JP4257631B2 - ブロー成形型およびこれを用いた中空筒状体の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ブロー成形型およびこれを用いた中空筒状体の製造方法に関し、更に詳細には、第1成形面を有する第1金型および第2成形面を有する第2金型からなるブロー成形型において、前記成形面にワイヤハーネスを移動不能に保持させたもとで中空筒状体をブロー成形することで、成形後の中空筒状体の外面に前記ワイヤハーネスを同時に装着することを可能としたブロー成形型およびこれを用いた中空筒状体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年生産される乗用車等の車両は、車載コンピュータや各種計器ユニットおよびオーディオユニット等を代表とする多数の車載電子機器を装備しており、インストルメントパネルやフロアコンソールおよびルーフパネル等を代表とする車両内装部材の裏側には、各車載電子機器を電気的に接続して電装系を形成する多数のワイヤハーネスが配設されている。このワイヤハーネスは、複数の電線からなる電線部および該電線部の端部に連結されたコネクタやターミナル等から構成され、前記電線部は電線固定部材(電線固定クリップ等)を使用すると共にコネクタ等はコネクタ固定部材(コネクタ固定クリップ等)を使用することで、前記車両内装部材の裏面や車体およびリィンフォースバー等に取付けるようになっている。なお前記電線部は、複数の電線を1つに結束したものや、複数の電線を平行に一体成形したフラットケーブル状のもの等が実用化されている。
【0003】
一方、前記車両内装部材には、その所要位置にエアーアウトレットが設けられ、乗員室前方等に設置されたエアコンユニットから送出された調温空気を前記エアーアウトレットから該乗員室へ吹出させることで、乗員室全体の空気調温を行なうようになっている。このため車両内装部材の裏側には、前記エアコンユニット側とエアーアウトレットとを連通接続する中空筒状体の空気案内ダクトが配設され、エアコンユニットからの調温空気は、該空気案内ダクトを介して対応のエアーアウトレットへ流通案内される。この空気案内ダクトは、製造コストや剛性面等を考慮して、現在のところは高密度ポリエチレン等を材質とする中空パリソンをブロー成形したものが主流となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで前記ワイヤハーネスは、前記車載電子機器等との接触による異音発生や前記電線部の損傷を防止するため、該車載電子機器等との干渉を回避しながら車体やリィンフォースバーまたは前記車両内装部材の裏面等に固定することが肝要とされる。しかしながら車両内装部材の裏側は、非常に狭いうえに複雑に入り組んでいるため、前記電線固定部材やコネクタ固定部材を多数個使用しながら、電線部を複雑かつ強制的に屈曲させなければならなかった。このため、▲1▼ワイヤハーネスのレイアウト設計に係る工数が嵩む、▲2▼電線固定部材やコネクタ固定部材の成形費用が嵩む、▲3▼電線部やコネクタに対する前記固定部材の装着作業を要する、▲4▼車体や車両内装部材等への電線部およびコネクタの取付作業を要する、等の様々な要因により、ワイヤハーネスの配策はコストが大幅に嵩んでしまう課題を内在していた。
【0005】
なお、前記ワイヤハーネスを、例えば前記空気案内ダクトの外面に装着しようとした場合には、予めブロー成型された空気案内ダクトに対し、後工程で前記電線固定部材やコネクタ固定部材等を利用して装着するしかなかった。このため、空気案内ダクトにワイヤハーネスを装着する場合でも、前述した▲1▼〜▲4▼の課題は何等解決されるものではなかった。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、前述した課題を好適に解決するべく提案されたもので、ブロー成形型を利用して中空筒状体をブロー成形すると同時に該中空筒状体の外面にワイヤハーネスを装着することを可能とするために、ブロー成形型の成形面に前記ワイヤハーネスを移動不能に保持し得るようにしたブロー成形型およびこれを用いた中空筒状体の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決して、所期の目的を達成するため本願の請求項1に係る発明は、
