JP4254578B2 - 調剤支援装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、患者に処方する薬剤の処方箋データ、調剤時に患者にした指導に関する指導データ等の調剤に関する各種情報のデータ処理を行う調剤支援装置及びプログラムに関する。
医療の分野においては、医師により指示された処方箋に基づいて、薬剤師により調剤された薬剤が患者に手渡されている。従来から、薬剤師による調剤業務の負担を軽減させるために、薬局内に処方箋データや各種薬剤に関する情報を管理するホストコンピュータを設置し、このホストコンピュータから薬剤師が所望する情報を検索して薬剤師が携帯する携帯端末にダウンロードすることができる調剤支援装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−108667号公報
上記調剤支援装置では、調剤対象の患者に関する個人情報や、調剤する薬剤に関する服薬指導情報を薬剤師に提供することができるが、過去その患者に対してどのような服薬指導が為されたのか、患者の待ち時間はどれだけだったのか等、過去の調剤時における状況を確認することができない。そのため、今回も同じ説明を繰り返してしまったり、長く患者を待たせてしまったりと、患者の不満を招いてしまう場合もある。
また、1人の患者に対してかかりつけの薬剤師を設定し、継続して服薬指導を行った方が、指導の質が向上するとともに効率が良いが、薬局に複数の薬剤師がいる場合、上記調剤支援装置では前回の担当薬剤師を確認することができないため、1人の患者に対して常に同じ薬剤師が担当となるわけではなかった。
本発明の課題は、次回の担当薬剤師を指定可能とし、薬剤師の業務の効率化を図ることである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、処方箋データに基づいて受付患者の調剤又は服薬指導に関するデータ処理を行う調剤支援装置において、前回の調剤又は服薬指導において、当該調剤又は服薬指導が行われた患者の次回の担当薬剤師を指定するための指定手段と、前記患者の情報に対応付けて、指定された前記担当薬剤師の情報を記憶する記憶手段と、次回の調剤又は服薬指導において、調剤又は服薬指導を行う薬剤師によって入力される薬剤師の情報と、予め記憶されている薬剤師の情報とを照合して当該薬剤師を認証する認証手段と、調剤又は服薬指導の対象となる患者を選択するための選択手段と、前記選択された患者に対応して前記記憶手段に記憶されている担当薬剤師の情報と、前記認証手段により認証された薬剤師の情報とが一致しない場合、前記認証された薬剤師によるデータ処理操作を制限するとともに、当該認証された薬剤師による入力によって前記担当薬剤師の指定が解除された場合に当該認証された薬剤師によるデータ処理操作の制限を解除する制御手段と、を備えることを特徴とする。
更に、請求項2に記載の発明によれば、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した各手段を実現させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、指定薬剤師のみが調剤又は服薬指導を行うことができ、各患者に対し専用の担当薬剤師を設定することができる。従って、常に同一の患者を担当することができ、薬剤師の調剤業務の効率が向上するとともに、患者の調剤又は服薬指導に対する満足度も向上する。また、指定が解除された場合、データ処理操作の制限を解除するので、例えば指定薬剤師が不在等といった場合には担当薬剤師の指定を解除して他の薬剤師が担当となるといったような対応をとることができ、調剤業務の効率が良い。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態における調剤支援装置(以下、調剤支援システムと称呼する)100のシステム構成を示す。図1に示すように、調剤支援システム100は、レセプトコンピュータ10と、携帯端末30a〜30cとが通信ネットワークNを介して情報の送受信が可能に接続されている。また、レセプトコンピュータ10には、プリンタ10aが接続されている。なお、図1には、1台のレセプトコンピュータ10、3台の携帯端末30a〜30cが接続された例を示したが、その設置台数は特に限定しない。
通信ネットワークNは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等の様々な通信形態が適用可能である。
以下、各構成装置について説明する。
レセプトコンピュータ10は、処方箋データ、患者に関する情報、薬剤に関する情報等、薬局内の各種情報のデータ入力を受け付けて管理するホストコンピュータであり、携帯端末30a〜30cからの要求に応じて各種情報を携帯端末30a〜30cに送信する。
図2に、レセプトコンピュータ10の内部構成を示す。
図2に示すように、レセプトコンピュータ10は、制御部11、入力部12、表示部13、通信部14、RAM(Random Access Memory)15、記憶部16、I/F(InterFace)17を備えて構成され、各部はバス18により接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、記憶部16に格納されているシステムプログラムの他、本発明に係る処方箋入力処理プログラム(図9参照)等をRAM15に展開して、当該プログラムとの協働により処理動作を統括的に制御する。
制御部11は、処方箋入力処理において、入力部12を介して処方箋データが入力されると、当該処方箋データに受付番号を付与してその受付時間の情報とともに処方箋データファイル164に格納する。また、受付インデックスデータを生成して受付インデックスフォルダ151に格納する。そして、通信部14を介して携帯端末30a〜30cから処方箋データ等の各種データの要求情報が受信されると、各ファイル163〜167に記憶されている患者データ、処方箋データ、指導データ、会計データ、過去指導データを読み出して要求元の携帯端末30a〜30cに送信させる。
入力部12は、数字キー、文字キー、各種機能キー等を備えたキーボードやマウス等のポインティングディバイスを備え、操作されたキーに対応する操作信号を制御部11に出力する。なお、表示部13と一体型のタッチパネルを備える構成としてもよい。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等から構成され、各種操作画面や制御部11による処理結果等の各種表示情報を表示する。
