JP4255309B2 - 回路部品実装機用モニタ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置を備えた回路部品実装機において用いられ、撮像装置によって撮像された撮影像を表示するためのモニタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
回路基板実装機は、回路基板に回路部品を実装するための作業機であり、部品供給装置から供給された回路部品を保持する実装ユニットを備え、その実装ユニットが保持した回路部品を、回路基板保持装置によって固定保持された回路基板上に実装する。実装精度を向上させるために、一般には、実装ユニットに保持された回路部品の保持位置ずれ量および基板保持装置に固定された回路基板の保持位置ずれ量が取得されて、それらのずれ量に基づいた補正動作が行われつつ、回路部品の実装が行われる。それらのずれ量は、保持された回路部品および回路基板に付された基準マーク(フィデューシャルマークとも呼ばれる)のそれぞれの撮影像を画像処理することによって取得される。その撮像装置による撮影像は、各種の情報の情報源となるため、例えば、下記特許文献に記載されているように、必要に応じてモニタされる。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−101299号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献に記載の技術では、1つの撮影像が1つの画面として表示されている。上記撮像(特に回路部品の撮像)は、極めて短い時間間隔で行われたり、また、複数の対象物が同時に撮像される場合があり、例えば実装作業中に撮影像をモニタする際等には、撮影像を1つの画面で表示すれば、画面の切り替わりが早すぎて監視者が充分にモニタできないことがある。本発明は、かかる実情に鑑み、有効なモニタを行うためのモニタ装置を得ることを課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段および効果】
本発明によって、下記各態様の回路部品実装機用モニタ装置が得られる。ちなみに、下記態様と請求項との関係について言えば、(1)項,(2)項,(3)項を合わせたものが請求項1に相当し、請求項1に(5)項の技術的特徴を付加したものが、請求項2に相当し、(1)項,(2)項,(4)項を合わせ、「画面分割モードにおいて表示部に表示されるものを、部品撮像装置によって撮像された1つの撮影像のうちの前記複数の回路部品の各々が撮像されている複数の部分に限定した」態様が、請求項3に相当し、また、XYロボット型回路部品実装機に関する下記実施例に依拠する態様が、請求項4に相当する。
(1)本発明の回路部品実装機用モニタ装置は、供給される回路部品を1以上保持して回路基板に実装する1以上の実装ユニットと、その1以上の実装ユニットに保持された1以上の回路部品を撮像する部品撮像装置と、回路部品が実装される回路基板に付された基準マークを撮像するマーク撮像装置とを含む回路部品実装機に用いられるモニタ装置であって、前記部品撮像装置および前記マーク撮像装置によって撮像された撮影像あるいはそれの一部分を表示画面に表示可能な表示部と、前記部品撮像装置と前記マーク撮像装置との少なくも一方によって撮像された複数の撮影像の各々の少なくとも一部分あるいは1つの撮影像の複数の部分を、前記表示画面を分割して同時に表示させる画面分割モードで前記表示部に表示させる分割表示制御部とを含むことを特徴とする。
【0006】
本発明のモニタ装置によれば、モニタ装置の表示画面が複数の分割画面(「子画面」呼ぶ場合もある)の集合とされるため、撮影像あるいはそれの一部分(以下、総称して単に「撮影像」という場合がある)を、表示画面内に複数映し出すことができるため、1つの撮影像が映し出されている時間を、監視者が撮影像を充分に認識可能なまでに長くすることが可能となる。したがって、本モニタ装置は、特に、実装作業中において実装される回路部品をモニタする場合等に、利便性に優れるものとなる。
【0007】
