JP4253618B2 - ファンガード - Google Patents

ファンガード Download PDF

Info

Publication number
JP4253618B2
JP4253618B2 JP2004172631A JP2004172631A JP4253618B2 JP 4253618 B2 JP4253618 B2 JP 4253618B2 JP 2004172631 A JP2004172631 A JP 2004172631A JP 2004172631 A JP2004172631 A JP 2004172631A JP 4253618 B2 JP4253618 B2 JP 4253618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan guard
crosspiece member
fan
correlation scale
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004172631A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005351546A (ja
Inventor
修一 中川
昌弘 斎藤
鍾先 李
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2004172631A priority Critical patent/JP4253618B2/ja
Publication of JP2005351546A publication Critical patent/JP2005351546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4253618B2 publication Critical patent/JP4253618B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/66Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
    • F04D29/661Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing especially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/667Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing especially adapted for elastic fluid pumps by influencing the flow pattern, e.g. suppression of turbulence
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/70Suction grids; Strainers; Dust separation; Cleaning
    • F04D29/701Suction grids; Strainers; Dust separation; Cleaning especially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/703Suction grids; Strainers; Dust separation; Cleaning especially adapted for elastic fluid pumps specially for fans, e.g. fan guards

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Description

本発明は、例えば空気調和装置の室外機の送風ユニット等に備えられるファンガードに係る。特に、本発明は、空気がファンガードを通過する際に生じる音を抑制するための対策に関する。
従来より、例えば下記の特許文献1や特許文献2に開示されているように、空気調和装置の室外機の送風ユニットには、送風ファンの吹き出し側にファンガードが設けられている。このファンガードは、送風ファンを保護する機能だけでなく、送風ユニット(特に横吹きタイプ)内に人が手を入れてしまうことを阻止し、また、送風ユニット(特に縦吹きタイプのもの)内に落下物などが入り込んでしまうことを阻止する機能を備えた部材である。また、このファンガードの構成としては種々のものがあり、例えば、金属線材を渦巻き状や環状に形成したものや、樹脂を格子状に成形したものが一般に使用されている。
そして、空気調和装置の運転時には、送風ファンが回転駆動し、室外機内に空気導入口から空気排出口に亘る気流が発生する。そして、この室外機内に導入した空気と熱交換器内を流れる冷媒との間で熱交換を行って冷媒の凝縮動作(冷房運転時)などを行わせるようにしている。
特開平8−189671号公報 特開2001−208375号公報
ところで、上述した送風ファンの回転駆動に伴う気流が発生すると、送風ファンによって吹き出された空気は、その直下流側に配設されているファンガードを通過して装置外に排出されることになるが、この際、ファンガードを構成する線材近傍を空気が通過する際に空気の渦流(上記線材の延長方向に略平行に延びる軸線を有する渦流)が生じ、この渦流が原因で送風音(騒音)が発生して、装置の静粛性を阻害するといった状況が生じていた。
ファンガードを構成する線材(桟部材)の本数を少なくすれば渦流の発生箇所を少なくできて音の発生を抑えることはできるが、これでは送風ファンの保護等といったファンガード本来の機能が損なわれてしまう。また、送風ファンの回転数を低く設定してファンガードを通過する空気の流速を低下させることによっても音の発生を抑えることはできるが、これでは室外機に導入される空気量が不足し、室外機の能力が十分に得られない可能性がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ファンガード本来の機能(ファンの保護機能等)を維持しつつ、また空気の流速を低下させることなしに、音の発生を抑制することができるファンガードを提供することにある。
