をネットワーク上の各情報処理装置に認識させ
る為に更新されたグループ登録情報を各情報処理装置へ
送信する第1の送信手段と、複数の情報処理装置を処理
対象として一括指定して設定/操作を行わせる為に、処
理対象として複数の論理グループが選択指定された場合
には、その複数の論理グループを示すグループ情報と、
その設定/操作の処理内容とを含む指示要求をネットワ
ーク上に送信する第2の送信手段と、ネットワーク上の
前記指示要求を取得して、この指示要求の中に含まれて
いる複数の論理グループの中に自己が属する論理グルー
プが含まれているかを判別する判別手段と、この判別手
段によって自己が属する論理グループが含まれている場
合には、当該指示要求内の処理内容にしたがった動作を
行う制御手段とを具備するものである。更に、コンピュ
ータに対して、上述した請求項5記載の発明に示した主
要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求
項7記載の発明)。
【0012】したがって、請求項6、7記載の発明は、
ネットワーク上の複数の情報処理装置を処理対象として
一括指定して設定/操作を行わせる為に、ネットワーク
上の各情報処理装置が任意の論理グループに区分して登
録されている場合、処理対象として指定された情報処理
装置が2以上のグループに重複していても、グループの
重複に影響されることなく処理するようにしたから、ネ
ットワーク上の複数の情報処理装置を任意にグループ化
する場合に、何れかの情報処理装置が例え2以上のグル
ープに重複しているかを意識することなく自由にグルー
プ化することができ、また、複数の情報処理装置を一括
して処理対象として指定する対象グループを選択すると
共に、この選択グループに属する各情報処理装置に対し
て設定/操作を行わせる処理内容を入力した後、選択グ
ループの情報と設定/操作の処理内容とを含む指示要求
をネットワーク上に送信する場合に、何れかの情報処理
装置が例え2以上のグループに重複していても、1度の
グループ選択および処理内容の入力と、1度の指示要求
の送信で所望する複数の情報処理装置に対して設定/操
作を一括して実行させることができる。
【0013】なお、この第2発明は次のようなものであ
ってもよい。複数の論理グループを含む基本グループに
対応してその基本グループ内の各情報処理送信を一括し
てアドレス指定するマルチキャストアドレスを記憶する
アドレス記憶手段を設け、前記第2の送信手段は、処理
対象として選択された論理グループを含む前記基本グル
ープ対応のマルチキャストアドレスを読み出して、その
マルチキャストアドレス宛に指示要求を送信し、前記判
別手段は、マルチキャストアドレス宛に送信されたネッ
トワーク上の前記指示要求を取得し、この指示要求の中
に含まれている複数の論理グループを示すグループ情報
とマルチキャストアドレスとに基づいて自己宛の指示要
求かを判別する(請求項6記載の発明)。したがって、
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明と同
様の効果を有する他に、基本グループに属する複数の論
理グループをマルチキャストアドレスによって一括指定
することができ、個々の論理グループを個別に処理対象
として指定するよりも、作業効率および送信効率を高め
ることが可能となる。
【0014】請求項8記載の発明(第3の発明)は、ネ
ットワーク上に接続され、各種のハードウェア資源ある
いはソフトウェア資源を管理する管理プログラムおよび
管理情報を資源別に記憶する個々の情報処理装置であっ
て、ネットワーク上の他の情報処理装置に対し設定/操
作を行わせる場合に、当該情報処理装置を指定する指定
情報と、前記管理プログラムを指定する指定情報と、設
定/操作の処理内容とを含み、前記各資源に共通する共
通形式のメッセージを作成するメッセージ作成手段と、
このメッセージ作成手段によって作成されたメッセージ
をネットワーク上に送信する送信手段と、ネットワーク
上のメッセージを取得し、それが自己宛のメッセージで
ある場合には、このメッセージ内に含まれている前記管
理プログラム指定情報に基づいて該当する管理プログラ
ムを起動させて、メッセージ内の設定/操作の処理内容
にしたがった動作を行う制御手段とを具備するものであ
る。更に、コンピュータに対して、上述した請求項8記
載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラ
ムを提供する(請求項11記載の発明)。
【0015】したがって、請求項8、11記載の発明
は、ネットワーク上の他の情報処理装置に対し設定/操
作を行わせる場合に、当該情報処理装置を指定する指定
情報と、各種のハードウェア資源あるいはソフトウェア
資源を管理する管理プログラムのうち任意の管理プログ
ラムを指定する指定情報と、設定/操作の処理内容とを
含む各資源共通のメッセージを送受信するようにしたか
ら、共通形式のメッセージを使用し、各情報処理装置が
持つ様々な資源の管理プログラムに対する設定/操作を
他の任意の情報処理装置から自由に指示することがで
き、情報処理装置毎や資源毎に個別の操作を行う必要が
ないので、操作性を大幅に向上させることが可能とな
る。
【0016】なお、この第3発明は次のようなものであ
ってもよい。ネットワーク上に接続されている個々の情
報処理装置をその分類に基づいてグループ化して登録す
るグループ登録手段と、このグループ登録手段によって
登録されたグループに属する複数の情報処理装置を一括
してアドレス指定する為のマルチキャストアドレスを記
憶するアドレス記憶手段と、を設け、前記送信手段は、
前記メッセージ作成手段によって作成されたメッセージ
をグループ別に送信する際に、当該グループ対応の前記
マルチキャストアドレス宛に送信する(請求項9記載の
発明)。したがって、請求項9記載の発明によれば、請
求項8記載の発明と同様の効果を有する他に、処理対象
として指定されたグループに対して共通形式のメッセー
ジを1回送信するだけで、そのグループに属する複数の
情報処理装置に対する設定/操作を一括して行わせるこ
とができる。
【0017】前記資源別の管理プログラムは、メモリ上
に常駐され、利用者やアプリケーションプログラムから
の要求に応じてサービスを提供するサービスプログラム
であり、前記メッセージが前記管理プログラムの起動を
示す指示要求であれば、当該管理プログラムをメモリ上
に常駐させてサービスを提供可能な状態に設定し、前記
管理プログラムの停止を示す指示要求であれば、当該管
理プログラムをメモリ上から解放する(請求項10記載
の発明)。したがって、請求項10記載の発明によれ
ば、請求項8記載の発明と同様の効果を有する他に、各
情報処理装置が持つ様々な資源の管理プログラムに対す
る起動/停止を他の任意の情報処理装置から自由に指示
することができる。
【0018】請求項12記載の発明(第4の発明)は、
ネットワーク上に接続され、各種のハードウェア資源あ
るいはソフトウェア資源を管理する管理プログラムおよ
び管理情報を資源別に記憶する個々の情報処理装置であ
って、ネットワーク上の他の情報処理装置に対して資源
別に所望の処理を行わせる場合に、当該情報処理装置を
指定する指定情報と、前記管理プログラムを指定する指
定情報と、データの設定要求/取得要求とを含むメッセ
ージを作成するメッセージ作成手段と、このメッセージ
作成手段によって作成されたメッセージをネットワーク
上に送信する送信手段と、ネットワーク上のメッセージ
を取得し、自己宛のメッセージか否かを判別すると共
に、自己宛のメッセージであれば、そのメッセージが前
記設定要求か取得要求かを判別する判別手段と、この判
別手段によって自己宛のメッセージであることが判別さ
れた場合に、当該メッセージ内の管理プログラム指定情
報にしたがって該当する資源をアクセスすると共に、そ
のメッセージが設定要求であれば、このメッセージ内の
データを当該資源内の前記管理情報に設定する設定処理
を実行し、自己宛のメッセージが取得要求であれば、当
該資源内の前記管理情報内に含まれている自己の設定デ
ータを要求元に閲覧させる為のデータとして読み出して
要求元の情報処理装置へ送信する送信処理を実行する制
御手段とを具備するものである。更に、コンピュータに
対して、上述した請求項12記載の発明に示した主要機
能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項1
3記載の発明)。
【0019】したがって、請求項11、13記載の発明
は、各種のハードウェア資源あるいはソフトウェア資源
に対応する管理プログラムおよび管理情報を有する環境
下において、個々の情報処理装置が持つ各資源の管理プ
ログラム対してデータの設定を他の任意の情報処理装置
から自由に指示できると共に、個々の情報処理装置が持
つ様々な資源の設定データを他の任意の情報処理装置か
ら自由に閲覧して利用することができる。この場合、他
の情報保処理装置側の設定データを取得して閲覧するこ
とによってその設定データを自己のデータとして設定し
たり、この設定データを編集してその取得先に再設定さ
せることもできる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図23を参照してこ
の発明の一実施形態を説明する。図1は、この実施形態
における情報処理システムの全体構成を示したブロック
図である。この情報処理システムは、複数のLAN(構
内情報通信網)を接続してなる広域通信のネットワーク
システムを構成するもので、会社組織においてLAN1
は、本社側に構築されているネットワークであり、LA
N2は、工場側構築されているネットワークで、各LA
N1、2は、複数台の情報処理装置(以下、ホスト装置
と称する)3を有し、ルータ4を介してWAN(広域通
信網:インターネット)5に接続されているネットワー
ク環境(イントラネット環境)となっている。なお、図
中、A、B、C、‥‥は、各ホスト装置3に対応する
「ホスト名」を示している。
【0021】この情報処理システムは、ネットワーク上
の各ホスト装置3を任意にグループ化し、マルチキャス
トグループ送信技術を用いて、何れかのホスト装置3か
らの指示によって同一グループに属する複数のホスト装
置3に対して各種の設定/操作を一括して行わせること
ができるようにしたものである。この情報処理システム
を構成する個々のホスト装置3は、各種のハードウェア
資源、ソフトウェア資源を管理する管理プログラムおよ
び管理情報を資源別にモジュール化した各種の管理モジ
ュールを有し、各ホスト装置3間において、同一の管理
モジュール同士でメッセージ(処理要求)をやり取りす
る為に、そのメッセージ体系を整え、共通形式のメッセ
ージ情報を送受信して、各種の設定/操作をホスト単位
/グループ単位で行うようにしている。なお、この実施
形態においては、例えば、TCP/IP通信プロトコル
を利用したHTTPプロトコル等によって、各ホスト装
置3間でデジタル化(パケット化)された情報の送受信
を行うようにしている。
【0022】ネットワーク上の各ホスト装置3をグルー
プ化する場合、この実施形態においてはLAN1が構築
されている「本社」を基本グループとし、LAN2が構
築されている「工場」を他の基本グループとして設定さ
れており、各基本グループには、任意に区分した複数の
論理グループが設定登録されている。例えば、本社の基
本グループは、「管理部門」、「生産部門」等に対応し
て複数の論理グループに区分され、更に、各部門毎も
「人事」、「給与」等のように複数の論理グループに区
分されている。つまり、本社の基本グループは、階層的
に複数の論理グループに分けられている。
【0023】このような論理グループの登録は、個々の
ホスト装置3によって任意に設定可能であり、何れかの
ホスト装置3で論理グループの登録更新が行われた場合
には、他の全てのホスト装置3に対して論理グループの
更新内容を一括送信して設定するようにしている。な
お、基本グループを複数の論理グループに区分する場
合、その区分の仕方によっては、あるホスト装置3が複
数の論理グループに属するようになるが、この実施形態
においては、複数グループの重複設定も許容するように
している。言換えれば、ホスト装置3をどのような体系
でグループ化するかを問わず、自由なグループ化けを可
能としている。
