JP4253096B2 - データ転送装置、データ転送方法、カメラモジュール、カメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ転送装置およびデータ転送方法に関し、特に、画像入力装置における画像データのDMA(ダイレクトメモリアクセス)転送制御に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像入力装置における画像データのDMA転送制御では、CCDカメラやCMOS画像センサなどの画像入力装置から出力された同一の画像データを主メモリおよび表示バッファの両方に記憶させる場合があった。この場合、まず、画像入力装置から定期的に出力される画像データを、DMAにより主メモリに転送し、主メモリへの書き込みを行う。そして、画像データが主メモリに書き込まれた後、その画像データを主メモリから読み出し、主メモリから表示バッファに転送して、表示バッファへの書き込みを行うようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像入力装置における画像データのDMA転送制御では、同一の画像データを主メモリおよび表示バッファの両方に記憶させる場合、画像入力装置から定期的に出力される画像データをDMA転送して、主メモリへの書き込みを行い、さらに、その画像データを主メモリから読み出して、表示バッファへの書き込みを行う必要があった。このため、同一の画像データを主メモリおよび表示バッファの両方に記憶させるために時間がかかるという問題があった。
【0004】
また、主メモリでは、同一の画像データの読み出しと書き込みの両方が行われるため、一定時間内のアクセス回数が増加し、消費電力が大きくなるという問題もあった。
【0005】
さらに、主メモリへの書き込みと読み出しの同期が取れていないと、読み出し中の画像データが途中から書き換えられてしまう場合があり、このことを回避するためには、書き込みエリアと読み出しエリアの2つの画像エリアを主メモリ中に設ける必要があった。このため、主メモリの記憶領域の使用効率が悪化するという問題があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、同一のデータを複数の記憶領域に同期させて転送することが可能なデータ転送装置およびデータ転送方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明の一つの態様に係るデータ転送装置は、入力の受け入れが可能な場合に第1の確認信号を出力する第1のダイレクトメモリコントローラと、入力の受け入れが可能な場合に第1の確認信号とは異なる第2の確認信号を出力する第2のダイレクトメモリコントローラと、第1および第2の確認信号の両方を受け取った場合に、第1および第2の確認信号のいずれか遅い方を受け取ったタイミングで、第1および第2のダイレクトメモリコントローラの両方にデータを転送するダイレクトメモリアクセス同期部とを備えたことを特徴とする。
【0008】
これにより、複数の記憶領域に同一のデータを同時に記憶させることが可能となり、複数の記憶領域にデータを記憶させるための時間を短縮することが可能となる。
【0010】
また、第1または第2のダイレクトメモリコントローラへのデータの転送タイミングを第2または第1のダイレクトメモリコントローラへのデータの転送タイミングで制御することが可能となり、複数のデータ転送処理を同期させて行うことが可能となる。
【0012】
そして、1つのデータ転送タイミングで複数のデータ転送処理を行わせることが可能となるとともに、データ転送の状況に応じてデータ転送タイミングを切り換えることが可能となり、データ転送を効率的に行うことが可能となる。
【0014】
また、読み取りタイミングの遅い方のデータの読み取りが行われる前に既にデータの転送が行われ、読み取りタイミングの遅い方でのそのデータの読み取りが不可能となることを防止することが可能となり、複数の記憶領域に同一のデータを同時に転送する際に、データの欠落が発生することを防止することが可能となる。
【0023】
また、本発明によれば、データの転送状況に基づいて、前記第1および第2のデータ転送手段へのクロックの出力制御を行うクロック出力制御手段を備えることができる。
【0024】
これにより、データの転送が行われていない間は、クロックの供給を停止することが可能となり、消費電力を低減することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0026】
図1は、本発明の一実施形態に係わるデータ転送装置の構成を示すブロック図である。図1において、1は撮影した画像データを定期的に出力するCMOSセンサ、2はCMOSセンサ1から出力された画像データを主メモリ4および表示バッファ5に転送するデータ転送装置、3はシステムの制御を行うマイクロコンピュータ(以下、マイコンと称す。)、4はデータやプログラムなどを記憶する主メモリ、5は画像データを記憶する表示バッファ、6は液晶表示装置(LCD)、7はデジタル画像処理を行うためのDSP(デジタルシグナルプロセッサ)、11はCMOSセンサ1から出力される画像データを取り込み、モード設定に応じてその画像データのフォーマットを主メモリ4で扱うフォーマットに変換するカメラインターフェース、12はFIFO(First in First out)、13はカメラインターフェース11から出力された画像データを主メモリ4に転送するDMAC(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)、14はDMAC13およびDMAC15の同期制御を行うDMA同期制御部、15はカメラインターフェース11から出力された画像データを表示バッファ5に転送するDMAC、16は主メモリ4の制御信号の生成などを行う主メモリインターフェース、17は主メモリ4に記憶されている画像データを表示バッファ5に転送するDMAC、18はモード設定に応じてカメラインターフェース11から出力される画像データのフォーマットを液晶表示装置6の表示用フォーマットに変換する表示データ変換部、19は表示バッファ5の制御信号の生成などを行う表示バッファインターフェース、20は液晶表示装置6の表示制御を行うLCDインターフェースである。なお、主メモリ4および表示バッファ5は、例えば、DRAM、SRAM、EEPROMなどを用いることができる。
【0027】
ここで、DMA同期制御部14は、例えば、DMAC13からのデータ読み取りタイミングおよびDMAC15からのデータ読み取りタイミングのいずれか遅い方を選択し、遅い方のデータ読み取りタイミングに合わせて、カメラインターフェース11から出力されるデータが、DMAC13およびDMAC15の両方に出力されるようにすることができる。また、カメラインターフェース11および表示データ変換部18により行われるデータ形式の変換モードは、マイコン3により設定することができる。
【0028】
CMOSセンサ1により撮像された画像は、CMOSセンサ1のモジュールに内蔵されたDSP7で補正された後、RGB形式やYUV形式の画像データとして数枚〜数十枚/秒の一定間隔で出力する。カメラインターフェース11は、CMOSセンサ1から出力された画像データを読み取ると、FIFO12に順次記憶する。
【0029】
ここで、カメラインターフェース11は、モード設定に応じてCMOSセンサ1から出力された画像データのフォーマットをシステムで扱う画像データのフォーマットに変換する。例えば、CMOSセンサ1から出力される画像データのフォーマットがYUV形式であり、システムで扱う画像データのフォーマットがRGB形式である場合、カメラインターフェース11の変換モードを「YUV形式からRGB形式への変換モード」に設定することができる。一方、CMOSセンサ1から出力される画像データのフォーマットがRGB形式であり、システムで扱う画像データのフォーマットもRGB形式である場合、カメラインターフェース11の変換モードを「オフ」に設定することができる。
【0030】
システムで扱うデータ形式に変換された画像データは、転送するバス幅のデータとして、FIFO12に順次記憶される。
【0031】
ここで、DMA同期制御部14は、例えば、DMAC13から主メモリ4へのデータ転送速度が、DMAC15から表示バッファ5へのデータ転送速度よりも遅い場合、DMAC13からのデータ要求に基づいて、DMAC13およびDMAC15にデータ転送を行わせる制御を行う。
【0032】
この場合、カメラインターフェース11は、FIFO12にデータが記憶されると、DMAC13からのデータ要求に基づいて、DMAC13およびDMAC15の両方に同時にFIFO12に記憶されているデータを出力する。
【0033】
DMAC13は、カメラインターフェース11からデータが出力されると、そのデータを主メモリインターフェース16を介して主メモリ4にDMA転送する。
【0034】
一方、DMAC15は、カメラインターフェース11からデータが出力されると、そのデータを表示データ変換部18に出力する。そして、カメラインターフェース11から出力されたデータのデータ形式が、液晶表示装置6で表示されるデータ形式に変換され、表示バッファインターフェース19を介して表示バッファ5にDMA転送される。
【0035】
ここで、表示データ変換部18は、例えば、カメラインターフェース11から出力される画像データのフォーマットがYUV形式であり、液晶表示装置6で表示される画像データのフォーマットがRGB形式である場合、カメラインターフェース11から出力される画像データのフォーマットを、液晶表示装置6で表示される画像データのフォーマットに変換することができる。一方、カメラインターフェース11から出力される画像データのフォーマットがRGB形式であり、液晶表示装置6で表示される画像データのフォーマットもRGB形式である場合、カメラインターフェース11から出力される画像データのフォーマットの変換を行うことなく、カメラインターフェース11から出力される画像データをそのまま出力することができる。
【0036】
主メモリ4に画像データが記憶されると、その画像データをマイコン3により処理することにより、その画像データを編集したり、圧縮したりすることができる。
【0037】
一方、表示バッファ5に画像データが記憶されると、その画像データが表示バッファインターフェース19を介して読み出され、LCDインターフェース20を介して液晶表示装置6で表示される。
【0038】
図2は、DMAC13からのデータ要求に基づいて、DMAC13、15の両方にデータ転送を行わせる場合の構成例を示すブロック図である。図2において、CMOSセンサ1は、カメラインターフェース11にREADY信号を出力し、カメラインターフェース11がデータを受け取れる状態にあると、カメラインターフェース11に画像データを出力する。カメラインターフェース11は、CMOSセンサ1から画像データを受け取ると、その画像データをFIFO12に記憶する。そして、カメラインターフェース11は、FIFO12にデータが1つでも溜まっている場合は、REQ信号をDMAC13およびDMAC15に出力する。DMAC13は、カメラインターフェース11からのデータの受け取りが可能となると、ACK信号をカメラインターフェース11に出力するとともに、DMAC15にも出力する。カメラインターフェース11は、DMAC13からACK信号を受け取ると、1サイクル分の画像データをそのタイミングでDMAC13およびDMAC15の両方に出力する。DMAC13およびDMAC15は、ACK信号のタイミングに基づいて、カメラインターフェース11から出力された画像データを受け取り、受け取ったデータをDMA転送する。
【0039】
図3は、図1のデータ転送装置2のデータ転送方法の一例を示すタイミングチャートである。図3(a)において、FIFO12にデータが1つでも蓄積されると、カメラインターフェース11からREQ信号が出力される。そして、カメラインターフェース11からREQ信号が出力されている状態で、DMAC13のデータ受け取り準備が完了すると、DMAC13は、図3(b)に示すように、ACK信号A0をカメラインターフェース11およびDMAC15に出力する。カメラインターフェース11はACK信号A0を受け取ると、1サイクル分の画像データD1をDMAC13およびDMAC15に出力する。カメラインターフェース11から1サイクル分の画像データD1が出力されると、DMAC13およびDMAC15はその画像データD1を取り込む。そして、DMAC13は、次のデータの受け取り準備が完了すると、ACK信号A1をカメラインターフェース11およびDMAC15に出力する。カメラインターフェース11はACK信号A1を受け取ると、次の1サイクル分の画像データD2をDMAC13およびDMAC15に出力する。カメラインターフェース11から次の1サイクル分の画像データD2が出力されると、DMAC13およびDMAC15はその画像データD2を取り込む。
【0040】
このように、DMAC13は、データの受け取り準備が完了するごとに、ACK信号A0、A1、・・をカメラインターフェース11に順次出力する。そして、カメラインターフェース11がACK信号A0、A1、・・をDMAC13から受け取ると、ACK信号A0、A1、・・のタイミングに合わせて画像データD0、D1、・・をDMAC13およびDMAC15の両方に出力する。
【0041】
ここで、主メモリ4へアクセスするバスは、データ転送装置2とマイコン3とで共有されている。このため、DMAC13の主メモリ4へのデータ転送が、マイコン3の主メモリ4へのアクセスと競合する場合があり、DMAC13から主メモリ4へのデータ転送が、DMAC15から表示バッファ5へのデータ転送より遅れる場合がある。このため、DMAC15から表示バッファ5へのデータ転送に合わせて、FIFO12から画像データを読み出すと、主メモリ4への画像データの書き込みが終わらないうちに、次の画像データが送られてくるため、主メモリ4に記憶される画像データの一部が欠落する。
【0042】
そこで、図2の実施形態では、DMAC13から出力されるACK信号をカメラインターフェース11およびDMAC15に供給し、DMAC13から出力されるACK信号に合わせてFIFO12から画像データを読み出すようにしている。これにより、DMAC13から主メモリ4へのデータ転送に合わせてFIFO12から画像データを読み出すことが可能となり、主メモリ4に記憶される画像データの一部が欠落することを防止することが可能となる。
【0043】
なお、図2の実施形態では、DMAC13から主メモリ4へのデータ転送に合わせてFIFO12から画像データを読み出す場合について説明したが、DMAC15から表示バッファ5へのデータ転送に合わせてFIFO12から画像データを読み出すようにしてもよい。例えば、表示データ変換部18におけるデータ変換処理に時間がかかるため、DMAC13から主メモリ4へのデータ転送よりも、DMAC15から表示バッファ5へのデータ転送の方が遅れる場合には、DMAC13から主メモリ4へのデータ転送に合わせてFIFO12から画像データを読み出すと、表示バッファ5に記憶される画像データの一部が欠落する。そこで、このような場合には、DMA同期制御部14は、ACK信号の出力元の切り替えを行い、DMAC15から出力されるACK信号が、カメラインターフェース11およびDMAC13に供給されるようにする。これにより、DMAC15から表示バッファ5へのデータ転送に合わせてFIFO12から画像データを読み出すことが可能となり、表示バッファ5に記憶される画像データの一部が欠落することを防止することが可能となる。
【0044】
ここで、マイコン3は、DMAC13、15、17に対してイネーブル信号を供給し、DMAC13、15、17のどれを動作させるかを設定することができる。例えば、カメラインターフェース11から出力されるデータを主メモリ4および表示バッファ5の両方に記憶させる場合には、DMAC13、15にイネーブル信号を供給してDMAC13、15を動作させるとともに、DMAC17にアンイネーブル信号を供給し、DMAC17の動作を停止させる。
【0045】
また、カメラインターフェース11から出力されるデータを主メモリ4のみに記憶させる場合には、DMAC13にイネーブル信号を供給してDMAC13を動作させるとともに、DMAC15、17にアンイネーブル信号を供給し、DMAC15、17の動作を停止させる。
【0046】
また、カメラインターフェース11から出力されるデータを表示バッファ5のみに記憶させる場合には、DMAC15にイネーブル信号を供給してDMAC15を動作させるとともに、DMAC13、17にアンイネーブル信号を供給し、DMAC13、17の動作を停止させる。
【0047】
また、主メモリ4に記憶されている画像データを表示バッファ5に転送する場合には、DMAC17にイネーブル信号を供給してDMAC17を動作させるとともに、DMAC13、15にアンイネーブル信号を供給し、DMAC13、15の動作を停止させる。
【0048】
ここで、DMAC17を動作させる場合、主メモリ4に記憶されている画像データが、表示データ変換部18を介して表示バッファ5にDMA転送される。この祭、表示データ変換部18は、主メモリ4に記憶されている画像データのデータ形式を、液晶表示装置6で表示されるデータ形式に変換することができる。例えば、主メモリ4に記憶されている画像データのフォーマットがYUV形式であり、液晶表示装置6で表示される画像データのフォーマットがRGB形式である場合、主メモリ4に記憶されている画像データのフォーマットを、液晶表示装置6で表示される画像データのフォーマットに変換することができる。一方、主メモリ4に記憶されている画像データのフォーマットがRGB形式であり、液晶表示装置6で表示される画像データのフォーマットもRGB形式である場合、主メモリ4に記憶されている画像データのフォーマットの変換を行うことなく、主メモリ4に記憶されている画像データをそのまま出力することができる。
【0049】
次に、主メモリ4にアクセスするバスに負荷がかかっている場合のデータ転送の高速化方法について説明する。
【0050】
図4は、図1のデータ転送装置2のバス占有時の動作を説明するためのブロック図である。図4において、主メモリ4にアクセスするバスには、データ転送装置2だけでなくマイコン3も接続され、マイコン3が主メモリ4にアクセス31を行っている場合、CMOSセンサ1から画像データが出力されても、データ転送装置2は、主メモリ4にアクセスを行うことができない。このため、CMOSセンサ1から画像データが出力されると、その画像データはFIFO12に蓄積され、FIFO12が満杯になると、画像データの行き場を失って、画像データが溢れることになる。
【0051】
そこで、データ転送装置2は、データ転送32を行う場合、主メモリ4のバスを占有するためのREQ信号をマイコン3に対して出力する。そして、データ転送装置2は、バスの占有を許可するGNT信号をマイコン3から受け取ると、主メモリ4のバスを占有してデータ転送32を行う。
【0052】
これにより、データ転送装置2は、マイコン3とのバスの争奪による待ち時間をなくすことが可能となり、主メモリ4および表示バッファ5へのデータ転送速度を向上させることが可能となる。また、CMOSセンサ1のデータ転送速度が速い場合においても、データの取りこぼしを防止して、主メモリ4および表示バッファ5に記憶される画像データの欠落を防止することが可能となる。
【0053】
次に、DMA転送時におけるクロックの供給方法について説明する。
【0054】
DMA転送時にクロックを供給する場合、一画面分のDMAの開始および終了を検出し、DMA実行中にのみDMAC13、15、17にクロックを供給し、それ以外にはクロックを停止させるようにする。
【0055】
これにより、画像データが間欠的に送られる場合において、画像データが送信されない期間には、クロックを停止することが可能となり、データ転送時の消費電力を低減することが可能となる。
【0056】
図5は、図1のデータ転送装置のクロック供給方法を示すタイムチャートである。図5において、CMOSセンサ1からデータの入力が開始されると(t1)、クロックの供給を開始し、DMA転送が終了すると(t2)、クロックの供給を停止する。さらに、CMOSセンサ1からデータの入力が再び開始されると(t3)、クロックの供給を開始し、DMA転送が終了すると(t4)、クロックの供給を停止する。この結果、t2〜t3の間は、クロックの供給が停止したたままになり、消費電力を低減することが可能となる。
なお、DMAの開始は、CMOSセンサ1から出力されるスタートトリガ信号を利用することができ、DMAの終了は、DMAC13、15、17から出力されるEND信号を利用することができる。
【0057】
以上説明したように、上述した実施形態によれば、CMOSセンサ1から出力された画像データを主メモリ4および表示バッファ5の両方に一度に転送することが可能となり、主メモリ4および表示バッファ5に同一の画像データを記憶する際の時間を節約することが可能となる。
【0058】
なお、上述した実施形態では、映像入力装置としてCMOSセンサ1を例にとって説明したが、映像入力装置はCCD(電荷結合素子)や撮像管などを用いたものであってもよい。また、表示装置として液晶表示装置6を例にとって説明したが、表示装置はCRTやプラズマディスプレイ装置などでもよい。また、画像データを記憶するための記憶領域として、主メモリ4および表示バッファ5を例にとって説明したが、記憶領域は印刷バッファ、バックアップ用メモリ、またはキャッシュメモリなどでもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の記憶領域に同一のデータを同時に記憶させることが可能となり、複数の記憶領域にデータを記憶させるための時間を短縮することが可能となる。
【0060】
また、複数の記憶領域に同一のデータを記憶させる場合の記憶領域へのアクセス回数を減らすことが可能となることから、記憶領域を有効利用することが可能となるとともに、消費電力の低減も実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる係わるデータ転送装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のデータ転送装置のDMACの具体的な構成例を示すブロック図である。
【図3】図1のデータ転送装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。
【図4】図1のデータ転送装置のバス占有時の動作を説明するためのブロック図である。
【図5】図1のデータ転送装置のクロック供給方法を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 CMOSセンサ
2 データ転送装置
3 マイクロコンピュータ
4 主メモリ
5 表示バッファ
6 液晶表示装置
7 DSP
11 カメラインターフェース
12 FIFO
13、15、17 DMAC
14 DMA同期部
16 主メモリインターフェース
18 表示データ変換部
19 表示バッファインターフェース
20 LCDインターフェース
Claims (10)
- 入力の受け入れが可能な場合に第1の確認信号を出力する第1のダイレクトメモリコントローラと、
入力の受け入れが可能な場合に前記第1の確認信号とは異なる第2の確認信号を出力する第2のダイレクトメモリコントローラと、
前記第1および第2の確認信号の両方を受け取った場合に、前記第1および第2の確認信号のいずれか遅い方を受け取ったタイミングで、前記第1および第2のダイレクトメモリコントローラの両方にデータを転送するダイレクトメモリアクセス同期部と
を備えたことを特徴とするデータ転送装置。 - 前記ダイレクトメモリアクセス同期部が、前記データを転送する前に転送要求信号を前記第1および第2のダイレクトメモリコントローラに出力し、
前記第1および第2のダイレクトメモリコントローラが、前記転送要求信号に応じて、入力の受け入れが可能な場合に前記第1および第2の確認信号を出力すること
を特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。 - 前記第1および第2のダイレクトメモリコントローラは、それぞれ異なる第1および第2のメモリと接続されており、前記第1および第2のメモリへのデータ転送が可能の場合に、それぞれ前記第1および第2の確認信号を出力すること
を特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。 - 前記データを記憶する第3のメモリをさらに備え、
前記ダイレクトメモリアクセス同期部が、前記第3のメモリに記憶されたデータを転送すること
を特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。 - 入力の受け入れが可能な場合に第1の確認信号を出力する第1のダイレクトメモリコントローラと、
入力の受け入れが可能な場合に前記第1の確認信号とは異なる第2の確認信号を出力する第2のダイレクトメモリコントローラと、
画像データを出力するセンサと、
前記第1および第2の確認信号の両方を受け取った場合に、前記第1および第2の確認信号のいずれか遅い方を受け取ったタイミングで、前記第1および第2のダイレクトメモリコントローラの両方に前記画像データを転送するダイレクトメモリアクセス同期部と
を備えたことを特徴とするカメラモジュール。 - 前記ダイレクトメモリアクセス同期部が、前記画像データを転送する前に転送要求信号を前記第1および第2のダイレクトメモリコントローラに出力し、
前記第1および第2のダイレクトメモリコントローラが、前記転送要求信号に応じて、入力の受け入れが可能な場合に前記第1および第2の確認信号を出力すること
を特徴とする請求項5記載のカメラモジュール。 - 前記第1のダイレクトメモリコントローラが受け入れたデータを記憶する第1のメモリと、
前記第2のダイレクトメモリコントローラが受け入れたデータを記憶する第2のメモリとをさらに備え、
前記第1および第2のダイレクトメモリコントローラは、前記第1および第2のメモリへのデータ転送が可能の場合に、それぞれ前記第1および第2の確認信号を出力すること
を特徴とする請求項5記載のカメラモジュール。 - 請求項5記載のカメラモジュールと、
前記カメラモジュールを制御する演算部と、
前記第1のダイレクトメモリコントローラが受け入れた画像データおよび前記演算部が実行するプログラムを記憶するメインメモリと、
前記第2のダイレクトメモリコントローラが受け入れた画像データを記憶する表示バッファと
を備えたことを特徴とするカメラ。 - データの転送状況に基づいて、前記第1および前記第2のダイレクトメモリコントローラへのクロックの出力制御を行うクロック出力制御手段を備えること特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のデータ転送装置。
- 入力の受け入れが可能な場合に第1のダイレクトメモリコントローラが第1の確認信号を出力し、
入力の受け入れが可能な場合に第2のダイレクトメモリコントローラが前記第1の確認信号とは異なる第2の確認信号を出力し、
前記第1および第2の確認信号の両方が出力された場合に、前記第1および第2の確認信号のいずれか遅い方が出力されたタイミングで、前記第1および第2のダイレクトメモリコントローラの両方にデータを転送すること
を特徴とするデータ転送方法。
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