−発明の概要−
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決手段は、「音響出力」が「相関長(相関スケール)」に比例することに着目し、相関スケールを短くするための手段をファンガード自体に備えさせるようにした。
−解決手段−
具体的に、本発明は、送風ファンを有する送風ユニットの空気吹き出し口に配設され且つ桟部材により構成されたファンガードを前提とする。このファンガードに対し、桟部材に、この桟部材近傍を通過した後に形成される空気渦流の軸心長さである相関スケールを縮小するための相関スケール縮小手段を設けている。
「音響出力」は、「音源の変動強さ」と「相関スケール」と「伝達関数」との積で表され、本解決手段では、このうち「相関スケール」に着目し、ファンガードに相関スケール縮小手段を備えさせることによって「音響出力」の抑制を図っている。つまり、桟部材の各所で発生する空気渦流に対してそれらの相関スケールを縮小させる(個々の空気渦流の軸心長さを短くする)ことによって、ファンガード周辺全体における音の発生を抑制している。その結果、送風ユニットの静粛化を図ることができる。
上記相関スケール縮小手段としては、種々の形態が掲げられる。以下に各形態を列挙する。
先ず、桟部材の長手方向に延びる軸心を螺旋中心とする螺旋状体を桟部材の外面に突設することで相関スケール縮小手段を構成する。
また、桟部材の長手方向に延びる軸心を螺旋中心とする螺旋状凹陥部を桟部材の外面に形成することで相関スケール縮小手段を構成する。
加えて、空気流通方向の上流側から下流側に亘って桟部材に貫通形成された複数の貫通孔により相関スケール縮小手段を構成する。
これら何れの形態においても、発生する空気渦流は、その軸心方向で分断されたものとして形成され、個々の相関スケールを縮小させることができて、ファンガード周辺全体における音の発生を抑制することができる。
また、上述した各解決手段のうち少なくとも2つの構造を組み合わせたファンガードも本発明の技術的思想の範疇である。
以上説明したように、本発明では、ファンガードを構成する桟部材の近傍を通過した後に形成される空気渦流の軸心長さである相関スケールを縮小するための相関スケール縮小手段をファンガード自体に備えている。このため、ファンガード周辺全体における音の発生を抑制することができる。その結果、ファンガード本来のファン保護機能を維持しつつ、また空気の流速を低下させることなしに、音の発生を抑制することが可能になり、送風ユニットの静粛化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本形態では、GHP(ガスヒートポンプ)の室外機の送風ユニットに備えられたファンガードに本発明を適用した場合について説明する。
−GHP室外機の全体構成−
図1は本形態に係るGHP室外機の内部構成を示す斜視図、図2はその正面図、図3はその平面図である。
これら図に示すように、GHP室外機のパッケージ4は上下に分割された2つの装置室1,2で構成されており、上側が熱交換室1であり、下側がエンジンルーム2となっている。ここで、熱交換室1は、後述する熱交換のために外気が通風できる空間であり、エンジンルーム2は吸気管や排気管を通じてのみ外部とつながる略密閉状態である。尚、上記熱交換室1には、GHPの冷媒回路の室外熱交換器(図示省略)や、エンジン冷却水回路のラジエータ(図示省略)が収容されており、この熱交換室1に導入された空気が、室外熱交換器内を流れる冷媒やラジエータ内を流れる冷却水との間で熱交換を行うようになっている。
エンジンルーム2内には、エンジン31、冷媒圧縮機21及びアキュムレータ27等が設置され、エンジン31には吸気サイレンサ8や排気サイレンサ9等が付設されている。また、エンジン31の底部付近には、エンジン31の潤滑油を貯留するオイルパン5及びこのオイルパン5に連通する補助オイルパン6が配置されている。また、このエンジンルーム2内には、制御装置等の電装部材が収納された電装ボックス11及び後述する冷媒回路20を構成する配管等が設置されるとともに、オイルパン5とは別個に設けられ潤滑油を貯留しているオイルタンク10が配置されている。
このオイルタンク10と上記補助オイルパン6とは連結されており、連結途中に介装された潤滑油ポンプ18により、オイルタンク10内に貯留された潤滑油を補助オイルパン6へ補充するように構成されている。
また、エンジンルーム2の上側に設けられている上記熱交換室1の天井面には、放熱用のファン15,15を備えた送風ユニット50が設けられている。一方、熱交換室1の側面には、この熱交換室1に外気を導入するための導入開口が形成されている。そして、上記室外熱交換器やラジエータは、この導入開口に臨む位置に配置されている。これにより、上記放熱用のファン15,15が回転駆動すると、上記導入開口から送風ユニット50の排出開口に向かう気流が発生して、室外熱交換器内を流れる冷媒やラジエータ内を流れる冷却水と、熱交換室1に導入された外気との間で熱交換が行われるようになっている。つまり、室外熱交換器内を流れる冷媒と外気との間での熱交換によって、冷房運転時には冷媒の凝縮動作が、暖房運転時には冷媒の蒸発動作が行われる。また、ラジエータ内を流れる冷却水と外気との間での熱交換によって、エンジンのウォータジャケット内を流れる冷却水温度を低くしてエンジンのオーバヒートを防止している。また、上記熱交換室1の天井面には、排気口14が開口され、排気サイレンサ9を通過した後のエンジン31からの排気をこの排気口14から外部へ排出するように構成されている。
−ファンガードの構成−