撮像装置は、例えば、CCDカメラ,ラインセンサ等を撮像デバイスとして含むものとすることができる。また、モニタ装置は、ブラウン管,液晶等の表示デバイスを備える表示部と、その表示部を電子制御するコンピュータ等を備える制御部とを含んで構成することができ、その制御部の一部を分割表示制御部として機能させる態様とすることができる。なお、本モニタ装置において、1の撮影像の全部が表示されることは必須とされず、例えば、1の撮像視野内において回路部品,基準マークといった対象物が含まれる一部分のみを表示する態様であってもよく、また、一視野内に複数の回路部品が撮像される場合に、それら複数の回路部品の各々が含まれる部分のみを表示するものであってもよい。また、複数の画面に分割する場合の画面の数は特に限定されず、例えば、任意に設定した数、あるいは何らかの条件に従った数等とすることができる。
【0008】
(2)本発明の回路部品実装機用モニタ装置は、前記分割表示制御部が、前記表示画面を分割した分割画面の数を変更する分割画面数変更部を備えた態様で実施することができる。
【0009】
分割画面の数を変更可能とすれば、分割画面に表示される1つ1つの撮影像が表示されている時間、分割画面の大きさ等を適切なものとすることが可能であり、当該モニタ装置の利便性が向上する。
【0010】
(3)分割画面の数を変更する場合、本発明の回路部品実装機用モニタ装置は、前記分割画面数変更部が、前記部品撮像装置と前記マーク撮像装置との少なくとも一方によって順次撮像された複数の撮影像の各々の少なくとも一部分を前記画面分割モードで表示する場合に、撮像の時間間隔に応じて分割画面の数を変更する時間間隔依拠画面数変更部を備えた態様で実施することができる。
【0011】
本態様は、具体的には、例えば、複数の実装ユニットが間欠的に周回させらるロータリヘッド型の実装機等において、1つの実装ユニットが1つの回路部品を保持し、その実装ユニットが所定の撮像位置に位置するごとに、順次、各実装ヘッドの保持する回路部品を撮像し、その撮影像のいくつかを同時に表示するような態様のモニタ装置に適用される場合に、特に効果的である。その態様では、撮像が行われるごとに、複数の分割した画面を、最前に撮像したものが表示されている画面から順に切り替えるようにすることができる。
【0012】
本項に記載の態様は、例えば、撮像間隔が長い場合に少ない画面数の分割画面にて表示し、撮像間隔が短い場合に多い画面数の分割画面にて表示する態様が含まれる。このようにすれば、撮像間隔が短い場合にも監視者が充分にモニタ可能な速度で切り替わるようにすることができるともに、撮像間隔が長い場合は、分割数が少ないため、1つの分割画面を充分に大きく、つまり見やすいものとすることが可能である。本項に記載の態様によれば、より効率的なモニタが可能となるのである。
【0013】
(4)分割画面の数を変更する場合、本発明の回路部品実装機用モニタ装置は、前記分割表示制御部が、前記部品撮像装置と前記マーク撮像装置との少なくとも一方によって撮像された1つの撮影像の複数の部分を前記画面分割モードで表示する場合に、その複数の部分の数に応じて分割画面の数を変更する部分像数依拠画面数変更部を備えた態様で実施することができる。
【0014】
本態様は、具体的には、複数の部品保持デバイス(吸着ノズル等)を有する実装ユニットを備えた実装ヘッドがXYロボット型の移動装置によって移動させられる形式の実装機(XYロボット型実装機)等に対して、好適な態様である。より具体的に言えば、上記各部品保持デバイスが複数の回路部品を保持し、それらの回路部品が同時に一視野内に納めて撮像されたときに、それら複数の回路部品の各々を分割した画面の各々に同時表示するような態様のモニタ装置に適用される場合に、特に効果的である。そのような態様においては、例えば、実装ヘッドの部品供給装置と回路基板との間の1回の移動において、1回の撮像が行われるため、前述のロータリヘッド型の実装機と比較して、撮像間隔は長いものとなる。したがって、そのような態様では、実装ユニットが保持する回路部品の数(見方を変えれば、1の実装ユニットが備える部品保持デバイスの数である)に応じて画面数を変更させれば、その数が多い場合は、分割画数を多くすることで、すべての回路部品の撮影像を同時に表示させることが可能であり、逆に、その数が少ない場合は、大きな分割画面で観察しやすい表示が可能となる。つまり、本項に記載の態様によれば、画面の分割数を1つの撮影像の表示される部分の数に応じて変更することにより、より効率的なモニタが可能となるのである。なお、同時に表示される撮影像の部分の数と同時表示される分割画面の数とが一致することは、本項に記載の態様において必須ではない。
