JP2002055941A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JP2002055941A JP2001201337A JP2001201337A JP2002055941A JP 2002055941 A JP2002055941 A JP 2002055941A JP 2001201337 A JP2001201337 A JP 2001201337A JP 2001201337 A JP2001201337 A JP 2001201337A JP 2002055941 A JP2002055941 A JP 2002055941A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個のマスタ論理ユニットによる一個のス
レーブ論理ユニットへのアクセス制御用スレーブインタ
ーフェイス機構を備えるデータ処理装置、を提供する。 【解決手段】 所定の条件を適用して第一及び第二転送
請求の対応するスレーブ論理ユニットへの経路設定を制
御するアービトレーション制御ブロック300を、スレ
ーブインターフェイス機構220内に設置する。これに
より、関連性のない複数個の転送請求の並行処理を可能
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置及
び、複数個のマスタ論理ユニットによる一個のスレーブ
論理ユニットへのアクセス制御用スレーブインターフェ
イス機構、に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にはデータ処理装置は一本のバス
を介して相互接続された複数個の論理ユニットを有し、
データは該バスを介して該論理ユニット間を転送され
る。こうした転送を実行する為に、第一論理ユニットが
第二論理ユニットに向けたデータ転送請求をバス上に出
力する。次に、第二論理ユニットはバスから該転送請求
を検索、取得し、転送請求を処理する為の適切な動作を
実行する。転送請求を送信するように設計された論理ユ
ニットは「マスタ」論理ユニットと呼ばれる。一方、こ
うした転送請求の受信手になるように設計された論理ユ
ニットは「スレーブ」論理ユニットと呼ばれる。
【0003】こうしたデータ処理装置は図1に図示され
ており、ここで、該データ処理装置はマイクロコントロ
ーラチップ型式であると考えて良い。該チップは主シス
テムバス200に接続された複数個のマスタ論理ユニッ
トを有する。即ち、テストコントローラ(以後、テスト
インターフェイスコントローラ(TIC)と呼ぶ)10
0、中央処理ユニット(CPU)110、及び直接メモ
リアクセス(DMA)コントローラ120、である。一
般にバス信号は該バスに接続された該複数個のマスタ論
理ユニットにより共有されるという事実により、任意の
特定時点でマスタ論理ユニットの内の一個のみがシステ
ムバスへのアクセスを許容される。従って、該様々なマ
スタ論理ユニットによるシステムバスへのアクセスを制
御する為に、アービタ130が設置される。ある一個の
マスタ論理ユニットがシステムバス200へのアクセス
を所望する場合、それはバス請求信号を該アービタ13
0に発行する。しかしながら、任意の特定時点でアービ
タが一個以上のバス請求信号を受信した場合には、アー
ビタは所定の優先条件を適用してどのマスタ論理ユニッ
トがシステムバス200へのアクセスを獲得すべきかを
決定する。バスへのアクセスを請求する全てのマスタ論
理ユニットの中で最大の優先権を有するマスタ論理ユニ
ットに対して、アービタ130はアクセスを許容する。
【0004】図1の例では、主システムバス200に接
続された六個のスレーブ論理ユニットが存在し得る。即
ち、外部SRAM又はROMへのインターフェイスとし
て動作するスタティックメモリインターフェイス(SM
I)140、内部ROMメモリ150、内部RAMメモ
リ160、外部SDRAMへのインターフェイスとして
動作するSDRAMコントローラ190、及び2個の周
辺バスサブシステム170、180、である。該第一周
辺バスサブシステム170はDMAを必要としない周辺
装置に装備され、一方、該第二周辺バスサブシステム1
80はDMAを必要とする周辺装置に装備される。一般
に各周辺バスサブシステムはブリッジを介してメインバ
ス200に接続された一本の周辺バスから構成され、該
個々の周辺装置は該周辺バスと接続される、ことが関連
技術に習熟している人には理解されよう。周辺バスと接
続された個々の周辺装置はスレーブ論理ユニットとなる
が、該周辺バスサブシステムの総体はメインバス200
に接続された単一のスレーブ論理ユニットと論理的には
考え得る、ことも関連技術に習熟している人には理解さ
れよう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図1におけるアプロー
チの一つの特徴は、このアプローチにより全マスタ論理
ユニットがシステム内の全スレーブ論理ユニットに単一
のバスを介してアクセス可能になる、ことである。しか
しながらこの簡潔な融通性を実現する為に、図1のアー
キテクチャは該アービタを使用して以下の条件を強制す
る。即ち、ある一個のマスタ論理ユニットが該バスへの
アクセスを許容された場合、バスへのアクセスを請求し
ている他のマスタ論理ユニットはこの現行マスタ論理ユ
ニットがその転送を終了するまで待機せねばならない。
この条件は該データ処理装置の処理速度に対する制限因
子になる、ことが理解されよう。
【0006】
【課題を解決するための手段】第一態様において、第一
マスタ論理ユニットを複数個のスレーブ論理ユニットと
接続して該第一マスタ論理ユニットが該スレーブ論理ユ
ニットのいずれか一つに第一転送請求を発行することを
可能にする為の第一バスと、第二マスタ論理ユニットを
該複数個のスレーブ論理ユニットのサブセットと接続し
て該第二マスタ論理ユニットが該サブセット内のスレー
ブ論理ユニットのいずれか一つに第二転送請求を発行す
ることを可能にする為の第二バスと、該サブセット内の
各スレーブ論理ユニットと関連し且つ切り換え論理を含
むスレーブインターフェイス機構を備えるデータ処理装
置であって、該切り換え論理は該第一バスと該第二バス
のいずれか一方を該対応するスレーブ論理ユニットに接
続して該第一転送請求と該第二転送請求のいずれか一方
が該対応するスレーブ論理ユニットに経路設定されるこ
とを可能にする、ことを特徴とするデータ処理装置、を
本発明は提供する。
【0007】ある幾つかのマスタ論理ユニットは利用可
能なスレーブ論理ユニットのあるサブセットにアクセス
するのみで充分であり、従って全マスタ論理ユニットが
システム内の全スレーブ論理ユニットにアクセス可能に
なる必要はない、ことが本発明に従って多くの実用的実
装において実現された。この事実は、先述した図1の例
に関して例示し得る。
【0008】通常動作中に主システムバス200を用い
る二個のマスタ論理ユニット、即ちCPU110及びD
MAコントローラ120、が存在することが関連技術に
習熟している人には理解されよう。通常動作中に、DM
Aコントローラ120は外部SDRAMと該DMA可能
周辺装置間でデータを転送し得て、その為にスレーブ論
理ユニット180、190を使用する。CPU110は
一般的には、その命令とデータを主に内部メモリ(RO
M/RAM)及び外部SRAMから取り出す。いずれの
場合も、CPUはスレーブ論理ユニット140、15
0、及び160へのアクセスを必要とする。CPUは
又、スレーブ論理ユニット190を介して外部SDRA
Mからのデータにアクセスすることも可能である。更に
実際CPU110は、内部レジスタにアクセスしスレー
ブ論理ユニット180を介してDMA可能周辺装置上で
割り込み処理を遂行する必要があり得る。
【0009】従って、CPU110はスレーブ論理ユニ
ット180、190にアクセスする必要があり得るが、
他方CPU110はその時間の多くをスレーブ論理ユニ
ット140、150、160、及び恐らく170へのア
クセスに費やす可能性が高い、ことが理解される。一
方、DMAコントローラ120は、通常動作中にはスレ
ーブ論理ユニット180、190へのアクセスを所望す
るのみである。アービタ130は、任意の特定時点で唯
一個のマスタ論理ユニットに主システムバス200への
アクセスを許容することにより、スレーブ論理ユニット
へのアクセス間に衝突が発生しないことを保証する。し
かしながら、この条件は該データ処理装置の総体的効率
をまさしく制限してしまう、なぜならば一回に処理され
得る転送請求は唯一個であるからである。従って、異な
るマスタ論理ユニットが異なるスレーブ論理ユニットへ
のアクセスを所望する場合でさえ、実際にはアクセス間
の衝突問題は発生しない。
【0010】従って本発明に従い、全マスタ論理ユニッ
トを全スレーブ論理ユニットと接続する為の単一バスを
設置するよりむしろ、マスタ論理ユニットの少なくとも
一個を複数個のスレーブ論理ユニットのサブセットと接
続する為の付加的バスを設置する。すると、該第一バス
は、複数個のスレーブ論理ユニットを任意の複数個のマ
スタ論理ユニットと接続する為に使用される。ここに、
該任意の複数個のマスタ論理ユニットは、該第二バスに
接続された該スレーブ論理ユニットのサブセット以上の
スレーブ論理ユニットへのアクセスを請求する。他方、
該第二バスは好適には、該スレーブ論理ユニットのサブ
セットを任意の複数個のマスタ論理ユニットと接続する
為に使用される。ここに、該任意の複数個のマスタ論理
ユニットは、該スレーブ論理ユニットのサブセットへの
アクセスを請求するのみである。
【0011】この構成は、スレーブ論理ユニットのサブ
セットが第一又は第二バスのいずれか一方に接続され得
ることを要求する。従って、該サブセット内の各スレー
ブ論理ユニットと関連し且つ第一又は第二バスのいずれ
か一方を対応するスレーブ論理ユニットに接続する切り
換え論理を含むスレーブインターフェイス機構、を本発
明は提供する。このアプローチにより、第一及び第二バ
ス上の両マスタ論理ユニットからの転送請求は、必要に
応じて且つ必要な時に該対応するスレーブ論理ユニット
に経路設定され得る。このアプローチの顕著な利点は、
一個以上のマスタ論理ユニットがスレーブ論理ユニット
のサブセットへのアクセスを請求するのみである実装に
おいて、並行転送が遂行可能である点である。その理由
は、こうしたマスタ論理ユニットは該サブセット内のス
レーブ論理ユニットにアクセスするが、他方、他のマス
タ論理ユニットは他のスレーブ論理ユニットにアクセス
し得る、からである。
【0012】マスタ論理ユニットの少なくとも一個を第
一バスではなく代わりに第二バスに接続する際に生ずる
一つの問題は、様々なマスタ論理ユニット間の該アービ
トレーションがより複雑になる、ことである。第一バス
上のマスタ論理ユニットに接続された任意のアービタは
第二バスに接続された任意のマスタ論理ユニットを制御
し得ない、ことは明らかであろう。同様に、第二バス上
の一個以上のマスタ論理ユニットに接続された任意のア
ービタは、第一バス上のマスタ論理ユニットによるスレ
ーブ論理ユニットへのアクセスを制御し得ない、ことは
明らかであろう。第一バス上のアービタが第二バス上の
任意のアービタと交信して衝突アクセスの発生を防止す
る、という機構の構築は複雑な問題であることが理解さ
れよう。しかしながら、好適実施例では、この問題は各
スレーブインターフェイス機構にアービトレーション制
御ユニットを設置することにより解決される。該アービ
トレーション制御ユニットは、所定の条件を適用して第
一及び第二転送請求の対応するスレーブ論理ユニットへ
の経路設定を制御する。この場合、該対応するスレーブ
論理ユニットは第一及び第二転送請求の内の一方を既に
処理しつつあり、他方の転送請求は該スレーブ論理ユニ
ットに対して発行された瞬間である、という状況であ
る。このアービトレーション制御ユニットの設置によ
り、該衝突アクセス問題に対する有効にして単純な解決
が提供される。この設置なくしては、全てのマスタ論理
ユニットが単一のアービタによって制御されていないこ
との結果として、衝突問題が生じているであろう。
【0013】好適実施例において、第一及び第二転送請
求はバースト転送請求であり、各バースト転送請求は複
数個の順次転送請求により後続される一個の非順次転送
請求を含む。更に、該アービトレーション制御ユニット
により適用される該所定条件は、以下の方式のものであ
る。即ち、該マスタ論理ユニットの一個からのある非順
次転送請求の発行に際して、スレーブインターフェイス
機構はその非順次転送請求のスレーブ論理ユニットへの
経路設定を延期し、この延期は該スレーブ論理ユニット
により既に処理されつつある任意のバースト転送請求の
処理が完了するまで継続される。非順次転送請求はその
アドレスが先行転送と関係しない請求であり、一方、順
次転送請求はそのアドレスが先行転送のアドレスに対す
る所定の増加関係に従う請求である、ことが関連技術に
習熟している人には理解されよう。好適実施例では、各
マスタ論理ユニットは、その転送請求の一部として転送
が順次か非順次かを識別する制御信号を発行する。
【0014】非順次転送請求のスレーブ論理ユニットへ
の経路設定の延期は転送請求に関連して使用されるプロ
トコルに応じて複数個の方式があり得る、ことが理解さ
れよう。しかしながら好適実施例では、スレーブ論理ユ
ニットは現行の転送請求が処理されたことを確認する確
認応答信号を発行し、各マスタ論理ユニットは該確認応
答信号を受信してから次転送請求を発行する。更に、ア
ービトレーション制御ユニットは、延期された非順次転
送請求を発行したマスタ論理ユニットへの確認応答信号
の出力を差し控えて、該スレーブ論理ユニットが該非順
次転送請求を受信可能になるまで該マスタ論理ユニット
が非順次転送請求をアサートし続けることを保証する。
【0015】第一転送請求の処理が次第一転送請求が処
理される以前に完了するアービトレーションに対する上
記のアプローチは、受動的なアービトレーションアプロ
ーチと考え得る。その理由は、様々なマスタ論理ユニッ
ト間の相対的優先権を考慮に入れることは何ら試みられ
ておらず代わりに転送請求は先入れ先処理ベースで処理
されている、からである。それにもかかわらず、この受
動的アービトレーションアプローチはスレーブインター
フェイス機構の複雑性を軽減するものであり、一バース
トの転送により生成される最大待ち時間(latenc
y)が許容可能である状況且つ/又(例えば、SDRA
Mコントローラにおけるように)スレーブの処理性能が
バースト転送により最大化される状況、においては完全
に満足すべきものであろう。
【0016】しかしながら代替的実施例において、より
能動的なアービトレーションアプローチが採用され得
て、バースト転送請求間でのアービトレーションを遂行
する。特に一実施例において、アービトレーション制御
ユニットにより適用される所定条件は、以下の方式のも
のである。即ち、マスタ論理ユニットの一個からのある
非順次転送請求の発行に際して、該スレーブ論理ユニッ
トにより既に処理されつつある任意のバースト転送請求
の処理完了を待つことなく、スレーブインターフェイス
機構はその非順次転送請求のスレーブ論理ユニットへの
経路設定を実行する。
【0017】再び、こうしたアービトレーションアプロ
ーチが実装される方式はこうした転送請求に使用される
プロトコルに応じて変化する、ことが理解されよう。し
かしながら好適実施例では、各マスタ論理ユニットは、
各転送請求の一部として転送請求のタイプを指示する制
御信号を発行する。更に、アービトレーション制御ユニ
ットは、該制御信号が対応するスレーブ論理ユニットに
出力される以前に該制御信号を操作して、一個のバース
ト転送請求が複数個のより短い長さのバースト転送請求
に分割されることを可能にする。
【0018】ある実施例では、該所定条件は各マスタ論
理ユニットに対する相対的優先権を特定する。更に、こ
の優先権情報はアービトレーション制御ユニットにより
使用されて、マスタ論理ユニットの一個からのある非順
次転送請求の発行に際して、該スレーブ論理ユニットに
より既に処理されつつあるバースト転送請求に割り込み
を掛けるか否か、を決定する。
【0019】代替的又は追加的に、以下の方式で、該所
定条件は一個のバースト転送請求の最大長を特定し得
る。即ち、マスタ論理ユニットの一個からのある非順次
転送請求の発行に際して、該スレーブ論理ユニットによ
り既に処理されつつある一個のバースト転送請求が該最
大長に到達している場合には、該スレーブ論理ユニット
により既に処理されつつある該バースト転送請求の処理
完了を待つことなく、スレーブインターフェイス機構は
その非順次転送請求のスレーブ論理ユニットへの経路設
定を実行する。最大長は適切な長さ、たとえば、1つの
転送請求又は複数の転送請求である事が理解されるであ
ろう。
【0020】該最大長バースト転送請求の待ち時間が重
大な問題になる場合、又は該接続されたスレーブでの処
理性能がより短いバースト転送請求アクセスの実行によ
り逆に妨害されない場合に、上記の能動的アービトレー
ションアプローチはより適切である、ことが理解されよ
う。
【0021】上記のアービトレーション技術は採用され
得る唯一のアービトレーション技術ではなく、実際、実
装に応じて任意の適切なアービトレーションアプローチ
が採用され得る、ことも関連技術に習熟している人には
理解されよう。
【0022】好適実施例では、スレーブインターフェイ
ス機構はバッファを含む。該バッファは、該マスタ論理
ユニットの一個から該対応するスレーブ論理ユニットへ
発行されるある転送請求を、他の転送請求が該スレーブ
論理ユニットにより既に処理されつつある場合に、一時
的に格納する。
【0023】スレーブインターフェイス機構内でのバッ
ファの利用は様々な状況において有用である、ことが証
明される。例えば好適実施例では、一個の転送請求は、
第一クロックサイクルにおいて発行される第一部分と第
二クロックサイクルにおいて発行される第二部分、を含
む。延期された非順次転送請求を発行したマスタ論理ユ
ニットへの確認応答信号出力をアービトレーション制御
ユニットが差し控える先述の受動的アービトレーション
アプローチを考えると、該バッファは該非順次転送請求
の第一部分を格納する。一方、アービトレーション制御
ユニットは第二クロックサイクルにおいて、延期された
非順次転送請求を発行したマスタ論理ユニットへの確認
応答信号の出力を差し控える。これにより実際、以下の
ことが保証される。即ち、非順次転送請求の第一部分
は、再発行される必要がない。一方、第二部分は、該ス
レーブ論理ユニットが該非順次転送請求を受信可能にな
るまでアサートされ続ける。
【0024】第二局面において、本発明の該第一局面に
従うデータ処理装置用のスレーブインターフェイス機
構、を本発明は提供する。該スレーブインターフェイス
機構は、該第一バスとの接続用の第一接続と、該第二バ
スとの接続用の第二接続と、該対応するスレーブ論理ユ
ニットが該スレーブインターフェイス機構に接続される
ことを可能にする第三接続、を含む。該第一バスと該第
二バスのいずれか一方を該対応するスレーブ論理ユニッ
トに接続して該第一転送請求と該第二転送請求のいずれ
か一方が該対応するスレーブ論理ユニットに経路設定さ
れることを可能にする切り換え論理、を該スレーブイン
ターフェイス機構は含む。
【0025】
【実施例】添付図面に図示された本発明の好適実施例を
参照して、本発明を以下に単に例示として説明する。図
2は、本発明の好適実施例に従うデータ処理装置のブロ
ック図である。本データ処理装置は、前述した図1のデ
ータ処理装置と同一のマスタ論理ユニットとスレーブ論
理ユニットを有する。従って、図解の為、前述した図1
の構成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付
す。
【0026】前述のように、ある幾つかのマスタ論理ユ
ニットはしばしば、データ処理装置により提供される全
スレーブ論理ユニットのあるサブセットにアクセスする
のみで充分である、ことが実現された。例えば、図1に
関して前述したように、DMAコントローラ120は外
部SDRAMとDMA可能周辺装置間でデータを転送す
るというその通常動作の実行を可能にする為に、周辺バ
スサブシステム180とSDRAMコントローラ190
を使用するだけで良い。
【0027】従って本発明の好適実施例に従い、好適実
施例のデータ処理装置においては、DMAコントローラ
120をシステム内の全スレーブ論理ユニットに接続す
るよりむしろ、DMAコントローラ120を周辺バスサ
ブシステム180とSDRAMコントローラ190にの
み接続する。該第一メインバス200の他にこの接続の
実装の為に第二メインバス210が設置され、DMAコ
ントローラ120は第二メインバス210にのみ接続さ
れる。
【0028】周辺バスサブシステム180とSDRAM
コントローラ190は、第一メインバス200に接続さ
れた複数個のマスタ論理ユニットと第二メインバス21
0に接続されたDMAコントローラ120の双方からア
クセス可能である必要がある。この結果、周辺バスサブ
システム180とSDRAMコントローラ190が第一
及び第二メインバス200、210と接続可能である必
要性が存在する。この条件の実装の為に、スレーブイン
ターフェイス機構220がこれら二個のスレーブ論理ユ
ニットの各々用に設置されて、二個のメインバス20
0、210とこれらの二個の対応するスレーブ論理ユニ
ットとの間のインターフェイスとして機能する。図2に
おいて、該スレーブインターフェイス機構220は二方
向多重化装置モジュールとして図示されている。その基
本的機能は、必要に応じて第一メインバス200又は第
二メインバス210のいずれか一方を該対応するスレー
ブ論理ユニットに接続して、対応するスレーブ論理ユニ
ットへのアクセスを必要とするどのマスタ論理ユニット
もが転送請求を該スレーブ論理ユニットに経路設定する
ことを可能にする、ことである。好適実施例では、スレ
ーブインターフェイス機構220はデフォルト位置を有
する。即ち、例えば、第一メインバス200上の一個の
マスタ論理ユニットから転送請求が発行されない限り、
第二メインバス210は該スレーブ論理ユニットに接続
し得る。
【0029】このアーキテクチャの主な利点の一つは、
例えば図2の矢印230、240、及び250により指
示されているように、並行転送が遂行可能であることで
ある。これらの矢印により表示されているように、CP
U110は命令をROMから取り出し、一方、DMAコ
ントローラ120はSDRAMコントローラ190を介
して外部SDRAMからの周辺提供データを処理しつつ
ある。幾つかのマスタ論理ユニットがデータ処理装置に
より提供される全スレーブ論理ユニットのあるサブセッ
トにアクセスするのみで良い状況においては、このアプ
ローチは図1のアーキテクチャを凌駕する顕著な実行性
能上の利点をもたらす、ことが理解されよう。
【0030】図2から判断すると、二個のメインバスの
みを設置すべきであるという必然性はなく、その代わり
に該スレーブ論理ユニットのある異なるサブセットにア
クセスするのみで良い一個の更なるマスタ論理ユニット
を特定し得るならば、一個の更なるメインバスを設置し
得る、ことが理解されよう。該一個の更なるメインバス
は、該一個の更なるマスタ論理ユニットをスレーブ論理
ユニットの該対応するサブセットに接続する。該サブセ
ット内の各スレーブ論理ユニットは又、関係するメイン
バス間の切り換えを必要に応じて遂行するスレーブイン
ターフェイス機構220、に接続されている。
【0031】実際、特定されるこれらの個別のサブセッ
トは完全に独立している必要はなく、その代わりに一個
以上のスレーブ論理ユニットが二個以上のサブセット内
に含まれ得る、ことが理解されよう。その場合は、任意
のそうしたスレーブ論理ユニットに接続されているスレ
ーブインターフェイス機構220は、該スレーブ論理ユ
ニットに接続可能の必要のあるバスの数に応じて、単に
二方向多重化機能よりむしろn方向多重化機能を提供す
る必要がある、ことが理解されよう。
【0032】更に、任意の特定のメインバスに接続され
得るマスタ論理ユニットの数に制限はない、ことが理解
されよう。図2では、第一メインバス200に接続され
ている二個のマスタ論理ユニット100、110と第二
メインバス210に接続されている唯一個のマスタ論理
ユニット120、が存在する。しかしながら、異なる数
のマスタ論理ユニットが第一メインバス又は第二メイン
バスに接続され得る、と考え得る。従って例えば、複数
個のマスタ論理ユニットは、その各々が該サブセット内
のスレーブ論理ユニット180、190へのアクセスを
必要とするのみならば、第二メインバス210に接続さ
れ得る。一般的には、一個以上のマスタ論理ユニットが
第二メインバス210に接続されているならば、アービ
タが設置されて第二メインバスに接続されている様々な
マスタ論理ユニット間のアービトレーションを実行する
ことになろう。次に該アービタは標準的な方式で動作し
て、第二メインバスに接続されている該マスタ論理ユニ
ットにより発行された様々なバス請求信号間のアービト
レーションを実行する。
【0033】関連技術に習熟している人には明白であろ
うが、図2に図示されているスレーブインターフェイス
機構220の顕著な利点は、該スレーブインターフェイ
ス機構が規格モジュールとして開発可能であり、従って
個別サブセット内で特定されるスレーブ論理ユニットの
数に応じて必要な回数だけ設計においてインスタンシエ
ート可能である、ことである。これにより、回路設計者
は該データ処理装置を製作する方式において多大な柔軟
性を獲得する。該規格モジュールは相互連結され得て二
個以上のメインバスを一個の特定のスレーブ論理ユニッ
トに接続可能にする、ことも理解されよう。
【0034】本発明の好適実施例に従う該スレーブイン
ターフェイス機構とその機能を、図3を参照してより詳
細に説明する。まず、図3と後述する図4における信号
の呼称規約に関して説明する。H1xxx信号は、例と
して図2のCPU110と仮定するマスタ1により発行
及び受信される信号に該当する。H2xxx信号は、例
として図2のDMAコントローラ120と仮定するマス
タ2により発行及び受信される信号に該当する。Hxx
x信号は、スレーブ論理ユニットにより発行及び受信さ
れる信号に該当する。
【0035】図3から分るように、スレーブインターフ
ェイス機構220は、経路305上でCPU110から
のアドレス及び制御信号を受信し、経路345上でCP
U110からのデータを書き込む。同様に、スレーブイ
ンターフェイス機構220は、経路315上でDMAコ
ントローラ120からのアドレス及び制御信号を受信
し、経路355上でDMAコントローラ120からのデ
ータを書き込む。好適実施例では、該制御信号は、転送
のタイプを識別するHTRANS信号の形式を取る。
【0036】図3から明らかなように、経路305及び
315上で受信されるアドレス及び制御信号は多重化装
置330と多重化装置340の双方とアービトレーショ
ン制御ブロック300まで搬送される。アービトレーシ
ョン制御ブロック300により適用される所定条件に応
じて、アービトレーション制御ブロック300は多重化
制御信号を経路335上で多重化装置330、340ま
で発行して、どのマスタのアドレス及び制御信号が各多
重化装置330、340により出力されるかを制御す
る。
【0037】前述のように、同一のメインバスに接続さ
れている異なるマスタ論理ユニット間のアービトレーシ
ョンを実行する責務は、スレーブインターフェイス機構
よりむしろアービタ130により依然として遂行され
る。従って該アービタは、任意バス上の特定のマスタか
らバス請求信号を受信し且つ対応するバスへのアクセス
が許容された場合に個々のマスタに許容信号を発行する
責務を有する。一個のマスタ論理ユニット120のみが
第二メインバス210に接続されている図2の例では、
アービタは実際には必要なくその代りに、アービタから
一般的には該許容信号を受信するであろうマスタ論理ユ
ニット120の関係入力が恒久的にアサートされる。具
体的には、DMAコントローラ120が第二メインバス
210へのアクセスを恒久的に許容されるという形態
で、該関係入力が恒久的にアサートされる。
【0038】どのマスタ論理ユニットがそれが接続され
ているバスへのアクセスを獲得するべきかを決定する基
本的責務は、依然としてアービタ130により担当され
る。従って、スレーブインターフェイス機構は、各マス
タ論理ユニットにより発行されたバス請求信号を考慮す
る必要がない。その代りに、一個の該メインバス上の一
個のマスタ論理ユニットから転送請求が発行され一方他
のメインバス上のマスタ論理ユニットからの他の転送請
求が該スレーブ論理ユニットにより既に処理されつつあ
る場合、スレーブインターフェイス機構は単にその対応
するスレーブ論理ユニットへのアクセスのアービトレー
ションを処理するのみで充分である。
【0039】好適実施例では、こうしたアービトレーシ
ョンを実行する二つの代替的方式をスレーブインターフ
ェイス機構に対して考える。第一アプローチは、アービ
トレーションがバースト転送間のみで遂行される受動的
アービトレーションアプローチである。このアービトレ
ーション技術は、一バーストの転送により生成される最
大待ち時間が許容可能であるシステム且つ/又(例え
ば、SDRAMコントローラにおけるように)スレーブ
の処理性能がバースト転送により最大化されるシステ
ム、上で好適である。該アプローチは以下のように説明
され得る。
【0040】ある非順次転送請求が該マスタ論理ユニッ
トの一個から開始された時点で常に他のどのマスタ論理
ユニットも該スレーブ論理ユニットにアクセス途中でな
いならば、スレーブインターフェイス機構はその信号を
スレーブ論理ユニット上に多重化する。従って図3にお
いてこの場合には、マスタ論理ユニットの内一個のみが
アドレス及び制御データを出力し、多重化装置330、
340の入力の内一個のみが入力された該アドレス及び
制御データを受信する。従って、アービトレーション制
御ユニット300は多重化制御信号を経路335上に発
行して、多重化装置330に有効なアドレス及び制御デ
ータを出力させる。一方、多重化装置340は、他の該
入力上のデータ即ち無効データ、の出力を指示される。
この受動的アービトレーション構成においては、ブロッ
ク400内の回路は必要がなく、その代りに多重化装置
330、340の出力が多重化装置370の入力に直接
提供される(多重化装置340の場合は、これはその目
的を後述するレジスタ380を介して遂行される)。多
重化装置370は又アービトレーション制御ユニット3
00からの経路335上の多重化制御信号を受信し、そ
れによりアービトレーション制御ユニット300は多重
化装置370に多重化装置330からのその入力をスレ
ーブ論理ユニットへ出力させる。
【0041】ある非順次転送請求が該マスタ論理ユニッ
トの一個から開始された時点で他のマスタ論理ユニット
が該スレーブ論理ユニットに既にアクセス途中であるな
らば、図3から明らかなように、該非順次転送請求を開
始した該マスタ論理ユニット(以後、延期マスタ論理ユ
ニットと呼ぶ)からのアドレス及び制御データは多重化
装置340によりレジスタ380まで出力される。しか
しながら今回は、多重化装置370はこのアドレス及び
制御データを該スレーブ論理ユニットまで出力しない。
このシナリオでは、アービトレーション制御ユニット3
00は該延期マスタ論理ユニットへ発行すべき確認応答
信号をデアサート(de−assert)する。これ
は、延期マスタ論理ユニットに非順次転送請求をアサー
トさせ続けさせる効果、を有する。スレーブ論理ユニッ
トが現行のバースト転送請求の処理を完了するや否や、
該延期された非順次転送請求は処理の為にスレーブ論理
ユニットに搬送され得る。従って、該確認応答信号はア
ービトレーション制御ブロック300により再アサート
されて、延期マスタ論理ユニットが延期された非順次転
送請求のアサート停止を遂行することを可能にする。
【0042】このシナリオの方式を、図3の頭半分の箇
所で説明する。好適実施例では、各転送請求は該二つの
クロックサイクルにおいて発行される。該第一クロック
サイクルにおいて該アドレス及び制御データが発行さ
れ、該第二クロックサイクルにおいて該対応するデータ
が(書き込みの場合はマスタから、読み取りの場合はス
レーブから)発行される。スレーブ論理ユニットは、転
送請求が処理された場合第二クロックサイクル中で、以
後HREADY信号と呼ばれる確認応答信号を発行す
る。次にこのHREADY信号は該マスタ論理ユニット
に返信されて、マスタ論理ユニットは続いて次転送請求
を発行可能であり次クロックサイクル中にそのアドレ
ス、制御、及びデータ信号を搬送可能である、ことを確
認する。図3から分るように、経路375上をスレーブ
論理ユニットから返信されたHREADY信号は、多重
化装置310、320まで搬送される。多重化装置31
0、320は又、経路405上でアービトレーション制
御ブロック300から更なる入力を受信する。次にアー
ビトレーション制御ブロック300は制御信号を経路4
15上で多重化装置310、320まで発行可能であ
り、該二個の入力のどちらを各多重化装置が出力すべき
かを決定する。
【0043】従って、CPU110(マスタ1)がある
バースト転送請求を開始した時点でDMAコントローラ
120(マスタ2)が既にバースト転送書き込み請求の
途中にあるならば、経路315上で受信されるDMAコ
ントローラ120のアドレス及び制御データは多重化装
置330、370を介してスレーブ論理ユニットまで経
路設定される。一方、経路355上で受信されるDMA
コントローラ120の書き込みデータは、多重化装置3
90を介してスレーブ論理ユニットまで経路設定され
る。該バースト内の任意の個別転送請求用の該書き込み
データは、該対応するアドレス及び制御データに対して
一クロックサイクル後に提供される。スレーブ論理ユニ
ットが書き込みデータを受信する毎に、同一クロックサ
イクルにおいてスレーブ論理ユニットは該HREADY
信号を経路375上でアサートする。アービトレーショ
ン制御ユニット300は多重化装置320にHREAD
Y信号を経路395上で直接DMAコントローラ120
まで出力させることにより、DMAコントローラ120
が該バースト転送を継続することを可能にする。
【0044】CPU110が(非順次転送請求で開始し
た)そのバースト転送請求を発行した時、このバースト
転送請求は経路305上で受信され多重化装置340を
介してレジスタ380まで経路設定される。この段階で
レジスタ380は、CPU110により発行された該非
順次転送請求のアドレス及び制御データをバッファに格
納する。次クロックサイクル中に、CPU110は該非
順次転送請求の対応データを発行し、又、一般的には順
次転送請求である次転送請求のアドレス及び制御データ
を発行する。しかしながらこのクロックサイクル中に、
アービトレーション制御ブロック300は多重化装置3
10に指示して、経路405上でアービトレーション制
御ブロック300により出力される該信号を経路415
上で選択させる。これは、HREADY信号のデアサー
トされたヴァージョンである。従って、このHREAD
Y信号のデアサートヴァージョンは経路385上を出力
されてCPU110まで返信され、次クロックサイクル
中にCPU110が新規信号をメインバス200上へ発
動することを防止する。実際、アサートされたHREA
DY信号を受信した後で初めて、CPU110は該サイ
クル中に新規信号をメインバス上へ発動可能である。
【0045】DMAコントローラからの該バースト転送
請求の処理が完了するや否や、CPUの該非順次転送請
求のアドレス及び制御データは、レジスタ380から多
重化装置370を介してスレーブ論理ユニットまで出力
される。アービトレーション制御ブロック300は、適
切な多重化制御信号を経路335上で多重化装置370
に送信する。次クロックサイクル中に、該非順次転送請
求用の該書き込みデータは多重化装置390を介してス
レーブ論理ユニットまで出力される。同時に、アービト
レーション制御ブロック300は多重化装置310に指
示して、アサートされたHREADY信号を経路385
上でCPU110まで出力させる。これによりCPU1
10は、次クロックサイクルで新規信号を該メインバス
上へ発動することが可能になる。従ってCPU110
は、そのバースト転送の継続が自在となる。
【0046】読み取り請求は、一般に読み取りデータが
対応するアドレス及び制御データの発行に従いそのクロ
ックサイクルで経路365上を返信される、上述の書き
込み請求の場合と同様の方式で遂行される。再び、読み
取りデータが返信される毎にHREADY信号がアサー
トされて、対応するマスタ論理ユニットが次転送請求を
継続することを可能にする。次にアービトレーション制
御ブロック300はHREADY信号を完全に同様の方
式で操作して、他の転送請求が該スレーブ論理ユニット
により既に処理されつつある場合に、マスタ論理ユニッ
トの一個からのある非順次転送読み取り請求を延期す
る。
【0047】上述の受動的なアービトレーションアプロ
ーチに対する代替的方式は、より能動的なアービトレー
ションアプローチの提供である。該能動的なアービトレ
ーションアプローチでは、スレーブインターフェイス機
構はあるバースト転送請求の処理完了を待つことなく、
異なるマスタ論理ユニットの転送請求間における切り換
えが可能である。しかしながら、この切り換えを可能な
らしめる為には、アービトレーション制御ブロック30
0はマスタ論理ユニットから受信した制御信号を変更す
る能力を有する必要がある。この能力は、図3のボック
ス400内の論理素子により提供され得る。
【0048】好適実施例では上述のように、各マスタ論
理ユニットは転送請求を発行する際に、該転送請求のタ
イプ、例えば非順次、順次、又はアイドル(アイドルと
は、現実には無転送を意味する)というタイプ、を指示
する制御信号(以後、HTRANS信号と呼ぶ)を発行
する。一個のバースト転送請求は一個の非順次転送請求
で開始され、複数個の順次転送請求により後続される。
更に引き続く非順次転送請求又はアイドル転送請求の発
行は、そのバースト転送請求の終結を示す。
【0049】好適実施例ではこうした能動的アービトレ
ーションを可能ならしめる為に、経路325上のアービ
トレーション制御ブロック300により制御されるレジ
スタ及び制御モデファイアブロック350、を設置す
る。経路325上のアービトレーション制御ブロック3
00により指示された時、レジスタ及び制御モデファイ
アブロック350は、多重化装置330により出力され
たアドレス情報と多重化装置330から出力されたHT
RANS信号の変更ヴァージョン、を格納し得る。
【0050】一例として、DMAコントローラ120
(マスタ2)がある非順次転送請求を発行した時点でC
PU110(マスタ1)があるバースト転送請求の途中
にあるならば、経路315上のDMAコントローラ12
0からのH2ADDR及びH2TRANS信号は多重化
装置340を介してレジスタ380まで経路設定され
る。次サイクルにおいて、アービトレーション制御ブロ
ック300は多重化装置320に指示してHREADY
信号のデアサートヴァージョンを経路395上でDMA
コントローラ120まで出力させて、該転送請求の処理
がまだ完了していないことを示す。
【0051】該能動的アービトレーション構成をDMA
コントローラ120がCPU110よりもスレーブ論理
ユニットへのアクセスを許容されるべき構成であると仮
定すると、現行のCPU110による転送請求が終結し
た時点で、経路385上でCPU110に出力されてい
るH1READYアサート信号により表示されているよ
うに、アービトレーション制御ブロック300は、現在
多重化装置330から出力されているH1ADDR及び
H1TRANS信号は格納されるべきであるがH1TR
ANS信号は非順次転送請求を表示する為に変更される
べきである、ことを経路325上のレジスタ及び制御モ
デファイア350に対して同時に報告する。この報告は
この段階で遂行される必要がある。その理由は、このク
ロックサイクルの終了と共に、これらの特定のH1AD
DR及びH1TRANS信号はCPU110による出力
を停止される、からである。
【0052】次サイクルにおいて、アービトレーション
制御ブロック300は経路385上のH1READY信
号出力をデアサートさせて、該現行の転送請求の処理が
完了していないことをCPU110に報告する(即ち、
レジスタ及び制御モデファイア350に格納されたH1
ADDR及びH1TRANS(変更)信号に対応する転
送請求)。
【0053】一方、DMAコントローラ120の非順次
転送請求用のアドレス及び制御データは多重化装置36
0、370を介してスレーブ論理ユニットまで出力され
る。次サイクルで該非順次転送請求の処理が完了し、従
ってH2READYアサート信号が経路395上でDM
Aコントローラ120まで出力される。DMAコントロ
ーラ120は今やスレーブ論理ユニットへのアクセスを
有しているので、レジスタ380に格納された該最初の
転送請求に引き続くその転送請求のアドレス及び制御信
号は多重化装置330、370を介してスレーブ論理ユ
ニットまで経路設定される。
【0054】DMAコントローラ120のバースト転送
請求の処理が完了した時点で、CPU110は再びスレ
ーブ論理ユニットへのアクセスを獲得する。第一サイク
ルで、レジスタ及び制御モデファイア350に格納され
たH1ADDR及び変更H1TRANS信号は、多重化
装置360、370を介してスレーブ論理ユニットまで
出力される。一方、引き続くクロックサイクルで、CP
U110の引き続く転送請求用のアドレス及び制御信号
は、多重化装置330、370を介してスレーブ論理ユ
ニットまで直接に経路設定される。
【0055】該最大長バースト転送請求の待ち時間が重
大な問題になる場合、又は該接続されたスレーブでの処
理性能がより短いバースト転送請求アクセスの実行によ
り妨害されない場合に、上記の能動的アービトレーショ
ンアプローチは適切である。能動的アービトレーション
アプローチは、長いバースト転送請求が必要に応じてよ
り短いバースト転送請求に分割されることを可能にす
る。実際、このアプローチを用いて、バースト転送請求
を一連の単一転送請求に分割可能である。
【0056】様々なマスタ論理ユニット間の相対的優先
権は固定されておらずその代りにシステムアーキテクチ
ャに応じて設定され得て、アービトレーション制御ブロ
ック300による適切なアービトレーションを提供す
る。更に前述のように、マスタ論理ユニットに割り当て
られた相対的優先権の他に、能動的アービトレーション
を制御する為に最大長バースト転送請求の定義を使用し
得る。
【0057】図3の該論理ユニットを詳細に説明してき
たが、次に図4を参照して、受動的アービトレーション
アプローチの場合の様々な信号のタイミング例に関して
説明する。
【0058】図4の例から分るように、マスタ1は最初
にスレーブ論理ユニットへのアクセスを有しており、二
個の順次転送請求により後続される一個の非順次転送請
求から構成される一個のバースト転送請求を発行しつつ
ある。時刻T1で、書き込みデータD10がスレーブ論
理ユニットへ転送されているので、該非順次転送請求の
処理が完了している。該スレーブ論理ユニットは、H1
READY信号としてマスタ1に搬送されているHRE
ADY信号を発行している。同様に、時刻T2、T3で
各々、アドレスA11、A12の該二個の順次転送請求
の処理が完了していて、対応データD11、D12がス
レーブ論理ユニットにより受信され、HREADY信号
が該H1READY信号を介してマスタ1に確認応答さ
れている。
【0059】しかしながら、マスタ1からの該バースト
転送請求が発行されつつある間に、マスタ2は一個のバ
ースト転送請求を開始している。特に時刻T1で、一個
の非順次転送請求がマスタ2により発行されている。マ
スタ2からのこの非順次転送請求は直接スレーブ論理ユ
ニットに出力され得ず、且つ該スレーブ論理ユニットは
マスタ1からの該バースト転送請求を既に処理しつつあ
るので、H2TRANS及びH2ADDR信号は時刻T
1でレジスタ380に格納される。更に時刻T2まで
に、アービトレーション制御ブロック300は多重化装
置320に経路395上の出力としてH2READY信
号をデアサートさせる。これにより、マスタ2は次クロ
ックサイクル中に書き込みデータD20と次順次転送請
求用のアドレス及び制御データの出力を継続する。H2
READY信号は時刻T3でデアサートされ続けている
ので、マスタ2も又該信号を次クロックサイクルにアサ
ートし続ける。
【0060】図4から分るように、マスタ1からの該バ
ースト転送請求用の全アドレス及び制御データがスレー
ブ論理ユニットへ一旦転送されれば、レジスタ380に
格納されたアドレス及び制御データは時刻T3でスレー
ブ論理ユニットへ出力され、対応する書き込みデータは
時刻T4でスレーブ論理ユニットへ出力される。従って
時刻T4で、H2READY信号は再アサートされ得
て、マスタ2がその順次転送請求を継続することを可能
にする。従って、時刻T4、T5、及びT6で発行され
ている転送請求は、マスタ2から発行された転送請求で
ある。
【0061】図4から分るように、マスタ1は次に時刻
T4で非順次転送請求を発行して、更なるバースト転送
請求を開始する。しかしながらこの時点でスレーブ論理
ユニットはマスタ2からの該バースト転送請求の処理に
多忙であるので、時刻T4でマスタ1から発行されたア
ドレス及び制御データはレジスタ380にバッファリン
グされる。更に、マスタ2に関して前述した方式と同様
の方式で、アービトレーション制御ブロック300はH
1READY信号を時刻T5、T6でデアサートさせ
て、マスタ1に書き込みデータD13と次順次アクセス
用のアドレス及び制御データをアサートし続けさせる。
すると、レジスタ380にバッファリングされている該
アドレス及び制御データは、時刻T6でスレーブ論理ユ
ニットへ搬送される。その理由は、この時点でマスタ2
からの該バースト転送請求の処理は完了している、から
である。この結果、書き込みデータD13は時刻T7で
スレーブ論理ユニットへ提供される。従って、時刻T7
までにH1READY信号はアービトレーション制御ブ
ロック300により再アサートされて、マスタ1からの
該バースト転送請求の残余を発行させる。
【0062】関連性のない複数個の転送請求の並行処理
が可能であるという点で、本発明の好適実施例によるデ
ータ処理装置は該データ処理装置の大幅な効率向上を可
能ならしめる、ことが上記の説明から理解されよう。特
に、第一マスタ論理ユニットは、第一メインバスを介し
て第一スレーブ論理ユニットにアクセスする。一方、第
二マスタ論理ユニットは、第二メインバスを介して第二
(の異なる)スレーブ論理ユニットにアクセスする。し
かしながら更に、第一マスタ論理ユニットは又、第一メ
インバスを介して該第二スレーブ論理ユニットに必要に
応じて且つ必要な時にアクセス可能である。更に、スレ
ーブインターフェイス機構が設置されて、該二個のバス
間の効率的な切り換え機能と、二個以上のマスタ論理ユ
ニットが同一のスレーブ論理ユニットへのアクセスを請
求する状況を必要に応じて且つ必要な時に処理するアー
ビトレーション機能、を提供する。
【0063】
【発明の効果】本明細書では特定の実施例が説明された
が、本発明は該実施例には限定されず且つ該実施例に対
する多くの変更と追加が本発明の請求範囲内で遂行し得
る、ことが理解されよう。例えば、本発明の請求範囲か
ら乖離することなくその独立請求範囲の特徴を用いて、
以下の従属請求範囲の特徴の様々な組み合わせを実装し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一本のバスを介して複数個のマスタ論理ユニッ
トを複数個のスレーブ論理ユニットと接続する、データ
処理装置で使用される既知アーキテクチャ、を示すブロ
ック図。
【図2】本発明の好適実施例に従うデータ処理装置のブ
ロック図。
【図3】本発明の好適実施例に従うスレーブインターフ
ェイス機構の構成を示すブロック図。
【図4】本発明の好適実施例に従う該スレーブインター
フェイス機構により受信及び発行される幾つかの信号の
相対的タイミングを示すタイミング図。
【符号の説明】
100 TIC 110 CPU 120 DMA 130 アービタ 140 SMI 150 ROM 160 RAM 170 周辺バスサブシステム(DMA必要なし) 180 周辺バスサブシステム(DMA必要) 190 SDRAMコントローラ 200 第一メインバス 210 第二メインバス 220 m(二方向多重化装置モジュール) 300 アービトレーション制御 350 レジスタ及び制御モデファイア 380 AHBレジスタ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一マスタ論理ユニットを複数個のスレ
    ーブ論理ユニットと接続して前記第一マスタ論理ユニッ
    トが前記スレーブ論理ユニットのいずれか一つに第一転
    送請求を発行することを可能にする第一バスと、 第二マスタ論理ユニットを前記複数個のスレーブ論理ユ
    ニットのサブセットと接続して前記第二マスタ論理ユニ
    ットが前記サブセット内の前記スレーブ論理ユニットの
    いずれか一つに第二転送請求を発行することを可能にす
    る第二バスと、 前記サブセット内の各スレーブ論理ユニットと関連し且
    つ切り換え論理を含むスレーブインターフェイス機構で
    あって、前記第一バスと前記第二バスのいずれか一方を
    前記対応するスレーブ論理ユニットに接続して前記第一
    転送請求と前記第二転送請求のいずれか一方が前記対応
    するスレーブ論理ユニットに経路設定されることを可能
    にするスレーブインターフェイス機構、 を有することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記スレーブインターフェイス機構は、
    スレーブ論理ユニットが前記第一及び第二転送請求の内
    の一方を既に処理しつつあり他方の請求が前記スレーブ
    論理ユニットに発行された場合、所定の条件を適用して
    前記第一及び第二転送請求の前記対応する前記スレーブ
    論理ユニットへの前記経路設定を制御するアービトレー
    ション制御ユニットを備えることを特徴とする請求項1
    記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第一及び第二転送請求はバースト転
    送請求であり、各バースト転送請求は複数個の順次転送
    請求により後続される一個の非順次転送請求を備え、更
    に前記アービトレーション制御ユニットにより適用され
    る前記所定条件は、前記マスタ論理ユニットの内の一個
    からの一個の非順次転送請求の発行に際して、前記スレ
    ーブインターフェイス機構は前記非順次転送請求の前記
    スレーブ論理ユニットへの経路設定を前記スレーブ論理
    ユニットにより既に処理されつつある任意のバースト転
    送請求の処理が完了するまで延期することである、請求
    項2記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記スレーブ論理ユニットは現行の転送
    請求が処理されたことを確認する確認応答信号を発行
    し、各マスタ論理ユニットは前記確認応答信号の受信を
    待って引き続く転送請求を発行し、前記アービトレーシ
    ョン制御ユニットは前記延期された非順次転送請求を発
    行した前記マスタ論理ユニットへの前記確認応答信号の
    出力を差し控えて、前記スレーブ論理ユニットが前記非
    順次転送請求を受信可能になるまで前記マスタ論理ユニ
    ットが前記非順次転送請求をアサートし続けることを保
    証する、ことを特徴とする請求項3記載のデータ処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第一及び第二転送請求はバースト転
    送請求であり、各バースト転送請求は複数個の順次転送
    請求により後続される一個の非順次転送請求を備え、更
    に前記アービトレーション制御ユニットにより適用され
    る前記所定条件は、前記マスタ論理ユニットの内の一個
    からの一個の非順次転送請求の発行に際して、前記スレ
    ーブインターフェイス機構は前記スレーブ論理ユニット
    により既に処理されつつある任意のバースト転送請求の
    処理完了を待つことなく前記非順次転送請求を前記スレ
    ーブ論理ユニットへ経路設定するということである、請
    求項2記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 各マスタ論理ユニットは、各転送請求の
    一部として転送請求のタイプを指示する制御信号を発行
    し、前記アービトレーション制御ユニットは前記制御信
    号が前記対応するスレーブ論理ユニットに出力される以
    前に前記制御信号を操作して一個のバースト転送請求が
    複数個のより短い長さのバースト転送請求に分割される
    ことを可能にする、ことを特徴とする請求項5記載のデ
    ータ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記所定条件は各マスタ論理ユニットに
    対する相対的優先権を特定し、更にこの優先権情報は前
    記アービトレーション制御ユニットにより使用されて、
    前記マスタ論理ユニットの内の一個からの一個の非順次
    転送請求の発行に際して前記スレーブ論理ユニットによ
    り既に処理されつつあるバースト転送請求に割り込みを
    掛けるか否かを決定する、ことを特徴とする請求項5記
    載のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記所定条件は一個のバースト転送請求
    の最大長を特定し、前記マスタ論理ユニットの内の一個
    からの一個の非順次転送請求の発行に際して前記スレー
    ブ論理ユニットにより既に処理されつつある一個のバー
    スト転送請求が前記最大長に到達している場合には、前
    記スレーブインターフェイス機構は前記スレーブ論理ユ
    ニットにより既に処理されつつある前記バースト転送請
    求の処理完了を待つことなく前記非順次転送請求を前記
    スレーブ論理ユニットへ経路設定する、ことを特徴とす
    る請求項5記載のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記スレーブインターフェイス機構はバ
    ッファを備え、前記バッファは前記マスタ論理ユニット
    の一個から前記対応するスレーブ論理ユニットへ発行さ
    れたある一個の転送請求を他の転送請求が前記スレーブ
    論理ユニットにより既に処理されつつある場合に一時的
    に格納する、ことを特徴とする請求項1記載のデータ処
    理装置。
  10. 【請求項10】 前記スレーブインターフェイス機構は
    バッファを備え、前記バッファは前記マスタ論理ユニッ
    トの一個から前記対応するスレーブ論理ユニットへ発行
    されたある一個の転送請求を他の転送請求が前記スレー
    ブ論理ユニットにより既に処理されつつある場合に一時
    的に格納し、更に前記非順次転送請求は第一クロックサ
    イクルにおいて発行される第一部分と第二クロックサイ
    クルにおいて発行される第二部分を備え、前記バッファ
    は前記非順次転送請求の前記第一部分を格納し、前記ア
    ービトレーション制御ユニットは前記第二クロックサイ
    クルにおいて前記延期された非順次転送請求を発行した
    前記マスタ論理ユニットへの前記確認応答信号の出力を
    差し控えて、前記スレーブ論理ユニットが前記非順次転
    送請求を受信可能になるまで前記マスタ論理ユニットが
    前記非順次転送請求の前記第二部分をアサートし続ける
    ことを保証する、ことを特徴とする請求項4記載のデー
    タ処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のデータ処理装置用のス
    レーブインターフェイス機構であって、前記第一バスへ
    の接続用の第一接続と、前記第二バスへの接続用の第二
    接続と、前記対応するスレーブ論理ユニットが前記スレ
    ーブインターフェイス機構に接続されることを可能にす
    る第三接続、を含み、前記第一バス又は前記第二バスの
    いずれか一方を前記対応するスレーブ論理ユニットに接
    続して前記第一転送請求又は前記第二転送請求のいずれ
    か一方が前記対応するスレーブ論理ユニットに経路設定
    されることを可能にする切り換え論理を備える、ことを
    特徴とするスレーブインターフェイス機構。
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