JP2013251398A - 部品実装装置および部品実装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品の実装効率を低下させることなく、ノズルの回転軸に対するノズル先端部の位置ずれ量を定期的に測定する。
【解決手段】部品実装装置10は、部品供給部20の部品吸着位置Lsから部品Pを上方から吸着するノズル30と、ノズル30を回転させるノズル回転機構とを備え、基板Wの部品実装位置Lmと部品供給部20の部品吸着位置Lsとの間を移動する実装ヘッド12、部品実装位置Lmから部品吸着位置Lsに向かって最短距離で移動する実装ヘッド12が上方を通過する位置に配置された撮影部22、およびノズル先端部の位置ずれ量を測定する位置ずれ量測定部を有する。該位置ずれ量測定部は、回転されたノズル30の回転角度が異なるときに撮影部22によって撮影された複数の撮影画像を取得し、各撮影画像に写るノズル先端部の位置関係に基づいて、ノズル30の回転軸CLに対するノズル先端部の位置ずれ量Δdを測定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、部品実装装置および部品実装方法に関する。
従来より、部品実装装置を用いて部品(電子部品)を基板に実装することが行われている。部品実装装置は、部品を上方から吸着して保持する複数のノズルを搭載した水平方向に移動可能な実装ヘッドを有する。ノズルは、鉛直方向に昇降可能に、また鉛直方向に延びる回転軸を中心として回転可能に実装ヘッドに搭載されている。
このような部品実装装置において、ノズルの製作誤差や取り付け誤差等により、ノズルの先端部がノズルの回転軸上からずれていることがある。そのために、ノズルの先端部が部品の中心を吸着できないことがある。
この対処として、特許文献1に記載された部品実装装置の場合、新たなノズルが実装ヘッドに取り付けられると、まずノズルの回転軸に対するノズルの先端部の位置ずれ量を計測する。ノズルの回転軸に対するノズルの先端部の位置ずれ量は、所定の位置に配置されたカメラの上方に実装ヘッドを移動させ、カメラによって実装ヘッドのノズルを下方から撮影し、そのカメラの撮影画像を画像処理することによって計測(算出)される。この計測した位置ずれ量に基づいて、部品を吸着するときのノズルの位置(座標)を補正することにより、実装ヘッドのノズルは部品の中心を吸着することができる。
特開2002−57496号公報
ところで、部品の実装中に、ノズルの回転軸に対するノズルの先端部の位置ずれ量が経時的に変化することがある。このような場合、ノズルの回転軸に対するノズルの先端部の位置ずれ量を定期的に測定することが好ましい。しかし、そのために、部品を実装した後の実装ヘッドが新たな部品をとりに行く前に、部品を吸着していないノズルをカメラによって撮影するために、実装ヘッドが所定の位置に配置されたカメラの上方に移動する必要がある。したがって、ノズルの回転軸に対するノズルの先端部の位置ずれ量を定期的に測定すると、部品実装装置の部品の実装効率が低下する。
そこで、本発明は、部品の実装効率を低下させることなく、ノズルの回転軸に対するノズルの先端部の位置ずれ量を定期的に測定することを課題とする。
上述の課題を解決するために、本発明の第1の態様によれば、
部品吸着位置に供給された部品を基板に実装する部品実装装置であって、
部品を上方から吸着して保持するノズルと、回転軸周りにノズルを回転させるノズル回転機構とを備え、部品が実装される基板上の部品実装位置と部品吸着位置との間を移動する実装ヘッドと、
部品実装位置から部品吸着位置に向かって最短距離で移動する実装ヘッドが上方を通過する位置に配置された撮影部と、
ノズルの回転軸に対するノズルの先端部の位置ずれ量を測定する位置ずれ量測定部とを有し、
ノズル回転機構が、実装ヘッドが部品実装位置から部品吸着位置に移動するときにノズルを回転させ、
撮影部が、部品実装位置から部品吸着位置に向かって最短距離で移動する実装ヘッドが上方を通過するときに、実装ヘッドのノズルを下方から撮影し、
位置ずれ量測定部が、ノズル回転機構によって回転されたノズルの回転角度が異なるときに撮影部によって撮影された複数の撮影画像を取得し、取得した複数の撮影画像それぞれに写るノズルの先端部の位置関係に基づいて、ノズルの回転軸に対するノズルの先端部の位置ずれ量を測定する、部品実装装置が提供される。
本発明の第2の態様によれば、
複数の部品吸着位置と、
基板上に複数の部品実装位置とがあって、
撮影部が、複数の部品実装位置と対応する部品吸着位置とを結ぶ直線それぞれと鉛直方向視で交差する撮像領域を備える、第1の態様に記載の部品実装装置が提供される。
本発明の第3の態様によれば、