本形態の特徴は、上記室外熱交換器を流れる冷媒やラジエータを流れる冷却水との間で熱交換を行うための外気を熱交換室1内に導入するための上記送風ユニット50に備えられたファンガード51の構成にある。このファンガード51は、放熱用のファン15の吹き出し側に設けられて、このファン15を保護している。本形態のものでは、熱交換室1の天井面の2箇所にファン15,15が配設されているため、ファンガード51,51も各ファン15,15の上方(空気流通方向下流側)に位置するように2箇所に配設されている。また、熱交換室1の天井面には、各ファン15,15の配設位置に対応して筒型のシュラウド3,3が設けられており(図2参照)、各ファンガード51,51は、これらシュラウド3,3の上端開口を覆うように配設されている。
図4はファンガード51の平面図である。この図4に示すように、ファンガード51は、平面視円形であって、外縁フレーム52及び放射状フレーム53を備え、線材(以下、桟部材と呼ぶ)54が、これら外縁フレーム52及び放射状フレーム53に支持されながら所定ピッチ(半径方向ピッチ)を存して渦巻き状に成形されて構成されている。上記外縁フレーム52、放射状フレーム53及び桟部材54は何れも金属製であって、図4に示す形状に成形された後にコーティング材槽内に浸漬されることによって表面全体が樹脂コーティングされている。尚、本形態におけるファンガード51は外径寸法が600mmであり、桟部材54のピッチは20mmに設定されている。これら寸法はこれに限るものではない。
そして、本形態に係るファンガード51は、空気が通過した際に形成される空気渦流(桟部材54の延長方向に略平行に延びる軸線を有する渦流)の軸心長さである相関スケールを縮小するための手段(相関スケール縮小手段)を備えている。以下、このファンガード51に備えられた相関スケール縮小手段の複数形態について説明する。
(第1形態)
本形態は、図5(ファンガード51の一部の桟部材54を示す平面図)に示すように、桟部材54の長手方向(ファンガード51の周方向)に延びる軸心を螺旋中心とする螺旋状体55を桟部材54の外面に突設することで相関スケール縮小手段を構成している。
この螺旋状体55としては、紐状の部材を桟部材54の外面に巻き付けてこの外面に接着(接着剤などによる)したものであってもよいし、上記コーティング材槽内への浸漬工程をこの紐状の部材を桟部材54の外面に巻き付けた後に行って、この紐状の部材を桟部材54と一体的にコーティングすることで一体化するようにしてもよい。更には、ファンガード51全体を樹脂成形品とし、上記螺旋状体55を成形するためのキャビティを成形型内に設けておいて、上記外縁フレーム52、放射状フレーム53、桟部材54、螺旋状体55を一体成形するようにしてもよい。尚、この螺旋状体55としては、一条に限らず複数条に形成してもよい。
このようにして螺旋状体55を桟部材54の外面に突設したことによる効果についての実験を行った。その結果を図6に示す。本実験では、螺旋状体55を設けない従来品、螺旋状体55を設け且つその螺旋ピッチを100mmに設定したもの、螺旋状体55を設け且つその螺旋ピッチを60mmに設定したもののそれぞれについてファンガード周辺部で発生する音圧レベルを測定することにより行った。
図6から明らかなように、螺旋状体55を設けない従来品に比べて螺旋状体55を設けたものの方が音圧レベルが低く、空気渦流の相関スケールを縮小したことによる効果が確認された。また、螺旋ピッチを100mmに設定したものに比べて螺旋ピッチを60mmに設定したものの方が僅かに音圧レベルが低く、空気渦流の相関スケールを小さくするほど効果が大きいことが確認された。
(第2形態)
本形態は、図7(ファンガード51の一部の桟部材54を示す平面図)に示すように、桟部材54の長手方向に延びる軸心を螺旋中心とする螺旋状凹陥部56を桟部材54の外面に形成することで相関スケール縮小手段を構成している。
本形態のファンガード51の製造としても、金属製の桟部材54に螺旋状凹陥部56を予め形成しておいてコーティングを行うようにしたり、ファンガード51全体を樹脂成形品とし、上記螺旋状凹陥部56を成形するためのキャビティを成形型内に設けておいて、上記外縁フレーム52、放射状フレーム53、桟部材54、螺旋状凹陥部56を一体成形するようにしてもよい。更には、桟部材54の外面にその長手方向に沿って延びる溝を形成しておき、桟部材54を、その軸心回りに捻ることによって螺旋状凹陥部56を形成するようにしてもよい。尚、この螺旋状凹陥部56も、一条に限らず複数条に形成してもよい。
(第3形態)
本形態は、桟部材54の表面に突設された複数の突起により相関スケール縮小手段を構成するものである。具体的な構成としては、図8(ファンガード51の一部の桟部材54を示す平面図)に示すように、桟部材54の長手方向に所定間隔を存して円盤状の仕切板61,61,…を設けるものが掲げられる。この仕切板61,61,…同士の間隔寸法は一定寸法であってもよいし、互いに異なる寸法(ランダム配置)に設定してもよい。
また、桟部材54の表面に複数の突起を設ける別の構成としては、図9(ファンガード51の一部の桟部材54を示す平面図)に示すように、微粒子状の球状突起62,62,…を桟部材54の表面に設けるものが掲げられる。
これら仕切板61や球状突起62を形成するための手法としては、ファンガード51全体を樹脂成形品として、仕切板61や球状突起62を桟部材54に一体成形することが容易に作製できて好ましい。
(第4形態)
本形態は、桟部材54の表面に設けられた複数の凹部により相関スケール縮小手段を構成するものである。具体的な構成としては、図10(ファンガード51の一部の桟部材54を示す平面図)に示すように、桟部材54の長手方向に所定間隔を存して小径部63,63,…を設けるものが掲げられる。この小径部63,63,…同士の間隔寸法は一定寸法であってもよいし、互いに異なる寸法(ランダム配置)に設定してもよい。
また、桟部材54の表面に複数の凹部を設ける別の構成としては、図11(ファンガード51の一部の桟部材54を示す平面図)に示すように、球状凹陥部64,64,…を桟部材54の表面に設けるものが掲げられる。
これら小径部63や球状凹陥部64を形成するための手法としても、ファンガード51全体を樹脂成形品として、小径部63や球状凹陥部64を桟部材54に一体成形することが容易に作製できて好ましい。
(第5形態)
本形態は、桟部材54における空気流通方向の下流側縁部に相関スケール縮小手段を設けたものである。具体的な構成としては、図12(aはファンガード51の一つの桟部材54を示す側面図であり、bはaにおけるb−b線に沿った断面図である)に示すように、桟部材54の上端部(空気流通方向の下流側縁部)に、桟部材長手方向に沿って山型の凸部71と凹部72とを交互に形成している。
この凸部71及び凹部72を交互に形成するための手段としては、ファンガード51全体を樹脂成形品とし、上記凸部71及び凹部72を成形するためのキャビティを成形型内に設けておいて、上記外縁フレーム52、放射状フレーム53、桟部材54、凸部71及び凹部72を一体成形することが掲げられる。
(第6形態)
本形態は、図13(aはファンガード51の一部の桟部材54を示す平面図であり、bはaにおけるb−b線に沿った断面図である)に示すように、空気流通方向(鉛直方向)に亘って桟部材54を貫通する複数の貫通孔73,73,…により相関スケール縮小手段を構成している。
この貫通孔73,73,…を形成するための手段としても、ファンガード51全体を樹脂成形品とし、上記貫通孔73,73,…を成形するためのキャビティを成形型内に設けておいて、上記外縁フレーム52、放射状フレーム53、桟部材54、貫通孔73,73,…を一体成形することが掲げられる。
(第7形態)
本形態は、相関スケール縮小手段以外の手段を講じてファンガード周辺での音の発生を抑制するものであって、桟部材54の断面形状を改良したものである。
具体的な構成としては、図14(aはファンガード51の一部の桟部材54を示す平面図であり、bはaにおけるb−b線に沿った断面図である)に示すように、桟部材54を、空気の流れ方向を長手方向とする断面流線形状(翼型)に形成している。これにより、桟部材54からの空気の剥離現象が抑制され、音の発生を抑制できる。
また、別の構成としては、図15(aはファンガード51の一つの桟部材54を示す平面図であり、bはaにおけるb−b線に沿った断面図である)に示すように、桟部材54を、空気の流れ方向を長手方向とする断面楕円形状に形成している。これによっても、桟部材54からの空気の剥離現象が抑制され、音の発生を抑制できる。
−その他の実施形態−
上述した実施形態では、GHPの室外機の送風ユニットに備えられたファンガードに本発明を適用した場合について説明した。本発明はこれに限らず、他の機器(EHPの室外機など)に備えられる送風ユニットのファンガードへの適用も可能である。
また、上述した各形態に係る構成は桟部材54の全体に設ける必要はなく、特に音の発生の大きい箇所、例えばファンガード51の外周部近傍の桟部材54のみに設けてもよい。例えば、ファンガード51の桟部材54が10周の渦巻き状に成形されている場合に、外周側の5周分だけに上述した形態に係る構成を採用するといった構成である。
更に、上述した各形態に係る構成は、互いに組み合わせて使用してもよい。例えば第1形態と第2形態とを組み合わせて、螺旋状体55と螺旋状凹陥部56とが桟部材54の長手方向に交互に設けられた構成や、第3形態と第4形態とを組み合わせて、球状突起62と球状凹陥部64とが桟部材54の表面に共存する構成とすることなどが掲げられる。
また、ファンガード51の構成として、線材を渦巻き状に成形したものに限らず、径の異なる複数の環状の線材を同心円上に配置したものや、格子状に成形したものに対しても本発明は適用可能である。
また、上述した実施形態では、熱交換室1の天井面に備えられた送風ユニット50のファンガード51について説明したが、側面に備えられる送風ユニットのファンガードに対しても本発明は適用可能である。
実施形態に係るGHP室外機の内部構成を示す斜視図である。 実施形態に係るGHP室外機の内部構成を示す正面図である。 実施形態に係るGHP室外機の内部構成を示す平面図である。 ファンガードの平面図である。 第1形態に係るファンガードの一部の桟部材を示す平面図である。 螺旋状体を設けたことによる効果を確認するために行った実験の結果を示す図である。 第2形態に係るファンガードの一部の桟部材を示す平面図である。 第3形態に係るファンガードの一部の桟部材を示す平面図である。 第3形態の他の構成に係るファンガードの一部の桟部材を示す平面図である。 第4形態に係るファンガードの一部の桟部材を示す平面図である。 第4形態の他の構成に係るファンガードの一部の桟部材を示す平面図である。 第5形態に係るファンガードであって、(a)は一つの桟部材を示す側面図であり、(b)は(a)におけるb−b線に沿った断面図である。 第6形態に係るファンガードであって、(a)は一部の桟部材を示す平面図であり、(b)は(a)におけるb−b線に沿った断面図である。 第7形態に係るファンガードであって、(a)は一部の桟部材を示す平面図であり、(b)は(a)におけるb−b線に沿った断面図である。 第7形態の他の構成に係るファンガードであって、(a)は一部の桟部材を示す平面図であり、(b)は(a)におけるb−b線に沿った断面図である。
符号の説明
15 送風ファン
50 送風ユニット
51 ファンガード
54 桟部材
55 螺旋状体(相関スケール縮小手段)
56 螺旋状凹陥部(相関スケール縮小手段)
61 仕切板(相関スケール縮小手段)
62 球状突起(相関スケール縮小手段)
63 小径部(相関スケール縮小手段)
64 球状凹陥部(相関スケール縮小手段)
71 凸部(相関スケール縮小手段)
72 凹部(相関スケール縮小手段)
73 貫通孔(相関スケール縮小手段)

