JPWO2014049772A1 - 部品実装機 - Google Patents

部品実装機 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2014049772A1
JPWO2014049772A1 JP2014537947A JP2014537947A JPWO2014049772A1 JP WO2014049772 A1 JPWO2014049772 A1 JP WO2014049772A1 JP 2014537947 A JP2014537947 A JP 2014537947A JP 2014537947 A JP2014537947 A JP 2014537947A JP WO2014049772 A1 JPWO2014049772 A1 JP WO2014049772A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stop position
rotation
correction value
backlash
nozzle holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014537947A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6320925B2 (ja
Inventor
仁哉 井村
仁哉 井村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Machine Manufacturing Co Ltd filed Critical Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Publication of JPWO2014049772A1 publication Critical patent/JPWO2014049772A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6320925B2 publication Critical patent/JP6320925B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/0404Pick-and-place heads or apparatus, e.g. with jaws
    • H05K13/0413Pick-and-place heads or apparatus, e.g. with jaws with orientation of the component while holding it; Drive mechanisms for gripping tools, e.g. lifting, lowering or turning of gripping tools
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/0404Pick-and-place heads or apparatus, e.g. with jaws
    • H05K13/0408Incorporating a pick-up tool
    • H05K13/041Incorporating a pick-up tool having multiple pick-up tools

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

R軸駆動機構(15)を停止させた状態でθ軸駆動機構(20)を正転方向のバックラッシを越えるように所定角度だけ正転させたときのノズルホルダ(12)の回転停止位置を計測して、その計測値に基づいて正転用バックラッシ補正値を設定する。また、R軸駆動機構(15)を停止させた状態でθ軸駆動機構(20)を逆転方向のバックラッシを越えるように所定角度だけ逆転させたときのノズルホルダ(12)の回転停止位置を計測して、その計測値に基づいて逆転用バックラッシ補正値を設定する。ノズルホルダ(12)の回転停止位置のバックラッシ補正方向に応じて正転用バックラッシ補正値と逆転用バックラッシ補正値を使い分ける。これにより、バックラッシによるノズルホルダ(12)の回転停止位置のずれを精度良く補正できる。

Description

本発明は、回転ヘッド(ロータリヘッド)にその円周方向に所定間隔で複数のノズルホルダを下降可能に設けた部品実装機に関する発明である。