【0024】図2は、ホスト装置3の基本的構成要素を
示したブロック図である。なお、この実施形態における
ホスト装置3の特徴部分を詳述する前に、この実施形態
のハードウェアの構成について以下、説明しておく。C
PU31は、記憶装置2内のオペレーティングシステム
や各種アプリケーションソフトにしたがってこのホスト
装置3の全体動作を制御する中央演算処理装置である。
記憶装置32は、オペレーティングシステムや各種アプ
リケーションソフトを記憶するプログラム記憶領域32
aの他、データベース、文字フォントの各種のデータを
記憶するデータ記憶領域32bを有し、磁気的、光学
的、半導体メモリ等によって構成されている。この記録
装置32はハードディスク等の固定的なメモリの他、C
D−RO、DVD等の着脱自在な記憶媒体を装着可能な
構成であってもよい。この記憶装置32内のプログラム
やデータは、必要に応じてRAM(例えば、スタティッ
クRAM)33にロードされたり、RAM33内のデー
タが記憶装置32にセーブされる。なお、RAM33内
には、プログラム実行領域33aと作業領域33bとを
有している。
【0025】更に、CPU31は通信装置34を介して
他の電子機器のプログラム/データを直接アクセスして
使用したり、他の電子機器から通信装置34を介してダ
ウンロード受信することもできる。一方、CPU31に
はその入出力周辺デバイスである通信装置34、入力装
置35、表示装置36、印字装置37がバスラインを介
して接続されており、入出力プログラムにしたがってC
PU31はそれらの動作を制御する。通信装置34は、
通信モデムを含む有線の通信インターフェイスである。
入力装置35はキーボードやタッチパネルあるいはマウ
スやタッチ入力ペン等のポインティングデバイスを構成
する操作部であり、表示装置36は、フルカラー表示を
行う液晶表示装置やCRTあるいはプラズマ表示装置な
どである。
【0026】図3は、表示装置36の画面内容を示した
図で、ネットワークビューワ対話画面NBと、システム
管理ツール対話画面SMとに分割表示されている状態を
示している。なお、ネットワークビューワ対話画面とシ
ステム管理ツール対話画面とは、基本的に非同期で表示
される画面である。ネットワークビューワ対話画面NB
は、資源別の各種管理モジュールに対して汎用的に使用
される共通画面であると共に、他の1または2以上のホ
スト装置3に対して各種の設定/操作を行わせる為に、
その処理対象としてのグループ/ホストを任意に選択す
る為の処理対象選択用のメニュー画面である。
【0027】この対話画面NBには、ネットワーク上に
接続されている各ホスト装置3を示す「ホスト名」と、
各ホスト装置3をグループ化した基本グループや論理グ
ループを示す「グループ名」の一覧がツリー構造で表示
される。なお、この対話画面NB内には、ホスト名・グ
ループ名に対応づけて「チェックボックス」が設けられ
ており、処理対象を選択する場合には、このボックス内
にチェックを入れるようにしている。また、この対話画
面NB内には、以前に選択された処理対象が輝度変化や
反転表示等によって識別表示されている。
【0028】システム管理ツール対話画面SMは、目的
別に異なる内容の専用画面がボタン操作に応じて切り換
え表示されるもので、各種のハードウェア資源、ソフト
ウェア資源を管理する資源別のシステム管理ツールに対
応して、各種の設定/操作を入力する為の入力画面が切
り換え表示される。この場合、システム管理ツール対話
画面SMの上部側に配置されている各種のツール切換選
択ボタンB1が押下される毎に、対応するツール設定用
入力画面に切り換えられる。なお、各ツール切換選択ボ
タンB1は、各種の管理ツール、例えば、グループ管理
ツール、障害通報管理ツール‥‥に1対1に対応付けら
れている。
【0029】システム管理ツール対話画面SM内には、
更新ボタンB2、送信ボタンB3が配置され、また、シ
ステム管理ツール対話画面SMの上部側には、終了ボタ
ンB4が配置されている。更新ボタンB2は、この対話
画面SMに現在表示中のツールに対応して、ネットワー
ク上の他のホスト装置3側に設定されている当該ツール
対応の設定データを取得し、この設定データを自己の対
話画面SMに表示させて閲覧可能とする為のボタンであ
る。つまり、この実施形態においては、ネットワークビ
ューワ対話画面NB内で選択した処理対象ホストを取得
対象として指定し、そのホスト装置3側に設定されてい
る当該ツール対応の設定データを取り寄せて自由に閲覧
できるようにしており、他のホスト装置3から取り寄せ
た設定データをシステム管理ツール対話画面SM内に表
示させてその画面内容を更新すべきことを指示するボタ
ンである。
【0030】送信ボタンB3は、システム管理ツール対
話画面SM内に入力されたデータをネットワークビュー
ワ対話画面内で選択された処理対象ホストへ送信すべき
ことを指示すると共に、そのデータを処理対象ホスト側
のシステム管理ツール内に設定すべきことを指示するボ
タンである。これによって、例えば、何れかのホスト装
置3からの要求にしたがって他のホスト装置3の動作環
境をカスタマイズすることができるようになっている。
終了ボタンB4は、ネットワークビューワ対話画面NB
の消去やシステム管理ツール対話画面SMの消去を指示
するボタンである。
【0031】図4は、図1で示した処理ブロックMB内
において実行される各種の機能を機能ブロック別に説明
する為のブロック図である。すなわち、図1の破線で囲
んだ部分は、各種の機能を実行するハードウェア上の構
成要素(CPU31、記憶装置32、RAM34)を示
す処理ブロックMBであり、図3で示した処理ブロック
MBは、CPU31が実行する各種の機能を機能別に示
したブロックである。各ホスト装置3のブロックMBを
機能別に分けると、この機能ブロックMB内には、後述
するネットワークビューワ対話画面処理部301、メッ
セージ送信処理部302、メッセージ振り分け処理部3
03、ネットワーク管理部304を有する構成となって
いる。
【0032】また、各ホスト装置3のブロックMBに
は、各種のハードウェア資源、ソフトウェア資源を管理
する資源別のシステム管理ツール、例えば、障害通報管
理ツール、スケジュール管理ツール、グループ管理ツー
ル‥‥に対応してそれらをモジュール化した障害通報管
理モジュールM1、スケジュール管理モジュールM2、
グループ管理モジュールM3‥‥を有し、利用者やアプ
リケーションプログラムに対して各種のサービスを提供
するようにしている。
【0033】各管理モジュールM1、M2、M3‥‥
は、管理プログラムおよび管理情報を有し、各管理プロ
グラムは、メモリ(RAM34)上に常駐され、利用者
やアプリケーションプログラムからの要求に応じて各種
のサービスを何時でも提供可能なサービスプログラムで
あり、各ホスト装置3は、自己宛のメッセージが管理プ
ログラムの起動を示す指示要求であれば、この管理プロ
グラムをメモリ上に常駐させてサービスを提供可能な状
態に設定し、自己宛のメッセージが管理プログラムの停
止を示す指示要求であれば、この管理プログラムをメモ
リ上から解放するようにしている。
【0034】障害通報管理モジュールM1は、障害通報
設定対話画面処理部X1、障害通報管理部Y1、障害通
報管理情報Z1を有している。障害通報管理モジュール
M1は、このネットワークシステムの駆動状態、例え
ば、CPU負担、ディスク容量等のシステムパフォーマ
ンスを監視し、障害の発生を検知した際に、他のホスト
装置3へ障害通報を行うシステム管理ツールであり、障
害の監視や通報に関しての監視項目毎の詳細設定は、ホ
スト装置3毎にカスタマイズすることができる他、他の
何れかのホスト装置3から監視項目毎に送信されて来る
詳細設定のメッセージ情報にしたがってカスタマイズす
ることができるようになっている。つまり、ネットワー
ク上の各ホスト装置3をグループ化し、マルチキャスト
グループ送信技術を用いて、何れかのホスト装置3から
の指示によって同一グループに属する複数のホスト装置
3に対し、障害監視や通報に関しての詳細設定を一括し
てカスタマイズすることができるようになっている。
【0035】図5は、障害通報管理情報Z1を示した図
で、この障害通報管理情報Z1は、各種の管理項目(監
視項目)に対応して「設定データ」、「取得データ」、
「要求データ」の各領域を有する構成となっている。す
なわち、監視の種類を示す分類項目として「プロセッサ
使用率」、「プロセッサ温度」、「CPU・FAN回転
速度」‥‥が設定されている。また、分類項目別に、障
害監視や通報に関しての詳細な判定条件を示す詳細項目
が設定されており、例えば、「プロセッサ使用率」の詳
細項目として「監視(する/しない)」、「監視間隔
([ ]秒毎)」、「他のコンピュータへの通報の通知
(する/しない)」、「制限値([ ]%」‥‥「他のコ
ンピュータ(ホスト)からの通報の受信(する/しな
い)」が設定されている。そして、各詳細項目に対応し
て、障害通報管理情報Z1には「設定データ」、「取得
データ」、「要求データ」の各領域が設けられている。
【0036】ここで、各詳細項目に対応して設けられて
いる「設定データ」の領域は、現在、自己のホストに設
定されている障害通報管理モジュールM1の設定情報
(既定値)がセットされる領域であり、障害通報管理モ
ジュールM1は、この「設定データ」にしたがって項目
毎に各種の動作を制御する。「取得データ」の領域は、
ネットワーク上の他のホスト装置3側に設定されている
当該障害通報管理モジュール対応の「設定データ」を取
得して記憶保持するワーク領域であり、他のホスト装置
3から取得した「取得データ」は、ボタン操作に応じて
システム管理ツール対話画面SMに表示され、閲覧可能
となる。「要求データ」の領域は、システム管理ツール
対話画面SMに入力された設定情報(入力情報)を一時
記憶する為のワーク領域である。この「要求データ」
は、その確定に応じて「設定データ」の領域に転送され
たり、他のホスト装置3に送信される。
【0037】障害通報設定対話画面処理部X1は、管理
プログラムの起動にしたがって障害通報設定対話画面に
関する動作を制御するもので、このシステム管理ツール
対話画面SM内に項目毎に入力されたその動作内容に関
する情報を取り込んで、障害通報管理情報Z1内の「要
求データ」の領域に項目毎にセットする処理を行った
り、この対話画面内に配置されている更新ボタンB2、
送信ボタンB3が押下される毎に、操作されたボタンに
応じた処理を行うものである。
【0038】障害通報管理部Y1は、管理プログラムの
起動にしたがって動作するもので、上述したように、ネ
ットワークシステムの駆動状態を監視し、障害の発生を
検知した際に、他のホスト装置3へ障害通報を行う他、
更に、この実施形態においては、他のホスト装置3から
送信されて来たメッセージ情報の処理要求を解析して、
その要求に応じた処理を実行するようにしている。この
場合、他のホスト装置3から送信されて来た設定情報を
障害通報管理情報Z1内の「設定データ」の領域に管理
項目別にセットしてその内容を更新したり、障害通報管
理情報Z1内の「取得データ」をネットワーク上に送信
する等の処理を行う。
【0039】なお、他のスケジュール管理モジュールM
2、グループ管理モジュールM3‥‥も、障害通報管理
モジュールM1と同様の構成となっており、上述した障
害通報管理モジュールM1内の対話画面処理部X1、管
理部Y1、管理情報Z1に相当する対話画面処理部、管
理部、管理情報とを有する構成となっている。なお、ス
ケジュール管理モジュールM2、グループ管理モジュー
ルM3の基本的な機能については、後述する図21〜2
3のフローチャートを参照して説明する。
【0040】図6は、スケジュール管理モジュールM2
内の管理情報を示し、このスケジュール管理情報Z2
も、各種の管理項目に対応して「設定データ」、「取得
データ」、「要求データ」の各領域を有する構成となっ
ている。すなわち、分類項目として「システム全体」、
「サービス」、「アプリケーション」‥‥が設定されて
いる。また、分類項目別の詳細項目として、例えば、
「システム全体」には、「起動時刻」、「終了時刻」が
設定され、「サービス」には「障害通報管理サービ
ス」、「グループ管理サービス」、「FAXサービス」
‥‥が設定されていると共に、各サービス別に「自動起
