JP2003116044A - データ変更方法及びそれを使った電子装置 - Google Patents

データ変更方法及びそれを使った電子装置

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JP2003116044A
JP2003116044A JP2001309686A JP2001309686A JP2003116044A JP 2003116044 A JP2003116044 A JP 2003116044A JP 2001309686 A JP2001309686 A JP 2001309686A JP 2001309686 A JP2001309686 A JP 2001309686A JP 2003116044 A JP2003116044 A JP 2003116044A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】TV カメラ装置において任意のタイミングで映
像信号処理パラメータの変更を行っても、映像信号にノ
イズが発生しないようにする。 【解決手段】CPU から 画像 LSI へのパラメータ変更コ
マンドを一旦メモリへ格納しておき、カメラの垂直ブラ
ンキング期間内にそのメモリを高速で読み出し、パラメ
ータの書き換えを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョンカメ
ラ装置に関わり、特に、ガンマ補正やマスキング補正等
の画像処理の条件のデータ(パラメータデータ)を更新
する方法に関わる。
【0002】
【従来の技術】従来の方法による中央演算処理装置( C
PU:Central Processing Unit )から画像処理 LSI( L
arge Scale Integration:大規模集積回路)のデータ転
送を図2によって説明する。図2は、従来のテレビジョ
ンカメラ(以下、TV カメラと称する)装置の概略構成
を示すブロック図である。図2において、タイミング発
生器 9 は、タイミング信号を発生し、撮像素子10 と C
PU 1 に出力する。TV カメラ装置で撮影した撮像光は、
レンズ(図示せず)を通り撮像素子 10に入力する。撮
像素子 10 は、タイミング発生器 9 から供給されるタ
イミング信号により所定の周期で、入力される撮像光を
光電変換し、プリアンプ 11 に出力する。プリアンプ 1
1 は、光電変換され入力された信号を、所定の電圧レベ
ルに増幅してアナログ−デジタル変換器( A/D 変換
器)12 に出力する。A/D 変換器 12 は、入力されたア
ナログの信号をデジタル信号に変換して、画像 LSI 14
のデジタル映像信号処理回路 13 に出力する。デジタル
映像信号処理回路 13 は、入力された映像信号に、ガン
マ補正やマスキング補正などの所定の画像処理を施し
て、デジタル−アナログ変換器( D/A変換器) 15 に出
力する。D/A 変換器 15 は、映像信号をアナログ信号に
変換して TV カメラ装置から出力する。
【0003】この画像 LSI 14 は、ガンマ補正やマスキ
ング補正を始めとして、TV カメラの主要な絵作りのほ
どんどを行っているが、カメラの画質を使う人(以下、
操作員と称する)それぞれの好みに合せるため、画質を
左右するパラメータの大部分は、TV カメラ装置のスイ
ッチ操作等で簡単に変更できるようになっている。この
スイッチ操作による命令を画像 LSI 14 に伝達している
のが CPU 1 である。なお、CPU 1 には、操作員が図示
しないマンマシンインターフェースによって、画像 LSI
14 のデジタル映像信号処理回路 13 が施す所定の画像
処理の条件(パラメータ)を入力する。
【0004】デジタル映像信号処理回路 13 が施す所定
のパラメータの変更のため、CPU 1が画像 LSI 14 に与
える送信信号(画像処理の条件、即ち、パラメータ)の
データ、即ち、パラメータデータは、1つの命令( 1
アクセス)につき、1 アドレス情報を示すアドレス部
(例えば、1 アドレスが 16 ビット)と 1 データ情報
を示すデータ部(例えば、1 データが 16 ビット)、及
び 1 ストロー部情報を示すストローブ部(例えば、1
ストローブが 1 ビット)で構成されている。CPU1 は、
1 アクセス毎に、この送信信号のうち、アドレス情報を
画像 LSI 14 のデコーダ 7 に供給し、データ情報とス
トロー情報を画像 LSI 14 のレジスタ群8 に供給する。
【0005】デコーダ 7 は、入力されたパラメータデ
ータのアドレス情報によって、送信信号がどの画像処理
制御の条件(パラメータ)を変更するための命令である
のかを識別し、入力された送信信号のアドレス情報に対
応する当該制御パラメータの変更設定を有効にするため
の制御信号をレジスタ群 8 に出力する。即ち、レジス
タ群 8 は、レジスタ B1 ,B2 ,B3 ,‥‥‥,Bn で
( n は、2以上の自然数)で構成されており、デコー
ダ 7 は、入力されたアドレス情報がレジスタ群8 のど
のレジスタ(レジスタ B1 ,B2 ,B2 ,‥‥‥,Bn の
どのレジスタ)のアドレスかを識別し、そのアドレスに
対応するレジスタ(例えば、レジスタ B1)にCPU 1 か
らレジスタ群 8 に供給されるデータ情報が入力される
ように制御する。
【0006】レジスタ群 8 は、入力されたアドレス情
報によって、これらのうちの有効となったレジスタのみ
が画像処理のパラメータであるデータ情報を取込むこと
ができるようになり、CPU 1 から、レジスタ B1 ,B2
,B3 ,‥‥‥,Bn の指定されたものにデータ情報が
入力される。レジスタ群 8 の各レジスタは、例えば、1
6 ビットで構成され、データ情報が入力されたレジスタ
(例えば、レジスタ B1)は、入力されたデータ情報を
1 ビットずつ、順次、デジタル映像信号処理回路 13 に
出力する。なお、データ情報の最後に付されたストロー
ブ情報は、その1 アクセスのデータ情報が終了したこと
を示す。
【0007】そして、デジタル映像信号処理回路 13
は、ストローブ情報が入ったタイミングで、取込まれた
画像処理データを保持し、確定する。確定された画像処
理パラメータのデータによって、ガンマ補正やマスキン
グ補正等を行うデジタル映像信号処理回路 13 の画像処
理パラメータが書き換えられ、一連のパラメータ変更プ
ロセス(パラメータ設定のプロセス)が終了する。CPU
1 は、1 アクセス分の画像処理データを出力すると、続
けて次の画像処理パラメータのデータを画像処理 LSI
に出力し、上記と同様にデコーダ 7 でアドレス情報を
受取り、入力されるレジスタ(例えば、レジスタ B2 )
を指定し、指定されたレジスタがデータ情報を受取り、
レジスタを介してデジタル映像信号処理回路 13 に出力
する。
【0008】このように、従来の方法では CPU 1 から
の送信信号が、止まることなく連続してデジタル映像信
号処理回路 13 に転送されるため、電源投入時から TV
カメラ装置から映像が出力し始めるまで間、即ち、画像
LSI 14 を初期化するまでの期間についていえば、有力
な方法である。しかし、TV カメラ装置から映像出力信
号を出力し始めた後は、映像期間に画像処理設定データ
が書き換えられてしまうことを避けるため、CPU 1 側で
映像信号の垂直ブランキング期間に送信タイミングを合
せる必要がある。しかし、垂直ブランキング期間は、映
像期間に比べてごく短いため、比較的高速なパラレルイ
ンターフェース CPU 1 を使用しても、1フィールドに
設定できるパラメータ数は限定されていた。
【0009】上述のように、従来の TV カメラ装置で
は、画像処理 LSI 14 を用いてガンマ補正やマスキング
補正など映像信号のレベル変換を行う場合、CPU 1 から
画像処理 LSI 14 の設定レジスタに画像処理データを転
送する際に、映像期間中での映像の切換えショックによ
る映像乱れのノイズを出さないようにするために、撮像
素子から映像信号を出力しない垂直ブランキング期間に
合せて CPU 1 がタイミング調整をして画像処理 LSI 14
にデータを送るようにしていた。
【0010】この CPU 1 の時間調整方法としては、CPU
1 のソフトウェア処理によりカウンタを構成し、撮像
素子 10 を駆動するタイミング発生器 9 から供給され
る垂直同期信号および水平同期信号を受けて、垂直同期
信号の変化点でカウンタをリセットし、水平同期信号の
変化点でカウンタを進めることで、垂直ブランキングタ
イミングを計算するのが一般的である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来技術では、垂直ブランキング期間が、例えば、NTSC
方式では、フィールド周期の約 13 分の 1(約 1.2 mse
c )と短いため、ガンマ補正のように一度に 100 個以
上のパラメータ設定が必要な場合、そのパラメータ設定
を変更するための画像処理データを複数フィールドの垂
直ブランキング期間を使って分割して送る必要があり、
1フィールド毎の送信信号(画像処理パラメータのデー
タ)が各々不完全な状態で画像処理 LSI に設定される
ことになる。このため、完全にデータを設定し終わるま
でフィールドの切換わりでノイズが発生することは避け
られないという欠点があった。本発明の目的は、上記の
ような欠点を除去し、映像信号にフィールドの切換わり
ノイズが発生しない画像処理パラメータのデータ入力方
法及び TV カメラ装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の TV カメラ装置の画像処理データ入力方
法は、CPU と画像 LSI 内の CPU インターフェースとの
間にメモリ(例えば、RAM:Random Access Memory )を
配置して、CPU から送信されたデータを一旦メモリに書
き込んで保持しておき、任意の1フィールドの垂直ブラ
ンキング期間内でメモリ内の画像処理データを一度に読
み出す方法とする。このため、従来は、CPU のクロック
周波数とバス幅によりデータ転送速度が制限されていた
が、この方法により、画像 LSI 内の設定レジスタのデ
ータ確定時間とメモリのビット幅でデータ転送速度が定
まるため、非常に高速にデータ設定を行うことができ
る。また本発明は、画像 LSI 側で垂直ブランキングの
位相を監視し、メモリの読出しタイミングを制御してい
るため、CPU 側では映像期間であるかブランキング期間
であるかに関わらず、任意のタイミングでデータ送信を
行っても、メモリからデータが読み出されるのは常に垂
直ブランキング期間内であり、CPU でのフィールドの位
相管理が不要である。メモリは、画像 LSI に内蔵され
ていればそれを使用するのが実装面積やコスト等で有利
であるが、外付けのメモリを使用しても方式的には同じ
である。
【0013】本発明のデータ処理条件変更方法は、デー
タ処理手段と、該データ処理手段のデータ処理条件を変
更する中央演算処理装置とを有する電子装置において、
前記中央演算処理装置から前記データ処理手段に供給さ
れる設定変更データを記憶装置に格納し、該記憶装置に
格納された該設定変更データを前記データ処理手段に供
給し、前記データ処理手段は該供給された設定変更デー
タによってデータ処理条件を変更することを特徴とす
る。
【0014】また、本発明のデータ処理条件変更方法
は、前記電子装置が、テレビジョンカメラ装置であっ
て、前記データ処理手段が該テレビジョンカメラ装置の
映像信号を処理する画像処理手段であることを特徴とす
る。また、本発明のデータ処理条件変更方法は、前記記
憶装置が前記設定変更データを、映像信号の垂直ブラン
キング期間に、前記データ処理手段に供給することを特
徴とする。また、本発明のデータ処理条件変更方法は、
前記データ処理手段が大規模集積回路であることを特徴
とする。また、本発明のデータ処理条件変更方法は、前
記中央演算処理装置が供給する設定変更データが、少な
くともアドレス情報とデータ情報とストロー部情報とか
ら構成されることを特徴とする。
【0015】また、本発明の電子装置は、データ処理手
段と、該データ処理手段のデータ処理条件を変更する中
央演算処理装置とを有する電子装置において、前記中央
演算処理装置から前記データ処理手段に送信された設定
変更データを格納する記憶装置と、前記記憶装置の書き
込みを制御する書き込みアドレス制御部と、前記記憶装
置の読み出しを制御する読み出しアドレス制御部と、前
記中央演算処理装置からの書き込み命令または読み出し
命令を受信し、該受信された命令に応じて、前記書き込
みアドレス制御部または前記読み出しアドレス制御部の
いずれかに供給するデコーダとを備えることを特徴とす
る。
【0016】また、本発明の電子装置は、前記中央演算
処理装置は、前記記憶手段へ任意のタイミングで、前記
設定変更データを供給し、前記記憶手段は、前記処理手
段へ前記読み出しアドレス制御部からの制御に応じて前
記設定変更データを読み出すことを特徴とする。また、
本発明の電子装置は、前記電子装置が、テレビジョンカ
メラ装置であって、前記データ処理手段が該テレビジョ
ンカメラ装置の映像信号を処理する画像処理手段であ
り、前記記憶手段は、格納された該設定変更データを、
前記映像信号の垂直ブランキング期間に、前記データ処
理手段に供給することを特徴とする。また、本発明の電
子装置は、前記前記データ処理手段が、供給された前記
設定変更データによってデータ処理条件を変更すること
を特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1によって
説明する。図1は、本発明の一実施例の TVカメラの概
略構成を示すブロック図である。図1において、CPU 1
とデコーダ 7 及びレジスタ群 8 との間に RAM( Rando
m Access Memory )4 を配置することにより、CPU 1 か
ら複数フィールドにわたって任意のタイミングで送信さ
れた画像 LSI 制御データを一旦 RAM 4 に格納してお
き、CPU 1 から任意のタイミングで送信された RAM 4
読出しコマンドの直後の一垂直ブランキング期間内で、
RAM 4 からレジスタへの転送を完了するようにした。垂
直( Vertical )ブランキング期間にデータ転送を行う
ため、本発明の画像処理データ入力方法を実行している
状態を、以降の説明においては V 転送モードと呼ぶこ
とにする。尚、図1では、画像 LSI 制御データを一旦
格納する記憶手段として、RAM を用いたが、FIFO( Fir
st-In First-Out )等、書き込みと読み出しが独立に実
行できるものであるなら何でも良い。
【0018】図1を用いて、本発明の一実施例を説明す
る。図1は、本発明の一実施例の TV カメラ装置の概略
構成を示すブロック図である。従来技術で説明した構成
要素と同一の機能の構成要素には同一の番号を付した。
タイミング発生器 9 は、タイミング信号を発生し、撮
像素子 10 と画像 LSI14′のデータラッチ 3 の一方の
入力端子に出力する。TV カメラ装置で撮影した撮像光
は、レンズ(図示せず)を通り撮像素子 10に入力す
る。撮像素子 10 は、タイミング発生器 9 から供給さ
れるタイミング信号により所定の周期で、入力される撮
像光を光電変換し、プリアンプ 11 に出力する。プリア
ンプ 11 は、光電変換され入力された信号を、所定の電
圧レベルに増幅して A/D 変換器 12 に出力する。A/D
変換器 12 は、入力されたアナログの信号をデジタル信
号に変換して、画像 LSI 14′のデジタル映像信号処理
回路 13 に出力する。デジタル映像信号処理回路 13
は、入力された映像信号に、ガンマ補正やマスキング補
正などの所定の画像処理を施して、D/A 変換器 15 に出
力する。D/A 変換器 15 は、映像信号をアナログ信号に
変換して TV カメラ装置から出力する。
【0019】始めに、V 転送モードにおける RAM 4 へ
の書込みプロセスを説明する。先ず、画像 LSI 14′の
デジタル信号処理回路 13 のパラメータ設定を始める直
前に、CPU 1 から専用の書込み開始コマンドをデコーダ
2 に出力する。デコーダ 2 は、入力された書込み開始
コマンドのアドレス情報を受信してライトイネーブル信
号をライトアドレス制御部 6 に出力する。ライトアド
レス制御部 6 は、ライトイネーブル信号を入力された
ことによって、書込み待機状態( CPU 1 から RAM 4 に
出力されるデータが RAM 4 に書き込まれる制御状態)
となり、CPU 1 からの書込み開始コマンド以降出力され
るパラメータデータ(送信信号)のストローブ情報信号
をトリガーにしてライトアドレスカウンタの動作を開始
すると同時に、そのカウント値を RAM 4 のデータフォ
ーマットに変換して RAM 4 に出力する。RAM 4 は、そ
のアドレス領域の 0 番地から順番に CPU 1 からの送信
信号のアドレス情報とデータ情報を格納する。
【0020】次に、V 転送モードにおける RAM 4 から
の読出しプロセスを説明する。パラメータデータの送信
が終わると、その直後に、CPU 1 は、専用の読出し開始
コマンドをデコーダ 2 に出力する。デコーダ 2 は、入
力された読出し開始コマンドのアドレス情報を受信して
リードイネーブル信号をデータラッチ 3 の他方の入力
端子に出力する。データラッチ 3 は、入力されたリー
ドイネーブル信号を保持し、読出し待機状態になる。デ
ータラッチ 3 は、この読出し待機状態において、タイ
ミング発生器 9 から、撮像素子 10 の光電変換周期と
同期した垂直ブランキング信号が来ると、トリガー信号
をリードアドレス制御部 5 に出力する。リードアドレ
ス制御部 5 は、入力されたトリガー信号をトリガーに
して、RAM 4 に制御信号を出力し、読出し待機状態から
読出し開始状態に移行する。即ち、リードアドレス制御
部 5 は、入力されたトリガー信号をトリガーにして、
リードアドレスカウンタの動作を開始すると同時に、そ
のカウント値を RAM 4 のデータフォーマットに変換し
て RAM 4 に出力する。RAM 4 は、そのアドレス領域の
0 番地から順番に RAM 4 のアドレス情報をデコーダ 7
に出力し、データ情報をレジスタ群 8 に出力する。こ
のように、リードアドレス制御部 5 がリードアドレス
カウンタを進めることでRAM 4 からアドレス情報とデー
タ情報が読み出される。以下、デコーダ 7 、レジスタ
群 8 、デジタル映像信号処理回路 13 、及び、D/A 変
換器 15 の動作は、従来技術と同様なので、説明を省略
する。
【0021】読出し開始コマンド送信直後から RAM 4
の読出し終了までの期間は RAM 4 のデータが上書きさ
れないように自動的に書込み不可になるため、CPU 1 側
では、読出し開始コマンド送信後は 1 フィールド時間
おいて次のパラメータデータを送信する。また、V 転送
モードの解除コマンドを送信しない限り V 転送モード
になっているので、2回目以降は書込み開始コマンドを
送信しなくても、通常のパラメータデータと読出し開始
コマンドだけで V 転送が実行される。
【0022】図3は、本発明の V 転送モードのタイミ
ングチャートの一実施例を示す図である。この、本発明
における、CPU 1 から画像 LSI 14′へのパラメータ設
定のプロセスを説明するためのタイミングチャートにお
いて、横軸は時間軸であり、TV カメラ装置の電源投入
時からの経過時間である。上段は、TV カメラ装置の出
力信号であり、水平同期信号に斜線部で示した映像信号
が重畳されている期間が映像期間を示し、映像期間と映
像期間との間の映像信号がない期間が垂直ブランキング
期間を示している。また、電源投入時から最初の映像が
出力されるまでの期間を画像 LSI 14′の各種パラメー
タの初期値を設定している初期化期間( LSI 初期化期
間)と定義する。中段は、CPU 1 から画像 LSI 14′へ
送信するパラメータデータを表しており、D0 ,D1 ,D2
,‥‥‥,D12 ,D13,‥‥‥は、画像 LSI 14′の各
種パラメータを設定するためのコマンドで、各々はアド
レス情報とデータ情報とストローブ情報からなる。ま
た、WRITE は書込み開始コマンドでこれ以降は V 転送
モードになり、送信するパラメータデータが RAM 4 へ
一時的に格納される。更に、READ は読出し開始コマン
ドで、この直前までの LSI 14′パラメータデータが、
この直後の最初の垂直ブランキング期間の開始タイミン
グで RAM 4 から読み出される。
【0023】読出し中は書込み禁止なので、次のパラメ
ータデータ送信までは 1 フィールド時間を空ける。ま
た、もし書込みが映像期間中に終わらず、垂直ブランキ
ング期間に読出し開始コマンドが RAM 4 に入力された
場合には、 1 フィールド後の垂直部ランキング期間の
開始タイミングで読み出しが開始される。下段は画像 L
SI 14′のパラメータ設定レジスタへ送られるパラメー
タデータで、書込み開始コマンド前までの LSI 初期化
期間は CPU 1 からレジスタ群 8へダイレクトにパラメ
ータデータが転送されるが、書込み開始コマンド後はレ
ジスタへのデータ転送が一時中断される。そして読出し
開始コマンド後の最初の垂直ブランキング期間の頭でレ
ジスタ群 8 へのデータ転送が再開される。このときの
データ転送速度は RAM 4 の読出し速度であり、CPU 1
からの送信速度よりも速い。尚、本発明では、画像処理
パラメータのデータの書き換えにだけ言及して説明した
が、画像処理に関わらず、どのようなデータであっても
良いし、垂直ブランキング期間に限らず、どのような期
間についてであっても適用可能であることは自明であ
る。更に、TV カメラ装置に限らず、どのような装置で
あっても、データの書き換えを装置の起動中に実行する
ものに適用可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、CP
U からの送信コマンドを一旦 RAM に格納し、垂直ブラ
ンキング期間にその RAM のデータを高速で読み出すこ
とにより、垂直ブランキング期間でのみ画像 LSI への
パラメータ設定が行われるため、映像が乱れるようなノ
イズが発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の TV カメラ装置の概略構
成を示すブロック図。
【図2】 従来の TV カメラ装置の概略構成を示すブロ
ック図。
【図3】 本発明の V 転送モードのタイミングチャー
トの一実施例を示す図。
【符号の説明】
1:CPU、 2:アドレスデコーダ、 3:データラッチ、
4:2ポートメモリ( RAM )、 5:リードアドレス
