JP2012189655A - 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、装置の輸送や搬入、搬出等の移動時に、現像剤が現像剤排出口に不必要に排出するのを防ぎ、小型で且つ安価な現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像装置2は、回転軸44bの周りに軸方向に沿って延びる第2螺旋羽根44aを有し、磁性キャリアを含む現像剤を撹拌、搬送する第2撹拌部材44と、現像剤排出口22hに対向し第2撹拌部材44に対して同軸に設けられ現像剤排出口22hへの現像剤の移動を規制する逆螺旋羽根52と、現像容器22の上壁部22kに配設され上壁部22kを介して逆螺旋羽根52の上側で対向する磁石部材71と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いる現像装置及びそれを備えた画像形成装置に関し、特に、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤の補給を行うとともに余剰現像剤を排出する現像装置及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
画像形成装置においては、感光体等からなる像担持体上に形成した潜像を、現像装置により現像しトナー像として可視化することを行っている。このような現像装置の一つとして、2成分現像剤を用いる2成分現像方式が採用されている。この種の現像装置は現像容器内にトナーとキャリアとからなる現像剤を収容し、像担持体に現像剤を供給する現像ローラーが配設されるとともに、現像容器内の現像剤を撹拌、搬送しながら現像ローラーへと供給する撹拌部材が配設されている。
この現像装置では、現像動作によってトナーは消費されていく一方、キャリアは消費されずに現像容器内に残る。従って、現像容器内でトナーとともに撹拌されるキャリアは撹拌頻度が多くなるにつれて劣化し、その結果トナーに対するキャリアの帯電付与性能が徐々に低下してしまう。
そこで、現像容器内にキャリアを含む現像剤を補給するとともに、余剰となった現像剤を排出することで、帯電性能の低下を抑制するようにした現像装置が提案されている。
例えば、特許文献1では、現像容器内で現像剤を撹拌、搬送する撹拌部材が設けられ、また、搬送方向の下流側に現像剤排出口が設けられ、さらに、撹拌部材と現像剤排出口との間には、撹拌部材の螺旋羽根とは逆向きで螺旋状に形成される規制部材が設けられている。この構成において、現像剤が現像容器内に補給されると、撹拌部材の回転により現像剤が撹拌されながら搬送方向の下流側まで搬送される。規制部材が撹拌部材と同方向に回転すると、規制部材によって、撹拌部材による現像剤搬送方向に対して逆方向の搬送力が現像剤に付与される。この逆方向の搬送力によって、搬送方向下流側では現像剤が塞き止められて嵩高となることから、余剰の現像剤が規制部材を乗り越えて現像剤排出口に移動し現像容器から排出される。
特許文献1のように余剰現像剤を排出する現像装置では、現像剤排出口が常時開放されたものとなっているため、画像形成装置の輸送や搬入、搬出等の移動時において画像形成装置に振動、衝撃が加わり、或いは画像形成装置が傾くと、現像剤が現像容器から現像剤排出口に不必要に排出されるという問題があった。
そこで、特許文献2では、現像剤排出口を開閉するシャッター部材が設けられている。シャッター部材は、バネ部材によって現像剤排出口を閉じる方向へ付勢され、また、オン動作によって現像剤排出口を開放する方向に移動するソレノイドに連結されている。画像形成装置を移動させる時、装置の電源がオフ状態にあり、ソレノイドによるシャッター部材の移動動作が解除され、シャッター部材はバネ部材に引っ張られて現像剤排出口を閉じる。装置の電源がオンされ、さらに画像形成動作を開始すると、ソレノイドがオンする。ソレノイドが作動することによって、バネ部材の付勢力に抗してシャッター部材が現像剤排出口を開放する。従って、現像容器内の余剰の現像剤が現像剤排出口から排出可能となり、また、画像形成装置を移動させる時、現像剤排出口がシャッター部材によって閉じられ、現像剤が現像容器から現像剤排出口に不必要に排出されることがない。
特開2001−265098号公報(段落[0021]、[0023]、[0024]、[0028]、第4図) 特開平5−289506号公報(段落[0019]、[0025]、[0026]、第1図)
しかしながら、上述した特許文献2では、現像剤を現像剤排出口に不必要に排出させないために、シャッター部材、バネ部材、ソレノイド等の多数の部材を備える構成であり、それらの部材を配置するために現像装置の周りに大きなスペースを設ける必要があり大型化しコストが高くなるという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成で、装置の輸送や搬入、搬出等の移動時に、現像剤が現像剤排出口に不必要に排出するのを防ぎ、小型で且つ安価な現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1の発明は、磁性キャリアを含む現像剤を収容する現像容器と、現像剤を前記現像容器に補給する現像剤補給口と、前記現像容器内の余剰の現像剤を排出する現像剤排出口と、を備えた現像装置であって、回転軸の周りに軸方向に沿って延びる螺旋羽根を有し、現像剤を撹拌、搬送する撹拌部材と、前記現像剤排出口に対向し前記撹拌部材に対して同軸に設けられ前記現像剤排出口への現像剤の移動を規制する規制部材と、前記現像容器の外壁部に配設され前記外壁部を介して前記規制部材に対向する磁石部材と、を備えることを特徴としている。
また、第2の発明では、上記の現像装置において、前記磁石部材は、前記規制部材に対向する位置から移動可能に配設されることを特徴としている。
また、第3の発明では、上記の現像装置において、前記現像容器は、第1搬送路と、該第1搬送路と逆方向に現像剤が搬送される第2搬送路と、前記第1及び第2搬送路を仕切る仕切り部と、前記仕切り部と長手方向の両端部側に設けられる側壁部とによって形成され前記第1及び第2搬送路の両端部を連通する連通部と、を有し、前記撹拌部材は、前記第1搬送路内に配置される第1撹拌部材と、前記第2搬送路内に配置される第2撹拌部材と、からなり、前記規制部材は前記第2撹拌部材に対して同軸に設けられており、前記磁石部材は、前記規制部材に対向する第1の位置と、前記側壁部に対向する第2の位置とに移動可能であることを特徴としている。
また、第4の発明では、上記の現像装置において、前記磁石部材は、前記現像容器から取り外し可能に配設されることを特徴としている。
また、第5の発明では、上記の現像装置において、前記磁石部材は、前記現像容器の上壁部に配設されることを特徴としている。
また、第6の発明では、上記の現像装置において、前記磁石部材は、前記現像容器の下壁部に配設されることを特徴としている。
また、第7の発明では、上記の構成の現像装置を備えた画像形成装置である。
第1の発明によれば、例えば、装置の輸送や搬入、搬出等の移動時に装置に加わる振動、衝撃や装置の傾斜によって、現像容器内の現像剤が現像剤排出口側に移動することがあっても、磁性キャリアを含む現像剤は、規制部材の近傍で磁石部材によって引きつけられるために、現像容器から現像剤排出口に排出されることがない。従って、磁石部材を現像容器の外壁部に配設するという簡単な構成で、装置の輸送や搬入、搬出等の移動時に、現像剤が現像剤排出口に不必要に排出することを防ぎ、小型で且つ安価な現像装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置を概略的に示す図 実施形態に係る現像装置を概略的に示す断面図 実施形態に係る現像装置の撹拌部を示す平面断面図 第1実施形態に係る現像装置の磁石部材を示す側面断面図 第1実施形態に係る磁石部材の取り付け構成を示す平面図 第2実施形態に係る磁石部材の配置を示す側面断面図
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置の構成を示す図である。画像形成装置1はタンデム型のカラープリンターであり、回転自在である感光体11a〜11dは、感光層を形成する感光材料として、有機感光体(OPC感光体)が用いられ、ブラック、イエロー、シアン、及びマゼンタの各色に対応させて配設される。各感光体11a〜11dの周囲に、現像装置2a〜2d、露光ユニット12、帯電器13a〜13d及びクリーニング装置14a〜14dが配設される。
現像装置2a〜2dは、感光体11a〜11dの右方に夫々対向して配置され、感光体11a〜11dにトナーを供給する。帯電器13a〜13dは、感光体回転方向に対し現像装置2a〜2dの上流側であって感光体11a〜11dの表面に対向して配置され、感光体11a〜11dの表面を一様に帯電させる。
露光ユニット12は、パーソナルコンピューター等から画像入力部(図略)に入力された文字や絵柄などの画像データに基づいて、各感光体11a〜11dを走査露光するためのものであり、現像装置2a〜2dの下方に設けられる。露光ユニット12には、レーザー光源、ポリゴンミラーが設けられ、各感光体11a〜11dに対応して反射ミラー及びレンズが設けられる。レーザー光源から出射されたレーザー光が、ポリゴンミラー、反射ミラー及びレンズを介して、帯電器13a〜13dの感光体回転方向下流側から、各感光体11a〜11dの表面に照射される。照射されたレーザー光により、各感光体11a〜11dの表面には静電潜像が形成され、この静電潜像が各現像装置2a〜2dによりトナー像に現像される。
無端状の中間転写ベルト17は、テンションローラー6、駆動ローラー25及び従動ローラー27に張架されている。駆動ローラー25は図示しないモーターによって回転駆動され、中間転写ベルト17は駆動ローラー25の回転によって循環駆動させられる。