【0015】
(5)本発明の回路部品実装機用モニタ装置は、前記表示部における表示形態を、前記画面分割モードと、前記部品撮像装置と前記マーク撮像装置との少なくも一方によって撮像された1つの撮影像の少なくとも一部分を一画面として表示する画面非分割モードとの間で切替える画面モード切替部を含む態様で実施することができる。
【0016】
本項に記載の態様は、前述した分割画面による表示のみでなく、画面全体に1つの撮影像を表示させることも可能な態様である。本態様には、より利便性に優れる態様として、具体的には、撮像対象品に応じて表示画面モードを変更する態様、例えば、回路部品を撮像する場合には画面分割モードで、基準マークを撮像する場合には画面非分割モードで、表示する態様が含まれる。また、撮像装置によって表示画面モードを変更する態様、例えば、部品撮像装置によって撮像された撮影像を表示する場合に画面分割モードとし、マーク撮像装置によって撮像された撮影像を表示する場合に画面非分割モードとするような態様が含まれる。1の回路基板に付された基準マークの撮像数が少ないのに対して、先に述べたように、実装ユニットが保持する回路部品を撮像する場合は、数多くの回路部品の撮像が行われるため、それらの相違によって画面モードが変更される本項に記載の態様は、実用的なモニタ装置となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施形態について、図を参照しつつ、詳しく説明する。なお、本発明は、下記の実施形態に限定されるものではなく、下記実施形態の他、前記〔課題を解決するためのの手段および効果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
【0018】
<回路部品実装機のハード構成>
本発明のモニタ装置はロータリヘッド型の回路部品実装機にも、また、XYロボット型の回路部品実装機にも適用可能である。以下に、本発明のモニタ装置が適用される2つの回路部品実装機のハード構成について説明する。なお、いずれの実装機も、よく知られたものであるため、説明は、簡単なものに留める。
【0019】
図1および図2に、モニタ装置が適用されるロータリヘッド型の実装機を示す。回路部品実装機10は、ベース12に、複数のフィーダを備えた部品供給装置14、XYテーブルとして機能する基板固定保持装置16、実装作業の主体となる実装装置18等が配設されて構成されている。実装装置18は、一円周上に等ピッチで配設された複数(本実装機では16配備されている)の実装ユニット20を有してそれらを間欠的に周回させる実装ヘッド22を備えるものとされている。実装ユニット20の各々は、下部に部品保持デバイスである吸着ノズルを有し、1つの回路部品を保持するようにされている。実装ユニット20の各々は、順次、所定の停止位置において、部品供給装置14から回路部品を取出して保持し、別の所定の停止位置において、保持した回路部品を基板固定保持装置16に保持された回路基板の表面に実装する。
【0020】
本実装機10には、部品撮像装置24およびマーク撮像装置26が設けられている。両者はともにCCDカメラを撮像デバイスとして含むものであり、部品撮像装置24は、実装ユニット20の1つの停止位置に対応して、また、マーク撮像装置26は、基板固定保持装置16の上方において、それぞれ位置が固定されて配置されている。部品撮像装置24は、上記停止位置に位置する実装ユニット20の各々が保持する1つの回路部品を下方から順次撮像し、マーク撮像装置24は、基板固定保持装置16に保持された回路基板の表面、詳しくは、表面に付された基準マークを上方から撮像する。また、本実装機10は、本体と別体をなす制御盤28を備えており、その中には、図示を省略する制御装置30(図6参照)が配備されており、制御盤28の前面は、ディスプレイ32を備えた操作・表示パネル34とされている。
【0021】