撮影部が複数のラインカメラモジュールから構成され、
複数のラインカメラモジュールそれぞれが、ライン状の撮像領域を備えるイメージセンサを含むカメラを有し、
カメラのライン状の撮像領域が複数の部品実装位置と対応する部品吸着位置とを結ぶ直線それぞれと鉛直方向視で交差するように、且つ、隣接し合う2つのラインカメラモジュールのカメラのライン状の撮像領域が、ライン状の撮像領域の幅方向に部分的に重なり合うように、複数のラインカメラモジュールが配置されている、第2の態様に記載の部品実装装置が提供される。
本発明の第4の態様によれば、
複数のラインカメラモジュールそれぞれが、千鳥状に配置されている、第3の態様に記載の部品実装装置が提供される。
本発明の第5の態様によれば、
複数の部品吸着位置と、
基板上に複数の部品実装位置とがあって、
複数の部品実装位置と対応する部品吸着位置とを結ぶ直線それぞれと鉛直方向視で交差する軌道に沿って撮影部を移動させる撮影部移動機構をさらに有し、
撮影部移動機構は、実装ヘッドが部品実装位置から部品吸着位置に移動するときに、当該部品実装位置と対応する部品吸着位置とを結ぶ直線と鉛直方向視で交差する軌道上の位置に撮影部を配置するように構成されている、第1の態様に記載の部品実装装置が提供される。
本発明の第6の態様によれば、
ノズルの先端部が第1の高さ位置にあって且つノズルの回転角度が異なるときに撮影部によって撮影された複数の第1の撮影画像を取得し、複数の第1の撮影画像それぞれに写るノズルの先端部の位置関係に基づいて第1の高さ位置にある第1の水平面上におけるノズルの回転軸の位置を算出し、
ノズルの先端部が第1の高さ位置と異なる第2の高さ位置にあって且つノズルの回転角度が異なるときに撮影部によって撮影された複数の第2の撮影画像を取得し、複数の第2の撮影画像それぞれに写るノズルの先端部の位置関係に基づいて第2の高さ位置にある第2の水平面上におけるノズルの回転軸の位置を算出し、
第1および第2の水平面上におけるノズルの回転軸の位置に基づいて、鉛直方向に対するノズルの回転軸の傾きを算出するノズル回転軸傾き測定部をさらに有する、第1から第5の態様のいずれか一に記載の部品実装装置が提供される。
本発明の第7の態様によれば、
ノズル回転傾き測定部によって測定されたノズルの回転軸の傾き角度が所定の角度を超えると警告を報知する報知部をさらに有する、第6の態様に記載の部品実装装置が提供される。
本発明の第8の態様によれば、
部品実装装置により、部品吸着位置に供給された部品を基板に実装する部品実装方法であって、
部品実装装置が、
部品を上方から吸着して保持するノズルと、回転軸回りにノズルを回転させるノズル回転機構とを備え、部品が実装される基板上の部品実装位置と部品吸着位置との間を移動する実装ヘッドと、
部品実装位置から部品吸着位置に向かって最短距離で移動する実装ヘッドが上方を通過する位置に配置された撮影部とを有し、
実装ヘッドが部品実装位置から部品吸着位置に移動するときにノズル回転機構によってノズルを回転させ、
部品実装位置から部品吸着位置に向かって最短距離で移動する実装ヘッドが撮影部の上方を通過するときに、撮影部によって実装ヘッドのノズルを下方から撮影し、
ノズル回転機構によって回転されたノズルの回転角度が異なるときに撮影部によって撮影された複数の撮影画像を取得し、
取得した複数の撮影画像それぞれに写るノズルの先端部の位置関係に基づいて、ノズルの回転軸に対するノズルの先端部の位置ずれ量を測定する、部品実装方法が提供される。
本発明によれば、部品実装装置の部品の実装効率を低下させることなく、経時的に変化するノズルの回転軸に対するノズルの先端部の位置ずれ量を定期的に測定することができる。
本発明の実施の形態1に係る部品実装装置の上方視の概略図 図1に示す部品実装装置の実装ヘッドの概略図 部品実装装置の制御系を示すブロック図 撮影装置を構成する複数のラインカメラモジュールの配置を説明するための図 ノズルの回転軸に対するノズルの先端中心の位置ずれを示す図 ノズルの回転軸に対するノズルの先端中心の位置ずれ量の測定方法を説明するための図 本発明の実施の形態2に係る部品実装装置の上方視の概略図 ノズルの回転軸の傾きの測定方法を説明するための図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る部品実装装置の構成を概略的に示しており、部品実装装置を上方から見た図である。
図1に示すように、部品実装装置10は、基板Wに部品Pを実装する装置であって、部品Pを基板Wに実装する実装ヘッド12と、実装ヘッド12を水平方向(X軸方向およびY軸方向)移動させるX軸ビーム14およびY軸ビーム16と、基板Wを保持して搬送する基板搬送部18と、部品Pを供給する部品供給部20と、実装ヘッド12を下方から撮影するための撮影部22とを有する。