回転ヘッド(ロータリヘッド)型の部品実装機においては、例えば特許文献1(特開2004−39818号公報)に記載されているように、回転ヘッドにその円周方向に複数のノズルホルダを所定間隔で下降可能に設けると共に、各ノズルホルダにそれぞれ吸着ノズルを下向きに保持させ、更に、R軸駆動機構により回転ヘッドをR軸(鉛直軸)の回りを回転させることで、複数のノズルホルダをそれらに保持した複数の吸着ノズルと一体的に該回転ヘッドの円周方向に旋回させると共に、その旋回軌道の所定位置で、Z軸駆動機構により1つのノズルホルダを下降させることで部品の吸着・実装を行い、θ軸駆動機構により各ノズルホルダをその軸心線(θ軸)の回りを回転させることで、各ノズルホルダに保持した各吸着ノズルに吸着した各部品の向き(角度)を修正するようにしたものがある。
一方、ヘッドが回転しない構成の部品実装機においては、例えば特許文献2(特許第4608772号公報)に記載されているように、ヘッドに複数の吸着ノズルを回転可能に保持させると共に、これら複数の吸着ノズルを歯付きベルトで一括して回転させることで、各吸着ノズルに吸着した各部品の向き(角度)を修正するようにしたものがある。更に、この特許文献2に記載の部品実装機は、各吸着ノズルを回転させる歯付きベルトのピッチ誤差による吸着ノズルの回転停止位置(角度)のずれを計測して、その計測値を記憶部にピッチ誤差補正値として記憶しておき、部品実装作業時に吸着ノズルの回転停止位置をピッチ誤差補正値で補正するようにしている。歯付きベルトは、樹脂等の弾性を有する材料で形成されているため、モータ側の駆動プーリと吸着ノズル側の従動プーリとの間に掛け渡された歯付きベルトの伸縮等によってピッチ誤差が生じて従動プーリの回転停止位置(吸着ノズルの回転停止位置)にずれが生じるためである。
特開2004−39818号公報 特許第4608772号公報
ところで、上記特許文献1に記載の回転ヘッド型の部品実装機では、ノズルホルダを回転させるθ軸駆動機構は、金属製の歯車機構で構成されているため、上記特許文献2のような歯付きベルトのピッチ誤差の問題は生じないが、θ軸駆動機構を構成する歯車機構にはバックラッシが存在するため、ノズルホルダ(吸着ノズル)の回転停止位置にはバックラッシ分の誤差が生じてしまう。しかも、ノズルホルダの正転時と逆転時とでバックラッシの大きさが異なるため、バックラッシによるノズルホルダの回転停止位置のずれ量も正転時と逆転時とで異なってくる。
しかし、従来の回転ヘッド型の部品実装機には、θ軸駆動機構のバックラッシによるノズルホルダの回転停止位置のずれを補正する機能が装備されていないため、バックラッシによるノズルホルダの回転停止位置のずれを精度良く補正することができなかった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、回転ヘッド型の部品実装機において、θ軸駆動機構のバックラッシによるノズルホルダの回転停止位置のずれを精度良く補正できるようにすることである。
上記課題を解決するために、本発明は、上下方向に延びるR軸の回りを回転可能に設けられた回転ヘッドと、前記回転ヘッドにその円周方向に所定間隔で下降可能に設けられた複数のノズルホルダと、前記複数のノズルホルダにそれぞれ下向きに保持された複数の吸着ノズルと、前記回転ヘッドを前記R軸の回りを回転させることで前記複数のノズルホルダを前記複数の吸着ノズルと一体的に該回転ヘッドの円周方向に旋回させるR軸駆動機構と、前記複数のノズルホルダをそれぞれ各ノズルホルダの軸心線の回りを回転させることで各ノズルホルダに保持された各吸着ノズルに吸着した各部品の向きを修正するθ軸駆動機構と、前記複数のノズルホルダを個別に下降させるZ軸駆動機構とを備えた部品実装機において、前記θ軸駆動機構のバックラッシによる前記ノズルホルダの回転停止位置のずれをバックラッシ補正値で補正するバックラッシ補正手段を備え、前記バックラッシ補正手段は、前記ノズルホルダの回転停止位置のバックラッシ補正方向に応じて正転用バックラッシ補正値と逆転用バックラッシ補正値を使い分けるようにしたものである。
この構成では、ノズルホルダの回転停止位置のバックラッシ補正方向に応じて正転用バックラッシ補正値と逆転用バックラッシ補正値を使い分けるようにしているため、θ軸駆動機構の正転/逆転のいずれの場合であっても、バックラッシによるノズルホルダの回転停止位置のずれを精度良く補正でき、部品実装精度を向上できる。
この場合、予め作業者が正転時/逆転時のバックラッシによるノズルホルダの回転停止位置のずれ量を計測して正転用/逆転用の各バックラッシ補正値を設定しても良いが、次のようにして正転用/逆転用のバックラッシ補正値を自動的に設定しても良い。具体的には、正転用/逆転用のバックラッシ補正値を設定するバックラッシ補正値設定手段を備え、前記バックラッシ補正値設定手段は、前記R軸駆動機構を停止させた状態で前記θ軸駆動機構を正転方向のバックラッシを越えるように所定角度だけ正転させたときの前記ノズルホルダの回転停止位置を計測して、その計測値に基づいて前記正転用バックラッシ補正値を設定し、前記R軸駆動機構を停止させた状態で前記θ軸駆動機構を逆転方向のバックラッシを越えるように所定角度だけ逆転させたときの前記ノズルホルダの回転停止位置を計測して、その計測値に基づいて前記逆転用バックラッシ補正値を設定するようにしても良い。このように、R軸駆動機構を停止させた状態でθ軸駆動機構を正転方向/逆転方向のバックラッシを越えるように所定角度だけ正転/逆転させると、ノズルホルダの回転停止位置が目標停止位置よりもバックラッシ分だけずれるため、そのノズルホルダの回転停止位置を計測すれば、その計測値に基づいて正転用/逆転用のバックラッシ補正値を設定することができる。
更に、本発明は、ノズルホルダの回転停止位置を計測する前に、該ノズルホルダに回転停止位置を計測可能な方向性のある回転停止位置計測治具を保持させておき、ノズルホルダの回転停止位置を計測するときに前記回転停止位置計測治具の回転停止位置をノズルホルダの回転停止位置として計測するようにすると良い。このようにすれば、ノズルホルダ(吸着ノズル)が方向性のない形状であっても、該ノズルホルダに方向性のある回転停止位置計測治具を保持させることで、ノズルホルダの回転停止位置を精度良く計測することができる。
一般に、部品実装機には、吸着ノズルに吸着した部品を撮像するカメラが搭載されているため、前記カメラで回転停止位置計測治具を撮像した画像に基づいて該回転停止位置計測治具の回転停止位置を計測するようにすると良い。このようにすれば、回転停止位置計測専用のカメラ等の測定器具を必要とせず、既存の部品実装機に対して本発明を安価に適用できる。
また、回転ヘッドに保持された複数のノズルホルダは、バックラッシによる回転停止位置のずれ量が各ノズルホルダ間でばらついているため、各ノズルホルダにそれぞれ正転用バックラッシ補正値と逆転用バックラッシ補正値を設定するようにすると良い。このようにすれば、各ノズルホルダ間でバックラッシによる回転停止位置のずれ量が大きくばらついている場合でも、各ノズルホルダ毎にバックラッシによる回転停止位置のずれを精度良く補正することができる。
図1は本発明の一実施例の回転ヘッド駆動装置の構成を示す斜視図である。 図2はノズルホルダの配置を説明する平面図である。 図3は部品実装機の制御系の構成を示すブロック図である。 図4はノズルホルダの基準位置を求める方法を説明する図である。 図5は正転用バックラッシ補正値を求める方法を説明する図である。 図6は逆転用バックラッシ補正値を求める方法を説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した実施例を図面を用いて説明する。
まず、図1を用いて部品実装機の回転ヘッド駆動装置10の構成を説明する。
回転ヘッド11には、その円周方向に所定間隔で複数のノズルホルダ12が下降可能に支持され、各ノズルホルダ12には、それぞれ部品を吸着する吸着ノズル13が下向きに交換可能に保持されている。尚、図1にはノズルホルダ12(吸着ノズル13)が2本のみ図示され、他のノズルホルダ12(吸着ノズル13)の図示が省略されている。
回転ヘッド11は、上下方向に延びるR軸14の下端に嵌着され、該R軸14の上端には、R軸駆動機構15のR軸ギア16が嵌着されている。このR軸ギア16には、R軸モータ17の回転軸18に固定されたギア19が噛み合い、R軸モータ17のギア19の回転によりR軸ギア16が回転して、回転ヘッド11がR軸14を中心にして回転することで、複数のノズルホルダ12が複数の吸着ノズル13と一体的に該回転ヘッド11の円周方向に旋回するようになっている。
R軸14には、θ軸駆動機構20の上下2段のθ軸ギア21,22が回転可能に挿通され、下段のθ軸ギア22には、各ノズルホルダ12の上端に嵌着されたギア23が噛み合っている。上段のθ軸ギア21には、θ軸モータ24の回転軸25に固定されたギア26が噛み合い、θ軸モータ24のギア26の回転によりθ軸ギア21,22が一体的に回転して各ギア23が回転して、各ノズルホルダ12がそれぞれ各ノズルホルダ12の軸心線(θ軸)の回りを回転させることで、各ノズルホルダ12に保持された各吸着ノズル13に吸着した各部品の向き(角度)を修正するようになっている。
更に、回転ヘッド11の周囲の所定位置に、ノズルホルダ12を個別に下降させるZ軸駆動機構28が設けられ、該Z軸駆動機構28により、ノズルホルダ12の旋回軌道の所定位置で、ノズルホルダ12を個別に下降させるように構成されている。Z軸駆動機構28は、回転ヘッド11の周囲の1箇所のみに配置しても良いし、例えば、90°ピッチで4箇所に配置しても良いし、180°ピッチで2箇所に配置しても良い。Z軸駆動機構28を90°ピッチで4箇所に配置する場合は、Z軸駆動機構28の位置は、回転ヘッド11の回転角度で、0°、90°、180°、270°の位置とすれば良い。ここで、0°と180°はX方向(基板搬送方向)とその反対方向であり、90°と270°はY方向(基板搬送方向と直角な方向)とその反対方向である。以下、図2に示すように、4本のノズルホルダ12(A〜D)を90°ピッチで配列した構成で説明するが、4本以上(例えば8本又は12本)のノズルホルダ12を配列した構成としても良い。
Z軸駆動機構28は、アクチュエータとしてZ軸モータ29を用い、このZ軸モータ29により送りねじ30を回転させてZ軸スライド31を上下方向に移動させることで、ノズルホルダ12の上端に設けられた係合片32に該Z軸スライド31を係合させて該ノズルホルダ12を上下動させるようになっている。尚、Z軸モータ29としてリニアモータを用いてZ軸スライド31を上下方向に移動させるようにしても良い。或は、リニアモータに代えて、リニアソレノイド、エアーシリンダ等を用いても良い。
以上のように構成した回転ヘッド駆動装置10は、部品実装機のXY方向移動装置33(図3参照)に支持されてX方向とY方向に移動するようになっている。図3に示すように、部品実装機の制御装置34(制御手段)には、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置35と、液晶ディスプレイ、CRT等の表示装置36と、部品実装制御プログラムや後述する正転用/逆転用のバックラッシ補正値等を記憶する記憶装置37等が接続されている。その他、部品実装機には、回路基板を搬送する基板搬送装置38と、回路基板に実装する部品を供給する部品供給装置39と、吸着ノズル13に吸着した部品をその下面側から撮像するカメラ40等が設けられている。
部品実装機の制御装置34は、生産プログラム(生産ジョブ)に従って、XY方向移動装置33、回転ヘッド駆動装置10のR軸モータ17、θ軸モータ24及びZ軸モータ29を制御して、部品供給装置39から部品吸着エリアに供給される部品を吸着して回路基板上の部品実装エリアに実装する動作を制御すると共に、吸着ノズル13に吸着した部品を回路基板上へ移動させる途中で、該部品をその下面側からカメラ40で撮像し、その撮像画像を処理して該部品の吸着位置・角度等を認識する。
ところで、ギア機構により構成されたθ軸駆動機構20にはバックラッシが存在するため、ノズルホルダ12(吸着ノズル13)の回転停止位置にはバックラッシ分の誤差が生じてしまう。しかも、ノズルホルダ12の正転時と逆転時とでバックラッシの大きさが異なるため、バックラッシによるノズルホルダ12の回転停止位置のずれ量も正転時と逆転時とで異なってくる。
以下、バックラッシによってノズルホルダ12(吸着ノズル13)の回転停止位置の精度が悪化する事例1,2を説明する。
[事例1]
カメラ40の撮像画像の画像処理の遅れによってθ軸駆動機構20の追加動作が発生する場合には、最初は、R軸14とθ軸が同時に回転して両軸の動きが一旦停止してから、再度θ軸のみ単独で正転又は逆転するため、回転停止位置に正転時と逆転時とでバックラッシ分の誤差が生じる。
[事例2]
θ軸駆動機構20がR軸駆動機構15より先に動作完了する場合は、「動作しているR軸駆動機構15」によって「先に停止したθ軸駆動機構20」がバックラッシ分だけ逆転方向に寄せられる。逆に、θ軸駆動機構20がR軸駆動機構15より遅れて動作完了する場合は、「先に停止したR軸駆動機構15」によって「動作しているθ軸駆動機構20」がバックラッシ分だけ正転方向に寄せられる。このため、ノズルホルダ12の回転停止位置にバックラッシ分の誤差が生じる。
そこで、本実施例では、部品実装機の制御装置34は、θ軸駆動機構20のバックラッシによるノズルホルダ12の回転停止位置のずれをバックラッシ補正値で補正する機能(バックラッシ補正手段)を搭載し、ノズルホルダ12の回転停止位置のバックラッシ補正方向に応じて正転用バックラッシ補正値と逆転用バックラッシ補正値を使い分けるようにしている。例えば、画像処理遅れによってθ軸駆動機構20の追加動作が発生する場合には、正転時と逆転時とで正転用バックラッシ補正値と逆転用バックラッシ補正値を使い分ける。また、θ軸駆動機構20の動作完了がR軸駆動機構15の動作完了より早い場合と遅れる場合とで正転用バックラッシ補正値と逆転用バックラッシ補正値を使い分ける。
この場合、予め作業者が正転時/逆転時のバックラッシによるノズルホルダ12の回転停止位置のずれ量を計測して正転用/逆転用のバックラッシ補正値を設定して記憶装置37に記憶しておいても良いが、本実施例では、部品実装機の制御装置34に正転用/逆転用のバックラッシ補正値を自動的に設定する機能(バックラッシ補正値設定手段)を搭載している。
具体的には、R軸駆動機構15を停止させた状態でθ軸駆動機構20を正転方向のバックラッシを越えるように所定角度だけ正転させたときのノズルホルダ12の回転停止位置を計測して、その計測値に基づいて正転用バックラッシ補正値を設定して記憶装置37に記憶しておき、また、R軸駆動機構15を停止させた状態でθ軸駆動機構20を逆転方向のバックラッシを越えるように所定角度だけ逆転させたときのノズルホルダ12の回転停止位置を計測して、その計測値に基づいて逆転用バックラッシ補正値を設定して記憶装置37に記憶するようにしても良い。このように、R軸駆動機構15を停止させた状態でθ軸駆動機構20を正転方向/逆転方向のバックラッシを越えるように所定角度だけ正転/逆転させると、ノズルホルダ12の回転停止位置が目標停止位置よりもバックラッシ分だけずれるため、そのノズルホルダ12の回転停止位置を計測すれば、その計測値に基づいて正転用/逆転用のバックラッシ補正値を設定することができる。
更に、本実施例では、ノズルホルダ12の回転停止位置を計測する前に、該ノズルホルダ12に、回転停止位置を計測可能な方向性のある回転停止位置計測治具(図示せず)を保持させておき、ノズルホルダ12の回転停止位置を計測するときに回転停止位置計測治具の回転停止位置をノズルホルダ12の回転停止位置として計測するようにしている。このようにすれば、ノズルホルダ12(吸着ノズル13)が方向性のない形状であっても、該ノズルホルダ12に方向性のある回転停止位置計測治具を保持させることで、ノズルホルダ12の回転停止位置を精度良く計測することができる。
回転停止位置計測治具の回転停止位置(ノズルホルダ12の回転停止位置)を計測する方法は、どの様な方法を用いても良く、例えば、回転停止位置計測治具をその下面側からカメラで撮像して画像処理により回転停止位置計測治具の回転停止位置を計測するようにすれば良い。この計測に用いるカメラは、専用のカメラを部品実装機に搭載しても良いが、一般に、部品実装機には、吸着ノズル13に吸着した部品をその下面側から撮像するカメラ40が搭載されているため、このカメラ40を用いて回転停止位置計測治具を撮像し、その撮像画像を処理して該回転停止位置計測治具の回転停止位置を計測するようにすると良い。このようにすれば、回転停止位置計測専用のカメラ等の測定器具を必要とせず、既存の部品実装機に対して本発明を安価に適用できる。
また、回転ヘッド11に保持された複数のノズルホルダ12は、バックラッシによる回転停止位置のずれ量が各ノズルホルダ12間でばらついているため、各ノズルホルダ12にそれぞれ正転用バックラッシ補正値と逆転用バックラッシ補正値を設定するようにしている。このようにすれば、各ノズルホルダ12間でバックラッシによる回転停止位置のずれ量が大きくばらついている場合でも、各ノズルホルダ12毎にバックラッシによる回転停止位置のずれを精度良く補正することができる。
以下、本実施例の正転用/逆転用のバックラッシ補正値の設定方法を図4乃至図6を用いて説明する。図4乃至図6では、4本のノズルホルダ12をそれぞれA,B,C,Dで示している。
まず、ノズルホルダ12の基準位置の計測方法を図4を用いて説明する。図4は、ノズルホルダAの基準位置を計測する手順を示している。まず、R軸14を90°回転(1/4回転)させる動作とθ軸を360°回転(1回転)させる動作とを連動させて、R軸14を4ピッチ(1回転)回してノズルホルダAを元の位置へ戻す。この状態で、ノズルホルダAに保持された回転停止位置計測治具をその下面側からカメラ40で撮像して、画像処理技術により回転停止位置計測治具の回転停止位置(角度)を計測し、その計測値をノズルホルダAの基準位置として記憶装置37に記憶する。他のノズルホルダB,C,Dの基準位置についても、同様の方法で計測する。
