JP4256808B2 - 溶液散布車 - Google Patents

溶液散布車 Download PDF

Info

Publication number
JP4256808B2
JP4256808B2 JP2004091259A JP2004091259A JP4256808B2 JP 4256808 B2 JP4256808 B2 JP 4256808B2 JP 2004091259 A JP2004091259 A JP 2004091259A JP 2004091259 A JP2004091259 A JP 2004091259A JP 4256808 B2 JP4256808 B2 JP 4256808B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solution
hopper
liquid
spraying
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004091259A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005273374A (ja
Inventor
篤人 宮野
Original Assignee
Tcm株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tcm株式会社 filed Critical Tcm株式会社
Priority to JP2004091259A priority Critical patent/JP4256808B2/ja
Publication of JP2005273374A publication Critical patent/JP2005273374A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4256808B2 publication Critical patent/JP4256808B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Road Paving Machines (AREA)

Description

本発明は、例えば凍結防止剤や骨材等の粉粒体(薬剤、固形剤)と水等の液体とを混合して生成した溶液を路面等に散布する溶液散布車に関する。
従来、凍結防止剤や骨材等の粉粒体を散布する方式としては、粉粒体をそのままま散布する乾式散布(特許文献1参照)と、粉粒体に水等の液体を湿潤させてこれを散布する湿式散布(特許文献2〜6参照)とが知られている。
ところで、近年にあっては、粉粒体の飛散防止と速効性の向上を図る為に、湿式散布を一歩進めて、粉粒体と液体とを混合させて溶液を生成し、この溶液を散布する溶液散布が試みられている。
特公平2−42965号公報 実公平7−48743号公報 特開平10−237838号公報 特開平10−317348号公報 特開平11−222827号公報 特開2002−88731号公報
ところが、溶液散布を行う場合は、溶液の散布そのものは散水車等を利用して行えるものの、除雪基地には、溶液を貯蔵できる溶液貯蔵タンクや溶液を供給する為の溶液供給システム等の設備が必要であった。
従って、これらの設備のない処では、溶液散布を行う事ができなかった。
本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その目的とする処は、溶液貯蔵タンクや溶液供給システム等の設備がない処でも溶液散布が行なえる様にした溶液散布車を提供するにある。
本発明の溶液散布車は、基本的には、走行可能な車体と、車体に設けられて粉粒体と液体とを貯留するホッパと、ホッパに設けられて粉粒体と液体とを攪拌混合して溶液を生成する攪拌機と、ホッパの溶液を搬出するスクリュフィーダと、スクリュフィーダからの溶液を所定量づつ送出するメータリングロータと、メータリングロータからの溶液を散布する散布ノズルと、から構成した事に特徴が存する。
ホッパには、粉粒体と液体が投入されると共に、攪拌機に依りこれらが攪拌混合されて溶液が生成される。
ホッパ内で生成された溶液は、スクリュフィーダに依り搬出されると共に、メータリングロータに依り所定量づつ送出されて散布ノズルから路面等に散布される。
粉粒体と液体とを混合して生成された溶液を散布するので、乾式散布や湿式散布に比べて速効性が大幅に向上される。
散布に必要な溶液をホッパ内で生成する様にしたので、溶液貯蔵タンクや溶液供給システム等の設備がない処でも溶液散布が行なえる。
ホッパ内の上部には、粉粒体が収容されてこれを漉す為の漉し容器を備えていると共に、攪拌機は、漉し容器内に配されているのが好ましい。この様にすれば、粉粒体が確実に液体に溶けるので、送給時に詰まり等を起こす惧れがない。
本発明に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) 車体、ホッパ、攪拌機、スクリュフィーダ、メータリングロータ、散布ノズルとで構成し、とりわけホッパに粉粒体と液体とを攪拌混合して溶液を生成する攪拌機を設けると共に、メータリングロータからの溶液を散布する散布ノズルを設けたので、溶液貯蔵タンクや溶液供給システム等の設備がない処でも溶液散布が行なえる。
(2) 車体、ホッパ、スクリュフィーダ、メータリングロータ、回転散布盤を備えた乾式散布車を利用して、攪拌機と散布ノズルを付加する事に依り溶液散布が行なえる様にしたので、コストが余り掛からず、直ちに実施できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の溶液散布車を示す一部を破断した側面図。図2は、図1の背面図。図3は、散布ノズルを示す斜視図である。
溶液散布車1は、車体2、ホッパ3、攪拌機4、スクリュフィーダ5、メータリングロータ6、散布ノズル7とからその主要部が構成され居り、粉粒体をそのまま散布する乾式散布車を利用している。