図2は、実装ヘッド12の構成を概略的に示しており、実装ヘッド12をY軸方向に見た図である。また、図3は、部品実装装置10の制御系を示すブロック図である。
図2に示すように、実装ヘッド12は、部品Pをその上方から吸着して保持するための複数のノズル30を備える。ノズル30は、鉛直方向(Z軸方向)に延在するノズルシャフト32の下端に、ノズルホルダ34を介して交換可能に取り付けられている。ノズルシャフト32は、鉛直方向に昇降するとともに、鉛直方向に延びるノズルシャフト32の中心軸CLを中心として回転する。具体的には、ノズルシャフト32は、実装ヘッド12の本体12aに搭載された、例えばボールねじスライド機構やリニアモータスライド機構などから構成されるノズル昇降機構36(図3参照)によって鉛直方向に昇降される。ノズルシャフト32はまた、ノズルシャフト32の中心軸CLを中心として、例えばモータなどから構成されるノズル回転機構38によって回転される。このようなノズルシャフト32により、ノズルシャフト32の下端側に取り付けられたノズル30は、鉛直方向に昇降するとともに、ノズルシャフト32の中心軸CLを回転軸として回転する。なお、ノズル昇降機構36およびノズル回転機構38は、図3に示す部品実装装置10の制御部50によって制御される。
X軸ビーム14およびY軸ビーム16は、制御部50に制御されることにより、実装ヘッド12をX軸方向およびY軸方向に移動させる。
基板搬送部18は、部品Pが実装される前の基板Wを部品実装装置10の中央にX軸方向に搬送するおよび部品Pが実装された基板Pを部品実装装置10の外部に搬出する装置であって、また、部品Pの実装中に基板Wを位置決め保持するように構成されている。
部品供給部20は、例えばパーツカセットフィーダであって、実装ヘッド12のノズル30に部品Pを供給するように構成されている。部品供給部20は、実装ヘッド12のノズル30が上方から吸着して保持できる所定の部品吸着位置Lsに部品Pを供給するように構成されている。
部品実装装置10の撮影部22は、実装ヘッド12のノズル30を下方から撮影する装置であって、複数のラインカメラモジュール22aから構成されている。ラインカメラモジュール22aそれぞれは、ライン状の撮像領域Aiを備えるイメージセンサを含むカメラを有する。
図4は、撮影部22の複数のラインカメラモジュール22aの配置を説明するための図である。なお、図4では、実装ヘッド12とX軸ビーム14とが省略されている。
図4に示すように、部品実装装置10には、部品供給部20から供給された部品Pを実装ヘッド12のノズル30が吸着する位置である複数の部品吸着位置Lsと、ノズル30が保持する部品Pが実装される基板W上の位置である複数の部品実装位置Lmとが存在する。図4において、複数の部品実装位置Lmと対応する部品吸着位置Lsとが直線(破線)によって結ばれている。
ここで言う「部品実装位置Lmと対応する部品吸着位置Ls」は、基板Wの部品実装位置Lmに部品Pを実装した直後の実装ヘッド12が、次の実装動作を行うために、部品Pを取りにいくために向かう部品供給部20の部品吸着位置Lsを言う。すなわち、部品実装位置Lmと対応する部品吸着位置Lsとを結ぶ直線(破線)は、実装ヘッド12が最短距離で移動するときの軌跡を示している。なお、基板Wへの部品Pの実装動作を具体的に説明すると、実装ヘッド12の複数のノズル30それぞれが対応する部品供給部20の部品吸着位置Lsで部品Pを順次吸着保持した後、実装ヘッド12は基板Wに向かって移動する。そして、複数のノズル30が保持する部品Pそれぞれが対応する基板W上の部品実装位置Lmに実装された後、次の実装動作を行うために、実装ヘッド12は、部品供給部20の部品吸着位置Lsに向かって移動する。
複数のラインカメラモジュール22aのカメラのライン状の撮像領域Aiと複数の部品実装位置Lmと対応する部品吸着位置Lsとを結ぶ直線とが鉛直方向視(Z軸方向視)で交差するように、複数のラインカメラモジュール22aが、複数の部品吸着位置Ls(部品供給部20)と複数の部品実装位置Lm(基板W)との間に配置されている。
本実施の形態1の部品実装装置10の場合、複数の部品実装位置Lmと複数の部品吸着位置LsとがY軸方向に並んでいるため、カメラのライン状の撮像領域AiがX軸方向に延在するように複数のラインカメラモジュール22aは配置されている。
具体的には、隣接し合うラインカメラモジュール22aのカメラのライン状の撮像領域Aiが、ライン状の撮像領域Aiの幅方向(本実施の形態1の場合はY軸方向)に部分的に重なり合うように、複数のラインカメラモジュール22aは配置されている。例えば、図4に示すように、複数のラインカメラモジュール22aは、千鳥状に配置するのが好ましい。千鳥状に複数のラインカメラモジュール22aを配置することにより、撮影部22(複数のラインカメラモジュール22a)の設置スペースのY軸方向の寸法を小さくすることができる。このような複数のラインカメラモジュール22aの配置により、部品実装位置Lmから対応する部品吸着位置Lsに部品Pを実装ヘッド12が取りに行くとき、その実装ヘッド12のノズル30が、複数のラインカメラモジュール22aのいずれか1つの撮像領域Aiを確実に通過し、そのカメラモジュール22aによって撮影される。
なお、実装ヘッド12のノズル30を下方から撮影する撮影部22を複数のラインカメラモジュール22aによって構成する理由は、撮影部22を1つのラインカメラモジュール22aによって構成すると、そのラインカメラモジュール22aは、ライン状の撮像領域Aiの長さが長いイメージセンサを含む高価なカメラを有する必要になるからである。すなわち、ライン状の撮像領域Aiの長さが短いイメージセンサを含む安価なカメラをそれぞれ有する複数のカメラモジュール22aによって安価な撮影装置22を構成している。ただし、部品実装装置10が小型であって、1つのラインカメラモジュール22aから構成することによって撮影部22が安価になる場合は、この限りではない。
このような撮影部22によれば、部品Pを基板Wに実装した後の実装ヘッド12が最短距離で新たな部品Pを部品供給部20に取りに行く途中に、部品Pを保持していないノズル30を下方から確実に撮影することができる。すなわち、部品実装装置10の部品Pの実装効率を低下させることなく、撮影部22によって実装ヘッド12のノズル30を下方から撮影することができる。
このような撮影部22によって下方から撮影された実装ヘッド12のノズル30の撮影画像に基づいて、本実施の形態1の部品実装装置10は、ノズル30の回転軸CLに対するノズル30の先端部の位置ずれ量を定期的に測定するように構成されている。
具体的に説明すると、図2に示すように、ノズル30の先端部は、具体的には先端中心(部品Pを吸着するための吸引口の中心)Cは、理想的には(設計上は)、ノズル30の回転軸CL(ノズルシャフト32の中心軸CL)上に位置する。しかしながら、実際には、図5に示すように、ノズル30の作製誤差やノズル30のノズルホルダ34への取り付け誤差等により、ノズル30の先端中心Cが、ノズルシャフト32(ノズル30)の回転軸CL上から、例えばΔdずれている。
また、このノズル30の回転軸CLに対する部品Pを保持したノズル30の先端部の位置ずれ量Δdが、部品Pの実装動作中に、経時的に変化する場合がある。したがって、ノズル30が部品Pの中心を高精度に吸着するためには、また、ノズル30が部品Pを高精度に基板Wに実装するためには、経時的に変化する実装ヘッド12のノズル30の位置ずれ量Δdを定期的に測定し、その測定された位置ずれ量Δdに基づいて、部品Pを吸着するときの、また、部品Pを基板Wへ実装するときのノズル30の位置(座標)を補正する必要がある。
ここからは、ノズル30の回転軸CLに対するノズル30の先端部の位置ずれ量Δdに基づくノズル30の位置の補正について具体的に説明する。
まず、ノズル30の回転軸CLに対するノズル30の先端部の位置ずれ量Δdを測定するために、撮影部22は、基板Wの部品実装位置Pmから対応する部品供給部20の部品吸着位置Psに最短距離で向かう実装ヘッド12のノズル30を下方から撮影するように構成されている。そして、撮影部22は、図3に示すように、ノズル30の下方視の像が写る撮影画像(データ)を、部品実装装置10の制御部50に送信するように構成されている。
また、部品Pを基板Wに実装した後の実装ヘッド12が部品吸着位置Lsに向かって最短距離で移動する毎に、また実装ヘッド12が撮影部22の撮像領域Aiを通過する前に、ノズル30は、予め規定された異なる複数の回転角度θi(i=1、2、3,4)の一つの回転角度になるように、ノズル回転機構38によって回転される。これは、回転角度θ1(例えば0°)のノズル30、回転角度θ2(例えば90°)のノズル30、回転角度θ3(例えば180°)のノズル30、そして回転角度θ4(例えば270°)のノズル30それぞれの下方視の像、すなわち回転角度がそれぞれ異なるノズル30の下方視の像が写る4つの撮影画像を取得するためである。このように、回転角度がそれぞれ異なるノズル30の下方視の像が写る4つの撮影画像を取得する理由については後述する。
さらに、部品吸着位置Psに向かって最短距離で移動中の実装ヘッド12のノズル30を撮影部22によって撮影するとき、ノズル30の先端部(先端中心C)は、撮影の焦点距離に対応する所定の高さ(Z軸方向位置)Zpにノズル昇降機構36によって調節される。具体的には、この所定の高さZpでノズル30の先端中心Cが撮影部22の撮像領域Aiを通過する。なお、この所定の高さZpは、部品実装高さ(部品実装位置Lmで部品Pの実装を開始するときの高さ)、または部品吸着高さ(部品吸着位置Lsで部品Pの吸着を開始するときの高さ)であるのが好ましい。これにより、ノズル30の高さの変更を最小限に抑えることができ、ノズル30の高さ変更による部品実装装置10の部品Pの実装効率の低下を抑制することができる。
回転角度θ1〜θ4のノズル30の下方視の像が写る4つの撮影画像に基づいてノズル30の回転軸CLに対するノズル30の先端部の位置ずれ量Δdを測定するために、部品実装装置10の制御部50は、位置ずれ量測定部52を有する。
部品実装装置10の制御部50の位置ずれ量測定部52は、回転角度θ1のノズル30の下方視の像が写る撮影画像を取得し、取得した撮影画像を画像処理し、回転角度θ1のノズル30の先端部(先端中心C)の位置を特定するように構成されている。例えば、ノズル30の先端に形成された部品Pを吸着するための吸引口の輪郭形状を検出し、その輪郭形状の中心Cの位置をノズル30の先端中心Cとして特定するように位置ずれ量測定部52は構成されている。なお、吸引口の輪郭形状に代わって、ノズル30の外周形状を検出し、外周形状の中心をノズル30の先端中心Cとして特定するようにしてもよい。
同様に、位置ずれ量測定部52は、回転角度θ2〜θ4のノズル30の下方視の像が写る3つの撮影画像を画像処理し、回転角度θ2〜θ4のノズル30の先端部(先端中心C)の位置を特定する。
図6は、位置ずれ量測定部52によって特定された各回転角度でのノズル30の先端の中心位置を示し、具体的には、回転角度θ1時のノズル30の先端中心C(θ1)、回転角度θ2時のノズル30の先端中心C(θ2)、回転角度θ3時のノズル30の先端中心C(θ3)、および回転角度θ4時のノズル30の先端中心C(θ4)の位置関係を示している。具体的には、図6は、Z軸方向位置がZpのX−Y平面を示している。
4つの先端中心C(θ1)、C(θ2)、C(θ3)、およびC(θ4)は、ノズル30の回転角度が異なるときのノズル30の位置である先端中心Cであるため、先端中心Cが理想上のノズル30の先端中心位置である回転軸CL上からずれている場合、図6に示すように、例えば同一円R上に位置する。同一円上の4つの異なる点の位置がわかればその同一円の中心位置および半径は幾何学的に決まることから、4つの先端中心C(θ1)、C(θ2)、C(θ3)、およびC(θ4)の位置に基づいて、ノズル30の回転軸CLの位置(Z=ZpのX−Y平面上における位置)と、位置ずれ量Δdとを算出することができる。このような幾何学的な概念に基づき、位置ずれ量測定部52は、4つの先端中心C(θ1)、C(θ2)、C(θ3)、およびC(θ4)の位置関係に基づいて、ノズル30の回転軸CLに対するノズル30の先端中心Cの位置ずれ量Δdを測定(算出)する。
また、4つの先端中心C(θ1)、C(θ2)、C(θ3)、およびC(θ4)の位置と位置ずれ量Δdとに基づいて、ノズル30が任意の回転角度θであるときの、ノズル30の回転軸CLに対するノズル30の先端中心CのX軸方向のずれ成分ΔxとY軸方向のずれ成分Δyとを求めることができる。すなわち、ノズル30の回転角度θと、ノズル30の回転軸CLに対するノズル30の先端中心Cのずれ成分Δx、ずれ成分Δyとの対応関係を求めることができる。
位置ずれ量測定部52によって測定された、ノズル30の回転軸CLに対するノズル30の先端部の位置ずれ量Δdに基づいて、図3に示す部品実装装置10の制御部50のノズル位置補正部54は、ノズル30の位置を補正する。例えば、ノズル位置補正部54は、制御部50の記憶部(図示せず)にデータとして記憶されている、ノズル30が部品Pを吸着するときのノズル30の位置(座標)と、ノズル30が部品Pを基板Wに実装するときのノズル30の位置(座標)とを補正する。
以上のような、ノズル30の回転軸CLに対するノズル30の先端部の位置ずれ量Δdに基づくノズル30の位置補正を定期的に行えば、実装ヘッド12のノズル30の位置ずれ量Δdが経時的に変化しても、部品実装装置10(実装ヘッド12のノズル30)は、継続的に、高精度に部品Pを吸着することができるとともに、高精度に部品Pを基板Wに実装することができる。
本実施の形態1によれば、部品実装装置10の部品Pの実装効率を低下させることなく、経時的に変化するノズル30の回転軸CLに対するノズル30の先端部の位置ずれ量Δdを定期的に測定することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態2の部品実装装置の構成は、実装ヘッドのノズルを下方から撮影する撮影装置を除いて、上述の実施の形態1の部品実装装置10の構成と同一である。したがって、本実施の形態2の撮影装置について説明する。
図7は、本実施の形態2の部品実装装置の構成を概略的に示しており、部品実装装置を上方から見た図である。なお、図7では、実装ヘッドとX軸ビームとが省略されている。また、実施の形態1の部品実装装置10の構成要素と同一の構成要素には、同一の符号が付されている。
本実施の形態2の部品実装装置110の撮影部122は、移動可能な1つのラインカメラモジュール122aから構成されている。ラインカメラモジュール122aは、ライン状の撮像領域Aiを備えるイメージセンサを含むカメラを有する。
ラインカメラモジュール122aは、基板Wの複数の部品実装位置Lmと対応する部品供給部20の部品吸着位置Lsとを結ぶ直線(破線)と鉛直方向視(Z軸方向視)で交差する軌道T(一点鎖線)に沿って移動するように構成されている。
例えば、本実施の形態2の部品実装装置110の場合、基板Wの複数の部品実装位置Lmと部品供給部20の複数の部品吸着位置LsとがY軸方向に並んでいるため、ラインカメラモジュール122aはX軸方向に延びる軌道T(一点鎖線)に沿って移動するように構成されている。
ラインカメラモジュール122aをX軸方向に延びる軌道Tに沿って移動させる移動機構は、例えば、ラインカメラモジュール122aを支持してX軸方向に延在するボールねじ124と、ボールねじ124を回転させるモータ126から構成されている。ラインカメラモジュール122aは、モータ126がボールねじ124を回転させることにより、軌道T上の位置(X軸方向位置)を調節される。
ボールねじ124とモータ126とから構成され、ラインカメラモジュール122aを移動させる移動機構は、実装ヘッド12が基板Wの部品実装位置Lmから部品供給部20の部品吸着位置Lsに最短距離で移動するときに、当該部品実装位置Lmと部品吸着位置Lsとを結ぶ直線(破線)と鉛直方向視(Z軸方向視)で交差する軌道T(一点鎖線)上の位置に、ラインカメラモジュール122aを配置するように構成されている。これにより、ラインカメラモジュール122aは、部品Pを基板Wに実装した後の実装ヘッド12が最短距離で新たな部品Pを部品供給部20に取りに行く途中に、部品Pを保持していないノズル30を下方から確実に撮影することができる。すなわち、部品実装装置110の部品Pの実装効率を低下させることなく、撮影部122によって実装ヘッド12のノズル30を下方から撮影することができる。
なお、ラインカメラモジュール122aが配置される軌道T上の位置およびその位置にラインカメラモジュール122aが配置されるタイミングは、部品Pの実装中における実装ヘッド12の移動経路に基づいて算出することができる。
このような撮影部122によって実装ヘッド12のノズル30を下方から撮影し、実装の形態1と同様に、ノズル30の回転軸CLに対するノズル30の先端部の位置ずれ量Δdに基づくノズル30の位置補正を定期的に行えば、位置ずれ量Δdが経時的に変化しても、部品実装装置110(実装ヘッド12のノズル30)は、継続的に、高精度に部品Pを吸着することができるとともに、高精度に部品Pを基板Wに実装することができる。
本実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、部品実装装置110の部品Pの実装効率を低下させることなく、経時的に変化するノズル30の回転軸CLに対するノズル30の先端部の位置ずれ量Δdを定期的に測定することができる。また、ライン状の撮像領域Aiが短い(実施の形態1に比べて)イメージセンサを含むカメラを有するラインカメラモジュール122aから構成される撮影部122によってノズル30を撮影することができる。
上述の実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されない。
例えば、上述の実施の形態の場合、ノズル30の回転軸CLに対するノズル30の先端部の位置ずれ量Δdを測定するために、回転角度がそれぞれθ1、θ2、θ3、θ4であるノズル30の下方視の像が写る4つの撮影画像を取得している。しかしながら、本発明は、これに限らない。少なくとも、回転角度がそれぞれ異なるノズル30が写る少なくとも2つの撮影画像があれば、ノズル30の回転軸CLに対するノズル30の先端部の位置ずれ量Δdを測定(算出)することができる。ただし、2つの撮影画像を用いて位置ずれ量Δdを測定する場合、回転角度が180度異なるノズル30が写る2つの撮影画像を用いる必要がある。この場合、2つの撮影画像それぞれに写るノズル30の先端部の先端中心Cの位置を結ぶ直線の中点をノズル30の回転軸CLが通過する構成(位置関係)となる。また、その中点からノズル30のそれぞれの回転角度における先端中心Cの位置までの距離が、ノズル30の回転軸CLに対するノズル30の先端部の位置ずれ量Δdに相当する。