図3,図4および図5に、本発明のモニタ装置が適用されるXYロボット型の実装機およびそれの一部分を示す。なお、説明の便宜を考慮して、前述のロータリヘッド型のものと同じ機能の構成要素については、それと同じ符号を付すものとする。図3に示すように、本実装機10は、他の同じ実装機10とともに、1つのシステムベース40に配置される。1つの実装機10は、図4に示すように、ベース12に、複数のフィーダを備えた部品供給装置14、基板搬送装置を兼ねる基板固定保持装置16、実装作業の主体となる実装装置18等が配設されて構成されている。実装装置18は、図5に示すように、実装ヘッド42と、その実装ヘッド42を一平面に沿って移動させるXYロボット型のヘッド移動装置44とを含んで構成されている。実装ヘッド42は、1つの実装ユニット20を備えており、その実装ユニット20は、一円周上に等ピッチで配設された複数の吸着ノズル46(部品保持デバイスである)を有している。実装ユニット20は、自身が間欠回転し、旋回して所定の停止位置に位置する吸着ノズル46が、順次、回路部品を保持し、保持した回路部品を実装するようにされている。実装ヘッド42が部品供給装置14の上方に位置するときに、実装ユニット20は、吸着ノズル46の数に応じた数の回路部品を取り出して保持し、その後実装ヘッド42が移動して基板固定保持固定装置16の上方に位置するときに、実装ユニット20は、保持している複数の回路部品を回路基板の表面に実装する。なお、実装ヘッド42は、異なる形式のものと交換可能である。詳しく言えば、実装装置18は、実装ユニット20が有する吸着ノズル46の数の異なる各種実装ヘッド42を選択して装着可能とされているのである。図に示すものは、8つの吸着ノズル46を有する実装ユニット20を備えるものであり、他に交換可能な実装ヘッド42として、4つの吸着ノズル46を有する実装ユニット20を備えるものが存在する。
【0022】
本実装機10には、部品撮像装置24およびマーク撮像装置26が設けられている。両者はともにCCDカメラを撮像デバイスとして含むものであり、部品撮像装置24は、部品供給装置14と基板固定保持装置16との間に位置を固定されて配置され(図4参照)、また、マーク撮像装置26は、実装ヘッド42とともに移動可能な状態でヘッド移動装置44に設けられている(図5参照)。部品撮像装置24は、実装ヘッド42の移動中に、実装ユニット20が保持する複数の回路部品を一視野内において同時に撮像し、マーク撮像装置26は、ヘッド移動装置44によって移動させられて、回路基板の表面に付された基準マークを撮像する。本実装機10では、ベース12の内部に制御装置30が配備されており、実装機10の前面上部には、ディスプレイ32を備えた操作・表示パネル34が配備されている。
【0023】
上記2つの実装機10の制御は、制御装置30によって行われる。図6に基づき、便宜上両者の制御装置30を共通化して以下に説明する。制御装置30は、CPU50,ROM52,RAM54,入出力インターフェース(I/O)56およびそれらを繋ぐ内部バス58等を含むコンピュータ60を主体とするものである。I/O56には、それぞれの駆動回路62を介して部品供給装置14,基板固定保持装置16,実装装置18等が接続されている。また、I/O56には、制御回路64および画像処理ユニット66を介して、部品撮像装置24およびマーク撮像装置26が接続されている。他に、制御装置30の入出力デバイスとして機能する操作・表示パネル34、実装プログラム等を記憶するハードディスク等の外部記憶装置68も、I/O56に接続される。
【0024】
実装作業の動作に関する制御は、よく知られたものであるため、ここでは、説明を省略し、本発明に関係の深い制御を中心に説明する。本制御装置30は、実装プログラムに従って、制御回路64を介して部品撮像装置24およびマーク撮像装置26に撮像指示を送る。その指示に従って部品撮像装置24およびマーク撮像装置26は、実装ユニット20に保持された回路部品および基板固定保持装置16に保持された回路基板に付された基準マークを撮像する。撮像されて得られた画像データが画像処理ユニット66によって処理され、所定の撮影像に関する撮影像データが取得されるとともに、回路部品の保持位置のずれ量および回路基板の保持位置のずれ量に関するずれ量データが取得される。コンピュータ60は、回路部品を回路基板上の適切な実装位置に実装するべく、そのずれ量データに基づいて、実装装置18等の実装動作を制御する。この補正に関する制御も、よく知られたものであり、ここでの説明は省略する。
【0025】
上記取得された撮影像データは、コンピュータ60の制御下において処理されて、所定の撮影像が、操作・表示パネル34のディスプレイ32に表示される。具体的に言えば、コンピュータ60は、設定された条件に従って、表示する画面の形態を決定し、その決定された形態にに従った画面形態で、ディスプレイ32に撮影像が表示されるのである。
【0026】
<モニタ装置>
本発明のモニタ装置は、回路部品実装機10に組み込まれて存在する。言い換えれば、部品実装機10の一部分がモニタ装置として機能する。モニタ装置の機能的構成を、図7に従って説明すれば、モニタ装置80は、部品撮像装置24およびマーク撮像装置26によって撮像された撮影像、詳しくは、上記撮影像データに基づいて得られた撮影像を表示する表示部82と、その表示部82における表示形態を制御する表示形態制御部84とを含んで構成される。前述のハード構成と対応させれば、操作・表示パネル34のディスプレイ32を含んで表示部82が構成され、コンピュータ60を含んで表示形態制御部84が構成されているとすることができる。
【0027】
本モニタ装置80は、表示部82の画面表示に関する表示形態として、2つのモードで撮影像を表示することが可能とされている。後に詳しく説明するが、その1つが、画面を分割して複数の撮影像を表示する画面分割モードであり、画面全体に1つの撮影像を表示する画面非分割モードである。モニタ装置80は、それぞれのモードにおける画面表示を制御する部分として、分割表示制御部86および非分割表示制御部88を含むものとされており、さらに表示形態を切替える制御を行う部分、詳しくは、分割表示制御部86による制御と非分割表示制御部88による制御とを切替える部分として、画面モード切替部90を含むものとされている。
【0028】
実装作業中における実際の表示画面を例示しつつ、画面の表示形態およびそれに関する制御について説明すれば以下のようになる。なお、前述の2つの実装機10の各々に含まれるモニタ装置80は、互いに表示画面の制御が異なるものなっているため、両者のそれぞれについて説明する。
【0029】
ロータリヘッド型の実装機10の場合、マーク撮像装置26によって撮像された基準マークの撮影像は、図8に示すように、1の撮像によって得られた回路基板100のコーナ部とそこに付された基準マーク102とが、表示画面104の全体に表示される。つまり、非分割表示制御部88の制御下における画面非分割モードでの表示である。これに対し、部品撮像装置24によって撮像されたところの、実装ユニット20の各々が保持する回路部品は、図9に示すように、表示画面104が複数に分割され、その分割した子画面106の1つずつに、1つの回路部品108の撮影像が表示される。つまり、分割表示制御部86の制御下における画面分割モードでの表示である。画面モードの切り替えは、上記画面モード切替部90によって行われる。撮像する撮像装置を条件として、詳しくは、撮像装置がマーク撮像装置26であるか部品撮像装置24によって、自動的に選択されるように制御される。
【0030】
画面分割モードでは、複数の子画面106の各々は、1の実装ユニット20が撮像のための所定の停止位置に位置して、それが保持する回路部品が撮像されるごとに、1つずつ切り替わる。詳しく言えば、複数の子画面106に表示されている撮影像の内、最前に表示されたものが、新しく撮像された撮影像に置き換えられる。本分割表示制御部86は、そのように子画面106の撮影像の切替を制御するのである。
【0031】
また、本実装機10のモニタ装置80では、画面分割モードにおいて、分割される子画面106の数が変更可能とされている。詳しく言えば、実装ヘッド20の回転速度に応じて、つまり、実装装置18の実装速度に応じて、自動的に変更される。実装速度が速くなれば回路部品を撮像する時間間隔が短くなることで、換言すれば、その撮像の時間間隔に応じて分割される画面数が変更されるのである。変更される一例として、図9(a)には16分割の表示が、図9(b)には9分割の表示が、それぞれ示されている。具体的には、コンピュータ60は、実装装置18の実装ヘッド22の回転速度を管理しており、例えば、その回転速度が所定の閾値を超える場合に16分割表示とされ、その所定の閾値以下の場合に9分割表示とされるのである。つまり、本分割表示制御部86は、分割画面の数を変更する制御を行う部分として、分割画面数変更部110を含むものとされており、その分割画面数変更部110は、上述したように、撮像の時間間隔に関する設定条件に基づいて画面数を変更する制御を行うことから、時間間隔依拠分割画面数変更部112を備えるものとされているのである(図7参照)。
