JP4256902B2 - 荷電粒子用モノクロメータ - Google Patents

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Description

本発明は、荷電粒子用モノクロメータに関する。
今日の低電圧電子顕微鏡では、殊に色の不鮮明さ、例えば1次の軸上色収差により、達成可能な解像度が1keVの電子エネルギーに対して約3nmに限定されてしまう。ここでは対物レンズのガウス像面における色収差円板の直径dは、色収差定数CFと、ガウス像面における電子ビームのアパーチャαと、この電子ビームの相対的なエネルギー幅δE/Eとの積から表される。
色収差定数は、使用した回転対称電子レンズにおいて、シェルツァーの定理(Scherzerschen Theorem)に起因して原理的にゼロではなく、また電子は、放射過程と、Boersch効果(Boerscheffekt)、すなわち確率的なクローン相互作用による変則的なエネルギー分布とに起因して単色ではないため、相対的なエネルギーバンド幅はつねにゼロでない。最適化された対物レンズと、電子源としてジルコニウム酸化物−タングステン−ショットキー−エミッタとを有する今日の低電圧ラスタ電子顕微鏡については、1keVのエネルギーを有する電子に対して、かつ2mmの作業距離において色収差定数はほぼ1.5mmである。エネルギー幅δEは、ビーム流に依存して1eVまで約0.5である。
色収差定数のさらなる最小化はまったく不可能であるため、解像度をさらに上げるために4極形レンズ系かまたは静電ミラーからなる色収差補正器を使用することがすでに公知である。構造が通常、極めて複雑である色収差補正器とは択一的なものとして、モノクロメータを使用して、後続の電子光学結像系によって処理される電子ビームのエネルギー幅を低減することが考えられ得る。
比較的簡単な構造を有するモノクロメータとして回転対称静電フィルタレンズが公知であり、この静電フィルタレンズでは粒子の拡散方向に向けられた静電界によって粒子が濾波され、ここでこの粒子の運動エネルギーは静電的な電位差によって決まるエネルギーを下回る。しかしながらこのような静電フィルタレンズは、電子ビームの指向性ビーム値(Richtstrahlwert)が大きく劣化してしまうという欠点を有する。
さらに、曲がった光軸を有する静電モノクロメータはすでに提案されている。しかしながら曲がった光軸を有する系は通例、調整が困難である。
さらに荷電粒子用モノクロメータとしてウィーンフィルタが公知であり、ここでは、静電双極子の場と、磁気双極子の場とが互いに垂直に重なり合って配置されている。Journal of Physicsの論文E: Scienfique Instruments Volume 3 (1970)、第121頁以下から、相前後して配置された2つのウィーンフィルタを使用することがすでに公知であり、ここではビームの通過するプローブがこれらの2つのウィーンフィルタの間に配置されている。ここで第2のウィーンフィルタは、このプローブの電子−エネルギー損失スペクトルを形成するエネルギー分析器として使用される。所定の方向、すなわち静電場の方向におけるウィーンフィルタの集束効果を補償するため、ここではこれらのウィーンフィルタは2つの4極形レンズの間に配置されている。
Institute of Physics Conferencesシリーズ番号165,シンポジウム6,第217〜218頁に発表された、Tanakaその他による比較的新しい会議寄稿論文には別のモノクロメータが提案されており、これは相前後して接続された2つのウィーンフィルタから構成される。ここではエネルギーの選択は、2つのウィーンフィルタの中央で行われる。ここでは第2のウィーンフィルタは、第1のウィーンフィルタによって形成された非点収差の結像を相殺するために使用される。
同じ会議における同じ著者の別の会議寄稿論文(上記の巻、第211および212頁に発表されている)にはさらにウィーンフィルタの構造が記載されており、ここでは静電電極の表面も、磁気双極子の磁極片の表面も共に円筒面として構成されており、これによって光軸からの間隔が大きくてもウィーン条件が保持される。