第1成形面を有する第1金型および第2成形面を有する第2金型からなり、パリソンに圧力媒体を吹込んで前記成形面に押付けることで中空筒状体をブロー成形すると共に該中空筒状体の外面にワイヤハーネスを装着するブロー成形型において、
前記ワイヤハーネスの幅方向の両端部を、着脱自在に抱持する一対の係止片を有するハーネス保持部材と、
前記第1金型の第1成形面に位置するハーネス沿設予定部に所要間隔毎に凹設され、前記ハーネス保持部材を収容保持し得る設置凹部と
前記ハーネス沿設予定部に所要間隔毎に凹設され、該ハーネス沿設予定部にセットされる前記ワイヤハーネスの延設方向と直交する方向へ延在する細長溝状のリブ成形溝とを備え、
前記リブ成形溝は、前記ワイヤハーネスの幅寸法より長く設定され、該ワイヤハーネスを前記ハーネス沿設予定部にセットした際に、該ワイヤハーネスの両側に前記成形面に臨んでブロー成形時に前記中空筒状体の一部が前記リブ成形溝へ潜り込むのを許容する開口が形成されるよう構成したことを特徴とする
前記課題を解決して、所期の目的を達成するため本願の請求項4に係る発明は、
第1成形面を有する第1金型および第2成形面を有する第2金型からなるブロー成形型を用いたブロー成形により、ワイヤハーネスが外面に装着された中空筒状体を製造する製造方法であって、
前記第1金型の第1成形面に位置するハーネス沿設予定部に所要間隔毎に凹設された設置凹部に、前記ワイヤハーネスの幅方向の両端部を抱持したハーネス保持部材を収容して、該ハーネス沿設予定部に所要間隔毎に凹設したリブ成形溝が該ワイヤハーネスの両側に成形面に臨む開口を形成するように、ワイヤハーネスを該ハーネス沿設予定部にセットし、
前記第1金型および前記第2金型の間にパリソンをセットして型閉めし、該パリソンに圧力媒体を吹込み、
ブロー成形時に、前記中空筒状体の一部を前記リブ成形溝に前記開口を介して膨出させて、前記ワイヤハーネスの側端を係止する抱持リブを形成することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るブロー成形型およびこれを用いた中空筒状体の製造方法につき、好適な実施例を挙げ、添付図面を参照しながら以下説明する。図1は、本発明の好適実施例に係るブロー成形型を概略的に示す部分斜視図、図2は、一部破断したブロー成形型の概略斜視図である。なお本実施例では、中空筒状体として、車両内装部材の裏側に配設される空気案内ダクト(図9)を例示し、この空気案内ダクト10をブロー成形するためのブロー成形型につき説明する。すなわち実施例のワイヤハーネス保持構造は、前記空気案内ダクト10のダクト本体11をパリソンからブロー成形するに際し、電装系をなすワイヤハーネスWHをブロー成形型30の成形面31aに予め保持させておくことにより、前記ダクト本体11の成形と同時にワイヤハーネスWHの装着を行なうためのものである。
【0009】
(空気案内ダクト)
そこで先ず、空気案内ダクト10につき、図9および図10をもとに概略的に説明する。本実施例の空気案内ダクト10は、図2に示す前記ブロー成形型30を利用したもとで、高密度ポリエチレン等を材質とする中空パリソン(図示せず)をブロー成形した一体成形品で、第1開口部12および第2開口部13を有する長尺筒体状のダクト本体11を主体としている。前記第1開口部12は、図示しないエアコンユニットの空気送出部に連結され、また第2開口部13は、前記インストルメントパネル等の車両内装部材に配設されるエアーアウトレット(図示せず)に連結される。そしてダクト本体11の外面には、電線部ECおよびその端末に設けたコネクタCNから構成されたワイヤハーネスWHが、該ダクト本体11の長手方向に延在した状態に装着されている。なお、図示の空気案内ダクト10は、説明の便宜のため極めて簡略に表わしたものであって、実際の空気案内ダクトは、配設部位の形状に合わせて湾曲部等の複雑形状を備えた長尺の筒状体となっているものが多い。
【0010】
(ハーネス保持部)
そして、実施例の空気案内ダクト10における前記ダクト本体11の外面には、前記ワイヤハーネスWHを係止固定するためのハーネス保持部15が設けられている。このハーネス保持部15は、ワイヤハーネスWHを構成するコネクタCNを該ダクト本体11の外面に固定するコネクタ保持部16と、電線部ECを該ダクト本体11の外面に固定する電線保持部17とから構成されている。
【0011】
(コネクタ保持部)
このうち前記コネクタ保持部16は、ダクト本体11とは別体部材として成形されたコネクタ保持体18を主体とし、前記コネクタCNを収容保持するコネクタ収容部18aと、この収容部18aの基部としてダクト本体11に係着される取付座部18bとから構成されている。前記取付座部18bは段付板状を呈していて、その下面側端縁部には外方へ突出した係止片18cが一体成形されている。一方、前記ダクト本体11には、ブロー成形時に該ダクト本体11の一部が変形して前記係止片18cを抱き込んだ係着リブ19が形成され、この係着リブ19が前記取付座部18bに係着することでコネクタ収容部18aがダクト本体11の外面から立設的に固定されている。従って前記コネクタCNは、ダクト本体11に固定保持された前記コネクタ保持体18を介し、該ダクト本体11に固定される。
【0012】
(電線保持部)
また前記電線保持部17は、前記コネクタCNに連結したフラットケーブル状の前記電線部ECを係止保持することを前提としたもとで、ダクト本体11の短手方向へ該電線部ECの幅寸法hに適合する間隔に離間すると共に該ダクト本体11の長手方向へ所要間隔毎に設けた複数個の抱持リブ20,20から構成されている。これら抱持リブ20,20は、何れも前記ダクト本体11のブロー成形時に、該ダクト本体11の一部が膨出変形して形成されたもので、図8(b)に示す如く、ダクト本体11における短手方向で破断した縦断面形状が略L字形の鉤状を呈しており、相互に対向した各リブ20,20同士が電線部ECの両端部外側を抱持することにより、該電線部ECの両側端部を該ダクト本体11に係止する。
【0013】
従って前記ワイヤハーネスWHは、ダクト本体11に係着されたコネクタ保持体18により前記コネクタCNが固定保持されると共に、該ダクト本体11の一部から形成された各抱持リブ20,20により電線部ECが係止され、これによりダクト本体11の外面に沿設状態で装着保持されている。
【0014】
(ブロー成形用金型)
次に、図9に示したワイヤハーネス付きの空気案内ダクト10を成形するために使用されるブロー成形型30と、このブロー成形型30に実施されるワイヤハーネス保持構造について説明する。実施例のブロー成形型30は、図2に示す如く、第1金型31および該第1金型31と対をなす第2金型32から構成され、夫々の第1金型31および第2金型32には、前記ダクト本体11の半体に相当する輪郭形状を想定した第1成形面31aおよび第2成形面32aが夫々形成してある。そして前記ワイヤハーネスWHは、前記第1金型31の第1成形面31aに位置するハーネス沿設予定部33に、移動不能に装着して保持されるようになっている。
【0015】
(ハーネス沿設予定部)
前記ハーネス沿設予定部33には、前記コネクタ保持体18を収容セットするために凹設された保持体セット部34と、前記電線部ECの延在する部位に沿って所要間隔毎に凹設されて前記抱持リブ20を形成するためのリブ成形溝35と、該電線部ECを成形面31aにセット保持するためのハーネス保持部材40を収容保持するための複数個の設置凹部37とが設けられている。このうち保持体セット部34は、前記コネクタ保持体18の倒立状態での収容を許容する形状に形成され、前記取付座部18bを成形面31aから突出した状態に臨ませるようになっている。また前記夫々のリブ成形溝35は、前記電線部ECの延設方向と直交方向へ延在する細長の溝であって、図6に示す如く、その全長Lは該電線部ECの幅寸法hよりも適宜長く設定されている。従って、ハーネス沿設予定部33に沿って前記電線部ECをセットした際には、該電線部ECの両側から所要量だけはみ出し、これにより成形面31aに臨む開口36,36が画成されるようになっている。
【0016】
(ワイヤハーネス保持構造)
そして、本実施例におけるワイヤハーネス保持構造は、前記ワイヤハーネスWHにおける電線部ECの幅方向の両端部を、着脱自在に抱持する一対の係止片43,47を有する前記ハーネス保持部材40と、前記第1金型31の第1成形面31aに位置するハーネス沿設予定部33に所要間隔毎に凹設され、前記ハーネス保持部材40を収容保持し得る設置凹部37とから構成されている。
【0017】
(ハーネス保持部材)