乾式散布車は、走行可能な車体2と、車体2に設けられて粉粒体を貯留するホッパ3と、ホッパ3内の粉粒体を搬出するスクリュフィーダ5と、スクリュフィーダ5からの粉粒体を所定量づつ送出するメータリングロータ6と、使用位置から不使用位置まで俯仰可能に設けられて使用位置の時にはメータリングロータ6からの粉粒体を散布する回転散布盤8とを備えている。
車体2は、走行可能なもので、この例では、回転可能に設けられた前後の車輪9と、前側に設けられた運転室10等を備えて居り、荷台を除いた自走可能なトラックが用いられている。
ホッパ3は、車体2に設けられて粉粒体と液体とを貯留するもので、この例では、三角箱状を呈し、上側には投入口が、後側には出口が夫々設けられて居り、後側が下がるべく傾斜させて車体2の後半上部に設けられている。
ホッパ3の後側には、上部シュート11が設けられている。上部シュート11は、前側にはホッパ3の出口に連通する入口が、後側にはスクリュフィーダ5の取外し用の側口が、上側には保守用の上口が、下側には出口が夫々設けられて居り、側口及び上口は側蓋及び上蓋に依り開閉可能に閉塞されている。
ホッパ3内の上部には、粉粒体が収容されてこれを漉す為の漉し容器12を備えている。つまり、ホッパ3の投入口には、漉し容器12が挿入されてホッパ3内の上部に垂下状態に配置される。
漉し容器12は、所定の網目(メッシュ)を有するメッシュ鋼等で作製されたバスケット状を呈して居り、前後二室に区画されていると共に、各上方開口は、蓋体13に依り開閉可能に閉塞されている。
攪拌機4は、ホッパ3に設けられて粉粒体と液体とを攪拌混合して溶液を生成するもので、この例では、漉し容器12内に配されている。つまり、漉し容器12の各室に一つづつ設けられて居り、蓋体13を貫通して縦軸廻りに回転可能に設けられた攪拌羽根14と、蓋体13上に設けられて攪拌羽根を回転させる油圧モータや電動機等のモータ15とを備えている。
スクリュフィーダ5は、ホッパ3の溶液を搬出するもので、この例では、ホッパ3内の下方と上部シュート11内に前後方向軸廻りに回転可能に設けられて後方に行くに従ってそのピッチが漸次大きくされたスクリュ16と、ホッパ3の前側に設けられてスクリュ16を回転させる油圧モータや電動機等のモータ17とを備えている。
メータリングロータ6は、スクリュフィーダ5からの溶液を所定量づつ送出するもので、この例では、上部に入口を下部に出口を備えて上部シュート11の下部に着脱可能に設けられたケーシング18と、これの内部に横軸(左右方向軸)廻りに回転可能に設けられたロータ(図示せず)と、これを回転させる油圧モータや電動機等のモータ19とを備えている。
散布ノズル7は、メータリングロータ6からの溶液を散布するもので、この例では、メータリングロータ6の出口に接続される元管20と、これに接続されて車幅(左右)方向に延びる枝管21と、これに所定間隔毎に穿設された複数の散布孔22とを備えている。
回転散布盤8は、使用位置から不使用位置まで俯仰可能に設けられて使用位置の時にはメータリングロータ6からの粉粒体を散布するもので、溶液散布の際には、不使用位置にされる。
回転散布盤8は、車体2等の固定側に俯仰可能に設けられた俯仰体23と、これに設けられた油圧モータや電動機等のモータ24と、これに依り回転される円盤25と、モータ24に設けられて上部にはメータリングロータ6の出口に連通する入口が下部には円盤25の直上に位置する出口が夫々形成されて使用位置の時にはメータリングロータ6の出口に連通すべく配される下部シュート26とを備えている。
而して、攪拌機4と散布ノズル7を除く、車体2とホッパ3とスクリュフィーダ5と上部シュート11とメータリングロータ6と下部シュート26と回転散布盤8とから成るものは、粉粒体を散布する乾式散布車を構成している。
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
液体は、蓋体13が開けられた漉し容器12を経てホッパ3内に満たされると共に、粉粒体は、漉し容器12に投入される。これらの投入後には、蓋体13が閉じられて攪拌機4のモータ15に依り攪拌羽根14が回転される。
そうすると、漉し容器12内の粉粒体と液体とが攪拌混合されると共に、これらとホッパ3内の液体とが漉し容器12を通して攪拌混合され、漉し容器12を含むホッパ3内には、粉粒体と液体とが攪拌混合された溶液が生成される。
この時、粉粒体は、漉し容器12に依り漉されるので、ホッパ3内には、粉粒体と液体とが完全に混合された溶液が生成される。
ホッパ3内で生成された溶液は、スクリュフィーダ5に依りホッパ3及び上部シュート11から搬出されると共に、メータリングロータ6に依り所定量づつ送出されて散布ノズル7の元管20及び枝管21を経て散布孔22から路面等Aに散布される。
粉粒体と液体とを混合して生成された溶液を散布するので、乾式散布や湿式散布に比べて速効性が大幅に向上される。
散布に必要な溶液をホッパ3内で生成する様にしたので、溶液貯蔵タンクや溶液供給システム等の設備がない処でも溶液散布が行なえる。
ホッパ3内の上部には、粉粒体が収容されてこれを漉す為の漉し容器12を備えていると共に、攪拌機4は、漉し容器12内に配されているので、粉粒体が確実に液体に溶解し、送給時に詰まり等を起こす惧れがない。
車体2、ホッパ3、スクリュフィーダ5、メータリングロータ6、回転散布盤8を備えた乾式散布車を利用して、攪拌機4と散布ノズル7を付加する事に依り溶液散布が行なえる様にしたので、コストが余り掛からず、直ちに実施できる。
尚、漉し容器12は、先の例では、二室に区画したが、これに限らず、例えば一室や三室以上にしても良い。
攪拌機4は、先の例では、二つであったが、これに限らず、例えば一つや三つ以上でも良い。
本発明の溶液散布車を示す一部を破断した側面図。 図1の背面図。 散布ノズルを示す斜視図。
符号の説明
1…溶液散布車、2…車体、3…ホッパ、4…攪拌機、5…スクリュフィーダ、6…メータリングロータ、7…散布ノズル、8…回転散布盤、9…車輪、10…運転室、11…上部シュート、12…漉し容器、13…蓋体、14…攪拌羽根、15…モータ、16…スクリュ、17…モータ、18…ケーシング、19…モータ、20…元管、21…枝管、22…散布孔、23…俯仰体、24…モータ、25…円盤、26…下部シュート、A…路面等。