【0032】
XYロボット型の実装機10の場合、マーク撮像装置26によって撮像された基準マークの撮影像は、前述の場合と同様、図8に示すように、回路基板100のコーナ部とそこに付された基準マーク102とが、表示画面104の全体に表示される。つまり、非分割表示制御部88の制御下における画面非分割モードでの表示である。これに対し、部品撮像装置24によって撮像されたところの、複数の吸着ノズル46の各々において実装ユニット20が保持する複数の回路部品108の各々の撮影像は、図10に示すように、表示画面104が分割された複数の子画面106の1つずつに表示される。このような表示形態が、本モニタ装置80の分割表示制御部86の制御下における画面分割モードでの表示態様である。画面モードの切り替えは、上記画面モード切替部90によって行われる。本モニタ装置80では、撮像対象物を条件として、自動的に選択されるように制御される。詳しくは、基準マークを撮像する場合と、回路部品を撮像する場合とによって、画面モードが切り替わるのである。
【0033】
本画面分割モードでは、複数の子画面106の各々は、1つの実装ユニット20が保持する複数の回路部品を撮像するごとに、一斉に切り替わる。つまり、同時に表示される複数の撮影像に含まれる回路部品108の各々は、常に、1つの実装ユニット20によって保持されるものとされているのである。本分割表示制御部86は、そのように子画面106の撮影像の切替を制御する。
【0034】
また、本実装機10のモニタ装置80においても、画面分割モードにおいて分割される子画面106の数が変更可能とされている。詳しく言えば、1つの実装ユニット20が保持可能な回路部品の数、つまり、部品保持デバイスの数に応じて、自動的に変更される。1の撮像によって得られた撮影像は、回路部品ごとの部分的な撮影像とされるため、換言すれば、撮影像に含まれる複数の表示部分の数に応じて分割画面の数が変更されるのである。変更される一例として、図10(a)には8分割の表示(9に分割されているが、中央の1つの子画面106は非表示とされている)が、図10(b)には4分割の表示が、それぞれ示されている。具体的には、コンピュータ60のRAM54には、装着されている実装ヘッド42の実装ユニット20が有する吸着ノズル46の数量が記憶されており、例えば、その記憶された吸着ノズル46の数量と等しい数の画面分割数とされる。つまり、本分割表示制御部86は、分割画面の数を変更する制御を行う部分として、分割画面数変更部110を含むものとされており、その分割画面数変更部110は、上述したように、1の撮影像に含まれる表示部分つまり部分像の数を条件として画面数を変更する制御を行うことから、部分像数依拠画面数変更部114を備えるものとされているのである(図7参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモニタ装置が適用されるロータリヘッド型実装機を示す斜視図である。
【図2】上記ロータリヘッド型実装機を、図1とは反対側からの視点において示す斜視図である。
【図3】本発明のモニタ装置が適用されるXYロボット型実装機を複数配置した実装システムを示す斜視図である。
【図4】上記XYロボット型実装機の内部構造を示す斜視図である。
【図5】上記XYロボット型実装機が備える実装装置を拡大して示す斜視図である。
【図6】上記2つの回路部品実装機の各々を制御する制御装置のブロック図である。
【図7】本発明の実施形態であるモニタ装置の機能に関する構成要素を示す機能ブロック図である。
【図8】マーク撮像装置によって撮像された基準マークの撮影像を表示する画面であって、非分割表示画面モードによる表示画面を模式的に示す図である。
【図9】上記ロータリヘッド型実装機において、部品撮像装置によって撮像された回路部品の撮影像を表示する画面であって分割表示画面モードによる表示画面を模式的に示す図である。
【図10】上記XYロボット型実装機において、部品撮像装置によって撮像された回路部品の撮影像を表示する画面であって分割表示画面モードによる表示画面を模式的に示す図である。