Journal of Physicsの論文E: Scienfique Instruments Volume 3 (1970)、第121頁以下 Tanaka, Institute of Physics Conferences寄稿論文 シリーズ番号165,シンポジウム6,第217〜218頁 Tanaka, Institute of Physics Conferences寄稿論文 シリーズ番号165,シンポジウム6,第211および212頁
本発明の課題は、簡単な構造を有するモノクロメータを提案して、このモノクロメータが簡単に調整でき、かつ濾波された粒子ビームの指向性ビーム値に不利な影響を有しないようにすることである。
上記課題は、本発明により、請求項1の特徴部分に記載された特徴的構成を有するモノクロメータによって解決される。
本発明の有利な実施例は従属請求項の特徴部分に記載されている。
本発明の第1様相では、モノクロメータは、複数のウィーンフィルタ、有利には相前後して直列に接続された4つのウィーンフィルタを有しており、ここでこれらのうちの一部が、絶対値で90°の回動角で光軸の周りに別のウィーンフィルタに対して回動している。ウィーンフィルタを互いに回動させて配置することによって、ウィーンフィルタの一部、有利には外側の2つにより非点収差の結像が1方向に行なわれ、かつ別のウィーンフィルタ、有利には中央のウィーンフィルタにより非点収差の結像が上記の方向に垂直な方向に行なわれるようにする。これにより全体としてスチグマチックな結像が達成される。本発明のこの第1様相によればモノクロメータそれ自体がスチグマチックに結像できるため、スチグマチックな結像のために別の素子、例えば、付加的な4極子は不要である。
ここでは外側のウィーンフィルタにおける場は互いに並列に配向すべきであり、中央のウィーンフィルタにおける場は互いに逆並列に配向すべきである。付加的に個々のウィーンフィルタの屈折力を選択して、このモノクロメータの2つの軸の基本パスのうちの1つが、このモノクロメータの中心面に関して対称であり、それに垂直な断面における軸の基本パスが、モノクロメータの中心面に関して非対称であるようにすべきである。これによりこのモノクロメータによって形成される結像が全体として分散を有しないようにすることができる。すなわちこの場合にエネルギーの変動によって画像は時間的に移動しない。
モノクロメータの中央には非点収差の中間画像が形成され、ここではエネルギー濾波をスリット絞りによって行うことが可能である。
全体としてスチグマチックな結像を行うため、外側のウィーンフィルタの屈折力を、内側のウィーンフィルタの屈折力よりも大きく選択すべきである。
拡散方向に直列に相前後して配置された1つまたは複数のウィーンフィルタを有する、本発明の第2様相では、1つまたは複数のウィーンフィルタの磁気双極子の磁極片と、1つまたは複数のウィーンフィルタ電気双極子の電極とを、共通な光軸の周りの90°の回動角の回動に関して互いに対称になるように構成する。このためには電気双極子の電極を、磁気双極子の磁極片と同じ軟磁性材料から構成すべきである。磁気双極子と電気双極子とを互いに対称に構成することによって、磁気的および静電的なポテンシャル配分と、磁気的および静電的な場配分とが縦方向にも横方向にも等しくなるようにすることができる。
磁気的および静電的な双極子の場が周縁部においても対称であることによって、一方では結像エラーを回避することができる。また同時に、個々のウィーンフィルタの静電的な部分と磁気的な部分との対称に構成することにより、互いに回動した複数のウィーンフィルタを直列に配置する際に、作製技術上の利点が得られる。なぜならば互いに組み合わせるべき全ウィーンフィルタの電極および磁極片部分を単一の材料ブロックから作製することができるからであり、ここでこの材料ブロックには、第1の処理ステップにおいて中心の長手方向の孔が電子パスの貫通に対して設けられ、また別の長手方向の孔がのちの再組み立てに対して設けられる。つぎの第2のステップになってはじめて、互いに組み合わせるべき全ウィーンフィルタの電極および磁極片が作り出され、第3ステップになってはじめて、この材料ブロックが第1ステップで形成した孔に対して垂直に分解される。これに続くステップではつぎにコイルと電気的なコンタクト部とが取り付けられ、また絶縁部が個々の磁極片の間に取り付けられる。この場合に第1ステップで形成する組み立て孔により、のちの再組み立ての際に互いに対称な配置が保証されるのである。