このうちハーネス保持部材40は、前記係止片43により前記ワイヤハーネスWHにおける電線部ECの一方の端縁部に装着される第1半体41と、前記係止片47により前記ワイヤハーネスWHにおける電線部ECの他方の端縁部に装着される第2半体45とから構成されている。そして前記第1半体41の本体部42には、横長溝状の係合凹部(第1係合部)44が設けられ、また前記第2半体45の本体部46には、前記係合凹部44と嵌合可能な横長ボス状の係合凸部(第2係合部)48が設けられている。すなわち第1半体41および第2半体45は、前記電線部ECの外面に密着的に沿設される本体部42,46の端部に、縦断面L形の前記係止片43,47が一体的に形成され、これにより側面形状が略J形を呈している。
【0018】
このように構成されたハーネス保持部材40は、前記第1半体41を電線部ECの一方の端縁部にセットした後、前記第2半体45を該電線部ECの他方の端縁部にセットしながら、該第1半体41の係合凹部44に第2半体45の係合凸部48を係合させて夫々の本体部42,46同士を合体させることで、各係止片43,47が電線部ECを抱持した状態で該電線部ECに装着保持される。なお第1半体41および第2半体45は、互いを引き離す方向へ軽く引張れば簡単に分離する程度の係着力を以て結合され、前記ブロー成形型30によるダクト本体11の成形後には、両半体41,45を分離することでダクト本体11に装着された電線部ECから容易に取外し得るようになっている。
【0019】
ここで前記第1半体41および第2半体45は、(a)ダクト本体11のブロー成形時の加熱温度(約200℃)に耐え得る耐熱性を有する、(b)ブロー成形時のブロー圧に耐え得る耐圧性を有する、(c)成形されたダクト本体11に溶着されない、等の諸条件を満たすことが要件とされ、例えばアルミニウムやテフロン樹脂等の素材から成形したものが好適に実施可能である。また、可能な限り軽量のものが好ましい。
【0020】
(設置凹部)
一方、前記各設置凹部37は、前記第1半体41および第2半体45を合体したハーネス保持部材40の外形形状・サイズを前提とした矩形状に形成され、ハーネス保持部材40を収容した際には、図3〜図5に示す如く、各係止片43,47が成形面31aと一致する深さ寸法に設定されている。そして、設置凹部37の電線部ECの延在方向に対応した両壁部には、該電線部ECの急激な屈曲変形を回避するために、斜状壁部38,38が形成されている。またハーネス保持部材40は、適宜の係着力を以て対応の設置凹部37に収容されるように設定され、ダクト本体11のブロー成形時に設置凹部37から外れないようになっているが、該ダクト本体11の脱型時に適宜の力で引張れば設置凹部37から容易に取り外せ得るようになっている。なお前記ハーネス保持部材40は、対応の前記設置凹部37に収容させることで前記第1および第2半体41,45が分離不能に合体し、これにより前記電線部ECを移動不能に保持し得る。
【0021】
(空気案内ダクトの成形)
前述したブロー成形型30を利用した実施例の空気案内ダクト10のブロー成形は、ワイヤハーネスWHを第1金型31のハーネス沿設予定部33に保持させたもとで行なわれる。すなわち、ワイヤハーネスWHのコネクタCNは、前記コネクタ保持体18に収容保持させたもとで、該コネクタ保持体18を第1金型31の保持体セット部34に倒立セットすれば、該第1金型31にセット保持される。一方、前記電線部ECは、図1,図4および図5に示す如く、前記第1半体41および第2半体45を該電線部ECを挟んで合体させることで夫々の係止片43,47が両端縁部に係止され、該電線部ECを抱持した状態で装着保持される。そして、夫々のハーネス保持部材40を、第1金型31に凹設した各設置凹部37の形成間隔と同一間隔で電線部ECに装着した後、夫々のハーネス保持部材40を各設置凹部37へ嵌入させて収容保持することで、該電線部ECは成形面31aに略密着状態で沿設される(図3)。なおハーネス保持部材40に抱持された部分は、図3および図4に示す如く、第1金型31の成形面31aよりも内側へ引き込まれる。これによりワイヤハーネスWHは、第1金型31のハーネス沿設予定部33に移動不能にセット保持される。
【0022】
そして、離間待機している第1金型31および第2金型32の間に図示しない中空パリソンを到来させた後、両金型31,32を閉成すると共に該パリソンへ圧力媒体(高圧ガスや高圧空気等)を吹込むことで、膨張した当該パリソンが各成形面31a,32aに押付けられてダクト本体11が形成されるようになる。
【0023】
このときコネクタ保持体18では、前記中空パリソンが膨張して形成されたダクト本体11が、該保持体18の取付座部18bに接触すると共に、圧力媒体の圧力により該ダクト本体11の一部が該取付座部18bの係止片18cの裏側へ回り込んで係着リブ19が形成される。従ってコネクタ保持体18は、形成された前記係着リブ19が係止片18cを抱き込むことで取付座部18bが該ダクト本体11に係着され、これによりコネクタ収容部18aがダクト本体11外面から立設した状態に固定されるので、前記コネクタCNがダクト本体11に固定される。
【0024】
また夫々のリブ成形溝35では、図8(a)に示す如く、中空パリソンが膨張して形成されたダクト本体11が、成形面31aにおよび電線部ECの被覆材25に接触した後、圧力媒体の圧力により該ダクト本体11の一部が両側の開口36,36からリブ成形溝35内へ潜り込みながら膨出するようになる。これにより、夫々の開口36,36を介してリブ成形溝35内へ膨出した部分は、略L字形の抱持リブ20,20となって電線部ECの端部外側を抱き込んだ状態で固化し、該電線部ECの端縁部をダクト本体11の外面に係止するようになる。
【0025】
なお、ダクト本体11の一部から形成された前記夫々の抱持リブ20,20は、電線部ECの断面形状やサイズ、リブ成形溝35の形状やサイズ、圧力媒体の圧力等を総合した成形条件によりその形状が相違し、成形条件によっては対向する抱持リブ20,20の先端部同士が当接した形状を呈することもあり得る。
【0026】
一方、前記夫々のハーネス保持部材40に抱持された部分では、図7(a)に示す如く、膨張した中空パリソンが膨張して形成されたダクト本体11が、電線部ECの被覆材25および該ハーネス保持部材40の各係止片43,47の上面に接触するようになり、電線部ECおよび各係止片43,47に密着した状態で固化するようになる。すなわちハーネス保持部材40に保持された部分では、電線部ECとダクト本体11とは、前記係止片43,47が係止している部分を除き、その略全面が相互に密着するようになる。
【0027】
このようにしてダクト本体11のブロー成形が完了した後、該ダクト本体11をブロー成形型30の第1金型31および第2金型32から脱型するに際しては、コネクタ保持体18によりコネクタCNが固定され、また図8(b)に示す如く夫々の抱持リブ20,20により電線部ECが係止されているので、ワイヤハーネスWHは、ダクト本体11の外面に装着された状態で該本体11と一体的に脱型される。このとき前記各ハーネス保持部材40は、図7(b)に示す如く、ダクト本体11に固定された電線部ECに装着されたまま設置凹部37から抜け出るようになる。従ってハーネス保持部材40は、図7(c)に示す如く脱型後に、前記第1半体41および第2半体45を図の左右へ引張ることにより、両半体41,45が分離して電線部ECから容易に取外すことができる。
【0028】
このように本実施例のブロー成形型30は、ダクト本体11のブロー成形工程と、該ダクト本体11の外面に対するワイヤハーネスWHの装着工程とを同一工程で行なうことができ、ダクト本体11に対するワイヤハーネスWHの装着作業が完全に省略され、該ワイヤハーネスWHの配策に係る大幅なコスト低減が可能である。しかも、前記ブロー成形型30に実施されるワイヤハーネス保持構造では、ダクト本体11のブロー成形に先立ち、ワイヤハーネスWHの電線部ECに装着した該ハーネス保持部材40を設置凹部37に収容保持させれば、電線部ECを第1金型31の成形面31aに移動不能に保持することができるので、ダクト本体11のブロー成形時に該ワイヤハーネスWHがずれ動くことなく、成形後のダクト本体11の外面所要位置にワイヤハーネスWHを正確に装着することが可能である。
【0029】
また実施例のワイヤハーネス保持構造では、ワイヤハーネスWHの電線部ECにするハーネス保持部材40の装着位置を調整し得るので、夫々のハーネス保持部材40を各対応の前記設置凹部37に収容保持して該ワイヤハーネスWHを第1金型31のハーネス沿設予定部33にセットした際に、前記電線部ECの弛張状態の調整が可能である。またハーネス保持部材40は、ダクト本体11のブロー成形後に電線部ECから取外されるので、複数回の繰返し使用が可能である。
【0030】
また空気案内ダクト10では、前記夫々の抱持リブ20,20により、ワイヤハーネスWHの電線部ECがダクト本体11の外面に対して確実に固定されるようになり、少なくとも車両内装部材の裏側に配設されて実施に供されている間は、多少の振動や衝撃が付与されても該ダクト本体11の外面から分離することがない。更には、別途のコネクタ固定部材や電線固定部材等が一切不要となり、これによる大幅なコスト低減も可能となる。
【0031】
なお、ワイヤハーネスWHにおける前記電線部ECの被覆材25およびダクト本体11とを同材質とすれば、該ダクト本体11に電線部ECが接着(溶着)されるようになるので、該電線部ECの全面的な密着固定を図りたい場合に有効である。
【0032】
一方、第1金型31の成形面31aにおけるハーネス沿設予定部33に対し、前記ワイヤハーネスWHをセットするための自動化設備を使用すれば、該ワイヤハーネスWHのセット作業の自動化も可能となり、これによるコスト低減も期待できる。
【0033】
更に、前記設置凹部37の形成位置は、前記実施例に示した位置に限定されるものではなく、ダクト本体11の外形形状や電線部ECの長さ等により変更されるもので、該電線部ECを第1金型31のハーネス沿設予定部33に適切に沿設し得る位置に設定される。
【0034】
なお前記実施例では、中空筒状体として、車両内装部材の裏側に配設される空気案内ダクトを例示したが、この中空筒状体はこれに限定されるものではない。
【0035】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係るブロー成形型およびこれを用いた中空筒状体の製造方法によれば、中空筒状体のブロー成形工程と、該中空筒状体の外面に対するワイヤハーネスの装着工程とを同一工程で行なうことができるので、中空筒状体に対するワイヤハーネスの装着作業が完全に省略され、該ワイヤハーネスの配策に係る大幅なコスト低減が可能となる有益な効果を奏する。しかも、ワイヤーハーネスに装着したハーネス保持部材をブロー成形型に設けた設置凹部へ対応的に収容保持することで、該ワイヤハーネスを第1金型の成形面に移動不能に保持することができ、中空筒状体のブロー成形時に該ワイヤハーネスがずれ動くことなく、成形後の中空筒状体の外面所要位置にワイヤハーネスを正確に装着し得る利点もある。
【0036】
また夫々のハーネス保持部材は、分離可能な第1半体および第2半体を合体して構成されているので、ハーネスへの取付けおよび該ハーネスからの取外しが簡単かつ容易にできる。但し、前記設置凹部に収容保持された場合は、第1半体および第2半体が分離不能に合体するので、前記電線部を移動不能に保持できる。更には、別途のコネクタ固定部材や電線固定部材等が一切不要となり、ワイヤハーネスの配策に係る大幅なコスト低減も可能となる。なお中空筒状体としては、例えば車両内装部材の裏側に設置される空気案内ダクト等が対象とされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適実施例に係るブロー成形型を概略的に示す部分斜視図である。
【図2】一部破断して示すブロー成形型の概略斜視図である。
【図3】電線部に装着した各ハーネス保持部材を対応の設置凹部にセットすることにより、該電線部をハーネス沿設予定部に保持した状態を示す部分斜視図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】図3のVI−VI線断面図である。
【図7】 (a)は、ハーネス保持部材を利用してハーネス沿設予定部に保持した電線部に、ブロー成形された中空筒状体が接触した状態を示す部分断面図、(b)は、中空筒状体と該筒状体に装着された電線部および該電線部を保持していたハーネス保持部材を、一体的に脱型する状態を示す部分断面図、(c)は、脱型後に電線部を保持していたハーネス保持部材を取外した状態を示す部分断面図である。
【図8】 (a)は、ブロー成形されている中空筒状体の一部が開口を介してリブ成形溝内へ膨出した状態を示す断面図、(b)は、中空筒状体と、抱持リブに係止された電線部とを一体的に脱型する状態を示す断面図である。
