JP2012146791A - 電子回路部品装着方法および電子回路部品装着システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2レーンのコンベヤから成る基板コンベヤ装置に2枚の回路基板を別々に搬送させ、一方への部品装着終了後に他方に電子回路部品を装着する。4個の同種の吸着ノズルを有する装着ヘッドが1枚の回路基板に同種の電子回路部品を5個装着する場合、装着ヘッドは1回の吸着装着動作毎に全部の吸着ノズルに電子回路部品を保持させ、1回目の吸着装着動作時に1枚目の回路基板に4個の電子回路部品を装着し、2回目の吸着装着動作時には4個のうちの1個を1枚目の回路基板に装着し、3個を2枚目の回路基板に装着し、3回目の吸着装着動作時には4個のうちの2個を2枚目の回路基板に装着する。2枚の回路基板への部品装着に吸着装着動作が3回で済み、部品装着を回路基板単位で行い、吸着装着動作を4回行う従来に比較して少なくて済む。
【選択図】図9
Description
本発明は、以上の事情の下に為されたものであり、複数の吸着ノズルを保持した装着ヘッドによる複数枚の回路基材への電子回路部品の装着の改善を課題とする。
回路基材には、例えば、(i)未だ電子回路部品が装着されていないプリント配線板、(ii一方の面に電子回路部品が搭載されるとともに電気的に接合され、他方の面には電子回路部品が未装着であるプリント回路板、(iii)ベアチップが搭載され、チップ付基板を構成する基材、(iv)ボールグリッドアレイを備えた電子回路部品が搭載される基材等が含まれる。「回路基板」はプリント配線板およびプリント回路板の総称とする。
さらに、負圧源と、複数の吸着ノズルの各々について設けられたバルブあるいは複数の吸着ノズルの各々との間に設けられて負圧の供給,遮断を切り換える切換装置(例えば、電磁制御弁の一種である電磁開閉弁により構成される)の切換回数を低減することができ、それに要する電力エネルギが低減されて省エネルギが図られる。正圧源から吸着ノズルに正圧が供給されて電子回路部品が積極的に解放される場合にも同様である。
電子回路部品が一緒に搬送される回路基材は3枚以上でもよい。例えば、吸着ノズルの数が、1枚の回路基材に装着される電子回路部品の数の3倍以上であれば、3枚分の回路基材の電子回路部品を一緒に搬送することができる。3枚以上の回路基板は、例えば、WO2009/060705公報に記載されているように、3レーン以上のコンベヤから成る基材コンベヤ装置により別々に搬送されるものでもよい。
前記部品供給装置から、前記装着ヘッドの1つの前記複数の吸着ノズルに、前記複数枚の回路基材のうちの2枚以上に装着すべき複数の電子回路部品を保持させ、それら保持させた複数の電子回路部品を一緒に搬送させ、それら複数の電子回路部品の一部を前記2枚以上の回路基材の1枚に装着させ、別の一部を別の1枚の回路基材に装着させることを特徴とする電子回路部品装着方法。
(2)前記1枚の回路基材に、前記複数の電子回路部品として、前記1つの装着ヘッドの前記複数の吸着ノズルの数より多い数の同種の電子回路部品を装着する(1)項に記載の電子回路部品装着方法。
本発明は互いに種類が異なる電子回路部品を装着する場合にも適用は可能である。しかし、同種の電子回路部品を繰り返し装着する場合に適用し易い。例えば、後述するように、装着ミスのリカバリを行う場合には、装着すべき電子回路部品が同種のものであることが特に望ましい。
1枚の回路基材に設定数の電子回路部品を装着するためには、装着ヘッドによる電子回路部品の2回以上の搬送が必要であり、電子回路部品の取出,搬送,装着が回路基材1枚を単位として行われるのであれば、装着ヘッドが電子回路部品を保持しない吸着ノズルのある状態で作動させられ、無駄が生じ易い。それに対し、本項に記載の方法によれば、空いている吸着ノズルに別の回路基材に装着すべき電子回路部品を保持させることができ、搬送回数が低減され得る。