また、上述の実施の形態の場合、撮影部22(122)は、ノズル30の回転軸CLに対するノズル30の先端部の位置ずれ量Δdを測定するために使用されるが、本発明はこれに限らない。ノズル30が保持する部品P自体の検査やノズル30に保持されている部品Pの姿勢の検査にも、撮影部22(122)は使用可能である。この場合、部品吸着位置Lsから対応する部品実装位置Lmに最短距離で移動する実装ヘッド12のノズル30が保持する部品Pを撮影部22(122)によって撮影する。これにより、部品Pの実装効率を低下させることなく、ノズル30が保持する部品30自体の検査または部品Pの姿勢の検査を実行することができる。
さらに、本発明に係る部品実装装置10(110)は、ノズル30の回転軸CLの鉛直方向に対する傾き、すなわちノズルシャフト32の鉛直方向に対する傾き(鉛直方向とノズルシャフト32の昇降方向との間の角度)を測定するノズル回転軸傾き測定部(図示せず)を有してもよい。
ノズル30の回転軸CLの鉛直方向に対する傾きは測定(算出)することが可能である。上述の実施の形態の場合、図6に示すように、ノズル30の回転軸CLの位置は、ノズル30の先端部が撮像される高さであるZ軸方向位置が第1の高さ位置ZpであるX−Y平面上の位置で算出される。したがって、図8に示すように、第1の高さ位置Zpとは異なるZ軸方向位置の第2の高さ位置Zp’(例えば部品Pが基板Wに実装される実装高さに対応するノズル30の先端部の高さ位置)のX−Y平面上のノズル30の回転軸CLの位置を同様に算出し、その結果として、第1の高さ位置Zpおよび第2の高さ位置Zp’それぞれでのX−Y平面において、ノズル30の回転軸CLの水平方向位置(X軸方向位置とY軸方向位置)が異なる場合、ノズル30の回転軸CL、すなわちノズルシャフト32が鉛直方向(Z軸方向)に対して傾いていることがわかる。また、2つのX−Y平面上のノズル30の回転軸CLの位置に基づいて、ノズル30の回転軸CL、すなわちノズルシャフト32の鉛直方向に対する角度および傾き方向を算出することができる。なお、第2の高さ位置Zp’は、第1の高さ位置Zpに対してZ軸方向に異なる一定の高さであってもよい。
このような考えに基づき、ノズル回転軸傾き測定部は、また、ノズル30の先端部が第1の高さ位置Zpにあって且つノズル30の回転角度が異なるときに撮影部22(122)によって撮影された複数の第1の撮影画像を取得し、複数の第1の撮影画像それぞれに写るノズル30の先端部の位置関係(先端中心C(θ1)、C(θ2)、C(θ3)、(θ4)の位置関係)に基づいて第1の高さ位置Zpに位置する第1の水平面(Z=Zp)上におけるノズル30の回転軸CLの位置を算出する。
次に、ノズル回転軸傾き測定部は、ノズル30の先端部が第2の高さ位置Zp’にあって且つノズル30の回転角度が異なるときに撮影部22(122)によって撮影された複数の第2の撮影画像を取得し、複数の第2の撮影画像それぞれに写るノズル30の先端部の位置関係(先端中心C(θ1)’、C(θ2)’、C(θ3)’、(θ4)’の位置関係)に基づいて第2の高さ位置Zp’に位置する第2の水平面(Z=Zp’)上におけるノズル30の回転軸CLの位置を算出する。
そして、ノズル回転軸傾き測定部は、第1の水平面(Z=Zp)および第2の水平面(Z=Zp’)上におけるノズル30の回転軸CLの位置に基づいて、ノズル30の回転軸CLの傾きを算出する。
これに関連して、部品実装装置10(110)は、例えば、ノズル回転軸傾き測定部によって測定されたノズル30の回転軸CLの傾き角度が所定の角度を超えると、使用者に警告を報知する報知部(図示せず)を有してもよい。
本発明は、部品を上方から吸着して保持するノズルを回転可能に備える実装ヘッドを有する部品実装装置であれば、適用可能である。
10 部品実装装置
12 実装ヘッド
22 撮影部(撮影装置)
30 ノズル
38 ノズル回転機構
52 位置ずれ量測定部
P 部品
Lm 部品実装位置
Ls 部品吸着位置
CL 回転軸
Δd 位置ずれ量

Claims (8)

  1. 部品吸着位置に供給された部品を基板に実装する部品実装装置であって、
    部品を上方から吸着して保持するノズルと、回転軸周りにノズルを回転させるノズル回転機構とを備え、部品が実装される基板上の部品実装位置と部品吸着位置との間を移動する実装ヘッドと、