Claims (4)

  1. 送風ファンを有する送風ユニットの空気吹き出し口に配設され且つ桟部材により構成されたファンガードにおいて、
    上記桟部材には、この桟部材近傍を通過した後に形成される空気渦流の軸心長さである相関スケールを縮小するための相関スケール縮小手段が設けられ、該相関スケール縮小手段は、桟部材の長手方向に延びる軸心を螺旋中心とする螺旋状体が桟部材の外面に突設された構成となっていることを特徴とするファンガード。
  2. 送風ファンを有する送風ユニットの空気吹き出し口に配設され且つ桟部材により構成されたファンガードにおいて、
    上記桟部材には、この桟部材近傍を通過した後に形成される空気渦流の軸心長さである相関スケールを縮小するための相関スケール縮小手段が設けられ、該相関スケール縮小手段は、桟部材の長手方向に延びる軸心を螺旋中心とする螺旋状凹陥部が桟部材の外面に形成された構成となっていることを特徴とするファンガード。
  3. 送風ファンを有する送風ユニットの空気吹き出し口に配設され且つ桟部材により構成されたファンガードにおいて、
    上記桟部材には、この桟部材近傍を通過した後に形成される空気渦流の軸心長さである相関スケールを縮小するための相関スケール縮小手段が設けられ、該相関スケール縮小手段は、空気流通方向の上流側から下流側に亘って桟部材に貫通形成された複数の貫通孔により構成されていることを特徴とするファンガード。
  4. 上記請求項1〜記載のうち少なくとも2つの構造が組み合わされて構成されていることを特徴とするファンガード。
JP2004172631A 2004-06-10 2004-06-10 ファンガード Expired - Fee Related JP4253618B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004172631A JP4253618B2 (ja) 2004-06-10 2004-06-10 ファンガード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004172631A JP4253618B2 (ja) 2004-06-10 2004-06-10 ファンガード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005351546A JP2005351546A (ja) 2005-12-22
JP4253618B2 true JP4253618B2 (ja) 2009-04-15