Claims (1)

  1. 走行可能な車体と、車体に設けられて粉粒体と液体とを貯留するホッパと、ホッパに設けられて粉粒体と液体とを攪拌混合して溶液を生成する攪拌機と、ホッパの溶液を搬出するスクリュフィーダと、スクリュフィーダからの溶液を所定量づつ送出するメータリングロータと、メータリングロータからの溶液を散布する散布ノズルと、から構成し、ホッパの上側に設けられた投入口には、粉粒体を漉す為の漉し容器が挿入されてホッパの上部に垂下状態に配置されると共に、漉し容器の上方開口は、蓋体に依り開閉可能に閉塞され、液体は、蓋体が開けられた漉し容器を経てホッパ内に満たされると共に、粉粒体は、漉し容器に投入される事を特徴とする溶液散布車。
JP2004091259A 2004-03-26 2004-03-26 溶液散布車 Expired - Fee Related JP4256808B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004091259A JP4256808B2 (ja) 2004-03-26 2004-03-26 溶液散布車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004091259A JP4256808B2 (ja) 2004-03-26 2004-03-26 溶液散布車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005273374A JP2005273374A (ja) 2005-10-06
JP4256808B2 true JP4256808B2 (ja) 2009-04-22

Family

ID=35173336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004091259A Expired - Fee Related JP4256808B2 (ja) 2004-03-26 2004-03-26 溶液散布車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4256808B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108660899A (zh) * 2018-02-26 2018-10-16 李志栋 一种彩色路面自动化施工设备

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111979880A (zh) * 2020-09-01 2020-11-24 林永盛 一种市政道路补修用的沥青铺设装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108660899A (zh) * 2018-02-26 2018-10-16 李志栋 一种彩色路面自动化施工设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005273374A (ja) 2005-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2008100708B4 (en) Apparatus and Method for Spreading Particulate Material
CA2900491C (en) Cab-forward truck bed mounted material spreader
CN108702885A (zh) 一种农田土壤处理的自混合式撒药车
JP4256808B2 (ja) 溶液散布車
JP4247794B2 (ja) 排泥処理用混練装置及びそれを用いた排泥処理方法
JP4400920B2 (ja) 湿式散布車
US20210197204A1 (en) Hydroseeders having integrated bale grinders and methods
RU2462016C1 (ru) Устройство для протравливания семян
KR102414446B1 (ko) 와류를 통한 수류 교반이 가능하도록 하는 제설액 생성 시스템
KR20160095489A (ko) 유기성 폐기물 발효 감량장치
CN112808769A (zh) 一种污染土壤异位高效破碎混合一体式修复装备
JP2002336671A (ja) 泥土造粒処理装置
JPH09328747A (ja) 固化材供給装置
JP3670346B2 (ja) 粉粒体の回収方法および粉粒体運搬車両の粉粒体飛散防止装置
JPS62206106A (ja) 粉粒体散布装置
JP3017700B2 (ja) 凍結防止剤散布方法およびその散布車
KR102552851B1 (ko) 더블 브러시 롤러를 통한 제설제와 염화용액의 교반 및 배출 시스템
JPS639460Y2 (ja)
JPS59179197A (ja) スラリ−状泥土処理方法及び装置
JP2024005007A (ja) 炭酸ガス固定化装置
KR200415209Y1 (ko) 고액분리시스템의 유동성 고체 용해장치
JP2002223611A (ja) 堆肥散布車
GB941926A (en) Improvements in vehicle-mounted concrete mixers and agitators
JP3681663B2 (ja) 自走式土質改良機及びこれに用いる土質改良材供給装置
JP4878244B2 (ja) 肥料散布機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080606

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080717

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090121

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090130

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees