JP2010277041A - 現像装置及びこれを用いる画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤のキャリアを補給する際に無駄なトナー排出を抑えて劣化したキャリアを効率よく排出できる現像装置及びこれを用いる画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像槽2と、マグネットローラ8を内包した現像ローラ3と、供給スクリュー4と、攪拌スクリュー5と、現像ローラ3の現像剤量を規制する規制ブレード7とを備え、現像槽2に供給用搬送路4Aと回収用搬送路6Aと攪拌用搬送路5Aとを備えた現像装置1において、規制ブレード7による層厚規制位置をマグネットローラ8の中心より下方とし、供給用搬送路4Aと回収用搬送路6Aとの現像剤搬送方向を同一方向とし、攪拌用搬送路5Aの現像剤搬送方向を供給用搬送路4A及び回収用搬送路6Aの現像剤搬送方向と逆方向とし、回収用搬送路6Aに排出口62a1と排出口62a1を開閉する排出口シャッター63を備えることを特徴とするものとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機やプリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像装置及びこれを用いる画像形成装置に係り、特に、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を使用する現像装置及びこれを用いる画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置においては、静電潜像担持体(例えば、感光体ドラム)の表面を帯電させ、その帯電域に画像露光して静電潜像を形成し、該静電潜像を現像して可視化(現像)を行う現像方法が採用されている。
現像方法としては、磁性キャリアとトナーとを含む2成分現像剤(以下、単に「現像剤」と称する。)を用い、該トナーを摩擦帯電させて静電潜像担持体表面に形成された静電潜像の静電気力にて吸引させることで、該静電潜像を現像してトナー像を形成する現像方法が使用されている。
このような画像形成装置では、現像装置内で現像剤を撹拌・循環させることによって、トナーとキャリアとを擦り合せて摩擦帯電させる。摩擦帯電したトナーは、現像段階において、静電潜像担持体(例えば、感光体ドラム)に形成された静電潜像に静電的な吸引力により移動してトナー像を形成する。
しかしながら、現像装置の現像槽内で長期間循環している現像剤は、劣化してくると撹拌しても現像に必要な帯電量が得られなくなる。劣化した現像剤の割合が次第に大きくなり、現像に必要な帯電能力を有する現像剤が少なくなると、画像不良を引き起こすという問題が生じる。
そこで、従来技術として、現像剤に対してトナー補給とは別にキャリアを補給し、過剰となった現像剤を現像槽から排出することで、劣化したキャリアを含む現像剤を新規な現像剤に置き換える「トリクル現像方式」と称される現像方式が提案されている。
具体的には、現像装置において、キャリアの補給をトナーの補給と別に実行して、画像形成枚数や現像槽運転時間に応じてキャリアの補給を行うようにしたものが提案されている(特許文献1を参照)。
特開2003−337469号公報
しかしながら、特許文献1記載の現像装置では、現像剤の排出は、現像剤の攪拌用搬送路の途中に設けた排出口からオーバーフローによって排出するように構成されているため、攪拌用搬送路の現像剤は、現像ローラを通ってトナー濃度が落ちた現像剤と、現像ローラを通っていないトナー濃度の高い現像剤が混ざっているため、無駄にトナー排出が行われてしまうという問題があった。
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、現像剤のキャリアを補給する際に無駄なトナー排出を抑えて劣化したキャリアを効率よく排出できる現像装置及びこれを用いる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、トナーと磁性キャリアとを含む現像剤を収容する現像槽と、磁極を備えるマグネットローラを内包し、表面に前記現像剤を担持し、静電潜像担持体表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する現像ローラと、前記現像ローラに前記現像剤を供給する攪拌部材と、前記現像ローラ表面に担持される現像剤量を規制する現像剤量規制部材とを備え、前記現像槽には、前記現像剤を前記マグネットローラに供給する供給用搬送路と、前記マグネットローラから開放された前記現像剤を回収する回収用搬送路と、前記現像剤を攪拌するための攪拌用搬送路とが構成され、前記現像槽内に必要に応じてトナーとキャリアとが補給されるとともに、前記現像槽から前記現像剤を逐次排出するように構成された現像装置において、前記現像剤量規制部材により前記現像ローラの現像領域における現像剤量を規制する層厚規制位置を前記マグネットローラの中心より下方とし、前記供給用搬送路の現像剤搬送方向を前記回収用搬送路の現像剤搬送方向と同一方向とし、前記攪拌用搬送路の現像剤搬送方向を前記供給用搬送路の現像剤搬送方向及び前記回収用搬送路の現像剤搬送方向と逆方向とし、前記回収用搬送路に、前記現像剤を排出する排出口と、前記排出口を開閉することで前記排出口から排出される前記現像剤の排出量を制御する現像剤排出手段と、を備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記排出口を前記回収用搬送路の現像剤搬送方向下流側寄りに設けることが好ましい。
また、本発明は、前記排出口を前記回収用搬送路の前記攪拌用搬送路との連通部よりも現像剤搬送方向上流側に設けることが好ましい。
また、本発明は、前記攪拌用搬送路に、前記現像剤を排出する排出口を設けることが好ましい。この排出口は、現像剤の嵩が増加して所定量を超えた時に現像剤を排出するように構成される。
また、本発明は、前記現像剤排出手段を、磁性キャリアが補給される際に、前記磁性キャリアの補給量に応じて一定時間の間、前記排出口を開口するようにすることが好ましい。
また、本発明は、前記補給されるトナーの中に所定の割合で磁性キャリアを混合し、前記現像剤排出手段を、トナーの消費量を計測する印字のドットカウンタによって、すなわち、ドットカウンタの情報に応じて前記排出口の開口時間を制御するようにすることが好ましい。
また、本発明は、前記現像装置をトナー補給とキャリア補給とを別々に制御するように構成することが好ましい。
また、本発明は、前記現像装置を、該現像装置の運転時間が一定時間に達するまでキャリアの補給を行わず、一定時間が経過した後に、前記キャリアの補給を開始するようにすることが好ましい。
また、本発明は、表面に静電潜像が形成される静電潜像担持体と、静電潜像担持体表面を帯電させる帯電装置と、静電潜像担持体表面に静電潜像を形成する露光装置と、静電潜像担持体表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、静電潜像担持体表面のトナー像を記録媒体に転写する転写装置と、前記転写されたトナー像を記録媒体に定着させる定着装置とを備え、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置において、前記現像装置として、請求項1乃至8のうちの何れか一項に記載の現像装置を用いることを特徴とするものである。
本発明によれば、トナーと磁性キャリアとを含む現像剤を収容する現像槽と、磁極を備えるマグネットローラを内包し、表面に前記現像剤を担持し、静電潜像担持体表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する現像ローラと、前記現像ローラに前記現像剤を供給する攪拌部材と、前記現像ローラ表面に担持される現像剤量を規制する現像剤量規制部材とを備え、前記現像槽には、前記現像剤を前記マグネットローラに供給する供給用搬送路と、前記マグネットローラから開放された前記現像剤を回収する回収用搬送路と、前記現像剤を攪拌するための攪拌用搬送路とが構成され、前記現像槽内に必要に応じてトナーとキャリアとが補給されるとともに、前記現像槽から前記現像剤を逐次排出するように構成された現像装置において、前記現像剤量規制部材により前記現像ローラの現像領域における現像剤量を規制する層厚規制位置を前記マグネットローラの中心より下方とし、前記供給用搬送路の現像剤搬送方向を前記回収用搬送路の現像剤搬送方向と同一方向とし、前記攪拌用搬送路の現像剤搬送方向を前記供給用搬送路の現像剤搬送方向及び前記回収用搬送路の現像剤搬送方向と逆方向とし、前記回収用搬送路に、前記現像剤を排出する排出口と、前記排出口を開閉することで前記排出口から排出される前記現像剤の排出量を制御する現像剤排出手段と、を備えることで、前記現像ローラの現像領域でトナーを消費した後の現像剤を排出するので、無駄にトナーを排出することを防止できる。
また、本発明によれば、前記排出口を前記回収用搬送路の現像剤搬送方向下流側寄りに設けることで、前記回収用搬送路の中で現像剤搬送方向下流側の現像剤量が多くなることから、現像剤の排出速度を最も速くすることができる。このことにより、トナーやキャリアの補給量が多いときでも現像剤の排出量を多くできるので、現像槽の現像剤量を一定に保つことができる。
また、本発明によれば、前記排出口を前記回収用搬送路の前記攪拌用搬送路との連通部よりも現像剤搬送方向上流側に設けることで、トナーやキャリアの補給量が多いときでも現像剤の排出量を多くできるので、現像槽の現像剤量を一定に保つことができる。
具体的には、前記連通部を通過すると前記回収用搬送路中の現像剤量が急激に減少し、現像剤の排出が困難になってしまう。結果的に、前記回収用搬送路の中で、現像剤搬送方向下流側で前記回収用搬送路と前記攪拌用搬送路の連通部までの位置が最も現像剤量が多くなるため、最も排出速度を高くすることができる。
また、本発明によれば、前記攪拌用搬送路に前記現像剤を排出する排出口を設けることで、前記排出口から増加した現像剤を排出できるので、異常な現像剤増加を防止することができる。具体的には、現像剤の嵩密度が環境変化によって大きく増加した場合、補給量と排出量のバランスが崩れることが起こりうる。このような異常時において、攪拌用搬送路の現像剤の嵩が増加した場合に、攪拌用搬送路に設けた排出口から現像剤を排出できるので、異常な現像剤増加を防止することができる。
また、本発明によれば、前記現像剤排出手段を、磁性キャリアが補給される際に、前記磁性キャリアの補給量に応じて一定時間の間前記排出口を開口することで、定量のキャリアを排出することができる。すなわち、現像スリーブ上の現像剤量は層規制されているために変動が非常に少ない。このため、回収用搬送路で搬送される現像剤量も変化が少ない。従って、前記回収用搬送路に設けた排出口を一定時間開状態にすることにより定量のキャリアを排出することができる。
また、本発明によれば、前記補給されるトナーの中に所定の割合で磁性キャリアを混合し、前記現像剤排出手段を、トナーの消費量を計測する印字のドットカウンタによって、すなわち、ドットカウンタの情報に応じて前記排出口の開口時間を制御することで、補給用キャリアがトナーと一緒に補給されると同時に前記排出口を開けることができるので、非常に応答性良く現像剤を排出することができる。これにより、現像槽内の現像剤量をすばやく一定に保つことができる。
また、本発明によれば、前記現像装置をトナー補給とキャリア補給とを別々に制御するように構成することで、例えば、キャリアが劣化していない前記現像装置の運転初期の期間はキャリアを補給せず、前記現像装置の運転期間が長くなってからキャリアを補給するなど、無駄にキャリアを補給したり排出したりすることなく、キャリアを有効に利用できる。
また、本発明によれば、前記現像装置を該現像装置の運転時間が一定時間に達するまでキャリアの補給を行わず、一定時間が経過した後に、前記キャリアの補給を開始するようにすることで、一定時間経過後にキャリアの補給を開始しても、キャリアの劣化はある程度以下に抑えることができる。従って、キャリア補給開始まで無駄にキャリアを補給したり、無駄にキャリアを排出したりすることを防止することができる。
また、本発明によれば、表面に静電潜像が形成される静電潜像担持体と、静電潜像担持体表面を帯電させる帯電装置と、静電潜像担持体表面に静電潜像を形成する露光装置と、静電潜像担持体表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、静電潜像担持体表面のトナー像を記録媒体に転写する転写装置と、前記転写されたトナー像を記録媒体に定着させる定着装置とを備え、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置において、前記現像装置として、請求項1乃至8のうちの何れか一項に記載の現像装置を用いることで、無駄にトナーを排出することを防止できる。
本発明の第1実施形態に係る現像装置が搭載された画像形成装置の構成を模式的に示す説明図である。 前記現像装置の構成を示す説明図である。 前記現像装置における現像剤の流れを示す説明図である。 前記現像装置の基本的構成を示す説明図である。 前記現像装置における現像剤の基本的な流れを示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る現像装置の構成を示す説明図である。 前記現像装置における現像剤の流れを示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る現像装置の現像槽運転時間とキャリア補給量との関係を示すグラフである。 前記現像装置の運転時間とキャリアの劣化度との関係を示すグラフである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1は発明を実施する形態の一例であって、本発明に係る現像装置が搭載された画像形成装置の構成を示す説明図である。
尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
第1実施形態は、図1に示すように、表面に静電潜像が形成される感光体ドラム(静電潜像担持体)51と、感光体ドラム51表面を帯電させる帯電装置52と、感光体ドラム51表面に静電潜像を形成する露光装置53と、感光体ドラム51表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置1と、感光体ドラム51表面のトナー像を記録媒体に転写する転写装置55と、転写されたトナー像を記録媒体に定着させる定着装置40とを備え、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置100において、現像装置1として、本発明に係る現像装置の構成を採用したものである。
まず、画像形成装置100の全体構成について説明する。
画像形成装置100は、静電潜像担持体となる感光体ドラム51を複数備える(第1実施形態では、イエロー画像用、マゼンタ画像用、シアン画像用、及びブラック画像用の4つ備える)カラー画像を形成可能とするタンデム方式のカラー画像形成装置である。画像形成装置100は、ネットワーク(図示せず)を介して接続されたPC(Personal Computer)等の各種端末装置(図示せず)から送信される画像データや、スキャナ等の原稿読み取り装置(図示せず)によって読み取られた画像データに基づいて、被転写材(記録媒体)となる用紙Pに対して、カラー画像またはモノクロ画像を形成するプリンタ機能を有するものである。
画像形成装置100は、図1に示すように、用紙Pに画像を形成する機能を有する画像形成ステーション部50(50Y、50M、50C、50B)、当該画像形成ステーション部50で用紙Pに形成されたトナー像を定着させる機能を有する定着装置40、用紙Pを載置する供給トレイ60から画像形成ステーション部50及び定着装置40へと用紙Pを搬送する機能を有する搬送部30を備えている。
画像形成ステーション部50は、イエロー画像用、マゼンタ画像用、シアン画像用及びブラック画像用のそれぞれ4つの画像形成ステーション部50Y、50M、50C、50Bから構成されている。
具体的には、供給トレイ60と定着装置40との間において、供給トレイ60側から、イエロー画像形成ステーション部50Y、マゼンタ画像形成ステーション部50M、シアン画像形成ステーション部50C、及びブラック画像形成ステーション部50Bがこの順に並設されている。
これら各色の画像形成ステーション部50Y、50M、50C、50Bは、それぞれ、実質的に同一の構成を有しており、各色に対応する画像データに基づいて、イエロー、マゼンタ、シアン、及びブラックの画像を形成して、最終的に用紙P上に転写するものである。
第1実施形態の画像形成ステーション部50では、イエロー、マゼンタ、シアン、及びブラックの4色の画像を形成する構成であるが、特にこれら4色に限定せず、例えばシアン及びマゼンタと同一の色相で濃度がより低いライトシアン(LC)及びライトマゼンタ(LM)を加えた6色の画像を形成する構成であっても良い。
尚、図1における各画像形成ステーション部の構成部品の符号については、イエロー画像用の画像形成ステーション部50Yを代表して示し、他の各画像形成ステーション部50M、50C、50Bの同一の構成部品の符号は省略する。
各画像形成ステーション部50Y、50M、50C、50Bは、それぞれ静電潜像が形成される静電潜像担持体となる感光体ドラム51を備え、これらの感光体ドラム51の周囲には、周方向に帯電装置52、露光装置53、現像装置1、転写装置55、及びクリーニング装置56がそれぞれ配置されている。
感光体ドラム51は、OPC(Organic Photoconductor;有機光導電体)等の感光性材料を表面に有する略円筒のドラム形状を呈し、露光装置53の下方に配設され、図示しない駆動手段と制御手段によって、所定方向(図中矢印F方向)に回転駆動するように制御されている。
帯電装置52は、感光体ドラム51の表面を所定の電位に均一に帯電するための帯電手段であって、感光体ドラム51の上方でその外周面に近接して配置されている。第1実施形態では、接触型のローラ方式の帯電ローラが使用されているが、チャージャー型やブラシ方式、イオン放出帯電方式等の帯電装置を代用しても良い。
露光装置53は、画像処理部(図示省略)から出力された画像データに基づいて、帯電装置52にて帯電される感光体ドラム51の表面にレーザ光を照射して露光することにより、当該表面に画像データに応じた静電潜像を書込み形成する機能を有する。この露光装置53は、各画像形成ステーション部50Y、50M、50C、50Bに応じて、イエロー、マゼンタ、シアン、またはブラックの各色に対応する画像データが入力されることにより、対応する色に応じた静電潜像を形成するようになっている。
露光装置53としては、レーザ照射部及び反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)や、ELやLED等の発光素子をアレイ状に並べた書込み装置(例えば、書込みヘッド)を使用することができる。
転写装置55は、感光体ドラム51上のトナー像を搬送ベルト33により搬送される用紙P上に転写するものであり、トナーの帯電極性とは、逆極性(ここでは、プラス極性)のバイアス電圧が印加される転写ローラを有している。
クリーニング装置56は、用紙Pへの現像・画像転写後に、感光体ドラム51の外周面上に残存しているトナーを除去・回収するものである。第1実施形態では、感光体ドラム51を挟んで現像装置1と略対向する位置で感光体ドラム51の側方で略水平(図1中において感光体ドラム51の回転方向で帯電装置52よりも上流側)に配置されている。
搬送部30は、駆動ローラ31、従動ローラ32、及び搬送ベルト33を備え、各画像形成ステーション部50Y、50M、50C、50Bにおいて、各色のトナー像が転写される用紙Pを搬送するものである。この搬送部30は、無端状の搬送ベルト33が駆動ローラ31と従動ローラ32との間に張架されて矢印Z方向に沿って移動するように構成され、供給トレイ60から給紙された用紙Pを各画像形成ステーション部50Y、50M、50C、50Bへと順に搬送するようになっている。
定着装置40は、加熱ローラ41及び加圧ローラ42を備え、加熱ローラ41と加圧ローラ42とが当接するニップ部40Nに用紙Pを搬送することで、用紙P上に転写されたトナー像を熱圧着して当該用紙P上に定着させるものである。
このように構成された画像形成装置100では、搬送部30にて搬送される用紙Pは、各画像形成ステーション部50Y、50M、50C、50Bの感光体ドラム51との対向位置を通過する際に、当該対向位置において、搬送ベルト33を介して下方に配置された転写装置(転写ローラ)55による転写電界の作用にて、各感光体ドラム51上のトナー像が順次に用紙P上に転写される。これによって、各色のトナー像が当該用紙P上に重なり合い、用紙P上に所望のフルカラー画像が形成される。こうしてトナー像が転写された用紙Pは、定着装置40によってトナー像の定着処理が行われた後に、図示しない排紙トレイに送出される。
次に、第1実施形態に係る特徴的な現像装置1の構成について図面を参照して詳細に説明する。
図2は第1実施形態に係る現像装置の構成を示す説明図、図3は前記現像装置における現像剤の流れを示す説明図である。
現像装置1は、図2に示すように、現像剤を担持する現像剤担持体となる現像ローラ3を有している。現像ローラ3は、トナーが感光体ドラム51へ移動し得る現像領域へ現像剤を搬送するように構成されている。この現像装置1は、第1実施形態では、トナーとキャリアとを含む2成分系の現像剤を用いて、露光装置53にて感光体ドラム51表面に形成された静電潜像を当該トナーにて反転現像してトナー像(可視像)を形成する。
現像装置1には、各画像形成ステーション部50Y、50M、50C、50Bの画像形成に応じて、イエロー、マゼンタ、シアン、またはブラックの現像剤が収容されている。この現像剤は、感光体ドラム51に帯電される表面電位と同極性に帯電されるトナーを含んでいる。なお、感光体ドラム51に帯電される表面電位の極性及び使用するトナーの帯電極性は、ここでは、何れもマイナスとされている。
また、現像装置1は、上述した現像ローラ3に加えて、現像ローラ3上の現像剤の層厚を規制する現像剤量規制部材となる規制ブレード7と、現像剤を現像ローラ3に搬送すると共に現像剤の搬送を行う供給スクリュー(攪拌部材)4、攪拌スクリュー(攪拌部材)5、回収スクリュー6と、現像剤を収容する現像槽2とを備える。
現像槽2は、感光体ドラム51と対向する位置に現像用開口部Qが設けられている。
また、現像槽2には、供給スクリュー4が配置されて現像剤を現像ローラ3に現像剤を供給する供給用搬送路4Aと、攪拌スクリュー5が配置されて現像剤を攪拌するとともに供給用搬送路4Aに現像剤を搬送する攪拌用搬送路5Aと、回収スクリュー6が配置されて現像ローラ3から感光体ドラム51へトナー供給が終了した後に開放された現像剤を回収する回収用搬送路6Aとが構成されている。
現像ローラ3は、感光体ドラム51との間に現像ギャップ(0.3〜1.0(mm)程度)を設けて、現像槽2の現像用開口部Qより一部を露出させた状態となるように現像槽2に配設されている。
現像ローラ3は、マグネットローラ8と現像スリーブ9とを備えている。マグネットローラ8は、現像ローラ3の周方向位置に磁極N1,N2,N3及び磁極S1,S2が互いに離隔して現像ローラ3の半径方向に放射状に形成されるように複数の磁極部材(マグネット)が並設された多極着磁型マグネットローラである。
現像スリーブ9は、当該マグネットローラ8に対して一定方向に回転可能に外嵌された略円筒形状のアルミニウム合金及び黄銅等で形成された非磁性のスリーブである。この現像スリーブ9は、図示しない制御手段・駆動手段によって、所定方向(図2に示す矢印G方向)に回転駆動するように構成されている。
現像剤は、トナーと磁性体よりなるキャリア(磁性キャリア)とを含む2成分現像剤である。この現像剤は、マグネットの磁力により現像スリーブ9表面に吸着され、現像スリーブ9の回転方向に沿って現像スリーブ9上を搬送される。このとき、キャリアは、マグネットローラ8の磁力によって現像スリーブ9表面に吸着されて磁気ブラシを形成し、トナーは、摩擦帯電によるクーロン力にてキャリアに付着する。
また、現像用開口部Qにおける現像スリーブ9の回転方向(矢印G方向)上流側には、規制ブレード7の先端部がマグネットローラ8の中心Oより下方の位置で現像スリーブ9に対向するように配置されている。
規制ブレード7は、現像ローラ3の軸線方向に平行に延びる板状部材であり、現像ローラ3表面に対して間隙を有して離隔するように設けられる。また、規制ブレード7は、例えば、ステンレス鋼、アルミニウムなどの弾性を有する非磁性金属、合成樹脂などによって形成される。この規制ブレード7は、本実施形態では、現像ローラ3表面に形成された現像剤の層厚を規制するように構成されている。
供給スクリュー4は、現像ローラ3を介して感光体ドラム51に対向しかつ現像ローラ3よりも鉛直方向下方になる位置に設けられる。
攪拌スクリュー5は、供給スクリュー4を介して現像ローラ3に現像剤を搬送する位置に配置され、現像ローラ3よりも鉛直方向下方になる位置に設けられる。供給スクリュー4及び攪拌スクリュー5は、現像槽2内に貯留される現像剤を撹拌してトナーに均一な電荷を付与するとともに、帯電状態にある現像剤を汲み上げて現像ローラ3の周囲に供給する。
回収スクリュー6は、現像槽2によって回転自在に支持され且つ図示しない駆動手段によって回転駆動可能に設けられるローラ状部材である。また、回収スクリュー6は、現像ローラ3よりも下方で且つ攪拌スクリュー5の上方に設けられる。そして、回収スクリュー6は、現像ローラ3により感光体ドラム51にトナーが供給された後の現像剤を回収して攪拌スクリュー5に搬送する。
また、現像槽2には、回収用搬送路6A及び攪拌用搬送路5Aに隣接して第1排出路H1が設けられている。第1排出路H1の下側には、第1排出路H1の下部と連通する第2排出路H2が設けられている。第2排出路H2には、排出スクリューSC2が配置され、排出スクリューSC2により第2排出路H2に導入された現像剤を現像槽2外に搬送するようになっている。
図3に示すように、回収用搬送路6Aの現像剤搬送方向(矢印6a方向)下流側には、攪拌用搬送路5Aに連通する連通部61と、第1排出路H1に連通する排出口62a1と、排出口62a1を開閉する排出口シャッター(シャッター機構)63が設けられている。排出口62a1は、図2に示すように、現像剤排出時のみに排出口シャッター63により開放するようになっている(実線部)。
排出口62a1は、回収用搬送路6Aにおいて連通部61より現像剤搬送方向上流側に設けられている。
次に、第1実施形態の現像装置1における基本的な現像剤の流れについて図面を参照して詳細に説明する。
図4は第1実施形態の現像装置の基本的構成を示す説明図、図5は前記現像装置における現像剤の基本的な流れを示す説明図である。
現像槽2内における供給スクリュー4、攪拌スクリュー5及び回収スクリュー6による現像剤搬送方向は、図5に示すように、回収スクリュー6による現像剤搬送方向(矢印6a方向)と供給スクリュー4による現像剤搬送方向(矢印4a方向)とが同一方向であり、攪拌スクリュー5による現像剤搬送方向(矢印5a方向)だけが反対方向になっている。
現像剤は、供給スクリュー4で搬送される途中で、規制ブレード7により層厚が規制されて一部が現像ローラ3によって運ばれていく。現像ローラ3によって運ばれた現像剤は、感光体ドラム51との間の現像領域(現像ニップ)を通過した後、現像ローラ3から開放され、回収スクリュー6側に移動する。
回収スクリュー6により搬送された現像剤は、回収用搬送路6Aの現像剤搬送方向下流側に形成された連通部61を通って攪拌用搬送路5Aの現像剤搬送方向上流側へと搬送される。また、攪拌用搬送路5Aの現像剤搬送方向上流側ではトナーが補給され、攪拌スクリュー5によって補給されたトナーと現像剤とが攪拌され、攪拌後の現像剤が供給用搬送路4Aへと運ばれて、供給スクリュー4によって現像ローラ3に供給される。第1実施形態における現像槽2では、図2に示すように、規制ブレード7が現像ローラ3の中心位置と比べて下方に位置している。
以上のように構成したので、規制ブレード7を通過した現像剤は供給用搬送路4Aには直接戻ることなく回収用搬送路6Aに戻されるため、現像ローラ3に供給される現像剤は常に攪拌用搬送路5Aにおいて攪拌スクリュー5で攪拌された後の現像剤となる。従って、供給スクリュー4の上流側と下流側のトナー濃度差がなくなり、均一なトナー濃度の下で現像を行うことができる。
次に、第1実施形態の現像装置1による特徴的な現像剤の流れについて図面を参照して詳細に説明する。
第1実施形態の現像装置1では、図2,図3に示すように、現像槽2に構成された回収用搬送路6Aの現像剤搬送方向下流側の端部付近に排出口62a1を設け、この排出口62a1を現像剤排出時のみ排出口シャッター63により開放するようにしている。
図2に示すように、排出口シャッター63により排出口62a1が開放状態の際には、排出口62a1から流れ出た現像剤は、第1排出路H1を通って第2排出路H2に導入され、第2排出路H2内の排出スクリューSC2によって図示しない廃現像剤容器に運ばれる。
このように、第1実施形態の構成によれば、回収用搬送路6Aには、感光体ドラム51に形成された静電潜像をトナーで現像した後のトナー濃度の下がった現像剤が運ばれてくるので、回収用搬送路6Aに設けた排出口62a1から前記現像剤を排出することで無駄にトナーが排出されることを防止することができる。
また、回収用搬送路6Aには、現像ローラ3から開放された現像剤が搬送されるが、現像ローラ3には規制ブレード7により層規制された現像剤が搬送されるため、回収用搬送路6A中の現像剤の量は非常に安定している。
つまり、トナーの補給と同時にキャリアが補給されて現像槽2内の現像剤量が増加した場合においても、回収用搬送路6Aの現像剤量はほとんど変化しない。このことから、通常のオーバーフロー用の排出口を回収用搬送路6A中に設けることはできない。
しかしながら、第1実施形態の構成によれば、回収用搬送路6Aの現像剤量が安定しているため、排出口シャッター63により開閉制御を行なう排出口62a1を回収用搬送路6Aに設けることで、時間制御によって現像剤の排出量を決めることができるので、定量的な現像剤の排出が可能になる。
また、回収用搬送路6Aの現像剤搬送方向下流側は、上流側と比べて現像剤量が多くなるため、排出口62a1を回収用搬送路6Aの現像剤搬送方向下流側に設けたことで、現像剤の排出を速くすることができる。
また、排出口62a1を回収用搬送路6Aから攪拌用搬送路5Aへの連通部61よりは現像剤搬送方向上流側に設けたことで、搬送路中の現像剤量が急激に減少することなく、安定して排出することができる。尚、排出口62a1は、回収用搬送路6A中の連通部61直前(現像剤搬送方向上流側)に設けることが最も望ましい。
次に、第1実施形態の現像装置1へのキャリア補給について説明する。
第1実施形態で使用される補給用キャリアは、補給用トナーの中に一定割合混合されている。キャリアの割合は10〜20(wt%)である。トナー補給はドットカウントによって行なっている。
現像装置1から排出されるキャリアの排出量は下記のように設定される。
ドットカウントによって決定されたトナーの消費量をAとし、補給現像剤中のトナーの割合をBとすると、補給すべきトナー量はAであるため、増加した現像剤量は補給されたキャリア量となる。つまり、排出すべき現像剤量は、A×(1/B−1)である。
排出口62a1の排出口シャッター63を開放状態にした場合の単位時間当たりの現像剤の排出量をCとすると、トナー消費量がAの場合のシャッター開時間Tは下記式で決定される。
T=A×(1/B−1)/C
例えば、トナー消費量を5(g)とし、補給現像剤中のトナーの割合を85(%)、排出口62a1からの単位時間当たりの排出量を80(mg/sec)とすると、
T=5(g)×(1/0.85−1)/80(mg/sec)
となり、シャッター開時間Tは約11(秒)として制御すればよい。
また、排出口シャッター63を開放状態にするタイミングは、トナーが補給されるタイミングとほぼ同時にすることが望ましい。このようにすることにより、現像剤増加とほぼ同時に排出されるので、現像槽内の現像剤量をすばやく一定の量に維持することができる。
以上のように構成したので、第1実施形態によれば、回収用搬送路6Aの現像剤搬送方向下流側の端部付近に排出口62a1を設け、この排出口62a1を現像剤排出時のみ排出口シャッター63により開放するようにしたので、現像ローラ3による現像工程後のトナーを消費した現像剤を排出するので、無駄にトナーを排出することを防止できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。
図6は第2実施形態に係る現像装置の構成を示す説明図、図7は前記現像装置における現像剤の流れを示す説明図である。
尚、第2実施形態に係る現像装置において、第1実施形態の現像装置の機能構成と実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
第2実施形態の現像装置201は、図6,図7に示すように、第1実施形態の排出口(以下、「第1排出口」と称する。)62a1に加えて、第2排出口62a2を攪拌用搬送路205Aの現像剤搬送方向上流側に設けたものである。
回収用搬送路6Aに設けられた第1排出口62a1には、排出時のみ開く排出口シャッター63が設けられている。攪拌用搬送路205Aに設けられた第2排出口62a2は常時開いた状態で、シャッター機構は付いていない。
第1排出口62a1,第2排出口62a2から流れ出た現像剤は、ともに第1排出路H1を通って第2排出路H2に落下し、第2排出路H2の排出スクリューSC2によって図示しない廃現像剤容器に運ばれる。
次に、第2実施形態の現像装置201による特徴的な動作について説明する。
攪拌用搬送路205Aに設けられた第2排出口62a2の高さは、通常動作時には現像剤が到達しない高さに設定してある。つまり、通常の現像剤の排出動作は、第1実施形態と同様に、ドットカウンタによるトナー消費量計算からトナー補給量を決定し、第1排出口62a1のシャッター開放状態の時間を決定して現像剤を排出するようにされている。
しかしながら、現像剤の嵩密度が環境変化によって大きく増加した場合、現像剤の補給量と排出量のバランスが崩れることが起こりうる。このような異常時において、攪拌用搬送路205Aの現像剤の嵩が増加するため、攪拌用搬送路205Aに第2排出口62a2を設けることで、第2排出口62a2から現像剤を排出することができるので、異常な現像剤増加を防止することができる。
以上のように構成したので、第2実施形態によれば、現像装置201において、第1実施形態における排出口62a1に加えて、攪拌用搬送路205Aの現像剤搬送方向上流側の端部付近に排出口62a2を設けたことで、トナーやキャリアの補給量が多いときでも現像剤の排出量を多くできるので、現像槽の現像剤量を一定に保つことができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図面を参照して説明する。
図8は第3実施形態に係る現像装置の現像槽運転時間とキャリア補給量との関係を示すグラフ、図9は前記現像装置の運転時間とキャリアの劣化度との関係を示すグラフである。
第3実施形態は、第1実施形態の現像装置1と同様な構成を有する現像装置において、現像装置にキャリアを補給する際に、補給キャリアを補給トナー中に混合せずに、トナーとキャリアを別々に補給するようにしたものである。
第3実施形態における現像剤の排出動作は、ドットカウンタによってトナー補給量に応じて行なうものではなく、キャリアの補給に合わせて行なうようにしたものである。
キャリアの補給は、キャリアの劣化具合に応じて行なうことが望ましく、劣化度合いは、現像槽運転時間に依存する。従って、キャリアの補給は、現像槽運転時間に応じて行なうのが良く、結果的に現像剤排出もまた現像槽運転時間に応じて行なうことになる。
キャリアの補給は、図8に示すように、例えば、現像槽運転時間がT1に到達するまで実行されず、T1を越えた場合に一定時間ごとに一定量のキャリアを補給するようにされている。
ここで、第3実施形態において、現像槽の運転時間とキャリアの劣化が比例すると仮定し、時間100での劣化を100とするように表現する。また、新しいキャリアが既存の現像剤に混ざった場合は、現像槽中に存在した平均時間で現像槽中のキャリアの劣化状態を表すことができると仮定する。
このように仮定した条件の下で、現像槽の運転時間とキャリアの劣化度の関係をグラフに表すと、キャリアの補給が無い場合をケース1とすると、図9に示すように、運転時間とキャリアの劣化が比例したグラフになる。尚、図9において、運転時間は任意のスケールとし、キャリアの劣化度は運転時間に対する相対値で表すものとする。
次に、運転時間10ごとに現像槽中のキャリアの3(%)を新しいキャリアに置き換える場合を計算すると、図9に示すケース2のようなグラフになる。
次に、運転時間200までは補給をせず、運転時間200を越えてから運転時間10ごとに現像槽中のキャリアの3(%)を新しいキャリアに置き換えた場合は、図9に示すケース3のようになる。
また、運転時間300までは補給をせず、運転時間300を越えてから運転時間10ごとに現像槽中のキャリアの3(%)を新しいキャリアに置き換えた場合は、図9に示すケース4のようになる。
従って、図9に示すように、例えば、キャリアの劣化の度合いとして運転時間が350乃至400程度までは使用できるレベルだとすると、運転時間300までは補給せずに、運転時間300から補給をしても問題はないことがわかる。
以上により、第3実施形態によれば、ある運転時間までキャリアを補給せずに、一定時間が経過してからキャリアの補給を始めるという図8に示すようなキャリアの補給方式は有効である。
以上、上述した実施形態では、本発明に係る現像装置1を図1に示すような画像形成装置100に適用した例について説明したが、2成分現像剤を使用する現像装置を用いる画像形成装置であれば、上述したような構成の画像形成装置や複写機に限定されるものではなく、その他の画像形成装置等に展開が可能である。
例えば、現像装置を6色分(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタ)を配置することにより、フルカラーの画像形成装置にも適用することが可能である。
以上のように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1,201 現像装置
2 現像槽
3 現像ローラ
4 供給スクリュー
4A 供給用搬送路
5 攪拌スクリュー
5A,205A 攪拌用搬送路
6 回収スクリュー
6A 回収用搬送路
7 規制ブレード(現像剤量規制部材)
8 マグネットローラ
9 現像スリーブ
30 搬送部
40 定着装置
50 画像形成ステーション部
51 感光体ドラム(静電潜像担持体)
52 帯電装置
53 露光装置
55 転写装置
60 供給トレイ
61 連通部
62a1 第1排出口(排出口)
62a2 第2排出口(排出口)
63 排出口シャッター(現像剤排出手段)
100 画像形成装置
H1 第1排出路
H2 第2排出路
P 用紙
SC2 排出スクリュー

Claims (9)

  1. トナーと磁性キャリアとを含む現像剤を収容する現像槽と、磁極を備えるマグネットローラを内包し、表面に前記現像剤を担持し、静電潜像担持体表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する現像ローラと、前記現像ローラに前記現像剤を供給する攪拌部材と、前記現像ローラ表面に担持される現像剤量を規制する現像剤量規制部材とを備え、
    前記現像槽には、前記現像剤を前記マグネットローラに供給する供給用搬送路と、前記マグネットローラから開放された前記現像剤を回収する回収用搬送路と、前記現像剤を攪拌するための攪拌用搬送路とが構成され、
    前記現像槽内に必要に応じてトナーとキャリアとが補給されるとともに、前記現像槽から前記現像剤を逐次排出するように構成された現像装置において、
    前記現像剤量規制部材により前記現像ローラの現像領域における現像剤量を規制する層厚規制位置を、前記マグネットローラの中心より下方とし、
    前記供給用搬送路の現像剤搬送方向を、前記回収用搬送路の現像剤搬送方向と同一方向とし、
    前記攪拌用搬送路の現像剤搬送方向を、前記供給用搬送路の現像剤搬送方向及び前記回収用搬送路の現像剤搬送方向と逆方向とし、
    前記回収用搬送路は、前記現像剤を排出する排出口と、前記排出口を開閉することで前記排出口から排出される前記現像剤の排出量を制御する現像剤排出手段と、を備えることを特徴とする現像装置。
  2. 前記排出口は、前記回収用搬送路の現像剤搬送方向下流側寄りに設けられることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記排出口は、前記回収用搬送路の前記攪拌用搬送路との連通部よりも現像剤搬送方向上流側に設けられることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記攪拌用搬送路は、前記現像剤を排出する排出口を備えることを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載の現像装置。
  5. 前記現像剤排出手段は、磁性キャリアが補給される際に、前記磁性キャリアの補給量に応じて一定時間の間、前記排出口を開口することを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載の現像装置。
  6. 前記補給されるトナーの中には所定の割合で磁性キャリアが混合されており、
    前記現像剤排出手段は、トナーの消費量を計測する印字のドットカウンタによって前記排出口の開口時間を制御することを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載の現像装置。
  7. 前記現像装置は、トナー補給とキャリア補給とを別々に制御するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載の現像装置。
  8. 前記現像装置は、該現像装置の運転時間が一定時間に達するまでキャリアの補給を行わず、一定時間が経過した後に、前記キャリアの補給を開始することを特徴とする請求項7に記載の現像装置。
  9. 表面に静電潜像が形成される静電潜像担持体と、静電潜像担持体表面を帯電させる帯電装置と、静電潜像担持体表面に静電潜像を形成する露光装置と、静電潜像担持体表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、静電潜像担持体表面のトナー像を記録媒体に転写する転写装置と、前記転写されたトナー像を記録媒体に定着させる定着装置とを備え、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置において、
    前記現像装置として、請求項1乃至8のうちの何れか一項に記載の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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