制御部、 6:ライトアドレス制御部、 7:アドレスデ
コーダ、 8:パラメータ設定用レジスタ、 9:タイミ
ング発生器、10:撮像素子、 11:プリアンプ、 12:
A/D 変換器、 13:デジタル映像信号処理回路、 14,
14′:画像 LSI、 15:D/A 変換器。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ処理手段と、該データ処理手段の
    データ処理条件を変更する中央演算処理装置とを有する
    電子装置において、 前記中央演算処理装置から前記データ処理手段に供給さ
    れる設定変更データを記憶装置に格納し、該記憶装置に
    格納された該設定変更データを前記データ処理手段に供
    給することを特徴とするデータ変更方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ変更方法におい
    て、前記データ処理手段は前記供給された設定変更デー
    タによってデータ処理条件を変更することを特徴とする
    データ処理条件変更方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載のデータ処理条件変更方法において、 前記電子装置が、テレビジョンカメラ装置であって、 前記データ処理手段が該テレビジョンカメラ装置の映像
    信号を処理する画像処理手段であることを特徴とするデ
    ータ処理条件変更方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のデータ処理条件変更方法
    において、 前記記憶装置が前記設定変更データを、映像信号の垂直
    ブランキング期間に、前記データ処理手段に供給するこ
    とを特徴とするデータ処理条件変更方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1つに
    記載のデータ処理条件変更方法において、前記データ処
    理手段が大規模集積回路であることを特徴とするデータ
    処理条件変更方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか1つに
    記載のデータ処理条件変更方法において、前記中央演算
    処理装置が供給する設定変更データが、少なくともアド
    レス情報とデータ情報とストロー部情報とから構成され
    ることを特徴とするデータ処理条件変更方法。
  7. 【請求項7】 データ処理手段と、該データ処理手段の
    データ処理条件を変更する中央演算処理装置とを有する
    電子装置において、 前記中央演算処理装置から前記データ処理手段に送信さ
    れた設定変更データを格納する記憶装置と、 前記記憶装置の書き込みを制御する書き込みアドレス制
    御部と、 前記記憶装置の読み出しを制御する読み出しアドレス制
    御部と、 前記中央演算処理装置からの書き込み命令または読み出
    し命令を受信し、該受信された命令に応じて、前記書き
    込みアドレス制御部または前記読み出しアドレス制御部
    のいずれかに供給するデコーダとを備えることを特徴と
    する電子装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の電子装置において、 前記中央演算処理装置は、前記記憶手段へ任意のタイミ
    ングで、前記設定変更データを供給し、 前記記憶手段は、前記処理手段へ前記読み出しアドレス
    制御部からの制御に応じて前記設定変更データを読み出
    すことを特徴とする電子装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の電子装置において、 前記電子装置が、テレビジョンカメラ装置であって、 前記データ処理手段が該テレビジョンカメラ装置の映像
    信号を処理する画像処理手段であり、 前記記憶手段は、格納された該設定変更データを、前記
    映像信号の垂直ブランキング期間に、前記データ処理手
    段に供給することを特徴とする電子装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または請求項9のいずれかに
    記載の電子装置において、前記前記データ処理手段は、
    供給された前記設定変更データによってデータ処理条件
    を変更することを特徴とする電子装置。
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