Family

ID=35586173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004172631A Expired - Fee Related JP4253618B2 (ja) 2004-06-10 2004-06-10 ファンガード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4253618B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109790985A (zh) * 2016-10-05 2019-05-21 三菱电机株式会社 空调机的室外机

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4721854B2 (ja) * 2005-09-30 2011-07-13 三洋電機株式会社 ファンガード、送風機、及び空気調和装置
JP2009085562A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Yanmar Co Ltd ファンガード
JP5282903B2 (ja) * 2009-10-19 2013-09-04 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機の室外機
JP6021141B2 (ja) * 2012-06-08 2016-11-09 アルバック機工株式会社 ポンプ装置
DE102012020245B4 (de) * 2012-10-11 2015-01-15 Uwe Stadtmüller Schutzvorrichtung
JP7145049B2 (ja) * 2018-11-19 2022-09-30 ホシザキ株式会社 冷却貯蔵庫
CN110006162A (zh) * 2019-04-29 2019-07-12 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种立体抗压护网及其空调器
JP2020193748A (ja) * 2019-05-28 2020-12-03 アイシン精機株式会社 筐体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109790985A (zh) * 2016-10-05 2019-05-21 三菱电机株式会社 空调机的室外机
CN109790985B (zh) * 2016-10-05 2021-08-06 三菱电机株式会社 空调机的室外机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005351546A (ja) 2005-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4800631B2 (ja) 送風ファンの構造
JP4253618B2 (ja) ファンガード
JP2006266664A (ja) 天井埋込型空気調和機
JP4981535B2 (ja) 遠心式送風機
JP2005248950A (ja) 送風ファンの構造
JP2009019822A (ja) 送風ユニット
JP2008309121A (ja) ファンシュラウド構造
JP2014016084A (ja) 空気調和機の室外ユニット
JP4553812B2 (ja) 空気調和機
JP4735214B2 (ja) 空気調和機用室外機
CN104976154A (zh) 离心式鼓风机的壳体
JP4874360B2 (ja) 羽根車並びに多翼送風機並びに空気調和機
JP2005289359A (ja) インテーク装置
JP2006275024A (ja) 送風機
JP2017048979A (ja) 天井埋込型空気調和機
JP2008082230A (ja) 多翼送風機
JP2005147467A (ja) ヒートポンプ熱源機
JP5521648B2 (ja) 消音ボックス付送風機
JP6379062B2 (ja) 空気調和機の室外ユニット及びそれに備えられるベルマウス
WO2017042865A1 (ja) 空気調和機の室外機
JP2005127630A (ja) 熱交換器
JP2007162559A (ja) 遠心式多翼送風機
EP3159197B1 (en) Valve element of a valve arrangement
JP4925698B2 (ja) 空気調和装置
JP2008303830A (ja) ファン装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080715

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150130

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees