JP4254595B2 - サスペンション支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等車両におけるセミトレーリングアーム式サスペンションの支持構造に関する。
従来より、自動車の独立懸架装置の一形式として、例えば図4に示すようなセミトレーリングアーム式サスペンションが良く知られている。
これは、車体骨格である左右のサイドメンバ100a,100b間に位置してクロスメンバ101がゴムブッシュ(ゴムのインシュレータ)102a〜102dを介して4点で車体側に弾性支持される。
そして、前記クロスメンバ101の左,右両部にY字状トレーリングアーム103a,103bの二股状前端部が所定の後退角を有して上下に揺動自在に軸支されると共に、トレーリングアーム103a,103bの後端部に図示しないアクスル及びハブ105a,105bを介してタイヤ106a,106bが回転自在に支持されるようになっている。
尚、上端部において車体側に結合されるゴムブッシュ102a〜102dの下端部は、それぞれステー107a〜107dを介してサイドメンバ100a,100bに結合され、ゴムブッシュ102a〜102dが片持ち支持となることが回避されている。また、トレーリングアーム103a,103bの二股状前端部にもゴムブッシュ(図示せず)が用いられる。
このように構成されたセミトレーリングアーム式サスペンションは、前記ゴムブッシュ102a〜102dにより、前後及び上下方向のサスペンション入力(図中矢印イ参照)の車体への伝達が緩和され、乗り心地が良好となるという利点がある一方、一般に構造が簡単で比較的スペースをとらないため、小型自動車の後輪などに用いて好適であるという長所を有している。
特開2002−127935
ところが、図4に示すような従来のセミトレーリングアーム式サスペンションにあっては、タイヤ106a,106bを介してクロスメンバ101に荷重(例えば車両旋回時における横力(図中矢印ロ参照)等が入力されると、ゴムブッシュ102a〜102d部分に回転モーメント(図中矢印ハ,ニ,ホ,ヘ参照)が発生し、クロスメンバ101全体が回転するような挙動が発生する可能性がある。
そのため、前記挙動が発生した場合、タイヤ106a,106bの向きが変化し、コンプライアンスステア(追従操舵,図中角度θ1参照)が増大して、操縦安定性が低下するおそれがあるという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、前後及び上下方向の入力緩和性能を確保しつつ、車両旋回時等におけるクロスメンバの弾性支持点回りの回転を抑制してコンプライアンスステアの増大を抑えることができるサスペンション支持構造を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明に係るサスペンション支持構造は、車幅方向に延在すると共に車体側に弾性支持されるクロスメンバと、一端を前記クロスメンバに支持され、他端を車輪側に支持されるサスペンションアームとを有するサスペンション支持構造において、一端を前記車体側に取り付けられる共に車幅方向中心線を越えて車幅方向に延在し、他端を前記クロスメンバに連結されるアーム部材を備え、前記クロスメンバには上下方向の荷重の入力を緩和するゴムブッシュを介して一端を前記クロスメンバに連結され、他端を前記車体側に連結されるステーが設けられると共に、前記アーム部材の車体側取付端部を前記ステーの車体側取付端部にブラケットを介して軸支することを特徴とする。
また、車幅方向に延在すると共に車体側に弾性支持されるクロスメンバと、一端を前記クロスメンバに支持され、他端を車輪側に支持されるサスペンションアームとを有するサスペンション支持構造において、前記クロスメンバと車体側との間に、車幅方向に延在してクロスメンバの前記弾性支持点回りの回転を抑制するアーム部材を架設し、前記クロスメンバには上下方向の荷重の入力を緩和するゴムブッシュを介して一端を前記クロスメンバに連結され、他端を前記車体側に連結されるステーが設けられると共に、前記アーム部材の車体側取付端部を前記ステーの車体側取付端部にブラケットを介して軸支することを特徴とする。
前記構成の本発明に係るサスペンション支持構造によれば、アーム部材により、車両旋回時等におけるクロスメンバの弾性支持点回りの回転を抑制してコンプライアンスステアの増大を抑えることができる。これにより、リヤホイールの追従性が良化し、操縦安定性や旋回時のフィーリングが向上されると共に、旋回速度アップによる旋回性と旋回時の車体挙動抑制によるコントロール性も向上する。
また、アーム部材の車体側への取付部を既設ステーの車体側への取付部と一体的に設けると、部品点数を削減でき、コストダウンを図れる。
以下、本発明に係るサスペンション支持構造を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例を示すセミトレーリングアーム式サスペンションの平面図、図2は同じく要部背面図、図3は同じく要部斜視底面図である。
図1に示すように、車体骨格である左右のサイドメンバ1a,1b間に位置してクロスメンバ2がゴムブッシュ(ゴムのインシュレータ)3a〜3dを介して車体側に4点で弾性支持される。ゴムブッシュ3a〜3dは、その上端部において車体側にそれぞれ結合されるが、下端部においてもステー4a〜4dを介してサイドメンバ1a,1bにそれぞれ結合される。
そして、前記クロスメンバ2の左,右両部にY字状トレーリングアーム(サスペンションアーム)5a,5bの二股状前端部が所定の後退角を有して上下に揺動自在に軸支されると共に、トレーリングアーム5a,5bの後端部に図示しないアクスル及びハブ6a,6bを介してタイヤ7a,7bが回転自在に支持される。
尚、トレーリングアーム5a,5bの二股状前端部にもゴムブッシュ(図示せず)が用いられる。また、図1中8はクロスメンバ2の左,右両部間に架設されたスタビライザロッド、9a,9bはコイルスプリング(懸架ばね)、10a,10bはショックアブソーバである。
図2及び図3に示すように、前記クロスメンバ2の左半部と右方サイドメンバ1bとの間に、車幅方向に延在して断面逆U字状のラテラルロッド(アーム部材)11が架設される。
図示例では、ラテラルロッド11の一端(左端)にゴムブッシュ12が取着され、このゴムブッシュ12が、クロスメンバ2のゴムブッシュ3cによる車体結合部に付設したブラケット13にボルト14で連結される。前記ゴムブッシュ12は、ボルト14でブラケット13に固定される内筒12aとラテラルロッド11が連結された外筒12bとの間にゴム(インシュレータ)12cを介装してなるものである。
一方、ラテラルロッド11の他端(右端)は、前記ステー4dのサイドメンバ1b結合部にコ字状のブラケット15を介して軸支され、サイドメンバ1b(車体側)に間接的に結合されている。前記ブラケット15はステー4dの下面部に溶接される。また、ステー4dは通常2本のボルト16がサイドメンバ1側に設けたウェルドナットに螺合して結合されるが、本実施例では、3本のボルト16で結合され、補強されている。
このように構成されるため、車両直進時に、例えばタイヤ7a,7b、トレーリングアーム5a,5bを経てクロスメンバ2のアーム取付部に前後及び上下方向のサスペンション入力(図1中タイヤ7a付近の矢印イ参照)が入力されると、ゴムブッシュ3a〜3dが撓み、クロスメンバ2が移動しながら車体への入力を緩和する。
その際、ラテラルロッド11は、ゴムブッシュ12により、前後及び上下方向の動き(図1中ゴムブッシュ3c付近の矢印イ参照)にはスムーズに追従して、クロスメンバ2の動きを阻害しないため、スムーズな入力緩和が可能となる。
この結果、従前通り良好な乗り心地が確保できる。
一方、車両旋回時に、例えばタイヤ7a,7b、トレーリングアーム5a,5bを経てクロスメンバ2のアーム取付部に横力(図1中矢印ロ参照)が入力されると、ゴムブッシュ3a〜3dが撓み、当該ゴムブッシュ3a〜3d部分に回転モーメント(図1中矢印ハ,ニ,ホ,ヘ参照)が発生してクロスメンバ2全体が回転しようとする。