【符号の説明】
10:回路部品実装機 20:実装ユニット 24:部品撮像装置 26:マーク撮像装置 30:制御装置 32:ディスプレイ 46:吸着ノズル(部品保持デバイス) 80:モニタ装置 82:表示部 84:表示形態制御部 86:分割表示制御部 88:非分割表示制御部 90:画面モード切替部 100:回路基板 102:基準マーク 104:表示画面 106:子画面 108:回路部品 110:分割画面数変更部112:時間間隔依拠画面数変更部 114:部分像数依拠画面数変更部

Claims (4)

  1. 供給される回路部品を1以上保持して回路基板に実装する1以上の実装ユニットと、その1以上の実装ユニットに保持された1以上の回路部品を撮像する部品撮像装置と、回路部品が実装される回路基板に付された基準マークを撮像するマーク撮像装置とを含む回路部品実装機に用いられるモニタ装置であって、
    前記部品撮像装置および前記マーク撮像装置によって撮像された撮影像あるいはそれの一部分を表示画面に表示可能な表示部と、
    前記部品撮像装置と前記マーク撮像装置との少なくとも一方によって順次撮像された複数の撮影像の各々の少なくとも一部分を、前記表示画面を分割して同時に表示させる画面分割モードで前記表示部に表示させる分割表示制御部と
    前記部品撮像装置と前記マーク撮像装置との少なくとも一方によって順次撮像された複数の撮影像の各々の少なくとも一部分を前記画面分割モードで表示する場合に、撮像の時間間隔に応じて分割画面の数を変更する時間間隔依拠画面数変更部と
    を含むことを特徴とする回路部品実装機用モニタ装置。
  2. 当該モニタ装置が、前記表示部における表示形態を、前記画面分割モードと、前記部品撮像装置と前記マーク撮像装置との少なくも一方によって撮像された1つの撮影像の少なくとも一部分を一画面として表示する画面非分割モードとの間で切替える画面モード切替部を含む請求項1に記載の回路部品実装機用モニタ装置。
  3. 供給される回路部品を複数保持して回路基板に実装する実装ユニットと、その実装ユニットに保持された複数の回路部品を1つの撮影像にて撮像する部品撮像装置とを含む回路部品実装機に用いられるモニタ装置であって、
    前記部品撮像装置によって撮像された撮影像あるいはそれの一部分を表示画面に表示可能な表示部と、
    前記部品撮像装置によって撮像された前記1つの撮影像のうちの前記複数の回路部品の各々が撮像されている複数の部分を、前記表示画面を分割して同時に表示させる画面分割モードで前記表示部に表示させる分割表示制御部と
    前記部品撮像装置によって撮像された1つの撮影像のうちの前記複数の回路部品の各々が撮像されている複数の部分を前記画面分割モードで表示する場合に、前記実装ユニットに保持されている前記複数の回路部品の数に応じて分割画面の数を変更する部分像数依拠画面数変更部
    を含むことを特徴とする回路部品実装機用モニタ装置。
  4. 供給される回路部品を複数保持して回路基板に実装する実装ユニットと、その実装ユニットに保持された複数の回路部品を撮像する部品撮像装置とを含む回路部品実装機に用いられるモニタ装置であって、
    前記実装ユニットが、それぞれが回路部品を保持する複数の部品保持デバイスを有し、それら部品保持デバイスの各々が部品を保持することで複数の回路部品を保持するものとされ、かつ、前記回路部品実装機が、前記部品保持デバイスの数が異なることで保持可能な回路部品の数が互いに異なる複数種の実装ユニットを、選択的に装着可能とされており、
    当該回路部品実装機用モニタ装置が、
    前記部品撮像装置によって撮像された撮影像あるいはそれの一部分を表示画面に表示可能な表示部と、
    前記部品撮像装置によって撮像された複数の回路部品の各々の撮影像を、前記表示画面を分割して同時に表示させる画面分割モードで前記表示部に表示させる分割表示制御部と
    前記部品撮像装置によって撮像された複数の回路部品の各々の撮影像を前記画面分割モードで表示する場合に、前記実装ユニットが有する前記部品保持デバイスの数に応じて分割画面の数を変更する分割画面数変更部
    を含むことを特徴とする回路部品実装機用モニタ装置。
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