JP3328246B2 - Dma転送方法およびそのシステム - Google Patents

Dma転送方法およびそのシステム

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JP3328246B2
JP3328246B2 JP28934299A JP28934299A JP3328246B2 JP 3328246 B2 JP3328246 B2 JP 3328246B2 JP 28934299 A JP28934299 A JP 28934299A JP 28934299 A JP28934299 A JP 28934299A JP 3328246 B2 JP3328246 B2 JP 3328246B2
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公二 杉山
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エヌイーシーマイクロシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロプロセッ
サに接続され高速の周波数で動作する高速バスと遅い周
波数で動作する周辺装置を接続する低速バスとの間に接
続して設けられ高速バスおよび低速バスとの間でデータ
の転送を行なうバスブリッジと、高速バスに接続しバス
ブリッジと転送制御情報信号を授受するDMA(Dir
ect Memory Access)コントローラと
を備え、DMAコントローラが、バスブリッジを転送制
御情報信号の授受により制御して高速バスおよび低速バ
スのいずれか一方に接続するマイクロプロセッサおよび
周辺装置を含む装置それぞれの間で直接的にデータ転送
を行なうDMA転送方法およびそのシステムに関し、特
に、システム構成を簡易化しかつデータ転送の効率化を
図ることができるDMA転送方法およびそのシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】通常、高速のCPU(Central
Processing Unit)を用いたシステムを
構築する場合でも、従来からの低速の周辺装置を流用す
ることが多い。このような低速の周辺装置を高速の装置
と同一のバスに接続することは、バスの伝送効率上、行
なっていない。この問題を解決するために、CPUを接
続する高速バスと低速な周辺装置を接続する低速バスと
を備え、両者と接続して両者間を仲介するバスブリッジ
が設けられている。
【0003】従来、この種のDMA転送方法およびその
システムでは、CPUと高速バスで接続するDMAコン
トローラ(以後、DMACと略称する)がバスブリッジ
の動作を制御するのが一般的である。すなわち、高速バ
ス上で、CPU、DMAC、および他のバスマスタそれ
ぞれの間でバス使用権の譲渡が行なわれ、CPUと同一
のバス上でDMACの制御によるDMA転送が実行され
る。
【0004】例えば、図8に示されるように、CPU3
並びに高速周辺装置のI/O−H(高速入出力装置)4
およびMEM−H(高速メモリ)5が接続され高速な周
波数で動作する高速バス8と低速周辺装置のI/O−S
(低速入出力装置)6およびMEM−S(低速メモリ)
7が接続され低速な周波数で動作する低速バス9との両
者に接続してデータを入出力するバスブリッジ110
が、高速バス8と接続するDMAC120の制御を受け
てデータの転送を行なう。
【0005】バスブリッジ110は、高速バス8に接続
し高速バス8に対応したタイミング制御部11と低速バ
ス9に接続し低速バス9に対応したタイミング制御部1
2とで構成され、転送アドレス信号などを含む転送制御
情報信号およびデータを高速バス8および低速バス9と
送受信する一方、タイミング制御部11,12間で転送
している。
【0006】DMAC120は、高速バス8に接続し高
速バスに対応したタイミング制御部121、CPU3か
ら入力するデータを取り込む制御レジスタ122、DM
A転送ワード数をカウントする転送カウンタ123、D
MA転送を制御する中央制御部124、およびDMA転
送のアドレス信号を制御するアドレスレジスタ125に
より構成される。
【0007】次に、図8に図9を併せ参照して図8に示
されるI/O−S6からMEM−S7へデータを転送す
る場合について説明する。
【0008】DMAC120は、I/O−S6からDM
Aリクエスト信号を受けた際に動作を進める場合、DM
Aアクノリッジ信号を返送する。次いで、DMAC12
0は、高速バス8を介してバスブリッジ110にアクセ
スし、アドレスレジスタ125からのアドレス信号およ
び中央制御部124からの読取り/書込み(以後、R/
Wと略称する)制御信号を含むDMA転送制御信号をバ
スブリッジ110のタイミング制御部11に送る。
【0009】バスブリッジ110は、高速バス8からタ
イミング制御部11によりDMA転送制御信号を取り込
み、タイミング制御部12で低速にリタイミングして低
速バス9へ送出する。バスブリッジ110は、DMA転
送制御信号に含まれるMEM−S7の最初のアドレス信
号Adr−1をI/O−S6へ低速バス9を介して送る
一方、読取りストローブをI/O−S6に送って低速バ
ス9を介して転送データをタイミング制御部12に出力
させる。次いで、バスブリッジ110は、書込みストロ
ーブをMEM−S7に送って、タイミング制御部12の
転送データをMEM−S7に書き込ませる。
【0010】このような手順でデータのDMA転送が実
行される場合、データの転送は低速バスのみで完結実行
されているにもかかわらず、DMA転送の制御が高速バ
スを介して実行されるので、この間DMACにより高速
バスの占有が発生してCPUにおけるデータの転送が実
行できず、高速バスの利用効率が低下するという問題点
がある。
【0011】このような問題点を解決するデータ転送装
置としての技術が、特開平5−2557号公報に開示さ
れている。この公開公報では、二つのバスそれぞれに設
けられたインタフェースをを介して読取り/書込みが可
能にされたバッファメモリを設け、これら二つのインタ
フェースに対応したそれぞれのデータ処理装置と上記バ
ッファメモリとの間で相互にデータの授受を行なってい
る。
【0012】これを、図10を参照して説明する。
【0013】DMAC200は、一方でローカルバス2
10、他方でシステムバス250それぞれと接続されて
いる。ローカルバス210には周辺装置211,212
が接続されるローカルシステムが構成されている。シス
テムバス250には、CPU(マイクロプロセッサ)2
51およびMM(メインメモリ)252を含むデータ処
理装置が構成されている。
【0014】DMAC200は、システムバス250と
ローカルバス210に対応した2つのバスインターフェ
イス回路22A,22Bをもつ。バスインターフェイス
回路22Aは、システムバス250とDMAC200と
の間でのDMA転送を実現し、バスインターフェイス回
路22Bは、ローカルバス210とDMAC200との
間でのDMA転送を実現する機能を有する。
【0015】これらのバスインターフェイス回路22
A,22Bは、それぞれが独立して対応するシステムバ
ス250、ローカルバス210のバス権を獲得して、デ
ータ転送動作を行なう。
【0016】システムバス250に対応した調停回路2
3Aは、システムバス側のチャンネル調停を行う。すな
わち、システムバス250とDMAC200との間での
DMA転送の優先度を決定する回路である。同様に、ロ
ーカルバス210に対応した調停回路23Bは、ローカ
ルバス側のチャンネル調停、言い換えるならば、ローカ
ルバス210とDMAC200との間でのDMA転送の
優先度を決定する回路である。
【0017】記憶回路241および記憶回路242は、
転送データを一時的に記憶するバッファメモリであり、
特に制限されないが、FIFO(先入れ先出し)メモリ
から構成される。
【0018】調停回路23Bは、ローカルバス210側
に設けられ、図示される周辺処理装置211、212そ
れぞれから伝送されるDMA転送要求信号DRQ1、D
RQ2を受けてこれら2つの信号が競合した場合、転送
の優先度を決定して、周辺処理装置211または212
に対してDMA転送を許可するアクノリッジ信号ACK
1またはACK2を出力する。
【0019】このように2つの周辺処理装置211,2
12両者からのDMA転送要求が競合した際に優先順位
に従い周辺処理装置211のDMA転送が許可された場
合には、他方の周辺処理装置212はDMA転送待ち状
態になる。
【0020】図示される記憶回路241,242それぞ
れは、転送の対象となる周辺処理装置211または21
2のデータの転送方向により使用されるものが決定され
る。
【0021】すなわち、周辺処理装置211からDMA
C200の記憶回路241または242へ書き込みする
場合、調停回路23Bにより記憶回路241に対して書
き込み制御信号MW1が供給される。これにより、周辺
処理装置211から転送されるデータは、ローカルバス
210およびバスインターフェイス回路22Bを介して
記憶回路241に対して書き込まれるというDMA転送
動作となる。
【0022】逆に、DMAC200から周辺処理装置2
12へのデータ転送のときには、調停回路23Bによ
り、記憶回路242に対して読出し制御信号MR2が供
給される。これにより、DMAC200の記憶回路24
2に保持されていたデータがバスインターフェイス回路
22Bおよびローカルバス210を介して周辺処理装置
212に転送される。
【0023】このように、調停回路23Bにより決定さ
れる転送の優先度の高い周辺処理装置から、上述した制
御信号MW1、MR2等によりローカルバス210およ
びバスインターフェイス回路22B並びに内部バスを介
してDMA転送が行われる。
【0024】記憶回路241または242は、内部状態
に従い、DMA転送が可能な状態の場合には、システム
バス250側の調停回路23Aに対してDMA転送要求
信号DRQ1a,DRQ2aそれぞれを送出する。これ
ら転送要求信号DRQ1a,DRQ2aそれぞれを受け
た調停回路23Aはシステムバス側に対してバス権要求
信号BREQを出力する。
【0025】このとき、システム側のCPU251がバ
ス権を譲渡可能な状態であれば、DMAC200に対し
てバス権アクノリッジ信号BACKが返送される。DM
AC200の調停回路23Aは、アクノリッジ信号BA
CKを受けて、記憶回路241または242とシステム
側のMM252との間でのDMA転送を行う。
【0026】例えば、調停回路23Aにより記憶回路2
41のデータをシステム側に転送するときには、記憶回
路241に対して読み出し制御信号MR1が供給され、
記憶回路241の読み出しが行われ、バスインターフェ
イス回路22Aおよびシステムバス250を介してMM
252にデータが書き込まれる。また、調停回路23A
により記憶回路242にシステム側のデータを転送する
ときには、記憶回路242に対して書込み制御信号MW
2が供給され、記憶回路242に対して、システムバス
250およびバスインターフェイス回路22A並びに内
部バスを通してMM252から読み出されたデータが書
き込まれる。
【0027】上述した記憶回路241,242それぞれ
は、片方向で使用するとして図示し説明したが、両方向
で使用することもできる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のDMA
転送方法およびそのシステムでは、次のような問題点が
ある。
【0029】第1の問題点は、CPUが接続されている
高速バスにDMACを接続する第1の従来例では、高速
バスの利用効率が低下することである。
【0030】その理由は、上述したように、低速バスに
おいてのみDMA転送する場合でも、高速バスが占有さ
れるからである。
【0031】この問題点を解決する第2の従来例におい
ても、次のような第2の問題点がある。
【0032】第2の問題点は、制御が複雑であり部品点
数が多くなることである。
【0033】その理由は、ローカルバスにおける複数の
周辺処理装置に対する調停とシステムバスのCPUにお
ける複数の記憶回路に対する調停とを必要とするからで
あり記憶回路を両方向で使用する場合には更に複雑化す
ることが避けられないからである。
【0034】本発明の課題は、このような問題点を解決
し、上述した第1の従来例に若干の機能を追加すること
により、システム構成を簡易化しかつデータ転送の効率
化を図ることができるDMA転送方法およびそのシステ
ムを提供することである。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明によるDMA転送
方法は、マイクロプロセッサに接続され高速の周波数で
動作する高速バスと遅い周波数で動作する周辺装置を接
続する低速バスとの間に接続して設けられ前記高速バス
および前記低速バスとの間でデータの転送を行なうバス
ブリッジと、前記高速バスに接続し前記バスブリッジと
転送制御情報信号を授受するDMAコントローラとを備
え、前記DMAコントローラが、前記バスブリッジを前
記転送制御情報信号の授受により制御して前記高速バス
および前記低速バスのいずれか一方に接続する装置それ
ぞれの間で直接的にデータ転送を行なう方法であって、
前記低速バスに接続される周辺装置からこの低速バスに
接続される他の周辺装置への直接的なデータ転送の実行
を意味する転送モード選択信号を設け、前記DMAコン
トローラは、前記低速バスに接続される周辺装置からこ
の低速バスに接続される他の周辺装置への直接的なデー
タ転送に関する要求を受けた際には、低速バスでのデー
タ転送であるとの前記転送モード選択信号および前記転
送制御情報信号を前記バスブリッジに直接送出して制御
し、前記バスブリッジは、受けた転送モード選択信号に
基づいて前記高速バスからの入力を切り離し、前記DM
Aコントローラから前記転送制御情報信号の入力を直接
受けている。
【0036】また、DMA転送システムでは、前記DM
Aコントローラは、前記低速バスに接続される周辺装置
からこの低速バスに接続される他の周辺装置への直接的
なデータ転送に関する要求を受けた際には、低速バスで
のデータ転送であるとの前記転送モード選択信号および
前記転送制御情報信号を前記バスブリッジに信号線を介
して直接出力し、前記バスブリッジは、前記DMAコン
トローラから信号線を介して受けた転送モード選択信号
に基づいて前記高速バスからの入力を切り離し、前記信
号線を介して受ける前記転送制御情報信号を前記DMA
コントローラから直接入力するように切り替えるセレク
タを備えている。
【0037】このような手段により、低速バスに接続さ
れる周辺装置からこの低速バスに接続される他の周辺装
置への直接的なデータ転送を行なう場合、DMAコント
ローラでは高速バスにタイミング制御部を介して出力す
る転送制御情報信号をバスブリッジに直接供給すると共
に転送モード選択信号を供給し、バスブリッジではDM
Aコントローラから受けた転送モード選択信号により、
高速バスを使用することなくDMAコントローラから転
送制御情報信号を直接入力することができる。また、こ
のような手段は、高速バスからの入力を切り替える機能
または構成要素を上述した前者の従来例におけるバスブ
リッジに加えるのみで実現できる。
【0038】また、別のDMA転送方法の一つは、前記
DMAコントローラは、転送の対象となる全てのアドレ
ス関連情報を前記転送制御情報信号に加えて直接送出し
た後、転送終了の通知を受けるまで前記バスブリッジと
の接続から切り離され、前記バスブリッジは、前記DM
Aコントローラから受ける全てのアドレス関連情報を一
時格納し、格納したアドレスに基づいて順次データの転
送を行ない、データ転送が全て終わった際に、前記転送
終了の通知を送出していることである。
【0039】また、別のDMA転送システムの一つは、
前記低速バスに接続される周辺装置からこの低速バスに
接続される他の周辺装置への直接的なデータ転送の実行
を意味する転送モード選択信号を設け、前記DMAコン
トローラは、前記低速バスに接続される周辺装置からこ
の低速バスに接続される他の周辺装置への直接的なデー
タ転送に関する要求を受けた際には、低速バスでのデー
タ転送であるとの前記転送モード選択信号、前記転送制
御情報信号、全ての転送アドレス信号、および転送ワー
ド数情報を前記バスブリッジに信号線を介して直接出力
し、前記バスブリッジは、前記転送モード選択信号の供
給を受けた際には、前記アドレス関連情報を前記DMA
コントローラから直接入力して格納すると共に前記アド
レス関連情報に含まれる転送アドレス信号を順次出力
し、全ての転送アドレス信号によるデータ転送を終了し
たことを前記アドレス関連情報に含まれる転送ワード数
情報により検出した際に終了信号を前記DMAコントロ
ーラに通知するアドレス転送制御部と、前記高速バスか
らの入力を切り離し、前記DMAコントローラから前記
アドレス転送制御部を介して入力した前記転送制御情報
信号と前記アドレス関連情報に含まれる転送アドレス信
号とを入力するように切り替えるセレクタとを備えるこ
とである。
【0040】このような手段により、バスブリッジが低
速バス上におけるデータのDMA転送をアドレス信号に
基づいて順次実行している、低速バスにおけるDMA転
送処理の間、DMAコントローラは、DMA転送制御の
実働から解放され高速バスを介してCPUとアクセスす
ることができる。従って、DMAコントローラによる高
速バスにおけるDMA転送も可能になるので、更に、デ
ータ転送効率の向上を図ることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0042】図1は本発明の実施の一形態を示す機能ブ
ロック図である。図1に示されたDMA転送システムの
例は、バスブリッジ1、DMAC(DMAコントロー
ラ)2、CPU(マイクロプロセッサ)3、動作周波数
の速いI/O−H(高速入出力装置)4およびMEM−
H(高速メモリ)5、動作周波数の遅いI/O−S(低
速入出力装置)6およびMEM−S(低速メモリ)7、
並びに高速な周波数で動作する高速バス8および低速の
周波数で動作する低速バス9により構成されているもの
とする。
【0043】バスブリッジ1は、高速バス8に対応した
タイミング制御部11、低速バス9に対応したタイミン
グ制御部12、高速バス8からの転送アドレス信号とD
MAC2からの転送アドレス信号eとを切り替えるSE
L(セレクタ)13、および高速バス8からのR/W
(読取り/書込み)制御信号とDMAC2からのR/W
制御信号dとを切り替えるSEL14を備えている。
【0044】DMAC2は、高速バス8に対応したタイ
ミング制御部21、CPU3から受けるデータを取り込
む制御レジスタ22、DMA転送のワード数をカウント
する転送カウンタ23、DMA転送を制御する中央制御
部24、およびDMA転送アドレスを制御するアドレス
レジスタ25を備えているものとする。
【0045】従来のDMA転送システムとの相違点は、
バスブリッジ1にSEL13,14が設けられ、低速バ
ス9のみを使用してDMA転送を実行することを意味す
る転送モード選択信号cを設けて、DMAC2の中央制
御部24がSEL13,14に転送モード選択信号cを
供給していることである。従って、SEL13,14
は、DMAC2の中央制御部24から転送モード選択信
号cを受けた際に、高速バス8を介して受けていた転送
アドレス信号およびR/W(読取り/書込み)制御信号
それぞれをDMAC2のアドレスレジスタ25および中
央制御部24それぞれから転送アドレス信号eおよびR
/W制御信号dとして直接受けるように切り替えること
ができる。
【0046】図示される信号aはI/O−S6から低速
バス9でのDMA転送をDMAC2へ要求するDMAリ
クエスト信号aである。信号bは、このDMAリクエス
ト信号aを受付けた際にDMAC2がI/O−S6へ返
送するDMAアクノリッジ信号bである。信号cは低速
バス9のみを使用してDMA転送を実行する際にSEL
13、14において高速バス8の接続を切り替える転送
モード選択信号cである。信号dはI/O−S6の読取
り/書込みを制御するR/W制御信号dである。信号e
はアドレスレジスタ25から抽出されるMEM−S7に
対する転送アドレス信号e、信号fはバスブリッジ1が
信号を取り込む際のタイミング信号であるアドレスラッ
チパルスfである。
【0047】次に、図1に図2および図3を併せ参照し
て、各種信号およびデータの発生について説明する。
【0048】まず、低速バス9に限定したDMAリクエ
スト信号aがI/O−S6からDMAC2に出力され、
DMAC2はこれを受付けた際にDMAアクノリッジ信
号bをI/O−S6へ返送する。このタイミングと同時
に、DMAC2は、転送モード選択信号c、R/W制御
信号d、MEM−S7に対する最初の転送アドレス信号
e(Adr−1)、およびアドレスラッチパルスfそれ
ぞれをバスブリッジ1へ供給する。
【0049】バスブリッジ1は、受けた転送モード選択
信号cにより低速バス9におけるDMA転送のため、S
EL13,14を高速バス8側からDMAC2側に切り
替え、DMAC2から供給されたR/W制御信号dおよ
び転送アドレス信号e(Adr−1)を同時に供給され
たアドレスラッチパルスfに同期させて取り込みタイミ
ング制御部12に保持する。
【0050】図3に示されるような、I/O−S6から
MEM−S7へデータを書き込む場合には、バスブリッ
ジ1において、タイミング制御部12が、取り込んだ信
号をリタイミングして、低速バス9のアドレスバスに転
送アドレス信号eに基づくMEM−S7のアドレスAd
r−1、I/O−S6に読取りストローブ、MEM−S
7に書込みストローブそれぞれを出力する。
【0051】他方、MEM−S7からI/O−S6へデ
ータを書き込む場合には、バスブリッジ1において、タ
イミング制御部12が、取り込んだ信号をリタイミング
して、低速バス9のアドレスバスに転送アドレス信号e
に基づくMEM−S7のアドレスAdr−1、MEM−
S7に読取りストローブ、I/O−S6に書込みストロ
ーブそれぞれを出力する。
【0052】従って、一方の、書込みの対象となるデー
タ(以後、Datalと呼称する)を出力する装置が低
速バス9上に書込みストローブの同期させて最初のDa
tal(D−1)を出力する。他方の、このDatal
(D−1)を書き込む装置は、低速バス9上の読取りス
トローブに同期させて低速バス9のアドレスバスにある
アドレスAdr−1に基づいて低速バス9上に出力され
たDatal(D−1)を書き込む。上述した手順でD
MA転送の最初の一サイクルが終了する。
【0053】同様に、次の第2のDMAサイクルに対し
て、DMAC2は第2の転送アドレス信号e(Adr−
2)およびアドレスラッチパルスfをバスブリッジ1に
送出し、転送アドレス信号e(Adr−2)に基づくア
ドレスAdr−2によりDatal(D−2)が、低速
バス9のみを介してI/O−S6とMEM−S7との間
を直接転送されている。
【0054】DMAC2では、転送カウンタ23がDM
A転送の数をワード数によりカウントし、最後の第nサ
イクルを終了した際にバスブリッジ1に対して転送モー
ド選択信号cおよびR/W制御信号dを消滅させること
により、バスブリッジ1は高速バス8と低速バス9との
間のアクセスを可能にする。
【0055】次に、図4に図1から図3までを併せ参照
して、図1におけるDMAC2の主要動作手順について
説明する。
【0056】まず、DMAC2では、中央制御部24
が、DMAリクエスト信号を受けてDMAアクノリッジ
信号を返送するDMA転送開始手順(手順S1)を実行
した後、バスブリッジ1のSEL13,14へ低速バス
転送モードを意味する転送モード選択信号を送出(手順
S2)する。またこれとほぼ同時に、中央制御部24の
制御により、R/W制御信号dがSEL14、先頭アド
レス信号Adr−1がアドレスレジスタ25からSEL
13、アドレスラッチパルスfがタイミング制御部1
2、それぞれへ送出(手順S3)される。
【0057】次いで、DMAC2では、中央制御部24
が、転送カウンタ23のカウンタ値iを初期値1に設定
(手順S4)し、先頭データD−1の書込みが終了した
読取りストローブの消滅の検出(手順S5)により、第
1のDMAサイクルの終了と判断して、転送カウンタ2
3のカウンタ値iを転送する予定のワード数nと比較
(手順S6)する。
【0058】手順S6が「NO」でカウンタ値iがワー
ド数nに未達の場合、中央制御部24は、転送カウンタ
23のカウンタ値をインクリメント(手順S7)して次
の転送アドレス信号eをアドレスレジスタ25からSE
L14へ送出(手順S8)すると共にタイミング制御部
12へアドレスラッチパルスfを送出(手順S9)し、
上記手順S5に戻り、手順S6で「YES」になるま
で、手順は繰り返される。
【0059】手順S6が「YES」でカウンタ値iがワ
ード数nと一致した際にはこの一連のDMA転送を終了
したものとしてDMAC2は、バスブリッジ1に対して
転送モード選択信号cおよびR/W制御信号dを消滅
(手順S10)させる。次いで、DMAC2は、リクエ
ストのあったI/O−S6へDMAアクノリッジ信号b
を消滅させることによりI/O−S6からのDMAリク
エスト信号aを消滅させるというDMA転送終了手順
(手順S11)を実行して全ての手順を終了する。
【0060】上述した構成では、DMAC2およびバス
ブリッジ1は高速バス8と無関係に低速バス9のみにア
クセスしているので、CPU3が高速バス8を使用して
I/O−H4またはMEM−H5とアクセスすることが
自由であり、高速バス8の使用効率を向上させることが
できる。更に、DMAC2とバスブリッジ1との間で信
号の授受が増えるが、構成要素としては従来の図1に示
されたシステムと比較し、バスブリッジ1に高速バス8
からの入力を切り離してDMAC2から入力を受けるS
EL13,14が追加されるのみである。従って、高速
バスの使用効率を向上させることを簡単な構成により実
現することができる。
【0061】次に、図5を参照して図1とは別の、第2
の実施の形態について説明する。
【0062】図5が図1と相違する点は次のとおりであ
る。すなわち、バスブリッジ10が、アドレス転送制御
部として転送カウンタ15およびアドレスレジスタ16
を追加して設けている。また、低速バス9のみによるD
MA転送の際に、DMAC30の転送カウンタ33およ
びアドレスレジスタ35それぞれの内容が、DMA転送
ワード数hおよび全転送アドレス信号gによりDMA転
送制御信号に含められてDMAC30からバスブリッジ
10へ移転している。また、図1で記載したR/W制御
信号dおよびアドレスラッチパルスfは転送制御信号j
としてDMAC30からバスブリッジ10のアドレスレ
ジスタ16へ送出される。
【0063】この結果、図1においてDMAC2で実行
していた転送アドレス信号の送出および転送カウンタの
制御を全て、バスブリッジ10の内部で実行できる。
【0064】次に、図5に図6および図7を併せ参照し
て第2の実施の形態におけるDMA転送の主要動作手順
について説明する。図6には、データをI/O−S6か
らMEM−S7へ低速バス9を介してDMA転送する例
が示されており、以下、これに沿って説明する。
【0065】低速バス9に接続される装置間のDMA転
送を行なう場合、DMAC30では、図6に示されるよ
うに、中央制御部34が、まず、低速バス9を介してD
MAリクエスト信号aを受け、DMAアクノリッジ信号
bを返送するDMA転送開始手順を実行する。この後、
中央制御部34はDMA転送制御信号として転送カウン
タ33から転送カウンタ15へ転送ワード数h、アドレ
スレジスタ35からアドレスレジスタ16へ全転送アド
レス信号g、並びに中央制御部34自身からアドレスレ
ジスタ16へR/W制御信号dおよびアドレスラッチパ
ルスfに変換される転送制御信号j、それぞれを送出す
る。
【0066】次に、図7に示されるように、バスブリッ
ジ10では、転送制御信号jを受けたアドレスレジスタ
16が別に受けた全転送アドレス信号gを保持(手順S
21)すると共にR/W制御信号dを発生(手順S2
2)してSEL14へ送出する。また、転送カウンタ1
5は、転送ワード数hを受付け(手順S23)した際に
転送モード選択信号cを発生(手順S24)して高速バ
ス8からの入力を切り替えるため、SEL13,14へ
送出すると共に転送カウンタ値iを初期値1に設定(手
順S25)する。この結果、R/W制御信号dはSEL
14を介してタイミング制御部12へ送出される。
【0067】次いで、アドレスレジスタ16は保持した
先頭の転送アドレス信号g(Adr−1)を抽出(手順
S26)してSEL13に送出すると共にアドレスラッ
チパルスfを発生(手順S27)してタイミング制御部
12に出力する。タイミング制御部12はSEL13を
介して受けた転送アドレス信号g(Adr−1)をアド
レスラッチパルスfでラッチしたのち、低速バス9のア
ドレスバスに、書込み先のMEM−S7における最初の
アドレスAdr−1を送出(手順S28)する。
【0068】タイミング制御部12は、I/O−S6か
らMEM−S7へデータを書き込む場合、取り込んだ信
号をリタイミングして、低速バス9のアドレスバスに転
送アドレス信号eに基づくMEM−S7のアドレスAd
r−1を送出した後、読取りストローブを発生(手順S
29)してI/O−S6に送出し、次いで、書込みスト
ローブをMEM−S7に送出(手順S30)する。
【0069】この手順に対応して、書込みの対象となる
データ(以後、Datalと呼称する)を出力するI/
O−S6は、低速バス9上に書込みストローブに同期さ
せて最初のDatal(D−1)を出力する。このDa
tal(D−1)を書き込むMEM−S7は、低速バス
9上の読取りストローブに同期させて低速バス9のアド
レスバスにあるアドレスAdr−1に基づいて低速バス
9上に出力されたDatal(D−1)を書き込む。
【0070】バスブリッジ10では、タイミング制御部
12が書取りプローブをカバーする時間長の読取りプロ
ーブを消滅(手順S31)した際、DMA転送の最初の
DMAサイクルが終了する。
【0071】DMAサイクルが終了した手順S31に次
いで、転送カウンタ15は転送カウンタ値iを転送ワー
ド数hと比較(手順S32)する。
【0072】手順S32が「NO」で転送カウンタ値i
と転送ワード数hとが一致しない場合、転送カウンタ1
5は、転送カウンタ値iをインクリメント(手順S3
3)してアドレスレジスタ16へ先頭になった次の転送
アドレス信号gの抽出を指示する。アドレスレジスタ1
6は保持されている次の転送アドレス信号g(Adr−
2)を抽出(手順S34)してSEL13に送出し、ア
ドレスラッチパルスfを発生してタイミング制御部12
に出力する上記手順S27以降の手順に戻る。
【0073】上記手順S32が「YES」で、転送カウ
ンタ値iと転送ワード数hとが一致した場合、転送カウ
ンタ15は転送モード選択信号cを消滅させてSEL1
3,14の切替えを復旧させると共にアドレスレジスタ
16により発生したR/W制御信号dを消滅(手順S3
5)させ、DMA転送終了信号をDMAC30へ送出
(手順S36)する。この手順S36により、図6に示
されるように、DMAC30がI/O−S6に対するD
MAアクノリッジ信号aおよびDMAリクエスト信号b
を消滅させてDMA転送手順が終了する。
【0074】この第2の実施の形態では、第1の実施の
形態においてDMACが実行していた転送カウンタの処
理がバスブリッジに移行したため、低速バスに接続され
た装置間のDMA転送中でも、高速バスに接続された装
置間のDMA転送が可能となりデータ転送の効率向上を
実現することができる。
【0075】この第2の実施の形態における説明で、転
送アドレス信号の全てをDMACからバスブリッジへ移
行するとしたが、アドレスのDMA転送処理動作のみを
バスブリッジに移して転送アドレスはDMACのアドレ
スレジスタから抽出する構成でもよい。
【0076】上記記述ではデータをI/O−SからME
M−SへのDMA転送として図示し説明したが逆方向の
データ転送でもよく、また、I/O−H、MEM−H、
I/O−S、およびMEM−Sそれぞれを一個として図
示し説明したが複数でも同様な処理により機能を発揮す
ることができる。
【0077】また、上記記述では、ブロックおよび手順
を図示して説明したが、機能の分離併合によるブロック
の変更、または手順の前後の入替えなどは、上記機能を
満たす限り自由であり、上記説明が本発明を限定するも
のではない。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。
【0079】第1の効果は、低速バスに接続された装置
間のDMA転送中に高速バスをデータ転送に使用できる
ことにより、データ転送効率を向上できることである。
【0080】その理由は、低速バスに接続された装置間
のDMA転送中の場合でも、バスブリッジに設けたセレ
クタ(SEL)により高速バスからの入力を切り離し、
高速バスを介することなく高速バスに接続されるDMA
Cとの間で転送されるDMA転送制御信号をDMACか
ら直接入力することができるので、高速バスの利用が可
能になるからである。
【0081】第2の効果は、部品点数の増加および構成
の変更を最小限に抑えているので、システム構成を簡易
化できることである。
【0082】その理由は、低速バスに接続された装置間
のDMA転送中の場合、高速バスを介することなく高速
バスに接続されるDMACとの間で転送されるDMA転
送制御信号をDMACから直接入力することにより高速
バスからの入力を切り離すためのセレクタ(SEL)の
みを従来の構成に追加してバスブリッジに設けているか
らである。
【0083】第3の効果は、上述した第2の実施の形態
において、低速バスに接続された装置間のDMA転送中
にDMACが高速バスを使用できることにより、データ
転送効率を上述した第1の効果におけるよりも更に向上
できることである。
【0084】その理由は、DMACが行なっていた少な
くとも転送ワード数のカウント処理を、バスブリッジに
移行させ、低速バスに接続された装置間のDMA転送中
にDMACが実行する処理を皆無としたからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す機能ブロック図で
ある。
【図2】図1における主要な信号およびデータに関する
一形態を示すタイミングチャートである。
【図3】図1における主要処理手順の一形態を示すシー
ケンスチャートである。
【図4】図1のDMACにおける主要動作手順の一形態
を示すフローチャートである。
【図5】本発明の図1とは別の、第2の実施の一形態を
示す機能ブロック図である。
【図6】図5における主要処理手順の一形態を示すシー
ケンスチャートである。
【図7】図5のバスブリッジにおける主要動作手順の一
形態を示すフローチャートである。
【図8】従来の一例を示す機能ブロック図である。
【図9】図8における主要処理手順の一形態を示すシー
ケンスチャートである。
【図10】従来の図8とは別の、第2の一例を示す機能
ブロック図である。
【符号の説明】
1、10 バスブリッジ 2、30 DMAC 3 CPU 4 I/O−H 5 MEM−H 6 I/O−S 7 MEM−S 8 高速バス 9 低速バス 11、12、21 タイミング制御部 13、14 SEL 15、23、33 転送カウンタ 16、25、35 アドレスレジスタ 22、32 制御レジスタ 24、34 中央制御部

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロプロセッサに接続され高速の周
    波数で動作する高速バスと遅い周波数で動作する周辺装
    置を接続する低速バスとの間に接続して設けられ前記高
    速バスおよび前記低速バスとの間でデータの転送を行な
    うバスブリッジと、前記高速バスに接続し前記バスブリ
    ッジと転送制御情報信号を授受するDMAコントローラ
    とを備え、前記DMAコントローラが、前記バスブリッ
    ジを前記転送制御情報信号の授受により制御して前記高
    速バスおよび前記低速バスのいずれか一方に接続する装
    置それぞれの間で直接的にデータ転送を行なうDMA転
    送方法において、 前記低速バスに接続される周辺装置からこの低速バスに
    接続される他の周辺装置への直接的なデータ転送の実行
    を意味する転送モード選択信号を設け、 前記DMAコントローラは、前記低速バスに接続される
    周辺装置からこの低速バスに接続される他の周辺装置へ
    の直接的なデータ転送に関する要求を受けた際には、低
    速バスでのデータ転送であるとの前記転送モード選択信
    号および前記転送制御情報信号を前記バスブリッジに直
    接送出して制御し、 前記バスブリッジは、受けた転送モード選択信号に基づ
    いて前記高速バスからの入力を切り離し、前記DMAコ
    ントローラから前記転送制御情報信号の入力を直接受け
    ることを特徴とするDMA転送方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記DMAコントロ
    ーラは、転送の対象となる全てのアドレス関連情報を前
    記転送制御情報信号に加えて直接送出した後、転送終了
    の通知を受けるまで前記バスブリッジとの接続から切り
    離され、前記バスブリッジは、前記DMAコントローラ
    から受ける全てのアドレス関連情報を一時格納し、格納
    したアドレスに基づいて順次データの転送を行ない、デ
    ータ転送が全て終わった際に、前記転送終了の通知を送
    出することを特徴とするDMA転送方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記DMAコントロ
    ーラは、転送ワード数情報を前記転送制御情報信号に加
    えて直接送出したのち全転送アドレスを転送終了するま
    で前記バスブリッジとの接続から切り離され、前記バス
    ブリッジは、前記DMAコントローラから受ける転送ワ
    ード数情報および転送アドレス信号を一時格納し、転送
    アドレスの転送処理および前記転送ワード数情報に基づ
    いて順次データの転送を行なうことを特徴とするDMA
    転送方法。
  4. 【請求項4】 マイクロプロセッサに接続され高速の周
    波数で動作する高速バスと遅い周波数で動作する周辺装
    置を接続する低速バスとの間に接続して設けられ前記高
    速バスおよび前記低速バスとの間でデータの転送を行な
    うバスブリッジと、前記高速バスに接続し前記バスブリ
    ッジに対して転送制御情報信号を送出するDMAコント
    ローラとを備え、DMAコントローラが、前記バスブリ
    ッジを前記転送制御情報信号の送出により制御して前記
    高速バスおよび前記低速バスのいずれか一方に接続する
    複数の装置それぞれの間で一つのバスを用いて直接的に
    データ転送を行なうDMA転送システムにおいて、 前記低速バスに接続される周辺装置からこの低速バスに
    接続される他の周辺装置への直接的なデータ転送の実行
    を意味する転送モード選択信号を設け、 前記DMAコントローラは、前記低速バスに接続される
    周辺装置からこの低速バスに接続される他の周辺装置へ
    の直接的なデータ転送に関する要求を受けた際には、低
    速バスでのデータ転送であるとの前記転送モード選択信
    号および前記転送制御情報信号を前記バスブリッジに信
    号線を介して直接出力し、 前記バスブリッジは、前記DMAコントローラから信号
    線を介して受けた転送モード選択信号に基づいて前記高
    速バスからの入力を切り離し、前記信号線を介して受け
    る前記転送制御情報信号を前記DMAコントローラから
    直接入力するように切り替えるセレクタを備えることを
    特徴とするDMA転送システム。
  5. 【請求項5】 マイクロプロセッサに接続され高速の周
    波数で動作する高速バスと遅い周波数で動作する周辺装
    置を接続する低速バスとの間に接続して設けられ前記高
    速バスおよび前記低速バスとの間でデータの転送を行な
    うバスブリッジと、前記高速バスに接続し前記バスブリ
    ッジに対して転送制御情報信号を送出するDMAコント
    ローラとを備え、DMAコントローラが、前記バスブリ
    ッジを前記転送制御情報信号の送出により制御して前記
    高速バスおよび前記低速バスのいずれか一方に接続する
    複数の装置それぞれの間で一つのバスを用いて直接的に
    データ転送を行なうDMA転送システムにおいて、 前記低速バスに接続される周辺装置からこの低速バスに
    接続される他の周辺装置への直接的なデータ転送の実行
    を意味する転送モード選択信号を設け、 前記DMAコントローラは、前記低速バスに接続される
    周辺装置からこの低速バスに接続される他の周辺装置へ
    の直接的なデータ転送に関する要求を受けた際には、低
    速バスでのデータ転送であるとの前記転送モード選択信
    号、前記転送制御情報信号、全ての転送アドレス信号、
    および転送ワード数情報を前記バスブリッジに信号線を
    介して直接出力し、 前記バスブリッジは、前記転送モード選択信号の供給を
    受けた際には、前記アドレス関連情報を前記DMAコン
    トローラから直接入力して格納すると共に前記アドレス
    関連情報に含まれる転送アドレス信号を順次出力し、全
    ての転送アドレス信号によるデータ転送を終了したこと
    を前記アドレス関連情報に含まれる転送ワード数情報に
    より検出した際に終了信号を前記DMAコントローラに
    通知するアドレス転送制御部と、前記高速バスからの入
    力を切り離し、前記DMAコントローラから前記アドレ
    ス転送制御部を介して入力した前記転送制御情報信号と
    前記アドレス関連情報に含まれる転送アドレス信号とを
    入力するように切り替えるセレクタとを備えることを特
    徴とするDMA転送システム。
  6. 【請求項6】 マイクロプロセッサに接続され高速の周
    波数で動作する高速バスと遅い周波数で動作する周辺装
    置を接続する低速バスとの間に接続して設けられ前記高
    速バスおよび前記低速バスとの間でデータの転送を行な
    うバスブリッジと、前記高速バスに接続し前記バスブリ
    ッジに対して転送制御情報信号を送出するDMAコント
    ローラとを備え、DMAコントローラが、前記バスブリ
    ッジを前記転送制御情報信号の送出により制御して前記
    高速バスおよび前記低速バスのいずれか一方に接続する
    複数の装置それぞれの間で一つのバスを用いて直接的に
    データ転送を行なうDMA転送システムにおいて、 前記低速バスに接続される周辺装置からこの低速バスに
    接続される他の周辺装置への直接的なデータ転送の実行
    を意味する転送モード選択信号を設け、 前記DMAコントローラは、前記低速バスに接続される
    周辺装置からこの低速バスに接続される他の周辺装置へ
    の直接的なデータ転送に関する要求を受けた際には、低
    速バスでのデータ転送であるとの前記転送モード選択信
    号、前記転送制御情報信号および転送アドレスに関する
    転送ワード数情報を前記バスブリッジに信号線を介して
    直接出力し、 前記バスブリッジは、前記転送モード選択信号、前記転
    送制御情報信号、および前記転送ワード数情報を前記D
    MAコントローラから直接入力して格納すると共に転送
    アドレス信号を順次中継して出力し、前記転送ワード数
    情報に見合う数の転送アドレス信号のデータ転送を終了
    した際に終了信号を前記DMAコントローラに通知する
    アドレス転送制御部と、前記転送モード選択信号の供給
    を前記アドレス転送制御部を介して受けた際には、前記
    高速バスからの入力を切り離し、前記DMAコントロー
    ラから前記アドレス転送制御部を介して入力した前記転
    送制御情報信号に含まれる読取り/書込み制御信号およ
    び前記転送アドレス信号を入力するように切り替えるセ
    レクタとを備えることを特徴とするDMA転送システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6において、アド
    レス転送制御部はアドレスレジスタおよび転送カウンタ
    を有し、アドレスレジスタは一つのDMA転送手順にあ
    って使用される転送アドレス信号をDMAコントローラ
    から入力して一時格納し、転送カウンタはアドレスレジ
    スタから出力された転送ワード数をカウントして所定の
    数が送出された際にDMA転送の終了を通知することを
    特徴とするDMA転送システム。
  8. 【請求項8】 請求項4、5または6において、セレク
    タは、アドレス信号および読取り/書込み制御信号それ
    ぞれに対して設けることを特徴とするDMA転送システ
    ム。
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