    部品実装位置から部品吸着位置に向かって最短距離で移動する実装ヘッドが上方を通過する位置に配置された撮影部と、
    ノズルの回転軸に対するノズルの先端部の位置ずれ量を測定する位置ずれ量測定部とを有し、
    ノズル回転機構が、実装ヘッドが部品実装位置から部品吸着位置に移動するときにノズルを回転させ、
    撮影部が、部品実装位置から部品吸着位置に向かって最短距離で移動する実装ヘッドが上方を通過するときに、実装ヘッドのノズルを下方から撮影し、
    位置ずれ量測定部が、ノズル回転機構によって回転されたノズルの回転角度が異なるときに撮影部によって撮影された複数の撮影画像を取得し、取得した複数の撮影画像それぞれに写るノズルの先端部の位置関係に基づいて、ノズルの回転軸に対するノズルの先端部の位置ずれ量を測定する、部品実装装置。
  2. 複数の部品吸着位置と、
    基板上に複数の部品実装位置とがあって、
    撮影部が、複数の部品実装位置と対応する部品吸着位置とを結ぶ直線それぞれと鉛直方向視で交差する撮像領域を備える、請求項1に記載の部品実装装置。
  3. 撮影部が複数のラインカメラモジュールから構成され、
    複数のラインカメラモジュールそれぞれが、ライン状の撮像領域を備えるイメージセンサを含むカメラを有し、
    カメラのライン状の撮像領域が複数の部品実装位置と対応する部品吸着位置とを結ぶ直線それぞれと鉛直方向視で交差するように、且つ、隣接し合う2つのラインカメラモジュールのカメラのライン状の撮像領域が、ライン状の撮像領域の幅方向に部分的に重なり合うように、複数のラインカメラモジュールが配置されている、請求項2に記載の部品実装装置。
  4. 複数のラインカメラモジュールそれぞれが、千鳥状に配置されている、請求項3に記載の部品実装装置。
  5. 複数の部品吸着位置と、
    基板上に複数の部品実装位置とがあって、
    複数の部品実装位置と対応する部品吸着位置とを結ぶ直線それぞれと鉛直方向視で交差する軌道に沿って撮影部を移動させる撮影部移動機構をさらに有し、
    撮影部移動機構は、実装ヘッドが部品実装位置から部品吸着位置に移動するときに、当該部品実装位置と対応する部品吸着位置とを結ぶ直線と鉛直方向視で交差する軌道上の位置に撮影部を配置するように構成されている、請求項1に記載の部品実装装置。
  6. ノズルの先端部が第1の高さ位置にあって且つノズルの回転角度が異なるときに撮影部によって撮影された複数の第1の撮影画像を取得し、複数の第1の撮影画像それぞれに写るノズルの先端部の位置関係に基づいて第1の高さ位置にある第1の水平面上におけるノズルの回転軸の位置を算出し、
    ノズルの先端部が第1の高さ位置と異なる第2の高さ位置にあって且つノズルの回転角度が異なるときに撮影部によって撮影された複数の第2の撮影画像を取得し、複数の第2の撮影画像それぞれに写るノズルの先端部の位置関係に基づいて第2の高さ位置にある第2の水平面上におけるノズルの回転軸の位置を算出し、
    第1および第2の水平面上におけるノズルの回転軸の位置に基づいて、鉛直方向に対するノズルの回転軸の傾きを算出するノズル回転軸傾き測定部をさらに有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の部品実装装置。
  7. ノズル回転傾き測定部によって測定されたノズルの回転軸の傾き角度が所定の角度を超えると警告を報知する報知部をさらに有する、請求項6に記載の部品実装装置。
  8. 部品実装装置により、部品吸着位置に供給された部品を基板に実装する部品実装方法であって、
    部品実装装置が、
    部品を上方から吸着して保持するノズルと、回転軸回りにノズルを回転させるノズル回転機構とを備え、部品が実装される基板上の部品実装位置と部品吸着位置との間を移動する実装ヘッドと、
    部品実装位置から部品吸着位置に向かって最短距離で移動する実装ヘッドが上方を通過する位置に配置された撮影部とを有し、
    実装ヘッドが部品実装位置から部品吸着位置に移動するときにノズル回転機構によってノズルを回転させ、
    部品実装位置から部品吸着位置に向かって最短距離で移動する実装ヘッドが撮影部の上方を通過するときに、撮影部によって実装ヘッドのノズルを下方から撮影し、
    ノズル回転機構によって回転されたノズルの回転角度が異なるときに撮影部によって撮影された複数の撮影画像を取得し、
    取得した複数の撮影画像それぞれに写るノズルの先端部の位置関係に基づいて、ノズルの回転軸に対するノズルの先端部の位置ずれ量を測定する、部品実装方法。
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