【図9】図1に示すワイヤハーネス保持構造を実施したブロー成形型により、ダクト本体の成形とワイヤハーネスの装着とを同一工程で行なって成形された中空筒状体として空気案内ダクトを示す概略斜視図である。
【図10】図9のIX−IX線断面図である。
【符号の説明】
11 ダクト本体(中空筒状体)
31 第1金型
31a 第1成形面
32 第2金型
32a 第2成形面
33 ハーネス沿設予定部
37 設置凹部
40 ハーネス保持部材
41 第1半体
43 係止片
44 係合凹部(第1係合部)
45 第2半体
47 係止片
48 係合突部(第2係合部)
WH ワイヤハーネス

Claims (4)

  1. 第1成形面(31a)を有する第1金型(31)および第2成形面(32a)を有する第2金型(32)からなり、パリソンに圧力媒体を吹込んで前記成形面(31a,32a)に押付けることで中空筒状体(11)をブロー成形すると共に該中空筒状体 (11) の外面にワイヤハーネス (WH) を装着するブロー成形型において、
    前記ワイヤハーネス(WH)の幅方向の両端部を、着脱自在に抱持する一対の係止片(43,47)を有するハーネス保持部材(40)と、
    前記第1金型(31)の第1成形面(31a)に位置するハーネス沿設予定部(33)に所要間隔毎に凹設され、前記ハーネス保持部材(40)を収容保持し得る設置凹部(37)と
    前記ハーネス沿設予定部 (33) に所要間隔毎に凹設され、該ハーネス沿設予定部 (33) にセットされる前記ワイヤハーネス (WH) の延設方向と直交する方向へ延在する細長溝状のリブ成形溝 (35) とを備え、
    前記リブ成形溝 (35) は、前記ワイヤハーネス (WH) の幅寸法より長く設定され、該ワイヤハーネス (WH) を前記ハーネス沿設予定部 (33) にセットした際に、該ワイヤハーネス (WH) の両側に前記成形面 (31a) に臨んでブロー成形時に前記中空筒状体 (11) の一部が前記リブ成形溝 (35) へ潜り込むのを許容する開口 (36,36) が形成されるよう構成した
    ことを特徴とするブロー成形型
  2. 前記ハーネス保持部材(40)は、前記係止片(43)により前記ワイヤハーネス(WH)の一方の端縁部に装着される第1半体(41)と、前記係止片(47)により前記ワイヤハーネス(WH)の他方の端縁部に装着される第2半体(45)とからなり、
    前記第1半体(41)に設けた第1係合部(44)と前記第2半体(45)に設けた第2係合部(48)とを着脱可能に係合させることで、前記ワイヤハーネス(WH)に装着保持される請求項1記載のブロー成形型。
  3. 前記ハーネス保持部材(40)は、各対応の前記設置凹部(37)へ収容させることで、前記第1および第2半体(41,45)が合体し、これにより前記ワイヤハーネス(WH)を移動不能に保持する請求項2記載のブロー成形型。
  4. 第1成形面 (31a) を有する第1金型 (31) および第2成形面 (32a) を有する第2金型 (32) からなるブロー成形型を用いたブロー成形により、ワイヤハーネス (WH) が外面に装着された中空筒状体 (11) を製造する製造方法であって、
    前記第1金型 (31) の第1成形面 (31a) に位置するハーネス沿設予定部 (33) に所要間隔毎に凹設された設置凹部 (37) に、前記ワイヤハーネス (WH) の幅方向の両端部を抱持したハーネス保持部材 (40) を収容して、該ハーネス沿設予定部 (33) に所要間隔毎に凹設したリブ成形溝 (35) が該ワイヤハーネス (WH) の両側に成形面 (31a) に臨む開口 (36,36) を形成するように、ワイヤハーネス (WH) を該ハーネス沿設予定部 (33) にセットし、
    前記第1金型 (31) および前記第2金型 (32) の間にパリソンをセットして型閉めし、該パリソンに圧力媒体を吹込み、
    ブロー成形時に、前記中空筒状体 (11) の一部を前記リブ成形溝 (35) に前記開口 (36,36) を介して膨出させて、前記ワイヤハーネス (WH) の側端を係止する抱持リブ (20,20) を形成する
    ことを特徴とする中空筒状体の製造方法。
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