次に、正転用バックラッシ補正値の計測方法を図5を用いて説明する。図5は、ノズルホルダAの正転用バックラッシ補正値を計測する手順を示している。まず、R軸14を90°回転(1/4回転)させる動作とθ軸を360°回転(1回転)させる動作とを連動させて、R軸14を3ピッチ(3/4回転)回してノズルホルダAを元のノズルホルダBの位置へ移動させる。
この後、R軸14を90°回転(1/4回転)させる動作とθ軸を357°回転(1回転より3°手前の位置へ回転)させる動作とを連動させて、R軸14を1ピッチ(1/4回転)回してノズルホルダAを先頭(元のノズルホルダAの位置)へ移動させる。これにより、θ軸の位置が−3°となる。この後、R軸14を停止させた状態で、θ軸を単独で3°正転させる。ここで、3°は、バックラッシより十分に大きい角度である。θ軸を単独で正転させる角度は、3°に限定されず、バックラッシより十分に大きい角度であれば良い。
θ軸の停止後に、ノズルホルダAに保持された回転停止位置計測治具をその下面側からカメラ40で撮像して、画像処理技術により回転停止位置計測治具の回転停止位置(角度)を計測し、その計測値を正転補正位置として求める。この後、ノズルホルダAの正転補正位置から基準位置を減算し、その減算値をノズルホルダAの正転用バックラッシ補正値として記憶装置37に記憶する。
正転用バックラッシ補正値=正転補正位置−基準位置
他のノズルホルダB,C,Dの正転用バックラッシ補正値についても、ノズルホルダAの正転用バックラッシ補正値と同様の方法で設定する。
次に、逆転用バックラッシ補正値の計測方法を図6を用いて説明する。図6は、ノズルホルダAの逆転用バックラッシ補正値を計測する手順を示している。まず、R軸14を90°回転(1/4回転)させる動作とθ軸を360°回転(1回転)させる動作とを連動させて、R軸14を3ピッチ(3/4回転)回してノズルホルダAを元のノズルホルダBの位置へ移動させる。
この後、R軸14を90°回転(1/4回転)させる動作とθ軸を363°回転(1回転より3°越えた位置へ回転)させる動作とを連動させて、R軸14を1ピッチ(1/4回転)回してノズルホルダAを先頭(元のノズルホルダAの位置)へ移動させる。これにより、θ軸の位置が+3°となる。この後、R軸14を停止させた状態で、θ軸を単独で−3°回動させる(つまり3°逆転させる)。ここで、3°は、バックラッシより十分に大きい角度である。θ軸を単独で逆転させる角度は、3°に限定されず、バックラッシより十分に大きい角度であれば良い。
θ軸の停止後に、ノズルホルダAに保持された回転停止位置計測治具をその下面側からカメラ40で撮像して、画像処理技術により回転停止位置計測治具の回転停止位置(角度)を計測し、その計測値を逆転補正位置として求める。この後、ノズルホルダAの逆転補正位置から基準位置を減算し、その減算値をノズルホルダAの逆転用バックラッシ補正値として記憶装置37に記憶する。
逆転用バックラッシ補正値=逆転補正位置−基準位置
他のノズルホルダB,C,Dの逆転用バックラッシ補正値についても、同様の方法で設定する。
以上のようにして設定した正転用/逆転用のバックラッシ補正値を用いてθ軸補正値(θ軸モータ24の目標回転位置に対する補正値)を次のようにして設定する。
(1)θ軸の追加動作時に正転と逆転とでバックラッシ補正値を使い分ける。
追加動作でθ軸の正転が発生する場合は、θ軸基準補正値に正転用バックラッシ補正値を加算してθ軸補正値を求める。
θ軸補正値=θ軸基準補正値+正転用バックラッシ補正値
一方、追加動作でθ軸の逆転が発生する場合は、θ軸基準補正値に逆転用バックラッシ補正値を加算してθ軸補正値を求める。
θ軸補正値=θ軸基準補正値+逆転用バックラッシ補正値
(2)θ軸の動作完了がR軸14の動作完了より早い場合と遅れる場合とで正転用バックラッシ補正値と逆転用バックラッシ補正値を使い分ける。
θ軸の動作完了がR軸14の動作完了より早い場合は、θ軸基準補正値に逆転用バックラッシ補正値を加算してθ軸補正値を求める。
θ軸補正値=θ軸基準補正値+逆転用バックラッシ補正値
一方、θ軸の動作完了がR軸14の動作完了より遅い場合は、θ軸基準補正値に正転用バックラッシ補正値を加算してθ軸補正値を求める。
θ軸補正値=θ軸基準補正値+正転用バックラッシ補正値
以上説明した本実施例によれば、ノズルホルダ12の回転停止位置のバックラッシ補正方向に応じて正転用バックラッシ補正値と逆転用バックラッシ補正値を使い分けるようにしているため、θ軸駆動機構20の正転/逆転のいずれの場合であっても、バックラッシによるノズルホルダ12の回転停止位置のずれ(θ軸の回転停止位置のずれ)を精度良く補正できる。これにより、θ軸の精度が上がれば、結果的にXYの精度も上がるため、部品実装精度を向上できる。
尚、本発明は、本実施例に限定されず、R軸駆動機構、θ軸駆動機構、Z軸駆動機構等の構成を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもない。
10…回転ヘッド駆動装置、11…回転ヘッド、12…ノズルホルダ、13…吸着ノズル、14…R軸、15…R軸駆動機構、16…R軸ギア、17…R軸モータ、20…θ軸駆動機構、21,22…θ軸ギア、24…θ軸モータ、28…Z軸駆動機構、29…Z軸モータ(アクチュエータ)、31…Z軸スライド、32…係合片、33…XY方向移動装置、34…制御装置(制御手段)、37…記憶装置、38…基板搬送装置、39…部品供給装置、40…カメラ

Claims (5)

  1. 上下方向に延びるR軸の回りを回転可能に設けられた回転ヘッドと、
    前記回転ヘッドにその円周方向に所定間隔で下降可能に設けられた複数のノズルホルダと、
    前記複数のノズルホルダにそれぞれ下向きに保持され、部品を吸着する複数の吸着ノズルと、
    前記回転ヘッドを前記R軸の回りを回転させることで前記複数のノズルホルダを前記複数の吸着ノズルと一体的に該回転ヘッドの円周方向に旋回させるR軸駆動機構と、
    前記複数のノズルホルダをそれぞれ各ノズルホルダの軸心線の回りを回転させることで各ノズルホルダに保持された各吸着ノズルに吸着した各部品の向きを修正するθ軸駆動機構と、
    前記複数のノズルホルダを個別に下降させるZ軸駆動機構と
    を備えた部品実装機において、
    前記θ軸駆動機構のバックラッシによる前記ノズルホルダの回転停止位置のずれをバックラッシ補正値で補正するバックラッシ補正手段を備え、
    前記バックラッシ補正手段は、前記ノズルホルダの回転停止位置のバックラッシ補正方向に応じて正転用バックラッシ補正値と逆転用バックラッシ補正値を使い分けることを特徴とする部品実装機。
  2. 前記正転用バックラッシ補正値と前記逆転用バックラッシ補正値を設定するバックラッシ補正値設定手段を備え、
    前記バックラッシ補正値設定手段は、前記R軸駆動機構を停止させた状態で前記θ軸駆動機構を正転方向のバックラッシを越えるように所定角度だけ正転させたときの前記ノズルホルダの回転停止位置を計測して、その計測値に基づいて前記正転用バックラッシ補正値を設定し、前記R軸駆動機構を停止させた状態で前記θ軸駆動機構を逆転方向のバックラッシを越えるように所定角度だけ逆転させたときの前記ノズルホルダの回転停止位置を計測して、その計測値に基づいて前記逆転用バックラッシ補正値を設定することを特徴とする請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記ノズルホルダの回転停止位置を計測する前に、該ノズルホルダに回転停止位置を計測可能な方向性のある回転停止位置計測治具を保持させておき、
    前記バックラッシ補正値設定手段は、前記ノズルホルダの回転停止位置を計測するときに前記回転停止位置計測治具の回転停止位置を前記ノズルホルダの回転停止位置として計測することを特徴とする請求項2に記載の部品実装機。
  4. 前記吸着ノズルに吸着した部品を撮像するカメラを備え、
    前記バックラッシ補正値設定手段は、前記カメラで前記回転停止位置計測治具を撮像した画像に基づいて該回転停止位置計測治具の回転停止位置を計測することを特徴とする請求項3に記載の部品実装機。
  5. 前記バックラッシ補正値設定手段は、前記各ノズルホルダにそれぞれ前記正転用バックラッシ補正値と前記逆転用バックラッシ補正値を設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の部品実装機。
JP2014537947A 2012-09-27 2012-09-27 部品実装機 Active JP6320925B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2012/074868 WO2014049772A1 (ja) 2012-09-27 2012-09-27 部品実装機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2014049772A1 true JPWO2014049772A1 (ja) 2016-08-22
JP6320925B2 JP6320925B2 (ja) 2018-05-09

Family

ID=50387237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014537947A Active JP6320925B2 (ja) 2012-09-27 2012-09-27 部品実装機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6320925B2 (ja)
WO (1) WO2014049772A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104105394B (zh) * 2014-07-30 2017-08-04 东莞市新泽谷机械制造股份有限公司 全角度插件机头部插件机构
CN107710906B (zh) * 2015-07-07 2021-02-26 株式会社富士 元件安装装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03119799A (ja) * 1989-10-02 1991-05-22 Sanyo Electric Co Ltd 部品装着装置
JP2011176344A (ja) * 2011-04-14 2011-09-08 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子部品装着装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03119799A (ja) * 1989-10-02 1991-05-22 Sanyo Electric Co Ltd 部品装着装置
JP2011176344A (ja) * 2011-04-14 2011-09-08 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子部品装着装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014049772A1 (ja) 2014-04-03
JP6320925B2 (ja) 2018-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6231094B2 (ja) 電子機器組立機および類似の組立機
JP5918622B2 (ja) 部品または基板の作業装置および部品実装装置
JP5996979B2 (ja) 電子部品実装装置および実装位置補正データ作成方法
US10555450B2 (en) Rotary head type component mounter
JP6219838B2 (ja) 部品実装機
JP6320925B2 (ja) 部品実装機
JP2024015380A (ja) 吸着位置調整装置
JP4421991B2 (ja) 移載装置、表面実装機、誤差テーブルの作成方法、プログラムおよび記憶媒体
JP2013251398A (ja) 部品実装装置および部品実装方法
JP6993506B2 (ja) 部品実装システム
US11357146B2 (en) Component mounting machine
JP4909255B2 (ja) 部品実装装置におけるヘッド移動位置補正方法及び同装置
JP5999544B2 (ja) 実装装置、実装位置の補正方法、プログラム及び基板の製造方法
JP6552386B2 (ja) 部品実装機、部品実装方法
JP5047772B2 (ja) 実装基板製造方法
JP2006024957A (ja) 部品の実装位置補正方法および表面実装機
JP3929579B2 (ja) 部品装着方法及び同装置
WO2019069438A1 (ja) 対基板作業システム
JP7316493B2 (ja) 部品実装装置
JP2011142350A (ja) 部品実装装置および部品実装方法
JPH06232599A (ja) 電子部品ピックアッピ装置
JP4765199B2 (ja) 部品実装装置
JP6903823B2 (ja) 画像処理方法および部品実装機
JPWO2018138911A1 (ja) 部品実装機、部品吸着方法、ノズル配置方法及び部品供給装置配置方法
JP4931772B2 (ja) 電子部品実装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6320925

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250