(3)前記複数の電子回路部品が1種類の電子回路部品である(1)項に記載の電子回路部品装着方法。
1枚の回路基材に装着される電子回路部品の数は、複数の吸着ノズルの数より多くても少なくても、同じでもよい。1枚の回路基材への電子回路部品の装着数が吸着ノズルの数より少ない場合、および、複数の吸着ノズルの数より多くても、1枚の回路基材に対する最後の装着回のように、1回の電子回路部品の搬送数が吸着ノズルの数より少ない場合には、複数枚分の電子回路部品を一緒に搬送することができる。電子回路部品の数と吸着ノズルの数とが同じであっても、例えば、装着ミスのリカバリが必要となって1枚の回路基材について2回以上の電子回路部品の搬送が必要となる場合、複数枚分の電子回路部品を一緒に搬送することが有効となる。
(4)前記基材コンベヤ装置として互いに平行に延びる複数レーンのコンベヤを使用し、前記1つ以上の装着ヘッドをそれら複数レーンのコンベヤにより搬送される回路基材への電子回路部品の装着に共用し、その1つ以上の装着ヘッドの少なくとも1つに、前記複数レーンのうちの1レーンにより搬送される回路基材に装着すべき電子回路部品と別の1レーンにより搬送される回路基材に装着すべき電子回路部品とを一緒に保持させる(1)項ないし(3)項のいずれかに記載の電子回路部品装着方法。
本方法によれば、別の1レーンのコンベヤにより搬送される回路基材が、別の1枚の回路基材であり、複数レーンのうちの1レーンのコンベヤにより搬送される回路基材への1つまたは複数の装着ヘッドによる電子回路部品の装着と並列に、あるいはその回路基材への電子回路部品の装着完了に続いて電子回路部品の装着が行われ得る。
設備コストの上昇を抑えつつ装着作業の能率を向上させるという観点からは、例えば2レーンのコンベヤに1つの装着ヘッドを共用することが有効であり、その場合に(1)項ないし(3)項のいずれかに記載の発明を適用するのが本項の発明の一態様であるが、省エネルギ上は、例えば2レーンのコンベヤに2つの装着ヘッドを共用する場合に(1)項ないし(3)項のいずれかに記載の発明を適用しても効果が得られる。2つの装着ヘッドの少なくとも一方が別の回路基材に装着される電子回路部品を一緒に保持し、搬送することとなるのである。
(5)前記1つの装着ヘッドに、前記1レーンのコンベヤにより搬送される回路基材に装着すべき電子回路部品と前記別の1レーンのコンベヤにより搬送される回路基材に装着すべき電子回路部品とを一緒に保持させるのが、それら電子回路部品の装着作業が前記1レーンのコンベヤにより搬送される回路基材と前記別の1レーンのコンベヤにより搬送される回路基材とに跨る時期である(4)項に記載の電子回路部品装着方法。
部品供給の都合や、装着箇所の数や分布等、状況に応じて、1レーンのコンベヤと別の1レーンのコンベヤとにより搬送される2つの回路基材への装着作業の途中において、それら2つの回路基材に装着すべき電子回路部品を1つの装着ヘッドに一緒に保持させることが有効になる場合がある。しかし、本項に記載の場合には普遍的に有効である。
(6)前記基材コンベヤ装置として1レーンのコンベヤを使用し、前記装着ヘッドとして2つの装着ヘッドをその1レーンのコンベヤにより搬送される回路基材への電子回路部品の装着に使用し、それら2つの装着ヘッドの少なくとも1つに、前記1レーンのコンベヤにより搬送される1枚の回路基材に装着すべき1つ以上の電子回路部品と同じ1レーンのコンベヤにより搬送される別の回路基材に装着すべき1つ以上の電子回路部品とを一緒に保持させる(1)項ないし(3)項のいずれかに記載の電子回路部品装着方法。
本項に記載の方法においては、同じ1レーンのコンベヤにより搬送される別の回路基材が、別の1枚の回路基材である。
2つの装着ヘッドに交互に電子回路部品の装着を行わせることにより、一方による電子回路部品の装着時に他方に部品供給装置からの電子回路部品の取出しを行わせることができ、能率良く電子回路部品の装着作業を行うことができる。しかも、2枚の回路基材に装着される電子回路部品が少なくとも1つの装着ヘッドによって一緒に搬送されることにより、省エネルギも図ることができる。
(7)前記基材コンベヤ装置として1レーンのコンベヤを使用し、前記装着ヘッドとして1つの装着ヘッドを使用し、その1つの装着ヘッドに、前記1レーンのコンベヤにより搬送される1枚の回路基材に装着すべき1つ以上の電子回路部品と同じ1レーンのコンベヤにより搬送される別の1枚の回路基材に装着すべき1つ以上の電子回路部品とを一緒に保持させる(1)項ないし(3)項のいずれかに記載の電子回路部品装着方法。
(8)前記1つの装着ヘッドに、前記1枚の回路基材に装着すべき1つ以上の電子回路部品と前記別の1枚の回路基材に装着すべき1つ以上の電子回路部品とを一緒に保持させるのが、それら電子回路部品の装着作業が前記1枚の回路基材と前記別の1枚の回路基材とに跨る時期である(6)項または(7)項に記載の電子回路部品装着方法。
別の1枚の回路基材への電子回路部品の装着が行われる直前に、1枚の回路基材に装着すべき電子回路部品の数が吸着ノズルの数より少なければ、その電子回路部品の数より多い分の吸着ノズルに電子回路部品を保持させ、別の1枚に装着させることにより、装着ヘッドの部品搬送回数を低減させ得る。
(9)前記1枚の回路基材に装着すべき電子回路部品の少なくとも1つについて装着ミスが発生した場合に、その少なくとも1つの電子回路部品に代わる別の電子回路部品を、前記別の1枚の回路基材に装着すべき電子回路部品と一緒に前記1つの装着ヘッドに保持させ、前記1枚の回路基材に装着させるリカバリを行わせる(1)項ないし(8)項のいずれかに記載の電子回路部品装着方法。
本項に記載の態様が、前記(5)項や(8)項に記載の態様と共に本請求可能発明の代表的な適用例の1つである。
(10)前記1枚の回路基材に対する装着作業の終了後に装着作業を停止させる必要がある場合には、前記1つの装着ヘッドの前記複数の吸着ノズルに、その1枚の回路基材に装着すべき電子回路部品以外の電子回路部品は保持させない(1)項ないし(9)項のいずれかに記載の電子回路部品装着方法。
前記1枚の回路基材に対する装着作業の終了後に装着作業を停止させる必要がある場合とは、例えば、設定枚数の回路基材の最後の回路基材であって、それに対する装着作業の終了後は段取替え等が必要であって続いて別の種類の回路基材に対する装着作業が行われない場合や、作業者によって回路部品装着機の停止指令が為された場合等である。
装着作業の停止時にも全部の吸着ノズルに電子回路部品を保持させれば、1枚の回路基材に装着される電子回路部品以外の電子回路部品は装着されず、装着ヘッドに保持されたままとされ、その電子回路部品が、次に電子回路部品が装着される回路基材に装着されないのであれば、放棄することとなり、特に、再使用されないのであれば、無駄になる。そのため、作業停止時には電子回路部品を保持させないことにより、無駄の発生が回避される。
(11)前記複数の回路基材の各々が、複数の子基材が一体化された多面取り基材である(1)項ないし(10)項のいずれかに記載の電子回路部品装着方法。
複数の子基材は、回路パターン(電子回路部品装着パターン)が同じものでもよく、異なるものでもよい。
複数枚の多面取り基板について電子回路部品の装着が行われるとき、本発明の効果を得ることができる。
(12)前記複数の子基材の一部の子基材が装着作業が禁止された装着禁止子基材である場合に、前記1つの装着ヘッドの前記複数の吸着ノズルに一緒に保持された複数の電子回路部品の一部のものを前記装着禁止子基材の前の子基材に装着し、別の一部の電子回路部品を、前記装着禁止子基材の後の子基材に装着する(11)項に記載の電子回路部品装着方法。
装着作業は、例えば、電極へのクリーム状はんだの塗布が正常に行われなかったり、電極形成や回路形成に欠落や異常がある等、電子回路部品が装着されても正常な電子回路が形成されない場合に禁止される。本項に係る発明によれば、装着禁止子基材に電子回路部品が装着されて無駄になることが回避される。
(13)前記2枚以上の回路基材が2枚の回路基材であり、2枚目の回路基材が既に待機している場合に限り、前記1つの装着ヘッドの前記複数の吸着ノズルに前記2枚の回路基材に装着すべき電子回路部品を一緒に保持させる(1)項ないし(12)項のいずれかに記載の電子回路部品装着方法。
回路基材が待機していない場合、次に電子回路部品が装着される回路基材の種類が変わったり、装着作業が停止させられたりする等、2枚目の回路基材用に電子回路部品を保持させても無駄になる可能性がある。次に電子回路部品が装着されれば、省エネルギを図ることができるが、無駄になる可能性の排除が優先される。
コンベヤが1レーンの場合、2枚目の回路基材は、そのコンベヤの上流側で待機させられ、コンベヤが複数レーンの場合、2枚目の回路基材は、現に電子回路部品の装着が行われている回路基材を搬送するコンベヤとは別のコンベヤにおいて、あるいはその別のコンベヤの上流側において待機させられる。
(14)前記電子回路部品の少なくとも1つに仮止め剤を塗布し、その仮止め剤により電子回路部品を装着する場合には、次の回路基材が既に待機している場合に限り、前記1つの装着ヘッドの前記複数の吸着ノズルに前記2枚以上の回路基材に装着すべき電子回路部品を保持させることを行う(1)項ないし(12)項のいずれかに記載の電子回路部品装着方法。
(13)項に記載の特徴は、2枚目の回路基材が部品装着位置に到着しない場合に、装着ヘッドに保持された2枚目用の電子回路部品が無駄になることを回避する上で一般的に有効であるが、本項に記載の態様においては、仮止め剤の塗布からの経過時間が長くなり、塗布された仮止め剤が乾燥して電子回路部品が使用不能になり、無駄になる可能性が高いため、その事態を回避する上で特に有効である。
仮止め剤あるいは接着剤が回路基材の電子回路部品の装着部位の少なくとも1つに塗布される場合にも、本項に記載の特徴が適用可能である。仮止め剤等が塗布された回路基材が待機している場合に限り、複数の吸着ノズルに2枚以上の回路基材に装着すべき電子回路部品を保持させるのである。
(15)複数の電子回路部品を供給する部品供給装置と、
1レーン以上のコンベヤにより複数枚の回路基材を別々に搬送する基材コンベヤ装置と、
複数の吸着ノズルを保持した1つ以上の装着ヘッドにより、前記部品供給装置から複数の電子回路部品を受け取り、前記基材コンベヤ装置により搬送される複数枚の回路基材の各々に装着する装着装置と、
前記部品供給装置,前記基材コンベヤ装置および前記装着装置を制御する制御装置と
を含み、前記制御装置が、
前記部品供給装置から、前記装着ヘッドの1つの前記複数の吸着ノズルに、前記複数枚の回路基材のうちの2枚以上に装着すべき複数の電子回路部品を保持させ、それら保持させた複数の電子回路部品を一緒に搬送させ、それら複数の電子回路部品の一部を前記2枚以上の回路基材の1枚に装着させ、別の一部を別の1枚の回路基材に装着させる装着制御部を含む電子回路部品装着システム。
部品供給装置は、部品供給具の一種である部品フィーダあるいはトレイによって電子回路部品を供給する装置や、ウエハによりチップを供給する装置としてもよい。部品フィーダには、例えば、テープフィーダ,バルクフィーダ,スティックフィーダ等がある。
各装着モジュール10はそれぞれ、図2に示すように、モジュール本体18,基材コンベヤ装置たる基板コンベヤ装置20,基材保持装置たる基板保持装置22,部品供給装置24,装着装置26,基準マーク撮像装置28(図4参照),部品撮像装置30,フラックス塗布装置32および制御装置34を備えている。
図9(a)に示すように、装着ヘッド80は部品供給装置24において4個の吸着ノズル100の全部に電子回路部品を受け取る。4個の吸着ノズル100が電子回路部品を吸着した後、装着ヘッド80はコンベヤ40,42のうち回路基板44が保持されているコンベヤへ移動させられ、4個の電子回路部品を一緒に搬送し、4個の吸着ノズル100にそれぞれ、シーケンスリストに設定された順に電子回路部品を回路基板44に装着させる。これが装着ヘッド80の1回目の部品吸着,搬送,装着(以後、吸着装着動作と称する)である。吸着ノズル100の数は4個、電子回路部品の設定装着数は5個であり、回路基板44には未だ電子回路部品が装着されていない装着部位が1箇所あるため、装着ヘッド80は部品供給装置24へ移動させられて吸着ノズル100に電子回路部品を吸着させる。この際、現基板44に装着する電子回路部品は1個であるが、4個の吸着ノズル100の全部が電子回路部品を保持させられ、次基板44に装着する3個の電子回路部品が一緒に保持させられる。
本部品装着ルーチンは、図9および図10に基づいて説明したように、装着ヘッド80により、リカバリを含む電子回路部品の吸着装着動作が行われるとともに、電子回路部品にフラックスが塗布される場合に次基板44が待機していない場合、および回路基板44が最後である場合には、現基板44における未装着分についてのみ吸着装着動作が行われるようにされている。最後とは、連続して電子回路部品の装着が行われる複数枚の回路基板44のうちの最後の1枚であることであり、待機とは、現基板44が基板保持装置22により保持されているコンベヤとは別のコンベヤに次基板44が搬入されていること、あるいは搬入はされていないが、そのコンベヤの上流側にあることである。
例えば、1枚目の回路基板44への装着ヘッド80による1回目の吸着装着動作時に装着ミスがあった場合、リカバリの必要な電子回路部品の数を含めて未装着数がノズル数より少ないとすれば、S3以下のステップが実行され、現基板44について2回目の吸着装着動作が行われ、S9において現基板44への残りの電子回路部品の装着が行われるとき、まず、現基板44のリカバリ部位に電子回路部品が装着される。回路基板44が最後の1枚でない限り、4個の吸着ノズル100の全部が電子回路部品を保持させられ、リカバリ部位に装着される電子回路部品と、次基板44に装着される予定の電子回路部品とが一緒に保持,搬送され、リカバリが行われる。その後、シーケンスリストに従って残りの部品装着部位に電子回路部品が装着される。S19においても同様である。S9あるいはS19のリカバリを含む電子回路部品の装着により現基板44への電子回路部品の装着が完了すれば、S11〜S13あるいはS21〜S24が実行され、装着ヘッド80に残っている電子回路部品が次基板44に装着される。
リカバリの必要な電子回路部品の数を含めて未装着数がノズル数以上である場合には、S36において現基板44への電子回路部品の装着が行われる際にリカバリが行われる。
複数種類の電子回路部品を回路基板に装着する場合、電子回路部品の種類に応じて異なる種類の吸着ノズルが使用されてもよく、その場合にも吸着装着動作回数の低減を図ることができる。
図16(a)に例示する多面取り基材たる多面取り基板150は、複数、例えば、6個の子基板152を有する。これら子基板152にはそれぞれ、基準マーク154および配線パターンが同様に形成され、6個の子基板152について予め設定された順序で電子回路部品が装着される。最後に電子回路部品が装着される子基板152について、未装着数が、装着ヘッドに保持された最大数の吸着ノズルの数より少なくなれば、最後の子基板152に装着する電子回路部品を保持する吸着ノズル以外の吸着ノズルが、次の多面取り基板150の子基板152に装着される電子回路部品を保持し、装着するようにされる。
Claims (8)
- 複数の吸着ノズルを保持した1つ以上の装着ヘッドにより、部品供給装置から複数の電子回路部品を受け取らせ、それら複数の電子回路部品を、1レーン以上のコンベヤから成る基材コンベヤ装置により別々に搬送され、1つ以上の基材保持装置に別々に保持される複数枚の回路基材に装着する方法であって、
前記部品供給装置から、前記装着ヘッドの1つの前記複数の吸着ノズルに、前記複数枚の回路基材のうちの2枚以上に装着すべき複数の電子回路部品を保持させ、それら保持させた複数の電子回路部品を一緒に搬送させ、それら複数の電子回路部品の一部を前記2枚以上の回路基材の1枚に装着させ、別の一部を別の1枚の回路基材に装着させることを特徴とする電子回路部品装着方法。 - 前記複数の電子回路部品が1種類の電子回路部品である請求項1に記載の電子回路部品装着方法。