通信部14は、ネットワークインターフェイスカードやモデム等の通信用のインターフェイスを備えて構成され、通信ネットワークN上の外部機器と相互に情報の送受信を行う。例えば、携帯端末30a〜30cに処方箋データ等の各種データを送信するとともに、携帯端末30a〜30cから指導データや会計データ等を受信する。
RAM15は、制御部11によって実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
また、RAM15は、レセプトコンピュータ10において新規登録された処方箋データの有無を携帯端末30a〜30cに通知するための受付インデックスフォルダ151及び各携帯端末30a〜30cにおいて後算定が行われたか否かを確認するための後算定インデックスフォルダ152を格納する。
受付インデックスフォルダ151は、新規に処方箋データが登録される毎に制御部11において生成される受付インデックスデータを格納するためのフォルダであり、図3(a)に示すように、処方箋データを受け付けた年月日及び処方箋データに付与された受付番号からなる受付インデックスデータ(例えば、“20030715010009” であり、2003年07月15日の受付番号010009等を示したコード)が格納される。
後算定インデックスフォルダ152は、各携帯端末30a〜30cにおいて各処方箋データに対する後算定が行われたことを示す後算定インデックスデータを格納するためのフォルダであり、図3(b)に示すように、後算定を行う年月日及び後算定対象の処方箋データに付与された受付番号からなる後算定インデックスデータ(例えば、“20030715010010”のコード)が格納される。
記憶部16は、磁気的又は光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成され、システムプログラムの他、処方箋入力処理プログラム及び各プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
また、記憶部16は、薬剤師登録テーブル161、指導管理項目テーブル162、患者マスタファイル163、処方箋データファイル164、指導データファイル165、会計データファイル166、過去指導データファイル167を格納する指定薬剤師記憶手段、履歴記憶手段である。
以下、各テーブル及びファイルについて説明する。
薬剤師登録テーブル161は、薬剤師に関する各種情報が登録されたテーブルである。薬剤師登録テーブル161には、図4(a)に示すように、各薬剤師を識別するために各薬剤師に割り当てられた薬剤師コード161a(例えば、“01”等)、薬剤師の氏名161b(例えば、“X”等)、薬剤師を認証する際に用いられる認証情報161c(例えば、“××××”等のパスワード)の各項目データが対応付けて格納されている。
指導管理項目テーブル162は、薬剤師による服薬指導の指導内容に応じて所定の点数(指導管理料金)が加算される指導項目についての情報を格納するためのテーブルである。指導管理項目テーブル162には、図4(b)に示すように、指導管理料金が加算される指導項目を個々に識別するために各指導項目に割り当てられる指導コード162a(例えば、“1001”等)、指導項目の名称162b(例えば、“薬剤服薬歴・管理指導”等)、その指導項目に対して加算される指導管理料金を示す点数162c(例えば、“17点”等)の各項目データが対応付けて格納されている。
患者マスタファイル163は、患者に関する情報を格納するためのファイルである。患者マスタファイル163には、患者を個々に識別するために各患者に付与される患者ID163a(例えば、“A101”等)、患者の氏名163b(例えば、“A”等)、患者の年齢163c(例えば、“37”歳等)、患者の性別163d(例えば、“男”等)、患者の生年月日163e(例えば、“1966.7.4”等)などの各項目データが対応付けて格納されている。
処方箋データファイル164は、入力された処方箋データを格納するためのファイルである。処方箋データファイル164には、図5(b)に示すように、処方箋データに対して付与された受付番号164a(例えば、“010010”等)、処方箋データが入力された受付時間164b(例えば、“13:10”等)、処方箋が発行された患者の患者ID164c(例えば、“A101”等)、処方される薬剤の名称164d(例えば、“○○錠”等)、処方される薬剤の分量164e(例えば、“3錠”等)等の各項目データが対応付けて格納される。
指導データファイル165は、薬剤師により実施された服薬指導に関する情報(以下、指導情報という。)を格納するためのファイルである。指導データファイル165には、図6(a)に示すように、処方箋データの受付番号165a(例えば、“010010”等)、指導開始時間165b(例えば、“13:40”等)、指導終了時間165c(例えば、“13:52”等)、処方箋データに基づく調剤及び服薬指導を担当した担当薬剤師の薬剤師コード165d(例えば、“01”等)、指導内容に応じて加算される指導管理料金の指導項目を示す指導コード165e(例えば、“1001”等)の各項目データが対応付けて格納される。
会計データファイル166は、調剤料金及び指導管理料金の各料金情報を管理するためのファイルである。調剤料金には、調剤技術料金及び薬剤自体にかかる薬剤料金が含まれ、調剤技術料金には、薬局によって予め定められている基本料金と、内服薬、外用薬等の薬剤の種類により加算される調剤種料金と、薬剤師の調剤作業(錠剤をすりつぶして粉末にする、練る等の作業)に対して加算される調剤加算料金が含まれる。各料金は通常、点数で表され、通常1点=10円で計算される。
会計データファイル166には、図6(b)に示すように、処方箋データの受付番号166a(例えば、“10010”等)、調剤料金166bに含まれる調剤技術料金166c(例えば、“100点”等)及び薬剤料金166d(例えば、“400点”等)、指導管理料金166e(例えば、“47点”)、調剤料金及び指導管理料金の合計料金166f(例えば、“547点”等)の各項目データが格納される。
過去指導データファイル167は、過去に行われた調剤又は服薬指導に関連する調剤関連データ(以下、過去指導データという)の履歴を格納するためのファイルである。過去指導データファイル167には、図7に示すように、服薬指導が行われた処方箋データの受付年月日167a(例えば、“20030715”等、上述した年月日と同様))、受付番号167b(例えば、“10010”等)、処方箋が受け付けられた患者の患者ID167c(例えば、“A101”等)、服薬指導に要した指導時間167d(例えば、“12分”等)、担当薬剤師の薬剤師コード167e(例えば、“01”等)、服薬指導が行われるまでの患者の待ち時間167f(例えば、“33分”等)、指導内容に応じて加算される指導管理料金の指導項目を示す指導コード167g(例えば、“1001”、“1002”等)、次回の担当薬剤師として指定された薬剤師の指定薬剤師コード167h(例えば、“01”等。特に指定された薬剤師がいなければ担当薬剤師が未指定であることを示すコード“00”が格納される。)の各項目データが対応付けて格納される。
また図示はしないが、記憶部16には、薬剤料金の算出のために各種薬剤に加算される料金の情報や、薬剤の効用、副作用、相互作用等の薬剤に関する情報等、その他の情報を格納していることとする。
I/F17は、プリンタ10aと接続するためのインターフェイスであり、レセプトコンピュータ10とプリンタ10aとの間でデータの転送速度の調整や、データ形式の変換を行い、両者のデータのやり取りを仲介する。
プリンタ10aは、レセプトコンピュータ10からI/F10aを介して入力される印刷用のデータに基づいて印刷出力を行うものである。プリンタ10aは、レセプトコンピュータ10の制御部11から入力された帳票データに基づいて、薬剤師毎に指導時間、指導項目等の指導内容をまとめた帳票を印刷出力する。なお、薬剤師の調剤業務のためにプリンタ10aにより処方箋データ、過去指導データ等を印刷出力する構成としてもよい。
次に、携帯端末30a〜30cについて説明する。
携帯端末30a〜30cは、薬剤師により携帯されるものであり、通信機能を備えてレセプトコンピュータ10から処方箋データを受信して表示する。携帯端末30a〜30cとしては、例えばPDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話、ノートパソコン等の可搬型コンピュータ等が適用可能である。また、通信機能を備えたデジタルカメラ等であってもよい。
以下、図8を参照して、携帯端末30a〜30cの内部構成について説明するが、携帯端末30a〜30cの基本構成は同一であるので、携帯端末30aを代表としてその構成説明を行うこととする。
図8は、携帯端末30aの内部構成を示す図である。
図8に示すように、携帯端末30aは、制御部31、入力部32、表示部33、通信部34、RAM35、記憶部36から構成され、各部はバス37により接続される。
制御部31は、CPU等から構成され、記憶部36に格納されるシステムプログラムの他、本発明に係るデータ読込処理プログラム(図10参照)、情報表示処理プログラム(図11参照)、待ち患者表示処理プログラム(図12参照)、表示順変更処理プログラム(図14参照)、ランク付け処理(図16参照)、後算定処理(図19参照)等をRAM35に展開して、当該プログラムとの協働により処理動作を統括的に制御する。
制御部31は、データ読込処理において、通信部34を介してレセプトコンピュータ10から処方箋データ、患者データ、指導データ、会計データ、過去指導データを受信すると、当該受信された各データをそれぞれ処方箋データファイル364、指導データファイル365、会計データファイル366、過去指導データファイル367に格納する。
また、情報表示処理では、携帯端末30aを操作する薬剤師の認証を行って各ファイル364〜367に格納されたデータに基づいてまだ未調剤の受付患者をリスト表示する待ち患者表示処理を実行するとともに、調剤済みの受付患者の一覧リストを待ち患者リストとして表示する。待ち患者リストでは認証された薬剤師が前回の担当薬剤師である受付患者を識別表示させるとともにリストの先頭に表示させる。次いで、表示された待ち患者リストにおいて、表示順の変更が指示されると表示順変更処理を実行して指定された変更条件で表示順を変更し、変更された表示順で待ち患者リストを再表示させる。また、ランク設定が指示されるとランク付け処理を実行して、調剤関連データに基づいて各受付患者を分類してその分類を示すランクを設定し、設定されたランクを付して待ち患者リストを再表示させる。さらに、待ち患者リストにおいて選択された患者の過去指導データの表示が指示されると、当該患者に対応する過去指導データを過去指導データファイル367から取得して、表示部33に表示させる。
そして、後算定が指示され、後算定対象の患者が選択されると、選択された患者の過去指導データに基づいて認証された薬剤師が次回の担当薬剤師として指定された薬剤師であるか否かを判別し、指定された薬剤師であれば後算定処理に移行し、今回受け付けられた処方箋データの表示及び調剤管理料金等の料金算定の処理を実行する。そして、指定された薬剤師でなければ次回の担当薬剤師が他の薬剤師に指定されている旨を示す警告メッセージを表示部33に表示させ、その患者の調剤及び後算定を行うことを制限する。さらに指定解除が指示されると担当薬剤師の指定を解除して後算定処理に移行する。
後算定処理では、指導管理料金の算定項目が選択されると、当該選択された算定項目に応じて指導データ及び会計データを生成して指導データファイル365、会計データファイル366にそれぞれ格納する。次いで、各ファイル363〜366に格納された各データに基づいて今回の調剤に関連する調剤関連データである過去指導データを生成し、過去指導データファイル367に格納する。すなわち、情報表示処理プログラムと制御部31との協働により認証手段、判別手段、制御手段を実現することができる。
入力部32は、数字キー、文字キー、各種機能キー等のキー群や、表示部33と一体に構成されるタッチパネルから構成され、押下されたキー又はタッチパネル上でタッチされた位置に応じた操作信号を制御部31に出力する。この入力部32を介して薬剤師の認証情報を入力する、調剤又は服薬指導対象の患者を選択入力する、或いはある患者に対する次回の担当薬剤師を選択指定することができる。すなわち、入力部32により選択手段、指定手段を実現することができる。
表示部33は、LCDから構成され、各種操作画面や処方箋データ、警告メッセージ等の各種表示情報を表示する。すなわち、表示部33により警告手段を実現することができる。
通信部34は、携帯電話やPHS(Personal Handy-phone System)等の通信端末を接続するためのインターフェイスやモデム、通信制御部等から構成される。通信時には、通信制御部により携帯電話又はPHSの通信動作を制御して通信ネットワークN上の外部機器とデータの送受信を行う。この通信部34を介してレセプトコンピュータ10から処方箋データや会計データを受信したり、レセプトコンピュータ10に指導開始時間、指導終了時間の情報や、指導管理料金の情報として指導コードのデータを送信したりする。
RAM35は、制御部31によって実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部36は、半導体メモリ等から構成され、システムプログラムの他、データ読込処理プログラム、情報表示処理プログラム、待ち患者表示処理プログラム、表示順変更処理プログラム、ランク付け処理プログラム、後算定処理プログラム及び各プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
また、記憶部36は、薬剤師登録テーブル361、指導管理項目テーブル362、患者マスタファイル363、処方箋データファイル364、指導データファイル365、会計データファイル366、過去指導データファイル367を格納する。
薬剤師登録テーブル361のデータ構成は、レセプトコンピュータ10の薬剤師登録テーブル161と、指導管理項目テーブル362のデータ構成は指導管理項目テーブル162と同一であるので、その図示及び説明は省略する。
また、患者マスタファイル363のデータ構成は、レセプトコンピュータ10の患者マスタファイル163と、処方箋データファイル364のデータ構成は処方箋データファイル164と、指導データファイル365のデータ構成は指導データファイル165と、会計データファイル366のデータ構成は会計データファイル136と、過去指導データファイル367のデータ構成は過去指導データファイル367と同一であるので、その図示及び説明は省略する。
次に、本実施の形態における動作を説明する。
図9は、レセプトコンピュータ10により実行される処方箋入力処理を説明するフローチャートである。この処方箋入力処理は、レセプトコンピュータ10に入力された処方箋データを携帯端末30a〜30cに送信する処理である。
図9に示す処方箋入力処理では、まずオペレータにより入力部12を介して処方箋データの入力が行われると(ステップA1)、次の処理が判断される(ステップA2)。処理終了が指示された場合は(ステップA2;処理終了)、本処理を終了し、キャンセルが指示された場合は(ステップA2;キャンセル)、処方箋データの入力が中断され、ステップA1の処理に戻って新たに処方箋データの入力が受け付けられる。
一方、処方箋データの入力終了が指示された場合は(ステップA2;入力終了)、入力された処方箋データの登録処理が行われる(ステップA3)。処方箋データの登録処理では、まず入力された処方箋データに対して新規の受付番号が発行され、発行された受付番号に対応付けて処方箋データが処方箋データファイル164に格納される。また、処方箋データの入力を受け付けた受付時間の情報が処方箋データファイル164に格納される。
処方箋データが新規登録されると、処方箋データが入力された年月日及び処方箋データに付与された受付番号からなる受付インデックスデータが生成され、受付インデックスフォルダ151に格納される(ステップA4)。
次いで、携帯端末30a〜30cからの各種データの読み出し要求が待機され、何れかから読み出し要求がなされたか否かが判別される(ステップA5)。ここでは、携帯端末30aから読み出し要求が為されたこととして説明するが、携帯端末30b、30cからの場合も同様の処理が行われる。そして、携帯端末30aから受付インデックスデータが受信され、その受付インデックスデータに対応するデータの読み出し要求がなされると(ステップA5;Y)、受信された受付インデックスデータの受付番号に対応する処方箋データが処方箋データファイル164から取得され、通信部14を介して携帯端末30aに送信される(ステップA6)。
次いで、送信された処方箋データに含まれる患者IDを元にその処方箋データに対応する患者データが患者マスタファイル163から読み出され、通信部14を介して携帯端末30aに送信される(ステップA7)。また、受信された受付インデックスデータの受付番号に対応する指導データが指導データファイル165から取得されるとともに、当該受付番号に対応する会計データが会計データファイル166から取得され、これら指導データ及び会計データが通信部14を介して携帯端末30aに送信される(ステップA8)。
さらに、送信された処方箋データに含まれる患者IDに対応する過去指導データが過去指導データファイル167から読み出され、通信部14を介して携帯端末30aに送信される(ステップA9)。このようにして、各種データが携帯端末30a〜30cに送信されると、ステップA1の処理に戻り、上述したように処方箋データの登録、データの配信を繰り返す。
次に、図10を参照して、携帯端末30a〜30cにより実行されるデータ読込処理について説明する。以下の説明では、携帯端末30aにより処理が実行される例を説明するが、他の携帯端末30b、30cにおいても同様の処理が行われる。
図10に示すデータ読込処理では、まず通信部34を介してレセプトコンピュータ10にアクセスされ、レセプトコンピュータ10の受付インデックスフォルダ151に格納される受付インデックスデータの一覧が読み込まれる(ステップB1)。
次いで、新規に読み込まれた受付インデックスデータの一覧と、既に読み込まれて受付インデックスフォルダ351に登録されている受付インデックスデータの一覧とが比較照合され、新規に読み込まれた受付インデックスデータのうち、受付インデックスフォルダ351に未登録の受付インデックスデータが有るか否かが判別される(ステップB2)。新規に読み込まれた受付インデックスデータと、既に受付インデックスフォルダ351に登録されている受付インデックスデータとが全て一致し、未登録の受付インデックスデータが無い場合(ステップB2;N)、ステップB1の処理に戻る。
一方、新規に読み込まれた受付インデックスデータのうち、受付インデックスフォルダ351に未登録の受付インデックスデータが有る場合(ステップB2;Y)、その未登録の受付インデックスデータに対応する各種データの要求情報が生成され、レセプトコンピュータ10に送信される。そして、レセプトコンピュータ10から受付インデックスデータに対応する処方箋データが受信されると、当該処方箋データの読込が行われ、処方箋データファイル364に格納される(ステップB3)。
次いで、未登録の受付インデックスデータに対応する患者データが受信されると、当該患者データの読込が行われ、当該患者データが患者マスタファイル363に格納される(ステップB4)。同様に、未登録の受付インデックスデータに対応する指導データ及び会計データが受信されると、指導データ及び会計データの読込が行われ、それぞれ指導データファイル365、会計データファイル366に格納される(ステップB5)。さらに、未登録の受付インデックスデータに対応する過去指導データが受信されると、当該過去指導データの読込が行われ、過去指導データファイル367に格納される(ステップB6)。
以上のような各種データの読込が未登録の受付インデックスデータ全てについて終了すると、そのデータの読込が終了した未登録の受付インデックスデータが受付インデックスフォルダ351に格納され、登録済み一覧に追加される(ステップB7)。受付インデックスデータの登録が終了すると、ステップB8の情報表示処理に移行する。
図11を参照して、ステップB8の情報表示処理について説明する。
図11に示す情報表示処理では、まず待ち患者の一覧リストを表示する待ち患者表示処理が実行される(ステップC1)。
ステップC1の待ち患者表示処理について図12を参照して説明する。
図12に示す待ち患者表示処理では、まず薬剤師を認証するための認証画面(図13参照)が表示部33に表示され、薬剤師の認証が行われる(ステップD1)。図13に示すように、認証画面331ではパスワード等の認証情報を入力するための入力領域a1及び薬剤師名を入力するための入力領域a2が表示され、その下部には数字キー、文字キー等のキー群a3が表示されている。この認証画面331において薬剤師により入力部32を介して薬剤師の認証情報及び薬剤師名が入力されると、当該入力された認証情報及び薬剤師名と、薬剤師登録テーブル361における登録情報とが照合され、一致すれば登録されている薬剤師として認証され、一致しなければ認証エラーが報知される。
次いで、薬剤師の認証が終了すると、今回新規登録された処方箋データが処方箋データファイル364から読み出され、当該処方箋データに基づいて受付患者の一覧リストが作成される(ステップD2)。次いで、その受付患者毎にその受付患者に対応する過去指導データがその受付患者の患者IDを元に過去指導データファイル367から読み出される(ステップD3)。そして、読み出された過去指導データから前回の担当薬剤師の情報が取得され、この前回の担当薬剤師とステップD1で認証された薬剤師(以下、認証薬剤師という)とが一致するか否かが判断される(ステップD4)。
次いで、ステップD4の判断結果に基づいて、受付患者の一覧リストにおける、前回の担当薬剤師と認証薬剤師とが一致する受付患者の有無が判別され(ステップD5)、一致する受付患者がいなかった場合は(ステップD5;N)、一覧リストにおいて各受付患者が今回の待ち時間が長い順、つまり受付時間が早い順に並べ替えられる(ステップD6)。次いで、各受付患者の処方箋データに基づいて各受付患者の処方箋データの受付番号、受付時間、受付時間から経過した待ち時間の情報が取得される。そして、取得された受付番号、患者氏名、受付時間、待ち時間の各情報が、順番が並び替えられた一覧リストに従って受付患者の配列順に配列され、待ち患者リストとして表示部33に表示される(ステップD7)。
一方、受付患者の一覧リストにおいて前回の担当薬剤師と認証薬剤師とが一致する受付患者が有った場合(ステップD5;Y)、受付患者の一覧リストからその前回の担当薬剤師と認証薬剤師とが一致する受付患者が抽出され(ステップD8)、抽出された受付患者が今回の調剤までの待ち時間が長い順、つまり受付時間が早い順に並べ替えられ、その並べ替えられた一群が一覧リストの先頭に配置される(ステップD9)。次いで、前回の担当薬剤師と認証薬剤師とが異なる受付患者の全てが一覧リストから抽出され、抽出された受付患者が待ち時間の長い順に並べ替えられたその一群が一覧リストの後方に配置される(ステップD10)。すわなち、前回の担当薬剤師と認証薬剤師とが一致する受付患者が前方に、一致しない受付患者が後方に配列された一覧リストが作成される。
次いで、各受付患者の処方箋データに基づいて各受付患者の処方箋データの受付番号、受付時間、受付時間から経過した待ち時間の情報が取得され、取得された受付番号、患者氏名、受付時間、待ち時間の各情報が、作成された受付患者の一覧リストに従って受付患者の配列順に配列され、待ち患者リストとして表示部33に表示される。このとき、認証薬剤師が前回担当した患者を認識しやすいように、前回の担当薬剤師と認証薬剤師とが一致する受付患者に対応する各情報は色を付して表示、太字で表示等、前回の担当薬剤師と認証薬剤師とが一致しない受付患者と識別可能に表示される(ステップD11)。
図13(b)に、待ち患者リストの表示例を示す。
図13(b)に示すように、患者選択画面332では調剤を待つ各受付患者の受付番号、患者氏名、受付時間、経過時間の情報が待ち患者リストb1として表示される。このとき、前回の担当薬剤師と認証薬剤師とが一致する受付患者の情報は、リストの先頭側に配置され識別表示される。そして、前回の担当薬剤師と認証薬剤師とが一致する受付患者群の後方に前回の担当薬剤師と認証薬剤師とが一致しない受付患者群の各情報が表示される。各情報は受付患者の待ち時間が長い順に配列されている。
また、図13(b)に示すように、患者選択画面332では、待ち患者リストb1に含まれる各受付患者の順番の並び替えを指示する表示順変更キーk1、各受付患者のランク付けを指示するランク設定キーk2、各受付患者の過去指導データの表示を指示する過去指導表示キーk3が表示される。
以上のようにして待ち患者リストが表示されると、図11のステップC2の処理に移行する。ステップC2では、済み患者表示処理が行われ、既に調剤が終了し、会計(後算定)が終了した受付患者が済み患者リストとしてリスト表示される。図13(b)に示すように、患者選択画面332において済み患者リストb2は待ち患者リストb1の下部に表示され、各受付患者の受付番号、患者氏名、受付時間の情報とともに今回の調剤を担当した薬剤師名がリスト表示される。このとき、認証薬剤師により担当された受付患者がリスト中に含まれる場合、その受付患者の各情報が識別表示される。
済み患者リストが表示されると、操作入力が待機され、表示順変更キーk1、ランク設定キーk2、過去指導表示キーk3の何れが操作されたかが判別される(ステップC3)。
まず、表示順変更キーk1が操作された場合について説明する。
患者選択画面332において表示順変更キーk1が操作入力された場合(ステップC3;表示順変更キー)、ステップC4の表示順変更処理に移行する。
表示順変更処理について、図14を参照して説明する。
図14に示す表示順変更処理では、待ち患者リストの各受付患者b1の表示順を並べ替える際の表示順の変更条件を指定する表示順指定画面(図15参照)が表示部33に表示される(ステップE1)。図15に示すように、表示順指定画面333では、表示順の変更条件、例えば担当薬剤師に拘わらず待ち時間が長い順、認証薬剤師が前回も担当している患者が先頭でかつ待ち時間が長い順等の複数の変更条件が選択可能に表示される。
次いで、表示順指定画面332における操作入力が待機され、キャンセルキーが操作され、表示順の変更取消が指示された場合は(ステップE2;N)、次の処理、つまり図11に示すステップC3の処理に移行する。一方、変更条件が選択指定された場合(ステップE2;Y)、指定された変更条件で待ち患者リストに含まれる受付患者の表示順が並び替えられ(ステップE3)、患者選択画面332において並び替えられた表示順で待ち患者リストb1が再表示される(ステップE4)。待ち患者リストb1が再表示されると、次の処理、つまり図11に示すステップC3の処理移行し、患者選択画面332における操作入力が待機される。
次に、ランク設定キーk2が操作入力された場合について説明する。
患者選択画面332においてランク設定キーk2が操作入力された場合(ステップC3;ランク設定キー)、ステップC4のランク付け処理に移行する。
ランク付け処理について、図16を参照して説明する。
図16に示すランク付け処理では、まず待ち患者リストに含まれる受付患者の一覧リストが取得され(ステップF1)、先頭の受付患者から順に処理番号nが付与されるとともに、RAM35において各受付患者に対するXフラグ、Yフラグの記憶領域が設けられる。Xフラグは受付患者の担当薬剤師が前回と同一か否かをランク表示する際における、そのランクを示すフラグであり、Yフラグは前回の指導からの経過日数をランク表示する際のそのランクを示すフラグである。
次いで、処理番号nが初期値1に設定されると(ステップF2)、n番目の受付患者の過去指導データが読み出され、当該過去指導データに含まれる前回の担当薬剤師の情報に基づいて、認証薬剤師はn番目の受付患者を前回も担当しているか否かが判別される(ステップF3)。認証薬剤師が前回の担当薬剤師である場合は(ステップF3;Y)、担当薬剤師が前回と今回とで一致する受付患者に分類され、その分類を示すXフラグが1に設定される(ステップF4)。一方、認証薬剤師が前回の担当薬剤師ではない場合は(ステップF3;N)、担当薬剤師が前回と今回とで一致しない受付患者に分類され、その分類を示すXフラグが0に設定される(ステップF5)。
Xフラグが設定されると、n番目の受付患者の過去指導データに基づいて、前回の指導からの経過日数が算出され(ステップF6)、算出された経過日数に応じて受付患者が分類され、その分類を示すYフラグが設定される(ステップF7)。Yフラグは、例えば経過日数が15日以内であればAランクを示すフラグ“A”、30日以内であればBランクを示すフラグ“B”、60日以内であればCランクを示すフラグ“C”等のように設定される。
Yフラグが設定されると、全ての受付患者についてXフラグ及びYフラグが設定されたか否かが判別され(ステップF8)、フラグ設定が全員について終了していない場合(ステップF8;N)、処理番号nが1インクリメントされて(ステップF9)、ステップF3の処理に移行し、次のn+1番目の受付患者についてXフラグ及びYフラグの設定が行われる。一方、全ての受付患者についてフラグ設定が終了した場合(ステップF8;Y)、各受付患者に設定されたXフラグ及びYフラグに基づいてランク付けが行われ、図17(a)に示すように待ち患者リストb1において各受付患者に対しランクb3が付与された患者選択画面334が再表示される(ステップF10)。
図17(a)に示すように、患者選択画面334では、待ち患者リストb1において各受付患者のランクb3が表示される。ランクはXフラグとYフラグの組み合わせで表示され、例えばXフラグが“1”、Yフラグが“A”と設定された患者のランクは“1A”である。なお、ランク付けが行われた場合、患者選択画面334にはランク説明キーk4が設けられる。このランク説明キーk4が操作されると、図17(b)に示すようなランク説明画面335が表示され、ランク表示の符号の説明が表示される。薬剤師はこのランク説明画面335によりランクが示す意味を確認することができる。
このようにして、ランク表示が行われると、ランク付け処理を終了して図11に示すステップC3の処理に戻り、患者選択画面335において操作入力が待機される。
次に、過去指導表示キーk3が操作入力された場合について説明する。
患者選択画面332において過去指導表示キーk3が操作入力された場合(ステップC3;過去指導表示キー)、待ち患者リストb1の中から一の受付患者を選択するようガイダンスが行われ、一の受付患者が選択されると、当該選択された受付患者の過去指導データが過去指導データファイル167から読み出され、読み出された過去指導データに基づいて、図18に示すような指導履歴画面336が表示部33に表示される。図18に示すように、指導履歴画面336では、過去指導データに基づいて過去の調剤における調剤日、指導を行った薬剤師名、その際の患者の待ち時間の各情報が表示される。
次いで、患者選択画面332において患者待ちリストb1の中から、薬剤師が今回担当する受付患者が選択され、後算定が指示されたか否かが判別される(ステップC7)。後算定が指示されていない場合(ステップC7;N)、ステップC3の処理に移行し、患者選択画面332において操作入力が待機される。一方、後算定が指示された場合(ステップC7;Y)、選択された受付患者の過去指導データが過去指導データファイル367から読み出され、読み出された過去指導データに含まれる指定薬剤師コードが参照されて、選択された受付患者は次回の担当薬剤師の指定がされているか否かが判別される(ステップC8)。次回の担当薬剤師が指定されていない場合(ステップC8;N)、後述するステップC10の後算定処理に移行する。
次回の担当薬剤師が指定されている場合(ステップC8;Y)、指定されている担当薬剤師は、認証薬剤師であるか否かが判別される(ステップC9)。指定薬剤師コードと認証薬剤師の薬剤師コードとが一致し、指定されている担当薬剤師が認証薬剤師である場合(ステップC9;Y)、後述するステップC10の後算定処理に移行する。一方、指定薬剤師コードと認証薬剤師の薬剤師コードとが一致せず、指定されている担当薬剤師が認証薬剤師ではない場合(ステップC9;N)、担当薬剤師が他の薬剤師に指定されていることを警告する警告メッセージが表示部33に表示され(ステップC11)、指定制限を解除するか否かを問うガイダンスが行われる。薬剤師は、担当薬剤師が他の薬剤師に指定されているため選択した患者の担当を取り止める場合、指定制限を解除しないことを選択入力し、担当薬剤師が他の薬剤師に指定されているが、それを踏まえた上で受付患者の調剤を担当する場合は、指定制限を解除することを選択入力する。
携帯端末30aでは、指定制限の解除が指示されたか否かが判別され(ステップC12)、指定制限の解除が指示されなかった場合は(ステップC12;N)、ステップC3の処理に戻り、患者選択画面332において操作入力が待機される。一方、指定制限の解除が指示された場合は(ステップC12;Y)、ステップC10の後算定処理に移行する。
図19を参照して、ステップC10の後算定処理について説明する。なお、この後算定処理に移行した場合には、後算定対象の受付患者の処方箋データの受付番号、認証薬剤師の薬剤師コード、服薬指導の指導開始時間(後算定処理が開始された時刻)が指導データファイル365に書き込まれるとともに、これらの情報が服薬指導が開始されたことを示す通知情報としてレセプトコンピュータ10に送信される。レセプトコンピュータ10では、携帯端末30aから送信された通知情報に基づいて、指導データファイル165に処方箋データの受付番号、担当薬剤師コード、指導開始時間が書き込まれる。
図19に示す後算定処理では、まず図20(a)に示す後算定画面338が表示部33に表示され、指導内容に応じた指導管理料金の算定項目が選択可能に表示される(ステップG1)。図20(a)に示すように、後算定画面338では、画面上部に患者選択画面332において選択された受付患者の患者ID、氏名等が表示され、その下に算定項目がその加算点数とともに選択可能に表示される。また、後算定画面338には処方表示キーk5が設けられ、この処方表示キーk5が操作されると、今回受け付けた処方箋データに基づいて、調剤する薬剤の名称、分量等の情報が表示された処方箋画面339(図20(b)参照)が表示される。薬剤師は、この処方箋画面339により今回の処方内容を確認しながら調剤作業を行うことができ、調剤を終えて服薬指導を行う際には後算定画面338に戻ってその指導内容に応じた算定項目を選択することにより後算定を行うことができる。
また、後算定画面338には、この受付患者の次回の担当薬剤師を選択指定することができる指定キーk6が設けられる(ステップG2)。この指定キーk6が操作されると、図20(a)に示すようなプルダウンメニューpmが表示され、プルダウンメニューpmでは次回の担当薬剤師を指定するか否か、そして指定する場合は今回の担当薬剤師に指定する、或いは前回の担当薬剤師に指定する、の各選択項目が表示される。
この後算定画面338において、各算定項目が選択されると、選択された算定項目の確定が指示されたか否かが判別される(ステップG3)。確定が指示されていない場合は(ステップG3;N)、ステップG1の処理に戻って算定項目の選択が継続され、確定が指示された場合は(ステップG3;Y)、選択された算定項目に応じた指導管理料金の算定処理が行われる(ステップG4)。また、このとき、処方箋データに基づいて調剤料金も算定されることとする。
算定処理が終了すると、選択された算定項目に応じた指導コード、指導終了時間(算定が確定した時刻)が指導データファイル165に書き込まれるとともに、算定処理により算出された指導管理料金、調剤料金等が会計データファイル366に書き込まれてデータ登録される(ステップG5)。このとき、算定項目処方箋データの受付番号、選択された算定項目に対応する指導コード、指導終了時間の各情報がレセプトコンピュータ10に送信される。レセプトコンピュータ10では、送信された各情報が指導データファイル165に書き込まれる。
次いで、各ファイル363〜366から今回の処方箋の受付年月日、受付番号、受付患者の患者ID、指導時間、担当薬剤師の薬剤師コード、待ち時間、選択された算定項目に対応する指導コードの各情報が取得され、これら各情報が今回の調剤に関する過去指導データとして過去指導データファイル367に格納される(ステップG6)。なお、過去指導データとして、過去の調剤回数や服薬指導時の注意点等、その他のデータを含むこととしてもよい。
次いで、後算定画面338のプルダウンメニューpmにおいて次回の担当薬剤師が選択指定されたか否かが判別される(ステップG7)。次回の担当薬剤師が選択指定された場合(ステップG7;Y)、選択指定された薬剤師の薬剤師コードが過去指導データの指定薬剤師コードの項目に書き込まれ(ステップG8)、プルダウンメニューpmにおいて未指定の項目が選択され、次回の担当薬剤師が指定されなかった場合(ステップG7;N)、過去指導データの指定薬剤師コードの項目に次回の担当薬剤師が未指定であることを示す未指定コードが書き込まれる(ステップG9)。
過去指導データに次回の担当薬剤師の項目が書き込まれると、後算定が行われた年月日及び後算定された処方箋データの受付番号から後算定インデックスデータが生成され、当該後算定インデックスデータがレセプトコンピュータ10の後算定インデックスフォルダ152に書き込まれる。レセプトコンピュータ10では、一定時間毎に後算定インデックスフォルダ152に格納される後算定インデックスデータが参照され、新規の後算定インデックスデータが有ればその処方箋データの会計が終了したと判断される。
次いで、携帯端末30aでは後算定処理を終了し、次の処理、つまり図10に示すステップB1の処理に戻って、以上説明した処理が繰り返される。
以上のように、調剤時に処理された処方箋データ、指導データ、会計データ等に基づき、調剤年月日や受付患者の待ち時間、担当薬剤師等の調剤時の状況を示す過去指導データを生成してその受付患者に対応付けて記憶し、次回の調剤に選択された受付患者に対応する過去指導データを表示するので、表示された過去指導データにより、薬剤師は各受付患者の過去の調剤時における状況を確認することができ、今回の調剤又は服薬指導等の参考とすることができる。従って薬剤師の調剤又は服薬指導等の業務の効率が向上する。
また、受付患者の一覧リストである待ち患者リストを表示する際には、過去指導データに基づき、調剤を行う薬剤師として認証された認証薬剤師が前回の担当薬剤師であると判別された受付患者が識別表示され、かつ一覧リストの先頭に配列されて表示されるので、薬剤師は前回担当した受付患者を容易に認識することができる。従って、このような一覧リストから前回担当した受付患者を選択することにより薬局に複数の薬剤師が存在する場合でも1人の患者に対して常時同一の薬剤師が担当することが可能となる。
さらに、待ち患者リストにおいて、受付患者の待ち時間が長い順等、受付状況に応じてその表示順を変更することができるので、薬剤師が受付患者を選択しやすい表示順に変更することができる。また、その表示順の変更条件を指定することができるので、薬剤師が所望する条件に従った表示順に変更することができる。
また、過去指導データに基づいて、各受付患者を今回の担当薬剤師が前回と同一か否か、前回の調剤からの経過日数に応じてそれぞれランクを設定し、待ち患者リストにおいて各受付患者に設定されたランクを付与して表示するので、薬剤師はランクにより受付患者の調剤に係る状況を容易に確認することができる。
さらに、調剤時に、調剤を行った受付患者の次回の担当薬剤師を指定可能とし、過去指導データとして、指定された指定薬剤師の薬剤師コードをその受付患者の患者IDと対応付けて記憶し、次回の調剤時に指定薬剤師以外の薬剤師によりその受付患者の後算定が指示されると警告メッセージを表示させて後算定、調剤が実行できないよう制御するので、指定薬剤師のみがその受付患者の調剤を行うよう設定することができ、受付患者に専用のかかりつけ薬剤師を設定することができる。
また、次回の担当薬剤師が指定されている場合でも、警告メッセージの表示後、指定解除を指示する等の所定操作により、その担当薬剤師の指定を解除するので、指定薬剤師が不在の場合、指定を解除して他の薬剤師が担当する等、調剤業務の状況に応じて対応することができ、調剤業務の効率が良い。
なお、本実施形態における記述内容は、本発明を適用した調剤支援システム100の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上述した説明では、調剤支援システム100は、レセプトコンピュータ10と、携帯端末30a〜30cからなる構成としたが、薬局の規模が小さく携帯端末の必要性が少ない場合等はレセプトコンピュータ10のみの構成としてもよい。この場合、携帯端末30a〜30cにおいて実現される機能をレセプトコンピュータ10において実現することとする。或いは、レセプトコンピュータ10の機能を各携帯端末30a〜30cにおいて実現することとし、携帯端末30a〜30cのみの構成としてもよい。この場合、受付から服薬指導までを一貫して携帯端末30a〜30cにおいて行うことができ、利便性が向上する。
その他、本実施形態における調剤支援システム100の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明を適用した実施の形態における調剤支援システム100のシステム構成を示す図である。 レセプトコンピュータ10の内部構成を示す図である。 (a)は受付インデックスフォルダ151のデータ構成例を示す図であり、(b)は後算定インデックスフォルダ152のデータ構成例を示す図である。 (a)は薬剤師登録テーブル161のデータ構成例を示す図であり、(b)は指導管理項目テーブル162のデータ構成例を示す図である。 (a)は患者マスタファイル163のデータ構成例を示す図であり、(b)は処方箋データファイル164のデータ構成例を示す図である。 (a)は指導データファイル165のデータ構成例を示す図であり、(b)は会計データファイル166のデータ構成例を示す図である。 過去指導データファイル167のデータ構成例を示す図である。 携帯端末30aの内部構成を示す図である。 レセプトコンピュータ10により実行される処方箋入力処理を説明するフローチャートである。 携帯端末30aにより実行されるデータ読込処理を説明するフローチャートである。 携帯端末30aにより実行される情報表示処理を説明するフローチャートである。 携帯端末30aにより実行される待ち患者表示処理を説明するフローチャートである。 携帯端末30aにおける表示画面例を示す図であり、(a)は薬剤師の認証画面であり、(b)は患者選択画面を示す図である。 携帯端末30aにより実行される表示順変更処理を説明するフローチャートである。 携帯端末30aにおいて表示される表示順指定画面例を示す図である。 携帯端末30aにより実行されるランク付け処理を説明するフローチャートである。 携帯端末30aにおける表示画面例を示す図であり、(a)はランク付けされた患者選択画面を示す図であり、(b)はランク設定説明画面である。 携帯端末30aにおいて表示される指導履歴画面例を示す図である。 携帯端末30aにより実行される後算定処理を説明するフローチャートである。 携帯端末30aにおける表示画面例を示す図であり、(a)は後算定画面を示す図であり、(b)は処方箋画面を示す図である。
符号の説明
100 調剤支援システム
10 レセプトコンピュータ
11 制御部
12 入力部
13 表示部
14 通信部
15 RAM
151 受付インデックスフォルダ
152 後算定インデックスフォルダ
16 記憶部
161 薬剤師登録テーブル
162 指導管理項目テーブル
163 患者マスタファイル
164 処方箋データファイル
165 指導データファイル
166 会計データファイル
167 過去指導データファイル
17 I/F
10a プリンタ
30a〜30c 携帯端末
31 制御部
32 入力部
33 表示部
34 通信部
35 RAM
36 記憶部
361 薬剤師登録テーブル
362 指導管理項目テーブル
363 患者マスタファイル
364 処方箋データファイル
365 指導データファイル
366 会計データファイル
367 過去指導データファイル

Claims (2)

  1. 処方箋データに基づいて受付患者の調剤又は服薬指導に関するデータ処理を行う調剤支援装置において、
    前回の調剤又は服薬指導において、当該調剤又は服薬指導が行われた患者の次回の担当薬剤師を指定するための指定手段と、
    前記患者の情報に対応付けて、指定された前記担当薬剤師の情報を記憶する記憶手段と、
    次回の調剤又は服薬指導において、調剤又は服薬指導を行う薬剤師によって入力される薬剤師の情報と、予め記憶されている薬剤師の情報とを照合して当該薬剤師を認証する認証手段と、
    調剤又は服薬指導の対象となる患者を選択するための選択手段と、
    前記選択された患者に対応して前記記憶手段に記憶されている担当薬剤師の情報と、前記認証手段により認証された薬剤師の情報とが一致しない場合、前記認証された薬剤師によるデータ処理操作を制限するとともに、当該認証された薬剤師による入力によって前記担当薬剤師の指定が解除された場合に当該認証された薬剤師によるデータ処理操作の制限を解除する制御手段と、
    を備えることを特徴とする調剤支援装置。
  2. 処方箋データに基づいて受付患者の調剤又は服薬指導に関するデータ処理を行うコンピュータを、
    前回の調剤又は服薬指導において、当該調剤又は服薬指導が行われた患者の次回の担当薬剤師を指定するための指定手段、
    前記患者の情報に対応付けて、指定された前記担当薬剤師の情報を記憶する記憶手段、
    次回の調剤又は服薬指導において、調剤又は服薬指導を行う薬剤師によって入力される薬剤師の情報と、予め記憶されている薬剤師の情報とを照合して当該薬剤師を認証する認証手段、
    調剤又は服薬指導の対象となる患者を選択するための選択手段、
    前記選択された患者に対応して前記記憶手段に記憶されている担当薬剤師の情報と、前記認証手段により認証された薬剤師の情報とが一致しない場合、前記認証された薬剤師によるデータ処理操作を制限するとともに、当該認証された薬剤師による入力によって前記担当薬剤師の指定が解除された場合に当該認証された薬剤師によるデータ処理操作の制限を解除する制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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