ウィーンフィルタの周縁部においてもウィーン条件を正しく調整するため、磁極片および電極の相互に加工される面を同心の部分球面または同軸の部分円筒面として構成すべきである。しかしながら、磁極片および電極の相互に加工される面のこの同心の部分球面または同軸の部分円筒面を、多角形に構成されるそれぞれ平らな多数の面によって近似することも可能である。さらに各ウィーンフィルタの個々の磁極片は互いに電気的に絶縁すべきであり、かつウィーンフィルタ間の磁界のクロストークを阻止するために、個々のウィーンフィルタ間に透磁率の高い材料からなる絞りを配置すべきである。
以下、本発明の詳細を、図面に示した実施例に基づき詳しく説明する。
図1および2からわかるように本発明のモノクロメータは全部で4つのウィーンフィルタW1,W2,W3およびW4から構成されており、これらは共通の光軸OAに沿って直列に配置されている。各ウィーンフィルタは、光軸OAの周りの90°の回動について対称に構成されている。すなわち各ウィーンフィルタW1,W2,W3およびW4は、互いに垂直な2つの面S1,S2に関して対称である。各ウィーンフィルタは4つの磁極片セグメント5,6,7および8からなり、これらはそれぞれ互いに絶縁器9,10,11および12によって電気的に絶縁されている。4つの磁極片セグメント5,6,7および8の各々は、光軸OAの方向に伸びる磁極片13,14,15および16を有する。4つのすべての磁極片の、光軸OAの方を向いた端面13a,14a,15aおよび16aは、光軸OAに対して同軸な部分円筒面として構成されている。各磁極片13,14,15および16の周りには、1つずつの磁気コイル13s,14s,15sおよび16sが磁気双極場を形成するために配置されている。
ここで指摘しておきたいのは、個々のウィーンフィルタの全体構造は、光軸OAの周りの90°の回動に関して対称であることに起因して、構造の点から見て磁気4極子の構造に類似することである。しかしながら磁気4極子と異なり、本発明によるモノクロメータのウィーンフィルタでは、4極子場が形成されるのではなく純粋な双極場が形成されるのである。したがって対向する磁極片13,15ないしは14,16のコイル13s,15sないしは14s,16sは反対に励磁され、これによって互いに対向する磁極片端面13a,15aないしは14a,16a磁気的なN極およびS極を形成する。ウィーンフィルタが駆動されて、例えば対向する2つの磁極片13,15が磁気的なN極およびS極を形成すると、これらに90°回動して配置された2つの磁極片14,16は電気双極子に対する電極を形成する。このために、電極を形成するこの2つの磁極片14,16に接続されている磁極片セグメント6,8には、詳細に示していないコンタクトによって適切な電位が供給される。静電双極子の電極を形成する磁極片14,16の周りに配置されたコイル14s,16sはこの動作モードでは実質的に不要である。しかしながらこれらのコイルによって必要時にこのウィーンフィルタを光軸OAに対して90°回動させて駆動させることができ、これにより、全部で4つのウィーンフィルタW1,W2,W3およびW4は同一の構造を有することができ、かつ電気的および磁気的なコンタクトの点だけから別個に制御できるのである。
図1にさらに示されているのは、孔17,18,19および20であり、これは複数のウィーンフィルタの直列構成を中心合わで組み合わせるために設けられている。
図2からわかるように全部で4つのウィーンフィルタW1,W2,W3およびW4は、その機械的な構造の点から見ると光軸の方向に中央平面S3に関して対称に配置されている。それぞれ隣り合うウィーンフィルタW1およびW2ないしはW3およびW4は互いに、電気的な絶縁器21,導電性保護プレート23および別の絶縁器22の並びによってそれぞれ隔てられている。ここで保護プレート23は、1ウィーンフィルタから隣り合う別のウィーンフィルタへの双極子磁場のクロストークも、静電双極子の場クロストークも共に阻止する。電気的な絶縁器21,22は短絡を阻止する。したがって保護プレート23はフリンジ磁界絞りを形成し、導電性の軟磁性材料、すなわち透磁率が高く、導電率が高く、かつ残留磁気の少ない強磁性材料からなる。ここで透磁率は10000以上とすべきである。有利な材料は、例えばVacuumschmelze社から"Mumetall"および"Vacoperm"の名称で製造され販売されている材料である。保護プレート23は、これによって隣り合うウィーンフィルタW1,W2,W3およびW4間の回動の影響を阻止する。ここでは必要に応じて2重のフリンジ磁界絞りを設けて、より高い保護効果を達成することも可能である。
ここでは導電性の軟磁性材料からなる別の電気絶縁部24および磁気保護プレート25が、このモノクロメータの2つの外側の周縁部にそれぞれ設けられており、これによってこのモノクロメータは、全体的に磁気的にも電気的にも、このモノクロメータが組み込まれる電子顕微鏡の残りのコンポーネントから絶縁ないしは保護される。
別の電気および磁気保護部26,27が付加的に中央の2つのウィーンフィルタW2,W3の間に設けられている。ウィーンフィルタの中央の面S3には非点収差の中間画像が得られるため、この面ではエネルギー選択のためのスリット絞りを使用可能である。
光軸に対して垂直な断面において構造的に同じ構成になるのにもかかわらず、4つのウィーンフィルタW1,W2,W3およびW4の一部は光軸OAの周りに絶対値で90°回動されて駆動される。第1ウィーンフィルタW1において図2の図の面内にある磁極片13a,15aが磁気双極子を形成し、かつ図の面の上または下にある磁極片16a,14aが静電双極子を形成する場合、第1ウィーンフィルタに続く第2ウィーンフィルタW2は正確に90°回動して制御される。すなわち第2ウィーンフィルタW2において図2の図の面内にある磁極片が静電双極子を形成し、かつ図2の図の面の手前または後ろにある磁極片が磁気双極子を形成するのである。中央の面S3に続くウィーンフィルタW3は、先行するウィーンフィルタW2とは正確に反対に駆動される。すなわちここでも図2の図の面にある磁極版は静電双極子の電極を形成し、かつ図の面の手前または後ろにある磁極片は磁気双極子を形成するのであるが、これは第2ウィーンフィルタW2とは逆の極性で行われるのである。つぎに第4ウィーンフィルタW4は再度第1ウィーンフィルタW1と同じように駆動される。
上記のことからわかるように、中央の2つのウィーンフィルタW2,W3は互いに非対称に、または外側の2つのウィーンフィルタW1,W4は互いに対称であり、内側の2つのウィーンフィルタW2,W3はそれぞれ、隣り合う外側のウィーンフィルタW1,W4に対して光軸OAの周りに90°回動している。
説明したウィーンフィルタの結像特性は、図3aおよび3bによれば最も簡単に説明可能である。図3aおよび3bでも同様に4つのウィーンフィルタW1,W2,W3およびW4が、それぞれの電気的な場Eおよびそれぞれの磁気的な場Bと共に示されている。ここで図3aでは、第1の断面XZにおいて物点P1から送出される基本パスが示されている。XZ平面におけるパス経過に対して外側の2つのウィーンフィルタW1,W4はそれぞれ集束し、これに対してこの断面において中央の2つのウィーンフィルタW2,W3は結像の特性を有しない。それは中央の2つのウィーンフィルタW2,W3の磁界BはXZ平面にあり、これらの2つのウィーンフィルタW2,W3の静電場EはXZ平面に垂直であるからである。これに対して外側の2つのウィーンフィルタW1,W4だけにおいてローレンツ力と静電力とが結像を生じさせる。ここで外側の2つのウィーンフィルタW1,W4における場の強度は電子エネルギーに依存して選択され、これによってXZ平面で中央の面S3において非点収差の中間画像が得られるようにする。モノクロメータ全体の対称構造であることに起因して、最後のウィーンフィルタW4は、第1ウィーンフィルタW1とは対称的に中央の面S3に発生した中間画像をモノクロメータの後ろにある点P2に結像する。このために最後のウィーンフィルタW4の屈折力は、第1ウィーンフィルタW1の屈折力に等しく、そのために第1および最後のウィーンフィルタW1,W4は有利には光軸OAの方向に同じ長さを有するのである。
図3bには同じ物点P1から送出されたビームが図3aに垂直な面、すなわちYZ断面において示されている。このYZ電面では外側の2つのウィーンフィルタW1,W4は作用しない。それは静電場Eがこの断面に垂直であり、また磁場Bがこの断面内にあるからである。これに対してこの断面YZでは中央の2つのウィーンフィルタW2,W3は、ローレンツ力および静電力とによって結像を生じさせる。ここで中央の2つのウィーンフィルタW2,W3の強度は粒子エネルギーに依存して選択され、これにより物点P1から送出された粒子パスは、第2のウィーンフィルタW2から出射した後、したがって中央の面S3の領域において光軸OAと平行に走行し、かつ第3のウィーンフィルタW3によって同じ点P2で焦点を結ぶようにされる。ここでは物点P1の結像もXZ断面において行われる。外側の2つのウィーンフィルタW1,W4と、2つの共役の点P1,P2との距離に対する、中央の2つのウィーンフィルタW2,W3の距離からすでにわかるように、外側の2つのウィーンフィルタW1,W4の屈折力は、中央の2つのウィーンフィルタW2,W3の屈折力よりも強く選択される。ここで中央の2つのウィーンフィルタW2,W3の屈折力は、絶対値が等しい。したがって有利には2つのウィーンフィルタW2,W3の長さも光軸OAの方向に等しい。しかしながらこれは外側の2つのウィーンフィルタW1,W4よりも光軸OAの方向により長くすることが可能である。
全部をまとめるとこのモノクロメータは全体としてスチグマチックに結像する。すなわち点P1はスチグマチックに点P2に結像されるのである。ここでXZ断面における倍率は+1であり、YZ断面において−1である。これは本発明のモノクロメータでは付加的な4極子レンズまたは個々のウィーンフィルタの4極子場部分なしに達成され、すなわち各ウィーンフィルタW1,W2,W3およびW4はいわゆる均一なウィーンフィルタなのである。
図4では、基本パスxα,yβ,xγおよびyδ、ならびにx方向おける分散xκおよびy方向における分散yκが上記のモノクロメータに対して示されている。ここでこれらの基本パスは、いわゆるSCOFF近似(Sharp Cut-Off Fringing Field)において計算されている。ここでは、4つのすべてのウィーンフィルタW1,W2,W3およびW4に対して20mmの有効な場の長さ、また外側のウィーンフィルタと、隣り合う内側のウィーンフィルタとの間のそれぞれの間隔に対しては5mmの間隔、さらに中央の2つのウィーンフィルタW2,W3間の間隔に対しては20mmの間隔が前提とされている。図4からわかるように、基本パスxαは中央の面S3に関して非対称であり、基本パスyβはこの中央の面S3に関して対称である。
個々のウィーンフィルタの極性を相応に選択して、交差する場の極性が第1ウィーンフィルタW1および第4ウィーンフィルタW4において同じであるようにし、これに対して交差する場の極性が中央の2つのウィーンフィルタW2およびW3において互いに逆であるようにすることにより、このモノクロメータは全体として、また2つの断面において分散を有しない。これに対して中央の面S3では利用可能な分散がx方向xκにあり、また付加的に利用可能でない分散がy方向yκにある。ここではx方向における利用可能な分散xκは、y方向における利用できない分散yκよりも優勢である(図4参照)。y方向における分散yκが利用できないのは、エネルギー選択スリットを、非点収差の中間画像のために非点収差の中間画像線に平行に配向しなければならないからである。y方向における分散yκにも起因して、中央の面S3に発生する複数の線像は、粒子のエネルギーに応じてy方向すなわち線方向に互いにずれる。しかしながら、スリット絞りのスリット長が十分に大きく選択されているか、またはスリット方向に異なるエネルギーに対して線像がスリット絞りにおいてずれている場合には、このことは障害ではない。
10keVの電子に対する、x方向における16.4mmの分散xκから、eV当たり約1.6μmの分散が中央の面S3で発生する。これは10keVの電子に対しては比較的大きい。エネルギー幅を0.2eVに低減するためには320nmのスリット幅が必要である。このようなスリット幅はマイクロマシンニングで簡単に作製可能である。10keVよりも小さなエネルギーを有する電子に対してこの分散は相応してより大きく、また同じエネルギー幅を達成するためには相応に大きなスリット幅で十分である。
このモノクロメータでは非点収差の中間画像と、別の実際の中間画像がないこととにより、関連するBoersch効果はこのモノクロメータでは予想されない。
この他にこのモノクロメータはつぎのように動作させることが可能である。すなわち物点P1およびそれと共役の像点P2が、このモノクロメータにおいて仮想的であり、かつスチグマチックであるように動作させることが可能である。
場および軸の基本パスが上記のように対称ないしは非対称であることによって、このモノクロメータには全体として2次の球面収差がない。エネルギー選択面すなわち中央の面におけるx方向の2次の球面収差は、必要に応じてウィーンフィルタの相応のヘキサポール部分または第2のヘキサポールによって補正することが可能である。相応するヘキサポールH1,H2は図3aおよび3bに示されている。系全体の対称性を維持するために、これらのヘキサポールも同様に中央の面S3に関して対称に配置すべきである。
ウィーンフィルタ間のフリンジ磁界絞り23,27(図2)は、ピンホール絞りとして構成されており、かつ接地されているか、ないしはその電位は隣り合う2つのウィーンフィルタにおける静電気双極子の電極電位(ビーム電位)の平均値である。これらのフリンジ磁界絞りは、高い透磁率と残留磁気の少ない材料から構成すべきである。
本発明の補正器の4つの個別素子は、比較的簡単に作製可能である。4極子レンズまたは4極子部分を有する分散電子光学プリズムは不要である。光軸は直線のままであり、そのためこのモノクロメータは、仕上げられた状態で極めて簡単に動作させることも可能である。
4つのウィーンフィルタでは、交差した簡単な双極場だけ(したがって4極子部分はない)が形成されるため、これらの4つのウィーンフィルタの相互の調整および電子顕微鏡のレンズに対するこのモノクロメータ全体の調整は、影響を受けにくく簡単に行うことが可能である。
また図4に関して注意すべきであるのは、基本ビームのシミュレーションおよび計算時に、参照符号28で示した箇所に、このモノクロメータの後置される対物レンズまたはコンデンサの主平面が配置されていることである。この箇所における基本ビームの計算は、このモノクロメータによって行われるのではなく、対物ないしはコンデンサレンズによって行われる。参照符号28で示した箇所に対物ないしはコンデンサレンズがない場合には、この基本ビームは直線上に継続進行することになり、この場合にこのことから上記の対称性の特性が得られ、また分散がなくなる。分散がないことおよび対称性の特性から得られる利点は、対物またはコンデンサレンズを使用する際にももちろん維持される。
本発明によるモノクロメータの、光軸に対して垂直な面における断面図である。 図1のモノクロメータの断面II−IIに沿った断面図である。 1断面におけるモノクロメータの結像特性の概略図である。 図3aの断面とは互いに垂直な断面におけるモノクロメータの結像特性の概略図である。 図1および2のモノクロメータにおける基本パスの線図である。
符号の説明
W1−W4 ウィーンフィルタ、 S3 中央の面、 OA 光軸、 5−8 磁極片セグメント、 9−12 絶縁器、 13−16 磁極片、 13a−16a 磁極片端面、 13s−16s マグネットコイル、 17−20 孔部、 21,22,24 電気絶縁器、 23 保護プレート、 25 磁気保護プレート、 26,27 電気および磁気保護プレート、 E 電界、 B 磁界、 P1 物点、 P2 P1の共役点、 xα,yβ,xγ,yδ 基本パス、 xκ,yκ 分散

Claims (4)

  1. 少なくとも1つのウィーンフィルタを有する荷電粒子用モノクロメータにおいて、
    該ウィーンフィルタは、光軸周りの90°の回動に対して相互に対称な位置に構成される4つの磁極片セグメントを含み、該磁極片セグメントには、それぞれ磁気コイルおよび電気的コンタクト部が設けられ、電流を流す前記磁気コイルを選択しまた電圧を加える前記電気的コンタクト部を選択することにより、前記ウィーンフィルタの磁気双極子を規定する磁極片と、電気双極子を規定する電極とを前記光軸の周りに90°ステップで回転可能であるように構成したことを特徴とするモノクロメータ。
  2. 前記磁極片と前記電極とが、軟磁性材料からなる請求項1に記載のモノクロメータ。
  3. 電気的な絶縁部が、各々の前記磁極片セグメントの間に設けられている請求項1または2に記載のモノクロメータ。
  4. 前記磁極片および前記電極は、それぞれ相互に対向する同心の部分球面または同軸の部分円筒面として構成される面を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のモノクロメータ。
JP2007330812A 2000-12-12 2007-12-21 荷電粒子用モノクロメータ Expired - Fee Related JP4256902B2 (ja)

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