この中間転写ベルト17に接触するように各感光体11a〜11dが中間転写ベルト17の下方で回転方向(図1の矢印方向)に沿って隣り合うように配列されている。1次転写ローラー26a〜26dは、中間転写ベルト17を挟んで感光体11a〜11dと対向し、中間転写ベルト17に圧接して1次転写部を形成する。この1次転写部において、中間転写ベルト17の回転とともに所定のタイミングで各感光体11a〜11dのトナー像が中間転写ベルト17に順次転写される。これにより、中間転写ベルト17表面にはマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたトナー像が形成される。
2次転写ローラー34は、中間転写ベルト17を挟んで駆動ローラー25と対向し、中間転写ベルト17に圧接して2次転写部を形成する。この2次転写部において、中間転写ベルト17表面のトナー像が用紙Pに転写される。転写後に、ベルトクリーニング装置31が中間転写ベルト17に残存するトナーを清掃する。
画像形成装置1内の下方には、用紙Pを収納する給紙カセット32が配設され、給紙カセット32の右方には、手差しの用紙を供給するスタックトレイ35が配設される。給紙カセット32の左方には、給紙カセット32から繰り出された用紙Pを中間転写ベルト17の2次転写部に搬送する第1用紙搬送路33が配設される。また、スタックトレイ35の左方には、スタックトレイ35から繰り出された用紙を2次転写部に搬送する第2用紙搬送路36が配設される。更に、画像形成装置1の左上方には、画像が形成された用紙Pに対して定着処理を行う定着部18と、定着処理の行われた用紙を用紙排出部37に搬送する第3用紙搬送路39とが配設される。
給紙カセット32は、装置の外部(図1の紙面表側)に引き出すことにより用紙の補充を可能にしたもので、収納されている用紙Pがピックアップローラー33b及び捌きローラー33aにより1枚ずつ第1用紙搬送路33側に繰り出される。
第1用紙搬送路33と第2用紙搬送路36とはレジストローラー33cの手前で合流しており、レジストローラー33cにより、中間転写ベルト17における画像形成動作と給紙動作とのタイミングを取って、用紙Pが2次転写部に搬送される。2次転写部に搬送された用紙Pは、バイアス電位が印加された2次転写ローラー34によって、中間転写ベルト17上のトナー像を2次転写され、定着部18に搬送される。
定着部18は、ヒーターにより加熱される定着ベルトと、定着ベルトに内接する定着ローラーと、定着ベルトを挟んで定着ローラーに圧接して配設された加圧ローラー等とを備え、トナー像が転写された用紙Pを加熱及び加圧することにより定着処理を行う。用紙Pは、トナー像が定着部18で定着された後、必要に応じて第4用紙搬送路40で反転されて用紙の裏面にも2次転写ローラー34でトナー像が2次転写され、定着部18で定着される。トナー像が定着された用紙は第3用紙搬送路39を通って、排出ローラー19aにより用紙排出部37に排出される。
図2は、上述の画像形成装置1に用いられる現像装置の構成を示す断面図である。なお、以下の説明では、図1に示す感光体11aに対応する現像装置2aの構成及び動作について説明するが、現像装置2b〜2dの構成及び動作については現像装置2aと同様であり、説明を省略し、また各色の現像装置及び感光体を示すa〜dの符号を省略する。
現像装置2は、現像ローラー20と、磁気ローラー21と、規制ブレード24と、撹拌部材42、及び現像容器22等により構成されている。
現像容器22は、樹脂によって現像装置2の外郭を構成し、その下部で仕切り部22bによって第1搬送路22cと第2搬送路22dに仕切られている。第1搬送路22c及び第2搬送路22dには、磁性キャリアとトナーからなる現像剤が収容される。また、現像容器22は、撹拌部材42と磁気ローラー21及び現像ローラー20を回転可能に保持している。更に、現像容器22には、現像ローラー20を感光体11に向けて露出させる開口22aが形成されている。
現像ローラー20は、感光体11に対向し、一定の間隔を設けて感光体11の右方に配設される。また、現像ローラー20は、感光体11に接近した対向位置において、感光体11にトナーを供給する現像領域Dを形成している。磁気ローラー21は、一定の間隔を設けて現像ローラー20に対向し、現像ローラー20の右斜め下方に配設される。また、磁気ローラー21は、現像ローラー20に接近した対向位置において、現像ローラー20にトナーを供給する。規制ブレード24は磁気ローラー21の左斜め下方にて現像容器22に固定保持されている。撹拌部材42は磁気ローラー21の略下方に配設される。
撹拌部材42は、第1撹拌部材43と第2撹拌部材44との2本で構成される。第2撹拌部材44が磁気ローラー21の下方で、第2搬送路22d内に設けられ、第1撹拌部材43が第2撹拌部材44の右方に隣接して、第1搬送路22c内に設けられる。
第1及び第2の撹拌部材43、44は現像剤を撹拌して現像剤中のトナーを所定のレベルに帯電させる。これによりトナーは磁性キャリアに保持される。また、第1搬送路22cと第2搬送路22dを仕切る仕切り部22bの長手方向(図2の紙面表裏方向)の両端部側には、連通部(図略)が設けられており、第1撹拌部材43が回転すると、帯電した現像剤は、仕切り部22bに設けた一方の連通部から第2搬送路22d内に搬送され、第1搬送路22c内と第2搬送路22d内とを循環する。そして、第2撹拌部材44から磁気ローラー21に現像剤が供給される。
磁気ローラー21は、ローラー軸21aと磁極部材M及び非磁性材からなる回転スリーブ21bを備え、第2撹拌部材44により供給された現像剤を担持し、担持した現像剤からトナーのみを現像ローラー20に供給するものである。磁極部材Mは、断面扇形に形成された外周部の極性の異なる複数の磁石からなり、ローラー軸21aに接着等により固着される。ローラー軸21aは、回転スリーブ21b内で、磁極部材Mと回転スリーブ21bの間に所定の間隔を設けて、現像容器22に回転不能に支持される。回転スリーブ21bは、図示しないモーターと歯車からなる駆動機構により、現像ローラー20と同方向(図2の時計回り方向)に回転し、また直流電圧56aに交流電圧56bを重畳したバイアス56を印加される。回転スリーブ21b表面において、帯電した現像剤は磁極部材Mの磁力によって磁気ブラシを形成して担持され、磁気ブラシは規制ブレード24によって所定の高さに調節される。
回転スリーブ21bの回転にともなって、磁気ブラシは、回転スリーブ21bの表面に担持されて搬送され、現像ローラー20に設けた磁極部材20bにて磁気ブラシが立ち上がり現像ローラー20に接触すると、磁気ブラシのトナーのみが、回転スリーブ21bに印加されたバイアス56に応じて、現像ローラー20に供給される。
現像ローラー20は、固定軸20aと、磁極部材20bと、非磁性の金属材料で円筒状に形成される現像スリーブ20c等を備えて構成されている。
固定軸20aは現像容器22に回転不能に支持される。この固定軸20aには、現像スリーブ20cが回転自在に保持され、さらに、磁石よりなる磁極部材20bが磁気ローラー21と対向する位置に現像スリーブ20cと所定の間隔を設けて、接着等により固着される。現像スリーブ20cは、図示しないモーターと歯車からなる駆動機構により、図2の矢印方向(時計回り方向)に回転させられる。また、現像スリーブ20cには、直流電圧57aに交流電圧57bを重畳した現像バイアス57が印加される。
現像バイアス57が現像スリーブ20cに印加されると、現像バイアス電位と感光体11の露光部位の電位との電位差により、現像スリーブ20cの表面に担持されたトナーが現像領域Dにおいて感光体11に向けて飛翔する。飛翔したトナーは矢印A方向(反時計回り方向)に回転する感光体11上の露光部位に順次付着し、感光体11上の静電潜像が現像される。
次に、図3を用いて撹拌部について詳しく説明する。図3は撹拌部を上側から見た平面断面図である。
現像容器22には、前述のように、第1搬送路22cと、第2搬送路22dと、仕切り部22bと、上流側連通部22e、及び下流側連通部22fが形成され、その他に、現像剤補給口22gと、現像剤排出口22hと、上流側壁部22i、及び下流側壁部22jが形成されている。
仕切り部22bは、現像容器22の長手方向に延びて第1搬送路22cと第2搬送路22dを並列させるように仕切っている。仕切り部22bの長手方向の両端部分には、上流側連通部22eと下流側連通部22fが設けられており、現像剤は、第1搬送路22cと、上流側連通部22eと、第2搬送路22d、及び下流側連通部22f内を循環することが可能である。
現像剤補給口22gは、現像容器22の上部に設けられた現像剤補給容器(図略)から新たなトナー及び磁性キャリアを現像容器22内に補給するための開口であり、第1搬送路22cの上流側(図3の左側)に配置される。
現像剤排出口22hは、現像剤の補給によって、第1及び第2搬送路22c、22d内で余剰となった現像剤を排出するためのものであり、第2搬送路22dの下流側で第2搬送路22dの長手方向に連続して設けられる。
第1搬送路22c内には第1撹拌部材43が配設され、第2搬送路22d内には第2撹拌部材44が配設されている。
第1撹拌部材43は、回転軸43bと、回転軸43bに一体に設けられ、回転軸43bの軸方向に一定のピッチで螺旋状に形成される第1螺旋羽根43aとを有する。また、第1螺旋羽根43aは、第1搬送路22cの長手方向の両端部側まで延び、上流側及び下流側連通部22e、22fにも対向して設けられている。回転軸43bは現像容器22の上流側壁部22iと下流側壁部22jに回転可能に軸支されている。
第2撹拌部材44は、回転軸44bと、回転軸44bに一体に設けられ、回転軸44bの軸方向に第1螺旋羽根43aと同じピッチで第1螺旋羽根43aとは逆方向の羽根で螺旋状に形成される第2螺旋羽根44aとを有する。また、第2螺旋羽根44aは、磁気ローラー21の軸方向長さ以上の長さを有し、上流側連通部22e及び下流側連通部22fに対向して設けられている。回転軸44bは、回転軸43bと平行に配置され、現像容器22の上流側壁部22iと下流側壁部22jに回転可能に軸支されている。
また、回転軸44bには、第2螺旋羽根44aとともに、規制部材である逆螺旋羽根52及び排出羽根53が一体に配設されている。
逆螺旋羽根52は、現像剤排出口22hに対向し、現像剤排出口22hと第2螺旋羽根44aとの間に配置されるとともに、逆螺旋羽根52の外縁は、下流側壁部22jにおける第2搬送路22dの内周面と間隔を有して配設される。また、逆螺旋羽根52は、第2螺旋羽根44aと逆方向を向く(逆位相の)羽根で螺旋状に形成され、且つ、第2螺旋羽根44aよりピッチが小さい2〜3巻きの羽根で形成されている。従って、逆螺旋羽根52が回転すると、逆螺旋羽根52によって、第2螺旋羽根44aによる現像剤搬送方向とは逆方向の搬送力が現像剤に付与され、現像剤が塞き止められる。塞き止められた現像剤は、下流側連通部22fに搬送されるとともに、余剰の現像剤として逆螺旋羽根52の外縁を乗り越えて現像剤排出口22hに排出することになる。
回転軸44bは現像剤排出口22h内まで延びている。現像剤排出口22h内の回転軸44bには排出羽根53が設けられている。排出羽根53は、第2螺旋羽根44aと同じ方向の螺旋状の羽根からなるが、第2螺旋羽根44aよりピッチが小さく、また羽根の外径が小さくなっている。従って、回転軸44bが回転すると、排出羽根53も回転し、逆螺旋羽根52を乗り越えて現像剤排出口22h内に搬送された余剰現像剤は、図3の左側に送られて、現像容器22外に排出されるようになっている。
上流側壁部22i及び下流側壁部22jの外面には、歯車61〜64が配設されている。歯車61、62は回転軸43bに固着され、歯車64は回転軸44bに固着され、歯車63は、上流側壁部22iに回転可能に保持されて、歯車62、64に噛合している。
従って、図示しないモーターの回転駆動によって、歯車61が回転すると、回転軸43bとともに第1螺旋羽根43aが回転し、第1螺旋羽根43aは第1搬送路22c内の現像剤を矢印P方向に搬送する。さらに、歯車62〜64の歯車列によって、回転軸44bとともに第2螺旋羽根44aが回転すると、第2螺旋羽根44aは第2搬送路22d内の現像剤を矢印Q方向に搬送し、現像剤は、第1搬送路22cから、上流側連通部22e、第2搬送路22d、及び下流側連通部22fと循環しながら撹拌される。そして、撹拌された現像剤が磁気ローラー21に供給される。
次に、現像剤補給口22gから現像剤が補給される場合について説明する。現像によってトナーが消費されると、所定のタイミングで、現像剤補給口22gから第1搬送路22c内に磁性キャリア、または磁性キャリアを含む現像剤が補給される。
補給された現像剤は、現像時と同様に、第1搬送路22cから、上流側連通部22e、第2搬送路22d、及び下流側連通部22fと循環しながら撹拌されるが、補給にともない余剰となった現像剤は、逆螺旋羽根52を乗り越えて現像剤排出口22hに排出される。
画像形成以外のとき、例えば、画像形成装置1の輸送や設置場所への搬入、搬出等の移動時に、装置に振動、衝撃が加わり、或いは装置が傾いても、現像容器22内の現像剤が現像剤排出口22hに排出されないようにするために、本実施形態では、図4、図5に示すように、現像容器22の外壁部に磁石部材を配設している。
図4は、磁石部材の配置を示す、第2搬送路22d及び現像剤排出口22hを第2撹拌部材44の軸方向に沿って切断した側面断面図であり、図5は、磁石部材の取り付け構成を備える現像剤排出口22h側の現像容器22を上側から見た平面図である。
図4に示すように、現像容器22は、上流側壁部22i、下流側壁部22j(図3参照)とともに上壁部22k及び下壁部22lに囲われ、上壁部22k及び下壁部22lは現像容器22の外壁部を構成している。
上壁部22kには、磁石部材71が取り付けられる。磁石部材71は、矩形平板状の永久磁石からなり、上壁部22kを介して逆螺旋羽根52と対向するように上壁部22kの外周面に配置される。磁石部材71は、上壁部22kに形成した磁石取り付け部22mに移動可能に取り付けられる。即ち、磁石部材71は、磁石取り付け部22mのガイドレール22n、及びガイド部22pに案内、保持されることで、逆螺旋羽根52に対向する第1の位置から後述する第2の位置に移動することができる。尚、磁石部材71は、逆螺旋羽根52に対向して配置されるなら、円形等種々の形状であってもよい。
図5に示すように、磁石部材71が第1の位置(実線位置)と、下流側壁部22j(図3参照)側である第2の位置(一点鎖線位置)とに移動可能であるように、磁石取り付け部22mは形成される。
磁石取り付け部22mは、磁石部材71の両側面に当接して摺動可能に保持する一対のガイドレール22nと、第1の位置にある磁石部材71の側面上端部に係合する一対のガイド部22p1と、第2の位置にある磁石部材71の側面上端部に係合する一対のガイド部22p2とを有する。この構成によれば、磁石部材71は、ガイドレール22n、ガイド部22p1、22p2によって、磁石取り付け部22mから外れることなく図5の上下方向に移動可能に案内される。
また、磁石取り付け部22mは、第1の位置にある磁石部材71の先端面に当接する一対の当接部22tと、ガイドレール22nの略中央に形成される一対のクリック部22rと、ガイドレール22nの、当接部22tに対して他端に形成される一対のクリック部22sとを有する。クリック部22r、22sは、一対のガイドレール22nから内側に僅かに突出して弾性を備える構成に形成される。磁石部材71をガイドレール22nに沿って図5の上下方向に押し引きすると、クリック部22r、22sが弾性変形し、磁石部材71はクリック部22r、22sを乗り上げて図5の上下方向に移動することができる。この構成によれば、磁石部材71は、当接部22tとクリック部22rによって第1の位置に保持される一方、クリック部22r、22sによって第2の位置に保持される。
従って、画像形成装置1を輸送等で移動させる場合、磁石部材71を第1の位置に保持する。磁石部材71は、第1の位置にあると、第2搬送路22d内の逆螺旋羽根52(図4参照)に対向することになり、磁性キャリアにより磁性を帯びている、逆螺旋羽根52近傍の現像剤は、磁石部材71によって引きつけられ、上壁部22k側に盛り上がる。これにより、第2搬送路22d内の現像剤は、移動時に装置に加わる振動、衝撃や装置の傾斜によって現像剤排出口22h側に移動することがあっても、磁石部材71によって引きつけられるために、第2搬送路22dから現像剤排出口22hに排出されることがない。
次に、画像形成装置1を設置する場合、磁石部材71を第1の位置から第2の位置に移動させる。磁石部材71は、第2の位置にあると、第2搬送路22d内の逆螺旋羽根52から離間することになり、逆螺旋羽根52近傍の現像剤には磁石部材71の磁力が作用することがない。画像形成装置1の設置後、画像形成するときに、現像剤は現像容器22内を搬送されながら撹拌されるとともに、余剰となった現像剤は、逆螺旋羽根52を乗り越えて現像剤排出口22hに排出される。尚、第2の位置は、下流側壁部22jに対向する位置の他に、例えば第1の位置に対して下流側壁部22jと反対側の位置(図5の上側の位置)であってもよい。
上記第1実施形態によれば、現像装置2は、回転軸44bの周りに軸方向に沿って延びる第2螺旋羽根44aを有し、磁性キャリアを含む現像剤を撹拌、搬送する第2撹拌部材44と、現像剤排出口22hに対向し第2撹拌部材44に対して同軸に設けられ現像剤排出口22hへの現像剤の移動を規制する逆螺旋羽根52と、現像容器22の上壁部22kに配設され上壁部22kを介して逆螺旋羽根52の上側で対向する磁石部材71と、を備える。
この構成によると、画像形成装置1の輸送や搬入、搬出等の移動時に装置に加わる振動、衝撃や装置の傾斜によって、現像容器22内の現像剤が現像剤排出口22h側に移動することがあっても、磁性キャリアを含む現像剤は、逆螺旋羽根52近傍で磁石部材71によって引きつけられるために、現像容器22から現像剤排出口22hに排出されることがない。従って、磁石部材71を現像容器22の上壁部22kに配設するという簡単な構成で、装置の輸送や搬入、搬出等の移動時に、現像剤が現像剤排出口22hに不必要に排出することを防ぎ、小型で且つ安価な現像装置を提供することができる。
また、上記第1実施形態によれば、磁石部材71は、逆螺旋羽根52に対向する第1の位置から移動可能に現像容器22の上壁部22kに配設される。
この構成によると、画像形成装置1の輸送や搬入、搬出等の移動時には、磁石部材71を第1の位置に配設することで、現像剤が現像剤排出口22hに不必要に排出するのを防ぐとともに、画像形成時には、磁石部材71を第1の位置から移動させることで、現像容器22内の余剰となった現像剤は、逆螺旋羽根52を乗り越えて現像剤排出口22hに排出される。
また、上記第1実施形態によれば、磁石部材71は、逆螺旋羽根52に対向する第1の位置と、下流側壁部22jに対向する第2の位置とに移動可能である。
この構成によると、画像形成装置1の輸送や搬入、搬出等の移動時には、磁石部材71を第1の位置に配設することで、現像剤が現像剤排出口22hに不必要に排出するのを防ぐとともに、画像形成時には、磁石部材71を第2の位置に移動させることで、逆螺旋羽根52近傍の現像剤には磁石部材71の磁力が作用しなくなり、現像容器22内の余剰となった現像剤は、逆螺旋羽根52を乗り越えて現像剤排出口22hに確実に排出される。
尚、上記実施形態では、磁石部材71を現像容器22の上壁部22kに取り付ける構成を示したが、本発明はこれに限らず、磁石部材71は、現像容器22の下壁部22lに第1の位置と第2の位置とに移動可能に取り付けてもよい。この場合も上記実施形態と同様の効果を奏する。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態に係る磁石部材の配置を示す、第2搬送路22d及び現像剤排出口22hを第2撹拌部材44の軸方向に沿って切断した側面断面図である。第1実施形態と異なる、磁石部材71の配置及び取り付けについて主に説明し、以降、第1実施形態と同じ部分の説明を省略する。
磁石部材71は、現像容器22の下壁部22lの外周面に配置される。磁石部材71は、矩形平板状の第1実施形態より磁力の強い永久磁石からなる。
磁石取り付け部22uは、磁石部材71の外周を囲む突起にて、下壁部22lを介して逆螺旋羽根52に対向する位置に下壁部22lの外周面に形成される。磁石取り付け部22uは、磁石部材71の取り付け位置を決めるものであり、磁石部材71は、磁石取り付け部22uに取り付けられると、その磁力によって現像剤中の磁性キャリアを引きつけることで、現像剤は下壁部22lの内面に保持される。
従って、画像形成装置1を輸送等で移動させる場合、磁石部材71を磁石取り付け部22uに取り付ける。磁石部材71は、第2搬送路22d内の逆螺旋羽根52に対向する位置において、逆螺旋羽根52近傍の磁性キャリアを含む現像剤を下側に引きつける。これにより、移動時に装置に加わる振動、衝撃や装置の傾斜によって、第2搬送路22d内の現像剤は、現像剤排出口22h側に移動することがあっても、逆螺旋羽根52近傍において、現像剤は磁石部材71によって保持されるために、第2搬送路22dから現像剤排出口22hに排出されることがない。
次に、画像形成装置1を設置する場合、磁石部材71を磁石取り付け部22uから取り外し、別途保管する。逆螺旋羽根52近傍の現像剤には磁石部材71の磁力が作用することがないために、画像形成装置1を設置した後画像形成するときに、現像剤は現像容器22内を搬送されながら撹拌されるとともに、余剰となった現像剤は、逆螺旋羽根52を乗り越えて現像剤排出口22hに排出される。
上記第2実施形態によれば、現像装置2は、回転軸44bの周りに軸方向に沿って延びる第2螺旋羽根44aを有し、磁性キャリアを含む現像剤を撹拌、搬送する第2撹拌部材44と、現像剤排出口22hに対向し第2撹拌部材44に対して同軸に設けられ現像剤排出口22hへの現像剤の移動を規制する逆螺旋羽根52と、現像容器22の下壁部22lに配設され下壁部22lを介して逆螺旋羽根52の下側で対向する磁石部材71と、を備える。
この構成によると、画像形成装置1の輸送や搬入、搬出等の移動時に装置に加わる振動、衝撃や装置の傾斜によって、現像容器22内の現像剤が現像剤排出口22h側に移動することがあっても、磁性キャリアを含む現像剤は、逆螺旋羽根52近傍で磁石部材71によって引きつけられるために、現像容器22から現像剤排出口22hに排出されることがない。従って、磁石部材71を現像容器22の下壁部22lに配設するという簡単な構成で、装置の輸送や搬入、搬出等の移動時に、現像剤が現像剤排出口22hに不必要に排出することを防ぎ、小型で且つ安価な現像装置を提供することができる。
また、上記第2実施形態によれば、磁石部材71は、逆螺旋羽根52に対向する位置から取り外し可能に現像容器22の下壁部22lに配設される。
この構成によると、画像形成装置1の輸送や搬入、搬出等の移動時には、磁石部材71を逆螺旋羽根52に対向する位置には配設することで、現像剤が現像剤排出口22hに不必要に排出するのを防ぐとともに、画像形成時には、磁石部材71を下壁部22lから取り外すことで、逆螺旋羽根52近傍の現像剤には磁石部材71の磁力が作用しなくなり、現像容器22内の余剰となった現像剤は、逆螺旋羽根52を乗り越えて現像剤排出口22hに確実に排出される。
尚、上記第2実施形態では、磁石部材71は、現像容器22の下壁部22lに配置される構成を示したが、本発明はこれに限らず、磁石部材71は、現像容器22の上壁部22kに形成した磁石取り付け部22uに取り付けてもよい。また、現像容器22の上壁部22kと下壁部22lとの間に、外壁部である立ち壁部を形成し、磁石部材71は、この立ち壁部に形成した磁石取り付け部22uに取り付けてもよい。磁石部材71は、磁石取り付け部22uに取り付けられると、その磁力によって磁性キャリアを含む現像剤を引きつけることで、立ち壁部に保持される。これらの場合も上記第2実施形態と同様の効果を奏する。
また、上記第2実施形態では、磁石部材71は、逆螺旋羽根52に対向して配置されるなら、矩形形状に替えて円形等種々の形状であってもよい。また、磁石取り付け部22uには、磁石部材71を囲む内側面に僅かに突出する少なくとも一つの凸部を形成する構成にしてもよい。この構成では、磁石部材71を磁石取り付け部22uに取り付けるときに、凸部を僅かに変形させるように磁石部材71を押し込むことで、磁石部材71が磁石取り付け部22u内に嵌まるとともに保持される一方、磁石部材71を磁石取り付け部22uから取り外すときには、磁石部材71を凸部に抗して磁石取り付け部22uから引き出すことになる。
また、上記第1及び第2実施形態では、規制部材は、回転軸44bに一体に設けられる逆螺旋羽根52にて構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、規制部材は、下流側連通部22fに対向して下流側連通部22fに現像剤を搬送する搬送羽根と、この搬送羽根と現像剤排出口22hとの間に設けられ、搬送羽根から現像剤排出口22hへの現像剤の移動を規制する規制板とを有する構成にしてもよい。また、規制板は1枚でも複数枚であってもよい。この場合も上記実施形態と同様に適用することができる。
第2実施形態の現像装置において、磁石部材71を磁石取り付け部22uに取り付けた場合と、磁石部材71を磁石取り付け部22uに取り付けていない場合とを比較テストした。試験方法としては、現像容器22内に現像剤を規定量(400g)収容し、撹拌部材42を30秒回転駆動した後、現像剤排出口22hへ排出される現像剤量を測定した。
その結果、磁石部材71を取り付けていない場合、現像剤排出口22hへ5〜10gの現像剤が排出されたが、磁石部材71を磁石取り付け部22uに取り付けた場合、現像剤排出口22hへの現像剤の排出がなかった。以上より、磁石部材71の取り付けによって装置の輸送や搬入、搬出等の移動時における、現像剤排出口22hへの現像剤の不必要な排出を効果的に防止できることが確認された。
本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いる現像装置及びそれを備えた画像形成装置に利用することができ、特に、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤の補給を行うとともに余剰現像剤を排出する現像装置及びそれを備えた画像形成装置に利用することができる。
1 画像形成装置
2a〜2d、2 現像装置
20 現像ローラー
22 現像容器
22c 第1搬送路
22d 第2搬送路
22g 現像剤補給口
22h 現像剤排出口
22k 上壁部(外壁部)
22l 下壁部(外壁部)
22m、22u 磁石取り付け部
22n ガイドレール
22p ガイド部
22r、22s クリック部
22t 当接部
42 撹拌部材
43 第1撹拌部材
43a 第1螺旋羽根
43b、44b 回転軸
44 第2撹拌部材
44a 第2螺旋羽根
52 逆螺旋羽根(規制部材)
71 磁石部材

Claims (7)

  1. 磁性キャリアを含む現像剤を収容する現像容器と、現像剤を前記現像容器に補給する現像剤補給口と、前記現像容器内の余剰の現像剤を排出する現像剤排出口と、を備えた現像装置であって、
    回転軸の周りに軸方向に沿って延びる螺旋羽根を有し、現像剤を撹拌、搬送する撹拌部材と、
    前記現像剤排出口に対向し前記撹拌部材に対して同軸に設けられ前記現像剤排出口への現像剤の移動を規制する規制部材と、
    前記現像容器の外壁部に配設され前記外壁部を介して前記規制部材に対向する磁石部材と、を備えることを特徴とする現像装置。
  2. 前記磁石部材は、前記規制部材に対向する位置から移動可能に配設されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像容器は、第1搬送路と、該第1搬送路と逆方向に現像剤が搬送される第2搬送路と、前記第1及び第2搬送路を仕切る仕切り部と、前記仕切り部と長手方向の両端部側に設けられる側壁部とによって形成され前記第1及び第2搬送路の両端部を連通する連通部と、を有し、前記撹拌部材は、前記第1搬送路内に配置される第1撹拌部材と、前記第2搬送路内に配置される第2撹拌部材と、からなり、前記規制部材は前記第2撹拌部材に対して同軸に設けられており、
    前記磁石部材は、前記規制部材に対向する第1の位置と、前記側壁部に対向する第2の位置とに移動可能であることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記磁石部材は、前記現像容器から取り外し可能に配設されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  5. 前記磁石部材は、前記現像容器の上壁部に配設されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 前記磁石部材は、前記現像容器の下壁部に配設されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の現像装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の現像装置を備えた画像形成装置。
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