JP6022763B2 - 対回路基板作業機 - Google Patents

対回路基板作業機 Download PDF

Info

Publication number
JP6022763B2
JP6022763B2 JP2011268226A JP2011268226A JP6022763B2 JP 6022763 B2 JP6022763 B2 JP 6022763B2 JP 2011268226 A JP2011268226 A JP 2011268226A JP 2011268226 A JP2011268226 A JP 2011268226A JP 6022763 B2 JP6022763 B2 JP 6022763B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
unit
substrate
work
stop position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011268226A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013120853A (ja
Inventor
達美 齋藤
達美 齋藤
真治 内藤
真治 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Machine Manufacturing Co Ltd filed Critical Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2011268226A priority Critical patent/JP6022763B2/ja
Priority to CN201210526151.1A priority patent/CN103153036B/zh
Publication of JP2013120853A publication Critical patent/JP2013120853A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6022763B2 publication Critical patent/JP6022763B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Description

本発明は、回路基板に対して所定の作業を行う対回路基板作業機に関するものであり、特に、回路基板の搬送方向に関して複数に分割された部分が順次作業領域内に位置させられ、その作業領域内に位置させられた部分に対して作業が行われる対回路基板作業機に関する。
対回路基板作業機の一種である電子回路部品装着機においては、下記の特許文献1に記載されているように、吸着ノズルと基板保持装置とが相対移動させられて回路基板への電子回路部品の装着が行われる装着作業領域が規定されている。それにより、基板搬送装置により搬送される回路基板の搬送方向に平行な方向の寸法である長さが装着作業領域の長さより長い場合には、回路基板が装着作業領域よりはみ出す。そのため、特許文献1に記載の電子回路部品装着機においては、回路基板を搬送方向に関して2つの部分に分割し、下流側の分割部分から順に装着作業領域内に位置させ、分割部分毎に電子回路部品を装着するようにされている。回路基板には、2つの分割部分の各々について基準マークが2つずつ設けられ、装着作業領域内に位置させられた分割部分について設けられた2つの基準マークが撮像装置により撮像され、分割部分内の部品装着箇所の位置誤差が取得され、電子回路部品の装着が精度良く行われるようにされる。
また、下記の特許文献2には、1台のスクリーン印刷機および複数台の電子回路部品装着機が1列に並べられた電子回路部品装着ラインが記載されている。この電子回路部品装着機は、特許文献1に記載の電子回路部品装着機と同様に、装着作業領域からはみ出す長さの回路基板を搬送方向に関して2つの部分に分割して電子回路部品の装着を行うようにされている。但し、特許文献2に記載の電子回路部品装着機においては、1つの分割部分について撮像装置により撮像される2つの基準マークの一方は予め回路基板に設けられた既定のマークとされるが、他方は、回路基板の構成上の特徴部、例えば、貫通孔,ランド,配線パターンが代替基準マークとして使用される。スクリーン印刷機の作業領域である印刷作業領域は装着作業領域より大きく、回路基板全体が配置され得るため、回路基板には基準マークを2つ設けるのみで済む。それに対し、電子回路部品装着機においては、2つの既定の基準マークの一方は、装着作業領域内に位置して撮像装置により撮像され得るが、他方は装着作業領域からはみ出して撮像され得ない。そのため、スクリーン印刷機において、2つの既定の基準マークの各々と対を成し、既定の基準マークと共に装着作業領域内に位置する代替基準マークが設定され、電子回路部品装着機に代替基準マークデータが送られ、使用されるようにされているのである。代替基準マークデータはさらに、上流側の電子回路部品装着機から下流側の電子回路部品装着機へ送られて使用される。
下記の特許文献3には、複数の電子回路部品装着機により、後に複数の単位基板に分割される多面取り基板に電子回路部品を装着する電子回路部品装着ラインが記載されている。この電子回路部品装着ラインにおいては、最上流の電子回路部品装着機において、回路基板が位置決めピンにより位置決めされた状態で複数の単位基板の各々に2つずつ設けられた基準マークが撮像され、回路基板全体の位置ずれおよび単位基板の局部的な位置誤差が算出される。また、複数の単位基板の各々に設けられたバッドマーク付与部が撮像されてバッドマークの付与の有無が検出され、バッドマークが付けられていない単位基板について電子回路部品の装着が行われ、バッドマークが付けられた単位基板については電子回路部品の装着が行われない。そして、最上流の電子回路部品装着機から下流側に隣接する電子回路部品装着機へ回路基板が搬送されるのと並行して、単位基板の局部的な位置誤差のデータおよびバッドマークデータが下流側に隣接する電子回路部品装着機に転送される。下流側の電子回路部品装着機においては、単位基板の基準マークおよびバッドマークの検出は行われず、転送されたデータを使用して電子回路部品の装着が行われ、バッドマークが付けられた単位基板については電子回路部品の装着が行われない。局部的な位置誤差データおよびバッドマークデータは更に、下流側の電子回路部品装着機へ転送される。
特開2004−103828号公報 特開2008−218538号公報 特開2000−124676号公報
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、回路基板の搬送方向に関して複数に分割された部分が順次作業領域内に位置させられて作業が行われる対回路基板作業機の改善を課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の対回路基板作業機は、
規定の作業領域を有し、作業ヘッドとその作業ヘッドを前記作業領域内において移動させる作業ヘッド移動装置とを備えて、回路基板の前記作業領域内に位置する部分に予め定められた作業を行う作業装置と、
周回するコンベヤベルトによって前記回路基板を支持しつつ搬送方向に搬送するとともに、前記コンベヤベルトの周回を制御することによって前記回路基板を所定の位置に停止させるように構成され、前記搬送方向において前記作業領域からはみ出す大きさの回路基板に対する作業の際、その回路基板の前記搬送方向に関して複数に分割された部分を、下流側の分割された部分から順次、前記作業領域内の目標停止位置に停止させる基板搬送装置と、
前記停止させられた回路基板を固定して保持する基板保持装置と、
前記停止させられた前記回路基板の、前記複数に分割された部分のうちの下流側の部分である下流側部が、前記目標停止位置に停止させられた際に、前記下流側部からその回路基板に関する情報を取得する情報取得装置と、
その情報取得装置により取得された情報を、前記下流側部より上流側の部分である上流側部に対する前記基板搬送装置による搬送と、前記作業装置による作業との少なくとも一方に利用する情報利用装置と
を含み、かつ、
前記情報取得装置が、
前記基板保持装置に保持された回路基板の前記下流側部に設けられた記録部であって、前記下流側部が前記目標停止位置に停止させられた際に少なくとも一部が前記作業領域内に位置しない前記上流側部に関する情報である上流側部情報を記録する上流側部情報記録部から、前記上流側部情報を取得する上流側部情報取得部を含むとともに、
前記情報利用装置が、
前記下流側部に対する作業の完了後に回路基板が前記基板搬送装置によって搬送されて前記上流側部が前記作業領域内の目標停止位置に停止させられた後に、前記上流側部情報取得部が取得した情報を前記作業装置による前記上流側部に対する作業に利用する対作業利用部を含むことを特徴とする。
以上のように構成された対回路基板作業機においては、回路基板の下流側部が作業領域内に位置する状態で上流側部情報が取得される。そのため、例えば、回路基板の上流側部が作業領域内に位置させられて作業が行われるとき、上流側部情報の取得を行わなくてよく、作業能率を向上させることができる。回路基板の下流側部が作業領域内に位置する状態における上流側部情報の取得のために時間を要するが、例えば、下流側部に関する情報と共に取得することにより、下流側部情報の取得と上流側部情報の取得とを別々に行う場合より取得時間が短縮され、回路基板全体に対する作業時間が短縮されるのである。あるいは、上流側部が作業領域内に位置する状態では上流側部情報を取得することができない場合でも、上流側部情報を取得することができ、作業に利用することができる。
発明の態様
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、特許請求の範囲に記載された発明である本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念あるいは別概念の発明を含むことがある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施形態の記載,従来技術,技術常識等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
なお、以下の各項において、(3)項が請求項1に相当し、(5)項が請求項2に、(8)項が請求項3に、(9)項が請求項4に、それぞれ相当する。
(1)規定の作業領域を有し、回路基板の前記作業領域内に位置する部分に予め定められた作業を行う作業装置と、
前記回路基板を搬送方向に搬送し、前記回路基板のその搬送方向に関して複数に分割された部分を、下流側の部分から順次、前記作業領域内の目標停止位置に停止させる基板搬送装置と、
その停止させられた回路基板を固定して保持する基板保持装置と、
前記停止させられた前記回路基板の、前記複数に分割された部分のうちの下流側の部分である下流側部からその回路基板に関する情報を取得する情報取得装置と、
その情報取得装置により取得された情報を、前記下流側部より上流側の部分である上流側部に対する前記基板搬送装置による搬送と、前記作業装置による作業との少なくとも一方に利用する情報利用装置と
を含む対回路基板作業機。
対回路基板作業機には、例えば、電子回路部品装着機,はんだ印刷機,接着剤塗布機,回路基板検査機等がある。
回路基板は、搬送方向に関して2つの部分に分割してもよく、3つ以上の部分に分割してもよい。
上流側部が作業領域に位置しない状態で、その上流側部について利用される情報が得られ、その利用により、例えば、回路基板の停止位置精度の向上,作業性の向上,作業の実行可能化等、種々の効果を得ることができる。
(2)前記情報取得装置が、前記基板保持装置に保持された回路基板の前記下流側部に設けられて前記上流側部に関する情報である上流側部情報を記録する上流側部情報記録部から、上流側部情報を取得する上流側部情報取得部を含む(1)項に記載の対回路基板作業機。
上流側部情報は、例えば、マーク,バーコード,二次元コードの読取り、回路基板にあけられた穴の検出、あるいはアンテナ付きIC(Integrated Circuit)チップ(例えばタグチップ)に書き込まれた情報の受信により得られ、上流側部情報記録部は、回路基板のマーク等や、回路基板に設けられたICチップにより構成される。
(3)前記情報利用装置が、前記上流側部情報取得部が取得した情報を前記作業装置による前記上流側部に対する作業に利用する対作業利用部を含む(2)項に記載の対回路基板作業機。
(4)前記回路基板が後に複数の単位基板に分割される多面取り基板であり、前記上流側部情報取得部が、前記上流側部に含まれる1つ以上の単位基板のうちの不良単位基板を表す不良単位基板情報を取得する不良単位基板情報取得部を含む(2)項または(3)項に記載の対回路基板作業機。
(2)項や(3)項の発明が適用される回路基板は多面取り基板でなくてもよい。しかし、多面取り基板は比較的大きく、搬送方向に平行な方向の寸法が作業領域を超えることが多いため、搬送方向に関して複数に分割して作業を行うことが有効であり、発明の効果を有効に享受することができる場合が多い。
回路基板が多面取り基板であることと、上流側部情報が不良単位基板情報を含むこととは、常に一緒に採用されなくてはいけないわけではなく、例えば、回路基板が多面取り基板であることが、上流側部情報が作業指定情報を含むことと一緒に採用されてもよく、情報取得装置が停止位置誤差取得部を含むことと一緒に採用されてもよい。
(5)前記対作業利用部が、前記不良単位基板情報が表す不良単位基板に対する前記作業装置による作業を禁止する対不良単位基板作業禁止部を含む(4)項に記載の対回路基板作業機。
不良単位基板は、配線パターンの不具合等、何らかの欠陥があり、作業装置により作業を行っても製品として使用不可能な基板であり、作業の禁止により、無駄に作業が行われることが回避される。
(6)前記上流側部情報取得部が、前記上流側部情報として、前記上流側部に対して行われるべき作業を指定する作業指定情報を取得する上流側部作業指定情報取得部を含み、前記対作業利用部が前記上流側部に対して前記作業指定情報により指定された作業を実行する指定作業実行部を含む(3)項に記載の対回路基板作業機。
(7)前記基板搬送装置が、周回するコンベヤベルトにより回路基板を支持し、そのコンベヤベルトを周回させる駆動モータの作動量の制御による前記回路基板の搬送距離の制御によって回路基板の停止位置を制御するものであり、前記情報取得装置が、前記停止位置に停止させられた回路基板の前記下流側部に設けられた基準マークを撮像し、その撮像結果からその下流側部の実際の停止位置の前記目標停止位置に対する誤差である停止位置誤差を取得する停止位置誤差取得部を含む(1)項ないし(6)項のいずれかに記載の対回路基板作業機。
上記「下流側部に設けられた基準マークの撮像」は停止させられた回路基板が基板保持装置に保持された後に行われても、保持される前に行われてもよい。
(8)前記情報利用装置が、前記取得された停止位置誤差を、前記回路基板の前記上流側部の前記作業領域内の目標停止位置への搬送のための前記基板搬送装置の前記駆動モータの作動量の制御に加味する停止位置誤差加味部を含む(7)項に記載の対回路基板作業機。
上流側部の停止位置誤差は種々の原因で生じ、それら原因によって、回路基板の搬送距離に比例する停止位置誤差が生じる場合や、搬送距離と無関係に一定の停止位置誤差が生じる場合ある。また、回路基板の下流側部の所定位置への搬送時においても停止位置誤差が生じるが、上流側部の所定位置への搬送時においては同じ原因の停止位置誤差は生じない場合もある。したがって、停止位置誤差加味部は、停止位置誤差発生の原因に応じて、下流側部の停止位置誤差を上流側部の搬送のための駆動モータの作動量の制御に加味することにより、上流側部の停止位置誤差を低減させるものとされることが望ましい。
停止位置誤差の加味により、上流側部の作業領域内における停止位置誤差を低減することができる。それにより、例えば、回路基板の上流側部に設けられた基準マークの位置誤差が低減し、撮像装置による基準マークの撮像時に、基準マークが視野から外れ難くなって撮像が容易となり、あるいは基準マークの撮像中心からの外れが低減されて基準マークの位置取得精度が向上する効果が得られる。また、停止位置誤差が特に大きい場合には、本来であれば作業ヘッドを移動させるヘッド移動装置の移動可能範囲内にあるべき作業位置が移動可能範囲から外れ、作業が不可能になったり、それほどではなくとも作業精度が低下したりする事態が発生することもあるのであるが、そのような事態の発生を回避することが可能となる。
なお、上記「目標停止位置」は、下流側部を作業領域へ搬送する場合と上流側部を作業領域へ搬送する場合とで同じでもよく、異なってもよい。
また、駆動モータとしては、パルスモータ,サーボモータ等、回転量の正確な制御が可能なものが好適であるが、不可欠ではなく、通常の交流モータあるいは直流モータの作動時間の制御により作動量を制御することも可能である。例えば、回路基板の移動距離を、ベルトコンベヤの移動速度と駆動モータの作動時間との積として取得することも可能なのであり、このような駆動モータは安価である利点がある反面、回路基板の移動距離を正確に制御することが難しい。見方を変えれば、この場合にこそ本項の発明が特に効果的であるとも言い得る。
(9)前記停止位置誤差加味部が、前記停止位置誤差の符号を正負逆にしたものに対応する作動量を、前記回路基板の前記上流側部の前記作業領域内の所定位置への搬送のための前記駆動モータの作動量に加算する単純加算部を含む(8)項に記載の対回路基板作業機。
回路基板の停止位置誤差の発生原因に応じて、下流側部の停止位置誤差が加味されるようにすることが望ましいことは(8)項に関して述べたとおりであるが、下流側部の停止位置誤差は実際に発生したものであるから、少なくともこの誤差は、上流側部の所定位置への搬送時に打ち消されるようにすることが望ましい。
請求可能発明の実施形態である電子回路部品装着機を示す平面図である。 上記電子回路部品装着機を構成する装着装置の装着ユニットを示す側面図である。 上記電子回路部品装着機を制御する制御装置の構成を概念的に示すブロック図である。 上記電子回路部品装着機において電子回路部品が装着される多面取り基板を示す平面図である。 図5(a)は、上記多面取り基板が第1目標停止位置に停止させられた状態を示す平面図であり、図5(b)は、上記多面取り基板が第2目標停止位置に停止させられた状態を示す平面図である。 上記制御装置の主体を成す制御コンピュータのRAMに記憶させられた基板搬送・部品装着ルーチンを示すフローチャートである。 別の実施形態である電子回路部品装着機においてLEDおよび抵抗器が装着される多面取り基板を示す平面図である。 図8(a)は、図7に示す多面取り基板が第1目標停止位置に停止させられた状態を示す平面図であり、図8(b)は、その多面取り基板が第2目標停止位置に停止させられた状態を示す平面図である。
以下、請求可能発明のいくつかの実施形態を、図を参照しつつ説明する。なお、請求可能発明は、下記実施形態の他、上記〔発明の態様〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更を施した態様で実施することができる。
図1に、本発明の実施形態である電子回路部品装着機を示す。本電子回路部品装着機は、作業機本体たる装着機本体としてのベッド10,基板搬送装置12,基板保持装置14,フィーダ型の部品供給装置16,トレイ型の部品供給装置18,作業装置たる装着装置20,基準マーク撮像装置22(図2参照),部品撮像装置24および制御装置26(図3参照)を備えている。
基板搬送装置12は、本実施形態においては、ベルトコンベヤにより構成され、1対のサイドフレーム30にそれぞれ周回可能に保持された無端のコンベヤベルト32(図2に一方のサイドフレーム30およびコンベヤベルト32を示す)と、ベルト周回装置34(図3参照)とを含む。ベルト周回装置34は、駆動源たる駆動モータ36と、コンベヤベルト32が巻き掛けられる複数のローラ(図示省略)とを備え、回路基板40は、その両側縁部がそれぞれコンベヤベルト32により下方から支持され、コンベヤベルト32の周回により水平な姿勢で搬送される。駆動モータ36は、本実施形態においては、電動モータの一種である電動回転モータたるパルスモータによって構成されており、その作動量である回転量の制御により回路基板40の搬送距離が制御され、回路基板40が任意の位置に停止させられる。駆動モータとしてパルスモータに替えてエンコーダ付きのサーボモータを用いてもよい。
本電子回路部品装着機への回路基板40の搬入は、図1に示すように、基板検出装置たる基板搬入センサ44により検出される。基板搬入センサ44は、本実施形態においては、非接触センサの1種である光電センサたる透過型光電センサにより構成され、発光部46および受光部48を含む。発光部46および受光部48は、1対のサイドフレーム30のそれぞれ、回路基板40の搬送方向において上流側の端に互いに対向して設けられ、回路基板40の幅方向(作業面の一種である被装着面に平行な一平面内において搬送方向と直交する方向)に隔たって対向しており、受光部48が受光する状態ではON信号を出力し、受光しない状態ではOFF信号を出力するものとされている。
基板保持装置14は、図示は省略するが、回路基板40を下方から支持する支持部材および回路基板40の搬送方向に平行な両側縁部をそれぞれクランプするクランプ部材を備え、回路基板40をその電子回路部品が装着される被装着面が水平となる姿勢で固定して保持する。本実施形態においては、基板搬送装置12による回路基板40の搬送方向をX軸方向、基板保持装置14に保持された回路基板40の被装着面に平行な平面であって、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向とする。
フィーダ型部品供給装置16は、図1に示すように、複数のフィーダ50によって電子回路部品を供給する装置である。複数のフィーダ50はそれぞれ、ベッド10に設けられたフィーダ保持台52の複数のフィーダ保持部に位置決めされて保持され、各部品供給部がX軸方向に平行な一直線に沿った状態で設けられる。トレイ型部品供給装置18は複数のトレイ54(図2に1つが図示されている)によって電子回路部品を供給する装置である。部品供給装置16,18は、X軸方向においては、ベッド10の基板搬送経路の中央部に対応する部分に設けられ、Y軸方向においては基板搬送装置12の両側に設けられている。前記基板保持装置14は、基板搬送経路の途中であって、ベッド10の部品供給装置16,18に対応する部分に設けられている。
装着装置20は、図1に示すように、作業ヘッドの一種である装着ヘッド60およびヘッド移動装置62を含む。本装着装置20は、特開平6−291490号公報に記載のものとほぼ同様に構成されており、装着ヘッド60は特開平4−372199号公報に記載のものとほぼ同様に構成されており、ここでは簡単に説明する。
装着ヘッド60は、図2に示すように、主に、装着ヘッド本体70と、先端部に電子回路部品72を吸着保持可能な部品保持具たる吸着ノズル74を保持して装着ヘッド本体70に回転可能にかつ昇降可能に保持された保持具保持部材たるノズルホルダ76と、駆動モータ78を駆動源としてノズルホルダ76を昇降させるホルダ昇降装置80と、図示しない駆動モータを駆動源とし、ノズルホルダ76をその軸線まわりに回転させるホルダ回転装置82とを含む。吸着ノズル74は図示しない負圧源に連結され、負圧により電子回路部品72を吸着する。
ヘッド移動装置62は、装着ヘッド60を、基板保持装置14に保持された回路基板40の被装着面に平行な一平面内において互いに交差する2方向であって、本実施形態においては互いに直交する2方向の少なくとも一方の成分を有する方向に移動させる。X軸方向は、互いに直交する2方向の一方、Y軸方向は他方であり、ヘッド移動装置62は、図1に示すように、X軸方向移動装置90とY軸方向移動装置92とを備えている。X軸方向移動装置90はベッド10に設けられており、可動部材の一種である移動部材としてのX軸スライド94と、X軸スライド94をX軸方向に移動させるX軸スライド駆動装置96とを含む。Y軸方向移動装置92はX軸スライド94に設けられており、Y軸スライド98と、Y軸スライド98をY軸方向に移動させるY軸スライド駆動装置100とを含む。
X軸,Y軸スライド駆動装置96,100はそれぞれ、駆動源たる駆動モータ102,104および送りねじ機構106,108を含む。送りねじ機構106,108はそれぞれ、互いに螺合された雄ねじ部材およびナットを含み、本実施形態においてはボールねじ機構とされている。また、駆動モータ102,104として、例えば、エンコーダ付きのサーボモータが使用される。装着ヘッド60はY軸スライド98に設けられており、ヘッド移動装置62により水平方向に移動させられ、部品供給装置16,18の各部品供給部と基板保持装置14とに跨る移動領域であって、規定の作業領域である装着作業領域(図1参照)内の任意の位置へ移動させられる。ヘッド移動装置62は、装着ヘッド60と基板保持装置14とを、基板保持装置14に保持された回路基板40の被装着面に平行な方向に相対移動させる相対移動装置の一種であり、相対移動装置は、基板保持装置と作業ヘッドとの両方を移動させる装置とされてもよく、基板保持装置のみを移動させる装置とされてもよい。
前記基準マーク撮像装置22は撮像器たるCCDカメラにより構成され、図2に示すように、Y軸スライド98に設けられている。基準マーク撮像装置22は装着ヘッド60と共にヘッド移動装置62により移動させられ、装着作業領域内に位置する回路基板40の被装着面を含む表面ないし上面の任意の位置の撮像が可能となっている。ヘッド移動装置は撮像装置移動装置でもある。撮像器としてCMOSカメラが使用されてもよい。
前記部品撮像装置24は、CCDカメラ(図示省略)および導光装置(図1には、導光装置を構成する反射鏡110のみが図示されている)を備え、X軸スライド94の基板搬送装置12と部品供給装置16,18との間の部分にそれぞれ設けられている。
前記制御装置26は、図3に示すように、制御コンピュータ120を主体として構成されており、駆動回路122を介して駆動モータ36等、本電子回路部品装着機を構成する種々の装置の駆動源等を制御する。制御コンピュータ120の入出力インタフェースには、基板搬入センサ44,基準マーク撮像装置22および部品撮像装置24の撮像により得られたデータを処理する画像処理コンピュータ130,X軸スライド駆動装置96の駆動モータ102等に設けられたエンコーダ132(図3には1つが代表して図示されている)等が接続されている。また、制御コンピュータ120のRAMには、図6にフローチャートで表すルーチンを始めとし、回路基板40への電子回路部品の装着のための種々のプログラムおよびデータ等が記憶させられている。
本電子回路部品装着機において電子回路部品が装着される回路基板40は、例えば、図4に模式的に示すように、電子回路の製造後に複数の単位基板に分割される多面取り基板である。以後、回路基板40を多面取り基板40と称する。図4に示す多面取り基板40は、4つの単位基板150に分割される。これら単位基板150は、大きさおよび回路パターン(配線パターン)が同じであり、多面取り基板40の周辺を残して、多面取り基板40の搬送方向に平行な方向と幅方向とにおいてそれぞれ、2つずつ設けられている。
多面取り基板40は、搬送方向に平行な方向の寸法である長さが装着作業領域の長さより長く、その長さの2倍より短いものとされている。それにより、多面取り基板40は搬送方向において装着作業領域からはみ出すため、多面取り基板40が搬送方向において2つの部分162,164に分割され、各分割部分162,164毎に電子回路部品の装着が行われる。1つの単位基板150の長さは装着作業領域の長さより短く、多面取り基板40は、単位基板150を単位として均等な部分に分割されている。以後、場合によって、搬送方向において下流側の部分である分割部分162を下流側部162、上流側の部分である分割部分164を上流側部164と称する。
多面取り基板40の単位基板150が設けられていない周辺部170には、図4に示すように、下流側部162および上流側部164の各々について複数、例えば、2個ずつの基準マーク172,174が設けられている。2個の基準マーク172は、図5(a)に示すように、多面取り基板40の下流側端が装着作業領域の下流側端と一致する状態で、周辺部170の下流側端部の一方の角部と、周辺部170の装着作業領域内に位置する部分のうち、上記下流側端部の一方の角部に対して対角線方向に隔たった部分とにそれぞれ設けられている。また、2個の基準マーク174は、図5(b)に示すように、多面取り基板40の上流側端が装着作業領域の上流側端と一致する状態で、周辺部170の上流側端部の一方の角部と、周辺部170の装着作業領域内に位置する部分のうち、上流側端部の一方の角部に対して対角線方向に隔たった部分とにそれぞれ設けられている。下流側部162内、上流側部164内のそれぞれ、対角線方向に隔たった2箇所に基準マークが設けられてもよい。
また、4つの単位基板150にはそれぞれ、対角線方向に隔たった2つの角部にそれぞれ、基準マーク176が設けられている。以後、基準マーク172を下流側部基準マーク172、基準マーク174を上流側部基準マーク174、基準マーク176を単位基板基準マーク176と称する。
多面取り基板40の周辺部170にはさらに、下流側部162に含まれる部分であって、多面取り基板40の搬送方向において下流側の端部にバッドマーク付与部182が設けられている。バッドマークは、単位基板150が不良単位基板である情報を表すマークであり、回路パターンに不具合が生じた単位基板150について付され、本実施形態では、その単位基板150に電子回路部品の装着作業を実施しないことを指示する。そのため、バッドマーク付与部182は単位基板150と同数、図4に示す多面取り基板40では4つ設けられている。4つのバッドマーク付与部182はそれぞれ、周辺部170における位置により単位基板150と対応付けられ、それらのうちの2つは上流側部164に設けられた2つの単位基板150と対応付けられており、それらに付けられたバッドマークは、上流側部164の単位基板150が不良単位基板であることを表す。
多面取り基板40は本電子回路部品装着機に搬入される前に、4つの単位基板150についてそれぞれ、電子回路部品を装着して電子回路を形成することができないような不具合があるか否かが検査され、そのような不具合があれば、作業者によってバッドマーク184が付けられる。バッドマーク184は、図5に例示するように、例えば、作業者によるバッドマーク付与部182の着色やシールの貼付により付けられる。バッドマーク184は、基準マーク撮像装置22によるバッドマーク付与部182の撮像により検出されるため、多面取り基板40の表面とのコントラストが大きく、多面取り基板40の表面と明瞭に区別してバッドマーク184の像が得られるように設けられる。なお、バッドマーク付与部182は、作業者によるバッドマーク付与作業を容易にするとともに、設定された位置に正確に付けられるように、例えば、全体が多面取り基板40の表面から突出した突部とされたり、引っ込んだ凹部とされたりする。
図6に示す基板搬送・部品装着ルーチンに基づいて、多面取り基板40の搬送および電子回路部品の装着を説明する。
まず、ステップ1(以後、S1と略記する。他のステップについても同じ。)が実行され、基板搬送装置12が作動させられ、上流側の装置(図示省略)から電子回路部品装着機へ多面取り基板40が搬入される。基板搬入センサ44の検出信号がON信号からOFF信号に変わることにより、多面取り基板40の下流側端が検出され、さらに、OFF信号からON信号に変わることにより、多面取り基板40全体が基板搬送装置12内に搬入され、ベルトコンベヤにより支持される状態になったことが検出される。この基板全体搬入位置から多面取り基板40は、その下流側端が装着作業領域の下流側端と一致するはずの位置まで搬送され、停止させられる(図5(a)参照)。この多面取り基板40の下流端が装着作業領域の下流側端と一致するはずの位置を第1目標停止位置と称する。基板全体搬入位置から第1目標停止位置における停止までの多面取り基板40の搬送距離は、基板搬入センサ44が設けられた基板検出位置と、装着作業領域の下流側端との間の距離から多面取り基板40の長さを引いた距離であり、その距離が駆動モータ36のパルス数に換算されて予め設定され、駆動モータ36の制御に使用される。
停止後、S2が実行され、多面取り基板40が基板保持装置14により保持される。次いでS3が実行され、基準マーク撮像装置22が移動させられ、2個の下流側部基準マーク172がそれぞれ撮像される。撮像データは画像処理コンピュータ130により処理され、電子回路部品装着機の機械座標に対する2個の下流側部基準マーク172の各位置データが取得される。2個の下流側部基準マーク172のX軸,Y軸方向における各位置誤差が算出され、多面取り基板40の回転位置誤差(被装着面に直角な軸線まわりの位置誤差)を含む位置誤差が算出されるのである。
また、2個の下流側部基準マーク172の各X軸方向の位置誤差の平均値が算出され、多面取り基板40の実際の停止位置の第1目標停止位置にたいする誤差である停止位置誤差として、正負の符号を付して制御コンピュータ120のRAMに設けられた停止位置誤差メモリに記憶させられる。ここでは、搬送方向において下流側を正、上流側を負とする。したがって、多面取り基板40の実際の停止位置が予定の設計上の停止位置より搬送方向において下流側にずれていれば、停止位置誤差は正の値となり、上流側にずれていれば負の値になる。停止位置誤差メモリは、記憶手段を構成する。他のメモリも同様である。なお、2つの下流側部基準マーク172のうちの一方のX軸方向の位置誤差を、多面取り基板40の停止位置誤差としてもよい。S3においては、画像処理コンピュータ130により算出された下流側部基準マーク172の位置誤差および多面取り基板40の停止位置誤差が制御コンピュータ120へ読み込まれる。
さらに、2個の下流側部基準マーク172の各位置誤差に基づいて、機械座標とは別に回路基板上に想定される仮想座標である作業座標が設定され、以下の下流側部162に関わる動作指示,作業指示は、その作業座標における位置を指定して行われる。それにより、指示された動作および作業において、下流側部162の機械座標上における位置誤差が除かれる。
次いでS4が実行されて基準マーク撮像装置22が移動させられ、4個のバッドマーク付与部182の全部が撮像される。撮像後、S5が実行され、4つの単位基板150の全部についてそれぞれ、単位基板良・不良情報が取得される。まず、画像処理コンピュータ130により撮像データが画像処理され、4つのバッドマーク付与部182についてバッドマーク184が付けられているか否かが検出され、その結果が制御コンピュータ120により読み込まれる。そして、バッドマーク184が付けられていれば、バッドマーク184が付けられたバッドマーク付与部182の位置により不良な単位基板150が特定され、不良単位基板150を特定するデータおよび不良単位基板であることを表すデータが制御コンピュータ120のRAMに設けられた単位基板良・不良情報メモリに記憶させられる。バッドマーク付与部182にバッドマーク184が付けられていなければ、不良ではない単位基板150を特定するデータおよび良単位基板であることを表すデータが単位基板良・不良情報メモリに記憶させられる。ここでは、上流側部164の2つの単位基板150の一方が不良単位基板150であり、その不良単位基板150に対応するバッドマーク付与部182にバッドマーク184が付けられているとする。
次いでS6〜S10が実行され、下流側部162に含まれる2つの単位基板150について電子回路部品の装着が行われる。これら単位基板150に対する電子回路部品の装着順序は予め設定されており、S6においては、まず1番目に電子回路部品が装着される単位基板150について単位基板良・不良情報が読み出され、読み出された情報に基づいて、S7において単位基板150が不良単位基板であるか否かの判定が行われる。不良単位基板でなければ、S7がNOになってS8が実行され、基準マーク撮像装置22により2個の単位基板基準マーク176が撮像され、単位基板150に設定された部品装着箇所の各位置誤差が算出される。この位置誤差には、X軸,Y軸方向の各位置誤差および回転位置誤差が含まれる。
次いでS9が実行され、単位基板150の部品装着箇所に電子回路部品が装着される。装着ヘッド60がヘッド移動装置62により移動させられて部品供給装置16,18の一方から電子回路部品を受け取り、単位基板150の部品装着箇所に装着するのである。電子回路部品の装着動作はよく知られており、説明を省略する。装着後、S10が実行され、下流側部162に含まれる全部の単位基板150について電子回路部品の装着が行われたか否かの判定が行われる。未だ済んでいなければ、S10の判定がNOになってルーチンの実行はS6に戻る。単位基板150が不良単位基板であれば、S7の判定結果がYESになってS8,S9がスキップされ、S10が実行される。不良単位基板150については、単位基板基準マーク176の撮像および電子回路部品の装着作業が禁止され、行われないのである。
2個の単位基板150についてS6〜S9が実行されれば、S10の判定がYESになってS11が実行され、基板保持装置14による多面取り基板40の保持が解除される。そして、基板搬送装置12により多面取り基板40が搬送され、多面取り基板40の上流側端が装着作業領域の上流側端と一致するはずの位置まで搬送され、停止させられる(図5(b)参照)。この多面取り基板40の上流側端が装着作業領域の上流側端と一致するはずの位置を第2目標停止位置と称する。この際の搬送距離は、多面取り基板40の長さから装着作業領域の長さを引いた距離である。この距離は設計上、得られ、駆動モータ36の駆動パルス数に換算され、予め設定されている。この設定駆動パルス数は、S3において取得された多面取り基板40の第1目標停止位置における停止位置誤差に基づいて修正される。停止位置誤差が電動モータ36の駆動パルス数に換算され、その符号が正であれば、符号を負に変えた値が設定駆動パルス数に加算され、符号が負であれば、符号を正に変えた値が設定パルス数に加算され、それにより得られたパルス数、電動モータ36が駆動され、多面取り基板40の停止位置誤差が低減される。
多面取り基板40の停止後、S12が実行され、多面取り基板40が基板保持装置14により保持される。そして、S13が実行され、基準マーク撮像装置22が移動させられて上流側基準マーク174を撮像し、上流側部164の位置誤差が算出され、上流側部164について仮想空間である作業空間が設定される。この際、基準マーク撮像装置22のY軸方向の位置を、先に取得されている下流側基準マーク172のY軸方向の位置ずれに基づいて修正してもよい。次いでS14〜S18がS6〜S10と同様に実行され、上流側部164に含まれる単位基板150についての単位基板基準マーク176の撮像,部品装着箇所の位置誤差の算出および電子回路部品の装着が行われる。この単位基板150については、S4およびS5の実行により既に単位基板良・不良情報が取得されており、単位基板基準マーク176の撮像に先立って単位基板良・不良情報が単位基板良・不良情報メモリから読み出され、S15の判定に使用される。
ここでは、上流側部164に含まれる2つの単位基板150の一方が不良単位基板であり、S15の判定がYESになってS16,S17がスキップされ、単位基板基準マーク176の撮像および電子回路部品の装着が行われない。全部の単位基板150についてS14〜17が実行されたならば、S18がYESになってS19が実行され、多面取り基板40の保持が解除されて搬出される。
以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、バッドマーク付与部182が上流側部情報記録部を構成している。また、制御コンピュータ120のS3を実行する部分が停止位置誤差取得部を構成し、S4およびS5を実行する部分が上流側部情報取得部たる不良単位基板情報取得部を構成し、これらが基準マーク撮像装置22と共に情報取得装置を構成している。さらに、制御コンピュータ12のS11を実行する部分が停止位置誤差加味部としての単純加算部を構成し、S14,S15を実行する部分が対作業利用部としての対不良単位基板作業禁止部を構成し、制御コンピュータ120が情報利用装置を構成している。
なお、上記実施形態においては、下流側部162と上流側部164とで目標停止位置が異ならされていたが、同じにされてもよい。例えば、上流部164の目標停止位置を、その下流側端が装着作業領域の下流側端と一致するはずの位置とするのである。また、目標停止位置は、分割部分の端が作業領域の端と一致する位置に限らず、作業が行われる分割部分全体が作業領域内に位置する位置であればよい。
上流側部情報が不良単位基板情報とは異なる情報である実施形態を、回路基板に多数の発光ダイオード(以下、LEDと略称する)を装着する場合を例に取り、図7および図8に基づいて説明する。
LEDはエネルギ効率が高く、寿命が長く、安価である等多くの利点を有し、1枚の回路基板に多数装着され、テレビ,コンピュータ等のディスプレイや車両のインパネ表示器のバックライトや、車両のバックライト,フロントライト,一般照明器具等の光源とされる。しかし、現在の生産技術では輝度が精度良く一定であるLEDを製造することが困難であり、LEDを複数段階の輝度クラスに分け、1枚の回路基板の各々、あるいは1枚の回路基板の複数領域の各々には、同一輝度クラスのLEDを装着し、それらに対する供給電流を抵抗器により制御することによって、発光面全体の輝度を均一にすることが考えられている。
例えば、図7に示す多面取り基板200は、横長の単位基板202が複数個、フレーム部204により接続されて成る。この多面取り基板200は、後に、フレーム部204が切除されることにより、複数本のLEDバーに分割され、パーソナルコンピュータ用ディスプレイのバックライトに組み立てられ、LED206の輝度クラスは、LEDバー間においては互いに異なってもよいが、1本のLEDバー内においては同一であることが要求される。そして、各単位基板202の表面には、互いに輝度クラスが同じである複数個のLED206が一列に装着される電子回路部品装着領域たるLED装着領域210と、別の電子回路部品たる抵抗器が装着される電子回路部品装着領域たる抵抗器装着領域212と、情報記録領域ないし情報付与領域たるバーコード印刷領域214が設けられている。この多面取り基板200においては、LED装着領域210が単位基板202の長手方向の中央部に設けられ、抵抗器装着領域212およびバーコード印刷領域214がLED装着領域210の長手方向の両側にそれぞれ設けられている。
多面取り基板200は、その長手方向であって、単位基板202の長手方向が搬送方向と平行な姿勢で搬送されるとともに、バーコード印刷領域214が下流側となる姿勢で搬送される。そして、多面取り基板200は、搬送方向において、全部の単位基板202の各バーコード印刷領域214およびLED装着領域210を含み、装着作業領域より小さい分割部分たる下流側部222と、抵抗器装着領域212を含み、装着作業領域より小さい分割部分たる上流側部224とに分割される。
LED装着領域210へのLED206の装着およびバーコード印刷領域214へのバーコードの印刷は1台の電子回路部品装着機において行われる。そのため、電子回路部品装着機は、前記電子回路部品装着機と同様に、装着装置および基準マーク撮像装置を含むとともに、印刷ヘッドを含むものとされている。印刷ヘッドは、例えば、インクジェットプリンタの印刷ヘッドと同様に、インク滴をノズルから噴射させ、記録対象材に文字,図形,記号等を印刷するものとされており、装着ヘッドと共に水平面内の任意の位置に移動させられる。なお、装着ヘッドは、例えば、特開2006−261325号公報に記載の装着ヘッドのように、3個以上の吸着ノズルによって電子回路部品を装着するものとされている。
また、LED206はフィーダにより供給される。1つのフィーダは同じ輝度クラスのLED206を多数保持し、フィーダ保持台には、複数のフィーダが搭載されるが、それらフィーダが保持するLED206の輝度クラスが互いに異なることもある。電子回路部品装着機の制御装置の制御コンピュータのRAMには、各フィーダのフィーダ保持台における保持位置と、各フィーダにより供給されるLED206の輝度クラスとを対応付けた輝度クラス・フィーダ保持位置対応データが記憶させられている。
抵抗器装着領域212への抵抗器の装着は、別の電子回路部品装着機において行われる。この電子回路部品装着機は、印字ヘッドを備えていないことを除いて、LED206の装着を行う電子回路部品装着機と同様に構成され、抵抗器はフィーダにより供給される。1つのフィーダは同じ抵抗値の抵抗器を多数保持し、フィーダ保持台には、保持する抵抗器の抵抗値が互いに異なる複数のフィーダが搭載され、LED206の輝度クラスに対して必要と予想される複数種類の抵抗器が用意される。制御コンピュータのRAMには、各フィーダのフィーダ保持台における保持位置と、各フィーダにより供給される抵抗器の抵抗値とを対応付けた抵抗値・フィーダ保持位置データが記憶させられている。
多面取り基板200は、まず、印刷ヘッドを有する電子回路部品装着機へ搬入され、多面取り基板200の下流側端が装着作業領域の下流側端と一致するはずの位置まで搬送され、停止させられる(図8(a)参照)。この一致するはずの位置が第1目標停止位置である。停止後、複数の単位基板202の各LED装着領域210へのLED206の装着が行われる。1つの単位基板202には同じ輝度クラスのLED206が装着され、1つの単位基板202についてLED206の装着が終了する毎にバーコード印刷領域214に輝度クラスを含む情報を表すバーコードが印刷される。単位基板202に装着されたLED206の輝度クラスは、吸着ノズルがLED206を取り出したフィーダのフィーダ保持台における保持位置と、輝度クラス・フィーダ保持位置データとに基づいて取得される。
全部の単位基板202へのLED206の装着およびバーコードの印刷が終了したならば、多面取り基板200は別の電子回路部品装着機へ送られ、抵抗器が装着される。この際、多面取り基板200はまず、LED装着時と同様の第1目標停止位置を目標停止位置として搬送され、停止させられる。そして、全部の単位基板202の各バーコード印刷領域214に印刷されたバーコードが基準マーク撮像装置により撮像され、バーコードにより表される情報が取得される。それにより、全部の単位基板202の各々についてLED装着領域210に装着されたLED206の輝度クラスが取得され、制御コンピュータにおいて各輝度クラスに応じた抵抗値が算出され、その抵抗値を実現するために、複数の単位基板202の各抵抗器装着領域212に装着すべき1つまたは複数の抵抗器とそれの装着位置とを設定する抵抗器装着データが作成される。
多面取り基板200は、全部の単位基板202の各バーコードの撮像後、搬送され、多面取り基板200の上流側端が装着作業領域の上流側端と一致するはずの位置へ搬送され、停止させられる(図8(b)参照)。この一致するはずの位置が第2目標停止位置である。そして、抵抗器装着データに基づいて、複数の単位基板202の各抵抗器装着領域212に1つ以上の抵抗器が装着される。下流側部222に設けられたバーコードにより得られた輝度クラス情報が上流側部224における抵抗器の装着に利用されるのであり、本実施形態においては、装着電子回路部品情報たる輝度クラス情報、あるいはその輝度クラス情報に基づいて取得される抵抗値の情報、あるいはその抵抗値を実現するための抵抗器の組合わせと各抵抗器の装着位置との情報が、上流側部情報であり、制御コンピュータの装着装置に、その上流側部情報に基づいて抵抗器を単位基板202に装着させる部分が対作業利用部を構成している。そして、輝度クラス情報,抵抗値の情報,あるいは抵抗器の組合わせと各抵抗器の装着位置との情報のいずれかが、抵抗器の装着作業を指定する作業指定情報の一種であると考えることができ、制御コンピュータの基準マーク撮像装置にバーコード印刷領域214に印刷されたバーコードを撮像させ、バーコードにより表される輝度クラス情報を取得する部分,抵抗値の情報を取得する部分,あるいは抵抗器の組合わせと各抵抗器の装着位置との情報を取得する部分のいずれかが、上流側部情報取得部たる上流側部作業指定情報取得部を構成すると考えることができ、制御コンピュータの装着装置に、その作業指定情報により指定された抵抗器を単位基板202に装着させる部分が指定作業実行部であると考えることができる。
本実施形態によれば、単位基板202へのLED206の装着と抵抗器の装着とを異なる電子回路部品装着機において並行して行うことができ、LEDバーの生産能率を向上させることができる。多面取り基板200には、図示は省略するが前記実施形態におけると同様に基準マークが設けられ、部品装着箇所の位置誤差の算出,修正および停止位置誤差の取得,利用が行われるが、それについての説明は省略する。
なお、回路基板の複数の分割部分の各々について設定される基準マークは、搬送方向において隣接する分割部分間において共用されてもよい。
40:回路基板(多面取り基板) 150:単位基板 162,164:分割部分 184:バッドマーク 200:多面取り基板 202:単位基板 222:下流側部 224:上流側部

Claims (4)

  1. 規定の作業領域を有し、作業ヘッドとその作業ヘッドを前記作業領域内において移動させる作業ヘッド移動装置とを備えて、回路基板の前記作業領域内に位置する部分に予め定められた作業を行う作業装置と、
    周回するコンベヤベルトによって前記回路基板を支持しつつ搬送方向に搬送するとともに、前記コンベヤベルトの周回を制御することによって前記回路基板を所定の位置に停止させるように構成され、前記搬送方向において前記作業領域からはみ出す大きさの回路基板に対する作業の際、その回路基板の前記搬送方向に関して複数に分割された部分を、下流側の分割された部分から順次、前記作業領域内の目標停止位置に停止させる基板搬送装置と、
    前記停止させられた回路基板を固定して保持する基板保持装置と、
    前記停止させられた前記回路基板の、前記複数に分割された部分のうちの下流側の部分である下流側部が、前記目標停止位置に停止させられた際に、前記下流側部からその回路基板に関する情報を取得する情報取得装置と、
    その情報取得装置により取得された情報を、前記下流側部より上流側の部分である上流側部に対する前記基板搬送装置による搬送と、前記作業装置による作業との少なくとも一方に利用する情報利用装置と
    を含み、かつ、
    前記情報取得装置が、
    前記基板保持装置に保持された回路基板の前記下流側部に設けられた記録部であって、前記下流側部が前記目標停止位置に停止させられた際に少なくとも一部が前記作業領域内に位置しない前記上流側部に関する情報である上流側部情報を記録する上流側部情報記録部から前記上流側部情報を取得する上流側部情報取得部を含むとともに、
    前記情報利用装置が、
    前記下流側部に対する作業の完了後に回路基板が前記基板搬送装置によって搬送されて前記上流側部が前記作業領域内の目標停止位置に停止させられた後に、前記上流側部情報取得部が取得した情報を前記作業装置による前記上流側部に対する作業に利用する対作業利用部を含むことを特徴とする対回路基板作業機。
  2. 前記回路基板が後に複数の単位基板に分割される多面取り基板であり、前記上流側部情報取得部が、前記上流側部に含まれる1つ以上の単位基板のうちの不良単位基板を表す不良単位基板情報を取得する不良単位基板情報取得部を含み、前記対作業利用部が、前記不良単位基板情報が表す不良単位基板に対する前記作業装置による作業を禁止する対不良単位基板作業禁止部を含む請求項1に記載の対回路基板作業機。
  3. 前記基板搬送装置が、前記コンベヤベルトを周回させる駆動モータの作動量の制御による前記回路基板の搬送距離の制御によって回路基板の停止位置を制御するものであり、前記情報取得装置が、さらに、前記停止位置に停止させられた回路基板の前記下流側部に設けられた基準マークを撮像し、その撮像結果からその下流側部の実際の停止位置の前記目標停止位置に対する誤差である停止位置誤差を取得する停止位置誤差取得部を含み、前記情報利用装置が、さらに、その取得された停止位置誤差を、前記回路基板の前記上流側部の前記作業領域内の目標停止位置への搬送のための前記基板搬送装置の前記駆動モータの作動量の制御に加味する停止位置誤差加味部を含む請求項1または2に記載の対回路基板作業機。
  4. 前記停止位置誤差加味部が、前記停止位置誤差の符号を正負逆にしたものに対応する作動量を、前記回路基板の前記上流側部の前記作業領域内の所定位置への搬送のための前記駆動モータの作動量に加算する単純加算部を含む請求項3に記載の対回路基板作業機。
JP2011268226A 2011-12-07 2011-12-07 対回路基板作業機 Active JP6022763B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011268226A JP6022763B2 (ja) 2011-12-07 2011-12-07 対回路基板作業機
CN201210526151.1A CN103153036B (zh) 2011-12-07 2012-12-07 对电路基板作业机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011268226A JP6022763B2 (ja) 2011-12-07 2011-12-07 対回路基板作業機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013120853A JP2013120853A (ja) 2013-06-17
JP6022763B2 true JP6022763B2 (ja) 2016-11-09

Family

ID=48550821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011268226A Active JP6022763B2 (ja) 2011-12-07 2011-12-07 対回路基板作業機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6022763B2 (ja)
CN (1) CN103153036B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101856082B1 (ko) * 2011-12-09 2018-05-09 가부시키가이샤 소딕 와이어 방전 가공 장치 및 방법

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015132905A1 (ja) * 2014-03-05 2015-09-11 富士機械製造株式会社 部品実装ラインのトレーサビリティ情報管理システム及びトレーサビリティ情報管理方法
CN105934091A (zh) * 2016-05-31 2016-09-07 广东欧珀移动通信有限公司 一种电路板拼板
KR102484442B1 (ko) * 2016-12-08 2023-01-02 한화정밀기계 주식회사 부품 실장기
WO2018207260A1 (ja) * 2017-05-09 2018-11-15 株式会社Fuji 対基板作業機
US12004300B2 (en) * 2019-01-17 2024-06-04 Jabil Inc. Apparatus, system, and method of providing radial section identification for pick and place

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1140999A (ja) * 1997-07-18 1999-02-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多面取り基板に対する電子部品実装方法
JP2002026595A (ja) * 2000-07-07 2002-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品装着装置、及び装着方法
CN101071156B (zh) * 2006-05-11 2010-04-07 鸿骐昶驎科技股份有限公司 多联板的次品检测装置及方法
JP2008277770A (ja) * 2007-04-03 2008-11-13 Panasonic Corp 部品実装方法
CN101621893B (zh) * 2008-07-02 2011-04-13 欣兴电子股份有限公司 电路板不良品子板印记分板方法及其设备
JP5597050B2 (ja) * 2010-07-15 2014-10-01 富士機械製造株式会社 基板停止位置制御方法および装置、ならびに基板装着位置制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101856082B1 (ko) * 2011-12-09 2018-05-09 가부시키가이샤 소딕 와이어 방전 가공 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
CN103153036B (zh) 2017-06-09
JP2013120853A (ja) 2013-06-17
CN103153036A (zh) 2013-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6022763B2 (ja) 対回路基板作業機
US7488283B2 (en) Circuit-substrate-related-operation performing apparatus, and method of supplying constituent element to the apparatus
JP5751584B2 (ja) 電子部品実装装置
JP5683006B2 (ja) 部品実装装置、情報処理装置、情報処理方法及び基板製造方法
JP5075747B2 (ja) 電子回路製造方法および電子回路製造システム
JP2009081456A (ja) 対基板作業システムおよびそれに用いられる構成装置管理プログラム
JP4317351B2 (ja) 回路基板管理方法および電子回路生産システム
JP5739754B2 (ja) 電子回路部品の立上がり防止方法および電子回路製造システム
JP2006305779A (ja) 多面取り基板位置補正方法およびスクリーン印刷機
CN105848462B (zh) 部件安装装置及部件安装方法
JP4781945B2 (ja) 基板処理方法および部品実装システム
JP5756713B2 (ja) 基板処理装置、基板処理システム
JP4664550B2 (ja) 電気回路製造装置および電気回路製造方法
JP2003347794A (ja) 電子回路部品取出し方法および取出し装置
JP2007214494A (ja) マーク認識方法および表面実装機
JP4437686B2 (ja) 表面実装機
JP2007184648A (ja) 実装方法
JP4296029B2 (ja) 電子部品実装装置
US11330751B2 (en) Board work machine
JP6368215B2 (ja) 部品実装装置、表面実装機、及び部品の実装方法
JP6039742B2 (ja) 電子回路部品装着方法および電子回路部品装着システム
JP5854934B2 (ja) 表面実装機、基板固定位置の認識方法
WO2016203637A1 (ja) 部品実装システム
JP2012146791A (ja) 電子回路部品装着方法および電子回路部品装着システム
JP6903823B2 (ja) 画像処理方法および部品実装機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160805

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20160818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160920

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6022763

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250