JP4252089B2 - 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置及びこれを用いた画像形成装置に係り、特に、帯電性のトナーと磁性キャリアを含有する現像剤が収容される現像剤収容部内の現像剤を撹拌、搬送する撹拌搬送手段とを備え、感光体ドラム上に形成された静電潜像をトナーによって可視像化する現像装置において、前記現像剤収容部内の現像剤をムラ無く撹拌するように構成した現像装置及びこれを用いた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を用いたプリンタ等の画像形成装置では、回転駆動される感光体ドラムを帯電器により帯電し、前記感光体ドラムに画像情報に応じた光照射により静電潜像を形成し、現像装置によりこの静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成し、このトナー像をシート材などの記録媒体に転写して画像を出力するようにされている。
画像形成装置の現像装置に用いられる現像剤として、例えば、帯電性のトナーと磁性キャリアの2成分を混合して用いられる2成分現像剤が用いられている。
このように構成された画像形成装置において、現像剤は現像装置を構成する現像剤収容部に収容されており、前記現像剤収容部内で撹拌搬送手段によって撹拌されて、現像ローラに搬送されるようになっている。
このように現像剤を撹拌、搬送する手段として、従来では、搬送ベルトや搬送スクリュウー、パドル等を用いて行うようにしたものが一般的である。
例えば、搬送ベルトを使用した一例として、トナー補給容器内のトナーを撹拌、搬送する場合に、容器内部に回転する環状の搬送ベルトを配置し、その搬送ベルトの外周面の搬送突起を配置し、内周面に撹拌突起を配置して、トナー補給容器内のトナーを撹拌、搬送するようにしたものが提案されている(特許文献1を参照)。
また、現像装置内の現像剤を撹拌、搬送する場合に、搬送ベルトとして磁気ベルトを採用して、磁力の影響によって現像剤をベルト表面に担持して、磁気ベルトを搬送することで現像剤を現像ローラに向かって搬送するとともに周辺の現像剤を撹拌するようにしたものが提案されている(特許文献2を参照)。
また、回収トナーを現像装置内に戻すためにスクリューを用いて搬送し、現像装置内では、搬送ベルトによって回収トナーを搬送擦るようにしたものが提案されている(特許文献3を参照)。
特開平9−138579号公報 特開2003−302837号公報 特開2001−201930号公報
しかしながら、上述した従来技術においては、搬送ベルトのベルト面また撹拌搬送突起を上方または下方に向けてトナーを含む現像剤を撹拌、搬送しているため、上下方向の撹拌力が弱く、さらに、現像ローラに向かい現像剤を搬送する場合には、現像ローラの軸線方向、すなわち、主走査方向に渡る現像剤の撹拌、分散が均一に行われにくいという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、簡単な構成で現像装置内の現像剤の撹拌ムラを低減して速やかに現像剤の撹拌分散を可能にして、画像品位の向上を図ったトナー像を実現できる現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る現像装置及びこれを用いた画像形成装置の各構成は、次の通りである。
請求項1に記載した現像装置は、帯電性のトナーと磁性キャリアを含有する現像剤が収容される現像剤収容部と、静電潜像が形成される静電潜像担持体にトナーを供給する現像ローラと、前記現像剤収容部内の現像剤を撹拌、搬送する撹拌搬送手段とを備え、前記静電潜像担持体に形成された静電潜像をトナーにより可視像化する現像装置において、
前記撹拌搬送手段は、トナーを撹拌、搬送するためのトナー撹拌翼を外周部に備えた環状のベルト部材を備え、
前記ベルト部材は、前記現像剤収容部内に回転可能に配置され、その回転軸線方向を略鉛直に向けて前記トナー撹拌翼を略水平に回動するものであり、
前記撹拌搬送手段は、前記ベルト部材を回転させる回転軸として、前記現像剤収容部内で前記現像ローラの軸線方向に沿って離間して配置された第1回転軸及び第2回転軸と、前記第1回転軸及び2回転軸によって各々軸支される第1プーリー及び第2プーリーとを備え、
前記ベルト部材は、前記第1プーリー及び第2プーリーにより前記現像ローラの軸線方向に沿って架設され、
前記現像剤収容部内の前記ベルト部材に沿った周辺部には、前記ベルト部材を挟んで現像ローラ側と反現像ローラ側とでトナー搬送方向が相反するトナー搬送路が形成され、
前記ベルト部材に包囲される内側領域の前記第1プーリーと第2プーリーとの間で該ベルト部材が対向する部分には、前記現像ローラの軸線方向に沿って仕切り壁が延設されることを特徴とするものである。
請求項2に記載した現像装置は、請求項1に記載した構成に加えて、前記現像剤収容部の上部に該現像剤収容部内の現像剤のトナー濃度が低下した時にトナーを補給するトナー補給装置を配置し、前記トナー撹拌搬送体を前記トナー補給装置の下方に配置して、前記トナー補給装置から補給されたトナーを撹拌、搬送するようにしたことを特徴とするものである。
請求項3に記載した現像装置は、請求項2に記載した構成に加えて、前記ベルト部材の構成として、前記トナー撹拌翼が設けられるベルト基材に沿って補強部材、例えば、ガラス繊維クロスを設けることを特徴とするものである。
請求項4に記載した現像装置は、請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載した構成に加えて、前記トナー撹拌翼を前記トナー撹拌搬送体の回動方向に対して略垂直に設けることを特徴とするものである。
すなわち、前記トナー撹拌翼は、トナー撹拌搬送体に対して上下方向に略垂直に配置される。
請求項5に記載した現像装置は、請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載した構成に加えて、前記トナー撹拌翼を前記トナー撹拌搬送体の回動方向に対して傾斜して設けることを特徴とするものである。
すなわち、前記トナー撹拌翼は、トナー撹拌搬送体に対して垂直方向から傾斜した状態で配置される。
請求項6に記載した現像装置は、請求項5に記載した構成に加えて、前記トナー撹拌翼の構成として、前記ベルト部材の幅方向に沿って該トナー撹拌翼の先端部から該トナー撹拌翼の前記トナー撹拌搬送体に設けられる基部に渡り複数の切り込み部が形成されていることを特徴とするものである。
請求項7に記載の現像装置は、帯電性のトナーと磁性キャリアを含有する現像剤が収容される現像剤収容部と、静電潜像が形成される静電潜像担持体にトナーを供給する現像ローラと、前記現像剤収容部内の現像剤を撹拌、搬送する撹拌搬送手段とを備え、前記静電潜像担持体に形成された静電潜像をトナーにより可視像化する現像装置において、
前記撹拌搬送手段は、トナーを撹拌、搬送するためのトナー撹拌翼を外周部に備えた環状のベルト部材を備え、
前記ベルト部材は、前記現像剤収容部内に回転可能に配置され、その回転軸線方向を略鉛直に向けて前記トナー撹拌翼を略水平に回動するものであり、
前記撹拌搬送手段は、前記ベルト部材を回転させる回転軸として、前記現像剤収容部内で前記現像ローラの軸線方向に沿って離間して配置された第1回転軸及び第2回転軸と、前記第1回転軸及び2回転軸によって各々軸支される第1プーリー及び第2プーリーとを備え、
前記ベルト部材は、前記第1プーリー及び第2プーリーにより前記現像ローラの軸線方向に沿って架設され、
前記現像剤収容部内の前記ベルト部材に沿った周辺部には、前記ベルト部材を挟んで現像ローラ側と反現像ローラ側とでトナー搬送方向が相反するトナー搬送路が形成され、
前記ベルト部材として、前記現像ローラの軸線方向に沿って直列に並設された第1ベルト部材及び第2ベルト部材を備え、
前記トナー搬送路として、前記第1ベルト部材及び第2ベルト部材に対応して第1トナー搬送路及び第2トナー搬送路が形成され、
前記第1ベルト部材及び第2ベルト部材は、前記第1トナー搬送路と第2トナー搬送路の現像ローラ側において、現像ローラの軸線方向の略中央に向かい互いに現像剤を搬送するように回動されることを特徴とするものである。
請求項8に記載の現像装置は、請求項1乃至7のうちの何れか一項に記載した構成に加えて、前記第1回転軸及び第2回転軸のうちの少なくとも一方の回転軸を、前記現像ローラの軸線方向に沿って変位可能に配置することを特徴とするものである。
請求項9に記載の現像装置は、請求項8に記載した構成に加えて、前記第1回転軸及び第2回転軸のうちの少なくとも一方の回転軸を、前記ベルト部材に張力を付与する方向に付勢するようにしたことを特徴とするものである。
請求項10に記載の画像形成装置は、帯電性のトナーと磁性キャリアを含有する現像剤が収容される現像剤収容部と、静電潜像が形成される静電潜像担持体にトナーを供給する現像ローラと、前記現像剤収容部内の現像剤を撹拌、搬送する撹拌搬送手段とを具備し、前記静電潜像担持体に形成された静電潜像をトナーにより可視像化する現像装置を備え、電子写真方式により前記静電潜像担持体の表面に形成された現像剤像を転写媒体上に転写することで画像を出力する画像形成装置において、前記現像装置として、請求項1乃至9のうちの何れか一項に記載の現像装置を用いることを特徴とするものである。
請求項1に記載した発明によれば、帯電性のトナーと磁性キャリアを含有する現像剤が収容される現像剤収容部と、静電潜像が形成される静電潜像担持体にトナーを供給する現像ローラと、前記現像剤収容部内の現像剤を撹拌、搬送する撹拌搬送手段とを備え、前記静電潜像担持体に形成された静電潜像をトナーにより可視像化する現像装置において、前記撹拌搬送手段として、トナーを撹拌、搬送するためのトナー撹拌翼を外周部に備えた環状のベルト部材を備え、前記ベルト部材を前記現像剤収容部内に回転可能に配置し、その回転軸線方向を略鉛直に向けて前記トナー撹拌翼を略水平に回動するように構成したので、トナーを含む現像剤がトナー撹拌搬送体の表面に載って搬送されることなく、トナー撹拌翼により現像剤が上下方向及びトナー撹拌翼の回動方向で撹拌作用を効果的に行うことができるので、現像剤の撹拌ムラを低減し、速やかに撹拌分散することができる。
これにより、現像ローラに対して最適なトナー供給を行うことができるので、画像品位の向上を図ったトナー像を実現できる。
ここで、前記撹拌搬送手段として、前記トナー撹拌翼を外周部に備えた環状のベルト部材を備えるので、簡単な構成で連続的に効率よくトナーを撹拌、搬送することができる。
また、前記ベルト部材を回転させる回転軸として、前記現像剤収容部内で前記現像ローラの軸線方向に沿って離間して配置された第1回転軸及び第2回転軸と、前記第1回転軸及び2回転軸によって各々軸支される第1プーリー及び第2プーリーとを備え、前記ベルト部材を前記第1プーリー及び第2プーリーにより前記現像ローラの軸線方向に沿って架設して、前記現像剤収容部内の前記ベルト部材に沿った周辺部には、前記ベルト部材を挟んで現像ローラ側と反現像ローラ側とでトナー搬送方向が相反するトナー搬送路を形成することで、撹拌、搬送される現像剤が、現像ローラ側と反現像ローラ側とを循環させながら効率良く撹拌、搬送することができる。
また、前記ベルト部材に包囲される内側領域の前記第1プーリーと第2プーリーとの間で該ベルト部材が対向する部分に、前記現像ローラの軸線方向に沿って仕切り壁を延設したことで、前記ベルト部材を挟んで現像ローラ側と反現像ローラ側とでトナー搬送方向が相反するトナー搬送路を形成して、現像剤が紛れること無く効率よく撹拌、搬送することができる。
また、請求項1〜10に記載の発明で得られる上記共通の効果に加え、各請求項に記載の発明によれば次の効果を得ることができる。
詳しくは、請求項2に記載した発明によれば、請求項1に記載した発明で得られる効果に加えて、前記現像剤収容部の上部に該現像剤収容部内の現像剤のトナー濃度が低下した時にトナーを補給するトナー補給装置を配置し、前記トナー撹拌搬送体を前記トナー補給装置の下方に配置して、前記トナー補給装置から補給されたトナーを撹拌、搬送するようにしたことで、前記トナー補給装置から補給されるトナーを現像剤収容部内の既存の現像剤に効率よく撹拌させることができる。
請求項3に記載した発明によれば、請求項2に記載した発明で得られる効果に加えて、前記ベルト部材の構成として、前記トナー撹拌翼が設けられるベルト基材に沿って補強部材、例えば、ガラス繊維クロスを設けることで、強度を高めたロングライフなベルト部材を実現できる。
請求項4に記載した発明によれば、請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載した発明で得られる効果に加えて、前記トナー撹拌翼を前記トナー撹拌搬送体の回動方向に対して略垂直に設けることで、トナーの撹拌、搬送作用を効率よく均等に行うことができる。
請求項5に記載した発明によれば、請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載した発明で得られる効果に加えて、前記トナー撹拌翼を前記トナー撹拌搬送体の回動方向に対して傾斜して設けることで、前記トナー撹拌翼の傾斜角度に応じて上下方向への現像剤の撹拌作用を変化させることができる。すなわち、隣接するトナー撹拌翼の傾斜方向を互いに逆の傾斜方向で配置するようにしてもよい。
請求項6に記載した発明によれば、請求項5に記載した発明で得られる効果に加えて、前記トナー撹拌翼の構成として、前記ベルト部材の幅方向に沿って該トナー撹拌翼の先端部から該トナー撹拌翼の前記トナー撹拌搬送体に設けられる基部に渡り複数の切り込み部を形成することで、ベルト部材がプーリー上を転送される時に、ベルト部材のトナー撹拌翼の変形に伴う余計な応力が掛らないようにできるので、ベルト部材の性能の低下を抑制できる。すなわち、ベルト部材の長寿命化を図ることができる。
請求項7に記載した発明によれば、撹拌搬送手段として、トナーを撹拌、搬送するためのトナー撹拌翼を外周部に備えた環状のベルト部材を備え、前記ベルト部材を前記現像剤収容部内に回転可能に配置し、その回転軸線方向を略鉛直に向けて前記トナー撹拌翼を略水平に回動するように構成したので、トナーを含む現像剤がトナー撹拌搬送体の表面に載って搬送されることなく、トナー撹拌翼により現像剤が上下方向及びトナー撹拌翼の回動方向で撹拌作用を効果的に行うことができるので、現像剤の撹拌ムラを低減し、速やかに撹拌分散することができる。
これにより、現像ローラに対して最適なトナー供給を行うことができるので、画像品位の向上を図ったトナー像を実現できる。
ここで、前記撹拌搬送手段として、前記トナー撹拌翼を外周部に備えた環状のベルト部材を備えるので、簡単な構成で連続的に効率よくトナーを撹拌、搬送することができる。
また、前記ベルト部材を回転させる回転軸として、前記現像剤収容部内で前記現像ローラの軸線方向に沿って離間して配置された第1回転軸及び第2回転軸と、前記第1回転軸及び2回転軸によって各々軸支される第1プーリー及び第2プーリーとを備え、前記ベルト部材を前記第1プーリー及び第2プーリーにより前記現像ローラの軸線方向に沿って架設して、前記現像剤収容部内の前記ベルト部材に沿った周辺部には、前記ベルト部材を挟んで現像ローラ側と反現像ローラ側とでトナー搬送方向が相反するトナー搬送路を形成することで、撹拌、搬送される現像剤が、現像ローラ側と反現像ローラ側とを循環させながら効率良く撹拌、搬送することができる。
前記ベルト部材として、前記現像ローラの軸線方向に沿って直列に並設された第1ベルト部材及び第2ベルト部材を備え、前記トナー搬送路として、前記第1ベルト部材及び第2ベルト部材に対応して第1トナー搬送路及び第2トナー搬送路を形成し、前記第1ベルト部材及び第2ベルト部材を、前記第1トナー搬送路と第2トナー搬送路の現像ローラ側において、現像ローラの軸線方向の略中央に向かい互いに現像剤を搬送するようにしたことで、現像剤収容部内の現像剤を現像ローラの軸線方向の略中央部に向かい撹拌しながら搬送するため、現像剤収容部内の両端部の現像剤が滞ることがないので、現像剤収容部がローリング方向に傾斜した場合であっても、現像剤が低い方に偏ることなく撹拌、搬送することができる。
請求項8に記載した発明によれば、請求項1乃至7のうちの何れか一項に記載した発明で得られる効果に加えて、前記第1回転軸及び第2回転軸のうちの少なくとも一方の回転軸を、前記現像ローラの軸線方向に沿って変位可能に配置することで、容易にベルト部材の着脱、組付け調整を行うことができる。
請求項9に記載した発明によれば、請求項8に記載した発明で得られる構成に加えて、前記第1回転軸及び第2回転軸のうちの少なくとも一方の回転軸を、前記ベルト部材に張力を付与する方向に付勢するようにしたことで、ベルト部材を常に緊張させた状態で設置することができる。
また、請求項10に記載した画像形成装置は、帯電性のトナーと磁性キャリアを含有する現像剤が収容される現像剤収容部と、静電潜像が形成される静電潜像担持体にトナーを供給する現像ローラと、前記現像剤収容部内の現像剤を撹拌、搬送する撹拌搬送手段とを具備し、前記静電潜像担持体に形成された静電潜像をトナーにより可視像化する現像装置を備え、電子写真方式により前記静電潜像担持体の表面に形成された現像剤像を転写媒体上に転写することで画像を出力する画像形成装置において、前記現像装置として、請求項1乃至9のうちの何れか一項に記載の現像装置を用いることで、前記撹拌搬送手段を構成するトナー撹拌翼により現像剤が上下方向及びトナー撹拌翼の変位方向で撹拌作用を効果的に行われるので、現像剤の撹拌ムラを低減し、速やかに撹拌分散することができる。これにより、現像ローラに対して最適なトナー供給を行うことができるので、画像品位の向上を図ったトナー像を実現できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は発明を実施する形態の一例であって、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す説明図、図2は前記画像形成装置の装置本体の構成を示す部分詳細図である。
本実施形態に係る画像形成装置1Aは、図1,図2に示すように、スキャナ等に読み込まれた画像データや外部から伝達された画像データを電子写真方式によって、回転駆動される円筒状の感光体ドラム(静電潜像担持体)3上に静電潜像を形成して、この静電潜像を帯電性のトナーと磁性キャリアの2成分を混合して帯電された現像剤によって現像剤像として可視像化した後、記録媒体となる所定のシート状の記録用紙(以下、用紙と称する。)に転写してモノクロ(単色)画像として出力する画像形成装置であって、感光体ドラム3上の静電潜像を可視像化する現像装置として、帯電性のトナーと磁性キャリアを含有する現像剤が収容されるホッパ(現像剤収容部)200と、感光体ドラム3にトナーを供給する現像ローラ202と、ホッパ200内の現像剤を撹拌、搬送する撹拌搬送手段500とを備えた本発明に係る特徴的な現像装置2を採用したものである。
画像形成装置1Aの構成として、用紙Pを複数枚積載可能な給紙トレイ8と、この給紙トレイ8から供給される用紙Pを画像形成部14に搬送する用紙搬送部59と、画像形成部14で印字された用紙P上の未定着トナーを溶融させて定着させる定着ユニット6へ搬送する用紙搬送装置7とを備えており、予め設定された複数の排出処理モードに対応した用紙Pの搬送速度に基づいて、印字要求に応じて選択的に用紙Pの搬送速度を制御して給紙トレイ8から自動的に排紙トレイ9に用紙Pを供給可能としたものである。
まず、画像形成装置1Aの全体構成について説明する。
画像形成装置1Aは、図1に示すように、主に、露光ユニット1、現像装置2、トナー供給装置(トナー補給装置)30、感光体ドラム3、帯電器4、除電装置41、クリーナユニット5、定着ユニット6、用紙搬送装置7、用紙搬送路7a、給紙トレイ8、排紙トレイ9および転写機構10等を備える装置本体1A1と、自動原稿処理装置1A2とにより構成されている。
装置本体1A1の上面部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台21が設けられ、この原稿載置台21の上方には、自動原稿処理装置1A2が上方に向かい揺動開放自在に設けられ、一方、この原稿載置台21の下方には、原稿の画像情報を読み取る原稿読み取り部であるスキャナ部22が配置されている。
そのスキャナ部22の下方には、露光ユニット1、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器4、除電装置41、クリーナユニット5、定着ユニット6、用紙搬送装置7、用紙搬送路7a、排紙トレイ9、および転写機構10が配設され、さらに、その下方には、用紙Pが収納された給紙トレイ8が配設されている。
露光ユニット1は、画像処理部(図示省略)から出力された画像データに応じて、レーザ光を帯電器4によって均一に帯電された感光体ドラム3の表面に照射して露光することにより感光体ドラム3の表面に画像データに応じた静電潜像を書込み形成する機能を有するものである。この露光ユニット1は、スキャナ部22の直下で且つ感光体ドラム3上方に配置され、レーザ照射部11,11および反射ミラー12を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)13a,13bが採用されている。
本実施形態では、高速印字処理を行うために、複数のレーザ光を利用し、照射タイミングの高速化を低減する手法を用いた2ビーム手法を採用しているものとする。
なお、本実施形態では、露光ユニット1にレーザスキャニングユニット(LSU)13a,13bを用いているが、発光素子をアレイ状に並べたもの、例えば、ELやLED書込みヘッドを用いるものであっても良い。
感光体ドラム3は、略円筒形状を呈し、露光ユニット1の下方に配設され、図示しない駆動手段と制御手段により所定方向(図中の矢印A方向)に回転するように制御されている。この感光体ドラム3の外周面に沿って、図2に示すように、画像転写終了後の位置を基準として感光体ドラム回転方向下流側に向かい、用紙剥離爪31、クリーナユニット5、電界発生部としての帯電器4、現像装置2、除電装置41の順に配置されている。
用紙剥離爪31は、ソレノイド32により感光体ドラム3の外周面に接離可能に配置されている。この用紙剥離爪31は、感光体ドラム3の外周面に当接した状態で、感光体ドラム3上の未定着トナー像を用紙Pに転写する際にその感光体ドラム3の表面に張り付いた用紙Pを剥離するものである。
なお、用紙剥離爪31の駆動手段として、ソレノイド32の換わりに駆動用モータ等を採用しても良く、その他の駆動手段の選択も可能である。
現像装置2は、感光体ドラム3上に形成された静電潜像を黒トナーで顕像化するものであって、感光体ドラム回転方向(図中の矢印A方向)で帯電器4より下流側で感光体ドラム3の側方で略水平(図中で右側)に配置されている。この現像装置2の下方には、記録媒体搬送方向上流側にレジストローラ15が配置されている。なお、現像装置2の詳細については後述するものとする。
トナー供給装置30は、トナーが充填されたトナー容器300から排出されるトナーを一時的に中間ホッパ部33に貯留してから現像装置2に供給するものであって、現像装置2に隣接するようにして配置されている。
レジストローラ15は、給紙トレイ8から供給された用紙Pの先端と感光体ドラム3上のトナー像とを整合して感光体ドラム3と転写ベルト103との間に搬送するように、図示しない駆動手段および制御手段により動作制御されている。
帯電器4は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であって、感光体ドラム3の上方でその外周面に近接して配置されている。
なお、本実施形態では、チャージャー型の帯電器4を使用しているが、接触型のローラ方式によるものやブラシ方式によるものに代用しても良い。
除電装置41は、感光体ドラム3の表面に形成されたトナー像を用紙Pに転写し易くするために、この感光体ドラム3の表面電位を低下させるための転写前除電手段であって、感光体ドラム回転方向で現像装置2より下流側で、かつ感光体ドラム3の下方でその外周面に近接して配置されている。
なお、本実施形態では、除電装置41は、除電電極を用いて構成されているが、除電電極の替わりに除電ランプを使用したり、その他の方式により除電するようにしたものであっても良い。
クリーナユニット5は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを除去・回収するものであって、感光体ドラム3を挟んで現像装置2と略対向する位置で感光体ドラム3の側方で略水平(図中で左側)に配置されている。
上述したように、感光体ドラム3上で顕像化された静電像は、静電像が有する電荷の逆極性の電界が搬送される用紙P上に転写機構10から印加されることで用紙P上に転写される。例えば、静電像が(−)極性の電荷を有している時は、転写機構10の印加極性は(+)極性となる。
転写機構10は、駆動ローラ101、従動ローラ102、および他のローラで架橋されるとともに、所定の抵抗値(本実施形態では、1×109〜1×1013Ω・cmの範囲)を有する転写ベルト103が配置された転写ベルト式ユニットで構成され、感光体ドラム3の下方で、転写ベルト103の表面が感光体ドラム3の外周面の一部と接触するように配置されている。この転写ベルト103により、用紙Pを感光体ドラム3に押圧しながら搬送するようになっている。
感光体ドラム3と転写ベルト103の接触部104には、駆動ローラ101および従動ローラ102とは異なる導電性で転写電界を印加可能な弾性導電性ローラ105が配置されている。
弾性導電性ローラ105は、弾性ゴム、発泡性樹脂等の軟質材料により構成されている。この弾性導電性ローラ105が弾性を有することで、感光体ドラム3と転写ベルト103とが線接触でなく転写ニップと呼ばれる所定の幅を有する面接触となるので、搬送される用紙Pへの転写効率の向上を図ることができる。
さらに、転写ベルト103の転写領域の用紙搬送方向下流側には、搬送される用紙Pが転写領域で印加された電界を除電し、次工程への搬送をスムーズに行う為の除電ローラ106が転写ベルト103の背面側に配置されている。
また、図2に示すように、転写機構10には、転写ベルト103の残留トナーによる汚れを取るクリーニングユニット107と、転写ベルト103の除電を行う複数の除電機構108が配置されている。この除電機構108に用いられる除電を行うための手法として、装置を介して接地する手法、若しくは積極的に転写電界の極性と逆極性を印加する手法がある。
転写機構10で用紙P上に転写された静電像(未定着トナー)は、定着ユニット6に搬送されて加圧・加熱されることで未定着トナーが溶融されて用紙P上に定着される。
定着ユニット6は、図2に示すように、加熱ローラ6a、加圧ローラ6bを備え、この加熱ローラ6aと加圧ローラ6bとによって、用紙Pを挟持した状態で加熱ローラ6aを回転させ、加熱ローラ6aと加圧ローラ6bとの間を通過させることにより、用紙P上に転写されたトナー像を溶融して定着させるものである。定着ユニット6の用紙搬送方向下流側には、用紙Pを搬送する搬送ローラ16が設けられている。
この搬送ローラ16の用紙搬送方向下流側には、用紙Pを排紙トレイ9に排紙するための排紙ローラ17が設けられている。
加熱ローラ6aは、その外周部には用紙剥離爪611、ローラ表面温度検出部材であるサーミスター612、ローラ表面クリーニング部材613が配置され、内周部には加熱ローラ表面を所定温度(定着設定温度:概ね160〜200℃)とする熱源614が設けられている。
加圧ローラ6bは、ローラの両端部で加熱ローラ6aに対し所定圧量で加圧ローラ6bが圧接することが可能な加圧部材621が配置され、さらに、加圧ローラ6bの外周には加熱ローラ6aの外周と同様に用紙剥離爪622、ローラ表面クリーニング部材623が配置されている。
定着ユニット6は、図2に示すように、いわゆる定着ニップ部と呼ばれる加熱ローラ6aと加圧ローラ6bとの圧接部600において、搬送される用紙P上の未定着トナーを加熱ローラ6aにより加熱して溶融し、加熱ローラ6aと加圧ローラ6bとの圧接力による用紙P上への投鋲作用で、未定着トナーを用紙P上に定着するようになっている。
給紙トレイ8は、図1に示すように、画像情報が出力(印字)されるシート(用紙)を複数枚蓄積しておくためのものであり、露光ユニット1、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器4、除電装置41、クリーナユニット5、定着ユニット6等で構成される画像形成部14の下側に構成されている。この給紙トレイ8の排紙側上部には、用紙ピックアップローラ8aが配置されている。
この用紙ピックアップローラ8aは、給紙トレイ8内に積載収容された用紙Pを最上層から1枚ずつピックアップし、下流側に向かって(便宜上の用紙Pの流れ出し側、換言するとカセット側を上流、排紙側を下流とする。)用紙搬送路7a上のレジストローラ(「アイドルローラ」とも称する。)15側に搬送するようになっている。
本実施形態に係る画像形成装置1Aでは、高速印字処理を行うことを目的とするため、画像形成部14の下方に定型サイズの用紙Pを各々のトレイに500〜1500枚収納可能な複数の給紙トレイ8が配置され、一方、装置側面には複数の用紙種類を多量に収納可能な大容量給紙カセット81が配置されるとともに、この大容量給紙カセット81の上方に、主に不定型サイズの印字等に対応する手差しトレイ82が設けられている。
排紙トレイ9は、手差しトレイ82とは反対側の装置側面に配置されている。また、排紙トレイ9に変わって、排紙用紙のステープル、パンチ処理等を行う後処理装置や複数段排紙トレイ等をオプションとして配置することも可能な構成となっている。
用紙搬送装置7は、前述した感光体ドラム3と給紙トレイ8との間に構成され、用紙搬送装置7に備わる用紙搬送路7aを経由させて、給紙トレイ8から供給される用紙Pを一枚ずつ転写機構10に搬送し、転写機構10において、感光体ドラム3からトナー像が転写された用紙を定着ユニット6に搬送し、定着ユニット6において、未定着トナー像を用紙に定着した後に、指定された排紙処理モードに応じて形成された用紙搬送路や分岐爪によって用紙を搬送するように構成されている。
本実施形態に係る画像形成装置1Aは、予め設定された排出処理モードとして、片面印字モードおよび両面印字モードが設定されている。片面印字モードにおいて、排出処理として印字面を上方に向けて排出されるフェースアップ排出、および、印字面を下方に向けて排出されるフェースダウン排出が設定されている。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1Aを構成する現像装置2とその周辺構成について図面を参照して説明する。
図3は本実施形態に係る画像形成装置を構成する現像装置及びトナー供給装置の構成を示す概略側面断面図である。
本実施形態では、図3に示すように、現像装置2に隣接してトナー供給装置30が設けられている。このトナー供給装置30の下側には、現像装置2の作動中に生ずる動作熱を強制冷却するために、現像装置2の外装部を形成するホッパ200に風を送り込むダクト50が設けられる。
トナー供給装置30は、現像装置2に隣接して配設され、トナーが充填されたトナー容器300から排出されるトナーを一時的に中間ホッパ部33に貯留してから現像装置2に供給する。本実施形態では、トナー容器300はトナーが充填される容器本体310が支持部材350に回転可能に支持される構成となっている。
中間ホッパ部33に送出されたトナーは、中間ホッパ部33内にて、まず、撹拌部材34によって撹拌される。撹拌部材34は、撹拌軸34aに撹拌羽根34bが設けられている構成であり、撹拌軸34aが回転することによって撹拌軸34a周りを撹拌羽根34bが回転してトナー容器300から供給された中間ホッパ部33内のトナーが撹拌される。
撹拌部材34によって撹拌されたトナーは、撹拌部材34の撹拌動作によって搬送ローラ35を介して供給ローラ36側に送出される。供給ローラ36は、撹拌部材34から搬送ローラ35を経て送出されたトナーを中間ホッパ部33の現像装置2と当接する部位に形成された開口部30aへトナーを送出することによってトナーを現像装置2に供給する。
また、トナー容器300の支持部材350の底面側(画像形成装置1Aにトナー容器300を装着したときの下面)には、図3に示すように、トナー容器300から供給されるトナーを支持部材350外部に排出するためのトナー供給孔300aを開閉するためのシャッタ開閉機構400が設けられている。つまり、シャッタ開閉機構400により支持部材350のトナー供給孔300aが開放状態になると、トナー供給孔300aと中間ホッパ部33に設けられた開口部33aとが連通状態となり、トナー容器300から排出されるトナーが中間ホッパ部33に供給される。
次に、本実施形態に係る特徴的な現像装置2の構成について図面を参照して詳細に説明する。
図4は本実施形態に係る現像装置の構成を示す断面図、図5は前記現像装置の構成を示す図4のB−B断面矢視図である。
現像装置2は、図4に示すように、外装部を形成するホッパ(現像剤収容部)200を備え、該ホッパ200におけるトナー供給装置30に備わるトナーを供給するための開口部30aと当接する部位には、トナーを導入するためのトナー導入口201が形成されている。該ホッパ200内部には、現像剤が貯留されるとともに、現像ローラ202、現像剤を撹拌、搬送する撹拌搬送手段500としてパドルローラ203、混合ローラ204及び撹拌搬送ベルト(トナー撹拌搬送体)510、そして供給されるトナー量を規制する規制部材207が設けられている。
現像装置2は、ホッパ200から一部露出した現像ローラ202の周面と感光体ドラム3の周面(周面領域に付着した現像剤)とが対向して近接するように画像形成装置1A内に取り付けられる。
ホッパ200では、トナー供給装置30から供給され、トナー導入口201から導入されたトナーが撹拌搬送ベルト510により撹拌されながら混合ローラ204へ搬送され、磁性キャリアと混合されて二成分系現像剤が形成される。混合ローラ204は、前述した新たに形成された二成分系現像剤とホッパ200内に既存の現像剤とを混合する。混合ローラ204で混合して得られた現像剤は、パドルローラ203で撹拌されながら帯電されてから静電潜像を現像するための現像ローラ202に供給され、現像ローラ202により感光体ドラム3に担持された静電潜像に搬送される。現像ローラ202に供給された現像剤は、ホッパ200を構成する支持部材212によって支持される規制部材207により現像ローラ202で搬送される現像剤(トナー)の層厚が規制される。これにより、感光体ドラム3に供給される現像剤(トナー)供給量が規制される。
ホッパ200は、現像装置2内の温度上昇対策として、熱伝導性の大きいアルミニウム等の金属材料により形成されており、感光体ドラム3の周面に臨む位置に開放部200a、トナー供給装置30に備わるトナーを供給するための開口部30aと当接する位置にトナーを導入するためのトナー導入口201が設けられている略角柱形である。
ホッパ200の上部を構成する支持部材212の外側上部には、ホッパ200内の圧抜きをするための圧抜機構部217が設けられている。この圧抜機構部217を定期的に作動させることにより、現像装置2内の圧抜きが実行され、装置内のトナー飛散を防止できる。
現像ローラ202は、図4に示すように、感光体ドラム3との間に現像ギャップ(0.5〜1.5mm程度)を設けて配置され、複数の周方向位置に断面形状が長方形の棒磁石からなるN極の磁性を有する磁極部材N1,N2およびS極の磁性を有する磁極部材S1,S2,S3が離隔して放射状に配設された多極着磁のマグネットローラ214と、このマグネットローラ214に回転自在に外嵌された略円筒形状のアルミニウム合金および黄銅等で形成される非磁性のスリーブ215とを備えている。
マグネットローラ214は、両端部がホッパ200の両側壁に非回転に固定・支持されており、磁極部材N1が感光体ドラム3の周面と対向する位置に配置されている。
磁極部材N1,N2は、現像ローラ202の周方向となる幅寸法の中央が磁極中心軸P1,P2になっており、この磁極中心軸P1,P2を棒磁石の全長にわたって有している。感光体ドラム3の周面と対向する磁極部材N1は、感光体ドラム3の中心軸および現像ローラ202の中心軸を通る直線に対して磁極中心軸P1がほぼ一致するように配置されている。
このように構成された磁極部材N1,N2及びS1,S2,S3による磁界によって、スリーブ215の外周に沿ってトナーとキャリアとからなる2成分現像剤を吸着して磁気ブラシを形成される。感光体ドラム3と現像ローラ202の回転により形成された磁気ブラシによって、上述した現像ギャップ部で感光体ドラム3の表面を摺擦して現像が行なわれる。
規制部材207は、現像ローラ202との間で現像剤の搬送量を規制しつつ現像剤の主帯電を行うものであり、断面形状が略矩形の非磁性の金属板からなり、規制部材207の幅方向一端面が現像ローラ202(スリーブ215)の外周面とギャップG1を有して対向している。
また、規制部材207は、ホッパ200の開放部200a内側であって磁極部材S1および磁極部材N2の間の位置に配置され、規制部材207に取着されたカバー体216により開放部200aに設置されている。なお、規制部材207は、アルミニウム、ステンレス等の非磁性の金属板により形成される。
また、ホッパ200内には、図4,図5に示すように、現像ローラ202と隣接して、現像剤を撹拌しながら現像ローラ202に搬送する撹拌搬送手段500としてパドルローラ203、混合ローラ204及び撹拌搬送ベルト(トナー撹拌搬送体)510が配置されている。
パドルローラ203は、現像ローラ202の軸線方向に対して略平行に隣接して配置され、混合ローラ204で混合して得られた現像剤を撹拌しながら帯電させてから現像ローラ202に供給するものである。パドルローラ203には、その長手方向に延びる支軸および該支軸に平行な向きの羽根を備えており、支軸まわりに回転することができる。パドルローラ203がその支軸まわりに回転することにより、現像剤を攪拌することができる。
混合ローラ204は、ホッパ200内に貯留された現像剤を撹拌しながら搬送するもので、現像ローラ202の軸線方向に対して略平行にパドルローラ203に隣接して配置されている。
撹拌搬送ベルト510は、トナー供給装置30から供給されたトナーを撹拌しながら混合ローラ204側に搬送するもので、現像ローラ202の軸線方向に対して略平行に混合ローラ204に隣接して回動自在に架設されている。
以下に、本実施形態に係る現像装置2の撹拌搬送手段500を構成する特徴的な撹拌搬送ベルト510について図面を参照して詳細に説明する。
図6は本実施形態に係る現像装置の撹拌搬送手段を構成する撹拌搬送ベルトの構成を示す部分断面詳細図、図7は前記撹拌搬送ベルトの構成を示す平面図である。
本実施形態に係る現像装置2を構成する撹拌搬送手段500の特徴的な構成として、図5に示すように、ホッパ200内に環状のベルト部材により形成された撹拌搬送ベルト510と、該撹拌搬送ベルト510を架設するとともに回動させる第1プーリー521及び第2プーリー522と、これら第1プーリー521及び第2プーリー522を軸支して回転させる第1回転軸531及び第2回転軸532とが設けられている。
第1回転軸531及び第2回転軸532は、現像ローラ202の軸線方向に沿って離間して、それぞれ軸線方向を略鉛直に向けて配置され、第1回転軸及び第2回転軸のうちの少なくとも一方の回転軸が、図示しない調整機構により現像ローラ202の軸線方向に沿って変位可能に配置されている。
本実施形態では、第1回転軸531側を変位可能に構成して、第1回転軸531をホッパ200の幅方向外側に向かい移動させてベルトにテンションを掛けるようにしている。このように構成することで、側端部付近で操作できるので、ベルトの着脱、組付け調整を容易に行うことができる。
撹拌搬送ベルト510は、ベルト外周面に現像剤を撹拌、搬送するための複数のトナー撹拌翼511が一体的に設けられ、第1回転軸531及び第2回転軸532により軸支される第1プーリー521及び第2プーリー522によって現像ローラ202の軸線方向に沿って架設され、ベルト外周面を略鉛直にした状態でトナー撹拌翼511を略水平に回動するように構成されている。撹拌搬送ベルト510に沿った周辺部には、該撹拌搬送ベルト510を挟んで現像ローラ202側と反現像ローラ202側とでトナー搬送方向が相反するトナー搬送路541,542が形成されている。
本実施形態では、撹拌搬送ベルト510には、図6に示すように、トナー撹拌翼511が設けられるベルト基材512に沿って補強部材としてガラス繊維クロス513が全周に渡り設けられている。このような構造により、撹拌搬送ベルト510の強度を高めてロングライフ化を図っている。
トナー撹拌翼511は、図6,図7に示すように、撹拌搬送ベルト510の外周面に撹拌搬送ベルト510の回動方向に対して略垂直に板状に突設されている。
撹拌搬送ベルト510に包囲される内側領域には、図5に示すように、第1プーリー521と第2プーリー522との間で撹拌搬送ベルト510が対向する部分に、略鉛直方向に立設された仕切り壁550が現像ローラ202の軸線方向に沿って延設されている。
本実施形態では、撹拌搬送手段500として、図5に示すように、上述した撹拌搬送ベルト510を2ユニット、すなわち、第1撹拌搬送ベルト510aと第2撹拌搬送ベルト510bを現像ローラ202の軸線方向に沿って直列に並設して構成している。
第1撹拌搬送ベルト510a及び第2撹拌搬送ベルト510bに沿った周辺部には、対応して第1トナー搬送路541a,542a及び第2トナー搬送路541b,542bが形成されている。そして、第1撹拌搬送ベルト510a及び第2撹拌搬送ベルト510bは、現像ローラ202側の第1トナー搬送路541aと第2トナー搬送路541bにおいて、現像ローラ202の軸線方向の略中央に向かい互いに現像剤を搬送するように、すなわち現像剤の循環方向が反対に回動するようにされている。
次に、本実施形態に係る撹拌搬送ベルト510による現像剤の撹拌搬送作用について説明する。
現像装置2のホッパ200内に収容された現像剤のトナー濃度が低くなると、図3,図4に示すように、トナー供給装置30からトナー導入口201を介してホッパ200内にトナーが必要量だけ補給される。補給されたトナーは、第1撹拌搬送ベルト510a及び第2撹拌搬送ベルト510b上の反現像ローラ側に落下する。
第1撹拌搬送ベルト510a及び第2撹拌搬送ベルト510b上に供給されたトナーは、第1撹拌搬送ベルト510a及び第2撹拌搬送ベルト510bが回動することでトナー撹拌翼511によって貯留されている現像剤とともに撹拌、搬送される。
すなわち、トナー撹拌翼511によって現像剤が上下方向に撹拌、搬送されることにより、トナー撹拌翼511の上方に撹拌、搬送された現像剤とともに補給されたトナーも撹拌、搬送される。第1撹拌搬送ベルト510a及び第2撹拌搬送ベルト510bが回動することにより補給トナーと現像剤とがトナー撹拌翼511によって撹拌されながら回動方向に搬送される。
このトナー撹拌翼511による現像剤の撹拌搬送作用が第1撹拌搬送ベルト510a及び第2撹拌搬送ベルト510bが回動することで連続的に繰返し行われることにより、トナー搬送路内の現像剤は上下方向に効率良く撹拌される。
現像ローラ202側の第1トナー搬送路541a,542aにおける現像剤は、第1撹拌搬送ベルト510a及び第2撹拌搬送ベルト510bの現像ローラ202側における回動方向がそれぞれ現像ローラ202軸線方向の略央部に搬送されるようになっているため、ホッパ200の両側より略中央部に搬送される。
このように、第1撹拌搬送ベルト510a及び第2撹拌搬送ベルト510bにより現像剤を現像ローラ202の軸線方向に沿って循環させながら現像剤を撹拌、搬送することで、ホッパ200の両端側に現像剤が滞ることなく撹拌、搬送することができる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、現像装置2内にトナー撹拌翼511を備えた撹拌搬送ベルト510を、現像ローラ202の軸線方向に沿ってベルト外周面を略鉛直にした状態でトナー撹拌翼511を略水平に回動するように構成したので、撹拌搬送ベルト510により上下方向及び回動方向への現像剤の撹拌搬送作用が効果的に行われるので、現像剤の撹拌ムラを低減し、速やかに撹拌、搬送することができる。これにより、現像ローラ202に対して最適なトナー供給を行うことができるので、画像品位の向上を図ったトナー像を実現できる。
また、本実施形態によれば、撹拌搬送手段500として、撹拌搬送ベルト510に加え、パドルローラ203、混合ローラ204を具備したので、より効果的な撹拌搬送作用を実現でき、さらに安定して高品位の画像を提供することができる。
さらに、本実施形態によれば、撹拌搬送手段500として、トナー撹拌翼511を具備した第1撹拌搬送ベルト510aと第2撹拌搬送ベルト510bを現像ローラ202の軸線方向に沿って直列に並設して、現像剤を現像ローラ202軸線方向に循環させながら互いに現像ローラ202の軸線方向の略中央に向かい現像剤を搬送するようにしたので、ホッパ200の現像ローラ202の軸線方向の両端側に現像剤が滞ることなく効果的な撹拌、搬送を実現できる。
尚、本実施形態では、撹拌搬送ベルト510の構成として、トナー撹拌翼511を撹拌搬送ベルト510の回動方向に対して略鉛直(垂直方向)に配置しているが、本発明はトナー撹拌翼511の構成に限定されるものではない。
例えば、変形例として、図8に示すように、撹拌搬送ベルト1510の構成として、トナー撹拌翼1511をベルト基材1512に対して撹拌搬送ベルト1510の回動方向に対して傾斜させて配置し、撹拌搬送ベルト1510の幅方向に沿って該トナー撹拌翼1511の先端部から該トナー撹拌翼1511のベルト基材1512の基部に渡り複数の切り込み部1514を形成したものであっても良い。
このように構成することで、撹拌搬送ベルト1510がプーリー上を移動する際にトナー撹拌翼1511が変形する時、切り込み部1514によりトナー撹拌翼1511が分割して変形するため、トナー撹拌翼1511の変形に伴い撹拌搬送ベルト1510に掛る応力の影響を低減できるので、撹拌搬送ベルト1510の性能の低下を抑制できる。
また、本実施形態では、撹拌搬送ベルト510を回動する支軸となる回転軸の構成として、第1回転軸531を変位可能に構成して、第1回転軸531をホッパ200の幅方向外側に向かい移動させてベルトにテンションを掛けるようにしているが、本発明は回転軸の構成に限定されるものではなく、例えば、本実施形態における第1回転軸及び第2回転軸のうちの少なくとも一方の回転軸を、撹拌搬送ベルト510に張力を付与する方向に付勢するように構成したものであっても良い。
このように構成することで、撹拌搬送ベルト510を常に緊張させた状態で設置することができるので、メンテナンスフリーを可能にできる。
さらに、本実施形態では、現像剤の撹拌搬送手段を構成するトナー撹拌搬送体として撹拌搬送ベルト510を採用しているが、本発明は、トナー撹拌搬送体を撹拌搬送ベルト510に限定されるものではなく、例えば、撹拌搬送ベルト510のようなベルト部材に換えて、トナー撹拌翼を外周部に備えた回転体を用いた構成に展開することも可能であり、さらに、この回転体を平行に複数並設する構成に展開することも可能である。このように構成することで、上述したベルト部材と同様に連続的に効率よく現像剤を撹拌、搬送する効果が期待できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した例に限定されないことは言うまでもなく、当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態では、モノクロ用の現像装置を設置する画像形成装置に本発明が適用されているが、複数の現像装置を設置するカラー用の画像形成装置に本発明を適用することも可能である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。 前記画像形成装置の装置本体の構成を示す部分詳細図である。 前記画像形成装置を構成する現像装置及びトナー供給装置の構成を示す概略側面断面図である。 前記現像装置の構成を示す断面図である。 前記現像装置の構成を示す図4のB−B断面矢視図である。 前記現像装置の撹拌搬送手段を構成する撹拌搬送ベルトの構成を示す部分断面詳細図である。 前記撹拌搬送ベルトの構成を示す平面図である。 本実施形態に係る撹拌搬送ベルトの構造の変形例を示す平面図である。
符号の説明
1A 画像形成装置
1A1 装置本体
2 現像装置
3 感光体ドラム(静電潜像担持体)
30 トナー供給装置(トナー補給装置)
200 ホッパ(現像剤収容部)
201 トナー導入口
202 現像ローラ
203 パドルローラ
204 混合ローラ
500 撹拌搬送手段
510,1510 撹拌搬送ベルト(トナー撹拌搬送体)
510a 第1撹拌搬送ベルト(トナー撹拌搬送体)
510b 第2撹拌搬送ベルト(トナー撹拌搬送体)
511,1511 トナー撹拌翼
512,1512 ベルト基材
513 ガラス繊維クロス(補強部材)
521 第1プーリー
522 第2プーリー
531 第1回転軸
532 第2回転軸
541,542 トナー搬送路
541a,542a 第1トナー搬送路
541b,542b 第2トナー搬送路
550 仕切り壁
1514 切り込み部

Claims (10)

  1. 帯電性のトナーと磁性キャリアを含有する現像剤が収容される現像剤収容部と、静電潜像が形成される静電潜像担持体にトナーを供給する現像ローラと、前記現像剤収容部内の現像剤を撹拌、搬送する撹拌搬送手段とを備え、前記静電潜像担持体に形成された静電潜像をトナーにより可視像化する現像装置において、
    前記撹拌搬送手段は、トナーを撹拌、搬送するためのトナー撹拌翼を外周部に備えた環状のベルト部材を備え、
    前記ベルト部材は、前記現像剤収容部内に回転可能に配置され、その回転軸線方向を略鉛直に向けて前記トナー撹拌翼を略水平に回動するものであり、
    前記撹拌搬送手段は、前記ベルト部材を回転させる回転軸として、前記現像剤収容部内で前記現像ローラの軸線方向に沿って離間して配置された第1回転軸及び第2回転軸と、前記第1回転軸及び2回転軸によって各々軸支される第1プーリー及び第2プーリーとを備え、
    前記ベルト部材は、前記第1プーリー及び第2プーリーにより前記現像ローラの軸線方向に沿って架設され、
    前記現像剤収容部内の前記ベルト部材に沿った周辺部には、前記ベルト部材を挟んで現像ローラ側と反現像ローラ側とでトナー搬送方向が相反するトナー搬送路が形成され、
    前記ベルト部材に包囲される内側領域の前記第1プーリーと第2プーリーとの間で該ベルト部材が対向する部分には、前記現像ローラの軸線方向に沿って仕切り壁が延設されることを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像剤収容部の上部には、該現像剤収容部内の現像剤のトナー濃度が低下した時にトナーを補給するトナー補給装置が配置され、
    前記トナー撹拌搬送体は、前記トナー補給装置の下方に配置され、前記トナー補給装置から補給されたトナーを撹拌、搬送することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記ベルト部材は、前記トナー撹拌翼が設けられるベルト基材に沿って補強部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記トナー撹拌翼は、前記トナー撹拌搬送体の回動方向に対して略垂直に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載の現像装置。
  5. 前記トナー撹拌翼は、前記トナー撹拌搬送体の回動方向に対して傾斜して設けられることを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載の現像装置。
  6. 前記トナー撹拌翼は、前記ベルト部材の幅方向に沿って該トナー撹拌翼の先端部から該トナー撹拌翼の前記トナー撹拌搬送体に設けられる基部に渡り複数の切り込み部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
  7. 帯電性のトナーと磁性キャリアを含有する現像剤が収容される現像剤収容部と、静電潜像が形成される静電潜像担持体にトナーを供給する現像ローラと、前記現像剤収容部内の現像剤を撹拌、搬送する撹拌搬送手段とを備え、前記静電潜像担持体に形成された静電潜像をトナーにより可視像化する現像装置において、
    前記撹拌搬送手段は、トナーを撹拌、搬送するためのトナー撹拌翼を外周部に備えた環状のベルト部材を備え、
    前記ベルト部材は、前記現像剤収容部内に回転可能に配置され、その回転軸線方向を略鉛直に向けて前記トナー撹拌翼を略水平に回動するものであり、
    前記撹拌搬送手段は、前記ベルト部材を回転させる回転軸として、前記現像剤収容部内で前記現像ローラの軸線方向に沿って離間して配置された第1回転軸及び第2回転軸と、前記第1回転軸及び2回転軸によって各々軸支される第1プーリー及び第2プーリーとを備え、
    前記ベルト部材は、前記第1プーリー及び第2プーリーにより前記現像ローラの軸線方向に沿って架設され、
    前記現像剤収容部内の前記ベルト部材に沿った周辺部には、前記ベルト部材を挟んで現像ローラ側と反現像ローラ側とでトナー搬送方向が相反するトナー搬送路が形成され、
    前記ベルト部材として、前記現像ローラの軸線方向に沿って直列に並設された第1ベルト部材及び第2ベルト部材を備え、
    前記トナー搬送路として、前記第1ベルト部材及び第2ベルト部材に対応して第1トナー搬送路及び第2トナー搬送路が形成され、
    前記第1ベルト部材及び第2ベルト部材は、前記第1トナー搬送路と第2トナー搬送路の現像ローラ側において、現像ローラの軸線方向の略中央に向かい互いに現像剤を搬送するように回動されることを特徴とする現像装置。
  8. 前記第1回転軸及び第2回転軸のうちの少なくとも一方の回転軸が、前記現像ローラの軸線方向に沿って変位可能に配置されることを特徴とする請求項1乃至7のうちの何れか一項に記載の現像装置。
  9. 前記第1回転軸及び第2回転軸のうちの少なくとも一方の回転軸が、前記ベルト部材に張力を付与する方向に付勢されていることを特徴とする請求項8に記載の現像装置。
  10. 帯電性のトナーと磁性キャリアを含有する現像剤が収容される現像剤収容部と、静電潜像が形成される静電潜像担持体にトナーを供給する現像ローラと、前記現像剤収容部内の現像剤を撹拌、搬送する撹拌搬送手段とを具備し、前記静電潜像担持体に形成された静電潜像をトナーにより可視像化する現像装置を備え、電子写真方式により前記静電潜像担持体の表面に形成された現像剤像を転写媒体上に転写することで画像を出力する画像形成装置において、
    前記現像装置として、請求項1乃至9のうちの何れか一項に記載の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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