- 前記基材コンベヤ装置として互いに平行に延びる複数レーンのコンベヤを使用し、前記1つ以上の装着ヘッドをそれら複数レーンのコンベヤにより搬送される回路基材への電子回路部品の装着に共用し、その1つ以上の装着ヘッドの少なくとも1つに、前記複数レーンのうちの1レーンにより搬送される回路基材に装着すべき電子回路部品と別の1レーンにより搬送される回路基材に装着すべき電子回路部品とを一緒に保持させる請求項1または2に記載の電子回路部品装着方法。
- 前記1つの装着ヘッドに、前記1レーンのコンベヤにより搬送される回路基材に装着すべき電子回路部品と前記別の1レーンのコンベヤにより搬送される回路基材に装着すべき電子回路部品とを一緒に保持させるのが、それら電子回路部品の装着作業が前記1レーンのコンベヤにより搬送される回路基材と前記別の1レーンのコンベヤにより搬送される回路基材とに跨る時期である請求項3に記載の電子回路部品装着方法。
- 前記基材コンベヤ装置として1レーンのコンベヤを使用し、前記装着ヘッドとして1つ以上の装着ヘッドをその1レーンのコンベヤにより搬送される回路基材への電子回路部品の装着に使用し、それら1つ以上の装着ヘッドの少なくとも1つに、前記1レーンのコンベヤにより搬送される1枚の回路基材に装着すべき1つ以上の電子回路部品と同じ1レーンのコンベヤにより搬送される別の回路基材に装着すべき1つ以上の電子回路部品とを一緒に保持させる請求項1または2に記載の電子回路部品装着方法。
- 前記1枚の回路基材に装着すべき電子回路部品の少なくとも1つについて装着ミスが発生した場合に、その少なくとも1つの電子回路部品に代わる別の電子回路部品を、前記別の1枚の回路基材に装着すべき電子回路部品と一緒に前記1つの装着ヘッドに保持させ、前記1枚の回路基材に装着させるリカバリを行わせる請求項1ないし5のいずれかに記載の電子回路部品装着方法。
- 前記1枚の回路基材に対する装着作業の終了後に装着作業を停止させる必要がある場合には、前記1つの装着ヘッドの前記複数の吸着ノズルに、その1枚の回路基材に装着すべき電子回路部品以外の電子回路部品は保持させない請求項1ないし6のいずれかに記載の電子回路部品装着方法。
- 複数の電子回路部品を供給する部品供給装置と、
1レーン以上のコンベヤにより複数枚の回路基材を別々に搬送する基材コンベヤ装置と、
複数の吸着ノズルを保持した1つ以上の装着ヘッドにより、前記部品供給装置から複数の電子回路部品を受け取り、前記基材コンベヤ装置により搬送される複数枚の回路基材の各々に装着する装着装置と、
前記部品供給装置,前記基材コンベヤ装置および前記装着装置を制御する制御装置と
を含み、前記制御装置が、
前記部品供給装置から、前記装着ヘッドの1つの前記複数の吸着ノズルに、前記複数枚の回路基材のうちの2枚以上に装着すべき複数の電子回路部品を保持させ、それら保持させた複数の電子回路部品を一緒に搬送させ、それら複数の電子回路部品の一部を前記2枚以上の回路基材の1枚に装着させ、別の一部を別の1枚の回路基材に装着させる装着制御部を含む電子回路部品装着システム。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131212 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140609 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140624 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140818 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150210 |