ところが、本実施例では、ラテラルロッド11が突っ張り(図1中に二つ示した矢印ト参照)となって、クロスメンバ2の前記回転が抑制され、コンプライアンスステア(図1中の角度θ2参照)の増大が抑制される。
この結果、リヤホイールの追従性が良化し、操縦安定性(高速レーンチェンジ時のヨーの収斂性=高速安定性)や旋回時のフィーリング(ロール感,操舵手応え,ダイレクト感)が向上されると共に、旋回速度アップによる旋回性と旋回時の車体挙動抑制によるコントロール性も向上される。
そして、本実施例では、ラテラルロッド11が車幅方向中心線を越えて車幅方向に延在し、十分な長さを有しているので、前後及び上下方向にゴムブッシュ12が円弧状の軌跡に沿って移動する際の横(左右)方向の変位を可及的に小さくすることができ、これによって、ゴムブッシュ12に作用する横方向の力が小さくなるためばね定数を極力小さくすることができると共に、ラテラルロッド11の耐久性も向上する。
また、ラテラルロッド11の車体側取付端部を既設のステー4dにおけるサイドメンバ1b取付端部に一体的に取り付けるので、部品点数や工数の削減によりコストダウンが図れる。つまり、ブラケット15の単純形状化が可能であると共に、前記ステー4dで支持剛性を確保するため、サイドメンバ1bにブラケットを介してラテラルロッド11を別個に取り付ける場合と比較してサイドメンバ1bに補強材を設ける必要がなくなる。また、類別によりラテラルロッド11の要否が分かれる際も、サイドメンバ1bに専用のボルト結合対応部(ウェルドナット)を設ける数は最低で済み、車体組立工程における工数増加も最低限で可能となるのである。
尚、上記実施例において、ラテラルロッド11のクロスメンバ2及び車体への取付位置及び取付構造を適宜変更しても良い。
本発明の一実施例を示すセミトレーリングアーム式サスペンションの平面図である。 同じく要部背面図である。 同じく要部斜視底面図である。 従来のセミトレーリングアーム式サスペンションの平面図である。
符号の説明
1a,1b サイドメンバ、2 クロスメンバ、3a〜3d ゴムブッシュ、4a〜4d ステー、5a,5b トレーリングアーム、6a,6b ハブ、7a,7b タイヤ、8 スタビライザロッド、9a,9b コイルスプリング、10a,10b ショックアブソーバ、11 ラテラルロッド、12 ゴムブッシュ、13 ブラケット、14 ボルト、15 ブラケット、16 ボルト。

Claims (2)

  1. 車幅方向に延在すると共に車体側に弾性支持されるクロスメンバと、
    一端を前記クロスメンバに支持され、他端を車輪側に支持されるサスペンションアームとを有するサスペンション支持構造において、
    一端を前記車体側に取り付けられる共に車幅方向中心線を越えて車幅方向に延在し、他端を前記クロスメンバに連結されるアーム部材を備え、
    前記クロスメンバには上下方向の荷重の入力を緩和するゴムブッシュを介して一端を前記クロスメンバに連結され、他端を前記車体側に連結されるステーが設けられると共に、
    前記アーム部材の車体側取付端部を前記ステーの車体側取付端部にブラケットを介して軸支することを特徴とするサスペンション支持構造。
  2. 車幅方向に延在すると共に車体側に弾性支持されるクロスメンバと、
    一端を前記クロスメンバに支持され、他端を車輪側に支持されるサスペンションアームとを有するサスペンション支持構造において、
    前記クロスメンバと車体側との間に、車幅方向に延在してクロスメンバの前記弾性支持点回りの回転を抑制するアーム部材を架設し、
    前記クロスメンバには上下方向の荷重の入力を緩和するゴムブッシュを介して一端を前記クロスメンバに連結され、他端を前記車体側に連結されるステーが設けられると共に、
    前記アーム部材の車体側取付端部を前記ステーの車体側取付端部にブラケットを介して軸支することを特徴とするサスペンション支持構造。
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