動」、「起動時刻」、「終了時刻」が設定されている。
そして、各詳細項目に対応して「設定データ」、「取得
データ」、「要求データ」の各領域が設けられている。
なお、「自動起動」は、電源投入時に当該サービスを自
動実行するか否かを示し、「起動時刻」、「終了時刻」
は、当該サービスを任意の時間帯に実行させる為のスケ
ジュール時刻である。
【0041】図7は、グループ管理モジュールM3内の
管理情報を示した図で、このホスト/グループ管理情報
Z3も、各種の管理項目に対応して「設定データ」、
「取得データ」、「要求データ」の各領域を有する構成
となっている。この場合、分類項目として「基本グルー
プ(1)」、「基本グループ(2)」、‥‥、「論理グ
ループ(1)」、「論理グループ(2)」‥‥、「ホス
ト(1)」、「ホスト(2)」‥‥が設定されている。
また、各「基本グループ」の詳細項目として「グループ
名」、「マルチキャストグループアドレス」、「所属グ
ループ/ホスト」が設定されている。この場合、「基本
グループ(1)」の「グループ名:本社」、「基本グル
ープ(2)」の「グループ名:工場」がセットされてい
る。「マルチキャストグループアドレス」は、その基本
グループに属する全てのホスト装置3を一括指定する為
のネットワークアドレスである。「所属グループ/ホス
ト」には、その基本グループに属する全ての論理グルー
プとホスト装置3を示す論理グループ名、ホスト名がセ
ットされている。
【0042】また、各「論理グループ」の詳細項目とし
ては、「グループ名」、「所属ホスト」が設定されてい
る。なお、図示の例では、「論理グループ(1)」の
「グループ名:人事」、「論理グループ(2)」の「グ
ループ名:給与」がセットされている場合を示してい
る。「所属ホスト」には、その論理グループに属する全
てのホスト装置3を示すホスト名がセットされている。
この例では、「論理グループ(1)」の「所属ホスト:
ホストA、B‥‥」、「論理グループ(2)」の「所属
ホスト:ホストD、E‥‥」がセットされている。更
に、各「ホスト」の詳細項目として「ホスト名」、「I
Pアドレス」、「所属グループ」、「稼動状態」が設定
されている。「IPアドレス」は各ホスト装置3を個別
に指定するアドレスである。「所属グループ」は、その
ホスト装置3が属する基本グループ/論理グループを示
し、「稼動状態」は、当該ホスト装置3の現時点におけ
る稼動状態を示す。そして、各詳細項目に対応して「設
定データ」、「取得データ」、「要求データ」の各領域
が設けられている。
【0043】なお、以下、障害通報管理モジュールM
1、スケジュール管理モジュールM2、グループ管理モ
ジュールM3、‥‥を「システム管理ツールM」として
総称し、各モジュール内の対話画面処理部X1、‥‥を
「システム管理ツール対話画面処理部X」として総称
し、各モジュール内の管理部Y1、‥‥を「システム管
理部Y」として総称し、各モジュール内の管理情報Z
1、Z2、Z3、‥‥を「システム管理情報Z」として
総称する。システム管理ツール対話画面処理部Xは、シ
ステム管理ツール対話画面SM内の各項目に入力された
情報を当該システム管理情報Z内の「要求データ」の領
域にセットする処理を行うが、その際、この対話画面内
に配置されている送信ボタンB3(図3参照)が押下さ
れると、このシステム管理情報Z内の「要求データ」を
取得し、この「要求データ」を送信メッセージ情報TM
内にセットし、メッセージ送信処理部302に対して送
信依頼を通知する。
【0044】図8は、この送信メッセージ情報TMのフ
ォーマット構成を示した図である。この送信メッセージ
情報TMは、ネットワーク上の他のホスト装置3に対し
設定/操作を行わせる為のメッセージであり、処理対象
のホスト/グループを指定する指定情報と、システム管
理ツールMを指定する指定情報と、設定/操作の処理内
容とを含み、各種のシステム管理ツールMに共通する共
通形式のメッセージ形態となっている。すなわち、この
送信メッセージ情報TMは、「送信先IPアドレス」、
「処理対象指定情報」、「メッセージコード」、「メッ
セージパラメータ」、‥‥を有する構成となっている。
この送信メッセージ情報TMを構成する各項目のうち、
「メッセージコード」、「メッセージパラメータ」は、
送信ボタンB3の押下時にシステム管理ツール対話画面
処理部Xの動作に応じてセットされる。「処理対象指定
情報」は、メッセージ送信処理部302、「送信先IP
アドレス」は、ネットワーク管理部304の動作に応じ
てセットされる。
【0045】「送信先IPアドレス」には、送信先が自
己の場合にはセットされないが、ホスト装置3の場合に
は、そのホストアドレス、基本グループ/論理グループ
の場合には、マルチキャストグループアドレスがセット
される。「処理対象指定情報」は、「識別フラグ」、
「処理対象名(1)」、「処理対象名(2)」、‥‥の
項目を有し、「識別フラグ」には、送信先に応じて「0
1:基本グループ」、「02:論理グループ」、「0
3:ホスト」の識別フラグがセットされ、「処理対象名
(1)」、「処理対象名(2)」、‥‥には、送信先に
応じてグループ名、ホスト名がセットされる。この場
合、複数のホスト、論理グループを送信先として一括指
定することができるようになっている。「メッセージコ
ード」は、「モジュールID」、「サービスID」の項
目を有している。
【0046】図9は、システム管理ツールM別の「モジ
ュールID」、「サービスID」、「メッセージパラメ
ータ」を説明する為の図である。「モジュールID」
は、障害通報管理モジュールM1、スケジュール管理モ
ジュールM2、グループ管理モジュールM3‥‥を識別
する情報で、各モジュールに対応する「モジュールI
D」として、「01」、「02」、「03」、‥‥が定
義されている。「サービスID」は、各モジュール別に
提供するサービスを識別する為の情報で、例えば、各モ
ジュールに対応する「01:指定情報設定要求」、「0
2:設定情報通知」、「03:設定情報取得要求」は、
ホスト装置3間で情報の送受信を行う場合にセットされ
る。
【0047】すなわち、「01:指定情報設定要求」
は、システム管理ツール対話画面SM内に入力した情報
を他のホスト装置3へ設定する場合の処理要求であり、
送信ボタンB3が押下された際にセットされる。「0
2:設定情報通知」は、他のホスト装置3から送信され
て来たネットワーク上の設定情報取得要求に応答してそ
の要求元へ自己の設定情報を返信する場合(閲覧させる
場合)にセットされる。「03:設定情報取得要求」
は、他のホスト装置3に設定されている設定情報を閲覧
する為にその設定情報の取得を要求するもので、更新ボ
タンB2が押下された際にセットされる。
【0048】「01:指定情報設定要求」、「02:設
定情報通知」に対応する「メッセージパラメータ」に
は、項目別にその設定値が順次セットされ、「03:設
定情報取得要求」に対応する「メッセージパラメータ」
には、要求項目が順次セットされる。スケジュール管理
モジュールM2の「サービスID」として定義されてい
る「04:起動要求」、「05:停止要求」は、起動対
象であるシステム/サービス/アプリケーションに対し
て、その起動/停止を要求するもので、この「04:起
動要求」、「05:停止要求」に対応する「メッセージ
パラメータ」には、起動対象としてのシステム/サービ
ス/アプリケーションがセットされる。グループ管理モ
ジュールM3の「サービスID」として定義されている
「06:起動状態取得要求」は、任意のホスト装置3に
対して現在の起動状態の送信を要求するもので、この
「06:起動状態取得要求」に対応する「メッセージパ
ラメータ」には、要求先がセットされる。この場合、取
得した起動状態は、ホスト/グループ管理情報Z3内に
おいて当該ホスト対応の「稼動状態」の項目に対応し
て、その「取得データ」の領域にセットされる。
【0049】ネットワークビューワ対話画面処理部30
1は、グループ管理モジュールM3内のホスト/グルー
プ管理情報Z3をアクセスして、その設定内容をネット
ワークビューワ対話画面NBにツリー構造で表示させる
と共に、この対話画面で選択された内容を取り込んで、
それをホスト/グループ選択情報STとしてセットす
る。図10は、ホスト/グループ選択情報STの内容を
示した図で、このホスト/グループ選択情報STは、種
別(基本グループ、論理グループ、ホスト)に対応して
セットされているホスト/グループ名毎に、選択情報が
セットされるもので、“1”は、選択、“0”は非選択
を示している。
【0050】メッセージ送信処理部302は、ホスト/
グループ管理情報Z3、ホスト/グループ選択情報ST
の内容解析し、送信メッセージ情報TM内の「処理対象
指定情報」に「識別フラグ」、「処理対象名」をセット
して、メッセージ振り分け処理部303に送信メッセー
ジ情報TMを転送する処理を行う。メッセージ振り分け
処理部303は、送信メッセージ情報TM内の「処理対
象指定情報」、ホスト/グループ管理情報Z3を参照し
て、メッセージ送信処理部302またはネットワーク管
理部304から送られて来たメッセージ情報が自己宛か
他のホスト宛かに応じてメッセージ情報の処理を振り分
けるもので、自己宛のメッセージであれば、送信メッセ
ージ情報TM内の「モジュールID」に対応するシステ
ム管理ツールMを指定して、そのシステム管理部Yへ送
信メッセージ情報TMを転送し、他のホスト宛であれ
ば、ネットワーク管理部304に対してメッセージの送
信依頼を行う。
【0051】ネットワーク管理部304は、ONMS
(オープン・ネットワーク・マルチキャスト・システ
ム)を構成してメッセージ情報の送受信を管理するもの
である。ネットワーク管理部304は、メッセージ振り
分け処理部303からメッセージ情報が転送されて来た
場合には、そのメッセージ情報内に「送信先IPアドレ
ス」をセットするが、その際、メッセージ内の「識別フ
ラグ」に応じて指定ホストのIPアドレス/基本グルー
プのマルチキャストアドレスをセットする。また、ネッ
トワーク網、通信装置34を介して他のホスト装置3か
らメッセージ情報が送信されて来た場合に、そのメッセ
ージ内の「モジュールID」に対応するシステム管理ツ
ールMを指定し、そのシステム管理部Yに対してメッセ
ージ情報を転送する。
【0052】次に、この実施形態におけるホスト装置3
の動作アルゴリズムを図11〜図24に示すフローチャ
ートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャ
ートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログ
ラムコードの形態で格納されており、このプログラムコ
ードにしたがった動作を逐次実行する。また、伝送媒体
を介して伝送されてきた上述のプログラムコードにした
がった動作を逐次実行することもできる。すなわち、記
録媒体の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラ
ム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行す
ることもできる。
【0053】図11は、画面表示の全体動作を示したフ
ローチャートである。先ず、ネットワークビューワ対話
画面処理部301を起動させることにより、図12のフ
ローチャートにしたがった対話画面処理を実行させる
(ステップA1)。この状態において、ツール切換選択
ボタンB1が押下されたかをチェックし(ステップA
2)、そのボタン押下によってツール切換が指示された
場合には、操作されたツール切換選択ボタンB1に対応
のシステム管理ツールMを指定し、そのシステム管理ツ
ール対話画面処理部Xを起動させることにより、図13
に示したツール対話画面処理を実行させる(ステップA
3)。以下、終了ボタンB4が押下されるまで(ステッ
プA4)、ツール切換指示がある毎に(ステップA
2)、対応するシステム管理ツールMを指定し、そのシ
ステム管理ツール対話画面処理部Xを起動させる(ステ
ップA3)。ここで、終了ボタンB4が押下されると、
ネットワークビューワ対話画面処理部301およびシス
テム管理ツール対話画面処理部Xの動作を終了させる
(ステップA5)。
【0054】図12は、ネットワークビューワ対話画面
処理部301の起動によって実行開始される対話画面処
理を示したフローチャートである。先ず、対話画面処理
部301は、表示画面内の指定領域(左側領域)に、ネ
ットワークビューワ対話画面NBを表示させると共に
(ステップB1)、グループ管理モジュールM3内のホ
スト/グループ管理情報Z3をアクセスし、各グループ
/ホスト名を読み込み(ステップB2)、ネットワーク
ビューワ対話画面NB内にグループ/ホスト名を階層構
造でツリー表示させる(ステップB3)。次に、ホスト
/グループ選択情報STをアクセスして「選択情報」を
読込み(ステップB4)、前回の選択情報にしたがって
ツリー表示の対応するグループ/ホスト名を識別表示さ
せる(ステップB5)。つまり、ホスト/グループ選択
情報STには、以前に選択した選択情報が保持されてい
るので、この選択情報を参照して、以前の選択状況をツ
リー表示内に識別表示させる。
【0055】オペレータは、その識別表示を参照して以
前の選択状況を変更する必要があるかを確認し、変更が
なければ、終了ボタンB4を押下するが、前回の選択状
況を変更する場合には、所望の「グループ名」/「ホス
ト名」に対応するチェックボックス内にチェックを入れ
る。ここで、対話画面NB内には、「グループ名」に対
応して「グループ開閉ボタン」が設けられており、この
開閉ボタンが操作されると(ステップB6)、ツリー表
示状態を変更させる(ステップB7)。つまり、指定グ
ループに属する「所属グループ/ホスト」を読み出し、
全体のツリー表示から指定グループ対応のツリー表示に
切り換える。
【0056】また、処理対象を選択する為に所望の「グ
ループ名」/「ホスト名」がチェックされると、ステッ
プB8で選択指定有りが検出されてステップB9に移
り、選択された「グループ名」/「ホスト名」を識別表
示させる。この選択指定に基づいてホスト/グループ選
択情報STを更新する(ステップB10)。この場合、
処理対象は1つに限らず、複数同時に選択することがで
きる。例えば、全ての基本グループ、1つの基本グルー
プおよび他の基本グループに属する論理グループ/ホス
ト、複数の論理グループ、複数のホスト等のように任意
に選択可能である。以下、終了ボタンB4が操作される
まで(ステップB11)、グループ開閉指定/選択指定
に応じた処理が繰り返される(ステップB6〜B1
1)。ここで、終了ボタンB4が操作されると、ネット
ワークビューワ対話画面NBを消去する(ステップB1
2)。
【0057】図13は、システム管理ツール対話画面処
理部Xの起動によって実行開始されるツール対話画面処
理を示したフローチャートである。先ず、システム管理
ツール対話画面処理部Xは、表示画面内の指定領域に、
システム管理ツール対話画面SMを表示させる(ステッ
プC1)。そして、当該対話画面処理部Xに対応するシ
ステム管理情報Zをアクセスし、その管理項目(詳細項
目)を読込み(ステップC2)、これらの項目オブジェ
クトをシステム管理ツール対話画面SM内に表示させる
(ステップC3)。この対話画面表示領域SM内には、
各項目オブジェクト毎に、データ入力用の入力項目が割
当表示される。次に、当該システム管理情報Z内の「要
求データ」を読込み(ステップC4)、この「要求デー
タ」を対応する入力項目位置に表示させる(ステップC
5)。
【0058】このシステム管理情報Z内の「要求デー
タ」には、以前、入力した入力情報が保持されているの
で、オペレータは、この入力情報の表示内容を参照して
以前の入力データを変更する必要があるか否かを確認
し、変更がなければ、終了ボタンB4を押下するが、変
更する場合には、新たにデータ入力を行うと(ステップ
C6)、入力されたデータは、対応する入力項目内に表
示される(ステップC7)。そして、ツール対話画面処
理部Xは、入力データに基づいてシステム管理情報Z内
の対応項目の「要求データ」を更新する(ステップC
8)。以下、終了ボタンB4が操作されるまで(ステッ
プC9)、入力された項目データに応じた処理が繰り返
される(ステップC6〜C9)。ここで、終了ボタンB
4が操作されると、システム管理ツール対話画面SMを
消去する(ステップC10)。
【0059】図14は、送信ボタンB3が押下された場
合に実行開始されるシステム管理ツール対話画面処理部
Xの動作(送信ボタン押下処理)を示したフローチャー
トである。先ず、ツール対話画面処理部Xは、当該シス
テム管理ツール(自己)の「モジュールID」を取得し
て、送信メッセージ情報TM内に設定すると共に(ステ
ップD1)、「01:指定情報設定要求」を「サービス
ID」として送信メッセージ情報TM内に設定する(ス
テップD2)。そして、自己のシステム管理情報Zを検
索し、「要求データ」が設定されていれば、その設定項
目と設定値とを項目毎に取得し(ステップD3)、それ
を列記したデータを「メッセージパラメータ」として送
信メッセージ情報TM内に設定する(ステップD4)。
このようにして「モジュールID」、「サービスI
D」、「メッセージパラメータ」を設定した送信メッセ
ージ情報TMをメッセージ送信処理部302に送り、メ
ッセージ送信依頼を行う(ステップD5)。
【0060】図15は、メッセージ送信処理部302の
動作(メッセージ送信処理)を示したフローチャートで
ある。メッセージ送信処理部302は、ホスト/グルー
プ管理情報Z3、ホスト/グループ選択情報STの内容
解析し、送信メッセージ情報TM内の「処理対象指定情
報」に「識別フラグ」、「処理対象名」をセットする処
理を基本グループ単位毎に行う。すなわち、メッセージ
送信処理部302は、ホスト/グループ管理情報Z3を
アクセスして、着目する基本グループを1つ選択し(ス
テップE1)、この基本グループは、処理対象かをホス
ト/グループ選択情報STを参照することによって判別
する(ステップE2)。
【0061】いま、着目中の基本グループが処理対象と
して選択されている場合には(ステップE2)、「処理
対象識別フラグ“01”:基本グループ」を送信メッセ
ージ情報TM内に設定すると共に(ステップE3)、そ
の基本グループ名を送信メッセージ情報TM内に設定す
る(ステップE4)。そして、この基本グループに属す
る全ての論理グループおよびホストを送信済みにする
(ステップE5)。つまり、基本グループが処理対象と
して選択されている場合には、それに属する全ての論理
グループ、ホストに対して同一の設定情報を送信する必
要が無い為、それらを以降の処理の対象外とする。この
ようにして「処理対象指定情報」を設定した送信メッセ
ージ情報TMをメッセージ振り分け処理部303に転送
する(ステップE6)。
【0062】次に、他の未処理の基本グループが有るか
を調べ(ステップE7)、有れば、ステップE1に戻
り、以下、上述の動作を繰り返す。一方、選択した基本
グループが処理対象ではなければ(ステップE2)、ホ
スト/グループ管理情報Z3をアクセスし、当該基本グ
ループに属する未送信論理グループを1つ選択する(ス
テップE8)。この場合、当該基本グループが処理対象
ではなければ、それに属する全ての論理グループは、未
送信論理グループであるから、ステップE9に移り、ホ
スト/グループ選択情報STを参照することによって論
理グループは処理対象かを判別する。いま、処理対象外
であれば、ステップE12に移り、当該基本グループに
属する他の未送信論理グループが有るかをチェックし、
有れば、ステップE8に戻る。ここで、この論理グルー
プが処理対象であれば(ステップE9)、その論理グル
ープ名を送信メッセージ情報TM内に設定する(ステッ
プE10)。
【0063】そして、当該論理グループおよびそれに属
する全てのホストを送信済みにする(ステップE1
1)。以下、当該基本グループに属する全ての論理グル
ープに対する処理が終わるまで上述の動作を繰り返す。
ここで、ステップE12で論理グループ無しが検出され
ると、処理対象の論理グループが1でも存在しているか
を調べ(ステップE13)、1つでも有れば、「処理対
象識別フラグ“02”:論理グループ」を送信メッセー
ジ情報TM内に設定する(ステップE14)。そして、
送信メッセージ情報TMをメッセージ振り分け処理部3
03に転送する(ステップE15)。
【0064】このようにして当該基本グループに属する
各論理グループに対する処理が終了すると、ホストに関
する処理に移る。すなわち、ホスト/グループ管理情報
Z3をアクセスし、当該基本グループに属する未送信ホ
ストを1つ選択する(ステップE16)。この場合、当
該基本グループが処理対象でなければ、それに属する全
てのホストは、未送信ホストであるから、ステップE1
7に移り、この論理グループは、処理対象かをホスト/
グループ選択情報STを参照することによって判別す
る。いま、処理対象外であれば、ステップE21に移
り、当該基本グループに属する他の未送信ホストが有る
かをチェックし、有れば、ステップE16に戻る。
【0065】ここで、ホストが処理対象であれば(ステ
ップE17)、「処理対象識別フラグ“03”:ホス
ト」を送信メッセージ情報TM内に設定すると共に(ス
テップE18)、そのホスト名を送信メッセージ情報T
M内に設定する(ステップE19)。そして、この送信
メッセージ情報TMをメッセージ振り分け処理部303
に転送する(ステップE20)。この結果、着目中の基
本グループに属する全ての論理グループおよびホストに
対する処理が終了すると(ステップE20)、他の基本
グループを1つ選択する処理に戻る(ステップE1)。
【0066】図16は、メッセージ振り分け処理部30
3の動作を示したフローチャートである。先ず、メッセ
ージ振り分け処理部303は、メッセージ送信処理部3
02またはネットワーク管理部304からメッセージ情
報が送られて来たかを監視しており(ステップF1)、
メッセージ情報を受取った場合には、送信メッセージ情
報TM内の「処理対象指定情報」、ホスト/グループ管
理情報Z3を参照して、処理対象ホストを判別し、自己
宛か他のホスト宛かをチェックする(ステップF2、F
3、F5)。いま、メッセージ送信処理部302からメ
ッセージ情報が送られて来た場合であるから、他のホス
ト宛のメッセージであり(ステップF5)、かつ、他の
ホストからの受信メッセージではないので(ステップF
6)、メッセージ送信処理部302から受取った送信メ
ッセージ情報TMをネットワーク管理部304に転送し
てメッセージ送信依頼を行う(ステップF7)。
【0067】図17は、ネットワーク管理部304が実
行する送受信処理のうち、ネットワーク送信処理を示し
たフローチャートである。ネットワーク管理部304
は、メッセージ振り分け処理部303からメッセージ情
報が転送されて来た場合には、そのメッセージ情報内の
「識別フラグ」を取得し(ステップG1)、グループ指
定(01:基本グループ、02:論理グループ)かをチ
ェックする(ステップG2)。いま、「識別フラグ」が
ホスト指定(03:ホスト)であれば、指定ホストの
「IPアドレス」を取得して、送信メッセージ情報TM
内の「送信先IPアドレス」に設定するが(ステップG
7)、グループ指定の場合には(ステップG2)、指定
グループ対応の基本グループを取得すると共に(ステッ
プG3)、この基本グループのマルチキャストアドレス
を取得し(ステップG4)、送信メッセージ情報TM内
の「送信先IPアドレス」に設定する(ステップG
5)。このようなアドレス設定処理が終了すると、送信
メッセージ情報TMをネットワーク上に送信する(ステ
ップG6)。
【0068】このようにして何れかのホスト装置3から
メッセージをネットワーク上に送信している状態におい
て、他のホスト装置3側においては、図18に示すネッ
トワーク受信処理を行う。図18は、ネットワーク管理
部304が実行するネットワーク受信処理を示したフロ
ーチャートである。ネットワーク管理部304は、ネッ
トワーク上にメッセージ情報が有るかを常時監視してお
り(ステップH1)、メッセージ情報が有れば、そのメ
ッセージ情報内の「送信先IPアドレス」を取得し、自
ホストが対象のマルチキャストアドレス/IPアドレス
かをチェックし(ステップH2)、自ホスト宛であれ
ば、メッセージ振り分け処理部303に受信メッセージ
を転送する(ステップH3)。
【0069】この場合、メッセージ振り分け処理部30
3は、上述した図16で示したメッセージ振り分け処理
を開始するが、その際、ステップF2においては、受信
したメッセージ情報内から全ての「論理グループ名」を
取得し、自ホストが属する論理グループ名が1つでも存
在しているかを調べ、自ホスト対応のマルチキャストア
ドレスであり、かつ、論理グループ名の中に1つでも自
己に該当する論理グループ名が含まれている場合には、
自己宛のメッセージであると判断する(ステップF
3)。すると、受信メッセージ情報から「モジュールI
D」を取得し、この「モジュールID」対応のシステム
管理ツールMを指定し、そのシステム管理部Yに受信メ
ッセージ情報を転送して、メッセージ解析処理を実行さ
せる(ステップF4)。
【0070】図19は、メッセージ振り分け処理部30
3からの指示にしたがってシステム管理部Yが行うメッ
セージ解析処理を示したフローチャートである。システ
ム管理部Yは、メッセージ情報内の「サービスID」を
取得し、それが「01:指定情報設定要求」かを調べる
が(ステップJ1)、いま、「01:指定情報設定要
求」であるので、指定された設定項目の「設定データ」
を更新する処理を行う(ステップJ2)。すなわち、受
信メッセージ情報内から「メッセージパラメータ」を取
得し、この「メッセージパラメータ」内の項目別設定値
に基づいてシステム管理情報Z内の対応項目の「設定デ
ータ」を更新する。
【0071】次に、システム管理ツール対話画面SMに
現在表示中のツールに対応して、ネットワーク上の他の
ホスト装置3側に設定されている当該ツール対応の「設
定データ」を取得し、この設定データを自己の対話画面
SMに表示させて閲覧する場合の動作を説明する。この
場合、更新ボタンB2を押下すると、当該システム管理
ツール対話画面処理部Xは、図20のフローチャートに
示した更新ボタン押下処理を開始する。先ず、ツール対
話画面処理部Xは、当該システム管理ツールMの「モジ
ュールID」を取得して送信メッセージ情報TM内に設
定すると共に(ステップK1)、「03:設定情報取得
要求」を「サービスID」として送信メッセージ情報T
M内に設定する(ステップK2)。そして、メッセージ
送信処理部302に送信メッセージ情報TMを転送して
メッセージ送信依頼を行った後(ステップK3)、ネッ
トワーク管理部304、メッセージ振り分け処理部30
3を介して他のホスト装置3から送信されて来るメッセ
ージ情報(取得データ)が当該システム管理情報Z内に
セットされるまで待機状態となる(ステップK4)。
【0072】メッセージ送信処理部302は、メッセー
ジ送信処理を開始するが、この場合も上述した図15の
フローチャートにしたがったメッセージ送信処理を行
い、ホスト/グループ管理情報Z3、ホスト/グループ
選択情報STの内容に基づいて送信メッセージ情報TM
内に「識別フラグ」、「処理対象名」をセットした後、
メッセージ振り分け処理部303に送信メッセージ情報
TMを転送する。以下、メッセージ振り分け処理部30
3、ネットワーク管理部304も、上述と同様の処理を
行う。これによって設定情報取得要求を示すメッセージ
情報がネットワーク上に送信される。この場合、ホスト
/グループ選択情報STの内容にしたがって設定情報の
取得対象ホストが指定されるが、取得対象を新たに選択
する場合には、上述のネットワークビューワ対話画面N
B内で所望する取得対象を選択すればよい。
【0073】上述のような取得要求のメッセージ情報が
ネットワーク上に送信されると、他の各ホスト装置3側
において、そのネットワーク管理部304は、図18で
示したネットワーク受信処理を実行するが、この場合、
自ホストが対象のマルチキャスト/IPアドレスであれ
ば(ステップH1、H2)、メッセージ振り分け処理部
303に受信メッセージを転送する(ステップH3)。
すると、メッセージ振り分け処理部303は、上述した
図16で示したメッセージ振り分け処理を開始するが、
その際、ステップで自ホストが処理対象であることが判
別されるので(ステップF3)、該当するシステム管理
部Yに受信メッセージ情報を転送して、メッセージ解析
処理を実行させる(ステップF4)。
【0074】すると、システム管理部Yは、図19のメッ
セージ解析処理を実行し、メッセージ情報内の「サービ
スID」を取得して、「01:指定情報設定要求」か
(ステップJ1)、「02:設定情報通知」か(ステッ
プJ3)、「03:設定情報取得要求」か(ステップJ
5)、その他の制御要求かを調べるが(ステップJ1
3)、いま、「03:設定情報取得要求」であるので
(ステップJ5)、自己のシステム管理ツールMの「モ
ジュールID」を送信メッセージ情報内に設定すると共
に(ステップJ6)、「02:設定情報通知」を「サー
ビスID」として送信メッセージ情報内に設定する(ス
テップJ7)。
【0075】更に、システム管理情報Z内の各項目対応
の「設定データ」を取得し(ステップJ8)、通知項目
と設定値を項目毎に列記したデータを「メッセージパラ
メータ」として送信メッセージ情報内に設定する(ステ
ップJ9)。そして、取得要求元のホストを処理対象と
して、メッセージ送信処理部302にメッセージ情報を
転送して、メッセージ送信依頼を行うが(ステップJ1
2)、この場合、システム管理部Yは、取得要求元のホ
ストを処理対象とする為に、ホスト/グループ選択情報
STをコピーすると共に(ステップJ10)、コピーし
たホスト/グループ選択情報STを取得要求元のホスト
を選択対象とする内容に変更する(ステップJ11)。
つまり、オリジナルのホスト/グループ選択情報STを
保持したまま取得要求元のホストを処理対象とする処理
を行う。
【0076】そして、上述と同様、メッセージ送信処理
部302、メッセージ振り分け処理部303、ネットワ
ーク管理部304を経由して、取得要求元のホスト装置
3に対し当該メッセージ情報が送信される。この場合、
メッセージ送信処理部302は、コピーしたホスト/グ
ループ選択情報STに基づいて上述した図15の処理を
行う。なお、他の制御要求であれば(ステップJ1
3)、要求にしたがった処理、例えば、障害通報メッセ
ージであれば、この障害通報メッセージを画面の所定領
域に表示させる等の処理を行う(ステップJ14)。
【0077】一方、取得要求元のホストとして指定され
たホスト装置3は、上述した一連のメッセージの受信に
関する処理を経由して、要求元のシステム管理ツールM
が当該メッセージを受取った場合には、そのシステム管
理部Yは、図19のメッセージ解析処理において、「0
2:設定情報通知」であることが判別される結果(ステ
ップJ3)、取得データの更新処理を行う(ステップJ
4)。すなわち、受信メッセージ情報内から「メッセー
ジパラメータ」を取得し、この「メッセージパラメー
タ」内の項目別設定値に基づいてシステム管理情報Z内
の対応項目の「取得データ」を更新する。また、ツール
対話画面処理部Xは、システム管理情報Z内に新規な
「取得データ」が有れば(図20のステップK4)、そ
れをシステム管理ツール対話画面SMに表示出力させて
閲覧可能とする(ステップK5)。
【0078】なお、図21および図22は、スケジュー
ル管理モジュールM2内のスケジュール管理部の動作を
示し、図21は、電源投入時に実行開始される自動起動
処理を示したフローチャート、図22は、タイマー割り
込み時に実行開始されるスケジュール処理を示したフロ
ーチャートである。先ず、スケジュール管理部は、電源
が投入されると、スケジュール管理情報Z2(図6参
照)に登録されている「サービス」を1つ選択し(ステ
ップL1)、その「自動起動」に対応する「設定デー
タ」を参照して、自動起動の有無をチェックし(ステッ
プL2)、“有り”の場合には、当該サービスを自動起
動させる(ステップL3)。以下、スケジュール管理情
報Z2内に登録されている他の全ての登録サービスに対
して上述の動作を行う(ステップL1〜L4)。
【0079】その後、スケジュール管理部は、タイマー
割り込み毎に、図22のスケジュール処理を開始する。
すなわち、スケジュール管理部は、スケジュール管理情
報Z2に登録されている「サービス」を1つ選択し(ス
テップM1)、そのスケジュール時刻「起動時刻」、
「終了時刻」を読み込み(ステップM2)、現在のシス
テム時刻と比較して、「起動時刻」に到達したかを監視
し(ステップM3)、「起動時刻」になった場合には、
当該サービスを起動させ(ステップM4)、「終了時
刻」になった場合には(ステップM5)、当該サービス
を停止させる(ステップM6)。以下、スケジュール管
理情報Z2内に登録されている他の全ての登録サービス
に対して上述の動作を行う(ステップM1〜M7)。
【0080】図23は、グループ管理モジュールM3の
グループ管理部が実行する起動状態確認処理を示したフ
ローチャートである。すなわち、この起動状態確認処理
は、ネットワーク上の全てのホスト装置3を対象とし
て、各ホストの現時点における稼動状態を取得する為に
その取得要求を行う処理である。グループ管理部は、送
信メッセージ情報内にグループ管理モジュールを示す
「モジュールID」を設定すると共に(ステップN
1)、その「サービスID」として「起動状態取得要
求」を設定する(ステップN2)。更に、グループ管理
部は、上述した場合と同様、オリジナルのホスト/グル
ープ選択情報STを保持する為に、ホスト/グループ選
択情報STをコピーし(ステップN3)、コピーしたホ
スト/グループ選択情報STを全ての基本グループを選
択対象とする内容に変更する(ステップN4)。そし
て、このメッセージ情報をメッセージ送信処理部302
に転送して、メッセージ送信依頼を行う(ステップN
5)。
【0081】メッセージ送信処理部302、メッセージ
振り分け処理部303、ネットワーク管理部304は、
上述と同様の処理を行う結果、起動状態取得要求のメッ
セージ情報がネットワーク上に送信される。グループ管
理部は、起動状態の取得要求を行った後、一定時間(例
えば、1時間)経過したかを監視し(ステップN6)、
一定時間が経過するまで待機状態となるが(ステップN
や)、一定時間の経過を検出する毎に、上述の動作を繰
り返す(ステップN1〜N5)。この場合、一定時間が
経過するまでの待機状態において、他のホスト装置3か
ら自己の起動状態を含むメッセージ情報を受信する毎
に、グループ管理部は、ホスト/グループ管理情報Z3
内の各ホストに対応する「取得データ」に稼動中か否か
を示す情報を設定する。
【0082】以上のように、この実施形態においては、
ネットワークビューワ対話画面NBと、システム管理ツ
ール対話画面SMとを使用して所望するホスト装置3に
対して設定/操作を行わせる場合に、この対話画面NB
内で選択された処理対象をホスト/グループ選択情報S
Tとして保持するようにしたから、利用者は対話画面N
Bに明示されている処理対象を確認し、それを変更する
必要がある場合に限って処理対象を更新する作業を行え
ばよく、同一の処理対象に対して異なる設定/操作を繰
り返し送信する場合には、処理対象の選択をその都度行
う必要はなく、操作性を大幅に向上させることができ
る。また、1回の選択で済む為、選択ミスの危険性が少
なくなり、安全性を高めることも可能となる。この場
合、対話画面NB内には以前選択した処理対象が明示さ
れているので、利用者は処理対象を変更する必要がある
かを容易に確認することができ、処理対象の選択を誤る
こともない。
【0083】所望するホスト装置3に対して設定/操作
を行わせる場合に、システム管理ツール対話画面SMに
入力されたデータをシステム管理情報Z内の「要求デー
タ」として保持するようにしたから、利用者は、システ
ム管理ツール対話画面SMに明示されている当該ツール
の「要求データ」を確認し、それを変更する必要がある
場合に限って「要求データ」を更新する作業を行えばよ
く、同一の「要求データ」を異なるホスト装置3に対し
て繰り返し送信する場合には、対話画面SMへの入力作
業をその都度行う必要がないので、操作性を大幅に向上
させることができると共に、1回の入力で済む為、入力
ミスの危険性が少なくなり、安全性を高めることも可能
となる。この場合、システム管理ツール対話画面SMを
各資源に共通の画面として利用することができるので、
各資源毎に異なる操作を行うことなく、共通した操作環
境を提供することが可能となる。
【0084】ネットワークビューワ対話画面NB内の論
理グループが選択された場合に、その論理グループを含
むマルチキャストアドレス宛にシステム管理ツール対話
画面SMに入力された情報を一括して送信するようにし
たから、所望する論理グループを選択するだけで、この
論理グループに属する全てのホスト装置3を処理対象と
して一括指定することができ、個々のホストを個別に指
定する必要がない為、その作業を容易かつ短時間に行な
うことが可能となる。
【0085】複数のホスト装置3を処理対象として一括
指定して設定/操作を行わせる為に、処理対象として複
数の論理グループが選択指定された場合には、その複数
の論理グループ名と、その設定/操作のメッセージパラ
メータとを含むメッセージ情報をネットワーク上に送信
し、このメッセージ情報をネットワーク上から取得した
他のホスト装置3は、このメッセージ情報中に含まれて
いる複数の論理グループ名の中に自己が属する論理グル
ープ名が含まれている場合には、自己宛のメッセージで
あると認識して、このメッセージ情報に基づいて設定/
操作を行うようにしたから、処理対象として指定された
ホスト装置3が2以上の論理グループに重複していて
も、グループの重複に影響されることなく処理すること
ができ、ネットワーク上の複数のホスト装置3を任意に
グループ化する場合に、何れかのホスト装置3が例え2
以上の論理グループに重複しているかを意識することな
く自由にグループ化することができる。また、ネットワ
ークビューワ対話画面への選択作業とシステム管理ツー
ル対話画面への入力作業を1度行い、それに応じて作成
されたメッセージ情報を1度送信するだけで、所望する
複数のホスト装置3に対して設定/操作を一括して実行
させることができる。この場合、基本グループに属する
複数の論理グループをマルチキャストアドレスによって
一括指定することができ、個々の論理グループを個別に
処理対象として指定するよりも、作業効率および送信効
率を高めることが可能となる。
【0086】送信メッセージ情報TMは、グループ/ホ
スト識別フラグおよびグループ名/ホスト名の処理対象
名を含む「処理対象指定情報」と、モジュールIDおよ
びサービスIDを含む「メッセージコード」と、「メッ
セージパラメータ」等からなり、各種の資源に共通する
形式のフォーマット構成としたから、この共通形式のメ
ッセージ情報を使用して、各ホスト装置3が持つ様々な
資源に対する設定/操作を他の任意のホスト装置3から
自由に指示することができ、ホスト別・資源別に、個別
の操作を行う必要がないので、操作性を大幅に向上させ
ることが可能となる。
【0087】資源別の管理プログラムは、メモリ(RA
M)上に常駐され、利用者やアプリケーションプログラ
ムからの要求に応じてサービスを提供するサービスプロ
グラムであり、メッセージ情報が管理プログラムの起動
を示す指示要求であれば、当該管理プログラムをメモリ
上に常駐させてサービスを提供可能な状態に設定し、管
理プログラムの停止を示す指示要求であれば、当該管理
プログラムをメモリ上から解放するようにしたから、各
ホスト装置3が持つ様々な資源の管理プログラムに対す
る起動/停止を他の任意のホスト装置3から自由に指示
することができる。
【0088】ネットワーク上のメッセージ情報を受信し
た各ホスト装置3は、自己宛のメッセージ情報である場
合に、そのメッセージ内の指示内容が設定データの取得
要求であれば、当該システム管理情報Z内に含まれてい
る自己の「設定データ」を読み出して、その要求元に閲
覧させる為のデータとしてその要求元のホスト装置3へ
送信するようにしたから、各ホスト装置3が持つ様々な
資源の「設定データ」を他の任意のホスト装置3が自由
に閲覧することができ、必要に応じて「設定データ」の
利用やその変更を行うことが可能となる。すなわち、他
のホスト装置3側の「設定データ」を取得して閲覧する
ことにより、その「設定データ」を自己のデータとして
設定したり、この「設定データ」を編集してその取得先
に再設定させることも可能となる。
【0089】なお、上述した実施形態においては、ネッ
トワークビューワ対話画面と、システム管理ツール対話
画面とを所定領域に表示するようにしたが、表示切り換
えによって各対話画面を独立して全面表示するようにし
てもよい。また、ネットワークビューワ対話画面の内容
はツリー表示に限らず、リスト表示であってもよい。ま
た、上述した実施形態においては、各ツールに1対1に
対応して複数のツール切換ボタンB1を設けたが、単一
のツール切換ボタンによって各ツールをサイクリックに
切り換えるようにしてもよい。
【0090】上述した実施形態においては、ネットワー
ク上の各ホスト装置3をグループ化する場合に、論理グ
ループを2階層としたが、3階層以上にグループ化する
ようにしてもよい。また、ネットワーク上の各ホスト装
置3をグループ化して登録する機能を各ホスト3に設け
たが、ネットワーク上の何れかのホスト装置3のみにグ
ループ登録機能を持たせ、このホスト装置3によって登
録されたグループ登録情報を他の全てのホスト装置3へ
配信して設定させるようにしてもよい。
【0091】他のホスト装置3に対して設定/操作を行
わせる場合に、その担当者は、一定の権限を持った担当
者かを認識して設定/操作を許可するようにしてもよ
い。また、他のホスト装置から「設定データ」の閲覧が
要求された場合、当該ホスト装置は、閲覧要求が有った
旨をその利用者あるいは管理者に案内表示するようにし
てもよい。その他、広域通信システムに限らず、構内通
信システムであってもよく、更に、無線LANに適用し
てもよい。
【0092】一方、コンピュータに対して、上述した各
手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記
録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フロッピィデ
スク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。
すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコ
ードを有する記録媒体であって、ネットワーク上に接続
されている個々の情報処理装置に対応する識別情報を選
択候補群とし、この選択候補群の中から任意の情報処理
装置を処理対象として選択する選択画面表示機能と、前
記選択画面内で任意に選択された処理対象を保持させる
機能と、前記保持されている処理対象が前記選択画面内
に明示されている状態において、当該処理対象を変更す
る必要がある場合に、前記選択画面内で処理対象を任意
に選択して当該保持手段の内容を更新する機能と、前記
処理対象の情報処理装置に処理させる為の処理内容を入
力する入力画面表示機能と、記保持されている処理対象
を読み出し、その情報処理装置へ前記入力画面に入力さ
れた処理内容を送信する機能とを実現させるためのプロ
グラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒
体を提供するようにしてもよい。
【0093】コンピュータが読み取り可能なプログラム
コードを有する記録媒体であって、ネットワーク上の他
の情報処理装置に対し設定/操作を行う場合に、当該情
報処理装置を指定する指定情報と、各種のハードウェア
資源あるいはソフトウェア資源を管理する管理プログラ
ムのうち、任意の管理プログラムを指定する指定情報
と、設定/操作の処理内容とを含み、前記各資源に共通
する共通形式のメッセージを作成する機能と、作成され
たメッセージをネットワーク上に送信する機能と、ネッ
トワーク上のメッセージを取得し、それが自己宛のメッ
セージである場合には、このメッセージ内に含まれてい
る前記管理プログラム指定情報に基づいて該当する管理
プログラムを起動させて、メッセージ内の設定/操作の
処理内容にしたがった動作を行う機能とを実現させるた
めのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能
な記録媒体を提供するようにしてもよい。
【0094】コンピュータが読み取り可能なプログラム
コードを有する記録媒体であって、ネットワーク上の他
の情報処理装置に対して資源別に所望の処理を行わせる
場合に、当該情報処理装置を指定する指定情報と、各種
のハードウェア資源あるいはソフトウェア資源を管理す
る管理プログラムのうち、任意の管理プログラムを指定
する指定情報と、データの設定要求/取得要求とを含む
メッセージを作成する機能と、このメッセージ作成手段
によって作成されたメッセージをネットワーク上に送信
する機能と、ネットワーク上のメッセージを取得し、自
己宛のメッセージか否かを判別すると共に、自己宛のメ
ッセージであれば、そのメッセージが前記設定要求か取
得要求かを判別する機能と、自己宛のメッセージである
ことが判別された場合に、当該メッセージ内の管理プロ
グラム指定情報にしたがって該当する資源をアクセスす
ると共に、そのメッセージが設定要求であれば、このメ
ッセージ内のデータを当該資源内の前記管理情報に設定
する設定処理を実行し、自己宛のメッセージが取得要求
であれば、当該資源内の前記管理情報内に含まれている
自己の設定データを要求元に閲覧させる為のデータとし
て読み出して要求元の情報処理装置へ送信する送信処理
を実行する機能とを実現させるためのプログラムを記録
したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供する
ようにしてもよい。
【0095】
【発明の効果】第1の発明(請求項1記載の発明)によ
れば、選択画面内で選択した処理対象を保持するように
したから、利用者は、選択画面に明示されている処理対
象を確認し、それを変更する必要がある場合に限って処
理対象を更新する作業を行えばよく、同一の処理対象に
対して異なる処理内容を繰り返し送信する場合には、処
理対象の選択をその都度行う必要がないので、操作性を
大幅に向上させることができると共に、1回の選択で済
む為、選択ミスの危険性が少なくなり、安全性を高める
ことも可能となる。この場合、選択画面内には以前選択
した処理対象が明示されているので、利用者は、処理対
象を変更する必要があるかを容易に確認することがで
き、処理対象の選択を誤ることもない。第2の発明(請
求項5記載の発明)によれば、ネットワーク上の複数の
情報処理装置を任意にグループ化する場合に、何れかの
情報処理装置が例え2以上のグループに重複しているか
を意識することなく自由にグループ化することができ、
また、選択グループの情報と設定/操作の処理内容とを
含む指示要求をネットワーク上に送信する場合に、何れ
かの情報処理装置が例え2以上のグループに重複してい
ても、1度のグループ選択および処理内容の入力と、1
度の指示要求の送信で所望する複数の情報処理装置に対
して設定/操作を一括して実行させることができる。第
3の発明(請求項8記載の発明)によれば、ネットワー
ク上の他の情報処理装置に対し設定/操作を行わせる場
合に、各種の資源に共通するメッセージを送受信するよ
うにしたから、共通形式のメッセージを使用し、各情報
処理装置が持つ様々な資源の管理プログラムに対する設
定/操作を他の任意の情報処理装置から自由に指示する
ことができ、情報処理装置毎や資源毎に個別の操作を行
う必要がないので、操作性を大幅に向上させることが可
能となる。第4の発明(請求項12記載の発明)によれ
ば、個々の情報処理装置が持つ各種の資源の管理プログ
ラム対してデータの設定を他の任意の情報処理装置から
自由に指示できる他、個々の情報処理装置が持つ様々な
資源の設定データを他の任意の情報処理装置から自由に
閲覧することができ、他の情報保処理装置側の設定デー
タを閲覧することによって、その設定データを自己のデ
ータとして設定したり、この設定データを編集してその
取得先に再設定させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報処理システムの全体構成を示したブロック
図。
【図2】ホスト装置3の基本的構成要素を示したブロッ
ク図。
【図3】表示装置36の画面内容を示した図。
【図4】図1で示した処理ブロックMB内において実行
される各種の機能を機能ブロック別に説明する為のブロ
ック図。
【図5】障害通報管理モジュールM1内の障害通報管理
情報Z1を示した図。
【図6】スケジュール管理モジュールM2内のスケジュ
ール管理情報Z2を示した図。
【図7】グループ管理モジュールM3内のホスト/グル
ープ管理情報Z3を示した図。
【図8】送信メッセージ情報TMのフォーマット構成を
示した図。
【図9】システム管理ツールM別の「モジュールI
D」、「サービスID」、「メッセージパラメータ」を
説明する為の図。
【図10】ホスト/グループ選択情報STの内容を示し
た図。
【図11】画面表示の全体動作を示したフローチャー
ト。
【図12】ネットワークビューワ対話画面処理部301
の起動によって実行開始される対話画面処理を示したフ
ローチャート。
【図13】システム管理ツール対話画面処理部Xの起動
によって実行開始されるツール対話画面処理を示したフ
ローチャート。
【図14】送信ボタンB3が押下された場合に実行開始
されるシステム管理ツール対話画面処理部Xの動作(送
信ボタン押下処理)を示したフローチャート。
【図15】メッセージ送信処理部302の動作(メッセ
ージ送信処理)を示したフローチャート。
【図16】メッセージ振り分け処理部303の動作を示
したフローチャート。
【図17】ネットワーク管理部304が実行する送受信
処理のうち、ネットワーク送信処理を示したフローチャ
ート。
【図18】ネットワーク管理部304が実行するネット
ワーク受信処理を示したフローチャート。
【図19】メッセージ振り分け処理部303からの指示
にしたがってシステム管理部Yが行うメッセージ解析処
理を示したフローチャート。
【図20】更新ボタンB2が押下された際に、システム
管理ツール対話画面処理部Xが実行開始する更新ボタン
押下処理を示したフローチャート。
【図21】電源投入時にスケジュール管理部が実行開始
する自動起動処理を示したフローチャート。
【図22】タイマー割り込み時にスケジュール管理部が
実行開始するスケジュール処理を示したフローチャー
ト。
【図23】グループ管理モジュールM3のグループ管理
部が実行する起動状態確認処理を示したフローチャー
ト。
【符号の説明】
1、2 LAN 3 ホスト装置 5 WAN 31 CPU 32 記憶装置 34 通信制御装置 35 入力装置 36 表示装置 301 ネットワークビューワ対話画面処理部 302 メッセージ送信処理部 303 メッセージ振り分け処理部 304 ネットワーク管理部 NB ネットワークビューワ対話画面 SM システム管理ツール対話画面 M1 障害通報管理モジュール M2 スケジュール管理モジュール M3 グループ管理モジュール ST ホスト/グループ選択情報 TM 送信メッセージ情報 X1 障害通報設定対話画面処理部 Y1 障害通報管理部 Z1 障害通報管理情報 Z2 スケジュール管理情報 Z3 ホスト/グループ管理情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA11 GB02 JA11 JA35 KB10 KC22 LB14 5E501 AA02 AB15 BA05 CA03 CB02 CB09 EA12 FA03 FA13 FA23 FA42 5K033 BA04 DB14

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワーク上に接続されている個々の情
    報処理装置に対応する識別情報を選択候補群として一覧
    表示し、この選択候補群の中から任意の情報処理装置を
    処理対象として選択する選択画面表示手段と、 前記選択画面内で任意に選択された処理対象を保持する
    処理対象保持手段と、 この保持手段内に保持されている処理対象が前記選択画
    面内に明示されている状態において、当該処理対象を変
    更する必要がある場合に、前記選択画面内で処理対象を
    任意に選択して当該保持手段の内容を更新する処理対象
    更新手段と、 前記処理対象の情報処理装置に処理させる為の処理内容
    を入力する入力画面表示手段と、 前記保持手段から処理対象を読み出し、その情報処理装
    置へ前記入力画面に入力された処理内容を送信する送信
    手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記入力画面内に任意に入力された処理内
    容を保持する処理内容保持手段と、 この保持手段内に保持されている処理内容が前記入力画
    面内に明示されている状態において、当該処理内容を変
    更する必要がある場合に、前記入力画面内で処理内容を
    任意に入力して当該保持持手段の内容を更新する処理内
    容更新手段と、 を設け、前記送信手段は、前記処理対象保持手段および
    前記処理内容保持手段の内容を読み出し、この処理対象
    の情報処理装置へその処理内容を送信する、 ようにしたことを特徴とする請求項1記載の情報処理装
  3. 【請求項3】複数の論理グループを設定するグループ設
    定手段と、 ネットワーク上に接続されている個々の情報処理装置を
    前記グループ設定手段によって設定されている何れかの
    論理グループに対応づけて割当て登録する登録手段と、 複数の論理グループを一括してアドレス指定する為のマ
    ルチキャストアドレスを記憶するアドレス記憶手段と、 を設け、前記選択画面表示手段は、個々の情報処理装置
    に対応する識別情報の他に、前記所属グループを識別す
    るグループ識別情報を一覧表示し、 前記送信手段は、前記選択画面内のグループ識別情報が
    選択された場合に、その論理グループを含むマルチキャ
    ストアドレスを前記アドレス記憶手段から読み出し、こ
    のマルチキャストアドレス宛に前記入力画面内に入力さ
    れた処理内容を一括して送信する、 ようにしたことを特徴とする請求項1あるいは2記載の
    情報処理装置。
  4. 【請求項4】コンピュータに対して、 ネットワーク上に接続されている個々の情報処理装置に
    対応する識別情報を選択候補群として一覧表示し、この
    選択候補群の中から任意の情報処理装置を処理対象とし
    て選択する選択画面表示機能と、 前記選択画面内で任意に選択された処理対象を保持させ
    る機能と、 前記保持されている処理対象が前記選択画面内に明示さ
    れている状態において、当該処理対象を変更する必要が
    ある場合に、前記選択画面内で処理対象を任意に選択し
    て当該保持手段の内容を更新する機能と、 前記処理対象の情報処理装置に処理させる為の処理内容
    を入力する入力画面表示機能と、 記保持されている処理対象を読み出し、その情報処理装
    置へ前記入力画面に入力された処理内容を送信する機能
    と、 を実現させるためのプログラム。
  5. 【請求項5】ネットワーク上に複数の情報処理装置が接
    続されている情報処理システムであって、 ネットワーク上に選択されている複数の情報処理装置を
    予め設定されている論理グループに対応づけて登録する
    グループ登録手段と、 何れかの情報処理装置において、前記グループ登録手段
    によって論理グループの登録情報の更新があった場合
    に、その更新内容をネットワーク上の各情報処理装置に
    認識させる為に更新されたグループ登録情報を各情報処
    理装置へ送信する第1の送信手段と、 複数の情報処理装置を処理対象として一括指定して設定
    /操作を行わせる為に、処理対象として複数の論理グル
    ープが選択指定された場合には、その複数の論理グルー
    プを示すグループ情報と、その設定/操作の処理内容と
    を含む指示要求をネットワーク上に送信する第2の送信
    手段と、 ネットワーク上の前記指示要求を取得して、この指示要
    求の中に含まれている複数の論理グループの中に自己が
    属する論理グループが含まれているかを判別する判別手
    段と、 この判別手段によって自己が属する論理グループが含ま
    れている場合には、当該指示要求内の処理内容にしたが
    った動作を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理システム。
  6. 【請求項6】複数の論理グループを含む基本グループに
    対応してその基本グループ内の各情報処理送信を一括し
    てアドレス指定するマルチキャストアドレスを記憶する
    アドレス記憶手段を設け、 前記第2の送信手段は、処理対象として選択された論理
    グループを含む前記基本グループ対応のマルチキャスト
    アドレスを読み出して、そのマルチキャストアドレス宛
    に指示要求を送信し、 前記判別手段は、マルチキャストアドレス宛に送信され
    たネットワーク上の前記指示要求を取得し、この指示要
    求の中に含まれている複数の論理グループを示すグルー
    プ情報とマルチキャストアドレスとに基づいて自己宛の
    指示要求かを判別する、 ようにしたことを特徴とする請求項5記載の情報処理装
    置。
  7. 【請求項7】コンピュータに対して、 ネットワーク上の各情報処理装置を予め設定されている
    論理グループに対応づけて登録する機能と、 何れかの情報処理装置において、前記論理グループにお
    ける登録情報の更新があった場合に、その更新内容をネ
    ットワーク上の各情報処理装置に認識させる為に更新さ
    れたグループ登録情報を各情報処理装置へ送信する機能
    と、 複数の情報処理装置を処理対象として一括指定して設定
    /操作を行わせる為に、処理対象として複数の論理グル
    ープが選択指定された場合には、その複数の論理グルー
    プを示すグループ情報と、その設定/操作の処理内容と
    を含む指示要求をネットワーク上に送信する機能と、 ネットワーク上の前記指示要求を取得して、この指示要
    求の中に含まれている複数の論理グループの中に自己が
    属する論理グループが含まれているかを判別する機能
    と、 自己が属する論理グループが含まれている場合には、当
    該指示要求内の処理内容にしたがった動作を行う機能
    と、 を実現させるためのプログラム。
  8. 【請求項8】ネットワーク上に接続され、各種のハード
    ウェア資源あるいはソフトウェア資源を管理する管理プ
    ログラムおよび管理情報を資源別に記憶する個々の情報
    処理装置であって、 ネットワーク上の他の情報処理装置に対し設定/操作を
    行わせる場合に、当該情報処理装置を指定する指定情報
    と、前記管理プログラムを指定する指定情報と、設定/
    操作の処理内容とを含み、前記各資源に共通する共通形
    式のメッセージを作成するメッセージ作成手段と、 このメッセージ作成手段によって作成されたメッセージ
    をネットワーク上に送信する送信手段と、 ネットワーク上のメッセージを取得し、それが自己宛の
    メッセージである場合には、このメッセージ内に含まれ
    ている前記管理プログラム指定情報に基づいて該当する
    管理プログラムを起動させて、メッセージ内の設定/操
    作の処理内容にしたがった動作を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】ネットワーク上に接続されている個々の情
    報処理装置をその分類に基づいてグループ化して登録す
    るグループ登録手段と、 このグループ登録手段によって登録されたグループに属
    する複数の情報処理装置を一括してアドレス指定する為
    のマルチキャストアドレスを記憶するアドレス記憶手段
    と、 を設け、前記送信手段は、前記メッセージ作成手段によ
    って作成されたメッセージをグループ別に送信する際
    に、当該グループ対応の前記マルチキャストアドレス宛
    に送信する、 ようにしたことを特徴とする請求項9記載の情報処理装
    置。
  10. 【請求項10】前記資源別の管理プログラムは、メモリ
    上に常駐され、利用者やアプリケーションプログラムか
    らの要求に応じてサービスを提供するサービスプログラ
    ムであり、 前記メッセージが前記管理プログラムの起動を示す指示
    要求であれば、当該管理プログラムをメモリ上に常駐さ
    せてサービスを提供可能な状態に設定し、前記管理プロ
    グラムの停止を示す指示要求であれば、当該管理プログ
    ラムをメモリ上から解放する、 ようにしたことを特徴とする請求項9記載の情報処理装
    置。
  11. 【請求項11】コンピュータに対して、 ネットワーク上の他の情報処理装置に対し設定/操作を
    行う場合に、当該情報処理装置を指定する指定情報と、
    各種のハードウェア資源あるいはソフトウェア資源を管
    理する管理プログラムのうち、任意の管理プログラムを
    指定する指定情報と、設定/操作の処理内容とを含み、
    前記各資源に共通する共通形式のメッセージを作成する
    機能と、 作成されたメッセージをネットワーク上に送信する機能
    と、 ネットワーク上のメッセージを取得し、それが自己宛の
    メッセージである場合には、このメッセージ内に含まれ
    ている前記管理プログラム指定情報に基づいて該当する
    管理プログラムを起動させて、メッセージ内の設定/操
    作の処理内容にしたがった動作を行う機能と、 を実現させるためのプログラム。
  12. 【請求項12】ネットワーク上に接続され、各種のハー
    ドウェア資源あるいはソフトウェア資源を管理する管理
    プログラムおよび管理情報を資源別に記憶する個々の情
    報処理装置であって、 ネットワーク上の他の情報処理装置に対して資源別に所
    望の処理を行わせる場合に、当該情報処理装置を指定す
    る指定情報と、前記管理プログラムを指定する指定情報
    と、データの設定要求/取得要求とを含むメッセージを
    作成するメッセージ作成手段と、 このメッセージ作成手段によって作成されたメッセージ
    をネットワーク上に送信する送信手段と、 ネットワーク上のメッセージを取得し、自己宛のメッセ
    ージか否かを判別すると共に、自己宛のメッセージであ
    れば、そのメッセージが前記設定要求か取得要求かを判
    別する判別手段と、 この判別手段によって自己宛のメッセージであることが
    判別された場合に、当該メッセージ内の管理プログラム
    指定情報にしたがって該当する資源をアクセスすると共
    に、そのメッセージが設定要求であれば、このメッセー
    ジ内のデータを当該資源内の前記管理情報に設定する設
    定処理を実行し、自己宛のメッセージが取得要求であれ
    ば、当該資源内の前記管理情報内に含まれている自己の
    設定データを要求元に閲覧させる為のデータとして読み
    出して要求元の情報処理装置へ送信する送信処理を実行
    する制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  13. 【請求項13】コンピュータに対して、 ネットワーク上の他の情報処理装置に対して資源別に所
    望の処理を行わせる場合に、当該情報処理装置を指定す
    る指定情報と、各種のハードウェア資源あるいはソフト
    ウェア資源を管理する管理プログラムのうち、任意の管
    理プログラムを指定する指定情報と、データの設定要求
    /取得要求とを含むメッセージを作成する機能と、 このメッセージ作成手段によって作成されたメッセージ
    をネットワーク上に送信する機能と、 ネットワーク上のメッセージを取得し、自己宛のメッセ
    ージか否かを判別すると共に、自己宛のメッセージであ
    れば、そのメッセージが前記設定要求か取得要求かを判
    別する機能と、 自己宛のメッセージであることが判別された場合に、当
    該メッセージ内の管理プログラム指定情報にしたがって
    該当する資源をアクセスすると共に、そのメッセージが
    設定要求であれば、このメッセージ内のデータを当該資
    源内の前記管理情報に設定する設定処理を実行し、自己
    宛のメッセージが取得要求であれば、当該資源内の前記
    管理情報内に含まれている自己の設定データを要求元に
    閲覧させる為のデータとして読み出して要求元の情報処
    理装置へ送信する送信処理を実行する機能と、 を実現させるためのプログラム。
JP2001342249A 2001-11-07 2001-11-07 情報処理装置および情報処理システム Pending JP2003143179A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001342249A JP2003143179A (ja) 2001-11-07 2001-11-07 情報処理装置および情報処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001342249A JP2003143179A (ja) 2001-11-07 2001-11-07 情報処理装置および情報処理システム

Related Child Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006301339A Division JP4229171B2 (ja) 2006-11-07 2006-11-07 情報処理装置およびそのプログラム
JP2006301337A Division JP4229170B2 (ja) 2006-11-07 2006-11-07 情報処理システムおよびそのプログラム
JP2006301338A Division JP4259568B2 (ja) 2006-11-07 2006-11-07 情報処理装置およびそのプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003143179A true JP2003143179A (ja) 2003-05-16

Family

ID=19156139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001342249A Pending JP2003143179A (ja) 2001-11-07 2001-11-07 情報処理装置および情報処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003143179A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005223726A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Tamura Seisakusho Co Ltd 無線アクセスシステム及び方法
JP2006004009A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Sony Computer Entertainment Inc 処理管理装置、コンピュータ・システム、分散処理方法及びコンピュータプログラム
JP2016062518A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 カシオ計算機株式会社 情報処理装置及びプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005223726A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Tamura Seisakusho Co Ltd 無線アクセスシステム及び方法
JP2006004009A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Sony Computer Entertainment Inc 処理管理装置、コンピュータ・システム、分散処理方法及びコンピュータプログラム
JP2016062518A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 カシオ計算機株式会社 情報処理装置及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7747718B2 (en) Control system apparatus, method for setting control system and setting program
CA2620073C (en) Building automation system facilitating user customization
US7904186B2 (en) Building automation system facilitating user customization
US7917232B2 (en) Building automation system data management
US8099178B2 (en) Building automation system facilitating user customization
US8055386B2 (en) Building automation system data management
US7870090B2 (en) Building automation system date management
US20070271359A1 (en) Web-based interface for building management systems
US20080222565A1 (en) Task focused user interface systems and methods for building automation systems
WO2007086140A1 (ja) 分析装置稼働状況表示システム
JP2006302297A (ja) 制御システム設定装置および制御システム設定方法ならびに設定プログラム
CA2620064C (en) Dynamically extensible and automatically configurable building automation system and architecture
US20030061334A1 (en) Method, apparatus, system, computer program and computer program product of network management
JP2003143179A (ja) 情報処理装置および情報処理システム
JP3988605B2 (ja) 設定ツール装置
JP4229170B2 (ja) 情報処理システムおよびそのプログラム
US7240348B2 (en) Suspending scenario generation method, server device, and program therefor
JP4259568B2 (ja) 情報処理装置およびそのプログラム
JP4229171B2 (ja) 情報処理装置およびそのプログラム
KR102530364B1 (ko) 노드 분석 방법 및 장치
JP2004171282A (ja) クライアント装置、それを備える制御システム、および、そのプログラム
US6934742B2 (en) Efficiently handling client requests in a server farm
JPH10320035A (ja) ビル管理システム
JP2000293463A (ja) データ処理装置および表示処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JPH04248665A (ja) 情報処理システムとオペレ−ションプロセスコントロ−ル方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041004

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060206

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061114

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070209

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070319

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070330